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Patent Searching and Data


Title:
PORTABLE TERMINAL AND ON-VEHICLE DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/072196
Kind Code:
A1
Abstract:
A portable terminal (100) stores respective tables (150a to 150d) in a storage part (150) and acquires first application information (intra-vehicle application) from the device/application corresponding table (150a) as information for specifying an application corresponding to an on-vehicle unit when a prescribed signal is received from the on-vehicle unit, acquires second application information, from the application related table (150d), on a group where the first application information is set to be a second starting order as information for specifying the first application of the group, and transmits information showing that priority is high as a response to a prescribed signal received from a communication partner device when the latest record stored in the connection/application starting history table (150b) is equal to the second application information.

Inventors:
USHIJIMA SATORU (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/073486
Publication Date:
June 11, 2009
Filing Date:
December 05, 2007
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
USHIJIMA SATORU (JP)
International Classes:
H04M11/00; H04M1/00
Foreign References:
JP2006287321A2006-10-19
JP2002223288A2002-08-09
JP2007116254A2007-05-10
JP2006184108A2006-07-13
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Hiroaki (Kasumigaseki Building2-5, Kasumigaseki 3-chom, Chiyoda-ku Tokyo 20, JP)
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Claims:
 他装置と通信可能な携帯端末であって、
 前記携帯端末におけるアプリの起動履歴を格納する起動履歴テーブルと、
 前記起動履歴に基づいて、順に起動する可能性が高いと判定されたアプリの組につき、該アプリそれぞれを特定するための情報と該アプリそれぞれの起動順に関する情報とを格納するアプリ関連テーブルと、
 通信相手装置を識別するための情報と、該通信相手装置と接続した際に実行するアプリを特定するための情報とを対応付けて格納するデバイス・アプリ対応テーブルと、
 前記通信相手装置から所定の信号を受信した場合に、前記デバイス・アプリ対応テーブルから、該通信相手装置に対応するアプリを特定するための情報として第1アプリ情報を取得し、さらに、前記アプリ関連テーブルから、該第1アプリ情報を2番目の起動順とする組につき、該組の1番目のアプリを特定するための情報として第2アプリ情報を取得する取得手段と、
 前記起動履歴テーブルに格納されている最新レコードが、前記第2アプリ情報と等しい場合に、前記通信相手装置から受信した所定の信号に対する返信として、優先度が高い旨の情報を送信する送信手段と、
 を備えたことを特徴とする携帯端末。
 前記送信手段は、前記起動履歴テーブルに格納されている最新レコードが、前記第2アプリ情報と異なる場合に、前記通信相手装置から受信した所定の信号に対する返信として、優先度が低い旨の情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
 前記起動履歴テーブルに格納された連続する各起動履歴に基づいて連続して起動されたアプリの組を抽出し、抽出したアプリの組が前記各起動履歴に含まれる数に基づいて、前記アプリ関連テーブルを生成するアプリ関連テーブル生成手段を更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。
 前記アプリ関連テーブル生成手段は、連続して起動されたアプリの組のうち、各アプリの起動時間の差が所定時間以下となるアプリの組を前記アプリ関連テーブルに対する登録対象のアプリの組として判定することを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
 請求項1~4に記載の携帯端末と通信可能な車載装置であって、
 通信可能な前記携帯端末が複数存在するか否かを判定する判定手段と、
 前記判定手段により通信可能な前記携帯端末が複数存在すると判定された場合に、各携帯端末に対して優先度を問い合わせる信号を送信する信号送信手段と、
 前記信号に対する返信として優先度の情報を受信し、受信した優先度の情報に基づいて、複数の前記携帯端末のうちいずれかの携帯端末と接続処理を行う接続処理手段と、
 を備えたことを特徴とする車載装置。
 前記接続処理手段は、複数の優先度の情報のうち、最も高い優先度を返信してきた前記携帯端末に対して接続処理を実行することを特徴とする請求項5に記載の車載装置。
 他装置と通信可能な携帯端末の優先度送信方法であって、
 前記携帯端末は、
 前記携帯端末におけるアプリの起動履歴を格納する起動履歴テーブルと、
 前記起動履歴に基づいて、順に起動する可能性が高いと判定されたアプリの組につき、該アプリそれぞれを特定するための情報と該アプリそれぞれの起動順に関する情報とを格納するアプリ関連テーブルと、
 通信相手装置を識別するための情報と、該通信相手装置と接続した際に実行するアプリを特定するための情報とを対応付けて格納するデバイス・アプリ対応テーブルと、
 を備え、
 前記通信相手装置から所定の信号を受信した場合に、前記デバイス・アプリ対応テーブルから、該通信相手装置に対応するアプリを特定するための情報として第1アプリ情報を取得し、さらに、前記アプリ関連テーブルから、該第1アプリ情報を2番目の起動順とする組につき、該組の1番目のアプリを特定するための情報として第2アプリ情報を取得する取得ステップと、
 前記起動履歴テーブルに格納されている最新レコードが、前記第2アプリ情報と等しい場合に、前記通信相手装置から受信した所定の信号に対する返信として、優先度が高い旨の情報を送信する送信ステップと、
 を含んだことを特徴とする優先度送信方法。
 前記送信ステップは、前記起動履歴テーブルに格納されている最新レコードが、前記第2アプリ情報と異なる場合に、前記通信相手装置から受信した所定の信号に対する返信として、優先度が低い旨の情報を送信することを特徴とする請求項7に記載の優先度送信方法。
 前記起動履歴テーブルに格納された連続する各起動履歴に基づいて連続して起動されたアプリの組を抽出し、抽出したアプリの組が前記各起動履歴に含まれる数に基づいて、前記アプリ関連テーブルを生成するアプリ関連テーブル生成ステップを更に含んだことを特徴とする請求項7または8に記載の優先度送信方法。
 前記アプリ関連テーブル生成ステップは、連続して起動されたアプリの組のうち、各アプリの起動時間の差が所定時間以下となるアプリの組を前記アプリ関連テーブルに対する登録対象のアプリの組として判定することを特徴とする請求項9に記載の優先度送信方法。
 前記携帯端末におけるアプリの起動履歴を格納する起動履歴テーブルと、
 前記起動履歴に基づいて、順に起動する可能性が高いと判定されたアプリの組につき、該アプリそれぞれを特定するための情報と該アプリそれぞれの起動順に関する情報とを格納するアプリ関連テーブルと、
 通信相手装置を識別するための情報と、該通信相手装置と接続した際に実行するアプリを特定するための情報とを対応付けて格納するデバイス・アプリ対応テーブルと、を備えたコンピュータに、
 前記通信相手装置から所定の信号を受信した場合に、前記デバイス・アプリ対応テーブルから、該通信相手装置に対応するアプリを特定するための情報として第1アプリ情報を取得し、さらに、前記アプリ関連テーブルから、該第1アプリ情報を2番目の起動順とする組につき、該組の1番目のアプリを特定するための情報として第2アプリ情報を取得する取得手順と、
 前記起動履歴テーブルに格納されている最新レコードが、前記第2アプリ情報と等しい場合に、前記通信相手装置から受信した所定の信号に対する返信として、優先度が高い旨の情報を送信する送信手順と、
 を実行させることを特徴とする優先度送信プログラム。
 前記送信手順は、前記起動履歴テーブルに格納されている最新レコードが、前記第2アプリ情報と異なる場合に、前記通信相手装置から受信した所定の信号に対する返信として、優先度が低い旨の情報を送信することを特徴とする請求項11に記載の優先度送信プログラム。
 前記起動履歴テーブルに格納された連続する各起動履歴に基づいて連続して起動されたアプリの組を抽出し、抽出したアプリの組が前記各起動履歴に含まれる数に基づいて、前記アプリ関連テーブルを生成するアプリ関連テーブル生成手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする請求項11または12に記載の優先度送信プログラム。
 前記アプリ関連テーブル生成手順は、連続して起動されたアプリの組のうち、各アプリの起動時間の差が所定時間以下となるアプリの組を前記アプリ関連テーブルに対する登録対象のアプリの組として判定することを特徴とする請求項13に記載の優先度送信プログラム。
Description:
携帯端末および車載装置

