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Title:
PROCESS FOR PRODUCING SOI WAFER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/116664
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a process for producing an SOI wafer that can efficiently remove an ion-implanted defect layer present in an ion-implanted layer near a flaked face flaked by an ion implantation flaking method, can ensure the in-plane evenness of a substrate, and can realize lowered cost and enhanced throughput. The process for producing an SOI wafer comprises at least the step of providing a laminated substrate comprising a silicon wafer or a silicon wafer with an oxide film, in which an ion-implanted layer has been formed by implanting a hydrogen ion, a rare gas ion, or both the hydrogen ion and the rare gas ion, and a handle wafer stacked on the silicon wafer, the step of performing peeling along the ion-implanted layer to transfer the silicon wafer onto the handle wafer and thus to form a separated SOI wafer, the step of immersing the separated SOI wafer in an ammonia hydrogen peroxide water, and the step of heat treating the separated SOI wafer immersed in the ammonia hydrogen peroxide water at a temperature of 900°C or above and/or the step of subjecting a thin film layer of silicon of the separated SOI wafer immersed in the ammonia hydrogen peroxide water to CMP polishing by a thickness of 10 to 50 nm.

Inventors:
AKIYAMA SHOJI (JP)
KUBOTA YOSHIHIRO (JP)
ITO ATSUO (JP)
TANAKA KOUICHI (JP)
KAWAI MAKOTO (JP)
TOBISAKA YUJI (JP)
TAMURA HIROSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/055663
Publication Date:
September 24, 2009
Filing Date:
March 23, 2009
Export Citation:
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Assignee:
SHINETSU CHEMICAL CO (JP)
AKIYAMA SHOJI (JP)
KUBOTA YOSHIHIRO (JP)
ITO ATSUO (JP)
TANAKA KOUICHI (JP)
KAWAI MAKOTO (JP)
TOBISAKA YUJI (JP)
TAMURA HIROSHI (JP)
International Classes:
H01L21/02; H01L21/265; H01L21/306; H01L27/12
Domestic Patent References:
WO2005024925A12005-03-17
WO2007074550A12007-07-05
Foreign References:
JP2004311526A2004-11-04
Other References:
B. ASPER: "Basic Mechanisms involved in the Smart-Cut(R) process", MICROELECTRONICS ENGINEERING, vol. 36, 1997, pages 233, XP004075266, DOI: doi:10.1016/S0167-9317(97)00055-5
NOBUHIKO SATO; TAKAO YONEHARA: "Hydrogen annealed silicon-on-insulator", APPL PHYS LETT, vol. 65, 1994, pages 1924, XP002174964, DOI: doi:10.1063/1.112818
"Science of SOI", REALIZE SCIENCE & ENGINEERING CENTER CO., LTD.
J. RYUTA; E. MORITA; T. TANAKA; Y. SHIMANUKI, JPN. J. APPL. PHYS., vol. 29, 1991
M. MIYASHITA; M. ITANO; T. IMAOKA; 1. KAWANABE; T. OHMI, SYMP. VLSI TECHNOL., 1991, pages 45
Attorney, Agent or Firm:
OKUYAMA, Shoichi et al. (JP)
Shoichi Okuyama (JP)
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Claims:
 SOIウェーハの製造方法であって、
 少なくとも、
 水素イオン又は希ガスイオンあるいはこれらの両方を注入してイオン注入層が形成されたシリコンウェーハまたは酸化膜付きシリコンウェーハとハンドルウェーハとが貼り合わされた貼り合わせ基板を準備する工程と、
 前記イオン注入層に沿って剥離を行うことで、前記シリコンウェーハを前記ハンドルウェーハに転写して、剥離後のSOIウェーハを作製する工程と、
 前記剥離後のSOIウェーハをアンモニア過酸化水素水に浸漬する工程と、
 前記アンモニア過酸化水素水に浸漬した前記剥離後のSOIウェーハに、温度が900℃以上の熱処理を行う工程及び/又は前記アンモニア過酸化水素水に浸漬した剥離後のSOIウェーハのシリコン薄膜層をCMP研磨を行うことによって、10~50nm研磨する工程とを含むSOIウェーハの製造方法。
 前記アンモニア過酸化水素水に浸漬する工程の後に前記熱処理工程が行われ、前記アンモニア過酸化水素水に浸漬する工程が、前記剥離後のSOIウェーハを20nm以上エッチングすることを少なくとも含む請求項1に記載のSOIウェーハの製造方法。
 前記アンモニア過酸化水素水に浸漬する工程が、前記剥離後のSOIウェーハを50nm以上エッチングすることを少なくとも含む請求項1又は2に記載のSOIウェーハの製造方法。
 前記アンモニア過酸化水素水が、体積組成比で0.05~2のアンモニア水(29wt%)と、0.01~0.5の過酸化水素水(30wt%)と、10の水とを少なくとも含む請求項1~3のいずれか1項に記載のSOIウェーハの製造方法。
 前記ハンドルウェーハが、シリコン、サファイア、アルミナ、石英、SiC、窒化アルミ、ガラスのうちいずれかの材料を少なくとも含む請求項1~4のいずれか1項に記載のSOIウェーハの製造方法。
 前記熱処理工程が、アルゴン、窒素、ヘリウムのいずれかの雰囲気、またはこれらの混合ガス雰囲気で行われる請求項1~5のいずれか1項に記載のSOIウェーハの製造方法。
 前記熱処理工程が、酸素雰囲気、またはアルゴン、窒素、ヘリウムのうち少なくともいずれか一つのガスと酸素の混合雰囲気で行われる請求項1~5のいずれか1項に記載のSOIウェーハの製造方法。
 前記熱処理工程が、水素雰囲気、またはアルゴン、窒素、ヘリウムのうち少なくともいずれか一つのガスと水素の混合雰囲気で行われる請求項1~5のいずれか1項に記載のSOIウェーハの製造方法。
Description:
SOIウェーハの製造方法

