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Patent Searching and Data


Title:
MUSIC INFORMATION PROCESSING DEVICE FOR MOBILE BODY AND MUSIC INFORMATION PROCESSING METHOD FOR MOBILE BODY
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/081522
Kind Code:
A1
Abstract:
When a movement route up to a destination is set by a route setting section (101), the position indicating the destination is displayed on the screen of a display section (102) in a manner overlaid on map information. When pieces of music are played back by a music playback section (103) with the position indicating the destination untouched, pieces of information on the pieces of music are acquired by an acquisition section (104). Also, the pieces of information on the pieces of music are registered in a list in order of acquisition, and when the destination is reached, a list creation section (105) creates a list associated with the destination. Also, when the position indicating the destination is touched, a chart of lists associated with the destination is displayed on the screen of the display section (102). When a desired list is selected from the displayed chart of lists by a list selection section (106), the music playback section (103) playbacks pieces of music according to order of acquisition of pieces of information in the selected list.

Inventors:
SHINOHARA JUN (JP)
SUGANO TAKASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2006/326125
Publication Date:
July 10, 2008
Filing Date:
December 27, 2006
Export Citation:
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Assignee:
PIONEER CORP (JP)
SHINOHARA JUN (JP)
SUGANO TAKASHI (JP)
International Classes:
B60R16/02; G01C21/00; G06F3/16; G10K15/04
Foreign References:
JP2004294262A2004-10-21
JPH1130526A1999-02-02
JP2001324335A2001-11-22
JP2003014468A2003-01-15
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Akinori (20F Kasumigaseki Building,2-5, Kasumigaseki 3-chom, Chiyoda-ku Tokyo 20, JP)
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Claims:
 目的地点までの移動経路を設定する経路設定手段と、楽曲を再生する楽曲再生手段と、を備えた移動体用楽曲情報処理装置であって、
 前記経路設定手段にて設定された移動経路を移動中に前記楽曲再生手段にて楽曲が再生された場合、当該再生された楽曲に関する情報を取得する取得手段と、
 前記目的地点に到着するまでに前記取得手段にて取得された楽曲に関する情報を、その取得された順番に登録することにより当該目的地点に関連付けたリストを作成するリスト作成手段と、
 を備えたことを特徴とする移動体用楽曲情報処理装置。
 前記取得手段は、前記楽曲再生手段にて再生される楽曲が、当該楽曲の総再生時間に対して3分の2以上再生された場合に、当該楽曲に関する情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の移動体用楽曲情報処理装置。
 地図情報を表示する画面を有する表示手段を更に備え、
 前記表示手段は、前記経路設定手段にて移動経路が設定された際に当該移動経路における目的地点を示す位置を前記地図情報上に重畳して画面に表示するとともに、当該画面における目的地点を示す位置がタッチされた場合に、当該目的地点に関連付けられたリストの一覧を当該画面に表示することを特徴とする請求項1または2に記載の移動体用楽曲情報処理装置。
 前記表示手段にて表示されたリストの一覧から所望のリストを選択するリスト選択手段を備え、
 前記楽曲再生手段は、前記リスト選択手段にて選択されたリストにおける楽曲に関する情報の取得された順番に従って当該楽曲を再生することを特徴とする請求項3に記載の移動体用楽曲情報処理装置。
 前記楽曲再生手段は、前記リスト選択手段にて選択されたリストにおける楽曲に関する情報の取得された順番に従って当該楽曲を再生している際に別のリストが選択された場合、当該別のリストが選択された時点で再生中の楽曲の前記順番と同じ順番の楽曲から再生することを特徴とする請求項4に記載の移動体用楽曲情報処理装置。
 移動体の目的地点までの移動経路を設定する経路設定工程と、
 前記経路設定工程にて設定された移動経路を移動中に楽曲が再生された場合に当該再生された楽曲に関する情報を取得する取得工程と、
 前記目的地点に到着するまでに前記取得工程により取得された楽曲に関する情報を、その取得された順番に登録することにより当該目的地点に関連付けたリストを作成するリスト作成工程と、
 を有することを特徴とする移動体用楽曲情報処理方法。
Description:
移動体用楽曲情報処理装置、お び移動体用楽曲情報処理方法

 この発明は、移動体用楽曲情報処理装置 および移動体用楽曲情報処理方法に関する

 近年、たとえば、車両の走行を支援する ビゲーション機能と音楽コンテンツ等の楽 を再生する楽曲再生機能とを複合化した装 、いわゆる、AVN(Audio・Visual・Navigation)装置 普及されてきている。そのAVN装置では、た えば、車両の走行経路を設定し、当該車両 その走行経路に沿って目的地点まで誘導す 機能、ならびに複数の楽曲ならびにその複 の楽曲の再生順を定めたプレイリストを選 して、当該再生順に従って複数の楽曲を再 する機能を備えている。

 たとえば、特許文献1には、設定された走 行経路を走行中に再生された楽曲の楽曲情報 を、当該走行経路に対応付けて記録し、楽曲 を選択する際には当該走行経路を指定するこ とで対応付けられた楽曲情報を表示し選択さ せる旨が記載されている。すなわち、「どこ へ行ったときに再生した楽曲か」という場所 をもとにした楽曲の選択がおこなえる旨が記 載されている。

特開2004-294262号公報

 しかしながら、上記した特許文献1での楽 曲の選択では、「どこへ行ったときに再生し た楽曲か」という場所をもとに楽曲を選択し ているのみであるため、たとえば、その「ど こへ行ったときか」の記憶が定かではない場 合には、やはり、走行経路の履歴をしらみつ ぶしに当たって所望の楽曲を選択しなければ ならず、楽曲を選択するための操作が煩雑で ある、という問題を十分に解決するものには なっていない。

 すなわち、ユーザーの「ここへ行く」と したときに再生する所望の楽曲を容易に選 できない、という問題が一例として挙げら る。

 請求項1の発明にかかる移動体用楽曲情報 処理装置は、目的地点までの移動経路を設定 する経路設定手段と、楽曲を再生する楽曲再 生手段と、を備えた移動体用楽曲情報処理装 置であって、前記経路設定手段にて設定され た移動経路を移動中に前記楽曲再生手段にて 楽曲が再生された場合、当該再生された楽曲 に関する情報を取得する取得手段と、前記目 的地点に到着するまでに前記取得手段にて取 得された楽曲に関する情報を、その取得され た順番に登録することにより当該目的地点に 関連付けたリストを作成するリスト作成手段 と、を備えたことを特徴とする。

