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Title:
METHOD FOR MANUFACTURING SUBSTRATE STRUCTURE FOR PLASMA DISPLAY PANEL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/008090
Kind Code:
A1
Abstract:
A method for manufacturing a substrate structure for PDP which can improve accuracy of alignment between a transparent electrode and a bus electrode. The method for manufacturing a substrate structure for PDP includes a step for forming a photosensitive material film (13) on a substrate where a transparent electrode and a first alignment mark (11) are formed, a step for aligning a photomask having a pattern for forming a bus electrode with the substrate, and a step for transcribing the photomask's pattern for forming a bus electrode onto the photosensitive material film (13) through exposure, wherein the photomask has a pattern for forming asecond alignment mark. The method is characterized in that the alignment is carried out in a step for forming a second alignment mark (21) on the photosensitive material film (13) by transcribing the pattern for forming the second alignment mark onto the photosensitive material film through local exposure, and a step for aligning the photomask with the substrate in accordance with a relative positional relationship between the first alignment mark (11) and the second alignment mark (21).

Inventors:
KUMASEGAWA HIROSHI (JP)
OGATA KOJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/063924
Publication Date:
January 15, 2009
Filing Date:
July 12, 2007
Export Citation:
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Assignee:
HITACHI PLASMA DISPLAY LTD (JP)
KUMASEGAWA HIROSHI (JP)
OGATA KOJI (JP)
International Classes:
H01J9/02; G03F9/00; H01J11/02
Foreign References:
JP2000299066A2000-10-24
JP5064448B22012-10-31
JP2006173113A2006-06-29
Attorney, Agent or Firm:
NOGAWA, Shintaro (Minamimorimachi Park Bldg.1-3, Nishitenma 5-chome,Kita-ku, Osaka-shi, Osaka 47, JP)
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Claims:
透明電極と、該透明電極上に少なくとも一部が重なるバス電極とからなる電極を基板上に備えてなるプラズマディスプレイパネル用基板構体の製造方法であって、
透明電極及び第1アライメントマークが形成された基板上に感光性材料膜を形成し、バス電極形成用パターンを有するフォトマスクと前記基板の位置合わせを行い、前記フォトマスクのバス電極形成用パターンを前記感光性材料膜に露光により転写する工程を備え、
前記フォトマスクは、第2アライメントマーク形成用パターンを有し、
前記位置合わせは、
第2アライメントマーク形成用パターンを前記感光性材料膜に局所露光により転写して前記感光性材料膜に第2アライメントマークを形成し、
第1アライメントマークと第2アライメントマークの相対的な位置関係に基づいて前記フォトマスクと前記基板の位置調整を行う工程を備える方法によって行われることを特徴とするプラズマディスプレイパネル用基板構体の製造方法。
前記感光性材料膜は、バス電極膜を介して形成され、
前記バス電極形成用パターンを前記感光性材料膜に転写した後に前記感光性材料膜を現像することによって前記感光性材料膜をパターニングして感光性材料マスクを形成し、前記感光性材料マスクを用いて前記バス電極膜をパターニングしてバス電極を前記透明電極上に重なるように形成する工程をさらに備える請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル用基板構体の製造方法。
前記感光性材料膜は、感光性を有する電極材料からなり、
前記バス電極形成用パターンを前記感光性材料膜に転写した後に前記感光性材料膜を現像することによって前記感光性材料膜をパターニングし、その後、焼成することによってバス電極を前記透明電極上に重なるように形成する工程をさらに備える請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル用基板構体の製造方法。
前記局所露光の前に第1アライメントマークと第2アライメントマーク形成用パターンの相対的な位置関係に基づいて前記フォトマスクと前記基板の仮位置合わせを行う工程をさらに備える請求項1~3の何れか1つに記載のプラズマディスプレイパネル用基板構体の製造方法。
第1アライメントマークは、透明電極と幅及び長手方向が同じであり、第2アライメントマークは、バス電極と幅及び長手方向が同じであり、第1アライメントマークと第2アライメントマークの相対的な位置関係は、透明電極とバス電極の相対的な位置関係と同じである請求項1~4の何れか1つに記載のプラズマディスプレイパネル用基板構体の製造方法。
前記感光性材料膜は、透明電極、第1アライメントマーク及び第3アライメントマークが形成された基板上に形成され、
前記フォトマスクは、第4アライメントマークをさらに有し、
前記局所露光の前に第3アライメントマークと第4アライメントマークの相対的な位置関係に基づいて前記フォトマスクと前記基板の仮位置合わせを行う工程を更に備える請求項5に記載のプラズマディスプレイパネル用基板構体の製造方法。
第1アライメントマークと第2アライメントマークは、それぞれ、前記基板の対角位置を含む少なくとも2箇所に設けられる請求項1~6の何れか1つに記載のプラズマディスプレイパネル用基板構体の製造方法。
Description:
プラズマディスプレイパネル用 板構体の製造方法

 本発明は、テレビやコンピュータの表示 末等に使用されるプラズマディスプレイパ ル(以下、「PDP」と称する)用基板構体の製 方法に関する。

 図18は、従来のPDP構造の一例を示す分解 視図である。このPDPは、前面側基板構体1と 面側基板構体2を有している。

 前面側基板構体1では、ガラス基板1a上に 数の表示電極3が配置されている。表示電極 3は、それぞれ、透明電極3aとバス電極(金属 極ともいう。)3bの積層構造である。表示電 3は、誘電体層4で覆われている。誘電体層4 、MgO等からなる保護層5で覆われている。

