Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
LIGHTING DEVICE, LIGHTING UNIT, VEHICLE, CONTROL METHOD, AND CONTROL DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/175072
Kind Code:
A1
Abstract:
The present disclosure addresses the problem of suppressing the flow of overcurrent into a light source unit. A lighting device (1) comprises: a power conversion unit (3); a bypass switch (Q1); a switch control unit (42); and a power control unit (41). The power conversion unit (3) supplies power to a light source unit (10). The bypass switch (Q1) is electrically connected in parallel to a second light source unit (22). In the case that the state of the second light source unit (22) is to be switched from a connected state to a short-circuit state, the power control unit (41) has a function to switch the size of the output current (I1) after the switch control unit (42) has controlled the bypass switch (Q1) to switch the second light source unit (22) from the connected state to the short-circuit state. The connected state is a state in which the second light source unit (22) is electrically connected to the first light source unit (21), and the short-circuit state is a state in which the second light source unit (22) is electrically short circuited.

Inventors:
KAMBARA TAKASHI
INADA YOSHIYUKI
MORIWAKI TOSHIYA
KOIZEKI MASAHIKO
Application Number:
PCT/JP2020/004472
Publication Date:
September 03, 2020
Filing Date:
February 06, 2020
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
PANASONIC IP MAN CO LTD (JP)
International Classes:
H05B45/00; B60Q1/04
Foreign References:
JP2014197495A2014-10-16
JP2017210099A2017-11-30
JP2018170255A2018-11-01
Attorney, Agent or Firm:
HOKUTO PATENT ATTORNEYS OFFICE (JP)
Download PDF:
Claims:
〇 2020/175072 46 卩(:171? 2020 /004472

請求の範囲

[請求項 1 ] 互いに電気的に直列接続された第 1光源部及び第 2光源部を含む光 源ユニッ トに出力電流を出力して電力を供給する電力変換部と、 前記第 2光源部に電気的に並列接続されたバイパススイッチと、 前記バイパススイッチを制御するスイッチ制御部と、

前記電力変換部を制御する電力制御部と、 を備え、

前記電力変換部は、

前記バイパススイッチのオン/オフの状態に応じて前記出力電流 の大きさを切り替えて前記光源ユニッ トに電力を供給し、

前記電力制御部は、

前記第 2光源部の状態が、 前記第 2光源部が前記第 1光源部に電 気的に接続されており前記第 2光源部に前記出力電流が流れる接続状 態から、 前記第 2光源部が電気的に短絡されている短絡状態に切り替 えられる場合、 前記スイッチ制御部が前記バイパススイッチを制御し て前記第 2光源部を前記接続状態から前記短絡状態に切り替えた後に 、 前記出力電流の大きさを切り替える機能を有する、 点灯装置。

[請求項 2] 前記電力制御部は、

前記第 2光源部が前記短絡状態から前記接続状態に切り替えられ る場合、 前記スイッチ制御部が前記バイパススイッチを制御して前記 第 2光源部を前記短絡状態から前記接続状態に切り替える前に、 前記 出力電流の大きさを切り替える機能を更に有する、 請求項 1 に記載の点灯装置。

[請求項 3] 前記接続状態では、 前記バイパススイッチがオフ状態であり、 前記短絡状態では、 前記バイパススイッチがオン状態である、 請求項 2に記載の点灯装置。

[請求項 4] 前記スイッチ制御部は、

前記第 2光源部を前記接続状態から前記短絡状態に切り替える場 〇 2020/175072 47 卩(:171? 2020 /004472

合、 前記バイパススイッチが前記オフ状態から前記オン状態になるよ うに前記バイパススイッチを制御し、

前記電力制御部は、

前記第 2光源部が前記接続状態から前記短絡状態に切り替えられ る場合、 前記スイッチ制御部が前記バイパススイッチを前記オフ状態 から前記オン状態に切り替えた後に、 前記出力電流の大きさを切り替 える、

請求項 3に記載の点灯装置。

[請求項 5] 前記スイッチ制御部は、

前記第 2光源部を前記短絡状態から前記接続状態に切り替える場 合、 前記バイパススイッチが前記オン状態から前記オフ状態になるよ うに前記バイパススイッチを制御し、

前記電力制御部は、

前記第 2光源部が前記短絡状態から前記接続状態に切り替えられ る場合、 前記スイッチ制御部が前記バイパススイッチを前記オン状態 から前記オフ状態に切り替える前に、 前記出力電流の大きさを切り替 える、

請求項 3又は 4に記載の点灯装置。

[請求項 6] 前記電力制御部は、

前記バイパススイッチの切替以前に前記出力電流の電流値を、 前 記短絡状態における前記出力電流の第 1 目標値及び前記接続状態にお ける前記出力電流の第 2目標値のうちのいずれか小さいほうの電流値 とし、

前記バイパススイッチの切替以後に前記出力電流の電流値を、 前 記第 1 目標値及び前記第 2目標値のうち、 切替後の前記第 2光源部の 状態における前記出力電流の目標値とする、

請求項 1〜 3のいずれか 1項に記載の点灯装置。

[請求項 7] 前記電力制御部は、 〇 2020/175072 48 卩(:171? 2020 /004472

前記バイパススイッチの切替以前に前記出力電流の電流値を、 前 記短絡状態における前記出力電流の第 1 目標値及び前記接続状態にお ける前記出力電流の第 2目標値の両方よりも小さい電流値とし、 前記バイパススイッチの切替以後に前記出力電流の電流値を、 前 記第 1 目標値及び前記第 2目標値のうち、 切替後の前記第 2光源部の 状態における前記出力電流の目標値とする、

請求項 1〜 3のいずれか 1項に記載の点灯装置。

[請求項 8] 前記第 1光源部に電気的に並列接続された第 1バイパススイッチを 更に備え、

前記第 1バイパススイッチは、 前記第 2光源部に電気的に並列接続 された前記バイパススイツチである第 2バイパススイツチとは別体で ぁり、

前記スイッチ制御部は、 前記第 1バイパススイッチを制御し、 前記電力変換部は、

前記第 1バイパススイッチのオン/オフの状態に応じて前記出力 電流の大きさを切り替えて前記光源ユニッ トに電力を供給し、 前記電力制御部は、

前記第 1光源部の状態が、 前記第 1光源部が前記第 2光源部に電 気的に接続されており前記第 1光源部に前記出力電流が流れる第 1状 態から、 前記第 1光源部が電気的に短絡されている第 2状態に切り替 えられる場合、 前記スイッチ制御部が前記第 1バイパススイッチを制 御して前記第 1光源部を前記第 1状態から前記第 2状態に切り替えた 後に、 前記出力電流の大きさを切り替える機能を更に有する、 請求項 1〜 7のいずれか 1項に記載の点灯装置。

[請求項 9] 前記電力制御部は、

前記第 1光源部が前記第 2状態から前記第 1状態に切り替えられ る場合、 前記スイッチ制御部が前記第 1バイパススイッチを制御して 前記第 1光源部を前記第 2状態から前記第 1状態に切り替える前に、 〇 2020/175072 49 卩(:171? 2020 /004472

前記出力電流の大きさを切り替える機能を更に有する、

請求項 8に記載の点灯装置。

[請求項 10] 前記光源ユニッ トは、 前記第 1光源部及び前記第 2光源部に直列接 続された第 3光源部を更に含み、

前記第 3光源部に電気的に並列接続された第 3光源部用バイパスス イッチを更に備え、

前記スイッチ制御部は、 前記第 3光源部用バイパススイッチを制御 し、

前記電力変換部は、

前記第 3光源部用/ イパススイッチのオン/オフの状態に応じて 前記出力電流の大きさを切り替えて前記光源ユニッ トに電力を供給し \

前記電力制御部は、

前記第 3光源部の状態が、 前記第 3光源部が前記第 1光源部及び 前記第 2光源部の少なくとも一方に電気的に接続されており前記第 3 光源部に前記出力電流が流れる接続状態から、 前記第 3光源部が電気 的に短絡されている短絡状態に切り替えられる場合、 前記スイッチ制 御部が前記第 3光源部用バイパススイッチを制御して前記第 3光源部 を前記第 3光源部の前記接続状態から前記第 3光源部の前記短絡状態 に切り替えた後に、 前記出力電流の大きさを切り替える機能を更に有 する、

請求項 1〜 9のいずれか 1項に記載の点灯装置。

[請求項 1 1 ] 前記電力制御部は、

前記第 3光源部が前記第 3光源部の前記短絡状態から前記第 3光 源部の前記接続状態に切り替えられる場合、 前記スイッチ制御部が前 記第 3光源部用バイパススイッチを制御して前記第 3光源部を前記第 3光源部の前記短絡状態から前記第 3光源部の前記接続状態に切り替 える前に、 前記出力電流の大きさを切り替える機能を更に有する、 〇 2020/175072 50 卩(:171? 2020 /004472

請求項 1 〇に記載の点灯装置。

[請求項 12] 請求項 1〜 1 1のいずれか 1項に記載の点灯装置と、

前記第 1光源部と、

前記第 2光源部と、

前記第 1光源部及び前記第 2光源部を収納するハウジングと、 を備 える、

灯具。

[請求項 13] 請求項 1 2に記載の灯具と、

前記灯具を搭載する車体と、 を備える、

車両。

[請求項 14] 互いに電気的に直列接続された第 1光源部及び第 2光源部を含む光 源ユニッ トに出力電流を出力して電力を供給する電力変換部と、 前記 第 2光源部に電気的に並列接続されたバイパススイッチと、 を制御す る制御方法であって、

前記第 2光源部の状態が、 前記第 2光源部が前記第 1光源部に電気 的に接続されており前記第 2光源部に前記出力電流が流れる接続状態 から、 前記第 2光源部が電気的に短絡されている短絡状態に切り替え られる場合、 前記バイパススイッチを制御して前記第 2光源部を前記 接続状態から前記短絡状態に切り替えた後に、 前記出力電流の大きさ を切り替えるステップと、

前記第 2光源部が前記短絡状態から前記接続状態に切り替えられる 場合、 前記バイパススイッチを制御して前記第 2光源部を前記短絡状 態から前記接続状態に切り替える前に、 前記出力電流の大きさを切り 替えるステップと、 を有する、

制御方法。

[請求項 15] 前記光源ユニッ トは、 前記第 1光源部及び前記第 2光源部に直列接 続された第 3光源部を更に含み、

前記第 3光源部の状態が、 前記第 3光源部が前記第 1光源部及び前 〇 2020/175072 51 卩(:171? 2020 /004472

記第 2光源部の少なくとも一方に電気的に接続されており前記第 3光 源部に前記出力電流が流れる接続状態から、 前記第 3光源部が電気的 に短絡されている短絡状態に切り替えられる場合、 前記第 3光源部に 電気的に並列接続された第 3光源部用/ イパススイッチを制御して前 記第 3光源部を前記第 3光源部の前記接続状態から前記第 3光源部の 前記短絡状態に切り替えた後に、 前記出力電流の大きさを切り替える ステップと、

前記第 3光源部が前記第 3光源部の前記短絡状態から前記第 3光源 部の前記接続状態に切り替えられる場合、 前記第 3光源部用バイパス スイッチを制御して前記第 3光源部を前記第 3光源部の前記短絡状態 から前記第 3光源部の前記接続状態に切り替える前に、 前記出力電流 の大きさを切り替えるステップと、 を更に有する、 請求項 1 4に記載の制御方法。

[請求項 16] 互いに電気的に直列接続された第 1光源部及び第 2光源部を含む光 源ユニッ トに出力電流を出力して電力を供給する電力変換部と、 前記 第 2光源部に電気的に並列接続されたバイパススイッチと、 を制御す る制御装置であって、

前記バイパススイッチを制御するスイッチ制御部と、

前記電力変換部を制御する電力制御部と、 を備え、

前記電力制御部は、

前記第 2光源部の状態が、 前記第 2光源部が前記第 1光源部に電 気的に接続されており前記第 2光源部に前記出力電流が流れる接続状 態から、 前記第 2光源部が電気的に短絡されている短絡状態に切り替 えられる場合、 前記スイッチ制御部が前記バイパススイッチを制御し て前記第 2光源部を前記接続状態から前記短絡状態に切り替えた後に 、 前記出力電流の大きさを切り替える機能と、

前記第 2光源部が前記短絡状態から前記接続状態に切り替えられ る場合、 前記スイツチ制御部が前記バイパススイツチを制御して前記 〇 2020/175072 52 卩(:171? 2020 /004472

第 2光源部を前記短絡状態から前記接続状態に切り替える前に、 前記 出力電流の大きさを切り替える機能と、 を有する、 制御装置。

[請求項 17] 前記光源ユニッ トは、 前記第 1光源部及び前記第 2光源部に直列接 続された第 3光源部を更に含み、

前記スイッチ制御部は、 前記第 3光源部に電気的に並列接続された 第 3光源部用バイパススイッチを制御し、

前記電力制御部は、

前記第 3光源部の状態が、 前記第 3光源部が前記第 1光源部及び 前記第 2光源部の少なくとも一方に電気的に接続されており前記第 3 光源部に前記出力電流が流れる接続状態から、 前記第 3光源部が電気 的に短絡されている短絡状態に切り替えられる場合、 前記スイッチ制 御部が前記第 3光源部用バイパススイッチを制御して前記第 3光源部 を前記第 3光源部の前記接続状態から前記第 3光源部の前記短絡状態 に切り替えた後に、 前記出力電流の大きさを切り替える機能と、 前記第 3光源部が前記第 3光源部の前記短絡状態から前記第 3光 源部の前記接続状態に切り替えられる場合、 前記スイッチ制御部が前 記第 3光源部用バイパススイッチを制御して前記第 3光源部を前記第 3光源部の前記短絡状態から前記第 3光源部の前記接続状態に切り替 える前に、 前記出力電流の大きさを切り替える機能と、 を更に有する 請求項 1 6に記載の制御装置。

Description:
\¥0 2020/175072 1 卩(:17 2020 /004472 明 細 書

発明の名称 : 点灯装置、 灯具、 車両、 制御方法、 及び制御装置 技術分野

[0001 ] 本開示は、 一般に点灯装置、 灯具、 車両、 制御方法、 及び制御装置に関す る。 本開示は、 より詳細には、 複数の光源部を点灯させる点灯装置、 点灯装 置を備える灯具、 灯具を備える車両、 複数の光源部の点灯を制御する制御方 法、 及び、 複数の光源部の点灯を制御する制御装置に関 する。

背景技術

[0002] 従来、 直列に接続された口ービーム用ライ トとハイビーム用ライ トとを点 灯させる点灯回路が開示されている (例えば、 特許文献 1参照) 。

[0003] 特許文献 1の点灯回路 (点灯装置) は、 複数の光源ブロック (光源部) を 電源に直列接続している。 そして、 特許文献 1の点灯回路は、 複数の光源ブ ロックの一部を短絡すると同時に、 残余の光源ブロックの数に応じて電源か らの供給電力を調整する。

[0004] ところで、 近年、 複数の光源部のうち短絡されていない光源部 の組合せに 応じて、 短絡されていない光源部への出力電流の電流 値を切り替える機能が 要求されている。 例えば、 複数の光源部の全てが接続されている状態 (複数 の光源部の全てが短絡されていない状態) と、 複数の光源部のうちの少なく とも 1つが短絡されている状態とで、 出力電流の電流値を切り替えることが 要求されている。 一例として、 複数の光源部のうちの少なくとも 1つが短絡 されている状態において、 複数の光源部の全てが接続されている状態よ りも 、 出力電流の電流値を大きくすることが要求さ れている。