 本発明は、SOIウェーハの製造方法に関す もので、特に、イオン注入法によって薄膜 ・転写したシリコン薄膜の表面処理方法を 善したSOIウェーハの製造方法に関する。

 寄生容量を低減し、デバイスの高速化・省 力化を図るためにSilicon on insulator(SOI)基板 広く用いられるようになってきている。
 近年は、完全空乏層型SOIデバイスを作り込 ためにSOI層(シリコン層)が100nm以下の薄膜SOI ウェーハの需要が高まっている。これはSOI層 を薄膜化することで、デバイスの高速化が期 待できるためである。

 SOI層の薄膜化に伴い、要求される面内膜厚 一性も厳しいものになりつつある。
 一般に薄膜SOIウェーハは、ドナーウェーハ 予め水素イオンを注入し、然る後にハンド ウェーハとの貼り合わせを行い、水素イオ 注入界面に沿って薄膜をドナー側からハン ル側へ転写するSOITEC法やSiGen法によって製 されるが、この時、転写されたシリコン薄 には約0.1μm程度のイオン注入欠陥層(アモル ァス層)が残存し、また薄膜表面においては RMSで数nm以上の面荒れが導入される(例えばB. Asper "Basic Mechanisms involved in the Smart-Cut(R) process,"  Microelectronics Engineering, 36, p233(1997 )参照)。

 ここで、SOITEC法とは、ドナー・ハンドル両 ェーハを室温で貼り合わせ、その後500℃近 まで昇温し、水素注入界面でマイクロキャ ティと呼ばれる空孔を形成させて熱的に剥 を行い、薄膜を転写する方法である。
 一方、SiGen法とは、ドナー・ハンドル両ウ ーハを貼り合わせる前処理として、表面プ ズマ活性化処理を行い、室温で貼り合わせ この時点で高い結合強度を達成し、必要に じて低温(300℃前後)の熱処理を加えた後に、 水素イオン注入界面に機械的衝撃を加え剥離 を行い、薄膜を転写する方法である。このSiG en法はSOITEC法よりも低温プロセスとすること できるため、熱膨張率が異なるウェーハ同 の貼り合わせ(例えばSilicon on quartz:SOQ)を製 造するのに適した製造方法である。

 ここで、前述のようにSOITEC法やSiGen法では 剥離面の表面部にはイオン注入によって導 されたイオン注入欠陥層が存在する。この 陥層を取り除き、表面を平滑化する方法は くつか提案されている。
 一つは、イオン注入欠陥層の厚さと同程度 厚さである0.1μm程度を研磨し、イオン注入 陥層を除去するという方法がある。しかし この方法では研磨バラツキにより、残膜の さの面内均一性をとるのが難しいという問 点がある。
 他の方法としては、高温熱処理によりダメ ジ層の結晶性を回復し、その後に表面の凹 を取り除くためにタッチポリッシュと呼ば る数十nmの研磨を行う方法も考案されてい 。このとき雰囲気ガスに水素等を用いるこ でタッチポリッシュ工程を経ずして表面の 滑化が行えるとの報告もある(例えばNobuhiko  Sato and Takao Yonehara "Hydrogen annealed silicon-on- insulator,"Appl Phys Lett Vol 65, pp.1924(1994)参照)

 しかし、高温水素熱処理工程を加えること なるので、金属汚染や基板の反り、製造コ トの上昇、スループットの低下などの問題 新たに発生してしまう。加えて水素ガスは リコンをエッチングするために、基板間・ 板面内の膜厚均一性を取るのが難しいとい 欠点がある。
 またハンドルウェーハがシリコン以外の低 点物質(石英・ガラスなど)のSOIウェーハで 、高温熱処理を加えることができないので 問題は更に深刻である。