 背面側基板構体2では、表示電極3に対し ほぼ垂直方向に延びるアドレス電極6がガラ 基板2a上に配置されている。アドレス電極6 、誘電体層9で覆われている。誘電体層9上 、アドレス電極6の両側位置には隔壁7が配置 され、列方向のセルを区分けしている。さら に誘電体層9上と、隔壁7の側面には紫外線に り励起されて赤(R),緑(G),青(B)の可視光を発 する蛍光体が塗布されてなる蛍光体層8が形 されている。

 保護層5と隔壁7が接するように前面側基 構体1と背面側基板構体2を対向させた状態で 周縁部を封止用部材により封着させて内部に 放電空間を形成し、放電空間内を排気後、放 電空間内にNe-Xe等の放電ガスを封入し、PDPが 製される。このPDPにおいては、表示は、対 なす2本の表示電極3間での繰り返し放電に って行なわれる。

 ところで、バス電極3bは、通常、光を透過 せず、且つ透明電極3a上に重ねて形成される 。このため、バス電極3bが形成される位置が れるとバス電極3bが透明電極3aを覆う面積が アンバランスになり、輝度ムラが発生する。
 このため、透明電極3aとバス電極3bは、高精 度に位置合わせがなされる。この位置合わせ は、例えば、透明電極3a形成時にアライメン マークも同時に形成し、バス電極3bを形成 るための露光工程では、このアライメント ークを参照することによって行われる。

特開平11-300484

 PDPの高精細化が進むにつれ、透明電極3a バス電極3bの位置合わせに対する要求がます ます厳しくなっており、透明電極3aとバス電 3bをより高い精度で確実に位置合わせする とができる技術が望まれている。

 本発明はこのような事情に鑑みてなされ ものであり、透明電極とバス電極の位置合 せの精度を向上させることができるPDP用基 構体の製造方法を提供するものである。

課題を解決するための手段及び発明の 効果

 本発明のPDP用基板構体の製造方法は、透 電極と、該透明電極上に少なくとも一部が なるバス電極とからなる電極を基板上に備 てなるPDP用基板構体の製造方法であって、 明電極及び第1アライメントマークが形成さ れた基板上に感光性材料膜を形成し、バス電 極形成用パターンを有するフォトマスクと前 記基板の位置合わせを行い、前記フォトマス クのバス電極形成用パターンを前記感光性材 料膜に露光により転写する工程を備え、前記 フォトマスクは、第2アライメントマーク形 用パターンを有し、前記位置合わせは、第2 ライメントマーク形成用パターンを前記感 性材料膜に局所露光により転写して前記感 性材料膜に第2アライメントマークを形成し 、第1アライメントマークと第2アライメント ークの相対的な位置関係に基づいて前記フ トマスクと前記基板の位置調整を行う工程 備える方法によって行われることを特徴と る。

 本発明では、基板上の第1アライメントマ ークとフォトマスク上のアライメントマーク の相対的な位置関係に基づいて基板とフォト マスクの位置合わせを行うのではなく、フォ トマスク上の第2アライメントマーク形成用 ターンを基板に局所露光により転写して基 上に第2アライメントマークを形成し、第1ア ライメントマークと第2アライメントマーク 相対的な位置関係に基づいて基板とフォト スクの位置調整を行うことによって位置合 せを行う。このように、本発明では、基板 実際に転写されたアライメントマークを用 て基板とフォトマスクの位置合わせを行う で従来の方法に比べて高い精度で基板とフ トマスクの位置合わせを行うことができ、 明電極とバス電極の位置合わせの精度を向 させることができる。

 以下、本発明の種々の実施形態を例示す 。

 前記感光性材料膜は、バス電極膜を介し 形成され、前記バス電極形成用パターンを 記感光性材料膜に転写した後に前記感光性 料膜を現像することによって前記感光性材 膜をパターニングして感光性材料マスクを 成し、前記感光性材料マスクを用いて前記 ス電極膜をパターニングしてバス電極を形 する工程をさらに備えてもよい。

 前記感光性材料膜は、感光性を有する電 材料からなり、前記バス電極形成用パター を前記感光性材料膜に転写した後に前記感 性材料膜を現像することによって前記感光 材料膜をパターニングし、その後、焼成す ことによってバス電極を形成する工程をさ に備えてもよい。

 前記局所露光の前に第1アライメントマー クと第2アライメントマーク形成用パターン 相対的な位置関係に基づいて前記フォトマ クと前記基板の仮位置合わせを行う工程を らに備えてもよい。

 第1アライメントマークは、透明電極と幅 及び長手方向が同じであり、第2アライメン マークは、バス電極と幅及び長手方向が同 であり、第1アライメントマークと第2アライ メントマークの相対的な位置関係は、透明電 極とバス電極の相対的な位置関係と同じであ ってもよい。

 前記感光性材料膜は、透明電極、第1アラ イメントマーク及び第3アライメントマーク 形成された基板上に形成され、前記フォト スクは、第4アライメントマークをさらに有 、第3アライメントマークと第4アライメン マークの相対的な位置関係に基づいて前記 ォトマスクと前記基板の仮位置合わせを行 工程をさらに備えてもよい。

