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Title:
METHOD OF OPTICAL COMMUNICATION CONTROL AND APPARATUS THEREFOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/016724
Kind Code:
A1
Abstract:
A method of optical communication control that realizes stable remote communication control at low cost in an environment of difficult use with faint radio waves; and a relevant optical communication control apparatus. Upon output operation of infrared emission transmission unit (6) toward door scope (2) by means of operating unit (10), infrared signal (11) having exited the infrared emission transmission unit (6) is sent through the door scope (2) into a room. Photoreceiver unit (7) receives the infrared signal (11) incident thereon through the door scope (2) and transmits drive instructions for drive control unit (8). The drive control unit (8) upon receipt of the drive instructions outputs a motor start signal for thumb turn drive motor to thereby accomplish automatic release of door lock.

Inventors:
KANAMORI NOBUAKI (JP)
INADA HISANOBU (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/064926
Publication Date:
February 05, 2009
Filing Date:
July 31, 2007
Export Citation:
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Assignee:
IMG CORP (JP)
KANAMORI NOBUAKI (JP)
INADA HISANOBU (JP)
International Classes:
H04Q9/00; E05B49/00; E06B7/30
Foreign References:
JP3099108U2004-03-25
JPH0268067U1990-05-23
JPH0179760U1989-05-29
JPH01137086A1989-05-30
JPS59500428A1984-03-15
JP2003044947A2003-02-14
US4427975A1984-01-24
Attorney, Agent or Firm:
MIKI, Hisami (3-8Kyutaromachi 2-chome, Chuo-ku,Osaka-sh, Osaka 56, JP)
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Claims:
密閉空間を画成する建造物の所定部位に覗き窓を設け、前記建造物の外側に配置された光通信制御部材の発光送信部から光を送信し、前記光を前記覗き窓を介して前記建造物の内部に入射し、前記入射光を受光して受光信号を生起し、前記受光信号により前記密閉空間の内部に配置された作動部材を作動制御することを特徴とする光通信制御方法。
密閉空間を画成する建造物の所定部位に覗き窓を設け、前記建造物の外側に配置された光通信制御部材の発光送信部から光を送信し、前記光を前記覗き窓を介して前記建造物の内部に入射し、前記入射光を受光して受光信号を生起し、前記受光信号により前記密閉空間の内部に配置されたセンサからセンサ信号を出力し、前記センサ信号を光出力部により光信号に変換し、前記光信号を前記覗き窓を介して前記建造物の外部に出力し、出力された前記光信号を前記光通信制御部材で受光して前記密閉空間の情報を取得することを特徴とする光通信制御方法。
前記受光信号により前記密閉空間の内部に配置された作動部材を作動制御する請求項2に記載の光通信制御方法。
密閉空間を画成する建造物の所定部位に覗き窓を設け、前記建造物の外側に配置された光通信制御部材の発光送信部から光を送信し、前記光を前記覗き窓を介して前記建造物の内部に入射し、前記入射光を受光して受光信号を生起し、前記受光信号により前記密閉空間の内部に配置されたセンサのセンサ信号を出力し、前記センサ信号により光出力部から可視光を発光し、前記可視光を前記覗き窓を介して前記建造物の外部に出力し、前記可視光を目視により判断して前記密閉空間の情報を取得することを特徴とする光通信制御方法。
前記光通信制御部材から発光される光及び/又は前記光通信制御部材により受光される光が赤外線である請求項1~4のいずれかに記載の光通信制御方法。
前記覗き窓は前記建造物の開閉扉に設けられたドアスコープである請求項1~5のいずれかに記載の光通信制御方法。
前記センサは前記密閉空間への侵入者の侵入を検知するセンサであり、前記密閉空間の情報は前記侵入者の侵入情報である請求項2~6のいずれかに記載の光通信制御方法。
密閉空間を画成する建造物の所定部位に設けられた覗き窓と、前記建造物の外側に配置された発光送信部を有する光通信制御部材と、前記建造物の内側において前記覗き窓に臨むように配設された受光部と、この受光部は前記発光送信部から送信された光を前記覗き窓に入射させて受光する様に配置され、前記密閉空間の内部に配置され且つ前記入射光の受光信号により所定作動を行う作動部材と、この作動部材を作動制御する駆動制御部から構成されることを特徴とする光通信制御装置。
密閉空間を画成する建造物の所定部位に設けられた覗き窓と、前記建造物の外側に配置された発光送信部を有する光通信制御部材と、前記建造物の内側において前記覗き窓に臨むように配設された受光部と、前記受光部は前記発光送信部から発光された光を前記覗き窓に入射させて受光する様に配置され、前記受光部の受光信号によりセンサ信号を出力し且つ前記密閉空間の内部に配置されたセンサと、前記センサを制御するセンサ制御部と、前記センサ信号を光信号として出力し且つ前記覗き窓に臨むように配設された光出力部から構成され、前記光信号を前記光通信制御部材で受光して前記密閉空間の情報を取得することを特徴とする光通信制御装置。
前記密閉空間の内部に作動部材を配置し、前記入射光の受光信号により前記作動部材を作動制御する請求項9に記載の光通信制御装置。
密閉空間を画成する建造物の所定部位に設けられた覗き窓と、前記建造物の外側に配置された発光送信部を有する光通信制御部材と、前記建造物の内側において前記覗き窓に臨むように配設された受光部と、前記受光部は前記発光送信部から発光された光を前記覗き窓に入射させて受光する様に配置され、前記受光部の受光信号によりセンサ信号を出力する前記密閉空間の内部に配置されたセンサと、前記センサ信号を光信号として前記建造物の外部に出力し且つ前記覗き窓に臨むように配設された光出力部から構成され、前記光出力部が出力する光信号が可視光信号であり、前記可視光信号を目視により判断して前記密閉空間の情報を取得することを特徴とする光通信制御装置。
前記光通信制御部材から発光される光及び/又は前記光通信制御部材により受光される光が赤外線である請求項8~11のいずれかに記載の光通信制御装置。
前記覗き窓は前記建造物の開閉扉に設けられたドアスコープである請求項8~12のいずれかに記載の光通信制御装置。
前記センサは前記密閉空間への侵入者の侵入を検知するセンサであり、前記密閉空間の情報とは前記侵入者の侵入情報である請求項9~13のいずれかに記載の光通信制御装置。
前記作動部材は照明装置である請求項9~14のいずれかに記載の光通信制御装置。
Description:
光通信制御方法及び光通信制御 置

