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Patent Searching and Data


Title:
MAN-CONVEYOR MOVING HANDRAIL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/001456
Kind Code:
A1
Abstract:
Intended is to provide a man-conveyor moving handrail, which can give a predetermined strength to the joint of canvas and which can prevent vibrations and noises at the time when a drive roller passes the canvas joint. For this intention, the canvas is disposed along the inner face of such an annular core made of a thermoplastic elastomer material as exhibits a C-shaped transverse section, and the surface of each of the canvas end portions adjoining at the joint is recessed deeper toward the core than the surfaces of the remaining portions forming the inner face of the moving handrail. On the other hand, a patch cloth is so interposed between the end portions of the canvas as to cover the clearance formed between the canvas end portions. Of the patch cloth, moreover, the surface of the portion corresponding to the flat portion of the core is arranged flush with the surface of the adjoining canvas, and the surface corresponding to the curved portion of the core is arranged in the state recessed from the adjoining canvas surface.

Inventors:
KAWASAKI ATSUSHI (JP)
KAWAMURA YUJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/062981
Publication Date:
December 31, 2008
Filing Date:
June 28, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
TOKAN CO LTD (JP)
KAWASAKI ATSUSHI (JP)
KAWAMURA YUJI (JP)
International Classes:
B66B23/24
Foreign References:
JP2006117329A2006-05-11
JPH1179639A1999-03-23
JPS5232069Y21977-07-21
JPS5017750B21975-06-24
Other References:
See also references of EP 2159184A4
Attorney, Agent or Firm:
TAKADA, Mamoru et al. (Takahashi & Partners 5th Floor, Intec 88Bldg., 20, Araki-cho, Shinjuku-k, Tokyo 07, JP)
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Claims:
 熱可塑性エラストマー材から形成され、平坦部及び前記平坦部の両側に設けられた湾曲部を有することによって横断面C字状を呈する環状の芯体と、
 前記芯体に所定の引張強さを付与するため、前記芯体の長手方向に沿って前記芯体内部に設けられた抗張体と、
 前記芯体の内面に沿って設けられることにより横断面C字状を呈するとともに、継ぎ部において隣接する各端部の表面が、移動手摺の内面を形成する他の部分の表面よりも前記芯体側に凹んだ状態に形成された帆布と、
 前記帆布の前記端部間に形成された隙間を覆うように、前記帆布の前記端部間に設けられるとともに、前記芯体の前記平坦部に対応する部分の表面が、隣接する前記帆布の表面に対して面一に配置され、前記芯体の前記湾曲部に対応する部分の表面が、隣接する前記帆布の表面に対して凹んだ状態に配置された当て布と、
を備えたことを特徴とするマンコンベア用移動手摺。
 帆布は、継ぎ部において隣接する各端部の表面が、芯体の平坦部に対応する部分の凹み量よりも前記芯体の湾曲部に対応する部分の凹み量の方が前記大きくなるように形成され、
 当て布は、全体に一定の厚みを有する
ことを特徴とする請求項1に記載のマンコンベア用移動手摺。
 熱可塑性エラストマー材から形成され、平坦部及び前記平坦部の両側に設けられた湾曲部を有することによって横断面C字状を呈する環状の芯体と、
 前記芯体に所定の引張強さを付与するため、前記芯体の長手方向に沿って前記芯体内部に設けられた抗張体と、
 前記芯体の内面に沿って設けられることにより横断面C字状を呈するとともに、継ぎ部において隣接する各端部の表面が、移動手摺の内面を形成する他の部分の表面よりも前記芯体側に凹んだ状態に形成された帆布と、
 前記帆布の前記端部間に形成された隙間を覆うように、前記帆布の前記端部間に設けられるとともに、その表面が、隣接する前記帆布の表面に対して凹んだ状態に配置された当て布と、
 前記当て布のうち、前記芯体の平坦部に対応する部分に設けられ、その表面が、隣接する前記帆布の表面に対して面一に配置された不織布と、
を備えたことを特徴とするマンコンベア用移動手摺。
Description:
マンコンベア用移動手摺