 請求項6の発明にかかる移動体用楽曲情報 処理方法は、移動体の目的地点までの移動経 路を設定する経路設定工程と、前記経路設定 工程にて設定された移動経路を移動中に楽曲 が再生された場合に当該再生された楽曲に関 する情報を取得する取得工程と、前記目的地 点に到着するまでに前記取得工程により取得 された楽曲に関する情報を、その取得された 順番に登録することにより当該目的地点に関 連付けたリストを作成するリスト作成工程と 、を有することを特徴とする。

図1は、実施の形態にかかる移動体用楽 曲情報処理装置の機能的構成を示すブロック 図である。 図2は、移動体用楽曲情報処理装置の移 動体用楽曲情報処理手順を示すフローチャー トである。 図3は、この発明の実施例にかかる車両 用楽曲情報処理装置の構成を示すブロック図 である。 図4は、この発明の実施例にかかる楽曲 情報処理方法の処理を示すフローチャートで ある。 図5は、この発明の実施例にかかる車両 用楽曲情報処理装置のリストを示す概念図で ある。 図6は、この発明の実施例にかかる楽曲 情報処理方法の処理を示すフローチャートで ある。 図7は、この発明の実施例にかかる楽曲 情報処理方法の処理の詳細を示すフローチャ ートである。 図8は、この発明の実施例にかかる車両 用楽曲情報処理装置の表示画面の簡略図であ る。

符号の説明

 100 移動体用楽曲情報処理装置
 101 経路設定部
 102 表示部
 103 楽曲再生部
 104 取得部
 105 リスト作成部
 106 リスト選択部
 300 車両用楽曲情報処理装置
 301 CPU
 304 ハードディスクドライブ
 305 ハードディスク
 306 出力デバイス
 308 映像I/F
 309 ディスプレイ

 以下に添付図面を参照して、この発明に かる移動体用楽曲情報処理装置、移動体用 曲情報処理方法の好適な実施の形態を詳細 説明する。

(実施の形態)
(移動体用楽曲情報処理装置の機能的構成)
 まず、この発明の実施の形態にかかる移動 用楽曲情報処理装置100の機能的構成につい 説明する。図1は、実施の形態にかかる移動 体用楽曲情報処理装置の機能的構成を示すブ ロック図である。

 図1において、移動体用楽曲情報処理装置 100は、経路設定部101と、表示部102と、楽曲再 生部103と、取得部104と、リスト作成部105と、 リスト選択部106と、を備えている。経路設定 部101は、目的地点までの移動経路を設定する 。

 表示部102は、地図情報を表示する画面を する。ここで、地図情報は、図示しない記 部に記憶されている。地図情報は、ノード よびリンクからなる道路ネットワーク情報 、施設や道路その他地形(山、川、土地)に するフィーチャを用いて描画される画像情 とを含んでいる。地図情報は、文字情報、 設の名称や住所などの情報、道路や施設の 像などを含んでいてもよい。

 また、表示部102は、経路設定部101にて移 経路が設定された際に移動経路における目 地点を示す位置を地図情報上に重畳して画 に表示するとともに、画面における目的地 を示す位置がタッチされた場合に、目的地 に関連付けられたリストの一覧を画面に表 してもよい。具体的には、たとえば、画面 重ねて配置されたタッチパネルなどからの 作の入力によって、目的地点を示す位置が ッチされたか否かを判断する。リストの一 は、たとえば、同じ目的地点に関連付けら た複数のリストである。具体的には、たと ば、リストを作成した日によって区別され いてもよい。また、表示部102は、後述する 曲再生部103によって再生されている楽曲に する情報、後述するリスト作成部105によっ 作成されたリスト内の楽曲に関する情報を 示してもよい。楽曲に関する情報は、具体 には、たとえば、アーティスト名、タイト 名、ジャンル、総再生時間の情報などであ 。

 楽曲再生部103は、楽曲を再生する。具体 には、たとえば、ユーザーによって選択さ た楽曲を再生してもよいし、記録された楽 をランダム再生してもよい。また、楽曲再 部103は、後述するリスト選択部106にて選択 れたリストにおける楽曲に関する情報の取 された順番に従って楽曲を再生する。さら 、楽曲再生部103は、リスト選択部106にて選 されたリストにおける楽曲に関する情報の 得された順番に従って楽曲を再生している に別のリストが選択された場合、別のリス が選択された時点で再生中の楽曲の順番と じ順番の楽曲から再生する。

 取得部104は、経路設定部101にて設定され 移動経路を移動中に楽曲再生部103にて楽曲 再生された場合、再生された楽曲に関する 報を取得する。取得部104は、インターネッ などを介して外部のDBから情報を取得して よい。取得部104によって取得される際、楽 に関する情報には、楽曲が再生された地点 情報が付されてもよい。また、取得部104は 楽曲再生部103にて再生される楽曲が、楽曲 総再生時間に対して3分の2以上再生された場 合に、楽曲に関する情報を取得してもよい。 楽曲の総再生時間に対しての割合は、ユーザ ーによって設定可能であってもよい。

 リスト作成部105は、目的地点に到着する でに取得部104にて取得された楽曲に関する 報を、その取得された順番に登録すること より目的地点に関連付けたリストを作成す 。具体的には、たとえば、楽曲再生部103に って楽曲が再生された順番に、取得部104に って取得された楽曲に関する情報を登録す 。この場合、登録された順番に、ナンバー 付してもよい。

 リスト選択部106は、表示部102にて表示さ たリストの一覧から所望のリストを選択す 。リストの一覧は、リスト作成部105によっ 作成されたリストでもよい。また、リスト 択部106は、具体的には、たとえば、タッチ ネルやリモコンなどの操作の入力を受け付 ることで、所望のリストの選択を受け付け 。

(経路誘導装置の経路誘導処理手順)
 次に、移動体用楽曲情報処理装置100の移動 用楽曲情報処理手順について説明する。図2 は、移動体用楽曲情報処理装置の移動体用楽 曲情報処理手順を示すフローチャートである 。図2のフローチャートにおいて、まず、経 設定部101によって目的地点までの移動経路 設定されたか否かを判断する(ステップS201) ステップS201において移動経路が設定された 合(ステップS201:Yes)、表示部102の備える画面 に、地図情報上に重畳して、ステップS201に いて移動経路が設定された際に移動経路に ける目的地点を示す位置を表示する(ステッ S202)。