 この発明は、密閉空間を画成する建造物 例えば、一般家屋、居室、金庫室、保管庫 実験室、看護室等のドア等に設置された覗 窓を利用して、室外あるいは戸外と室内と 間などにおける光通信を行う光通信制御方 及びそれを用いた光通信制御装置に関する

 この種の居住設備等の出入り口などにお ては、鍵を使用せずに安全かつ便利な遠隔 御技術が、例えば、ドアロック遠隔操作装 として利用されている。この遠隔制御技術 種々に応用され、例えば、照明遠隔操作装 、室内環境情報(温度、湿度、圧力等)の収 遠隔操作装置がある。特許文献1及び2には、 ドアの施錠・開錠に使用するリモコン技術が 開示されている。特許文献1には、リモコン 信器からの送信によりサムターンを回転駆 するドアロック遠隔操作装置が示され、ま 、特許文献2には、無線送受信装置とマイコ を内蔵し、マイコン制御により無線ドアロ クを行うドア施錠装置が示されている。

特開2002-168014号公報

特開2003-106018号公報

 従来、特許文献1及び2に示されるように 遠隔通信手段として微弱電波を使用したリ コン装置が使用され、例えば、室外リモコ が送信機、ドアロック装置等の室内被制御 置が受信機として構成されていた。これら 送受信距離は約1.5m以内で、ドアが鉄製のと は0.5m程度であった。しかしながら、鉄筋コ ンクリート製の厚い住居壁が使用されている マンション等の住宅や、頑丈な金属製ドアを 使用している場合には、従来のリモコン装置 の微弱電波が届かないといった問題があった 。一方、強力な電波を、住居、事務所等で使 用するうえで電波法による規制を受ける問題 があった。しかも、電波法に準拠するには、 手続上の煩雑さに加え、各種建造物に関する 電波測定費用、試験データの管理費等を必要 とするため製品のコストアップを招く問題を 生じた。

 そこで、この発明の目的は、上記課題に み、かかる微弱電波の使用困難な環境にお て、安定した遠隔通信制御を安価に行える 通信制御方法及び光通信制御装置を提供す ことである。

 この発明は、上記課題を解決するためにな れたものであり、本発明の第1の形態は、密 閉空間を画成する建造物の所定部位に覗き窓 を設け、前記建造物の外側に配置された光通 信制御部材の発光送信部から光を送信し、前 記光を前記覗き窓を介して前記建造物の内部 に入射し、前記入射光を受光して受光信号を 生起し、前記受光信号により前記密閉空間の 内部に配置された作動部材を作動制御する光 通信制御方法である。
 本形態及び以下の形態において、密閉空間 画成する建造物は、ドアや扉を通じて出入 する住居家屋、居室に限らず、重要物(貨幣 、書類、薬品等)を保管、収容する金庫室、 品室、実験室その他の保管庫である。特に 看護室、プライベートな洗面室など介護や 護に必要な施設にも本発明を適用すること できる。密閉空間はドアや扉により開閉自 でなくてもよく、隔離した閉塞空間も含む

 本発明の第2の形態は、密閉空間を画成す る建造物の所定部位に覗き窓を設け、前記建 造物の外側に配置された光通信制御部材の発 光送信部から光を送信し、前記光を前記覗き 窓を介して前記建造物の内部に入射し、前記 入射光を受光して受光信号を生起し、前記受 光信号により前記密閉空間の内部に配置され たセンサからセンサ信号を出力し、前記セン サ信号を光出力部により光信号に変換し、前 記光信号を前記覗き窓を介して前記建造物の 外部に出力し、出力された前記光信号を前記 光通信制御部材で受光して前記密閉空間の情 報を取得する光通信制御方法である。

 本発明の第3の形態は、前記第2の形態に いて、前記受光信号により前記密閉空間の 部に配置された作動部材を作動制御する光 信制御方法である。

 本発明の第4の形態は、密閉空間を画成す る建造物の所定部位に覗き窓を設け、前記建 造物の外側に配置された光通信制御部材の発 光送信部から光を送信し、前記光を前記覗き 窓を介して前記建造物の内部に入射し、前記 入射光を受光して受光信号を生起し、前記受 光信号により前記密閉空間の内部に配置され たセンサのセンサ信号を出力し、前記センサ 信号により光出力部から可視光を発光し、前 記可視光を前記覗き窓を介して前記建造物の 外部に出力し、前記可視光を目視により判断 して前記密閉空間の情報を取得する光通信制 御方法である。

 本発明の第5の形態は、前記第1~4のいずれ かの形態において、前記光通信制御部材から 発光される光及び/又は前記光通信制御部材 より受光される光が赤外線である光通信制 方法である。

 本発明の第6の形態は、前記第1~5のいずれ かの形態において、前記覗き窓は前記建造物 の開閉扉に設けられたドアスコープである光 通信制御方法である。

 本発明の第7の形態は、前記第2~6のいずれ かの形態において、前記センサは前記密閉空 間への侵入者の侵入を検知するセンサであり 、前記密閉空間の情報は前記侵入者の侵入情 報である光通信制御方法である。

