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Title:
PLASMA DISLAY PANEL AND METHOD OF MANUFACTURING PLASMA DISPLAY PANEL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/133593
Kind Code:
A1
Abstract:
A plasma display panel (PDP) comprises a first substrate and a second substrate which face each other via a discharge space and a sealing material for pasting the first and second substrates together. The first substrate includes a plurality of display electrodes extended in a first direction and a plurality of address electrodes extended in a second direction intersecting with the first direction. The second substrate has a chamfered portion in a peripheral part of the plane facing the first substrate. For example, the sealing material is provided in contact with the first substrate and the chamfered portion of the second substrate, resulting in securing the airtightness of the PDP and improving the reliability of the PDP.

Inventors:
SASAKI TAKASHI (JP)
AKAIKE IKUMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/001142
Publication Date:
November 05, 2009
Filing Date:
May 02, 2008
Export Citation:
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Assignee:
HITACHI LTD (JP)
SASAKI TAKASHI (JP)
AKAIKE IKUMI (JP)
International Classes:
H01J9/26; H01J11/14; H01J11/34; H01J11/48
Foreign References:
JPH01213937A1989-08-28
JP2005116508A2005-04-28
JPH0513003A1993-01-22
JPH01302641A1989-12-06
JPH07140903A1995-06-02
JPH053006A1993-01-08
JP2004200150A2004-07-15
Attorney, Agent or Firm:
FURUYA, Fumio et al. (JP)
History Wang of Furuya (JP)
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Claims:
 第1方向に延在する複数の表示電極および前記第1方向と交差する第2方向に延在する複数のアドレス電極が設けられた第1基板と、
 放電空間を介して前記第1基板に対向して配置され、前記第1基板に対向する面の周縁部に面取り部を有する第2基板と、
 前記第1基板と前記面取り部とに接して設けられ、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせるためのシール材とを備えていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
 前記面取り部は、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせた状態で、前記シール材が接触しない非接触部を内周側に有し、前記非接触部より外側で前記シール材と接合されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
 第1方向に延在する複数の表示電極および前記第1方向と交差する第2方向に延在する複数のアドレス電極が設けられた第1基板と、放電空間を介して前記第1基板に対向する第2基板とを備えたプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、
 前記第1基板における前記第2基板の面取り部に対向する位置に、シール材を塗布し、前記面取り部は、前記第2基板の前記第1基板に対向する面の周縁部に設けられ、
 前記第1基板に塗布された前記シール材と前記第2基板の前記面取り部とが接するように、前記第1および前記第2基板を重ね合わせることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
 請求項3記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
 前記第1基板と前記第2基板の前記面取り部とに接する前記シール材を加熱することにより、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
 請求項3記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
 前記面取り部は、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせた状態で、前記シール材が接触しない非接触部を内周側に有し、前記非接触部より外側で前記シール材と接合されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
Description:
プラズマディスプレイパネルお びプラズマディスプレイパネルの製造方法

 本発明は、プラズマディスプレイパネル よびプラズマディスプレイパネルの製造方 に関する。

 プラズマディスプレイパネル(PDP)は、2枚 ガラス基板(前面ガラス基板および背面ガラ ス基板)を互いに貼り合わせて構成されてお 、ガラス基板の間に形成される空間(放電空 )に放電を発生させることで画像を表示する 。画像における画素に対応するセルは、自発 光型であり、放電により発生する紫外線を受 けて赤、緑、青の可視光を発生する蛍光体が 塗布されている。そして、1画素は、これら 赤、緑、青の可視光を発生する3つのセルに り構成されている。

 例えば、3電極構造のPDPは、X電極およびY 極間でサステイン放電を発生させることで 画像を表示する。サステイン放電を発生さ るセル(点灯させるセル)は、例えば、Y電極 よびアドレス電極間で選択的にアドレス放 を発生させることにより、選択される。

 一般的なPDPでは、X電極およびY電極は前面 ラス基板に配置され、アドレス電極は背面 ラス基板に配置されている。また、背面ガ ス基板には、放電空間を仕切るための隔壁 設けられている。そして、前面ガラス基板 背面ガラス基板とは、低融点ガラス等のシ ル材を介して貼り合わせられる(例えば、特 文献1参照)。

