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Title:
MIST GENERATION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/025200
Kind Code:
A1
Abstract:
A mist generation device which can continuously release mist having high bactericidal property and a temperature in the vicinity of normal temperature. The mist generation device (1, 40 or 50) has a liquid reservation part (21) for collecting a liquid, one or more pairs of electrodes (27) for electrolyzing the liquid to solve out minerals, a heating part (22) for heating the liquid, a mist generation part (30 or 52) for generating the mist from the electrolyzed and heated liquid, and a cooling part (23 or 55) which makes the liquid heated by the heating part or the mist generated by the mist generation part pass though its inside to cool.

Inventors:
UJIIE YOSHIHIKO (JP)
OSADA KOJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/064443
Publication Date:
February 26, 2009
Filing Date:
August 12, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC ELEC WORKS CO LTD (JP)
UJIIE YOSHIHIKO (JP)
OSADA KOJI (JP)
International Classes:
A61H33/10; F24F6/00; F24F6/14
Domestic Patent References:
WO2007018170A12007-02-15
Foreign References:
JPS62164474A1987-07-21
JP2007068586A2007-03-22
JP2004025016A2004-01-29
JP2003144518A2003-05-20
JP2008079733A2008-04-10
Attorney, Agent or Firm:
ONDA, Hironori (Ohmiya-cho 2-chomeGifu-shi, Gifu 31, JP)
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Claims:
 ミスト発生装置であって、
 液体を貯留する液体溜り部と、
 電気分解により前記液体にミネラルを溶出させる少なくとも一対の電極と、
 前記液体を加熱する加熱部と、
 前記電気分解及び前記加熱後の液体からミストを生成するミスト発生部と、
 前記加熱部により加熱された液体または前記ミスト発生部により生成されたミストを、その内部を通過させることにより冷却する冷却部と、
を備えたことを特徴とするミスト発生装置。
 請求項1に記載のミスト発生装置において、
 前記一対の電極を前記冷却部に設けたことを特徴とするミスト発生装置。
 請求項1又は2に記載のミスト発生装置において、
 前記一対の電極は少なくとも亜鉛またはマグネシウムのいずれかを含むことを特徴とするミスト発生装置。
 請求項1~3のうち何れか1項に記載のミスト発生装置は更に、
 前記液体溜り部に供給する液体を貯留するタンクと、
 前記タンク内に設けられ前記タンク内の液体に電解質を溶出させる電解助剤と、
を備えたことを特徴とするミスト発生装置。
 請求項4に記載のミスト発生装置において、
 前記電解助剤は、前記タンクから前記液体溜り部への液体供給時に前記タンク内の液体に接触しないことを特徴とするミスト発生装置。
 請求項1~5のうち何れか1項に記載のミスト発生装置は更に、
 前記ミスト発生部により生成されたミストよりも高温のミストを生成する温ミスト発生部を備えたことを特徴とするミスト発生装置。
 請求項6に記載のミスト発生装置は更に、
 前記ミスト発生部で生成されたミストの放出と、前記温ミスト発生部で生成されたミストの放出と、を交互に行う制御手段を備えたことを特徴とするミスト発生装置。
 請求項7に記載のミスト発生装置において、
 前記制御手段は、前記ミスト発生部で生成されたミストを最後に放出させることによってミストの放出を完了し、前記ミスト発生部で生成されたミストを最後に放出するときにのみ前記一対の電極に電圧を印加して前記液体中にミネラルを溶出させることを特徴とするミスト発生装置。
Description:
ミスト発生装置

 本発明は、ミネラルを含んだミストを放 することができるミスト発生装置に関する

 従来、液体からミスト生成して放出する スト発生装置は、人体に向けて用いられる とで、人体を洗浄するための装置や、肌に いを与える等の美容効果を目的とした装置 して広く用いられている。このようなミス 発生装置において、ミストを生成するため 液体に種々の処理を施すものが提案されて る。

 例えば、特許文献1には、ミスト化する液 体に金属イオンを添加する装置が提案されて いる。このミスト装置では、金属で形成され た一対の電極間に電圧を印加して電気分解を 行い、液体中に金属イオンを溶出させている 。このため、ミスト発生装置からは金属イオ ンを含むミストが放出されるため、ミストを 人体に向けて放出させることで肌を抗菌する 等の効果を得ることができる。更に、このミ スト装置では、金属イオンが添加された液体 に加熱処理を施すことで、ミストの殺菌性の 向上を図っている。