[0005] ところが、 特許文献 1 に記載された従来の点灯装置では、 複数の光源部の うちの少なくとも 1つの光源部の状態が接続状態から短絡状態 切り替えら れる際に、 接続状態から短絡状態に切り替わった光源部 に過電流が流れるお それがあった。 接続状態は、 上記光源部が他の光源部に電気的に接続され て おり上記光源部に出力電流が流れる状態であ る。 短絡状態は、 上記光源部が 〇 2020/175072 2 卩(:171? 2020 /004472

電気的に短絡されている状態である。

[0006] より詳細には、 特許文献 1 に記載された従来の点灯装置では、 上記光源部 の状態を接続状態から短絡状態に切り替える タイミングと点灯装置から出力 される出力電流を変えるタイミングとがずれ る場合があった。 この場合、 上 記光源部の状態を接続状態から短絡状態に切 り替える際に、 上記光源部に対 して許容されている電流値よりも大きな過電 流が上記光源部に流れる可能性 があるという問題があった。 例えば、 上記光源部の状態を接続状態から短絡 状態に切り替えるタイミングよりも前に、 点灯装置から出力される出力電流 の電流値を、 上記光源部に対して許容されている電流値よ りも大きく した場 合、 上記光源部に対して許容されている電流値よ りも大きな過電流が上記光 源部に流れる。

先行技術文献

特許文献

[0007] 特許文献 1 :特開 2 0 0 8 _ 1 2 6 9 5 8号公報 発明の概要

[0008] 本開示は上記の点に鑑みてなされた開示であ り、 本開示の目的は、 光源部 に過電流が流れることを抑制できる点灯装置 、 灯具、 車両、 制御方法、 及び 制御装置を提供することにある。

[0009] 本開示の一態様に係る点灯装置は、 電力変換部と、 バイパススイッチと、 スイッチ制御部と、 電力制御部とを備える。 前記電力変換部は、 互いに電気 的に直列接続された第 1光源部及び第 2光源部を含む光源ユニッ トに出力電 流を出力して電力を供給する。 前記バイパススイッチは、 前記第 2光源部に 電気的に並列接続されている。 前記スイッチ制御部は、 前記バイパススイッ チを制御する。 前記電力制御部は、 前記電力変換部を制御する。 前記電力変 換部は、 前記バイパススイッチのオン/オフの状態に じて前記出力電流の 大きさを切り替えて前記光源ユニッ トに電力を供給する。 前記電力制御部は 、 前記第 2光源部の状態が接続状態から短絡状態に切 替えられる場合、 前 記スイッチ制御部が前記バイパススイッチを 制御して前記第 2光源部を前記 〇 2020/175072 3 卩(:171? 2020 /004472

接続状態から前記短絡状態に切り替えた後 に、 前記出力電流の大きさを切り 替える機能を有する。 前記接続状態は、 前記第 2光源部が前記第 1光源部に 電気的に接続されており前記第 2光源部に前記出力電流が流れる状態である 。 前記短絡状態は、 前記第 2光源部が電気的に短絡されている状態であ 。

[0010] 本開示の一態様に係る灯具は、 前記点灯装置と、 前記第 1光源部と、 前記 第 2光源部と、 ハウジングとを備える。 前記ハウジングは、 前記第 1光源部 及び前記第 2光源部を収納する。

[001 1 ] 本開示の一態様に係る車両は、 前記灯具と、 車体とを備える。 前記車体は 、 前記灯具を搭載する。

[0012] 本開示の一態様に係る制御方法は、 電力変換部と、 バイパススイッチとを 制御する制御方法である。 前記電力変換部は、 互いに電気的に直列接続され た第 1光源部及び第 2光源部を含む光源ユニッ トに出力電流を出力して電力 を供給する。 前記バイパススイッチは、 前記第 2光源部に電気的に並列接続 されている。 前記制御方法は、 前記第 2光源部の状態が接続状態から短絡状 態に切り替えられる場合、 前記バイパススイッチを制御して前記第 2光源部 を前記接続状態から前記短絡状態に切り替え た後に、 前記出力電流の大きさ を切り替えるステップを有する。 前記接続状態は、 前記第 2光源部が前記第 1光源部に電気的に接続されており前記第 2光源部に前記出力電流が流れる 状態である。 前記短絡状態は、 前記第 2光源部が電気的に短絡されている状 態である。 前記制御方法は、 前記第 2光源部が前記短絡状態から前記接続状 態に切り替えられる場合、 前記バイパススイッチを制御して前記第 2光源部 を前記短絡状態から前記接続状態に切り替え る前に、 前記出力電流の大きさ を切り替えるステップを有する。

[0013] 本開示の一態様に係る制御装置は、 電力変換部と、 バイパススイッチとを 制御する制御装置である。 前記電力変換部は、 互いに電気的に直列接続され た第 1光源部及び第 2光源部を含む光源ユニッ トに出力電流を出力して電力 を供給する。 前記バイパススイッチは、 前記第 2光源部に電気的に並列接続 されている。 前記制御装置は、 スイッチ制御部と、 電力制御部とを備える。 〇 2020/175072 4 卩(:171? 2020 /004472

前記スイツチ制御部は、 前記バイパススイツチを制御する。 前記電力制御部 は、 前記電力変換部を制御する。 前記電力制御部は、 前記第 2光源部の状態 が接続状態から短絡状態に切り替えられる場 合、 前記スイツチ制御部が前記 バイパススイツチを制御して前記第 2光源部を前記接続状態から前記短絡状 態に切り替えた後に、 前記出力電流の大きさを切り替える機能を有 する。 前 記接続状態は、 前記第 2光源部が前記第 1光源部に電気的に接続されており 前記第 2光源部に前記出力電流が流れる状態である 前記短絡状態は、 前記 第 2光源部が電気的に短絡されている状態であ 。 前記制御装置は、 前記第 2光源部が前記短絡状態から前記接続状態に り替えられる場合、 前記スイ ツチ制御部が前記バイパススイツチを制御し て前記第 2光源部を前記短絡状 態から前記接続状態に切り替える前に、 前記出力電流の大きさを切り替える 機能を有する。

図面の簡単な説明

[0014] [図 1]図 1 は、 実施形態 1 に係る点灯装置のブロック図である。

[図 2]図 2は、 同上の点灯装置を備える灯具の概略構成図で ある。

[図 3]図 3は、 同上の点灯装置が搭載される車両の概略構成 図である。

[図 4]図 4は、 同上の点灯装置の動作を示すフローチヤート である。

[図 5]図 5は、 同上の点灯装置の動作を示すフローチヤート である。

[図 6]図 6は、 同上の点灯装置の動作説明図である。

[図 7]図 7は、 同上の点灯装置の動作説明図である。

[図 8]図 8は、 同上の点灯装置の動作説明図である。

[図 9]図 9は、 同上の点灯装置の動作説明図である。

[図 1 0]図 1 0は、 実施形態 2に係る点灯装置の動作を示すフローチヤー で ある。

[図 1 1]図 1 1 は、 同上の点灯装置の動作説明図である。

[図 12]図 1 2は、 同上の点灯装置の動作説明図である。

[図 13]図 1 3は、 同上の点灯装置の動作説明図である。

[図 14]図 1 4は、 同上の点灯装置の動作説明図である。 [図 1 5]図 1 5は、 実施形態 3に係る点灯装置の動作を示すフローチヤー で ある。

[図 16]図 1 6は、 同上の点灯装置の動作説明図である。

[図 17]図 1 7は、 同上の点灯装置の動作説明図である。

[図 18]図 1 8は、 同上の点灯装置の動作説明図である。

[図 1 9]図 1 9は、 同上の点灯装置の動作説明図である。

[図 20]図 2 0は、 実施形態 4に係る点灯装置のブロック図である。

[図 21]図 2 1 は、 実施形態 5に係る点灯装置のブロック図である。

[図 22]図 2 2は、 同上の点灯装置の動作説明図である。

[図 23]図 2 3は、 実施形態 1 の変形例に係る点灯装置の動作説明図である 。 [図 24]図 2 4は、 実施形態 1 の他の変形例に係る点灯装置のブロック図で あ る。

[図 25]図 2 5は、 同上の点灯装置の動作説明図である。

発明を実施するための形態

[001 5] 以下に説明する実施形態及び変形例は、 本開示の一例に過ぎず、 本開示は 、 実施形態及び変形例に限定されない。 この実施形態及び変形例以外であつ ても、 本開示の技術的思想を逸脱しない範囲であれ ば、 設計等に応じて種々 の変更が可能である。

[0016] (実施形態 1 )

( 1 ) 構成

本実施形態の点灯装置 1 について、 図 1 〜図 3を参照して説明する。

[0017] 本実施形態の点灯装置 1 は、 自動車などの車両 2 0 0 (図 3参照) に搭載 される前照灯装置である灯具 1 〇〇 (図 2参照) に用いられる。 図 1 〜図 3 に示すように、 点灯装置 1 は、 複数の光源部 2として第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2を点灯させる。 第 1光源部 2 1 は、 すれ違い用 (口ービーム用 ) 前照灯として用いられ、 第 2光源部 2 2は、 走行用 (ハイビーム用) 前照 灯として用いられる。 第 1光源部 2 1 は、 直列接続された複数の L E D (L i g ht Em i t t i ng D i ode) で構成されている。 第 2光源部 2 2は、 直列接続された 〇 2020/175072 6 卩(:171? 2020 /004472

複数の 1_巳 0で構成されている。 なお、 第 1光源部 2 1は、 2以上の直列回 路が並列接続された構成であってもよい。 第 1光源部 2 1 における各直列回 路は、 直列接続された複数の !_巳 0で構成されている。 第 2光源部 2 2は、 複数の !_巳 0の直列回路が並列接続された構成であって よい。 第 2光源部 2 2における各直列回路は、 直列接続された複数の !_巳 0で構成されている 。 第 1光源部 2 1が有する !_巳 0の個数と、 第 2光源部 2 2が有する !_巳 0 の個数とは、 互いに異なっていてもよいし、 互いに同じであってもよい。

[0018] 図 1 に示すように、 点灯装置 1は、 第 1入力端子 1 1及び第 2入力端子

1 2と、 第 1出力端子 2 1〜第 3出力端子 2 3と、 を備えている。 こ こでいう 「端子」 とは、 電線等を接続するための部品 (端子) でなくてもよ く、 例えば電子部品のリード、 又は、 回路基板に含まれる導体の一部であっ てもよい。

[0019] 第 1入力端子 1 1及び第 2入力端子 1 2は、 直流電源巳 1の両端と電 気的に接続されている。 具体的には、 第 1入力端子 1 1は、 直流電源巳 1 の正極と電気的に接続され、 第 2入力端子 1 2は、 直流電源巳 1の負極と 電気的に接続されている。 直流電源巳 1は、 車両 2 0 0 (図 3参照) に搭載 されたバッテリである。

[0020] 第 1出力端子 2 1〜第 3出力端子 2 3は、 第 1光源部 2 1及び第 2光 源部 2 2と電気的に接続されている。 具体的には、 第 1出力端子 2 1 と第 2出力端子 2 2との間に、 第 1光源部 2 1 と第 2光源部 2 2との直列回路 が電気的に接続されている。 第 3出力端子 2 3は、 第 1光源部 2 1 と第 2 光源部 2 2との接続点と電気的に接続されている。 つまり、 第 1出力端子 2 1 と第 3出力端子 2 3との間に、 第 1光源部 2 1が電気的に接続されて おり、 第 3出力端子 2 3と第 2出力端子 2 2との間に第 2光源部 2 2が 電気的に接続されている。

[0021 ] 点灯装置 1は、 電力変換部 3と、 バイパススイッチ 0 1 と、 制御部 4 (制 御装置) と、 平滑コンデンサ<3 1 と、 を備えている。 点灯装置 1は、 複数の コンデンサ〇 2として、 第 1 コンデンサ〇 2 1及び第 2コンデンサ〇 2 2を 〇 2020/175072 7 卩(:171? 2020 /004472

更に備えている。

[0022] 電力変換部 3は、 バイパススイッチ〇 1のオン/オフの状態に応じて出力 電流丨 1 を切り替えて第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2に電力を供給する 。 より詳細には、 電力変換部 3は、 第 1入力端子 1 1及び第 2入力端子 1 2を介して直流電源巳 1 と電気的に接続されている。 電力変換部 3は、 直 流電源巳 1から供給される直流電力を直流変換する口 /〇〇コンバータで ある。 電力変換部 3は、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2に直流電力を供 給することにより、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2を点灯させる。 電力 変換部 3は、 昇圧コンバータ回路 3 1 と降圧コンバータ回路 3 2と、 を備え ている。

[0023] 昇圧コンバータ回路 3 1は、 例えばインダクタ、 スイッチング素子、 ダイ 才ード等を有する昇圧チョッパ回路である。 昇圧コンパータ回路 3 1は、 第 1入力端子 1 1及び第 2入力端子 1 2を介して直流電源巳 1 と電気的に 接続されている。 昇圧コンバータ回路 3 1は、 スイッチング素子がオン/才 フされることにより、 直流電源巳 1の出力電圧 (例えば 1 2 V) を所定電圧 (例えば 6 0 V) に昇圧して降圧コンバータ回路 3 2に出力する。 昇圧コン バータ回路 3 1のスイッチング素子は、 後述する電力制御部 4 1 によって制 御される。

[0024] 降圧コンバータ回路 3 2は、 例えば、 インダクタ、 スイッチング素子、 ダ イオードを有する降圧チョッパ回路である。 降圧コンパータ回路 3 2は、 ス イッチング素子がオン/オフされることによ 、 昇圧コンバータの出力電圧 を降圧する。 降圧コンパータ回路 3 2の一対の出力端 3 1 , 3 2は、 そ れぞれ第 1出力端子 2 1及び第 2出力端子 2 2と電気的に接続されてい る。 降圧コンパータ回路 3 2のスイッチング素子は、 後述する電力制御部 4 1 によって制御される。

[0025] 平滑コンデンサ〇 1は、 降圧コンパータ回路 3 2の一対の出力端 3 1 ,

3 2間に電気的に接続されている。 言い換えれば、 平滑コンデンサ〇 1は 、 第 1出力端子 2 1 と第 2出力端子 2 2との間に電気的に接続されてい る。 平滑コンデンサ C 1は、 電力変換部 3 (降圧コンバータ回路 3 2) の出 力電流丨 1のリップルを抑制することができる。 これにより、 点灯装置 1 と 複数の光源部 2とを電気的に接続するケーブル等から放射 れる輻射ノイズ を抑制することができる。

[0026] バイパススイッチ Q 1は、 エンハンスメント型の nチヤネル M〇 S F E T (Meta I Ox i de Sem i conductor F i e ld Effect Trans i stor) で構成されている 。 バイパススイッチ Q 1は、 第 2出力端子 P 2 2と第 3出力端子 P 2 3との 間に電気的に接続されている。 具体的には、 バイパススイッチ Q 1は、 ドレ インが第 3出力端子 P 2 3と電気的に接続され、 ソースが第 2出力端子 P 2 2と電気的に接続されている。 また、 バイパススイッチ Q 1は、 ゲートが制 御部 4と電気的に接続されており、 後述するスイッチ制御部 4 2によって制 御される。