特開平1-213937号公報

 特許文献1のPDPでは、前面ガラス基板にお ける背面ガラス基板と重なる2辺が面取りさ 、背面ガラス基板における前面ガラス基板 重なる2辺が面取りされている。そして、こ 面取りされた部分(面取り面)に棒状の低融 ガラスをそれぞれ配置して、前面ガラス基 と背面ガラス基板とを貼り合わせている。 たがって、前面ガラス基板と背面ガラス基 とが重なる領域の4隅では、互いに異なるガ ス基板に低融点ガラスが配置されている。 の低融点ガラスが互いに交差する4隅では、 気密性が不十分になるおそれがある。この場 合、気密性が不十分な4隅からPDP内に大気が 々に入り込み、PDPが動作しなくなる。すな ち、PDPの信頼性が低下する。また、特許文 1のPDPでは、棒状の低融点ガラスを面取り面 接着剤を用いて取り付けるため、製造工程 煩雑になり、製造コストが増加する。

 本発明の目的は、PDPの気密性を確保し、P DPの信頼性を向上させることである。

 プラズマディスプレイパネルは、放電空 を介して互いに対向する第1基板および第2 板と、第1および第2基板を貼り合わせるため のシール材とを有している。第1基板は、第1 向に延在する複数の表示電極および第1方向 と交差する第2方向に延在する複数のアドレ 電極を有している。第2基板は、第1基板に対 向する面の周縁部に面取り部を有している。 例えば、シール材は、第1基板と第2基板の面 り部とに接して設けられる。

 本発明では、PDPの気密性を確保でき、PDP 信頼性を向上できる。

一実施形態におけるPDPの概要を示す図 ある。 図1に示したPDPの要部を示す図である。 図1に示したPDPの第1方向に沿う断面を す図である。 図1に示したPDPの第2方向に沿う断面を す図である。 図1に示したPDPの製造方法の一例を示す 図である。 図1に示したPDPを用いて構成されたプラ ズマディスプレイ装置の一例を示す図である 。 図6に示した回路部の概要を示す図であ る。

 以下、本発明の実施形態を図面を用いて 明する。

 図1は、本発明の一実施形態を示している 。図中の矢印D1は、第1方向D1を示し、矢印D2 、第1方向D1に画像表示面16に平行な面内で直 交する第2方向D2を示している。図の網掛け部 分は、背面基板部14(第2基板)に形成される面 り部CFを示している。プラズマディスプレ パネル10(以下、PDPとも称する)は、画像表示 16を構成する前面基板部12(第1基板)と、放電 空間DSを介して前面基板部12に対向する背面 板部14(第2基板)と、低融点ガラス等で形成さ れたシール材SMとを有している。前面基板部1 2と背面基板部14の間(より詳細には、背面基 部14の凹部)に放電空間DSが形成される。

 背面基板部14は、放電空間DSを仕切るため の隔壁BRと、排気空間ESから背面基板部14の外 面(図の下側)まで貫通する排気孔EHと、面取 部CFとを有している。例えば、隔壁BRは、第1 方向D1と交差する第2方向D2に延在し、互いに 行に配置されている。放電空間DSは、互い 隣接する隔壁BR間に形成される。例えば、放 電空間DSおよび排気空間ESは、サンドブラス 法等により、ガラス基材(後述する図2に示す ガラス基材RS)を直接彫り込んで形成される。 この場合、隔壁BRの上面PN1(前面基板部12側の PN2)は、背面基板部14の外周部OTの面PN2(排気 間ESより外側で前面基板部12に平行する面PN2 )と略同一の高さに形成される。

 なお、面取り部CFは、前面基板部12に対向 する面の周縁部の角を面取りして設けられる 。なお、面取り部CFは、前面基板部12の角を 線的に面取りして設けられてもよいし(C面取 り)、前面基板部12の角を曲線的に面取りして 設けられてもよい(R面取り)。そして、PDP10は 背面基板部14の面取り部CFと前面基板部12と 接して設けられるシール材SMを用いて、前 基板部12と背面基板部14とが互いに接するよ に貼り合わせ、Ne、Xe等の放電ガスを放電空 間DSに封入することで構成される。例えば、 電ガスは、排気孔EHおよび排気空間ESを介し て、組み立てられたPDPの放電空間DSに封入さ る。この実施形態では、背面基板部14の面 り部CFと前面基板部12とに接合された額縁状 シール材SMにより、PDP10の気密性を確保でき 、PDP10の信頼性を向上できる。

