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Title:
NUCLEAR MAGNETIC RESONANCE IMAGING APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/142300
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a magnetic resonance imaging apparatus, which can reduce the SAR for a GrE group pulse sequence while keeping an SN ratio and an image contrast, regardless of the presence or absence of synchronous photography.  In the GrE group pulse sequence, a flip angle is controlled for each measurement set (409) divided on the magnitude of a phase encode and the period of the body motion of a specimen.  In a set (501) for measuring an echo having the minimum absolute value of the phase encode, the flip angles of an RF pulse having the minimum phase encode quantity and at least one RF pulse irradiated just before the former pulse are maximized.  For the remaining RF pulses, the flip angles are varied within the maximum or less ranges, regardless of the magnitude of the non-photographic or photographic mode and the magnitude of the phase encode.

Inventors:
YOKOSAWA SUGURU (JP)
TANIGUCHI YO (JP)
BITO YOSHITAKA (JP)
ITAGAKI HIROYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/059444
Publication Date:
November 26, 2009
Filing Date:
May 22, 2009
Export Citation:
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Assignee:
HITACHI MEDICAL CORP (JP)
YOKOSAWA SUGURU (JP)
TANIGUCHI YO (JP)
BITO YOSHITAKA (JP)
ITAGAKI HIROYUKI (JP)
International Classes:
A61B5/055
Foreign References:
JPH09262220A1997-10-07
Other References:
V. S. DESHPANDE ET AL.: "Improved Cardiac Cine Imaging at 3T Using Modulated Flip Angles", PROC. INTL. SOC. MAG. RESON. MED., vol. 12, May 2004 (2004-05-01)
B. A. JUNG ET AL.: "SSFP cardiac cine imaging with high blood - myocardium contrast at 3T", PROC. INTL. SOC. MAG. RESON. MED., vol. 12, May 2004 (2004-05-01)
C. LIN ET AL.: "Improvements of 3DTOF MRA at 3.0T", PROC. INTL. SOC. MAG. RESON. MED., vol. 12, May 2004 (2004-05-01)
D. PAUL ET AL.: "SAR-Reduced TrueFISP Using Variable Flip Angels: Influence on In-Plane Resolution and SNR Properties", PROC. INTL. SOC. MAG. RESON. MED., vol. 15, May 2007 (2007-05-01)
D. PAUL ET AL.: "Steady State Free Precessing Imaging with high flip angles at 3T", PROC. INTL. SOC. MAG. RESON. MED., vol. 12, May 2004 (2004-05-01)
D. PAUL ET AL.: "T2-weighted b-SSFP imaging using TIDE", PROC. INTL. SOC. MAG. RESON. MED., vol. 13, May 2005 (2005-05-01)
Attorney, Agent or Firm:
Sannozaka Patent Law Firm (JP)
Patent business corporation The Sanno hill patent firm (JP)
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Claims:
 静磁場を被検体に印加する静磁場印加部と、傾斜磁場を前記被検体に印加する傾斜磁場印加部と、高周波磁場パルスを前記被検体に照射する高周波磁場パルス照射部と、前記被検体から核磁気共鳴信号を検出する検出部と、前記傾斜磁場印加部と、前記高周波磁場パルス照射部、前記傾斜磁場印加部および検出部を制御し、所定の撮像パルスシーケンスを実行させる制御部とを有し、
 前記制御部は、前記撮像パルスシーケンスとして、複数の高周波磁場の照射と複数種類の位相エンコード量の付与のための複数の前記傾斜磁場の印加を伴う1以上のシーケンスグループを実行させ、前記1以上のシーケンスグループごとに前記高周波磁場パルスのフリップ角を設定することを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項1に記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記シーケンスグループは、前記高周波磁場パルスを照射し、核磁気共鳴信号の検出を伴わない非撮影モードと、前記高周波磁場パルスを照射し、核磁気共鳴信号の検出を行う撮影モードを含むことを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項1に記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記シーケンスグループは2以上あり、前記制御部は、2以上の前記シーケンスグループのうち、絶対値が最小の位相エンコード量を実行するシーケンスグループには前記フリップ角として最大値を設定し、他のシーケンスグループには前記フリップ角として前記最大値より小さい値を設定することを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項3に記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記制御部は、前記シーケンスグループごとに、前記複数の高周波磁場パルスの前記フリップ角として実質的に一定値を設定することを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項3に記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記制御部は、前記位相エンコード量の絶対値が最小の前記シーケンスグループに含まれる前記複数の高周波磁場パルスのうち、絶対値が最小の位相エンコードを行う繰り返し時間内の高周波磁場パルスと、その直前の少なくとも一つ以上の高周波磁場パルスの前記フリップ角を最大とし、他の高周波磁場パルスには最大値より小さい値のフリップ角を設定することを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項3に記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記シーケンスグループは、複数の時相の計測を含むことを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項3に記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記制御部は、前記撮像パルスシーケンス全体の比吸収率を演算により求め、求めた比吸収率をあらかじめ定めた安全基準値以下になるように前記他のシーケンスグループに設定する前記フリップ角の値を定めることを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項3に記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記制御部は、前記他のシーケンスグループに設定する前記フリップ角の値は、計測した前記核磁気共鳴信号を位相エンコードの大きさに応じて配列した際に、前記核磁気共鳴信号を検出時の照射した前記高周波磁場パルスのフリップ角が連続的に変化するように設定することを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項6に記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記制御部は、フリップ角を最大値より小さい値に設定する前記他のシーケンスグループ内で同じ大きさの位相エンコードが印加される核磁気共鳴信号を励起する高周波磁場パルスには、同じ大きさのフリップ角を設定することを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項4に記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記制御部は、前記最大値のフリップ角が設定されたシーケンスグループと、前記最大値より小さい値が設定されたシーケンスグループとを時系列に交互に実行することを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項3に記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記制御部は、絶対値が最小でない位相エンコード量のみを実行するシーケンスグループには、前記フリップ角を高周波磁場パルスごとに変調させて設定することを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項4に記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記制御部は、時系列に実行する2以上のシーケンスグループの前記フリップ角を、前記シーケンスグループ単位で連続的に変化させることを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項4に記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記制御部が設定する実質的に一定のフリップ角とは、誤差10%以内のフリップ角であることを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項5記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記制御部は、前記位相エンコード量の絶対値が最小のものを含む前記シーケンスグループにおける位相エンコードが、負の最小値から正の最大値へと時系列に変化する場合には、該負の最小値から絶対値が最小値までは、対応するフリップ角に最大値を設定し、絶対値が最小値から正の最大値までは、対応するフリップ角を徐々に減少させることを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項5記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記制御部は、前記位相エンコード量の絶対値が最小のものを含む前記シーケンスグループにおける位相エンコードが、絶対値が最小値から絶対値が最大値へと時系列に変化する場合には、絶対値が最小の位相エンコードに対応するフリップ角に最大値を設定し、それ以降のフリップ角を徐々に減少させることを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項5記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記制御部は、前記位相エンコード量の絶対値が最小のものを含む前記シーケンスグループにおける位相エンコードが、絶対値が最大値から絶対値が最小値へと時系列に変化する場合には、絶対値が最大の位相エンコードから時系列にフリップ角を徐々に増加させ、絶対値が最小の位相エンコードとそれ以前の所定数の位相エンコードに対応するフリップ角に最大値を設定することを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項3に記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記核磁気共鳴信号から画像を再構成する画像再構成部をさらに有し、該画像再構成部は、前記フリップ角が最大値より小さい前記高周波磁場パルスにて検出した前記核磁気共鳴信号の強度を、照射するフリップ角に応じて補正することを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項3に記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記核磁気共鳴信号から画像を再構成する画像再構成部をさらに有し、該画像再構成部は、前記フリップ角が最大値より小さい前記高周波磁場パルスにて検出した前記核磁気共鳴信号の強度を、前記フリップ角が最大値の前記高周波磁場パルスにて検出した前記核磁気共鳴信号の強度に合わせて補正することを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 請求項1に記載の核磁気共鳴イメージング装置において、前記シーケンスグループは、前記被検体の体動の周期に応じて2以上に分けられていることを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
 静磁場中に配置された被検体について、複数回の高周波磁場の照射、複数回の位相エンコード量の付与のための傾斜磁場の印加および被検体からの複数の核磁気共鳴信号の検出を行う撮像パルスシーケンスグループを、1以上実行し、
 前記1以上の撮像パルスシーケンスグループの実行の際に、該シーケンスグループごとに、前記高周波磁場パルスのフリップ角の値を設定することを特徴とする核磁気共鳴画像の撮像方法。
Description:
核磁気共鳴イメージング装置