 そして、ステップS202とともに、画面にお ける目的地点を示す位置がタッチされたか否 かを判断する(ステップS203)。ステップS203に いてタッチされなかった場合(ステップS203) 次に、楽曲再生部103によって楽曲が再生さ るまで待機する(ステップS204:Noのループ)。

 ステップS204において、楽曲が再生された 場合(ステップS204:Yes)、取得部104によって楽 に関する情報を取得する(ステップS205)。そ て、ステップS205において取得された楽曲に する情報を、その取得された順番にリスト 登録する(ステップS206)。目的地点に到着し か否かを判断して(ステップS207)、目的地点 到着した場合(ステップS207:Yes)、リスト作成 部105によって目的地点に関連付けたリストを 作成し(ステップS208)、一連の処理を終了する 。

 一方、ステップS203においてタッチされた 場合(ステップS203:Yes)、表示部102の備える画 に、目的地点に関連付けられたリストの一 を表示する(ステップS209)。そして、リスト 択部106によって、ステップS209において表示 れたリストの一覧から所望のリストが選択 れるまで待機する(ステップS210:Noのループ) ステップS210において所望のリストが選択さ れた場合(ステップS210:Yes)、楽曲再生部103に って、ステップS210において選択されたリス における楽曲に関する情報の取得された順 に従って楽曲を再生し(ステップS211)、一連 処理を終了する。

 なお、図2のフローチャートにおいては、 ステップS205において楽曲に関する情報を取 するとしているが、これに限るものではな 。具体的には、たとえば、楽曲再生部103に って再生される楽曲が、楽曲の総再生時間 対して3分の2以上再生された場合に、楽曲に 関する情報を取得してもよい。

 また、図2のフローチャートにおいては、 ステップS211において楽曲に関する情報の取 された順番に従って再生し、一連の処理を 了するとしているが、これに限るものでは い。具体的には、たとえば、ステップS211に いて楽曲に関する情報の取得された順番に って楽曲を再生している際に、リスト選択 106によって別のリストが選択された場合、 のリストが選択された時点で再生中の楽曲 順番と同じ順番の楽曲から楽曲再生部103に って再生する。

 また、図2のフローチャートにおいては、 ステップS210:Noのループにおいて表示された ストの一覧から所望のリストが選択される で待機するとしているがこれに限るもので ない。具体的には、たとえば、所定時間待 して、選択されない場合、そのまま一連の 理を終了してもよい。

 上述したように、実施の形態の移動体用 曲情報処理装置100によれば、経路設定部101 よって設定された移動経路を移動中に、楽 再生部103によって楽曲が再生された場合、 生された楽曲に関する情報を取得し、目的 点に到着するまでに取得部104によって取得 れた楽曲に関する情報を、リスト作成部105 よって、取得された順番に登録することに り目的地点に関連付けたリストを作成する とができる。したがって、走行経路の走行 程に沿って再生された楽曲の再生順番を維 しつつ、再生リストを作成することができ 。これによって、ユーザーは、同じ走行経 にて同じ目的地点に向かって走行した場合 、再生された楽曲を聴くことによって過去 思い出に触れることができる。

 また、実施の形態の移動体用楽曲情報処 装置100によれば、楽曲再生部103にて再生さ る楽曲が、楽曲の総再生時間に対して3分の 2以上再生された場合に、取得部104によって 曲に関する情報を取得することができる。 たがって、ユーザーが所望して聴いた楽曲 否かを判断して、楽曲情報を取得すること できる。これによって、ユーザーは、たと ば、どんな曲か知りたいだけで再生した楽 などは、再生リストに登録しないことで、 身の所望する楽曲のみのリストを作成する とができる。

 また、実施の形態の移動体用楽曲情報処 装置100によれば、経路設定部101にて移動経 が設定された際に移動経路における目的地 を示す位置を地図情報上に重畳して画面に 示するとともに、画面における目的地点を す位置がタッチされた場合に、目的地点に 連付けられたリストの一覧を表示部102の備 る画面に表示することができる。したがっ 、目的地点が選択されれば、その目的地点 関連付けられたリストを表示することがで る。これによって、ユーザーは、「ここへ く」と欲したときに再生する所望の楽曲を 易に選択再生させることが可能となる。

 また、実施の形態の移動体用楽曲情報処 装置100によれば、リスト選択部106にて選択 れたリストにおける楽曲に関する情報の取 された順番に従って、楽曲再生部103によっ 楽曲を再生することができる。したがって 同じ目的地点に関連付けられたリストが複 ある場合、1つのリストを選択し、再生する ことができる。これによって、ユーザーは、 たとえば、同じ目的地点に向かう場合も、季 節や年度によって異なる再生リストから、1 のリストを選択することで、過去に聴いて た曲を振り返ることができる。

 また、実施の形態の移動体用楽曲情報処 装置100によれば、リスト選択部106にて選択 れたリストにおける楽曲に関する情報の取 された順番に従って楽曲を再生している際 別のリストが選択された場合、別のリスト 選択された時点で再生中の楽曲の順番と同 順番の楽曲から、楽曲再生部103によって再 することができる。したがって、設定され 走行経路を走行中に別の再生リストに変更 たとしても、目的地点に到着する際には再 リストの最後の楽曲まで再生することがで 、再生リストの途中で楽曲の聴取が終わっ しまうことを防ぐことができる。これによ て、ユーザーは、たとえば、途中で再生リ トを変更した場合も、過去にその場所で聴 ていた曲を振り返ることができる。

 以下に添付図面を参照して、この発明に かる移動体用楽曲情報処理装置、および移 体用楽曲情報処理方法の好適な実施例を詳 に説明する。なお、本実施例では、移動体 ある車両に搭載された車両用楽曲情報処理 置、および車両用楽曲情報処理方法につい 説明するがこれに限ることはない。

(車両用楽曲情報処理装置の構成)
 図3は、この発明の実施例にかかる車両用楽 曲情報処理装置300の構成を示すブロック図で ある。車両用楽曲情報処理装置300は、CPU301と 、ROM302と、RAM303と、ハードディスクドライブ 304と、ハードディスク305と、出力デバイス306 と、通信I/F(インターフェース)307と、映像I/F3 08と、ディスプレイ309と、入力デバイス310と GPSユニット311と、センサー類312と、で構成 れている。また、各構成部301~312は、通信バ ス320によってそれぞれ接続されている。すな わち、各構成部301~312は、この通信バス320を して情報や信号等の送受がおこなわれる。