 図2は、図1に示したPDP10の要部の詳細を示 している。図中の矢印の意味は、上述した図 1と同じである。

 前面基板部12は、ガラス基材FSのガラス基 材RSに対向する面上(図では下側)に第1方向D1 延在して設けられ、互いに間隔を置いて配 された複数のXバス電極XbおよびYバス電極Yb 有している。また、Xバス電極Xbには、Xバス 極XbからYバス電極Ybに向けて第2方向D2に延 するX透明電極Xtが接続されている。Yバス電 Ybには、Yバス電極YbからXバス電極Xbに向け 第2方向D2に延在するY透明電極Ytが接続され いる。

 例えば、Xバス電極XbおよびYバス電極Ybは 金属材料等で形成された不透明な電極であ 、X透明電極XtおよびY透明電極Ytは、ITO膜等 形成された可視光を透過する透明電極であ 。そして、X電極XE(表示電極)は、Xバス電極X bおよびX透明電極Xtにより構成され、Y電極YE( 示電極)は、Yバス電極YbおよびY透明電極Ytに より構成され、X電極XEと対をなしている。そ して、互いに対をなすX電極XEおよびY電極YE間 で繰り返して放電を発生させる。

 なお、透明電極XtおよびYtは、それぞれが 接続されるバス電極XbおよびYbとガラス基材FS との間に全面に配置されてもよい。また、バ ス電極XbおよびYbと同じ材料(金属材料等)で、 バス電極XbおよびYbと一体の電極が透明電極Xt およびYtの代わりに形成されてもよい。

 電極Xb、Xt、Yb、Ytは、誘電体層DLに覆われ ている。例えば、誘電体層DLは、CVD法により 成された二酸化シリコン膜等の絶縁膜であ 。そして、誘電体層DL上(図では下側)には、 バス電極Xb、Ybの直交方向(第2方向D2)に延在す る複数のアドレス電極AEが設けられている。 のように、前面基板部12は、第1方向D1に延 する複数の電極XE、YE(表示電極)および第2方 D2に延在する複数のアドレス電極AEを有して いる。

 アドレス電極AEおよび誘電体層DLは、保護 層PLに覆われている。例えば、保護層PLは、 電を容易に発生させるために、陽イオンの 突による2次電子の放出特性の高いMgO膜で形 される。

 背面基板部14は、ガラス基材RS上(ガラス 材FSに対向する面上)に互いに平行に形成さ 、バス電極Xb、Ybに直交する方向(第2方向D2) 延在する隔壁(バリアリブ)BRを有している。 ラス基材RSを削ることにより放電空間DSが形 成された場合、隔壁BRは、ガラス基材RSと一 に形成される。これにより、例えば、隔壁BR を形成するための焼成工程を必要としないた め、PDPの製造コストを低減できる。なお、隔 壁BRは、ペースト状の隔壁材料を塗布し、乾 、サンドブラスト、焼成工程を経て形成さ てもよいし、印刷による積層で形成されて よい。

 隔壁BRにより、セルの側壁が構成される さらに、隔壁BRの側面と、互いに隣接する隔 壁BRの間のガラス基材RS上とには、紫外線に り励起されて赤(R)、緑(G)、青(B)の可視光を 生する蛍光体PHr、PHg、PHbが、それぞれ塗布 れている。

 PDP10の1つの画素は、赤、緑および青の光 発生する3つのセルにより構成される。ここ で、1つのセル(一色の画素)は、例えば、バス 電極Xb、Ybと隔壁BRとで囲われる領域に形成さ れる。このように、PDP10は、カラー画像を表 するためにセルをマトリックス状に配置し かつ互いに異なる色の光を発生する複数種 セルを交互に配列して構成されている。特 図示していないが、バス電極Xb、Ybに沿って 形成されたセルにより、表示ラインが構成さ れる。なお、PDP10は、上述した図1で説明した ように、前面基板部12(より詳細には、保護層 PL)と背面基板部14(より詳細には、隔壁BR)とが 互いに接するように貼り合わせられている。

 図3は、図1に示したPDP10の第1方向D1に沿う 断面を示している。なお、図2は、バス電極Yb が配置された位置の断面を示している。図中 の矢印の意味は、上述した図1と同じである

 背面基板部14の外周部OTは、隔壁BRの上面P N1と略同一の高さに形成された面PN2(前面基板 部12に対向する面PN2)と、隔壁BRの間に形成さ る凹部(放電空間DS)の底辺より前面基板部12 に設けられた面取り部CFとを有している。 のため、この実施形態では、外周部OTの上面 (図の面PN2に対応する面)が隔壁BRの間に形成 れる凹部の底辺と同一の高さに形成される 成に比べて、シール材SMの使用量を削減でき る。

