Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
MOBILE STATION DEVICE, BASE STATION DEVICE, AND MOBILE COMMUNICATION SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/150943
Kind Code:
A1
Abstract:
When a type of communication having a higher priority than a normal call such as a priority call is generated, an appropriate CSG cell measurement is performed.  Provided is a mobile station device applied to a mobile communication system including a small-size base station device which enables access only by a mobile station device registered in advance when in a normal mode and enables access by an unregistered mobile station device when in an emergency mode.  The mobile station device includes: a cell information management unit (103) which outputs cell type judgment information for identifying a base station device and a small-size base station device in a normal mode; and a reception signal process unit (102) which selects whether to measure a propagation path state to/from the small-size base station device in accordance with the cell type judgment information and the access class information indicating the communication priority and measures the propagation path state in accordance with the selection result.

Inventors:
UEMURA KATSUNARI
TSUBOI HIDEKAZU
Application Number:
PCT/JP2009/059767
Publication Date:
December 17, 2009
Filing Date:
May 28, 2009
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
SHARP KK (JP)
UEMURA KATSUNARI
TSUBOI HIDEKAZU
International Classes:
H04W4/90; H04W36/00; H04W48/16; H04W84/10
Domestic Patent References:
WO2008081816A12008-07-10
Other References:
YOSHIKAZU ISHII: "Femto Cell ni yoru Musen/Kotei Tsushin Yugo Network ni Okeru Ido Seigyo Gijutsu ni Kansuru Kento", IEICE TECHNICAL REPORT, vol. 107, no. 525, 28 February 2008 (2008-02-28), pages 91 - 96, XP008140269
Attorney, Agent or Firm:
FUKUCHI TAKEO (JP)
Fukuchi Takeo (JP)
Download PDF:
Claims:
 事前に登録された移動局装置および優先呼通信中の移動局装置と通信を行なうアクセス制限された基地局装置を含む移動通信システムに適用される移動局装置であって、
 通信中の前記移動局装置の移動制御に用いられる前記アクセス制限された基地局装置の送信信号の測定結果を測定報告情報として送信するか否かを、前記移動局装置の通信の優先度に基づいて判断することを特徴とする移動局装置。
 前記通信の優先度が高い場合は、前記アクセス制限された基地局装置の送信信号の測定結果を測定報告情報として送信する一方、前記通信の優先度が低い場合は、前記アクセス制限された基地局装置の送信信号の測定結果を測定報告情報として送信しないことを特徴とする請求項1記載の移動局装置。
 再接続を行なう場合、再接続の直前に行なっていた前記通信の優先度に基づいて、前記アクセス制限された基地局装置を再接続セルとして選択可能か否かを判断することを特徴とする請求項1記載の移動局装置。
 前記通信の優先度が高い場合は、前記アクセス制限された基地局装置を前記再接続セルとして選択可能と判断する一方、前記通信の優先度が低い場合は、前記アクセス制限された基地局装置を前記再接続セルとして選択不可能と判断することを特徴とする請求項3記載の移動局装置。
 前記アクセス制限された基地局装置を前記再接続セルとして選択可能と判断し、かつ、前記アクセス制限された基地局装置の送信信号が最良の受信品質である場合に、前記アクセス制限された基地局装置を前記再接続セルとして選択することを特徴とする請求項4記載の移動局装置。
 事前に登録された移動局装置および優先呼通信中の移動局装置と通信を行なうアクセス制限された基地局装置を含む移動通信システムに適用される移動局装置であって、
 優先呼で通信中の基地局装置から、ハンドオーバー先の基地局装置として前記アクセス制限された基地局装置を選択可能であることを示す優先呼用制御情報を受信したときは、前記アクセス制限された基地局装置をハンドオーバー先セルとして選択可能と判断することを特徴とする移動局装置。
 事前に登録された移動局装置および優先呼通信中の移動局装置と通信を行なうアクセス制限された基地局装置を含む移動通信システムに適用される基地局装置であって、
 前記移動局装置の通信の優先度を示すアクセスクラス情報に、呼種別として優先呼を示す情報が含まれていた場合、ハンドオーバー先の基地局装置として前記アクセス制限された基地局装置を選択可能であることを少なくとも示す優先呼用制御情報を生成する優先呼用制御情報生成部と、
 前記優先呼用制御情報を前記移動局装置へ送信する送信部と、を備えることを特徴とする基地局装置。
 事前に登録された移動局装置および優先呼通信中の移動局装置と通信を行なうアクセス制限された基地局装置と、
 請求項1から請求項5のいずれかに記載の移動局装置と、
 基地局装置と、から構成されることを特徴とする移動通信システム。
 事前に登録された移動局装置および優先呼通信中の移動局装置と通信を行なうアクセス制限された基地局装置と、
 請求項6記載の移動局装置と、
 請求項7記載の基地局装置と、から構成されることを特徴とする移動通信システム。
Description:
移動局装置、基地局装置および 動通信システム

 本発明は、通常時は事前に登録された移 局装置のみをアクセス可能とする一方、非 常時は未登録の移動局装置のアクセスを可 とする小型基地局装置を含む移動通信技術 関する。

 従来から、家庭やオフィスに設置される 型基地局装置の検討が進められている。小 基地局装置は、家庭内の固定回線などと接 し、通信エリアの拡大やユーザ固有のサー スを提供するために使用される。標準化団 3GPP(3rd Generation Partnership Project)における小 型基地局装置は、ホームノードB(またはホー イーノードB)と呼ばれる。ホームノードBの ち、アクセス可能なユーザを事前に登録す ことによって、利用可能なユーザを制限し ホームノードBのことを特にCSG(Closed Subscribe r Group)セルと呼ぶ(非特許文献1)。

 3GPPにおいて、第3世代の移動通信方式を 化させた「EUTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio  Access)」、およびその発展形である「Advanced EUTRA」におけるCSGセルの検討が進められてい る。移動局装置は、加入者登録されたCSGセル 、登録されていないCSGセル、および通常のセ ルを区別できないと、アクセス不可能なCSGセ ルにアクセスを試みてしまい、消費電力や無 線リソースを浪費することになる。

 また、移動局装置において登録されたCSG ル以外のセルへのハンドオーバーは通常許 されないため、事前に移動局装置でセルの 別を把握しておく必要がある。移動局装置 CSGセルと通常のセルを区別するための方法 して、報知情報にCSGセル識別子を含める方 (非特許文献2、6.3.1節)や、同期シグナルで 別されるセルIDで区別する方法(非特許文献3) や、CSGセルを通常のセルとは別の周波数に配 置する方法(非特許文献4)などが提案されてい る。

 図17は、周辺セルにCSGセルが配置されて るときの移動局装置の周辺セル測定と測定 告について示したシーケンスチャートの例 示す図である。移動局装置は、基地局装置( ースセル)から同期シグナルs(ステップS1701) 下りリファレンスシグナルs(ステップS1702) 報知情報s(ステップS1703)を受信した後に、ソ ースセルとの通信を開始(ステップS1704)して り、移動局装置とソースセルとは通信中状 (アクティブ状態)である。

 ここで、移動局装置は周辺に配置されて るCSGセルからCSGセル情報を取得する(ステッ プS1705)。CSGセル情報とは、非特許文献2から4 いずれかの方法によって通常のセルとCSGセ とを区別するために移動局装置がCSGセルか 送信される信号より得た情報である。例え 、非特許文献2では、CSGセル情報は、報知情 報のCSGセル識別子を意味する。同様に、非特 許文献3、4では、それぞれ、CSGセル情報は、 ルIDと周波数帯域に該当する。

 移動局装置は、周辺セル測定処理(ステッ プS1706)において、CSGセル識別子によってCSGセ ルであると判断され、かつ、未登録のCSGセル については、周辺セル測定の対象基地局装置 から除外し、無線シグナリングメッセージで ある測定報告を行なう場合に、測定報告メッ セージにCSGセルを含めずにソースセルに送信 する(ステップS1707)。すなわち、移動局装置 、未登録のCSGセルの下りリファレンスシグ ルの測定処理を行なわない。

