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Title:
OPTICAL ELEMENT FORMING APPARATUS AND OPTICAL ELEMENT FORMING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/093511
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided are an apparatus and a method for forming an optical element, by which an operation rate can be improved irrespective of the characteristics of a forming material. The optical element forming apparatus has a structure wherein a lower mold (LM) has a holding cavity (LMb), and a pressing plunger (PP) enters the holding cavity (LMb) through an upper mold (UM). Since the pressing plunger (PP) is not brought into contact with a liquefied resin until just before pressing a molding material (MM), flowing and curing of the resin into/at a gap between the pressing plunger (PP) and a through hole (UMc) are suppressed, and interruption of forming operation due to cleaning operation can be suppressed.

Inventors:
HOSOE SHIGERU (JP)
MIYAZAKI TAKEMI (JP)
FUJII YUITI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/050060
Publication Date:
August 07, 2008
Filing Date:
January 08, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KONICA MINOLTA OPTO INC (JP)
HOSOE SHIGERU (JP)
MIYAZAKI TAKEMI (JP)
FUJII YUITI (JP)
International Classes:
B29C45/26; B29C45/02; B29C45/53; B29C45/58; B29K101/10; B29L11/00
Domestic Patent References:
WO2005093131A12005-10-06
Foreign References:
JPS61297114A1986-12-27
JPH11300781A1999-11-02
JP2002122708A2002-04-26
JPH09201846A1997-08-05
JP2004134607A2004-04-30
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Claims:
上型と、
前記上型より重力方向下方に配置され、前記上型と共に成形キャビティを形成するとともに、前記成形キャビティに移送される光学素子成形用の樹脂材料を貯留する保持キャビティを有する下型と、
前記上型を通って延在し、前記保持キャビティから退避する退避位置と、前記保持キャビティ内に侵入する侵入位置との間で往復動作可能である押圧プランジャと、を有し、
前記保持キャビティの内周面は、前記上型に向かって拡開するテーパ形状であることを特徴とする光学素子の成形装置。
前記押圧プランジャの外周面は、前記保持キャビティの内周面に対応して、前記上型と前記押圧プランジャの相対移動方向に対して3~5度傾いていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の光学素子の成形装置。
前記光学素子成形用の樹脂材料は熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載の光学素子の成形装置。
前記光学素子成形用の樹脂材料はUV硬化性樹脂であることを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載の光学素子の成形装置。
上型と、前記上型より重力方向下方に配置され、光学素子成形用の樹脂材料を貯留する保持キャビティを有する下型と、を合わせることによって、前記上型と前記下型との間に成形キャビティを形成する工程と、
前記上型を通る押圧プランジャを、前記保持キャビティ内の溶融した前記光学素子成形用の樹脂材料に向かって突き出すことにより、前記光学素子成形用の樹脂材料を前記成形キャビティに移送する工程と、
前記光学素子成形用の樹脂材料が硬化した後に、前記押圧プランジャ及び前記上型と、前記下型とを互いに離れる方向に相対移動させる工程と、
前記上型から前記押圧プランジャを突き出した後、前記押圧プランジャを引き込む工程と、を有することを特徴とする光学素子の成形方法。
Description:
光学素子の成形装置及び光学素 の成形方法

 本発明は、光学素子の成形技術に関し、 に押圧プランジャを用いたトランスファ成 により光学素子を成形する成形装置及び成 方法に関する。

 金型の保持キャビティ内で一旦加熱して 化させた材料を、押圧プランジャにより成 キャビティ内に押し込み、硬化させて成形 行う、いわゆるトランスファ成形が知られ いる(特許文献1参照)。

 図3は、トランスファ成形に用いる金型を 示す概略図である。図において、下面に成形 キャビティUMaを有する上型UMは、上面に成形 ャビティLMaを有する下型LMに対向して配置 れている。下型LMは、中央に貫通孔LMcを有し ており、貫通孔LMcは、成形キャビティLMaにラ ンナーLMb及びゲートLMdを介して連通している 。貫通孔LMc内には押圧プランジャPPが上下移 可能に配置されている。

