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Patent Searching and Data


Title:
METHOD FOR MANUFACTURING ABSORBENT ARTICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/157421
Kind Code:
A1
Abstract:
A method for manufacturing an absorbent article has a step (A) wherein continuous bodies (4A, 5A) of an elastic member are placed at least on one surface of a web (7A) being continuously transferred in a required layout, while being swung in the CD direction of the web (7A), and a step (B) wherein the web (7A) having the continuous bodies (4A, 5A) of the elastic member placed thereon is fed between a first roll (8) and a second roll (9) which are rotating in the MD direction, and the continuous bodies (4A, 5A) of the elastic member and the web (7A) are sandwiched with pressure.  In the step (B), the continuous bodies (4A, 5A) of the elastic member placed in a region (3A) that corresponds to a crotch section on one surface of the web (7A) sandwich the continuous bodies (4A, 5A) of the elastic member and the web (7A) with pressure in a state where the continuous bodies face a recessed section (20) formed on the outer circumferential surface of the first roll (8).

Inventors:
YAMAMOTO HIROKI
Application Number:
PCT/JP2009/061357
Publication Date:
December 30, 2009
Filing Date:
June 23, 2009
Export Citation:
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Assignee:
UNICHARM CORP (JP)
YAMAMOTO HIROKI
International Classes:
A61F13/15; A61F13/49
Foreign References:
JP2004298362A2004-10-28
JP2006271450A2006-10-12
JPH08132576A1996-05-28
JP2006312525A2006-11-16
JP2006141642A2006-06-08
JP2008165293A2008-07-17
Other References:
See also references of EP 2322125A4
Attorney, Agent or Firm:
MIYOSHI, Hidekazu et al. (JP)
Hidekazu Miyoshi (JP)
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Claims:
 脚回り部及び股下部が設けられており、該脚周り部から該股下部に渡って弾性部材が配置されている吸収性物品の製造方法であって、
 連続搬送されているウェブの少なくとも片面に対して、前記弾性部材の連続体を、該ウェブの搬送方向の交差方向に揺動させながら所要レイアウトで載置する工程Aと、
 前記弾性部材の連続体が載置された前記ウェブを、前記搬送方向に向かって回転する第1ロールと第2ロールとの間に供給して、該弾性部材の連続体と該ウェブとを挟圧する工程Bとを有し、
 少なくとも前記第1ロールの外周面には、所定パターンで凹部が形成されており、
 前記工程Bにおいて、前記ウェブの片面内の前記股下部に対応する領域に載置された前記弾性部材の連続体が、前記第1ロールの外周面に形成されている前記凹部に対向する状態で、該弾性部材の連続体と該ウェブとを挟圧することを特徴とする吸収性物品の製造方法。
 前記第1ロールの外周長は、前記吸収性物品の幅方向の長さとほぼ等しい、或いは、該吸収性物品の幅方向の長さのほぼ半分であることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品の製造方法。
 前記第1ロールは、駆動ロールであり、前記第2ロールは、非駆動ロールであることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸収性物品の製造方法。
 前記第2ロールを冷却する工程を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法。
 少なくとも前記第2ロールの外周面には、非粘着処理が施されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法。
 少なくとも前記第2ロールの外周面を、取り替え可能な第2非粘着性部材で覆うことによって、該第2ロールの外周面に対して、非粘着処理を施すことを特徴とする請求項4に記載の吸収性物品の製造方法。
 前記第1ロールの外周面を、取替え可能な第1非粘着性部材で覆うことによって、該第1ロールの外周面に対して非粘着処理を施し、
 前記第2非粘着性部材の厚さは、前記第1非粘着性部材の厚さよりも薄いことを特徴とする請求項6に記載の吸収性物品の製造方法。
 前記弾性部材は、第1弾性部材及び第2弾性部材を含み、
 前記第1弾性部材の所要レイアウトと前記第2弾性部材の所要レイアウトとが異なることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法。
Description:
吸収性物品の製造方法