 本発明は、他装置と通信可能な携帯端末 よびその携帯端末と通信を行う車載装置に するものである。

 近年、車内に持ち込まれた携帯端末(携帯 電話等)と車載器とをBluetooth(登録商標)で接続 することで、携帯端末のアプリ(アプリケー ョン;以下同様)と車載器とを連携動作させる という試みがなされている。例えば、車内用 のアプリを携帯端末で動かしてその車載器の ディスプレイに表示したり、ハンドルスイッ チなどの車内装置で入力を行って動作させる ものや、車を使う業務において、事務所でパ ソコンから携帯端末に転送した目的地情報を 車内で車載器と共有するもの(例えば、特許 献1参照)等がある。

 上記の技術では、携帯端末上で必要なア リを起動して接続待ちをさせた状態でその 帯端末を車内に持ち込み、車載器からデバ ス検索を行って発見された携帯端末に対し 接続要求を出すことによって、車載器と携 端末上のアプリとの間の接続が完了し、車 器と携帯端末とが連携した動作を行うこと できる。

特開2006-184108号公報

 しかしながら、上述した従来の技術では 車内に持ち込まれる携帯端末が1つの場合、 車載器はその携帯端末と接続すればよいが、 複数の携帯端末が車内に存在する場合(運転 の他に助手席などにも携帯端末を持った人 いる場合)、車載器はどの携帯端末と接続す ばよいのかを自身で判断できないという問 があった。

 ここで、車のエンジン始動で車載器が携 端末を検索し、見つかった全ての携帯端末 一旦接続し、各携帯端末に対して車載器と 携させるか否かを確認するメッセージを送 、携帯端末の画面にメッセージを表示して ーザに選択させるという方法も考えられる 、ユーザに面倒な操作を強要することにな 好ましくない。

 すなわち、車載器と通信可能な携帯端末 複数存在する場合であっても、ユーザに面 な操作を強要することなく、接続すべき携 端末と車載器とを接続することが極めて重 な課題となっている。

 本発明は、上記に鑑みてなされたもので って、車載器と通信可能な携帯端末が複数 在する場合であっても、ユーザに面倒な操 を強要することなく、接続すべき携帯端末 車載器とを接続することができる携帯端末 よび車載装置を提供することを目的とする

 上述した課題を解決し、目的を達成する めに、この携帯端末は、他装置と通信可能 携帯端末であって、前記携帯端末における プリの起動履歴を格納する起動履歴テーブ と、前記起動履歴に基づいて、順に起動す 可能性が高いと判定されたアプリの組につ 、該アプリそれぞれを特定するための情報 該アプリそれぞれの起動順に関する情報と 格納するアプリ関連テーブルと、通信相手 置を識別するための情報と、該通信相手装 と接続した際に実行するアプリを特定する めの情報とを対応付けて格納するデバイス アプリ対応テーブルと、前記通信相手装置 ら所定の信号を受信した場合に、前記デバ ス・アプリ対応テーブルから、該通信相手 置に対応するアプリを特定するための情報 して第1アプリ情報を取得し、さらに、前記 アプリ関連テーブルから、該第1アプリ情報 2番目の起動順とする組につき、該組の1番目 のアプリを特定するための情報として第2ア リ情報を取得する取得手段と、前記起動履 テーブルに格納されている最新レコードが 前記第2アプリ情報と等しい場合に、前記通 相手装置から受信した所定の信号に対する 信として、優先度が高い旨の情報を送信す 送信手段と、を備えたことを要件とする。

 また、この携帯端末は、上記の携帯端末 おいて、前記送信手段は、前記起動履歴テ ブルに格納されている最新レコードが、前 第2アプリ情報と異なる場合に、前記通信相 手装置から受信した所定の信号に対する返信 として、優先度が低い旨の情報を送信するこ とを要件とする。