 本発明の第8の形態は、密閉空間を画成す る建造物の所定部位に設けられた覗き窓と、 前記建造物の外側に配置された発光送信部を 有する光通信制御部材と、前記建造物の内側 において前記覗き窓に臨むように配設された 受光部と、この受光部は前記発光送信部から 送信された光を前記覗き窓に入射させて受光 する様に配置され、前記密閉空間の内部に配 置され且つ前記入射光の受光信号により所定 作動を行う作動部材と、この作動部材を作動 制御する駆動制御部から構成される光通信制 御装置である。

 本発明の第9の形態は、密閉空間を画成す る建造物の所定部位に設けられた覗き窓と、 前記建造物の外側に配置された発光送信部を 有する光通信制御部材と、前記建造物の内側 において前記覗き窓に臨むように配設された 受光部と、前記受光部は前記発光送信部から 発光された光を前記覗き窓に入射させて受光 する様に配置され、前記受光部の受光信号に よりセンサ信号を出力し且つ前記密閉空間の 内部に配置されたセンサと、前記センサを制 御するセンサ制御部と、前記センサ信号を光 信号として出力し且つ前記覗き窓に臨むよう に配設された光出力部から構成され、前記光 信号を前記光通信制御部材で受光して前記密 閉空間の情報を取得する光通信制御装置であ る。

 本発明の第10の形態は、前記第9の形態に いて、前記密閉空間の内部に作動部材を配 し、前記入射光の受光信号により前記作動 材を作動制御する光通信制御装置である。

 本発明の第11の形態は、密閉空間を画成 る建造物の所定部位に設けられた覗き窓と 前記建造物の外側に配置された発光送信部 有する光通信制御部材と、前記建造物の内 において前記覗き窓に臨むように配設され 受光部と、前記受光部は前記発光送信部か 発光された光を前記覗き窓に入射させて受 する様に配置され、前記受光部の受光信号 よりセンサ信号を出力する前記密閉空間の 部に配置されたセンサと、前記センサ信号 光信号として前記建造物の外部に出力し且 前記覗き窓に臨むように配設された光出力 から構成され、前記光出力部が出力する光 号が可視光信号であり、前記可視光信号を 視により判断して前記密閉空間の情報を取 する光通信制御装置である。

 本発明の第12の形態は、前記第8~11のいず かの形態において、前記光通信制御部材か 発光される光及び/又は前記光通信制御部材 により受光される光が赤外線である光通信制 御装置である。

 本発明の第13の形態は、前記第8~12のいず かの形態において、前記覗き窓は前記建造 の開閉扉に設けられたドアスコープである 通信制御装置である。

 本発明の第14の形態は、前記第9~13のいず かの形態において、前記センサは前記密閉 間への侵入者の侵入を検知するセンサであ 、前記密閉空間の情報とは前記侵入者の侵 情報である光通信制御装置である。

 本発明の第15の形態は、前記第9~14のいず かの形態において、前記作動部材は照明装 である光通信制御装置である。

 住宅玄関等に設置される覗き窓には室内か 室外の訪問者を確認する目的でドアスコー が使用されているが、本発明はドアスコー を利用して光通信を行える点に着目してな れたものであり、前記密閉空間の内部に配 された作動部材への単方向型光通信制御方 を提供することができる。即ち、本発明の 1の形態に係る単方向型光通信制御方法によ れば、前記建造物の外側に配置された光通信 制御部材の発光送信部から光を送信し、前記 光を前記覗き窓を介して前記建造物の内部に 入射し、前記入射光を受光して受光信号を生 起し、前記受光信号により前記密閉空間の内 部に配置された作動部材を作動制御するので 、赤外線等の光通信により、従来のリモコン 装置の微弱電波が届かない鉄筋コンクリート 製マンションや、頑丈な金属製ドアの使用環 境下であっても、前記密閉空間内の前記作動 部材に対して安定した遠隔通信制御を行うこ とができ、しかも、電波法による規制をクリ アするための開発費用等を必要とせず、安価 に行うことができる。
 本形態及び以下の形態における作動部材は 例えば、ドア施錠・開錠装置、住宅内の照 装置、エアコン、電気釜、テレビ、パソコ 等の家電製品などの他に、防犯モニタ、赤 線侵入者検知装置、音響威嚇装置等の防犯 置の駆動制御装置である。なお、本発明に ける覗き窓は、家屋のドア等に既設のドア コープ内蔵のものに限らず、本発明の実施 ために光通信用として住居壁等に別途形設 てよい。

 本発明は、前記作動部材への単方向型光通 制御方法の他に、前記密閉空間の情報、例 ば、不審者の侵入有無等を取得するのに好 な双方向型光通信制御方法を提供すること できる。即ち、本発明の第2の実施形態によ れば、前記建造物の外側に配置された光通信 制御部材の発光送信部から光を送信し、前記 光を前記覗き窓を介して前記建造物の内部に 入射し、前記入射光を受光して受光信号を生 起し、前記受光信号により前記密閉空間の内 部に配置されたセンサからセンサ信号を出力 し、前記センサ信号を光出力部により光信号 に変換し、前記光信号を前記覗き窓を介して 前記建造物の外部に出力し、出力された前記 光信号を前記光通信制御部材で受光して前記 密閉空間の情報を取得するので、赤外線等の 光通信により、従来のリモコン装置の微弱電 波が届かない鉄筋コンクリート製マンション や、頑丈な金属製ドアの使用環境下であって も、前記センサ出力を、例えば、住居侵入情 報として取り出す遠隔通信制御を安定的に行 うことができ、しかも、電波法による規制を クリアするための開発費用等を必要とせず、 安価に行うことができる。
 本形態及び以下の形態におけるセンサは、 えば、防犯装置に適用する場合には、住居 入を感知する赤外線検知装置等である。ま 、本発明に係るセンサは、室内のエアコン 遠隔的に作動させる場合において、エアコ に付設した室温センサ又は湿度センサにも 用することができる。更に、物理的又は化 的な実験を行う実験室においては、各種実 に必要な温度センサ、湿度センサ、圧力セ サ等に適用することができる。

