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Title:
MARKING METHOD BY SHIELDING, MARKING METHOD BY ELIMINATING, AND MARKING METHOD BY CHANGING COLOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/143002
Kind Code:
A1
Abstract:
It is an object to realize a method of more easily marking an optical type recognition code. First, three of a red ribbon-like thread (30r), a green ribbon-like thread (30g) and a blue ribbon-like thread (30b) are lined up and sewed in a cloth marking subject (28). Next, black embroidery patches (32a-32l) are sewed at predetermined portions of the ribbon-like threads (30r), (30g) and (30b) to cover and hide the ribbon-like threads (30r), (30g) and (30b). With these two steps, colors not covered by black embroidery patches (32a-32l) are exposed outside, so that marking of an optical type recognition code is carried out on the cloth markingsubject (28).

Inventors:
KIMURA AKITERU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/058517
Publication Date:
November 27, 2008
Filing Date:
May 08, 2008
Export Citation:
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Assignee:
B CORE INC (JP)
KIMURA AKITERU (JP)
International Classes:
G06K1/12; B23K26/00; B41M5/28; B41M5/30; B41M5/34; B41M5/46; G06K7/12; G06K19/06
Foreign References:
JP2006171958A2006-06-29
JP2007073057A2007-03-22
JPS63295255A1988-12-01
JP2006335848A2006-12-14
JP2003030297A2003-01-31
JP2006318601A2006-11-24
JP2006196705A2006-07-27
JP2006196548A2006-07-27
JP2003281481A2003-10-03
JP2004323050A2004-11-18
JP2003192019A2003-07-09
JP2004083075A2004-03-18
Attorney, Agent or Firm:
ITO, Mitsuru (Yotsuya Chuou Building2-17, Yotsuya 3-chome,Shinjuku-k, Tokyo 04, JP)
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Claims:
 有色体を被印物上に配置する有色体配置ステップと、
 前記有色体上に、遮蔽部材を配置する遮蔽部材配置ステップと、
 を含み、
 前記遮蔽部材によって遮蔽されずに露出している前記有色体の部位が、光学式認識コードを形成していることを特徴とする光学式認識コードマーキング方法。
 有色体を被印物上に配置する有色体配置ステップと、
 前記有色体の所定部位を除去する有色体除去ステップと、
 を含み、
 前記有色体除去ステップにおいて除去されずに露出している前記有色体の部位が、光学式認識コードを形成していることを特徴とする除去による光学式認識コードマーキング方法。
 有色体を被印物上に配置する有色体配置ステップと、
 前記有色体の所定部位を変色させる有色体変色ステップと、
 を含み、
 前記有色体変色ステップにおいて変色されなかった前記有色体の部位が、光学式認識コードを形成していることを特徴とする変色による光学式認識コードマーキング方法。
 透光性を有する有色体を明色である被印物上に配置する有色体配置ステップと、
 前記被印物の所定部位を暗色に変色させる被印物変色ステップと、
 を含み、
 前記被印物変色ステップにおいて変色されずに残った前記被印物上に配置される前記有色体の部位が、光学式認識コードを形成していることを特徴とする変色による光学式認識コードマーキング方法。
 請求項1~3に記載の光学式認識コードマーキング方法において、
 前記有色体は、有彩色を有する物体であることを特徴とする光学式認識コードマーキング方法。
 請求項5に記載の光学式認識コードマーキング方法において、
 前記有色体は、前記被印物上に刺繍されている有彩色の糸色であることを特徴とする光学式認識コードマーキング方法。
 請求項1~3に記載の光学式認識コードマーキング方法において、
 前記有色体は、有彩色を有する顔料又は染料を含むことを特徴とする光学式認識コードマーキング方法。
 請求項7に記載の光学式認識コードマーキング方法において、
 前記有色体は、前記被印物上に印刷することによって前記被印物上に配置されることを特徴とする光学式認識コードマーキング方法。
 請求項1又は5~8のいずれか1項に記載の光学式認識コードマーキングシステムにおいて、
 前記遮蔽部材は、前記有色体の色とは異なる色を有する部材であることを特徴とする光学式認識コードマーキング方法。
 請求項9に記載の光学式認識コードマーキング方法において、
 前記遮蔽部材は、前記有色体の色とは異なる色を有する糸色を前記被印物上に刺繍することによって形成されており、
 前記被印物は、繊維製品であることを特徴とする光学式認識コードマーキング方法。
 請求項1又は5~8のいずれか1項に記載の光学式認識コードマーキング方法において、
 前記遮蔽部材は、前記有色体の色とは異なる色の顔料又は染料であり、印刷によって、この遮蔽部材が前記被印物上に配置されることを特徴とする光学式認識コードマーキング方法。
 請求項1又は5~8のいずれか1項に記載の光学式認識コードマーキング方法において、
 前記遮蔽部材は、前記有色体の色とは異なる色の粘着シールであり、この遮蔽部材が前記被印物上に配置・固定されることを特徴とする光学式認識コードマーキング方法。
 請求項1又は5~8のいずれか1項に記載の光学式認識コードマーキング方法において、
 前記遮蔽部材は、前記有色体の色とは異なる色のシート部材であり、開口部を1箇所又は複数箇所有しており、この遮蔽部材は前記被印物上に配置され、前記開口部を通じて下部に配置された有色体が露出することを特徴とする光学式認識コードマーキング方法。
 請求項1又は5~8のいずれか1項に記載の光学式認識コードマーキング方法において、
 前記遮蔽部材は、透明のシート部材であり、表面又は内部に、前記有色体の色とは異なる色に着色された部位を有しており、この遮蔽部材が前記被印物上に配置され、前記着色された部位によって下部に配置された有色体が遮蔽されることを特徴とする光学式認識コードマーキング方法。
 請求項2に記載の光学式認識コードマーキング方法において、
 前記有色体除去ステップにおける所定部位の有色体は、前記被印物の所定部位が堀削されることによって除去されることを特徴とする除去による光学式認識コードマーキング方法。
 請求項2に記載の光学式認識コードマーキング方法において、
 前記有色体除去ステップにおける所定部位の有色体は、前記被印物の所定部位に開口部が設けられることによって除去されることを特徴とする除去による光学式認識コードマーキング方法。
 請求項3に記載の光学式認識コードマーキング方法において、
 前記有色体変色ステップにおける所定部位の有色体は、加熱されることによって変色することを特徴とする光学式認識コードマーキング方法。
 請求項3に記載の光学式認識コードマーキング方法において、
 前記有色体変色ステップにおける所定部位の有色体は、光が照射されることによって変色することを特徴とする光学式認識コードマーキング方法。
 請求項4に記載の光学式認識コードマーキング方法において、
 前記被印物変色ステップにおける所定部位の被印物は、加熱されることによって暗色に変色し、前記被印物の変色されなかった他の部位上に配置される前記有色体の色彩が外部に呈示されることを特徴とする変色による光学式認識コードマーキング方法。
 請求項4に記載の光学式認識コードマーキング方法において、
 前記被印物変色ステップにおける所定部位の被印物は、光が照射されることによって暗色に変色し、前記被印物の変色されなかった他の部位上に配置される前記有色体の色彩が外部に呈示されることを特徴とする変色による光学式認識コードマーキング方法。
Description:
遮蔽によるマーキング方法及び 去によるマーキング方法及び変色によるマ キング方法

