Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
LOCKING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/013892
Kind Code:
A1
Abstract:
A locking device has a control unit which locks a key when a reception unit is changed from a state that the reception unit has received a first response signal without receiving a second response signal to a state that the reception unit does not receive either of the first response signal and the second response signal.Furthermore, the locking device includes a sensor which is electrically connected to the control unit and can detect an operation of an object. While the sensor is detecting an operation of an object, the first transmission unit does not transmit a first call signal. Thus, it is possible to reduce the power consumption in a mobile device.

Inventors:
KAIHORI HIROKI
Application Number:
PCT/JP2008/001947
Publication Date:
January 29, 2009
Filing Date:
July 22, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
KAIHORI HIROKI
International Classes:
E05B49/00; B60R25/24
Foreign References:
JP2006125098A2006-05-18
JP2005076413A2005-03-24
JP2003184379A2003-07-03
JP2006099683A2006-04-13
JP2005200895A2005-07-28
Attorney, Agent or Firm:
IWAHASHI, Fumio et al. (1006 Oaza Kadoma, Kadoma-sh, Osaka 01, JP)
Download PDF:
Claims:
錠を有するドアと、
前記ドアを閉めたときの前記ドアの内側を有する閉鎖空間の内外を含む範囲において第1の呼出信号を送信する第1の送信部と、
前記閉鎖空間内のみにおいて第2の呼出信号を送信する第2の送信部と、
前記第1の呼出信号を受信した場合には第1の応答信号を送信し
前記第2の呼出信号を受信した場合には第2の応答信号を送信する携帯機と、
前記第1、第2の応答信号を受信する受信部と、
前記受信部に電気的に接続されるとともに、前記受信部が前記第2の応答信号を受信せず前記第1の応答信号を受信した状態から、前記受信部が前記第1、第2の応答信号双方を受信しない状態となった場合には、前記錠を施錠する制御部とを備え、
前記制御部に電気的に接続されるとともに物体の動作を検知可能なセンサを設け、
前記センサが前記物体の動作を検知している間は、前記第1の送信部が前記第1の呼出信号の送信を停止する
施錠装置。
前記センサは前記閉鎖空間外における前記物体の動作を検知可能なセンサである請求項1に記載の施錠装置。
前記センサが前記物体の動作を検知している間は前記第2の送信部が前記第2の呼出信号の送信を停止する請求項2に記載の施錠装置。
前記ドアが開放された時点から前記第1の送信部が前記第1の呼出信号を送信する請求項2に記載の施錠装置。
前記ドアが開放された時点から前記第2の送信部が前記第2の呼出信号を送信する請求項2に記載の施錠装置。
前記ドアが閉鎖された時点から前記センサが作動開始される請求項2に記載の施錠装置。
前記受信部が前記第2の応答信号を受信せず前記第1の応答信号を受信した時点から前記センサが作動開始される請求項2に記載の施錠装置。
前記センサは前記閉鎖空間を超えない領域における前記物体の動作を検知可能なセンサである請求項1に記載の施錠装置。
前記ドアが開放された時点から前記センサが作動開始される
請求項8に記載の施錠装置。
前記センサが前記閉鎖空間内において前記物体の動作を検知した場合には前記第2の送信部が前記第2の呼出信号の送信を停止する構成とした請求項8に記載の施錠装置。
前記センサの検知範囲は前記第2の送信部による前記第2の呼出信号送信範囲内とした請求項8に記載の施錠装置。
前記センサは物体から放射される赤外線量の変化を検出することにより、物体の動作を検知する請求項1に記載の施錠装置。
前記センサは赤外線を発射し、物体により反射した赤外線量の変化を検出することにより、物体の動作を検知する請求項1に記載の施錠装置。
前記センサは超音波周波数帯の電波を発射し、この電波が物体にあたって反射してくる反射波を受信することにより、物体の動作を検知する請求項1に記載の施錠装置。
Description:
施錠装置

