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Title:
PRINT SIMULATION SYSTEM, PRINT SIMULATION METHOD AND PRINT MANAGEMENT SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/057687
Kind Code:
A1
Abstract:
The invention is related to a print simulation system, a print simulation method and a print management system that are provided with a display control device to carry out on a monitor screen a simulation display of the result of printing in such a way that a pattern obtained from printing pattern data is printed under a printing condition obtained from printing condition data. A display mode is available for a plurality of printing conditions as a simulation display mode by the display control device. The display modes are configured to divide one pattern into a plurality of regions and to print each divided region under each printing condition, so that the simulation displays are provided for such printing results, respectively. This makes the comparison of specific portions of a pattern with each other easier in the evaluation of color hues by simulating display of results of printing the pattern under different conditions on a monitor for comparison.

Inventors:
OZAKI IKUO (JP)
TAKEMOTO SHUICHI (JP)
TASAKA NORIFUMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/069743
Publication Date:
May 07, 2009
Filing Date:
October 30, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI HEAVY IND LTD (JP)
OZAKI IKUO (JP)
TAKEMOTO SHUICHI (JP)
TASAKA NORIFUMI (JP)
International Classes:
B41F33/02; B41F33/00; G06F3/12; G06T5/00; H04N1/387
Foreign References:
JP2001347645A2001-12-18
JP2005227897A2005-08-25
JPH04261856A1992-09-17
JP2007261092A2007-10-11
JP2005286653A2005-10-13
JPH03178267A1991-08-02
Other References:
See also references of EP 2210739A4
Attorney, Agent or Firm:
SANADA, Tamotsu (10-31 Kichijoji-honcho 1-chome,Musashino-sh, Tokyo 04, JP)
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Claims:
 モニタ装置と、印刷する絵柄データと印刷条件データとに基づいて、前記絵柄データの絵柄を前記印刷条件データの印刷条件で印刷した結果を前記モニタ装置のモニタ画面に模擬表示する表示制御装置とをそなえた、印刷模擬システムであって、
 前記表示制御装置による模擬表示モードとして、前記印刷条件が複数ある場合の表示モードであって、前記の一つの絵柄を複数の領域に分割し、前記絵柄データと前記各印刷条件とに基づいて、前記各分割領域に前記各印刷条件で印刷した結果をそれぞれ模擬表示する表示モードが設けられている
ことを特徴とする、印刷模擬システム。
 前記印刷条件は、印刷に使用する印刷機の発色特性を含み、
 前記印刷条件が複数ある場合の模擬表示モードとして、前記の印刷に使用する印刷機が複数ある場合の表示モードであって、前記絵柄を複数の領域に分割し、前記絵柄データと前記各印刷機の発色特性データとインキ供給量状態とに基づいて、前記各分割領域に前記各印刷機で印刷した結果をそれぞれ模擬表示する表示モードが含まれている
ことを特徴とする、請求項1記載の印刷模擬システム。
 前記印刷条件は、印刷時のインキ供給量状態を含み、
 前記印刷条件が複数ある場合の模擬表示モードとして、前記印刷時のインキ供給量状態が複数ある場合の表示モードであって、前記絵柄を複数の領域に分割し、前記絵柄データと前記印刷機の発色特性データと前記各インキ供給量状態とに基づいて、前記各分割領域に前記各インキ供給量状態で印刷した結果をそれぞれ模擬表示する表示モードが含まれている
ことを特徴とする、請求項1記載の印刷模擬システム。
 前記絵柄を複数の領域に分割し前記モニタ画面に表示する際に、前記複数の領域が前記モニタ画面の横方向に並ぶようにする縦分割と、前記複数の領域が前記モニタ画面の縦方向に並ぶようにする横分割とを、選択可能に構成されている
ことを特徴とする、請求項1~3の何れか1項に記載の印刷模擬システム。
 前記絵柄を複数の領域に分割し前記モニタ画面に表示する際に、前記の縦分割及び横分割の個所を、前記モニタ画面の任意の横方向個所又は任意の縦方向個所に設定可能に構成されている
ことを特徴とする、請求項4記載の印刷模擬システム。
 前記表示制御装置による模擬表示モードとして、前記印刷条件が複数ある場合の表示モードであって、前記モニタ画面を複数に分割すると共に、前記絵柄の内から表示部分を選定して、前記分割した各画面領域に、前記選定した表示部分について前記各印刷条件で印刷した結果をそれぞれ模擬表示する表示モードが設けられている
ことを特徴とする、請求項1~5の何れか1項に記載の印刷模擬システム。
 前記表示制御装置による前記絵柄の内からの前記表示部分を選定するための表示部分選定情報を入力する選定情報入力部を備え、
 前記選定情報入力部を通じた選定モードとして、分割した前記各画面領域に対してそれぞれ同一の前記表示部分を選定する選定モードと、分割した前記各画面領域に対してそれぞれ固有の前記表示部分を選定する選定モードとが設けられている
ことを特徴とする、請求項6記載の印刷模擬システム。
 前記画面を複数の領域に分割する際に、前記複数の領域が前記モニタ画面の横方向に並ぶようにする縦分割と、前記複数の領域が前記モニタ画面の縦方向に並ぶようにする横分割とを、選択可能に構成されている
ことを特徴とする、請求項6又は7記載の印刷模擬システム。
 前記画面を複数の領域に分割する際に、前記の縦分割及び横分割の個所を、前記モニタ画面の任意の横方向個所又は任意の縦方向個所に設定可能に構成されている
ことを特徴とする、請求項8記載の印刷模擬システム。
 前記表示制御装置による前記モニタ画面への表示モードとして、
 前記印刷条件の一つであるインキ供給量状態を調整するためのインキ供給量調整スイッチを前記モニタ画面に表示すると共に、前記インキ供給量調整スイッチを用いた前記インキ供給量状態の変更操作に応じて、前記モニタ画面に模擬表示する印刷結果を、前記の変更したインキ供給量状態に応じたものに変更しうるインキ供給量調整モードを有している
ことを特徴とする、請求項1~9の何れか1項に記載の印刷模擬システム。
 請求項1~10の何れか1項に記載の印刷模擬システムを組み込んだ印刷管理システムであって、
 前記表示制御装置の表示モードとして、前記モニタ画面に、前記絵柄データを含んだ製版データと該製版データに基づく印刷を行なう印刷機に関するデータとを対応させた製版リストを表示する製版リスト表示モードを備え、
 前記製版リストには、前記製版データに対応した前記絵柄データがサムネイル画像で添付表示され、
 前記サムネイル画像を指定操作することによって、前記表示制御装置の表示モードが前記模擬表示モードに切り替えられるように構成されている
ことを特徴とする、印刷管理システム。
 印刷する絵柄データと印刷条件データとに基づいて、前記絵柄データの絵柄を前記印刷条件データの印刷条件で印刷した結果をモニタ画面に模擬表示する、印刷模擬方法であって、
 前記模擬表示を行なう模擬表示モードとして、前記印刷条件が複数ある場合の表示モードであって、前記の一つの絵柄を複数の領域に分割し、前記絵柄データと前記各印刷条件とに基づいて、前記各分割領域に前記各印刷条件で印刷した結果をそれぞれ模擬表示する表示モードが設けられている
ことを特徴とする、印刷模擬方法。
Description:
印刷模擬システム及び印刷模擬 法並びに印刷管理システム

