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Patent Searching and Data


Title:
PORTABLE TERMINAL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/081638
Kind Code:
A1
Abstract:
A portable terminal is provided with at least a first case (7) and a second case (8). The first case (7) and the second case (8) are connected in changeable combined shapes. The first case (7) is provided with at least a wireless circuit (5) and a first antenna (1) connected to the wireless circuit (5), and the second case (8) is provided with at least a second antenna (3). When the first case (7) is provided with a second antenna power feed element (2) connected to the wireless circuit (5), and the first case (7) and the second case (8) form a prescribed combined shape, the second antenna power feed element (2) and the second antenna (3) are brought close to each other and capacitively coupled, and the second antenna (3) is connected to the wireless circuit (5) at high frequency through the second antenna power feed element (2).

Inventors:
HARADA TAKASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/068227
Publication Date:
July 02, 2009
Filing Date:
October 07, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NEC CORP (JP)
HARADA TAKASHI (JP)
International Classes:
H01Q9/30; H01Q1/24; H01Q21/30; H04B1/38; H04B1/3822; H04M1/02
Domestic Patent References:
WO2006082918A12006-08-10
Foreign References:
JP2007104468A2007-04-19
JP2005109971A2005-04-21
JP2005184454A2005-07-07
JP2006054843A2006-02-23
JP2006041899A2006-02-09
JP2004363863A2004-12-24
Other References:
See also references of EP 2237367A4
Attorney, Agent or Firm:
MIYAZAKI, Teruo et al. (16th Kowa Bldg.9-20, Akasaka,1-chome Minato-ku, Tokyo 52, JP)
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Claims:
 少なくとも第1の筐体と第2の筐体とを備え、前記第1の筐体と前記第2の筐体とは、その組み合わせ形状が変形可能に連結され、前記第1の筐体に、少なくとも無線回路と該無線回路に接続される第1のアンテナとを備え、前記第2の筐体に、少なくとも第2のアンテナを備える携帯端末において、
 前記第1の筐体に、前記無線回路に接続される給電素子を備え、
 前記第1の筐体と前記第2の筐体とが所定の組み合わせ形状となる場合に、前記第1の筐体の前記給電素子と前記第2の筐体の前記第2のアンテナとが近接して容量結合し、前記第2のアンテナが前記給電素子を介して前記無線回路に高周波的に接続されることを特徴とする携帯端末。
 前記第1の筐体に、前記第1の筐体と前記第2の筐体との組み合わせ形状を検出する形状検出部と、前記形状検出部からの制御信号に基づいて、前記無線回路と前記第1のアンテナとを接続、又は、前記無線回路と前記給電素子とを接続する切替回路と、を備え、
 前記切替回路は、
 前記所定の組み合わせ形状では、前記無線回路と前記給電素子とを接続し、
 前記所定の組み合わせ形状以外の形状では、前記無線回路と前記第1のアンテナとを接続することを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
 前記第1の筐体と前記第2の筐体とは、互いに重なり合う第1の組み合わせ形状、及び、各々の長手方向が略直交して配置される第2の組み合わせ形状の2つの形状に変形可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
 前記第1の筐体と前記第2の筐体とは、互いに重なり合う第1の組み合わせ形状、及び、ヒンジ構造により展開する第2の組み合わせ形状の2つの形状に変形可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
 前記第1の筐体と前記第2の筐体とは、互いに重なり合う第1の組み合わせ形状、及び、一方の筐体が他方の筐体に対してスライドする第2の組み合わせ形状の2つの形状に変形可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
Description:
携帯端末

 本発明は、携帯端末に関し、特に、複数 筐体の各々にアンテナを備える携帯端末の ンテナ構造に関する。

 近年、携帯電話機などの携帯端末が広く 及しており、複数の筐体を組み合わせて様 な形状に変化させる携帯端末が販売されて る。この携帯端末には、通常、1つのアンテ ナが配置されるが、複数の無線周波数帯を利 用するマルチバンド型携帯端末では、複数の アンテナが必要となる。また、携帯端末は複 数の筐体の組み合わせ形状や持ち方等によっ てアンテナの受信感度が変化することから、 安定した受信感度を得るために複数のアンテ ナが配置される場合もある。