 本発明は、色彩を用いた光学式認識コー の新しいマーキング方法に関する。

 古典的な白と黒とから成るバーコードに べて飛躍的に情報量を増やすことができる の理由によって、白と黒、灰色(無彩色)以 のいわゆる有彩色を利用した色彩付きの光 式認識コードが種々知られている。

 これらの白黒のバーコードや、有彩色の ーコードは、いずれも「バー」の位置・幅 厳密に定められているコードである。

 これに対して、色の変化や遷移、色彩の み合わせ等で情報を表し、各「バー」に厳 な位置や幅(大きさ)を要求しない光学式認 コードが最近開発されている。

 例えば、下記特許文献1には、有彩色を利 用して、色の遷移や組み合わせで情報を表す 光学式認識コードが開示されている。ここで 開示されている光学式認識コードは、各セル に色を付して情報を表すが、その「セル」の 位置や大きさは表そうとする情報には直接に は影響を及ぼさない。あくまでも情報は、セ ルに付された色彩の組み合わせ・遷移(変化) よって表される。なお、ここで言うセルと 、所定の色が付された領域を言い、従来の ーコードの「バー」に相当するものである

 また、本願発明者らは、例えば、「1Dカ ービットコード」と呼ぶ光学式認識コード( 願2006-196705)や、「1.5Dカラービットコード」 と呼ぶ光学式認識コード(特願2006-196548)を独 に開発している。これらも、上記特許文献1 同様に、色彩の遷移(変化)・色彩の組み合 せによって情報を表しており、各セルの位 や大きさは「固定」ではなくかなりの自由 が存在する。理論的には、位置や大きさは 全に自由であるが、読み取りの際の効率等 考慮して事実上、セルの大きさはある程度 必要である。しかし、読み取りが円滑に行 る限り、セルの大きさや位置には一切制限 存在しない。

 このように、色彩の遷移等で情報を表す しい種類の光学式認識コードは、従来の古 的なバーコード、あるいはそれ(バー)に色( 彩色)を付したカラーバーコードと異なり、 その表現するデータは、コードを構成するマ ーキングパターンの寸法形状には直接には依 存しないという特徴を有している。すなわち 、上で述べたように、マーキングされた色の 順番もしくは境界部分の色の前後関係のみに 依存するのである。

 さて、本発明はこのような自動認識のた のマーキング技術分野に属し、上記新しい 類のコードの特徴を生かすことで、従来で 達成困難な用途にマーキングを施し、自動 識技術の活用分野を拡大しようとするもの ある。

 従来のバーコードは白黒(明暗)の太さや 置でデータを表現するため、マーキングも れら太さや位置情報が正確に表現できる方 が求められた。したがって、この従来のバ コードでは、通常のマーキング方法は「正 な印刷」であり、バーコードを付する媒体 伸縮しない紙の表面や、固形物上の平坦な 体面(平面)などであった。

 然るに、上述した新しい種類の光学式認 コード(以下、このような種類の認識コード を、便宜上「カラービットコード」と呼ぶ) 色の並び順のみでデータを表現するもので るから、マーキングにおいて従来のバーコ ドとは全く別の手段が可能になる。

 すなわち、マーキング手段自身や、マー ング作業環境が起因となって寸法精度を出 にくい手段であっても、色の順番が所定の 列でさえあればカラービットコードのマー ングとして有用である。

 しかしながら、カラービットコードの上 特徴に鑑みたマーキング方法は、未だ知ら ていない。

  従来のマーキング技術
 すなわち、従来から知られているバーコー のマーキング技術は、被印字物の表面への 刷やインクジェット、熱転写、等のプリン ィングやレーザーマーキング、又は予めマ キングされたシールの貼り付けのようなマ キング技術も知られている。