 本発明の第3の形態によれば、前記双方向 型光通信制御方法において前記受光信号によ り前記密閉空間の内部に配置された作動部材 を作動制御するので、前記センサ出力の外部 出力制御及び前記作動部材に対する作動制御 を安定した遠隔通信制御により安価に行うこ とができる。

 本発明の第4の形態は別の双方向型光通信 制御方法を提供するものであり、この形態に よれば、前記建造物の外側に配置された光通 信制御部材の発光送信部から光を送信し、前 記光を前記覗き窓を介して前記建造物の内部 に入射し、前記入射光を受光して受光信号を 生起し、前記受光信号により前記密閉空間の 内部に配置されたセンサ、例えば、住居侵入 を感知する検出装置等のセンサ信号を出力し 、前記センサ信号により光出力部から可視光 を発光し、前記可視光を前記覗き窓を介して 前記建造物の外部に出力し、前記可視光を目 視により判断して前記密閉空間の情報を取得 するので、赤外線等の光通信により、従来の リモコン装置の微弱電波が届かない鉄筋コン クリート製マンションや、頑丈な金属製ドア の使用環境下であっても、前記センサ出力を 前記可視光に変換して、例えば、住居侵入情 報として取り出す遠隔通信制御を安定的に行 うことができ、しかも、電波法による規制を クリアするための開発費用等を必要とせず、 安価に行うことができる。

 本発明の第5の形態によれば、前記第1~4の いずれかの形態において、前記光通信制御部 材から発光される光及び/又は前記光通信制 部材により受光される光が赤外線であるの 、前記作動部材に対する作動制御及び/又は 記センサ出力の外部出力制御を行う単方向 又は双方向型遠隔光通信制御を安定かつ安 に実現することができる。

 本発明の第6の形態によればは、前記覗き 窓は前記建造物の開閉扉に設けられたドアス コープであるので、本来、室内から戸外を視 認するためのドアスコープを光通信の導入及 び/又は導出口として利用することにより、 易に、かつ安価に光通信制御を行うことが きる。即ち、本発明は、前記建造物にドア コープを設置するだけで大掛かり設備工事 必要とせず安価に実施でき、また既設のド スコープにも適用することもできる。

 本発明の第7の形態によれば、前記センサ は前記密閉空間への侵入者の侵入を検知する センサ、例えば赤外線物体移動検知装置であ り、前記密閉空間の情報は前記侵入者の侵入 情報であるので、前記双方向型光通信制御方 法により住居等内に侵入した侵入者(不審な 在物を含む)に関する侵入情報を取得できる いった防犯効果を得ることができる。なお 本発明においては、前記センサの逐次出力 ほかに、予め前記センサによる検知情報を 歴情報として蓄積し、その履歴情報を外部 力する履歴情報出力態様を含む。

 本発明の第8の形態によれば、密閉空間を 画成する建造物の所定部位に設けられた覗き 窓と、前記建造物の外側に配置された発光送 信部を有する光通信制御部材と、前記建造物 の内側において前記覗き窓に臨むように配設 された受光部と、この受光部は前記発光送信 部から送信された光を前記覗き窓に入射させ て受光する様に配置され、前記密閉空間の内 部に配置され且つ前記入射光の受光信号によ り所定作動を行う作動部材と、この作動部材 を作動制御する駆動制御部から構成され、本 発明に係る単方向型光通信制御方法に基づき 、前記受光信号により前記密閉空間の内部に 配置された作動部材、例えばドア施錠・開錠 装置、照明装置のオンオフ等を作動制御する ので、微弱電波の使用困難な環境においても 安定した遠隔通信制御を安価に行える光通信 制御装置を提供することができる。

 本発明の第9の形態によれば、密閉空間を 画成する建造物の所定部位に設けられた覗き 窓と、前記建造物の外側に配置された発光送 信部を有する光通信制御部材と、前記建造物 の内側において前記覗き窓に臨むように配設 された受光部と、前記受光部は前記発光送信 部から発光された光を前記覗き窓に入射させ て受光する様に配置され、前記受光部の受光 信号によりセンサ信号を出力し且つ前記密閉 空間の内部に配置されたセンサと、前記セン サを制御するセンサ制御部と、前記センサ信 号を光信号として出力し且つ前記覗き窓に臨 むように配設された光出力部から構成され、 本発明に係る双方向型光通信制御方法に基づ き、前記覗き窓を介して光送受信して、前記 光信号を前記光通信制御部材で受光して前記 密閉空間の情報、つまり、前記受光信号の受 光により前記センサ出力を、例えば、住居侵 入情報として取得するので、微弱電波の使用 困難な環境においても安定した遠隔通信制御 を安価に行える光通信制御装置を提供するこ とができる。

 本発明の第10の形態によれば、前記密閉 間の内部に作動部材を配置し、前記入射光 受光信号により前記作動部材を作動制御す ので、本発明に係る双方向型光通信制御方 に基づき、前記センサ出力の外部出力制御 び前記作動部材に対する作動制御を安定し 遠隔通信制御により安価に行える光通信制 装置を実現することができる。

 本発明の第11の形態によれば、密閉空間 画成する建造物の所定部位に設けられた覗 窓と、前記建造物の外側に配置された発光 信部を有する光通信制御部材と、前記建造 の内側において前記覗き窓に臨むように配 された受光部と、前記受光部は前記発光送 部から発光された光を前記覗き窓に入射さ て受光する様に配置され、前記受光部の受 信号によりセンサ信号を出力する前記密閉 間の内部に配置されたセンサと、前記セン 信号を光信号として前記建造物の外部に出 し且つ前記覗き窓に臨むように配設された 出力部から構成され、本発明に係る双方向 光通信制御方法に基づき、前記覗き窓を介 て光送受信して、前記受光信号の受光によ 前記センサ出力を前記可視光信号に変換し 、目視により判断可能な前記可視光信号を 記密閉空間の情報、例えば、住居侵入情報 して取得可能にするので、微弱電波の使用 難な環境においても安定した遠隔通信制御 安価に行える光通信制御装置を提供するこ ができる。

