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Title:
PROJECTOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/120608
Kind Code:
A1
Abstract:
It is possible to reduce a burden on a user when simultaneously projecting associated images using projectors. One out of four projectors (100) operates as a master, and the other projectors (100) operate as slaves. The master projector (100) reads a group of files from a USB memory (101), and extracts an image data file for a main image out of the files. The master projector (100) has a slave list containing identification information of the projectors (100) operating as the slaves. The master projector (100) creates a link list containing an image data files for sub images associated with the main image according to the slave list by each slave projector (100), and transmits the link list to each projector (100). The projectors operating as the slaves project images according to received image data.

Inventors:
UCHIDA KATSURA (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/055510
Publication Date:
October 09, 2008
Filing Date:
March 25, 2008
Export Citation:
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Assignee:
BROTHER IND LTD (JP)
UCHIDA KATSURA (JP)
International Classes:
G09G5/00; G03B21/00; G09G3/20; H04N5/74
Foreign References:
JP2003087725A2003-03-20
JP2000330201A2000-11-30
JP2000338941A2000-12-08
JP2005274816A2005-10-06
JP2001281759A2001-10-10
JP2002358061A2002-12-13
JP2005051555A2005-02-24
JP2004309562A2004-11-04
Attorney, Agent or Firm:
MATSUO, Kenichiro (Shinkumi Akasaka Bldg.10-17, Akasaka 1-chome,Chuo-ku, Fukuoka-shi, Fukuoka 42, JP)
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Claims:
 少なくとも1台の他のプロジェクタとデータ通信可能な通信部と、
 第1の画像を投影し、前記第1の画像に関連付けられた第2の画像に関する情報を、前記通信部より前記他のプロジェクタに送信する第1のモード処理部と、
 前記通信部にて前記第2の画像に関する情報を受信し、受信した第2の画像に関する情報に基づいて、前記第2の画像を投影する第2のモード処理部と、
 所定の規則に従って、マスタとして動作する第1のモードか、スレーブとして動作する第2のモードかのいずれかを動作モードとして設定し、前記第1のモードが設定された場合には前記第1のモード処理部を動作させ、前記第2のモードが設定された場合には前記第2のモード処理部を動作させる動作モード設定部と、を備えるプロジェクタ。
 前記第1のモード処理部は、
 外部装置より、前記第1の画像用の第1のデータファイルと、前記第2の画像用の第2のデータファイルとを含むファイル群を取得し、
 前記ファイル群の中から、投影される第1の画像に対応した第1のデータファイルに関連付けられた前記第2のデータファイルを抽出して、前記第2の画像に関する情報として前記通信部より前記他のプロジェクタに送信し、
 前記第2のモード処理部は、
 前記第2の画像として、前記通信部にて受信されたデータファイルに基づいた画像を投影することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
 前記第1のモード処理部は、
 前記ファイル群に含まれる個々のデータファイルの属性に基づいて、前記第1のデータファイルに関連付けられた前記第2のデータファイルを抽出することを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
 前記ファイル群は、前記ファイル群に含まれるデータファイルの属性が記述された属性ファイルを含み、
 前記第1のモード処理部は、
 前記属性ファイルの記述内容に基づいて、前記第1のデータファイルと関連付けられた前記第2のデータファイルを抽出することを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
 前記第1のモード処理部は、
 前記個々のデータファイルのプロパティ情報に基づいて、前記第1のデータファイルに関連付けられた前記第2のデータファイルを抽出することを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
 前記第1のモード処理部は、
 外部装置より、前記第1の画像用の第1のデータファイルと、前記第2の画像用の第2のデータファイルのリンク情報とを取得し、
 前記取得されたリンク情報を、前記第2のデータファイルに関する情報として前記通信部より他のプロジェクタに送信し、
 前記第2のモード処理部は、
 前記受信されたリンク情報に基づいて、前記第2のデータファイルを取得し、取得されたデータファイルを用いて前記第2の画像を投影することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
 前記第1のモード処理部は、
 外部装置より入力された第1のデータファイルから、前記リンク情報を抽出し、
 前記抽出されたリンク情報を、前記第2のデータファイルに関する情報として前記通信部より他のプロジェクタに送信することを特徴とする請求項6に記載のプロジェクタ。
 前記通信部は、通信ネットワークと接続され、
 前記リンク情報は、
 前記第2のデータファイルの前記通信ネットワーク上のアドレスであり、
 前記第2のモード処理部は、
 前記アドレス情報に対応する前記通信ネットワーク上のアドレスに格納されている第2のデータファイルを取得することを特徴とする請求項6又は7に記載のプロジェクタ。
 前記動作モード設定部は、
 外部入力に従って動作モードを前記第2のモードから前記第1のモードに切り替え可能であり、前記通信部にて受信された他のプロジェクタからのモードの切り替え要求に従って、動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに切り替え可能であることを特徴とする請求項2~8のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
 前記第1のモード処理部は、
 前記第1の画像が複数ある場合には、
 外部から入力される切り替え指令に従って、投影する第1の画像を切り替え可能であり、
 投影する第1の画像が切り替えられる度に、切り替えられた前記第1の画像に関連付けられた第2の画像に関する情報を、前記通信部より他のプロジェクタに送信することを特徴とする請求項1~9のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
 前記第1のモード処理部は、
 前記通信部を介してデータ通信可能な他のプロジェクタが複数である場合には、
 第2のモードで動作する他のプロジェクタの識別情報に基づいて、そのプロジェクタ毎に、第1の画像に関連付けられた第2の画像に関する情報を作成して送信することを特徴とする請求項1~10のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
 前記動作モード設定部は、
 前記第1のデータファイルが入力されていることと、
 前記通信部により互いにデータ通信可能に接続されたプロジェクタの中で、初めに起動されたことと、
 操作入力により第1のモードが指定されたこと、
 第1のモードに設定されていたこと、との少なくとも1つの条件を満たした場合に、動作モードを第1のモードに設定することを特徴とする請求項1~11のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
Description:
プロジェクタ

 本発明は、他のプロジェクタと連携して 互いに関連する複数の画像を投影するプロ ェクタに関する。

 従来より、会議、講演、プレゼンテーシ ンなどにおいては、複数の出席者が関連資 を見ることができるように、スクリーン上 どにその資料画像を投影するプロジェクタ 用いられることが多い。さらに、会議等で 、互いに関連する複数の資料画像を同時に 影したい場合があり、このような場合には 1台のプロジェクタで、複数の画像を並べて 投影すると、1つ1つの画像の大きさが小さく ってしまうため、複数のプロジェクタを用 て、それぞれの画像を投影させた方が望ま い。

 複数のプロジェクタの同時使用は、様々 利便性を提供する。例えば、各プロジェク の画像の投影領域を連結した状態にして、 プロジェクタには、その投影位置に応じた 割画像を投影させ、すべてのプロジェクタ 投影画像を用いて1つの大きな画像を投影す ることができるシステムが開示されている( えば、特許文献1参照)。また、複数の関連資 料に相当する画像を個々のプロジェクタに同 時に投影させるシステムも開示されている( えば、特許文献2参照)。

 しかしながら、特許文献2に記載のシステ ムでは、各プロジェクタの画像切替を手動で 行う必要がある。このような場合には、発表 若しくは議題の進行に合わせて、投影される 資料画像の切り替えをプロジェクタ毎に行わ なければならなくなり、ユーザの作業負担が 大きくなる。例えば、関連資料の1つにプレ ンテーション用のスライドショーソフトウ アにより投影される資料画像が順次切り替 られる場合には、資料画像が切り替えられ 度に、切り替えられた資料画像に関連する たな資料画像を、他のプロジェクタにも投 させる操作を行わなければならなくなる。

 そこで、ユーザの作業負担を軽減するシス ムとして、1台のプロジェクタをマスタとし て動作するプロジェクタ(マスタプロジェク )として設定し、残りをスレーブとして動作 るプロジェクタ(スレーブプロジェクタ)と て設定した状態で、マスタプロジェクタが 投影する資料画像に関連する資料画像に関 るデータを、スレーブプロジェクタに送り プロジェクタ間で、投影する資料画像の同 をとるシステムが開示されている(例えば、 許文献3~5参照)。

特開平8-304753公報

特開平9-22278号公報

特開2001-272723号公報

特開2002-55669号公報

特開2003-280623号公報

 しかしながら、特許文献3~5に開示された 示システムでは、マスタで動作するか、ス ーブで動作するかを、各プロジェクタに対 て予め手動で設定しておく必要があり、こ 作業もユーザにとって大変煩わしいものと る。

 本発明は、上記課題を解決するためにな れたもので、互いに関連する複数の資料画 の同時投影を、他のプロジェクタと連携し 効率良く行うことができるプロジェクタを 供することを目的とする。

 上記課題を解決するために、本発明の一 の観点によれば、少なくとも1台の他のプロ ジェクタとデータ通信可能な通信部と、第1 画像を投影し、前記第1の画像に関連付けら た第2の画像に関する情報を、前記通信部よ り前記他のプロジェクタに送信する第1のモ ド処理部と、前記通信部にて前記第2の画像 関する情報を受信し、受信した第2の画像に 関する情報に基づいて、前記第2の画像を投 する第2のモード処理部と、所定の規則に従 て、マスタとして動作する第1のモードか、 スレーブとして動作する第2のモードかのい れかを動作モードとして設定し、前記第1の ードが設定された場合には前記第1のモード 処理部を動作させ、前記第2のモードが設定 れた場合には前記第2のモード処理部を動作 せる動作モード設定部と、を備えることを 徴とする。