 成形時には、貫通孔LMc内に成形材料MMを配 し、上型UMと下型LMとを合わせた上で、成形 料MMを加熱するなどして溶融させる。そし 、押圧プランジャPPを上方に突き上げること で、溶融した成形材料MMをランナーLMb及びゲ トLMdを介して成形キャビティUMa、LMa内に送 込み、更に硬化させる。このような手順に り成型品を得ることが出来る。

特開2006-341426号公報

 成形材料MMとして熱硬化性樹脂等を用い 場合、貫通孔LMc内に保持する際は、成形材 MMの形態は粉体であったり、これを圧縮して 固めたタブレット状であったり、あるいは常 温で液体であったりするが、トランスファ成 形においては、これら成形材料MMは適量だけ 熱した金型内に保持される。粉体やタブレ ト状の固体材料は、加熱により一旦、粘度 低い液状となり、各成形キャビティUMa、LMa 流送することができるようになる。その後 金型の温度により成形材料MMが各成形キャ ティUMa、LMa内で硬化する。

 一方、成形材料MMとしてUV硬化性樹脂等を 用いる場合、これを各成形キャビティUMa、LMa に圧送した状態で保圧をかけ、更に紫外線を 照射して樹脂を硬化させることにより、所望 の形状の成形品を得ることができる。

 ところで、液体状になった成形材料MMを一 金型内で保持しておくために、金型の分割 向を上下に取り、成形材料MMを溜めておく保 持キャビティ(図3では貫通孔LMcの上部)を下型 LMに設けることが一般的であった。
また、加熱された液体状の成形材料MMを各成 キャビティUMa、LMaに圧送するには、保持キ ビティの底面に設けた押圧プランジャPPを し上げることで、保持キャビティの容積を 少させ、成形材料MMを保持キャビティからラ ンナーLMb及びゲートLMdを介して成形キャビテ ィUMa、LMaヘ流していた。

 このとき、上型UMと下型LMは閉じている( 割面が密着している)ので、保持キャビティ 、樹脂流路となるランナーLMbや、成形キャ ティUMa、LMaは密閉状態となっているが、成 材料MMの粘度が非常に低いと、上型UMと下型 LMの分割面や、押圧プランジャPPと貫通孔LMc の隙間に液体状の成形材料MMが流れ込み、成 形品質の劣化や作動不良による稼働停止など の問題を生じる恐れがあった。

 金型の分割面ヘの成形材料MMの流れ込みは 型締め力の増強、シーリング部材の付加、 割面の平面度や表面粗さの向上などにより ある程度抑制することができる。
これに対し、押圧プランジャPPと貫通孔LMcと 隙間への成形材料MMの流れ込みは抑制する とが難しい。この点を説明すると、押圧プ ンジャPPと貫通孔LMcとの隙間は、円滑な摺動 動作や動作時のかじり防止等のため、通常5~1 0μm程度設ける必要がある。しかし、熱硬化 樹脂やUV(紫外線)硬化性樹脂などでは、液体 になったときの粘度が非常に低く、通常は1 00poise以下であり、特に粘度の低い樹脂では10 poise程度と、ほとんど水のような状態となる で、このような隙間量では容易に液体状の 形材料MMが流れ込んでしまう。
押圧プランジャPPと貫通孔LMcとの隙間に成形 料MMが流れ込んでしまうと、流れ込んだ成 材料MMが金型の熱により加熱されて硬化して 詰まり、押圧プランジャPPが動作しなくなる いう不具合が頻繁に生じた。かかる不具合 対処としては、押圧プランジャPPを分解し 清掃し、硬化した樹脂を除去する方法しか く、金型の押圧プランジャPPの周辺を分解し やすく設計しておくことが従来では重要であ った。しかしながら、金型をいくら分解しや すい構造としても、分解して清掃している間 は成形動作が中断しており、機構部が動作可 能に復帰しても、熱的に恒常状態に復帰する にはさらに時間がかかるため、この押圧プラ ンジャPPの樹脂詰まりにより、稼働率が大幅 低下していた。