 本発明は、脚回り部及び股下部が設けら ており、該脚周り部から該股下部に渡って 性部材が配置されている吸収性物品の製造 法に関する。

 従来、第1ウェブと第2ウェブとの間に第1 性部材及び第2弾性部材がそれぞれ所定の湾 曲形状で挟持接合されているウェブ積層体を 備えた使い捨ておむつの製造方法が知られて いる(例えば、特許文献1参照)。

 具体的には、かかる製造方法では、第1弾 性部材の連続体及び第2弾性部材の連続体を 接着剤が塗工された第1ウェブと第2ウェブと の間に、搬送方向(MD方向)の交差方向(CD方向) 揺動させながら、所要レイアウトで載置す 。このとき、第1弾性部材の連続体及び第2 性部材の連続体をニップロールによって挟 することによって、第1ウェブと第2ウェブと の間に第1弾性部材の連続体及び第2弾性部材 連続体を接合して、上述の積層体を形成し いる。

特開2006-141642号公報

 一般的に、上述の使い捨ておむつの製造 法によって、脚周り部の形状に合わせて第1 弾性部材の連続体及び第2弾性部材の連続体 配置すると、股下部において望ましくない 跡で第1弾性部材の連続体及び第2弾性部材の 連続体が配置されることになり、使い捨てお むつの幅方向及び長手方向に応力が発生する 。これにより、第1弾性部材の連続体及び第2 性部材の連続体の応力によって吸収体を変 させてしまい、使い捨ておむつから着用者 体液の漏れを誘発させてしまうため、股下 における第1弾性部材の連続体及び第2弾性 材の連続体の応力を低減させる必要がある

 そのため、図1(a)及び図1(b)に示すように 股下部3に対応する領域3Aでは、載置された 1弾性部材の連続体4A及び第2弾性部材の連続 5Aが、各々の復元力によって、第1ウェブ7A 第2ウェブ7Bとの間に載置された状態X1及びX2 ら、第1ウェブ7A及び第2ウェブ7BのMD方向に きるだけ平行に近い状態(以下、直線状態)Y1 びY2に変位することが望まれている。

 しかしながら、上述の製造方法では、第1 弾性部材の連続体4A及び第2弾性部材の連続体 5Aを、接着剤の塗工された第1ウェブ7Aと第2ウ ェブ7Bとの間に所要レイアウトで載置した直 に、ニップロールによって挟圧されるよう 構成されている。このため、股下部3に対応 する領域3Aに載置された第1弾性部材の連続体 4A及び第2弾性部材の連続体5Aが、直線状態Y1 Y2に変位する前に、第1ウェブ7Aと第2ウェブ7B との間に載置された状態X1、X2のまま、第1ウ ブ7A及び第2ウェブ7Bに接合されてしまう可 性が高いという問題点があった。

 そこで、本発明は、上述の課題に鑑みて されたものであり、股下部に対応する領域 おける弾性部材を適切な状態でウェブに接 することができる吸収性物品の製造方法を 供することを目的とする。

 本発明の第1の特徴は、脚回り部及び股下 部が設けられており、該脚周り部から該股下 部に渡って弾性部材が配置されている吸収性 物品の製造方法であって、連続搬送されてい るウェブの少なくとも片面に対して、前記弾 性部材の連続体を、該ウェブの搬送方向の交 差方向に揺動させながら所要レイアウトで載 置する工程Aと、前記弾性部材の連続体が載 された前記ウェブを、前記搬送方向に向か て回転する第1ロールと第2ロールとの間に供 給して、該弾性部材の連続体と該ウェブとを 挟圧する工程Bとを有し、少なくとも前記第1 ールの外周面には、所定パターンで凹部が 成されており、前記工程Bにおいて、前記ウ ェブの片面内の前記股下部に対応する領域に 載置された前記弾性部材の連続体が、前記第 1ロールの外周面に形成されている前記凹部 対向する状態で、該弾性部材の連続体と該 ェブとを挟圧することを要旨とする。