 このように構成することにより、このプ ジェクタは、他のプロジェクタと接続され そのプロジェクタと連携して動作する場合 、第1の画像を投影し、第2の画像を他のプ ジェクタに送信する第1のモードで動作する 、他のプロジェクタから送信された第2の画 像を投影する第2のモードで動作するかを自 的に判別して設定し、設定された動作モー での動作のみを行う。したがって、このプ ジェクタを用いれば、第1のモードが設定さ れば、他のプロジェクタを管理するように り、第2のモードが設定されれば、第1のモ ドが設定された他のプロジェクタに管理さ るようになる。これにより、ユーザが、動 モードをプロジェクタ毎に設定する必要が くなるため、画像を投影する際のユーザの 業負担が軽減される。すなわち、このプロ ェクタを用いれば、互いに関連する複数の 料画像の同時投影を、他のプロジェクタと 携して効率良く行うことができるようにな 。

 また、前記プロジェクタにおいて、前記 1のモード処理部は、外部装置より、前記第 1の画像用の第1のデータファイルと、前記第2 の画像用の第2のデータファイルとを含むフ イル群を取得し、前記ファイル群の中から 投影される第1の画像に対応した第1のデータ ファイルに関連付けられた前記第2のデータ ァイルを抽出して、前記第2の画像に関する 報として前記通信部より前記他のプロジェ タに送信し、前記第2のモード処理部は、前 記第2の画像として、前記通信部にて受信さ たデータファイルに基づいた画像を投影す 構成にしてもよい。

 このように構成することにより、複数の 像を同時に投影する際に、ユーザが画像毎 操作を行う必要がなくなるため、ユーザの 業負担が軽減される。

 また、前記プロジェクタにおいて、前記 1のモード処理部は、前記ファイル群に含ま れる個々のデータファイルの属性に基づいて 、前記第1のデータファイルに関連付けられ 前記第2のデータファイルを抽出する構成に てもよい。

 このように構成することにより、第1の画 像と第2の画像とを容易に関連付けることが きる。

 また、前記プロジェクタにおいて、前記 ァイル群は、前記ファイル群に含まれるデ タファイルの属性が記述された属性ファイ を含み、前記第1のモード処理部は、前記属 性ファイルの記述内容に基づいて、前記第1 データファイルと関連付けられた前記第2の ータファイルを抽出する構成にしてもよい

 このように構成することにより、関連付 るべき画像データが多数存在する場合にも 両ファイルの関連付けを容易に行うことが きる。

 また、前記プロジェクタにおいて、前記 1のモード処理部は、前記個々のデータファ イルのプロパティ情報に基づいて、前記第1 データファイルに関連付けられた前記第2の ータファイルを抽出する構成にしてもよい

 このように構成することにより、他のプ ジェクタとの連携動作により、投影される 像の同期をとる際のユーザの負担を軽減す ことができる。

 また、前記プロジェクタにおいて、前記 1のモード処理部は、外部装置より、前記第 1の画像用の第1のデータファイルと、前記第2 の画像用の第2のデータファイルのリンク情 とを取得し、前記取得されたリンク情報を 前記第2のデータファイルに関する情報とし 前記通信部より他のプロジェクタに送信し 前記第2のモード処理部は、前記受信された リンク情報に基づいて、前記第2のデータフ イルを取得し、取得されたデータファイル 用いて前記第2の画像を投影する構成にして よい。

 ここで、リンク情報とは、第2のデータフ ァイルの所在を示す情報のことをいう。

 このように構成することにより、複数の 像を同時に投影する際に、ユーザが画像毎 操作を行う必要がなくなるため、ユーザの 業負担が軽減される。また、プロジェクタ の通信負荷を軽減することができる。

 また、前記プロジェクタにおいて、前記 1のモード処理部は、外部装置より入力され た第1のデータファイルから、前記リンク情 を抽出し、前記抽出されたリンク情報を、 記第2のデータファイルに関する情報として 記通信部より他のプロジェクタに送信する 成にしてもよい。

 このように構成することにより、他のプ ジェクタとの間で投影画像の同期をとる際 ユーザの負担を軽減することができる。

 また、前記プロジェクタにおいて、前記 信部は、通信ネットワークと接続され、前 リンク情報は、前記第2のデータファイルの 前記通信ネットワーク上のアドレスであり、 前記第2のモード処理部は、前記アドレス情 に対応する前記通信ネットワーク上のアド スに格納されている第2のデータファイルを 得する構成にしてもよい。

 このように構成することにより、投影す 画像を準備する際のユーザの負担が軽減さ る。

 また、前記プロジェクタにおいて、前記 作モード設定部は、外部入力に従って動作 ードを前記第2のモードから前記第1のモー に切り替え可能であり、前記通信部にて受 された他のプロジェクタからのモードの切 替え要求に従って、動作モードを前記第1の ードから前記第2のモードに切り替え可能と する構成にしてもよい。

 このように構成することにより、プロジ クタのフレキシブルな運用が可能となる。

 また、前記プロジェクタにおいて、前記 1のモード処理部は、前記第1の画像が複数 る場合には、外部から入力される切り替え 令に従って、投影する第1の画像を切り替え 能であり、投影する第1の画像が切り替えら れる度に、切り替えられた前記第1の画像に 連付けられた第2の画像に関する情報を、前 通信部を介して他のプロジェクタに送信す 構成にしてもよい。

 このように構成することにより、同時に 影されるべき2つの関連画像である第1の画 と第2の画像との切り替えを、常に同期させ ことが可能となる。

 また、前記プロジェクタにおいて、前記 1のモード処理部は、前記通信部を介してデ ータ通信可能な他のプロジェクタが複数であ る場合には、第2のモードで動作する他のプ ジェクタの識別情報に基づいて、そのプロ ェクタ毎に、第1の画像に関連付けられた第2 の画像に関する情報を作成して送信する構成 にしてもよい。

 このように構成することにより、3台以上 のプロジェクタの間で投影画像の同期をとる ことができるようになる。

 また、前記プロジェクタにおいて、前記 作モード設定部は、前記第1のデータファイ ルが入力されていることと、前記通信部によ り互いにデータ通信可能に接続されたプロジ ェクタの中で、初めに起動されたことと、操 作入力により第1のモードが指定されたこと 第1のモードに設定されていたこと、との少 くとも1つの条件を満たした場合に、動作モ ードを第1のモードに設定する構成にしても い。

 このように構成することにより、使用形 に合致した適切なモード設定が可能となる

 本発明によれば、第1のモードが設定され れば、他のプロジェクタを管理するようにな り、第2のモードが設定されれば、第1のモー が設定された他のプロジェクタに管理され ようになる。これにより、ユーザが、動作 ードをプロジェクタ毎に設定する必要がな なるため、画像を投影する際のユーザの作 負担が軽減される。すなわち、このプロジ クタを用いれば、互いに関連する複数の資 画像の同時投影を、他のプロジェクタと連 して効率良く行うことができるようになる

本発明の第1の実施形態に係るプロジェ クタを備える表示システムの構成を示す模式 図である。 図2(A)、図2(B)は、表示システムの動作 概要を説明するための図である。 主画像及び副画像が投影されるまでの 像データのデータフローが示されている。 図4(A)~図4(C)は、マスタ-スレーブの設定 方法を示す図である。 プロジェクタの内部構成を示すブロッ 図である。 USBメモリに格納されたファイル群の一 を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るプロジェ クタのメイン処理のフローチャートである。 マスタモード処理のサブルーチンのフ ーチャートである。 リンクリスト送信のサブルーチンのフ ーチャートである。 スレーブモード処理のサブルーチンの フローチャートである。 図11(A)、図11(B)は、マスタデータとス ーブデータとの対応付け処理を説明するた の図である。 リンクリストの作成処理を説明するた めの図である。 本発明の第2の実施形態に係るプロジ クタを備える表示システムの構成を示すブ ック図である。 図13の表示システムにおける主画像及 副画像が投影されるまでの画像データのデ タフローが示されている。 パソコンにおける処理のフローチャー トである。 プロジェクタのメイン処理のフローチ ャートである。 マスタモード処理のフローチャートで ある。 スレーブモード処理のフローチャート である。 本発明の第3の実施形態に係るプロジ クタを備える表示システムにおける、主画 及び副画像が投影されるまでの画像データ データフローが示されている。 図19のパソコンにおける処理のフロー ャートである。 図19のプロジェクタにおけるマスタモ ド処理のフローチャートである。

符号の説明

10 投影部
11 ランプ制御回路
12 ランプ
13 照明光学系
14 光変調素子
15 結像光学系
20 画像処理部
21 映像信号入力手段
22 画像処理回路
23 光変調素子ドライブ回路
30 制御部
31 マイクロコンピュータ
33 無線インターフェイス
34 操作パネル
35 USBインターフェイス
36 赤外線受光部
37 赤外線制御部
40 内部バス
61 USBケーブル
62 VGAケーブル
100 プロジェクタ
101 USBメモリ
102 リモコン
120 パーソナルコンピュータ(パソコン)
200、200’ 表示システム
S スクリーン

 まず、本発明の第1の実施形態について、図 面に基づいて詳細に説明する。
≪第1の実施形態≫
 図1には、本発明の第1の実施形態に係るプ ジェクタを備える表示システム200の概略構 が示されている。図1に示されるように、本 施形態に係る表示システム200は、4台のプロ ジェクタ100を備えている。4台のプロジェク 100は、画像をスクリーン上に投影する同型 投影装置である。説明を簡単にするため、 プロジェクタ100には、それぞれPrj1~Prj4とい 名が付けられているものとする。プロジェ タ100の間は、無線LAN(Local Area Network)を介し 互いにデータ通信可能に接続されている。 た、プロジェクタ100にはUSB(Universal Serial Bu s)インターフェイスが設けられており、この ちプロジェクタ100(Prj1)のUSBインターフェイ には、外部装置としてのUSBメモリ101が接続 れている。なお、外部装置としては、USBメ リ101の代わりに、パーソナルコンピュータ 接続されるようにしてもよい。また、各プ ジェクタ100には、赤外線によって、各プロ ェクタ100を遠隔操作するためのリモートコ トローラ(リモコン)102が装備されている。 のリモコン102の操作により、プロジェクタ10 0に対して、その操作内容に応じた各種操作 マンドが送信される。プロジェクタ100は、 の操作コマンドに従って動作するようにな 。