 ハードディスクドライブ304は、CPU301の制 に従ってハードディスク305に記録された情 を読み取る、またはハードディスク305に情 を書き込む。ハードディスク305は、地図情 等の車両の走行支援のために利用される情 と、楽曲を再生するために利用される情報 記録する。楽曲を再生するために利用され 情報としては、後述するスピーカ等の出力 バイス306により出力される楽曲データの他 、たとえば、アーティスト、タイトルやジ ンル等の楽曲に関する情報、楽曲の総再生 間情報等である。楽曲データと楽曲に関す 情報等とは互いに識別情報が付加されてお 、当該識別情報にて互いに紐付けられてい 。たとえば、楽曲の再生中(楽曲データの出 力中と同義)にはその楽曲データに紐付けら た楽曲に関する情報がCPU301の制御により後 するディスプレイ309の画面に表示される。

 出力デバイス306は、たとえば、スピーカ で構成され、ハードディスクドライブ304に って読み取られた楽曲データを音声信号と て出力する。なお、本実施例におけるハー ディスクドライブ304と出力デバイス306が楽 再生手段として機能する。

 通信I/F307は、無線を介してネットワーク 接続され、たとえば、ハードディスク305に 録するための楽曲データや楽曲に関する情 を外部DB(データベース)から取得するための 、車両用楽曲情報処理装置300と外部DBとのイ ターフェースとして機能する。この通信I/F3 07にて取得された情報は通信バス320を介して ードディスクドライブ304に送られ、当該ハ ドディスクドライブ304にてハードディスク3 05に書き込まれる。

 映像I/F308は、映像出力用のディスプレイ3 09と接続される。映像I/F308は、具体的には、 とえば、ディスプレイ309全体の制御をおこ うグラフィックコントローラと、即時表示 能な地図情報等の画像情報を一時的に記録 るVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グ ラフィックコントローラから出力される描画 データに基づいて、ディスプレイ309を表示制 御する制御ICなどによって構成される。この 像I/F308は、ハードディスクドライブ304によ 読み取られた地図情報や現在位置を示すマ ク、または施設等を示すランドマーク等をV RAMに記録し、グラフィックコントローラにて ディスプレイ309の画面に表示するための描画 データを作成してディスプレイ309に送る。ま た、ハードディスクドライブ304により読み取 られた楽曲に関する情報をディスプレイ309の 画面に表示するための描画データを作成して ディスプレイ309に送る。

 ディスプレイ309は、楽曲に関する情報や 図情報等を表示するための画面を有し、映 I/F308を介して送られる描画データを表示す 。なお、本実施例における映像I/F308とディ プレイ309が表示手段として機能する。

 入力デバイス310は、文字、数値、各種指 などの入力のための複数のキーを備えたリ コン、キーボード、マウス、タッチパネル どが挙げられる。なお、入力デバイス310と てタッチパネルを採用する場合には、タッ パネルをディスプレイ309の画面に重ねて配 し、画面に表示された描画データにおける 面の所定の位置のタッチを感知することに り、そのタッチ位置を座標に変換してCPU301 信号を送るよう構成される。また、この入 デバイス310は、所望の楽曲を選択するため 操作、または選択した楽曲を再生するため 操作、ならびに所望の機能モードを設定す ための操作、目的地点を設定するための操 、ならびに走行経路の設定条件を指定する 作等各種の操作がおこなえる構成であり、 れら操作に応じた指令信号をCPU301に送る機 を備える。なお、本実施例における入力デ イス310がリスト選択手段として機能する。

 GPSユニット311は、人工衛星からの信号を 信するGPSアンテナ、そのGPSアンテナにより 信した信号から車両の絶対位置、絶対方向 得るGPSセンサー等により構成され、車両の 対位置や絶対方向を示す位置データをCPU301 送る。

 センサー類312は、車両の加速度データを 得する加速度センサーや速度データを取得 る速度センサー、車両の方位データを取得 るジャイロセンサー等の各種センサーにて 成され、それら取得されたデータをCPU301に る。

 CPU301は、車両用楽曲情報処理装置300全体 制御を司る。ROM302は、ブートプログラム、 報処理プログラムなどのプログラムを記録 ている。RAM303は、CPU301のワークエリアとし 使用される。

 CPU301は、センサー類312から送られるデー に基づき車両の現在位置を演算する。現在 置の演算は、センサー類312から送られるデ タを各々積分した結果得られる距離データ よび角度データを用い、そのデータを時間 で積分していくことにより、初期位置(X,Y) ら車両走行後の位置である現在位置(X´,Y´) 定期的に演算する。なお、センサー類312か 送られるデータを積分していくと誤差が蓄 するため、ある時間周期でGPSユニット311か 得られた位置データをもとに蓄積した誤差 キャンセルするという処理を施す。また、CP U301は演算した現在位置、ならびに後述する 力デバイス310からの指令信号に応じて車両 現在位置から目的地点までの経路を探索す 。そして、探索された走行経路をディスプ イ309の画面に表示すべくハードディスクド イブ304ならびに映像I/F308を制御する。さら 、逐次更新される車両の現在位置情報に応 てディスプレイ309の画面に表示すべき地図 報、ならびにその地図情報における車両の 在位置を更新するよう制御する。

 また、CPU301は、入力デバイス310からの指 信号に応じてハードディスク305に記録され いる楽曲データをハードディスクドライブ3 04に読み取らせ、出力デバイス306やディスプ イ309によって出力するよう制御する。

 さらに、CPU301は、車両の走行経路を探索 、映像I/F308を制御してディスプレイ309の画 に当該走行経路を表示させている際に楽曲 ータの再生指令ならびに後述する再生リス 作成モードの設定が入力デバイス310により されると、ハードディスクドライブ304と出 デバイス306とを制御してその楽曲データを 声信号として出力させるとともに、当該楽 の再生経過時間を監視し、その再生経過時 からリストへの登録要否を判断する。また CPU301は、楽曲に関する情報を登録するため リストを作成し、登録が必要と判断した場 にはハードディスク305に記録されている楽 に関する情報を取得して、作成したリスト その情報を登録する。なお、本実施形態に けるCPU301が取得手段、リスト作成手段とし 機能する。