 また、この携帯端末は、上記の携帯端末 おいて、前記起動履歴テーブルに格納され 連続する各起動履歴に基づいて連続して起 されたアプリの組を抽出し、抽出したアプ の組が前記各起動履歴に含まれる数に基づ て、前記アプリ関連テーブルを生成するア リ関連テーブル生成手段を更に備えたこと 要件とする。

 また、この携帯端末は、上記の携帯端末 おいて、前記アプリ関連テーブル生成手段 、連続して起動されたアプリの組のうち、 アプリの起動時間の差が所定時間以下とな アプリの組を前記アプリ関連テーブルに対 る登録対象のアプリの組として判定するこ を要件とする。

 また、この車載装置は、請求項1~4に記載 携帯端末と通信可能な車載装置であって、 信可能な前記携帯端末が複数存在するか否 を判定する判定手段と、前記判定手段によ 通信可能な前記携帯端末が複数存在すると 定された場合に、各携帯端末に対して優先 を問い合わせる信号を送信する信号送信手 と、前記信号に対する返信として優先度の 報を受信し、受信した優先度の情報に基づ て、複数の前記携帯端末のうちいずれかの 帯端末と接続処理を行う接続処理手段と、 備えたことを要件とする。

 この携帯端末によれば、他の装置(車載装 置)から所定の信号を受信した場合に、デバ ス・アプリ対応テーブルから、車載装置に 応するアプリを特定するための情報として 1アプリ情報(車内アプリ)を取得し、さらに アプリ関連テーブルから、第1アプリ情報を2 番目の起動順とする組につき、該組の1番目 アプリを特定するための情報として第2アプ 情報を取得し、接続・アプリ起動履歴テー ルに格納されている最新レコードが、第2ア プリ情報と等しい場合に、前記通信相手装置 から受信した所定の信号に対する返信として 、優先度が高い旨の情報を送信するので、車 載装置に接続可能な携帯端末が複数存在する 場合であっても、ユーザに面倒な操作を強要 することなく、接続すべき携帯端末と車載器 とを効率よく接続することができる。

 また、この携帯端末によれば、起動履歴 ーブルに格納されている最新レコードが、 1アプリ情報と異なる場合に、車載装置から 受信した所定の信号に対する返信として、優 先度が低い旨の情報を送信するので、車載装 置に接続可能な携帯端末が複数存在する場合 であっても、ユーザに面倒な操作を強要する ことなく、接続すべき携帯端末と車載器とを 効率よく接続することができる。

 また、この携帯端末によれば、起動履歴 ーブルに格納された連続する各起動履歴に づいて連続して起動されたアプリの組を抽 し、抽出したアプリの組が前記各起動履歴 含まれる数に基づいて、アプリ関連テーブ を生成するので、より正確に優先度の情報 判定することができる。

 また、この携帯端末によれば、連続して 動されたアプリの組のうち、各アプリの起 時間の差が所定時間以下となるアプリの組 アプリ関連テーブルに対する登録対象のア リの組として判定するので、連続して実行 れる可能性の高いアプリの組をより正確に プリ関連テーブルに登録することができる

 また、この車載装置によれば、通信可能 携帯端末が複数存在と判定した場合に、各 帯端末に対して優先度を問い合わせる信号 送信し、この信号に対する返信として優先 の情報を受信し、受信した優先度の情報に づいて、複数の携帯端末のうちいずれかの 帯端末と接続処理を行うので、ユーザに面 な操作を強要することなく、接続すべき携 端末と車載器とを効率よく接続することが きる。

図1は、本実施例1にかかる携帯端末お び車載装置の概要および特徴を説明するた の図である。 図2は、本実施例1にかかる携帯端末の 成を示す機能ブロック図である。 図3は、デバイス・アプリ対応テーブル の一例を示す図である。 図4は、接続・アプリ起動履歴テーブル の一例を示す図である。 図5は、アプリ関連仮テーブルの一例を 示す図である。 図6は、アプリ関連テーブルの一例を示 す図である。 図7は、本実施例1にかかる車載器の構 を示す機能ブロック図である。 図8は、アプリ関連テーブル生成処理の 処理手順を示すフローチャートである。 図9は、応答処理の処理手順を示すフロ ーチャートである。 図10は、優先度応答処理の処理手順を すフローチャートである。 図11は、接続要求処理の処理手順を示 フローチャートである。 図12は、実施例1にかかる携帯端末を構 成するコンピュータのハードウェア構成を示 す図である。 図13は、実施例1にかかる車載器を構成 するコンピュータのハードウェア構成図を示 す図である。

符号の説明

 10,20  コンピュータ
 11,21  入力装置
 12,22  モニタ
 13,23  RAM
 13a、18a,23a,28a 各種データ
 14,24  ROM
 15,25  媒体読取装置
 16,26  通信装置
 17,27  CPU
 17a アプリ実行プロセス
 17b 優先度応答プロセス
 18,28  HDD
 18b アプリ実行プログラム
 18c 優先度応答プログラム
 19,29  バス
 27a 接続先判定プロセス
 27b アプリ実行処理プロセス
 28b 接続先判定プログラム
 28c アプリ実行処理プログラム
100,200  携帯端末
110,310  入力部
120,320  出力部
130,330  通信部
140,340  入出力制御部
150,350  記憶部
150a デバイス・アプリ対応テーブル
150b 接続・アプリ起動履歴テーブル
150c アプリ関連仮テーブル
150d アプリ関連テーブル
160,360  制御部
160a アプリ実行処理部
160b 履歴テーブル管理部
160c アプリ関連テーブル生成部
160d 優先度判定部
300  車載器
360a 接続先判定部
360b アプリ実行処理部

 以下に、本発明にかかる携帯端末および 載装置の実施例を図面に基づいて詳細に説 する。なお、この実施例によりこの発明が 定されるものではない。

 まず、本実施例1にかかる携帯端末および 車載器の概要および特徴について説明する。 図1は、本実施例1にかかる携帯端末および車 装置の概要および特徴を説明するための図 ある。ここでは、同図に示すように、車載 300と通信可能な携帯端末が複数存在する場 (例えば、携帯端末100,200が存在する場合)に いて説明する。