 本発明の第12の形態によれば、前記光通 制御部材から発光される光及び/又は前記光 信制御部材により受光される光が赤外線で るので、本発明に係る単方向型又は双方向 遠隔光通信制御方法に基づき、前記作動部 に対する作動制御及び/又は前記センサ出力 の外部出力制御を安定かつ安価に行える光通 信制御装置を提供することができる。

 本発明の第13の形態によれば、本来、室 から戸外を視認するために前記建造物の開 扉に設けられたドアスコープを光通信の導 及び/又は導出口として利用することにより 簡易に、かつ安価に光通信制御を行える光 信制御装置を実現することができる。

 本発明の第14の形態によれば、本発明に る双方向型光通信制御方法に基づき、前記 閉空間への侵入者の侵入を検知するセンサ 例えば赤外線物体移動検知装置を用いて、 記密閉空間の情報、つまり前記侵入者の侵 情報を前記建造物外部から取得可能である で、優れた防犯効果を具備した光通信制御 置を提供することができる。従って、本実 形態を応用すれば、例えば、住居の出入り 所や窓付近を含む検出範囲に対して前記セ サを配設し、住居内に侵入した侵入者を検 し、その検出時刻を少なくとも履歴情報と て記憶し、その記憶履歴情報を前記侵入情 として出力可能にした防犯装置を実現する とができる。

 本発明の第15の形態によれば、本発明に る単方向型又は双方向型遠隔光通信制御方 に基づき、前記作動部材としての照明装置 作動・不作動を行うので、各種作業場ない 防犯設備に好適な照明遠隔制御装置を実現 きる光通信制御装置を提供することができ 。

本発明の一実施形態の赤外線リモコン 御装置の全体構成図である。 本発明の別の実施形態の赤外線リモコ 制御装置の全体構成図である。 本発明の更に別の実施形態の赤外線リ コン制御装置の全体構成図である。 別の実施例に係る防犯装置の構成図で る。 別の実施例に係る金庫室の構成図であ 。 別の実施例に係るマンション居室の構 図である。

符号の説明

 1   ドア
 2   ドアスコープ
 3   覗き窓
 4   作動部材
 5   光通信制御部材
 6   赤外線発光送信部
 7   受光部
 8   駆動制御部
 9   マイコン制御部
 10  操作部
 11  赤外線信号
 12  受光センサ
 13  制御部
 14  固定金具
 20  光通信制御部材
 21  マイコン制御部
 22  操作部
 23  表示部
 24  赤外線発光送信部
 25  受光センサ
 26  受光・光出力制御部
 27  制御部
 28  受光センサ
 29  光出力部
 30  制御部
 31  温度センサ
 32  湿度センサ
 33  圧力センサ
 34  各種センサ
 35  赤外線信号
 36  受光・光出力制御部
 37  制御部
 38  受光センサ
 39  光出力部
 40  可視光信号
 50  住居
 A1  侵入者検知部
 A2  侵入者検知部
 B   住人
 C   玄関
 Z   検知範囲
 60  金庫室
 61  室内部
 62  金庫扉
 63  ドアスコープ
 64  制御部
 65  ハンドル型開閉機構
 66  扉軸
 67  金庫部
 68  金庫
 69  監視カメラ
 70  回動角度
 71  内部照明装置
 72  矢印
 80  ドア
 81  ドアスコープ
 82  制御部
 83  マンション居室
 84  室内灯
 85  キッチン台
 86  電気釜
 87  テーブル
 88  液晶テレビ
 89  エアコン
 90  机
 91  引き戸

 以下に、本発明に係る実施形態を図面を用 て詳細に説明する。
 図1は本実施形態の赤外線リモコン制御装置 の全体構成を示す。本実施形態は、本発明に 係る単方向型光通信制御方法に基づき、住宅 玄関等の建造物のドア1に設置される覗き窓3 ドアスコープ2を利用して光通信を行い、室 内に配置された作動部材4を作動制御する赤 線リモコン制御装置である。

 この赤外線リモコン制御装置は、当該建造 の外側に配置された赤外線発光送信部6を有 する光通信制御部材5と、当該建造物の内側 おいて覗き窓3に臨むように配設された受光 7と、受光部7の受光信号により所定作動を う作動部材4と、作動部材4を作動制御する駆 動制御部8からなる。
 光通信制御部材5は、赤外線信号を発生、制 御するマイコン制御部9と、使用者用操作ス ッチからなる操作部10と、マイコン制御部9 より発生された赤外線信号11を集光して光出 力させるレンズ体からなる赤外線発光送信部 6とからなり、これらの部材は使用者に携帯 能なコンパクト容器に収納、形成されてい 。使用者が、赤外線発光送信部6をドアスコ プ2に向けて操作部10により出力操作すると 赤外線発光送信部6より射出された赤外線信 号11はドアスコープ2より室内に向けて入射さ れる。光通信制御部材5は図示しないが、内 の充電池又は乾電池により駆動される。

 受光部7は、ドアスコープ2を通じて入射 れた赤外線信号11を受光する受光センサ12と 受光センサ12の受光信号を受けて、駆動制 部8の駆動指令を送出する制御部13とからな 、所定の制御容器に収容されている。この 御容器は覗き窓3のドア1の室内側面に固定金 具14により固定されている。ドアスコープ2の 本来の室内から室外を覗く機能を妨げないよ うに、ドアスコープ2の外径の一部に、微小 受光センサ12が臨むように設置される。受光 部7は図示しないが、内蔵の充電池、乾電池 は室内電源により駆動される。

