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Patent Searching and Data


Title:
MOBILE COMMUNICATION SYSTEM AND COMMUNICATION METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/123140
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a mobile communication system which can transmit and receive information on the number of packets which have been counted by a base station of the mobile source to/from a base station of the mobile destination even if a terminal performs a handover. UE moves to Target eNode B but Source eNode B decides to perform a handover and places information on the number of packets counted by the Source eNode B in a Handover Request message to the Target eNode B so as to be reported to the Target eNode B. After receiving a Handover Confirm message from the UE, the Target eNode B places the information on the number of packets received from the Source eNode B in a Handover Complete message so as to be reported to a CN Node.

Inventors:
HAYASHI SADAFUKU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/055274
Publication Date:
October 16, 2008
Filing Date:
March 21, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NEC CORP (JP)
HAYASHI SADAFUKU (JP)
International Classes:
H04L12/70; H04M1/725; H04W4/24; H04W36/00; H04W36/08; H04W92/20; H04W36/02
Foreign References:
JP2003283510A2003-10-03
JP2007013463A2007-01-18
JP2001513285A2001-08-28
Other References:
NEC: "Traffic Volume Report", 3GPP TSG-RAN WG2 MEETING #57, vol. R2-070670, 16 February 2007 (2007-02-16), XP050133711
HUAWEI: "Data Volume Report function in SAE/LTE", 3GPP TSG RAN WG3 MEETING #56, vol. R3-071091, 11 May 2007 (2007-05-11), XP050161964
See also references of EP 2139258A4
Attorney, Agent or Firm:
KATO, Asamichi (20-12 Shin-Yokohama 3-chome Kohoku-ku, Yokohama-sh, Kanagawa 33, JP)
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Claims:
 無線端末と通信する基地局であって、
 前記無線端末が前記基地局から第2の基地局にハンドオーバーする際に、
 下りデータのデータ量に関する情報を、第2の基地局に送信する送信手段を有する基地局。
 前記下りデータは、前記基地局から前記無線端末に送信されるデータである、請求項1記載の基地局。
 前記下りデータは、前記基地局から前記無線端末への送信が成功したデータである、請求項1または2に記載の基地局。
 前記データ量に関する情報に、前記下りデータが送信された時間帯の時間情報を含む、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基地局。
 前記送信手段は、
 前記データ量に関する情報を、ハンドオーバーを要求するメッセージで送信する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基地局。
 前記基地局から前記第2の基地局へリソース開放の完了を示すメッセージを送信する第2の送信手段を有し、
 前記第2の送信手段は、
 前記ハンドオーバーの前に、前記リソース開放の完了を示すメッセージに、前記データ量に関する情報を載せて送信する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基地局。
 前記無線端末との通信が終了した後に、
 前記データ量に関する情報を、リソース開放の完了を示すメッセージをコアネットワークに送信する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基地局。
 前記データ量に関する情報は、前記下りデータのパケットの数の情報である、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の基地局。
 第1の基地局、第2の基地局および無線端末を有する無線通信システムにおいて、
 前記無線端末は、
 前記第1の基地局から第2の基地局へハンドオーバーし、
 前記第1の基地局は、
 前記ハンドオーバーの際に、下りデータのデータ量に関する情報を前記第2の基地局に送信し、
 前記第2の基地局は、
 前記データ量に関する情報を受信する、無線通信システム。
 前記下りデータは、前記第1の基地局から前記無線端末に送信されるデータである、請求項9記載の無線通信システム。
 前記下りデータは、前記第1の基地局から前記無線端末への送信が成功したデータである、請求項9または10に記載の無線通信システム。
 前記データ量に関する情報に、前記下りデータが送信された時間帯の時間情報を含む、請求項9乃至11のいずれか1項に記載の無線通信システム。
 前記第1の基地局は、
 前記データ量に関する情報を、ハンドオーバーを要求するメッセージで送信する、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の無線通信システム。
 前記第2の基地局は、
 前記データ量に関する情報を、コアネットワークへのハンドオーバーを完了するメッセージで送信する、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の無線通信システム。
 前記第1の基地局は、
 前記ハンドオーバーの前に、前記リソース開放の完了を示すメッセージに、前記データ量に関する情報を載せて前記第2の基地局に送信する、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の無線通信システム。
 前記第1の基地局と前記無線端末との通信が終了した後に、
 前記データ量に関する情報を、リソース開放の完了を示すメッセージをコアネットワークに送信する、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の無線通信システム。
 前記第2の基地局は、
前記データ量に関する情報を、コアネットワークへのハンドオーバー完了を報告するメッセージを送信する、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の無線通信システム。
 前記第2の基地局と通信する第2のコアネットワークから、前記第1の基地局と通信する第1のコアネットワークに、UEのコンテキスト情報を要求するメッセージを送信した後に、
 前記第1のコアネットワークは、
UEのコンテキスト情報を要求するメッセージに応答するメッセージに、これまで足し合わせた上り及び下りデータのデータ量に関する情報を前記データ量に関する情報として載せて、前記第2のコアネットワークに送信する、請求項9乃至12のいずれか1項に記載の無線通信システム。
 前記データ量に関する情報は、前記下りデータのパケットの数の情報である、請求項9乃至18のいずれか1項に記載の無線通信システム。
 無線端末に対する基地局の通信方法であって、
 前記無線端末が前記基地局から第2の基地局にハンドオーバーする工程と、
 該ハンドオーバーする際に下りデータのデータ量に関する情報を、第2の基地局に送信する工程を含む基地局の通信方法。
 第1の基地局、第2の基地局および無線端末を有する無線通信システムの通信方法において、
 前記無線端末が、前記第1の基地局から第2の基地局へハンドオーバーする工程と、
 前記第1の基地局が、前記ハンドオーバーの際に、下りデータのデータ量に関する情報を前記第2の基地局に送信する工程と、
 前記第2の基地局が、前記データ量に関する情報を受信する工程、を含む通信方法。
 前記第1の基地局は、
 前記データ量に関する情報を、ハンドオーバーを要求するメッセージで送信する、請求項21項に記載の通信方法。
 前記第2の基地局は、
 前記データ量に関する情報を、コアネットワークへのハンドオーバーを完了するメッセージで送信する、請求項21または22に記載の通信方法。
 前記第1の基地局は、
 前記ハンドオーバーの前に、前記リソース開放の完了を示すメッセージに、前記データ量に関する情報を載せて前記第2の基地局に送信する、請求項21乃至23のいずれか1項に記載の通信方法。
 前記第1の基地局と前記無線端末との通信が終了した後に、
 前記データ量に関する情報を、リソース開放の完了を示すメッセージをコアネットワークに送信する、請求項21に記載の通信方法。
 前記第2の基地局は、
前記データ量に関する情報を、コアネットワークへのハンドオーバー完了を報告するメッセージを送信する、請求項21に記載の通信方法。
 前記第2の基地局と通信する第2のコアネットワークから、前記第1の基地局と通信する第1のコアネットワークに、UEのコンテキスト情報を要求するメッセージを送信した後に、
 前記第1のコアネットワークは、
UEのコンテキスト情報を要求するメッセージに応答するメッセージに、これまで足し合わせた上り及び下りデータのデータ量に関する情報を前記データ量に関する情報として載せて、前記第2のコアネットワークに送信する、請求項21に記載の通信方法。
Description:
移動体通信システム及び通信方