 本発明は、自動車や家などに用いられる 錠装置に関するものである。

 従来この種の施錠装置は、図13に示すよ な自動車に用いられている。図13は従来の施 錠装置を装着した自動車を示す上面図である 。図13において、この自動車は、錠を有する ア1と、ドア1を閉めたときにドア1の内側を する閉鎖空間2と、ドア1の近傍で閉鎖空間2 内外を含む範囲3Aにおいて呼出信号3を送信 る送信部4と、閉鎖空間2内のみにおいて呼 信号5を送信する送信部6とを備えている。更 に、呼出信号3を受信した場合には応答信号7 送信し、呼出信号5を受信した場合には応答 信号8を送信する携帯機9と、これら応答信号7 、8の少なくともいずれか一方を受信する受 部10と、この受信部10に電気的に接続される 御部(図示せず)とを備えている。

 携帯機9を持った使用者が、閉鎖空間2外 且つ範囲3A内におけるいずれかの場所から、 閉鎖空間2外で且つ範囲3A外におけるいずれか の場所に移動すると、この受信部10が応答信 8を受信せず応答信号7を受信する状態から 双方の応答信号7、8を受信しない状態となる 。この応答信号7、8の受信状況の変化を契機 して、制御部(図示せず)がドア1を施錠する 成を実現していた。

 このような従来の施錠装置では、携帯機9 における電力消費が多いことが問題となって いた。図14は従来の施錠装置の携帯機におけ 電力消費の時間的経緯を示す図である。上 従来の構成においては、例えば、携帯機9を 持った使用者が呼出信号3の通信範囲3A内にお いて何らかの作業をする等して長時間留まっ ているような場合、携帯機9が呼出信号3を受 するための電力が図14に示されている。携 機9における消費電力は、ドア1(図13参照)を けたt0時点から消費され始め、使用者がドア 1(図13参照)を閉め、閉鎖空間2(図13参照)外に たt1時点においても継続して消費され、さら にこの電力消費は使用者が範囲3A外へ出るt2 点まで継続されることになる。あるいは使 者がドア1を開けたまま荷物の整理や掃除な の作業を行うような場合には、その作業時 中においても、呼出信号3、5を受信するた の電力が携帯機9において消費されてしまう これらの結果として携帯機9における電力消 費が多くなってしまうことが問題となってい た。

 なお、この出願に関する先行技術文献情報 しては、例えば、特許文献1が知られている 。

特開2003-20837号公報

 本発明は、制御部に電気的に接続される ともに物体の動作を検知可能なセンサを設 、センサが物体の動作を検知している間は 1の送信部が第1の呼出信号を送信しない構 としたものである。

 この構成により、携帯機を持った使用者 第1の呼出信号の通信範囲内において長時間 留まっているような場合やドアを開けたまま 荷物の整理や掃除などの作業を行うような場 合においても、センサが物体の動作を検知し ている間は、第1の送信部から第1の呼出信号 送信されず、その結果として携帯機がこの 1の呼出信号を受信している時間を低減する ことができ、携帯機における電力消費を低減 させることができる。

図1は本発明の実施の形態1における施 装置を装着した自動車の上面図である。 図2は本発明の実施の形態1における施 装置を装着した自動車の上面図である。 図3Aは本発明の実施の形態1における施 錠装置の携帯機における電力消費の時間的経 緯を示す図である。 図3Bは本発明の実施の形態1における施 錠装置のブロック図である。 図4は本発明の実施の形態1における施 装置を装着した自動車の上面図である。 図5は本発明の実施の形態1における施 装置を装着した自動車の上面図である。 図6は本発明の実施の形態1における施 装置を装着した自動車の上面図である。 図7は本発明の実施の形態2における施 装置を装着した自動車の上面図である。 図8は本発明の実施の形態2における施 装置を装着した自動車の上面図である。 図9Aは本発明の実施の形態2における施 錠装置の携帯機における電力消費の時間的経 緯を示す図である。 図9Bは本発明の実施の形態2における施 錠装置のブロック図である。 図10は本発明の実施の形態2における施 錠装置を装着した自動車の上面図である。 図11は本発明の実施の形態2における施 錠装置を装着した自動車の上面図である。 図12は本発明の実施の形態2における施 錠装置を装着した自動車の上面図である。 図13は従来の施錠装置を装着した自動 の上面図である。 図14は従来の施錠装置の携帯機におけ 電力消費の時間的経緯を示す図である。