 なお、プロジェクタ100の間は、無線LANで なく、有線のLANでデータ通信可能に接続す ようにしてもよい。また、プロジェクタ間 、USBケーブルでカスケード接続し、USBイン ーフェイスを介して互いにデータ送受信が 能であるようにしてもよい。また、図1では 、各プロジェクタ100の画像の投影領域が接す るように示されているが、本実施形態では、 各プロジェクタ100の投影画像で、1画像を形 するわけではないので、各プロジェクタの 像の投影領域をつなぎ合わせる必要はなく 各プロジェクタ100については、任意に配置 ることができる。

 本実施形態に係る表示システム200では、 ロジェクタ100のうち、1台は、主画像を投影 するマスタのプロジェクタ100として動作し、 残りは、そのマスタのプロジェクタ100に追従 して動作するスレーブのプロジェクタ100とし て動作する。以下では、マスタとして動作す るプロジェクタ100をマスタプロジェクタ100と 呼び、スレーブとして動作するプロジェクタ をスレーブプロジェクタ100と呼ぶこととする 。マスタプロジェクタ100は、主画像(例えば スライドショーのスライド画像)を投影し、 レーブプロジェクタ100は、主画像に関連す 副画像(例えば、そのスライド画像を補足す るための画像)を投影する。図2(A)、図2(B)には 、表示システム200の動作の概要が示されてい る。図2(A)では、左端に設置されたプロジェ タ100が、マスタプロジェクタ100として設定 れており、他の3台のプロジェクタ100が、ス ーブプロジェクタ100として設定されている この場合、マスタプロジェクタ100で、主画 1が投影されている場合には、その主画像1 関連する副画像1-1、1-2、1-3が、各スレーブ ロジェクタ100で投影されるようになる。

 また、図2(B)に示されるように、リモコン 102の操作により、マスタプロジェクタ100によ って投影される画像が、主画像1から主画像2 切り替えられた場合(例えば、プレゼンテー ション用のスライドショーソフトのスライド 画像のページが切り替えられた場合)には、 レーブプロジェクタ100によって投影される 像も、主画像2に付随する副画像2-1、2-2、2-3 切り替えられるようになる。

 図3には、主画像及び副画像が投影される までの画像データのデータフローが簡略化し て示されている。図3に示されるように、USB モリ101内には、画像ファイルを含む複数の ァイルが、フォルダごとにまとめられて格 されている。図3では、そのようなフォルダ 一例としてフォルダAが示されており。その フォルダA内に、複数のファイル群が格納さ ている。画像の投影が開始される場合には 例えばフォルダA内のファイル群が、フォル ごと、USBメモリ101から、マスタプロジェク 100内に、USBインターフェイスを介して読み まれる。

 マスタプロジェクタ100は、受信されたフ イル群の中のファイルを、第1のデータファ イルとしての主画像用の画像ファイルと、第 2のデータファイルとしての副画像用の画像 ァイルとに分類する。分類された主画像用 画像ファイルは、そのままマスタプロジェ タ100での投影に用いられる。一方、副画像 の画像ファイルは、さらに、リンクリスト 呼ばれるデータ群に含められる。リンクリ トとは、各スレーブプロジェクタ100に対し 送信されるスレーブデータの情報が記述さ たリストである。リンクリストは、マスタ ロジェクタ100から、無線LANを介して、スレ ブプロジェクタ100に送信される。スレーブ ロジェクタ100は、受信されたリンクリスト ら、副画像用の画像ファイルを抽出し、そ ファイルに基づく副画像を投影する。

 さらに、マスタプロジェクタ100は、スレ ブリストを管理している。スレーブリスト は、すべてのスレーブプロジェクタ100の識 情報が記述されたテーブルである。図3に示 される例では、スレーブリストには、各プロ ジェクタPrj2~Prj4を識別するためのID(2~4)が記 されている。マスタプロジェクタ100は、こ スレーブリストを参照して、各スレーブプ ジェクタ100へ送信するリンクリストを生成 る。

 図4(A)~図4(C)には、マスタ-スレーブの設定 方法を説明するための図が示されている。4 のプロジェクタ100のうち、どのプロジェク がマスタプロジェクタ100となるかは、様々 条件によって設定可能となっている。例え 、図4(A)に示されるように、USBメモリ101から 像データのファイル群が入力されたことを マスタプロジェクタ100に設定されるための 件とすることができる。

 また、一旦設定されたマスタやスレーブ 設定は、切り替えることが可能である。例 ば、図4(B)に示されるように、左から2番目 設置されたプロジェクタ100に対して、リモ ン102の操作により、マスタへの切り替えが 示された場合には、このプロジェクタ100は スレーブからマスタに切り替えられる。ま 、このプロジェクタ100は、それまでマスタ 設定された一番左のプロジェクタ100に対し 、スレーブへの切り替え要求を、無線LANを して送信する。このスレーブへの切り替え 求を受けて、一番左のプロジェクタ100は、 作モードをマスタモードからスレーブモー へ切り替え、以降はスレーブプロジェクタ10 0として動作するようになる。

 また、図4(C)に示されるように、最初に起 動された(電源がONとなり、準備完了となった )プロジェクタ100をマスタプロジェクタ100と 、他のプロジェクタ100をスレーブプロジェ タ100とするようにしてもよい。

 図5には、各プロジェクタ100の内部構成を 示すブロック図が示されている。図5に示さ るように、プロジェクタ100は、投影部10と、 画像処理部20と、制御部30と、内部バス40とを 備えている。投影部10は、画像を投影するた の投影光を外部に射出するための各種光学 を有している。また、画像処理部20は、一 の画像処理を行って、投影部10によって投影 される画像を形成する。制御部30は、投影部1 0と画像処理部20とを統括制御する。

 図5に示されるように、投影部10は、ラン 制御回路11と、ランプ12と、照明光学系13と 光変調素子14と、結像光学系15とを備えてい る。ランプ制御回路11は、内部バス40に接続 れている。ランプ制御回路11は、制御部30の 括制御の下で、ランプ12を点灯させる。ラ プ12は、投影用の照明光を出射する。ランプ 12から発せられた照明光は、照明光学系13に 射され整形される。照明光学系13より出射し た照明光は、光変調素子14を均一に照明する 光変調素子14としては、例えば液晶パネル 用いられるが、デジタルミラーデバイスな を用いるようにしてもよい。光変調素子14に は、後述する画像処理部20の駆動により、投 されるべき画像が形成されている。したが て、光変調素子14を通過した照明光は、そ 画像情報を含む光となる。光変調素子14を通 過した照明光は、結像光学系15に入射し、結 光学系15を介してスクリーンS上に到達する 光変調素子14とスクリーンSとは、共役の関 にあり、結像光学系15は、光変調素子14に形 成された画像を、スクリーンS上に結像させ 。

 画像処理部20は、映像信号入力手段21と、 画像処理回路22と、光変調素子ドライブ回路2 3とを備えている。映像信号入力手段21により 、外部からの映像信号が入力される。入力さ れた映像信号は、画像処理回路22に入力され 。画像処理回路22は、入力された映像信号 対して所定の画像処理を行い、その画像デ タ信号を出力する。この画像データ信号は 光変調素子ドライブ回路23に入力される。光 変調素子ドライブ回路23は、画像データ信号 対応する駆動信号を生成して、その駆動信 に従って光変調素子14を駆動する。これに り、光変調素子14上に画像が形成される。

 画像処理回路22は、内部バス40に接続され ている。画像処理回路22は、内部バス40から 画像のデジタル信号を入力可能である。内 バス40には、不図示のフレームメモリも接続 されている。このフレームメモリに画像デー タを書き込むようにすれば(描画すれば)、そ 画像データに相当するデジタル信号が内部 ス40を介して、画像処理回路22に送信され、 その画像データに基づく画像が投影されるよ うになる。

 制御部30は、マイクロコンピュータ31を中 心に構成されている。マイクロコンピュータ 31は、CPUやメモリ(いずれも不図示)などを備 ており、CPUは、メモリに格納されたプログ ムを実行することにより、プロジェクタ100 統括制御される。このプログラムの中には オペレーティングシステム(以下、「OS」と る)があり、マイクロコンピュータ31では、 のOS上で、プロジェクタ100内部の制御プログ ラムが実行されるようになる。また、このOS で、パーソナルコンピュータと同様のファ ル管理が可能となっており、テキストファ ルを編集可能ないわゆるテキストエディタ( いわゆるメモ帳程度の簡易なエディタでよい )や、プレゼンテーションなどに用いられる ライドショーのアプリケーションソフトウ アのプログラムを実行可能となっている。

 制御部30は、マイクロコンピュータ31の他 に、通信部として、無線インターフェイス33 、USBインターフェイス35とを備えている。 た、制御部30は、マンマシンインターフェイ スとしての操作パネル34と、リモコン102のイ ターフェイスとしての、赤外線受光部36と 赤外線制御部37とを備えている。この操作パ ネル34からの操作入力の内容は、マイクロコ ピュータ31に送信され、マイクロコンピュ タ31は、その操作内容を解析して、その操作 内容に従ってプロジェクタ100を制御する。こ れにより、プロジェクタ100は、操作パネル34 操作内容に従って動作するようになる。マ クロコンピュータ31と各種インターフェイ とは、内部バス40に接続されている。なお、 本実施形態では、リモコン102を用いて、プロ ジェクタ100を操作するようにしているが、こ の操作パネル34を用いてプロジェクタ100を操 することもできるのは勿論である。