[関連出願の記載]
 本発明は、日本国特許出願:特願2007-074554号( 2007年3月22日出願)の優先権主張に基づくもの あり、同出願の全記載内容は引用をもって 書に組み込み記載されているものとする。
 本発明は移動体通信システム及びその基地 に関し、特に移動体通信システムにおける ンドオーバー時のパケット数(即ち、データ 量)の情報に関する。

 3GPP(3rd Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)における移動体通信システムは 図7に示すようなアーキテクチャを目指して いる。このアーキテクチャはコントロール・ プレイン及びユーザ・プレインの伝送遅延の 短縮をはかり、既存システムより、例えばス ループットの高いデータ転送が実現できるシ ステムを構築することを目的としている。

 事業者(オペレター)は、このシステムで ーザにサービスを提供し、料金を徴収する であるが、その課金方法の一つは、ユーザ 使ったパケット数分だけ徴収することが考 られる。

 ユーザの使ったパケット数分を課金する めには、ユーザの使ったパケット数分をカ ントしなければならない。このカウントの 式は、上り(Uplink)の場合、ネットワークが 信成功したパケット分だけカウントし、下 (Downlink)の場合、ユーザが受信成功したパケ ト分だけカウントし、そのカウントした上 及び下りのパケット数分だけ課金すること ある。