 作動部材4は、モータ類、ソレノイド及び アクチュエータからなり、これらのうちいず れか又は複数を含む。例えば、モータ類は、 電気機器や電化製品の内蔵モータであり、特 にドア開閉制御用サムターン駆動モータ等で ある。ソレノイドやアクチュエータは、電気 機器、電化製品のスイッチ動作等に使用され る部品である。駆動制御部8は、予め作動部 4のうち制御対象が1以上選択可能に設定され る設定手段(図示せず)を有し、制御部13から 駆動指令を受けて、作動させるべき作動部 4を作動させる作動信号を出力する。

 本実施形態に係る単方向型光通信制御方 においては、光通信制御部材5と受光部7と 間で赤外線信号の送受信が行われる。マイ ン制御部9により生成される赤外線信号11は 一波形の赤外線でもよいが、コード変換さ た赤外線信号を使用し、受光部7側で所定の ードの赤外線信号のみを識別して受け入れ ようにしてもよい。

 上記構成の赤外線リモコン制御装置にお て、作動部材4が、例えば、ドア施錠・開錠 装置のサムターン駆動モータ及び室内照明装 置のオンオフするアクチュエータとしたとき 、これらを同時に作動制御する場合の使用例 を説明する。居住者が外出から帰宅した際、 赤外線発光送信部6をドアスコープ2に向けて 作部10により出力操作すると、赤外線発光 信部6より射出された赤外線信号11はドアス ープ2より室内に向けて入射される。受光部7 は、ドアスコープ2を通じて入射された赤外 信号11を受光し、駆動制御部8の駆動指令を 出する。駆動制御部8は、この駆動指令を受 て、サムターン駆動モータのモータ起動信 を出力し、ドアロックを自動解除する。更 、室内が暗闇でれば無用心であるので、室 照明装置のオンするためのアクチュエータ 動信号を出力し、室内照明装置を自動点灯 せる。また、外出時には、赤外線発光送信 6をドアスコープ2に向けて操作部10により出 力操作すると、赤外線発光送信部6より射出 れた赤外線信号11はドアスコープ2より室内 向けて入射される。受光部7は、ドアスコー 2を通じて入射された赤外線信号11を受光し 駆動制御部8の駆動指令を送出する。駆動制 御部8は、この駆動指令を受けて、サムター 駆動モータのモータ起動信号を出力し、ド ロックを自動セットする。更に、点灯中の 内照明装置のオフするためのアクチュエー 駆動信号を出力し、室内照明装置を自動消 させる。なお、サムターン駆動モータ及び 内照明装置を同時に作動制御する場合を説 したが、操作部10により適宜選択して個別に 動作させることも可能である。

 本実施形態によれば、単方向型光通信制御 法に基づき、光通信制御部材5と受光部7と 間で赤外線信号の送受信を行うので、従来 リモコン装置の微弱電波が届かない鉄筋コ クリート製マンションや、頑丈な金属製ド の使用環境下であっても、作動部材4に対し 安定した遠隔光通信制御を行うことができ しかも、電波法による規制をクリアするた の開発費用等を必要とせず、安価に行うこ ができる。
 なお、本実施形態に係る赤外線リモコン制 装置を防犯装置に応用することができる。 動部材4に、例えば、威嚇鳴動を発する威嚇 装置を用いれば、外出から帰宅した際に、ド ア1を開ける前に遠隔的に威嚇装置を作動さ て威嚇作動を実行し、事前の侵入者の排除 行うことができる。

 図2は別の実施形態の赤外線リモコン制御 装置の全体構成を示す。以下の説明において 図1と同一機能、同一部材については同一の 号を付して説明を省略する。この実施形態 、本発明に係る双方向型光通信制御方法に づき、建造物のドア1に設置される覗き窓3の ドアスコープ2を利用して光通信を行い、室 に配置された作動部材4を作動制御するとと に、室内情報を戸外にドアスコープ2を通じ て出力可能にした赤外線リモコン制御装置で ある。

 この赤外線リモコン制御装置は、当該建 物の外側に配置された赤外線発光送信部24 有する光通信制御部材20と、当該建造物の内 側において覗き窓3に臨むように配設された 光・光出力制御部26と、受光部26の受光信号 より所定作動を行う作動部材4と、作動部材 4を作動制御する駆動制御部8と、当該建造物 所定箇所に配置されたセンサ類31~34と、セ サ類31~34の各センサ信号を光信号として建造 物の外部に出力する光出力部29からなる。

 光通信制御部材20は、赤外線信号を発生 制御するマイコン制御部21と、使用者用操作 スイッチからなる操作部22と、マイコン制御 21により発生された赤外線信号11を集光して 光出力させるレンズ体からなる赤外線発光送 信部24と、センサ類31~34のセンサ出力情報を 光する受光センサ25と、受光センサ25により 光したセンサ出力情報を視覚的に報知する 示部23とからなり、これらの部材は使用者 携帯可能なコンパクト容器に収納、形成さ ている。使用者が、赤外線発光送信部24をド アスコープ2に向けて操作部22により出力操作 すると、赤外線発光送信部24より射出された 外線信号11はドアスコープ2より室内に向け 入射される。

 受光・光出力制御部26は、ドアスコープ2 通じて入射された赤外線信号11を受光する 光センサ28と、受光センサ28の受光信号を受 て、駆動制御部8の駆動指令を送出する制御 部27と、センサ類31~34のセンサ出力を制御部27 により情報信号に変換して外部に出力する光 出力部29とからなる。

 センサ類31~34は温度センサ31、湿度センサ 32、圧力センサ33及びその他の各種センサ34で あり、センサ制御部30に各センサ出力が与え れる。センサ制御部30は入力された各セン 出力に応じたセンサ検知情報に変換して制 部27に送出する。センサ検知情報は、温度セ ンサ31による室温等の検知温度情報、湿度セ サ32による室内湿度等の検知湿度情報、圧 センサ33による室内圧力等の検知圧力情報な どである。制御部27はセンサ制御部30から受 した各種センサ検知情報を、表示用データ 変換して赤外線信号として光出力部29より光 送信する。光出力部29はドアスコープ2に臨む 位置に設置され、ドアスコープ2を通じて赤 線信号35を光通信制御部材20の受光センサ25 向けて出力する。制御部21は、受光センサ25 介して受光した赤外線信号35のセンサ出力 報を視覚的に報知するための表示データに 換して表示部23に送出する。表示部23は液晶 らなり、制御部21より該表示データを受信 て表示する。表示部23には多色LEDを使用し、 色表示によりセンサ出力情報を視覚的に報知 するようにしてもよい。