 しかし、これらのマーキング技術は、マ キング条件が厳密に調整されたプリンタや 刷機器、専用マーキング機器などを前提と ており、このようなマーキング技術をカラ ビットコードに対して適用した場合は、む ろ必要以上の寸法精度が得られる。もちろ これは何ら問題ではない。

 このような従来のマーキング技術は、一 において、異形面や凹凸面、またラフな位 精度など、形状、位置精度が不安定な対象 へのマーキングは困難である。具体的には マーキングそのものができなかったり、更 過剰な設備や調整が必要であったりする等 ある。

 ところが、上述したように、新しい種類 「カラービットコード」は、高い印字精度 必要としないので、柔軟な材質や、凹凸面 も理論上マーキング可能であり、且つ、読 取り可能であるという特徴を有しているの 、むしろ、異形面、凹凸面、柔軟な材質へ マーキングこそ、容易に行える技術が望ま ている。

 繰り返しになるが、従来の自動認識用マ キング手段としては、従来のバーコード用 「印刷」や「プリンタ」の如き手段である これらは、伸縮性をほとんど有しない材質 、ある程度平らな面、を前提としているの 、柔軟な材質や、凹凸面へのマーキングに 適さないことは容易に理解できよう。

 そこで、その他の伸縮性のある材質や柔 な材質や、凹凸面にマーキングするのに適 た技術が望まれている。これらは、「ラフ マーキング」、あるいは「塗装」や「描画 といった広範囲の技術を応用するものが好 しいとは考えられるが、未だそのような技 は知られていない。

 更に、マーキング作業の環境をみても、 来のバーコードマーキング手段は印刷やプ ンタ技術が適用できる環境下に限られてお 、これ以外の異なった環境下での技術は開 されていない。

  新しい種類の光学式認識コードの 対象物への付与
 そこで、上述した新しい種類のカラービッ コードを用いる場合は、従来の自動認識用 ーキング(=バーコードマーキング)では困難 場合でもマーキングできる技術が望ましい 例えば、
 (1)寸法精度を正確に保つことの困難な形状 物体へのマーキング
 (2)寸法精度を正確に保つことの困難な環境 件下でのマーキング
 (3)寸法精度を正確に保つことが困難な媒体 用いたマーキング
が望まれている。

  用語
 ここで、用語の説明を行う。

 「困難な形状の物体」における「物体」 は、光学式認識コードを付与する対象物を い。特に「被印物」と呼ぶ場合もある。困 な形状とは、その表面が平滑な面ではなく 通常の印刷やシールの貼付が困難な場合を う。例えば、凹凸面、ざらざらした面、波 面、起毛した面、等を言う。ここでは、形 という表現を採用したが、要するに印刷や ールの貼付が困難な場合一般を意味する。

 このような印刷の寸法精度を正確に保つ とが困難な対象物に対しても、カラービッ コードを付与したいという要望は大きい。

 「困難な環境条件」とは、温度や湿度等 条件が厳しい場合を言う。

 「困難な媒体」における「媒体」とは、 学式認識コードを付与するに際して、前記 困難な形状の物体」に付着する媒体を言う 具体的には「インク」などを言い、その他 光学式認識コードを印字した「粘着シール や「タグ」等もここで言う「媒体」の一つ ある。

 また、光学式認識コードを対象物に付す 動作を「マーキング」と呼ぶ。例えば、従 の手法で言えば、印刷や(粘着)シールの貼 、タグの取り付け、などが「マーキング」 好適な一例であった。

  従来の先行特許技術
 例えば、下記特許文献1には、色の組み合わ せ、色の遷移によって情報を表すコードの例 が示されている。

 また、下記特許文献2には、複数の商品を 集積包装(シュリンクラップ)する場合に、そ 商品のバーコードを読み取らないように遮 し、新しい包装上のバーコードを読み取ら る工夫が開示されている。下記特許文献3も 同様である。

 また、下記特許文献4には、複数の缶詰の バーコードを遮蔽できるシュリンクラップ包 装が開示されている。

特開2003-281481号公報

特開2004-323050号公報

特開2003-192019号公報

特開2004-083075号公報

 このように、光学式認識コードは極めて 用なものであるが、被印物によってはその ーキングに困難が生じる場合もある。

 特に、有彩色を用いた光学式認識コード おいては、利用する色彩の数だけインク等 準備する必要があり、マーキング作業は繁 になりがちであった。したがって、商品販 直前にマーキングすること等は、困難であ 、特に、上述したように凹凸のある面等に いては、更にマーキングが困難となりがち あった。

 本発明は、以上述べたような状況に基づ なされたものであり、その目的は、従来の 法に比べて、光学式認識コードをより容易 マーキングする方法を実現することである

 特に、本発明は、有彩色を利用した光学 認識コードを、より容易にマーキングする 法を実現することを目的とする。

 この目的を実現するために、本発明は、2 段階によるマーキング方法を提案する。

 まず、予め工場等で、有色の物体を被印 に付着させておく。そして次にその物体を 定の遮蔽物で遮蔽することによって、最終 なカラービットコードをマーキングするの ある。

 このように、本発明は、被印物に対する の付着(インクや糸色など)と、その遮蔽(シ ルの貼付、刺繍パッチの付与など)という2 テップによって、マーキングを行うことを の原理とする。

 具体的には、本発明は、以下のような手 を採用する。

 (1)本発明は、上記課題を解決するために 有色体を被印物上に配置する有色体配置ス ップと、前記有色体上に、遮蔽部材を配置 る遮蔽部材配置ステップと、を含み、前記 蔽部材によって遮蔽されずに露出している 記有色体の部位が、光学式認識コードを形 していることを特徴とする光学式認識コー マーキング方法である。