 本発明は、比吸収率(SAR)を低減すること できる核磁気共鳴イメージング技術に関す 。

 磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Ima ging)装置は、主にプロトンの核磁気共鳴現象 利用した医用画像診断装置である。静磁場 置かれた被検体に高周波磁場を印加して核 化を励起し磁気共鳴信号を計測する。この き、傾斜磁場の印加により位置情報を与え 像化する。MRI装置は、撮影部位に制限が無 、非侵襲に任意の断面の撮像が可能である

 一般的には、被検体の断層像を得ようと る平面を特定するスライス傾斜磁場を印加 ると同時にその平面内の磁化を励起させる 起パルスを与え、これにより励起された磁 が収束する段階で発生する核磁気共鳴信号( エコー)を得る。磁化に位置情報を与えるた 、励起からエコーを得るまでの間に、断層 内で互いに垂直な方向の位相エンコード傾 磁場とリードアウト傾斜磁場を印加する。 測されたエコーは、横軸をkx、縦軸をkyとす k空間に配置される。一つのエコーは、kx軸 平行な一本のラインを占める。このk空間に 対して逆フーリエ変換することによって画像 再構成が行われる。

 エコーを発生させるためのパルスと各傾 磁場は、あらかじめ設定されたパルスシー ンスに基づいて印加されるようになってい 。このパルスシーケンスは、目的に応じて 々のものが知られている。例えば、グラデ エントエコー(GrE)タイプの高速撮影法は、 のパルスシーケンスを繰り返して作動させ 繰り返しごとに位相エンコード傾斜磁場を 次変化させることにより、1枚の断層像を得 ために必要な数のエコーを順次計測してい 方法である。

 こうしたGrE系のパルスシーケンスの一つ 、位相補償型のパルスシーケンスがある。 のパルスシーケンスでは、GrEに対して各軸 傾斜磁場の時間積分値をゼロにするための 斜磁場パルスが追加される。高周波磁場(RF) パルスのフリップ角は他のGrE系のパルスシー ケンスよりも一般に大きく、その位相は交互 に反転される。また、繰り返し時間TRは、よ 短く5 ms前後である。

 こうしたGrE系の撮影法では、画像再構成 必要なエコーを計測するためのパルスシー ンス実行(撮影モード)の前に、磁化を定常 態にするために磁化を繰り返し励起する。 れを非撮影モードという。非撮影モードに いては、エコーを計測せずに撮影モードと じパルスシーケンスを、与えられた回数だ 実行する。ただし、非撮影モードにおけるRF パルスのフリップ角は、少ない実行回数で磁 化を定常状態へ移行させるために、小さい角 度から徐々に撮影モードの角度に近づける方 法がとられる場合が多い。

 また、これらの高速撮影法では、フリッ 角が画像コントラストに大きく影響する。 のため、撮影モードにおけるフリップ角の 度は一般に1度から90度の範囲から特定の画 コントラストが得られる角度が選択され、 常、撮影モードにおいてフリップ角を変化 せることはない。

 このようなGrE系の高速撮影法は、臨床に いて、心臓の診断や胸腹部の血管診断など 多用される。心臓を撮影する場合には、心 期が約1秒と短いため、心電図同期を用いて 撮影の時間分解能を高める方法が広く用いら れている。すなわち、心電図のR波のトリガ 同期して位相エンコードを変化させ、1画像 再構成に必要なエコーを複数の心拍にまた って計測する方法である。撮影中に呼吸に る体動が生じると、再構成画像にゴースト 発生するため、撮影は息止め中に行われる が一般的である。心臓の撮影では、心周期 の動きの情報も重要であるため動画像(シネ 画像)の撮影が頻繁に行われる。

 胸腹部など、呼吸の体動の影響を受ける 位の撮影では一般的に息止めによる撮影が われる。息止め中にすべての撮像を行うこ ができない場合、再構成に必要な数のエコ 計測を複数回に分け、息止めと計測を繰り すような撮像が行われる。ただし、このよ な息止めを繰り返す撮影は患者への負担が きいため、自由呼吸下において呼吸の状態 モニタしながら撮像を行う呼吸同期法があ 。呼吸をモニタする方法としては、直接呼 の状態を計測する外部装置を用いる方法や 影に呼吸の状態を計測する撮影を組み込む 法などがある(例えば、特許文献1)。

 一方、MRIでは、磁場強度と比例して磁気 鳴周波数が高くなる。これに伴い比吸収率S AR(Specific Absorption Rate)と呼ばれる人体へのRF 力吸収が増大するという問題が生じており それに対する対策が課題になっている。SAR 単位時間当たりのRF照射パワーであり、フ ップ角の2乗の時間積分値に比例する。全身 SARに対する上限の基準値は4 W/kgと定められ ている。GrE系のパルスシーケンスは、短時間 にRFの照射を繰り返すためSARは大きい。特に 位相補償型GrEパルスシーケンスはTRが短く リップ角が大きいため、磁場強度が3テスラ 度以上の高磁場装置においては、人体に対 て適用することは安全面から困難となって る。例えば、3テスラの装置について、フリ ップ角60度、TR 3 msで位相補償型GrEパルスシ ケンスを実行する場合のSARを試算すると4.7 W/kgとなる。これでは基準値を超えているた 、撮影を実施することができない。