 パケット数分のカウントする場所につい は、上りの場合、受信成功したパケット数 カウントするわけであるから、ネットワー のCN(Core Network) Nodeがカウントするのが通 である。

 下りの場合、ネットワークが送信したパ ットは、電波状態によって、UE(User Equipment) に必ずしも完全に届くとは限らない。例えば 、パケット#1、パケット#2、パケット#3をネッ トワークからUEに送信するが、パケット#1と ケット#2はUEで受信成功したが、パケット#3 UEで受信失敗することがある。このようなこ とを考えて、UEの方で受信成功したパケット をカウントすることが考えられる。すなわ 、UEの自己申告によってカウントすること ある。

 しかしながら、UEがカウントすることに ると、例えば悪質のUE、あるいは改造された UEが、実際の受信成功の数分より少ない数分 ネットワークに報告することが考えられる これを防ぐためには、下りパケット数分の ウント場所は、通常、ネットワークの方で われる。そのメカニズムとして、ネットワ クからUEへの送信した下りパケットに対し 、UEからの送達確認(Acknowledge)をネットワー が受信したことを確認し、下りのパケット 分をカウントすることである。

 この送達確認の機能を持つのは、ネット ークのeNode BにあるRLC(Radio Link Control)とい エンティティであることから、下りの送信 功パケット数分は、eNode Bがカウントする とである。この様子を図9に示す。尚、図9に 示すeNode BからのCN Nodeに報告する“カウン した数をCN Nodeに報告”は、通常、eNode BとU Eとの通信終了時、通信コネクションが切断 れる時に行われる。

 一方、このLTEのアーキテクチャにおいて 一つのeNode Bのカバーするエリアが狭い場 (例えば、都会のエリア)、UEのeNode B間移動 よって、eNode BからCN Nodeへのハンドオーバ 信号が極端に増加する可能性がある。そう ると、CNに過度な信号負荷を与えることに る。

 CN Nodeへのハンドオーバー信号負荷を抑 るため、移動元基地局(Source eNode B)と移動 基地局(Target eNode B)との間に、直接にハン オーバー信号をやり取りすることが考案さ ている。また、Target eNode BがSource eNode Bか ら受信したハンドオーバー信号(図8のHandover  Requestメッセージ)で、ハンドオーバーが成功 れば、すなわちTarget eNode BがUEとの通信コ クションを確立完了すれば、Target eNode Bが CN NodeへHandover Completeの一つの信号を送信す だけでハンドオーバー手順を完結するので る。

 ここで、Handover Complete信号名は例であっ 、他にも例えばPath Switch、Binding Update等の 称もあり、いずれも同一の意味を持つ。

 このHandover Complete信号を受信したCN Node 、UE向けのパスをSource eNode BからTarget eNode Bに切り替える。このようにして、CN Nodeで ハンドオーバーによる信号負荷及び処理負 を低減することができる。

 このハンドオーバー方式においても、移 元eNode Bがハンドオーバーする前にカウン した下りのパケット数の情報、すなわち図9 “カウントした数をCN Nodeに報告”は、CN N odeに報告しなければならない。さもなければ 、移動元eNode Bがカウントしたパケット数分 課金ができなくなってしまう。

 従来のハンドーオーバー方式において(図 10に示す)、移動元eNode Bがカウントした数分 、CN Nodeからのコネクション切断信号(Iu Rel ease Command)をトリガに、移動元eNode BからCN N odeに報告することである。具体的に、Source e Node Bは図10のIu Release Completeメッセージで、 カウントした方法をCN Nodeに報告するのであ 。

 尚、ハンドオーバーの場合でなくても、U Eとネットワークとの通信終了後に、上記と 様に、CN Nodeからのコネクション切断信号(Iu  Release Command)をトリガに、eNode BがIu Release Completeメッセージで、“カウントした数をCN Nodeに報告”の方法をCN Nodeに報告するので る。

 上述した移動体通信システムに関する技術 しては、以下の特許文献に開示された技術 ある。

特開2003-283510号公報

特開2007-013463号公報

特表2001-513285号公報

 以上の特許文献1~3の開示事項は、本書に引 をもって繰り込み記載されているものとす 。以下に本発明による関連技術の分析を与 る。
 しかしながら、このLTEのハンドオーバー方 においては、CN NodeからSource eNode Bへのコ クション切断信号が存在しないため、Source eNode Bがカウントした分はCN Nodeに報告でき いという問題がある。