 以上説明したように、本発明によれば、 下部に対応する領域における弾性部材を適 な状態でウェブに接合することができる吸 性物品の製造方法を提供することができる

図1は、本発明の第1の実施形態に係る 造方法によって製造された吸収性物品を展 した平面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る 造方法を示す斜視図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る 造方法を示す側面図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係る 造方法で用いられる第1ロールの斜視図であ 。 図5は、本発明の第1の実施形態に係る 造方法で用いられる第1ロールの展開図であ 。 図6は、本発明の第1の実施形態に係る 造方法で用いられる第1ロールの展開図であ 。

(本発明の第1の実施形態に係る製造方法)
 図1乃至図6を参照して、本発明の第1の実施 態に係る製造方法について説明する。

 図1(a)は、本実施形態に係る製造方法によ って製造される吸収性物品1を展開した平面 である。図1(b)は、本発明の第1の実施形態に 係る製造方法によって製造中の吸収性物品1 展開した平面図である。

 なお、本実施形態に係る製造方法によっ 製造される吸収性物品1は、パンツ型の使い 捨ておむつであってもよいし、オープン型の 使い捨ておむつであってもよい。

 図1(a)に示すように、かかる吸収性物品1 、本実施形態に係る製造方法によって、液 過性のトップシート6Aと、液不透過性のバッ クシート6Bと、トップシート6Aとバックシー 6Bとの間に配置される吸収体12とを具備する

 かかる吸収性物品1には、脚回り部2と、 下部3と、前胴回り部材15と、後胴回り部材16 とが設けられている。

 ここで、かかる吸収性物品1では、脚周り 部2から股下部3に渡って1本又は複数本の第1 性部材4及び第2弾性部材5が配置されている かかる第1弾性部材4及び第2弾性部材5によっ 、レッグギャザーが形成される。かかるレ グギャザーは、脚周り部2における開口部に 沿って設けられている。なお、かかる吸収性 物品1において、脚周り部2から股下部3に渡っ て第1弾性部材4及び第2弾性部材5のいずれか 方のみが配置されるように構成されていて よい。

 また、かかる吸収性物品1では、前胴回り 部15に1本又は複数本の第3弾性部材13が配置さ れている。また、吸収性物品1では、後胴回 部16に1本又は複数本の第4弾性部材14が配置 れている。かかる第3弾性部材13及び第4弾性 材14によって、ウェストギャザーが形成さ る。

 以下、図1乃至図6を参照して、本実施形 に係る吸収性物品1の製造方法について説明 る。具体的には、本実施形態に係る吸収性 品1の製造方法のうち、吸収性物品1の脚周 部2に設けられるレッグギャザーを形成する 程について説明する。

 なお、かかる製造方法では、連続搬送さ る第1ウェブ7Aの幅方向(CD方向)が、吸収性物 品1の長手方向に対応し、第1ウェブ7Aの長手 向(MD方向)が、吸収性物品1の幅方向に対応す るものとする。

 図2及び図3に示すように、第1工程におい 、第1ウェブ原反40Aから第1ウェブ7Aを繰り出 し、ガイドロール50Aで第1ウェブ7Aの進行方向 を転回する。

 第2工程において、接着剤塗工装置51によ て、第1ウェブ7Aにおける第2ウェブ7Bとの対 面の所定位置に接着剤18Aを塗工する。

 第3工程において、第1ウェブ7Aの接着剤18A が塗工された少なくとも片面に対して、第1 性部材の連続体4A及び第2弾性部材の連続体5A を、それぞれ第1揺動ガイド17及び第2揺動ガ ド18によって、第1ウェブ7AのCD方向(搬送方向 の交差方向)に揺動させながら、所要レイア トで載置する。