 また、一般に水素イオン注入法(SOITEC法も しくはSiGen法等)で作製されたSOIウェーハのシ リコン薄膜を転写した直後の表面には、1×1μ mの範囲のAFM観察によって、RMSで8nm程度の面 れとPeak to Valley(P-V)で64.5nm程度の凹凸が存 することが報告されている(例えば「SOIの科 」第二章、Realize社参照)。このように1×1μm いう狭い範囲ですら64.5nmの凹凸が存在する とを考えると、ウェーハ全面では更に大き 凹凸(100nm以上)が存在すると考えられる。そ のため、表面の面内粗さを低減させる必要が ある。

 本発明は、上記問題に鑑みてなされたも であって、イオン注入剥離法によって剥離 た剥離面近傍のイオン注入層に存在するイ ン注入欠陥層を効率的に除去し、基板の面 均一性を確保することができ、かつ低コス 化・高スループットを達成できるSOIウェー の製造方法を提供することを目的とする。

 上記課題を解決するため、本発明では、S OIウェーハの製造方法であって、少なくとも 水素イオン又は希ガスイオンあるいはこれ の両方を注入してイオン注入層が形成され シリコンウェーハまたは酸化膜付きシリコ ウェーハとハンドルウェーハとが貼り合わ れた貼り合わせ基板を準備する工程と、前 イオン注入層に沿って剥離を行うことで、 記シリコンウェーハを前記ハンドルウェー に転写して、剥離後のSOIウェーハを作製す 工程と、前記剥離後のSOIウェーハをアンモ ア過酸化水素水に浸漬する工程と、前記ア モニア過酸化水素水に浸漬した前記剥離後 SOIウェーハに、温度が900℃以上の熱処理を う工程及び/又は前記アンモニア過酸化水素 水に浸漬した剥離後のSOIウェーハのシリコン 薄膜層をCMP研磨を行うことによって、10~50nm 磨する工程とを含むSOIウェーハの製造方法 提供する。

 このように、イオン注入剥離法によって剥 した、シリコン薄膜を有する剥離後のSOIウ ーハをアンモニア過酸化水素水に浸漬させ ことによって、剥離後のSOIウェーハのシリ ン薄膜表面に存在するアモルファス度が高 イオン注入欠陥が多く存在する高ダメージ を、KOH等のアルカリ溶液に比べエッチング 度が遅いアンモニア過酸化水素水によって ッチングする。これによって、エッチング を容易に制御することができ、また面内を 一にエッチングすることができるため、エ チング後の面内膜厚均一性を確保すること でき、かつイオン注入ダメージ層を除去で る。そして表面粗さを低減させた状態で剥 後のSOIウェーハに対してアニール熱処理を う場合(好ましい第1の形態)、熱処理時のア ール温度、アニール時間を短縮・低温化さ ることができる。これによって、金属汚染 ウェーハの反りを低減させ、かつ低コスト を達成したSOIウェーハの製造方法とするこ ができる。また、CMP研磨によるタッチポリ シュを行う場合(好ましい第2の形態)、面内 厚均一性を確保しつつイオン注入ダメージ の除去を行うことによって、従来に比べ、 内膜厚のバラツキを抑制させたSOIウェーハ 得ることができる。好ましい第3の形態では 、剥離後のSOIウェーハに対してアニール熱処 理を行った後CMP研磨によるタッチポリッシュ を行うことができる。
 また、アンモニア過酸化水素水に浸漬させ 工程はバッチプロセスとすることができる め、一度に大量の剥離後のSOIウェーハを処 することが可能であり、低コスト化・高ス ープットを達成したSOIウェーハの製造方法 することができる。

 以上説明したように、本発明のSOIウェー の製造方法によれば、アルカリ溶液に比べ ッチング速度の遅いアンモニア過酸化水素 に剥離後のSOIウェーハを浸漬させることに って、エッチング量を容易に制御すること でき、また面内を均一にエッチングするこ ができるため、エッチング後の面内膜厚均 性を確保することができる。従って、従来 比べ、面内膜厚のバラツキを抑制させたSOI ェーハを得ることができる。

本発明のSOIウェーハの製造法の概要を したフローチャートである。 実施例と比較例における熱処理工程前 剥離後のSOIウェーハのAFMによる表面観察像 示した図である。 実施例と比較例における熱処理工程前 剥離後のSOIウェーハのシリコン薄膜の膜厚 化を比較した図である。 実施例と比較例における熱処理工程前 剥離後のSOIウェーハのシリコン薄膜の面内 膜厚バラツキを比較した図である。 実施例1と比較例1におけるSOIウェーハ 熱処理後のSOIウェーハの表面粗さと熱処理 度との関係を示した図である。 実施例2と比較例2におけるSOIウェーハ 熱処理後のSOIウェーハの表面粗さと熱処理 間との関係を示した図である。 実施例6におけるアンモニア過酸化水素 水への浸漬工程前後の剥離後のSOIウェーハの シリコン薄膜の膜厚の変化量を比較した図で ある。 実施例6における浸漬工程前後、CMP研磨 工程前後の剥離後のSOIウェーハのシリコン薄 膜の面内膜厚のバラツキ量の変化量を比較し た図である。