 SARを低減するためには、繰り返し時間TR 長くするかフリップ角を小さくする必要が る。しかし、TRの延長は撮影時間の延長につ ながるために好ましくない。一方、フリップ 角を小さくすると、コントラストおよびSN比 低下する。

 この問題に対して、比吸収率SARを考慮し 、SN比が低下しないように撮影モードにお るRF励起パルスのフリップ角を位相エンコー ド量に依存して変化させる方法が提案されて いる(特許文献2)。この方法は、一般にMRIのSN は位相エンコード量が小さいエコーのSN比 決定されるという事実に基づいて、フリッ 角を変化させてもSN比が低下しないようにす るために、位相エンコード量の絶対値が最小 の場合にフリップ角を最大とし、位相エンコ ード量の絶対値が最大の場合にフリップ角を 最小とするように変化させている。

特開2004-209084

特表2005-524453

 画像コントラストは位相エンコード量が小 いエコーを計測する場合に照射されるRF励 パルスのフリップ角のみでなく、位相エン ード量が小さいエコーを計測するまでに照 されるRF励起パルスのフリップ角の履歴に依 存する。
 このため、上記特許文献2の技術では、従来 のフリップ角一定で撮影した場合と比較した とき、SN比は維持できても画像コントラスト 低下するという問題が生じる。

 また、特許文献2の技術では、心電同期や 呼吸同期などによって画像再構成に必要なエ コーを分割して計測する撮影や、磁化を定常 状態にするための非撮影モードに関して全く 考慮されていない。同期撮像の場合は非撮影 モードの回数が増加するため、特許文献2の うな撮影モードのみのフリップ角制御ではSA Rを十分に低減することができない。また、 ネ撮影のように特定の周期中で複数の時相 画像を取得するような場合、特許文献2のよ なフリップ角変調を行うことで、時相ごと コントラストが変化するという問題が生じ 。

 本発明は、上記の問題を鑑みたもので、S N比や画像コントラストを維持したままSARを 減する方法を提供することを目的とする。

 上記目的を達成するために、本発明によ ば以下のような核磁気共鳴イメージング装 が提供される。すなわち、静磁場を被検体 印加する静磁場印加部と、傾斜磁場を被検 に印加する傾斜磁場印加部と、高周波磁場 ルスを被検体に照射する高周波磁場パルス 射部と、被検体から核磁気共鳴信号を検出 る検出部と、傾斜磁場印加部と、高周波磁 パルス照射部、傾斜磁場印加部および検出 を制御し、所定の撮像パルスシーケンスを 行させる制御部とを有する。制御部は、撮 パルスシーケンスとして、複数の高周波磁 の照射と複数種類の位相エンコード量の付 のための複数の傾斜磁場の印加を伴う1以上 のシーケンスグループを実行させ、1以上の ーケンスグループごとに高周波磁場パルス フリップ角を設定する。シーケンスグルー ごとにフリップ角を設定することにより、SN 比や画像コントラストの低下を防止しながら SARの低減が可能である。

 例えばシーケンスグループは、前記高周 磁場パルスを照射し、核磁気共鳴信号の検 を伴わない非撮影モードと、前記高周波磁 パルスを照射し、核磁気共鳴信号の検出を う撮影モードを含む構成とする。

 シーケンスグループは2以上ある場合、制 御部は、2以上のシーケンスグループのうち 絶対値が最小の位相エンコード量を実行す シーケンスグループにはフリップ角として 大値を設定し、他のシーケンスグループに フリップ角として最大値より小さい値を設 する構成であることが好ましい。これによ 、絶対値の最小の位相エンコードで得られ 核磁気共鳴信号として大きな信号を得るこ ができ、画質を向上させることができる。

 また、例えば制御部は、シーケンスグル プごとに、複数の高周波磁場パルスのフリ プ角として実質的に一定値を設定すること 可能である。

 制御部は、例えば、位相エンコード量の 対値が最小のシーケンスグループに含まれ 複数の高周波磁場パルスのうち、絶対値が 小の位相エンコードを行う繰り返し時間内 高周波磁場パルスと、その直前の少なくと 一つ以上の高周波磁場パルスの前記フリッ 角を最大とし、他の高周波磁場パルスには 大値より小さい値のフリップ角を設定する とが可能である。これにより、さらにSARを 減できる。

 シーケンスグループは、複数の時相の計 を含む構成にすることが可能である。

 制御部は、例えば、撮像パルスシーケン 全体の比吸収率を演算により求め、求めた 吸収率をあらかじめ定めた安全基準値以下 なるように他のシーケンスグループに設定 るフリップ角の値を定める構成とする。

 また例えば、制御部は、他のシーケンス ループに設定するフリップ角の値は、計測 た核磁気共鳴信号を位相エンコードの大き に応じて配列した際に、核磁気共鳴信号を 出時の照射した高周波磁場パルスのフリッ 角が連続的に変化するように設定すること 可能である。

 例えば、制御部は、フリップ角を最大値 り小さい値に設定する他のシーケンスグル プ内で同じ大きさの位相エンコードが印加 れる核磁気共鳴信号を励起する高周波磁場 ルスには、同じ大きさのフリップ角を設定 る構成とする。

 制御部は、最大値のフリップ角が設定さ たシーケンスグループと、最大値より小さ 値が設定されたシーケンスグループとを時 列に交互に実行するも可能である。

 制御部は、絶対値が最小でない位相エン ード量のみを実行するシーケンスグループ は、フリップ角を高周波磁場パルスごとに 調させて設定することも可能である。

 制御部は、時系列に実行する2以上のシー ケンスグループのフリップ角を、シーケンス グループ単位で連続的に変化させる構成とす ることも可能である。

 制御部が設定する実質的に一定のフリッ 角とは、例えば誤差10%以内のフリップ角と ることができる。

 制御部は例えば、位相エンコード量の絶 値が最小のものを含むシーケンスグループ おける位相エンコードが、負の最小値から の最大値へと時系列に変化する場合には、 の最小値から絶対値が最小値までは、対応 るフリップ角に最大値を設定し、絶対値が 小値から正の最大値までは、対応するフリ プ角を徐々に減少させる構成とする。

 制御部は、位相エンコード量の絶対値が 小のものを含むシーケンスグループにおけ 位相エンコードが、絶対値が最小値から絶 値が最大値へと時系列に変化する場合には 絶対値が最小の位相エンコードに対応する リップ角に最大値を設定し、それ以降のフ ップ角を徐々に減少させる構成とすること 可能である。

 制御部は、位相エンコード量の絶対値が 小のものを含むシーケンスグループにおけ 位相エンコードが、絶対値が最大値から絶 値が最小値へと時系列に変化する場合には 絶対値が最大の位相エンコードから時系列 フリップ角に徐々に増加させ、絶対値が最 の位相エンコードとそれ以前の所定数の位 エンコードに対応するフリップ角に最大値 設定することも可能である。

