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Patent Searching and Data


Title:
PANEL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/113179
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide a panel capable of article display and exhibition by being fitted with hanger tools that ensures easy setup and pullout thereof and effective utilization of installation space with paying installation cost and environmental protection into consideration. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] The panel (1) for space-partitioning is obtained by integral molding of a resin into a plate form. The panel (1) on each of its front side (1a) and backside (1b) is provided with a hanger tool fitting part (2). The hanger tool fitting part (2) is composed of a horizontal groove (3) provided in the direction of the thickness of the panel (1) from a surface (1c) of the panel (1) so as to be continuous in the horizontal direction of the panel and a vertical groove (4) provided in the upward direction of the panel (1) from the horizontal groove (3) so as to be continuous in the horizontal direction of the panel.

Inventors:
YOSHIDA MICHINOBU (JP)
ITO YOSHITADA (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/054781
Publication Date:
September 17, 2009
Filing Date:
March 14, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KANAMOTO CO LTD (JP)
SANCHU TRADING CO LTD (JP)
YOSHIDA MICHINOBU (JP)
ITO YOSHITADA (JP)
International Classes:
A47F5/00
Foreign References:
JPS6024224Y21985-07-19
JPS6036786U1985-03-13
JPH0434751Y21992-08-18
Attorney, Agent or Firm:
IWAKI, Kenji (JP)
Kenji Iwaki (JP)
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Claims:
 樹脂により板状に一体成型され、空間を仕切るパネルであって、
 該パネルの表側および裏側には、それぞれ吊下げ具装着部が形成され、
 該吊下げ具装着部は、
 前記パネルの表側と裏側のそれぞれの表面からパネルの厚み方向に形成され、且つ、パネルの水平方向に連続した水平溝と、
 該水平溝からパネルの上方向に形成され、且つ、パネルの水平方向に連続した垂直溝とで構成されていることを特徴とするパネル。
 パネルの表側の吊下げ具装着部と、パネルの裏側の吊下げ具装着部は、双方の垂直溝が、パネルの上下方向に直列に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル。
 吊下げ具装着部は、パネルの表側の吊下げ具装着部と、パネルの裏側の吊下げ具装着部とが、パネルの上下方向に交互に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のパネル。
 吊下げ具装着部は、パネルの表側とパネルの裏側のそれぞれに、複数配されていることを特徴とする請求項3に記載のパネル。
 パネルには、吊下げ具装着部を避けて、パネルの水平方向に貫通した穴が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のパネル。
 
Description:
パネル

 本発明は、吊下げ具を装着して物品の陳 や展示をすることができる空間を仕切るパ ルに関する。

 従来から、ショップにおける商品の陳列や 壁面を利用した展示をする場合に、空間を 切ったパネルに吊下げ具を装着して使用し いた。
 このようなパネルの一例として、特許文献1 は、複数の横長の、コの字状の上端を有する 単位パネルを上下に積み重ねて、ひとつのパ ネルを形成し、該単位パネルの上縁に、吊下 げ具を引っ掛けて係止することにより、該パ ネルの片面側に、上下に縦列して吊下げ具を 配列することが可能な構成を開示している。
 ところが、上記従来のパネルは、横長の単 パネルを上下に積み重ねて構成されるため 設営や撤収に手間がかかっていた。

 また、吊下げ具は、パネルの片側面だけ しか装着することができなかったので、パ ルの片側面のみに荷重がかかっていた。こ ため、パネルの湾曲や、倒れなどの不都合 生じていた。また、吊下げ具が片側面のみ あることから、背中合わせに陳列や展示を たい場合には、パネルを背中合わせに設営 ていた。このため、2枚のパネルを用意する 必要があるので費用が嵩み、また、パネルを 設置するためのスペースも増加するので、陳 列や展示をするスペースの有効活用ができな かった。

 また、従来のパネルの表面は布地が使用さ ることが多く、多くの部品を使用して組み てられていたので、パネルが汚れた場合に 、洗浄することができず、廃棄処分と成っ いた。特に、パネルをデスクトップパーテ ションとして使用した場合には、使用者が わる度にパネルを廃棄して新設する場合も った。
 また、他の例としては、陳列や展示をする ペースをボードで仕切り、該ボードに吊下 具を装着して使用する場合もあった。この 合には、陳列や展示が終了するとボードが り壊され廃棄されていたので、設置費用の 点や環境保護の観点において改善が望まれ いた。