発明を実施するための形態

 以下、本発明についてより具体的に説明す 。
 前述のように、イオン注入剥離法によって 離した剥離面近傍のイオン注入層に存在す イオン注入欠陥層を効率的に除去し、かつ 板の面内均一性を確保することができるSOI ェーハの製造方法の開発が待たれていた。

 そこで、本発明者らは、剥離後のSOIウェ ハのシリコン薄膜表面のイオン注入ダメー 層のアモルファス度が高いことに着目し、 モルファスシリコンを優先的にエッチング ることのできるエッチング溶液について鋭 検討を重ねた。

 その結果、本発明者らは、一般に鏡面シ コン表面の粗さを劣化させることが知られ いる(参考文献:J.Ryuta, E.Morita, T.Tanaka and Y. Shimanuki, Jpn.J.Appl.Phys. 29(1991).やM.Miyashita, M.It ano, T.Imaoka, I.Kawanabeand T.Ohmi, 1991 Symp.VLSI Te chnol.(Oiso 1991)p.45)アンモニア過酸化水素水が イオン注入法によって薄膜を転写した直後 荒れた表面の表面粗さを低減させるように ダメージ層を優先的にエッチングすること 発見し、本発明を完成させた。

 以下、本発明のSOIウェーハの製造方法を図1 を参照して説明するが、本発明はこれらに限 定されるものではない。
 図1は本発明のSOIウェーハの製造方法の工程 の一例を示す工程図である。

(工程a:貼り合わせ基板の準備)
 まず、図1(a)に示すように、水素イオン又は 希ガスイオンあるいはこれらの両方を注入し てイオン注入層14が形成されたシリコンウェ ハ11と、ハンドルウェーハ12が貼り合わせさ れた貼り合わせ基板15を準備する。
 ここで、準備する貼り合わせ基板15には、 リコンウェーハ11とハンドルウェーハ12の間 酸化膜13を設けることができる。図1には酸 膜13を備えた場合について記載しているが この酸化膜13は必須のものではなく、準備す る貼り合わせ基板はシリコンウェーハとハン ドルウェーハが直接貼り合わせされたものと することもできる。

 また、貼り合わせ基板を準備する際に、ハ ドルウェーハとして、シリコン、サファイ 、アルミナ、石英、SiC、窒化アルミニウム ガラスのいずれかの材料からなるものとす ことができる。
 本発明の第1の形態では、後述するが、剥離 後のSOIウェーハはアンモニア過酸化水素水に 浸漬させることでエッチングしており、この ため、エッチング後の面内膜厚均一性を確保 することができ、表面粗さを低減させた状態 でアニール熱処理を行うことができる。よっ て後の熱処理工程を、従来に比べて低温化・ 単時間化することが可能であり、これによっ て、基板はシリコンに限らず、石英やガラス 等の異種物質や低融点の材料を用いることが 可能となる。アニール熱処理を従来に比べ低 温・短時間化することができるので、上述の 絶縁性ではあるが低融点の材料であってもハ ンドルウェーハに用いることができる。また 、上述のような絶縁性の材料をハンドルウェ ーハに用いることができるため、ハンドルウ ェーハとしてシリコンウェーハを用いた場合 に比べ、SOI基板にリーク電流が流れることを 抑制することができるため、後に作製したデ バイスの低消費電力化が可能になる。
 本発明の好ましい第2の形態では、後述する が、剥離後のSOIウェーハはアンモニア過酸化 水素水に浸漬させることでエッチングしてお り、エッチング量を50nm以上とすることによ て、アニール等の熱処理を行わなくとも面 膜厚均一性の優れた剥離後のSOIウェーハを ることができる。よって熱処理を行わずと 面内均一性の優れたSOIウェーハを得ること 可能であり、これによって、基板はシリコ に限らず、石英やガラス等の異種物質や低 点の材料を用いることが可能となる。また 上述のような絶縁性の材料をハンドルウェ ハに用いることができるため、SOI基板にリ ク電流が流れることを抑制することができ ため、後に作製したデバイスの高精度化お び低消費電力化が可能になる。アニール等 熱処理を行わなくとも面内膜厚均一性の優 た剥離後のSOIウェーハを得ることができる で、例えば絶縁性ではあるが低融点の材料 ハンドルウェーハに用いることができる。 って、目的に応じて使い分けることによっ 、ハンドルウェーハとしてシリコンウェー を用いた場合に比べ、SOI基板にリーク電流 流れることを抑制することができる等の特 を得ることができるため、後に作製したデ イスの高精度化や低消費電力化が可能にな 。
 本発明の好ましい第3の形態では、アンモニ ア過酸化水素水によるエッチングが好ましく は50nm未満、より好ましくは20nm以上50nm未満で は、剥離後のSOIウェーハに対してアニール熱 処理を行った後CMP研磨によるタッチポリッシ ュを行うことができる。