符号の説明

 1A,21  ドア
 11,22  閉鎖空間
 12,23  第1の呼出信号
 13,24  第1の送信部
 14,25  第2の呼出信号
 15,26  第2の送信部
 16,27  第1の応答信号
 17,28  第2の応答信号
 18,29  携帯機
 19,30  受信部
 19A,30A  制御部
 20,31  センサ

 (実施の形態1)
 以下、本発明の実施の形態1における施錠装 置について図面を参照しながら説明する。図 1は本発明の実施の形態1における施錠装置を 着した自動車の上面図である。図1に示すご とく、本発明の施錠装置を装着した自動車は 、錠を有するドア1Aと、ドア1Aを閉めたとき ドア1Aの内側を有する閉鎖空間11と、ドア1A 近傍で閉鎖空間11の内外を含む範囲13Aにおい て第1の呼出信号12を送信する第1の送信部13と 、閉鎖空間11を領域として第2の呼出信号14を 信する第2の送信部とを備えている。更に、 第1の呼出信号12を受信した場合には第1の応 信号16を送信し、第2の呼出信号14を受信した 場合には第2の応答信号17を送信する携帯機18 備えている。更に、応答信号16、17を受信す る受信部19と、受信部19に電気的に接続され とともに受信部19が第2の応答信号17を受信せ ず第1の応答信号16を受信した状態から、受信 部19が応答信号16、17の双方を受信しない状態 となった場合には、ドア1Aを施錠する制御部1 9A(図3B参照)とを備えている。なお、閉鎖空間 11は、閉めたときのドア1Aを境界として持つ のであり、通常の乗用自動車においては搭 者用の室内空間のことである。

 図2は図1同様に、本発明の実施の形態1に ける施錠装置を装着した自動車の上面図で る。図2に示すごとく、制御部19A(図3B参照) 電気的に接続されるとともに、閉鎖空間11の 内と外とを含む検知範囲20Aでの物体の動作を 検知可能なセンサ20を車内に設ける。センサ2 0が物体の動作を検知している間は、第1の送 部13が図1に示す第1の呼出信号12を送信しな 構成としている。なお、センサ20は、使用 が車外で立ち話などをする際の微小動作に しても検知可能なものである。具体的には センサ20は赤外線を用いたセンサで構成され ている。センサ20が検知範囲20A内に存在する 体の表面から放出される赤外線を受信し、 らにこの受信する赤外線量の変化を微分処 等によって検出し、その変化の有無に基づ て物体の動作を確認するものとなっている すなわち、使用者が何らかの微小動作を示 た際にはセンサ20が受信する赤外線量が変 し、この変化を検出した場合には、第1の送 部13が第1の呼出信号12を送信しない構成と ている。

 図3Bは本発明の実施の形態1における施錠 置のブロック図である。制御部19Aからは、 1の送信部13、第2の送信部15、受信部19、ド 1A、センサ20に電気的な配線13L、15L、20L、1L がなされ、電気供給されると共に、信号の りとりがされる。送信部13、15から携帯機18 は、電気的な配線がされず無線の送信信号12 、14だけが送信される。これらの送信は、制 部19Aが制御する。携帯機18から受信部19へは 、電気的な配線がされず、無線の応答信号16 17だけが送信される。

 あるいは、センサ20が赤外線を発射し、 体により反射された赤外線を受光器で検出 ることによって物体の動作を検知する構成 してもよい。この場合も、上述した構成と 様に物体により反射された赤外線量の変化 検出することで物体の動作の有無を検知し いる。

 また、センサ20として超音波を用いた構 としてもよい。すなわち、検知範囲20A内に 音波周波数帯の電波を発射し、この電波が 体に当たって反射してくる反射波を検出す ことにより、物体の動作を検出する構成と てもよい。この場合は、電波を発射してか 反射波が検出されるまでの時間の変化を測 することにより物体の動作の有無を検出す 。