 この問題は、Source eNode Bが、UEのハンド ーバーする前に受信成功したパケット数分 CN Nodeに報告できないため、UEのハンドオー バーする前に受信成功したパケット数分を正 確に課金できなくなってしまうというさらな る問題にもたらす。

 そこで、本発明の目的は上記の問題点を 消し、端末がハンドオーバーしても、移動 の基地局でそれまでカウントしたパケット (即ち、データ量)の情報を移動先の基地局 受け渡すことができる移動体通信システム( にそのための基地局)を提供することにある 。

 本発明による移動体通信システムは、基地 から端末に下りのパケットを送信する移動 通信システムであって、
 前記基地局からのData Volume Information(デー 量情報)に下りのパケット数を含んでいる。

 すなわち、本発明の移動体通信システム 、端末(UE:User Equipment)が移動元基地局(Source eNode B)のエリアから移動先基地局(Target eNode  B)のエリアへの移動すること(ハンドオーバ )に伴って、移動元基地局が端末の移動前ま でに通信していたパケット数の情報を移動先 基地局に転送し、移動先基地局がCN Node[Core  Network、あるいはEPC(Evolved Packet Core)と呼ぶこ ともある]にハンドオーバー完了(Handover Comple te)を報告するメッセージに該パケット数の情 報を載せて通知している。

 端末が移動元基地局のエリアから移動先 地局のエリアへ移動することに伴って、移 元基地局が端末の移動前までに通信してい パケット数の情報をCN Nodeにハンドオーバ 完了を報告するメッセージ(Release Resource Ind ication)に該パケット数の情報を載せて通知す ことと、ハンドオーバーによるCN Nodeの切 替え時に、切り替え元CN Nodeが記憶していた UEのパケット数を、切り替え先CN Nodeに通知 ている。

 これによって、本発明の移動体通信シス ムでは、UEがeNode B間にハンドオーバーして も、eNode Bでそれまでカウントしたパケット の情報を、UEの移動先eNode Bに受け渡すこと が可能となる。つまり、本発明の移動体通信 システムでは、例えば、UEの通信終了後に、e Node Bがカウントした正確なパケット数をCN N odeに報告することが可能となり、CN Nodeが課 センターに報告することが可能となるので 正確に課金することが可能となる。

 また、本発明の移動体通信システムでは、 ンドオーバーによってCN Nodeが切り替えら ても、それまでカウントしたパケット数の 報を切り替え元CN Nodeから切り替え先に通知 することによって、UEの通信したパケット数 情報を課金センターに報告することが可能 なるので、正確に課金することが可能とな 。
 以下、発明の各視点について記す。
 本発明の第1の視点において、無線端末と通 信する基地局が提供される。基地局は、無線 端末が前記基地局から第2の基地局にハンド ーバーする際に、下りデータのデータ量に する情報を、第2の基地局に送信する送信手 を有する。(基本形態1)
 本発明の第2の視点において、第1の基地局 第2の基地局および無線端末を有する無線通 システムが提供される。無線端末は、第1の 基地局から第2の基地局へハンドオーバーし 第1の基地局は、ハンドオーバーの際に、下 データのデータ量に関する情報を第2の基地 局に送信し、第2の基地局は、データ量に関 る情報を受信する。
 本発明の第3の視点において、無線端末に対 する基地局の通信方法が提供される。即ち、 無線端末が基地局から第2の基地局にハンド ーバーする工程と、該ハンドオーバーする に下りデータのデータ量に関する情報を、 2の基地局に送信する工程を含むことを特徴 する。
 本発明の第4の視点において、第1の基地局 第2の基地局および無線端末を有する無線通 システムの通信方法が提供される。即ち、 線端末が、第1の基地局から第2の基地局へ ンドオーバーする工程と、第1の基地局が、 ンドオーバーの際に、下りデータのデータ に関する情報を前記第2の基地局に送信する 工程と、第2の基地局が、前記データ量に関 る情報を受信する工程、を含むことを特徴 する。