 (2)また、本発明は、上記課題を解決する めに、有色体を被印物上に配置する有色体 置ステップと、前記有色体の所定部位を除 する有色体除去ステップと、を含み、前記 色体除去ステップにおいて除去されずに露 している前記有色体の部位が、光学式認識 ードを形成していることを特徴とする除去 よる光学式認識コードマーキング方法であ 。

 (3)また、本発明は、上記課題を解決する めに、有色体を被印物上に配置する有色体 置ステップと、前記有色体の所定部位を変 させる有色体変色ステップと、を含み、前 有色体変色ステップにおいて変色されなか た前記有色体の部位が、光学式認識コード 形成していることを特徴とする変色による 学式認識コードマーキング方法である。

 (4)また、本発明は、上記課題を解決する めに、透光性を有する有色体を明色である 印物上に配置する有色体配置ステップと、 記被印物の所定部位を暗色に変色させる被 物変色ステップと、を含み、前記被印物変 ステップにおいて変色されずに残った前記 印物上に配置される前記有色体の部位が、 学式認識コードを形成していることを特徴 する変色による光学式認識コードマーキン 方法である。

 (5)また、本発明は、上記課題を解決する めに、上記(1)~(3)に記載の光学式認識コード マーキング方法において、前記有色体は、有 彩色を有する物体であることを特徴とする光 学式認識コードマーキング方法である。

 (6)また、本発明は、上記課題を解決する めに、上記(5)に記載の光学式認識コードマ キング方法において、前記有色体は、前記 印物上に刺繍されている有彩色の糸色であ 、前記被印物は、繊維製品であることを特 とする光学式認識コードマーキング方法で る。

 (7)また、本発明は、上記課題を解決する めに、上記(1)~(3)に記載の光学式認識コード マーキング方法において、前記有色体は、有 彩色を有する顔料又は染料を含むことを特徴 とする光学式認識コードマーキング方法であ る。

 (8)また、本発明は、上記課題を解決する めに、上記(7)に記載の光学式認識コードマ キング方法において、前記有色体は、前記 印物上に印刷することによって前記被印物 に配置されることを特徴とする光学式認識 ードマーキング方法である。

 (9)また、本発明は、上記課題を解決する めに、上記(1)又は(5)~(8)のいずれか1項に記 の光学式認識コードマーキングシステムに いて、前記遮蔽部材は、前記有色体の色と 異なる色を有する部材であることを特徴と る光学式認識コードマーキング方法である

 (10)また、本発明は、上記課題を解決する ために、上記(9)に記載の光学式認識コードマ ーキング方法において、前記遮蔽部材は、前 記有色体の色とは異なる色を有する糸色を前 記被印物上に刺繍することによって形成され ており、前記被印物は、繊維製品であること を特徴とする光学式認識コードマーキング方 法である。

 (11)また、本発明は、上記課題を解決する ために、上記(1)又は(5)~(8)のいずれか1項に記 の光学式認識コードマーキング方法におい 、前記遮蔽部材は、前記有色体の色とは異 る色の顔料又は染料であり、印刷によって この遮蔽部材が前記被印物上に配置される とを特徴とする光学式認識コードマーキン 方法である。

 (12)また、本発明は、上記課題を解決する ために、上記(1)又は(5)~(8)のいずれか1項に記 の光学式認識コードマーキング方法におい 、前記遮蔽部材は、前記有色体の色とは異 る色を有する粘着シールであり、この遮蔽 材が前記被印物上に配置・固定されること 特徴とする光学式認識コードマーキング方 である。

 (13)また、本発明は、上記課題を解決する ために、上記(1)又は(5)~(8)のいずれか1項に記 の光学式認識コードマーキング方法におい 、前記遮蔽部材は、前記有色体の色とは異 る色のシート部材であり、開口部を1箇所又 は複数箇所有しており、この遮蔽部材は前記 被印物上に配置され、前記開口部を通じて下 部に配置された有色体が露出することを特徴 とする光学式認識コードマーキング方法であ る。

 (14)また、本発明は、上記課題を解決する ために、上記(1)又は(5)~(8)のいずれか1項に記 の光学式認識コードマーキング方法におい 、前記遮蔽部材は、透明のシート部材であ 、表面又は内部に、前記有色体の色とは異 る色に着色された部位を有しており、この 蔽部材が前記被印物上に配置され、前記着 された部位によって下部に配置された有色 が遮蔽されることを特徴とする光学式認識 ードマーキング方法である。

 (15)また、本発明は、上記課題を解決する ために、上記(2)に記載の光学式認識コードマ ーキング方法において、前記有色体除去ステ ップにおける所定部位の有色体は、前記被印 物の所定部位が堀削されることによって除去 されることを特徴とする光学式認識コードマ ーキング方法である。

 (16)また、本発明は、上記課題を解決する ために、上記(2)に記載の光学式認識コードマ ーキング方法において、前記有色体除去ステ ップにおける所定部位の有色体は、前記被印 物の所定部位に開口部が設けられることによ って除去されることを特徴とする光学式認識 コードマーキング方法である。

 (17)また、本発明は、上記課題を解決する ために、上記(3)に記載の光学式認識コードマ ーキング方法において、前記有色体変色ステ ップにおける所定部位の有色体は、加熱され ることによって変色することを特徴とする光 学式認識コードマーキング方法である。