 次に、この施錠装置の動作について説明 る。まず、図1に示すごとく、携帯機18を持 た使用者(図示せず)がドア1Aを開放すると、 このドア1Aの開放を契機として、送信部13、15 から呼出信号12、14がそれぞれ送信される。 1において、携帯機18を持った使用者は閉鎖 間11内にいるため、携帯機18はこれら呼出信 12、14の双方を受信する。このときの施錠装 置の携帯機における電力消費の時間的経緯を 図3Aに示す。図3Aにおいて、t0はドア1Aの開放 点である。t1aはドア1Aを閉めセンサ20が車外 領域を検知し始めた時点である。t1bはドア1A 閉められておりセンサ20が車外領域を検知 動きを検知しなくなった時点である。t2は使 用者が送信範囲13A外に出た時点である。これ らの時点での動作を以下に順に説明していく 。

 図3Aに示すごとく、このドア1Aの開放時点 であるt0時点において携帯機18では電力消費 開始されることとなる。呼出信号12、14を受 した携帯機18は、第1の呼出信号12に対応す 第1の応答信号16を、第2の呼出信号14に対応 る第2の応答信号17を送信する。これら応答 号16、17が受信部19において受信され、その 報が受信部19に電気的に接続された制御部19A に伝達される。

 次に、図2に示すごとく、携帯機18を持っ 使用者(図示せず)が閉鎖空間11外へ出るとと もに、ドア1Aを閉鎖すると、このドア1Aの閉 を契機として、センサ20が検知範囲20A内にお いて物体の動作の検知を開始する。ここで、 携帯機18を持った使用者がこの検知範囲20A内 おいて、何らかの作業をする等して長時間 まっているような場合、この使用者の動き センサ20が検知し、その情報がセンサ20に電 気的に接続された制御部19Aに伝達される。そ うすると、制御部19Aは、図1に示す第1の送信 13が第1の呼出信号12を送信しないように、 た第2の送信部15が第2の呼出信号14を送信し いように制御する。そのため、図3Aに示すご とく、このセンサ20がドア1Aの閉鎖に伴って 動開始するとともに、使用者の動きを検知 始めたt1a時点から、携帯機18における呼出信 号12、14(図1参照)受信のための電力消費が停 されることとなる。

 その後の施錠装置を装着した自動車の状 の上面図を図4に示す。図4に示すごとく、 帯機18を持った使用者(図示せず)がセンサ20 検知範囲20Aに留まっている間は保持され続 、その結果として図3Aに示すごとく、携帯機 18を持った使用者が検知範囲20A外へ出る時点 あるt1b時点まで、携帯機18における呼出信 12、14受信のための電力消費が停止されたま となる。

 次の状態の施錠装置を装着した自動車の 面図を図5に示す。図5に示すごとく、携帯 18を持った使用者(図示せず)がセンサ20の検 範囲20Aの外へ出ると、センサ20が使用者の動 きを検知することができず、その情報が制御 部19Aに伝達される。そうすると制御部19Aが、 送信部13、15に対してそれぞれ呼出信号12、14( 図1参照)の送信を指令する。

 ここで、携帯機18を持った使用者は第2の 信部の送信範囲である閉鎖空間11内にはお ず、第1の送信部13の送信範囲13A内にいるた 、携帯機18は第1の送信部13からの第1の呼出 号12のみを受信する。

 従って、図3Aに示すごとく、使用者がセ サ20の検知範囲20A外へ出た時点であるt1b時点 から、携帯機18における第1の呼出信号12受信 ための電力消費が再開されることとなる。 お、第2の呼出信号14(図1参照)は受信しない め、t1a時点と比較して、その分の消費電力 低減されている。

 そして、この携帯機18は第1の呼出信号12 対する第1の応答信号16を送信し、第1の応答 号16を受信した受信部19がその情報を制御部 19Aに伝達し、この情報が当該制御部19Aにおい て記憶される。