 上記構成の赤外線リモコン制御装置にお るセンサ出力例を説明する。なお、作動部 4の遠隔制御は図1の実施形態と同様である 例えば、建造物が実験室の密閉空間におい 、本実施形態に係る赤外線リモコン制御装 のセンサ出力表示機能を用いて各種実験設 の物理量を計測しながら室外から遠隔監視 ることができる。温度センサ31、湿度センサ 32及び圧力センサ33は測定対象(図示せず)又は 室内適所に設置され、温度検知、圧力計測を 行う場合の使用例を説明する。作業者が赤外 線発光送信部24をドアスコープ2に向けて操作 部22により出力操作すると、赤外線発光送信 24より射出された赤外線信号11はドアスコー プ2より室内に向けて入射される。受光部28は 、ドアスコープ2を通じて入射された赤外線 号11を受光し、制御部27は受光信号に応じて 動制御部8の駆動指令を送出するか、センサ 出力動作を行う。制御部27は、温度センサ31 湿度センサ32及び圧力センサ33の各センサ出 を所定の時間間隔で逐次、履歴情報として 憶しており、指示されたセンサ出力の履歴 報を表示用データに変換して赤外線信号と て光出力部29より外部に光送信する。ドア コープ2を通じて赤外線信号35は光通信制御 材20の受光センサ25に向けて出力され、制御 21は、受光した赤外線信号35のセンサ出力情 報を表示データに変換して表示部23に送出す 。これにより、作業者は実験室のドア1を開 けることなく、表示部23のデータ表示を見て 験設備の物理量データを把握することがで る。なお、表示部23には各センサ出力全部 同時に表示させてもよいが、操作部22により 適宜選択して個別に表示させるようにしても よい。

 本実施形態によれば、双方向型光通信制 方法に基づき、光通信制御部材20と受光・ 出力制御部26との間で赤外線信号の送受信を 行うので、従来のリモコン装置の微弱電波が 届かない鉄筋コンクリート製マンションや、 頑丈な金属製ドアの使用環境下であっても、 作動部材4に対して安定した遠隔光通信制御 行えるだけでなく、また、建造物内に設置 た各種センサの出力情報を、建造物を密閉 た状態のまま遠隔的に取得することができ 簡易かつ安価に遠隔監視設備を構築するこ ができる。

 図3は更に別の実施形態である赤外線リモ コン制御装置の全体構成を示す。以下の説明 において図1及び図2と同一機能、同一部材に いては同一の符号を付して説明を省略する この実施形態は、本発明に係る双方向型光 信制御方法に基づき、建造物のドア1に設置 される覗き窓3のドアスコープ2を利用して光 信を行い、室内に配置された作動部材4を作 動制御するとともに、室内情報を戸外にドア スコープ2を通じて可視光により出力可能に た赤外線リモコン制御装置である。この実 形態は、双方向型光通信制御に係るが、セ サ出力表示を行わないので、図1の光通信制 部材5を使用する。

 受光・光出力制御部36は、ドアスコープ2 通じて入射された赤外線信号11を受光する 光センサ38と、受光センサ38の受光信号を受 て、駆動制御部8の駆動指令を送出する制御 部37と、センサ類31~34のセンサ出力を制御部37 により情報信号に変換して外部に出力する光 出力部39とからなる。

 制御部37はセンサ制御部30から受信した各 種センサ検知情報を、表示用可視光信号に変 換して光出力部39より光送信する。光出力部3 9はドアスコープ2に臨む位置に設置され、ド スコープ2を通じて可視光信号40をドア外に けて出力する。制御部37は、送信用光源の 色LEDを内蔵し、温度センサ31、湿度センサ32 び圧力センサ33の各センサ出力のうち、光 信制御部材5により指示されたセンサ出力レ ル値を所定の色レベルに対応した可視光信 に変換して出力する。

 作業者が光通信制御部材5を操作してドア スコープ2に向けて赤外線信号11を送信して所 望のセンサ出力を指示すると、制御部37は、 通信制御部材5により指示されたセンサ出力 レベル値を所定の色レベルに対応した可視光 信号に変換して発光出力する。赤外線信号11 送信した後、作業者はドアスコープ2を覗く ことにより、制御部37による発光色を視認す ことができる。予め、いずれの発光色がど ような物理量に対応するかを決めておくこ により、作業者は例えば、検知温度がどの ベルに達しているかを目視で確認すること できる。従って、本実施形態によれば、作 者は実験室のドア1を開けることなく、ドア スコープ2を覗くことにより視認によって実 設備の物理量データを把握することができ 。なお、可視光信号には発光色別のほかに 点滅発光させて点滅間隔の違いでより細か 情報伝達を行うようにしてもよい。

 図4は図2の赤外線リモコン制御装置を室 防犯装置に応用した設置例を示す。以下の 明において図2と同一機能、同一部材につい は同一の符号を付して説明を省略する。こ 実施形態は、住居50の室内には、センサ類 一種として侵入者検知部A1、A2が配設されて る。侵入者検知部A1、A2は家屋内等、特定の 区域内に所在する人体から輻射される赤外線 を検知する焦電素子からなる赤外線検知装置 である。図中のZは侵入者検知部A1、A2の検知 囲を示す。侵入者検知部A1、A2の検知信号は 玄関部に設置されたセンサ制御部30に送信出 される。侵入者検知に超音波検知装置を使 してもよい。