 第1アライメントマークと第2アライメン マークは、それぞれ、前記基板の対角位置 含む少なくとも2箇所に設けられてもよい。

 ここで示した種々の実施形態は、互いに み合わせることができる。

(a)~(c)は、本発明の第1実施形態のPDP用 面側基板構体の製造工程を示す平面図であ 。 (d)~(f)は、本発明の第1実施形態のPDP用 面側基板構体の製造工程を示す平面図であ 。 (a)~(g)は、本発明の第1実施形態のPDP用 面側基板構体の製造工程を示す断面図であ 。(a)~(c)は、それぞれ、図1(a)~(c)中のI-I断面 であり、(d)~(f)は、それぞれ、図2(d)~(f)中のI- I断面図である。 本発明の第1実施形態のPDP用前面側基板 構体の製造方法で使用されるフォトマスクの 構成を示す平面図である。 (a)は、本発明の第1実施形態のPDP用前面 側基板構体の製造方法での局所露光の方法を 示す斜視図であり、(b)は、この局所露光で露 光される領域を示す平面図である。 図5とは異なる局所露光の方法を示す平 面図である。 (a)は、本発明の第1実施形態のPDP用前面 側基板構体の製造方法での局所露光の後の基 板の状態を示す平面図であり、(b)は、基準マ ークの位置を示す平面図である。 本発明の第1実施形態のPDP用前面側基板 構体の製造方法での位置調整の方法を説明す るための説明図である。

(a)~(c)は、本発明の第2実施形態のPDP用 面側基板構体の製造工程を示す平面図であ 。 (d)~(f)は、本発明の第2実施形態のPDP用 面側基板構体の製造工程を示す平面図であ 。 (a)~(g)は、本発明の第2実施形態のPDP用 面側基板構体の製造工程を示す断面図であ 。(a)~(c)は、それぞれ、図9(a)~(c)中のI-I断面 であり、(d)~(f)は、それぞれ、図10(d)~(f)中の I-I断面図である。

(a)~(c)は、本発明の第3実施形態のPDP用 面側基板構体の製造工程を示す平面図であ 。 (d)~(f)は、本発明の第3実施形態のPDP用 面側基板構体の製造工程を示す平面図であ 。 (a)~(g)は、本発明の第3実施形態のPDP用 面側基板構体の製造工程を示す断面図であ 。(a)~(c)は、それぞれ、図12(a)~(c)中のI-I断面 図であり、(d)~(f)は、それぞれ、図13(d)~(f)中 I-I断面図である。 本発明の第3実施形態のPDP用前面側基 構体の製造方法で使用されるフォトマスク 構成を示す平面図である。 本発明の第3実施形態のPDP用前面側基 構体の製造方法での局所露光の後の基板の 態を示す平面図である。 本発明の第3実施形態のPDP用前面側基 構体の製造方法での位置調整の方法を説明 るための説明図である。 従来のPDP構造の一例を示す分解斜視図 である。

符号の説明

1:前面側基板構体 1a:前面側基板 2:背面側基 構体 2a:背面側基板 3:表示電極 3a:透明電  3b:バス電極 4:前面側基板構体の誘電体層  5:保護層 6:アドレス電極 7:隔壁 8:蛍光体層 9:背面側基板構体の誘電体層
11:第1アライメントマーク 13:感光性材料膜 1 3a:感光性材料マスク 15:バス電極形成用パタ ン 17:フォトマスク 19:第2アライメントマ ク形成用パターン 21:第2アライメントマー : 23:バス電極膜 25:光源 27:遮光板 29:レー ー照射装置 30:基準マーク 31:感光性材料膜 31a:未焼成バス電極 33:第3アライメントマー  35:第4アライメントマーク

 以下、本発明の実施形態を図面を用いて 明する。図面や以下の記述中で示す内容は 例示であって、本発明の範囲は、図面や以 の記述中で示すものに限定されない。以下 透明電極3a及びバス電極3bが前面側基板構体 に設けられる場合を例にとって説明を進める 。

1.PDP用前面側基板構体の製造方法
1-1.第1実施形態
 図1(a)~(c)、図2(d)~(f)、図3(a)~(g)、図4、図5(a)~( b)、図6、図7(a)~(b)及び図8を用いて本発明の第 1実施形態のPDP用前面側基板構体の製造方法 ついて説明する。図1(a)~(c)及び図2(d)~(f)は、 実施形態のPDP用前面側基板構体の製造工程 示す平面図である。図3(a)~(g)は、本実施形 のPDP用前面側基板構体の製造工程を示す断 図である。図3(a)~(c)は、それぞれ、図1(a)~(c) のI-I断面図であり、図3(d)~(f)は、それぞれ 図2(d)~(f)中のI-I断面図である。図4は、本実 形態で使用されるフォトマスク17の構成を示 す平面図である。図5(a)は、本実施形態での 所露光の方法を示す斜視図であり、図5(b)は この局所露光で露光される領域を示す平面 である。図6は、局所露光の別の方法を示す 平面図である。図7(a)は、本実施形態での局 露光の後の基板の状態を示す平面図であり 図7(b)は、基準マークの位置を示す平面図で る。図8は、位置調整の方法を説明するため の説明図である。

