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Title:
RADIO COMMUNICATION SYSTEM AND ITS POWER-SAVING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/013969
Kind Code:
A1
Abstract:
A radio communication system which comprises a master node for transmitting beacon signals which are one-many communication for each constant period and a slave node for receiving the beacon signals and in which the master node and the slave node operate in synchronization with each other by the beacon signals. The slave node transmits a schedule notification signal for notifying the presence/absence of the transmission schedule of data to the master node in a predetermined period between the beacon signals. The master node, if failing to confirm the schedule notification signal in the predetermined period, is changed into a stop state until the transmission time of the next beacon signal.

Inventors:
AOKI YUUICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/061538
Publication Date:
January 29, 2009
Filing Date:
June 25, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NEC CORP (JP)
AOKI YUUICHI (JP)
International Classes:
H04L12/28
Foreign References:
JP2005086425A2005-03-31
JP2004336401A2004-11-25
Attorney, Agent or Firm:
MIYAZAKI, Teruo et al. (16th Kowa Bldg.9-20, Akasaka 1-chome,Minato-k, Tokyo 52, JP)
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Claims:
 1対多通信であるビーコン信号を一定周期毎に送信する親ノード及び前記ビーコン信号を受信する子ノードを備え、前記親ノード及び子ノードが前記ビーコン信号により同期して動作する無線通信システムであって、
 前記子ノードは、
 前記ビーコン信号間の予め設定された所定の期間内で、前記親ノードに対するデータの送信予定の有無を通知するための予定通知信号を送信する無線通信システム。
 前記ビーコン信号間が、前記親ノード及び前記子ノードが同期して動作するための、固定周期からなる複数のスロットで構成され、
 前記所定の期間は、
 前記ビーコン信号を受信してから2スロット以内に相当する期間である請求項1記載の無線通信システム。
 前記親ノードは、
 前記所定の期間内で前記予定通知信号を確認できない場合、次のビーコン信号の送信時刻まで休止状態に遷移する請求項1記載の無線通信システム。
 前記親ノードは、
 前記所定の期間の受信電力強度を測定することで前記予定通知信号の有無を判別する請求項3記載の無線通信システム。
 前記予定通知信号は、
 前記子ノードを識別するための識別符号を含む請求項3記載の無線通信システム。
 前記親ノードは、
 前記予定通知信号に含まれる前記子ノードの識別符号を確認した場合、該識別符号が付与された子ノードからのデータの送信が終了後、次のビーコン信号の送信時刻まで休止状態に遷移する請求項5記載の無線通信システム。
 1対多通信であるビーコン信号を一定周期毎に送信する親ノード及び前記ビーコン信号を受信する子ノードを備え、前記親ノード及び子ノードが前記ビーコン信号により同期して動作する無線通信システムの節電方法であって、
 前記ビーコン信号間の予め設定された所定の期間内で、前記子ノードから前記親ノードへデータの送信予定の有無を通知するための予定通知信号を送信し、
 前記親ノードが、前記所定の期間内で前記予定通知信号を確認できない場合、次のビーコン信号の送信時刻まで休止状態に遷移する無線通信システムの節電方法。
 前記ビーコン信号間が、前記親ノード及び前記子ノードが同期して動作するための、固定周期からなる複数のスロットで構成され、
 前記所定の期間は、前記ビーコン信号を受信してから2スロット以内に相当する期間である請求項7記載の無線通信システムの節電方法。
 前記親ノードが、前記所定の期間の受信電力強度を測定することで前記予定通知信号の有無を判別する請求項7記載の無線通信システムの節電方法。
 前記予定通知信号に前記子ノードを識別するための識別符号を含む請求項7記載の無線通信システムの節電方法。
 前記親ノードが、前記予定通知信号に含まれる前記子ノードの識別符号を確認した場合、該識別符号が付与された子ノードからのデータの送信が終了後、次のビーコン信号の送信時刻まで休止状態に遷移する請求項10記載の無線通信システムの節電方法。
Description:
無線通信システム及びその節電 法