 なお、本実施例において、楽曲に関する 報が登録されていないリストを単にリスト 称し、楽曲に関する情報が登録されている ストを再生リストと称して説明する。

(CPUの再生リスト作成処理の内容)
 次に、CPU301の再生リスト作成処理の内容に いて図4のフローチャートならびに図5のリ トの概念図を用いて説明する。図4は、この 明の実施例にかかる楽曲情報処理方法の処 を示すフローチャートである。また、図5は 、この発明の実施例にかかる車両用楽曲情報 処理装置のリストを示す概念図である。

 図4のフローチャートにおいて、まず、CPU 301は、入力デバイス310から目的地点を設定す る旨の指令信号を受けたかを判断する(ステ プS401)。目的地点を設定する旨の指令信号を 受け付けたと判断した場合(ステップS401:Yes) は、センサー類312からのデータに基づき得 れる現在位置から当該目的地点までの走行 路を設定する(ステップS402)。この走行経路 設定は、たとえば、ダイクストラ法等を用 て、指定された2地点(現在位置、目的地点) を結ぶ経路のうち少ないコスト(たとえば、 行時間や旅行距離など)で目的地点へ到達可 能な経路を、ハードディスク305に記録された 地図情報から検索し、その結果得られた走行 経路を映像I/F308のRAMに記録する。そして、ハ ードディスクドライブ304にて読み取られた地 図情報に当該走行経路を描画した描画データ を作成し、ディスプレイ309に送る。

 次に、CPU301は車両の走行が開始されたか 判断する(ステップS403)。この判断は、たと ば、センサー類312からのデータにより判断 ることができる。センサー類312における速 センサーからのデータに基づき、車速が0km/ hを超えた速度であるかを判断することによ 走行が開始されたかを判断することができ 。そして、車両の走行が開始されたと判断 た場合(ステップS403:Yes)には、設定された走 経路に沿って車両を誘導すべく案内を開始 、ステップS404に移行する。なお、車両の走 行が開始されていないと判断した場合(ステ プS403:No)には、走行が開始されるまで待機す る。

 次に、CPU301は、入力デバイス310により再 リスト作成モードを選択した旨の指令信号 受けたかを判断する(ステップS404)。この再 リスト作成モードは、CPU301が再生リスト作 処理を開始するためのモードであり、入力 バイス310からの指令信号に応じて開始され 。このステップS404以降の処理が再生リスト 作成処理に相当するが、その再生リスト作成 処理を開始するためには、ステップS401~S403ま での処理をおこなうことが前提となる。

 入力デバイス310により再生リスト作成モ ドを選択した旨の指令信号を受けたと判断 た場合(ステップS404:Yes)には、楽曲に関する 情報を登録するためのリストを作成する。

 図5(a)は、リスト500の概念図であり、タイ トル501として、目的地点の名称を設定する。 図5(a)の例では、目的地点として「苗場スキ 場」が設定される。なお、この名称は、ハ ドディスク305に記録されている地図情報か 取得して設定する。すなわち、ステップS401 設定された目的地点が「苗場スキー場」で り、その「苗場スキー場」に向かって走行 る間に再生される一または複数の楽曲の当 楽曲に関する情報を登録する。また、リス 500のタイトルの脇には、リスト500を作成す 作成日502を設定する。これは、CPU301の内部 設けられたカレンダー機能を用いて設定す 。リスト500を作成する作成日と、走行経路 設定してその走行経路に沿って走行する日 は同日であるため、その作成日を参照する とにより、実際に走行した日を確認するこ ができる。

 図5(a)で示すように、作成するリスト500の 項目として楽曲の「タイトル名」、「アーテ ィスト名」、「ジャンル」を一例として挙げ ているがこれに限ることはない。後に作成さ れたリスト500を確認する際に再生した楽曲が わかる項目であればこれに捉われる必要はな い。また、リスト500の左端には「NO.」503の項 目を設けている。この「NO.」503の項目には、 上から1,2,3,4,5,6,・・・・・・と番号を割り振 る。この番号は、リスト500に登録される順番 、ならびに後に再生する順番を示している。 つまり、設定された走行経路に沿って走行を 開始した後、1番目に再生される楽曲に対し の楽曲に関する情報をリスト500に登録する 判断した場合には、「NO.」503の項目に番号 1」を割り振り、当該情報をその番号「1」に 対応する項目欄に登録する。以降、2番目に 生された楽曲は番号「2」と割り振り、その 曲に関する情報を番号「2」に対応する項目 欄に登録し、3番目に再生された楽曲は番号 3」と割り振り、その楽曲に関する情報を番 「3」に対応する項目欄に登録し、とその順 番に応じて該当する番号を割り振り、その番 号に対応する項目欄に楽曲に関する情報を順 次登録していく。

 なお、この「NO.」503の項目は、車両が目 地点に到着してリスト500への登録が完了し 後、当該リスト500を選択して楽曲を再生す 場合の再生順番とされる。なお、このリス 500はハードディスクドライブ304を制御して 成し、作成が完了したリスト500は、「NO.」5 03の項目の最後の番号の下に「END」を付加し 再生リスト550としてハードディスク305に記 (登録)される。

 図4のフローチャートに戻り、走行経路に 沿った車両の走行中に楽曲の再生が開始され たかを判断する(ステップS405)。一方、入力デ バイス310により再生リスト作成モードを選択 した旨の指令信号を受けていないと判断した 場合(ステップS404:No)には、当該指令信号を受 けるまで待機するが、この待機中に、たとえ ば、目的地点に到着したと判断された場合に は、ステップS405以降の処理をおこなうこと く再生リスト作成処理を終了する。ステッ S405にて、CPU301は、楽曲の再生が開始されな 場合(ステップS405:No)、すなわち、入力デバ ス310から楽曲を再生する旨の指令信号を受 ていないと判断した場合には、当該指令信 を受けるまで待機するが、これもステップS 404:Noの場合と同様に、待機中に目的地点に到 着したと判断された場合にはステップS406以 の処理をおこなうことなく再生リスト作成 理を終了する。なお、走行経路に沿って走 中に、楽曲の再生が一度も開始されること く目的地点に到着した場合には、上述した スト500をハードディスク305から消去する。

 一方、CPU301は、ステップS405にて楽曲の再 生が開始されたと判断した場合(ステップS405: Yes)には、再生が開始された楽曲の再生経過 間を監視する(ステップS406)。まず、楽曲が 生されたと判断した場合には当該再生が開 された楽曲の総再生時間情報を取得する。 の総再生時間情報は、たとえば、CD(Compact DI SC)でたとえるならばTOC(Table of Content)に記録 れているデータであり、ハードディスク305 もそれと同等のデータ(たとえば、IP3タグ) 楽曲に対応付けて記録されている。すなわ 、CPU301は、楽曲の再生が開始されたと判断 た場合、まず当該楽曲の識別情報を参照す ことにより当該識別情報に対応付けられた 再生時間情報を、ハードディスクドライブ30 4を制御してハードディスク305から取得する なお、この総再生時間情報は、楽曲の再生 始から再生終了までに費やす時間情報であ 。