 本発明は、実際に印刷を行なうことなく 刷開始前に印刷条件を事前設定するために いて好適のシステム及び方法であって、印 結果を印刷条件に応じてシミュレーション て画像表示する、印刷模擬システム及び印 模擬方法並びに印刷管理システムに関する のである。

 新聞輪転機等のオフセット印刷を始めと て、刷版を作成し印刷胴を用いて刷版に応 て印刷用インキを印刷用紙等の印刷対象に 写して印刷を行なう印刷技術では、印刷対 に転写供給するインキの量を調整すること 、印刷物の色調(色合い)を変化させること でき、通常は、印刷オペレータが実際に印 した印刷物(つまり、印刷結果)を視認しなが ら、印刷色調が要求(色見本)に合うようにイ キ供給量を手動調整する。

 この場合、インキ供給量が適切になるま の印刷物は適正品とはならず、例えば損紙 称される不適正な印刷物として廃棄せざる 得ない。もちろん、通常は、実際の印刷(本 刷り)の前の印刷機の調整段階で、本刷り時 りも低速で印刷機を運転しながら得られる 刷結果に基づいてインキ供給量を調整して くことにより、不適正な印刷物の部数を抑 することはできるが、紙やインキといった 刷紙材の無駄や印刷完了までの印刷時間の 加を招くことに変わりはない。

 一方、近年、パーソナルコンピュータ(以 下、パソコンという)の普及に伴って、イン ジェットプリンタや電子写真印刷機の一種 あるレーザプリンタといった、いわゆるプ ンタと称されている、刷版を用いない印刷 が普及している。このようなプリンタは、 般にパソコンに接続されて使用され、パソ ンのモニタディスプレイ(以下、モニタとい )の表示した画像をプリンタで印刷する場合 が多い。プリンタにより印刷する色の状態を 補正する場合にも、パソコンのモニタ表示を 参照して補正することができる。

 しかし、モニタ上の色再現はレッド,グリ ーン,ブルー(以下、R,G,Bと略記する)の3原色光 の加法混色であり、それらの3原色の純度は く色再現が良いのに対して、プリンタによ 色再現はシアン,マゼンタ,イエロー(以下、C, M,Yと略記する)の3原色インクの減法混色であ 、モニタに比べて色再現範囲は狭い。この め、プリンタにより再現された色がモニタ に再現された色とは異なる場合が多く、パ コンのモニタ表示を参照して色再現状態を 正しても、プリンタにより印刷された色は の補正に対応したものではないことが多い このため、パソコンのモニタ表示を参照し だけではプリンタにより印刷する色の状態 適切に補正することはできない。

 これに対して、特許文献1には、表示装置 (モニタ)に表示した原画像データに対して画 出力装置(プリンタ)が再現できる色範囲内 色を割り当てる処理を行ない、表示用色補 マッピングテーブルを使い、画像出力装置 出力するであろう仮の出力画像を作成し、 れを表示装置に表示して、仮の出力画像と 画像を見比べることにより、どのように出 (印刷)されるかを事前に知ることができるよ うにした技術が記載されている(段落0008)。こ れにより、画像出力装置の色特性変化に対応 して精確な色補正を行なうことができ、また 、プリントする前に、プリント画像を表示装 置に表示することにより、原画との色合わせ を簡単に行なうことができる(段落0067)。

 また、特許文献2には、同じ画像データに 基づいて、モニタによって出力した表示画像 とプリンタによって出力したプリント画像と の色差に基づく補正値を取得して、モニタで 再現される色を、プリンタによるプリントで 再現される色に近づけるべく、補正値を用い て、アプリケーションより受け取った原画像 データを変換し、変換された原画像データに 基づいてモニタによる画像表示を行なう技術 が記載されている(要約,請求項1,段落0014,0056~0 061)。この場合、モニタには、原画像データ よる画像と、色調変換処理部で変換された 像データに基づく補正画像とが表示される( 約、段落0061)。

 これにより、色空間の異なる2つの画像出 力装置(つまり、カラーディスプレイとプリ タ)の一方の装置において、他方の装置で再 される色に合わせた画像形成を行なうこと 可能となり(段落0075)、さらに、モニタ上の 光色とカラー印刷物上の表示色とを光学セ サを用いて測色して、均等色空間で色差を めることによってモニタ上に描画させた画 の色再現を、プリンタのそれに合わせるべ 画像処理を施し、色調整することで、両者 カラーマッチングさせることができるよう なる(段落0076)。

 なお、特許文献2の場合には、モニタに、原 画像データによる画像と補正画像とを並べて 表示することにより、両画像を対比できるよ うにしている(特許文献2の図12参照)。
 色空間の異なる2つの画像を対比する場合と は限らないが、このように2つの画像をモニ に対比して表示する場合、特許文献2のよう 、対比すべき2つの画像をそれぞれ独立させ 左右に或いは上下に対等に並べて表示するこ とが最も一般的である(特許文献3の図3、特許 文献4の図2,図4、特許文献5の図14参照)。

特開平7-87345号公報

特開平11-4353号公報

特開2000-298467号公報

特開2005-91430号公報

特許第3890211号公報

 ところで、特許文献1,2の技術によれば、プ ンタにより印刷する画像を、印刷前にモニ に精度よく表示することで、印刷画像を事 に補正することができるが、かかる技術は 刷版を用いた印刷機にも適用可能と考えら る。
 しかしながら、刷版を用いた印刷機の場合 より高精度な印刷色調が要求されることも り、従来の技術による印刷画のモニタ表示 態では、印刷画像を事前に補正する際に、 精度に色調を補正することが難しい場合が る。

 つまり、特許文献2~5に記載のように、対比 べき2つの画像をそれぞれ独立させ左右に或 いは上下に対等に並べて表示すると、画像の 絵柄全体について対比するには都合がよいが 、画像の絵柄の特定部分について局部的に色 調を比較するには必ずしも都合の良い表示で はない。
 印刷物の色調を制御する場合、印刷物の絵 の特定部分について色調を目標状態(例えば 、色見本)に合わせたい場合が多く、対比す き2つの画像をそれぞれ独立させて並べて表 したのでは、互いの絵柄の特定部分どうし 離隔する上に、特定部分の周囲には他の絵 部分が存在するため、目視による対比では 調の微妙な相違を検出し難い。

 本発明はこのような課題に鑑み案出され もので、異なる印刷条件で絵柄を印刷した 果をモニタに対比して模擬表示して印刷を なうことなく色調を評価できるようにする のにおいて、絵柄の特定部分どうしの比較 より容易に行なうことができるようにして より高精度に印刷色調を調整することがで るようにした、印刷模擬システム及び印刷 擬方法並びに印刷管理システムを提供する とを目的とする。