 核磁気共鳴信号から画像を再構成する画 再構成部は、フリップ角が最大値より小さ 高周波磁場パルスにて検出した核磁気共鳴 号の強度を、照射するフリップ角に応じて 正することが可能である。また、画像再構 部は、例えば、フリップ角が最大値より小 い高周波磁場パルスにて検出した核磁気共 信号の強度を、フリップ角が最大値の前記 周波磁場パルスにて検出した前記核磁気共 信号の強度に合わせて補正することを可能 ある。

 シーケンスグループは、被検体の体動の 期に応じて2以上に分けることも可能である 。

 本発明によると、同期の有無に関わらず フリップ角を一定とした場合と同等のコン ラストとSN比を維持したままSARが低減可能 なる。

第1の実施形態の核磁気共鳴イメージン グ装置の全体構成を示すブロック図。 位相補償型グラディエントエコー法の( a)パルスシーケンスを示す説明図、(b)k空間を 示す説明図。 (a)図1の装置のシーケンサの構成を示す ブロック図、(b)動作を示すフローチャート。 (a)第1の実施形態のゲート法による心電 図同期と計測の関係を示す説明図、(b)k空間 示す説明図。 本実施形態における計測とフリップ角 制御例を示す説明図。 (a)従来のフリップ角の制御を示す説明 、(b)~(d)本実施形態におけるフリップ角の制 御例を示す説明図。 本実施形態において撮影を行った被検 モデル示す説明図。 (a)従来の撮影結果を示す説明図、(b)本 明の一実施形態における撮影結果示す説明 。 第2の実施形態のトリガー法による心電 図同期と計測の関係を示す説明図。 第2の実施形態における計測とフリッ 角の制御例を示す説明図。 第3の実施形態のレトロスペクティブ 心電図同期法と計測の関係を示す説明図。 第3の実施形態における計測とフリッ 角の制御例を示す説明図。 第4の実施形態におけるシングルフェ ズの心電図同期法と計測の関係を示す説明 。 第5の実施形態における呼吸同期法と 測の関係を示す説明図。 (a),(b)および(c)本発明の第6の実施の形 における計測とフリップ角の制御例を示す 明図。

 以下、本発明の一実施形態について、図面 参照して記述する。
(第1の実施形態)

 まず、第1の実施形態の核磁気共鳴イメー ジング装置について説明する。図1は、本発 が適用される核磁気共鳴イメージング装置 典型的な構成を示すものである。このMRI装 は、静磁場を発生するマグネット101と、傾 磁場を発生する傾斜磁場コイル102と、被検 (生体)103に高周波磁場パルス(以下、RFパルス )を照射するRFコイル107と、被検体103から発生 する核磁気共鳴信号(エコー)を検出するRFプ ーブ108を備えている。被検体(例えば、生体) 103は、マグネット101の発生する静磁場空間内 の寝台(テーブル)115に設置される。

 傾斜磁場コイル102は、傾斜磁場電源105に 続されている。RFコイル107は、高周波磁場 生器106に接続されている。RFプローブ108は、 受信器109に接続されている。シーケンサ104は 傾斜磁場電源105と高周波磁場発生器106に命令 を送り、それぞれ傾斜磁場および高周波磁場 を発生させる。これによりRFパルスがRFコイ 107を通じて被検体103に印加されるとともに スライス選択や位相エンコードなどの位置 報をエコー信号に与えるための傾斜磁場パ スが傾斜磁場コイル102によって印加される 被検体103から発生した信号はRFプローブ108に よって受波され、受信器109で検波が行われる 。検波の基準とする核磁気共鳴周波数は、シ ーケンサ104によりセットされる。検波された 信号は信号処理部110に送られ、ここで画像再 構成などの信号処理が行われる。その結果は 、ディスプレイ111に表示される。必要に応じ て、記憶媒体112に検波された信号や測定条件 、結果を記憶させることもできる。

 また、傾斜磁場コイル102とRFコイル107と 間には、静磁場均一度を調節するためのシ コイル113が配置されている。シムコイル113 、所定の静磁場均一度を達成するために必 に応じて使われる。シムコイル113は複数の ャネルからなり、シム電源114により電流が 給される。静磁場均一度調整時には各シム イルに流れる電流をシーケンサ104により制 する。シーケンサ104は、シム電源114に命令 送り、静磁場不均一を補正するような付加 な磁場をコイル113により発生させる。

 シーケンサ104は、各装置の動作を制御す 手段であり、予めプログラムされたタイミ グ、強度で各装置が動作するように制御を う。上記プログラムのうち、特に、高周波 場、傾斜磁場、信号受信のタイミングや強 を記述したものはパルスシーケンスと呼ば る。本実施の形態のMRIでは、GrE系のパルス ーケンスが搭載され、画像再構成に必要な コーを計測する撮影モードと、撮影モード 先立って核磁化を定常状態にするための非 影モードが実行される。非撮影モードでは 磁化を定常状態にするために磁化を繰り返 励起する。それぞれのモードにおけるフリ プ角の制御の具体的な実施の形態について 後述する。

 GrE系のパルスシーケンスとして種々のも が公知であるが、撮影の目的とする部位や 織に合わせて、任意のものを採用すること できる。その具体例として、図2(a)に、位相 補償型SSFP(Steady State Free Precession)のパルス ーケンスを示す。このパルスシーケンスの 作は以下の通りである。z方向のスライス傾 磁場パルス201の印加とともにプロトンの共 周波数f0の磁化励起用高周波磁場(RFパルス)2 02を印加し、被検体103内のあるスライスのプ トンに核磁気共鳴現象を誘起する。次いで 化の位相に位相エンコード方向(y)の位置情 を付加するための位相エンコード傾斜磁場 ルス203、ディフェーズ用リードアウト傾斜 場パルス204を印加した後、リードアウト方 (x)の位置情報を付加するためのリードアウ 傾斜磁場パルス205を印加しながら核磁気共 信号(エコー)206を計測する。エコー計測後 リフェーズ用位相エンコード傾斜磁場パル 207およびリフェーズ用リードアウト傾斜磁 パルス208を印加して磁化の位相を戻し、次 励起に備える。このように、このパルスシ ケンスは各軸の時間積分値がゼロとなるよ に傾斜磁場パルスを印加する。

 以上のスライス傾斜磁場パルス印加から コー計測までの手順を、繰り返し時間TRで り返し、1枚の画像を得るのに必要なエコー 計測する。各エコーは、図2(b)のように位相 エンコード傾斜磁場パルス203の値をkx方向、 ードアウト傾斜磁場パルス205の値をky方向 するk空間上209に配置され、2次元逆フーリエ 変換によって画像再構成される。このパルス シーケンスは、T2(横緩和時間)/T1(縦緩和時間) を反映したコントラストを示すため、組織と 血液のコントラストが良く、心臓の形態・機 能診断や腹部の形態診断に好適である。