 (18)また、本発明は、上記課題を解決する ために、上記(3)に記載の光学式認識コードマ ーキング方法において、前記有色体変色ステ ップにおける所定部位の有色体は、光が照射 されることによって変色することを特徴とす る光学式認識コードマーキング方法である。

 (19)また、本発明は、上記課題を解決する ために、上記(4)に記載の光学式認識コードマ ーキング方法において、前記被印物変色ステ ップにおける所定部位の被印物は、加熱され ることによって暗色に変色し、前記被印物の 変色されなかった他の部位上に配置される前 記有色体の色彩が外部に呈示されることを特 徴とする変色による光学式認識コードマーキ ング方法である。

 (20)また、本発明は、上記課題を解決する ために、上記(4)に記載の光学式認識コードマ ーキング方法において、前記被印物変色ステ ップにおける所定部位の被印物は、光が照射 されることによって暗色に変色し、前記被印 物の変色されなかった他の部位上に配置され る前記有色体の色彩が外部に呈示されること を特徴とする変色による光学式認識コードマ ーキング方法である。

 以上述べたように、本発明によれば、予 被印物上に有色体を配置し、その上に黒色 どの遮蔽部材を配置することによって、光 式認識コードをマーキングしたので、容易 マーキングを行うことが可能である。

 特に、色彩を利用した光学式認識コード おいては、利用する各色彩を、各コードに わせてそれぞれ制御してマーキングを行う とが従来は必要であったが、本発明によれ 、コードに基づく制御は前記有色体の色と 異なる色を有する黒色(又は地色)だけでよ 、簡易にマーキングを行えるという効果を する。

本実施の形態1の帯状に色のついたリボ ンや線材を印刷や別部材で覆うことでカラー ビットコードを実現した例を示す説明図であ る。 本実施の形態2の帯状に色のついたリボ ンや線材を印刷や別部材で覆うことでカラー ビットコードを実現した例を示す説明図であ る。 本実施の形態3の帯状に色が印刷された 紙面を開口部を設けた紙で覆うことでカラー ビットコードを実現した例を示す説明図であ る。 本実施の形態4の帯状に色が印刷された 紙面を、遮蔽部を設けた透明のシート状部材 で覆うことでカラービットコードを実現した 例を示す説明図である。 本実施の形態5の帯状に色が塗布された 木板に、堀削部を設けることによってカラー ビットコードを実現した例を示す説明図であ る。 本実施の形態6の、帯状に色が塗布され た木板に、開口部を設けることによってカラ ービットコードを実現した例を示す説明図で ある。 本実施の形態7の、帯状に色が印刷され た感熱紙に、暗色部を設けることによってカ ラービットコードを実現した例を示す説明図 である。 本実施の形態8の、紙に印刷された色帯 に暗色部を設けることによってカラービット コードを実現した例を示す説明図である。

符号の説明

 28 被印物7
 30 リボン状糸
 30r 赤のリボン状糸
 30b 青のリボン状糸
 30g 緑のリボン状糸
 32a~32l 黒の刺繍パッチ
 38 布の被印物
 40 リボン状糸
 40r 赤のリボン状糸
 40b 青のリボン状糸
 40g 緑のリボン状糸
 42a~42r 黒の刺繍パッチ
 48 紙の被印物
 50 印刷された色帯
 50r 赤の色帯
 50b 青の色帯
 50g 緑の色帯
 52a 遮蔽紙
 52b~52x 開口部
 58 紙の被印物
 60 印刷された色帯
 60r 赤の色帯
 60b 青の色帯
 60g 緑の色帯
 62a 透明シート
 62b~62m 黒の遮蔽部
 65 エンドミル
 68 木板
 70r 赤の色帯
 70b 青の色帯
 70g 緑の色帯
 72a~72d 堀削部
 75 ドリル
 78 木板
 80r 赤の色帯
 80b 青の色帯
 80g 緑の色帯
 82a~82d 開口部
 85 サーマルヘッド
 88 感熱紙
 89a~89c 暗色部
 90r 赤の色帯
 90b 青の色帯
 90g 緑の色帯
 92a~92h 暗色部
 94a~94f 領域
 95 レーザーヘッド
 98 紙
 100r 赤の色帯
 100b 青の色帯
 100g 緑の色帯
 101a~101c 暗色部
 102a~102h 暗色部
 104a~104f 領域
 C-C’ 断面
 C”-C”’ 断面

 以下、図面を参照して、本発明に係るカ ービットマーキングの好適な実施の形態に いて詳細に説明する。

  実施の形態1
 本実施の形態では、被印物に対して色糸を り込んだり刺繍することでカラービットコ ドを実現した例を説明する。本実施の形態 おいて特徴的なことは、色糸を表出、遮蔽 ることによって光学式認識コードをマーキ グしたことである。

 まず、本実施の形態では、帯状に色のつ たリボンや線材を被印物上に配置し、次に 別の遮蔽部材でその上を覆うことでカラー ットコードを実現している。これらリボン 線材は、請求の範囲の有色体・物体の好適 一例に相当する。

 その様子が図1に示されている。図1に示す では、
 (1)まず、布の被印物28に対して、リボン状 30を縫い込む。

 (2)リボン状糸30の所定部位を黒色の刺繍 ッチ32a~32lで覆って隠す。

という2個の工程によって、カラービット ードが布の被印物28上にマーキングされる様 子が示されている。

 なお、本文では、「カラービットコード を、「光学式認識コードであって、色彩の み合わせ、遷移、変化で情報を表現し、各 彩の領域(セル)の大きさ・間隔は直接には 現したい情報に影響を及ぼさないコード」 意味する総称として用いている。