特開平3-173281号公報

 本発明の目的は、上述した課題を解決し 設営や撤収が容易で、設置スペースを有効 活用可能で、設置費用や環境保護に配慮し 、吊下げ具を装着して物品を陳列や展示を ることができるパネルを提供することであ 。

 上記課題を達成するために本発明がなし 技術的手段は、樹脂により板状に一体成型 れ、空間を仕切るパネルであって、該パネ の表側および裏側には、それぞれ吊下げ具 着部が形成され、該吊下げ具装着部は、前 パネルの表側と裏側のそれぞれの表面から ネルの厚み方向に形成され、且つ、パネル 水平方向に連続した水平溝と、該水平溝か パネルの上方向に形成され、且つ、パネル 水平方向に連続した垂直溝とで構成されて ることを特徴とするパネルとしたことであ 。また、そのパネルの表側の吊下げ具装着 と、パネルの裏側の吊下げ具装着部は、双 の垂直溝が、パネルの上下方向に直列に形 されている場合もある。その場合、吊下げ 装着部は、パネルの表側の吊下げ具装着部 、パネルの裏側の吊下げ具装着部とが、パ ルの上下方向に交互に形成されていても良 。また、吊下げ具装着部は、パネルの表側 パネルの裏側のそれぞれに、複数配されて る場合もある。また、パネルには、吊下げ 装着部を避けて、パネルの水平方向に貫通 た穴が形成されていても良い。

 本発明によれば、設営や撤収が容易で、 置スペースを有効に活用可能で、設置費用 環境保護に配慮した、吊下げ具を装着して 品を陳列や展示をすることができるパネル 提供することができる。

 以下、本発明の実施形態によるパネルに いて、添付図面にもとづいて説明する。な 、本実施形態において、パネルとは、板状 形成されて、例えば、展示や販売を行うブ スを仕切るパネルや、商品を陳列するため 什器としてのパネル、あるいは、机の周囲 取り囲むパーテーションパネル等を含み、 の他、空間を仕切って物品を吊下げる用途 使用されていれば、その大きさや厚さを問 ず全てのパネルを含む概念である。

 本実施形態によるパネル1は、樹脂素材を 板状に一体成型して成り、図1乃至図4に示す うに、該パネル1の表側1a(図1参照)と裏側1b( 2参照)の両側には、複数の吊下げ具装着部2 形成されている。なお、本実施形態では、 えば押し出し成型により一体成型され、そ 場合の樹脂材料として、ポリ塩化ビニル(PCV :polyvinyl chloride)を選択するが、その際には、 パネル1が設置される環境に配慮して、防炎 性を備えたポリ塩化ビニル材料を選択する とが好ましい。

 吊下げ具装着部2は、水平溝3と垂直溝4とで 成される。
 水平溝3は、パネル1の表側1aと裏側1bのそれ れの表面1cから、厚み方向(両矢印参照)に形 成され、且つ、パネル1を水平方向(パネルの 面1cに対向して見た場合の左右方向)に、パ ル1の左右両端まで連続して掛け渡されて形 成される。
 垂直溝4は、水平溝3からパネル1の上方向(図 の上方向)に形成され、且つ、パネル1を水平 向(パネルの表面1cに対向して見た場合の左 方向)に、パネル1の左右両端まで連続して け渡されて形成される。
 これにより、パネル1の両端面には、水平溝 3と垂直溝4が露出している。また、垂直溝4が 水平溝3から上方向に形成されることにより 垂直溝4と水平溝3に埃やゴミが溜まり難く、 また、埃やゴミを掃除する場合や、水で洗浄 する場合にも、垂直溝4と水平溝3から埃やゴ を掻き出し易く、排水も容易である。
 なお、本実施形態では、水平溝3の下側の溝 面3aは、パネル1の表面1cに対して直交して形 されるとともに、垂直溝4の水平溝開口3b側 壁面4aは、パネル1の表面1cと並行に(水平溝3 と直交して)形成されている。また、本実施 態では、水平溝3の溝幅は、垂直溝4の溝幅よ りも大きく形成されている。

