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Patent Searching and Data


Title:
PANEL STRUCTURE AND POINTING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/011155
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a panel structure wherein panel surfaces can be arranged on a same flat surface. The panel structure is composed of a plurality of panel members. First, second, third and fourth panel members (12, 14, 16, 18), which are formed in identical equilateral triangle shapes, are adjacently arranged in the clockwise or counterclockwise direction on the same flat surface, and a first basic unit (10) is configured in a hexagonal shape. The panel structure is composed of an assembled body wherein a plurality of basic units are two-dimensionally arranged through hinges (a, b).

Inventors:
HIOKI EIICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/056345
Publication Date:
January 22, 2009
Filing Date:
March 31, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NIPPO SANGYO (JP)
HIOKI EIICHI (JP)
International Classes:
E04B1/343
Foreign References:
JPH1191698A1999-04-06
JP2001173889A2001-06-29
JP2004288020A2004-10-14
JP2005219533A2005-08-18
Attorney, Agent or Firm:
OKADA PATENT & TRADEMARK OFFICE, P.C. (Industry Building 10-19Sakae 2-chome, Naka-k, Nagoya-shi Aichi 08, JP)
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Claims:
 複数のパネル部材が互いにヒンジ結合されて構成されているパネル構造物であって、
 複数のパネル部材は、同一正三角形状に形成された第1、第2、第3および第4のパネル部材が同一平面上で時計回り方向もしくは反時計回り方向に隣接するように併設され六角形状に構成された第1の基礎ユニットをヒンジを介して2次元的に複数配設させた集合体から構成されており、
 第1のパネル部材と第2のパネル部材の隣り合う辺は、両パネル面が同一平面状態または段差を有した平行状態となるようにそれぞれヒンジ結合されており、
 第3のパネル部材と第4のパネル部材の隣り合う辺は、両パネル面が同一平面状態または段差を有した平行状態となるようにそれぞれヒンジ結合されており、
 第2のパネル部材と第3のパネル部材の隣り合う辺は、両パネル部材が重なり合うようにヒンジ結合されていることを特徴とするパネル構造物。
 請求項1に記載のパネル構造物であって、
 同一正三角形状に形成された第5、第6、第7および第8のパネル部材が同一平面上で第1の基礎ユニットの各パネル部材の併設方向と同方向に隣接するように併設され六角形状に構成された第2の基礎ユニットを備えており、
 複数のパネル部材は、第1の基礎ユニットと、この第1の基礎ユニットに対して、第2のパネル部材と第3のパネル部材のヒンジの軸方向および第6のパネル部材と第7のパネル部材のヒンジの軸方向が一致するように併設された第2の基礎ユニットとからなり、ヒンジを介してこれら両基礎ユニットを2次元的に複数配設させた集合体から構成されており、
 第1のパネル部材と、隣り合う第2の基礎ユニットの第6のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、
 第1のパネル部材と、隣り合う第1の基礎ユニットの第4のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、
 第2のパネル部材と、第3のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、
 第4のパネル部材と、隣り合う第2の基礎ユニットの第7のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、
 第4のパネル部材と、隣り合う第1の基礎ユニットの第1のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、
 第5のパネル部材と、隣り合う第2の基礎ユニットの第8のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、
 第6のパネル部材と、隣り合う第1の基礎ユニットの第1のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、
 第6のパネル部材と、第7のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、
 第7のパネル部材と、隣り合う第1の基礎ユニットの第3のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、
 第8のパネル部材と、隣り合う第2の基礎ユニットの第5のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっていることを特徴とするパネル構造物。
 複数のパネル部材が互いにヒンジ結合されて構成されているパネル構造物であって、
 複数のパネル部材は、
  段差部を介して対称となるように上下面が形成されている平行四辺形状の2枚の同一パネル部材の各1辺を、下面もしくは上面の同一平面上でヒンジ結合させ六角形状に構成された第3の基礎ユニットと、
  この第3の基礎ユニットの両パネル部材と同一に構成された2枚の同一パネル部材の各1辺を、上面もしくは下面の同一平面上でヒンジ結合させ六角形状に構成された第4の基礎ユニットとを、
  第3の基礎ユニットにおける両パネル部材を結合させたヒンジの軸方向と、第4の基礎ユニットにおける両パネル部材を結合させたヒンジの軸方向とが一致するように、両基礎ユニットの各2辺を、上面もしくは下面の同一平面上でそれぞれヒンジ結合させた第5の基礎ユニットから構成されており、この第5の基礎ユニットの各辺を互いにヒンジを介して2次元的に複数配設させた集合体から構成されていることを特徴とするパネル構造物。
 複数のパネル部材が互いにヒンジ結合されて構成されているパネル構造物であって、
 複数のパネル部材は、
  第13のパネル部材、第14のパネル部材、第15のパネル部材および第16のパネル部材から構成されており、
 これら各パネル部材は、円周方向に隣接するようにヒンジを介して併設されており、
 第13のパネル部材と、隣り合う第14のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、
 第14のパネル部材と、隣り合う第15のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、
 第15のパネル部材と、隣り合う第16のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、
 第16のパネル部材と、隣り合う第13のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、
 第13のパネル部材と第14のパネル部材の両パネル正面が互いに遠ざかる方向に回動させていくと、第15のパネル部材と第16のパネル部材の両パネル正面が互いに近づく方向に回動されていき、第15のパネル部材と第16のパネル部材が重なり合う格好で第13のパネル部材と第14のパネル部材の間に収納されることを特徴とするパネル構造物。
 請求項4に記載のパネル構造物であって、
 第13のパネル部材と第14のパネル部材は、
 第1の辺と第2の辺との内角が60度、第2の辺と第3の辺との内角が90度、第3の辺と第4の辺との内角が90度、第4の辺と第1の辺との内角が120度となす同一四角形状にそれぞれ構成されており、
 第15のパネル部材と第16のパネル部材は、
 第1の辺、第2の辺および第3の辺の各長さが、第13のパネル部材および第14のパネル部材の両第1の辺の長さと一致する同一正三角形状にそれぞれ構成されており、
 第13のパネル部材の第4の辺と第14のパネル部材の第4の辺は、両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒンジ結合されており、
 第14のパネル部材の第1の辺と第15のパネル部材の第1の辺は、両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒンジ結合されており、
 第15のパネル部材の第3の辺と第16のパネル部材の第3の辺は、両パネル面が互いに近づく方向に折り曲げ可能にヒンジ結合されており、
 第16のパネル部材の第1の辺と第13のパネル部材の第1の辺は、両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒンジ結合されていることを特徴とするパネル構造物。
 請求項1から5のいずれか一項に記載のパネル構造物を用い、
 折り畳んだ状態で位置検出が可能となるパネル部材にセンサを組み込むとともに、操作が可能となるパネル部材にスイッチを組み込み、
 当該折り畳んだ状態で用いるポインティングデバイス。
 請求項6に記載のポインティングデバイスであって、
 ヒンジ結合は、シャフトと、当該シャフトに軸支される軸支部とを備え、
 軸支部の長さがシャフトの軸方向長さよりも短くなるように構成したポインティングデバイス。
Description:
パネル構造物およびポインティ グデバイス