 更に、硬化した成形品を金型から抜き取 て取り出す際に、円筒形状である保持キャ ティは容積が大きいのでその内壁の面積も きく、硬化した樹脂との間に大きな摩擦力 働くこととなる。そのため、金型から成形 を抜き取るときに大きな力を必要とし、場 によっては成形品以外の部分が先に金型か 抜けるために、ランナーLMb等に応力がかか 成形品が破損することもあった。かかる問 は、生産における自動機械で取り出す際の 害となり、人手に頼らざるを得ないので稼 率を大きく下げる原因となっていた。

 本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑 てなされたものであり、成形材料の性質に わらず、稼働率を高めることができる光学 子の成形装置及び成形方法を提供すること 目的とする。

 請求の範囲第1項に記載の光学素子の成形装 置は、
上型と、
前記上型より重力方向下方に配置され、前記 上型と共に成形キャビティを形成するととも に、前記成形キャビティに移送される光学素 子成形用の樹脂材料を貯留する保持キャビテ ィを有する下型と、
前記上型を通って延在し、前記保持キャビテ ィから退避する退避位置と、前記保持キャビ ティ内に侵入する侵入位置との間で往復動作 可能である押圧プランジャと、を有し、
前記保持キャビティの内周面は、前記上型に 向かって拡開するテーパ形状であることを特 徴とするものである。

 請求の範囲第2項に記載の光学素子の成形 装置は、請求の範囲第1項に記載の発明にお て、前記押圧プランジャの外周面は、前記 持キャビティの内周面に対応して、前記上 と前記押圧プランジャの相対移動方向に対 て3~5度傾いていることを特徴とするもので る。

 請求の範囲第3項に記載の光学素子の成形装 置は、請求の範囲第1項又は第2項に記載の発 において、前記光学素子成形用の樹脂材料 熱硬化性樹脂であることを特徴とするもの ある。
熱硬化性樹脂は、熱可塑性樹脂と比べて溶融 時の粘度が低いので、特に本発明の効果を期 待できる。

 請求の範囲第4項に記載の光学素子の成形装 置は、請求の範囲第1項又は第2項に記載の発 において、前記光学素子成形用の樹脂材料 UV硬化性樹脂であることを特徴とするもの ある。
UV硬化性樹脂は熱可塑性樹脂と比べて溶融時 粘度が低いので、特に本発明の効果を期待 きる。

 請求の範囲第5項に記載の光学素子の成形方 法は、
上型と、前記上型より重力方向下方に配置さ れ、光学素子成形用の樹脂材料を貯留する保 持キャビティを有する下型と、を合わせるこ とによって、前記上型と前記下型との間に成 形キャビティを形成する工程と、
前記上型を通る押圧プランジャを、前記保持 キャビティ内の溶融した前記光学素子成形用 の樹脂材料に向かって突き出すことにより、 前記光学素子成形用の樹脂材料を前記成形キ ャビティに移送する工程と、
前記光学素子成形用の樹脂材料が硬化した後 に、前記押圧プランジャ及び前記上型と、前 記下型とを互いに離れる方向に相対移動させ る工程と、
前記上型から前記押圧プランジャを突き出し た後、前記押圧プランジャを引き込む工程と 、を有することを特徴とするものである。

 本発明によれば、光学素子成形用の樹脂 料が硬化した後に、押圧プランジャ及び上 と、下型とを互いに離れる方向に相対移動 せたときに、成形品が上型に貼り付いて一 的に離型された場合に、上型から押圧プラ ジャを突き出すことによって、上型より成 品を離型すると共に、その際に押圧プラン ャに成形品が貼り付いていた場合でも、上 へと押圧プランジャを引き込むことで、上 に成形品を突き当てて、押圧プランジャよ 成形品を分離できる。本発明は、特に成形 作の自動化を実現するのに有効である。

