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Title:
LANCING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/078499
Kind Code:
A1
Abstract:
A lancing device (1) including a hollow lancing body (2) having a projection opening (2a) in its side face, a tube (3) received in the lancing body (2) and having an action section (3a) acting on the inside of the human body, and guidance means (4) for projecting the action section (3a) of the tube (3) sideways from the projection opening (2a). The guidance means (4) has a wire (5) placed inside the tube (3) and movement means (6) for moving the wire (5) in the longitudinal direction of the lancing body (2). The movement means (6) adjusts the amount of movement of the wire (5) to project it from the projection opening (2a). The projection of the wire (5) projects the action section (3a) of the tube (3). The action section (3a) can be reliably made to act on a desired portion in the human body.

Inventors:
HORIE OSAMU
KOMORI HIROMICHI
HARO HIROTAKA
Application Number:
PCT/JP2007/072980
Publication Date:
July 03, 2008
Filing Date:
November 28, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MEDTRONIC SOFAMOR DANEK CO LTD (JP)
HORIE OSAMU
KOMORI HIROMICHI
HARO HIROTAKA
International Classes:
A61M25/00; A61B10/02
Foreign References:
JP2002508987A2002-03-26
JP2006527629A2006-12-07
JP2003523258A2003-08-05
Attorney, Agent or Firm:
OHSHIMA, Yasutoshi et al. (Shinsaibashi Columnar Bldg.11-16, Minamisenba 4-chome,Chuo-k, Osaka-shi Osaka 81, JP)
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Claims:
側面に突出口を有する内腔状の穿刺体と、該穿刺体内に収容され、体内に作用する作用部を有する作用体と、該作用体の作用部を突出口から側方へ突出させる誘導手段とを備えたことを特徴とする穿刺装置。
前記誘導手段は、穿刺体内に収容され前記作用体を誘導するワイヤと、該ワイヤを前記突出口から穿刺体の側方へ出退自在に移動させる移動手段とからなることを特徴とする請求項1に記載の穿刺装置。
前記作用体はチューブであって、該チューブ内に前記ワイヤが挿通されていることを特徴とする請求項2に記載の穿刺装置。
前記移動手段は、穿刺体に対してその長さ方向にワイヤを移動させることを特徴とする請求項2に記載の穿刺装置。
前記移動手段は、穿刺体に対して軸回転自在な操作部と、該操作部に螺合結合すると共に軸回転を規制されたワイヤ支持部とからなり、操作部を軸回転させることにより、穿刺体に対してその長さ方向にワイヤを移動させることを特徴とする請求項4に記載の穿刺装置。
前記移動手段は、作用部の突出量を調節可能であることを特徴とする請求項2に記載の穿刺装置。
前記移動手段は、作用部の向きを変更可能であることを特徴とする請求項2に記載の穿刺装置。
Description:
穿刺装置

 本発明は、体内の目的の部位に薬剤注入 レーザー照射を行ったり、目的の個所から 内物質を吸引したりすることが可能な穿刺 置に関する。

 脊椎は、24個の椎骨が縦に重なって形成 れており、椎骨と椎骨との間を椎間板が結 している。図13に示すように、椎間板は、円 板状の軟骨であって、中央のゼリー状の髄核 を線維輪が囲む構造をしており、衝撃をやわ らげる働きがある。椎骨は、椎体と背部の椎 弓からなり、椎弓の間に椎孔が形成される。 この椎孔の中を脊髄が走っている。

 椎間板ヘルニアは、頚椎、腰椎等の脊椎 発生し、線維輪に亀裂が生じ、そこから中 ある髄核が飛び出した状態(脱出型)や、線 輪に亀裂が無く髄核と線維輪が一緒に膨れ た状態(膨隆型)のことであって、飛び出した (膨れ出た)髄核により背側の脊髄や神経根が 迫されるため、激しい痛みや腫れ等の症状 起こる。