 本発明は、パネル構造物に関し、詳しく 、複数のパネル部材が互いにヒンジ結合さ て構成されているパネル構造物に関する。

 従来より、この種のパネル構造物として 折り畳むと収納状態となり、広げると展開 態へと状態を変化させることができるもの 知られている。

 なお、この出願の発明に関連する先行技術 献情報としては、例えば、特許文献1が知ら れている。

特開2005-59735号公報

 しかしながら、上述したパネル構造物で 、収納状態となるように各パネル部材を折 畳むとき、各パネル部材が重なり合うよう 折り畳むことができなかった。そのため、 ンパクトなサイズで収納することができな った。

 本発明は、このような課題を解決しよう するもので、その目的は、収納状態におい コンパクトなサイズにでき、且つ、展開状 において隣接するパネル部材間が結合され まま各パネル部材のパネル面を同一平面上 配置させることができるパネル構造物を提 することである。

 本発明は、上記の目的を達成するためのも であって、以下のように構成されている。
 請求項1に記載の発明は、複数のパネル部材 が互いにヒンジ結合されて構成されているパ ネル構造物であって、複数のパネル部材は、 同一正三角形状に形成された第1、第2、第3お よび第4のパネル部材が同一平面上で時計回 方向もしくは反時計回り方向に隣接するよ に併設され六角形状に構成された第1の基礎 ニットをヒンジを介して2次元的に複数配設 させた集合体から構成されており、第1のパ ル部材と第2のパネル部材の隣り合う辺は、 パネル面が同一平面状態または段差を有し 平行状態となるようにそれぞれヒンジ結合 れており、第3のパネル部材と第4のパネル 材の隣り合う辺は、両パネル面が同一平面 態または段差を有した平行状態となるよう それぞれヒンジ結合されており、第2のパネ 部材と第3のパネル部材の隣り合う辺は、両 パネル部材が重なり合うようにヒンジ結合さ れていることを特徴とする。
 この構成によれば、各パネル部材を重なり わせることができるため、パネル構造物の 納状態がコンパクトな状態となる。一方、 ネル構造物を展開させると、各パネル部材 パネル面を同一平面上に配置させることが きる。

 また、請求項2に記載の発明は、請求項1に 載のパネル構造物であって、同一正三角形 に形成された第5、第6、第7および第8のパネ 部材が同一平面上で第1の基礎ユニットの各 パネル部材の併設方向と同方向に隣接するよ うに併設され六角形状に構成された第2の基 ユニットを備えており、複数のパネル部材 、第1の基礎ユニットと、この第1の基礎ユニ ットに対して、第2のパネル部材と第3のパネ 部材のヒンジの軸方向および第6のパネル部 材と第7のパネル部材のヒンジの軸方向が一 するように併設された第2の基礎ユニットと らなり、ヒンジを介してこれら両基礎ユニ トを2次元的に複数配設させた集合体から構 成されており、第1のパネル部材と、隣り合 第2の基礎ユニットの第6のパネル部材との間 のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互 いに近づく方向にのみ回動可能となっており 、第1のパネル部材と、隣り合う第1の基礎ユ ットの第4のパネル部材との間のヒンジは、 両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる 方向にのみ回動可能となっており、第2のパ ル部材と、第3のパネル部材との間のヒンジ 、両パネル部材のパネル正面が互いに近づ 方向にのみ回動可能となっており、第4のパ ネル部材と、隣り合う第2の基礎ユニットの 7のパネル部材との間のヒンジは、両パネル 材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ 動可能となっており、第4のパネル部材と、 隣り合う第1の基礎ユニットの第1のパネル部 との間のヒンジは、両パネル部材のパネル 面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能と っており、第5のパネル部材と、隣り合う第 2の基礎ユニットの第8のパネル部材との間の ンジは、両パネル部材のパネル正面が互い 近づく方向にのみ回動可能となっており、 6のパネル部材と、隣り合う第1の基礎ユニ トの第1のパネル部材との間のヒンジは、両 ネル部材のパネル正面が互いに近づく方向 のみ回動可能となっており、第6のパネル部 材と、第7のパネル部材との間のヒンジは、 パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる 向にのみ回動可能となっており、第7のパネ 部材と、隣り合う第1の基礎ユニットの第3 パネル部材との間のヒンジは、両パネル部 のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回 可能となっており、第8のパネル部材と、隣 合う第2の基礎ユニットの第5のパネル部材 の間のヒンジは、両パネル部材のパネル正 が互いに近づく方向にのみ回動可能となっ いることを特徴とする。
 この構成によれば、ヒンジの折り曲げ方向 決められているため、パネル構造物を展開 態から収納状態にさせるとき、容易にパネ 構造物を重なり合わせることができる。