 以上述べたように、投影部10、画像処理 20、制御部30の各構成要素は、内部バス40に 続されている。各部のデータ通信は、この 部バス40を介して行われ、制御部30のマイク コンピュータ31は、この内部バス40を介して 、各部を統括制御している。

 前述のように、プロジェクタ100によって 影される画像データは、USBメモリ101にファ ル形式で格納されている。図6には、USBメモ リ101に格納された画像データのファイル群の 一例が示されている。図6に示されるように USBメモリ101のフォルダAには、複数の画像フ イルと、後述するプロパティファイルとが 納されている。

 プロパティファイルは、このフォルダAに 格納された画像ファイルの属性情報が記述さ れたテキストファイルである。図6には、プ パティファイルに記述された画像ファイル 属性情報の一例が示されている。図6に示さ るように、プロパティファイルには、画像 ァイルの属性情報として、各ファイルの「 ァイル名」と、「モード」と、「表示番号 とが、互いに対応付けられた状態で、記述 れている。例えば、ファイル名が、「abc.jpe g」であるファイルについては、そのモード 、「スレーブ」と記述されており、表示番 は「1」と記述されている。これは、「abc.jpe g」という名のファイルは、スレーブプロジ クタ100に1番目に表示される副画像用のデー ファイルであることを示している。

 次に、プロジェクタ100の動作について説 する。図7には、プロジェクタ100における制 御部30のマイクロコンピュータ31において実 されるメイン制御プログラムのフローチャ トが示され、図8~図10には、そのメイン制御 ログラムのサブルーチンのフローチャート 示されている。以下のフローチャートに示 れる各ステップは、すべてのマイクロコン ュータ31によってなされるものである。

 図7に示されるように、まず、ステップ201 では、マスタプロジェクタがすでに存在して いるか否かを判断する。プロジェクタ100は、 無線LANを介して、他のプロジェクタ100に対し て、動作モードの通知要求を送信する。他の プロジェクタ100の応答を受信すると、プロジ ェクタ100は、その応答に基づいて、ステップ 201の判断を行う。この判断が否定されればス テップ203に進み、肯定されればステップ251に 進む。ここでは、マスタプロジェクタがまだ 存在しておらず、判断が否定され、ステップ 203に進むものとして説明を続ける。

 次のステップ203では、画像データを受信 たか否かを判断する。この判断が否定され ばステップ201に戻り、肯定されればステッ 205に進む。ここでは、まだ画像データを受 しておらず、判断が否定され、ステップ201 戻るものとして説明を続ける。

 以降、ステップ201における判断が肯定され か、ステップ203における判断が肯定される で、ステップ201→203の判断が繰り返される ここで、ステップ201での判断が肯定される 、ステップ251以降の処理が行われ、プロジ クタ100はスレーブプロジェクタ100として動 するようになる。一方、ステップ203の判断 肯定されると、ステップ205以降の処理が行 れ、プロジェクタ100は、マスタプロジェク 100として動作するようになる。
<マスタモードの動作>
 まず、ステップ203における判断が肯定され マスタプロジェクタとして動作する場合に いて説明する。この場合、次のステップ205 は、投影モード(動作モード)をマスタモー に設定する。

 次のステップ207では、プロパティファイ の記述内容に従って、マスタデータとスレ ブデータとを対応付ける。図11(A)、図11(B)に は、この対応付けの処理の一例が示されてい る。図11(A)には、プロパティファイルの記述 容の一例が示されている。このステップ207 は、図11(B)に示されるように、プロパティ ァイルの中に記述された各ファイルを、表 番号毎に分類する。このような分類を行え 、各表示番号に対して、モードがマスタに 定された1つのファイルと、モードがスレー に設定された1つ又は複数のファイルとが、 1グループにまとめられるようになる。なお 以下では、プロパティファイルにおいて、 ードがマスタに設定されているファイルを スタデータと呼び、モードがスレーブに設 されているファイルをスレーブデータと呼 。

 なお、マスタプロジェクタ100で投影され マスタデータと、スレーブプロジェクタ100 投影されるスレーブデータとは、JPEGファイ ル以外のファイルであっても良いし、互いに 異なる種類のファイルであっても構わないの は勿論である。

 次のステップ209では、スレーブリストを 期化する。ここで、スレーブリストに記述 れたすべてのスレーブプロジェクタ100の識 情報は、一旦、全て消去される。次のステ プ211では、投影開始指示がリモコン102など ら入力されるまで待つ。

 投影開始指示があると、ステップ213に進 。ステップ213では、マスタモードであるか かを判断する。ここでは、上記ステップ205 、マスタモードが設定されているので、判 は肯定され、ステップ215に進む。ステップ2 15では、マスタモード処理のサブルーチンを 行する。

 図8には、マスタモード処理のサブルーチ ンのフローチャートが示されている。まず、 ステップ301においてスレーブモードへの切替 要求を、他のプロジェクタ100から、無線LANを 介して受信したか否かを判断する。この判断 が否定されれば、ステップ305に進み、肯定さ れれば、ステップ351に進む。ここでは、スレ ーブモードへの切替要求は受信されず、判断 が否定されたものとして説明を続ける。

 ステップ305では、画像を更新するか否か 判断する。この判断が否定されればサブル チンを終了し、肯定されればステップ307に む。ここでは、まだ画像が表示されておら 、最初の画像を投影する必要があるため、 断は肯定され、ステップ307に進む。ステッ 307では、不図示のフレームメモリにマスタ ータを描画する。ここで、図11(B)に示され 場合には、最初のマスタデータとして、表 番号1番の「123.jpeg」がマスタデータとして レームメモリに描画されるようになる。

 次のステップ309では、スレーブプロジェ タ100のリンクリストを送信するサブルーチ を実行する。

 図9には、スレーブプロジェクタ100のリン クリストを送信するサブルーチンのフローチ ャートが示されている。図9に示されるよう 、まず、ステップ401では、スレーブプロジ クタ100の投影終了を検出したか否かを判断 る。この判断が肯定された場合にのみステ プ403を実行する。なお、判断が否定された 合は、ステップ405へ進む。ステップ403では 投影終了したスレーブプロジェクタ100をス ーブリストから削除する。

 次のステップ405では、新規にスレーブプ ジェクタ100を検出したか否かを判断する。 の判断が肯定された場合にのみ、ステップ4 07を実行する。なお、判断が否定された場合 ステップ409へ進む。ステップ407では、新規 検出されたスレーブプロジェクタ100をスレ ブリストに追加する。本実施形態では、図3 に示されるようなスレーブリストが作成され る。なお、スレーブリストにおける、各プロ ジェクタ100の登録順は、例えば、マスタプロ ジェクタ100との接続が確立された順番とする ことができる。マスタプロジェクタ100とスレ ーブプロジェクタ100との通信は、原則として 、このスレーブリストに登録された順番に行 われるようにすることができる。なお、プロ ジェクタ100に応じて、優先度をつけて、その 優先度の高い順に登録されるようにすること もできる。

 次のステップ409では、スレーブプロジェ タ100が存在するか否かを判断する。この判 が肯定されればステップ411に進み、否定さ ればサブルーチンを終了する。

 ステップ411では、スレーブリストが存在 るか否かを判断する。この判断が肯定され ばステップ413に進み、否定されればサブル チンを終了する。

 ステップ413では、スレーブプロジェクタ にリンクリストを作成する。図12には、リ クリストの作成処理の一例が示されている 図12に示されるように、マスタデータ「123.jp eg」に対して、スレーブデータ「abc.jpeg」、 def.jpeg」、「aaa.jpeg」、「bbb.jpeg」が対応づ られているものとし、スレーブリストには プロジェクタ100(Prj2~Prj4)が登録されているも のとする。

 ここでは、各スレーブデータを、スレー リストに登録されたプロジェクタ100に振り けられる。図12では、スレーブデータ「abc.j peg」がプロジェクタ100(Prj2)に振り分けられ、 スレーブデータ「def.jpeg」がプロジェクタ100( Prj3)に振り分けられ、スレーブデータ「aaa.jpe g」がプロジェクタ100(Prj4)に振り分けられ、 レーブデータ「bbb.jpeg」がプロジェクタ100(Pr j2)に振り分けられる。この場合、図12に示さ るように、プロジェクタ100(Prj2)のリンクリ トにはスレーブデータ「abc.jpeg」、「bbb.jpeg 」が組み込まれるようになる。以降、プロジ ェクタ100(Prj3)、100(Prj4)に対しても、図12に示 れるようなリンクリストを作成する。

 なお、本実施形態では、上述のように、 スレーブデータを、スレーブリストに登録 れた順番に振り分けたが、スレーブリスト 最後尾のスレーブプロジェクタ100にスレー データを振り分けても、まだスレーブデー が残っていた場合には、スレーブリストの 頭のスレーブプロジェクタ100から、残りの レーブデータを振り分けるようにすること できる。しかしながら、本発明はこの分配 法には限られず、スレーブデータごとに、 影するスレーブプロジェクタ100を予め決め おくようにしてもよい。スレーブデータの 配方法は、画像投影のシナリオに応じてプ パティファイルなどに予め決めておくこと できる。

 次のステップ415では、スレーブリストの 頭に登録されたスレーブプロジェクタ100を 信先として設定する。次のステップ417では 送信先として設定されたスレーブプロジェ タ100に該当するリンクリストを送信する。 して、次のステップ419では、未送信のリン リストがあるか否かを判断する。この判断 否定されればステップ421に進み、送信先の レーブプロジェクタ100を変更する。ステッ 421終了後は、ステップ417に戻る。