 さて、図1(a)に示すように、布の被印物28 には、赤のリボン状糸30rと、緑のリボン状 30gと、青のリボン状糸30bとが3本並んで縫い つけられている。そして、刺繍によって、黒 の刺繍パッチ32が所定の位置に設けられてい 。

 この結果、刺繍パッチ32a~32lが設けられて いない部分の色彩が外部に露出し、カラービ ットコードを構成することができる。このよ うな黒い刺繍パッチ32a~32lによって図1(b)に示 ようなカラービットコードが得られている 図1(b)においては、RやG、Bと記された長方形 が各セルを表す。

 なお、ここで示した例は、「1.5Dカラービッ トコード」と呼ぶ光学式認識コード(特願2006- 196548)であるが、もちろん他のコード体系を 用することも好適
である。

 このような手法によれば、繊維製品に対 て、工場出荷時点で有彩色のリボン状糸30 縫いつけておき、小売店で黒の刺繍パッチ32 a~32lを刺繍することによって、容易にカラー ットコードをマーキングすることができる

 なお、ここでは、黒色の刺繍パッチ32a~32l を利用したが、布の被印物28の地色と同色の ッチとすることも好ましい。

 小売店等では、種々の色彩をマーキング る手段を準備することは繁雑な作業となり ちであり負担が増大してしまうが、本実施 形態によれば、小売店では黒色の刺繍パッ 30を付する手段さえ用意すれば足りるので 極めて簡単に有彩色を利用した光学式認識 ードをマーキングすることができ、利便性 富むシステムを構築することが可能である

 なお、赤や青、緑色のリボン状糸30r、30b 30gは、請求の範囲における有色体の好適な 例に相当する。また、リボン状であること 、物体の好適な一例を表す。また、黒色の 繍パッチ32a~32lは、請求の範囲の遮蔽部材の 好適な一例に相当する。さらに、黒色の刺繍 パッチ32a~32lは被印物の布製品の色と同色の ッチとすることもデザイン上だけでなく、 ードの読み取り精度の向上の点からも好適 ある。

  実施の形態2
 同様に、帯状に色のついたリボンや線材を 刷や別部材で覆うことでカラービットコー を実現した他の例を説明する。

 図2(a)に示す例では、まず、布の被印物38 に、赤のリボン状糸40rと、緑のリボン状糸4 0gと、青のリボン状糸40bとが3本並んで縫いつ けられている。そして、刺繍によって、黒の 刺繍パッチ42が所定の位置に設けられている

 この結果、刺繍パッチ42a~42rが設けられて いない部分の色彩が外部に露出し、カラービ ットコードを構成することができる。このよ うな黒い刺繍パッチ42a~42rによって図2(b)に示 ようなカラービットコードが得られている 図2(b)においては、RやG、Bと記された長方形 が各セルを表している。

 なお、ここで示した例は、例えば、「1D ラービットコード」と呼ぶ光学式認識コー (特願2006-196705)であるが、もちろん他のコー 体系を採用することも好適である。

 実施の形態3
 本実施の形態では、帯状に色が印刷された 面上に、開口部を有する遮蔽紙を被せるこ でカラービットコードを実現した例を説明 る。本実施の形態において特徴的なことは 遮蔽紙に孔を開けるという簡単な方法によ て、下部の色帯の色が開口部を通じて外部 露出され、光学式認識コードをマーキング きることである。

 図3(a)に示す例では、まず、紙の被印物48 に、赤の色帯50rと、緑の色帯50gと、青の色 50bとが3本並んで印刷されている。

 そして、紙の被印物48上には白色の遮蔽 52aが配置されており、遮蔽紙52aには所定の 置に開口部52b~52xが開けられている。

 この結果、開口部52b~52xの下部に位置する 色帯50r、50g、50bの色彩が開口部を通じて外部 に露出し、カラービットコードを構成するこ とができる。このような遮蔽紙52aによって、 図3(b)に示すようなカラービットコードが得 れている。図2(b)においては、RやG、Bと記さ た長方形が各セルを表す。

 なお、ここで示した例は、「1.5Dカラービ ットコード」と呼ぶ光学式認識コード(特願20 06-196548)であるが、もちろん他のコード体系 採用することも好適である。

 また、ここで示した例では、開口部52b~52x は円形であるが、下部に位置する色帯の色彩 を外部に露出できれば、任意の形に開口部を 開けることができる。

 このような手法によれば、例えば封書の 便物等を送る場合において、予め色帯が印 された書面を封筒に入れておき、封筒に孔 開けることで、簡単に、外部に郵便カスタ バーコードなどを表示することができる。

  実施の形態4
 同様に、帯状に色が印刷された紙面を、遮 部を設けた透明のシート状部材で覆うこと カラービットコードを実現した例を説明す 。

 図4(a)に示す例では、まず、紙の被印物58 に、赤の色帯60rと、緑の色帯50gと、青の色 50bとが3本並んで印刷されている。

 そして、紙の被印物58上にはプラスチッ 製の透明シート62aが配置されており、透明 ート62aには所定の位置に印刷によって黒色 遮蔽部62b~62mが設けている。

 この結果、遮蔽部62b~62mが設けられていな い部分の色彩が外部に透過し、カラービット コードを構成することができる。このような 遮蔽部62b~62mによって図4(b)に示すようなカラ ビットコードが得られている。図4(b)におい ては、RやG、Bと記された長方形が各セルを表 している。

 なお、ここで示した例は、例えば、「1.5D カラービットコード」と呼ぶ光学式認識コー ド(特願2006-196548)であるが、もちろん他のコ ド体系を採用することも好適である。