 この発明は、エスカレータや動く歩道等 マンコンベアに使用される移動手摺に関す ものである。

 通常、エスカレータや動く歩道といった ンコンベアでは、断面C字状を呈する移動手 摺が使用されている。この移動手摺は、例え ば、熱可塑性エラストマー材から形成された 芯体と、芯体の内部にその長手に沿って設け られた帯状の抗張体とから構成される。そし て、芯体が熱可塑性エラストマー材から形成 されている場合には、一般に、芯体の内部に 補強布が使用されておらず、断面C字状を呈 る芯体の内面に、上記補強布の機能を兼ね えた帆布が設けられている。

 また、マンコンベアの移動手摺は、一般 、直線状に形成された手摺本体を所定の長 に切断した後、この手摺本体の両端部が接 されることによって環状に形成される。し がって、その接続部の内面には、通常、帆 の継ぎ部が存在する(なお、上記接続部以外 でも帆布の接続は行われるため、移動手摺の 接続部以外であっても帆布の継ぎ部が存在す ることはある)。

 帆布の端部同士を突き合わせて手摺本体 両端部を接続した場合、移動手摺が曲げら た際に上記継ぎ部に力が集中してしまい、 ラストマー材からなる芯体に亀裂が入って まう恐れがある。このような問題を回避す ため、従来では、隣接する帆布の端部間に 尺の当て布を接着固定することにより、継 部における帆布の境界を覆い隠して補強す 方法が採用されていた(例えば、特許文献1 照)。

日本特開2006-117329号公報

 特許文献1記載のものでは、帆布の継ぎ部 に設けられた当て布が剥がれてしまうことを 防止するため、当て布は、その表面が、隣接 する帆布の表面よりも芯体側に僅かに凹むよ うに配置されていた。即ち、移動手摺の内面 には、帆布の継ぎ部に段差が形成されていた 。したがって、手摺駆動装置の駆動ローラが 帆布の継ぎ部を通過する度に振動や騒音が発 生し、乗客に不快感を与えてしまうといった 問題があった。

 この発明は、上述のような課題を解決す ためになされたもので、その目的は、帆布 継ぎ部に所定の強度を持たせることができ とともに、駆動ローラが帆布の継ぎ部を通 する際の振動や騒音を防止することができ マンコンベア用移動手摺を提供することで る。

 この発明に係るマンコンベア用移動手摺 、熱可塑性エラストマー材から形成され、 坦部及び平坦部の両側に設けられた湾曲部 有することによって横断面C字状を呈する環 状の芯体と、芯体に所定の引張強さを付与す るため、芯体の長手方向に沿って芯体内部に 設けられた抗張体と、芯体の内面に沿って設 けられることにより横断面C字状を呈すると もに、継ぎ部において隣接する各端部の表 が、移動手摺の内面を形成する他の部分の 面よりも芯体側に凹んだ状態に形成された 布と、帆布の端部間に形成された隙間を覆 ように、帆布の端部間に設けられるととも 、芯体の平坦部に対応する部分の表面が、 接する帆布の表面に対して面一に配置され 芯体の湾曲部に対応する部分の表面が、隣 する帆布の表面に対して凹んだ状態に配置 れた当て布と、を備えたものである。

 また、この発明に係るマンコンベア用移 手摺は、熱可塑性エラストマー材から形成 れ、平坦部及び平坦部の両側に設けられた 曲部を有することによって横断面C字状を呈 する環状の芯体と、芯体に所定の引張強さを 付与するため、芯体の長手方向に沿って芯体 内部に設けられた抗張体と、芯体の内面に沿 って設けられることにより横断面C字状を呈 るとともに、継ぎ部において隣接する各端 の表面が、移動手摺の内面を形成する他の 分の表面よりも芯体側に凹んだ状態に形成 れた帆布と、帆布の端部間に形成された隙 を覆うように、帆布の端部間に設けられる ともに、その表面が、隣接する帆布の表面 対して凹んだ状態に配置された当て布と、 て布のうち、芯体の平坦部に対応する部分 設けられ、その表面が、隣接する帆布の表 に対して面一に配置された不織布と、を備 たものである。