 上記のパルスシーケンスではカーテジア 系の信号取得方法について述べたが、さら 2軸のリードアウトを組み合わせるラジアル スキャンやスライス軸にも位相エンコードを 用いる3D-GrEパルスシーケンスでも良い。

 撮影モードに先立って核磁化を定常状態 するための非撮影モードが実行される。非 影モードでは、磁化を定常状態にするため 磁化を繰り返し励起する。このため、非撮 モードでは、図2(a)に示した撮影モードのシ ーケンスと同様のシーケンスを所定の回数だ け繰り返し行う。ただし、非撮影モードでは 、エコー206を計測しない。非撮影モードにお けるRFパルスのフリップ角は、少ない実行回 で磁化を定常状態へ移行させるために、小 い角度から徐々に撮影モードの角度に近づ る方法がとられる場合が多い。

 つぎに、撮影モードおよび非撮影モード おけるRFパルス202のフリップ角制御につい 説明する。

 図3(a)、(b)に、パルスシーケンス制御のた めのシーケンサ104の構成および手順を示す。 図3(a)に示すように、シーケンサ104は、上述 たパルスシーケンスの各磁場パルスの印加 よびエコー計測のタイミングを制御するタ ミング制御部301、非撮影モードと撮影モー を切り替えるモード制御部302、傾斜磁場パ スの強度を制御するGC制御部303、RFパルスの 波数および強度を制御するRFパルス制御部30 4などからなる。RFパルス制御部304は、フリッ プ角制御部304aを備えている。これらの各構 は、シーケンサ104内蔵のメモリに予め格納 れたプログラムをCPUが実行することによっ 実現される。必要な条件やパラメータは、 号処理部110に備えられた入力手段を介して 作者が設定することができる。

 図3(b)に示すように、操作者が入力手段を 介して、撮影方法(パルスシーケンス)やその ラメータを設定したならば、シーケンサ104 それを受け付け(ステップ311)、RF制御部304は 、設定された条件におけるSAR値を計算する( テップ312)。計算したSAR値が予め定めておい 安全基準値を超えている場合には、SAR値が 全基準範囲に入るように、パルスシーケン の非撮影モードおよび撮影モードのフリッ 角の大きさをあらかじめ定めた変調パター にしたがって低減する(ステップ313)。この き、フリップ角の最大値は、ステップ311で 定されたフリップ角とする。なお、ステッ 312におけるSAR値の計算方法としては、例え 、あらかじめ一回のRF照射によるSAR値を実験 的に求め、照射されるRFの回数から撮影全体 のSAR値を算出する。フリップ角の変調パタ ンについては後述する。

 なお、ステップ311およびステップ312を省 し、常に一定の割合でSARを低減するように 調パターンを定める構成でもよい。このと 、低減率はあらかじめ定数を設定してもよ し、撮影パラメータとして操作者が設定で るような構成でもよい。あるいは、外部デ イスでSAR値をリアルタイムでモニタし、撮 中に安全基準を超えないようにフィードバ ク制御で変調パターンを設定する構成でも い。

 撮影が開始されると、シーケンサ104から タイミング制御部301およびRF制御部304を受 て、高周波磁場発生器106は高周波磁場の振 を制御し、RFコイル107より所定のフリップ角 の高周波磁場パルスを発生させる(ステップ31 4)。被検体103から発生した信号はRFプローブ10 8によって受波し、受信器109で検波が行われ 。その後、計算機110にて必要に応じてエコ 強度の補正を行った後、画像再構成を行う( テップ315)。

 補正方法は、エコーの強度を、照射する リップ角に応じて補正することが可能であ 。また、信号処理部は、例えばフリップ角 最大値より小さい高周波磁場パルスにて検 したエコー強度を、フリップ角が最大値の 周波磁場パルスにて検出したエコー強度に わせて補正することを可能である。

 以下、心電図同期法としてゲート法を用 た場合のシネ撮影とフリップ角制御につい 説明する。図4には、シネ撮影の一例として 、128x128の画像を1心拍当たり10フレーム、TR =  4 msで撮影する場合の心電図401と計測403の 係について示している。はじめに、非撮影 ード407にて最初のR波の検出に備える。次に R波の時刻R1から設定した遅れ時間δT406経過 に位相エンコード量405を16ずつ変化させな ら位相エンコード量-64から48まで計測(フレ ム404)する。これを10フレーム分、計10計測繰 り返す(撮像モード408)。その後、再び非撮影 ード407にて次のR波検出に備える。R波の時 R2からδT経過後に位相エンコードを同じく16 つ変化させながら位相エンコード量-63から4 9まで計測する。これを10フレーム分、計10回 り返す(撮像モード408)。以上の計測をR16ま 連続して実施したあと、図4(b)のように同時 のフレーム404についてエコー206を位相エン ード順に並び変えてk空間209に配置し、再構 成する。

 つぎに、上記に説明したシネ撮像におけ フリップ角の制御について図5を参照しなが ら説明する。

 ここでは、入力手段を介してユーザーが 定したフリップ角を最大のフリップ角αmax する。本実施形態では、R波の検出に備える 撮影モードとR波検出後にエコーを計測する 撮影モードを一つの計測セット409(図4(a)参照) とし、この計測セット409を単位として、計測 セット409ごとにフリップ角を設定する制御を 行う。まず、シーケンサ104のフリップ角制御 部304aは、すべての計測セット409のうち、絶 値が最小の位相エンコード量を印加する計 セット409(以下計測セット(i)501と呼ぶ)と、そ れ以外の計測セット409(以下計測セット(ii)502 呼ぶ)とを判別する。

 図5には、それぞれの計測セット409とフリ ップ角の関係の一例を示す。絶対値が最小の 位相エンコード量を印加する計測セット(i)501 については、フリップ角制御部304aは、当該 測セットにおけるフリップ角として最大値( max)を実質的に一定に設定する。ここでいう 質的に一定とは、誤差10%以内であることを う。ただし、非撮影モード407のフリップ角 関しては、定常状態を早期に作り出すため 徐々に増加させるような変調を行うことも 能である。非撮影モード407のフリップ角変 としては、早い段階で最大のフリップ角(αm ax)とほぼ同一となるように設定することが好 ましい。これにより、画像のコントラストを 維持する効果が高くなる。また、変調は線形 、または非線形でも良いが、ほぼ連続的であ ることが好ましい。これにより、画像再構成 時のアーチファクトを低減できる。

 絶対値が最小の位相エンコード量を印加し い計測セット(ii)502については、図5のよう 0以上、αmax以下の範囲でフリップ角α Ri を設定する。これにより、SARの低減を行う。 ここで設定するフリップ角は、その計測セッ トにおける最大フリップ角α Ri とする。計測セット(ii)502における撮影モー 408では、実質的にα Ri の一定であることが好ましい。これにより、 画像コントラストを維持する効果が高くなる からである。ただし、撮影モード408において 変調を行うことも可能であり、この場合は、 撮影モード408内の各フレーム404において同様 の変調を繰り返すことが好ましい。これによ り、画像再構成に各フレームごとのコントラ ストのばらつきを抑制できるからである。一 方、非撮影モード407においては、どのような 変調を行ってもよいが、撮影モード408への移 行する際のフリップ角の値がほぼ連続的であ ることが好ましい。これにより画像再構成時 のアーチファクトの低減が可能である。