 以降、ステップ419において判断が肯定さ るまで、ステップ417→419→421の処理が繰り され、すべてのスレーブプロジェクタ100に して該当するリンクリストが送信される。 テップ419の判断が肯定されると、リンクリ ト送信のサブルーチンを終了し、図8に戻る 。この後、ステップ309を終了すると、マスタ モード処理のサブルーチンを終了し、図7の テップ219に進む。

 ステップ219では、投影終了の判断を行う この判断は、リモコン102等の操作により、 影終了指示が入力されたか否かなどで判断 れる。この判断が否定された場合には、ス ップ213に戻り、肯定されるとステップ221に む。ここでは、判断が否定され、ステップ2 13に戻るものとして話を進める。

 ステップ213では、再び、マスタモードで るか否かが判断され、ここではマスタモー が設定されているので、判断は肯定され、 び、ステップ215のマスタモード処理のサブ ーチンが実行される。

 図8に示されるように、マスタモード処理 では、スレーブモードへの切り替え要求を受 信したか否かの判断(ステップ301)、画像を更 するか否かの判断(ステップ305)が行われる ここで、リモコン102等の操作により、ペー 切り替えコマンドが受信されていなければ ステップ305における判断は否定され、マス モード処理を終了する。

 図7に戻り、ステップ219では、再び、投影 終了の判断を行う。この判断が否定された場 合にはステップ213に戻り、肯定された場合に はステップ221に進む。なお、ステップ221では 、スレーブモードであるか否かが判断され、 この判断が肯定された場合にはステップ223で マスタプロジェクタに投影終了通知を行い、 メイン処理が終了される。また、ステップ221 で判断が否定された場合にもメイン処理が終 了される。ここでは、判断が否定され、ステ ップ213に戻るものとして話を進める。この後 、ステップ215のマスタモード処理において、 ステップ301において、スレーブモードへの切 り替えを受信したと判断されるか、ステップ 305でページ切り替えコマンドを受信したと判 断されるか、投影終了と判断されるまで、又 は、ステップ219で、投影終了と判断されるま で、ステップ213→215→219(サブルーチン内で 、ステップ301→303→305)が繰り返される。

 ここで、リモコン102等の操作により、ペ ジの切り替えコマンドが入力されたとする この場合、図8のステップ305における判断( 像更新の判断)が肯定され、ステップ307に進 。ステップ307では、フレームメモリにマス データを描画し、ステップ309で、リンクリ トの送信を行う。ここで、図11(B)に示され 例では、表示番号2番の「456.jpeg」がマスタ ータとなる。

 このように、リモコン102等からページ切り え操作が行われる度に、ステップ305におけ 判断が肯定され、ステップ307で、投影され マスタデータが切り替えられ、ステップ309 、そのマスタデータに関連付けられたスレ ブデータを含むリンクリストが、スレーブ ロジェクタ100に送信される。
<スレーブモードでの動作>
 一方、図7のステップ201において、判断が肯 定された場合について説明する。この場合に は、ステップ251に進み、投影モードにスレー ブモードを設定する。そして、次のステップ 253では、マスタプロジェクタ100に、投影準備 完了を通知する。

 さらに、次のステップ213では、判断が否 され、ステップ217のスレーブモード処理の ブルーチンに進む。

 図10には、スレーブモード処理のフロー ャートが示されている。図10に示されるよう に、まず、ステップ501において、マスタプロ ジェクタ100から更新通知を受信したか否かを 判断する。この更新通知は、マスタからスレ ーブに切り替わったプロジェクタ100が、他の プロジェクタ100に対して送信する通知である 。この判断が肯定された場合にのみ、ステッ プ502に進み、マスタプロジェクタ100の設定を 更新する。

 次のステップ503では、マスタプロジェク 100からリンクリストを受信したか否かを判 する。この判断が肯定されれば、ステップ5 04に進み、否定されれば、ステップ513に進む ここでは、リンクリストを未だ受信してお ず、判断が否定されるものとして説明する

 次のステップ513では、リモコン102の操作 よるモード切替指示を受信したか否かを判 する。この判断が肯定されれば、ステップ5 15に進み、否定されればスレーブモード処理 サブルーチンを終了する。ここでは、判断 否定され、サブルーチンが終了するものと る。

 図7に戻り、スレーブモード処理終了後は 、ステップ219に進み、投影終了が判断される 。この判断が否定された場合には、ステップ 213に戻る。以降、ステップ501における判断が 肯定されるか、ステップ503における判断が肯 定されるか、ステップ513における判断が肯定 されるまで、又は、ステップ219における判断 が肯定されるまで、ステップ213→217→219(サ ルーチン内では、ステップ501→503→513)が繰 返され、スレーブプロジェクタ100は、いわ るアイドリング状態となる。

 ここで、リンクリストをマスタプロジェ タ100から受信したとする。この場合には、 テップ503の判断が肯定され、ステップ504に む。ステップ504では、リンクリストの先頭 スレーブデータを、描画対象に設定する。 えば、図12に示される例では、プロジェク 100(Prj2)であれば、「abc.jpeg」が描画対象とし て設定される。

 次のステップ505では、描画対象となった 頭のスレーブデータをリンクリストから抽 し、画像データを作成する。そして、次の テップ507では、固定レイアウトに従ってフ ームメモリに作成されたスレーブデータを 画する。なお、固定レイアウトとは、予め められた画像のレイアウトであり、画面内 おけるその画像の表示位置などの各種表示 態を規定する内部パラメータをいう。この 定レイアウトにより、例えば、画像を2枚同 時に表示する場合には、画面を2分割で表示 るなどの表示状態が規定される。そして、 のステップ509では、全てのスレーブデータ 描画が完了したか否かを判断する。この判 が否定されればステップ511に進み、肯定さ ればステップ513に進む。図12に示される例で は、プロジェクタ100(Prj2)であれば、まだ、「 bbb.jpeg」が残っているので、判断は否定され ステップ511に進む。

 ステップ511では、描画するスレーブデー を変更する。ここでは、例えば、図12に示 れる例で、プロジェクタ100(Prj2)であれば、 bbb.jpeg」を描画対象に設定する。そして、再 び、ステップ505において、描画対象となった スレーブデータをリンクリストから抽出し、 スレーブデータを作成する。そして、次のス テップ507では、固定レイアウトに応じてフレ ームメモリにそのスレーブデータを描画し、 ステップ509において、スレーブデータの描画 が完了したか否かを判断する。

 以降、ステップ509における判断が肯定さ るまで、ステップ505→507→509→511が繰り返 れ、リンクリスト内のスレーブデータが、 レームメモリに書き込まれ、最終的には、 べてのスレーブデータが固定レイアウトに って描画されるようになる。全てのスレー データの描画が完了し、ステップ509におけ 判断が肯定されると、ステップ513に進む。 テップ513の判断が否定されると、スレーブ ード処理のサブルーチンを終了する。

 以上の動作により、スレーブプロジェクタ1 00では、マスタプロジェクタ100によって投影 れる主画像に関連する副画像が投影される うになる。
<マスタとスレーブの切り替え動作>
 一方、リモコン102等の操作により、スレー プロジェクタ100が、マスタモードへの切り え指示を受信したとする。この場合には、 テップ513における判断が肯定され、ステッ 515に進む。ステップ515では、マスタプロジ クタ100からファイル群(例えば図6に示され ファイル群)を取得する。ステップ517では、 スタプロジェクタ100から、スレーブリスト 取得する。ステップ519では、投影モードを スタモードに変更し、現在マスタモードに 定されているプロジェクタ100に対し、切替 求を送信する。

 以上の動作により、スレーブモードが設 されていたプロジェクタは、マスターモー に切り替えられる。これにより、図7に戻り 、ステップ217のスレーブモード処理を終了し て、ステップ219で判断が否定された後に行わ れるステップ213における判断が肯定されるよ うになり、このプロジェクタ100は、マスタプ ロジェクタ100として、ステップ215のマスタモ ード処理を行うようになる。

 一方、これまで、マスタモードで動作し いたプロジェクタ100は、ステップ213→215→2 19の処理を繰り返しているが、この切替要求 受けると、ステップ205のサブルーチンのス ップ301(図8参照)における判断が肯定される うになり、ステップ351に進む。ステップ351 は、投影モードをスレーブモードに変更す 。次のステップ353では、スレーブリストを 切替要求を送信したプロジェクタ(マスタモ ードが設定されたプロジェクタ)100に送信す 。次のステップ355では、ファイル群を送信 、ステップ357では、各スレーブプロジェク 100に対してマスタプロジェクタ100の更新通 を送信する。これにより、この通知を受信 たプロジェクタ100では、図10のステップ501の 判断が肯定され、ステップ502に進み、マスタ プロジェクタ100の設定を更新するようになる 。

 以上の動作により、マスタモードで動作 ていたプロジェクタのスレーブモードへの 替が実現される。これにより、マスタモー 処理を終了して、ステップ219で判断が否定 れた後に行われるステップ213における判断 否定されるようになり、このプロジェクタ 、ステップ217のスレーブモード処理を行う うになる。

 なお、マスタプロジェクタ100からスレー プロジェクタ100に送信されるファイル群の データや、スレーブデータは圧縮されたも であってもよい。この場合、スレーブプロ ェクタ100では、これらのファイルを解凍し 上で、投影に用いる必要があるのは勿論で る。