 上記目的を達成するために、本発明の印 模擬システムは、モニタ装置と、印刷する 柄データと印刷条件データとに基づいて、 記絵柄データの絵柄を前記印刷条件データ 印刷条件で印刷した結果を前記モニタ装置 モニタ画面に模擬表示する表示制御装置と そなえた、印刷模擬システムであって、前 表示制御装置による模擬表示モードとして 前記印刷条件が複数ある場合の表示モード あって、前記の一つの絵柄を複数の領域に 割し、前記絵柄データと前記各印刷条件と 基づいて、前記各分割領域に前記各印刷条 で印刷した結果をそれぞれ模擬表示する表 モードが設けられていることを特徴として る。

 前記印刷条件は、印刷に使用する印刷機 発色特性を含み、前記印刷条件が複数ある 合の模擬表示モードとして、前記の印刷に 用する印刷機が複数ある場合の表示モード あって、前記絵柄を複数の領域に分割し、 記絵柄データと前記各印刷機の発色特性デ タとインキ供給量状態とに基づいて、前記 分割領域に前記各印刷機で印刷した結果を れぞれ模擬表示する表示モードが含まれて ることが好ましい。

 これによれば、分割された領域間では、 なる印刷機の各発色特性で印刷した結果が いに離隔することなく連続的に表示される とになり、異なる印刷機での色の状態をよ 容易に比較することができるようになり、 り高精度に印刷色調を調整することができ ようになる。

 或いは、前記印刷条件は、印刷時のイン 供給量状態を含み、前記印刷条件が複数あ 場合の模擬表示モードとして、前記印刷時 インキ供給量状態が複数ある場合の表示モ ドであって、前記絵柄を複数の領域に分割 、前記絵柄データと前記印刷機の発色特性 ータと前記各インキ供給量状態とに基づい 、前記各分割領域に前記各インキ供給量状 で印刷した結果をそれぞれ模擬表示する表 モードが含まれていることが好ましい。

 これによれば、分割された領域間では、 なるインキ供給量状態で印刷した結果が互 に離隔することなく連続的に表示されるこ になり、インキ供給量を変更した際の色の 態をより容易に比較することができるよう なり、より高精度に印刷色調を調整するこ ができるようになる。

 また、前記絵柄を複数の領域に分割し前 モニタ画面に表示する際に、前記複数の領 が前記モニタ画面の横方向に並ぶようにす 縦分割と、前記複数の領域が前記モニタ画 の縦方向に並ぶようにする横分割とを、選 可能に構成されている。

 これによれば、絵柄を複数の領域に分割 る際に、複数の領域がモニタ画面の横方向 並ぶようにする縦分割と、複数の領域がモ タ画面の縦方向に並ぶようにする横分割と 、適宜選択することにより、上記の異なる 刷条件での色の状態の比較をより適切に行 うことが可能になる。

 この場合、前記絵柄を複数の領域に分割 前記モニタ画面に表示する際に、前記の縦 割及び横分割の個所を、前記モニタ画面の 意の横方向個所又は任意の縦方向個所に設 可能に構成されていることが好ましい。

 これによれば、縦分割及び横分割の個所 、モニタ画面の任意の横方向個所又は任意 縦方向個所に設定できるので、上記の異な 印刷条件での色の状態の比較を最適な箇所 行なうことが可能になり、色の比較をより 切に行なうことが可能になる。

 また、前記表示制御装置による模擬表示 ードとして、前記印刷条件が複数ある場合 表示モードであって、前記モニタ画面を複 に分割すると共に、前記絵柄の内から表示 分を選定して、前記分割した各画面領域に 前記選定した表示部分について前記各印刷 件で印刷した結果をそれぞれ模擬表示する 示モードが設けられていることが好ましい

 これによれば、印刷条件が複数ある場合 表示モードとして、モニタ画面を複数に分 し、分割した各画面領域に、絵柄の内から 定した表示部分について各印刷条件で印刷 た結果をそれぞれ模擬表示する表示モード 設けられているので、さまざまな表示形態 、異なる印刷条件での色の状態を比較する とができる。

 この場合、前記表示制御装置による前記 柄の内からの前記表示部分を選定するため 表示部分選定情報を入力する選定情報入力 を備え、前記選定情報入力部を通じた選定 ードとして、分割した前記各画面領域に対 てそれぞれ同一の前記表示部分を選定する 定モードと、分割した前記各画面領域に対 てそれぞれ固有の前記表示部分を選定する 定モードとが設けられていることが好まし 。

 これによれば、分割した各画面領域に対 てそれぞれ同一の表示部分を選定して表示 れば、絵柄の表示部分全体を比較しながら 異なる印刷条件での色の状態を比較するこ ができる。また、分割した各画面領域に対 てそれぞれ固有の表示部分を選定して表示 れば、より様々な態様で、異なる印刷条件 の色の状態を比較することができる。

 また、前記画面を複数の領域に分割する に、前記複数の領域が前記モニタ画面の横 向に並ぶようにする縦分割と、前記複数の 域が前記モニタ画面の縦方向に並ぶように る横分割とを、選択可能に構成されている とが好ましい。

 これによれば、画面を複数の領域に分割 る際に、複数の領域がモニタ画面の横方向 並ぶようにする縦分割と、複数の領域がモ タ画面の縦方向に並ぶようにする横分割と 、適宜選択することにより、上記の異なる 刷条件での色の状態の比較をより適切に行 うことが可能になる。

 この場合、前記画面を複数の領域に分割 る際に、前記の縦分割及び横分割の個所を 前記モニタ画面の任意の横方向個所又は任 の縦方向個所に設定可能に構成されている とが好ましい。

 これによれば、画面を複数の領域に縦分 或いは横分割する際の分割個所を、モニタ 面の任意の横方向個所又は任意の縦方向個 に設定できるので、上記の異なる印刷条件 の色の状態の比較を最適な箇所で行なうこ が可能になり、色の比較をより適切に行な ことが可能になる。

 さらに、前記表示制御装置による前記モ タ画面への表示モードとして、前記印刷条 の一つであるインキ供給量状態を調整する めのインキ供給量調整スイッチを前記モニ 画面に表示すると共に、前記インキ供給量 整スイッチを用いて前記インキ供給量状態 変更操作に応じて、前記モニタ画面に模擬 示する印刷結果を、前記の変更したインキ 給量状態に応じたものに変更しうるインキ 給量調整モードを有していることが好まし 。

 これによれば、インキ供給量調整モード 用いて、インキ供給量調整スイッチをモニ 画面に表示し、このインキ供給量調整スイ チを用いてインキ供給量状態を変更操作す ば、これに応じて、モニタ画面に模擬表示 る印刷結果が、変更したインキ供給量状態 応じたものに変更されるので、模擬表示画 を参照しながら最適なインキ供給量を探し すことが可能になる。

 本発明の印刷管理システムは、上記の印 模擬システムを組み込んだ印刷管理システ であって、前記表示制御装置の表示モード して、前記モニタ画面に、前記絵柄データ 含んだ製版データと該製版データに基づく 刷を行なう印刷機に関するデータとを対応 せた製版リストを表示する製版リスト表示 ードを備え、前記製版リストには、前記製 データに対応した前記絵柄データがサムネ ル画像で添付表示され、前記サムネイル画 を指定操作することによって、前記表示制 装置の表示モードが前記模擬表示モードに り替えられるように構成されていることを 徴としている。