 本発明は、無線通信システムに関し、特 ZigBee等の無線ネットワークに適用して好適 無線通信システム及びその節電方法に関す 。

 近年、ビル管理や環境調査等のための無 ネットワークあるいは近距離通信等で用い 省電力無線通信システムとして、IEEE(Institut e of Electrical and Electronic Engineers)802.15.4(通 、ZigBee)が提唱されている。非特許文献1(IEEE 802.15.4 Wireless MAC and PHY Specifications for LR- WPANs, http://standards.ieee.org/getieee802/download/802.15 .4-2003.pdf)には、このIEEE802.15.4のMAC(Media Access Control)レイヤ及びPHY(電気物理)レイヤの通信 ロトコルが記載されている。

 IEEE802.15.4では、ネットワークを構成する ノードの消費電力を低減するために一定間 で送信されるビーコン信号を利用する。ビ コン信号は、ネットワークコーディネータ 呼ばれる親ノードからネットワーク内の各 ノードへ送信される。親ノード及び子ノー はビーコン信号を利用することで同期して 作する。この同期動作の単位となるスーパ フレームの構成を図1に示す。

 図1は、非特許文献1の第5章の図4に記載さ れたスーパーフレームの構成を示している。

 図1に示すように、親ノードから一定間隔 で送信されるビーコン信号間はコンテンショ ンアクセス期間(CAP:Contention Access Period)と呼 れる。IEEE802.15.4では、このCAP内で、通信を 望するノードがSlotted CSMA-CA(Carrier sense mult iple access with collision avoidance)方式により通 することが規定されている。CAPは、図1に示 すように、スロットと呼ばれる複数の固定周 期(例えば80ms毎)の区間で構成されている。Slo tted CSMA-CA方式では、データの送受信や後述 るCCA等の各種の処理がこれらスロットに同 して実行される。

 図2は、非特許文献1の第5章の図10に記載 れた、ビーコン信号の送信に用いるビーコ フレームの構成を示している。

 図2に示すように、ビーコンフレームには 、ペンディングアドレスフィールド(Pending Ad dress Fields)と呼ばれる領域を備えている。親 ードは、この領域を用いて通信を希望する 手ノード(子ノード)の識別符号を送信する 子ノードは、親ノードからビーコン信号を 信すると、そのペンディングアドレスフィ ルドに自ノードの識別符号が有るか否かを 知し、自ノードの識別符号が無ければ、次 ビーコン信号の受信時刻まで動作を停止し 休止状態に遷移する。このメカニズムによ 子ノードは受信処理に必要な電力消費を低 できる。

 Slotted CSMA-CA方式では、子ノードは、データ の送信予定がある場合、ビーコン信号を受信 すると、まずデータの送信に用いる予め設定 された所定の無線周波数帯域であるチャネル の空きがあるか否かをCAPの2スロットに亘っ 検知する。この検知動作はCCA(Channel Clear Ass ignment)と呼ばれる。子ノードは、ビーコン信 を受信して最初に実行するCCAを、0~2 BE -1個のスロットに相当する時間だけランダム 遅延させる。このCCAの遅延期間はバックオ と呼ばれ、BEはバックオフエクスポネント 呼ばれる。CCAを子ノード毎にランダムに遅 させる理由は、コリジョン(2つ以上の子ノー ドが同時に送信する状態)の確率を減らすた である。子ノードは、CCAによって空きチャ ルが無いと判断した場合、BEの値を1つ増加 せて再びバックオフに遷移する。

 また、IEEE802.15.4では、上記ビーコンフレ ムやデータの送信に用いるデータフレーム の各種フレームの受信後にIFS(インターフレ ーム空間)と呼ばれる通信休止期間を設ける とが規定されている。一般に、ノードは、 のノードからフレームを受信すると、該フ ームに含まれるデータ等を処理するため、 の動作に遷移するまでに一定の期間を必要 する。その期間に他のフレームが送信され と、該フレームを正常に受信できない場合 該フレームに含まれるデータを適切に処理 きない場合がある。上記IFSと呼ばれる通信 止期間は、このような問題を避けるために けられている。IFSには、SIFS(Short IFS)とLIFS(Lo ng IFS)とがあり、長いフレームの受信後はLIFS (例えば160ms)が設けられ、短いフレームの受 後はSIFS(例えば48ms)が設けられる。各ノード 、フレームの送受信が終了すると、上記IFS 経過した後、次のスロットからSlotted CSMA方 式で処理を開始する。