 まず、車載器300は、通信可能な携帯端末 複数存在する場合には、接続先となる携帯 末を特定すべく、各携帯端末100,200に対して 優先度の問い合わせを行う。

 優先度の問い合わせを受信した携帯端末1 00,200は、アプリ(アプリケーションプログラ )の起動履歴を参照して、優先度を判定し、 定結果を車載器300に返信する。例えば、携 端末100が、アプリの起動履歴を参照し、起 履歴の連続性から次に実行されるアプリが 内アプリ(車載器300と接続を行うためのアプ リ等)である可能性が高い場合には、優先度 高い旨の情報を車載器300に送信する。

 例えば、携帯端末100の起動履歴において 車内アプリを「A」、その他のアプリを「B とし、アプリの起動履歴が「B,A,B,A,B」とな ている場合には、次に実行される可能性が いのは、車内アプリ「A」となり、優先度は 高」となる。

 一方、携帯端末200が、アプリの起動履歴 参照し、次に実行されるアプリが車内アプ 以外である可能性が高い場合には、優先度 低い旨の情報を車載器300に送信する。例え 、携帯端末200の起動履歴において、車内ア リを「A」、その他のアプリを「B」とし、 プリの起動履歴が「A,B,A,B,A」となっている 合には、次に実行される可能性が高いのは その他のアプリ「B」となり、優先度は「低 となる。

 そして、車載器300は、各優先度の情報を にして、携帯端末200よりも優先度の高い携 端末100に対して接続要求を送信し、携帯端 100が車内アプリを起動する。

 このように、本実施例1では、携帯端末100 ,200が、アプリの起動履歴から優先度を判定 て車載器300に送信するので、車載器300は、 続対象となる携帯端末が複数存在する場合 あっても、ユーザに面倒な操作を強要する となく、接続すべき携帯端末と接続するこ ができる。

 次に、図1に示した携帯端末100,200の構成 ついて説明する(なお、携帯端末100の構成お び携帯端末200の構成は同一であるため、こ では、携帯端末100の説明についてのみ行う) 。図2は、本実施例1にかかる携帯端末100の構 を示す機能ブロック図である。

 同図に示すように、この携帯端末100は、 力部110と、出力部120と、通信部130と、入出 制御部140と、記憶部150と、制御部160とを備 て構成される。その他、周知の携帯端末(携 帯電話)を構成する基本的な処理部の説明は 従来の携帯端末と同様であるため、ここで 説明を省略する。

 このうち、入力部110は、各種の情報(電話 番号、個人情報、E-Mailアドレス、携帯端末100 が有する各アプリを操作するための情報等) 入力する入力手段であり、入力ボタンなど よって構成される。また、出力部120は、各 の情報を出力する出力手段であり、ディス レイやスピーカなどによって構成される。

 通信部130は、主に車載器300(あるいは、家 庭用オーディオ、自宅PC等)との間における通 信を制御する手段である。例えば、通信部130 は、Bluetooth(登録商標)を利用して、車載器300 通信を行う。また、入出力制御部140は、入 部110、出力部120、通信部130、記憶部150、制 部160によるデータの入出力を制御する手段 ある。

 記憶部150は、制御部160による各種処理に 要な情報およびプログラムを記憶する記憶 段であり、特に本発明に密接に関連するも としては、図2に示すように、デバイス・ア プリ対応テーブル150aと、連続・アプリ起動 歴テーブル150bと、アプリ関連仮テーブル150c と、アプリ関連テーブル150dとを備えて構成 れる。

 このうち、デバイス・アプリ対応テーブ 150aは、携帯端末100と接続する他のデバイス (家庭用オーディオ、自宅PC、車載器等)を識 する情報(以下、デバイスID)と、かかるデバ スに対して実行される携帯端末100のアプリ 識別する情報(以下、アプリID)とを対応付け て記憶するテーブルである。

 図3は、デバイス・アプリ対応テーブル150 aの一例を示す図である。同図に示すように このデバイス・アプリ対応テーブル150aは、 バイスIDとアプリIDとを有する。例えば、こ のデバイス・アプリ対応テーブル150aにおい 、デバイスID「00:33:33:33」に対応するアプリI Dが「0333」であるため、携帯端末100が家庭用 ーディオと接続した場合には、音楽再生ア リが起動される。

 接続・アプリ起動履歴テーブル150bは、過 去に接続した装置のデバイスIDおよびかかる 続において起動したアプリのアプリIDの履 を記憶するテーブルである。図4は、接続・ プリ起動履歴テーブル150bの一例を示す図で ある。同図に示すように、この接続・アプリ 起動履歴テーブル150bは、接続日時、切断日 、デバイスID、アプリIDが対応付けられて記 されている。携帯端末100は、接続・アプリ 動履歴テーブル150bに記憶された各軌道履歴 から、次に実行される可能性の高いアプリを 判定することとなる。

 アプリ関連仮テーブル150cは、連続して起 動する可能性が高いアプリの組を一時的に記 憶するテーブルである。図5は、アプリ関連 テーブル150cの一例を示す図である。同図に すように、このアプリ関連仮テーブル150cは 、第1アプリ、第2アプリ、項目値を有する。

 ここで、第1アプリと第2アプリとの関係 、第1アプリのアプリIDによって識別される プリの次に第2アプリのアプリIDによって識 されるアプリが実行される可能性が高いこ を示している。図5の1段目に示す例では、ア プリID「0456」の「目的地受信アプリ」の次に 実行される可能性の高いアプリは、アプリID 0457」の「車内アプリ」であることが記憶さ れている。なお、項目値は、かかる第1アプ と第2アプリとの組合せが接続・アプリ起動 歴テーブル150bに出現した回数を示す値であ る。