 これまでの説明から明らかなように、本 施形態では、マイクロコンピュータ31によ 制御プログラムの実行により、動作モード 定部、第1のモード処理部、第2のモード処理 部が実現されている。より具体的には、図7 ステップ201~205、213、219、221、251、図8のステ ップ301、351~357、図10のステップ501、502、ステ ップ513~519が動作モード設定部に対応し、図7 ステップ207~211、図8のステップ305~309が第1の モード処理部に対応し、図7のステップ253、22 3、図10のステップ503~511が第2のモード処理部 対応する。

 以上詳細に説明したように、本実施形態 よれば、各プロジェクタ100では、様々な条 によって、第1のモードとしてのマスタモー ドか、第2のモードとしてスレーブモードか いずれかが設定される。そして、各プロジ クタ100は、マスタモードが設定された場合 は、マスタデータに基づく画像を投影する ともに、マスタデータに関連付けられたス ーブデータを、無線LANを介して、他のプロ ェクタ100に送信する。一方、他のプロジェ タ100は、無線LANを介して受信されたスレー データを受信し、受信されたスレーブデー に基づく画像を投影する。

 すなわち、各プロジェクタ100は、主画像 投影し、副画像を他のプロジェクタ100に送 するマスタモードで動作するか、他のプロ ェクタから送信された副画像を投影するス ーブモードで動作するかを自動的に判別し 設定し、設定された投影モードでの動作の を行う。したがって、このプロジェクタ100 用いれば、自動的に、ユーザがマスタモー やスレーブモードなどの動作モードの設定 プロジェクタ毎に設定することなく、他の ロジェクタ100との間でマスタスレーブ動作 することができるようになるで、画像を投 する際のユーザの作業負担が軽減される。 なわち、このプロジェクタ100を用いれば、 いに関連する複数の資料画像の同時投影を 他のプロジェクタ100と連携して効率良く行 ことができるようになる。

 また、本実施形態によれば、主画像用の 像ファイルであるマスタデータと、主画像 関連する副画像用の画像ファイルであるス ーブデータとを、同じファイル群にまとめ おくだけで、自動的に、第1の画像と第2の 像とが、同時に投影されるようになるので 複数の画像を同時に投影する際に、ユーザ 画像毎に操作を行う必要がなくなるため、 ーザの作業負担が軽減される。

 また、本実施形態によれば、プロパティ ァイルという1つのデータファイルを用いて 、主画像と副画像とを関連付けることができ るので、関連付けるべき画像データが多数存 在する場合にも、両ファイルの関連付けを容 易に行うことができる。

 しかしながら、マスタデータとスレーブ ータとの関連づけは、プロパティファイル よるものには限られない。例えば、ただ単 、マスタデータとスレーブデータとの間で ファイル名や拡張子、さらには、タイトル 表題、作成者、カテゴリ、キーワード、コ ントなどのファイルの属性に関連性を持た ることにより、両者の関連付けを行うよう してもよい。

 また、本実施形態によれば、マスタデータ スレーブデータとが1つのファイル群に含ま れていても、スレーブデータを自動的に抽出 して、他のプロジェクタ100に送信することが できるので、複数のプロジェクタ100の間での 投影画像の同時切替を自動的に行うことがで きるため、ユーザの作業負担を軽減すること ができる。
≪第2の実施形態≫
 次に、本発明の第2の実施形態について図面 を参照して説明する。

 図13には、本実施形態に係る表示システ 200’の概略的な構成が示されている。図13に 示されるように、本実施形態に係る表示シス テム200’は、2台のプロジェクタ100を備えて る。2台のプロジェクタ100は、画像を投影す 同型の投影装置である。なお、プロジェク 100の間が無線LAN(又はUSBケーブル)を介して いにデータ通信可能に接続されている点、US Bインターフェイスが設けられている点、赤 線によって、各プロジェクタ100を遠隔操作 るためのリモコン102が装備されている点は 上記第1の実施形態と同様であるが、プロジ クタ100(Prj1)のUSBインターフェイスには、USB ーブル61を介して情報処理装置としてのパ ソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と 述する)120が接続されており、プロジェクタ 100(Prj2)には、例えば、インターネットなどの 通信ネットワーク105が接続されている点が、 上記第1の実施形態と異なっている。なお、 ソコン120と、プロジェクタ100(Prj1)の映像信 入力端子(映像信号入力手段21の入力端子)と 間は、VGAケーブル62を介して接続されてい 。プロジェクタ100の内部構成は、上記第1の 施形態で説明したとおりである。また、プ ジェクタ100(Prj1)とパソコン120との間は、無 LANで接続されるようにしてもよい。

 なお、プロジェクタ100には、通信ネット ーク105の代わりに、パソコン120が接続され ようにしてもよい。また、本実施形態では 説明を簡単にするために、プロジェクタ100 2台としているが、上記第1の実施形態のよ に、プロジェクタ100が4台であっても良く、 ロジェクタ100は何台であってもかまわない

 本実施形態に係る表示システム200’にお ても、プロジェクタ100のうち、1台は、マス タプロジェクタ100として動作し、残りのプロ ジェクタはスレーブプロジェクタ100として動 作する。

 図14には、本実施形態に係る表示システ 200’における画像データのデータフローが されている。パソコン120内には、スライド ョーソフトウェアのスライド画像などの主 像用の画像ファイル(マスタデータ)が格納さ れている。マスタデータには、副画像用の画 像ファイル(スレーブデータ)へのリンク情報 埋め込まれており、パソコン120では、その ンクリストがマスタデータから抽出される

 ここで、リンク情報とは、スレーブデー の所在を示すリンク先の情報のことをいう 例えば、(http://~)などのネットワーク上のURL や、ディレクトリのフルパスなどがリンク情 報となる。リンク情報は、マスタデータに付 帯する付帯情報(例えばそのファイルのヘッ 部に記述されたキーワード)や、スライドシ ーソフトウェアのメモに記述されたキーワ ドとして指定しておくことができる。また マスタデータに貼り付けられたスレーブデ タの元データのリンク先の情報をリンク情 とすることもできる。

 まず、パソコン120で行われる動作につい 説明する。図15には、パソコン120上で動作 るソフトウェアの処理のフローチャートが されている。図15のフローチャートに示され る各ステップは、パソコン120内のCPUがこのソ フトウェアを実行することにより、実現され るものである。図15に示されるように、まず ステップ901では、投影開始が指示されるま 待つ。次のステップ903では、投影対象とな ているマスタデータを取得する。ここで、 ソコン120上に、テキストエディタやブラウ などの複数のアプリケーションが起動され おり、複数のウインドウ画面が表示されて る場合には、ステップ903では、その最前面 ウインドウの画像が、キャプチャされるこ により、その最前面ウインドウのファイル 特定され、そのウィンドウサイズなどから そのファイルのどの部分が表示されている を検出し、その表示されている部分の画像 ータをマスタデータとして取得する。

 次のステップ905では、マスタデータを、V GAケーブル62を介して、マスタプロジェクタ10 0へ出力する。ここでは、マスタデータの画 デジタル信号は、アナログ信号に変換され 後、出力される。

 次のステップ907では、マスタデータ(すな わち最前面のウインドウ内の表示されている 部分)からリンク情報を抽出する。次のステ プ909では、リンク情報を、スレーブプロジ クタ100に送信する。

 次のステップ911では、キーボードやマウ の操作入力により、画像の更新操作(例えば 、パソコン120の画面のスクロールや、Enterキ の押下による画面の切替)がされたか否かを 判断する。この判断が否定されれば、ステッ プ913に進み、肯定されればステップ903に戻る 。ここでは、画像の更新操作は行われておら ず、ステップ911における判断が否定され、ス テップ913に進むものとして説明を行う。

 ステップ913では、アプリケーションの終 等により投影を終了するか否かを判断する この判断が肯定されればサブルーチンを終 し、否定されればステップ911に戻る。ここ 、投影の終了は、パソコン120上で動作する ライドショーのアプリケーションの終了等 判断される。アプリケーションが終了して なければ、判断は否定され、ステップ911に る。以降、ステップ911において画像の更新 作が行われたと判断されるか、ステップ913 おいて、投影が終了したと判断されるまで ステップ911→913が繰り返される。

 以上述べたように、本実施形態に係る表 システム200’では、パソコン120からは、こ マスタデータとリンク情報とが、プロジェ タ100に別々に送信される。マスタデータは そのままマスタプロジェクタ100での投影に いられる。一方、図14に示されるように、 ンク情報は、マスタプロジェクタ100におい 、リンクリストに含められる。そして、そ リンクリストが、マスタプロジェクタ100か 、無線LANを介して、スレーブプロジェクタ10 0に送信される。スレーブプロジェクタ100は 受信されたリンクリストに含まれるリンク 報に基づいて、スレーブデータを例えば、 信ネットワーク105上からダウンロードし、 得されたスレーブデータに基づく画像を副 像として投影する。

 なお、本実施形態では、図4(C)に示される ように、最初に起動された(電源がONとなり、 準備完了となった)プロジェクタ100をマスタ ロジェクタ100とし、他のプロジェクタ100を レーブプロジェクタ100とする。また、本実 形態においても、図4(B)に示されるように、 モコン102等の操作により、マスタとスレー の切替が可能であるものとする。