(工程b:剥離)
 次に、図1(b)に示すように、イオン注入層14 沿って剥離をして、貼り合わせ基板15中の リコンウェーハ11を薄膜化し、シリコン薄膜 16をハンドルウェーハ12に転写する。これに って剥離後のSOIウェーハ17を得る。
 本工程で得られた剥離後のSOIウェーハ17の リコン薄膜16は、イオン注入によって、表面 側から、イオン注入欠陥を多く有しアモルフ ァス度の高い高ダメージ層16aと、イオン注入 ダメージが前記高ダメージ層16aほどではなく アモルファス度のさほど高くない低ダメージ 層16b、イオン注入によるダメージがなく単結 晶である無ダメージ層16cの三層によって構成 されることになる。

(工程c:アンモニア過酸化水素水に浸漬)
 次に、図1(c)に示すように、剥離後のSOIウェ ーハ17を、アンモニア過酸化水素水に浸漬さ ることによって、シリコン薄膜16の高ダメ ジ層16aをエッチングする。

 アンモニア過酸化水素水に浸漬する工程の に熱処理工程を行う場合において、アンモ ア過酸化水素水に浸漬する工程が、好まし は、剥離後のSOIウェーハを20nm以上エッチン グすることを少なくとも含む。
 このように、アンモニア過酸化水素水によ エッチング量を20nm以上とすることによって 、より確実に高ダメージ層をエッチングする ことができる。

 アンモニア過酸化水素水に浸漬する工程が 好ましくは、剥離後のSOIウェーハを50nm以上 エッチングすることを少なくとも含む。
 アンモニア過酸化水素水は、KOH等のアルカ 溶液に比べエッチング速度が遅いため、エ チング量を制御しやすく、膜厚均一性を保 やすい。このようなアンモニア過酸化水素 によるシリコン薄膜のエッチング量を50nm以 上とすることによって、イオン注入剥離によ るダメージが大量に残存した層をエッチング することができる。

 また、剥離後のSOIウェーハを浸漬させるア モニア過酸化水素水は、組成比が、体積比 アンモニア水(29wt%)が0.05~2、過酸化水素水(30 wt%)が0.01~0.5、水が10少なくとも含むものを用 ることができる。
 このように、上述のような組成のアンモニ 過酸化水素水では、シリコンにおいてはNH 4 OHとH 2 O 2 の競争反応によってエッチングが起こるため 、より面内を均一にエッチングすることがで きる。よって、より膜厚均一性の優れたSOIウ ェーハを得ることができる。

 また、本工程において、シリコン薄膜のエ チング速度はNH 4 OHとH 2 O 2 の組成を変えることで調整することができる 。
 スループットをより向上させるためには、 る程度のエッチング速度を得る必要があり そのためには、H 2 Oを10とした場合、NH 4 OHを0.05以上(29wt%)、H 2 O 2 を0.5以下(30wt%)とするのが望ましい。もちろ NH 4 OHの下限とH 2 O 2 の上限は上述の範囲を限定するものではない 。
 このような組成比のアンモニア過酸化水素 に剥離後のSOIウェーハを浸漬させることに って、スループットの更なる向上を図るこ ができ、製造コストを更に低減させること できる。

(工程d:熱処理またはCMP研磨)
 その後、本発明の第1の形態では、図1(d)に すように、アンモニア過酸化水素水に浸漬 た後の剥離後のSOIウェーハ17に対して熱処理 を行い、これによって表面が平坦化されたSOI ウェーハ10が得られる。

 熱処理工程は、好ましくは、アルゴン、窒 、ヘリウムのいずれかの雰囲気、またはこ らの混合ガス雰囲気で行われることができ 。
 このように、不活性ガス雰囲気にて熱処理 行うことで、熱処理前後で抵抗率の変化が ないことに加え、表層近傍にGrown-in欠陥が とんど無い高品質のSOIウェーハを得ること できる。

 また、熱処理工程は、好ましくは、酸素雰 気、またはアルゴン、窒素、ヘリウムのう 少なくともいずれか一つのガスと酸素の混 雰囲気で行われることができる。
 このように、酸素を含んだ雰囲気で熱処理 行うことで、表面シリコン内の過剰酸素を 方拡散することができ、それにより、SOIウ ーハの絶縁酸化膜層の絶縁耐力を増加する とができ、よって高品質なSOIウェーハを得 ことができる。