 例えば、特開2004-363863号公報には、複数 アンテナを備える携帯電話機が開示されて る。このような複数の筐体を備える携帯端 に複数のアンテナを設置する場合は、通常 第1の筐体に無線回路と第1のアンテナとが配 置され、第2の筐体に第2のアンテナが配置さ 、無線回路と第2のアンテナとが、筐体間を 跨いで配置される配線によって接続され、切 替手段によって適切なアンテナに切り替えて 使用される。

 しかしながら、上記構造では、第1の筐体 の無線回路と第2の筐体の第2のアンテナとを 線によって接続する必要があるため、第2の アンテナの配置が制限され、特に、小型化が 求められる携帯端末では、アンテナ配置の自 由度が低くなるという問題が生じる。

 また、近年の携帯端末は、差別化を図る めに、複数の筐体の組み合わせ形状が複雑 変化するものが多く、筐体の接続構造が複 になると、無線回路と第2のアンテナとを接 続する配線を筐体内で引き回す必要が生じる 。そのため、上記配線が長くなってアンテナ 特性が劣化すると共に、筐体の組み合わせ形 状に応じて配線の配置が変化するため、アン テナ特性が変化するという問題も生じる。

 本発明は、上記問題点に鑑みてなされた のであり、その主たる目的は、アンテナの 置の自由度を高めることができる携帯端末 アンテナ構造を提供することにある。

 また、本発明の他の目的は、アンテナの 性を改善することができる携帯端末のアン ナ構造を提供することにある。

 上記目的を達成するため、本発明は、少 くとも第1の筐体と第2の筐体とを備え、前 第1の筐体と前記第2の筐体とは、その組み合 わせ形状が変形可能に連結され、前記第1の 体に、少なくとも無線回路と該無線回路に 続される第1のアンテナとを備え、前記第2の 筐体に、少なくとも第2のアンテナを備える 帯端末において、前記第1の筐体に、前記無 回路に接続される給電素子を備え、前記第1 の筐体と前記第2の筐体とが所定の組み合わ 形状となる場合に、前記第1の筐体の前記給 素子と前記第2の筐体の前記第2のアンテナ が近接して容量結合し、前記第2のアンテナ 前記給電素子を介して前記無線回路に高周 的に接続されるものである。

 本発明においては、前記第1の筐体に、前 記第1の筐体と前記第2の筐体との組み合わせ 状を検出する形状検出部と、前記形状検出 からの制御信号に基づいて、前記無線回路 前記第1のアンテナとを接続、又は、前記無 線回路と前記給電素子とを接続する切替回路 と、を備え、前記切替回路は、前記所定の組 み合わせ形状では、前記無線回路と前記給電 素子とを接続し、前記所定の組み合わせ形状 以外の形状では、前記無線回路と前記第1の ンテナとを接続する構成とすることができ 。

 本発明の携帯端末によれば下記記載の効 を奏する。

 本発明の第1の効果は、無線回路と第1の ンテナとを配置する第1の筐体とは異なる第2 の筐体に第2のアンテナを配置する場合であ ても、アンテナの配置の自由度を高めるこ ができるということである。

 その理由は、無線回路と第2のアンテナと を配線で直接接続するのではなく、第1の筐 に設けた給電素子との容量性結合によって 接的に接続するため、配線の引き回しを考 せずに第2のアンテナを配置することができ からである。

 また、本発明の第2の効果は、アンテナの 特性を改善することができるということであ る。

 その理由は、筐体間を引き回す配線によ アンテナ特性が劣化することがなく、また 複数の筐体の組み合わせ形状が複雑に変化 る場合であっても、配線の引き回しによっ アンテナ特性が変化することがないからで る。

本発明の一実施例に係る携帯電話機の 成を模式的に示す斜視図である。 本発明の一実施例に係る携帯電話機の の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の一実施例に係る携帯電話機の の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の一実施例に係る携帯電話機の の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の一実施例に係る携帯電話機の の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の一実施例に係る携帯電話機の ンテナの構造を模式的に示す平面図である 本発明の一実施例に係る携帯電話機の ンテナの他の構造を模式的に示す平面図で る。 本発明の一実施例に係る携帯電話機の ンテナの他の構造を模式的に示す平面図で る。 本発明の一実施例に係る携帯電話機の ンテナの他の構造を模式的に示す平面図で る。 本発明の一実施例に係る携帯電話機の アンテナの他の構造を模式的に示す平面図で ある。