 次に、本実施形態に係るプロジェクタ100の 作について説明する。図16には、本実施形 に係るプロジェクタ100の動作を示すフロー ャートが示されている。図16のフローチャー トに示される各ステップは、マイクロコンピ ュータ31が制御プログラムを実行することに り、実現されるものである。図16に示され ように、まず、ステップ601において、稼動 ているプロジェクタ100がすでに存在してい か否かを判断する。プロジェクタ100は、他 プロジェクタ100に対して、ステータス要求 、一斉同報送信し、他のプロジェクタ100か の応答を受信し、他のプロジェクタ100の状 を確認することにより、この判断を行う。 えば、他のプロジェクタ100がすでに投影を 始していれば、この判断は肯定される。こ ら他のプロジェクタ100の動作情報は、無線LA Nを介して知ることができる。この判断が否 されればステップ603に進み、肯定されれば テップ651に進む。
<マスタモードの動作>
 まず、ステップ601における判断が否定され 場合について説明する。この場合、次のス ップ603では、投影モードをマスタモードに 定する。そして、次のステップ605では、ス ーブリストを初期化する。次のステップ613 は、マスタモードであるか否かを判断する ここでは、ステップ603で、マスタモードが 定されているので、判断は肯定され、ステ プ615に進む。ステップ615では、マスタモー 処理のサブルーチンを実行する。これらの 理は、上記第1の実施形態と同じであるので 、詳細な説明を省略する。

 図17には、マスタモード処理のサブルー ンのフローチャートが示されている。図17に 示されるように、まず、ステップ701において スレーブモードへの切替要求を受信したか否 かを判断する。この判断が否定されればステ ップ703に進み、肯定されればステップ751に進 む。ここでは、判断が否定され、ステップ703 に進むものとして説明を続ける。

 ステップ703では、マスタデータがパソコ 120から映像信号入力手段21に入力されたか かを判断する。この判断が肯定された場合 のみステップ705を行う。ステップ705では、 スタデータに基づく画像を投影する。なお ステップ703の判断が否定されればステップ70 7に進む。

 次のステップ707では、パソコン120からリ ク情報を受信したか否かを判断する。この 断が肯定された場合にのみステップ709を行 。なお、ステップ707の判断が否定されれば 16に戻る。ステップ709では、リンクリスト スレーブプロジェクタ100に送信するサブル チンを実行する。このリンクリストの送信 サブルーチンは、上記第1の実施形態に係る 9のフローチャートに示されるサブルーチン と同じであるので、説明を省略する。

 なお、本実施形態では、図14に示される うに、マスタプロジェクタ100は、リンクリ トに、スレーブデータ自体を含めるのでは く、スレーブデータのリンク情報を含める が異なっている。1つのリンクリスト内に、 ンク情報を複数含める場合には、そのリン 情報は、例えば、マスタデータから抽出さ た順番に並べるようにすることができる。

 図16に戻り、マスタモード処理終了後は ステップ619に進む。ステップ619では、投影 終了したか否かの判断を行う。ここでは、 えば、パソコン120上のスライドショーソフ ウェアが終了し、その通知が、マスタプロ ェクタ100に送られたか否かで、投影終了を 断することができる。この判断が否定され 場合にはステップ613に戻り、肯定されると テップ621に進む。なお、ステップ621の判断 肯定されるとステップ623に進みマスタプロ ェクタに投影終了通知を行う。ここでは、 断が否定され、ステップ613に戻るものとし 話を進める。

 ステップ613では、再び、マスタモードで るか否かが判断され、マスタモードである で、判断は肯定され、再び、マスタモード 理が行われる(ステップ615)。マスタモード 理では、再び、スレーブモード切替要求を 信したか否かの判断(ステップ701)や、マスタ データを入力したか否かの判断(ステップ703) 、リンク情報を受信したか否かの判断(ステ ップ707)などが行われる。ここで、スレーブ ードの切替要求の受信、マスタデータの入 、リンク情報の受信がされていなければ、 のままマスタモード処理を終了する。

 図16に戻り、次のステップ619では、投影 了の判断を行う。この判断が否定された場 には、ステップ613に戻り、肯定された場合 は、ステップ621に進む。ここでは、判断が 定され、ステップ613に戻るものとして話を める。以降、何等かのイベントが発生する で、ステップ613→615→619が繰り返される。

 ここで、図15のステップ911の判断が肯定 れ、ステップ903に戻り、ステップ903で新た マスタデータがパソコン120から入力された する。この場合、図17のステップ703における 判断が肯定され、ステップ705に進む。ステッ プ705では、マスタデータに基づく画像を投影 する。そして、ステップ707における判断が肯 定された場合には、ステップ709のサブルーチ ンで、リンクリストの送信を行う。

 このように、マスタプロジェクタ100は、パ コン120からマスタデータが入力される度に マスタデータに基づく主画像を投影し、リ ク情報が入力される度に、スレーブプロジ クタ100にリンク情報を含むリンクリストを 信する。
<スレーブモードでの動作>
 一方、図16のステップ601の判断が肯定され 場合には、ステップ651に進み、動作モード してスレーブモードを設定する。そして、 のステップ653では、マスタプロジェクタ100 対して、投影準備完了を通知する。これら 処理は、上記第1の実施形態と同様であるの 詳細な説明を省略する。

 さらに、次のステップ613では判断が否定 れ、ステップ617のスレーブモード処理のサ ルーチンに進む。

 図18には、スレーブモード処理のフロー ャートが示されている。図18に示されるよう に、まず、ステップ801において、マスタプロ ジェクタ100から更新通知を受信したか否かを 判断する。この判断が肯定された場合にのみ 、ステップ802に進み、マスタプロジェクタ100 の設定を更新する。なお、ステップ801の判断 が否定された場合にはステップ803に進む。

 次のステップ803では、リンクリストをマ タプロジェクタ100から受信したか否かを判 する。この判断が肯定されれば、ステップ8 04に進み、否定されれば、ステップ813に進む ここでは、リンクリストを未だ受信してお ず、判断が否定されるものとして説明する

 ステップ813では、パソコン120から、マス データを受信したか否かを判断する。この 断が肯定された場合にのみ、ステップ815で スタプロジェクタからスレーブリスト取得 ステップ817でマスタモードに変更を行う。 こでは、マスタデータを受信しておらず、 断が否定され、このサブルーチンを終了す ものとする。

 図16に戻り、ステップ617のスレーブモー 処理終了後は、ステップ619に進む。ステッ 619では、投影が終了したか否かの判断を行 。この判断が否定された場合にはステップ61 3に戻り、肯定されるとステップ621に進む。 こでは、判断が否定され、ステップ613に戻 ものとして話を進める。

 ステップ613では、再び、マスタモードで るか否かが判断され、スレーブモードであ ので、判断は否定され、再び、スレーブモ ド処理が行われる(ステップ617)。スレーブ ード処理では、マスタの更新通知を受信し か否かの判断(ステップ801)や、リンクリスト を受信したか否かの判断(ステップ803)や、マ タデータを受信したか否かの判断(ステップ 813)などが行われる。ここで、マスタの更新 知、リンクリスト、マスタデータが受信さ ていなければ、そのままマスタモード処理 終了する。

 図16に戻り、次のステップ619では、投影 了の判断を行う。この判断が否定された場 には、ステップ613に戻り、肯定された場合 は、ステップ621に進む。ここでは、判断が 定されると、ステップ613に戻る。以降、何 かのイベントが発生するまで、ステップ613 617→619が繰り返される。

 ここで、リンクリストを受信すると、図1 8のステップ803の判断が肯定され、ステップ80 4に進む。ステップ804では、リンクリストの 頭に記述されたリンク情報を描画対象に設 する。そして、次のステップ805では、リン 情報を用いてスレーブデータを取得する。 えば、そのリンク情報が、URL(http://www.abc.com) である場合には、通信ネットワーク105上の該 当するURLから、スレーブデータをダウンロー ドする。そして、次のステップ807では、固定 レイアウトに従って、スレーブデータをフレ ームメモリに描画する。次のステップ809では 、全てのスレーブデータの描画が完了したか 否かを判断する。この判断が否定されれば、 ステップ811に進み、肯定されればステップ813 に進む。

 ステップ811では、リンクリスト中のリンク ストを変更する。ステップ811終了後は、ス ップ805に戻る。以降、ステップ809における 断が肯定されるまで、すなわち、リンクリ ト中のすべてのリンク情報に対応するスレ ブデータが取得され、フレームメモリに書 込まれるまで、ステップ805→807→809→811が り返される。
<マスタとスレーブの切り替え動作>
 ステップ809での判断が肯定されると、ステ プ813に進む。ステップ813では、前述したよ に、パソコン120からマスタデータを入力し か否かを判断する。すなわち、ここでは、V GAケーブル62が、新たに、スレーブとして動 していたプロジェクタ100の映像入力端子に ぎ返られ、マスタデータが入力されるよう なったか否かを判断する。この判断が肯定 れた場合にのみ、ステップ815、817を行う。 テップ815では、マスタプロジェクタ100から レーブリストを取得し、次のステップ817で 、投影モードを、マスタモードに変更する これらの処理は、上記第1の実施形態と同様 あるので、詳細な説明を省略する。

 以上の動作により、スレーブプロジェク 100は、マスタプロジェクタ100が投影するマ タデータに関連するスレーブデータに対応 る画像を投影するようになる。これにより これまで判断が否定されていた図16のステ プ613における判断が肯定されるようになり このプロジェクタ100は、ステップ615のマス モード処理を行うようになる。

 一方、これまで、マスタモードで動作し いたマスタプロジェクタ100は、スレーブプ ジェクタ100からスレーブモードの切替要求 受けると、図17のステップ701における判断 肯定されるようになり、ステップ751に進む ステップ751では、投影モードをスレーブモ ドに変更する。次のステップ753では、スレ ブリストを、スレーブモードの切替要求を ったプロジェクタ100に送信し、ステップ755 は、各スレーブプロジェクタ100にマスタの 新通知を送信する。これらの処理は、上記 1の実施形態で説明したので、詳細な説明を 略する。

 以上の動作により、マスタモードで動作 ていたプロジェクタのスレーブモードへの 替が実現される。これにより、これまで判 が肯定されていた、ステップ613における判 が否定されるようになり、このプロジェク は、ステップ617のスレーブモード処理を行 ようになる。