[0027] つまり、 バイパススイッチ Q 1は、 第 2光源部 2 2と電気的に並列接続さ れている。 バイパススイッチ Q 1がオン状態である場合、 第 2光源部 2 2が 短絡される。 この場合、 電力変換部 3の出力電流 I 1は、 バイパススイッチ Q 1 にバイパスされて、 第 2光源部 2 2には流れない。 つまり、 バイパスス イッチ Q 1がオン状態である場合、 第 2光源部 2 2が消灯状態となり、 第 1 光源部 2 1のみが点灯状態となる。 また、 バイパススイッチ Q 1がオフ状態 である場合、 電力変換部 3の出力電流 I 1が第 2光源部 2 2に流れるので、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の両方が点灯状態となる。

[0028] 第 1 コンデンサ C 2 1は、 第 1出力端子 P 2 1 と第 3出力端子 P 2 3との 間に電気的に接続されている。 つまり、 第 1 コンデンサ C 2 1は、 第 1光源 部 2 1 と電気的に並列接続されている。

[0029] 第 2コンデンサ C 2 2は、 第 2出力端子 P 2 2と第 3出力端子 P 2 3との 間に電気的に接続されている。 つまり、 第 2コンデンサ C 2 2は、 第 2光源 部 2 2と電気的に並列接続されている。

[0030] 第 1 コンデンサ C 2 1 と第 2コンデンサ C 2 2との直列回路は、 電力変換 部 3 (降圧コンバータ回路 3 2) の出力端 P 3 1 , P 3 2間に電気的に接続 〇 2020/175072 9 卩(:171? 2020 /004472

されている。 したがって、 第 1 コンデンサ〇 2 1 と第 2コンデンサ〇 2 2と の合成容量によって、 電力変換部 3 (降圧コンバータ回路 3 2) の出力電流 I 1のリップルを抑制することができる。 これにより、 点灯装置 1 と複数の 光源部 2とを電気的に接続するケーブル等から放射 れる輻射ノイズを抑制 することができる。

[0031 ] なお、 第 1 コンデンサ〇 2 1の容量と第 2コンデンサ〇 2 2の容量とは、 互いに同じであってもよいし、 互いに異なっていてもよい。 また、 平滑コン デンサ〇 1の容量と第 1 コンデンサ〇 2 1の容量とは、 互いに同じであって もよいし、 互いに異なっていてもよい。 平滑コンデンサ〇 1の容量と第 2コ ンデンサ〇 2 2の容量とは、 互いに同じであってもよいし、 互いに異なって いてもよい。 つまり、 第 1 コンデンサ〇 2 1 と第 2コンデンサ〇 2 2と平滑 コンデンサ〇 1 とは、 互いに同じ容量であってもよいし、 互いに異なる容量 であってもよい。

[0032] 制御部 4は、 プロセッサ及びメモリを主構成とするコンビ ュータシステム (例えばマイクロコントローラ) である。 制御部 4は、 メモリに格納されて いるプログラムをプロセッサで実行すること により、 電力制御部 4 1、 及び スイッチ制御部 4 2としての機能を実現する。 プログラムは、 メモリにあら かじめ記録されていてもよいし、 インターネッ ト等の電気通信回線を通して 提供されてもよく、 メモリカード等の記録媒体に記録されて提供 されてもよ い。

[0033] 電力制御部 4 1は、 電力変換部 3を制御するように構成されている。 具体 的には、 電力制御部 4 1は、 昇圧コンパータ回路 3 1の出力電圧を監視して おり、 昇圧コンバータ回路 3 1の出力電圧が一定となるように、 昇圧コンパ —夕回路 3 1のスイッチング素子を制御する。 つまり、 電力制御部 4 1は、 昇圧コンバータ回路 3 1 を定電圧制御する。

[0034] また、 電力制御部 4 1は、 降圧コンパータ回路 3 2の出力電流を監視して おり、 降圧コンバータ回路 3 2の出力電流が目標値となるように、 降圧コン バータ回路 3 2のスイッチング素子を制御する。 つまり、 電力制御部 4 1は 、 電力変換部 3の出力電流 I 1が目標値となるように定電流制御する。

[0035] 電力制御部 4 1は、 例えば、 点灯スイッチ SW1 (図 2及び図 3参照) の 状態に基づいて、 電力変換部 3を制御することにより、 第 1光源部 2 1及び 第 2光源部 22の点灯/消灯を制御する。 点灯スイッチ SW1は、 車両 20 〇 (図 3参照) の運転席に設けられており、 運転手が、 第 1光源部 2 1及び 第 2光源部 22の点灯/消灯を指示するための操作スイッチ である。 電力制 御部 4 1は、 点灯スイッチ SW1がオン状態である場合、 電力変換部 3 (昇 圧コンパータ回路 3 1、 降圧コンパータ回路 32) を動作させる。 これによ り、 バイパススイッチ Q 1がオフ状態であれば、 第 1光源部 2 1 と第 2光源 部 22との両方が点灯し、 バイパススイッチ Q 1がオン状態であれば、 第 1 光源部 2 1のみが点灯する。 また、 電力制御部 4 1は、 点灯スイッチ SW1 がオフ状態である場合、 電力変換部 3 (昇圧コンバータ回路 3 1、 降圧コン バータ回路 32) を停止させる。 これにより、 第 1光源部 2 1及び第 2光源 部 22が消灯状態となる。

[0036] スイッチ制御部 42は、 バイパススイッチ Q 1 に駆動信号を出力すること により、 バイパススイッチ Q 1 を制御するように構成されている。 スイッチ 制御部 42は、 例えば、 切替スイッチ SW2 (図 2及び図 3参照) の状態に 基づいて、 バイパススイッチ Q 1 をオン/オフする。 切替スイッチ SW2は 、 車両 200 (図 3参照) の運転席に設けられており、 運転手が、 点灯スイ ッチ SW1のオン状態において第 2光源部 22の点灯/消灯を指示するため の操作スイッチである。 スイッチ制御部 42は、 切替スイッチ SW2がオフ 状態である場合、 バイパススイッチ Q 1 をオン状態にする。 これにより、 第 2光源部 22が消灯状態となる。 また、 スイッチ制御部 42は、 切替スイッ チ SW2がオン状態である場合、 バイパススイッチ Q 1 をオフ状態にする。 これにより、 第 2光源部 22が点灯状態となる。 なお、 点灯装置 1は、 切替 スイッチ SW2と直接的に接続されていなくてもよく、 例えば車両 200に 搭載された ECU (Electronic Control Unit) 等を介して間接的に接続され ていてもよい。 この場合、 点灯装置 1の制御部 4は、 ECUから切替スイッ 〇 2020/175072 1 1 卩(:171? 2020 /004472

チ 3 2の状態を示す情報を取得する。

[0037] 上記のような点灯装置 1 において、 電力制御部 4 1は、 第 2光源部 2 2の 状態が接続状態から短絡状態に切り替えられ る場合、 スイッチ制御部 4 2が バイパススイッチ 0 1 を制御して第 2光源部 2 2の状態を接続状態から短絡 状態に切り替えた後に、 出力電流丨 1の大きさを切り替える機能を有する。

[0038] 電力制御部 4 1は、 第 2光源部 2 2の状態が短絡状態から接続状態に切り 替えられる場合、 スイッチ制御部 4 2がバイパススイッチ <3 1 を制御して第 2光源部 2 2の状態を短絡状態から接続状態に切り替え 前に、 出力電流 I 1の大きさを切り替える機能を更に有する。

[0039] ここで、 接続状態は、 第 2光源部 2 2が第 1光源部 2 1 に電気的に接続さ れており第 2光源部 2 2に出力電流 I 1が流れる状態である。 短絡状態は、 第 2光源部 2 2が電気的に短絡されている状態である。 接続状態では、 バイ パススイッチ〇 1がオフ状態である。 短絡状態では、 バイパススイッチ〇 1 がオン状態である。

[0040] スイッチ制御部 4 2は、 第 2光源部 2 2の状態が接続状態から短絡状態に 切り替えられる場合、 バイパススイッチ 0 1がオフ状態からオン状態になる ようにバイパススイッチ〇 1 を制御する。 電力制御部 4 1は、 スイッチ制御 部 4 2がバイパススイッチ 0 1 をオフ状態からオン状態に切り替えた後に、 出力電流丨 1の大きさを切り替える。

[0041 ] スイッチ制御部 4 2は、 第 2光源部 2 2の状態が短絡状態から接続状態に 切り替えられる場合、 バイパススイッチ 0 1がオン状態からオフ状態になる ようにバイパススイッチ〇 1 を制御する。 電力制御部 4 1は、 スイッチ制御 部 4 2がバイパススイッチ〇 1 をオン状態からオフ状態に切り替える前に、 出力電流丨 1の大きさを切り替える。

[0042] ここで、 点灯装置 1の負荷である光源ユニッ ト 1 0について図 1 を参照し て説明する。

[0043] 光源ユニッ ト 1 0は、 図 1 に示すように、 第 1光源部 2 1 と、 第 2光源部

2 2と、 光源情報出力部 1 1 とを備える。 〇 2020/175072 12 卩(:171? 2020 /004472

[0044] 光源情報出力部 1 1は、 光源情報出力部 1 1 に電力が供給されたときに第

1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の発光特性を示す光源情報を出力する。

[0045] 光源情報出力部 1 1は、 例えば抵抗器 1 0を含む。 第 1光源部 2 1及び 第 2光源部 2 2は、 その発光特性に応じて複数の段階に分かれて おり、 複数 の段階のそれぞれで光源情報出力部 1 1 を構成する抵抗器 1 〇の抵抗値が あらかじめ決められている。 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の両方を点 灯させる場合と、 第 1光源部 2 1のみを点灯させる場合との組合せにおいて 、 抵抗器 8 1 〇の抵抗値があらかじめ決められている。 例えば製造時などに 発光特性が決定され、 発光特性に応じた抵抗値の抵抗器 1 〇が光源情報出 力部 1 1 として光源ユニッ ト 1 〇に設けられている。

[0046] 光源情報出力部 1 1 に電流が出力されると、 抵抗器 1 〇の両端間に抵抗 器 1 0の抵抗値に応じた電圧が発生し、 この電圧値が第 1光源部 2 1及び 第 2光源部 2 2の発光特性に対応した光源情報となる。 ここにおいて、 「光 源情報」 とは、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の発光特性に対応した情 報であり、 光源情報をもとに第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の発光特性 を特定することができる。 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の発光特性は 、 例えば第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の仕様 (光源ユニッ ト 1 0の仕 様) を表す情報である。 第 1光源部 2 1の仕様は、 第 1光源部 2 1への入力 電流、 入力電圧及び入力電力の少なくとも 1つに関する情報を含む。 第 2光 源部 2 2の仕様は、 第 2光源部 2 2への入力電流、 入力電圧及び入力電力の 少なくとも 1つに関する情報を含む。 なお、 上記の入力電流に関する情報に は、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の光源定格電流値の情報を含む。 本 実施形態では、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の仕様は、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の入力電流に関する情報として光源定格電 値の情報 を含んでいる。

[0047] 点灯装置 1では、 制御部 4の電力制御部 4 1は、 第 1光源部 2 1及び第 2 光源部 2 2の光源定格電流値に応じて、 昇圧コンバータ回路 3 1の出力電圧 の目標電圧値を設定する。 電力制御部 4 1は、 昇圧コンバータ回路 3 1の出 〇 2020/175072 13 卩(:171? 2020 /004472

力電圧が目標電圧値となるように、 昇圧コンバータ回路 3 1のスイッチング 素子を制御する。 つまり、 電力制御部 4 1は、 昇圧コンバータ回路 3 1の出 力電圧が目標電圧値となるように、 昇圧コンバータ回路 3 1 を定電圧制御す る。 また、 電力制御部 4 1は、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の光源定 格電流値に応じて、 電力変換部 3の出力電流 I 1の目標電流値を設定する。 電力制御部 4 1は、 降圧コンパータ回路 3 2の出力電流 (電力変換部 3の出 力電流丨 1) が目標電流値になるように、 降圧コンバータ回路 3 2のスイッ チング素子を制御する。 つまり、 電力制御部 4 1は、 降圧コンバータ回路 3 2の出力電流が目標電流値となるように、 降圧コンバータ回路 3 2を定電流 制御する。

[0048] 上述した点灯装置 1は、 図 2に示すように、 車両 2 0 0 (図 3参照) に搭 載される前照灯装置である灯具 1 0 0に用いられる。 本実施形態の灯具 1 〇 〇は、 点灯装置 1 と、 第 1光源部 2 1 と、 第 2光源部 2 2と、 ハウジング 1 0 1 と、 を備える。

[0049] ハウジング 1 0 1は、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2を収納する。 灯 具 1 0 0は、 第 1光源部 2 1又は第 2光源部 2 2が取り付けられる複数 (図 2では 5つ) の灯体 1 1 0を備えている。 第 1光源部 2 1の !_巳 0 2 1 1が 取り付けられる各灯体 1 1 〇には、 レンズ 1 1 1 と、 反射板 1 1 2とが設け られている。 また、 第 2光源部 2 2の !_巳 0 2 2 1が取り付けられる各灯体 1 1 0には、 レンズ 1 1 1が設けられている。

[0050] 本実施形態の車両 2 0 0は、 図 3に示すように、 左右一対の灯具 1 0 0を 車体 2 0 1 に搭載している。 各灯具 1 〇〇の点灯装置 1は、 車両 2 0 0の運 転席に設けられた点灯スイッチ 3 1及び切替スイッチ 3 2と電気的に接 続されている。 点灯スイッチ 1のみがオンすると、 すれ違い用の前照灯 (各灯具 1 0 0の第1光源部2 1) が点灯する。 点灯スイッチ 3 \^/ 1及び切 替スイッチ 3 \^/ 2の両方がオンすると、 走行用の前照灯 (各灯具 1 0 0の第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2) が点灯する。

[0051 ] (2) 動作例 〇 2020/175072 14 卩(:171? 2020 /004472

次に、 実施形態 1の点灯装置 1の動作例 (制御方法) について図 4及び図 5を参照して説明する。

[0052] まず、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の両方を点灯させる接続状態か ら、 第 1光源部 2 1のみを点灯させる短絡状態に切り替える場 について図 4を参照して説明する。 つまり、 バイパススイッチ〇 1 をオフ状態からオン 状態に切り替える場合における点灯装置 1の動作例について説明する。

[0053] 第 2光源部 2 2を消灯するために、 運転手が、 切替スイッチ 3 \^/ 2をオン 状態からオフ状態に切り替える操作を行う。 切替スイッチ 3 \^/ 2がオン状態 からオフ状態に切り替わった場合、 まず、 スイッチ制御部 4 2が、 バイパス スイッチ 0 1 をオフ状態からオン状態に切り替える (ステップ 3 1) 。 これ により、 第 2光源部 2 2が短絡する。 その後、 電力制御部 4 1が、 出力電流 I 1の電流値を切り替える (ステップ 3 2) 。

[0054] 次に、 第 1光源部 2 1のみを点灯させる短絡状態から、 第 1光源部 2 1及 び第 2光源部 2 2の両方を点灯させる接続状態に切り替える 合について図 5を参照して説明する。 つまり、 バイパススイッチ〇 1 をオン状態からオフ 状態に切り替える場合における点灯装置 1の動作例について説明する。