 この発明によれば、帆布の継ぎ部に所定 強度を持たせることができるとともに、駆 ローラが帆布の継ぎ部を通過する際の振動 騒音を防止することができるようになる。

この発明の実施の形態1におけるマンコ ンベア用移動手摺の断面図である。 この発明の実施の形態1におけるマンコ ンベア用移動手摺の要部構成図である。 図2に示すマンコンベア用移動手摺のA-A 断面図である。 図2に示すマンコンベア用移動手摺のB-B 断面図である。 この発明の実施の形態1におけるマンコ ンベア用移動手摺の要部斜視図である。 この発明の実施の形態2におけるマンコ ンベア用移動手摺の要部構成図である。 図6に示すマンコンベア用移動手摺のC-C 断面図である。 図6に示すマンコンベア用移動手摺のD-D 断面図である。

符号の説明

 1 芯体、 1a 平坦部、 1b 湾曲部、 1c 湾 部、 2 抗張体、
 3 帆布、 3a 端部、 3b 端部、 3c 湾曲部  3d 湾曲部、
 3e 平坦部、 4 当て布、 4a 平坦部、 4b  曲部、 4c 湾曲部、
 5 不織布

 この発明をより詳細に説明するため、添 の図面に従ってこれを説明する。なお、各 中、同一又は相当する部分には同一の符号 付しており、その重複説明は適宜に簡略化 いし省略する。

実施の形態1.
 図1はこの発明の実施の形態1におけるマン ンベア用移動手摺の断面図である。図1にお て、1は芯体、2は抗張体、3は帆布である。

 芯体1は、ほぼ平坦に形成された環状の平 坦部1aと、この平坦部1aの両側に設けられた 円状の湾曲部1b及び1cとから構成され、図1に 示すように、全体として横断面C字状を呈し いる。この芯体1は、移動手摺の要部を構成 るものであり、熱可塑性エラストマー材か 形成されている。また、芯体1は、一般に、 目的(芯体1に付与する機能等)や製造方法に応 じて適当な硬度の材料が選択され、複数の層 によって全体が構成されている。エラストマ ーの原料としては、例えば、ポリウレタン系 、ポリスチレン系、ポリ塩化ビニル系、ポリ エステル系、ポリオレフィン系等が用いられ る。

 抗張体2は、芯体1即ち移動手摺に所定の 張強度を付与して、移動手摺の伸びを防止 るためのものである。この抗張体2は、移動 摺の長手方向に沿って、芯体1の平坦部1aの 部に連続的に設けられている。抗張体2の材 料としては、例えば、鋼帯や金属製ワイヤー 等が用いられる。

 帆布3は、移動手摺が欄干上の手摺ガイド 上を円滑に移動するように摩擦抵抗を低減さ せるための手段、及び、移動手摺を摩擦駆動 させる上で手摺駆動装置(例えば、駆動ロー )との間で所定の摩擦力を得るための手段と て備えられている。この帆布3は、芯体1と 体になるように、横断面C字状を呈する芯体1 の内面に沿って、その長手方向に連続的に設 けられている。即ち、帆布3も横断面C字状を しており、芯体1の平坦部1a並びに湾曲部1b び1cの各内面を覆うように配置されている。 帆布3の材質としては、例えば、綿やポリエ テル等の合成繊維が用いられる。

 なお、芯体1が熱可塑性エラストマーでは ない材料から形成されている場合、一般に、 芯体1の内部に補強布が設けられている。し し、図1に示す移動手摺では、芯体1の内部に 補強布は使用されておらず、上記補強布の機 能を兼ね備えた帆布3が、芯体1の内面に設け れている。

 上記構成を有する移動手摺は、直線状に 成された手摺本体を所定の長さに切断した 、この手摺本体の両端部が接続されること よって環状に形成される。以下に、環状に 成された移動手摺のうち、手摺本体の両端 が接続された部分(接続部)の構成について 明する。