 また、請求項3に記載の発明は、複数のパネ ル部材が互いにヒンジ結合されて構成されて いるパネル構造物であって、複数のパネル部 材は、段差部を介して対称となるように上下 面が形成されている平行四辺形状の2枚の同 パネル部材の各1辺を、下面もしくは上面の 一平面上でヒンジ結合させ六角形状に構成 れた第3の基礎ユニットと、この第3の基礎 ニットの両パネル部材と同一に構成された2 の同一パネル部材の各1辺を、上面もしくは 下面の同一平面上でヒンジ結合させ六角形状 に構成された第4の基礎ユニットとを、第3の 礎ユニットにおける両パネル部材を結合さ たヒンジの軸方向と、第4の基礎ユニットに おける両パネル部材を結合させたヒンジの軸 方向とが一致するように、両基礎ユニットの 各2辺を、上面もしくは下面の同一平面上で れぞれヒンジ結合させた第5の基礎ユニット ら構成されており、この第5の基礎ユニット の各辺を互いにヒンジを介して2次元的に複 配設させた集合体から構成されていること 特徴とする。
 この構成によれば、請求項2に記載の発明と 同様の作用効果を得ることができる。

 また、請求項4に記載の発明は、複数のパ ネル部材が互いにヒンジ結合されて構成され ているパネル構造物であって、複数のパネル 部材は、第13のパネル部材、第14のパネル部 、第15のパネル部材および第16のパネル部材 ら構成されており、これら各パネル部材は 円周方向に隣接するようにヒンジを介して 設されており、第13のパネル部材と、隣り う第14のパネル部材との間のヒンジは、両パ ネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向 にのみ回動可能となっており、第14のパネル 材と、隣り合う第15のパネル部材との間の ンジは、両パネル部材のパネル正面が互い 遠ざかる方向にのみ回動可能となっており 第15のパネル部材と、隣り合う第16のパネル 材との間のヒンジは、両パネル部材のパネ 正面が互いに近づく方向にのみ回動可能と っており、第16のパネル部材と、隣り合う 13のパネル部材との間のヒンジは、両パネル 部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にの み回動可能となっており、第13のパネル部材 第14のパネル部材の両パネル正面が互いに ざかる方向に回動させていくと、第15のパネ ル部材と第16のパネル部材の両パネル正面が いに近づく方向に回動されていき、第15の ネル部材と第16のパネル部材が重なり合う格 好で第13のパネル部材と第14のパネル部材の に収納されることを特徴とする。

 また、請求項5に記載の発明は、請求項4 記載のパネル構造物であって、第13のパネル 部材と第14のパネル部材は、第1の辺と第2の との内角が60度、第2の辺と第3の辺との内角 90度、第3の辺と第4の辺との内角が90度、第4 の辺と第1の辺との内角が120度となす同一四 形状にそれぞれ構成されており、第15のパネ ル部材と第16のパネル部材は、第1の辺、第2 辺および第3の辺の各長さが、第13のパネル 材および第14のパネル部材の両第1の辺の長 と一致する同一正三角形状にそれぞれ構成 れており、第13のパネル部材の第4の辺と第14 のパネル部材の第4の辺は、両パネル面が互 に遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒンジ結 されており、第14のパネル部材の第1の辺と 15のパネル部材の第1の辺は、両パネル面が いに遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒンジ 合されており、第15のパネル部材の第3の辺 第16のパネル部材の第3の辺は、両パネル面 互いに近づく方向に折り曲げ可能にヒンジ 合されており、第16のパネル部材の第1の辺 第13のパネル部材の第1の辺は、両パネル面 互いに遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒン 結合されていることを特徴とする。

 請求項6に記載の発明は、請求項1から5のい れか一項に記載のパネル構造物を用い、折 畳んだ状態で位置検出が可能となるパネル 材にセンサを組み込むとともに、操作が可 となるパネル部材にスイッチを組み込み、 該折り畳んだ状態で用いるポインティング バイスである。
 この構成によれば、展開状態において隣接 るパネル部材間が結合されたまま各パネル 材のパネル面を同一平面上に配置され、折 畳み状態ではコンパクトなサイズになるポ ンティングデバイスを提供することができ 。

 請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の インティングデバイスであって、ヒンジ結 は、シャフトと、当該シャフトに軸支され 軸支部とを備え、軸支部の長さがシャフト 軸方向長さよりも短くなるように構成した とを特徴とする。
 この構成によれば、軸支部がシャフトの長 範囲内で動くことができ、パネル部材の移 に伴って軸支部も併せて移動する。この移 により、ポインティングデバイス自体のサ ズを変化させることが可能になる。したが て、手の大きさに見合うポインティングデ イスに調整することができる。