 なお、ノードが半2重動作の物理層に対応 している場合、該ノードは送信処理と受信処 理の切り替えに一定の時間を必要とする。そ の最大時間をaTurnaroundTime(例えば48ms)とすると 、上記SIFSはaTurnaroundTime以上でなければなら い。つまり、aTurnaroundTime≦Tack≦SIFS<LIFSの 係になる。ここで、Tackはフレームを受信し てから後述するACKを返送するまでに要する時 間である。

 また、IEEE802.15.4によれば、フレームを送 するノードは、該フレームを受信するノー に対して、正常にフレームを受信したか否 を通知させるためのACK(Acknowledgment)と呼ばれ る確認信号を返送するよう要求できる。

 フレームを送信するノードは、フレーム 送信した後、ある一定期間(例えば216ms)内に ACKを受信できなかった場合は該フレームが正 常に受信されなかったとみなして再送等の処 理を行う。ACKは、フレームを受信してから一 定期間内に返送しなければならず、また他の ノードがフレームの送信を開始しないように 、通常、他のフレームよりも優先して送信さ れる。

 IEEE802.15.4では、aTurnaroundTime≦Tack<aTurnaro undTime+aUnitBackoffPeriod(例えば48ms≦Tack<128ms)の 期間内でACKを返送することが規定されている 。なお、aUnitBackoffPeriodは、バックオフの最小 単位時間である。

 ACKの返送要求は、1対1通信に限られ、ビ コン信号のような1対多通信で用いることは きない。これは、複数のノードからACKが同 に返送されると、それらが衝突して正しく 信できないためである。

 図3は、非特許文献1の第5章の図11に記載 れているデータフレームの構成を示してい 。

 図3に示すように、データの送信に用いる データフレームは、フレームコントロール(Fr ame Control)と呼ばれる領域(フィールド)を備え ている。フレームコントロールフィールドは 、ビーコン信号の送信に用いるビーコンフレ ームやACKの送信に用いるACKフレームも備えて いる。

 図4は、非特許文献1の第7章の図35に記載 れた、フレームコントロールフィールドの ォーマットを示している。

 図4に示すように、フレームを送信するノ ードは、フレームコントロールフィールドの 6番目のビット(ビット5:Ack request)を利用して 該フレームを受信するノードにACKを要求す 。フレームを受信したノードは、該フレー のAck request(ACKリクエスト)が「1」であれば ACKを返送しなければならない。

 また、フレームを送信するノードは、フ ームコントロールフィールドの5番目のビッ ト(ビット4:Frame pending)を利用して、該フレー ムを受信するノードに送信すべきデータが有 るか(残っているか)否かを通知する。データ 送信するノードは、送信すべきデータが有 場合はデータフレームのFrame pending(フレー ペンディング)を「1」にセットし、送信す きデータが無い場合は、最後のデータを含 データフレームのフレームペンディングを 0」にセットする。フレームを受信したノー は、該フレームのフレームペンディングの を確認することで全てのデータの受信が完 したか否かを判断できる。

 上述したIEEE802.15.4では、ビーコン信号を 信する子ノードの消費電力を低減する手法 ついては規定しているが、ビーコン信号を 信する親ノードの消費電力を低減する手法 ついては何も規定していない。そのため、 ノードを休止状態に遷移させて消費電力を 減することができないという問題がある。

 図5はIEEE802.15.4を採用した無線通信システ ムの通信動作の一例を示す模式図である。な お、図5はネットワークが親ノードCH1及び子 ードCM1で構成された例を示している。図5に す「RX」はノードが受信状態にあることを し、「TX」はノードが送信状態にあることを 示し、「IDLE」はノードが休止状態にあるこ を示している。また、図5に示す「s」はSIFS 期間であり、「t」は送信状態と受信状態の り替えに要する期間(ターンアラウンド期間 )であり、「w」はノードが休止状態から送受 状態に遷移するのに要する起動時間である