 本発明は、上記のような構成及び動作と ることで、端末がハンドオーバーしても、 動元の基地局でそれまでカウントしたパケ ト数の情報を移動先の基地局に受け渡すこ ができるという効果が得られる。

本発明の第1の実施例による移動体通信 システムのハンドオーバー手順を示すシーケ ンスチャートである。 本発明の第1の実施例によるカウントし た情報の報告の手順を示すシーケンスチャー トである。 本発明の第1の実施例において報告する パケットの数の情報(Data Volume Report)を示す である。 本発明の第2の実施例による移動体通信 システムのハンドオーバー手順を示すシーケ ンスチャートである。 本発明の第3の実施例によるカウントし た情報の報告の手順を示すシーケンスチャー トである。 本発明の第5の実施例によるCN Node間の ウント情報の受け渡しの手順を示すシーケ スチャートである。 従来のLTEのネットワーク構成を示す図 ある。 従来のハンドオーバー手順を示すシー ンスチャートである。 従来のパケット数のカウントと報告の 順を示すシーケンスチャートである。 従来のハンドオーバー方式における移 動元eNode Bのカウントしたパケット数の報告 手順を示すシーケンスチャートである。

 本発明の展開形態として、各従属請求項に 載の構成が具体化される。
 下りデータは、(第1)基地局から無線端末に 信されるデータであることが好ましい。(形 態2)
 下りデータは、(第1)基地局から無線端末へ 送信が成功したデータであることが好まし 。(形態3)
 データ量に関する情報に、下りデータが送 された時間帯の時間情報を含む、ことが好 しい。(形態4)
 送信手段は、データ量に関する情報を、ハ ドオーバーを要求するメッセージで送信す 、ことが好ましい。(形態5)
 (第1)基地局から第2の基地局へリソース開放 の完了を示すメッセージを送信する第2の送 手段を有し、第2の送信手段は、ハンドオー ーの前に、リソース開放の完了を示すメッ ージに、データ量に関する情報を載せて送 する、ことが好ましい。(形態6)
 無線端末との通信が終了した後に、データ に関する情報を、リソース開放の完了を示 メッセージをコアネットワークに送信する ことが好ましい。(形態7)
 データ量に関する情報は、下りデータのパ ットの数の情報である、ことが好ましい。( 形態8)
 第2の基地局は、データ量に関する情報を、 コアネットワークへのハンドオーバーを完了 するメッセージで送信する、ことが好ましい 。(形態9)
 第1の基地局は、ハンドオーバーの前に、リ ソース開放の完了を示すメッセージに、デー タ量に関する情報を載せて第2の基地局に送 する、ことが好ましい。(形態10)
 第1の基地局と無線端末との通信が終了した 後に、データ量に関する情報を、リソース開 放の完了を示すメッセージをコアネットワー クに送信する、ことが好ましい。(形態11)
 第2の基地局は、データ量に関する情報を、 コアネットワークへのハンドオーバー完了を 報告するメッセージを送信する、ことが好ま しい。(形態12)
 第2の基地局と通信する第2のコアネットワ クから、第1の基地局と通信する第1のコアネ ットワークに、UEのコンテキスト情報を要求 るメッセージを送信した後に、第1のコアネ ットワークは、UEのコンテキスト情報を要求 るメッセージに応答するメッセージに、こ まで足し合わせた上り及び下りデータのデ タ量に関する情報をデータ量に関する情報 して載せて、第2のコアネットワークに送信 する、ことが好ましい。(形態13)
 次に、本発明の実施例について図面を参照 て説明する。

 図1は本発明の第1の実施例による移動体 信システムのハンドオーバー手順を示すシ ケンスチャートであり、図2は本発明の第1の 実施例によるカウントした情報の報告の手順 を示すシーケンスチャートであり、図3は本 明の第1の実施例において報告するパケット 数の情報(Data Volume Report)を示す図である。 これら図1~図3を参照して、本発明の第1の実 例による移動体通信システムの動作につい 説明する。

 尚、以下の説明では、本発明の第1の実施例 による移動体通信システムが、
Source eNode B=移動元基地局のこと
Target eNode B=移動先基地局のこと
UE(User Equipment)=無線端末のこと、単に端末と ぶこともある
CN=Core Networkのこと、他にもASGW(Access Gateway) Access Anchorということがあるが、CNはそれら 総称であり、これに限定されるものではな
という各装置から構成されているものとする 。