 本実施形態のPDP用前面側基板構体の製造 法は、透明電極3aと、該透明電極3a上に少な くとも一部が重なるバス電極3bとからなる電 3を基板1a上に備えてなるPDP用基板構体の製 方法であって、透明電極3a及び第1アライメ トマーク11が形成された基板1a上に感光性材 料膜13を形成し、バス電極形成用パターン15 有するフォトマスク17と基板1aの位置合わせ 行い、フォトマスク17のバス電極形成用パ ーン15を感光性材料膜13に露光により転写す 工程を備え、フォトマスク17は、第2アライ ントマーク形成用パターン19を有し、前記 置合わせは、第2アライメントマーク形成用 ターン19を感光性材料膜13に局所露光により 転写して感光性材料膜13に第2アライメントマ ーク21を形成し、第1アライメントマーク11と 2アライメントマーク21の相対的な位置関係 基づいてフォトマスク17と基板1aの位置調整 を行う工程を備える方法によって行われるこ とを特徴とする。

 また、感光性材料膜13は、バス電極膜23を 介して形成され、バス電極形成用パターン15 感光性材料膜13に転写した後に感光性材料 13を現像することによって感光性材料膜13を ターニングして感光性材料マスク13aを形成 、感光性材料マスク13aを用いてバス電極膜2 3をパターニングしてバス電極3bを形成する工 程をさらに備える。

 基板1a上に透明電極3a及びバス電極3bからな 表示電極3を形成した後、表示電極3を覆う うに誘電体層4を形成し、誘電体層4上に保護 層5を形成し、PDP用前面側基板構体の製造が 了する。
 以下、各工程を詳細に説明する。

1-1-1.透明電極及び第1アライメントマーク形 工程
 まず、基板1a上に透明電極膜を形成し、こ 透明電極膜をパターニングすることによっ 透明電極3a及び第1アライメントマーク11を形 成し、図1(a)及び図3(a)に示す構成を得る。

 基板1aの種類は、特に限定されず、基板1a は、例えば、ガラス基板等の透明基板からな る。透明電極膜は、特に限定されず、例えば 、ITO,ネサなどの透明電極材料からなる。透 電極膜のパターニングは、フォトリソグラ ィー及びエッチング技術を用いて行うこと できる。第1アライメントマーク11は、透明 極3aを形成する領域外に形成される。第1ア イメントマーク11は、透明電極3aと一定の相 的な位置関係を有しており、後工程で基板1 aとフォトマスク17の位置合わせの基準に利用 される。第1アライメントマーク11は、基板1a 対角位置を含む少なくとも2箇所に設けられ 、好ましくは、基板1aの4隅を含む少なくとも 4箇所に設けられる。この場合、より正確な 置合わせが可能になるからである。第1アラ メントマーク11の形状は、一例では、十字 あるが、直線等の別の形状であってもよい また、透明電極3aの形状も図示ではストライ プ状であるがセル単位で突出部(T字状又は短 状)を有する形状やラダー形状であっても構 わない。

1-1-2.バス電極膜及び感光性材料膜形成工程
 次に、透明電極3aと第1アライメントマーク1 1が形成された基板上にバス電極膜23及び感光 性材料膜13を形成し、図1(b)及び図3(b)に示す 成を得る。

 バス電極膜23の構成は、特に限定されず 一層構造でも積層構造でもよい。バス電極 23は、一例では、Cr層-Cu層-Cr層の積層構造で る。感光性材料膜13は、露光により硬化す か又は可溶化する材料からなり、例えば、 ジ型又はネガ型のフォトレジストからなる 以下、感光性材料膜13がネガ型のフォトレジ ストからなる場合を例にとって説明を進める 。

 バス電極膜23及び感光性材料膜13は、一様 な厚さで形成することが好ましい。バス電極 膜23及び感光性材料膜13は、通常は、第1アラ メントマーク11を覆うように形成される。 の場合でも、第1アライメントマーク11の厚 により第1アライメントマーク11の輪郭形状 視認可能である。

1-1-3.フォトマスクと基板の位置合わせ工程
 次に、以下の工程によりフォトマスク17と 板1aの位置合わせを行う。

1-1-3-1.基板及びフォトマスク配置工程
 まず、図4に示すバス電極形成用パターン15 第2アライメントマーク形成用パターン19を するフォトマスク17と、バス電極膜23と感光 性材料膜13が形成された基板1aを露光装置内 重ねて配置する。この際、フォトマスク17と 基板1aとが正確に位置合わせされて重ならず 通常、図1(c)及び図3(c)に示すように若干ず て重なる。

 この状態で次の局所露光工程を行っても いが、その前に第1アライメントマーク11と 2アライメントマーク形成用パターン19の相 的な位置関係に基づいてフォトマスク17と 板1aの仮位置合わせを行ってもよい。この仮 位置合わせを行うことによって、フォトマス ク17と基板1aの間の位置ずれが小さくなり、 ォトマスク17と基板1aの位置合わせが容易に る。仮位置合わせは、図8を用いて後で説明 する位置調整と実質的に同じ方法で行うこと ができる。仮位置合わせは、基板1aにある第1 アライメントマーク11とフォトマスク17にあ 第2アライメントマーク形成用パターン19を いた位置合わせであるので、第1アライメン マーク11と第2アライメントマーク21を用い 位置合わせほど精度が高くなく、フォトマ ク17と基板1aの間の位置ずれは、完全には除 されない。