[0055] 第 2光源部 2 2を点灯するために、 運転手が、 切替スイッチ 3 \^/ 2をオフ 状態からオン状態に切り替える操作を行う。 切替スイッチ 3 \^/ 2がオフ状態 からオン状態に切り替わった場合、 まず、 電力制御部 4 1が、 出力電流 I 1 の電流値を切り替える (ステップ 3 1 1) 。 この段階では、 第 2光源部 2 2 が短絡したままである。 その後、 スイッチ制御部 4 2が、 バイパススイッチ 0 1 をオン状態からオフ状態に切り替える (ステップ 3 1 2) 。

[0056] 次に、 短絡状態における出力電流丨 1の目標値 (第 1 目標値 1 1 1) が接 続状態における出力電流丨 1の目標値 (第 2目標値 I 1 2) よりも大きい場 合について図 6及び図 7を参照して説明する。 上記の場合とは、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の両方が用いられるときの出力電流 I 1 よりも、 第 1光源部 2 1のみが用いられるときの出力電流丨 1の方が大きい場合である 〇 2020/175072 15 卩(:171? 2020 /004472

[0057] 最初に、 第 2光源部 2 2の状態が接続状態から短絡状態に切り替え れる 際の動作について図 6を参照して説明する。 切替スイッチ 3 \^/ 2をオン状態 からオフ状態に切り替える操作が行われると 、 図 6に示すように、 まず、 ス イッチ制御部 4 2が、 バイパススイッチ 0 1 をオフ状態からオン状態に切り 替える (時点 1 1) 。 このとき、 出力電流丨 1が第 2目標値丨 1 2で一定 のまま、 出力電圧 V 1が第 1光源部 2 1のみに印加されるため、 出力電圧 V 1が低下する。 その後、 電力制御部 4 1が、 電力変換部 3を制御して出力電 流丨 1の電流値を第 2目標値丨 1 2から第 1 目標値丨 1 1 に切り替える (時 点 1: 1 2) 〇

[0058] 上記より、 時点 1: 1 1でバイパススイッチ〇 1がオン状態になったことに より、 時点 1 1 1以降では第 2光源部 2 2には出力電流丨 1が流れなくなる 。 これにより、 時点 1: 1 1から時点 1: 1 2までの期間丁 1 1 において、 第 2 光源部 2 2に過電流 (第 2目標値丨 1 2よりも大きい第 1 目標値丨 1 1の出 力電流丨 1) が流れることを抑制できる。 一方、 バイパススイッチ が才 ン状態になる前に、 出力電流丨 1が第 1 目標値丨 1 1 になると、 本来流れる ことを想定していない第 1 目標値丨 1 1の出力電流丨 1が過電流として第 2 光源部 2 2に流れる。 なお、 期間丁 1 1は、 一例として 5 0 0 3であるが 、 この数値に限らない。

[0059] 次に、 第 2光源部 2 2の状態が短絡状態から接続状態に切り替え れる際 の動作について図 7を参照して説明する。 切替スイッチ 3 \^/ 2をオフ状態か らオン状態に切り替える操作が行われると、 図 7に示すように、 電力制御部 4 1が、 電力変換部 3を制御して出力電流 I 1の電流値を第 1 目標値丨 1 1 から第 2目標値 I 1 2に切り替える (時点 I 1 3) 。 その後、 スイッチ制御 部 4 2が、 バイパススイッチ〇 1 をオン状態からオフ状態に切り替える (時 このとき、 負荷が第 1光源部 2 1 と第 2光源部 2 2との両方に なるが、 電力制御部 4 1の定電流制御により、 出力電流丨 1の電流値を第 2 目標値丨 1 2に保っ。

[0060] 上記より、 時点 1: 1 3から時点 1: 1 4までの期間丁 1 2において、 時点 〇 2020/175072 16 卩(:171? 2020 /004472

1 4でバイパススイッチ〇 1がオフ状態になったことにより、 第 2光源部 2 2に過電流 (第 2目標値丨 1 2よりも大きい第 1 目標値丨 1 1の出力電流 I 1) が流れることを抑制できる。 なお、 期間丁 1 2は、 一例として 5 0 0 3であるが、 この数値に限らない。

[0061 ] 次に、 短絡状態における出力電流丨 1の目標値 (第 1 目標値 1 1 1) が接 続状態における出力電流丨 1の目標値 (第 2目標値 I 1 2) よりも小さい場 合について図 8及び図 9を参照して説明する。 上記の場合とは、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の両方が用いられるときの出力電流 I 1 よりも、 第 1光源部 2 1のみが用いられるときの出力電流丨 1の方が小さい場合である

[0062] 最初に、 第 2光源部 2 2の状態が接続状態から短絡状態に切り替え れる 際の動作について図 8を参照して説明する。 切替スイッチ 3 2をオン状態 からオフ状態に切り替える操作が行われると 、 図 8に示すように、 まず、 ス イッチ制御部 4 2が、 バイパススイッチ 0 1 をオフ状態からオン状態に切り 替える (時点 I 1 5) 。 このとき、 出力電流丨 1が第 2目標値丨 1 2で一定 のまま、 出力電圧 V 1が第 1光源部 2 1のみに印加されるため、 出力電圧 V 1が低下する。 その後、 電力制御部 4 1が、 電力変換部 3を制御して出力電 流丨 1の電流値を第 2目標値丨 1 2から第 1 目標値丨 1 1 に切り替える (時 点 1: 1 6) 〇

[0063] 上記より、 このような場合であっても、 第 2光源部 2 2の状態を接続状態 から短絡状態に正常に切り替えることができ る。 第 2光源部 2 2に過電流が 流れない。 なお、 時点 1: 1 5から時点 1: 1 6までの期間丁 1 3は、 一例とし て 5 0 0 3であるが、 この数値に限らない。

[0064] 次に、 第 2光源部 2 2の状態が短絡状態から接続状態に切り替え れる際 の動作について図 9を参照して説明する。 切替スイッチ 3 \^/ 2をオフ状態か らオン状態に切り替える操作が行われると、 図 9に示すように、 電力制御部 4 1が、 電力変換部 3を制御して出力電流 I 1の電流値を第 1 目標値丨 1 1 から第 2目標値 I 1 2に切り替える (時点 I 1 7) 。 その後、 スイッチ制御 〇 2020/175072 17 卩(:171? 2020 /004472

部 4 2が、 バイパススイッチ〇 1 をオン状態からオフ状態に切り替える (時 点 I 1 8 ) 。 このとき、 負荷が第 1光源部 2 1 と第 2光源部 2 2との両方に なるが、 電力制御部 4 1の定電流制御により、 出力電流丨 1の電流値を第 2 目標値丨 1 2に保っ。

[0065] 上記より、 このような場合であっても、 第 2光源部 2 2の状態を短絡状態 から接続状態に正常に切り替えることができ る。 第 2光源部 2 2に過電流が 流れない。 なお、 時点 1: 1 7から時点 1: 1 8までの期間丁 1 4は、 一例とし て 5 0 0 3であるが、 この数値に限らない。

[0066] ( 3 ) 効果

実施形態 1 に係る点灯装置 1では、 第 2光源部 2 2の状態を接続状態から 短絡状態に切り替えた後に、 出力電流丨 1の大きさを切り替える。 これによ り、 短絡状態における出力電流丨 1の第 1 目標値丨 1 1が接続状態における 出力電流丨 1の第 2目標値丨 1 2より大きい場合であっても、 出力電流丨 1 の大きさを切り替える前に、 第 2光源部 2 2の状態を短絡状態にすることが できる。 その結果、 第 2光源部 2 2に過電流が流れることを抑制できる。

[0067] 実施形態 1 に係る点灯装置 1では、 第 2光源部 2 2の状態を短絡状態から 接続状態に切り替える前に、 出力電流丨 1の大きさを切り替える。 これによ り、 短絡状態における出力電流丨 1の第 1 目標値丨 1 1が接続状態における 出力電流丨 1の第 2目標値丨 1 2よりも大きい場合であっても、 第 2光源部 2 2に過電流が流れることを抑制できる。

[0068] 実施形態 1 に係る点灯装置 1では、 接続状態では、 バイパススイッチ〇 1 がオフ状態であり、 短絡状態では、 バイパススイッチ〇 1がオン状態である 。 これにより、 第 2光源部 2 2における接続状態と短絡状態との切替えを 易に行うことができる。

[0069] 実施形態 1 に係る点灯装置 1では、 第 2光源部 2 2の状態が接続状態から 短絡状態に切り替えられる場合、 スイッチ制御部 4 2がバイパススイッチ〇 1 をオフ状態からオン状態に切り替えた後に、 電力制御部 4 1が出力電流丨 1の大きさを切り替える。 これにより、 出力電流丨 1の大きさを容易に切り 〇 2020/175072 18 卩(:171? 2020 /004472

替えることができる。

[0070] 実施形態 1 に係る点灯装置 1では、 第 2光源部 2 2の状態が短絡状態から 接続状態に切り替えられる場合、 スイツチ制御部 4 2がバイパススイツチ〇 1 をオン状態からオフ状態に切り替える前に、 電力制御部 4 1が出力電流 I 1の大きさを切り替える。 これにより、 出力電流丨 1の大きさを容易に切り 替えることができる。

[0071 ] (実施形態 2 )

実施形態 2に係る点灯装置 1は、 第 2光源部 2 2の状態が切り替えられる 際に、 出力電流丨 1の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2目標値丨 1 2の うちのいずれか小さいほうの値とする点で、 実施形態 1 に係る点灯装置 1 と 相違する。 なお、 実施形態 2に係る点灯装置 1 に関し、 実施形態 1 に係る点 灯装置 1 と同様の構成要素については、 同一の符号を付して説明を省略する

[0072] ( 1 ) 構成

実施形態 2の点灯装置 1では、 電力制御部 4 1は、 バイパススイッチ〇 1 の切替以前に出力電流丨 1の電流値を、 短絡状態における出力電流丨 1の第 1 目標値丨 1 1及び接続状態における出力電流丨 1の第 2目標値 I 1 2のう ちのいずれか小さいほうの電流値とする。 ここで、 「バイパススイッチ〇 1 の切替以前」 は、 バイパススイッチ〇 1の切替よりも前のタイミングと、 バ イパススイッチ〇 1の切替と同時のタイミングとの両方を含む 味である。

[0073] また、 電力制御部 4 1は、 バイパススイッチ〇 1の切替以後に出力電流丨

1の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2目標値 I 1 2のうち、 切替後の第 2光源部 2 2の状態における出力電流 I 1の目標値とする。 ここで、 「バイ パススイッチ〇 1の切替以後」 は、 バイパススイッチ〇 1の切替と同時の夕 イミングと、 バイパススイッチ〇 1の切替よりも後のタイミングとを含む意 味である。

[0074] ( 2 ) 動作例

実施形態 2の点灯装置 1の動作例について図 1 0を参照して説明する。 〇 2020/175072 19 卩(:171? 2020 /004472

[0075] まず、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の両方を点灯させる接続状態か ら、 第 1光源部 2 1のみを点灯させる短絡状態に切り替える場 について図 1 〇を参照して説明する。 つまり、 バイパススイッチ〇 1 をオフ状態から才 ン状態に切り替える場合における点灯装置 1の動作例について説明する。

[0076] 第 2光源部 2 2を消灯するために、 運転手が、 切替スイッチ 3 \^/ 2をオン 状態からオフ状態に切り替える操作を行う。 切替スイッチ 3 \^/ 2がオン状態 からオフ状態に切り替わった場合、 まず、 電力制御部 4 1が、 出力電流 I 1 の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2目標値丨 1 2のいずれか小さいほう の値とする (ステップ 3 2 1) 。 その後、 スイッチ制御部 4 2が、 バイパス スイッチ〇 1 をオフ状態からオン状態に切り替える (ステップ 3 2 2) 。 そ の後、 電力制御部 4 1が、 出力電流 I 1の電流値を第 1 目標値丨 1 1 (切替 後の第 2光源部 2 2の状態における出力電流 I 1の目標値) とする (ステッ プ3 2 3) 0

[0077] 次に、 第 1光源部 2 1のみを点灯させる短絡状態から、 第 1光源部 2 1及 び第 2光源部 2 2の両方を点灯させる接続状態に切り替える 合について図 1 〇を参照して説明する。 つまり、 バイパススイッチ〇 1 をオン状態から才 フ状態に切り替える場合における点灯装置 1の動作例について説明する。

[0078] 第 2光源部 2 2を点灯するために、 運転手が、 切替スイッチ 3 \^/ 2をオフ 状態からオン状態に切り替える操作を行う。 切替スイッチ 3 \^/ 2がオフ状態 からオン状態に切り替わった場合、 まず、 電力制御部 4 1が、 出力電流 I 1 の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2目標値丨 1 2のいずれか小さいほう の値とする (ステップ 3 2 1) 。 その後、 スイッチ制御部 4 2が、 バイパス スイッチ〇 1 をオン状態からオフ状態に切り替える (ステップ 3 2 2) 。 そ の後、 電力制御部 4 1が、 出力電流 I 1の電流値を第 2目標値 I 1 2 (切替 後の第 2光源部 2 2の状態における出力電流 I 1の目標値) とする (ステッ プ3 2 3) 0

[0079] 次に、 短絡状態における出力電流丨 1の目標値 (第 1 目標値 1 1 1) が接 続状態における出力電流丨 1の目標値 (第 2目標値 I 1 2) よりも大きい場 〇 2020/175072 20 卩(:171? 2020 /004472 合について図 1 1及び図 1 2を参照して説明する。

[0080] 最初に、 第 2光源部 2 2の状態が接続状態から短絡状態に切り替え れる 際の動作について図 1 1 を参照して説明する。 切替スイッチ 3 \^/ 2をオン状 態からオフ状態に切り替える操作が行われる と、 図 1 1 に示すように、 まず 、 電力制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2 目標値丨 1 2のいずれか小さいほうの値 (第 2目標値 I 1 2) とする (時点 1 2 1 1) 。 時点 I 2 1 1 において、 出力電流丨 1の電流値は既に第 2目標 値丨 1 2であるため、 出力電流丨 1の電流値は変わらない。 その後、 スイッ チ制御部 4 2が、 バイパススイッチ 0 1 をオフ状態からオン状態に切り替え る (時点 2 1 2) 。 このとき、 出力電流丨 1が第 2目標値 I 1 2で一定の まま、 出力電圧 V 1が第 1光源部 2 1のみに印加されるため、 出力電圧 V 1 が低下する。 その後、 電力制御部 4 1が、 電力変換部 3を制御して出力電流 I 1の電流値を第 2目標値丨 1 2から第 1 目標値丨 1 1 に切り替える (時点 1 2 2) 。

[0081 ] 上記より、 時点 I 2 1 2でバイパススイッチ〇 1がオン状態になったこと により、 時点 1 2 1 2以降では第 2光源部 2 2には出力電流 I 1が流れなく なる。 これにより、 時点 2 1 2から時点 2 2までの期間丁 2 1 において 、 第 2光源部 2 2に過電流 (第 2目標値丨 1 2よりも大きい第 1 目標値丨 1 1の出力電流丨 1) が流れることを抑制できる。 なお、 期間丁 2 1は、 一例 として 5 0 0 £であるが、 この数値に限らない。 また、 時点 1 2 1 1での 動作と時点 1 2 1 2での動作は同時に実行されてもよい。