 図6(b)~(d)に、本実施形態の図4の計測シー ンスにおいて図3(b)のステップ313でフリップ 角制御部304aが行うフリップ角の変調の例を す。図6(a)は従来例である。図6(a)~(d)の各図 おいて、上段は計測全体のフリップ角の変 を示しており、下段は一部の計測セットの リップ角の変化を示している。図6(a)~(d)の各 図において、先頭の計測セット409は絶対値が 最小の位相エンコード量を含む計測セット(i) 501であり、他の計測セットは絶対値が最小の 位相エンコード量を含まない計測セット(ii)50 2である。最大フリップ角αmaxは60度である。

 図6(a)の従来の撮影方法は、非撮影モード 407における立ち上がりの変調を除いて、すべ ての計測セット501,502においてフリップ角は 定に保たれる。

 本実施形態のフリップ角制御を適用した 6(b)のシーケンスは、エコーの強度がフリッ プ角に依存することを考慮し、計測したエコ ーをk空間209に配置したときフリップ角が滑 かに変化するように、各計測セット409ごと フリップ角を時系列に順次滑らかに変化さ るように設定している。すなわち、フリッ 角制御部403aは、先頭の絶対値が最小の位相 ンコード量を含む計測セット(i)501に対して 大フリップ角αmaxを設定し、撮像パルスシ ケンス全体のSARが所定の安全基準範囲内に るように、計測セット409ごとに時系列に順 にフリップ角を低減し、再び増加させて最 計測セット409のフリップ角をαmaxに設定する 。低減量601は、設定された安全基準範囲に応 じて演算により決定する。各計測セット409内 の撮影モード408においてはフリップ角は一定 である。非撮影モード407においては立ち上が り部分のみフリップ角は小さく、速やかに増 加され、撮影モード408と同じフリップ角に設 定される。図6(b)のシーケンスのようにフリ プ角を計測セット409を時系列に滑らかに変 させることにより、再構成画像でのアーチ ァクト発生を抑制できる効果が期待できる

 図6(c)のシーケンスでは、計測セット409毎 に大きいフリップ角と小さいフリップ角を交 互に設定している。フリップ角制御部403aは 先頭の絶対値が最小の位相エンコード量を む計測セット(i)501に対して最大フリップ角α maxを設定し、それ以降の絶対値が最小の位相 エンコード量を含まない計測セット(ii)502に いては、交互にフリップ角を低減し、撮像 ルスシーケンス全体のSARが所定の安全基準 囲内に入るように設定している。フリップ を低減する計測セット409の低減量601につい は、設定された安全基準範囲に応じて演算 より決定する。これによって、計測セット40 9の2個分の時間というごく短時間で、SARが安 基準範囲に入るため、被検体103への負担低 の効果が得られる。

 図6(d)のシーケンスは、絶対値が最小の位 相エンコード量を印加しない計測セット(ii)50 2において、撮影モード408のフリップ角をフ ーム404ごとに変調させる例である。これに って、計測したエコーをk空間に配置した場 、図6(b)のシーケンスよりもフリップ角の変 化が滑らかとなり、再構成画像でのアーチフ ァクト発生を抑制できる効果が期待できる。 ただし、絶対値が最小の位相エンコード量を 印加する計測セット(i)501においては最大フリ ップ角αmaxを設定し、フレーム404ごとに変調 せない。また、変調させる計測セット(ii)502 は、変調により極大値のフリップ角を印加す るエコーは、当該計測セット409の中でも位相 エンコード量の絶対値が相対的に小さい低周 波領域のエコーに対応させ、極小値のフリッ プ角を印加するエコーは、位相エンコード量 の絶対値が相対的に大きい高周波領域のエコ ーに対応させることが好ましい。さらに、当 該計測セット409の中で同じ位相エンコード量 を印加するエコーは、同じフリップ角を設定 することが好ましい。これによって、フレー ムごとのコントラストのばらつきを抑制でき る効果が期待できる。

 次に、図6(a)および(b)に示した撮像シーケン スで撮影を行った結果を示す。パルスシーケ ンスとしては図2に示す位相補償型の2次元GrE ルスシーケンスを用い、撮影パラメータは 4に従い、TR=4ms,TE=2ms,マトリックスサイズ=128 x128,フレーム数10枚、各フレームが一心拍内 取得するエコー数8とした。ここでは、R-R間 は常に一定とし、非撮影モードにおけるRF 射回数を50回に固定した。図7に撮影対象を す。4種類のT 1 、T 2 の組み合わせから成る701~704を用いた。T1,T2は それぞれ701:800,160、702:800,80、703:400,160、704:400 ,80msである。

 図8に、1フレームと10フレームにおける再 構成画像とライン705におけるプロファイルを 示す。(a)は、図6(a)の結果であり、(b)は本発 を適用した図6(b)の結果である。これらを比 すると、SN比および画像コントラストはほ 同等であることがわかる。一方、SARについ は(a)の撮影に対し、(b)の撮影では約41%低減 れている。このSAR低減効果により、高磁場 置において画質を維持したまま安全基準を たした撮影が実現可能となる。

 画像再構成の際には信号処理部110は、撮 モード408で計測されたエコーを用いてフー エ変換等の演算を行い、画像を再構成する このとき、計測セット409ごとに異なるフリ プ角が設定されているため、異なるフリッ 角で取得されたエコーには強度の変化が生 る。信号処理部110は、計測したエコーの強 をフリップ角に応じて補正することも可能 ある。これにより、再構成画像に生じる画 ボケやゴーストを低減することが可能であ 。

 上記の図4に示した撮像方法では、計測し たエコーをk空間に配置したとき、隣り合う コーの計測時間のばらつきが滑らかになる うに、計測セット409ごとの位相エンコード 405の割り振りを考慮している。位相エンコ ド量405の別の割り振り方法として、図4の最 の計測セット409のフレーム404では位相エン ードを1ずつ変化させながら-64から-57まで計 測し、次のR波時刻の計測セット409では位相 ンコードは-56から-49まで計測するように位 エンコードを分割する方法がある。これに って、図6(b)のようなフリップ角の制御を行 たときに、k空間に配置したエコーのフリッ プ角のばらつきを抑制することができる。こ れにより、再構成画像のアーチファクトを抑 制する効果がある。また、計測セットの計測 順序はどのように並び変えてもよい。上記実 施形態では、位相エンコードの絶対値が最小 となるエコーを含む計測セットを最初に計測 したが、磁化の定常化を考慮した場合は、最 後に計測した方が好ましい。