 更に、熱処理工程は、好ましくは、水素雰 気、またはアルゴン、窒素、ヘリウムのう 少なくともいずれか一つのガスと水素の混 雰囲気で行われることができる。
 このように、シリコン原子のマイグレーシ ン効果が高い水素を含んだ雰囲気で熱処理 行うことで、より面内膜厚均一性が優れ、 たGrown-in欠陥と表面粗さが低下したSOIウェ ハを得ることができる。

 このように、本発明の第1の形態では、アン モニア過酸化水素水に剥離後のSOIウェーハを 浸漬することによってエッチングを行った後 に熱処理をする。
 このアンモニア過酸化水素水溶液を用いた 由は、次の2点が挙げられる。
 剥離直後のSOIウェーハのシリコン薄膜は、 常表面に近いほどシリコンのアモルファス が高く、遠いほど単結晶の品質に近くなる ここで、アンモニア過酸化水素水はこのア ルファス度の高い部分を優先的にエッチン する。具体的には、表面の荒れの大きい突 部分がより早くエッチングされることにな 。

 また、KOHなどに代表される単純なアルカリ 液では通常、エッチングレートが非常に早 (>100nm/min)、濃度を下げるもしくは温度を げる等では、エッチング速度を制御するの 非常に難しいことと、面内のエッチング速 を均一にすることが難しいことが挙げられ 。しかし、アンモニア過酸化水素水溶液に るエッチングは、アンモニアと過酸化水素 競争反応で起こるため、面内を均一にエッ ングすることが可能であり、またエッチン 速度も純アルカリ溶液に比べて適度に遅い で、エッチングの量を簡単に制御すること できる。
 これによって、エッチング量を容易に制御 ることができ、また面内を均一にエッチン することができるため、エッチング後の面 膜厚均一性を確保することができる。そし 表面粗さを低減させた状態で剥離後のSOIウ ーハに対してアニール熱処理を行うため、 処理時のアニール温度、アニール時間を短 ・低温化させることができる。また、金属 染やウェーハの反りを低減させ、かつ低コ ト化を達成したSOIウェーハの製造方法とす ことができる。すなわち、従来ダメージ層 回復のための熱処理は1150℃以上程度が必要 であったが、本発明では900℃以上で回復が可 能である。

 一方、本発明の第2の形態では、図1(d)に すように、アンモニア過酸化水素水に浸漬 た後の剥離後のSOIウェーハ17のシリコン薄膜 に対してCMP研磨を行い、これによってSOIウェ ーハ10が得られる。ここで、この工程におい は、研磨量を10~50nmとする。すなわち、研磨 量を僅かとすることができるため、膜厚の面 内均一性をそれほど劣化させることなく表面 の粗さを洗浄でき、平坦度を向上できる。

 このように、本発明の第2の形態では、ア ンモニア過酸化水素水に剥離後のSOIウェーハ を浸漬することによってイオン注入ダメージ 層のエッチングを行う。このアンモニア過酸 化水素水溶液を用いた理由は上記の通りであ る。

 その後に、CMP研磨による僅かな取り代でタ チポリッシュを行うことによって、面内膜 均一性を確保しつつイオン注入ダメージ層 除去を行うことができる。従って、従来に べ、面内膜厚のバラツキを抑制させたSOIウ ーハを得ることができる。
 また、アンモニア過酸化水素水に浸漬させ 工程はバッチプロセスとすることができる め、一度に大量の剥離後のSOIウェーハを処 することが可能であり、低コスト化・高ス ープットを達成したSOIウェーハの製造方法 することができる。

 本発明の第3の形態では、剥離後のSOIウェ ーハ17に対してアニール熱処理を行った後CMP 磨によるタッチポリッシュを行うことによ てSOIウェーハ10が得られる。

 以下、本発明のSOIウェーハの製造方法につ て、実施例および比較例によりさらに具体 に説明するが、本発明はもちろんこれに限 されるものではない。
(実施例1、2・比較例1、2)
 イオン注入法で薄膜を転写した剥離後のSOI ェーハ(シリコン薄膜の膜厚300nm程度)を20枚 意し、実施例10枚・比較例10枚に分けた。

 その後、実施例の剥離後のSOIウェーハを10 とも、アンモニア過酸化水素水溶液に浸漬 、50nm程度をエッチングした。この時のアン ニア過酸化水素水溶液の組成はNH 4 OH:H 2 O 2 :H 2 O=1:0.2:10とし、温度は80℃とした。ただしNH 4 OH、H 2 O 2 の濃度はそれぞれ29%水溶液換算、30%水溶液換 算とした場合である。また、この時のエッチ ング速度は3nm/min.弱程度である。
 これに対して比較例の剥離後のSOIウェーハ 10枚ともアンモニア過酸化水素水溶液に浸 しなかった。