 ここで、第1弾性部材4(すなわち、第1弾性 部材の連続体4A)の所要レイアウトと、第2弾 部材5(すなわち、第2弾性部材の連続体5A)の 要レイアウトとが異なってもよい。

 第4工程において、第1弾性部材の連続体4A 及び第2弾性部材の連続体5Aが載置された第1 ェブ7Aを、MD方向に向かって回転する第1ロー ル8と第2ロール9との間に供給する。第1ロー 8と第2ロール9とによって、第1弾性部材の連 体4A及び第2弾性部材の連続体5Aと第1ウェブ7 Aとを挟圧する。

 第5工程において、接着剤塗工装置52によ て、第2ウェブ原反40Bから繰り出された第2 ェブ7Bにおける第1ウェブ7Aとの対向面の所定 位置に接着剤18Bを塗工する。

 第6工程において、第1ウェブ7Aにおける第 1弾性部材の連続体4A及び第2弾性部材の連続 5Aが接合されている面と、第2ウェブ7Bにおけ る接着剤18Bが塗工されている面とを、ロール 53によって接合する。

 このようにして、第1ウェブ4Aと第2ウェブ 5Aとの間に、レッグギャザーを構成する第1弾 性部材の連続体4A及び第2弾性部材の連続体5A 配置することができる。

 ここで、図4に示すように、第1ロール8の 周面には、所定パターンで凹部20が形成さ ている。なお、以下、第1ロール8の外周面上 の凹部20以外の領域を凸部21A乃至21Eと称する のとする。

 そして、上述の第4工程において、第1ウ ブ7Aの片面内の股下部に対応する領域3Aに載 された第1弾性部材の連続体4A及び第2弾性部 材の連続体5Aが、第1ロール8の外周面に形成 れている凹部20に対向する状態で、第1弾性 材の連続体4A及び第2弾性部材の連続体5Aと第 1ウェブ7Aとを挟圧する。また、第1ウェブ7Aの 片面内の脚周り部に対応する領域2Aに載置さ た第1弾性部材の連続体4A及び第2弾性部材の 連続体5Aが、第1ロール8の外周面に形成され いる凸部21Eに対向する状態で、第1弾性部材 連続体4A及び第2弾性部材の連続体5Aと第1ウ ブ7Aとを挟圧する。

 その結果、股下部3に対応する領域3Aに載 された第1弾性部材の連続体4A及び第2弾性部 材の連続体5Aが、直線状態Y1、Y2に変位する前 に、第1ウェブ6Aと第2ウェブ7Aとの間に載置さ れた状態X1、X2のまま、第1ロール8と第2ロー 9とによって第1ウェブ及び第2ウェブに接合 れてしまうという事態を回避することがで る。

 すなわち、脚回り部に対応する領域2Aに 置された第1弾性部材の連続体4A及び第2弾性 材の連続体5Aを、第1ウェブ6Aと第2ウェブ7A の間に載置された状態のまま、第1ロール8と 第2ロール9とによって第1ウェブ及び第2ウェ に接合することができる。同時に、股下部3 対応する領域3Aに載置された第1弾性部材の 続体4A及び第2弾性部材の連続体5Aを、直線 態Y1、Y2に変位させた後に、ロール53によっ 第1ウェブ及び第2ウェブに接合することがで きる。

 ここで、図5及び図6に、第1ロール8の展開 図の例を示す。

 図5は、第1ロール8の外周長L1が、吸収性 品1の幅方向の長さ(第1ウェブ7AのMD方向にお る製品ピッチの長さ)Bとほぼ等しい場合の について示す。

 図5の例では、凸部21Eの上半分21E1は、第1 性部材の連続体4Aに対向する部分である。 部21Eの下半分21E2は、第2弾性部材の連続体5A 対向する部分である。