 その後の施錠装置を装着した自動車の状 を図6に示す。図6のごとく、携帯機18を持っ た使用者(図示せず)が第1の送信部13の送信範 13Aの外に出るまで図5に示した第1の呼出信 12を受信するための電力消費が継続され、図 3Aに示すごとく、使用者が送信範囲13A外に出 時点であるt2時点において、当該電力消費 停止される。そうすると、図6に示すごとく 携帯機18からの第1の応答信号16(図5参照)の 信も停止されるため、受信部19は第1の応答 号16(図5参照)を受信しなくなる。この受信部 19における第1の応答信号16の受信状況の変化 電気的に接続された制御部19Aに伝達される そして、この受信状況の変化を契機として 制御部19Aがドア1Aを施錠する。

 このような構成により、携帯機18を持っ 使用者が、図5に示す第1の送信部13の第1の呼 出信号12の送信範囲13A内において長時間留ま ているような場合においても、センサ20が れを使用者の動作として検知することで、 1の送信部13からの第1の呼出信号12が送信さ ない。即ち、図3Aの斜線部に示すごとく、t1a 時点からt1b時点までにおける第1の呼出信号12 を受信するための電力消費を削減することが でき、携帯機18における電力消費を低減させ ことができる。

 なお、本実施の形態においては、図5に示 すごとくドア1Aが閉鎖された時点からセンサ2 0が作動開始される構成を示したが、受信部19 が図1に示した第2の応答信号17を受信せず、 つ図5に示す第1の応答信号16を受信した時点 らセンサ20が作動開始される構成としても わない。

 なお、本実施の形態においては、使用者 動作をセンサ20が検知している間は、送信 13、15の双方が、それぞれ呼出信号12、14を送 信しない構成としたが、第1の送信部13のみが 第1の呼出信号12を送信しない構成としても構 わない。センサ20が使用者の動作を検知して るということは、携帯機18を持った使用者 車外へ出ていることを示すため、第2の送信 からの第2の呼出信号14を携帯機18が受信す ことは無く、携帯機18における消費電力量は 本実施の形態と変わらないためである。

 ただし、本実施の形態に示すごとく、セ サ20が使用者の動作を検知している間は、 信部13、15の双方が、それぞれ呼出信号12、14 を送信しない構成とすることにより、車両に おいて第2の送信部が第2の呼出信号14を送信 るために消費される電力を低減することが きるため望ましい。

 (実施の形態2)
 以下、本発明の実施の形態2における施錠装 置について図面を参照しながら説明する。図 7は本発明の実施の形態2における施錠装置を 着した自動車の上面図である。図7に示すご とく、本発明の施錠装置を装着した自動車は 、錠を有するドア21と、閉めたときのドア21 有する閉鎖空間22と、閉鎖空間22外を含む範 24Aにおいて呼出信号23(第1の呼出信号)を送 する送信部24(第1の送信部)と、閉鎖空間22内 領域として呼出信号25(第2の呼出信号)を送 する送信部26(第2の送信部)とを備えている。 更に、呼出信号23を受信した場合には応答信 27(第1の応答信号)を送信し、呼出信号25を受 信した場合には応答信号28(第2の応答信号)を 信する携帯機29と、携帯機29からの応答信号 27、28を受信する受信部30とを備えている。更 に、この受信部30に電気的に接続されるとと に、受信部30が応答信号28を受信せず応答信 号27を受信した状態から応答信号27、28双方を 受信しない状態となった場合には、前記錠を 施錠する制御部30A(図9B参照)を備えている。 お、閉鎖空間22は、閉めたときのドア21を境 として持つものであり、通常の乗用自動車 おいては搭乗者用の室内空間のことである

 閉鎖空間22内にはこの閉鎖空間22より小さ く閉鎖空間22を超えない範囲31A内における物 の動作を検知するセンサ31を設け、このセ サ31が閉鎖空間22内において物体の動作を検 した場合には、送信部24が呼出信号23を、送 信部26が呼出信号25を、それぞれ送信しない 成としている。なお、このセンサ31は実施の 形態1と同様に、赤外線を用いたものとして る。あるいは超音波周波数帯の電波を用い ものとしてもよい。