 治療法としては、保存療法と手術があり 保存療法で治らない場合に、手術を行う。 術としては、ヘルニアを摘出するLove法、椎 体固定術、穿刺法により椎間板内に酵素を注 入して内圧を減じ、圧迫刺激状態下にある神 経根を除圧する椎間板内酵素注入療法、薬物 を用いずに外部進入による椎間板造影の要領 で髄核を部分的に除去し、椎間板内圧を低下 させる経皮的髄核摘出術等がある。

 これらのうち、椎間板内酵素注入療法の うに薬剤を使用して治療を行う場合、薬剤 患部に正確に注入する必要がある。また、 影剤を注入する場合にも同様に正確性が求 られる。薬物や造影剤を注入するには、通 、穿刺器具を用いて針を穿刺し、針の先端 口より薬剤等を注入する。

 しかしながら、手術では、脊髄や内臓、 等の位置関係により、針を穿刺する方向が め背側からの一定の方向に限定されてしま (図13)。したがって、針の穿刺方向(針の刺 方向)にしか薬剤等が注入されないため、椎 板全体に薬剤が注入されてしまい、患部以 の部分にも薬剤が作用してしまう。このよ に、従来は、穿刺方向と異なる方向へ薬剤 注入できず、患部に限定的に薬剤を作用さ ることが困難であった。

 そこで、特許文献1には、椎間板の内部であ る機能を行うために、椎間板の内部へ進入す る装置および方法が開示されている。この装 置は、内腔のあるカテーテルと、遠位部およ び近位部があり、かつ、そのカテーテルの内 腔の内部に位置するように、しかもその内腔 に対して移動するように構成された案内ワイ ヤとを備えており、案内ワイヤが、椎間板の 内側部分の内部でそれ自体を椎間板の選択部 分へ導くことのできるものであり、カテーテ ルが、椎間板の内側部分の内部で前記選択部 分まで案内ワイヤの通路をたどるように、案 内ワイヤに対して前進させることのできるも のである。

特表2003-523258号公報

 しかしながら、特許文献1記載の装置は、 カテーテルの先端から案内ワイヤを延長させ ているため、カテーテルの口を穿刺方向と異 なる方向に強制的に向けることができない。 また、案内ワイヤは、線維輪の内壁をつたっ て前進するのみで、その移動を制御できず、 目的の箇所へカテーテルを誘導するのが困難 であった。

 本発明は、上記課題に鑑み、確実に目的 箇所に作用することのできる穿刺装置を提 することを目的とする。

 上記目的を達成するため、本発明は、側 に突出口を有する内腔状の穿刺体と、穿刺 内に収容され、体内に作用する作用部を有 る作用体と、作用体の作用部を突出口から 方へ突出させる誘導手段とを備えたことを 徴とする穿刺装置である。

 穿刺体の側面に形成された突出口から側 へ作用部を突出させることができるので、 刺方向と異なる方向へ作用部を向けること できる。したがって、特に、椎間板ヘルニ の手術の場合のように、神経、骨、内臓等 配置により穿刺方向が限られている場合に 適に使用することができる。また、突出口 開口方向へ作用部を向けることができるの 、指向性が高い。

 突出口の数は、少なくとも1つあればよい が、複数であってもよい。また、その形成位 置は、穿刺体の先端側が好ましいが、これに 限定されるものではない。

 作用部とは、体内に対して何らかの作用 及ぼす部位であり、例えば、薬剤、造影剤 インプラント等の物質を注入するための注 口、体内物質を除去するための吸引口、熱 光、レーザー等の電気的な作用点、撮像装 のレンズ等が挙げられるが、これらに限定 れるものではない。すなわち、作用体とし は、体内に物質を注入又は体内物質を吸引 るためのチューブ(カテーテル)、レーザー 射等の電気的な作用を与える部材、撮像装 等、目的に応じて変更可能である。なお、 用部の形成位置は、作用体の先端であって 、側面であってもよい。

 誘導手段としては、作用体自体を形状記 素材により形成し、所定条件にて作用部を 出口から突出させてもよいし、または、ワ ヤ等の他の素材で作用体を支持し、作用部 突出口から突出させるようにしてもよい。 者の場合、ワイヤ等の他の素材を形状記憶 材から構成し、所定条件にて作用部を突出 から突出させるようにしてもよいが、誘導 段を、穿刺体内に収容され作用体を誘導す ワイヤと、ワイヤを突出口から穿刺体の側 へ出退自在に移動させる移動手段とから構 することができる。ワイヤの突出口からの 退に伴い、作用部を突出させたり収容させ りすることができる。