 なお、第1ロール8の外周面における領域20 A及び20Bが、股下部3に対応する領域3Aに載置 れた第1弾性部材の連続体4A及び第2弾性部材 連続体5Aに対向する部分であるため、かか 領域には、凹部20が形成されている。

 具体的には、股下部3に対応する領域3Aに 置された第1弾性部材の連続体4A及び第2弾性 部材の連続体5Aは、図1(b)における状態X1、X2 び状態Y1、Y2のいずれの場合であっても、第1 ロール8の外周面に形成されている凹部20に対 向している必要がある。

 したがって、第1ロール8の外周面におけ 領域20A及び20BのCD方向の幅Z1は、状態X1の第1 性部材の連続体4Aと状態X2の第2弾性部材の 続体5Aとの間の距離Z2よりも広くなるように 成されている。

 すなわち、第1ロール8の外周面上におい 、上述のような領域20A及び20Bに凹部20が形成 されてさえいれば、どのようなパターンで凹 部20が形成されていてもよい。

 また、凸部21A乃至21Dは、第1ロール8及び 2ロール9による挟圧を安定的に行うことを目 的に設けられているものである。ここで、第 1ロール8の外周面において、凸部21A及び凸部2 1、或いは、凸部21C及び凸部21Dは、第1ロール8 の外周面に沿って一体形状となっていてもよ いし、別々の形状となっていてもよい。

 一方、図6は、第1ロール8の外周長L1が、 収性物品1の幅方向の長さ(第1ウェブ7AのMD方 における製品ピッチの長さ)Bのほぼ半分で る場合の例について示す。

 図6の例では、第1ウェブ7AのMD方向におけ 1つの製品ピッチ内に載置された第1弾性部 の連続体4A及び第2弾性部材の連続体5Aを挟圧 するために、第1ロール8は、吸収性物品1の幅 方向の長さBに対して2回転する。

 その間、第1ロール8において、第1弾性部 の連続体4Aと対向する部分は、凸部21F1→凹 20C→凹部20D→凸部21F4の順で変化していく。 また、第2弾性部材の連続体5Aと対向する部分 は、凸部21F3→凹部20C→凹部20D→凸部21F2の順 変化していく。

 なお、第1ロール8の外周面における領域20 C及び20Dが、股下部3に対応する領域3Aに載置 れた第1弾性部材の連続体4A及び第2弾性部材 連続体5Aに対向する部分であるため、かか 領域には、凹部20が形成されている。

 すなわち、第1ロール8の外周面上におい 、領域20C及び20Dに凹部20が形成されてさえい れば、どのようなパターンで凹部20が形成さ ていてもよい。

 また、第1ロール8の外周面において、第1 ール8及び第2ロール9による挟圧を安定的に うことを目的とする凸部21A乃至21D(図示せず )が設けられていてもよい。

 なお、第1ロール8が、駆動ロールであり 第2ロール9が、非駆動ロールであってもよい し、第1ロール8及び第2ロール9の双方が、駆 ロールであってもよい。

 また、第2ロール9の外周面上に、第1ロー 9の外周面と同様に、所定パターンで凹部20 形成されていてもよい。

 また、第1ウェブ7Aに塗工されている接着 18Aが、第2ロール9の外周面に付着すること 回避するために、第2ロール9の外周面に、非 粘着処理が施されていてもよい。

 例えば、第2ロール9の外周面を、取り替 可能な第2非粘着性部材10で覆うことによっ 、第2ロール9の外周面に対して、非粘着処理 を施すことができる。ここで、非粘着処理の 一例としては、シリコンゴム等を用いること が挙げられる。例えば、第2非粘着性部材10と して、表面が非粘着処理された粘着テープ等 が挙げられる。

 また、第1ロール8の外周面にも、同様に 非粘着処理が施されていてもよい。例えば 第1ロール8の外周面を、取り替え可能な第1 粘着性部材で覆うことによって、第1ロール8 の外周面に対して、非粘着処理を施すことが できる。