1-1-3-2.第2アライメントマーク形成用パターン の局所露光工程
 次に、フォトマスク17の第2アライメントマ ク形成用パターン19を感光性材料膜13に局所 露光により転写して感光性材料膜13に第2アラ イメントマーク21を形成する。局所露光は、 5(a)に示すように光源25の近くに遮光板27を 置させ、バス電極形成用パターン15に露光光 が照射されないようにしつつ第2アライメン マーク形成用パターン19に露光光を照射する ことによって行う。このような方法により、 図5(b)に示すように2点鎖線よりも上側及び下 の領域にのみ露光光を照射することができ 。また、局所露光は、図6に示すように、光 源としてレーザー照射装置29を4箇所に配置し 、各レーザー照射装置29が対応する第2アライ メントマーク形成用パターン19の部位のみに 光光を照射することによって行うこともで る。

 露光光の種類は、特に限定されないが、 えば紫外光である。この局所露光によって 光性材料膜13のうち露光光が照射された部 が硬化すると共に例えば黒っぽく変色し、 光された部分と露光されていない部分とが 認可能になる。第2アライメントマーク21は 露光により感光性材料膜13が変色して形成さ れる。

 図7(a)は、局所露光後の感光性材料膜13の 態を示す。第1アライメントマーク11は、段 によって輪郭を視認することができ、第2ア ライメントマーク21は、感光性材料膜13の変 によって視認することができる。第2アライ ントマーク21は、フォトマスク17と基板1aと 正確に位置合わせされていれば図7(b)の基準 マーク30に重なるはずであるが、実際は、フ トマスク17と基板1aとの間の位置ずれのため に、第2アライメントマーク21は、図7(a)に示 ように、基準マーク30から位置ずれして形成 される。

 第2アライメントマーク21は、第1アライメ ントマーク11に重なる位置又はこの近傍の位 に形成することが好ましい。この場合、位 合わせの精度が高くなるからである。しか 、第2アライメントマーク21は、第1アライメ ントマーク11から離れた位置に形成してもよ 。第2アライメントマーク11の形状は、一例 は、十字であるが、直線等の別の形状であ てもよい。

1-1-3-3.フォトマスクと基板の位置調整工程
 次に、第1アライメントマーク11と第2アライ メントマーク21の相対的な位置関係に基づい フォトマスク17と基板1aの位置調整を行う。 この位置調整によってフォトマスク17と基板1 aの間の位置ずれが解消され、図2(d)及び図3(d) に示す構成が得られる。本明細書において、 「位置調整」とは、平行ずれ(平行移動によ て修正可能なずれ)と角度ずれ(回転移動によ って修正可能なずれ)の少なくとも一方を小 くすることを意味し、「位置ずれ」とは、 行ずれと角度ずれの少なくとも一方からな ずれを意味する。

 以下、図8を用いて位置調整の方法の一例 について説明する。以下で示す方法は、例示 であって、別の方法で位置調整を行ってもよ い。以下の方法では、X方向及びY方向の平行 動及び回転移動によって位置調整を行って るが、例えば、X方向又はY方向の平行移動 び回転移動によって位置調整を行ってもよ 、回転移動のみによって位置調整を行って よい。

 まず、第1アライメントマーク11の位置を 測し、その結果に基づいて基準マーク30の 置を算出する。

 次に、各基準マーク30と各第2アライメン マーク21のX方向及びY方向の位置ずれをそれ ぞれ計測して、X方向のずれ量(δX1~δX4)及びY 向のずれ量(δY1~δY4)を得る。

 次に、以下の式に基づいてX方向及びY方向 平行移動量を算出し、次に、平行移動後のX 向のずれ量(δX1~δX4)及びY方向のずれ量(δY1~ Y4)を計算する。
 X方向平行移動量=(δX1+δX2+δX3+δX4)/4
 Y方向平行移動量=(δY1+δY2+δY3+δY4)/4

 次に、以下の式に基づいて回転移動量を算 する。
 回転移動量=δθXA+δθXB+δθYA+δθYB
(但し、δθXA=tan -1 (δY1-δY2)/L
    δθXB=tan -1 (δY3-δY4)/L
    δθYA=tan -1 (δX1-δX3)/W
    δθYB=tan -1 (δX2-δX4)/W
である。L及びWは、それぞれ、基板1aのX方向 びY方向の長さである。)

 次に、上記方法で求めたX方向平行移動量 及びY方向平行移動量に従ってフォトマスク17 と基板1aの少なくとも一方を平行移動させ、 の後、上記方法で求めた回転移動量に従っ フォトマスク17と基板1aの少なくとも一方を 回転移動させ、位置調整を完了する。この位 置調整によってフォトマスク17と基板1aの間 位置ずれが解消される。

 平行移動及び回転移動は、フォトマスク1 7と基板1aの一方のみを移動させることによっ て行ってもよく、両方を逆方向に移動させる ことによって行ってもよい。

1-1-4.バス電極形成用パターン転写及び現像工 程
 次に、図2(d)及び図3(d)の状態で、フォトマ ク17のバス電極形成用パターン15を感光性材 膜13に露光により転写し、感光性材料膜13を 現像することによって感光性材料膜13をパタ ニングして感光性材料マスク13aを形成し、 2(e)及び図3(e)に示す構成を得る。