 移動手段は、穿刺体に対してその長さ方 にワイヤを移動させることができる。ワイ を穿刺体の先端側へ移動させれば、穿刺体 でワイヤに撓みが生じ、その一部を突出口 ら突出させることができる。このワイヤの 出に伴い、ワイヤに支持された作用部を突 口から突出させることができる。反対に、 イヤを穿刺体の近位側へ移動させれば、穿 体内でのワイヤの撓みが解消され、ワイヤ 直線状に戻る。このワイヤの動きに伴い、 用部を穿刺体内に収容することができる。 のように簡単な構成で、作用部の突出と収 の操作を行うことができる。なお、ワイヤ 撓みを生じさせるために、ワイヤの先端付 を穿刺体に固定するか、またはストッパー 当接させればよい。

 より具体的には、移動手段は、穿刺体に して軸回転自在な操作部と、操作部に螺合 合すると共に軸回転を規制されたワイヤ支 部とから構成し、操作部を軸回転させるこ により、穿刺体に対してその長さ方向にワ ヤ支持部とこれに支持されたワイヤを移動 せることができる。

 また、移動手段の別の構成としては、操 部を、穿刺体に対して軸回転自在でかつ長 方向に進退可能に螺合結合し、かつ、ワイ を操作部に対して軸回転自在に支持する構 としてもよい。操作部を穿刺体の先端側へ 動させれば、穿刺体内でワイヤに撓みが生 、作用部を突出口から突出させることがで る。このとき、ワイヤは操作部に軸回転自 に支持されているので、ワイヤは軸回転せ にすむ。

 さらにまた、移動手段の別の構成として 、ピストル型のレバーを操作することによ 、ワイヤ部分を撓ませたり、直線状に復元 せたりしてもよいし、注射器のようにピス ン状に操作部を押したり引いたりすること より、ワイヤ部分を撓ませたり、直線状に 元させたりしてもよい。

 また、移動手段は、作用部の突出量を調 可能とすることができる。ワイヤの移動量 ワイヤの突出量と作用部の突出量とはそれ れ比例しているため、移動手段でワイヤの 動距離を調節することにより作用部の突出 を調節することができる。

 さらにまた、移動手段は、作用部の向き 変更可能とすることができる。この構成に れば、より精度の高い手術が可能となる。

 なお、ワイヤによる作用体の支持は、作 体にワイヤを接着や締結等の手段により固 してもよいが、作用体がチューブ状である 合にはその筒内にワイヤを挿通させること より支持することができる。筒内に挿通さ れば、ワイヤの動きを正確に作用体に伝え ことができるので好ましい。

 本発明によると、穿刺体の側面に形成さ た突出口から作用部を突出させることがで るので、穿刺方向と異なる方向へ作用部を けることができる。したがって、特に、椎 板ヘルニアの手術の場合のように、神経、 、内臓等の配置により穿刺方向が限られて る場合に好適に使用することができる。

本実施形態の穿刺装置の斜視図であっ 、作用部の突出状態を示す図 図1のA部拡大図 本実施形態の穿刺装置の斜視図であっ 、作用部の収納状態を示す図 図3のB部拡大図 図3のC部拡大図 本実施形態の穿刺装置の分解斜視図 図6のD部拡大図 図6のE部拡大図 図6のF部拡大図 図6のG部拡大図 本実施形態の穿刺装置の断面図であっ て、(a)は作用部の突出状態を示す側面断面図 、(b)は作用部の収納状態を示す側面断面図 本実施形態の穿刺装置の要部拡大断面 図であって、(a)は作用部の突出状態を示す側 面断面図、(b)は作用部の収納状態を示す正面 断面図 本実施形態の穿刺装置の使用状態を示 す図