図1は、本発明の実施例1に係る第1の基 ユニットの斜視図である。 図2は、本発明の実施例1に係る第1の基 ユニットと第2の基礎ユニットの斜視図であ る。 図3は、本発明の実施例1に係るパネル 造物の展開状態の斜視図である。 図4は、図3に示した展開状態と収納状 との途中状態の斜視図である。 図5は、本発明の実施例1に係るパネル 造物の収納状態の斜視図である。 図6は、本発明の実施例2に係る第3の基 ユニットの斜視図である。 図7は、本発明の実施例2に係る第3の基 ユニットと第4の基礎ユニットの斜視図であ る。 図8は、本発明の実施例2に係るパネル 造物の展開状態の斜視図である。 図9は、図8に示した展開状態と収納状 との途中状態の斜視図である。 図10は、本発明の実施例2に係るパネル 構造物の収納状態の斜視図である。 図11は、本発明の実施例3に係るパネル 構造物を水平面に展開したときの斜視図であ る。 図12は、図11の展開状態のまま水平面 立たせたときの斜視図である。 図13は、図12の展開状態から折り畳み 途中状態を示す斜視図である。 図14は、図12の展開状態を折り畳んだ 納状態を示す斜視図である。 図15は、本発明の実施例3に係るパネル 構造物の別の実施形態を示す平面図である。 図16は、本発明の実施例3に係るパネル 構造物の別の実施形態を示す平面図である。 図17は、本発明の実施例3に係るパネル 構造物の別の実施形態を示す平面図である。 図18は、本発明の実施例3に係るパネル 構造物の別の実施形態を示す平面図である。 図19は、本発明の実施例3に係るパネル 構造物の別の実施形態を示す平面図である。 図20は、本発明の実施例4に係るポイン ティングデバイスの実施形態を示す平面図で ある。 図21は、本発明の実施例4に係るポイン ティングデバイスの実施形態を示す側面図で ある。 図22は、図20の展開状態から折り畳ん 使用可能な状態を示す斜視図である。 図23は、図21の状態から最も伸ばした 態を示す斜視図である。

符号の説明

 10  第1の基礎ユニット
 12  第1のパネル部材
 14  第2のパネル部材
 16  第3のパネル部材
 18  第4のパネル部材
 20  第2の基礎ユニット
 22  第5のパネル部材
 24  第6のパネル部材
 26  第7のパネル部材
 28  第8のパネル部材
 110 第3の基礎ユニット
 120 第4の基礎ユニット
 130 第5の基礎ユニット
 210 第13のパネル部材
 220 第14のパネル部材
 230 第15のパネル部材
 240 第16のパネル部材
 300 パネル構造物
 302、304、306、308、310、312 パネル部材
 308a、308b ボタン切片
 312a 傾斜面
 A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N、O P、Q、R、S、T、U、V、W、X パネル部材
 OS 光学センサ
 SW2、SW4 スイッチ
 SP スピーカ
 Y 基板
 a、b、c、e、f、g、h、i ヒンジ
 d 段差部
 j2、j4、j6、j8 ヒンジ
 m2、m4、m6、m8 軸支部
 s1、s2、s3、s4、s5、s6、s7、s8 シャフト
 k2、k4 ヒンジ
 p2、p4、p6、p8 ピン

 以下、本発明を実施するための最良の形態 、図面を用いて説明する。
(実施例1)
 まず、本発明の実施例1を、図1~5を用いて説 明する。図1は、本発明の実施例1に係る第1の 基礎ユニットの斜視図である。図2は、本発 の実施例1に係る第1の基礎ユニットと第2の 礎ユニットの斜視図である。図3は、本発明 実施例1に係るパネル構造物の展開状態の斜 視図である。図4は、図3に示した展開状態と 納状態との途中状態の斜視図である。図5は 、本発明の実施例1に係るパネル構造物の収 状態の斜視図である。

 本発明の実施例1に係るパネル構造物は、 第1の基礎ユニット10と第2の基礎ユニット20と を組み合わせたユニットを2次元的に複数配 させた集合体から構成されている。そのた 、まず、これら両基礎ユニット10、20をそれ れ説明する。

 はじめに、図1を参照して、第1の基礎ユ ット10を説明する。第1の基礎ユニット10は、 同一正三角形状に形成された第1、第2、第3お よび第4のパネル部材12、14、16、18が同一平面 上で反時計回り方向に隣接するように併設さ れ六角形状に構成されたユニットである。

 ここで、第1のパネル部材12と第2のパネル 部材14の隣り合う辺のうち、その両側部は両 ネル面が同一平面状態または段差を有した 行状態となるようにそれぞれヒンジ結合さ ている。このヒンジ結合を、以下の説明に たって「ヒンジa」と記す。これと同様に、 第3のパネル部材16と第4のパネル部材18の隣り 合う辺のうち、その両側部はヒンジaによっ 結合されている。また、第2のパネル部材14 第3のパネル部材16の隣り合う辺のうち、そ 中央部は両パネル部材のパネル正面が互い 近づく方向にのみ回動可能にヒンジ結合さ ている。このヒンジ結合を、以下の説明に たって「ヒンジb」と記す。

 次に、図2を参照して、第2の基礎ユニッ 20を説明する。第2の基礎ユニット20は、第1 基礎ユニット10と同様に、同一正三角形状に 形成された第5、第6、第7および第8のパネル 材22、24、26、28が同一平面上で反時計回り方 向に隣接するように併設され六角形状に構成 されたユニットである。

 ここで、第5のパネル部材22と第6のパネル 部材24の隣り合う辺のうち、その両側部はヒ ジaによって結合されている。これと同様に 、第7のパネル部材26と第8のパネル部材28の隣 り合う辺のうち、その両側部はヒンジaによ て結合されている。また、第6のパネル部材2 4と第7のパネル部材26の隣り合う辺のうち、 の中央部は両パネル部材のパネル正面が互 に遠ざかる方向にのみ回動可能にヒンジ結 されている。このヒンジ結合を、以下の説 にあたって「ヒンジc」と記す。

 また、第2のパネル部材14と第5のパネル部 材22の隣り合う辺のうち、その中央部はヒン cによって結合されている。また、第3のパ ル部材16と第8のパネル部材28の隣り合う辺の うち、その中央部はヒンジcによって結合さ ている。

 続いて、上述した第1の基礎ユニット10と 2の基礎ユニット20とを組み合わせたユニッ を2次元的に複数配設させた集合体からなる パネル構造物を説明する。なお、パネル構造 物の例として、図3に示すように、24枚のパネ ル部材A、B、C、・・・、Xからなるパネル構 物を説明する。