 しかしながら、上記特許文献1の技術である と、ミストの殺菌性を向上させるため液体の 加熱温度を高くすると、液体を殺菌するため の温度は常温よりもはるかに高温となるため 、放出されるミストの温度が高くなり過ぎて しまい、人体の肌に好適な温度ではなくなっ てしまう虞があった。また、ミストを常温に 近づけるためには加熱処理後の液体を冷却す る必要があるが、例えば加熱後の液体を貯留 して冷却処理を行うと、ミストの放出が中断 されてしまうため、連続使用ができないとい う問題があった。

特開2007-68586号公報

 本発明は、殺菌性が高く常温に近い温度の ストを連続的に放出することができるミス 発生装置を提供する。
 本発明の第1側面はミスト発生装置である。 液体溜り部は液体を貯留する。少なくとも一 対の電極は電気分解により液体にミネラルを 溶出させる。加熱部は液体を加熱する。ミス ト発生部は電気分解及び加熱後の液体からミ ストを生成する。冷却部は、加熱部により加 熱された液体またはミスト発生部により生成 されたミストを、その内部を通過させること により冷却する。

第1実施形態の美顔器の概略構成図であ る。 第2実施形態の美顔器の概略構成図であ る。 別例の美顔器の概略構成図である。

 (第1実施形態)
 以下、本発明の第1実施形態のミスト発生装 置を図面に従って説明する。
 図1に示すように、ミスト発生装置としての 美顔器1の本体部2は液体供給路3を介して、ミ ストを生成するための液体が貯留された液体 貯留部4に接続されている。

 液体貯留部4のタンクホルダ11にはタンク1 2が装着される。タンク12は、図示しない止水 ピンが設けられた蓋部12aにより開口部が閉止 され、その蓋部12aが下側となるようにタンク ホルダ11に設置されている。タンクホルダ11 は、止水ピンに対応する形状の突出ピン(図 略)が設けられている。タンク12は液体が注 された状態でタンクホルダ11に設置される とで、止水ピンが突出ピンにより押し込ま て水密性が解除され液体を流出させるもの あり、タンクホルダ11にはタンク12から流出 た液体が貯留される。

 タンク12内の底面12b(図1において上側)に 電解助剤13が取着されている。電解助剤13は 例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、 化カルシウム等の塩類や、イオン化傾向の いアルミニウム、亜鉛等の金属で形成され いる。電解助剤13は底面12bに取着されてい ため、タンク12がタンクホルダ11に設置され 状態ではタンク12内の液体に接触しない。

 タンクホルダ11は、液体供給路3を介して 本体部2の下部に形成された液体溜り部21に 続されている。液体溜り部21には、液体供 路3を介してタンクホルダ11の液体が供給さ 、タンクホルダ11と同じ水位まで貯留されて いる。液体溜り部21には、液体溜り部21に貯 された液体を加熱する加熱部としてのヒー 22が設けられている。

 本体部2内には、筒状に形成された冷却部 23が、本体部2の上下方向に沿って延びるとと もに、その下端が液体溜り部21に貯留された 体内となるように固定されている。冷却部2 3は、液体を通過させる通路を有する。冷却 23の上端は、縮径されてテーパ状に形成され ている。そして、冷却部23は、後述するベン ュリ効果により、液体溜り部21の液体を上 まで上昇させるようになっている。

 冷却部23の外周には、各々冷却要素とし 機能する複数の放熱フィン24が放射状に設け られている。上記本体部2にはファン25及び駆 動部26が収容されており、ファン25は駆動部26 により駆動されることで冷却部23に向けて空 を送風する。そして、本体部2内部には、フ ァン25による空気流が冷却部23に向かうよう 送風供給路2aが形成されている。

 冷却部23の内面には、一対の亜鉛電極27が 取着されている。亜鉛電極27は、美顔器1の非 使用時に液体と触れない位置、例えば、冷却 部23の上下方向中央に取着されている。この 鉛電極27に電圧が印加されると、冷却部23内 の液体に電気分解が起こり、亜鉛電極27間に 流が流れる。電気分解が起こることで、冷 部23中の液体に亜鉛イオンが溶出される。