 図9Bは本発明の実施の形態2における施錠 置のブロック図である。制御部30Aからは、 1の送信部24、第2の送信部26、受信部30、ド 21、センサ31に電気的な配線24L、26L、31L、21L がなされ、電気供給されると共に、信号の りとりがされる。送信部24、26から携帯機29 は、電気的な配線がされず無線の送信信号2 3、25だけが送信される。これらの送信は、制 御部30Aが制御する。携帯機29から受信部30へ 、電気的な配線がされず、無線の応答信号27 、28だけが送信される。

 次に、この施錠装置の動作について説明 る。図8は本発明の実施の形態2における施 装置を装着した自動車の上面図である。先 、図8に示すごとく、ドア21が閉ざされた状 においては、センサ31は作動しておらず、送 信部24、26からは呼出信号23、25は送信されて ない。このときの、施錠装置の携帯機にお る電力消費の時間的経緯を図9Aに示す。

 図9Aにおいて、t0はドア1Aの閉められた時 である。t1はドア21を開きセンサ31が車内領 の動きを検知した時点である。t2はドア21が 開かれておりセンサ31が車内領域の動きを検 しなくなった時点である。t3は携帯機29を持 った使用者が車外に移動した時点である。t4 使用者が送信範囲24A外に出た時点である。 れらの時点での動作を以下に順に説明して く。

 図9Aのt0時点において、図8に示した呼出 号23、25を受信するための電力が携帯機29に いて消費されることはない。次に、使用者( 示せず)がドア21を開けた時点においての施 装置を装着した自動車の上面図を図10に示 。図10に示すごとく、その情報が制御部30Aに 伝達され、この制御部30Aがセンサ31の作動を 始する。この時、図10に示すごとく携帯機29 とともに使用者がセンサ検知範囲31A内におい て作業等をしているような場合においても、 送信部24、26からは呼出信号23、25(図11参照)は 送信されない。センサ31により使用者が車内 いることが検知されているためである。従 て、図9Aに示すごとく、t1時点においても、 呼出信号23、25を受信するための電力が携帯 29において消費されることはない。

 その後の本発明の実施の形態2における施 錠装置を装着した自動車の上面図を図7に示 。図7に示すごとく、使用者(図示せず)が携 機29とともに移動し、センサ検知範囲31Aの外 に出ると、センサ31から制御部30Aに伝達され いた動作検知情報が無くなるため、この時 において初めて送信部26から呼出信号25が閉 鎖空間22内において送信される。従って、図9 Aに示すごとく、t2時点において、呼出信号25 受信するための電力が携帯機29において消 され始める。この時、携帯機29が呼出信号25 受信すると、この呼出信号25があらかじめ 帯機29に記憶されたID等と照合され、照合が れた場合には、携帯機29内において応答信 28が生成され、携帯機29に備え付けられたア テナから送信される。この応答信号28を制 部30Aが受信すると、この応答信号28があらか じめ制御部30Aに記憶されたID等と照合され、 合が取れた場合には、携帯機29が閉鎖空間22 内に在ることが確認される。

 また、送信部24からは呼出信号23が車外を 含む範囲24A内において送信される。従って、 図9Aに示すごとく、t2時点において、呼出信 23を受信するための電力が携帯機29において 費され始める。この時、携帯機29が呼出信 23を受信すると、この呼出信号23があらかじ 携帯機29に記憶されたID等と照合され、照合 が取れた場合には、携帯機29内において応答 号27が生成され、携帯機29に備え付けられた アンテナから送信される。この応答信号27を 御部30Aが受信すると、この応答信号27があ かじめ制御部30Aに記憶されたID等と照合され 、照合が取れた場合には、携帯機29が送信部2 4の通信範囲24A内に在ることが確認される。

 次の状態の施錠装置を装着した自動車の 面図を図11に示す。図11に示すごとく、携帯 機29を持った使用者(図示せず)が車外へ移動 ると、送信部26からは呼出信号25が閉鎖空間2 2内において送信されるものの、携帯機29は閉 鎖空間22外に出ているため、携帯機29が呼出 号25を受信することはない。従って、図9Aに すごとく、t2時点において消費されていた 出信号25を受信するための消費電力が、t3時 から消費されなくなり、携帯機29における 体の消費電力が半減することとなる。