 本実施形態では、上記位置調整によりフ トマスク17と基板1aの間の位置ずれが解消さ れた状態でバス電極形成用パターン15の転写 行うので、高い位置精度で感光性材料マス 13aを形成することができる。

1-1-5.バス電極形成工程
 次に、感光性材料マスク13aを用いてバス電 膜23をパターニングして透明電極3a上のセン ターラインにバス電極3bを形成する。パター ングは、エッチング等によって行うことが きる。パターニングの後、感光性材料マス 13aは、除去する。

 感光性材料マスク13aが高い位置精度で形 されているので、バス電極3bも高い位置精 で形成され、透明電極3aとバス電極3bの間の 置ずれを抑制することができ、これによっ 輝度ムラ等の問題を抑制することができる

 ここまでの工程によって透明電極3a上に ス電極3bが積層されてなる表示電極3が形成 れる。表示電極3は、2本ずつがペアになって 表示ラインを構成するが、電極配列形態とし て電極ペア間に非放電領域(逆スリットとも う)を設けた配列、図示のように電極を等間 に配列して隣接する電極間が全て放電領域 なるALIS形式の配列のいずれかによって配置 される。ALIS形式の場合、バス電極3bが透明電 極3aの幅方向の中央に配置されるが、前記逆 リットを設けた配列の場合は、バス電極3b 透明電極3aの外側縁部に配置される。

1-1-6.誘電体層及び保護層形成工程
 次に、図3(g)に示すように、透明電極3a及び ス電極3bからなる表示電極3を覆うように誘 体層4を形成し、誘電体層4上に保護層5を形 し、PDP用前面側基板構体の製造が完了する

 誘電体層4は、例えば、低融点ガラスフリ ットにバインダと溶剤を加えた低融点ガラス ペーストを、表示電極3形成後の基板上にス リーン印刷法で塗布し、焼成することによ て形成することができる。誘電体層4は、表 電極3形成後の基板上にCVD法などで酸化シリ コンを堆積することによって形成してもよい 。

 保護層5は、例えば、MgO、酸化カルシウム 、酸化ストロンチウム又は酸化バリウム等の 金属(より具体的には2価の金属)酸化物からな り、好ましくは、MgOからなる。保護層5は、 着法、スパッタ法又は塗布法等で形成され 。

1-2.第2実施形態
 図9(a)~(c)、図10(d)~(f)及び図11(a)~(g)を用いて 発明の第2実施形態のPDP用前面側基板構体の 造方法について説明する。図9(a)~(c)及び図10 (d)~(f)は、本実施形態のPDP用前面側基板構体 製造工程を示す平面図である。図11(a)~(g)は 本実施形態のPDP用前面側基板構体の製造工 を示す断面図である。図11(a)~(c)は、それぞ 、図9(a)~(c)中のI-I断面図であり、図11(d)~(f)は 、それぞれ、図10(d)~(f)中のI-I断面図である。

 本実施形態の方法は、第1実施形態に類似し ている。第1実施形態との主な相違点は、本 施形態では、感光性を有する電極材料から る感光性材料膜31を形成し、この感光性材料 膜31をパターニングし、その後、焼成するこ によってバス電極3bを形成している点であ 。このような方法でバス電極3bを形成する方 法は、例えば、特開2003-16949号公報等に記載 れている。なお、第1実施形態で述べた内容 、本実施形態にも基本的に当てはまる。
 以下、各工程を詳細に説明する。

1-2-1.透明電極及び第1アライメントマーク形 工程
 まず、第1実施形態と同様の方法で、基板1a に透明電極3a及び第1アライメントマーク11 形成し、図9(a)及び図11(a)に示す構成を得る

1-2-2.感光性材料膜形成工程
 次に、得られた基板上に感光性を有する電 材料からなる感光性材料膜31を形成し、図9( b)及び図11(b)に示す構成を得る。感光性を有 る電極材料は、一例では、感光性樹脂を含 金属(例:Ag)ペーストである。感光性樹脂は、 露光により硬化するか又は可溶化する材料か らなり、例えば、ポジ型又はネガ型のフォト レジストからなる。以下、感光性を有する電 極材料がネガ型のフォトレジストを含むAgペ ストからなる場合を例にとって説明を進め 。

 感光性材料膜31は、一様な厚さで形成す ことが好ましい。感光性材料膜31は、通常は 、第1アライメントマーク11を覆うように形成 される。この場合でも、第1アライメントマ ク11の厚さにより第1アライメントマーク11の 輪郭形状が視認可能である。

1-2-3.フォトマスクと基板の位置合わせ工程
 次に、以下の工程によりフォトマスク17と 板1aの位置合わせを行う。

1-2-3-1.基板及びフォトマスク配置工程
 まず、第1実施形態と同様の方法で、基板1a フォトマスク17を露光装置内に重ねて配置 、図9(c)及び図11(c)に示す構成を得る。

1-2-3-2.第2アライメントマーク形成用パターン の局所露光工程
 次に、第1実施形態と同様の方法で、第2ア イメントマーク形成用パターン19の局所露光 を行って感光性材料膜13に第2アライメントマ ーク21を形成する。