符号の説明

1  穿刺装置
2  穿刺体
2a 突出口
3  チューブ
3a 作用部
4  誘導手段
5  ワイヤ
6  移動手段
7  ハンドル部
8  操作部
9  ワイヤ支持部
10 ナット

 以下、本発明の実施形態を図面に基づい 説明する。図1は本実施形態の穿刺装置の斜 視図であって、作用部の突出状態を示す図、 図2は図1のA部拡大図、図3は本実施形態の穿 装置の斜視図であって、作用部の収納状態 示す図、図4は図3のB部拡大図、図5は図3のC 拡大図、図6は本実施形態の穿刺装置の分解 視図、図7は図6のD部拡大図、図8は図6のE部 大図、図9は図6のF部拡大図、図10は図6のG部 拡大図、図11は本実施形態の穿刺装置の断面 であって、(a)は作用部の突出状態を示す側 断面図、(b)は作用部の収納状態を示す側面 面図、図12は本実施形態の穿刺装置の要部 大断面図であって、(a)は作用部の突出状態 示す側面断面図、(b)は作用部の収納状態を す正面断面図、図13は本実施形態の穿刺装置 の使用状態を示す図である。

 本実施形態における穿刺装置1は、図1~図1 2に示すように、側面に突出口2aを有する内腔 状の穿刺体2と、穿刺体2内に収容され、体内 作用する作用部3aを有する作用体としての ューブ3と、チューブ3の作用部3aを突出口2a ら突出させ、所定の方向へ誘導する誘導手 4とを備える。誘導手段4は、穿刺体2内に収 され作用体を誘導するワイヤ5と、ワイヤ5を 突出口2aから出退自在に移動させる移動手段6 とからなる。

 穿刺体2は、内部に内腔部を有し、側面に 突出口2aを有するステンレススチール製の筒 体で、先端は先尖形状に閉塞されている。 お、穿刺体2の材質は上記に限定されるもの ではなく、ニチノール等の他の材料を用いて もよい。突出口2aは、穿刺体2の先端側の側面 に、軸方向に縦長の開口が1つ形成される。 た、穿刺体2の近位側の開口端には、後述す ハンドル部7と連結するための連結部2bが設 られる。連結部2bは、ハンドル部7内に挿入 る挿入部分2cと、ストッパー2dとから構成さ れる。

 チューブ3は、筒状の樹脂製管であって、 先端側の開口が作用部3aとなる。なお、チュ ブ3の側方に作用部3aとなる開口を設けても い。また、チューブ3の素材は、突出口2aか 突出可能な程度の可撓性を有する素材であ ばゴム等の他の素材に変更可能である。チ ーブ3は、内部にワイヤ5が挿通され、ワイ 5と共にその近位端が後述のワイヤ支持部9に 固定されている。チューブ3の先端(作用部3a) 、突出口2aに対向する位置に配される。

 ワイヤ5は、ニチノール製で線状に形成さ れ、その先端が穿刺体2の先端に当接する位 に配され、穿刺体2の内面に固定される。な 、ワイヤ5の素材は、チューブ3を誘導でき 程度の剛性を備えているものであればよく ステンレススチール等の他の金属、樹脂等 他の素材を使用してもよい。また、ワイヤ5 形状は、線状に限定されるものでなく、テ プ状など他の形状に形成してもよい。さら また、ワイヤ5の先端を穿刺体2に固定しな 形態や、ワイヤ5の先端を穿刺体2の先端から 離反させた形態としてもよい。移動手段6に り、ワイヤ5を穿刺体2の先端側へ移動させれ ば、ワイヤ5の先端は穿刺体2の先端に当接す ため、ワイヤ5を撓ませることは可能である 。

 移動手段6は、穿刺体2に固定される内腔 のハンドル部7と、ハンドル部7の内腔部に軸 回転自在に支持され、内周面にねじ部8aが形 された内腔状の操作部8と、ワイヤ5を支持 ると共に、ハンドル部7及び操作部8内に収容 され、操作部8のねじ部8aと螺合するねじ部9a 外周面に形成されたワイヤ支持部9とからな る。なお、ハンドル部は、穿刺体と一体的に 形成してもよい。