 図18は、周辺セル測定処理における、移 局装置の動作を示したフローチャートの例 示す図である。移動局装置は、周辺セルか 周辺セル信号を受信する(ステップS1801)。周 セル信号を受信・復調した結果、CSGセル識 子によって未登録のCSGセルが周辺セルに含 れるか否かを判定し(ステップS1802)、未登録 のCSGセルが含まれていた場合、未登録のCSGセ ルについては、当該CSGセルの下りリファレン スシグナルの測定処理を停止する(ステップS1 803)。一方、ステップS1802において、未登録の CSGセルが含まれていない場合は、全ての周辺 セルに対して測定シグナルの測定処理を実施 する(ステップS1804)。

3GPP TS36.300,Overall discription;Stage2.V8.4.0 htt p://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/36300.htm 3GPP TS36.331,Radio Resource Control(RRC);Protocol specification.V8.1.0 http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-in fo/36331.htm NTT DoCoMo,R2-073374,3GPP TSG-RAN2 Meeting #59,Ath ens,Greece,20-24th August 2007 Samsung,R2-073307,3GPP TSG-RAN2 Meeting #59,Athens, Greece,20-24th August 2007

 上記のような従来の技術では、移動局装 が未登録のCSGセルを報告しないことで不要 CSGセルの測定やハンドオーバーが抑制され 移動局装置の電力消費が抑制される。しか ながら、従来の技術では、優先呼(緊急呼、 緊急時通信)のような発呼時や、ハンドオー ー時に通常呼よりも優先すべき種別の通信 あっても、CSGセルの測定結果が基地局装置 報告されないため、移動局装置は、近傍のCS Gセルの無線品質が良好な場合でもハンドオ バー先として選択することができなかった その結果、カバレッジの範囲が縮小し、呼 や通話断が増加するという問題があった。

 本発明は、このような事情に鑑みてなさ たものであり、優先呼のように、通常呼よ も優先すべき種別の通信が発生した場合に したCSGセルの測定方法を実現することがで る移動局装置、基地局装置および移動通信 ステムを提供することを目的とする。

 (1)上記の目的を達成するために、本発明 、以下のような手段を講じた。すなわち、 発明の移動局装置は、事前に登録された移 局装置および優先呼通信中の移動局装置と 信を行なうアクセス制限された基地局装置 含む移動通信システムに適用される移動局 置であって、通信中の前記移動局装置の移 制御に用いられる前記アクセス制限された 地局装置の送信信号の測定結果を測定報告 報として送信するか否かを、前記移動局装 の通信の優先度に基づいて判断することを 徴とする。

 (2)また、本発明の移動局装置において、 記通信の優先度が高い場合は、前記アクセ 制限された基地局装置の送信信号の測定結 を測定報告情報として送信する一方、前記 信の優先度が低い場合は、前記アクセス制 された基地局装置の送信信号の測定結果を 定報告情報として送信しないことを特徴と る。

 (3)また、本発明の移動局装置において、 接続を行なう場合、再接続の直前に行なっ いた前記通信の優先度に基づいて、前記ア セス制限された基地局装置を再接続セルと て選択可能か否かを判断することを特徴と る。

 (4)また、本発明の移動局装置において、 記通信の優先度が高い場合は、前記アクセ 制限された基地局装置を前記再接続セルと て選択可能と判断する一方、前記通信の優 度が低い場合は、前記アクセス制限された 地局装置を前記再接続セルとして選択不可 と判断することを特徴とする。

 (5)また、本発明の移動局装置は、前記ア セス制限された基地局装置を前記再接続セ として選択可能と判断し、かつ、前記アク ス制限された基地局装置の送信信号が最良 受信品質である場合に、前記アクセス制限 れた基地局装置を前記再接続セルとして選 することを特徴とする。

 (6)また、本発明の移動局装置は、事前に 録された移動局装置および優先呼通信中の 動局装置と通信を行なうアクセス制限され 基地局装置を含む移動通信システムに適用 れる移動局装置であって、優先呼で通信中 基地局装置から、ハンドオーバー先の基地 装置として前記アクセス制限された基地局 置を選択可能であることを示す優先呼用制 情報を受信したときは、前記アクセス制限 れた基地局装置をハンドオーバー先セルと て選択可能と判断することを特徴とする。

 (7)また、本発明の基地局装置は、事前に 録された移動局装置および優先呼通信中の 動局装置と通信を行なうアクセス制限され 基地局装置を含む移動通信システムに適用 れる基地局装置であって、前記移動局装置 通信の優先度を示すアクセスクラス情報に 呼種別として優先呼を示す情報が含まれて た場合、ハンドオーバー先の基地局装置と て前記アクセス制限された基地局装置を選 可能であることを少なくとも示す優先呼用 御情報を生成する優先呼用制御情報生成部 、前記優先呼用制御情報を前記移動局装置 送信する送信部と、を備えることを特徴と る。

 (8)また、本発明の移動通信システムは、 前に登録された移動局装置および優先呼通 中の移動局装置と通信を行なうアクセス制 された基地局装置と、上記(1)から(5)のいず かに記載の移動局装置と、基地局装置と、 ら構成されることを特徴とする。

 (9)また、本発明の移動通信システムは、 前に登録された移動局装置および優先呼通 中の移動局装置と通信を行なうアクセス制 された基地局装置と、上記(6)記載の移動局 置と、上記(7)記載の基地局装置と、から構 されることを特徴とする。

 本発明によれば、小型基地局装置との間 伝搬路状態の測定を行なうか否かを、通信 優先度に応じて選択するので、不要な小型 地局装置との間の伝搬路状態の測定やハン オーバーが抑制され、移動局装置の電力消 が抑制される一方、必要な小型基地局装置 の間の伝搬路状態の測定を行なうことがで る。その結果、カバレッジの範囲を広げる とができると共に、呼損や通話断を回避す ことが可能となる。

本発明の第1の実施形態に係る移動局装 置の受信装置の一例を示すブロック図である 。 本発明の第1の実施形態に係る移動局装 置の送信装置の一例を示すブロック図である 。 本発明の第1の実施形態に係る基地局装 置の受信装置の一例を示すブロック図である 。 本発明の第1の実施形態に係る基地局装 置の送信装置の一例を示すブロック図である 。 本発明の第1の実施形態に係る周辺セル 測定と測定報告について示したシーケンスチ ャートである。 本発明の第1の実施形態の移動局装置に おける優先呼の発呼処理の処理手順を示した フローチャートである。 本発明の第1の実施形態の移動局装置に おける優先呼通信中での周辺セル測定処理の 処理手順を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る移動局装 置の受信装置の一例を示すブロック図である 。 本発明の第2の実施形態に係る移動局装 置の送信装置の一例を示すブロック図である 。 本発明の第2の実施形態に係る基地局 置の受信装置の一例を示すブロック図であ 。 本発明の第2の実施形態に係る再接続 ル選択と再接続要求について示したシーケ スチャートである。 本発明の第2の実施形態の移動局装置 おける再接続セル選択処理の処理手順を示 たフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る優先呼 了時セル選択について示したシーケンスチ ートである。 本発明の第2の実施形態の移動局装置 おける優先呼終了時セル選択処理の処理手 を示したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る基地局 置の送信装置の一例を示すブロック図であ 。 本発明の第3の実施形態における周辺 ル測定処理の処理手順について示したシー ンスチャートである。 従来の周辺セル測定と測定報告につい て説明したシーケンスチャートである。 従来の移動局装置における通信中での 周辺セル測定処理の処理手順を示したフロー チャートである。

 次に、本発明に係る実施形態について、 面を参照しながら説明する。EUTRAおよびAdvan ced EUTRAで使用される物理チャネルは、報知 報チャネル、上りデータチャネル、下りデ タチャネル、下り共用制御チャネル、上り 用制御チャネル、ランダムアクセスチャネ 、同期シグナル、下りリファレンスシグナ などがある。物理チャネルは、今後追加、 たは、チャネル構造が変更される可能性も るが、本発明の各実施形態の説明には影響 ないため、その説明を省略する。また、リ ァレンスシグナルとしては、下りリファレ スシグナルと上りリファレンスシグナルが る。本発明の各実施形態に関わる物理チャ ルは、同期シグナルと報知情報チャネル、 りリファレンスシグナルであるため、それ 外の物理チャネルの詳細な説明は省略する