 冷却部23の上部側方には、ミスト発生部30 が配置されている。ミスト発生部30のエアポ プ31は本体部2の内部に形成された中段2bに 置されており、エアポンプ31からの空気流は 、冷却部23の先端近傍に配置され筒状に形成 れた送風路32内に導かれる。送風路32の先端 には径が漸減する細径部32aが形成されている 。その細径部32aの前方(図において左方)には 放出口2cが本体部2に開口形成されている。 の放出口2cの内径は、細径部32aの先端内径 りも大きく設定されている。そして、エア ンプ31から送風路32内に導かれ細径部32aから 出された空気は、冷却部23の先端上方を通 し、放出口2cから本体部2の外部へと放出さ る。

 上記のヒータ22、駆動部26、亜鉛電極27及 エアポンプ31は、制御手段としての制御装 35に接続されている。制御装置35は、ミスト 生部30でミストを生成しそのミストを放出 2cから放出させるように各部22,26,27,31を制御 る。

 次に、上述した美顔器1の動作を説明する。
 まず、タンクホルダ11に設置せず蓋部12aを にした状態で、タンク12に精製水が注入され る。すると、精製水がタンク12内の底部に設 られた電解助剤13に接触し、電解助剤13から 電解質が溶け出し、導電率がほぼ0(μs/cm)であ る精製水の導電率が上がり、タンク12内の液 は通電可能な水質となる。

 その後、タンク12がタンクホルダ11に設置 されると、タンク12内の液体が流出してタン ホルダ11に貯留される。すると、タンク12の 水位は下がり、電解助剤13はタンク12内の液 に接触しなくなり、電解助剤13の液体への溶 出は止まる。このため、タンク12が一旦タン ホルダ11に設置されると、タンク12内の液体 の電解質濃度は変化しない。

 なお、仮に冷却部23に精製水が通水され 状態で亜鉛電極27間に電圧を印加しても電気 分解が起こりにくく電流は流れにくいが、一 旦電流が流れ始めれば亜鉛電極27から亜鉛イ ンが溶出し始めるので、電流が流れやすく り電解反応は進むことになる。このため、 けだす電解助剤13は少量でよく、電解開始 トリガーとなればよい。タンク12から流出し た液体は、液体供給路3を通って液体溜り部21 に供給され、液体溜り部21にはタンクホルダ1 1と同じ水位で液体が貯留される。

 その状態で、制御装置35は、エアポンプ31、 ヒータ22及び駆動部26を駆動するとともに、 鉛電極27に電圧を印加する。
 制御装置35がエアポンプ31を駆動することで 、エアポンプ31からの空気流は送風路32を通 て放出口2cに向かう。このとき、送風路32に いて細径部32a側の開口は送風路32よりも充 小さい径とされるとともに放出口2cよりも充 分小さい径とされているため、細径部32aは気 体流路中の絞り部となりこの部分に負圧が発 生する。このため、液体溜り部21に貯留され 液体が冷却部23を通って吸い上げられる。 ると、エアポンプ31から送られてくる空気流 と冷却部23の上端開口から吸引された液体と 混合され、ミストとなって放出口2cから放 される。このように、本実施形態のミスト 生部30は、ベンチュリ方式とされている。な お、放出口2cから放出されるミストの発生量 0.4(cc/min)から2.0(cc/min)であることが望ましく 、更には0.8(cc/min)から1.6(cc/min)であることが ましい。

 また、制御装置35は、液体溜り部21に貯留 された液体を殺菌する程度の温度まで上昇さ せるようにヒータ22を駆動する。具体的には 液体溜り部21の液体の温度は、ヒータ22によ り、70(℃)から100(℃)まで加熱されることが望 ましく、更には80(℃)から90(℃)まで加熱され ことが望ましい。上記ミスト発生部30によ 生成されるミストの平均粒径は数十(μm)程度 であり、わずかではあるが肺にまで到達する ような数ミクロンの粒径のミストも含んでい るが、ヒータ22により液体が加熱殺菌される とで、雑菌の体内への侵入が防止される。

 また、制御装置35が駆動部26を駆動するこ とで、ファン25が回転し、本体部2の内部にお いて送風供給路2aを介して冷却部23に向けて 気が送風される。このため、液体溜り部21に て加熱された液体は、冷却部23を通過するこ で冷却される。加えて、ファン25からの風 より放熱フィン24の熱が効率よく放熱され、 冷却部23を通過する液体の温度はほぼ常温ま 低下することとなる。