 そして、再生が開始された楽曲の再生経 時間を監視する。次に再生が開始された楽 が最後まで再生されたかを判断する(ステッ プS407)。つまり、再生経過時間が総再生時間 報の示す時間に達したか否かを判断する。 生が開始された楽曲が最後まで再生された 判断した場合(ステップS407:Yes)、ハードディ スクドライブ304を制御してハードディスク305 から当該楽曲の識別情報を参照して、当該識 別情報に対応した楽曲に関する情報を取得し て、上述したリスト500に登録する(ステップS4 08)。

 図5(b)は、リスト500に楽曲に関する情報が 登録された再生リスト550を示す概念図である 。再生リスト550の「NO.」503の項目には番号「 1」,「2」,「3」,「4」が割り振られ、それら 番号に対応するタイトル名、アーティスト 、ジャンルの各項目には情報が登録されて る。そして、図4のフローチャートに戻り、C PU301は、目的地点に到着したか否かを判断す (ステップS409)。目的地点に到着したと判断 た場合(ステップS409:Yes)、すなわち、車両の 現在位置が地図情報における目的地点の示す 位置座標に到達したと判断した場合には、ハ ードディスクドライブ304を制御し、ハードデ ィスク305に、リスト500への楽曲に関する情報 の登録が完了した再生リスト550を登録する( テップS411)。一方、目的地点に到着していな いと判断した場合(ステップS409:No)には、ステ ップS405に戻り、次の楽曲の再生が開始され かを判断して以降の処理をおこなう。

 また、再生が開始された楽曲が最後まで 生されていないと判断した場合(ステップS40 7:No)には、当該楽曲が総再生時間に対して3分 の2以上再生されたかを判断する(ステップS410 )。再生が開始された楽曲が最後まで再生さ ていない場合とは、たとえば、再生が開始 れた楽曲の再生中に、ユーザーが入力デバ ス310を操作することにより異なる楽曲の再 指令がなされた場合、または、当該楽曲の 生が停止された場合、等が考えられる。CPU30 1は入力デバイス310からそれらの指令信号を けることにより、再生が開始された楽曲が 後まで再生されずに当該指令信号に対する 理をおこなうことになるが、その指令を受 た時点での再生経過時間が総再生時間情報 3分の2以上であると判断した場合(ステップS4 10:Yes)には、最後まで再生したと同等である してステップS408に移行し、楽曲に関する情 をリスト500に登録する。

 また、3分の2に達していないと判断した 合(ステップS410:No)には、ステップS409に移行 て目的地点に到着したかを判断する。目的 点に到着したと判断した場合には、ステッ S411に移行して再生リスト550の登録をおこな い、目的地点に到着していないと判断した場 合には、ステップS405に戻り以降の処理をお なう。なお、この再生リスト550の登録は、 とえば、リストの「NO.」503の項目の最後の 号の下に「END」を付加することによりおこ う(図5(b)を参照)。

 このように、本実施例における再生リス 作成処理では、設定された走行経路の目的 点に到着するまでの間に再生された楽曲の 生経過時間を一つのトリガーとして、当該 曲に関する情報のリストへの登録要否を判 し、目的地点に到着した時点で登録されて る楽曲に関する情報をもって再生リスト作 処理を完了し再生リスト550を記録(登録)す ようにしている。また、その再生リスト550 タイトル501を目的地点の名称とし、さらに 作成日502を付加して一意とすることにより じ目的地点であっても異なる再生リスト550 複数作成することができる。よって、たと ば、クリスマスシーズンに同じスキー場に ったとしても年度毎に思い出に残るような 生リストを作成することができるため、た えば、昨年聴いていた楽曲(たとえば、昨年 行っていた楽曲)を振り返ることもできる。

(登録された再生リストの選択処理ならびに 曲再生処理)
 次に、登録された再生リスト550の選択処理 らびに楽曲再生処理について図6、図7のフ ーチャートならびに図8の画面表示の簡略図 用いて説明する。図6は、この発明の実施例 にかかる楽曲情報処理方法の処理を示すフロ ーチャートである。また、図7は、この発明 実施例にかかる楽曲情報処理方法の処理の 細を示すフローチャートである。さらに、 8は、この発明の実施例にかかる車両用楽曲 報処理装置の表示画面の簡略図である。

 図6においては、再生リスト550の選択処理 ならびにその選択された再生リスト550に基づ く楽曲再生処理を示すフローチャートを示し 、図7においては、図6のフローチャートの処 において選択された再生リスト550が変更さ た際に実行する処理のフローチャートを示 。また、図8においては、再生リスト550の選 択をおこなう際のディスプレイ309における画 面表示の簡略図である。

 図6のフローチャートにおいて、まず、CPU 301は、入力デバイス310から目的地点を設定す る旨の指令信号を受けたかを判断する(ステ プS601)。目的地点を設定する旨の指令信号を 受け付けたと判断した場合(ステップS601:Yes) は、センサー類312からのデータに基づき得 れる現在位置から当該目的地点までの走行 路を探索する。この走行経路の探索は、た えば、ダイクストラ法等を用いて、指定さ た2地点(現在位置、目的地点)間を結ぶ経路 うち少ないコスト(たとえば、旅行時間や旅 距離など)で目的地点へ到達可能な経路を、 ハードディスク305に記録された地図情報から 検索し、その結果得られた走行経路を映像I/F 308のRAMに記録する。そして、ハードディスク ドライブ304にて読み取られた地図情報に当該 走行経路を描画した描画データを作成し、デ ィスプレイ309に送る。すなわち、走行経路を 探索して地図情報上に重畳して画面に表示す る(ステップS602)。

 なお、このステップS601からS602の処理は 上述した図4のフローチャートにおけるステ プS401~S402の処理と同等である。なお、ステ プS602において探索された走行経路を地図情 報に重畳して表示する際には、CPU301は、少な くとも目的地点を含む走行経路がディスプレ イ309の画面に表示されるよう映像I/F308を制御 する。現在位置と目的地点とを含むような総 走行経路を画面に表示する場合には、たとえ ば、地図情報の表示縮尺を調整することによ り当該総走行経路を画面に表示するよう制御 する。

