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Title:
MOBILE COMMUNICATION SYSTEM, CONTROL APPARATUS AND METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/057782
Kind Code:
A1
Abstract:
A mobile communication system has a first assigning means that assigns a radio resource to a user by use of a W-CDMA system; a second assigning means that assigns a radio resource to a user by use of an LTE system; a dual-mode terminal that can communicate by use of either the W-CDMA system or the LTE system; and a selecting means that selects the first or second assigning means in accordance with the type of a user traffic data communicated by the dual-mode terminal. The assigning means selected by the selecting means decides a radio resource of the dual-mode terminal and notifies the dual-mode terminal of the content of that decision.

Inventors:
MIKI NOBUHIKO (JP)
SAWAHASHI MAMORU (JP)
HIGUCHI KENICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/069959
Publication Date:
May 07, 2009
Filing Date:
October 31, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NTT DOCOMO INC (JP)
MIKI NOBUHIKO (JP)
SAWAHASHI MAMORU (JP)
HIGUCHI KENICHI (JP)
International Classes:
H04B1/707; H04J13/16; H04W16/02; H04W48/18; H04W72/04; H04W76/02; H04W88/06
Domestic Patent References:
WO2003084273A12003-10-09
Foreign References:
JP2007266696A2007-10-11
JP2007243425A2007-09-20
JP2005217515A2005-08-11
JP2002198891A2002-07-12
Other References:
See also references of EP 2217014A4
"Physical Channels and Modulation", 3GPP TS 36.211 (V8.0.0),, September 2007 (2007-09-01)
Attorney, Agent or Firm:
ITOH, Tadahiko (Yebisu Garden Place Tower 20-3, Ebisu 4-Chome, Shibuya-K, Tokyo 32, JP)
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Claims:
 W-CDMAシステムでユーザに無線リソースを割り当てる第1の割当手段と、
 LTEシステムでユーザに無線リソースを割り当てる第2の割当手段と、
 W-CDMAシステムでもLTEシステムでも通信可能なデュアルモード端末と、
 前記デュアルモード端末が通信するユーザトラフィックデータの種別に応じて、前記第1の割当手段又は第2の割当手段を選択する選択手段と、
 を有し、前記選択手段で選択された割当手段は、前記デュアルモード端末の無線リソースを決定し、決定内容を該デュアルモード端末に通知するようにした移動通信システム。
 前記第1の割当手段が、W-CDMAシステムの基地局に設けられている請求項1記載の移動通信システム。
 前記第1の割当手段が、W-CDMAシステムの基地局を制御する無線ネットワークコントローラに設けられている請求項1記載の移動通信システム。
 前記第2の割当手段が、LTEシステムの基地局に設けられている請求項1記載の移動通信システム。
 前記選択手段は、ユーザトラフィックデータが周期的に発生するデータであるか否かに応じて選択を行う請求項1記載の移動通信システム。
 前記選択手段は、ユーザトラフィックデータが周期的に発生するデータであった場合、第1の割当手段を選択するという判断基準を有する請求項5記載の移動通信システム。
 前記選択手段は、ユーザトラフィックデータが周期的に発生するデータでなかった場合、第2の割当手段を選択するという判断基準を有する請求項5記載の移動通信システム。
 前記選択手段は、W-CDMAシステム及びLTEシステムの輻輳度に応じて選択を行う請求項1記載の移動通信システム。
 W-CDMAシステムでユーザに無線リソースを割り当てる第1の割当手段と、
 LTEシステムでユーザに無線リソースを割り当てる第2の割当手段と、
 W-CDMAシステムでもLTEシステムでも通信可能なデュアルモード端末と、
 を含む複合通信システムで使用される制御装置であって、
 前記デュアルモード端末が通信するユーザトラフィックデータの種別に応じて、前記第1の割当手段又は第2の割当手段を選択する選択手段と、
 選択された割当手段が前記デュアルモード端末の無線リソースを決定し、決定内容を該デュアルモード端末に通知するように、選択の行われたことを前記第1又は第2の割当手段に通知する手段と、
 を有する制御装置。
 前記選択手段は、ユーザトラフィックデータが周期的に発生するデータであるか否かに応じて選択を行う請求項9記載の制御装置。
 前記選択手段は、ユーザトラフィックデータが周期的に発生するデータであった場合、第1の割当手段を選択するという判断基準を有する請求項10記載の制御装置。
 前記選択手段は、ユーザトラフィックデータが周期的に発生するデータでなかった場合、第2の割当手段を選択するという判断基準を有する請求項10記載の制御装置。
 前記選択手段は、W-CDMAシステム及びLTEシステムの輻輳度に応じて選択を行う請求項9記載の制御装置。
 当該制御装置が、LTEシステムの基地局に設けられている請求項9記載の制御装置。
 W-CDMAシステムでユーザに無線リソースを割り当てる第1の割当手段と、
 LTEシステムでユーザに無線リソースを割り当てる第2の割当手段と、
 W-CDMAシステムでもLTEシステムでも通信可能なデュアルモード端末と、
 前記第1の割当手段又は第2の割当手段を選択する選択手段と、
 を有する複合通信システムで使用される方法であって、
 前記デュアルモード端末が通信するユーザトラフィックデータの種別に応じて、前記選択手段により、前記第1の割当手段又は第2の割当手段を選択するステップと、
 選択の行われたことを前記第1又は第2の割当手段に通知するステップと、
 前記第1又は第2の割当手段で、前記デュアルモード端末の無線リソースを決定し、決定内容を該デュアルモード端末に通知するステップと、
 を有する方法。
 前記デュアルモード端末が通信するユーザトラフィックデータの種別は、前記選択手段で判別されるようにした請求項15記載の方法。
 前記デュアルモード端末が通信するユーザトラフィックデータの種別は、前記デュアルモード端末で判別され、判別内容が所定の方法で前記選択手段に通知されるようにした請求項15記載の方法。
Description:
移動通信システム、制御装置及 方法