 本発明によれば、成形材料の性質に関わ ず、稼働率を高めることができる光学素子 成形装置及び成形方法を提供することがで る。

本実施の形態にかかる成形装置を構成 る金型の断面図である。 押圧プランジャPPの変形例を示す図で る。 従来のトランスファ成形に用いる金型 断面図である。

符号の説明

 LM 下型
 LMa 成形キャビティ
 LMb 保持キャビティ
 LMc ランナー
 LMd ゲート
 MM 成形材料
 PP 下端部
 PP 押圧プランジャ
 PPa 下端部
 PPb 周溝
 UM 上型
 UMa 成形キャビティ
 UMc 貫通孔
 UMc1 大径部
 UMc2 小径部

 以下、図面を参照して本発明の実施の形態 ついて説明する。図1は、本実施の形態にか かる成形装置を構成する金型の断面図であり 、成形工程毎に示しているが、図の上方が重 力方向上方となる。
図1(a)において、下面に成形キャビティUMaを する上型UMは、上面に成形キャビティLMaを有 する下型LMに対向して配置されている。上型U Mは、中央に貫通孔UMcを有している。貫通孔UM cは、上面側の大径部UMc1と下面側の小径部UMc2 とを有する。成形キャビティUMaと成形キャビ ティLMaとを合わせることで、請求の範囲でい う成形用の成形キャビティが形成される。

 貫通孔UMc内に沿って、押圧プランジャPPが 図示の駆動源により、図1(a)に示す退避位置 、図1(c)に示す侵入位置との間を上下移動可 能に配置されている。押圧プランジャPPは、 端部PPaを除いて、小径部UMc2に対して微小隙 間をあけた円柱状をなしているが、下端部PPa は先が細いテーパ形状となっている。貫通孔 UMcの軸線に対する下端部PPaの傾き角θは、3~5 である。つまり、押圧プランジャPPの外周 は、上型UMと押圧プランジャPPの相対移動方 に対して3~5度傾いている。
熱や紫外線によって樹脂が硬化する時に、通 常10~15%もの体積収縮を起こす。そのため、保 持キャビティLMbのように比較的大きな容積の 中では樹脂の収縮量も大きくなり、押圧プラ ンジャPPの周辺の樹脂には、押圧プランジャP Pを大きな力で締め付ける応力が発生し、成 品の抜き取りが困難になる場合がある。そ で、押圧プランジャPPに3~5度の抜き勾配を設 けて、少ない力で確実に成形品を分離できる ようにしている。

 また、貫通孔UMcに対向して、下型LMの上面 は保持キャビティLMbが形成されており、保 キャビティLMbの内周面は、上型UMに向かって 拡開するテーパ形状となっている。
押圧プランジャPPと貫通孔UMcとの隙間につい は、円滑な動作のために、その隙間量を減 すことに限界があるが、液体状の樹脂にこ 隙間がさらされる時間を少なくすれば、流 込む樹脂の量を低減でき、詰まりによる動 不良の発生、及び分解して清掃する間隔を ばすことができる。
本発明では、図1に示すように、下型LMの上面 に保持キャビティLMbを設け、押圧プランジャ PPは、上型UMを通って保持キャビティLMbに侵 するようにしたので、押圧プランジャPPは、 光学素子成形用の樹脂材料を押圧する直前ま で、保持キャビティLMb内の液体状の樹脂に触 れないようにできるため、押圧プランジャPP 貫通孔UMcとの隙間に樹脂が流れ込んで硬化 ることを抑制し、これにより清掃作業によ 成形動作の中断を抑えることができる。

 更に、保持キャビティLMbの内周面を、上型U Mに向かって拡開するテーパ形状とすること 、硬化した樹脂を保持キャビティLMbから容 に取り出すことができる。保持キャビティLM bは押圧プランジャPPの摺動孔の一部ではない から、その形状は任意に設定できる。
保持キャビティLMbと成形キャビティLMaは、ラ ンナーLMc及びそれより断面積が小さいゲート LMdを介してつながっている。尚、ランナーLMc 及びゲートLMdは上型UMに形成されていても良 。