 アプリ関連テーブル150dは、上記したアプ リ関連仮テーブル150cに記憶された第1アプリ 第2アプリとの組合せのうち、項目値が所定 値以上となる組合せを記憶するテーブルであ る。図6は、アプリ関連テーブル150dの一例を す図である。同図に示すように、このアプ 関連テーブル150dは、第1アプリ、第2アプリ 項目値を有する。ここで、第1アプリ、第2 プリ、項目値の説明は、アプリ関連仮テー ル150cで説明した第1アプリ、第2アプリ、項 値の説明と同様である。

 図2の説明に戻ると、制御部160は、各種の 処理手順は規定したプログラムや制御データ を格納するための内部メモリを有し、これら によって種々の処理を実行する制御手段であ り、特に本発明に密接に関連するものとして は、図2に示すように、アプリ実行処理部160a 、履歴テーブル管理部160bと、アプリ関連テ ーブル生成部160cと、優先度判定部160dとを備 て構成される。

 このうち、アプリ実行処理部160aは、各デ バイス(家庭用オーディオ、自宅PC、車載器300 )から接続要求を受信した場合に、かかるデ イスに対応する各種のアプリ(音楽再生アプ 、目的地受信アプリ、車内アプリ)を実行す る手段である。例えば、アプリ実行処理部160 aは、車載器300から接続要求を受信した場合 は、車内アプリを起動して、車載器300との でデータ通信を開始し、予め自宅PCから携帯 端末100が目的地受信アプリを利用して、受信 して記憶しておいた目的地の情報等を車載器 300に送信する。なお、アプリ実行処理部160a 、データ通信が完了した後に、通信を切断 る。

 履歴テーブル管理部160bは、接続・アプリ 起動履歴テーブル150bを管理する手段である 具体的に、この履歴テーブル管理部160bは、 プリ実行処理部160aを監視し、アプリ実行処 理部160aがデバイスとの間で接続・切断を行 たびに、接続・アプリ起動履歴テーブル150b 起動履歴(該当接続日時、該当切断日時、該 当デバイスID、該当アプリID)を登録する。

 アプリ関連テーブル生成部160cは、接続・ アプリ起動履歴テーブル150bを基にして、ア リ関連仮テーブル150cを生成し、アプリ関連 テーブル150cに含まれる第1アプリ・第2アプ の組から項目値が所定値以上となる組を抽 することによりアプリ関連テーブル150dを生 成する手段である。

 ここで、アプリ関連テーブル生成部160cが 、接続・アプリ起動履歴テーブル150bに基づ てアプリ関連仮テーブル150cを生成する場合 は、接続・アプリ起動履歴テーブル150b中の 連続するアプリの組を第1アプリ・第2アプリ して抽出すると共に、かかる組が接続・ア リ起動履歴テーブル150bに含まれる回数を項 目値として計数することにより、アプリ関連 仮テーブル150cを生成する。

 なお、アプリ関連テーブル生成部160cは、 連続する第1アプリ・第2アプリの組を抽出す 場合に、第1アプリに対応するアプリの接続 日時(あるいは切断日時)と第2アプリに対応す るアプリの接続日時(あるいは切断日時)との 間差が所定値以下となるものを第1アプリ・ 第2アプリの組として抽出する。

 優先度判定部160dは、車載器300から優先度 の問い合わせを取得した場合に、アプリ関連 テーブル150dを基にして、優先度を判定し、 定した優先度の情報を車載器300に送信する 段である。

 具体的に、優先度判定部160dは、車載器300 から優先度の問い合わせ(車載器300のデバイ IDを含む)を取得した場合には、車載器300の バイスID「00:33:33:33」とデバイス・アプリ対 テーブル150aとを比較して、対応するアプリ ID「0457」を特定する。

 ここで、優先度判定部160dは、デバイス・ アプリ対応テーブル150aと車載器300のデバイ ID「00:33:33:33」とを比較して、デバイスID「00 :33:33:33」がデバイス・アプリ対応テーブル150 aに存在しない場合には、優先度を「低」と 定し、優先度「低」の情報を車載器300に送 する。

 また、優先度判定部160dは、車載器300に対 応するアプリID「0457」とアプリ関連テーブル 150dの第2アプリを比較し、第2アプリにアプリ ID「0457」が存在するか否かを判定し、存在し ない場合には、優先度を「低」と判定し、優 先度「低」の情報を車載器300に送信する。

 優先度が「低」に該当しない場合に、優 度判定部160dは、接続・アプリ起動履歴テー ブル150bの最後の項目(最新起動履歴)が該当第 1アプリに対応し、かつ現在時刻が第1アプリ 起動時刻(接続日時あるいは切断日時)を起 としてN分以内か否かを判定する。

 優先度判定部160dは、接続・アプリ起動履 歴テーブル150bの最後の項目(最新起動履歴)が 該当第1アプリに対応し、かつ現在時刻が第1 プリの起動時刻(接続日時あるいは切断日時 )を起点としてN分以内である場合には、優先 を「高」と判定し、優先度「高」の情報を 載器300に送信する。

 一方、優先度判定部160dは、接続・アプリ 起動履歴テーブル150bの最後の項目(最新起動 歴)が該当第1アプリに対応しない場合、あ いは、現在時刻が第1アプリの起動時刻(接続 日時あるいは切断日時)を起点としてN分より きい場合には、優先度を「中」と判定し、 先度「中」の情報を車載器300に送信する。

 ここで、優先度判定部160dの処理を、デバ イス・アプリ対応テーブル150a(図3)、接続・ プリ起動履歴テーブル150b(図4)、アプリ関連 ーブル150d(図6)を例にして説明する。

 まず、優先度判定部160dは、車載器300のデ バイスID「00:33:33:33」とデバイス・アプリ対 テーブル150aとを比較すると、デバイスID「00 :33:33:33」がデバイス・アプリ対応テーブル150 aに存在するので、この段階では、優先度は 低」と判定しない。