 まず、パネル構造物の構成を説明する。 ネル部材Aは、パネル部材Bとヒンジbによっ 結合されている。また、パネル部材Aは、パ ネル部材Rとヒンジcによって結合されている パネル部材Bは、パネル部材Cとヒンジcによ て結合されている。また、パネル部材Bは、 パネル部材Xとヒンジaによって結合されてい 。パネル部材Cは、パネル部材Dとヒンジaに って結合されている。パネル部材Dは、パネ ル部材Eとヒンジcによって結合されている。

 パネル部材Eは、パネル部材Fとヒンジaに って結合されている。また、パネル部材Eは 、パネル部材Wとヒンジbによって結合されて る。パネル部材Fは、パネル部材Gとヒンジb よって結合されている。パネル部材Gは、パ ネル部材Hとヒンジcによって結合されている パネル部材Hは、パネル部材Vとヒンジbによ て結合されている。また、パネル部材Hは、 パネル部材Iとヒンジaによって結合されてい 。

 パネル部材Iは、パネル部材Jとヒンジbに って結合されている。パネル部材Jは、パネ ル部材Kとヒンジaによって結合されている。 ネル部材Kは、パネル部材Uとヒンジbによっ 結合されている。また、パネル部材Kは、パ ネル部材Lとヒンジcによって結合されている パネル部材Lは、パネル部材Mとヒンジbによ て結合されている。パネル部材Mは、パネル 部材Nとヒンジaによって結合されている。

 パネル部材Nは、パネル部材Oとヒンジcに って結合されている。また、パネル部材Nは 、パネル部材Tとヒンジbによって結合されて る。パネル部材Oは、パネル部材Pとヒンジa よって結合されている。パネル部材Pは、パ ネル部材Qとヒンジcによって結合されている パネル部材Qは、パネル部材Rとヒンジbによ て結合されている。また、パネル部材Qは、 パネル部材Sとヒンジaによって結合されてい 。

 パネル部材Sは、パネル部材Tとヒンジcに って結合されている。また、パネル部材Sは 、パネル部材Xとヒンジbによって結合されて る。パネル部材Tは、パネル部材Uとヒンジa よって結合されている。パネル部材Uは、パ ネル部材Vとヒンジcによって結合されている パネル部材Vは、パネル部材Wとヒンジaによ て結合されている。パネル部材Wは、パネル 部材Xとヒンジcによって結合されている。こ ようにして、24枚のパネル部材A、B、C、・ ・、Xは互いにヒンジ結合されている。この うにヒンジ結合された状態がパネル構造物 展開状態である。なお、この展開状態では 各パネル部材A、B、C、・・・、Xのパネル面 は同一平面上に配置されている。

 ここで、パネル部材B、X、S、Qが第1の基 ユニット10に相当する。これと同様に、パネ ル部材W、V、U、Tが第2の基礎ユニット20に相 する。また、これと同様に、パネル部材Aは 第2の基礎ユニット20の第6のパネル部材24に 当する。また、これと同様に、パネル部材C は、第1の基礎ユニット10の第4のパネル部材18 に相当する。また、これと同様に、パネル部 材Dは、第1の基礎ユニット10の第3のパネル部 16に相当する。

 また、これと同様に、パネル部材Eは、第 2の基礎ユニット20の第8のパネル部材28に相当 する。また、これと同様に、パネル部材Fは 第2の基礎ユニット20の第7のパネル部材26に 当する。また、これと同様に、パネル部材G 、第1の基礎ユニット10の第4のパネル部材18 相当する。また、これと同様に、パネル部 Hは、第1の基礎ユニット10の第1のパネル部 12に相当する。また、これと同様に、パネル 部材Iは、第1の基礎ユニット10の第2のパネル 材14に相当する。

 また、これと同様に、パネル部材Jは、第 1の基礎ユニット10の第3のパネル部材16に相当 する。また、これと同様に、パネル部材Kは 第1の基礎ユニット10の第4のパネル部材18に 当する。また、これと同様に、パネル部材L 、第1の基礎ユニット10の第1のパネル部材12 相当する。また、これと同様に、パネル部 Mは、第2の基礎ユニット20の第6のパネル部 24に相当する。

 また、これと同様に、パネル部材Nは、第 2の基礎ユニット20の第5のパネル部材22に相当 する。また、これと同様に、パネル部材Oは 第1の基礎ユニット10の第2のパネル部材14に 当する。また、これと同様に、パネル部材P 、第1の基礎ユニット10の第1のパネル部材12 相当する。また、これと同様に、パネル部 Rは、第2の基礎ユニット20の第7のパネル部 26に相当する。

 次に、パネル構造物の状態を変化させる 作を説明する。まず、パネル部材Xのパネル 面がパネル部材Bのパネル面に対して上側に 置するようにヒンジaを折り曲げる。これと 様に、パネル部材Sのパネル面がパネル部材 Qのパネル面に対して上側に位置するように ンジaを折り曲げる。また、これと同様に、 ネル部材Dのパネル面がパネル部材Cのパネ 面に対して上側に位置するようにヒンジaを り曲げる。

 また、これと同様に、パネル部材Eのパネ ル面がパネル部材Fのパネル面に対して上側 位置するようにヒンジaを折り曲げる。また これと同様に、パネル部材Wのパネル面がパ ネル部材Vのパネル面に対して上側に位置す ようにヒンジaを折り曲げる。また、これと 様に、パネル部材Tのパネル面がパネル部材 Uのパネル面に対して上側に位置するように ンジaを折り曲げる。また、これと同様に、 ネル部材Oのパネル面がパネル部材Pのパネ 面に対して上側に位置するようにヒンジaを り曲げる。

 また、これと同様に、パネル部材Nのパネ ル面がパネル部材Mのパネル面に対して上側 位置するようにヒンジaを折り曲げる。また これと同様に、パネル部材Iのパネル面がパ ネル部材Hのパネル面に対して上側に位置す ようにヒンジaを折り曲げる。また、これと 様に、パネル部材Jのパネル面がパネル部材 Kのパネル面に対して上側に位置するように ンジaを折り曲げる。