 IEEE802.15.4を適用した無線通信システムで 、例えば子ノードCM1から親ノードCH1に対す データの送信予定がある場合、図5の(a)に示 すように、子ノードCM1は、親ノードCH1に対す るデータの送信を終了し、親ノードCH1からACK を受信すると休止状態(IDLE)に遷移する。この とき、親ノードCH1は、子ノードCM1が休止状態 であっても、次のビーコン信号の送信時刻ま で受信状態を維持しているため、不要な受信 の待ち受け期間が生じている。

 また、図5の(b)に示すように子ノードCM1及 び親ノードCH1共にデータの送信予定がない場 合、子ノードCM1は、受信したビーコン信号の ペンディングアドレスフィールドに自ノード の識別符号が無ければ、次のビーコン信号の 受信時刻まで休止状態(IDLE)に遷移する。この とき、親ノードCH1は、子ノードCM1が休止状態 であっても、次のビーコン信号の送信時刻ま で受信状態を維持しているため、CAPの全期間 で不要な受信の待ち受け期間が生じている。

 そこで、本発明は、子ノード及び親ノー の電力消費を低減できる無線通信システム びその節電方法を提供することを目的とす 。

 上記目的を達成するため本発明の無線通信 ステムは、1対多通信であるビーコン信号を 一定周期毎に送信する親ノード及び前記ビー コン信号を受信する子ノードを備え、前記親 ノード及び子ノードが前記ビーコン信号によ り同期して動作する無線通信システムであっ て、
 前記子ノードは、
 前記ビーコン信号間の予め設定された所定 期間内で、前記親ノードに対するデータの 信予定の有無を通知するための予定通知信 を送信する構成である。

 一方、本発明の無線通信システムの節電方 は、1対多通信であるビーコン信号を一定周 期毎に送信する親ノード及び前記ビーコン信 号を受信する子ノードを備え、前記親ノード 及び子ノードが前記ビーコン信号により同期 して動作する無線通信システムの節電方法で あって、
 前記ビーコン信号間の予め設定された所定 期間内で、前記子ノードから前記親ノード データの送信予定の有無を通知するための 定通知信号を送信し、
 前記親ノードが、前記所定の期間内で前記 定通知信号を確認できない場合、次のビー ン信号の送信時刻まで休止状態に遷移する 法である。

図1は、非特許文献1に記載されたスー ーフレームの構成を示す模式図である。 図2は、非特許文献1に記載されたビー ンフレームの構成を示す模式図である。 図3は、非特許文献1に記載されたデー フレームの構成を示す模式図である。 図4は、非特許文献1に記載されたフレ ムコントロールフィールドのフォーマット 示す模式図である。 図5は、IEEE802.15.4を採用した無線通信シ ステムの通信動作の一例を示す模式図である 。 図6は、無線通信システムの一構成例を 示すブロック図である。 図7は、図6に示したノードの一構成例 示すブロック図である。 図8は、第1の実施の形態の無線通信シ テムの通信動作の一例を示す模式図である 図9は、図6に示したノードの通信時に ける状態の遷移を示す状態遷移図である。 図10は、第2の実施の形態の無線通信シ ステムの通信動作の一例を示す模式図である 。 図11は、第3の実施の形態の無線通信シ ステムの通信動作の一例を示す模式図である 。 図12は、第3の実施の形態の無線通信シ ステムの通信動作の一例を示す模式図である 。

 次に本発明について図面を参照して説明す 。
(第1の実施の形態)
 図6は無線通信システムの一構成例を示すブ ロック図である。

 図6に示す無線通信システムは、ノードCH1 を親ノードとする第1のネットワーク1と、ノ ドCH2を親ノードとする第2のネットワーク2 を有する構成である。第1のネットワーク1は 子ノードCM1~CM4を備え、第2のネットワーク2は 子ノードCM5~CM7を備えている。第1のネットワ ク1の子ノードCM4は、第2のネットワーク2の ノードCH2としても動作する。図6では第1の ットワーク1が4台の子ノードを備え、第2の ットワーク2が3台の子ノードを備えた例を示 しているが、各ネットワークの子ノードの数 は何台であってもよい。