 さらに、優先度判定部160dは、車載器300に 対応するアプリID「0457」とアプリ関連テーブ ル150dの第2アプリを比較し、第2アプリにアプ リID「0457」が存在するか否かを判定すると、 アプリID「0457」が第2アプリに存在するので 優先度を「低」以外の優先度(優先度「中」 るいは優先度「高」)と判定する。

 続いて、優先度判定部160dは、接続・アプ リ起動履歴テーブル150bの最後の項目(最新起 履歴)が該当第1アプリに対応するか否かを 定すると、アプリ関連テーブル150dの該当第1 アプリ「0456」に最後の項目が対応している また、現在時刻が第1アプリ「0456」の起動時 刻(接続日時あるいは切断日時)を起点としてN 分以内であるとすれば、優先度判定部160dは 優先度を「高」と判定し、優先度「高」の 報を車載器300に送信する。

 次に、図1に示した車載器300の構成につい て説明する。図7は、本実施例1にかかる車載 300の構成を示す機能ブロック図である。同 に示すように、この車載器300は、入力部310 、出力部320と、通信部330と、入出力制御部3 40と、記憶部350と、制御部360とを備えて構成 れる。その他、周知の車載器(カーナビゲー ション等)を構成する基本的な処理部の説明 、周知の車載器と同様であるため、ここで 説明を省略する。

 このうち、入力部310は、各種の情報(目的 地の情報など)を入力する入力手段であり、 力ボタンなどによって構成される。また、 力部320は、各種の情報を出力する出力手段 あり、ディスプレイやスピーカなどによっ 構成される。

 通信部330は、主に携帯端末100,200との間に おける通信を制御する手段である。例えば、 通信部130は、Bluetooth(登録商標)を利用して、 末装置100,200と通信を行う。また、入出力制 御部340は、入力部310、出力部320、通信部330、 記憶部350、制御部360によるデータの入出力を 制御する手段である。

 記憶部350は、制御部360による各種処理に 要な情報およびプログラムを記憶する記憶 段であり、例えば、地図情報(図示略)、ユ ザに設定される目的地の情報(図示略)等を記 憶する。

 制御部360は、各種の処理手順は規定した ログラムや制御データを格納するための内 メモリを有し、これらによって種々の処理 実行する制御手段であり、特に本発明に密 に関連するものとしては、図7に示すように 、接続先判定部360aおよびアプリ実行処理部36 0bを備えて構成される。

 このうち、接続先判定部360aは、接続先と なる携帯端末を判定する手段である。具体的 に、接続先判定部360aは、通信可能な携帯端 に対して優先度の問い合わせを送信し、各 帯端末から優先度の情報を取得する。そし 、取得した優先度の情報を比較して、最も 先度の高い携帯端末を接続先となる携帯端 として判定し、判定した携帯端末に対して 続要求を実行する。

 例えば、接続先判定部360aが、通信可能な 携帯端末100,200に優先度の問い合わせを送信 、携帯端末100から優先度「高」、携帯端末20 0から優先度「低」の情報を取得した場合に 、優先度の高い携帯端末100に対して接続要 を行う。

 アプリ実行処理部360bは、接続された携帯 端末中の車内アプリと連携して、各種の処理 を実行する処理部である。例えば、アプリ実 行処理部360bは、携帯端末の車内アプリから 的地の情報を取得し、地図情報に基づいて 在位置から目的地までの経路を検索し、検 結果を出力部320に出力する。

 次に、上述した携帯端末100が実行する各 理について順に説明する。図8は、アプリ関 連テーブル生成処理の処理手順を示すフロー チャートである。同図に示すように、アプリ 関連テーブル生成部160cは、アプリ関連仮テ ブル150cを初期化し(ステップS101)、接続・ア リ起動履歴テーブル150bの残りの起動履歴が 2件以上か否かを判定する(ステップS102)。

 残りの起動履歴が2件以上の場合には(ス ップS103,Yes)、現起動履歴と次起動履歴との 間差がN分以下か否かを判定し(ステップS104) N分以下でない場合には(ステップS105,No)、ス テップS110に移行する。

 一方、N分以下の場合には(ステップS105,Yes )、現起動履歴から次起動履歴に移行する対 関係(第1アプリ、第2アプリの関係)がアプリ 連仮テーブル150cに存在するか否かを判定し (ステップS106)、かかる対応関係が存在する場 合には(ステップS107,Yes)、現起動履歴から次 動履歴に移行する対応関係(現起動履歴を第1 アプリ、次起動履歴を第2アプリとする対応 係)の項目値に所定値を加算し(ステップS108) ステップS110に移行する。

 一方、上記対応関係が存在しない場合に (ステップS107,No)、現起動履歴から次起動履 に移行する対応関係(現起動履歴を第1アプ 、次起動履歴を第2アプリとする対応関係)の 項目値を1に設定し(ステップS109)、次の起動 歴に移行し(ステップS110)、ステップS102に移 する。

 ところで、ステップS103において、残りの 起動履歴が2件未満の場合には(ステップS103,No )、アプリ関連仮テーブル150cに項目が存在す か否かを判定し(ステップS111)、項目が存在 ない場合には(ステップS112,No)、処理を終了 る。

 一方、項目が存在する場合には(ステップ S112,Yes)、アプリ関連仮テーブルの現項目の項 目値がN以上(Nは1以上の整数)か否かを判定す (ステップS113)。

 現項目の項目値がN以上である場合には( テップS114,Yes)、現項目の対応関係(第1アプリ 、第2アプリ、項目値)をアプリ関連テーブル1 50dに登録し(ステップS115)、次の項目に移行し (ステップS116)、ステップS111に移行する。一 、現項目の項目値がN未満である場合には(ス テップS114,No)、そのままステップS116に移行す る。

 次に、優先度判定部160dが実行する優先度 判定処理について説明する。図9は、応答処 の処理手順を示すフローチャートである。 図に示すように、携帯端末100は、優先度の い合わせを受信したか否かを判定し(ステッ S201)、優先度の問い合わせを受信した場合 は(ステップS202,Yes)、優先度応答処理を実行 (ステップS203)、処理を終了する。