 続いて、実施例と比較例の剥離後のSOIウェ ハに対して900℃~1200℃の温度範囲で温度を 化(実施例1・比較例1)させて熱処理を行った( 処理時間は1時間固定)。雰囲気ガスは水素10% アルゴン90%の混合ガスとした。また、前述 雰囲気で、処理温度を950℃一定とし、熱処 時間を変化(実施例2・比較例2)させた。
 その後、以下のような評価を行った。

 10×10μmの範囲で、実施例の熱処理工程前のS OIウェーハのAFM観察を行った結果を図2(a)に、 比較例の熱処理工程前のSOIウェーハの観察像 を図2(b)に示す。図2は実施例と比較例におけ 熱処理工程前の剥離後のSOIウェーハのAFMに る表面観察像を示した図である。
 比較例の剥離後のSOIウェーハのシリコン薄 表面の面粗さはRMSで8.4nm、P-V値で74.1nmであ た。このAFM像を観察すると無数の突起状の のが観察された。
 実施例の剥離後のSOIウェーハは、表面粗さ RMSで3.3nm、P-Vで34.5nmとなり、比較例のもの 比較してアンモニア過酸化水素水によるエ チングによって大幅に表面粗さが低減して ることが分かった。

 エッチング前後のSOIウェーハのシリコン薄 の膜厚(200mmウェーハ面内361点の平均)の変化 を図3に示す。図3は実施例と比較例における 処理工程前の剥離後のSOIウェーハのシリコ 薄膜の膜厚変化を比較した図である。
実施例・比較例共に熱処理工程前の剥離後の SOIウェーハのシリコン薄膜の膜厚は、サンプ ル間でのバラツキは少ないことが分かった。

 またエッチング前後の面内膜厚バラツキの 化(200mmウェーハの面内361点の平均)を図4に す。図4は実施例と比較例における熱処理工 前の剥離後のSOIウェーハのシリコン薄膜の 内の膜厚バラツキをウェーハ間で比較した である。
 実施例の剥離後のSOIウェーハの表面バラツ はエッチングを行っていない比較例のウェ ハに比べて1nm程度バラツキが増加していた 、これはエッチング量(50nm)と比較すれば十 に小さな値であり、面内膜厚均一性は十分 保たれていると言える。このように実施例 エッチング方法ではSOI層の面内膜厚の均一 がそれほど悪化しないことが分かった。

 処理温度を変化させた熱処理後SOIウェーハ 表面粗さと処理温度の関係を図5に示す。図 5は実施例と比較例におけるSOIウェーハの熱 理後のSOIウェーハの表面粗さと熱処理温度 の関係を示した図である。
 比較例のSOIウェーハでは1150℃から熱処理の 効果が顕著に出てくるのに対して、実施例の SOIウェーハでは900℃から効果が出ていること が分かった。これは大きな突起状の凹凸を除 去するにはより高温が必要であり、実施例の SOIウェーハはアンモニア過酸化水素水による エッチングによって、この大きな突起を除去 することで熱処理の低温化を測れることを示 している。

 その結果を図6に示す。図6は実施例と比較 におけるSOIウェーハの熱処理後のSOIウェー の表面粗さと熱処理時間との関係を示した である。
 実施例2・比較例2両方のウェーハとも時間 共に表面荒さが低減していくが、エッチン 処理を施した実施例2のウェーハでは4時間程 度で荒さはRMSで0.2nm程度まで収束しているこ が分かった。一方、エッチング処理なしの 較例2のウェーハでは、時間と共に荒さが低 減してはいくが、その度合いは実施例2に比 て非常に緩慢であることが分かった。

(実施例3~7、比較例3~6)
 まず、水素イオン注入法で薄膜を転写した 離後のSOIウェーハを(膜厚310nm程度)を準備し た。
 その後、準備した剥離後のSOIウェーハをア モニア過酸化水素水に浸漬し、30nm(比較例3) 、40nm(比較例4)、50nm(実施例3)、70nm(実施例4)、 85nm(実施例5-7、比較例5、6)をエッチングした このときのアンモニア過酸化水素水の組成 、NH 4 OH:H 2 O 2 :H 2 O=1:0.02:10とし、温度は80℃とした。この時の リコン薄膜のエッチング速度は3nm/min弱程度 あった。

 その後、CMP研磨を行い、SOIウェーハを作製 た。
 ここで、このCMP研磨工程におけるシリコン 膜の研磨量を、10nm(実施例5)、25nm(実施例6) 50nm(実施例7)、60nm(比較例5)、70nm(比較例6)と た。なお、比較例3、4の剥離後のSOIウェーハ は、このCMP研磨工程は行わなかった。