 本発明は移動通信システム、制御装置及 方法に関連する。

 従来この種の技術分野では、IMT2000システ ムが使用されている。従来のIMT2000システム はワイドバンド符号分割多重接続(W-CDMA)方式 が前提となっており、高速ダウンリンクパケ ットアクセス(HSDPA)方式、高速アップリンク ケットアクセス(HSUPA)方式等も使用されてい 。(従来のIMT2000システムについては、例え 非特許文献1,2参照。)。

 一方、W-CDMAの標準化団体3GPPにより、次世 代の移動通信システムの検討も進んでいる。 そのようなシステムはEvolved-UTRA又はロングタ ームエボリューション(LTE: Long Term Evolution) ステムと呼ばれている。LTEシステムでは、 線アクセス方式として、下りリンクについ は直交周波数分割多重接続(OFDM: Orthogonal Fr equency Division Multiplexing)方式が使用され、上 リンクについてはシングルキャリア周波数 割多重接続(SC-FDMA: Single-Carrier Frequency Divis ion Multiple Access)方式が使用される(これにつ ては例えば、非特許文献3参照)。

 OFDM方式は、周波数帯域を複数の狭い周波 数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャ アにデータを載せて伝送を行うマルチキャ ア伝送方式である。サブキャリアを周波数 上に直交させながら密に並べることで高速 送を実現し、周波数の利用効率を上げるこ が期待できる。SC-FDMA方式は、周波数帯域を 端末毎に分割し、複数の端末間で異なる周波 数帯域を用いて伝送するシングルキャリア伝 送方式である。端末間の干渉を簡易且つ効果 的に低減することができることに加えて送信 電力の変動を小さくできるので、この方式は 端末の低消費電力化及びカバレッジの拡大等 の観点から好ましい。

 将来的には、W-CDMAシステムとLTEシステム 少なくとも一定期間並存し、両システムで 作可能なデュアルモード端末が出現するこ も予想される。W-CDMAシステム及びLTEシステ は異なる無線アクセス技術を使用するので 運用及び動作も別個独立になされるかもし ない。

 ところで、LTEシステムはデータの高速大容 通信等の観点から特に有利である一方、W-CD MAシステムは音声データのような通信に有利 ある。しかしながら両システムが別個独立 運用されると、そのような特質を加味して 線リソースを高効率に活用することは期待 きなくなってしまう。
3GPP, TS 25.308,Technical Specification Group Rad io Access Network; High Speed Downlink Packet Access (HSDPA); Overall description; Stage 2 3GPP TS 25.309, Technical Specification Group Ra dio Access Network; FDD Enhanced Uplink; Overall desc ription; Stage 2 3GPP TS 36.211(V8.0.0), Sept 2007