 本発明の印刷模擬方法は、印刷する絵柄 ータと印刷条件データとに基づいて、前記 柄データの絵柄を前記印刷条件データの印 条件で印刷した結果をモニタ画面に模擬表 する、印刷模擬方法であって、前記模擬表 を行なう模擬表示モードとして、前記印刷 件が複数ある場合の表示モードであって、 記の一つの絵柄を複数の領域に分割し、前 絵柄データと前記各印刷条件とに基づいて 前記各分割領域に前記各印刷条件で印刷し 結果をそれぞれ模擬表示する表示モードが けられていることを特徴としている。

 本発明の印刷模擬システム又は印刷模擬 法によれば、印刷する絵柄データと印刷条 データとに基づいて、この絵柄データの絵 をこの印刷条件データの印刷条件で印刷し 結果をモニタ画面に模擬表示する際に、印 条件が複数ある場合の表示モードとして、 つの絵柄を複数の領域に分割し、各分割領 に各印刷条件で印刷した結果をそれぞれ模 表示することにより、分割された領域間で 、異なる印刷条件で印刷した結果が互いに 隔することなく連続的に表示されることに り、異なる印刷条件での色の状態をより容 に比較することができるようになり、より 精度に印刷色調を調整することができるよ になる。

 本発明の印刷管理システムによれば、表 モードを、絵柄データを含んだ製版データ この製版データに基づく印刷を行なう印刷 に関するデータとを対応させた製版リスト 表示する製版リスト表示モードとして、製 リストに製版データに対応して添付表示さ た絵柄データのサムネイル画像を指定操作 ることによって、表示モードを模擬表示モ ドに切り替えられることができ、製版処理 はじめとした印刷管理を行ないながら、発 状態の確認やインキ供給量の事前調整等を なうことができる。

本発明の一実施形態にかかる印刷模擬 ステム及び印刷管理システムの機能構成を すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷模擬 ステム及び印刷管理システムのハード構成 示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷模擬 ステムによるモニタ画面に印刷絵柄を模擬 示する例を示す図である。 図4(a)~図4(g)は何れも本発明の一実施形 にかかる印刷模擬システムによるモニタ画 の表示のうちのメニューバーの各メニュー 内容を示す説明図である。 図5(a)~図5(c)は何れも本発明の一実施形 にかかる印刷模擬システムによるモニタ画 に印刷絵柄を模擬表示する例を示す図であ 、図5(a),図5(b)は絵柄の部分表示状態を示し 図5(c)は絵柄の全表示状態を示す。 図6(a)~図6(c)は何れも本発明の一実施形 にかかる印刷模擬システムによるモニタ画 に印刷絵柄を縦分割で模擬表示する例を示 図であり、図6(a)~図6(c)はそれぞれ分割数の なる表示例を示す。 図7(a)~図7(c)は何れも本発明の一実施形 にかかる印刷模擬システムによるモニタ画 に印刷絵柄を横分割で模擬表示する例を示 図であり、図7(a)~図7(c)はそれぞれ分割数の なる表示例を示す。 図8(a)~図8(c)は何れも本発明の一実施形 にかかる印刷模擬システムによるモニタ画 を縦分割してそれぞれに印刷絵柄を部分的 模擬表示する例を示す図であり、図8(a)~図8( c)はそれぞれ分割数の異なる表示例を示す。 図9(a)~図9(c)は何れも本発明の一実施形 にかかる印刷模擬システムによるモニタ画 を横分割してそれぞれに印刷絵柄を部分的 模擬表示する例を示す図であり、図9(a)~図9( c)はそれぞれ分割数の異なる表示例を示す。 図10(a)~図10(c)は何れも本発明の一実施 態にかかる印刷模擬システムによるモニタ 面に印刷絵柄を表示しながら、インキ供給 を模擬調整する状態を説明する図であり、 10(a)は模擬表示画面を示し、図10(b)は模擬表 示にインキ供給量調整ボタンを重畳表示した 画面を示し、図10(c)はインキ供給量調整ボタ のみを取り出して示す。 本発明の一実施形態にかかる印刷管理 システムによるモニタ画面に製版リストを表 示する例を示す図である。 図12(a),図12(b)は何れも本発明の一実施 態にかかる印刷管理システムによるモニタ 面に製版リストを表示して検索を行なう操 を説明する図であり、図12(a)は製版リスト の操作項目を示し、図12(b)は検索結果の製版 リストを示す。 図13(a)~図13(e)は何れも本発明の一実施 態にかかる印刷管理システムによるモニタ 面に製版リストを表示して削除禁止を行な 操作を説明する図であり、図13(a),図13(c),図1 3(d)は製版リスト中の操作項目を示し、図13(b) ,図13(e)は確認画面を示す。 図14(a)~図14(g)は何れも本発明の一実施 態にかかる印刷管理システムによるモニタ 面に製版リストを表示し、色補正値を行な 操作を説明する図であり、図14(a)は製版リ ト中に色補正値コピー画面を重畳表示した 態を示し図、図14(b)は色補正値コピーの指令 に用いるサムネイル画像を示し、図14(c)~図14( f)は色補正値コピー画面確認画面を示し、図1 4(g)は色変換の指令に用いるサムネイル画像 示す図を示す。 本発明の一実施形態の変形例にかかる 印刷模擬システムによるモニタ画面に印刷絵 柄を縦分割で模擬表示する例を示す図である 。

符号の説明

 1 CPU
 2 RAM
 3 ROM
 4 入出力インタフェイス(I/F)
 5 ハードディスクドライブ(HDD)
 6 表示制御装置(表示制御部)
 6A 製版リスト画像制御部
 6B 印刷模擬画像制御部
 7 キーボード
 8 マウス
 9 バス
 10A モニタ画面
 10 モニタ装置
 11 コンピュータ本体
 12 印刷機
 13 指令情報出力部
 20 印刷絵柄の画像
 21a~21c 単一表示モード(通常モード)の絵柄( 面)の画像
 22a~22c,24a 比較表示モードで絵柄を縦分割さ れた絵柄(紙面)の画像
 23a~23c,25a 比較表示モードで絵柄を横分割さ れた絵柄(紙面)の画像
 24b,24c 比較表示モードで画像を縦分割され 絵柄(紙面)の画像
 25b,25c 比較表示モードで画像を横分割され 絵柄(紙面)の画像
 26 インキ供給量調整スイッチを重畳表示さ れる絵柄(紙面)の画像
 27 インキ供給量調整スイッチ
 28a 絵柄(紙面)の縦方向の分割線
 28b 絵柄(紙面)の横方向の分割線
 28c,28m,28y,28k カラーパッチ
 29a 画像の縦線
 29b 画像の横線
 30 メニューバー 40 製版リスト

 以下、図面により、本発明の実施の形態に いて説明する。
 図1~図14(g)は本発明の一実施形態に係る印刷 模擬システム及び印刷管理システムを示すも ので、これらの図に基づいて説明する。