1-2-3-3.フォトマスクと基板の位置調整工程
 次に、第1実施形態と同様の方法で、フォト マスク17と基板1aの位置調整を行い、図10(d)及 び図11(d)に示す構成を得る。

1-2-4.バス電極形成用パターン転写工程
 次に、図10(d)及び図11(d)の状態で、フォトマ スク17のバス電極形成用パターン15を感光性 料膜31に露光により転写し、現像することに よって感光性材料膜31をパターニングして未 成バス電極31aを形成し、図10(e)及び図11(e)に 示す構成を得る。

1-2-5.バス電極形成工程
 次に、未焼成バス電極31aを焼成することに ってバス電極3bを形成し、図10(f)及び図11(f) 示すような透明電極3a上にバス電極3bが積層 された表示電極3の構成を得る。

1-2-6.誘電体層及び保護層形成工程
 次に、第1実施形態と同様の方法により、図 11(g)に示すように、透明電極3a及びバス電極3b からなる表示電極3を覆うように誘電体層4を 成し、誘電体層4上に保護層5を形成し、PDP 前面側基板構体の製造が完了する。

1-3.第3実施形態
 図12(a)~(c)、図13(d)~(f)、図14(a)~(g)、図15~図17 用いて本発明の第3実施形態のPDP用前面側基 構体の製造方法について説明する。図12(a)~( c)及び図13(d)~(f)は、本実施形態のPDP用前面側 板構体の製造工程を示す平面図である。図1 4(a)~(g)は、本実施形態のPDP用前面側基板構体 製造工程を示す断面図である。図14(a)~(c)は それぞれ、図12(a)~(c)中のI-I断面図であり、 14(d)~(f)は、それぞれ、図13(d)~(f)中のI-I断面 である。図15は、本実施形態で使用される ォトマスク17の構成を示す平面図である。図 16は、本実施形態での局所露光の後の基板の 態を示す平面図である。図17は、位置調整 方法を説明するための説明図である。

 本実施形態の方法は、第1実施形態に類似し ている。第1実施形態との主な相違点は、本 施形態では、第1アライメントマーク11の幅 び長手方向が透明電極3aと同じであり、第2 ライメントマーク21の幅及び長手方向がバス 電極3bとが同じであり且つ第1アライメントマ ーク11と第2アライメントマーク21の相対的な 置関係が透明電極3aとバス電極3bの相対的な 位置関係と同じである点と、局所露光の前に 基板1aにある第3アライメントマーク33とフォ マスク17にある第4アライメントマーク35の 対的な位置関係に基づいてフォトマスク17と 基板1aの仮位置合わせを行う工程を備える点 ある。第1実施形態で述べた内容は、本実施 形態にも基本的に当てはまる。
 以下、各工程を詳細に説明する。

1-3-1.透明電極並びに第1及び第3アライメント ーク形成工程
 まず、基板1a上に透明電極膜を形成し、こ 透明電極膜をパターニングすることによっ 透明電極3a、第1アライメントマーク11及び第 3アライメントマーク33を形成し、図12(a)及び 14(a)に示す構成を得る。

 図12(a)に示すように、本実施形態では、 1アライメントマーク11は、直線状であり、 明電極3aと幅及び長手方向が同じである。第 1アライメントマーク11は、アライメントマー クであると同時に透明電極3aのダミーパター であるとも言える。

 第3アライメントマーク33は、後工程にお てフォトマスク17と基板1aの仮位置合わせに おいて利用される。

1-3-2.バス電極膜及び感光性材料膜形成工程
 次に、第1実施形態と同様の方法により、得 られた基板上にバス電極膜23及び感光性材料 13を形成し、図12(b)及び図14(b)に示す構成を る。第1及び第3アライメントマーク11,33は、 バス電極膜23及び感光性材料膜13に覆われた 合でも、自身の厚さにより輪郭形状が視認 能である。

1-3-3.フォトマスクと基板の位置合わせ工程
 次に、以下の工程によりフォトマスク17と 板1aの位置合わせを行う。

1-3-3-1.基板及びフォトマスク配置工程
 まず、図15に示すバス電極形成用パターン15 、第2アライメントマーク形成用パターン19及 び第4アライメントマーク35を有するフォトマ スク17と、バス電極膜23と感光性材料膜13が形 成された基板1aとフォトマスク17を露光装置 に重ねて配置する。この際、フォトマスク17 と基板1aとが正確に位置合わせされて重なら 、通常、図12(c)及び図14(c)に示すように若干 ずれて重なる。

 次に、局所露光の前に第3アライメントマ ーク33と第4アライメントマーク35の相対的な 置関係に基づいてフォトマスク17と基板1aの 仮位置合わせを行う。この仮位置合わせを行 うことによって、マスク17と基板1aの間の位 ずれが小さくなり、フォトマスク17と基板1a 位置合わせが容易になる。仮位置合わせは 図8を用いて説明した位置調整の方法と実質 的に同じ方法で行うことができる。なお、仮 位置合わせ工程は、省略してもよく、この場 合、第3アライメントマーク33と第4アライメ トマーク35も省略することができる。