 図7は図6に示したノードの一構成例を示 ブロック図である。

 図7に示すように、ノードは、アンテナ装 置11、無線通信部12、電源装置13、メモリ14、C PU15及びセンサ16を備えている。

 CPU16は、例えばメモリ14に格納されたプロ グラムにしたがってノード全体の動作を制御 する。

 メモリ14は自ノードから送信すべきデー あるいは他のノードから受信したデータが 納される。

 センサ16は、例えば本発明の無線通信シ テムを環境調査で利用する場合、各ノード 周辺環境(気温、湿度、気圧、位置等)を測定 するために用いられる。センサ16は、無線通 システムの利用環境に応じて適宜設けられ ものであり、無くてもかまわない。

 電源装置13は、ノードが備える各装置(無 通信部12、メモリ14、CPU15及びセンサ16等)に して所要の電源電圧を供給する。

 無線通信部12は、送信するデータを変調 てRF(無線周波数)信号に周波数変換し、送信 必要な電力まで増幅する送信する送信部121 、受信したRF信号を増幅し、ベースバンド 号に周波数変換して復調する受信部122と、 ータの送信時は送信部121からのRF信号をアン テナ装置11へ出力し、データの受信時はアン ナ装置11で受信したRF信号を受信部122へ出力 する切替部123と、送信部121及び受信部122で実 施する周波数変換に必要なローカル信号を生 成する発振器124と、送受信するデータに対し て所要の処理(符号化や復号化、誤り訂正処 等)を実行すると共に、上述したSlotted CSMA-CA 方式にしたがって無線通信部12の通信動作を 御する通信制御部125と、送信部121、受信部1 22、発振器124及び通信制御部125対する電力供 を制御する電源制御部126とを有する構成で る。

 送信部121は、周知の変調回路や周波数変 で用いるミキサ、RF信号を増幅する電力増 器等で構成される。また、受信部122は、周 の復調回路や周波数変換で用いるミキサ、 信したRF信号を増幅する低雑音増幅器等で構 成される。通信制御部125は、A/D(Analog to Digit al)変換器やD/A(Digital to Analog)変換器、メモリ 、各種の論理回路等から成るLSIやDSPによって 構成される。電源制御部126は、各種の論理回 路を組み合わせることで実現できる。なお、 A/D変換やD/A変換を除く通信制御部125の機能や 電源制御部126の機能は、CPU14がプログラムに たがって実行する処理で実現することも可 である。

 一般に、無線通信システムが備える各ノ ドでは、データを送受信している期間だけ なくデータの受信を待ち受けている期間で 、上記受信部122、発振器124及び通信制御部1 25に電源電圧が供給されているため電力を消 する。そのため、上述したIEEE802.15.4では子 ードに休止状態の期間を設けることで子ノ ドの電力消費を低減している。

 本実施形態では、ビーコン信号間の予め 定された所定の期間内で、子ノードからデ タの送信予定の有無を通知するための予定 知信号を親ノードに送信する。予定通知信 は、データの送信予定がある場合にのみ子 ードから親ノードに送信してもよく、デー の送信予定がある場合と無い場合の両方で ノードから親ノードに送信してもよい。但 、送信予定がある場合の予定通知信号と送 予定が無い場合の予定通知信号とは、CAP内 異なるスロットに同期して送信する。

 親ノードは、ビーコン信号の送信が終了 ると、予め設定された所定期間だけ子ノー から送信される予定通知信号を待ち受け、 定通知信号を受信すると、該予定通知信号 基づいて各子ノードからのデータの送信予 の有無を判別する。そして、自ノードが管 するネットワーク内の全ての子ノードから データの送信予定が無く、また自ノードか 子ノードへのデータの送信予定も無い場合 休止状態に遷移する。