 本発明の課題は、W-CDMAシステムでもLTEシ テムでも通信可能な通信可能なデュアルモ ド端末に無線リソースを効率的に割り当て ことである。

 本発明で使用される移動通信システムは W-CDMAシステムでユーザに無線リソースを割 当てる第1の割当手段と、LTEシステムでユー ザに無線リソースを割り当てる第2の割当手 と、W-CDMAシステムでもLTEシステムでも通信 能なデュアルモード端末と、前記デュアル ード端末が通信するユーザトラフィックデ タの種別に応じて、前記第1の割当手段又は 2の割当手段を選択する選択手段とを有する 。前記選択手段で選択された割当手段は、前 記デュアルモード端末の無線リソースを決定 し、決定内容を該デュアルモード端末に通知 する。

 本発明によれば、W-CDMAシステムでもLTEシ テムでも通信可能な通信可能なデュアルモ ド端末に無線リソースを効率的に割り当て ことができる。

本発明の一実施例による移動通信シス ムを示す図である。 移動通信システムの別の構成例を示す である。 本発明の一実施例による第1の動作例を 示すフローチャートである。 本発明の一実施例による第2の動作例を 示すフローチャートである。 本発明の一実施例による第3の動作例を 示すフローチャートである。

符号の説明

 NodeB W-CDMAシステムの基地局
 eNB LTEシステムの基地局
 UE ユーザ装置
 RNC 無線ネットワークコントローラ

 本発明の一形態では移動通信システムが 用される。移動通信システムは、デュアル ード端末が通信するユーザトラフィックデ タの種別に応じて、W-CDMAシステムの割当手 (第1の割当手段)又はLTEシステムの割当手段( 第2の割当手段)を選択する選択手段を備えて る。選択手段で選択された割当手段は、前 デュアルモード端末の無線リソースを決定 、決定内容を該デュアルモード端末に通知 る。

 第1の割当手段は、W-CDMAシステムの基地局 に設けられていてもよい。

 第1の割当手段は、W-CDMAシステムの基地局 を制御する無線ネットワークコントローラに 設けられていてもよい。

 第2の割当手段は、LTEシステムの基地局に 設けられていてもよい。

 選択手段は、ユーザトラフィックデータ 周期的に発生するデータであるか否かに応 て選択を行ってもよい。

 選択手段は、ユーザトラフィックデータ 周期的に発生するデータであった場合、第1 の割当手段を選択するという判断基準を有し ていてもよい。

 選択手段は、ユーザトラフィックデータ 周期的に発生するデータでなかった場合、 2の割当手段を選択するという判断基準を有 していてもよい。

 選択手段は、W-CDMAシステム及びLTEシステ の輻輳度に応じて選択を行ってもよい。

 本発明の一形態によれば、複合通信シス ムで使用される制御装置が使用される。複 通信システムは、W-CDMAシステムでユーザに 線リソースを割り当てる第1の割当手段と、 LTEシステムでユーザに無線リソースを割り当 てる第2の割当手段と、W-CDMAシステムでもLTE ステムでも通信可能なデュアルモード端末 を含む。制御装置は、 前記デュアルモード 端末が通信するユーザトラフィックデータの 種別に応じて、前記第1の割当手段又は第2の 当手段を選択する選択手段と、選択された 当手段が前記デュアルモード端末の無線リ ースを決定し、決定内容を該デュアルモー 端末に通知するように、選択の行われたこ を前記第1又は第2の割当手段に通知する手 とを有する。

 発明の理解を促すため具体的な数値例を いて説明がなされるが、特に断りのない限 、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切 如何なる値が使用されてもよい。

 <システム(その1)>
 図1は本発明の一実施例による移動通信シス テムを示す。移動通信システムは、従来のW-C DMAシステムと次世代のLTEシステムとを含み、 図示されているように同一地域で運用されて いる。W-CDMAシステムは、図示の例では、高速 ダウンリンク/アップリンクパケットアクセ 方式(HSDPA/HSUPA: High Speed Down/Up-link Packet Acc ess)を使用する。W-CDMAシステムは全セルで同 システム帯域幅(例えば5MHz)を使用する。LTE ステムは、システム毎にシステム帯域幅が なってもよいが、帯域幅の選択肢(例えば、1 .25MHz,5MHz,10MHz,20MHz等)は予め決まっている。セ ル構成は各システムで独立に決定されてよい が、本実施例が使用される状況では少なくと も一部の地域で両システムが混在しているも のとする。