 背景技術で示したように、複数の筐体を える携帯端末に複数のアンテナを配置する 合、通常、第1の筐体内に無線回路とその無 線回路に接続される第1のアンテナを配置し 第2の筐体内に第2のアンテナを配置し、無線 回路と第2のアンテナとを、筐体間を跨いで 置される配線で接続する構造が採用される しかしながら、小型化が求められる携帯端 では、アンテナの配置が制限される。また 複数の筐体の組み合わせ形状が複雑に変化 る携帯端末では、配線を引き回すことによ てアンテナ特性が劣化すると共に、筐体の み合わせ形状に応じて配線の配置が変化す ために、アンテナ特性が変化するという問 が生じる。

 このような問題は、無線回路と第2のアン テナとを、筐体間を跨いで配置される配線に よって接続することに起因している。そこで 、本発明では、第2のアンテナと無線回路と 配線で直接接続するのではなく、第1の筐体 、無線回路に接続される給電素子を設け、 の給電素子と第2のアンテナとを電気容量的 に結合させて、高周波的に接続する。

 具体的には、携帯端末が第1の筐体と第2 筐体とから構成される場合に、第1の筐体に 無線回路と第1のアンテナと第2のアンテナ 給電素子と切替回路と筐体の形状検出部と 設ける。また、第2の筐体に、第1の筐体と第 2の筐体とが所定の組み合わせ形状になった きに第2のアンテナ用給電素子に近接するよ に、第2のアンテナ用給電素子及び第2のア テナを配置する。

 このように、第2のアンテナ用給電素子に よって第2のアンテナが励振されるようにす ことにより、上記所定の組み合わせ形状に いて、第2のアンテナで励振されるRF信号が 2のアンテナ用給電素子と切替回路とを介し 無線回路に伝達される。よって、無線回路 配置されない第2の筐体に配置される第2の ンテナと無線回路とは直接接触はしないが 電気容量的に結合し、高周波的に接続され 。

 これにより、無線回路と第2のアンテナと を筐体間を跨いで配置される配線によって接 続する必要がなくなるため、小型化が求めら れる携帯端末であっても第2のアンテナを配 することができ、アンテナの配置の自由度 高めることができる。また、筐体間を引き す配線によってアンテナ特性が劣化するこ がなく、筐体の組み合わせ形状によって配 の配置が変化してもアンテナ特性が変化す こともなく、アンテナの特性を改善するこ ができる。

 上記した本発明の一実施の形態について らに詳細に説明すべく、本発明の一実施例 係る携帯電話機について、図1乃至図10を参 して説明する。図1乃至図5は、本実施例の 帯電話機の構成を模式的に示す斜視図であ 、図6乃至図10は、本実施例に携帯電話機の 1のアンテナの構造を模式的に示す平面図で る。

 図1に示すように、本実施例の携帯電話機 は、第1の筐体7と第2の筐体8とを備え、これ は、図示しない連結構造部によって回転自 に連結され、第1の筐体7と第2の筐体8とが縦 と横長に配置された筐体形状、すなわち、 1の筐体7の長手方向と第2の筐体8の長手方向 とが略直交する方向に配置された筐体形状を とる。

 第1の筐体7は、少なくとも、第1のアンテ 1と、第2のアンテナ用給電素子2と、切替回 4と、無線回路5と、筐体の形状検出部9と、 替制御線10と、が構成される基板6を備える また、第2の筐体8は、少なくとも、第2のア テナ3を備える。

 切替回路4は、少なくとも3つの端子を備 、1つが第1のアンテナ1に、1つが第2のアンテ ナ用給電素子2に、1つが無線回路5に接続され 、切替制御線10を介して筐体の形状検出部9か ら送信される制御信号を受信し、その制御信 号に基づいて、無線回路5と第1のアンテナ1と を接続するか、無線回路5と第2のアンテナ用 電素子2とを接続するかの切り替えを行う。

 なお、図1は、携帯電話機に設けられる構 成の内、本発明の動作に関わる構成のみを示 しており、上記以外に、携帯電話機の動作に 必要な任意の手段を設けることができる。例 えば、上記構成に加えて、音声を出力するス ピーカや音声を入力するマイク、各種情報を 表示するLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部、 種操作を行うためのキー操作部、各種情報 記憶するための記憶部等を設けることがで る。