 一方、送信部24からは呼出信号23が車外を 含む範囲24A内において送信されるが、携帯機 29は範囲24A内に在るため、この呼出信号23を 信する。従って、図9Aに示すごとく、t3時点 おいても、呼出信号23を受信するための電 が携帯機29において継続して消費される。そ うすると、この呼出信号23があらかじめ携帯 29に記憶されたID等と照合され、照合が取れ た場合には、携帯機29内において応答信号27 生成され、携帯機29に備え付けられたアンテ ナから送信される。この応答信号27を制御部3 0Aが受信すると、この応答信号27があらかじ 制御部30Aに記憶されたID等と照合され、照合 が取れた場合には、携帯機29が送信部24の通 範囲24A内に在り、且つ閉鎖空間22内には存在 していないことが制御部30Aにおいて記憶され る。

 その後の状態の施錠装置を装着した自動 の上面図を図12に示す。図12に示すごとく、 携帯機29を持った使用者(図示せず)が範囲24A へ飛び出し、その状態でドア21を勢い良く押 し離すようにして閉めると、携帯機29は閉鎖 間22内に存在しないため、送信部26からの呼 出信号25を受信することも無く、また範囲24A にも存在しないため、送信部24からの呼出 号23を受信することもない。従って、上述の 図9Aのt3時点において記憶された情報、即ち 帯機29が送信部24の通信範囲24A内に在り、且 閉鎖空間22内には存在していないという情 と、本時点であるt4時点において携帯機29が 信範囲24A内にも存在しなくなったという情 から、制御部30Aが、使用者は車内から車外 出たと判断し、ドア21を施錠する。なお、 9Aに示すごとく、このt4時点においては、携 機29は呼出信号23、25を受信することができ いため、これらを受信するための電力が携 機29において消費されることはない。

 このような構成により、いわゆる投げド 対策を講じた構成、即ちドア21が開放され 時点から送信部24、26が携帯機29に対して呼 信号23、25を送信する構成において、使用者 ドア21を開けたまま荷物の整理や掃除など 作業を行うような場合においても、電力消 を低減させることができる。すなわち、こ 使用者の動作をセンサ31が閉鎖空間22内にお る物体の動作として当該作業を検知してい 間は、送信部24、26から呼出信号23、25が送 されないため、図9Aに示すt1時点からt2時点 での携帯機29における呼出信号23、25を受信 るための電力消費を低減させることができ 。

 なお、本実施の形態においては、使用者 動作をセンサ31が閉鎖空間22内における物体 の動作として当該作業を検知している間は、 送信部24、26の双方が、それぞれ呼出信号23、 25を送信しない構成とした。しかし、送信部2 4のみが呼出信号23を送信しない構成としても 、図9Aに示すt1時点からt2時点までの携帯機29 おける呼出信号23を受信するための電力消 分を削減することができるため有用である

 ただし、本実施の形態に示すごとく、送 部24、26の双方が、それぞれ呼出信号23、25 送信しない構成とした方が、t1時点からt2時 までの携帯機29における呼出信号25を受信す るための電力消費分をも削減することができ るため、より携帯機29における電力消費の低 を図ることができるので望ましい。

 なお、図7に示すごとく、センサ31の検知 囲31Aは、送信部26による呼出信号25の送信範 囲、ここでは閉鎖空間22よりも狭い範囲とす ことが望ましい。何故なら、携帯機29を持 た使用者が、図11に示すごとく、閉鎖空間22 で且つ範囲24Aにいるときにおいては、セン 31を作動させること無く、使用者の位置を 帯機29からのフィードバックを介して制御部 30Aに確実に認識させることができる。この結 果、その位置から使用者が範囲24A外に出ると 確実に施錠することができ、安全性を高める ことができるためである。

 本発明の施錠装置は、携帯機における電 消費を低減させることができるという効果 有し、自動車や家等の施錠装置において有 である。