1-3-3-2.第2アライメントマーク形成用パターン の局所露光工程
 次に、第1実施形態と同様の方法で、第2ア イメントマーク形成用パターン19の局所露光 を行って感光性材料膜13に第2アライメントマ ーク21を形成する。第4アライメントマーク35 感光性材料膜13に転写されることを防ぐ場 には、第4アライメントマーク35が影になる うに遮光板を別途配置した状態で図5に示す うに局所露光を行うか又は図6に示すような レーザー照射装置29を用いて第2アライメント マーク形成用パターン19にのみ露光光を照射 ればよい。

 本実施形態では、第2アライメントマーク 21は、直線状であり、バス電極3bと幅及び長 方向が同じである。従って、第2アライメン マーク21は、アライメントマークであると 時にバス電極3bのダミーパターンであるとも 言える。また、第1アライメントマーク11と第 2アライメントマーク21の相対的な位置関係が 透明電極3aとバス電極3bの相対的な位置関係 同じである。従って、第1アライメントマー 11と第2アライメントマーク21の相対的な位 関係が適切になるようにフォトマスク17と基 板1aの位置合わせを行えば、透明電極3aとバ 電極3bの相対的な位置関係も適切になると考 えられる。

 図16は、局所露光後の感光性材料膜13の状 態を示す。フォトマスク17と基板1aの間の位 ずれが無ければ、第2アライメントマーク21 、第1アライメントマーク11の幅方向の中央 第1アライメントマーク11に平行に配置され はずである、図16ではフォトマスク17と基板1 aの間の位置ずれのために、第2アライメント ーク21は、第1アライメントマーク11に対し 位置ずれして配置されている。

1-3-3-3.フォトマスクと基板の位置調整工程
 次に、第1アライメントマーク11と第2アライ メントマーク21の相対的な位置関係に基づい フォトマスク17と基板1aの位置調整を行う。 この位置調整によってフォトマスク17と基板1 aの間の位置ずれが解消され、図13(d)及び図14( d)に示す構成が得られる。

 以下、図17を用いて位置調整の方法の一 について説明する。以下で示す方法は、例 であって、別の方法で位置調整を行っても い。以下の方法では、回転移動のみによっ 位置調整を行っているが、平行移動及び回 移動によって位置調整を行ってもよい。

 まず、第1アライメントマーク11と第2アライ メントマーク21の各ペアについて、第1アライ メントマーク11の各縁から第2アライメントマ ーク21の縁までの距離(δaY1,δaY2,δbY1,δbY2,δcY1, δcY2,δdY1,δdY2)を計測し、以下の式に基づいて 、各ペアについてずれ量(δAY,δBY,δCY,δAY)を算 出する。
 δAY=(δaY1-δaY2)/2
 δBY=(δbY1-δbY2)/2
 δCY=(δcY1-δcY2)/2
 δDY=(δcY1-δcY2)/2

 次に、以下の式に基づいて回転移動量を算 する。
 回転移動量=(δθXAB+δθXCD)/2
(但し、δθXAB=tan -1 (δAY-δBY)/L
    δθXCD=tan -1 (δCY-δDY)/L
である。Lは、基板1aのX方向の長さである。)

 次に、上記方法で求めた回転移動量に従 てフォトマスク17と基板1aの少なくとも一方 を回転移動させ、位置調整を完了する。この 位置調整によってフォトマスク17と基板1aの の位置ずれが解消される。回転移動は、フ トマスク17と基板1aの一方のみを移動させる とによっておこなってもよく、両方を逆方 に移動させることによって行ってもよい。

1-3-4.バス電極形成用パターン転写及び現像工 程
 次に、図13(d)及び図14(d)の状態で、フォトマ スク17のバス電極形成用パターン15を感光性 料膜13に露光により転写し、感光性材料膜13 現像することによって感光性材料膜13をパ ーニングして感光性材料マスク13aを形成し 図13(e)及び図14(e)に示す構成を得る。

 本実施形態では、上記位置調整によりフ トマスク17と基板1aの間の位置ずれが解消さ れた状態でバス電極形成用パターン15の転写 行うので、高い位置精度で感光性材料マス 13aを形成することができる。

1-3-5.バス電極形成工程
次に、第1実施形態と同様の方法により、感 性材料マスク13aを用いてバス電極膜23をパタ ーニングしてバス電極3bを形成し、図13(f)及 図14(f)に示すような透明電極3a上にバス電極3 bが積層された表示電極3の構成を得る。

1-3-6.誘電体層及び保護層形成工程
 次に、図14(g)に示すように、透明電極3a及び バス電極3bからなる表示電極3を覆うように誘 電体層4を形成し、誘電体層4上に保護層5を形 成し、PDP用前面側基板構体の製造が完了する 。

2.PDPの製造方法
 上記方法で製造した前面側基板構体1と、基 板2a上にアドレス電極6と、誘電体層9と、隔 7と、蛍光体層8とを備える背面側基板構体2 対向させた状態で周縁部を封着材で貼り合 せることによって内部に気密な放電空間を するパネルが得られ、このパネルの放電空 内を排気後、放電空間内に放電ガス(例えば ネオンに数%程度のキセノンを混合させたも の)を封入することによってPDPを製造するこ ができる。

 以上の実施形態で示した種々の特徴は、 いに組み合わせることができる。1つの実施 形態中に複数の特徴が含まれている場合、そ のうちの1又は複数個の特徴を適宜抜き出し 、単独で又は組み合わせて、本発明に採用 ることができる。




 
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