 図1には、ユーザ装置と、ネットワーク装 置とが示されている。ユーザ装置には、W-CDMA システムに専用の端末(W-CDMA専用端末)と、LTE ステムに専用の端末(LTE専用端末)と、W-CDMA びLTEシステム双方で動作可能なデュアル端 とが含まれてよい。図示の簡明化を図るた 、LTE専用端末は図示されていない。ユーザ 置は多数存在してよいが、図示の簡明化の め1つのW-CDMA専用端末及び1つのデュアル端末 しか描かれていない。

 ネットワーク装置は、W-CDMAシステム用の 地局NodeBと、LTEシステム用の基地局eNBと、 御装置とを含む。

 W-CDMAシステム用の基地局NodeBは、ユーザ 置と無線通信を行い、上位ノードと有線通 を行う機能を有する。図示の例では、基地 NodeBは、下りリンクの信号に対して、誤り訂 正符号化、データ変調、拡散変調等の処理を 行う。基地局NodeBは、上りリンクの信号に対 て、逆拡散、データ復調、誤り訂正復号化 の処理を行う。ユーザデータに対するデー 変調方式は、適応変調及び符号化方式(AMC:  Adaptive Modulation and Coding)により、チャネル 態に応じて適応的に変更される。ユーザデ タについては、ハイブリッド自動再送制御(H ARQ: Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式により再 が行われる。HSDPA/HDUPA方式では、無線リソ スは複数のユーザ装置で共有され、いつど ユーザが共有チャネルを利用するかがサブ レーム毎に決定される(時間スケジューリン が行われる。)。

 LTEシステム用の基地局eNBも、ユーザ装置 無線通信を行い、上位ノードと有線通信を う機能を有する。基地局eNBは、下りリンク 信号に対して、誤り訂正符号化、データ変 、逆フーリエ変換等の処理を行う。基地局e NBは、上りリンクの信号に対して、フーリエ 換、デマッピング、逆フーリエ変換、デー 復調、誤り訂正復号化等の処理を行う。ユ ザデータは、適切に分割及び/又は結合され る。ユーザデータに対するデータ変調方式は 、適応変調及び符号化方式(AMC)により、チャ ル状態に応じて適応的に変更される。ユー データについては、ハイブリッド自動再送 御(HARQ)方式により再送が行われる。LTEシス ムでも、無線リソースは複数のユーザ装置 共有され、いつどのユーザがどのリソース ロックを利用するかがサブフレーム毎に決 される(W-CDMAシステムとは異なり、時間及び 周波数の2次元スケジューリングが行われる )。更に、基地局eNBは自装置の状態管理及び 線リソースの管理に加えて、通信チャネル 設定及び解放のような呼処理も行う。この 、そのような処理が基地局より上位のノー で行われるW-CDMAシステムと異なる。

 本実施例で使用される制御装置は、ユー 装置が通信する信号の種別及び/又は輻輳度 に応じて、そのユーザ装置がW-CDMA又はLTEシス テムの何れで通信すべきかを決定する。上述 したように、W-CDMAシステムは、例えば数十ミ リ秒毎に周期的にサイズの小さなデータが発 生する場合に有利である。そのようなデータ は例えば音声パケット(VoIP)、テレビ電話用信 号、リアルタイムデータ等である。その反面 、W-CDMAシステムは、多くのデータを高速に伝 送するような用途には有利ではない。一方LTE システムは、多くのデータを高速に伝送する 用途に適している。その反面、LTEシステムで は原則として各パケットにオーバーヘッドが 付随するので、小さなサイズのパケットを頻 繁に伝送することには有利でない。制御装置 は、このような各システムの特質を活用し、 ユーザ装置が通信する信号が何れのシステム に相応しいかを判定し、判定結果をユーザ装 置及び選択された基地局に伝える。

 <システム(その2)>
 図2は別のシステム構成例を示す。LTEシステ ム用の基地局eNBと制御装置との関係は図1と 様であるが、制御装置が無線ネットワーク ントローラ(RNC)を介して基地局NodeBと通信す 点が異なる。図示の例の場合、W-CDMAシステ 用の基地局NodeBは、無線リソースを割り当 る機能を備えていない。無線リソースの割 やハンドオーバ制御等はRNCで行われる。無 リソースは回線交換方式で使用され、接続 れているユーザはその回線を独占的に使用 きる。図示のW-CDMAシステムではセクタ/セル ダイバーシチが行われ、送信ダイバーシチ びソフトコンバイニング(最大比合成)が行 れてもよい。