 また、パネル1の表側1aに形成される吊下げ 装着部2と、パネル1の裏側1bに形成される吊 下げ具装着部2は、パネル1の上下方向(図の上 下方向)に交互に形成されとともに、双方の 直溝4同士が、パネル1の上下方向に、一定の 間隔で、直列に形成されている。
 本実施形態では、図3及び図4に示すように 垂直溝4は、パネル1の厚み方向の中央に配さ れており、これにより、垂直溝4の水平溝開 3b側の溝壁4cの厚さ(図中寸法A参照)と、垂直 4の水平溝反開口側の溝壁4bの厚さ(図中寸法 B参照)は、同じ厚さに形成されている。
 吊下げ具装着部2がこのように配されたこと により、吊下げ具6を表側1aと裏側1bの両面に 着することができ、なお且つ、パネル1の厚 みを薄くすることができる。
 吊下げ具6は、表側1aと裏側1bの両面に装着 れるので、吊下げ具6に物品を吊下げたこと よる片持ち荷重は、パネル1の表側1aと裏側1 bに均等に負荷され、パネル1が湾曲し難く、 た、パネル1が倒れ難い。
 双方の垂直溝4同士が、パネル1の上下方向 直列に形成されているので、物品の荷重が ネル1に対して直列に負荷されることになり パネル1が湾曲し難く、また、パネル1が倒 難い。

 パネル1には、吊下げ具装着部2を避けて、 ネル1の水平方向に貫通した穴5が形成されて いる。この穴5は、パネル1が樹脂素材により 体成型される際に、樹脂のヒケによって、 ネル1が湾曲することを防止する効果がある 。また、穴5を設けたことより、パネル1を成 する際の樹脂材料を節約する効果もあり、 らに、パネル1の軽量化を図る効果もある。
 なお、本実施例では、穴5は、前記パネル1 厚み方向の中央であって、パネル1の上下方 に直列に形成された垂直溝4同士の間に、そ れぞれ一つずつ形成されている。また、穴5 上に配される壁の厚さ(図中寸法C参照)と、 5の下に配される壁の厚さ(図中寸法D参照)は 双方とも、垂直溝4の水平溝開口3b側の溝壁4 cの厚さ(図中寸法A参照)及び、垂直溝4の水平 反開口側の溝壁4bの厚さ(図中寸法B参照)と じ厚さに形成されている。

 吊下げ具装着部2が上述のように形成され たパネル1には、該吊下げ具装着部2に吊下げ 6が装着される。パネル1に装着される吊下 具6の一例を挙げれば、物品を吊下げるフッ 6dが延出するとともに、パネル1の表面1cと 行に形成された第一板状部6aと、該第一板状 部6aの上端からパネル1の厚み方向に延出した 第二板状部6bと、該第二板状部6bから上方向 延出した第三板状部6cとで構成されていれば 良い。

 この場合、パネル1の表面1cには、吊下げ 6の第一板状部6aが当接し、パネル1の水平溝 3の下側の溝面3aには、吊下げ具6の第二板状 6bが当接し、垂直溝4の水平溝開口3b側の壁面 4aには、吊下げ具6の第三板状部6cが当接する これにより、吊下げ具6のフック6dに物品が 下げられた場合には、第一板状部6aの下端 支点として図中右回りの力が作用する。従 て、第二板状部6bが物品の重量を支えるとと もに、第三板状部6cが、垂直溝4の水平溝開口 3b側の壁面4aに引っ掛かって、吊下げ具6がパ ル1にしっかりと固着する。なお、この場合 であっても、フック6dを持ち上げることによ 、吊下げ具6の固着が解かれて、吊下げ具6 パネル1から取り外すことが可能である。

 上述のように、吊下げ具6は、パネル1の吊 げ具装着部2に差し込んで装着するので、吊 げ具6の形状と、パネル1の吊下げ具装着部2 形状には、次のような関連性がある。
 吊下げ具6の第三板状部6cが、垂直溝4の水平 溝開口3b側の壁面4aに当接するために、吊下 具6の第三板状部6cの延出長さ(パネル1の上下 方向の長さ)が、パネル1の吊下げ具装着部2の 水平溝3の溝幅(パネル1の上下方向の幅)より 長くなるように設定される。
 吊下げ具6の前記第三板状部6cが、垂直溝4の 水平溝開口3b側の壁面4aに当接したときに、 時に、吊下げ具6の第一板状部6aが、パネル1 表面1cに当接するために、吊下げ具6の第一 状部6aと第三板状部6cとの距離は、パネル1 表面1cから垂直溝4の水平溝開口3b側の壁面4a での厚みと同じ寸法に設定される。
 このように設定すれば、吊下げ具6が安定し て吊下げ具装着部2に固定され、脱落するこ がない。