[0082] 次に、 第 2光源部 2 2の状態が短絡状態から接続状態に切り替え れる際 の動作について図 1 2を参照して説明する。 切替スイッチ 3 \^/ 2をオフ状態 からオン状態に切り替える操作が行われると 、 図 1 2に示すように、 まず、 電力制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2目 標値丨 1 2のいずれか小さいほうの値 (第 2目標値 I 1 2) とする (時点 I 2 3) 。 その後、 スイッチ制御部 4 2が、 バイパススイッチ〇 1 をオン状態 からオフ状態に切り替える (時点 1 2 4 1) 。 このとき、 負荷が第 1光源部 \¥0 2020/175072 21 卩(:17 2020 /004472

2 1 と第 2光源部 2 2との両方になるが、 電力制御部 4 1の定電流制御によ り、 出力電流丨 1の電流値を第 2目標値 I 1 2に保つ。 その後、 電力制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を第 1 目標値丨 1 1 とする (時点 I 2 4 2)

[0083] 上記より、 時点 1 2 3で出力電流丨 1の電流値が第 2目標値丨 1 2となり 、 時点 2 4 1でバイパススイッチ〇 1がオフ状態になったことにより、 第 2光源部 2 2に過電流 (第 2目標値丨 1 2よりも大きい第 1 目標値丨 1 1の 出力電流丨 1) が流れることを抑制できる。 なお、 時点 1 2 3から時点 1 2 4 1 までの期間丁 2 2は、 一例として 5 0 0 3であるが、 この数値に限ら ない。 また、 時点 1 2 4 1での動作と時点 1 2 4 2での動作は同時に実行さ れてもよい。

[0084] 次に、 短絡状態における出力電流 I 1の目標値 (第 1 目標値 1 1 1) が接 続状態における出力電流丨 1の目標値 (第 2目標値 I 1 2) よりも小さい場 合について図 1 3及び図 1 4を参照して説明する。

[0085] 最初に、 第 2光源部 2 2の状態が接続状態から短絡状態に切り替え れる 際の動作について図 1 3を参照して説明する。 切替スイッチ 3 \^/ 2をオン状 態からオフ状態に切り替える操作が行われる と、 図 1 3に示すように、 まず 、 電力制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2 目標値丨 1 2のいずれか小さいほうの値 (第 1 目標値 I 1 1) とする (時点 1 2 5) 。 つまり、 電力制御部 4 1が、 電力変換部 3を制御して出力電流 I 1の電流値を第 2目標値 I 1 2から第 1 目標値 I 1 1 に切り替える。 その後 、 スイッチ制御部 4 2が、 バイパススイッチ〇 1 をオフ状態からオン状態に 切り替える (時点 2 6 1) 。 このとき、 出力電流丨 1が第 1 目標値丨 1 1 で一定のまま、 出力電圧 V 1が第 1光源部 2 1のみに印加されるため、 出力 電圧 V 1が低下する。 その後、 電力制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を 第 1 目標値丨 1 1 とする (時点 I 2 6 2) 。

[0086] 上記より、 このような場合であっても、 第 2光源部 2 2の状態を接続状態 から短絡状態に正常に切り替えることができ る。 第 2光源部 2 2に過電流が 〇 2020/175072 22 卩(:171? 2020 /004472

流れない。 なお、 時点 1 2 5から時点 1 2 6 1 までの期間丁 2 3は、 一例と して 5 0 0 3であるが、 この数値に限らない。 また、 時点 I 2 6 1での動 作と時点 1 2 6 2での動作は同時に実行されてもよい。

[0087] 次に、 第 2光源部 2 2の状態が短絡状態から接続状態に切り替え れる際 の動作について図 1 4を参照して説明する。 切替スイッチ 3 \^/ 2をオフ状態 からオン状態に切り替える操作が行われると 、 図 1 4に示すように、 まず、 電力制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2目 標値丨 1 2のいずれか小さいほうの値 (第 1 目標値 I 1 1) とする (時点 I 2 7 1) 。 その後、 スイッチ制御部 4 2が、 バイパススイッチ〇 1 をオン状 態からオフ状態に切り替える (時点 1 2 7 2) 。 負荷が第 1光源部 2 1 と第 2光源部 2 2との両方になるが、 電力制御部 4 1の定電流制御により、 出力 電流丨 1の電流値を第 1 目標値丨 1 1 に保つ。 その後、 電力制御部 4 1が、 電力変換部 3を制御して出力電流 I 1の電流値を第 1 目標値丨 1 1から第 2 目標値丨 1 2に切り替える (時点 2 8) 。

[0088] 上記より、 このような場合であっても、 第 2光源部 2 2の状態を短絡状態 から接続状態に正常に切り替えることができ る。 第 2光源部 2 2に過電流が 流れない。 なお、 時点 1 2 7 2から時点 1 2 8までの期間丁 2 4は、 一例と して 5 0 0 3であるが、 この数値に限らない。 また、 時点 I 2 7 1での動 作と時点 1 2 7 2での動作は同時に実行されてもよい。

[0089] (3) 効果

実施形態 2に係る点灯装置 1では、 バイパススイッチ 0 1の切替以前に出 力電流丨 1の電流値を第 1 目標値丨 1 1及び第 2目標値丨 1 2のうちのいず れか小さいほうの電流値とする。 これにより、 第 2光源部 2 2に過電流が流 れることを精度よく抑制できる。

[0090] (実施形態 3)

実施形態 3に係る点灯装置 1は、 第 2光源部 2 2の状態を切り替える際に 、 出力電流丨 1の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2目標値丨 1 2よりも 小さい値 (第 3目標値 I 1 3) とする点で、 実施形態 1 に係る点灯装置 1 と 〇 2020/175072 23 卩(:171? 2020 /004472

相違する。 なお、 実施形態 3に係る点灯装置 1 に関し、 実施形態 1 に係る点 灯装置 1 と同様の構成要素については、 同一の符号を付して説明を省略する

[0091 ] (1) 構成

実施形態 3の点灯装置 1では、 電力制御部 4 1は、 バイパススイッチ〇 1 の切替以前に出力電流丨 1の電流値を、 短絡状態における出力電流丨 1の第 1 目標値丨 1 1及び接続状態における出力電流丨 1の第 2目標値丨 1 2の両 方よりも小さい電流値 (第 3目標値丨 1 3) とする。 ここで、 「バイパスス イッチ〇 1の切替以前」 は、 バイパススイッチ〇 1の切替よりも前のタイミ ングと、 バイパススイッチ〇 1の切替と同時のタイミングとの両方を含む 味である。

[0092] また、 電力制御部 4 1は、 バイパススイッチ〇 1の切替以後に出力電流丨

1の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2目標値 I 1 2のうち、 切替後の第 2光源部 2 2の状態における出力電流 I 1の目標値とする。 ここで、 「バイ パススイッチ〇 1の切替以後」 は、 バイパススイッチ〇 1の切替と同時の夕 イミングと、 バイパススイッチ〇 1の切替よりも後のタイミングとを含む意 味である。

[0093] (2) 動作例

実施形態 3の点灯装置 1の動作例について図 1 5を参照して説明する。

[0094] まず、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の両方を点灯させる接続状態か ら、 第 1光源部 2 1のみを点灯させる短絡状態に切り替える場 について図 1 5を参照して説明する。 つまり、 バイパススイッチ〇 1 をオフ状態から才 ン状態に切り替える場合における点灯装置 1の動作例について説明する。

[0095] 第 2光源部 2 2を消灯するために、 運転手が、 切替スイッチ 3 \^/ 2をオン 状態からオフ状態に切り替える操作を行う。 切替スイッチ 3 \^/ 2がオン状態 からオフ状態に切り替わった場合、 まず、 電力制御部 4 1が、 出力電流 I 1 の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2目標値丨 1 2よりも低い値 (第 3目 標値丨 1 3) とする (ステップ 3 3 1) 。 その後、 スイッチ制御部 4 2が、 〇 2020/175072 24 卩(:171? 2020 /004472

バイパススイッチ〇 1 をオフ状態からオン状態に切り替える (ステップ 3 3 2) 。 その後、 電力制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を切り替える (ス テップ3 3 3) 。 つまり、 電力制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を第 3 目標値丨 1 3から第 1 目標値丨 1 1 に切り替える。

[0096] 次に、 第 1光源部 2 1のみを点灯させる短絡状態から、 第 1光源部 2 1及 び第 2光源部 2 2の両方を点灯させる接続状態に切り替える 合について図 1 5を参照して説明する。 つまり、 バイパススイッチ〇 1 をオン状態から才 フ状態に切り替える場合における点灯装置 1の動作例について説明する。

[0097] 第 2光源部 2 2を点灯するために、 運転手が、 切替スイッチ 3 \^/ 2をオフ 状態からオン状態に切り替える操作を行う。 切替スイッチ 3 \^/ 2がオフ状態 からオン状態に切り替わった場合、 まず、 電力制御部 4 1が、 出力電流 I 1 の電流値を切り替える (ステップ 3 3 1) 。 つまり、 電力制御部 4 1が、 出 力電流丨 1の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2目標値丨 1 2よりも低い 値 (第 3目標値 I 1 3) とする。 その後、 スイッチ制御部 4 2が、 バイパス スイッチ〇 1 をオン状態からオフ状態に切り替える (ステップ 3 3 2) 。 そ の後、 電力制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を切り替える (ステップ 3 3 3) 。 つまり、 電力制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を第 3目標値 I 1 3から第 2目標値丨 1 2に切り替える。

[0098] 次に、 短絡状態における出力電流丨 1の目標値 (第 1 目標値 1 1 1) が接 続状態における出力電流丨 1の目標値 (第 2目標値 I 1 2) よりも大きい場 合について図 1 6及び図 1 7を参照して説明する。

[0099] 最初に、 第 2光源部 2 2の状態が接続状態から短絡状態に切り替え れる 際の動作について図 1 6を参照して説明する。 切替スイッチ 3 \^/ 2をオン状 態からオフ状態に切り替える操作が行われる と、 図 1 6に示すように、 電力 制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2目標値 1 1 2よりも小さい値 (第 3目標値丨 1 3) とする (時点 I 3 1) 。 このと き、 電力制御部 4 1の定電流制御により、 出力電流丨 1が小さくなる。 その 後、 スイッチ制御部 4 2が、 バイパススイッチ〇 1 をオフ状態からオン状態 〇 2020/175072 25 卩(:171? 2020 /004472

に切り替える (時点 I 3 2) 。 このとき、 出力電流丨 1は第 3目標値丨 1 3 で一定のまま、 出力電圧 V 1が第 1光源部 2 1のみに印加されるため、 出力 電圧 V 1が低下する。 その後、 電力制御部 4 1が、 電力変換部 3を制御して 出力電流丨 1の電流値を第 3目標値丨 1 3から第 1 目標値丨 1 1 に切り替え る (時点 3 3) 。

[0100] 上記より、 時点 I 3 2でバイパススイッチ〇 1がオン状態になったことに より、 時点 1 3 2以降では第 2光源部 2 2には出力電流丨 1が流れなくなる 。 これにより、 時点 3 1から時点 3 3までの期間丁 3 1 において、 第 2 光源部 2 2に過電流 (第 2目標値丨 1 2よりも大きい第 1 目標値丨 1 1の出 力電流丨 1) が流れない。 なお、 期間丁 3 1は、 一例として 5 0 0 £であ るが、 この数値に限らない。

[0101 ] 次に、 第 2光源部 2 2の状態が短絡状態から接続状態に切り替え れる際 の動作について図 1 7を参照して説明する。 切替スイッチ 3 \^/ 2をオフ状態 からオン状態に切り替える操作が行われると 、 図 1 7に示すように、 電力制 御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2目標値丨 1 2よりも小さい値 (第 3目標値 I 1 3) とする (時点 I 3 4) 。 その後、 スイッチ制御部 4 2が、 バイパススイッチ 0 1 をオン状態からオフ状態に切 り替える (時点 1 3 5) 。 このとき、 負荷が第 1光源部 2 1 と第 2光源部 2 2との両方になるが、 電力制御部 4 1の定電流制御により、 出力電流丨 1の 電流値を第 3目標値 I 1 3に保つ。 その後、 電力制御部 4 1が、 電力変換部 3を制御して出力電流丨 1の電流値を第 3目標値丨 1 3から第 2目標値丨 1 2に切り替える (時点 3 6) 。

[0102] 上記より、 時点 3 4から時点 3 6までの期間丁 3 2において出力電流

I 1の電流値が第 3目標値丨 1 3であり、 時点 I 3 5でバイパススイッチ〇 1がオフ状態になったことにより、 第 2光源部 2 2に過電流 (第 2目標値丨 1 2よりも大きい第 1 目標値丨 1 1の出力電流丨 1) が流れない。 なお、 期 間丁 3 2は、 一例として 5 0 0 3であるが、 この数値に限らない。

[0103] 次に、 短絡状態における出力電流 I 1の目標値 (第 1 目標値 1 1 1) が接 〇 2020/175072 26 卩(:171? 2020 /004472

続状態における出力電流丨 1の目標値 (第 2目標値 I 1 2) よりも小さい場 合について図 1 8及び図 1 9を参照して説明する。

[0104] 最初に、 第 2光源部 2 2の状態が接続状態から短絡状態に切り替え れる 際の動作について図 1 8を参照して説明する。 切替スイッチ 3 \^/ 2をオン状 態からオフ状態に切り替える操作が行われる と、 図 1 8に示すように、 まず 、 電力制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2 目標値丨 1 2よりも小さい値 (第 3目標値丨 1 3) とする (時点 I 4 1) 。 このとき、 出力電流丨 1の電流値が第 2目標値丨 1 2から第 3目標値丨 1 3 へ小さくなる。 その後、 スイッチ制御部 4 2が、 バイパススイッチ〇 1 を才 フ状態からオン状態に切り替える (時点 1 4 2) 。 このとき、 負荷が第 1光 源部 2 1のみとなるが、 電力制御部 4 1の定電流制御により、 出力電流丨 1 の電流値を第 3目標値 I 1 3で一定とする。 その後、 電力制御部 4 1が、 出 力電流丨 1の電流値を第 3目標値丨 1 3から第 1 目標値丨 1 1 に切り替える (時点 4 3) 。

[0105] 上記より、 このような場合であっても、 第 2光源部 2 2の状態を接続状態 から短絡状態に正常に切り替えることができ る。 第 2光源部 2 2に過電流が 流れることを抑制できる。 なお、 時点 4 1から時点 4 3までの期間丁 4 1は、 一例として 5 0 0 3であるが、 この数値に限らない。

[0106] 次に、 第 2光源部 2 2の状態が短絡状態から接続状態に切り替え れる際 の動作について図 1 9を参照して説明する。 切替スイッチ 3 \^/ 2をオフ状態 からオン状態に切り替える操作が行われると 、 図 1 9に示すように、 まず、 電力制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を、 第 1 目標値丨 1 1及び第 2目 標値丨 1 2よりも小さい値 (第 3目標値 I 1 3) とする (時点 I 4 4) 。 そ の後、 スイッチ制御部 4 2が、 バイパススイッチ〇 1 をオン状態からオフ状 態に切り替える (時点 1 4 5) 。 負荷が第 1光源部 2 1 と第 2光源部 2 2と の両方になるが、 電力制御部 4 1の定電流制御により、 出力電流丨 1の電流 値を第 3目標値 I 1 3に保つ。 その後、 電力制御部 4 1が、 電力変換部 3を 制御して出力電流丨 1の電流値を第 3目標値丨 1 3から第 2目標値丨 1 2に 〇 2020/175072 27 卩(:171? 2020 /004472