 <第1の動作例>
 図3は本発明の一実施例による第1の動作例 示す。この動作例は下りデータをデュアル ード端末に伝送する様子を示す。システム 成は図1に示されるものでもよいし、図2に示 されるものでもよい。デュアルモード端末で あるユーザ装置宛のデータがネットワークの 上位ノードから制御装置に到着したとする。

 ステップS10では、デュアルモード端末で るユーザ装置へデータを伝送するのに何れ システムが適切であるかを判断する。判断 準は、例えば次のようなものが考えられる

  判断基準1:小さなサイズのデータが頻繁 に発生する場合(音声パケット(VoIP)、テレビ 話用信号、リアルタイムデータ等)、W-CDMAシ テムが選択される。

  判断基準2:大きなサイズのデータ(例え 、高画質画像等)を伝送する場合、LTEシステ が選択される。

  判断基準3:判断基準1及び/又は2で選択さ れた一方のシステムが輻輳していた場合、や むをえず他方のシステムが再選択される。

  判断基準4:判断基準1及び2とは別に、輻 していない方のシステムが選択される。

  判断基準5:各システムの輻輳度が著しく 異なっていなかった場合、判断基準1及び/又 2に従って一方のシステムが選択される。

 これらの判断基準は一例であり、これら 1つ以上及び/又は他の判断基準でシステム 選択が行われてもよい。選択されるシステ は図示の例では2者択一であるが、データ種 や輻輳度等に基づいて、3以上の候補の中か ら1つのシステムが選択されてもよい。

 なお、W-CDMA専用端末への下りデータ伝送 、LTE専用端末への下りデータ伝送について 、システムを選択できないので、データ種 の判定は行われなくてよい。

 ステップS12は、ステップS10でW-CDMAシステ が選択された場合のシーケンスである。こ 場合、W-CDMAシステムで無線リソースの割当 行う装置(第1割当装置)に、W-CDMAシステムが 択されたことが通知される。第1割当装置は 図1のシステムの場合はW-CDMA用基地局に備わ ているが、図2のシステムの場合はRNCに備わ ている。

 ステップS14では、ユーザ装置宛の下りデ タを伝送するために、拡散符号等の無線リ ースが割り当てられる。

 ステップS16では、ユーザ装置が呼び出さ 、下りデータ伝送に使用される無線リソー が何であるかが通知される。図示の簡明化 ため、ユーザ装置の呼び出し(ページング) 、無線リソースの通知(シグナリング)が一緒 になされるように見えるかもしれないが、実 際には別々のシーケンスで行われる。

 ステップS18では、例えばVoIPのような下り データがユーザ装置に伝送される。

 ステップS22は、ステップS10でLTEシステム 選択された場合のシーケンスである。この 合、LTEシステムで無線リソースの割当を行 装置(第2割当装置)に、LTEシステムが選択さ たことが通知される。第2割当装置は図1又 図2のE-UTRA用基地局に備わっている。

 ステップS24では、ユーザ装置宛の下りデ タを伝送するために、リソースブロック等 無線リソースが割り当てられる。

 ステップS26では、ユーザ装置が呼び出さ 、下りデータ伝送に使用される無線リソー が何であるかが通知される。図示の簡明化 ため、ユーザ装置の呼び出し(ページング) 、無線リソースの通知(シグナリング)が一緒 になされるように見えるかもしれないが、実 際には別々のシーケンスで行われる。無線リ ソース等のシグナリングは、下り物理共有チ ャネルPDSCHに付随する下りL1/L2制御チャネル 行われる。

 ステップS28では、例えば高品質画像のよ な下りデータがユーザ装置に伝送される。

 <第2の動作例>
 図4は本発明の一実施例による第2の動作例 示す。この動作例は上りデータをデュアル ード端末が送信する様子を示す。システム 成は図1に示されるものでもよいし、図2に示 されるものでもよい。デュアルモード端末で あるユーザ装置には、システムを選択する機 能が備わっているものとする。ステップS11で は、ユーザ装置で発生した上りデータの種別 に応じて、W-CDMAシステム又はLTEシステムが選 択される。この場合における判断では、シス テムの輻輳度を考慮することはできないので 、第1の動作例(ステップS10)で説明された判断 基準1及び/又は2が使用される。

 ステップS13では、ユーザ装置がW-CDMAシス ムを選択したことが第1割当装置に通知され る。

 ステップS14では、ユーザ装置宛の下りデ タを伝送するために、拡散符号等の無線リ ースが割り当てられる。

 ステップS16では、ユーザ装置が呼び出さ 、下りデータ伝送に使用される無線リソー が何であるかが通知される。

 ステップS18では、例えばVoIPのような上り データがユーザ装置との間で通信される。

 ステップS22は、ステップS11でLTEシステム 選択された場合のシーケンスである。この 合、LTEシステムの第2割当装置に、LTEシステ ムが選択されたことが通知される。