[装置構成]
 本実施形態では、印刷模擬システムは印刷 理システムに組み込まれて構成されている 印刷管理システムの主なハード構成として 、図2に示すように、各種の演算を行なうCPU 1と、RAM2と、ROM3と、入出力インタフェイス(I/ F)4と、ハードディスクドライブ(HDD)5と、表示 制御装置(表示制御部)6と、キーボード7と、 ウス8と、これらを接続するバス9とを備え、 さらに、表示制御装置2に接続されてモニタ 面10Aを備えたモニタ装置10を備えている。な お、CPU1,RAM2,ROM3,入出力インタフェイス4,ハー ディスクドライブ5,表示制御装置6は、コン ュータ本体11として備えられている。

 次に、印刷模擬システム及び印刷管理シ テムの機能構成を説明すると、図1に示すよ うに、印刷管理システムは、コンピュータ本 体11の機能要素を中心に構成され、表示制御 置6の機能要素として備えられた製版リスト 画像制御部6A及び印刷模擬画像制御部6Bと、 力された各種指令情報に基づいて、印刷機12 に指令情報を出力する指令情報出力部13とを なえている。

 製版リスト画像制御部6A及び印刷模擬画像 御部6Bでは、入出力インタフェイス4を介し 入力された、印刷の絵柄データを含む製版 ータと印刷条件データと、製版リスト画像 び印刷模擬画像を参照して入力された各種 令情報に基づいて、製版リスト画像及び印 模擬画像を変更又は生成する。
 なお、ここでは、印刷を模擬する対象とな 印刷機が新聞輪転機である場合を例に説明 る。したがって、印刷する絵柄については 紙面とも称することにする。

 また、本発明の印刷条件とは、使用する 刷機の情報、印刷に使用する資材情報(例え ば、印刷用紙の種類や使用するインキの種類 )、インキの供給量情報等を示すが、本実施 では、インキ供給量情報と、その他の印刷 件とを分けて、その他の印刷条件について に「印刷条件」と称する。

[表示制御]
 モニタ装置10のモニタ画面10Aに画像を表示 るモードとして、製版リスト画像制御部6Aに より生成した製版リスト画像を表示する製版 リスト表示モードと、印刷模擬画像制御部6B より生成した印刷模擬画像を表示する模擬 示モードと、をそなえており、本実施形態 場合、模擬表示モードの選択は、製版リス 表示モードにより表示される製版リスト画 から選択操作できるようになっているが、 ず、印刷模擬の表示に関して説明する。

(印刷模擬画像)
 印刷模擬画像とは、指定された印刷絵柄を 指定された印刷機によって、指定された印 条件で印刷を行なった場合の発色状態を、 際の印刷によらずに、モニタ画面10A上に模 表示(シミュレーション表示)する画像であ 。

 指定された印刷機によって指定された印刷 行なった場合の発色状態を模擬表示するた には、指定された印刷絵柄の情報と、印刷 件としての指定された印刷機の発色特性情 と、印刷条件としての資材情報(例えば、印 刷用紙の種類や使用するインキの種類)及び ンキの供給量等とが必要になる。
 印刷絵柄の情報は、製版データから得るこ ができ、新聞輪転機の場合、この製版デー (版情報)は、紙面付日,折機情報(使用印刷ユ ニット情報を含む),版情報,頁情報等とリンク されて入力される。

 また、印刷機の発色特性情報は、例えば インキ供給量(インキ濃度)と発色値との関 であり、印刷特性プロファイルと称される この印刷特性プロファイルは、絵柄データ( えば、c,m,y,k製版データ等)と発色値(L*,a*,b* の色座標値,R(λ)分光反射率,或いはRGBI反射濃 度)との関係を記述したデータベースであり 各印刷機の印刷部(印刷ユニット)に固有のも のであり、以下のようにして予め求めておい たものを取得すればよい。

 つまり、対象の印刷部に、走行する印刷 紙(ウェブ)の印刷部分の絵柄の発色状態で る各色の発色値の実際値(実発色値)を検出す る色調計測センサ(発色状態検出部、発色値 出手段)を設け、特性を検出するための網点 積率等が既知の特性検出用絵柄を所定のイ キ厚で印刷すれば、各インキ供給量とこれ 対応した発色値との関係を求めることがで 、印刷機の発色特性情報を得ることができ 。

 なお、発色値とは、発色状態を示す値で り、I,R,G,Bの各濃度値やL*,a*,b*(Labとも記載す る)等の色座標値や分光スペクトル値R(λ)を用 いることができ、例えば、I,R,G,Bの各濃度を 色値とすればIRGB濃度計を色調計測センサと て用いることができ、Lab等の色座標値を発 値とすれば色座標センサを色調計測センサ して用いることができ、分光スペクトル値R (λ)を発色値とすれば分光スペクトル計測器 色調計測センサとして用いることができ、 調計測センサには、発色状態を計測できる のであれば種々のものを適用できる。

 このように、印刷対象の絵柄と、印刷に いる印刷機(印刷部)の発色特性とがわかれ 、印刷対象の絵柄を印刷に用いる特定の印 機で印刷した場合の発色を、モニタ画面10A に模擬表示することが可能になる。また、 細は後述するが、選択した絵柄の模擬表示 、選択した印刷機(印刷部)と、指定するイン キ供給状態に応じて行ない、しかも、複数の 印刷条件[複数の印刷機(印刷部)や異なるイン キ供給状態]で、対比表示できるようになっ いる。

 なお、特定の印刷機の発色特性に応じて ニタ画面10A上に絵柄を模擬表示しても、モ タ10自身の発色特性によって、モニタ画面10 A上の画像は実際の印刷物とは異なるものに るが、これを解消或いは軽減するには例え 、予め、モニタ画面10Aの発色特性を例えば 記特許文献1,2等に記載された公知の手法を いて取得して、この発色特性を考慮して模 表示データを補正すればよい。ただし、こ 模擬印刷表示の場合、モニタ画面10A上だけ 発色を評価する手法を用いることを前提と ているので、こうしたモニタ画面10Aの発色 性を考慮した模擬表示データの補正は必須 はない。

 ここで、モニタ画面10A上に模擬表示する場 の更に詳細な表示モードを説明する。
 モニタ画面10A上には、印刷を模擬した結果 表示されるが、この印刷を模擬した表示と ては、選択された絵柄を単一の印刷条件で 示する単一表示モードと、選択された絵柄 複数の印刷条件で並列に表示する比較表示 ードと、をそなえている。
 この印刷模擬表示画面には、図3に示すよう に、模擬表示する印刷絵柄の画像20の上部に ニューバー30が表示されるようになってお 、メニューバー30には、「表示」,「比較」, 表示モード」,「画像選択」,「Dry/Wet」,「濃 度変更」,及び「印刷条件」の各メニューボ ンが表示される。