  実施の形態5
 本実施の形態では、帯状に色が塗布された 板を用いて、エンドミルなどで所定部位を 削してカラービットコードを実現した例を 明する。

 図5(a)に示す例では、まず、木板68上に、 ンキを用いて、赤の色帯70rと、緑の色帯70g 、青の色帯70bとが3本並んで描かれている。

 次に、板68の所定部位をエンドミル65を用 いて堀削する。堀削によって、図5(b)に示す うに、板68の表面に堀削部72a~72dが設けられ いる。

 この結果、堀削部72a~72dが設けられていな い部分の色彩が木板68上に残ることとなり、 ラービットコードを構成することができる このように、堀削部72a~72dを設けることによ って、図5(c)に示すようなカラービットコー が得られている。図5(c)においては、RやG、B 記された長方形が各セルを表している。

 なお、ここで示した例は、例えば「1.5Dカ ラービットコード」と呼ぶ光学式認識コード (特願2006-196548)であるが、もちろん他のコー 体系を採用することも好適である。

  実施の形態6
 本実施の形態では、帯状に色が塗布された 板を用いて、ドリルなどで所定部位に開口 を設けることによって、カラービットコー を実現した例を説明する。

 図6(a)に示す例では、まず、木板78上に、 ンキを用いて、赤の色帯80rと、緑の色帯80g 、青の色帯80bとが3本並んで描かれている。

 次に、ドリル75を用いて木板78の所定部位 に開口部を設ける。図6(b)では、開口部82a~82d 設けられた様子を示している。

 この結果、開口部82a~82dが設けられていな い部分の色彩が木板78上に残ることとなり、 ラービットコードを構成することができる このように、開口部82a~82dを設けることによ って、図6(c)に示すようなカラービットコー が得られている。図6(c)においては、RやG、B 記された長方形が各セルを表している。

 なお、ここで示した例は、例えば「1.5Dカ ラービットコード」と呼ぶ光学式認識コード (特願2006-196548)であるが、もちろん他のコー 体系を採用することも好適である。

 実施の形態7
 本実施の形態では、透光性を有する有色体 帯状に印刷された感熱紙を、サーマルヘッ などで所定部位を加熱し、変色させること よってカラービットコードを実現した例を 明する。

 図7(a)に示す例では、明色(例えば白色)の 熱紙88上に、赤の色帯90rと、緑の色帯90gと 青の色帯90bとが3本並んで印刷された様子を している。それぞれの色帯は透光性を有し いる。感熱紙88で光が反射されることによ て、赤の色帯90rは赤色に、緑の色帯90gは緑 に、青の色帯90bは青色に、それぞれ肉眼で 別することができる。

 次に、サーマルヘッド85を用いて感熱紙88 の所定部位を加熱する。この所定部位には、 上記色帯90r、90g、90bが印刷されており、感熱 紙88を暗色に変色させることによって、外部 この暗色を呈示させることが可能である。 色から暗色(例えば黒色)に変色された部分 暗色部92a~92hである。図7(b)は、感熱紙88上に 色部92a~92hが形成された様子を示している。

 また、図7(b)における断面C-C’を図7(c)に している。サーマルヘッド85によって感熱紙 88の所定部位が加熱され、暗色部89a~89cが形成 されている。暗色部89a~89cが形成された部位 光が反射されず、色を呈示しない。具体的 は、領域94a、94c、94eは黒色である。これに して、暗色部が形成されていない部位は、 が反射されるため、感熱紙88上に配置された 透光性を有する青の色帯の色を肉眼で識別す ることができる。

 この結果、変色されずに残った部位の色 の色が外部に呈示され、図7(d)に示すような カラービットコードを得る。図7(d)において 、RやG、Bと記された長方形がカラービット ードの各セルを表している。

 なお、ここで示した例は、例えば「1.5Dカ ラービットコード」と呼ぶ光学式認識コード (特願2006-196548)であるが、もちろん他のコー 体系を採用することも好適である。

 実施の形態8
 本実施の形態では、所定の強い光が照射さ ることによって変色する性質を有する有色 が帯状に印刷された紙を、レーザーヘッド どで所定部位にレーザー光を照射させるこ によって変色させて、カラービットコード 実現した例を説明する。

 図8(a)に示す例では、紙98に、赤の色帯100r と、緑の色帯100gと、青の色帯100bとが3本並ん で印刷された様子を示している。赤の色帯100 rと、緑の色帯100gと、青の色帯100bは、いずれ も光を照射されることによって変色する性質 を有する有色体である。

 次に、レーザーヘッド95で有色体にレー ー光を照射し、有色体の所定部位を明色か 暗色に変色させる。明色から暗色に変色さ た部分が暗色部102a~102hである。図8(b)は、有 体に暗色部102a~102hが形成された様子を示し いる。

 また、図8(b)における断面C”-C”’を図8(c )に示している。レーザーヘッド95で青の色帯 100bにレーザー光を照射することによって、 の色帯100b中に変色部101a~101cが設けられ、領 104a、104c、104eは黒色に変色する。一方、領 104b、104d、104fでは色の変化はなく、青の色 の色がそのまま肉眼で識別できる。

 この結果、変色されずに残った色帯の色 外部に呈示され、図8(d)に示すようなカラー ビットコードを得る。図8(d)においては、RやG 、Bと記された長方形がカラービットコード 表している。

 なお、ここで示した例は、例えば「1.5Dカ ラービットコード」と呼ぶ光学式認識コード (特願2006-196548)であるが、もちろん他のコー 体系を採用することも好適である。