 図1において、UEはSource eNode Bと通信中で あるとする。UEはTarget eNode Bへ移動するが、 Source eNode Bがハンドオーバーすることを決 し、Source eNode Bがそれまでカウントしたパ ット数の情報(UEが受信したパケット数)をTar get eNode BへのHandover Requestメッセージに載せ て、Target eNode Bに通知する。

 Target eNode Bは、UEからHandover Confirmメッ ージを受信後、CN Nodeに送信するHandover Compl eteメッセージに、Source eNode Bからもらった ウントしたパケット数の情報を載せて、CN N odeに通知する。CN NodeはTarget eNode Bから送信 されたカウントしたパケット数の情報を元に 、これまで記憶した数に足し合わせて、メモ リに記憶する。

 この方法は、
「The eNode B shall report to the CN in the HANDO VER COMPLETE message the data volume information if  received from other eNode B during the handover proc edure.」
あるいは、
「The eNode B if has stored the data volume inform ation from other eNode B, shall report to the CN i n the HANDOVER COMPLETE message the data volume info rmation.」というように記述することができる

 尚、eNode BからCN Nodeへのカウントしたパ ケット数の報告するタイミングは、図2に示 ように、例えば、UEの通信終了に伴って、CN NodeがeNode Bへリソースを解放するためにS1 C ontext Release Requestメッセージを送信し、eNode Bがリソース解放完了後にS1 Context Release Com pleteメッセージをCN Nodeに返信するが、このS1  Context Release Completeメッセージで、これま ハンドオーバーによって他のeNode Bからもら ったカウントしたパケット数と、自分自身が カウントしたパケット数とを足し合わせた上 で、CN Node報告するとしてもよい。

 CN NodeはeNode Bから受信したカウントした パケット数の情報(下り)と、自分自身がカウ トしたパケット数の情報(上り)とを、課金 ンターに報告する。

 Source eNode Bからの送信カウントしたパケッ ト数の情報は、UEへの送信成功した数分とし もよいが、UEへの送信失敗した数分として 可能である。カウントしたパケット数の情 を送信失敗した数分の情報とした場合、CN N odeは、CN Nodeが送信したパケット数分から送 失敗した数分を引いた数分が、送信成功し 数分となる。これは、
  送信成功したパケット数=送信したパケッ 数-送信失敗したパケット数
という式で表される。

 図3に示すパケット数の情報は、Unsuccessful ly Transmitted DL Data Volume、即ち送信失敗した 数分としているが、Successfully Transmitted DL Da ta Volume、すなわち送信成功した数分として よい。

 このように、本実施例では、UEがSource eNo de BとTarget eNode Bとの間でハンドオーバーし ても、Source eNode Bでそれまでカウントした ケット数の情報を、UEの移動先のTarget eNode  Bに受け渡すことができる。本実施例では、 えば、UEの通信終了後に、eNode Bがカウント た正確なパケット数をCN Nodeに報告するこ ができ、CN Nodeが課金センターに報告するこ とができるので、正確に課金することができ る。

 図4は本発明の第2の実施例による移動体 信システムのハンドオーバー手順を示すシ ケンスチャートである。図4において、本実 例では、Source eNode BからTarget eNode BへRelea se Resource Completeメッセージを設けて、このRe lease Resource Completeメッセージに、Source eNode Bがハンドオーバーする前にカウントしたパ ット数の情報を載せて送信する。

 本実施例では、例えば、Target eNode Bがリ ソースの捕捉失敗等で、ハンドオーバー手順 が失敗した場合、Source eNode BからのHandover R equestメッセージでの情報転送の無駄をなくす ことができる。

 尚、eNode BからCN Nodeへのカウントしたパ ケット数の報告するタイミングは、図2に示 ように、例えば、UEの通信終了に伴って、CN NodeがeNode Bへリソースを解放するためにS1 C ontext Release Requestメッセージを送信し、eNode Bがリソース解放完了後にS1 Context Release Com pleteメッセージをCN Nodeに返信するが、このS1  Context Release Completeメッセージで、これま ハンドオーバーによって他のeNode Bからもら ったカウントしたパケット数と、自分自身が カウントしたパケット数とを足し合わせた上 で、CN Nodeに報告する。