 一方、優先度の問い合わせを受信してい い場合には(ステップS202,No)、接続要求を受 したか否かを判定し(ステップS204)、接続要 を受信していない場合には(ステップS205,No) 処理を終了する。

 一方、接続要求を受信している場合には( ステップS205,Yes)、該当デバイス(例えば車載 300)に対応したアプリが登録されているか否 を判定し(ステップS206)、登録されていない 合には(ステップS207,No)、処理を終了する。

 一方、該当デバイスに対応したアプリが 録されている場合には(ステップS207,Yes)、接 続要求元デバイスおよび起動アプリの起動履 歴を接続・アプリ起動履歴テーブル150bに追 し(ステップS208)、該当アプリを起動する(ス ップS209)。

 続いて、図9のステップS203に示した優先 応答処理について説明する。図10は、優先度 応答処理の処理手順を示すフローチャートで ある。同図に示すように、優先度判定部160d 、デバイス・アプリ対応テーブル150aに送信 のデバイスID(車載器300のデバイスID)の項目 存在するか否かを判定し(ステップS301)、存 しない場合には(ステップS302,No)、優先度(低 )を応答する(ステップS303)。

 一方、送信元のデバイスIDが存在する場 には(ステップS302,Yes)、デバイス・アプリ対 テーブル150aからデバイスIDに対応するアプ IDを抽出し(ステップS304)、アプリ関連テー ル150dの第2アプリに、抽出されたアプリIDが 在するか否かを判定する(ステップS305)。

 アプリ関連テーブル150dの第2アプリに、 出されたアプリIDが存在しない場合には(ス ップS306,No)、ステップS303に移行する。一方 抽出されたアプリIDが存在する場合には(ス ップS306,Yes)、接続・アプリ起動履歴テーブ 150bの最後の項目が該当第1アプリに対応し、 かつ現在時刻がN分以内か否かを判定する(ス ップS307)。

 ステップS307の条件を満たさない場合には (ステップS308,No)、優先度(中)を応答し(ステッ プS309)、ステップS307の条件を満たす場合には (ステップS308,Yes)、優先度(高)を応答する(ス ップS310)。

 このように、携帯端末100の優先度判定部1 60dは、優先度問い合わせを受信した場合に、 記憶部150に記憶された各テーブル150a~150dを参 照して、優先度を判定し、優先度の情報を車 載器300に応答するので、車載器300に過度の負 荷をかけることなく、接続先を判定させるこ とができる。

 次に、上述した車載器300の接続要求処理 ついて説明する。図11は、接続要求処理の 理手順を示すフローチャートである。同図 示すように、車載器300は、デバイス(携帯端 )検出を行い(ステップS401)、複数のデバイス を検出したか否かを判定する(ステップS402)。

 そして、単一のデバイスを検出した場合 は(ステップS403,No)、検出したデバイスに対 て接続要求を送信する(ステップS404)。一方 複数のデバイスを検出した場合には(ステッ プS403,Yes)、各デバイスに優先度の問い合わせ を実行する(ステップS405)。

 続いて、車載器300は、優先度応答を受信 (ステップS406)、全てのデバイスから応答を 信したか否かを判定し(ステップS407)、全て 信していない場合には(ステップS408,No)、ス ップS406に移行する。一方、全てのデバイス から応答を受信した場合には(ステップS408,Yes )、最も優先度が高いデバイスに対して接続 求を送信する(ステップS409)。

 このように、車載器300は、複数のデバイ (携帯端末)と通信が可能である場合に、各 バイスに対して優先度の問い合わせを行い 返信される優先度の情報を基にして接続先 判定するので、ユーザに煩雑な操作を強い ことなく、スムーズに接続すべきデバイス アプリとデータ通信を開始することができ 。

 上述してきたように、本実施例1にかかる 携帯端末100は、記憶部150に各テーブル150a~150d を格納し、車載器300から所定の信号を受信し た場合に、デバイス・アプリ対応テーブル150 aから、車載器300に対応するアプリを特定す ための情報として第1アプリ情報(車内アプリ )を取得し、さらに、アプリ関連テーブル150d ら、第1アプリ情報を2番目の起動順とする につき、該組の1番目のアプリを特定するた の情報として第2アプリ情報を取得し、接続 ・アプリ起動履歴テーブル150bに格納されて る最新レコードが、第2アプリ情報と等しい 合に、前記通信相手装置から受信した所定 信号に対する返信として、優先度が高い旨 情報を送信するので、車載器300に接続可能 携帯端末が複数存在する場合であっても、 ーザに面倒な操作を強要することなく、接 すべき携帯端末と車載器とを効率よく接続 ることができる。

 さて、これまで本発明の実施例について 明してきたが、本発明は上述した実施例1以 外にも、種々の異なる形態にて実施されてよ いものである。そこで、以下では実施例2と て本発明に含まれる他の実施例を説明する

 (1)携帯端末のアプリID特定方法について
 例えば、上記の実施例1では、他のデバイス のデバイスIDと携帯端末100のアプリIDとを対 付けたデバイス・アプリ対応テーブル150aを 用し、優先度の問い合わせと共に通知され デバイスIDとデバイス・アプリ対応テーブ 150aとを比較することによって、対応する携 端末100のアプリIDを特定していたが、これ 限定されるものではない。

 例えば、他のデバイスのアプリを識別す 他アプリIDと携帯端末100のアプリIDとを対応 付けたデバイス・アプリ対応テーブルを利用 して、対応する携帯端末100のアプリIDを特定 てもよい。この場合、優先度の問い合わせ 実行する他のデバイス(車載器等)は、優先 の問い合わせを実行する際に、他アプリIDの 情報を携帯端末100に通知する。

 このように、他のデバイスの他アプリID ら、携帯端末100のアプリIDを特定することに よって、単一のデバイスIDに対して複数のア リIDがヒットしてしまうことを防止し、効 よく優先度を判定することができる。