 また、上述の製造方法において、第2ロー ル9を冷却する工程を更に有していてもよい ここで、第2ロール9を冷却の効果を向上させ るためには、上述の第2非粘着性部材10の厚さ は、上述の第1非粘着性部材の厚さよりも薄 方が好ましい。

 本発明の第1の実施形態に係る吸収性物品 によれば、第1ロール8の外周面上の股下部3に 対応する領域3Aに凹部20が形成されている。 のため、脚回り部2に対応する領域2Aに載置 れた第1弾性部材の連続体4A及び第2弾性部材 連続体5Aを、第1ウェブ7Aと第2ウェブ7Bとの に載置された状態のまま、第1ロール8と第2 ール9とによって第1ウェブ7A及び第2ウェブ7B 接合することができる。同時に、股下部3に 対応する領域3Aに載置された第1弾性部材の連 続体4A及び第2弾性部材の連続体5Aを、直線状 Y1、Y2に変位させた後に、ロール53によって 1ウェブ7A及び第2ウェブ7Bに接合することが きる。

 本発明の第1の実施形態に係る吸収性物品 によれば、第1ロール8の外周長を、吸収性物 1の幅方向の長さBよりも短くすることで、 1ロール8と第2ロール9との間の挟圧点近傍に 間を形成できる。このため、第1揺動ガイド 17及び第2揺動ガイド18を、第1ロール8と第2ロ ル8との間の挟圧点に近づけることができ、 第1揺動ガイド17及び第2揺動ガイド18の軌跡に 近い形で、所要レイアウトを配置することが できる。

 本発明の第1の実施形態に係る吸収性物品 によれば、第2ロール9を、非駆動ロールとす ことで、第1ウェブ7A及び第2ウェブ7Bの搬送 度に合わせて第2ロール9が回転する。この め、第1ロール8及び第2ロール9の摩擦によっ 、第1ロール8及び第2ロール9の何れか一方が 磨耗によって周速が変化する場合であっても 、両者の周速の変化を吸収することができる 。

 本発明の第1の実施形態に係る吸収性物品 によれば、第1ロール8を、駆動ロールとする とで、すなわち、凹部20が形成されている ールを、駆動ロールとすることで、凹部20の 所定パターンと、第1弾性部材の連続体4A及び 第2弾性部材の連続体5Aが載置されている所要 レイアウトとのズレを修正可能となり、当該 ズレを無くすことができる。

 本発明の第1の実施形態に係る吸収性物品 によれば、第2ロール9を冷却する工程を有す ことで、第1ウェブ7Aに塗工されている接着 18Aを固める効果及び接着剤18Aからの熱を逃 す効果を奏することができる。

 すなわち、第1ウェブ7Aに塗工されている 着剤18Aのうち、凹部20に対向する部分は、 却されないため、固まるまでの時間が長く 凸部21に対向する部分は、冷却されるため、 固まるまでの時間が短いことから、第1弾性 材の連続体4A及び第2弾性部材の連続体5Aが、 直線状態Y1、Y2に変位し易くなる。

 本発明の第1の実施形態に係る吸収性物品 によれば、第2ロール9の外周面に、非粘着処 を施すことによって、第1ウェブ7Aに塗工さ ている接着剤18Aが第2ロール9の外周面に付 することを回避することができる。

 本発明の第1の実施形態に係る吸収性物品 によれば、上述の第2非粘着性部材10の厚さを 、上述の第1非粘着性部材の厚さよりも薄く ることによって、上述の第2ロール9の冷却の 効果を向上させることができる。

 本発明の第1の実施形態に係る吸収性物品 によれば、第2ロール9の外周面を、取替え可 な第2非粘着性部材10で覆うことによって、 2ロール9の外周面に対する非粘着処理を施 ことで、第2ロール9の外周面が磨耗した場合 に、第2非粘着性部材10を取り替えるだけでよ く、第2ロール9自身を取り替える必要が無い め、第2ロール9自身の取替えに掛かるコス 削減に資することができる。