 図4(a)に示す「表示」のボタンは、単一表 示モードを選択する場合に用いる。図4(b)に す「比較」のボタンは比較表示モードを選 する場合に用いる。図4(c)に示す「表示モー 」のボタンは、比較表示モードを選択した 合に、比較表示の更なる表示種類を選択す ために用いる。図4(d)に示す「画像選択」の ボタンは、「表示モード」で更なる表示種類 を選択した後に、表示すべき画像を選択する ために用いる。図4(e)に示す「Dry/Wet」のボタ は、印刷後のドライダウンを考慮し、イン 転写直後のインキ乾燥前の状態Wetを模擬表 するかインキ乾燥後の状態Dryを模擬表示す かを選択するために用いる。図4(f)に示す「 濃度変更」のボタンは、模擬表示画像のイン キ濃度(インキ供給量)を変更するために用い 。図4(g)に示す「印刷条件」のボタンは、印 刷条件を指定するために用いる。

 このうち、単一表示モードを選択するに 、図4(b)に示すように、予め「比較」のボタ ンを指定し詳細メニューを出して通常モード を指定した上で、図4(a)に示すように、「表 」のボタンを指定する。これにより、詳細 ニューとして、紙面の上部のみを表示する 定を行なう△マークと、紙面の下部のみを 示する指定を行なう▽マークと、紙面の全 を表示する指定を行なう全紙面マークと、 示する画面をA画面にするかB画面にするか選 択するためのAマーク,Bマーク(スプリット)と プルダウン表示される。本実施形態の場合 印刷機は新聞輪転機であり、版胴は倍胴と っており、2種類の絵柄が印刷でき、通常は Aマークを指定し2種類とも同じ絵柄とするが 2種類の異なる絵柄で印刷する(スプリット )場合はBマークを指定する。

 そして、Aマーク又はBマークを指定した で、△マーク,▽マーク,全紙面マークの何れ かを指定する。ここで、△マークを指定する と、図5(a)に符号21aを付して示すように、紙 の上部のみが表示され、▽マークを指定す と、図5(b)に符号21bを付して示すように、紙 の下部のみが表示され、全紙面マークを指 すると、図5(c)に符号21cを付して示すように 、紙面の全部が表示される。これにより、単 一表示モードにおいて、絵柄の全てを表示す る全表示と、絵柄の一部を選択して表示する 部分表示とを選定することができる。

 さらに、比較表示モードを選択するには、 4(b)に示すように、予め「比較」のボタンを 指定し詳細メニューをプルダウン表示する。 詳細メニューには、上記の通常モードを指定 する「通常」のメニューボタンのほかに、「 縦比較2」,「縦比較3」,「縦比較4」及び「横 較2」,「横比較3」,「横比較4」の各メニュ ボタンが表示される。
 「縦比較2」,「縦比較3」,「縦比較4」は、 れぞれモニタ画面の画像が横方向に並ぶよ に、縦線で縦分割して比較可能に表示する 示モードであり、「縦比較2」は2つに縦分割 することを、「縦比較3」は3つに縦分割する とを、「縦比較4」は4つに縦分割すること 、それぞれ指定する。

 一方、「横比較2」,「横比較3」,「横比較4 は、それぞれモニタ画面10Aの画像が縦方向 並ぶように、横線で横分割して比較可能に 示する表示モードであり、「横比較2」は2つ に横分割することを、「横比較3」は3つに横 割することを、「横比較4」は4つに横分割 ることを、それぞれ指定する。
 ただし、これらの比較表示については、「 示モード」の選択によって、異なる態様で 示がなされるようになっている。

 つまり、図4(c)に示すように、「表示モード 」のボタンを指定し詳細メニューをプルダウ ン表示する。詳細メニューには、「全画面」 ,「同一場所」,「フリー」の各メニューボタ が表示される。
 「全画面」のメニューボタンは、モニタ画 10Aの画面全体に1つの絵柄(紙面)を表示する ードを選択するためのものである。したが て、上記の「比較」メニューの中の「縦比 2」,「縦比較3」,「縦比較4」,「横比較2」, 横比較3」,「横比較4」の何れかに分割表示 定された条件下で、この「全画面」を選択 ると、1つの絵柄(紙面)が縦線又は横線によ 所定数(ここでは、2,3,4の何れか)の領域に分 され、それぞれの部分に指定された印刷条 やインキ供給量で印刷した場合を表示する とができる。

 換言すれば、この「全画面」を選択すれ 、絵柄(紙面)自体を複数の領域に分割しモ タ画面10Aに表示することができ、このとき 分割の態様として、所定数(ここでは、2,3,4 何れかの数)に分割された複数の領域が、モ タ画面10Aの横方向に並ぶようにする縦分割 、モニタ画面10Aの縦方向に並ぶようにする 分割とを、選択しうることになる。

 したがって、「全画面」を選択した上で 「縦比較2」を選択すれば、図6(a)に符号22a 付して示すように1つの絵柄(紙面)が縦方向 分割線28aで2つに分割して表示され、「縦比 3」を選択すれば、図6(b)に符号22bを付して すように1つの絵柄(紙面)が縦方向の分割線28 aで3つに分割して表示され、「縦比較4」を選 択すれば、図6(c)に符号22cを付して示すよう 、又は、図8(a)に符号24aを付して示すように 1つの絵柄(紙面)が縦方向の分割線28a又は縦 29aで4つに分割して表示される。

 また、「全画面」を選択した上で、「横 較2」を選択すれば、図7(a)に符号22aを付し 示すように1つの絵柄(紙面)が横方向の分割 28bで2つに分割して表示され、「横比較3」を 選択すれば、図7(b)に符号22bを付して示すよ に1つの絵柄(紙面)が横方向の分割線28bで3つ 分割して表示され、「横比較4」を選択すれ ば、図7(c)に符号22cを付して示すように、又 、図9(a)に符号25aを付して示すように,1つの 柄(紙面)が横方向の分割線28b又は横線29bで4 に分割して表示される。

 なお、分割線28a,28bは境界を示すために図示 したもので、実際には線として画像表示され ない仮想の線である。
 「同一場所」のメニューボタンは、上記の 比較」メニューの中の「縦比較2」,「縦比 3」,「縦比較4」,「横比較2」,「横比較3」,「 横比較4」の何れかに分割表示設定されたモ タ画面10Aの画面の各部分に、絵柄(紙面)の特 定箇所を指定して、指定された同一の箇所を それぞれ表示するモードを選択するためのも のである。したがって、この「同一場所」を 選択すると、絵柄(紙面)の特定箇所、つまり 一の絵柄部分を、縦線29a又は横線29bにより 定数(ここでは、2,3,4の何れかの数)に分割さ れた各画面領域に、対比して表示することが できる。図8(b)は「同一場所」及び「縦比較4 を選択した場合の画面を示し、図9(b)は「同 一場所」及び「横比較4」を選択した場合の 面を示す。