 同期シグナル(Synchronization Signal)は、移動 局装置が基地局装置を高速に検出するために 使用される。同期シグナルは、3種類のプラ マリ同期シグナルと31種類の符号を互い違い に配置したセカンダリ同期シグナルとで構成 され、プライマリ同期シグナルとセカンダリ 同期シグナルの信号の組み合わせによって、 基地局装置を識別する504通りのセルIDと、無 同期のためのフレームタイミングを示す。

 報知情報チャネル(BCH:Broadcast Channel)は、 ル内の移動局装置で共通に用いられる制御 ラメータを通知する目的で送信される。さ に、BCHはP-BCH(Primary BCH)とD-BCH(Dynamic BCH)と 分類される。P-BCHとは、時間的・周波数的に 所定の周期で送信することが予め決められて いるため、移動局装置は、セルIDが同定され セルのP-BCHを受信することが可能である。 方、D-BCHとは、下り共用制御チャネルで送信 リソースが通知され、セル毎に送信リソース を可変にすることも可能である。D-BCHには、 なくともセルIDよりも数が大きく、セル毎 一つだけ割り振られるグローバルID(グロー ルセルIDとも呼ばれる)と、エリア情報(トラ キングエリアまたはトラッキングエリアID も呼ばれる)とが含まれる。

 下りリファレンスシグナルは、セル毎に 則として所定の電力で送信されるパイロッ シグナルである。また、下りリファレンス グナルは、所定の時間間隔(例えば、1フレ ム)で周期的に繰り返される信号である。移 局装置は、所定の時間間隔において下りリ ァレンスシグナルを受信し、受信品質を測 することによって、セル毎の受信品質の判 に用いる。また、下りリファレンスシグナ と同時に送信される下りデータの復調のた の参照用の信号として用いる。下りリファ ンスシグナルに使用される系列は、セル毎 一意に識別可能な系列であれば、任意の系 を用いても良い。なお、下りリファレンス グナルはDL-RS(Downlink Reference signal)と記載さ れる場合もあるが、その用途と意味は同じで ある。

 (第1の実施形態)
 図1は、本発明の第1の実施形態に係る移動 装置の受信装置の一例を示すブロック図で る。この受信装置100は、受信部101、受信信 処理部102、セル情報管理部103、測定情報管 部104、およびアンテナ105から構成される。 信信号(基地局装置からの送信信号)は、アン テナ105を介して受信部101において受信される 。受信部101において、受信信号は、チャネル スケジュールを示す受信制御情報を基に復調 される。受信制御情報は、各チャネルに関す る受信タイミング、多重方法、リソース配置 情報や復調に関する情報が含まれている。受 信制御情報に従い、受信部101は、受信信号を チャネル毎に復調・復号化し、受信信号処理 部102へ出力する。

 セル情報管理部103には、セル情報とセル 別判定情報が入力される。セル情報とは、 動局装置が登録されたCSGセルを一意に特定 能な情報と、通常のセルとCSGセルとを識別 るためのセル種別判定情報からなる。移動 装置が登録されたCSGセルはリスト化され、 えば、エリア情報、CSGセルID(CSGIDとも呼ば る)、周波数、帯域幅、グローバルID、通信 式、GPS情報、IPアドレスなどの情報の全部ま たは一部が含まれる。これらの情報は、移動 局装置が登録されているCSGセルが複数あれば 、複数セット用意されていても良く、さらに 、その登録方法は任意の方法を用いて良い。 なお、移動局装置がセル情報の格納先として 好適な場所は、SIM(Subscriber Identity Module:加入 者識別モジュール)カード内のメモリが好適 あるが、これに限らない。

 また、セル種別判定情報とは、CSGセルと 常のセルとを区別するための情報からなる 例えば、CSGセルにのみ用いられるセルID、 波数帯域、報知情報から得られたCSGセル識 子とセルIDとの対応関係などの情報の全部ま たは一部が含まれる。セル情報管理部103は、 これらの情報を受信信号処理部102に出力する 。

 さらに、受信信号処理部102には、必要に じて移動局装置アクセスクラス情報が入力 れる。移動局装置アクセスクラス情報とは 移動局装置が通信を行なう場合の優先度を めるための情報である。例えば、オペレー がメンテナンス用に使用する専用の移動局 置は、一般市販用の移動局装置よりも高い 先度が設定される。また、呼種別によって 優先度が設定され、優先呼(日本であれば110 番や119番などの緊急呼など)の優先度は、通 の通信よりも高く設定される。優先度が高 ほど発呼時の送信待ち時間が少なく、無線 ソースも優先的に割当てられる。それ以外 も、より高い送信電力や受信電力でデータ 信を行なうなどといった、通常呼とは異な 通信制御が適用される。

 受信信号処理部102は、受信部101からの入 信号をチャネル毎に適切に処理し、特に、 力された移動局装置アクセスクラス情報と セル情報とセル種別判定情報とに基づく測 処理を実施することで、必要な測定情報を 定情報管理部104へ出力する。この「測定情 」とは、同期シグナルから検出したセルID 下りリファレンスシグナルの受信品質、報 情報から得たエリア情報などである。受信 号処理部102は、移動局装置アクセスクラス 報によって、CSGセルの測定情報を取得する どうかを判断する。

 受信信号処理部102で処理される測定情報 外の情報、例えば、ユーザのトラフィック ータや下り制御データなどは、その他の情 として個別の処理ブロックに入力されるが これらは本発明に関係ないため説明を省略 る。

 測定情報管理部104は、測定情報をセル毎 管理し、適切なタイミングで測定結果情報 して上位レイヤに通知する。

 図2は、本発明の第1の実施形態に係る移 局装置の送信装置の一例を示すブロック図 ある。送信装置200は、測定報告メッセージ 成部201、送信信号処理部202、送信部203、お びアンテナ204から構成される。測定報告メ セージ生成部201には、上位レイヤの指示に い、適切なタイミングで測定報告情報が入 される。測定報告メッセージ生成部201は、 定報告情報を基に、測定報告メッセージを 成して送信信号処理部202へ出力する。

 送信信号処理部202は、測定報告メッセー 生成部201からの測定報告メッセージと、そ 他の送信信号に対して適切なスケジューリ グを行なう。その他の送信信号とは、上り ーザトラフィックデータや、上り制御デー 、上りリファレンスシグナルなどである。 信信号処理部202からスケジューリングに基 き出力されるデータは、送信部203において 送信制御情報に従い、送信信号としてアン ナ204を介して出力される。送信制御情報は 各チャネルに関する送信タイミング、多重 法、リソース配置情報や変調に関する情報 含まれている。

 なお、図1および図2において、その他の 動局装置の構成要素は本実施形態に関係な ため、その説明を省略する。

 図3は、本発明の第1の実施形態に係る基 局装置の受信装置の構成の一例を示すブロ ク図である。受信装置300は、受信部301、受 信号処理部302、測定報告メッセージ処理部30 3、およびアンテナ304から構成される。受信 号(移動局装置からの送信信号)は、アンテナ 304を介して受信部301において受信される。受 信部301において、受信信号はチャネルスケジ ュールを示す受信制御情報を基に復調される 。受信制御情報は、移動局装置毎の各チャネ ルに関する受信タイミング、多重方法、リソ ース配置情報や復調に関する情報が含まれて いる。受信制御情報に従い、受信部301は、受 信信号をチャネル毎に復調・復号化し、受信 信号処理部302へ出力する。また、受信信号処 理部302には、移動局装置情報が入力される。 移動局装置情報には、移動局装置アクセスク ラス情報が含まれる。

 受信信号処理部302は、入力信号を移動局 置毎に分け、さらに、チャネル毎に適切に 理する。入力信号が測定報告メッセージで るとき、測定報告メッセージは、測定報告 ッセージ処理部303へ出力される。受信信号 理部302で処理される測定報告メッセージ以 の信号、例えば、ユーザのトラフィックデ タや上り制御データ、その他の制御メッセ ジなどは、その他の情報として個別の処理 ロックに入力されるが、これらは本発明に 係ないため、その説明を省略する。