 また、図1では、第1のアンテナ1をL字型の 線状とし、第2のアンテナ3を板状としている 、第1のアンテナ1及び第2のアンテナ3は、RF 号の受信/送信が可能な構造であればよく、 その周波数帯や形状、構造、材料等は特に限 定されない。また、第2のアンテナ用給電素 2は、図1の筐体形状において、その少なくと も一部が第2の筐体8に重なるように配置され かつ、第2のアンテナ3と容量的に結合可能 構造であればよく、その形状や構造、材料 は特に限定されない。

 また、無線回路5は、第1のアンテナ1又は 2のアンテナ3で受信したRF信号を復調し、図 示しないスピーカや表示部から出力する。ま た、図示しないマイクやキー操作部から入力 された信号を変調し、第1のアンテナ1又は第2 のアンテナ3からRF信号として出力する機能を 備える。

 また、筐体の形状検出部9は、第1の筐体7 第2の筐体8との組み合わせ形状を検出可能 構造であればよく、例えば、磁力を検出す センサ(ホールIC等)で構成してもよいし、電 抵抗や圧力、光等を検出するセンサで構成 てもよい。

 例えば、筐体の形状検出部9は、ホールIC 磁石の組み合わせで構成することができ、 1の筐体7と第2の筐体8とが重なる場合と重な らない場合の各々を検出できるように、第1 筐体7内にホールICを配置し、第2の筐体8内に 磁石を配置する。そして、第1の筐体7と第2の 筐体8とが重なる場合は、第1のアンテナ1が無 線回路5に高周波的に接続されるように切替 路4を動作させる制御信号を送出し、第1の筐 体7と第2の筐体8と重ならない場合は、第2の ンテナが無線回路5に高周波的に接続される うに切替回路4を動作させる制御信号を送出 する。

 次に、上記構成の携帯電話機の動作につ て説明する。

 図1に示すように、第1の筐体7と第2の筐体 8とが縦長と横長に配置された筐体形状をと 場合は、筐体の形状検出部9は、切替制御線1 0を介して切替回路4に第1の制御信号を送出し 、切替回路4は、第2のアンテナ用給電素子2と 無線回路5とが接続されるように接点の切り えを行う。これにより、第2のアンテナ3で励 振されるRF信号は、第2のアンテナ用給電素子 2と切替回路4とを介して無線回路5に送られて 処理される。従って、第2の筐体8に構成され 第2のアンテナ3と無線回路5とは直接接触は ないが、電気容量的に結合し、高周波的に 続され、第2のアンテナ3を利用して無線通 を行うことができる。

 また、図2に示すように、第1の筐体7と第2 の筐体8とが重なる筐体形状をとる場合は、 2の筐体8に配置された第2のアンテナ3は高周 的に無線回路5に接続されない状態となるた め、筐体の形状検出部9は、切替制御線10を介 して切替回路4に第2の制御信号を送出し、切 回路4は、第1のアンテナ1と無線回路5とが接 続されるように接点の切り替えを行う。これ により、第1のアンテナ1で励振されるRF信号 、切替回路4を介して無線回路5に送られて処 理される。

 このように、本実施例では、第1の筐体7 無線回路5と第2のアンテナ用給電素子2とを け、第2の筐体8に第2のアンテナ3を設けるこ により、筐体間を跨いで配置される配線で 続することなく、第2のアンテナ3と無線回 5とを高周波的に接続することができ、アン ナの配置の自由度を高めることができると に、アンテナ特性を改善することができる

 更に、第1の筐体7に第1のアンテナ1と筐体 の形状検出部9と切替回路制御線10とを設け、 筐体の組み合わせ形状が図2のように第2のア テナ3が動作しないような形状をとる場合に おいても、形状が異なることを形状検出部9 検出し、切替制御線10で接続された切替回路 4を制御して、第1のアンテナ1と無線回路5と 高周波的に接続させて第1のアンテナ1で励振 されるRF信号を処理することにより、安定し 無線通信を確保することができる。