 次に、本実施の形態における成形方法に いて説明する。まず、図1(a)に示すように、 上型UMと下型LMとを開いた状態で、保持キャ ティLMb内に、粉体状又はペレット状の熱硬 性樹脂(又はUV硬化性樹脂)である成形材料MM 、所定の体積分だけおく。なお、熱硬化性 脂、UV硬化性樹脂としては、シリコン樹脂、 アリルエステル、アクリル系樹脂、エポキシ 樹脂、ポリイミド、ウレタン系樹脂などがあ る。成形材料MMの体積は、成形キャビティUMa LMa、ランナーLMc、ゲートLMdの容積等を考慮 て適量に決定される。押圧プランジャPPは 避位置になる。

 続いて、図1(b)に示すように、上型UMと下 LMとを相対移動させて分割面同士を合わせ 成形材料MMを加熱して液体状に溶融させる。 このとき、不図示のヒータにより成形キャビ ティUMa、LMaは、硬化温度以上に加熱しておく (UV硬化性樹脂の場合は不要である)。

 かかる状態で、図1(c)に示すように、押圧 プランジャPPを下降させて、下端部PPaを保持 ャビティLMb内の侵入位置に移動させる。こ により、保持キャビティLMb内の溶融した成 材料MMは押し出され、上型UMの下面で密閉さ れたランナーLMc、ゲートLMdを通過して成形キ ャビティUMa、LMa内に充填される。このとき、 成形キャビティUMa、LMaは硬化温度以上に加熱 されているので、成形材料MMは硬化を開始す こととなる(尚、UV硬化性樹脂の場合は、上 UM又は下型LMを透明な素材から形成して外部 より紫外線を照射することで硬化を開始する )。

 成形材料MMが完全に硬化した後に、図1(d) 示すように、上型UMと押圧プランジャPPとを 相対移動させることなく、下型LMを下降させ 。このとき、成形材料MMは、上型UMと押圧プ ランジャPP側に貼り付いた状態となる。そこ 、図1(e)に示すように、上型UMの下面から突 出るように、押圧プランジャPPを相対的に 降させる。これは押圧プランジャPPを侵入位 置へと移動させることで行えるが、これによ り成形材料MMは上型UMから離れ、押圧プラン ャPPの下端部PPaにのみ貼り付いた状態となる 。

 更に、図1(f)に示すように、下端部PPaが上 型UMの貫通孔UMc内に引き込まれるように(退避 位置へと)、押圧プランジャPPを相対的に上昇 させる。これにより成形材料MMは、点線で示 位置で上型UMの下面に衝突し、下端部PPaか 離れて落下することとなる。その後、成形 料MMをゲート位置で切り離すことで、成形キ ャビティUMa、LMaの形状を転写した光学素子を 得ることができる。

 尚、上型UMと下型LMを開いたときに、成形 材料MMが下型LM側に残ってしまう場合がある これを防止するために、図2に示すように、 圧プランジャPPの下端部PPaに周溝PPbを形成 て、下端部PPaの周囲で硬化した成形材料MMが 、保持キャビティLMbの密着力よりも大きな保 持力が周溝PPbとの間で生じるようにしても良 い。

 以上、本発明を実施形態を参照して説明し きたが、本発明は上記実施形態に限定して 釈されるべきではなく、適宜変更・改良が 能であることはもちろんである。
本発明における「光学素子」としては、例え ばレンズ、プリズム、回折格子光学素子(回 レンズ、回折プリズム、回折板)、光学フィ ター(空間ローパスフィルター、波長バンド パスフィルター、波長ローパスフィルター、 波長ハイパスフィルター等々)、偏光フィル ー(検光子、旋光子、偏光分離プリズム等々) 、位相フィルター(位相板、ホログラム等々) あげられるが、以上に限られることはない