 次にCPU301は、ディスプレイ309の画面上の 的地点がタッチされたかを判断する(ステッ プS603)。タッチされていないと判断した場合( ステップS603:No)には、タッチされるまで待機 ることとなるが、たとえば、目的地点を含 走行経路が画面に表示されてから所定時間 過してもタッチされなかった場合には、当 設定された走行経路に沿って車両を誘導す く案内を開始する。その際、映像I/F308を制 して目的地点を含む走行経路の表示から現 位置を含む走行経路の表示に切替えて、車 の走行を誘導する処理を実行する。一方、 的地点がタッチされたと判断した場合には( ステップS603:Yes)、ハードディスク305に、当該 タッチされた目的地点の名称をタイトル501と する再生リスト550が登録されているかを判断 する(ステップS604)。

 なお、画面における目的地点の位置がタ チされたかの判断は、入力デバイス310から られる信号により判断することができる。 述したようにこの入力デバイス310をタッチ ネルとした場合、入力デバイス310は、タッ を検知した画面の位置を座標に変換してCPU3 01に送る、そして、CPU301は、入力デバイス310 ら送られてくる座標信号と目的地点の画面 表示されている位置座標が一致するかを判 し、一致すると判断すれば、画面における 的地点が表示されている位置にタッチされ と判断する。

 そして、ハードディスク305に、目的地点 名称をタイトル501とする再生リスト550が登 されていると判断した場合(ステップS604:Yes) には、映像I/F308を制御して、画面に再生リス ト550のタイトル一覧をポップアップ表示させ る(ステップS605)。このハードディスク305に記 録されているか否かの判断はハードディスク ドライブ304を制御してハードディスク305に記 録されている再生リスト550のタイトル501を読 み取らせるとともに目的地点として設定され た名称を地図情報から取得させ、そのタイト ル501に目的地点の名称と一致するものが存在 するか否かで判断する。なお、一致するもの が存在する場合には、再生リスト550のタイト ルを取得させて映像I/F308に送り、CPU301は映像 I/F308を制御して再生リスト550のタイトル一覧 804をポップアップ表示させる。

 図8は、ディスプレイ309の画面に表示され た目的地点の位置をタッチすることにより再 生リスト550のタイトル一覧804をポップアップ 表示した際の画面表示の簡略図である。

 図8において符号Gは走行経路806の目的地 を示し、符号Sは出発地点(たとえば、現在位 置)を示す。図8においてはディスプレイ309の 面に出発地点と目的地点とを含む総走行経 806が表示されている。そして、ユーザーが 等を用いて符号Gが表示されている画面の位 置をタッチすると、その符号G(目的地点)の名 称をタイトルとする再生リストのタイトル一 覧804がポップアップ表示される。このポップ アップ表示されたタイトル一覧804には、タイ トルの他に作成日も表示される。このタイト ル一覧804は、タイトル501と作成日502とが一意 となっているため、タイトル501が同一であっ ても作成日502が異なれば同じ目的地点に対し 複数の同一タイトル501が一覧として表示され る。

 ディスプレイ309の画面に表示された詳細8 01は、ポップアップ表示されたタイトル一覧8 04における選択された一のタイトル501の再生 スト550を表示するために操作されるボタン ある。この詳細801をタッチすることにより 述した図5(b)で示す再生リスト550が画面に表 示され、登録されている楽曲に関する情報を 確認することができる。

 ディスプレイ309の画面に表示された上下 印805はポップアップ表示されたタイトル一 804から所望のタイトルを指定するためのボ ンである。この上下矢印805をタッチするこ によりタイトル一覧804に表示されたカーソ (不図示)を移動させて所望のタイトルを指 することができる。なお、上記した詳細801 タッチした場合には、このカーソルが位置 ているタイトルの再生リスト550が画面に表 される。

 ディスプレイ309の画面に表示された決定8 02は上下矢印805のタッチにより指定されたタ トルを決定するためのボタンである。この 定802をタッチすることによりタイトル一覧8 04で指定されたタイトルの再生リスト550の「N O.」503の順番に従って楽曲の再生が開始され 。

 図6のフローチャートに戻り、CPU301は、図 8で示すポップアップ表示されたタイトル一 804から一のタイトル(一の再生リスト)が選択 されたかを判断する(ステップS606)。すなわち 、図8で示す決定802がタッチされたかを入力 バイス310からの指令信号を受けることによ 判断する。一のタイトルが選択されたと判 した場合(ステップS606:Yes)には、ハードディ クドライブ304と出力デバイス306を制御して 択された当該一のタイトルの再生リスト550 沿って楽曲を再生させる(ステップS607)。こ 際、選択された当該一のタイトルの再生リ ト550における「NO.」503の項目の順番に従っ 対応する楽曲データをハードディスク305か 読み取り、出力デバイス306にて音声信号と て出力する。なお、再生リスト550における 曲に関する情報をもとに識別情報を検索し 該当する識別情報に対応する楽曲データを ードディスク305から読み取る。

 一方、CPU301は、目的地点の名称をタイト とする再生リスト550がハードディスク305に 録されていないと判断した場合(ステップS60 4:No)には、映像I/F308を制御してタッチした目 地点に対する再生リスト550が存在しない旨 ならびに新規にリスト作成をおこなうか、 なわち、再生リスト作成モードを設定する 、の旨のコーションをディスプレイ309の画 に表示させる。そして、再生リストを新規 登録処理するか否かを判断する(ステップS60 9)。再生リスト作成モードに設定された旨の 令信号を入力デバイス310から受けたと判断 た場合、つまり、新規に登録処理する場合( ステップS609:Yes)には、上述した図4における テップS405に移行して、当該ステップS405以降 の再生リスト作成処理を実行する。

 また、入力デバイス310から再生リスト作 モードに設定された旨の指令信号を受けて ないと判断した場合、つまり、新規に登録 理しない場合(ステップS609:No)には、ステッ S604にてコーションをディスプレイ309に表示 してから所定時間が経過したかを判断し(ス ップS610)、所定時間が経過していないと判断 した場合(ステップS610:No)はそのまま待機し、 所定時間が経過したと判断した場合は、映像 I/F308を制御してコーション表示を終了させる とともに再生リスト550の選択処理ならびに楽 曲再生処理を終了する。また、CPU301は、タイ トル一覧804が表示された後タイトルの選択が なされなかったと判断した場合、つまり、再 生リストが選択されなかったと判断した場合 (ステップS606:No)も同様に、タイトル一覧804が 表示されてから所定時間が経過したかを判断 (ステップS612)し、所定時間が経過していない と判断した場合(ステップS612:No)はそのまま待 機し、所定時間が経過したと判断した場合( テップS612:Yes)は映像I/F308を制御してタイト 一覧804の表示を終了させるとともに楽曲再 処理を終了する。