 また、制御装置35が亜鉛電極27に電圧を印 加することで、電気分解により陽極側の亜鉛 電極27から冷却部23中の液体に亜鉛イオンが 出される。このため、放出口2cから放出され るミストには亜鉛イオンが含まれることとな る。なお、液体中の亜鉛イオンの濃度は、100 (ppm)以上であることが望ましく、更には1000(pp m)以上であることが望ましい。ファン25の空 流量は30(l/min)から70(l/min)であることが望ま く、更には40(l/min)から60(l/min)であることが ましい。なお、放出口2cから放出されるミス トの量は、エアポンプ31の流量制御、稼働及 停止の時間制御、及び放出口2cの口径によ 制御される。

 なお、本実施形態では、電解制御方法と て定電圧制御を採用している。電圧を印加 る液体の水質は、精製水に電解助剤13が微 に溶け出した状態でほぼ一定であるため、 鉛電極27に一定電圧を印加することによりほ ぼ一定の電流が流れることとなる。このため 、制御装置35は、一定時間の電解を行うこと 、一定濃度の亜鉛イオンを溶出させること 可能である。

 第1実施形態のミスト発生装置(美顔器1)は以 下の利点を有する。
 (1)美顔器1では、ヒータ22により加熱された 体は冷却部23を通過することで冷却される め、液体を加熱することでミストの殺菌性 高めるとともに、加熱後の液体により生成 れ放出されるミストの温度を常温に近づけ 人体に好適な温度とすることができる。ま 、美顔器1では、加熱された液体は冷却部23 通過して冷却されるため、冷却のために液 を滞留させて冷却のための処理を行う必要 なく、常温に近づけられたミストが連続的 放出される。

 (2)美顔器1では、亜鉛電極27は冷却部23に けられているため、冷却部23を通過する液体 に対して、電気分解により連続的にミネラル を溶出することができるために、液体のミネ ラル濃度を常時一定に保つことができる。

 (3)美顔器1では、亜鉛電極27から冷却部23 の液体に亜鉛イオンが溶出されるため、放 口2cから放出されるミストは亜鉛イオンを含 むものとなるため、ミストが人体に向けて放 出されると亜鉛イオンが肌に浸透する。亜鉛 イオンには、肌内部にて内因性タンパク質で あるチロシナーゼ活性を阻害し活性酵素を消 去するメタロチオネインを誘導生成する性質 がある。チロシナーゼはチロシンからメラニ ンを生成する過程で働く酵素であるため、亜 鉛イオンにより肌内部でメタロチオネインが 生成されることで、肌内部でのメラニンの生 成が抑制され、ひいては肌におけるシミの発 生が抑制される。

 (4)美顔器1では、タンク12に電解質を溶出 せる電解助剤13が設けられているため、導 率が極めて低い精製水であっても、タンク12 に注入されると電気分解が可能な水質とされ る。このため、不純物の少ない精製水を使用 してミストを発生させることが可能となる。 また、予めタンク12に電解助剤13が設けられ いるため、精製水を使用する度に電解助剤 添加する必要がない。

 (5)美顔器1では、タンク12に設けられた電 助剤13は、タンク12が液体供給路3に接続さ ると、即ちタンクホルダ11に設置されると、 タンク12内の液体に接触しない位置に設けら ているため、一旦タンク12が美顔器1に設置 れると電解助剤13が液体に溶解せず、電気 解前の液体の導電率が一定となる。このた 、電気分解により溶出する亜鉛イオンの濃 をほぼ一定に保つことができ、亜鉛イオン 度が安定したミストを発生させることがで る。また、タンク12を美顔器1に設置すると 解助剤13が液体に溶解しなくなるため、電解 助剤13の消耗が必要最小限に抑えられる。こ ため、電解助剤13を補充する回数を抑えな ら繰り返しタンク12に液体を注入して使用す ることができる。

 (第2実施形態)
 次に、本発明の第2の実施形態について説明 する。尚、第1の実施形態と同様の構成部分 ついては、同一符号を付しその説明を省略 る。

 図2に示すように、本実施形態のミスト発 生装置としての美顔器40は、上記第1実施形態 の美顔器1の構成に加えて、放出口2cから放出 されるミストよりも高温のミストを生成して 放出する温ミスト発生部41を備えている。ま 、本実施形態の美顔器40では、亜鉛電極27が 冷却部23ではなく液体溜り部21の底面に設置 れている。