 なお、上記では、第1の筐体7と第2の筐体8 とが重なった状態から縦長と横長に配置され た状態に変化する回転型の携帯電話機を例に して説明したが、本発明のアンテナ構造では 、第2のアンテナ3と無線回路5とを配線で直接 接続する必要がないため、様々な構造の携帯 電話機に適用することができる。

 例えば、図3は、第1の筐体7と第2の筐体8 が重なった状態からヒンジ構造により展開 た状態に変化する折畳型の携帯電話機にお て、第1の筐体7と第2の筐体8とを展開した状 を示している。このような構造においても 例えば、2つの筐体が展開した状態で、第2 アンテナ用給電素子2と第2のアンテナ3とが 接するように配置し、筐体の形状検出部9の 御により切替回路4が第2のアンテナ用給電 子2と無線回路5とを接続し、2つの筐体が重 った状態で、筐体の形状検出部9の制御によ 切替回路4が第1のアンテナ1と無線回路5とを 接続することにより、上記と同様の効果を得 ることができる。

 また、図4は、第1の筐体7と第2の筐体8と 重なった状態から平行移動した状態に変化 るスライド型の携帯電話機において、第2の 体8をスライドさせた状態を示している。こ のような構造においても、例えば、第2の筐 8をスライドさせた状態で、第2のアンテナ用 給電素子2と第2のアンテナ3とが近接するよう に配置し、筐体の形状検出部9の制御により 替回路4が第2のアンテナ用給電素子2と無線 路5とを接続し、2つの筐体が重なった状態で 、筐体の形状検出部9の制御により切替回路4 第1のアンテナ1と無線回路5とを接続するこ により、上記と同様の効果を得ることがで る。

 また、図5は、図1の第2の筐体8を上方へス ライドさせた状態を示している。このような 構造においても、第1の筐体7と第2の筐体8と 縦長と横長に配置された状態で、第2のアン ナ用給電素子2と第2のアンテナ3とが近接す ように配置することにより、上記と同様の 果を得ることができる。

 このように、基本的に図2のような筐体形 状をもち、図1、図3、図4、図5のような筐体 形状変化を伴うような携帯電話機において 切替回路4を制御して第1のアンテナ1又は第2 アンテナ3のどちらかを動作させることによ り、第1のアンテナ1の良好な特性が期待でき い場合でも、第2のアンテナ3を動作させる とができ、常に安定したアンテナ特性を得 ことができる。

 また、図1乃至図5では、第1のアンテナ1の 形状を、図6に示すような直線状又はL字状と たが、第1のアンテナ1は様々な形状に変形 能である。例えば、図7に示すように、第1の アンテナ1を、図1に示した第2のアンテナ3と 様の板状にすることができる。また、図8に すように、第1のアンテナ1をメアンダ状(ジ ザグ状)にすることもできる。また、図9に すように、第1のアンテナ1をループ状にする こともできる。更に、図10に示すように、第1 のアンテナ1を、板状アンテナに任意の切り みを入れた形状にすることもできる。

 また、図6乃至図10では、第1のアンテナ1 形状の変形例について述べたが、第2のアン ナ3及び第2のアンテナ用給電素子2について 同様に変形可能であり、第1のアンテナ1と 2のアンテナ3と第2のアンテナ用給電素子2の れぞれについて、アンテナ形状を任意に選 して組み合わせることができる。

 なお、上記実施例では、第1の筐体7及び 2の筐体8の2つの筐体を備える携帯電話機を にして説明したが、本発明は上記実施例に 定されるものではなく、複数の筐体を備え 携帯電話機に対して同様に適用することが きる。

 また、上記実施例では、本発明のアンテ 構造を携帯電話機に適用する場合について したが、複数の筐体を備え、各々の筐体に ンテナが配置される任意の無線通信端末に して同様に適用することができる。

 本発明は携帯電話機に限らず、筐体の組 合わせ形状が変化する構造を有する任意の 帯端末、例えば、PDA(Personal Digital Assistance) やノート型コンピュータ機器、ゲーム機など にも利用可能である。

 以上、本実施形態を参照して本発明を説 したが、本発明は上記実施形態に限定され ものではない。本発明の構成や詳細には、 発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が理 し得る各種の変形が可能である。

 この出願は、2007年12月20日に出願された 本出願特願2007-329172を基礎とする優先権を主 張し、その開示のすべてをここに取り込む。