 また、本実施形態では、吊下げ具装着部2の 水平溝3の下側の溝面3aをパネル1の表面1cに対 して直交して形成したが、吊下げ具6を確実 固定することができれば、他の構成であっ も良い。例えば、図5に示すように、水平溝3 の下側の溝面3aは、パネル1の表面1cに向かっ 下向きの傾斜を有していても良い。この場 には、吊下げ具6の第二板状部6bも同様に、 平溝3の傾斜に合わせて形成すれば良い。こ れにより、吊下げ具装着部2に吊下げ具6を容 に差し込めるようになる。
 また、図6に示すように、水平溝3の下側の 面3aは、パネル1の表面1cに向かって上向きの 傾斜を有していても良い。この場合には、吊 下げ具6の第二板状部6bも同様に、水平溝3の 斜に合わせて形成すれば良い。これにより 吊下げ具装着部2から吊下げ具6が、脱落し難 くなる。

 本実施形態では、吊下げ具装着部2の垂直溝 4の水平溝開口3b側の壁面4aをパネル1の表面1c 並行に形成したが、吊下げ具6を確実に固定 することができれば、他の構成であっても良 い。例えば、図7に示すように、垂直溝4の水 溝開口3b側の壁面4aは、パネル1の下方向に かって垂直溝4の溝幅が減少するように傾斜 有していても良い。この場合には、吊下げ 6の第三板状部6cも同様に、垂直溝4の水平溝 開口3b側の壁面4aの傾斜に合わせて形成すれ 良い。これにより、吊下げ具装着部2から吊 げ具6が、脱落し難くなる。
 また、図8に示すように、垂直溝4の水平溝 口3b側の壁面4aは、パネル1の下方向に向かっ て垂直溝4の溝幅が増加するように傾斜を有 ていても良い。この場合には、吊下げ具6の 三板状部6cも同様に、垂直溝4の水平溝開口3 b側の壁面4aの傾斜に合わせて形成すれば良い 。これにより、吊下げ具装着部2に吊下げ具6 容易に差し込めるようになる。

 また、吊下げ具装着部2の水平溝3の下側の 面3aの傾斜と、吊下げ具装着部2の垂直溝4の 平溝開口3b側の壁面4aとは互いに組み合わせ て形成されていても良い。この場合であって も吊下げ具は、水平溝3と垂直溝4にあわせて 成されていれば良い。
 例えば、図示を省略するが、水平溝3の下側 の溝面3aは、パネル1の表面1cに向かって下向 の傾斜を有するとともに、垂直溝4の水平溝 開口3b側の壁面4aは、パネル1の下方向に向か て垂直溝4の溝幅が増加するように傾斜を有 していても良いし、或いは、垂直溝4の水平 開口3b側の壁面4aは、パネル1の下方向に向か って垂直溝4の溝幅が減少するように傾斜を していても良い。
 または、水平溝3の下側の溝面3aは、パネル1 の表面1cに向かって上向きの傾斜を有すると もに、垂直溝4の水平溝開口3b側の壁面4aは パネル1の下方向に向かって垂直溝4の溝幅が 減少するように傾斜を有していても良いし、 或いは、垂直溝4の水平溝開口3b側の壁面4aは パネル1の下方向に向かって垂直溝4の溝幅 減少するように傾斜を有していても良い。