 ステップS24では、ユーザ装置宛の下りデ タを伝送するために、リソースブロック等 無線リソースが割り当てられる。

 ステップS26では、ユーザ装置が呼び出さ 、下りデータ伝送に使用される無線リソー が何であるかが通知される。無線リソース のシグナリングは、下り物理共有チャネルP DSCHに付随する下りL1/L2制御チャネルで行われ る。

 ステップS28では、例えば高品質画像のよ な上りデータがユーザ装置との間で通信さ る。

 <第3の動作例>
 図5は本発明の一実施例による第3の動作例 示す。この動作例も上りデータをデュアル ード端末が送信する様子を示す。システム 成は図1に示されるものでもよいし、図2に示 されるものでもよい。デュアルモード端末で あるユーザ装置には、データ種別を判別する 機能は備わっているが、図4の場合とは異な データ伝送に使用するシステムを決定する とはできないものとする。

 ステップS8では、ユーザ装置で発生した りデータの種別が判別される。例えば、上 データは、小さなサイズのデータが頻繁に 生するようなデータであるか否か、大きな イズのデータであるか否か等が判定される

 ステップS9では、ステップS8での判定結果 が制御装置に通知される。この通知は、予め 決められたシーケンスでなされるものとする 。判定結果の通知は、E-UTRA用基地局eNBを介し てなされてもよいし、リソース割当機能を有 するW-CDMA用基地局(NodeB)を介してなされても いし、技術的にはRNCを介してなされてもよ 。但し、判定結果の通知に要する伝送遅延 なるべく短縮する観点からは、E-UTRA用基地 eNBを介してなされてもよいし、リソース割 機能を有するW-CDMA用基地局(NodeB)を介して行 ことが好ましい。

 ステップS10では、データ種別の判定結果 基づいて、ユーザ装置へデータを伝送する に何れのシステムが適切であるかを判断す 。データ種別はユーザ装置により判定済み ので、この動作例のステップS10では、上記 判断基準3,4,5の1つ以上を用いてシステムが 択される。

 ステップS12は、ステップS10でW-CDMAシステ が選択された場合のシーケンスである。こ 場合、W-CDMAシステムの第1割当装置に、W-CDMA システムが選択されたことが通知される。

 ステップS14では、ユーザ装置からの上り ータを伝送するために、拡散符号等の無線 ソースが割り当てられる。

 ステップS16では、上りデータ伝送に使用 れる無線リソースが何であるかが通知され 。

 ステップS18では、例えばVoIPのような上り データがユーザ装置との間で通信される。

 ステップS22は、ステップS10でLTEシステム 選択された場合のシーケンスである。この 合、LTEシステムの第2割当装置に、LTEシステ ムが選択されたことが通知される。

 ステップS24では、ユーザ装置からの上り ータを伝送するために、リソースブロック の無線リソースが割り当てられる。

 ステップS26では、上りデータ伝送に使用 れる無線リソースが何であるかが通知され 。無線リソース等のシグナリングは下りL1/L 2制御チャネルで行われる。

 ステップS28では、例えば高品質画像のよ な上りデータがユーザ装置との間で通信さ る。

 以上本発明は特定の実施例を参照しなが 説明されてきたが、実施例は単なる例示に ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代 例、置換例等を理解するであろう。発明の 解を促すため具体的な数値例を用いて説明 なされたが、特に断りのない限り、それら 数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる が使用されてもよい。実施例又は項目の区 けは本発明に本質的ではなく、2以上の実施 例又は項目に記載された事項が必要に応じて 組み合わせて使用されてよいし、或る実施例 又は項目に記載された事項が、別の実施例又 は項目に記載された事項に(矛盾しない限り) 用されてよい。説明の便宜上、本発明の実 例に係る装置は機能的なブロック図を用い 説明されたが、そのような装置はハードウ アで、ソフトウエアで又はそれらの組み合 せで実現されてもよい。本発明は上記実施 に限定されず、本発明の精神から逸脱する となく、様々な変形例、修正例、代替例、 換例等が本発明に包含される。

 本国際出願は2007年11月2日に出願した日本 国特許出願第2007-286738号に基づく優先権を主 するものであり、その全内容を本国際出願 援用する。