 SOIウェーハの作製過程と作製後に、以下に すような評価を行った。
 実施例3~7、比較例3~6の剥離後のSOIウェーハ 、アンモニア過酸化水素水に浸漬する工程 前後に、ウェーハ表面を膜厚測定器にて観 し、シリコン薄膜の膜厚および面内膜厚バ ツキを評価した。膜厚測定器の走査範囲は1 0×10μmとし、ウェーハ面内361点の平均値を取 た。なお、面内膜厚バラツキは「最大膜厚- 最小膜厚」で定義されるものである。

 実施例5~7、比較例5、6のSOIウェーハを、CMP 磨工程の前後に、ウェーハ表面を膜厚測定 にて観察し、シリコン薄膜の膜厚および面 膜厚バラツキを評価した。ウェーハ面内361 を測定し、最も大きい値と最も小さい値の をバラツキとした。
 そして表1に、実施例3~5、比較例3、4の剥離 のSOIウェーハにおけるアンモニア過酸化水 水に浸漬する工程の前後のシリコン薄膜の 内膜厚バラツキを評価した時のエッチング に対する面内膜厚バラツキの関係を示す。
 また表2には、実施例5~7、比較例5、6のSOIウ ーハのCMP研磨工程前後のシリコン薄膜の面 膜厚バラツキを評価したときの研磨量に対 るバラツキ量の関係を示す。
 また図7には、実施例6におけるアンモニア 酸化水素水への浸漬工程前後の剥離後のSOI ェーハのシリコン薄膜の膜厚の変化量を比 した図を示す。
 また図8には、実施例6における浸漬工程前 、CMP研磨工程前後の剥離後のSOIウェーハの リコン薄膜の面内膜厚のバラツキ量の変化 を比較した図を示す。

 アンモニア過酸化水素水に浸漬させる前後 剥離後のSOIウェーハのシリコン薄膜の面内 厚バラツキは、表1に示したように、それぞ れ実施例3では4.0nmから5.1nm、実施例4では4.0nm ら5.2nm、実施例5では4.1nmから5.3nm、比較例3 は4.0nmから5.8nm、比較例4では4.1nmから6.0nmと った。
 このように、アンモニア過酸化水素水によ エッチング量を50nm以上にすることによって 剥離後のSOIウェーハのシリコン薄膜の面内バ ラツキを抑制できることが分かった。

 CMP研磨工程前後の剥離後のSOIウェーハのシ コン薄膜の面内膜厚バラツキは、表2に示し たように、それぞれ実施例5では5.3nmから5.5nm 実施例6では5.2nmから6.5nm、実施例7では5.1nm ら7.2nm、比較例5では5.3nmから10.2nm、比較例6 は5.1nmから11.6nmとなった。
 このように、アンモニア過酸化水素水によ て50nm以上エッチングした剥離後のSOIウェー ハのシリコン薄膜を、CMP研磨によって50nm以 研磨することによって、バラツキが10nm以下 膜厚均一性に優れたSOIウェーハを作製でき ことが判った。なお、CMP研磨では、10nm以下 の研磨量とすることはできなかった。

 実施例6において、アンモニア過酸化水素 水によるエッチング前後のシリコン薄膜の膜 厚を評価したところ、図7に示したように、 離後のSOIウェーハ間でのバラツキは少ない とが分かった。このことより、アンモニア 酸化水素水によるエッチングは安定したも とすることができることが判った。

 また浸漬工程前後、研磨工程前後のシリコ 薄膜の膜厚バラツキの変化を図8に示す。
 実施例6の剥離後のSOIウェーハは、アンモニ ア過酸化水素水によって85nmエッチングした でも、シリコン薄膜の面内膜厚のバラツキ 2nm程度しか増加しなかった。これはエッチ グ量と比べて十分小さく、実用的な値であ 。また、CMP研磨後のシリコン薄膜の面内膜 のバラツキを同じく図8に示す。CMP研磨後の 厚バラツキは最大7nm程度に収まっているこ が分かった。この値も研磨量に対して十分 さい値であり、面内膜厚均一性に優れたSOI ェーハが得られることが分かった。

 このように、イオン注入剥離法によって 離した剥離後のSOIウェーハをアンモニア過 化水素水に浸漬させて50nm以上エッチングし 、その後CMP研磨によって10~50nm研磨する。こ によって、従来の方法によって薄膜化され SOIウェーハに比べ、面内膜厚のバラツキを 制させたSOIウェーハを得ることができる。

 なお、本発明は、上記実施形態に限定さ るものではない。上記実施形態は例示であ 、本発明の特許請求の範囲に記載された技 的思想と実質的に同一な構成を有し、同様 作用効果を奏するものは、いかなるもので っても本発明の技術的範囲に包含される。