 その後、図4に示すように、ヒンジbとヒ ジcをそれぞれ既に説明した方向に折り曲げ いく。すると、図5に示すように、パネル部 材C、B、A、R、Q、Pが重なりあった状態となる 。これと同様に、パネル部材D、E、W、X、S、T 、N、Oが重なりあった状態となる。また、こ と同様に、パネル部材F、G、H、V、U、K、L、 Mが重なりあった状態となる。また、これと 様に、パネル部材I、Jが重なりあった状態と なる。このように重なりあった状態がパネル 構造物の収納状態である。なお、この収納状 態から展開状態に戻す場合には、上述した折 り曲げ動作と逆の動作を行えばよい。

 本発明のパネル構造物は、上述したよう 構成されている。この構成によれば、各パ ル部材A、B、C、・・・、Xを重なり合わせる ことができるため、パネル構造物の収納状態 がコンパクトな状態となる。一方、パネル構 造物を展開させると、各パネル部材A、B、C、 ・・・、Xにおいて隣接するパネル部材間を 合させたままの状態で、各パネル面を同一 面上に配置させることができる。また、こ 構成によれば、ヒンジb、ヒンジcの折り曲げ 方向が決められているため、パネル構造物を 展開状態から収納状態にさせるとき、容易に パネル構造物を重なり合わせることができる 。

 なお、このパネル構造物は、各種用途に 用可能である。パネル構造物は、例えば、 陽光発電におけるパネル形状の太陽電池に 用可能である。また、パネル構造物は、例 ば、所定時のみに道路を封鎖するバリケー 等にも適用可能である。その場合、バリケ ドを搬送する時には、バリケードはコンパ トな状態となる(図5に示される状態)。また バリケードとして使用する時には、バリケ ドを収納状態と展開状態の途中状態にすれ よい(図4に示される状態)。また、バリケー を一時的に解除したい時には、バリケード 撤去することなく、一時的に展開状態にす ばよい(図3に示される状態)。

(実施例2)
 次に、本発明の実施例2を、図6~10を用いて 明する。図6は、本発明の実施例2に係る第3 基礎ユニットの斜視図である。図7は、本発 の実施例2に係る第3の基礎ユニットと第4の 礎ユニットの斜視図である。図8は、本発明 の実施例2に係るパネル構造物の展開状態の 視図である。図9は、図8に示した展開状態と 収納状態との途中状態の斜視図である。図10 、本発明の実施例2に係るパネル構造物の収 納状態の斜視図である。

 既に説明した実施例1では、正三角形状の パネル部材から構成される基礎ユニットを複 数配設させる集合体を説明した。それに対し 、これから説明する実施例2では、ひし形状 パネル部材から構成される基礎ユニットを 数配設させるものである。

 そのため、図6に示す、段差部dを介して 称となるように上下面が形成されている第9 パネル部材112が、実施例1で説明した、ヒン ジaを介して隣接される2枚のパネル部材(第1 ネル部材12と第2パネル部材14)に相当する。 れと同様に、図6に示す、段差部dを介して対 称となるように上下面が形成されている第10 パネル部材116が、実施例1で説明した、ヒン ジaを介して隣接される2枚のパネル部材(第3 ネル部材16と第4パネル部材18)に相当する。 れら両パネル部材112、116がヒンジeによって 合されて構成される第3の基礎ユニット110が 、実施例1で説明した、第1の基礎ユニット10 相当する。

 また、これと同様に、図7に示す、段差部 dを介して対称となるように上下面が形成さ ている第11のパネル部材122が、実施例1で説 した、ヒンジaを介して隣接される2枚のパネ ル部材(第5パネル部材22と第6パネル部材24)に 当する。また、これと同様に、段差部dを介 して対称となるように上下面が形成されてい る第12のパネル部材126が、実施例1で説明した 、ヒンジaを介して隣接される2枚のパネル部 (第7パネル部材26と第8パネル部材28)に相当 る。これら両パネル部材122、126がヒンジfに って結合されて第4の基礎ユニット120が構成 されている。そして、これら第3の基礎ユニ ト110と第4の基礎ユニット120とから構成され 第5の基礎ユニット130が、実施例1で説明し 、第1の基礎ユニット10と第2の基礎ユニット2 0を合わせたユニットに相当する。

 そして、この第5の基礎ユニット130を、第 2の基礎ユニット20と同様に2次元方向に複数 設させる。すると、実施例1と同様に、パネ 構造物を展開状態、途中状態および収納状 にすることができる(図8、9、10参照)。

 本発明の実施例2に係るパネル構造物は上 述したように構成されている。この構成によ れば、実施例1で説明したパネル構造物と同 の作用効果を得ることができる。

(実施例3)
 続いて、本発明の実施例3を、図11~14を用い 説明する。
 図11は、本発明の実施例3に係るパネル構造 を水平面に展開したときの斜視図である。 12は、図11の展開状態のまま水平面に立たせ たときの斜視図である。図13は、図12の展開 態から折り畳みの途中状態を示す斜視図で る。図14は、図12の展開状態を折り畳んだ収 状態を示す斜視図である。

 まず、実施例3に係るパネル構造物の構成 を説明する。図11に示すように、パネル構造 は、第13のパネル部材210、第14のパネル部材 220、第15のパネル部材230および第16のパネル 材240から構成されている。以下に、これら パネル部材210、220、230、240の構成を個別に 明する。

 第13のパネル部材210は、その4辺が第1の辺 211、第2の辺212、第3の辺213および第4の辺214か らなる四角形状に構成されている。これら4 のうち、第1の辺211と第2の辺212との内角が60 となるように構成されている。また、第2の 辺212と第3の辺213との内角が90度となるように 構成されている。また、第3の辺213と第4の辺2 14との内角が90度となるように構成されてい 。また、第4の辺214と第1の辺211との内角が120 度となるように構成されている。