 図2はこの発明の実施の形態1におけるマ コンベア用移動手摺の要部構成図であり、 動手摺の接続部を示したものである。図3は 2に示すマンコンベア用移動手摺のA-A断面図 、図4は図2に示すマンコンベア用移動手摺のB -B断面図である。

 図2乃至図4において、3a及び3bは、移動手 の接続部において隣接して配置された、帆 3の長手方向の端部を示している。即ち、帆 布3の端部3a及び3bは、それ自体が、移動手摺 長手方向に渡って、連続して一体的に設け れている訳ではない。なお、帆布3の端部3a び3bは、互いに突き合わされた状態で配置 れていても良いし、図2及び図3に示すように 、多少の隙間がある状態で配置されていても 良い。

 上記帆布3は、端部3a及び3bの表面のみ、 の部分の表面よりも芯体1側に凹んだ状態に 成されている。なお、帆布3のうち、上記端 部3a及び3b以外の部分の表面は、移動手摺の 面を形成する。また、端部3a及び3bは、芯体1 の湾曲部1b及び1cに対応する部分(以下、「湾 部3c及び3d(但し、湾曲部3dは図示せず)」と う)の表面が、平坦部1aに対応する部分(以下 「平坦部3e」という)の表面よりも更に一段 んだ状態になるように形成されている。つ り、端部3a及び3bは、湾曲部3c及び3dの表面 凹み量αが、平坦部3eの表面の凹み量βより 大きくなる(α>β)ように形成されている。

 そして、帆布3の上記端部3a及び3b間に、 動手摺の内側から当て布4が接着固定されて る。この当て布4は、端部3a及び3b間に形成 れた隙間全体を移動手摺の内側から覆い隠 ように配置される。なお、当て布4は所定の (移動手摺の長手方向の距離)に形成されて り、その全体が、芯体1側に後退した表面を する端部3a及び3b内に収まるように配置され る。

 また、上記当て布4は所定の厚みを有して おり、芯体1の平坦部1aに対応する部分(以下 当て布4の「平坦部4a」という)の表面が、移 手摺の長手方向に隣接して配置された帆布3 の各表面に対して、ほぼ面一に配置される。 なお、当て布4は全体にほぼ一定の厚みを有 る。このため、当て布4は、帆布3の端部3a及 3b間に接着固定されることにより、芯体1の 曲部1b及び1cに対応する部分(以下、当て布4 「湾曲部4b及び4c(但し、湾曲部4cは図示せず )」という)の表面が、移動手摺の長手方向に 接して配置された帆布3の各表面に対して、 僅かに凹んだ状態に配置される。即ち、移動 手摺の内面は、当て布4の湾曲部4b及び4cのみ 他の部分よりも一段凹んだ状態になるよう 形成される。

 なお、図5はこの発明の実施の形態1にお るマンコンベア用移動手摺の要部斜視図で り、帆布3の継ぎ部を形成する際の帆布3の一 部と当て布4とを示したものである。

 この発明の実施の形態1によれば、隣接す る帆布3の端部3a及び3b間に当て布4が接着固定 されるため、帆布3の継ぎ部に所定の強度を たせることができる。したがって、移動手 の曲げによって上記継ぎ部に力が集中して まうようなこともなく、芯体1に亀裂が入る いった不具合を確実に防止することができ ようになる。

 また、帆布3の端部3a及び3b間に設けられ 当て布4は、その平坦部4aの表面が、移動手 の長手方向に隣接する帆布3の各表面に対し ほぼ面一に配置される。このため、直径100~ 200mm程度の駆動ローラが帆布3の継ぎ部を通過 する場合でも、振動や騒音が発生することは ない。