 また、面取り部CFは、前面基板部12と背面 基板部14とを貼り合わせた状態で、シール材S Mが接触しない非接触部NCを内周側(前面基板 12の中心側)に有し、非接触部NCより外側でシ ール材SMと接合されている。すなわち、シー 材SMは、背面基板部14(ガラス基材RS)の面PN2 ら間隔を空けて設けられている。これは、 述する図4に示す第2方向D2に沿う断面でも同 である。これにより、この実施形態では、 面基板部12と背面基板部14とを貼り合わせた ときに、前面基板部12の背面基板部14側の面 背面基板部14の面PN2との間にシール材SMが進 することを防止できる。

 したがって、この実施形態では、隔壁BR 上面PN1とガラス基材RSの外周部の面PN2とが略 同一の高さに形成される場合でも、隔壁BRと 面基板部12との間に、シール材SMによる隙間 が発生することを防止できる。隔壁BRと前面 板部12との間の隙間を無くすことができる め、この実施形態では、着目するセルの放 が、隔壁BRを挟んで互いに隣接するセルに広 がることを防止できる。この結果、隔壁BRを んで互いに隣接するセルでの誤放電を防止 きる。

 なお、シール材SMの一部は、前面基板部12 の保護層PLおよび誘電体層DLの内側に配置さ 、バス電極Ybの端部(および図示していない ス電極Xb)は、シール材SM、保護層PLおよび誘 体層DLの外側に配置されている。したがっ 、シール材SMと保護層PLとの接合部の少なく も一部は、ガラス基材FSと誘電体層DLとの段 差、および誘電体層DLと保護層PLとの段差の 側に位置する。すなわち、第1方向D1に沿う ール材SMは、保護層PLの平坦部に接合される

 また、この実施形態では、バス電極Ybの 部(および図示していないバス電極Xb)の端部 シール材SM、保護層PLおよび誘電体層DLの外 に位置しているため、電極XE、YEに電圧を印 加する回路(例えば、後述する図7に示すドラ バXDRV、YDRV)をバス電極Xb、Ybに簡易に接続で きる。

 図4は、図1に示したPDP10の第2方向D2に沿う 断面を示している。なお、図4は、アドレス 極AEが配置された位置の断面を示している。 図中の矢印の意味は、上述した図1と同じで る。

 シール材SMの一部は、前面基板部12の保護 層PLおよび誘電体層DLの内側に配置されてい 。そして、アドレス電極AEの端部は、シール 材SMおよび保護層PLの外側に配置されている したがって、シール材SMと保護層PLとの接合 の少なくとも一部は、ガラス基材FSと誘電 層DLとの段差、および誘電体層DLと保護層PL の段差の内側に位置する。すなわち、第2方 D2に沿うシール材SMは、保護層PLの平坦部に 合される。また、上述した図3で説明したよ うに、第1方向D1に沿うシール材SMは、保護層P Lの平坦部に接合される。したがって、額縁 に形成されたシール材SMは、全周にわたり、 保護層PLの平坦部で接合される。このため、 の実施形態では、シール材SMの接合部分に 差による隙間が発生することを防止できる

 例えば、シール材SMの接合部分に段差が じると、段差の所に隙間が発生するおそれ あり、その隙間からPDP内に大気が徐々に入 込み、PDPが動作しなくなるおそれがある。 なわち、シール材SMの接合部分に段差等によ る隙間が発生すると、PDP10の気密性が劣化し PDP10の信頼性が低下する。この実施形態で 、シール材SMの接合部分に段差による隙間が 発生することを防止できるため、PDP10の気密 を確保でき、PDP10の信頼性を向上できる。

 また、この実施形態では、アドレス電極A Eの端部がシール材SMおよび保護層PLの外側に 置しているため、アドレス電極AEに電圧を 加する回路(例えば、後述する図7に示すドラ イバADRV)をアドレス電極AEに簡易に接続でき 。

 図5は、図1に示したPDPの製造方法の一例 示している。なお、図5は、PDP10の第1方向D1 沿う断面を、画像表示面16を下側(上述した 3と上下逆)にして示している。図中の矢印の 意味は、上述した図1と同じである。

 まず、前面基板部12における背面基板部14 の面取り部CFに対向する位置に、シール材SM 塗布される(図5(a))。例えば、面取り部CFは、 シール材SMが前面基板部12に塗布される前に 背面基板部14の前面基板部12に対向する面の 縁部に設けられる。なお、面取り部CFが予 設けられたガラス基材RSを用いてもよい。