 「フリー」のメニューボタンは、上記の「 較」メニューの中の「縦比較2」,「縦比較3 ,「縦比較4」,「横比較2」,「横比較3」,「横 比較4」の何れかに縦線29a又は横線29bにより 割表示設定されたモニタ画面10Aの各画面部 にそれぞれ個別に、絵柄(紙面)の特定箇所を 指定して表示するモードを選択するためのも のである。したがって、この「フリー」を選 択すると、縦線29a又は横線29bにより所定数( こでは、2,3,4の何れかの数)に分割された各 域に、それぞれ柄(紙面)のうちの好みの箇所 を個別に選択して表示することができる。図 8(c)は「フリー」及び「縦比較4」を選択した 合の画面を示し、図9(c)は「フリー」及び「 横比較4」を選択した場合の画面を示す。
 なお、この場合の縦線29aや横線29bも境界を すために図示したもので、実際には線とし 画像表示されない仮想の線である。

 上記の「同一場所」又は「フリー」を選 した場合の絵柄(紙面)の表示箇所の選択に 、「画像選択」のメニューボタンを選択し 詳細メニューをプルダウン表示する。例え 、図4(d)は、「縦比較4」又は「横比較4」を 択した場合の4つの分割画面の領域名称とし 「第1画面」~「第4画面」を表示し、これら 何れかを指定したら、さらに、選択可能デ タがプルダウン表示される。

 「第1画面」~「第4画面」の領域名称は、上 の縦分割により横並びに分割された場合、 えば左(又は右)から順に与え、上記の横分 により縦並びに分割された場合、例えば上( は下)から順に与えることができる。
 なお、ここでは、絵柄(紙面)の特定箇所を 択する際に、各分割領域の何れかを選択で るもので、例えは、図6(a),図7(a)に示すよう 、2分割された場合には、2分割された何れか の分割領域を選択でき、図6(b),図7(b)に示すよ うに、3分割された場合には、3分割された何 かの分割領域を選択でき、図6(c),図7(c)に示 ように、4分割された場合には、4分割され 何れかの分割領域を選択できる。

 この場合、絵柄の内から表示部分を選定す には、ポインタを選択領域に位置させて指 操作すればよく、ポインタを移動させ指定 作するマウス等が表示部分選定情報を入力 る選定情報入力部に相当することになる。
 このように、本実施形態では、絵柄(紙面) 特定箇所を選択する際に、完全に自由に選 できるようにはなっていないが、例えば、 ニタ画面10Aに絵柄(紙面)を全表示して、縦方 向又は横方向の任意の位置で切り取るように 特定箇所の選択をできるようにしても良い。 この場合、ポインタを選択領域の開始位置と 終了位置とに位置させて指定操作するか、選 択領域の中央を指定操作すれば、特定箇所の 選択をできる構成とすることができ、ポイン タを移動させ指定操作するマウス等が表示部 分選定情報を入力する選定情報入力部に相当 することになる。

 選択可能データのメニューには、「第1画 面」~「第4画面」の領域に選択表示できるデ タの種類が表示される。ここでは、「原画 ,「設定」,「記録1」,「記録2」,「記録3」, び特定の印刷機の発色特性プロファイルで 理した画像である「特定印刷機(特定印刷工 の基準印刷機)の名称」が表示される。なお 、「原画」とは何ら加工しないオリジナル画 像を指し、「設定」とは後述の色補正を施し た画像を指し、「記録1」~「記録3」とはそれ までに記録された、所要の処理を施した画像 を指し、「特定印刷機名称」はその特定印刷 機の発色特性による画像を指す。

 これにより、図8(a)~図8(c),図9(a)~図9(c)に示 すように、「第1画面」~「第4画面」のそれぞ れに、選択したモード(「全画面」,「同一場 」,「フリー」の何れか、及び、「縦比較2 ,「縦比較3」,「縦比較4」,「横比較2」,「横 較3」,「横比較4」の何れか)に応じて設定さ れた各分割表示部分に、指定された「原画」 ,「設定」,「記録1」,「記録2」,「記録3」,及 「特定印刷機名称」の何れかに応じた印刷 擬画像がモニタ画面10Aに表示される。

 なお、「原画」は何ら加工しないオリジナ 画像を表示するボタンであり、「設定」は 述の色補正を施した画像を表示するボタン あり、「記録1」~「記録3」はそれまでに記 された、所要の処理を施した画像を表示す ボタンであり、「特定印刷機名称」はその 刷機で印刷した画像を表示するボタンであ 。
 「Dry/Wet」は、印刷機で印刷した際にインキ 転写直後のウェット状態(Wet)の画像を表示す か、印刷機で印刷した際にインキ転写後に ンキが完全に乾いたドライ状態(Dry)の画像 表示するかを選択するスイッチである。こ では、印刷直後のウェット状態の印刷面の 像をセンサで検知して、印刷の制御(特に、 調制御)を実施することを考慮しているため 、印刷が完成したドライ状態の画像に加えて 、センサで検知した印刷画像をそのまま想定 してウェット状態画像として表示できるよう にしている。図4(e)に示すように、「Dry/Wet」 ボタンを選択すると「Dry」及び「Wet」のメ ューがプルダウン表示され、いずれかを選 することができる。

 「濃度変更」は、モニタ画面10Aに選択表 できるデータの種類を指定した上で濃度変 操作を行なうためのものである。「濃度変 」のボタンを選択すると選択可能データの ニュー(「原画」,「設定」,「記録1」,「記 2」,「記録3」等)がプルダウン表示される。 濃度変更」のモードにおいて、モニタ画面1 0Aに表示された各領域に対して、選択可能デ タのメニューからいずれかを選択すれば、 の領域の画像表示が、選択されたデータに 応した発色特性で行なわれるようになって る。

 例えば、図10(a)は、「横比較4」及び「フ ー」を選定した場合の表示例を示し、「濃 変更」が選択されると、図4(f)に示すように 、上下に4分割された各表示領域の左上に、 変更」ボタンが表示されるとともに、選択 能データのメニュー(「原画」,「設定」,「 録1」,「記録2」,「記録3」等)がプルダウン 示され、ここで、選択可能データのメニュ から「原画」,「設定」,「記録1」,「記録2」 ,「記録3」等いずれかを選択すれば、その領 の画像表示が、選択されたデータに対応し 発色特性で行なわれる。

 これと共に、図10(b)に示すように、イン 供給量調整スイッチ(インキ供給量状態調整 ーク)27が絵柄(紙面)の画像26に重畳表示され る。このインキ供給量調整スイッチ27は、図1 0(c)に示すように、インキ供給量増加補正ス ッチ27a,27c,27e,27gとインキ供給量減少補正ス ッチ27b,27d,27f,27hと、このスイッチ操作に応 た各補正量をデジタル表示する表示部27i,27j, 27k,27lと、確定スイッチ,及び更新先選定スイ チをそなえている。

 なお、スイッチ27a,27b及び表示部27iはシア ン(C)に関し、スイッチ27c,27d及び表示部27jは ゼンタ(M)に関し、スイッチ27e,27f及び表示部2 7kはイエロー(Y)に関し、スイッチ27g,27h及び表 示部27lは墨(K)に関している。

 したがって、「濃度変更」を選択し、分 された各表示領域の左上の「変更」ボタン 指定し「設定」を選択して、インキ供給量 整スイッチ27を表示して、補正スイッチ27a~2 7hを操作することで、モニタ画面10Aに表示さ た画像に対しインキ供給量を変更した場合 表示変更(発色の変更)を加えることができ 。