 このような設置状態において、留守から 宅した住人Bがドア1を開ける前に、住居内 侵入状況、即ち、侵入者があったか否かを 認するために、赤外線発光送信部24をドアス コープ2に向けて操作部22により確認出力操作 すると、赤外線発光送信部24より射出された 外線信号11はドアスコープ2より室内に向け 入射される。制御部27は、侵入者検知部A1、 A2の検知情報に基づき、侵入者有無情報を赤 線信号として光出力部29より外部に光送信 る。かかる侵入者有無情報は光通信制御部 20の受光センサ25に向けて出力され、表示部2 3に表示される。従って、住人Bはドアスコー 2越しに表示部23の表示内容、つまり侵入者 歴情報を視認して安全を確認することがで る。また、例えば、30分おきに検出した侵 者の有無を記憶した履歴情報を制御部27にて 常時保管して、検出時間帯別に順次報知する ようにしてもよい。直前の侵入者の存在に対 しては点滅表示により報知するようにしても よい。住人Bはドア1を開ける前に、表示され 侵入履歴により室外の安全領域から確認す ことができ、安心してドアを開けることが きる。また、異常があれば、管理人や警察 の第三者に付き添ってもらい、ドアを開け 安全か否かの確認を行うことにより事件を 然に防止することができる。

 図5は図2の赤外線リモコン制御装置を金 室の監視システムに応用した設置例を示す この実施形態に係る金庫室60は、隔壁で密閉 された室内部61に、重要物を収容する金庫68 複数個備えた金庫部67を有し、唯一の開閉は 金庫扉62により行われる。金庫部67の開閉は ンドル型開閉機構65により行われる。金庫扉 62はハンドル型開閉機構65の開閉操作により 矢印72で示すように、扉軸66の周りに回動す 。室内部61には、本発明に係る作動部材と て、監視カメラ69、内部照明装置71が設けら ている。金庫扉62のロックは、扉内部に収 した電子ロック機構(図示せず)により行われ る。また、金庫扉62には、ドアスコープ63が けられており、ドアスコープ63の内側には、 図2で示した受光・光制御部26と同様の制御部 64が設置されている。

 このような設置状態において、外部から 庫室60の内部状態を監視するときには、図2 示した赤外線発光送信部24をドアスコープ63 に向けて確認出力操作すると、赤外線発光送 信部24より射出された赤外線信号11はドアス ープ63より金庫室内に向けて入射される。制 御部64は、赤外線信号11の受光により、内部 明装置71を点灯させる。ついで、隅に設置し た監視カメラ69を起動させてほぼ90度の回動 度70での首振り運動により室内部61を撮像し その撮像データを制御部64に送信する。制 部64は受信撮像データをドアスコープ63を通 て赤外線発光送信部24に送信する。赤外線 光送信部24は受信データにより撮像データを 再生して表示部23にモニタ表示する。従って 監視者は表示部23の表示内容から金庫室60の 内部状態を把握でき、重い金庫扉62を開閉操 することなく、簡易に監視することができ 。なお、監視終了信号を赤外線発光送信部2 4により制御部64に送信すると、内部照明装置 71の消灯と、監視カメラ69の作動停止が行わ る。

 図6は図2の赤外線リモコン制御装置をマ ション居室内の電化製品の自動制御システ に応用した設置例を示す。この実施形態に るマンション居室83は、入り口側のドア80と ベランダ側の引き戸91を有する。ドア80には 、ドアスコープ81が設けられ、ドアスコープ8 1内側には、図2で示した受光・光制御部26と 様の制御部82が設置されている。マンション 居室83内部には、机90やテーブル87の他に、本 発明に係る作動部材である、室内灯84、液晶 レビ88、エアコン89、キッチン台85に載せた 気釜86が設置されている。

 このような設置状態において、室外から ンション居室内の電化製品を自動オンオフ 御するときには、図2で示した赤外線発光送 信部24をドアスコープ63に向けて確認出力操 すると、赤外線発光送信部24より射出された 赤外線信号11はドアスコープ81より室内に向 て入射される。制御部82は、赤外線信号11の 光により、室内灯84を消灯から点灯、又は 灯から消灯に切り替える制御信号を送信す 。同様に、液晶テレビ88、エアコン89をオン らオフ又はオフからオンに制御し、電気釜8 6に対しても動作信号を送信する。従って、 えば、外出する住人が赤外線発光送信部24に より制御部82に送信することにより、室内灯8 4、液晶テレビ88、エアコン89、電気釜86を遠 操作することができ、出かけの際に忘れて まったテレビ88の消し忘れ、エアコン89を切 こと、電気釜86のスイッチオンをドア80を開 けずに、遠隔的に行うことができ、電化製品 の自動オンオフ制御を簡易に実施することが できる。勿論、帰宅時には赤外線発光送信部 24により制御部82に送信することにより、室 灯84、液晶テレビ88、エアコン89を起動する とができる。

 なお、各実施形態における光通信制御部 5、20には、赤外線送受信機能を備えた携帯 話機を利用することができる。この場合、 通信制御部材5、20の機能を携帯電話機本体 マイコンに付与し、表示部23の表示は携帯 話機の表示ディスプレイを兼用させること できる。更に、携帯電話機に限らず移動体 信端末を利用してもよい。

 本発明は上記実施形態に限定されるもの はなく、本発明の技術的思想を逸脱しない 囲における種々の変形例、設計変更などを の技術的範囲内に包含するものであること 云うまでもない。

 本発明によれば、赤外線等の光通信によ 、建造物内の作動部材、例えばドア施錠・ 錠装置、照明装置のオンオフ等を遠隔作動 御できるので、従来のリモコン装置の微弱 波が届かない鉄筋コンクリート製マンショ や、頑丈な金属製ドアの使用環境下であっ も、前記作動部材に対して安定した遠隔通 制御を行うことができ、しかも、電波法に る規制をクリアするための開発費用等を必 とせず、安価に行うことができる。