 第14のパネル部材220は、第13のパネル部材 210と同一形状となるように、その4辺が第1の 221、第2の辺222、第3の辺223および第4の辺224 らなる四角形状に構成されている。

 第15のパネル部材230は、その3辺が第1の辺 231、第2の辺232および第3の辺233からなる正三 形状に構成されている。これら3辺231、232、 233の各長さは、第13のパネル部材210および第1 4のパネル部材220の両第1の辺211、221の長さと 致するように構成されている。

 第16のパネル部材240は、第15のパネル構造 物と同一形状となるように、その3辺が第1の 241、第2の辺242および第3の辺243からなる正 角形状に構成されている。

 これら4枚のパネル部材210、220、230、240の うち、第13のパネル部材210の第4の辺214と第14 パネル部材220の第4の辺224は、両パネル面が 互いに遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒンジ gによって結合されている。また、第14のパネ ル部材の第1の辺221と第15のパネル部材230の第 1の辺231は、両パネル面が互いに遠ざかる方 に折り曲げ可能にヒンジhによって結合され いる。

 また、第15のパネル部材230の第3の辺233と 16のパネル部材240の第3の辺243は、両パネル が互いに近づく方向に折り曲げ可能にヒン iによって結合されている。また、第16のパ ル部材240の第1の辺241と第13のパネル部材210 第1の辺211は、両パネル面が互いに遠ざかる 方向に折り曲げ可能にヒンジhによって結合 れている。なお、これら各パネル部材210、22 0、230、240のパネル面には、スピーカSPが埋め 込まれている。

 次に、パネル構造物の動作について説明 る。この説明をするにあたって、パネル構 物を図11に示されるように水平面に展開し 状態から、図12に示されるように立たせた状 態にして説明していく。

 この図12に示される状態から、第13のパネ ル部材210と第14のパネル部材220をヒンジgを介 して両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り 曲げる。この折り曲げに伴って、ヒンジiを して第15のパネル部材230と第16のパネル部材2 40の両パネル面が互いに近づく方向に折り曲 られる。このとき、ヒンジhを介して第14の ネル部材220と第15のパネル部材230の両パネ 面が互いに遠ざかる方向に折り曲げられる また、このとき、ヒンジhを介して第16のパ ル部材240と第13のパネル部材210の両パネル面 が互いに遠ざかる方向に折り曲げられる(図13 参照)。

 この図13に示される状態から、さらに、 13のパネル部材210と第14のパネル部材220をヒ ジgを介して両パネル面が互いに遠ざかる方 向に折り曲げる。すると、4枚のパネル部材21 0、220、230、240が互いに平行な状態となり、 れによりパネル構造物は収納状態となる(図1 4参照)。

 本発明の実施例3に係るパネル構造物は上 述したように構成されている。この構成によ れば、収納状態においてコンパクトなサイズ にでき、且つ、展開状態において隣接するパ ネル部材間が結合されたまま各パネル部材の パネル面を同一平面上に配置させることがで きる。また、この構成によれば、各パネル部 材210、220、230、240にはスピーカSPを備えてい ため、持ち運びが便利な音声再生手段を提 することができる。

 上述した内容は、あくまでも本発明の一実 の形態に関するものであって、本発明が上 内容に限定されることを意味するものでは い。
 実施例1では、パネル構造物は24枚のパネル 材A、B、C、・・・、Xによって構成されてい る例を説明した。しかし、これに限定される ものでなく、パネル部材の枚数は何枚でも構 わない。

 また、実施例1では、第1の基礎ユニット10 と第2の基礎ユニット20とを組み合わせたユニ ットの例として、第2のパネル部材14と第5の ネル部材22および第3のパネル部材16と第8の ネル部材28をそれぞれヒンジcによって結合 る構成を説明した。しかし、これに限定さ るものでなく、第6のパネル部材24と第1のパ ル部材12および第7のパネル部材26と第4のパ ル部材18をそれぞれヒンジbによって結合す 構成でも構わない。

 また、第1の基礎ユニット10および第2の基 礎ユニット20を2次元的に配設させるとき、必 ずしも両ユニット10、20を構成する全てのパ ル部材12、14、16、18、22、24、26、28を配設す 必要はない。パネル構造物の所望する形状 応じて、不必要となるパネル部材を配設す 必要がないことは言うまでもない。このこ は、実施例2においても同様である。

 また、実施例2では、各パネル部材がひし 形の場合を説明した。しかし、これに限定さ れるものでなく、各パネル部材が平行四辺形 の場合であっても構わない。

 また、実施例3では、第13のパネル部材210 第14のパネル部材220は四角形状に構成され 第15のパネル部材230と第16のパネル部材240は 三角形状に構成されている場合を説明した しかし、これに限定されるものでなく、各 ネル部材210、220、230、240は、様々な形状で っても構わない。また、各パネル部材210、2 20、230、240は、必要に応じ、角が面取りされ いても構わないし、辺が丸みを帯びていて 構わない(図15~19参照)。

(実施例4)
 本発明の実施例4は、上述した実施例2で用 たパネル部材の形状に類似する部材を用い パネル構造物であって、折り畳み時にポイ ティングデバイス(本例ではマウス)として使 用できるように構成したものである。この実 施例4は、図20~23を用いて説明する。図20は、 ネル構造物を展開した状態を示す平面図で る。図21は、図20の下側から上側を見た側面 図である。図22は、パネル構造物を折り畳ん ときの状態(最小時)を示す斜視図である。 23は、図22の状態から最も伸ばした形態(最大 時)を示す斜視図である。

 図20と図21に表すパネル構造物300は、複数 (本例では6枚)のパネル部材302、304、306、308、 310、312や、これらのパネル部材を連結する複 数(本例では7つ)のヒンジj2、j4、j6、j8、k2、k4 、k6などを有する。