 測定報告メッセージ処理部303は、測定報 メッセージに含まれるセル情報と下りリフ レンスシグナルの品質情報を含む測定報告 報を出力する。

 図4は、本発明の第1の実施形態に係る基 局装置の送信装置の一例を示すブロック図 ある。送信装置400は、CGSセル情報生成部401 アクセス制限情報管理部402、送信信号処理 403、送信部404、およびアンテナ405から構成 れる。CSGセル情報生成部401には、セル種別 報が入力される。セル種別情報とは、基地 装置がCSGセルか通常のセルかを判断するた の情報である。CSGセル情報生成部401は、セ 種別情報がCSGセルであった場合、CSGセル情 を生成し、送信信号処理部403へ出力する。CS Gセルで無い場合(通常のセルの場合)は何もし ない。

 ここで、CSGセル情報とは、移動局装置が 該基地局装置をCSGセルであると判断可能な 報であれば良く、その内容は任意でよい。 えば、同期シグナルを生成するためのセルI D情報でも良く、報知情報に含めるCSGセル識 子情報でもよく、また、送信周波数帯域の 報でもよい。

 アクセス制限情報管理部402は、当該基地 装置でアクセス制限される移動局装置の情 が事前に登録されており、アクセス制限さ る移動局装置の情報は、報知情報に設定さ る。送信信号処理部403には、CSGセル情報と クセス制限される移動局装置の情報が入力 れる。送信信号処理部403は、CSGセル情報生 部401からのCSGセル情報に基づき生成される 信信号と、その他の送信信号に対して適切 スケジューリングを行なう。その他の送信 号とは、各移動局装置の下りユーザトラフ ックデータや下り制御データ、下りリファ ンスシグナルなどである。

 送信信号処理部403からスケジューリング 基づいて出力されるデータは、送信部404に いて送信制御情報に従い、送信信号として ンテナ405を介して出力される。送信制御情 は、各チャネルに関する送信タイミング、 重方法、リソース配置情報や変調に関する 報が含まれている。

 なお、図3および図4において、その他の 地局装置の構成要素は本発明に関係ないた その説明を省略する。

 図5は、優先呼での通信中状態における周 辺セル測定手順と測定報告手順について示し たシーケンスチャートである。ここで、移動 局装置は、基地局装置(ソースセル)に属して る。また、移動局装置は、ソースセル(cell_A )より同期シグナルs(ステップS501)、下りリフ レンスシグナルs(ステップS502)、報知情報s( テップS503)を受信し、さらに、CSGセル(cell_B) からCSGセル情報を取得する(ステップS504)。図 5では、簡略化のためにCSGセル情報がCSGセルce ll_Bから送信されているように記載している 、CSGセル情報というメッセージが実際に送 されるわけではなく、物理的、または制御 ラメータによって通常のセルとCSGセルとを 動局装置が識別可能なようにCSGセルから送 される情報であり、その形式および使用さ る物理チャネルは任意で良い。例えば、同 シグナルによって通知されるセルID情報でも 良く、報知情報チャネルによって通知される 報知情報に含まれるCSGセル識別子情報でも良 く、あるいは検出した同期シグナルの周波数 帯域の情報であっても良い。また、cell_A~Bは れぞれ別の周波数に配置されていても、別 通信方式であっても良い。

 移動局装置は、CSGセル情報からcell_BがCSG ルであると判断した後は、CSGセルcell_Bから 送信信号(下り物理チャネル)についての復 ・復調処理を停止してもよい。すなわち、 の時点で移動局装置が測定の対象とする下 リファレンスシグナルはソースセルcell_Aか の下りリファレンスシグナルsのみとなる。

 ここで、移動局装置が優先呼の発呼要求 より、発呼処理(優先呼)を行なう(ステップS 505)。発呼処理(優先呼)が成功し、ソースセル cell_Aと通信中(アクティブ状態)の状態となっ 移動局装置は(ステップS506)、全ての検出し 周辺セルの下りリファレンスシグナルを測 の対象とするように制御を変更する。すな ち、この時点で移動局装置が測定の対象と る下りリファレンスシグナルはソースセルc ell_Aからの下りリファレンスシグナルs(ステ プS507)と、CSGセルcell_Bからの下りリファレン スシグナルcsg(ステップS508)となる。

 移動局装置は、下りリファレンスシグナ に基づく周辺セル測定を行ない(ステップS50 9)、得られた測定結果を測定報告メッセージ 含めてソースセルcell_Aに送信する(ステップ S510)。なお、図5において、CSGセルから送信さ れるその他のチャネルについては省略してい る。

 次に、図5における移動局装置の発呼処理 (優先呼)、周辺セル測定の手順の詳細を図6~ 7にそれぞれ示す。図6は、移動局装置におけ る発呼処理(優先呼)の処理手順の一例を示し フローチャートである。移動局装置は、優 呼の発呼を行なう場合に、事前に定義され いる優先呼用のアクセスクラス設定を行な (ステップS601)。また、キャンプしている基 局装置(ソースセル)において、設定したア セスクラスが禁止されているかどうかを、 ースセルの報知情報に設定されているアク ス制限情報から確認する。

 優先呼が禁止されているかどうかを判断 (ステップS602)、禁止されていた場合(試験用 セルや工事中セルなど)は、発呼失敗と判断 て(ステップS603)、処理を終了する。一方、 テップS602において、優先呼が禁止されてい い場合は、そのまま発呼手順(優先呼)を開 する(ステップS604)。移動局装置は、発呼手 (優先呼)中において、設定したアクセスクラ スの情報を無線シグナリングメッセージ(例 ばレイヤ3メッセージ)に含めて基地局装置に 送信する。

 図7は、本発明における移動局装置の周辺 セル測定の処理手順の一例を示したフローチ ャートである。移動局装置は、周辺セル信号 受信において、周辺セル(ソースセル含む)か の信号を受信する(ステップS701)。次に、セ 情報の読み出しの可否を判断する(ステップ S702)。セル情報が読み出せた場合は、呼種別 判定を行なう(ステップS703)。通常呼による 信中の場合、CSGセルが周辺セルに配置され おり、かつ受信信号に未登録のCSGセルの信 が含まれているか否かを、CSGセル情報を基 判定する(ステップS704)。

 ステップS704において、未登録のCSGセルが 周辺セルに配置されている場合、測定処理と しては、検出したセルのうち、CSG情報によっ て識別された未登録のCSGセル以外の周辺セル の下りリファレンスシグナルに基づく測定処 理を行なう(ステップS705)。

 一方、ステップS702において、セル情報を 読み出せない場合、例えばSIMカードが移動局 装置に挿入されていない場合などは、登録さ れたCSGセルであるかのどうかの判断ができず 、かつ、このとき移動局装置が許可される通 信は優先呼のみであるため、検出した全ての セルの下りリファレンスシグナルに基づく測 定処理を行なう(ステップS706)。同様に、ステ ップS703において、優先呼による通信中であ 場合、またはステップS704において、未登録 CSGセルが周辺セルに配置されていない場合 、CSGセル情報に関係なく、検出した全ての ルの下りリファレンスシグナルに基づく測 処理を行なう(ステップS706)。なお、図7に示 すフローチャートは、移動局装置の処理手順 の一例であって、移動局装置がCSGセル情報と 呼種別によって測定処理を切り替えるための 判断を行ない、前記判断に基づいて、測定対 象とするセルにCSGセルを含むか否かを決定す る方法であれば、これ以外の処理手順が用い られても良い。

 更に、移動局装置の移動速度に基づいて 未登録のCSGセルを測定対象に含めるかどう を判断することも可能である。例えば、ス ップS706の直前に、移動局装置が停止または 低速移動中かどうかを判断し、停止または低 速移動中であれば、未登録のCSGセルを含む全 ての周辺セルの下りリファレンスシグナルに 基づく測定処理を行なうステップを加えるこ とも可能である。また、逆に高速移動中であ れば、登録済みであってもCSGセルの測定処理 を行わないというステップを加えることも可 能である。また、基地局装置より周辺セルと してハンドオーバー先として不適切なセルの リスト(ブラックリストとも呼ばれる)が通知 れている場合は、前記不適切なセルに対す 測定処理を停止してもよい。