 なお、これらの操作の前提として、後述 製版リスト情報が与えられるが、図4(g)に示 すように、「印刷条件」のボタンを選択して 、その他の印刷条件を与えておく。ここ場合 の「印刷条件」のnewspaperとは、新聞印刷にか かる前記印刷特性プロファイルを指すが、例 えば、客先の基準輪転機の特性やISO基準値や JAPAN COLOR基準や新聞カラー広告色見本NSAC(Niho n Shimbun Ad Color)基準値等が指定される。

(製版リスト画像)
 前述のように、本印刷模擬システムは印刷 理システムに組み込まれているが、ここで 印刷管理システムの印刷模擬システムに関 する製版リスト画像について説明する。

 図11はモニタ画面10Aに表示された製版リ ト40の画像例を示すものであるが、この製版 リスト40の画像には、図12(a)に示すように、 上に、コピー,検索開始,終了のメニューが表 示され、さらに、製版リスト40の上部には、 索条件として、紙面付日,折機情報(使用印 ユニット情報を含む),版情報,頁情報の各選 メニューが表示される。

 この製版リスト40の使用法の一つに、検 機能があり、製版リスト40の検索条件の付日 42a,折機42b,版42c,頁42dを指定し、検索開始ボタ ン41aをポインタ操作すると、指定した条件に 対応した製版データがピックアップされて、 図11に示すように、他と識別表示され、さら 、図12(b)に示すように、指定した条件に対 した製版データのみをグループ表示するこ ができる。各選択メニューが表示される。

 また、データの削除禁止設定も可能であ 、削除禁止モードでは、図13(a)に示すよう 、製版リスト40のデータから削除禁止項目43a を選定し、これに応じて、図13(b)に示すよう 表示される確認画面44aで、削除禁止設定を 認操作すれば、削除禁止の設定が完了する この場合、図13(c)に符号43bで示すように、 除禁止項目の表示色が他の色に切り替えら る。

 また、削除禁止設定の設定後に、図13(d)に すように、製版リスト40のデータから削除禁 止設定された削除禁止項目43cを選定すれば、 これに応じて、図13(e)に示すように確認画面4 4bが表示され、削除禁止解除を確認操作すれ 、削除禁止の設定が解除される。
 この製版リスト40の使用法として、色補正 のコピー機能と、色補正対象の画像を選択 る機能とがある。

 色補正値のコピー機能については、図14(a )に示すように、製版リスト40の画像のコピー のメニュー41bを選択すると、色補正値コピー 用の入力枠45が重畳表示される。ここで、図1 4(b)に示すように、コピー元のサムネイル画 46を選ぶ操作として、製版リスト40に付記さ た版に対応するサムネイル画像を選択指定 る。これにより、図14(c)に示すように、入 枠45にコピー元の画像が指定される。さらに 、図14(d)に示すように入力枠45に表示された ピー先のメニューから、図14(e)に示すように 、一つを選んで、図14(f)に示す確認画面で、 認操作をすることで、色補正値のコピーが 施されるようになっている。

 そして、色補正対象の画像を選択するに 、図14(g)に示すように、製版リスト40に付記 された版に対応するサムネイル画像46を選択 定すれば、印刷模擬画像が選定され、画像 報に付随して、関連する印刷情報(各種印刷 データ)も設定されるようになっている。

(作用及び効果)
 本発明の一実施形態にかかる印刷模擬シス ム及び印刷管理システムは上述のように構 されているので、印刷データ(絵柄データと 印刷条件データと)に基づいて、指定された 柄データの絵柄を指定された印刷条件で印 した結果を、モニタ画面10Aに模擬表示する に、印刷条件の違い、つまり、インキ供給 の違いや、使用する印刷機の違いによって 発色状態が異なる場合の模擬表示を、図6(a)~ 図6(c),図7(a)~図7(c)に示すような全画面表示に って、一つの絵柄(紙面)を複数の領域に分 し、各分割領域に各印刷条件で印刷した結 をそれぞれ隣接して表示することができる

 対比する画像を個別に表示したのでは、 較する箇所同士が離れてしまい比較しにく が、本システムの場合、縦方向の分割線28a いは横方向の分割線28bの部分で分割された 領域間では、異なる印刷条件で印刷した結 が分割線28a,28bの上において互いに離隔する ことなく連続的に表示されることになり、画 像の境界において、異なる印刷条件での色の 状態の差が鮮明に表現されることになり、異 なる印刷条件での色の状態の差をより容易に 比較することができるようになる。したがっ て、この比較画面を参照しながら、模擬的に 印刷を行ないながら色調を調整することより 、実際の印刷を行なうことなく高精度に印刷 色調を事前調整することができるようになる 。

 特に、印刷模擬画像に重畳表示されるイン 供給量調整スイッチ27を通じて、画面を見 がらインキ供給量の模擬的な変更を実施で るので、印刷色調を事前調整することが容 にできるようになる。
 なお、縦分割及び横分割の個所を、モニタ 面10Aの任意の横方向個所又は任意の縦方向 所に設定できるようにすれば、異なる印刷 件での色の状態の比較を最適な箇所で行な ことが可能になり、色の比較をより適切に なうことが可能になる。

 また、図8(b),図9(b)に示すような同一場所 示によって、絵柄の表示部分全体を比較し がら、異なる印刷条件での色の状態を比較 ることができる。また、図8(c),図9(c)に示す うなフリー表示によって、分割した各画面 域に対してそれぞれ固有の表示部分を選定 て表示できるので、より様々な態様で、異 る印刷条件での色の状態を比較することが きる。

 さらに、本印刷管理システムによれば、 柄データを含んだ製版データと対応させた 版リストを表示し、製版リストに製版デー に対応して添付表示された絵柄データのサ ネイル画像を指定操作することによって、 示モードを模擬表示モードに切り替えられ ことができ、製版処理をはじめとした印刷 理を行ないながら、発色状態の確認やイン 供給量の事前調整等を行なうことができる

 (G)その他
 以上、本発明の実施形態について説明した 、本発明の実施の形態は上述のものに限定 れない。
 例えば、インキ供給量制御の際に、図15に すように、全画面表示において、絵柄(紙面) 22aのうち印刷条件(インキ供給量)の異なる各 域の境界に沿って、分割線28aを横切るよう 、C,M,Y,Kの各色のカラーパッチ28c,28m,28y,28kを 重畳表示し、インキ供給量の模擬調整時に、 模擬調整に応じた各領域の発色状態の変化に 伴い、これらのカラーパッチ28c,28m,28y,28kの発 色状態も対応して変化させれば、カラーパッ チ28c,28m,28y,28kを参照しながら、インキ供給量 の模擬調整を容易に行なうことができる。

 カラーパッチとしては、C,M,Y,Kのほか、R(赤) ,G(緑),B(青)等のインキの重ね色を表記するこ も考えられ、インキ供給量の模擬調整の参 となる。
 また、上記の実施形態では、新聞輪転機を に説明したが、本発明は種々のオフセット 刷機をはじめとした種々の印刷機に広く適 しうるものである。