 (2)車載器に応答する優先度の情報について
 例えば、上記の実施例1では、優先度判定部 160dが記憶部150に記憶された各テーブル150a~150 dを基にして、優先度を「低」、「中」、「 」のいずれかに判定して、優先度の情報を 載器300に送信していたが、これに限定され ものではない。

 例えば、優先度判定部160dは、優先度の代 わりに、第1アプリ、第2アプリの組に対応す 項目値を車載器300に送信しても良い。図6の アプリ関連テーブル150dを用いて説明すると 優先度判定部160dは、第2アプリ「0457」に対 するデバイスから優先度の問い合わせを受 、接続・アプリ起動履歴テーブル150bの最新 コードが第1アプリ「0456」である場合に、 当項目値となる「10」を車載器300に送信する 。そして、車載器300は、各携帯端末から優先 度の情報として項目値を受信した場合に、各 項目値を比較して、項目値が最大となる携帯 端末に対して接続要求を送信する。

 このように、携帯端末が項目値を優先度 情報として車載器300に送信することによっ 、複数の携帯端末の優先度が同一(例えば、 複数の携帯端末の優先度が「高」)となって まうことを防止することができる。

 (3)システムの構成など
 ところで、本実施例において説明した各処 のうち、自動的に行われるものとして説明 た処理の全部または一部を手動的に行うこ もでき、あるいは、手動的に行われるもの して説明した処理の全部あるいは一部を公 の方法で自動的に行うこともできる。この 、上記文書中や図面中で示した処理手順、 御手順、具体的名称、各種のデータやパラ ータを含む情報については、特記する場合 除いて任意に変更することができる。

 また、図2に示した携帯端末100、図7に示 た車載器300の各構成要素は機能概念的なも であり、必ずしも物理的に図示の如く構成 れていることを要しない。すなわち、各装 の分散・統合の具体的形態は図示のものに られず、その全部または一部を、各種の負 や使用状況などに応じて、任意の単位で機 的または物理的に分散・統合して構成する とができる。さらに、各装置にて行われる 処理機能は、その全部または任意の一部がCP Uおよび当該CPUにて解析実行されるプログラ にて実現され、あるいは、ワイヤードロジ クによるハードウェアとして実現され得る

 図12は、実施例1にかかる携帯端末100を構 するコンピュータのハードウェア構成を示 図である。図12に示すように、このコンピ ータ(携帯端末)10は、入力装置11、モニタ12、 RAM(Random Access Memory)13、ROM(Read Only Memory)14、 記憶媒体からデータを読み取る媒体読取装置 15、他の装置(車載器300等)との間でデータの 受信を行う通信装置16、CPU(Central Processing Un it)17、HDD(Hard Disk Drive)18をバス19で接続して 成される。

 そして、HDD18には、上記した携帯端末100 機能と同様の機能を発揮するアプリ実行プ グラム18bおよび優先度応答プログラム18cが 憶されている。CPU17がアプリ実行プログラム 18bおよび優先度応答プログラム18cを読み出し て実行することにより、アプリ実行プロセス 17aおよび優先度応答プロセス17bが起動される 。アプリ実行プロセス17aは、図2のアプリ実 処理部160aに対応し、優先度応答プロセス17b 、図2の履歴テーブル管理部160b、アプリ関 テーブル生成部160c、優先度判定部160dに対応 する。

 また、HDD18は、記憶部150の各テーブル150a~ 150dに対応する各種データ18aを記憶する。CPU17 は、HDD18に格納された各種データ18aを読み出 て、RAM13に格納し、RAM13に格納された各種デ ータ13aを用いて、優先度を判定し、判定結果 となる優先度の情報を車載器300に送信する。

 図13は、実施例1にかかる車載器300を構成 るコンピュータのハードウェア構成図を示 図である。図13に示すように、このコンピ ータ(車載器)20は、入力装置21、モニタ22、RAM 23、ROM24、記憶媒体からデータを読み取る媒 読取装置25、他の装置(携帯端末100,200等)との 間でデータの送受信を行う通信装置26、CPU27 HDD28をバス29で接続して構成される。

 そして、HDD28には、上記した車載器300の 能と同様の機能を発揮する接続先判定プロ ラム28bおよびアプリ実行処理プログラム28c 記憶されている。CPU27が接続先判定プログラ ム28bおよびアプリ実行処理プログラム28cを読 み出して実行することにより、接続先判定プ ロセス27aおよびアプリ実行処理プロセス27bが 起動される。接続先判定プロセス27aは、図7 接続先判定部360aに対応し、アプリ実行処理 ロセス27bは、図7のアプリ実行処理部360bに 応する。

 また、HDD28は、記憶部350に記憶される各 データに対応する各種データ28aを記憶する CPU27は、HDD28に格納された各種データ28aを読 出して、RAM23に格納し、RAM23に格納された各 種データ23aを用いて、接続先を判定する。

 ところで、図12、図13に示したアプリ実行 プログラム18b、優先度応答プログラム18c、接 続先判定プログラム28b、アプリ実行処理プロ グラム28cは、必ずしも最初からHDD18、28に記 させておく必要はない。たとえば、コンピ ータに挿入されるフレキシブルディスク(FD) CD-ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカ ドなどの「可搬用の物理媒体」、または、 ンピュータの内外に備えられるハードディ クドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」 、さらには、公衆回線、インターネット、LAN 、WANなどを介してコンピュータに接続される 「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに プリ実行プログラム18b、優先度応答プログ ム18c、接続先判定プログラム28b、アプリ実 処理プログラム28cを記憶しておき、コンピ ータがこれらからアプリ実行プログラム18b 優先度応答プログラム18c、接続先判定プロ ラム28b、アプリ実行処理プログラム28cを読 出して実行するようにしてもよい。

 以上のように、本発明にかかる携帯端末 よび車載装置は、携帯端末と車載装置とが 携して所定の処理を実行するシステムなど 有用であり、特に、複数の携帯端末が存在 る場合であっても、ユーザに余計な操作を いることなく、特定の携帯端末と車載装置 を接続して所定の処理を実行する必要があ 場合に適している。