 以上説明したように、第1の実施形態によ れば、移動局装置は、通常呼の通信状態にお いては周辺に配置されている未登録のCSGセル の受信処理と測定処理を行なわず、測定報告 メッセージに未登録のCSGセルの測定報告情報 を含めずに送信する。さらに、優先呼での通 信中状態においては、未登録であってもCSGセ ルの下り信号の受信処理と測定処理を行ない 、測定報告メッセージに未登録のCSGセルの測 定報告情報を含めて送信する。また、基地局 装置は、移動局装置が送信する測定報告メッ セージを受信し、測定報告情報に基づきハン ドオーバーなどの移動局装置の移動制御を決 定する。

 第1の実施形態により、移動局装置は、移 動局装置の状態に基づき適切な周辺セル測定 処理を行なうことが可能となり、優先呼でな い場合は不要な測定報告情報を基地局装置に 送信しないため、移動局装置の測定効率が向 上し、消費電力が削減される。さらに、優先 呼では、未登録のCSGセルをハンドオーバー先 として測定報告に含めることが可能となり、 通話断の回数を減らすことができる。また、 基地局装置において、移動局装置が未登録の CSGセルを測定報告メッセージで報告すること が無くなり、ハンドオーバー可能セルかどう かを毎回判断する必要がなくなるため、計算 処理が簡単になる。また、不要な測定報告の ために無線リソースを割り当てる必要がなく なるため、無線リソースの利用効率が向上す る。

 (第2の実施形態)
 次に、本発明の第2の実施形態について以下 に説明する。第2の実施形態は、優先呼の通 が終了(正常終了、再接続)した場合の測定方 法と、測定方法に基づいて最良の周辺セルを 決定する方法を提供する。

 図8は、本発明の第2の実施形態に係る移 局装置の受信装置の一例を示すブロック図 ある。受信装置800は、受信部801、受信信号 理部802、セル情報管理部803、測定情報管理 804、再接続セル選択部805、およびアンテナ80 6から構成される。図1との違いは、報知情報 ら取得されるアクセス制限情報が再接続セ 選択部805に入力され、また、受信信号処理 802より出力される測定情報が測定情報管理 804と再接続セル選択部805の両方に入力され 点である。それ以外のブロックについては 図1と同じであるため説明を省略する。

 再接続セル選択部805に入力されるアクセ 制限情報とは、基地局装置の報知情報に含 れており、所定のアクセスクラス以外の移 局装置は、キャンプまたは通信を禁止した 、逆に所定のアクセスクラスの移動局装置 みキャンプまたは通信を許可したりするた に使用される情報であり、制限されるアク スクラスの情報と、制限時間で構成される

 受信信号処理部802は、移動局装置アクセ クラス情報、セル情報、セル種別判定情報 基に、再接続セルを選択するために必要な 定情報を再接続セル選択部805へ出力する。 接続セル選択部805は、測定情報で示された ルのアクセス制限情報に基づいて最良の再 続セルを選択し、再接続セル情報を出力す 。

 図9は、本発明の第2の実施形態に係る移 局装置の送信装置の一例を示すブロック図 ある。送信装置900は、再接続要求メッセー 生成部901、送信信号処理部902、送信部903、 よびアンテナ904から構成される。再接続要 メッセージ生成部901には、上位レイヤの指 に従い適切なタイミングで再接続要求メッ ージ情報(再接続前セルIDや、移動局装置ア セスクラス情報など)が入力される。再接続 求メッセージ生成部901は、再接続要求メッ ージ情報を基に再接続要求メッセージを生 して送信信号処理部902へと出力する。

 送信信号処理部902は、再接続要求メッセ ジ生成部901からの再接続要求メッセージと その他の送信信号に対して適切なスケジュ リングを行なう。その他の送信信号とは、 りユーザトラフィックデータや上り制御デ タ、上りリファレンスシグナルなどである 送信信号処理部902からスケジューリングに づき出力されるデータは、送信部903におい 送信制御情報に従い、送信信号としてアン ナ904を介して出力される。送信制御情報は 各チャネルに関する送信タイミング、多重 法、リソース配置情報や変調に関する情報 含まれている。

 なお、図8および図9において、その他の 動局装置の構成要素は本実施形態に関係な ため、その説明を省略する。

 図10は、本発明の第2の実施形態による基 局装置の受信装置の構成の一例を示すブロ ク図である。受信装置1000は、受信部1001、 信信号処理部1002、再接続要求メッセージ処 部1003、およびアンテナ1004から構成される 受信信号(移動局装置からの送信信号)は、ア ンテナ1004を介して受信部1001において受信さ る。受信部1001において、受信信号は、チャ ネルスケジュールを示す受信制御情報を基に 復調される。受信制御情報は、移動局装置毎 の各チャネルに関する受信タイミング、多重 方法、リソース配置情報や復調に関する情報 が含まれている。受信制御情報に従い、受信 部1001は、受信信号をチャネル毎に復調・復 化し、受信信号処理部1002へと出力する。ま 、受信信号処理部1002には移動局装置情報が 入力される。移動局装置情報には移動局装置 アクセスクラス情報が含まれる。

 受信信号処理部1002は、入力信号を移動局 装置毎に分け、さらに、チャネル毎に適切に 処理する。入力信号が再接続要求メッセージ であるとき、再接続要求メッセージは再接続 要求メッセージ処理部1003へ出力される。受 信号処理部1002で処理される再接続要求メッ ージ以外の信号、例えば、ユーザのトラフ ックデータや上り制御データ、その他の制 メッセージなどは、その他の情報として個 の処理ブロックに入力されるが、これらは 発明に関係ないため、その説明を省略する 再接続要求メッセージ処理部1003は、再接続 要求メッセージから再接続情報(再接続前セ IDや移動局装置アクセスクラス情報など)を 力する。

 なお、図10において、その他の基地局装 の構成要素は本発明に関係ないため省略し ある。また、基地局装置の送信装置は、第1 実施形態の図4と同じ構成を採ることができ る。

 優先呼の通信の終了には、正常に通信が 了する場合の他に、無線品質の劣化による り同期外れに伴い通信が終了する場合が考 られる。このとき、移動局装置は無線接続 再確立するために、再接続セル選択と再接 要求から成る再接続手順を開始する。図11 、優先呼での通信中状態で、同期外れが発 した場合における再接続セル選択の処理手 と再接続要求手順について示したシーケン チャートである。ここでは、移動局装置は 基地局装置(ソースセルcell_A)に属しており、 優先呼で通信中状態であるとする(ステップS1 101)。

 図11において、無線環境の劣化により同 外れが発生したとする(ステップS1102)。この き、移動局装置は、全ての周辺セル(ソース セル含む)からの信号を受信し、最良の受信 質のセルに対して再接続を試みる。すなわ 、図11に示すように、ソースセルcell_A、CSGセ ルcell_B、周辺セルcell_Cが存在する場合、移動 局装置は、ソースセルcell_Aより、同期シグナ ルs(ステップS1103)、下りリファレンスシグナ s(ステップS1104)、報知情報s(ステップS1105)を 受信する。CSGセル(cell_B)より、同期シグナルc sg(ステップS1106)、下りリファレンスシグナル csg(ステップS1107)、報知情報csg(ステップS1108) 受信する。

 また、周辺セルcell_Cより、同期シグナルn (ステップS1109)、下りリファレンスシグナルn( ステップS1110)、報知情報n(ステップS1111)を受 する。このとき、移動局装置は、CSGセル情 を取得した場合であっても、同期外れ前の 種別が優先呼であれば、CSGセルからの信号 受信し、下りリファレンスシグナルcsgに対 て測定処理を行なう。そして、再接続セル 択処理に基づき、下り測定品質が最良のセ を選択し(ステップS1112)、選択されたセルに 対して再接続要求メッセージを送信する(ス ップS1113)。