 これまでの説明から明らかなように、本実 形態では、マイクロコンピュータ31による 御プログラムの実行により、動作モード設 部、第1のモード処理部、第2のモード処理部 が実現されている。より具体的には、図16の テップ601、603、613、619、621、651、図17のス ップ701、751、753、755、図18の、ステップ801、 802、ステップ813~817が動作モード設定部に対 し、図16のステップ605、図17のステップ703~709 が第1のモード処理部に対応し、図16のステッ プ653、623、図18のステップ803~809が第2のモー 処理部に対応する。
≪第3の実施形態≫
 次に、本発明の第3の実施形態について説明 する。

 本実施形態に係る表示システムを構成す プロジェクタ100の構成は、図13に示される 示システム200’の構成とほぼ同じであるた 、その構成については詳細な説明を省略す 。

 図19には、本実施形態に係る表示システ 200’における画像データのフローが示され いる。図19に示されるように、本実施形態で は、上記第2の実施形態とは異なり、パソコ 120においてマスタデータからリンク情報を 出するのではなく、プロジェクタ100におい 、マスタデータからリンク情報を抽出する また、マスタデータは、VGAケーブル62を介し てではなく、USBケーブル61を介して、パソコ 120からプロジェクタ100に送信される。

 図20には、本実施形態におけるパソコン12 0側のソフトウェアの処理のフローチャート 示されている。図20に示されるように、上記 第2の実施形態とは異なり、パソコン120では マスタデータから、リンク情報を抽出せず 、そのまま、マスタプロジェクタ100に送信 る点が、図15の処理と異なっているので、詳 細な説明を省略する。なお、ここでも、ステ ップ903では、最前面のウインドウの画像のデ ータだけが、マスタデータとして取得される ようにすればよい。

 本実施形態では、プロジェクタ100の処理 ついては、図16のステップ615に示されるマ タモード処理の一部が、上記第2の実施形態 それと異なっている。図21には、本実施形 にマスタモード処理のフローチャートが示 れている。図21のフローチャートに示される 各ステップは、マイクロコンピュータ31(図5 照)によって実行されるものである。図21に されるように、まず、ステップ951において レーブモードへの切替要求を受信したか否 を判断する。この判断が否定されればステ プ953に進み、肯定されればステップ961に進 。ここでは、判断が否定され、ステップ953 進むものとして説明を続ける。

 ステップ953では、マスタデータをパソコ 120から受信したか否かを判断する。この判 が肯定された場合にのみステップ955、957、9 59を行う。ステップ955では、マスタデータか スレーブデータのリンク情報を抽出し、ス ップ957では、フレームメモリにマスタデー を描画し、ステップ959では、リンクリスト 送信のサブルーチンを行う。すなわち、本 施形態では、パソコン120側ではなく、プロ ェクタ100において、マスタデータからリン 情報の抽出を行う。リンクリストの送信の ブルーチンは、上記第2の実施形態と同じで あるので、詳細な説明を省略する。

 なお、本実施形態では、マスタプロジェ タ100では、マスタデータから、リンク情報 抽出する必要があるため、マスタデータに 連するアプリケーションを起動しておく必 がある。

 ステップ951の判断が肯定された後のステ プ961、963、965の処理は、上記第2の実施形態 に係る、図17のステップ751、753、755の処理と じであるので、詳細な説明を省略する。

 これまでの説明から明らかなように、本 施形態では、マイクロコンピュータ31によ 制御プログラムの実行により、動作モード 定部、第1のモード処理部、第2のモード処理 部が実現されている。例えば、図21では、ス ップ951、961、963、965が動作モード設定部に 応し、ステップ953~959が、第1のモード処理 に対応する。

 以上詳細に説明したように、上記第2、第 3の実施形態によれば、マスタデータとスレ ブデータとを、同じファイル群としてまと ていなくても、自動的に、主画像と副画像 が同時に投影されるようになるので、複数 画像を同時に投影する際に、ユーザが画像 に操作を行う必要がなくなるため、ユーザ 作業負担が軽減される。また、プロジェク 間で送信されるデータをスレーブデータそ ものではなく、そのリンク情報とすること できるので、プロジェクタ間の通信負荷を 減することができる。

 また、上記第2、第3の実施形態によれば マスタプロジェクタ100は、マスタデータ内 スレーブデータのリンク情報が埋め込まれ いる場合でも、スレーブデータのリンク情 を自動的に抽出して、スレーブプロジェク 100に送信することができるので、スレーブ ロジェクタ100との間で投影画像の同時切替 自動的に行うことができるため、ユーザの 担を軽減することができる。

 また、上記第2、第3の実施形態によれば スレーブデータを、通信ネットワーク105上 置いたままとすることができるので、画像 準備する際のユーザの負担が軽減される。

 また、上記第2、第3の実施形態によれば スレーブデータのリンク情報は、マスタデ タ内の付帯情報としてファイル内に埋め込 でおくこともできるし、マスタデータに貼 付けられた元データのリンク先の情報とす こともできる。このようにすれば、マスタ ータとスレーブデータとの関連付けを、様 な方法で行うことができるようになり、そ 関連付けを行う際のユーザの負担を軽減す ことができる。

 また、上記各実施形態によれば、外部入 又は他のプロジェクタ100からの要求に従っ 、動作モードを切り替え可能とするので、 ずれのプロジェクタ100も、マスタ又はスレ ブとして動作させることができるため、プ ジェクタ100のフレキシブルな運用が可能と る。例えば、主画像を投影するプロジェク 100を途中で切り替えることが可能である。

 また、上記各実施形態によれば、主画像 切り替わる度に、副画像も切り替わるよう なるので、同時に投影されるべき2つの関連 画像である主画像と副画像との切り替えを、 常に同期させることが可能となる。

 また、上記各実施形態によれば、スレー プロジェクタが複数存在する場合には、ス ーブリストに基づいて、複数のスレーブデ タを、自動的に配分して送信することがで る。これにより、3台以上のプロジェクタ100 の間で投影画像の同期をとることができるよ うになる。

 また、上記各実施形態によれば、マスタ ードやスレーブモードが設定される条件と て、様々な条件を設定することができるも とした。このようにすれば、使用形態に合 した適切なモード設定が可能となる。

 しかしながら、マスタモードやスレーブ ードが設定される条件は、上記各実施形態 説明したものには限られない。例えば、イ ターネット等の通信ネットワーク105に接続 れたプロジェクタをスレーブに設定するよ にしてもよい。また、マスタに設定されて たことがあるプロジェクタを優先的にマス モードに設定するようにしてもよい。

 また、上記各実施形態に係る表示システ 200、200’では、プロジェクタ100を複数備え おり、1台のプロジェクタ100は、第1のモー で動作し、残りは第2のモードで動作するよ になる。このようにすれば、複数のプロジ クタ100が連携動作して、投影画像の同時切 が可能となるため、画像を投影する際のユ ザの作業負担が軽減される。すなわち、こ 表示システム200、200’を用いれば、互いに 連する複数の資料画像の同時切替を、複数 プロジェクタの連携により、効率良く行う とができるようになる。また、このシステ 200、200’を構築するためには、同型のプロ ェクタ100を製造すればよいので、プロジェ タの製造コストを低減し、システム全体の ストを削減することが可能となる。

 また、上記第2の実施形態では、パソコン 120は、マスタデータだけでなく、マスタデー タからスレーブデータ又はスレーブデータの リンク情報を抽出して送信する。このように すれば、関連のある複数の画像の同時切替が 可能となる。

 また、上記第2の実施形態のように、パソ コン120側で、マスタデータからスレーブデー タのリンク情報を抽出するようにすれば、プ ロジェクタ100側で、スレーブデータのリンク 情報を抽出する処理を行う必要がなくなるの で、プロジェクタの負荷を軽減することがで きるようになる。

 なお、上述したとおり、プロジェクタの の通信形態は、無線LANには限られず、USBに って、プロジェクタをカスケード接続する ど、あらゆる、双方向の通信ネットワーク 採用可能である。

 なお、上記第2、第3の実施形態では、パ コン120での操作によって、マスタデータを 替えたが、本発明はこれには限られず、マ タプロジェクタ100のリモコン102の操作によ 、マスタデータの切替を行えるようにして よい。この場合、リモコン102の操作により マスタプロジェクタ100からパソコン120にマ タデータの切替要求を送信し、パソコン120 で、要求されたマスタデータをマスタプロ ェクタ100に送るようにすればよい。

 なお、上記第2、第3の実施形態では、マ タデータが、パソコン120に格納されている のとしたが、パソコン120又はマスタプロジ クタ100が、インターネットなどの通信ネッ ワーク105に直接接続されており、パソコン12 0又はマスタプロジェクタ100が、その通信ネ トワーク105にアクセスして、画像データを ウンロードして、マスタデータとして用い ようにしてもよい。また、このような構成 場合、マスタデータから抽出されたリンク 報に基づいて、パソコン120又はマスタプロ ェクタ100が、スレーブデータを通信ネット ークからダウンロードし、スレーブデータ スレーブプロジェクタ100に送信するように てもよい。

 なお、本発明は、主画像や副画像の内容 、そのファイル形式には制限されないのは ちろんである。

 また、マスタプロジェクタ100とスレーブ ロジェクタ100との間では、投影画像の同期 けでなく、マスタプロジェクタ100の電源の ンオフに合わせてスレーブプロジェクタ100 電源のオンオフを行ったり、マスタプロジ クタ100の投影画像の投影状態とスレーブプ ジェクタ100の投影画像の投影状態とを合わ たりすることも可能である。

 以上述べたように、本発明のプロジェク は、他のプロジェクタと連携して複数の資 画像を同時に表示するのに適している。