 次に、CPU301は、再生リスト550の一の楽曲 再生が終わる度に、当該一の楽曲が再生リ ト550の最後の楽曲かを判断する(ステップS60 8)。最後の楽曲か否かは、再生リスト550の「N O.」503の項目の「END」を読み取ったかで判断 る。再生リスト550の最後の楽曲であると判 した場合(ステップS608:Yes)には、楽曲再生処 理を終了する。一方、再生リスト550の最後の 楽曲ではないと判断した場合には(ステップS6 08:No)、次の楽曲の再生を開始することになる が、その前に、再生リスト550が変更されたか を判断する(ステップS611)。なお、本実施例で はこのステップS611の判断ステップを一の楽 の再生が終了した後としているが、これに ることなく、たとえば、一の楽曲の再生中 あってもよい。

 CPU301は、再生リスト550が変更されていな と判断した場合、すなわち、入力デバイス3 10から再生リスト550を変更する旨の指令信号 受けていないと判断した場合(ステップS611:N o)には、ステップS607に移行してそのまま現在 選択されている再生リスト550の再生順番に従 って次の楽曲の再生を開始する。一方、CPU301 は、入力デバイス310から別の再生リスト550の 選択がなされた旨の指令信号を受けたと判断 した場合、つまり、再生リスト550を変更する 旨の指令信号を受けたと判断した場合(ステ プS611:Yes)には、現在の再生リスト550が別の 生リスト550に変更された際に実行される図7 示すフローチャートに移行する。

 図7のフローチャートにおいて、まず、CPU 301は、選択された別の再生リスト550が現在選 択されている再生リスト550とタイトルが同一 の再生リスト550であるかを判断する(ステッ S701)。すなわち、図8で示す符号Gをタッチす ことによりポップアップ表示されたタイト 一覧804にて選択された別の再生リスト550(タ イトルが同じで作成日が異なる再生リスト) あるかを判断する。

 CPU301は、選択された別の再生リスト550が 在選択されている再生リスト550のタイトル 、タイトルが同一の再生リストではないと 断した場合(ステップS701:No)には、設定され 走行経路に関わりを持たない再生リスト550 選択されたと判断して、その再生リスト550 先頭の楽曲から再生を開始して(ステップS70 5)、図6のフローチャートにおけるステップS60 8に移行する。一方、選択された別の再生リ ト550が、現在選択されている再生リスト550 タイトルが同一の再生リスト550であると判 した場合(ステップS701:Yes)には、再生リスト5 50が変更される時点、すなわち、入力デバイ 310から図8における決定802がタッチされた旨 の指令信号を受けたと判断した時点で再生さ れている、または再生されていた楽曲の再生 順番を抽出する。

 たとえば、変更される前の再生リスト550 て「NO.」503の項目の番号「3」の楽曲の再生 が終了した後にまたはその番号「3」の楽曲 再生中に入力デバイス310から指令信号を受 たと判断した場合、その時点の再生順番と て番号「3」を再生リスト550から抽出する。 なわち、再生リスト550を変更された時点の 生順番を抽出する(ステップS702)。そして、 の再生順番として番号「3」と同じ番号が選 択された別の再生リスト550に存在するかを当 該再生リスト550の「NO.」の項目を参照するこ とにより判断する。すなわち、ステップS702 おいて抽出された再生順番が別の再生リス 550に存在するかを判断する(ステップS703)。 じ再生順番が存在すると判断した場合、す わち、抽出された再生順番が別の再生リス 550に存在すると判断した場合(ステップS703:Ye s)には、選択された別の再生リスト550におけ 「NO.」503の項目の番号「3」に対応する楽曲 から再生を開始する。すなわち、ステップS70 2において抽出された再生順番の楽曲から再 を開始する(ステップS704)。そして、図6のフ ーチャートにおけるステップS608に移行する 。

 このようにすることで、たとえば、設定 れた走行経路を走行中に別の再生リストに 更したとしても、目的地点に到着する際に 再生リストの最後の楽曲まで聴くことがで 、再生リストの途中で楽曲の聴取が終わっ しまうことを防ぐことができる。また、再 リストは、設定された走行経路の走行過程 伴い再生される楽曲の楽曲に関する情報を 録することにより作成されるものであるた 、ある意味、設定された走行経路上の位置 楽曲が再生されるタイミングとが関連して る。よって、別の再生リストに変更したと ても、その走行経路上の位置と関連のある 曲から再生を開始しているため、たとえば 「昨年も、この場所でこの曲を聴いたね」 いう思い出を沸き立たせることができる。

 一方、同じ再生順番が存在しないと判断 た場合、すなわち、抽出された再生順番が の再生リスト550に存在しないと判断した場 (ステップS703:No)、たとえば、選択された別 再生リスト550の「NO.」503の項目には番号「2 」までしか存在しなかった場合には、その選 択された別の再生リスト550の「NO.」503の項目 の番号「1」の楽曲から再生を開始して(ステ プS705)、図6のフローチャートにおけるステ プS608に移行する。

 上述した本実施例では、目的地点に辿り くまでに再生された楽曲の楽曲に関する情 を取得して登録することにより目的地点に 連付けた再生リストを作成しているため、 とえば、ユーザーが「ここへ行く」と欲し ときに再生する所望の楽曲を容易に選択再 させることが可能となる。さらに、走行経 の走行過程に沿って再生された楽曲の再生 番を維持しつつ、再生リストを作成してい ため、同じ走行経路にて同じ目的地点に向 って走行した場合に、再生される楽曲を聴 ことによって過去の思い出に触れることが きる。

 なお、上記した本実施例では、図8にてポ ップアップ表示した再生リスト550のタイトル 一覧804から一のタイトルを選択した場合につ いて説明しているが、これに限ることなく、 複数のタイトルを指定して決定するようにし てもよい。その場合、たとえば、複数の再生 リストをもとに「NO.」503の項目が同じ番号の 楽曲を交互に選択して再生する、など本発明 の趣旨を逸脱しない範囲において、様々な態 様を採ることが可能となる。