 図2に示すように、温ミスト発生部41は、 体供給路3aを介して液体供給路3に接続され タンクホルダ11に接続されている。温ミス 発生部41の本体部42は、上下方向に延びる略 状に形成されており、下端は液体供給路3a 接続され、上端部は直角方向に屈曲されて 出口43が形成されている。本体部42の下端に 体供給路3aが接続されることで、本体部42に はタンクホルダ11と同じ水位で液体が貯留さ ている。

 本体部42の内部において放出口43付近に隔 壁44が設けられることで、本体部42の下側に 温ミスト発生室45が形成されている。なお、 隔壁44には、開口44aが形成されている。そし 、温ミスト発生室45には、貯留された液体 接触する位置にヒータ46が設置されている。

 上記のヒータ46は、ヒータ22、駆動部26、 鉛電極27及びエアポンプ31とともに制御装置 47に接続されている。制御装置47は、放出口2c 及び放出口43からミストを放出させるように 部22,26,27,31,46を制御する。

 次に、上述した美顔器40の動作を説明する
 本実施形態では、制御装置47は、亜鉛電極27 に電圧を印加することで、液体溜り部21に貯 された液体の電気分解を行い、陽極側の亜 電極27から液体中に亜鉛イオンを溶出させ 。

 また、制御装置47がエアポンプ31を駆動す ることで、液体溜り部21にて生成された亜鉛 オンを含む液体が冷却部23にて冷却されな ら吸引され、ミスト発生部30にてミストとさ れ放出口2cから放出される。

 また、制御装置47は、ヒータ46を駆動する ことで、温ミスト発生室45に貯留された液体 加熱沸騰させてミストを発生させる。温ミ ト発生室45内にて生成されたミストは開口44 aを介して放出口43から放出される。

 制御装置47は、ミスト発生部30で生成され た常温に近い温度のミストの放出と、温ミス ト発生部41で生成された高温のミストの放出 を交互に行う。また、制御装置47は、放出 2cからのミストの放出と放出口43からのミス の放出とを複数回交互に行った後、放出口2 cからのミストの放出にてミストの放出を終 するものであり、最後の放出口2cからのミス トの放出のときのみ亜鉛電極27に電圧を印加 て放出口2cから亜鉛イオンを含むミストを 出させる。

 具体的には、制御装置47は、温ミスト発 部41のヒータ46を一定時間駆動して放出口43 らミストを放出させた後、ヒータ46の駆動を 停止するとともに、エアポンプ31、ヒータ22 び駆動部26を一定時間駆動して放出口2cから ストを放出させる。その後、エアポンプ31 ヒータ22及び駆動部26の駆動を停止するとと に、ヒータ46を駆動する。この繰り返しに り、制御装置47は放出口43からのミストの放 と放出口2cからのミストの放出とを交互に う。そして、制御装置47は、放出口2cからミ トを放出させることでミストの放出を終了 るが、最後に放出口2cからミストを放出さ るときのみ、エアポンプ31、ヒータ22及び駆 部26を駆動するとともに、亜鉛電極27に電圧 を印加して液体溜り部21に貯留された液体に 鉛イオンを溶出させる。

 第2実施形態のミスト発生装置(美顔器40)は 上記した第1実施形態の(1),(3)~(5)の利点に加 て、以下の利点を有する。
 (6)美顔器40では、放出口2cから溶出される冷 却されたミストよりも高温のミストを放出す る温ミスト発生部41を備えているため、高温 ミストを人体に向けて放出させることで、 を弛緩させ肌の吸収率を高めることができ 。

 (7)美顔器40では、放出口2cからの冷却され たミストの放出と、放出口43からの高温のミ トの放出とが交互に行われる、即ち温度差 あるミストが交互に放出されるため、人体 向けて両ミストを交互に放出させることで 肌付近の末梢の血管は緊張と収縮とを繰り し、鍛練されることとなる。このため、血 循環の改善を図ることができる。

 (8)美顔器40では、冷却されたミストと高 のミストとが交互に放出されて肌に刺激が えられ吸収率が高くなった状態で、高温の ストにより肌が弛緩された後、放出口2cから 亜鉛イオンを含む冷却されたミストが放出さ れるため、亜鉛イオンは効率よく肌に浸透す ることとなる。このため、亜鉛電極27の亜鉛 効率よく使用されることとなり、亜鉛電極2 7の消耗が抑えられ、電極サイズの小型化を ることができる。