切り替える (時点 4 6) 。

[0107] 上記より、 このような場合であっても、 第 2光源部 2 2の状態を短絡状態 から接続状態に正常に切り替えることができ る。 第 2光源部 2 2に過電流が 流れることを抑制できる。 なお、 時点 4 4から時点 4 6までの期間丁 4 2は、 一例として 5 0 0 3であるが、 この数値に限らない。

[0108] (3) 効果

実施形態 3に係る点灯装置 1では、 バイパススイッチ 0 1の切替以前に出 力電流丨 1の電流値を第 1 目標値丨 1 1及び第 2目標値丨 1 2の両方よりも 小さい電流値 (第 3目標値 I 1 3) とする。 これにより、 第 2光源部 2 2に 過電流が流れることを精度よく抑制できる。

[0109] (実施形態 4)

実施形態 4に係る点灯装置 1は、 図 2 0に示すように、 第 1光源部 2 1 に 第 1バイパススイッチ〇 1 1が並列接続されており、 かつ、 第 2光源部 2 2 に第 2バイパススイッチ 0 1 2が並列接続されている点で、 実施形態 1 に係 る点灯装置 1 (図 1参照) と相違する。 なお、 実施形態 4に係る点灯装置 1 に関し、 実施形態 1 に係る点灯装置 1 と同様の構成要素については、 同一の 符号を付して説明を省略する。

[01 10] (1) 構成

実施形態 4の点灯装置 1は、 図 2 0に示すように、 第 1バイパススイッチ 〇 1 1 と、 第 2バイパススイッチ〇 1 2とを備える。 第 1バイパススイッチ 〇 1 1は、 第 1光源部 2 1 に電気的に並列接続されている。 第 2バイパスス イッチ〇 1 2は、 第 2光源部 2 2に電気的に並列接続されている。 第 1バイ パススイッチ〇 1 1は、 第 2バイパススイッチ〇 1 2とは別体である。

[01 1 1 ] 実施形態 4のスイッチ制御部 4 2は、 第 1バイパススイッチ〇 1 1及び第

2バイパススイッチ〇 1 2を制御する。

[01 12] 実施形態 4の電力制御部 4 1は、 第 1バイパススイッチ〇 1 1のオン/才 フの状態及び第 2バイパススイッチ〇 1 2のオン/オフの状態に応じて出力 電流丨 1 を切り替えて第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2に電力を供給する 〇 2020/175072 28 卩(:171? 2020 /004472

[01 13] 電力制御部 4 1は、 第 1光源部 2 1の状態が第 1状態から第 2状態に切り 替えられる場合、 スイッチ制御部 4 2が第 1バイパススイッチ <3 1 1 を制御 して第 1光源部 2 1の状態を第 1状態から第 2状態に切り替えた後に、 出力 電流丨 1の大きさを切り替える機能を有する。

[01 14] 電力制御部 4 1は、 第 1光源部 2 1の状態が第 2状態から第 1状態に切り 替えられる場合、 スイッチ制御部 4 2が第 1バイパススイッチ <3 1 1 を制御 して第 1光源部 2 1の状態を第 2状態から第 1状態に切り替える前に、 出力 電流丨 1の大きさを切り替える機能を更に有する。

[01 15] ここで、 第 1状態とは、 第 1光源部 2 1が第 2光源部 2 2に電気的に接続 されており第 1光源部 2 1 に出力電流 I 1が流れる接続状態をいう。 第 2状 態とは、 第 1光源部 2 1が電気的に短絡されている短絡状態をいう

[01 16] スイッチ制御部 4 2は、 第 1光源部 2 1の状態を第 1状態から第 2状態に 切り替える場合、 第 1バイパススイッチ 0 1 1がオフ状態からオン状態にな るように第 1バイパススイッチ〇 1 1 を制御する。 電力制御部 4 1は、 スイ ッチ制御部 4 2が第 1バイパススイッチ <3 1 1 をオフ状態からオン状態に切 り替えた後に、 出力電流丨 1の大きさを切り替える。

[01 17] スイッチ制御部 4 2は、 第 1光源部 2 1の状態を第 2状態から第 1状態に 切り替える場合、 第 1バイパススイッチ 0 1 1がオン状態からオフ状態にな るように第 1バイパススイッチ〇 1 1 を制御する。 電力制御部 4 1は、 スイ ッチ制御部 4 2が第 1バイパススイッチ <3 1 1 をオン状態からオフ状態に切 り替える前に、 出力電流丨 1の大きさを切り替える。

[01 18] (2) 効果

実施形態 4に係る点灯装置 1では、 第 1光源部 2 1の状態を第 1状態 (接 続状態) から第 2状態 (短絡状態) に切り替えた後に、 出力電流丨 1の大き さを切り替える。 これにより、 第 1光源部 2 1の短絡状態における出力電流 I 1の目標値が第 1光源部 2 1の接続状態における出力電流丨 1の目標値よ り大きい場合であっても、 出力電流丨 1の大きさを切り替える前に、 第 1光 〇 2020/175072 29 卩(:171? 2020 /004472

源部 2 1 を短絡状態にすることができる。 その結果、 第 1光源部 2 1 に過電 流が流れることを抑制できる。

[01 19] (実施形態 5)

実施形態 5に係る点灯装置 1は、 図 2 1 に示すように、 3つの光源部 2を 備える点で、 実施形態 1 に係る点灯装置 1 (図 1参照) と相違する。 なお、 実施形態 5に係る点灯装置 1 に関し、 実施形態 1 に係る点灯装置 1 と同様の 構成要素については、 同一の符号を付して説明を省略する。

[0120] (1) 構成

実施形態 5の点灯装置 1は、 図 2 1 に示すように、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2と共に、 第 3光源部 2 3を更に備える。 なお、 実施形態 5の点 灯装置 1 に関し、 実施形態 1の点灯装置 1 (図 1参照) と同様の構成及び機 能については説明を省略する。

[0121 ] また、 実施形態 5の点灯装置 1は、 図 2 1 に示すように、 第 1バイパスス イッチ〇 1 1 と、 第 2バイパススイッチ〇 1 2と、 第 3バイパススイッチ〇 1 3とを備える。 第 1バイパススイッチ 0 1 1は、 第 1光源部 2 1 に電気的 に並列接続されている。 第 2バイパススイッチ〇 1 2は、 第 2光源部 2 2に 電気的に並列接続されている。 第 3光源部 2 3に電気的に並列接続されている。 第 1バイパススイッチ〇 1 1は、 第 2 バイパススイッチ〇 1 2及び第 3バイパススイッチ〇 1 3とは別体である。

[0122] また、 第 1バイパススイッチ〇 1 1 には、 第 1 コンデンサ〇 2 1が電気的 に並列接続されており、 第 2バイパススイッチ〇 1 2には、 第 2コンデンサ 〇 2 2が電気的に並列接続されており、 には、 第 3コンデンサ〇 2 3が電気的に並列接続されている。

[0123] (2) 動作例

次に、 実施形態 5の点灯装置 1の動作例について図 2 2を参照して説明す る。

[0124] まず、 第 1光源部 2 1、 第 2光源部 2 2、 及び第 3光源部 2 3の全てを点 灯させる状態 (第 1接続状態) から、 第 2光源部 2 2及び第 3光源部 2 3の 〇 2020/175072 30 卩(:171? 2020 /004472

みを点灯させる状態 (第 2接続状態) に切り替える場合、 第 1バイパススイ ッチ〇 1 1 をオフ状態からオン状態に切り替える (時点 5 1) 。 このとき 、 負荷が第 2光源部 2 2及び第 3光源部 2 3となるが、 電力制御部 4 1の定 電流制御により、 出力電流丨 1 を第 1 目標値丨 1 4で一定に保つ。 その後、 電力制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を大きくする (時点 1 5 2) 。 出 力電流丨 1の電流値は、 時点 I 5 1では第 1 目標値丨 1 4のままであり、 時 点 1 5 2で第 1 目標値丨 1 4から第 2目標値丨 1 5に切り替わる。

[0125] 上記のように、 時点 I 5 2よりも前の時点 I 5 1で第 1バイパススイッチ 0 1 1がオン状態になったことにより、 時点 I 5 1から時点 I 5 2までの期 間丁 5 1 において、 第 1光源部 2 1 に過電流 (第 2目標値 I 1 5の出力電流 I 1) が流れることを抑制できる。

[0126] 続いて、 第 2光源部 2 2及び第 3光源部 2 3を点灯させる状態 (第 2接続 状態) から、 第 2光源部 2 2のみを点灯させる状態 (第 1短絡状態) に切り 替える場合、 第 3バイパススイッチ 0 1 3をオフ状態からオン状態に切り替 える (時点 1 5 3) 。 このとき、 負荷が第 2光源部 2 2のみとなるが、 電力 制御部 4 1の定電流制御により、 出力電流丨 1 を第 2目標値 I 1 5で一定に 保つ。 その後、 電力制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を大きくする (時 点 1 5 4) 。 出力電流丨 1の電流値は、 時点 5 3では第 2目標値 I 1 5の ままであり、 時点 I 5 4で第 2目標値丨 1 5から第 2目標値丨 1 6に切り替 わる。

[0127] 上記のように、 時点 I 5 4よりも前の時点 I 5 3で第 3バイパススイッチ 0 1 3がオン状態になったことにより、 時点 5 3から時点 5 4までの期 間丁 5 2において、 第 3光源部 2 3に過電流 (第 2目標値 I 1 6の出力電流 I 1) が流れることを抑制できる。

[0128] その後、 第 2光源部 2 2のみを点灯させる状態 (第 1短絡状態) から、 第

1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2を点灯させる状態 (第 2短絡状態) に切り 替える場合、 スイッチ制御部 4 2が、 第 1バイパススイッチ〇 1 1 をオン状 態からオフ状態に切り替える前に、 電力制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流 〇 2020/175072 31 卩(:171? 2020 /004472

値を小さくする (時点 1 5 5) 。 その後、 スイッチ制御部 4 2が、 第 1バイ パススイッチ〇 1 1 をオン状態からオフ状態に切り替える (時点 I 5 6) 。 出力電流丨 1の電流値は、 時点 5 6よりも前の時点 5 5で第 2目標値 I 1 6から第 2目標値丨 1 5に切り替わる。

[0129] 上記のように、 時点 I 5 5より後の時点 I 5 6で第 1バイパススイッチ〇

1 1がオフ状態になったことにより、 時点 5 5から時点 5 6までの期間 丁 5 3において、 第 1光源部 2 1 に過電流 (第 2目標値 1 1 5 , I 1 6の出 力電流丨 1) が流れることを抑制できる。

[0130] その後、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2を点灯させる状態 (第 2短絡 状態) から、 第 1光源部 2 1、 第 2光源部 2 2、 及び第 3光源部 2 3を点灯 させる状態 (第 1接続状態) に切り替える場合、 スイッチ制御部 4 2が、 第 3バイパススイッチ 0 1 3をオン状態からオフ状態に切り替える前に 電力 制御部 4 1が、 出力電流丨 1の電流値を小さくする (時点 1 5 7) 。 ただし 、 図 2 2の例では、 出力電流丨 1の電流値が既に小さくなっているから一定 (第 1 目標値丨 1 4) のままである。 その後、 スイッチ制御部 4 2が、 第 3 バイパススイッチ〇 1 3をオン状態からオフ状態に切り替える (時点 I 5 8

[0131 ] 時点 I 5 7から時点 I 5 8までの期間丁 5 4においても、 第 3光源部 2 3 に過電流が流れることを抑制できる。

[0132] (変形例)

実施形態 1〜 5の変形例に係る点灯装置 1の動作例について図 2 3を参照 して説明する。 図 2 3は、 実施形態 1の変形例の場合を示す。 ここでは、 第 1光源部 2 1及び第 2光源部 2 2の両方を点灯させる状態から、 第 1光源部 2 1のみを点灯させる状態に切り替える場合に いて説明する。 つまり、 バ イパススイッチ 0 1 をオフ状態からオン状態に切り替える場合に おける点灯 装置 1の動作例について説明する。

[0133] 第 2光源部 2 2を消灯するために、 運転手が、 切替スイッチ 3 \^/ 2をオン 状態からオフ状態に切り替える操作を行う。 〇 2020/175072 32 卩(:171? 2020 /004472

[0134] 電力制御部 4 1は、 切替スイッチ 3 \^/ 2がオン状態からオフ状態に切り替 わった場合、 所定の停止期間丁 6 0 (時点 1 6 1から時点 1 6 3までの期間 ) の間、 電力変換部 3を停止させる。 具体的には、 電力制御部 4 1は、 停止 期間丁 6 0の間、 降圧コンパータ回路 3 2を停止させる。 なお、 電力制御部 4 1は、 停止期間丁 6 0の間、 降圧コンパータ回路 3 2と、 昇圧コンパータ 回路 3 1 との両方を停止させてもよい。

[0135] したがって、 停止期間丁 6 0において、 停止期間丁 6 0の前に比べて電力 変換部 3の出力電流 I 1が低減して略ゼロとなる。 電力制御部 4 1は、 停止 期間丁 6 0が経過すると (時点 1 6 3) 、 電力変換部 3 (降圧コンバータ回 路 3 2) の動作を再開させ、 電力変換部 3の出力電流 I 1 を停止前の状態に 復帰させる。 つまり、 電力制御部 4 1は、 切替スイッチ 3 \^/ 2がオン状態か らオフ状態に切り替わった場合、 電力変換部 3の出力電流 I 1 を一時的に低 減させる。 停止期間丁 6 0は、 一例として 3 0 3であるが、 この数値に限 らない。

[0136] スイッチ制御部 4 2は、 切替スイッチ 3 2がオン状態からオフ状態に切 り替わった場合、 電力制御部 4 1が電力変換部 3の出力電流 I 1 を低減させ た状態 (停止期間丁 6 0中) で、 バイパススイッチ〇 1 をオフ状態からオン 状態に切り替える。 言い換えれば、 電力制御部 4 1は、 スイッチ制御部 4 2 がバイパススイッチ〇 1 をオフ状態からオン状態に切り替える前に、 電力変 換部 3を停止させる。 本変形例では、 スイッチ制御部 4 2は、 電力制御部 4 1が電力変換部 3の出力電流 I 1の低減を開始した時点 1 6 1から、 第 1期 間丁 6 1が経過した時点 I 6 2において、 バイパススイッチ〇 1 をオフ状態 からオン状態に切り替える。 第 1期間丁 6 1は、 一例として 1 0 3である が、 この数値に限らない。 電力変換部 3は、 スイッチ制御部 4 2がバイパス スイッチ 0 1 をオフ状態からオン状態に切り替えた時点 I 6 2から、 第 2期 間丁 6 2が経過した時点 1 6 3において、 電力変換部 3の動作を再開させる 。 第 2期間丁 6 2は、 一例として 2 0 3であるが、 この数値に限らない。

[0137] 本変形例の点灯装置 1では、 電力変換部 3が停止している状態で、 バイパ 〇 2020/175072 33 卩(:171? 2020 /004472