 なお、図11は、CSGセルcell_Bを最良セルと た場合の例を示している。また、実際には 接続要求メッセージの前にランダムアクセ 手順が必要であるが、図11では、簡略化のた めに省略している。また、cell_A~Cはそれぞれ の周波数に配置されていても、別の通信方 であっても良い。

 図12は、図11における移動局装置の再接続 セル選択の処理手順の一例を示したフローチ ャートである。移動局装置は、任意の基地局 装置(ソースセル)と優先呼による通信中に下 同期外れが発生したことを検出すると、ま 、下り同期外れが発生した時点での最良セ を選択し、再接続を行なうために周辺セル( ソースセル含む)からの信号を受信する(ステ プS1201)。次に、セル情報の読み出しの可否 判断する(ステップS1202)。セル情報が読み出 せた場合は、続いて再接続の直前に通信して いた呼の優先度に基づく呼種別の判定を行な う(ステップS1203)。直前の呼種別が通常呼で った場合、CSGセルが周辺セルに配置されて り、かつ受信信号に未登録のCSGセルの信号 含まれているか否かを、CSGセル情報を基に 定する(ステップS1204)。

 ステップS1204において、未登録のCSGセル 周辺セルに配置されている場合、測定処理 しては、検出したセルのうち、CSG情報によ て識別された未登録のCSGセル以外の周辺セ の下りリファレンスシグナルに基づく測定 理を行なう(ステップS1205)。

 一方、ステップS1202において、セル情報 読み出せない場合、例えばSIMカードが移動 装置に挿入されていない場合などは、登録 れたCSGセルであるかのどうかの判断ができ 、かつ、このとき移動局装置が許可される 信は優先呼のみであるため、検出した全て セルの下りリファレンスシグナルに基づく 定処理を行なう(ステップS1206)。同様に、ス ップS1203において、直前の呼種別が優先呼 あった場合、または、ステップS1204において 、未登録のCSGセルが周辺セルに配置されてい ない場合、CSGセル情報に関係なく検出した全 てのセルの下りリファレンスシグナルに基づ く測定処理を行なう(ステップS1206)。次に、 記いずれかの測定処理で得られた結果を基 、最良セル選択において、最良のセルを一 選択する(ステップS1207)。次に、選択された 良セルのアクセス制限情報と移動局装置ア セスクラス情報とを比較し(ステップS1208)、 当該アクセスクラスでの通信が禁止されてい る場合は、次に良好なセルを最良セルとして 選択しなおし(ステップS1209)、禁止セルかど かの確認処理を繰り返す。一方、ステップS1 208において、当該アクセスクラスでの通信が 最良セルで禁止されていない場合は、選択し たセルを再接続セルとして確定し、処理を終 了する。

 なお、図12に示すフローチャートは、移 局装置の処理手順の一例であって、移動局 置がCSGセル情報と呼種別によって測定処理 切り替えるための判断を行ない、前記判断 基づいて、測定対象とするセルにCSGセルを むか否かを決定し、さらに、測定した結果 良セルと判断したセルがアクセス禁止かど かを判断可能な方法であれば、これ以外の 理手順が用いられても良い。更に、移動局 置の移動速度に基づいて、未登録のCSGセル 測定対象に含めるかどうかを判断すること 可能である。例えば、ステップS1206の直前に 、移動局装置が停止または低速移動中かどう かを判断し、停止または低速移動中であれば 、未登録のCSGセルを含む全ての周辺セルの下 りリファレンスシグナルに基づく測定処理を 行なうステップを加えることも可能である。 また、逆に高速移動中であれば、登録済みで あってもCSGセルの測定処理を行わないという ステップを加えることも可能である。また、 基地局装置より周辺セルとして再接続先とし て不適切なセルのリスト(ブラックリストと 呼ばれる)が通知されている場合は、前記不 切なセルに対する測定処理を停止してもよ 。また、更に優先呼で通信中に、ネットワ ク指示のハンドオーバー手順や回線交換網 の切り替え制御手順を行なう場合において 、図12と同様の手順を適用することが可能 ある。

 図13は、優先呼の通信が正常に終了した のセル優先呼終了時セル選択手順について したシーケンスチャートであり、移動局装 は基地局装置(ソースセルcell_A)に属しており 、優先呼で通信中状態であるとする(ステッ S1301)。ここで、レイヤ3シグナリングメッセ ジによる無線接続の解放要求により、優先 での通信が終了したとする(ステップS1302)。 このとき、移動局装置は、CSGセルとそれ以外 の通常のセルとを識別しつつ、CSGセル以外の セルの下りリファレンスシグナルの測定を行 なう。すなわち、図13に示すように、ソース ルcell_A、CSGセルcell_B、周辺セルcell_Cが存在 る場合、移動局装置は、ソースセルcell_Aよ 同期シグナルs(ステップS1303)、下りリファ ンスシグナルs(ステップS1304)、報知情報s(ス ップS1305)を受信する。また、周辺セルcell_C り同期シグナルn(ステップS1307)、下りリフ レンスシグナルn(ステップS1308)、報知情報n( テップS1309)を受信する。また、移動局装置 、CSGセルcell_BよりCSGセル情報を受信し(ステ ップS1306)し、cell_BがCSGセルであると判断した 後は、CSGセルcell_Bからの送信信号(下り物理 ャネル)の受信処理を停止してもよい。

 図13では、簡略化のためにCSGセル情報がCS Gセルcell_Bから送信されているように記載し いるが、CSGセル情報というメッセージが実 に送信されるわけではなく、物理的、また 制御パラメータによって通常のセルとCSGセ とを移動局装置が識別可能なようにCSGセル ら送信される情報であり、その形式および 用される物理チャネルは任意で良い。例え 、同期シグナルによって通知されるセルID情 報でも良く、報知情報チャネルによって通知 される報知情報に含まれるCSGセル識別子情報 でも良く、あるいは検出した同期シグナルの 周波数帯域の情報であっても良い。なお、図 13において、CSGセルから送信されるその他の ャネルについては省略している。

 移動局装置は、優先呼終了時セル選択処 に基づき、CSGセル以外で下り測定品質が最 のセルを選択し(ステップS1310)、選択された セルに対してキャンプを試みる。また、cell_A ~Cはそれぞれ別の周波数に配置されていても 別の通信方式であっても良い。

 図14は、本発明における移動局装置が優 呼の通信を正常終了した時に行なう優先呼 了時セル選択処理手順の一例を示したフロ チャートである。移動局装置は、優先呼の 信終了後の周辺セル信号受信において、周 セル(ソースセル含む)からの信号を受信する (ステップS1401)。次に、セル情報の読み出し 可否を判断する(ステップS1402)。セル情報が み出せた場合は、CSGセルが周辺セルに配置 れており、かつ受信信号に未登録のCSGセル 信号が含まれているか否かを、CSGセル情報 基に判定する(ステップS1403)。ステップS1403 おいて、未登録のCSGセルが周辺セルに配置 れている場合、測定処理としては、検出し セルのうち、CSG情報によって識別された未 録のCSGセル以外の周辺セルの下りリファレ スシグナルに基づく測定処理を行なう(ステ ップS1404)。

 一方、ステップS1402において、セル情報 読み出せない場合、例えばSIMカードが移動 装置に挿入されていない場合などは、登録 れたCSGセルであるかのどうかの判断ができ いため、検出した全てのセルの下りリファ ンスシグナルに基づく測定処理を行なう(ス ップS1405)。同様に、ステップS1403において 未登録のCSGセルが周辺セルに配置されてい い場合、CSGセル情報に関係なく検出した全 のセルの下りリファレンスシグナルに基づ 測定処理を行なう(ステップS1405)。