 図6に示すノードCH2のように、親ノード及 び子ノードの両方として動作するノードは、 親ノードとして動作する第2のネットワーク2 各子ノードCM5~CM7からのデータの送信予定が 無く、自ノードの送信予定が無く、さらに子 ノードとして動作する第1のネットワーク1の ノードCH1からのデータの送信予定が無い場 に休止状態に遷移すればよい。

 ここで、ノード(親ノード及び子ノード) 休止状態とは、例えば図7に示したCPU15から 指示にしたがって、電源制御部126の制御に り無線通信部12が備える送信部121、受信部122 、発振器124及び通信制御部125に対する電力供 給が全て停止している状態を指す。休止状態 では、送信部121、受信部122、発振器124及び通 信制御部125だけでなく、センサ16に対する電 供給も停止してよい。また、個別のタイマ 等を備えている場合は、CPU15に対する電力 給も停止してよい。休止状態において電力 給を停止する構成要素は、本実施形態の無 通信システムの利用環境や装置構成に応じ 適宜設定すればよい。

 子ノードから送信する予定通知信号には 例えば図3に示したデータフレームと同様の フレーム構成を用いる。但し、予定通知信号 では、図3に示したデータペイロード(Data Payl oad)が不要であるため、該データペイロード 領域に予定通知信号を送信する子ノードを 別するための識別符号を格納してもよい。 の場合、親ノードは、予定通知信号を送信 た子ノードを識別できるため、該子ノード の通信が終了した時点で休止状態に遷移で る。ネットワーク内に子ノードが1台しかな 場合は、予定通知信号に子ノードの識別符 を含める必要はない。また、後述するよう 親ノードが予定通知信号の有無のみを判断 る場合も予定通知信号に子ノードの識別符 を含める必要はない。

 次に第1の実施の形態の無線通信システム の通信動作について図8を用いて説明する。 下に説明するノードの通信動作は、無線通 部12が備える通信制御部125及び電源制御部126 により実行されるものとする。同様に、後述 する第2の実施の形態及び第3の実施の形態お ても、ノードの通信動作については無線通 部12が備える通信制御部125及び電源制御部12 6により実行されるものとする。

 図8は、複数の子ノードのうち、1台の子 ードのみCAP内でデータを送信する例である 図8は、図6に示した第1のネットワーク1が備 る親ノードCH1及び子ノードCM1を例にして本 施例の無線通信システムの通信動作を示し いるが、各CAP内でデータを送信する子ノー が1台のみであれば、他の親ノードやその配 下の子ノードにも適用できる。

 図8に示す「RX」はノードが受信状態にあ ことを示し、「TX」はノードが送信状態に ることを示し、「IDLE」はノードが休止状態 あることを示している。また、図8に示す「 c」はノードがCCAを実行している状態を示し 「BO」はノードがバックオフ状態であること を示している。また、図8に示す「s」はSIFSの 期間であり、「t」は送信状態と受信状態の り替えに要する期間(ターンアラウンド期間) であり、「w」はノードが休止状態から送受 状態に遷移するのに要する起動時間である

 まず、子ノードCM1から親ノードCH1に対す データの送信予定がある場合の通信動作に いて図8の(a)を用いて説明する。

 図8の(a)に示すように、子ノードCM1は、受 信状態において親ノードCH1からビーコン信号 を受信すると、送信状態に遷移してデータの 送信予定を通知するための予定通知信号を送 信する。

 親ノードCH1は、ビーコン信号の送信が終 すると、受信状態に遷移して予め設定され 所定の期間だけ子ノードから送信される予 通知信号を待ち受ける。ここでは、子ノー CM1から予定通知信号を受信するため、受信 態を維持して子ノードCM1から続いて送信さ るデータを待ち受ける。

 子ノードCM1は、予定通知信号を送信する バックオフ状態に遷移し、バックオフ期間 経過するとCCAを実行し、空きチャネルがあ 場合は送信状態に遷移してデータを送信す 。