 パネル部材302は折り畳んだ状態で下面とな 部位あって、ヒンジj2を介して後述するパ ル部材304に結合されている。このパネル部 302は、マウスとして機能させるために組み まれた基板Yや、ヒンジj2を構成するシャフ s1などを有する。基板Yには、位置検出を行 光学センサOSや、操作検出を行うスイッチSW2 、SW4、接続用コードなどが備えられている。 スイッチSW2にはピンp2が備えられ、スイッチS W4にはピンp4が備えられている。
 パネル部材308は折り畳んだ状態で上面とな 部位であって、ヒンジj6を介して後述する ネル部材310に結合されている。このパネル 材308は、マウスの機能として操作を行う際 用いるボタン切片308a、308bや、ヒンジj6を構 するシャフトs5などを有する。図21に表すよ うに、ボタン切片308aに備えられたピンp6は、 ボタン切片308aの操作に伴って上記ピンp2を押 してスイッチSW2をオンするように構成する。 同様にボタン切片308bに備えられたピンp8は、 ボタン切片308bの操作に伴って上記ピンp4を押 してスイッチSW4をオンするように構成する。
 パネル部材302とパネル部材308との間は、図2 0の裏面側に備えられて当該裏面側が谷折り なる方向にのみ作動するヒンジk2によって結 合されている。このヒンジk2は、ヒンジj2、j4 、j6、j8と同様に構成するが、軸支部の長さ シャフトの軸方向長さとほぼ同じにした点 相違する(後述するヒンジk4、k6も同様である )。

 パネル部材304は、ヒンジj2を構成するシャ トs2や、ヒンジj4を構成するシャフトs3、ヒ ジk4を構成するシャフト(図示せず)などを有 る。パネル部材310は、ヒンジj6を構成する ャフトs6や、ヒンジj8を構成するシャフトs7 ヒンジk4を構成するシャフト(図示せず)など 有する。パネル部材304とパネル部材310との はヒンジk4によって結合されている。この ンジk4は、図20の裏面側に現れる段差部で動 が規制され、図20の表面側が谷折りとなる 向にのみ作動する。
 上述したパネル部材304、310は、実施例2で用 いたパネル部材112、116にそれぞれ類似する( 7参照)。ただし、パネル部材304、310は板状部 材とした点で、フレーム状(中あき状)に形成 たパネル部材112、116と相違する。

 パネル部材306は、ヒンジj4を構成するシャ トs4や、ヒンジk6を構成するシャフト(図示せ ず)などを有する。パネル部材312は、ヒンジj8 を構成するシャフトs8や、ヒンジk6を構成す シャフト(図示せず)、傾斜面312aなどを有す 。パネル部材306とパネル部材312との間はヒ ジk6によって結合されている。このヒンジk6 、図20の表面側に現れる段差部d(図面右端部 )で動きが規制され、図20の表面側が山折りと なる方向にのみ作動する。傾斜面312aは手の を置く部位であって、段差部dを頂点として 部に向かって下り傾斜している。
 上述したパネル部材306、312は、実施例2で用 いたパネル部材122、126にそれぞれ相当する( 7参照)。ただし、パネル部材306、312は平面が 五角形状の板状部材とした点で、平面が平行 四辺形状でフレーム状に形成したパネル部材 122、126と相違する。

 ヒンジj2は、パネル部材302に備えたシャフ s1、パネル部材304に備えたシャフトs2、これ のシャフトs1、s2を軸支する軸支部m2によっ 構成される。
 ヒンジj4は、パネル部材304に備えたシャフ s3、パネル部材306に備えたシャフトs4、これ のシャフトs3、s4を軸支する軸支部m4によっ 構成される。
 ヒンジj6は、パネル部材308に備えたシャフ s5、パネル部材310に備えたシャフトs6、これ のシャフトs5、s6を軸支する軸支部m6によっ 構成される。
 ヒンジj8は、パネル部材310に備えたシャフ s7、パネル部材312に備えたシャフトs8、これ のシャフトs7、s8を軸支する軸支部m8によっ 構成される。
 図20の表面側を基準として、ヒンジj2、j6は 折りとなる方向にのみ作動し、ヒンジj4、j8 は谷折りとなる方向にのみ作動するように構 成されている。また、軸支部m2、m4、m6、m8の さは、シャフトs1、s2、s3、s4、s5、s6、s7、s8 の軸方向長さよりも短くなるように構成され ている。

 上述したパネル構造物300を折り畳むと、 22に示すような状態になる。この状態では パネル構造物300をマウスとして使用するこ が可能になる。よって、展開状態において 接するパネル部材間が結合されたまま各パ ル部材のパネル面を同一平面上に配置され( 20参照)、折り畳み状態ではコンパクトなサ ズになるマウス(すなわちポインティングデ バイス)を提供することができる。

 また、パネル部材306、312やパネル部材304、3 10を矢印Z方向に引っ張ると、中間的な状態を 経て、最も伸ばした状態で図23のようになる すなわちヒンジj2、j4、j6、j8の各軸支部m2、 m4、m6、m8が対応するシャフトの長さ範囲内で 動くことができ、所要のパネル部材の移動に 伴って対応する軸支部も併せて移動する。こ の移動により、マウス自体のサイズ(特に長 方向の長さ)を変化させることが可能になる したがって、手の大きさに見合うマウスに 整することができる。
 一方、矢印Z方向とは逆方向にパネル部材306 、312や、パネル部材304、310を最も押し込んだ 状態で図22のようになり、押し込んだ後に展 すれば図20に示すような状態に戻る。この うに使用時はマウスになり、収納時は展開 れた板状部材になるので、持ち運びにかさ らない。

 上述した実施例4ではポインティングデバ イスとして光学式マウスに適用したが、ボー ルを追加することによりボール式マウスやト ラックボールに適用することも可能である。