 移動局装置は、ステップS1404、またはス ップS1405の測定処理によって得られた測定結 果に基づき、最も測定品質が高いセルを最良 セルとして選択する(ステップS1406)。次に、 択された最良セルのアクセス制限情報と移 局装置アクセスクラス情報とを比較し(ステ プS1407)、当該アクセスクラスでの通信が禁 されている場合は、次に良好なセルを最良 ルとして選択しなおし(ステップS1408)、禁止 セルかどうかの判定を繰り返す。一方、ステ ップS1407において、当該アクセスクラスでの 信が最良セルで禁止されていない場合は、 択したセルをキャンプ先セルとして確定し 処理を終了する。

 なお、図14のフローチャートは移動局装 の処理手順の一例であって、移動局装置が 先呼の通信終了後、CSGセル情報によって測 対象のセルがCSGセルか否かを判断し、さら 、測定した結果最良セルと判断したセルが クセス禁止かどうかを判断可能な方法であ ば、これ以外の処理手順が用いられても良 。更に、移動局装置の移動速度に基づいて 未登録のCSGセルを測定対象に含めるかどう を判断することも可能である。例えば、ス ップS1405の直前に、移動局装置が停止または 低速移動中かどうかを判断し、停止または低 速移動中であれば、未登録のCSGセルを含む全 ての周辺セルの下りリファレンスシグナルに 基づく測定処理を行なうステップを加えるこ とも可能である。また、逆に高速移動中であ れば、登録済みであってもCSGセルの測定処理 を行わないというステップを加えることも可 能である。

 以上説明したように、第2の実施形態によ れば、移動局装置は、再接続時において未登 録のCSGセルであっても再接続対象として選択 し、未登録のCSGセルに対して再接続メッセー ジを送信することが可能となる。また、基地 局装置は、移動局装置の再接続要求メッセー ジを受信し、CSGセルを再接続先として許可す ることが可能となる。

 また、第2の実施形態により、移動局装置 は、第1の実施形態の効果に加え、再接続手 時に未登録のCSGセルを再接続セルとして選 することが可能となり、再接続の成功確率 向上し、通信品質を改善することができる

 (第3の実施形態)
 本発明の第3の実施形態について以下に説明 する。第3の実施形態は、優先呼の通信中の 動局装置に対し、基地局装置から周辺基地 装置情報を提供することで、より効率的な 定が可能な方法を提供する。第3の実施形態 おける移動局装置の受信装置と送信装置、 よび基地局装置の受信装置は第1の実施形態 と同じ構成を採ることができる。

 図15は、本発明の第3の実施形態に係る基 局装置の送信装置の一例を示すブロック図 ある。送信装置1500は、CGSセル情報生成部150 1、アクセス制限情報管理部1502、優先呼用制 情報生成部1503、送信信号処理部1504、送信 1505、およびアンテナ1506から構成される。送 信信号処理部1504に優先呼用制御情報生成部15 03から優先呼用制御情報が入力される他は、 4と同じであるため、説明を省略する。

 優先呼用制御情報生成部1503には、移動局 装置から通知された移動局装置アクセスクラ ス情報が入力される。移動局装置アクセスク ラス情報に、呼種別として優先呼を示す情報 が含まれていた場合、優先呼用制御情報生成 部1503において、事前に登録されていた優先 用制御情報が送信信号処理部1504に入力され 。優先呼用制御情報には、ハンドオーバー セルとして選択可能な周辺基地局装置情報( ホワイトリストとも呼ばれ、セルIDや周波数 域情報が含まれる)が少なくとも含まれる。 送信信号処理部1504は、CSGセル情報生成部1501 らのCSGセル情報に基づき生成される送信信 と、前記優先呼用制御情報と、その他の送 信号に対して適切なスケジューリングを行 う。なお、図15において、その他の基地局 置の構成要素は本発明に関係ないため省略 てある。

 図16は、第3の実施形態における優先呼で 通信中状態での周辺セル測定手順と測定報 手順について示したシーケンスチャートで る。図16において、移動局装置が、優先呼 発呼要求により、発呼処理(優先呼)を行ない 、ソースセルcell_Aと通信中(アクティブ状態) 状態となるまでは図5と同じである(ステッ S1601~S1605)。移動局装置は、優先呼での通信 状態において(ステップS1606)、ソースセルが 先呼用制御情報を送信する(ステップS1607)。 優先呼用制御情報は、報知情報チャネルまた は下りデータチャネルを用いてレイヤ3シグ リングメッセージで送信される。

 移動局装置は、受信した優先呼用制御情 で指定された周辺基地局装置の下りリファ ンスシグナルを測定の対象とするように制 を変更する(ステップS1608、S1609)。つまり、 辺基地局装置情報で指定されたセルであれ 、そのセル種別に関係なく周辺セル測定処 を行なう(ステップS1610)。そして、前記測定 処理で得られた測定結果を測定報告メッセー ジに含めてソースセルcell_Aに送信する(ステ プS1611)。図16では、CSGセルcell_Bが周辺基地局 情報に指定されている場合を示しており、移 動局装置が測定の対象とする下りリファレン スシグナルは、ソースセルcell_Aからの下りリ ファレンスシグナルs(ステップS1608)と、CSGセ cell_Bからの下りリファレンスシグナルcsg(ス テップS1609)となる。

 なお、図16において、CSGセルから送信さ るその他のチャネルについては省略してい 。また、基地局装置より周辺セルとしてハ ドオーバー先として不適切なセルのリスト( ラックリストとも呼ばれる)が通知されてい る場合は、前記不適切なセルに対する測定処 理を停止してもよい。また、周辺基地局装置 情報で指定される周辺セル情報として、セル 情報が個別に複数指定されるほか、測定する 周波数帯域が指定されても良い。また、cell_A ~Bはそれぞれ別の周波数に配置されていても 別の通信方式であっても良い。

 以上説明したように、第3の実施形態によ れば、移動局装置は、優先呼での通信中状態 において測定対象となるセルが基地局装置よ り周辺基地局装置情報として指定され、指定 されたセルに対して周辺セル測定を行なうこ とが可能となる。また、基地局装置は、移動 局装置に対して適切なハンドオーバー先であ る周辺基地局装置情報を送信する。さらに、 基地局装置は、移動局装置が送信した測定報 告メッセージを受信し、測定報告情報に基づ きハンドオーバーなどの移動局装置の移動制 御を決定する。

 また、第3の実施形態により、移動局装置 は、優先呼での通信中に測定対象となる周辺 セルが指定され、不要な測定報告情報を基地 局装置に送信しないため、移動局装置の測定 効率が向上し、消費電力が削減される。また 、ハンドオーバー先として適切な周辺基地局 装置が提供されることになるため、ハンドオ ーバーの成功確率が向上し、通信品質を改善 することができる。

 (A)また、本発明は、以下の形態を採るこ も可能である。すなわち、本発明の移動局 置は、通常時は事前に登録された移動局装 のみをアクセス可能とする一方、非通常時 未登録の移動局装置のアクセスを可能とす 小型基地局装置を含む移動通信システムに 用される移動局装置であって、前記小型基 局装置との間の伝搬路状態の測定を行なう 否かを、通信の優先度に応じて選択する。

 このように、小型基地局装置との間の伝 路状態の測定を行なうか否かを、通信の優 度に応じて選択するので、不要な小型基地 装置との間の伝搬路状態の測定やハンドオ バーが抑制され、移動局装置の電力消費が 制される一方、必要な小型基地局装置との の伝搬路状態の測定を行なうことができる その結果、カバレッジの範囲を広げること できると共に、呼損や通話断を回避するこ が可能となる。

 (B)また、本発明の移動局装置において、 接続を行なう場合に、直前に行なっていた 信の優先度に基づいて、前記小型基地局装 との間の伝搬路状態の測定を行なうか否か 選択する。

 このように、再接続を行なう場合、直前 行なっていた通信の優先度に基づいて、小 基地局装置との間の伝搬路状態の測定を行 うか否かを選択するので、不要な小型基地 装置との間の伝搬路状態の測定やハンドオ バーが抑制され、移動局装置の電力消費が 制される一方、必要な小型基地局装置との の伝搬路状態の測定を行なうことができる その結果、カバレッジの範囲を広げること できると共に、呼損や通話断を回避するこ が可能となる。