 (9)美顔器40では、亜鉛電極27に電圧を印加 することによる亜鉛イオンの電解溶出が液体 溜り部21に貯留された液体に対して行われる め、高濃度の亜鉛イオンを容易に電解溶出 せることができ、比較的簡単な構造の美顔 を提供することができる。

 尚、本発明の実施形態は、以下のように変 してもよい。
 ・上記各実施形態では、ミスト発生部30に りミストを発生させる方法がベンチュリ方 である場合を説明したが、例えば超音波方 や放電式等の他の態様でミストを発生させ もよい。例えば、図3に示すように、ミスト 生装置としての美顔器50の本体部51の下方に 形成された液体溜り部21にはミスト発生部と ての超音波素子52が設けられており、この 音波素子52は制御装置53に接続されている。 体部51は液体溜り部21の上方に放出口54が形 されており、液体溜り部21から放出口54にか けて径が漸減する略円錐状の冷却部としての 放熱部55が形成されている。この放熱部55は ミストを通過させる通路を含む。また、本 部51内部には、ファン25による空気流が放熱 55に向かうように送風供給路56が形成されて いる。送風供給路56は放熱部55の通路内に連 している。

 制御装置53が超音波素子52を駆動すること で、液体溜り部21の液体(加熱部22で加熱され かつ電気分解によって溶出された亜鉛を含 液体)からミストが生成される。このミスト は放熱部55内を通過することで冷却される。 にミストは、ファン25から放熱部55に送られ る空気と混ざり合って効率的に冷却されると ともに、放出口54に向けて集められ、放出口5 4から放出される。この構成であると、液体 ミスト化されてから冷却されるため、液体 直接冷却されるよりも効率よく放熱され冷 される。

 また、液体溜り部21には亜鉛電極27が設け られており、この亜鉛電極27に電圧が印加さ ることで、亜鉛電極27の亜鉛が液体に溶出 れる。これにより、液体溜り部21からは亜鉛 イオンを含むミストが生成される。この構成 であると、超音波素子52を駆動するのみの簡 な構成で、ミストを発生させることができ 。また、超音波素子52によりミストを生成 るためミストの粒径を小さくすることがで る。このため、ミストをムラなく人体に吹 つけ、肌全体に万遍なく刺激を与えること できる。

 ・上記各実施形態では、亜鉛電極27に一 電圧を印加すると液体に一定の電流が流れ ものとして制御したが、電圧印加時の電流 を検知し、その電流値に基づいて予測され 亜鉛イオンの濃度に応じて電解時間を変更 るように制御してもよい。その場合も、ミ ト中の亜鉛イオン濃度を一定とすることが きる。

 ・上記各実施形態では、冷却要素として放 フィン24を設けたが、放熱フィン24の代わり に、冷却部23の外周にペルチェ素子や冷却管 設けてもよい。
 ・上記各実施形態では、亜鉛電極27を設け が、電極をマグネシウム等の他の素材で形 してもよい。亜鉛電極27に代えてマグネシウ ム電極を設けると、電極間に電圧を印加する ことで液体中にマグネシウムイオンが溶出さ れる。その場合、ミストが人体に向けて放出 されるとマグネシウムイオンが肌に浸透する 。マグネシウムイオンには、肌に浸透するこ とで肌の表皮において角質層の下層にある顆 粒層にある細胞間脂質(水分を保持する性質 持つ)を角質層に運ぶ働きがあるため、マグ シウムイオンにより細胞間脂質が角質層に ばれることで、肌の保湿性が高まり、肌が う。

 ・上記各実施形態では、タンク12の電解 剤13は、タンク12がタンクホルダ11に設置さ るとタンク12内の液体に接触しない位置に設 けたが、電解助剤13をタンク12がタンクホル 11に設置されてもタンク12内の液体に接触す 位置に設けてもよい。また、タンク12に電 助剤13を設けなくてもよい。その場合、タン ク12に液体を供給する度にタンク12内に電解 剤を添加してもよいし、精製水よりも導電 の高い液体をタンク12内に供給してもよい。 要は、タンク12内の液体が亜鉛電極27による 気分解が開始される程度の電解質を含む水 とされればよい。

 ・上記各実施形態では、ミスト発生装置 して美顔器について説明しているが、ミス 発生装置は美顔器に限定されず、身体の一 、例えば手や足に向けてミストを放出させ 装置であってもよい。

 ・上記各実施形態では、美顔器1,40,50に一 対の亜鉛電極27がそれぞれ設けられたものと たが、液体供給路3に二対以上の電極を設け てもよい。