 (第2の実施形態)
 第2の実施形態として、トリガー法による心 電同期において本発明を適用した例を示す。 イメージング装置としては図1と同様のもの 使用する。撮影シーケンスとしては図2と同 のものを用いる。トリガー法について図9を 用いて説明する。まず、R波R1の時刻402から設 定した遅れ時間δT406内で非撮影モード407によ る磁化の定常化を行い、δT406経過後に位相エ ンコード405を16ずつ変化させながら-64から48 で計測する(撮影モード408)。その後、時間間 隔δI901後に次のフレーム404の計測を行う。こ れを10フレーム分、計10計測繰り返す。次のR R2の心周期では同様に位相エンコードを-63 ら49まで計測する。以上の計測をR16まで連続 して実施する。この同期法は、非撮影モード の直前に脂肪抑制などのプリパルスの照射が 可能であるというメリットがある。

 トリガー法による同期撮影でのフリップ の制御方法を図10を用いて説明する。ここ は、1フレーム分の計測の非撮影モード407と 影モード408を計測セット409(図9参照)とし、 測セット409の単位でフリップ角の大きさを 御する。フリップ角制御部403aは、エコー計 測において位相エンコードの絶対値が最小と なるエコーの計測を含む計測セット(i)と、そ れ以外の計測セット(ii)とに判別する。

 位相エンコードの絶対値が最小となるエ ーの計測を含む計測セット(i)については、 撮影モード407の立ち上がりのフリップ角を いて、照射するRFパルスのフリップ角を最 αmaxかつ実質的に一定に設定する。最大のフ リップ角αmaxは、少なくとも絶対値が最小の 相エンコード(図10の場合は位相エンコード 0)を印加してエコーを計測する時点までは 続させる。その後は、図10のようにフリップ 角を低減させることも可能である。

 これにより、絶対値が最小の位相エンコ ドを印加して得られるエコーは、その直前 照射したRFパルスのみならず、その時点ま の非撮影モード407(立ち上がり時を除く)およ び撮影モード408において最大のフリップ角αm axのRFパルスを印加し続けて十分に定常状態 なった磁化から発生したものである。よっ 、十分な強度のエコー信号を得ることがで るため、画像コントラストとSN比を維持する ことが可能となる。

 絶対値が最小の位相エンコードを含まな 計測セット(ii)の場合は、第1の実施形態で 明したゲート法の場合と同様に図6(b)~(d)等の ようにフリップ角を低減させる設定を行う。 これにより、SARを安全基準範囲にすることが できる。

 なお、図10のように、絶対値が最小の位 エンコード(図10の場合は位相エンコード量0) を印加した後は、フリップ角を最大値αmax以 に減少させることも可能であるし、最大値 maxを維持させることも可能である。減少さ る場合は、単調減少や、単調減少と単調増 の組み合わせなど、どのような変調を行っ もよい。このように最大値αmaxから減少させ ることにより、さらにSARの低減を行うことが できる。なお、後半の低減は行わず、最大値 αmaxを維持した場合には、画像コントラスト 維持する効果が高くなることが期待できる

 (第3の実施形態)
 第3の実施形態として、レトロスペクティブ な心電同期法において本発明を適用した例を 示す。イメージング装置としては図1と同様 ものを使用する。撮影シーケンスとしては 2と同様のものを用いる。上記の実施形態で 、予め被験者の平均的な心拍数から撮影開 前に、フレーム数や1フレームあたりの撮影 時間などを決定するプロスペクティブな心電 同期法について説明した。一方、撮影と並行 して心電図を記録し、その情報に基づき後処 理で信号を並び替えるレトロスペクティブな 心電同期法がある。この方法は、心拍数の変 化の影響を受けにくいといったメリットがあ る。

 レトロスペクティブの心電同期法による 影方法について図11を用いて説明する。は めに、非撮影モード407にて最初のR波の検出 備える。次に、R波R1時刻402直後から位相エ コード量405を1ずつ変化させながら-64から-57 まで計測する。これを次のR波を検出する時 まで繰り返し行う(撮影モード408)。このとき 、エコーを計測した時間も同様に計測する。 次に、R波R2時刻の直後から位相エンコードを 1ずつ変化させながら-56から-49まで計測する これを次のR波を検出するまで繰り返し行う( 撮影モード408)。以上の計測をR16まで連続し 実施する。その後、各時相において画像再 成に必要なエコーを計測した時間に基づき 集する。

 レトロスペクティブな心電同期法におけ 本発明のフリップ角制御を、図12を用いて 明する。ここでは、R波の時刻ごとの撮影モ ド408を計測セット409(図11参照)として、フリ ップ角を制御する。フリップ角制御部304は、 計測セット409をエコー計測において位相エン コードの絶対値が最小となるエコーの計測を 含む計測セット(i)501とそれ以外の計測セット (ii)502とに判別する。図12には、計測セット(i) 501と計測セット(ii)502におけるフリップ角の を示す。計測セット(i)501におけるフリップ は最大αmaxとし、実質的に一定に制御する。 これにより、画像コントラストとSN比の維持 行う。

 また、この計測セット501の一つ前に計測 れる計測セット409、あるいは非撮影モード4 07におけるRFパルスのフリップ角も最大αmaxと し、実質的に一定にすることが好ましい。こ れにより、画像コントラストを維持する効果 が高くなる。計測セット(ii)502におけるフリ プ角は、最大値αmaxよりも低減する。低減方 法は、どのようにしても良いが、前後に計測 される計測セット409のフリップ角とほぼ連続 的に変化することが好ましい。これにより、 画像再構成時のアーチファクトの発生を抑制 できる。

 なお、上記の実施形態は心臓のシネ撮影 ついて説明したが、撮影部位は心臓に限定 れない。また心周期をモニタする方法とし 心電図を用いたが、脈波など、心周期に関 る他の信号などに代替可能である。

 (第4の実施形態)
 上記の実施形態では、複数の時相を撮影す ことを前提としているが、ある特定の時相 みの撮影に関しても応用可能である。第4の 実施形態として、シングルフェーズの同期撮 影に本発明を適用した例を示す。イメージン グ装置としては図1と同様のものを使用する 撮影シーケンスとしては図2と同様のものを いる。適用例としては、例えば、遅延造影 ダイナミックMRIなどがある。一般に、遅延 影は、造影剤投与約15後にT1強調画像を撮影 し、心筋の梗塞領域または線維化領域を高信 号に抽出する方法である。この方法は、正常 心筋と異常心筋の強い画像コントラストを得 ることができるように、IR(inversion recovery)パ スを付加した撮影を行う。このとき、正常 筋のTI(inversion time)の経時的な変化を把握す るためのテストスキャンが必要となる。テス トスキャンのみマルチフェーズで撮影される 。また、ダイナミックMRIとは、MRI造影剤投与 後の組織の経時的変化を観察する方法である 。これを利用した診断法として、例えば、心 筋パーフュージョンがある。一般に、心筋パ ーフュージョンは、MRI造影剤をボーラス投与 した後の心筋のファーストパスの動態を観察 することによって虚血領域を評価する。脂肪 抑制を併用することが必要なため、サチレー ションパルスが付加される。また、マルチス ライスでの撮像が一般的である。