 (C)また、本発明の移動局装置において、 記通信の優先度が高い場合は、前記小型基 局装置との間の伝搬路状態の測定を行なう 方、前記通信の優先度が低い場合は、前記 型基地局装置との間の伝搬路状態の測定を なわない。

 このように、通信の優先度が高い場合は 小型基地局装置との間の伝搬路状態の測定 行なう一方、通信の優先度が低い場合は、 型基地局装置との間の伝搬路状態の測定を なわないので、優先呼である場合は、未登 の小型基地局装置を伝搬路状態の測定対象 することができ、通話断を回避することが きる。一方、優先呼でない場合は、不要な 搬路状態の測定情報を基地局装置に送信し いこととなり、伝搬路測定効率が向上し、 費電力を削減することができる。

 (D)また、本発明の移動局装置において、 信を正常に終了した場合は、前記小型基地 装置との間の伝搬路状態の測定を行なわな 。

 このように、通信を正常に終了した場合 、前記小型基地局装置との間の伝搬路状態 測定を行なわないので、不要な伝搬路状態 測定情報を基地局装置に送信しないことと り、伝搬路測定効率が向上し、消費電力を 減することができる。

 (E)また、本発明の移動局装置において、 なくとも通常の基地局装置と前記小型基地 装置とを識別するためのセル種別判定情報 出力するセル情報管理部と、前記セル種別 定情報および通信の優先度を示すアクセス ラス情報に基づいて、前記小型基地局装置 の間の伝搬路状態の測定を行なうか否かを 択し、前記選択結果に応じた伝搬路状態の 定を行なう受信信号処理部と、を備える。

 このように、セル種別判定情報および通 の優先度を示すアクセスクラス情報に基づ て、小型基地局装置との間の伝搬路状態の 定を行なうか否かを選択し、選択結果に応 た伝搬路状態の測定を行なうので、不要な 型基地局装置との間の伝搬路状態の測定や ンドオーバーが抑制され、移動局装置の電 消費が抑制される一方、必要な小型基地局 置との間の伝搬路状態の測定を行なうこと できる。その結果、カバレッジの範囲を広 ることができると共に、呼損や通話断を回 することが可能となる。

 (F)また、本発明の移動局装置は、通常呼 場合は事前に登録された移動局装置のみを クセス可能とする一方、優先呼の場合は未 録の移動局装置のアクセスを可能とする小 基地局装置を含む移動通信システムに適用 れる移動局装置であって、優先呼で通信中 基地局装置から、ハンドオーバー先の基地 装置として前記小型基地局装置を選択可能 あることを示す優先呼用制御情報を受信し ときは、前記小型基地局装置との間の伝搬 状態の測定を行なう。

 このように、優先呼で通信中の基地局装 から、ハンドオーバー先の基地局装置とし 小型基地局装置を選択可能であることを示 優先呼用制御情報を受信したときは、小型 地局装置との間の伝搬路状態の測定を行な ので、効率的な伝搬路状態の測定を行なう とが可能となる。

 (G)また、本発明の基地局装置は、通常呼 場合は事前に登録された移動局装置のみを クセス可能とする一方、優先呼の場合は未 録の移動局装置のアクセスを可能とする小 基地局装置を含む移動通信システムに適用 れるに適用される基地局装置であって、前 移動局装置の通信の優先度を示すアクセス ラス情報に、呼種別として優先呼を示す情 が含まれていた場合、ハンドオーバー先の 地局装置として前記小型基地局装置を選択 能であることを少なくとも示す優先呼用制 情報を生成する優先呼用制御情報生成部と 前記優先呼用制御情報を前記移動局装置へ 信する送信部と、を備える。

 このように、移動局装置の通信の優先度 示すアクセスクラス情報に、呼種別として 先呼を示す情報が含まれていた場合、ハン オーバー先の基地局装置として小型基地局 置を選択可能であることを少なくとも示す 先呼用制御情報を生成し、生成した優先呼 制御情報を移動局装置へ送信するので、移 局装置に対して、適切なハンドオーバー先 通知することが可能となる。

 (H)また、本発明の移動通信システムは、 常時は事前に登録された移動局装置のみを クセス可能とする一方、非通常時は未登録 移動局装置のアクセスを可能とする小型基 局装置と、上記(A)から(E)のいずれかに記載 移動局装置と、基地局装置と、から構成さ る。

 この構成により、小型基地局装置との間 伝搬路状態の測定を行なうか否かを、通信 優先度に応じて選択するので、不要な小型 地局装置との間の伝搬路状態の測定やハン オーバーが抑制され、移動局装置の電力消 が抑制される一方、必要な小型基地局装置 の間の伝搬路状態の測定を行なうことがで る。その結果、カバレッジの範囲を広げる とができると共に、呼損や通話断を回避す ことが可能となる。

 (I)また、本発明の移動通信システムは、 常時は事前に登録された移動局装置のみを クセス可能とする一方、非通常時は未登録 移動局装置のアクセスを可能とする小型基 局装置と、上記(F)記載の移動局装置と、上 (G)記載の基地局装置と、から構成される。

 この構成により、移動局装置は、優先呼 通信中の基地局装置から、ハンドオーバー の基地局装置として小型基地局装置を選択 能であることを示す優先呼用制御情報を受 したときは、小型基地局装置との間の伝搬 状態の測定を行なうので、効率的な伝搬路 態の測定を行なうことが可能となる。

 本発明によれば、移動局装置の通信の優 度に応じた複数の周辺セルの測定方法を用 し、これらを切り替える方法を提供するこ が可能である。また、移動局装置における 辺セルの受信品質の測定方法と報告方法、 よびこれらの方法を実現する基地局装置、 動局装置、移動通信システム、プログラム よび記録媒体を提供することが可能である

 なお、以上説明した実施形態において、 動局装置および基地局装置の各部の機能ま はこれらの機能の一部を実現するためのプ グラムをコンピュータ読み取り可能な記録 体に記録して、この記録媒体に記録された ログラムをコンピュータシステムに読み込 せ、実行することにより移動局装置や基地 装置の制御を行なっても良い。なお、ここ いう「コンピュータシステム」とは、OSや 辺機器等のハードウェアを含むものとする また、「コンピュータ読み取り可能な記録 体」とは、フレキシブルディスク、光磁気 ィスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュ タシステムに内蔵されるハードディスク等 記憶装置のことをいう。さらに、「コンピ ータ読み取り可能な記録媒体」とは、イン ーネット等のネットワークや電話回線等の 信回線を介してプログラムを送信する場合 通信線のように、短時刻の間、動的にプロ ラムを保持するもの、その場合のサーバや ライアントとなるコンピュータシステム内 の揮発性メモリのように、一定時刻プログ ムを保持しているものも含むものとする。 た上記プログラムは、前述した機能の一部 実現するためのものであっても良く、さら 、前述した機能をコンピュータシステムに でに記録されているプログラムとの組み合 せで実現できるものであっても良い。

 以上、この発明の実施形態について図面 参照して詳述してきたが、具体的な構成は の実施形態に限られるものではなく、この 明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許 求の範囲に含まれる。

100 受信装置
101 受信部
102 受信信号処理部
103 セル情報管理部
104 測定情報管理部
105 アンテナ
200 送信装置
201 測定報告メッセージ生成部
202 送信信号処理部
203 送信部
204 アンテナ
300 受信装置
301 受信部
302 受信信号処理部
303 測定報告メッセージ処理部
304 アンテナ
400 送信装置
401 CSGセル情報生成部
402 アクセス制限情報管理部
403 送信信号処理部
404 送信部
405 アンテナ
800 受信装置
801 受信部
802 受信信号処理部
803 セル情報管理部
804 測定情報管理部
805 再接続セル選択部
806 アンテナ
900 送信装置
901 再接続要求メッセージ生成部
902 送信信号処理部
903 送信部
904 アンテナ
1000 受信装置
1001 受信部
1002 受信信号処理部
1003 再接続要求メッセージ処理部
1004 アンテナ
1500 送信装置
1501 CSGセル情報生成部
1502 アクセス制限情報管理部
1503 優先呼用制御情報生成部
1504 送信信号処理部
1505 送信部
1506 アンテナ