 CN NodeはeNode Bから受信したカウントした パケット数の情報(下り)と、自分自身がカウ トしたパケット数の情報(上り)とを、課金 ンターに報告する。

 このように、本実施例では、UEがeNode Bと の間でハンドオーバーしても、eNode Bでそれ でカウントしたパケット数の情報を、CN Nod eに受け渡すことができ、CN Nodeが課金センタ ーに報告することができるので、正確に課金 することができる。

 図5は本発明の第3の実施例によるカウン した情報の報告の手順を示すシーケンスチ ートである。この図5を参照して、本発明の 3の実施例によるカウントした情報の報告の 手順について説明する。

 図5に示すように、ハンドオーバー実施後 、Source eNode Bは、Target eNode BからRelease Reso urceを受信したら、これまでカウントしたパ ット数の情報をRelease Resource Indicationメッセ ージでCN Nodeに報告し、そのカウントしたパ ット数の情報をCN Nodeがこれまでのカウン したパケット数に足し合わせてメモリに記 する。

 この後に、CN Nodeが課金センターに報告 るのは、例えば、図2において、UEの通信終 に伴って、CN Nodeがこれまでもらったカウン トしたパケット数を課金センターに報告する 。

 このように、本実施例では、UEがeNode Bと の間でハンドオーバーしても、eNode Bでそれ でカウントしたパケット数の情報を、CN Nod eに受け渡すことができ、CN Nodeが課金センタ ーに報告することができるので、正確に課金 することができる。

 移動体通信システムにおいては、パケッ 料金を時間帯によって違うようにすること ある。例えば、23時以降のパケット料金が23 時以前の料金より安く設定することがある。 これに対応するため、上記の本発明の第1の 施例では、Source eNode BがTarget eNode Bに通知 するカウントしたパケット数の情報に、時間 帯情報を設けることが可能である。例えば、 図3のData Volume Referenceに時間情報を設けても よい。

 図6は本発明の第5の実施例によるCN Node間 のカウント情報の受け渡しの手順を示すシー ケンスチャートである。この図6に示すよう LTEアーキテクチャにおいて、ハンドオーバ によって、UEの移動先のeNode Bが、CN Nodeを えることがある。

 これは、例えば、移動先のeNode Bと移動 のCN Nodeとの距離が遠くなる場合、移動先の eNode Bが距離の近いCN Nodeに切り替える。具 的に説明すると、図6において、UEはeNode B#1 CN Node#1と通信中とし、ハンドオーバーによ って、UEはeNode B#2へ移動するが、eNode B#2とCN  Node#1とはまだ問題にならないほどの距離で るため、CN Node#1を変えない。

 この後に、UEがさらにeNode B#3へ移動する 、eNode B#3とCN Node#1との距離が大きくなる め、eNode B#3は、CN Node#3に切り替えるように する。このハンドオーバーによるCN Node切り えによって、例えば、転送遅延の短縮につ がるという効果がある。

 ハンドオーバーによるCN Nodeの切り替え 、切り替え先のCN NodeがこれでまUEの通信し パケット数の情報を持たないため、後にUE 通信終了時、課金センターへの報告時に、 確な情報を報告することができない。

 この問題を解消するため、本実施例では 図6に示すように、切り替え先のCN Node#3か 切り替え元のCN Node#1に、Context Requestメッセ ージでUEのContext情報を要求するが、切り替え 元のCN Node#1がContext Responseメッセージに、こ れまで足し合わせた上り及び下りのパケット 数の情報を載せて、切り替え先のCN Node#3に 知する。

 CN Node#3は、後にUEが通信を終了する時、 2に示すように、これまでもらったカウント したパケット数を課金センターに報告する。

 このように、本実施例では、ハンドオー ーによってCN Nodeが切り替えられても、そ までカウントしたパケット数の情報を切り え元のCN Nodeから切り替え先のCN Nodeに通知 ることによって、UEの通信したパケット数 情報を課金センターに報告することができ ので、正確に課金することができる。

 以上の操作は、コンピュータ読取り可能 プログラムによって実行され、基地局(第1 第2)、通信端末は、プログラム及び通信デー タを記憶する記憶装置を備えることは言うま でもない。

 本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠 において、さらにその基本的技術思想に基 いて、実施形態ないし実施例の変更・調整 可能である。また、本発明の請求の範囲の 内において種々の開示要素の多様な組み合 せないし選択が可能である。