 更に、上記当て布4は、湾曲部4b及び4cの 面が、移動手摺の長手方向に隣接する帆布3 各表面に対して一段凹んだ状態に形成され 。このため、マンコンベアの使用によって じる当て布4の剥がれを防止することができ る。即ち、当て布4の剥離は、当て布4が駆動 ーラの側面や手摺ガイドに接触することに って発生する。当て布4のうち、駆動ローラ の側面等に接触する可能性が高いのは湾曲部 4b及び4cであるが、上記構成の移動手摺では 湾曲部4b及び4cの表面が一段凹んだ状態に形 されているため、マンコンベアの稼動中に 動ローラの側面や手摺ガイドが湾曲部4b及 4cに接触するようなことはなく、当て布4の 離を確実に防止することができる。

 なお、実施の形態1においては、当て布4 湾曲部4b及び4cの表面のみが一段凹んだ状態 形成された場合について説明したが、湾曲 4b及び4cに隣接する帆布3の表面も、ある程 の長さに渡って一段凹んだ状態に形成して 良い。また、実施の形態1においては、移動 摺の接続部の構成について説明したが、帆 3の継ぎ部は接続部以外でも存在する。移動 手摺の接続部以外に設けられた帆布3の継ぎ においても、上記と同様の構成を有するこ によって同様の効果が得られることは言う でもない。

実施の形態2.
 図6はこの発明の実施の形態2におけるマン ンベア用移動手摺の要部構成図であり、図2 同様に移動手摺の接続部を示したものであ 。図7は図6に示すマンコンベア用移動手摺 C-C断面図、図8は図6に示すマンコンベア用移 動手摺のD-D断面図である。

 図6乃至図8において、移動手摺の内面を 成する帆布3は、端部3a及び3bの表面のみ、他 の部分よりも芯体1側に凹んだ状態に形成さ ている。但し、端部3a及び3bは、実施の形態1 の場合とは異なり、その全体の表面が、他の 部分(帆布3のうち、端部3a及び3b以外の部分) 表面よりも芯体1側に距離γだけ後退するよ に形成されている。なお、端部3a及び3bの凹 量γは、当て布4の厚みよりも大きくなるよ に形成される。

 そして、帆布3の上記端部3a及び3b間に形 された隙間全体を移動手摺の内側から覆い すように、端部3a及び3b間に、移動手摺の内 から当て布4が接着固定される。なお、上記 の通り、端部3a及び3bの表面の凹み量γは、当 て布4の厚みよりも大きい。このため、当て 4は、その全体の表面が、移動手摺の長手方 に隣接して配置された帆布3の各表面に対し て、僅かに凹んだ状態に配置される。

 5は当て布4の平坦部4a表面に、移動手摺の 内側から接着固定された不織布である。この 不織布5は所定の厚みを有しており、その表 が、移動手摺の長手方向に隣接して配置さ た帆布3の各表面に対して、ほぼ面一に配置 れる。なお、不織布5は、その表面と、移動 手摺の長手方向に隣接して配置された帆布3 表面との間に段差が生じることがないよう 、その両端部が、帆布3の傾斜に合わせて先 に近づくに従って薄くなるように形成され 。その他は、実施の形態1と同様の構成を有 する。

 上記構成によっても、実施の形態1と同様 の効果を奏することが可能である。但し、上 記不織布5は、一般に当て布4程の強度は有し いない。このため、マンコンベアを長期間 用した場合には、不織布5が破壊されて徐々 に崩れてしまう可能性がある。しかし、不織 布5は、それのみが細かい繊維に分解される め、当て布4が一緒に引き剥がされるような とはない。また、不織布5が破壊された場合 であっても、当て布4と帆布3との境界部分で 駆動ローラが強く接触しないため、不織布5 の全てが引き剥がされてしまうようなことは ない。したがって、帆布3の表面に不織布5が 存することによって、上記境界部分に極端 段差が生じることはなく、駆動ローラが帆 3の継ぎ部を通過する場合でも、振動や騒音 を低減させることができる。

 以上のように、この発明にかかるマンコ ベア用移動手摺によれば、帆布の継ぎ部に 定の強度を持たせることができるとともに 駆動ローラが帆布の継ぎ部を通過する際の 動や騒音を防止することができる。したが て、芯体が熱可塑性エラストマー材から形 されてその内面に帆布が設けられたもので れば、全てのものに適用が可能である。