 すなわち、第2ロール9を、凹部が形成さ ていないフラットなロールとした場合、第1 ール8のような凹部20が形成されているロー の外周面の取替えを行わなくて済む。

(変更例)
 上述の例では、第1ウェブ4Aと第1弾性部材の 連続体4A及び第2弾性部材の連続体5Aとを接合 た後に、第1ウェブ4Aと第2ウェブ5Aとを接合 ているが、本発明は、かかる例に限定され ことはない。

 例えば、以下のような工程によって、レ グギャザーを形成しても良い。

 第1に、第1ウェブ原反40Aから第1ウェブ7A 繰り出し、ガイドロール50Aで第1ウェブ7Aの 行方向を転回する。同時に、第2ウェブ原反4 0Bから第2ウェブ7Bを繰り出し、ガイドロール5 0Bで第2ウェブ7Bの進行方向を転回する。

 第2に、接着剤塗工装置51によって、第1ウ ェブ7Aにおける第2ウェブ7Bとの対向面の所定 置に接着剤18Aを塗工する。同時に、接着剤 工装置52によって、第2ウェブ7Bにおける第1 ェブ7Aとの対向面の所定位置に接着剤18Bを 工する。

 第3に、第1ウェブ7Aの接着剤18Aが塗工され た面に対して、第1弾性部材の連続体4Aを、第 1揺動ガイド17によって、第1ウェブ7AのCD方向( 搬送方向の交差方向)に揺動させながら、所 レイアウトで載置する。同時に、第2ウェブ7 Bの接着剤18Bが塗工された面に対して、第2弾 部材の連続体5Aを、第2揺動ガイド18によっ 、第2ウェブ7BのCD方向に揺動させながら、所 要レイアウトで載置する。

 ここで、第1弾性部材4(すなわち、第1弾性 部材の連続体4A)の所要レイアウトと、第2弾 部材5(すなわち、第2弾性部材の連続体5A)の 要レイアウトとが異なってもよい。

 第4に、第1弾性部材の連続体4Aが載置され た第1ウェブ7A及び第2弾性部材の連続体5Aが載 置された第2ウェブ7Bを、MD方向に向かって回 する第1ロール8と第2ロール9との間に供給す る。第1ロール8と第2ロール9とによって、第1 性部材の連続体4A及び第2弾性部材の連続体5 Aと第1ウェブ7A及び第2ウェブ7Bとを挟圧する

 このようにして、第1ウェブ4Aと第2ウェブ 5Aとの間に、レッグギャザーを構成する第1弾 性部材の連続体4A及び第2弾性部材の連続体5A 配置することができる。

 以上、上述の実施形態を用いて本発明に いて詳細に説明したが、当業者にとっては 本発明が本明細書中に説明した実施形態に 定されるものではないということは明らか ある。本発明は、特許請求の範囲の記載に り定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱する となく修正及び変更態様として実施するこ ができる。従って、本明細書の記載は、例 説明を目的とするものであり、本発明に対 て何ら制限的な意味を有するものではない

 なお、日本国特許出願第2008-165293号(2008年 6月25日出願)の全内容が、参照により、本願 細書に組み込まれている。

 以上のように、本発明に係る吸収性物品 製造方法は、股下部に対応する領域におけ 弾性部材を適切な状態でウェブに接合する とができる吸収性物品を提供できるため、 収性物品の製造において有用である。

1…吸収性物品
2…脚周り部
3…股下部
4…第1弾性部材
5…第2弾性部材
6A…トップシート
6B…バックシート
7A…第1ウェブ
7B…第2ウェブ
8…第1ロール
9…第2ロール
10…第2非粘着性部材
12…吸収体
13…第3弾性部材
14…第4弾性部材
17…第1揺動ガイド
18…第2揺動ガイド
20…凹部




 
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