ススイッチ〇 1がオフ状態からオン状態に切り替えられる したがって、 電 力変換部 3の出力電流丨 1が略ゼロである状態で、 平滑コンデンサ〇 1から サージ電流が発生する。 これにより、 光源部 2に過電流が流れることが抑制 される。 より具体的には、 バイパススイッチ〇 1がオフ状態からオン状態に 切り替わった際に、 複数の光源部 2のうちバイパススイッチ 0 1が並列接続 されていない光源部 2 (第 1光源部 2 1) に過電流が流れることが抑制され る。

[0138] また、 電力変換部 3が停止してからバイパススイッチ〇 1がオンするまで の第 1期間丁 6 1 において、 平滑コンデンサ〇 1が放電するため、 バイパス スイッチ〇 1がオンした際のサージ電流が抑制される。 したがって、 第 1光 源部 2 1 に過電流が流れることが抑制される。 第 1期間丁 6 1は、 平滑コン デンサ〇 1のサージ電流が第 1光源部 2 1 に流れた際における電流丨 2のピ —ク値が、 第 1光源部 2 1の定常時における電流丨 2の電流値よりも小さく なるように設定されていることが好ましい。 第 1光源部 2 1の定常時におけ る電流 I 2の電流値とは、 定電流制御される電力変換部 3 (降圧コンバータ 回路 3 2) の出力電流丨 1の目標値である。

[0139] 第 1 コンデンサ〇 2 1は、 第 1光源部 2 1 と電気的に並列接続されている 。 したがって、 バイパススイッチ〇 1がオフ状態からオン状態に切り替わっ ても、 第 1 コンデンサ〇 2 1の両端間における電気負荷の変化がない。 その ため、 第 1 コンデンサ〇 2 1からサージ電流が発生しない。

[0140] 第 2コンデンサ〇2 2は、 バイパススイッチ〇 1 と電気的に並列接続され ている。 したがって、 バイパススイッチ〇 1がオフ状態からオン状態に切り 替わると、 バイパススイッチ〇 1 を介して第 2コンデンサ〇 2 2が短絡する 。 そのため、 第 2光源部 2 2に過電流が流れることが抑制される。

[0141 ] また、 電力変換部 3の出力端 3 1 , 3 2間において、 平滑コンデンサ 〇 1 と、 第 1 コンデンサ〇 2 1及び第 2コンデンサ〇 2 2の直列回路と、 が 電気的に並列接続されている。 平滑コンデンサ〇 1 と、 第 1 コンデンサ〇 2 1及び第 2コンデンサ〇 2 2の直列回路と、 の合成容量によって、 電力変換 〇 2020/175072 34 卩(:171? 2020 /004472

咅6 3の出力電流丨 1のリップルを抑制することができる。 したがって、 本実 施形態の点灯装置 1では、 第 1 コンデンサ〇 2 1及び第 2コンデンサ〇 2 2 を備えていない構成に比べて、 平滑コンデンサ <3 1の容量の低減を図ること ができる。 これにより、 平滑コンデンサ〇 1のサージ電流を抑制することが でき、 第 1光源部 2 1 に過電流が流れることを抑制することができ る。

[0142] 実施形態 1〜 5の他の変形例として、 点灯装置 1 において、 電力変換部 3 の出力端 3 1 , 3 2間に接続された平滑コンデンサ(3 1は、 必須の構成 ではなく、 図 2 4に示すように、 平滑コンデンサ〇 1が省略されていてもよ い。 図 2 4は、 実施形態 1の変形例の場合を示す。 電力変換部 3の出力端 3 1 , 3 2間には、 複数のコンデンサ〇 2 (第 1 コンデンサ〇2 1、 第 2 コンデンサ〇 2 2) が直列接続されている。 したがって、 平滑コンデンサ〇 1 を省略した構成であっても、 複数のコンデンサ〇2 (第 1 コンデンサ〇2 1、 第 2コンデンサ〇2 2) の合成容量により、 電力変換部 3の出力電流 I 1のリップルを抑制することができる。 これにより、 点灯装置 1 と複数の光 源部 2とを電気的に接続するケーブル等から放射 れる輻射ノイズを抑制す ることができる。 また、 図 2 5に示すように、 電力変換部 3の出力電流丨 1 を低減させず、 バイパススイッチ 0 1がオフ状態からオン状態に切り替えて も (時点 7 1) 、 平滑コンデンサ〇 1が省略されていることにより、 第 1 光源部 2 1 に過電流が流れることが抑制される。

[0143] 実施形態 1〜 5の他の変形例として、 点灯装置 1は、 コンピュータシステ ム (制御部 4) を含んでいる。 コンビュータシステムは、 ハードウエアとし てのプロセッサ及びメモリを主構成とする。 コンビュータシステムのメモリ に記録されたプログラムをプロセッサが実行 することによって、 点灯装置 1 としての機能が実現される。 プログラムは、 コンビュータシステムのメモリ にあらかじめ記録されてもよく、 電気通信回線を通じて提供されてもよく、 コンビュータシステムで読み取り可能なメモ リカード、 光学ディスク、 ハー ドディスクドライブ等の非一時的記録媒体に 記録されて提供されてもよい。 コンビュータシステムのプロセッサは、 半導体集積回路 (丨 〇) 又は大規模 集積回路 (LS I) を含む 1ないし複数の電子回路で構成される。 ここでい う 丨 C又は LS 丨等の集積回路は、 集積の度合いによって呼び方が異なって おり、 システム LS 丨、 VLS I (Very Large Scale Integration) 、 又は U L S I (Ultra Large Scale Integration) と呼ばれる集積回路を含む。 さ らに、 L S 丨の製造後にプログラムされる、 F PGA (Field-Programmable Gate Array) 、 又は LS 丨 内部の接合関係の再構成若しくは L S 丨 内部の回 路区画の再構成が可能な論理デバイスについ ても、 プロセッサとして採用す ることができる。 複数の電子回路は、 1つのチップに集約されていてもよい し、 複数のチップに分散して設けられていてもよ い。 複数のチップは、 1つ の装置に集約されていてもよいし、 複数の装置に分散して設けられていても よい。 例えば、 電力制御部 4 1 とスイッチ制御部 42とは、 1つのチップに 集約されていてもよいし、 複数のチップに分散して設けられていてもよ い。

[0144] また、 点灯装置 1 における複数の構成要素 (又は機能) が、 1つの筐体内 に集約されていることは点灯装置 1 に必須の構成ではない。 点灯装置 1の構 成要素 (又は機能) は、 複数の筐体に分散して設けられていてもよい 。

[0145] (まとめ)

以上説明した実施形態及び変形例より以下の 態様が開示されている。

[0146] 第 1の態様に係る点灯装置 (1) は、 電力変換部 (3) と、 バイパススイ ッチ (Q 1) と、 スイッチ制御部 (42) と、 電力制御部 (4 1) とを備え る。 電力変換部 (3) は、 第 1光源部 (2 1) 及び第 2光源部 (22) を含 む光源ユニッ ト (1 0) に出力電流 ( 1 1) を出力して電力を供給する。 第 1光源部 (2 1) 及び第 2光源部 (22) は、 互いに電気的に直列接続され ている。 バイパススイッチ (Q 1) は、 第 2光源部 (22) に電気的に並列 接続されている。 スイッチ制御部 (42) は、 バイパススイッチ (Q 1) を 制御する。 電力制御部 (4 1) は、 電力変換部 (3) を制御する。 電力変換 咅 P (3) は、 バイパススイッチ (Q 1) のオン/オフの状態に応じて出力電 流 (丨 1) の大きさを切り替えて光源ユニッ ト (1 〇) に電力を供給する。 電力制御部 (4 1) は、 第 2光源部 (22) の状態が接続状態から短絡状態 〇 2020/175072 36 卩(:171? 2020 /004472

に切り替えられる場合、 スイッチ制御部 (4 2) がバイパススイッチ (〇 1 ) を制御して第 2光源部 (2 2) を接続状態から短絡状態に切り替えた後に 、 出力電流 (丨 1) の大きさを切り替える機能を有する。 接続状態は、 第 2 光源部 (2 2) が第 1光源部 (2 1) に電気的に接続されており第 2光源部 (2 2) に出力電流 ( 1 1) が流れる状態である。 短絡状態は、 第 2光源部 (2 2) が電気的に短絡されている状態である。

[0147] 第 1の態様に係る点灯装置 (1) によれば、 短絡状態における出力電流 (

I 1) の第 1 目標値 ( 1 1 1) が接続状態における出力電流 (丨 1) の第 2 目標値 (丨 1 2) より大きい場合であっても、 出力電流 (丨 1) の大きさを 切り替える前に、 第 2光源部 (2 2) を短絡状態にすることができる。 その 結果、 第 2光源部 (2 2) に過電流が流れることを抑制できる。

[0148] 第 2の態様に係る点灯装置 (1) は、 第 1の態様において、 電力制御部 ( 4 1) は、 第 2光源部 (2 2) が短絡状態から接続状態に切り替えられる場 合、 スイッチ制御部 (4 2) がバイパススイッチ (〇 1) を制御して第 2光 源部 (2 2) を短絡状態から接続状態に切り替える前に、 出力電流 (丨 1) の大きさを切り替える機能を更に有する。

[0149] 第 2の態様に係る点灯装置 (1) によれば、 短絡状態における出力電流 (

I 1) の第 1 目標値 ( 1 1 1) が接続状態における出力電流 (丨 1) の第 2 目標値 (丨 1 2) よりも大きい場合であっても、 第 2光源部 (2 2) に過電 流が流れることを抑制できる。

[0150] 第 3の態様に係る点灯装置 (1) は、 第 2の態様において、 接続状態では 、 バイパススイッチ (〇 1) がオフ状態である。 短絡状態では、 バイパスス イッチ (0 1) がオン状態である。

[0151 ] 第 3の態様に係る点灯装置 (1) によれば、 第 2光源部 (2 2) における 接続状態と短絡状態との切替えを容易に行う ことができる。

[0152] 第 4の態様に係る点灯装置 (1) は、 第 3の態様において、 スイッチ制御 部 (4 2) は、 第 2光源部 (2 2) を接続状態から短絡状態に切り替える場 合、 バイパススイッチ (〇 1) がオフ状態からオン状態になるようにバイパ 〇 2020/175072 37 卩(:171? 2020 /004472

ススイッチ (〇 1) を制御する。 電力制御部 (4 1) は、 第 2光源部 (2 2 ) が接続状態から短絡状態に切り替えられる場 合、 スイッチ制御部 (4 2) がバイパススイッチ (0 1) をオフ状態からオン状態に切り替えた後に、 出 力電流 (丨 1) の大きさを切り替える。

[0153] 第 4の態様に係る点灯装置 (1) によれば、 出力電流 ( 1 1) の大きさを 容易に切り替えることができる。

[0154] 第 5の態様に係る点灯装置 (1) は、 第 3又は 4の態様において、 スイッ チ制御部 (4 2) は、 第 2光源部 (2 2) を短絡状態から接続状態に切り替 える場合、 バイパススイッチ (〇 1) がオン状態からオフ状態になるように バイパススイッチ (〇 1) を制御する。 電力制御部 (4 1) は、 第 2光源部 (2 2) が短絡状態から接続状態に切り替えられる場 合、 スイッチ制御部 ( 4 2) がバイパススイッチ (〇 1) をオン状態からオフ状態に切り替える前 に、 出力電流 (丨 1) の大きさを切り替える。

[0155] 第 5の態様に係る点灯装置 (1) によれば、 出力電流 ( 1 1) の大きさを 容易に切り替えることができる。

[0156] 第 6の態様に係る点灯装置 ( 1) では、 第 1〜 3の態様のいずれか 1つに おいて、 電力制御部 (4 1) は、 バイパススイッチ (〇 1) の切替以前に出 力電流 (丨 1) の電流値を、 短絡状態における出力電流 (丨 1) の第 1 目標 値 (丨 1 1) 及び接続状態における出力電流 (丨 1) の第 2目標値 ( 1 1 2 ) のうちのいずれか小さいほうの電流値とする 。 電力制御部 (4 1) は、 バ イパススイッチ (〇 1) の切替以後に出力電流 (丨 1) の電流値を、 第 1 目 標値 (丨 1 1) 及び第 2目標値 ( 1 1 2) のうち、 切替後の第 2光源部 (2 2) の状態における出力電流 (丨 1) の目標値とする。

[0157] 第 6の態様に係る点灯装置 (1) によれば、 第 2光源部 (2 2) に過電流 が流れることを精度よく抑制できる。

[0158] 第 7の態様に係る点灯装置 ( 1) では、 第 1〜 3の態様のいずれか 1つに おいて、 電力制御部 (4 1) は、 バイパススイッチ (〇 1) の切替以前に出 力電流 (丨 1) の電流値を、 短絡状態における出力電流 (丨 1) の第 1 目標 〇 2020/175072 38 卩(:171? 2020 /004472

値 (丨 1 1) 及び接続状態における出力電流 (丨 1) の第 2目標値 ( 1 1 2 ) の両方よりも小さい電流値 (第 3目標値 I 1 3) とする。 電力制御部 (4 1) は、 バイパススイッチ (〇 1) の切替以後に出力電流 (丨 1) の電流値 を、 第 1 目標値 (丨 1 1) 及び第 2目標値 ( 1 1 2) のうち、 切替後の第 2 光源部 (2 2) の状態における出力電流 ( 1 1) の目標値とする。

[0159] 第 7の態様に係る点灯装置 (1) によれば、 第 2光源部 (2 2) に過電流 が流れることを精度よく抑制できる。

[0160] 第 8の態様に係る点灯装置 ( 1) は、 第 1〜 7の態様のいずれか 1つにお いて、 第 1バイパススイッチ (〇 1 1) を更に備える。 第 1バイパススイッ チ (〇 1 1) は、 第 1光源部 (2 1) に電気的に並列接続されている。 第 1 バイパススイッチ (〇 1 1) は、 第 2バイパススイッチとは別体である。 第 2バイパススイッチ (0 1 2) は、 第 2光源部 (2 2) に電気的に並列接続 されている。 スイッチ制御部 (4 2) は、 第 1バイパススイッチ (〇 1 1) を制御する。 電力変換部 (3) は、 第 1バイパススイッチ (0 1 1) のオン /オフの状態に応じて出力電流 (丨 1) の大きさを切り替えて光源ユニッ ト (1 0) に電力を供給する。 電力制御部 (4 1) は、 第 1光源部 (2 1) の 状態が第 1状態から第 2状態に切り替えられる場合、 スイッチ制御部 (4 2 ) が第 1バイパススイッチ (〇 1 1) を制御して第 1光源部 (2 1) を第 1 状態から第 2状態に切り替えた後に、 出力電流 ( 1 1) の大きさを切り替え る機能を更に有する。 第 1状態は、 第 1光源部 (2 1) が第 2光源部 (2 2 ) に電気的に接続されており第 1光源部 (2 1) に出力電流 ( 1 1) が流れ る状態である。 第 2状態は、 第 1光源部 (2 1) が電気的に短絡されている 状態である。

[0161 ] 第 8の態様に係る点灯装置 (1) によれば、 第 1光源部 (2 1) の短絡状 態における出力電流 (丨 1) の目標値が第 1光源部 (2 1) の接続状態にお ける出力電流 (丨 1) の目標値より大きい場合であっても、 出力電流 (丨 1 ) の大きさを切り替える前に、 第 1光源部 (2 1) を短絡状態にすることが できる。 その結果、 第 1光源部 (2 1) に過電流が流れることを抑制できる 〇 2020/175072 39 卩(:171? 2020 /004472