 ハンドル部7及び操作部8は金属製又は樹 製とされる。ハンドル部7は、先端側の端部 面にねじ部7aが形成されており、ねじ部7a内 に穿刺体2の連結部2bの挿入部分2cを挿入した 、ナット10で固定することにより、ハンド 部7と穿刺体2とを連結し固定することができ る。また、ハンドル部7の近位側の端部には 内径が他よりも大とされた拡大部7bが段差状 に形成され、この拡大部7b内に操作部8が軸回 転自在に嵌め込まれる。操作部8の外周面に 周方向に溝8bが形成され、この溝8bに拡大部7 b内面の固定ピン7cが嵌合することにより、ハ ンドル部7は操作部8の軸方向への移動を規制 る。さらにまた、ハンドル部7の近位側の端 部の外周面には、側面視が略T字状になるよ に把持部7dが設けられる。この把持部7dによ 、ハンドル部7が握りやすくなる。

 ワイヤ支持部9は、筒状体であって、ワイ ヤ5及びチューブ3の近位端を固定する。ワイ 支持部9は、ハンドル部7及び操作部8内に収 される。また、ワイヤ支持部9の周面にはね じ部9aが形成されており、操作部8のねじ部8a 螺合結合される。また、ワイヤ支持部9の外 周面には軸方向に延びる溝9cが形成され、こ 溝9cにハンドル部7外面の固定ピン7eが嵌合 ることにより、ハンドル部7はワイヤ支持部9 の軸回転を規制している。なお、ワイヤ支持 部9の近位端の開口9bからチューブ3の作用部3a まで連通しており、ワイヤ支持部9の開口9bか ら薬剤を挿入して、作用部3aから排出するこ ができる。

 以上の構成により、操作部8は軸方向への 移動が規制され、また、ワイヤ支持部9は軸 転が規制されているので、ハンドル部7(穿刺 体2)に対して操作部8を軸回転させることによ り、操作部8に螺合結合したワイヤ支持部9と イヤ5を穿刺体2に対してその長さ方向に出 入れ移動させることができる。すなわち、 イヤ支持部9を先端側へ移動させることによ ワイヤ5を撓ませ(図1、図11(a)及び図12(a))反 に、ワイヤ支持部9を近位側へ移動させるこ によりワイヤ5の撓みを解除するというよう に(図3、図11(b)及び図12(b))、操作部8の回転操 でワイヤ5の撓み量を調節することができる 。また、ワイヤ5の撓み量は、突出口2aからの ワイヤ5の突出量、すなわち作用部3aの突出量 に比例しているため、作用部3aの突出量を調 することができる。さらにまた、ワイヤ5は 突出口2aから山状に突出するので、ワイヤ5の 突出量により山の傾斜面の角度を変更するこ とができ、作用部3aの向きを変更することが きる。

 このような構成の穿刺装置1を用いて、椎 間板ヘルニアの手術を行う場合について図13 いて簡単に説明する。椎間板内に酵素等の 剤を注入して内圧を減じ、圧迫刺激状態下 ある神経根を除圧する椎間板内酵素注入療 の場合、まず、チューブ3を穿刺体2内に収 した状態で、患者の背側から斜めに穿刺体2 部分を穿刺する。そして、ハンドル部7を軸 回転させて突出口2aの向きを患部側へ向けた 、操作部8を軸回転させ、ワイヤ5と共に作 部3aを突出させる。そして、作用部3aが患部 向くようにワイヤ5の突出量を調節した後、 開口9bから薬剤を投入し、ワイヤ支持部9及び チューブ3を介して作用部3aから薬剤を排出さ せる。このように、作用部3aを患部に向ける とができるので、薬剤を効果的に患部に作 させることができる。

 なお、本発明は上記実施形態に限定され ものではなく、本発明の範囲内で上記実施 態に多くの修正及び変更を加え得ることは 論である。例えば、上記実施形態では、椎 板ヘルニアの手術を行う場合について説明 たが、眼球等の他の身体部分の手術に適用 ることができる。

 本発明は、確実に目的の箇所に作用する とのできる穿刺装置に有用に利用すること できる。