 次に、前面基板部12に塗布されたシール SMと背面基板部14の面取り部CFとが接するよ に、前面基板部12と背面基板部14とが重ね合 せられる(図5(b))。そして、例えば、前面基 部12と背面基板部14の面取り部CFとに接する ール材SMが軟化するまで加熱されることに り、前面基板部12と背面基板部14とが貼り合 せられる。上述したように、この実施形態 は、シール材SMの量を少なくできるため、 ール材SMの焼成時のシール材SMの収縮を低減 き、シール材SMの収縮による前面基板部12お よび背面基板部14の変形を防止できる。

 図6は、図1に示したPDP10を用いて構成され たプラズマディスプレイ装置の一例を示して いる。プラズマディスプレイ装置(以下、PDP 置とも称する)は、四角板形状を有するPDP10 PDP10の画像表示面16側(光の出力側)に設けら る光学フィルタ20、PDP10の画像表示面16側に 置された前筐体30、PDP10の背面18側に配置さ た後筐体40およびベースシャーシ50、ベース ャーシ50の後筐体40側に取り付けられ、PDP10 駆動するための回路部60、およびPDP10をベー スシャーシ50に貼り付けるための両面接着シ ト70を有している。回路部60は、複数の部品 で構成されるため、図では、破線の箱で示し ている。光学フィルタ20は、前筐体30の開口 32に取り付けられる保護ガラス(図示せず)に 付される。なお、光学フィルタ20は、電磁 を遮蔽する機能を有してもよい。また、光 フィルタ20は、保護ガラスではなく、PDP10の 像表示面16側に直接貼付されてもよい。

 図7は、PDP10を駆動するための回路部60の 要を示している。回路部60は、XドライバXDRV YドライバYDRV、アドレスドライバADRV、電源 PWRおよび制御部CNTを有している。ドライバX DRV、YDRV、ADRVは、PDP10を駆動する駆動部とし 動作する。例えば、XドライバXDRVは、バス電 極Xbに共通のパルスを印加し、YドライバYDRV 、バス電極Ybに選択的にパルスを印加し、ア ドレスドライバADRVは、アドレス電極AEに選択 的にアドレスパルスを印加する。電源部PWRは 、ドライバYDRV、XDRV、ADRVに供給する電源電圧 Vsc、Vs/2、-Vs/2、Vsa等を生成する。

 制御部CNTは、ドライバXDRV、YDRV、ADRVの動 を制御する。例えば、制御部CNTは、画像デ タR0-7、G0-7、B0-7に基づいて使用するサブフ ールドを選択し、ドライバYDRV、XDRV、ADRVに 御信号YCNT、XCNT、ACNTを出力する。ここで、 ブフィールドは、PDP10の1画面を表示するた の1フィールドが分割されたフィールドであ り、サブフィールド毎にサステイン放電の回 数が設定されている。そして、画素を構成す るセル毎に、使用するサブフィールドを選択 することにより、多階調の画像が表示される 。

 以上、この実施形態では、前面基板部12 背面基板部14とを貼り合わせるためのシール 材SMは、背面基板部14の周縁部に設けられた 取り部CFと、前面基板部12とに接して設けら ている。すなわち、額縁状に形成されたシ ル材SMは、全周にわたり、保護層PLの平坦部 と面取り部CFとに接合される。この結果、こ 実施形態では、PDP10の気密性を確保でき、PD P10の信頼性を向上できる。

 なお、上述した実施形態では、1つの画素 が、3つのセル(赤(R)、緑(G)、青(B))により構成 される例について述べた。本発明はかかる実 施形態に限定されるものではない。例えば、 1つの画素を4つ以上のセルにより構成しても い。あるいは、1つの画素が、赤(R)、緑(G)、 青(B)以外の色を発生するセルにより構成され てもよく、1つの画素が、赤(R)、緑(G)、青(B) 外の色を発生するセルを含んでもよい。

 上述した実施形態では、第2方向D2が、第1 方向D1に直交する例について述べた。本発明 かかる実施形態に限定されるものではない 例えば、第2方向D2は、第1方向D1と、ほぼ直 方向(例えば、90度±5度)に交差してもよい。 この場合にも、上述した実施形態と同様の効 果を得ることができる。

 以上、本発明について詳細に説明してき が、上記の実施形態およびその変形例は発 の一例に過ぎず、本発明はこれに限定され ものではない。本発明を逸脱しない範囲で 形可能であることは明らかである。

 本発明は、プラズマディスプレイパネル よびプラズマディスプレイパネルの製造方 に適用できる。




 
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