[0162] 第 9の態様に係る点灯装置 (1) では、 第 8の態様において、 電力制御部 (4 1) は、 第 1光源部 (2 1) が第 2状態から第 1状態に切り替えられる 場合、 スイッチ制御部 (4 2) が第 1バイパススイッチ (0 1 1) を制御し て第 1光源部 (2 1) を第 2状態から第 1状態に切り替える前に、 出力電流 ( 1 1) の大きさを切り替える機能を更に有する。

[0163] 第 9の態様に係る点灯装置 (1) によれば、 第 1光源部 (2 1) の短絡状 態 (第 2状態) における出力電流 ( 1 1) の目標値が第 1光源部 (2 1) の 接続状態 (第 1状態) における出力電流 (丨 1) の目標値よりも大きい場合 であっても、 第 1光源部 (2 1) に過電流が流れることを抑制できる。

[0164] 第 1 0の態様に係る点灯装置 ( 1) では、 第 1〜 9の態様のいずれか 1つ において、 光源ユニッ ト (1 0) は、 第 1光源部 (2 1) 及び第 2光源部 ( 2 2) に直列接続された第 3光源部 (2 3) を更に含む。 点灯装置 (1) は 、 第 3光源部用バイパススイッチ (第 3バイパススイッチ〇 1 3) を更に備 える。 第 3光源部用バイパススイッチは、 第 3光源部 (2 3) に電気的に並 列接続されている。 スイッチ制御部 (4 2) は、 第 3光源部用バイパススイ ッチを制御する。 電力変換部 (3) は、 第 3光源部用バイパススイッチの才 ン/オフの状態に応じて出力電流 (丨 1) の大きさを切り替えて光源ユニッ 卜 (1 0) に電力を供給する。 電力制御部 (4 1) は、 第 3光源部 (2 3) の状態が第 3光源部 (2 3) の接続状態から第 3光源部 (2 3) の短絡状態 に切り替えられる場合、 スイッチ制御部 (4 2) が第 3光源部用バイパスス イッチを制御して第 3光源部 (2 3) を第 3光源部 (2 3) の接続状態から 第 3光源部 (2 3) の短絡状態に切り替えた後に、 出力電流 (丨 1) の大き さを切り替える機能を更に有する。 第 3光源部 (2 3) の接続状態は、 第 3 光源部 (2 3) が第 1光源部 (2 1) 及び第 2光源部 (2 2) の少なくとも 一方に電気的に接続されており第 3光源部 (2 3) に出力電流 ( 1 1) が流 れる状態である。 第 3光源部 (2 3) の短絡状態は、 第 3光源部 (2 3) が 電気的に短絡されている状態である。 〇 2020/175072 40 卩(:171? 2020 /004472

[0165] 第 1 0の態様に係る点灯装置 (1) によれば、 光源部 2の数が 3つ以上で ある場合であっても、 第 2光源部 (2 2) だけでなく、 第 3光源部 (2 3) に過電流が流れることを抑制できる。

[0166] 第 1 1の態様に係る点灯装置 (1) では、 第 1 0の態様において、 電力制 御部 (4 1) は、 第 3光源部 (2 3) が第 3光源部 (2 3) の短絡状態から 第 3光源部 (2 3) の接続状態に切り替えられる場合、 スイッチ制御部 (4 2) が第 3光源部用バイパススイッチ (第 3バイパススイッチ 0 1 3) を制 御して第 3光源部 (2 3) を第 3光源部 (2 3) の短絡状態から第 3光源部 (2 3) の接続状態に切り替える前に、 出力電流 ( 1 1) の大きさを切り替 える機能を更に有する。

[0167] 第 1 1の態様に係る点灯装置 (1) によれば、 第 3光源部 (2 3) の短絡 状態における出力電流 (丨 1) の目標値が第 3光源部 (2 3) の接続状態に おける出力電流 (丨 1) の目標値よりも大きい場合であっても、 第 3光源部 (2 3) に過電流が流れることを抑制できる。

[0168] 第 1 2の態様に係る灯具 ( 1 0 0) は、 第 1〜 1 1の態様のいずれか 1つ の点灯装置 (1) と、 第 1光源部 (2 1) と、 第 2光源部 (2 2) と、 ハウ ジング (1 0 1) とを備える。 ハウジング (1 0 1) は、 第 1光源部 (2 1 ) 及び第 2光源部 (2 2) を収納する。

[0169] 第 1 2の態様に係る灯具 (1 0 0) によれば、 点灯装置 (1) において、 短絡状態における出力電流 (丨 1) の第 1 目標値 ( 1 1 1) が接続状態にお ける出力電流 (丨 1) の第 2目標値 ( 1 1 2) より大きい場合であっても、 出力電流 (丨 1) の大きさを切り替える前に、 第 2光源部 (2 2) を短絡状 態にすることができる。 その結果、 第 2光源部 (2 2) に過電流が流れるこ とを抑制できる。

[0170] 第 1 3の態様に係る車両 (2 0 0) は、 第 1 2の態様の灯具 (1 0 0) と 、 車体 (2 0 1) とを備える。 車体 (2 0 1) は、 灯具 (1 0 0) を搭載す る。

[0171 ] 第 1 3の態様に係る車両 (2 0 0) によれば、 点灯装置 (1) において、 〇 2020/175072 41 卩(:171? 2020 /004472

短絡状態における出力電流 (丨 1) の第 1 目標値 ( 1 1 1) が接続状態にお ける出力電流 (丨 1) の第 2目標値 ( 1 1 2) より大きい場合であっても、 出力電流 (丨 1) の大きさを切り替える前に、 第 2光源部 (2 2) を短絡状 態にすることができる。 その結果、 第 2光源部 (2 2) に過電流が流れるこ とを抑制できる。

[0172] 第 1 4の態様に係る制御方法は、 電力変換部 (3) と、 バイパススイッチ (〇 1) とを制御する制御方法である。 電力変換部 (3) は、 互いに電気的 に直列接続された第 1光源部 (2 1) 及び第 2光源部 (2 2) を含む光源ユ ニッ ト (1 0) に出力電流 (丨 1) を出力して電力を供給する。 バイパスス イッチ (0 1) は、 第 2光源部 (2 2) に電気的に並列接続されている。 制 御方法は、 第 2光源部 (2 2) の状態が接続状態から短絡状態に切り替えら れる場合、 バイパススイッチ (0 1) を制御して第 2光源部 (2 2) を接続 状態から短絡状態に切り替えた後に、 出力電流 (丨 1) の大きさを切り替え るステップを有する。 接続状態は、 第 2光源部 (2 2) が第 1光源部 (2 1 ) に電気的に接続されており第 2光源部 (2 2) に出力電流 ( 1 1) が流れ る状態である。 短絡状態は、 第 2光源部 (2 2) が電気的に短絡されている 状態である。 制御方法は、 第 2光源部 (2 2) が短絡状態から接続状態に切 り替えられる場合、 バイパススイッチ (0 1) を制御して第 2光源部 (2 2 ) を短絡状態から接続状態に切り替える前に、 出力電流 (丨 1) の大きさを 切り替えるステップを有する。

[0173] 第 1 4の態様に係る制御方法によれば、 短絡状態における出力電流 ( I 1 ) の第 1 目標値 (丨 1 1) が接続状態における出力電流 (丨 1) の第 2目標 値 (丨 1 2) より大きい場合であっても、 出力電流 (丨 1) の大きさを切り 替える前に、 第 2光源部 (2 2) を短絡状態にすることができる。 その結果 、 第 2光源部 (2 2) に過電流が流れることを抑制できる。

[0174] また、 第 1 4の態様に係る制御方法によれば、 短絡状態における出力電流 ( 1 1) の第 1 目標値 (丨 1 1) が接続状態における出力電流 (丨 1) の第 2目標値 ( 1 1 2) よりも大きい場合であっても、 第 2光源部 (2 2) に過 〇 2020/175072 42 卩(:171? 2020 /004472

電流が流れることを抑制できる。

[0175] 第 1 5の態様に係る制御方法では、 第 1 4の態様において、 光源ユニッ ト (1 0) は、 第 1光源部 (2 1) 及び第 2光源部 (2 2) に直列接続された 第 3光源部 (2 3) を更に含む。 制御方法は、 第 3光源部 (2 3) の状態が 第 3光源部 (2 3) の接続状態から第 3光源部 (2 3) の短絡状態に切り替 えられる場合、 第 3光源部 (2 3) に電気的に並列接続された第 3光源部用 バイパススイッチ (第 3バイパススイッチ〇 1 3) を制御して第 3光源部 ( 2 3) を第 3光源部 (2 3) の接続状態から第 3光源部 (2 3) の短絡状態 に切り替えた後に、 出力電流 (丨 1) の大きさを切り替えるステップを更に 有する。 第 3光源部 (2 3) の接続状態は、 第 3光源部 (2 3) が第 1光源 部 (2 1) 及び第 2光源部 (2 2) の少なくとも一方に電気的に接続されて おり第 3光源部 (2 3) に出力電流 ( 1 1) が流れる状態である。 第 3光源 部 (2 3) の短絡状態は、 第 3光源部 (2 3) が電気的に短絡されている状 態である。 制御方法は、 第 3光源部 (2 3) が第 3光源部 (2 3) の短絡状 態から第 3光源部 (2 3) の接続状態に切り替えられる場合、 第 3光源部用 バイパススイッチを制御して第 3光源部 (2 3) を第 3光源部 (2 3) の短 絡状態から第 3光源部 (2 3) の接続状態に切り替える前に、 出力電流 (丨 1) の大きさを切り替えるステップを更に有する 。

[0176] 第 1 5の態様に係る制御方法によれば、 第 3光源部 (2 3) の短絡状態に おける出力電流 (丨 1) の目標値が第 3光源部 (2 3) の接続状態における 出力電流 (丨 1) の目標値よりも大きい場合であっても、 第 3光源部 (2 3 ) に過電流が流れることを抑制できる。

[0177] 第 1 6の態様に係る制御装置 (制御部 4) は、 電力変換部 (3) と、 バイ パススイッチ (〇 1) とを制御する。 電力変換部 (3) は、 互いに電気的に 直列接続された第 1光源部 (2 1) 及び第 2光源部 (2 2) を含む光源ユニ ッ ト (1 0) に出力電流 (丨 1) を出力して電力を供給する。 バイパススイ ッチ (〇 1) は、 第 2光源部 (2 2) に電気的に並列接続されている。 スイ ッチ制御部 (4 2) は、 バイパススイッチ (〇 1) を制御する。 電力制御部 〇 2020/175072 43 卩(:171? 2020 /004472

(4 1) は、 電力変換部 (3) を制御する。 電力制御部 (4 1) は、 第 2光 源部 (2 2) の状態が接続状態から短絡状態に切り替えら れる場合、 スイッ チ制御部 (4 2) がバイパススイッチ (0 1) を制御して第 2光源部 (2 2 ) を接続状態から短絡状態に切り替えた後に、 出力電流 (丨 1) の大きさを 切り替える機能を有する。 接続状態は、 第 2光源部 (2 2) が第 1光源部 ( 2 1) に電気的に接続されており第 2光源部 (2 2) に出力電流 ( I 1) が 流れる状態である。 短絡状態は、 第 2光源部 (2 2) が電気的に短絡されて いる状態である。 電力制御部 (4 1) は、 第 2光源部 (2 2) が短絡状態か ら接続状態に切り替えられる場合、 スイッチ制御部 (4 2) がバイパススイ ッチ (0 1) を制御して第 2光源部 (2 2) を短絡状態から接続状態に切り 替える前に、 出力電流 (丨 1) の大きさを切り替える機能を有する。

[0178] 第 1 6の態様に係る制御装置 (制御部 4) によれば、 短絡状態における出 力電流 (丨 1) の第 1 目標値が接続状態における出力電流 (丨 1) の第 2目 標値より大きい場合であっても、 出力電流 (丨 1) の大きさを切り替える前 に、 第 2光源部 (2 2) を短絡状態にすることができる。 その結果、 第 2光 源部 (2 2) に過電流が流れることを抑制できる。

[0179] また、 第 1 6の態様に係る制御装置によれば、 短絡状態における出力電流 ( 1 1) の第 1 目標値 (丨 1 1) が接続状態における出力電流 (丨 1) の第 2目標値 ( 1 1 2) よりも大きい場合であっても、 第 2光源部 (2 2) に過 電流が流れることを抑制できる。

[0180] 第 1 7の態様に係る制御装置 (制御部 4) では、 第 1 6の態様において、 光源ユニッ ト (1 0) は、 第 1光源部 (2 1) 及び第 2光源部 (2 2) に直 列接続された第 3光源部 (2 3) を更に含む。 スイッチ制御部 (4 2) は、 第 3光源部 (2 3) に電気的に並列接続された第 3光源部用バイパススイッ チ (第 3バイパススイッチ〇 1 3) を制御する。 電力制御部 (4 1) は、 第 3光源部 (2 3) の状態が第 3光源部 (2 3) の接続状態から第 3光源部 ( 2 3) の短絡状態に切り替えられる場合、 スイッチ制御部 (4 2) が第 3光 源部用バイパススイッチを制御して第 3光源部 (2 3) を第 3光源部 (2 3 〇 2020/175072 44 卩(:171? 2020 /004472

) の接続状態から第 3光源部 (2 3) の短絡状態に切り替えた後に、 出力電 流 (丨 1) の大きさを切り替える機能を更に有する。 第 3光源部 (2 3) の 接続状態は、 第 3光源部 (2 3) が第 1光源部 (2 1) 及び第 2光源部 (2 2) の少なくとも一方に電気的に接続されており 第 3光源部 (2 3) に出力 電流 (丨 1) が流れる状態である。 第 3光源部 (2 3) の短絡状態は、 第 3 光源部 (2 3) が電気的に短絡されている状態である。 電力制御部 (4 1) は、 第 3光源部 (2 3) が第 3光源部 (2 3) の短絡状態から第 3光源部 ( 2 3) の接続状態に切り替えられる場合、 スイッチ制御部 (4 2) が第 3光 源部用バイパススイッチを制御して第 3光源部 (2 3) を第 3光源部 (2 3 ) の短絡状態から第 3光源部 (2 3) の接続状態に切り替える前に、 出力電 流 (丨 1) の大きさを切り替える機能を更に有する。

[0181 ] 第 1 7の態様に係る制御装置 (制御部 4) によれば、 第 3光源部 (2 3) の短絡状態における出力電流 (丨 1) の目標値が第 3光源部 (2 3) の接続 状態における出力電流 (丨 1) の目標値よりも大きい場合であっても、 第 3 光源部 (2 3) に過電流が流れることを抑制できる。 符号の説明

[0182] 1 点灯装置

2 1 第 1光源部

2 2 第 2光源部

2 3 第 3光源部

3 電力変換部

4 制御部 (制御装置)

4 1 電力制御部

4 2 スイッチ制御部

1 0 光源ユニッ ト

1 0 0 灯具

1 0 1 ハウジング

2 0 0 車両 〇 2020/175072 45 卩(:171? 2020 /004472

201 車体

〇 1 バイパススイツチ

01 1 第 1バイパススイッチ

01 3 第 3バイパススイッチ (第 3光源部用バイパススイッチ) I 1 出力電流

1 1 1 , 1 1 4 第 1 目標値

1 1 2, 1 1 5, 1 1 6 第 2目標値

I 1 3 第 3目標値