 これらの撮影では、プリパルスが必要な め、同期法としてはトリガー法が用いられ 。図13に心電同期と計測の関係を示す。図13 の心周期中において遅延造影の場合は同位置 スライスについて複数回撮影を行い、心筋パ ーフュージョンの場合は、異なるスライスの 撮影を行う(シーケンスグループ1302)。それぞ れの計測では、IRパルスや脂肪抑制などのプ パルス1301が付加される。本実施形態では、 プリパルス後の非撮影モードと撮影モードを 計測セット409(図13参照)とし、フリップ角の 御を行う。制御の方法は、上記の実施形態 説明したトリガー法の制御方法と同様であ (図5参照)。

 上記の実施形態は、動静脈を分離するた にある時相のみで撮影するMRA(MR angiography) も応用可能である。

 また、上記の実施形態において、呼吸に る体動に影響を受ける撮影部位では、一般 、息止め中に撮影される。本発明は、自由 吸下で呼吸同期法を用いた場合でも応用可 である。

 (第5の実施形態)
 腹部領域の撮像では、必ずしも心周期や拍 の同期が必要ではない。ただし、撮影時間 長い撮影では、呼吸停止下において一度に 影ができないため、呼吸同期が必要となる 第5の実施形態として、自由呼吸下における 呼吸同期の撮影について本発明を適用した例 を示す。イメージング装置としては図1と同 のものを使用する。撮影シーケンスとして 図2と同様のものを用いる。応用例としては 例えば、胆道膵疾患の診断に用いられる3D MRCPA(MR cholangiopancreatoangiography)などがある。 14に呼吸による体動と計測の関係を示す。 由呼吸下による呼吸同期法では、腹部の動 1401を呼吸モニタにより観察する。呼吸周期 は吸気1402と呼気1403がある。撮影は、呼吸 深さによる形態の変化の影響を受けにくい 気時に行う。MRCPAでは脂肪抑制が併用される 場合があるため、一般にはトリガー法による 撮影を行う。フリップ角の制御については、 呼吸の1サイクルにおける非撮影モードと撮 モードを計測セット409(図14参照)とし、制御 行う。制御の方法としては、トリガー法に るシネ撮像の制御と同様である。

 呼吸同期の撮影においては、呼吸周期中 シネ撮影にも応用可能である。これは、横 膜の動きを観察する撮影などに有効である

 (第6の実施形態)
 上記の実施形態では、同期撮影が必要な場 について説明した。第6の実施形態として、 本発明を非同期でのマルチスライス撮影に適 用した例を示す。イメージング装置としては 図1と同様のものを使用する。撮影シーケン としては図2と同様のものを用いる。応用例 しては、例えば、2DMRCPAやMRAなどがある。非 同期でのマルチスライス撮影では、一枚のス ライスを計測セットとする。マルチスライス の場合、すべての計測セットに、位相エンコ ード量の絶対値が最小となるエコーの計測が 含まれる。したがって、計測セットはすべて 上記各実施形態の計測セット(i)に該当する。 そこで本実施形態では、最小の位相エンコー ド量を印加したエコーを計測する時点前の所 定の時間は、最大のフリップ角αmaxを設定す 。これにより、最小の位相エンコード量を 加したエコーの強度を低減させることなく SARを低減する。

 図15(a)~(c)に位相エンコードの計測順番に じてフリップ角を低減させる制御例を示す 図15(a)は位相エンコードを1ずつ変化させな ら-64から63まで計測する場合を、(b)は0、-1 1と位相エンコード量の絶対値の小さい順に 測する場合を、(c)は-64、63、-63と位相エン ード量の大きい順に計測する場合をそれぞ 示している。なお、上記の例は一般的に使 される位相エンコードの計測順番を示して り、位相エンコードの付加の順番はこれに ったものではない。

 図15(a)~(c)いずれの場合においてもフリッ 角の制御としては、位相エンコード量の絶 値が最小となるエコーを計測するRFパルス15 01と、それ以前に照射する少なくとも1つ以上 の所定数のRFパルスのフリップ角を最大αmax し、それ以外のRFパルスのフリップ角を最大 より小さい値に設定する。これは、撮影モー ド408と非撮影モード407あるいは位相エンコー ドの量に依らず、位相エンコード量の絶対値 が最小となるエコーを計測するRFパルスとそ 以外のRFパルスの照射順序のみに関係する 位相エンコード量の絶対値が最小となるRFパ ルスの以前に照射するRFパルスについては、 きるだけ多くのRFパルスのフリップ角を連 的に最大とすることが好ましい。これによ て、フリップ角を一定として計測した場合 同様に十分に定常状態となった磁化からエ ーを得ることができるため、SN比と画像コン トラストを維持したままSARを低減することが 可能となる。

 図15(a)~(c)においてフリップ角の変化は連 的である方が好ましい。これにより画像ア チファクトの発生を抑制する効果があるた である。また、最大αmax以下に設定するフ ップ角に関しては、撮影モード408の最初と 後のフリップ角が滑らかに変化するように 定する方が好ましい。これは、フルオロス ピックイメージのように連続的に同じ部位 撮影を繰り返す場合に、画像アーチファク の発生を抑制する効果があるためである。

 以上、フリップ角の制御の実施の形態に いて、よりSAR条件の厳しい位相補償型GrEパ スシーケンスを撮影法に用いた場合につい 説明したが、上記フリップ角の制御は、位 補償型GrEパルスシーケンスに限定されるも ではなく、GrE系のパルスシーケンスに共通 ある。

101・・・静磁場を発生するマグネット、102 ・・・傾斜磁場コイル、103・・・被検体、104 ・・・シーケンサ、105・・・傾斜磁場電源、 106・・・高周波磁場発生器、107・・・RFプロ ブ、108・・・RFプローブ、109・・・受信器 110・・・信号処理部、111・・・ディスプレ 、112・・・記憶媒体、113・・・シムコイル 114・・・シム電源、115・・・ベッド、201・ ・スライス傾斜磁場パルス、202・・・磁化 起用高周波磁場パルス、203・・・位相エン ード傾斜磁場パルス、204、205、207・・・リ ドアウト傾斜磁場パルス、206・・・エコー 209・・・k空間、401・・・心電図、402・・・R 波の時刻、403・・・計測モード、404・・・フ レーム、405・・・位相エンコード量、406・・ ・遅れ時間、407・・・非撮影モード、408・・ ・撮影モード、501・・・位相エンコードの絶 対値が最小となるエコーを含む計測、502・・ ・位相エンコードの絶対値が最小となるエコ ーを含まない計測、701、702、703,704・・・被 体、705・・・画像プロファイルを計測した 置、901・・・時間間隔、1301・・・プリパル 、1302・・・同スライスあるいは異なるスラ イス、1401・・・腹部の動き、1402・・・吸気 1403・・・呼気、1501・・・位相エンコード 絶対値の最小値




 
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