  変形例
 上述した本実施の形態1や2では刺繍の例を したが、覆うことができれば、他の印刷や ールなど、種々の手法を利用することがで る。また、被印物の性質その他の条件によ て好適な材料・手法を選択できる。

 例えば、前記有色体の色とは異なる色の ンクを用いて印刷を行うことによって覆い 隠すことが好適である。このようなインク 顔料や染料を用いて構成することが可能で る。すなわち、この顔料や染料が、請求の 囲における遮蔽部材の好適な一例となる。

 また、例えば、前記有色体の色とは異な 色の粘着シールを用いて色の付いたリボン 線材を覆い、隠すことが好適である。この うな粘着シールは、請求の範囲における遮 部材の好適な一例となる。

 また、上述した本実施の形態3では遮蔽シ ートとして紙を用いた例を示したが、覆うこ とができれば、プラスチック製シートや薄板 など、種々の材質の部材及び手法を利用する ことができる。被印物の性質その他の条件に よって好適な材料・手法を選択できる。

 例えば、前記有色体の色とは異なる色の に、所定の開口部を設け、前記紙を被印物 被せることによって覆い、隠すことが好適 ある。すなわち、この紙が、請求の範囲に ける遮蔽部材の好適な一例となる。

 また、上述した本実施の形態4では透明シ ートとしてプラスチック製の透明シートを用 いた例を示したが、有色体の色彩を外部に透 過させることができれば、ガラス板など、種 々の材料及び手法を利用することができる。 また、被印物の性質その他の条件によって好 適な材料・手法を選択できる。

 また、さらに、上述した本実施の形態4で は、遮蔽部を印刷によって設ける例を示した が、遮蔽部を設けることができれば、他の手 法及び材料を利用することができる。例えば 、シールを透明シートに貼り付けたり、マー カーで透明シートにマーキングすることによ って遮蔽部を設けるなどの手法は好適な一例 となる。また、被印物の性質その他の条件に よって好適な材料・手法を選択できる。

 また、上述した本実施の形態5及び6では 木板に堀削部又は開口部を設ける例を示し が、堀削部又は開口部を設けることができ ば、他の手法及び材料を利用することがで る。例えば、プリント配線板や金属製の板 利用して堀削部又は開口部を設けるなどの 法は好適な一例となる。また、被印物の性 その他条件によって好適な材料・手法を選 できる。

 また、さらに、上述した本実施の形態5及 び6では、ペンキを用いて色を塗布する例を したが、有色体を構成することができれば 他の手法及び材料を利用することができる 例えば、金属箔や導電性インク、インクジ ットプリンターのインク、顔料や染料を用 て有色体を構成することが好適な一例とな 。また、被印物の性質その他条件によって 適な材料及び塗布方法を選択できる。

 さらに、上述した本実施の形態7では、明 色(例えば白色)の感熱紙に暗色部(例えば黒色 )を設ける例を示したが、加熱や光の照射に って暗色部を設けることができれば、他の 法及び材料を利用することができる。例え 、光によって暗色に変色する色素を用いて 印物を構成することが好適な一例となる。 た、被印物及び有色体の性質その他の条件 よって好適な材料及び配置方法を選択でき 。

 また、上記実施の形態7では、明色の例と して白色を示したが、光を反射する明るい色 であれば、どのような色彩でも構わない。例 えば、クリーム色や象牙色などの光反射率の 高い色彩であればよく、例えば銀色などでも 好適である。

 また、上記実施の形態7では、暗色の例と して黒色を示したが、光をほとんど反射しな い色彩であればよく、例えば暗い灰色等でも 好ましい。

 また、さらに上述した本実施の形態8では 、紙に、光を照射することによって変色する 性質を有する有色体を印刷し、所定の強い光 を照射して変色部を設ける例を示したが、過 熱や光の照射によって変色部を設けることが できれば、他の手法及び材料を利用すること ができる。例えば、加熱によって変色する色 素を用いて有色体を構成することが好適な一 例となる。また、変色部の色が有色体の色と は異なる色であれば、有色体の材料及び塗布 手法を任意に選択できる。また、被印物及び 有色体の性質その他条件によって好適な材料 及び配置方法を選択できる。すなわち、マー キングに用いている色とは異なる色であれば どのような色を用いても構わない。

 このように、まず、有色体(糸色、色の付 いたリボン・線材、透光性を有するインク) 被印物(布、木板、プリント配線基板、感熱 、紙)上に配置しておき、次に、遮蔽部材( 色等の刺繍や印刷、シール、開口部を有す 紙、遮蔽部を設けた透明シート)で覆う又は 口部を設ける又は堀削する又は加熱や光の 射によって変色させることによって光学式 識コードをマーキングすることができる。 蔽部材は、被印物と同色とすることも好適 ある。

  マーキングのタイミング
 さて、本実施の形態によれば、予め有色体 被印物に設けておき、販売直前に遮蔽部材 用いて所望の光学式認識コードをマーキン する等の方法を採用することが可能である このような手法を採用すれば、販売の現場 、例えば黒色のマーカー等のみを準備する とによって販売直前にマーキングを行うこ ができ、利便性の高いマーキングを行うこ が可能である。

 特に、このようなシステムを採用する場 は、利用する色彩の数の変化(増加)等にも 軟に対応することができる。すなわち、有 体を被印物に付する複雑な作業は工場等で 括して行い、最終的なマーキングは、1色の 蔽部材だけで行うので、変更が工場等だけ 済むからである。したがって、小売店等の ステムをい変更せずに色彩数の変更等に柔 に対応することが可能である。