 また、本実施形態では、パネル1の表側1aに 成される吊下げ具装着部2と、パネル1の裏 1bに形成される吊下げ具装着部2とが、パネ 1の上下方向(図の上下方向)に交互に形成さ た例を説明したが、これに限定されず、吊 げ具装着部2は、上下に連続して形成されて 良い。但し、この場合には、上下に隣接す 吊下げ具装着部2同士の上下間隔が、狭くな るので、比較的小さな物品を吊下げる場合に 適する。
 例えば、表側1aは、パネル1の上側に集中し 吊下げ具装着部2を備え、裏側1bは、パネル1 の下側に集中して吊下げ具装着部2を備えて 良く、パネル1の設置場所や吊下げる物品の 要に応じて選択すれば良い。
 また、本実施形態では、吊下げ具装着部2が 形成される間隔を、パネル1の上下方向に一 の間隔としたが、これに限定されず、パネ 1の設置場所や吊下げる物品の需要に応じて 所望の間隔としても良い。

 本実施形態によるパネル1は、樹脂によって 一体成型されているので、任意の幅や任意の 高さで容易に切断して組み合わせることがで きる。このとき、切断されて不要となった部 分を回収して、破砕することによって、新た なパネル1を一体成型する際の樹脂材料とし も良い。
 なお、本実施形態では、パネル1は樹脂素材 を成型する際に、地色とは違った色が部分的 に混合され、これにより、あたかも、木目の ような色の層を備える。この場合、パネル1 任意の部分で切断しても、その切断面にも 目のような色の層が表れる。また、パネル1 、吊下げ具装着部2を形成する角部は、全て アール状になめらかな面取りが施されている 。これにより、木質系の柔らかな触感と見た 目を与えることができる。

 また、パネル1の使用によって、パネル1が れた場合であっても、パネル1を水や洗剤を 用して洗浄して、消毒殺菌加工を施すこと 可能である。これにより、物品の陳列や展 が終了したり、デスクパーテーションとし 使用していた使用者が変更されたりする場 であっても、パネル1を回収して、洗浄後、 消毒殺菌加工を施して再使用すれば、新たな 需要に供することが可能である。
 また、パネル1が、洗浄不可能なほど汚れた り、破損したりした場合には、回収して、破 砕することによって、新たなパネル1を一体 型する際の樹脂材料としても良い。

 図9に示すように、パネル1の上端部及び下 部は、それぞれ連結可能に形成され、複数 のパネル1が、上下に連結されていても良い 具体的には、パネル1の連結部7は、垂直溝4 水平溝反開口側の溝壁4bが上下に2分割され いる。なお、分割面は、水平方向に伸びた 一分割面7aと、該第一分割面7aと並行に延び た第二分割面7bが段差を持って形成されてい 。
 パネル1を上下に連結する場合には、一方の パネル1の上端部に他方のパネル1の下端部を ねるとともに、前記該第一分割面7aと第二 割面7bを合わせるように連結する。

 本実施形態において、パネル1の構成の一例 として、水平溝3及び垂直溝4が、パネル1の左 右両端まで連続して掛け渡されて形成された 場合を説明したが、これに限定されず、水平 溝3及び垂直溝4は、断続して形成されていて 良く、また、パネル1の左右両端で止められ て形成され、パネル1の両端面に、水平溝3と 直溝4が露出していなくても良い。
 また、本実施形態では、水平溝3の溝幅を垂 直溝4の溝幅よりも大きく形成した場合を説 したが、これに限定されず、水平溝3と垂直 4の溝幅は同一でも良く、または、水平溝3 溝幅を垂直溝4の溝幅よりも小さく形成され いても良い。

パネルを表側からみた斜視図である。 パネルを裏側から見た斜視図である。 パネルを側面から見た断面図である。 パネルを側面から見た断面斜視図であ 。 吊下げ具装着部の他の構造を示す断面 であり、水平溝の下側の溝面が下向きの傾 を有する例を示す。 吊下げ具装着部の他の構造を示す断面 であり、水平溝の下側の溝面が上向きの傾 を有する例を示す。 吊下げ具装着部の他の構造を示す断面 であり、垂直溝の水平溝開口側の壁面が、 ネルの下方向に向かって垂直溝の溝幅が減 するように傾斜を有する例を示す。 吊下げ具装着部の他の構造を示す断面 であり、垂直溝の水平溝開口側の壁面が、 ネルの下方向に向かって垂直溝の溝幅が増 するように傾斜を有する例を示す。 上下に連結したパネルの一部を拡大し 断面斜視図である。

符号の説明

1 パネル
1a パネルの表側
1b パネルの裏側
1c パネルの表面
2 吊下げ具装着部
3 水平溝
4 垂直溝