 親ノードCH1は、受信したデータフレーム ACKの返送要求が含まれているか否かを検知 、ACKの返送要求が含まれている場合は送信 態に遷移して該データフレームを送信した ノードCM1にACKを返送する。

 子ノードCM1は、送信すべきデータが無く った時点で受信状態に遷移し、ACKを受信し 親ノードCH1によるデータフレームの受信成 を確認した後、休止状態に遷移する。この き、子ノードCM1は休止状態を次のビーコン 号の受信時刻まで継続する。

 親ノードCH1は、予定通知信号に含まれる 別符号によりその送信元(子ノードCM1)を判 し、該子ノードCM1からのさらなるデータ送 が無いと判断した時点で休止状態に遷移す 。このとき、親ノードCH1は休止状態を次の ーコン信号の送信時刻まで継続する。子ノ ドCM1からのデータ送信の有無は、上述した うに子ノードCM1から受信したデータフレー のフレームコントロールフィールドのフレ ムペンディング(Frame pending)の値で判別でき (図4参照)。

 次に、子ノードCM1及び親ノードCH1共にデ タの送信予定がない場合の通信動作につい 図8の(b)を用いて説明する。

 図8の(b)に示すように、子ノードCM1は、親 ノードCH1から受信したビーコン信号のペンデ ィングアドレスフィールド(Pending Address Field )に自ノードの識別符号が有るか否かを検知 る。そして、ペンディングアドレスフィー ドに自ノードの識別符号が無く、自ノード の送信予定が無いと判断したとき、休止状 に遷移する。このとき、子ノードCM1は休止 態を次のビーコン信号の受信時刻まで継続 る。

 親ノードCH1は、ビーコン信号の送信が終 すると、受信状態に遷移して予め設定され 所定の期間だけ子ノードから送信される予 通知信号を待ち受ける。ここでは、子ノー CM1からの予定通知信号が確認できないため 上記所定の期間が経過した時点で親ノード 休止状態に遷移する。このとき、親ノードC H1は休止状態を次のビーコン信号の送信時刻 で継続する。

 本実施形態の無線通信システムによれば 親ノードに休止状態の期間を設けることが 能になるため、親ノードの電力消費を低減 きる。

 以上説明した親ノード及び子ノードCM1の 信時における状態遷移を示すと図9のように なる。

 図9に示すように、ノードが送信状態(TX) あるとき、無線通信部12では、発振器124、通 信制御部125及び送信部121がオンしている(電 電圧が供給されている)。また、ノードが受 状態(RX)にあるとき、あるいはCCAを実行して いるとき、無線通信部12では、発振器124、通 制御部125及び受信部122がオンしている。ま 、ノードがバックオフ状態(BO)あるいは休止 状態からの起動状態にあるとき(w)、無線通信 部12では、発振器124及び通信制御部125がオン ている。ノードが休止状態(IDLE)にあるとき 無線通信部12では、発振器124、通信制御部12 5、送信部121及び受信部122がすべてオフして る。

 なお、上記説明では、データの送信予定が る場合にのみ子ノードCM1から親ノードCH1へ 定通知信号を送信する例を示しているが、 信予定がある場合と送信予定が無い場合の 方で子ノードCM1から親ノードCH1へ予定通知 号を送信しても同様の効果が得られる。
(第2の実施の形態)
 図10は第2の実施の形態の無線通信システム 通信動作の一例を示す模式図である。

 第2の実施の形態の無線通信システムは、 データの送信予定がある子ノードが複数存在 し、それら複数の子ノードから親ノードに予 定通信信号が同時に送信される例である。図 10は、説明を簡単にするために、2台の子ノー ドCM1及びCM2でデータの送信予定があり、それ ら子ノードCM1及びCM2から親ノードCH1に同時に 予定通信信号が送信される例を示している。

 第1の実施の形態と同様に、図10に示す「R X」はノードが受信状態にあることを示し、 TX」はノードが送信状態にあることを示し、 「IDLE」はノードが休止状態にあることを示 ている。また、図10に示す「c」はノードがCC Aを実行している状態を示し、「BO」はノード がバックオフ状態であることを示している。 また、図10に示す「s」はSIFSの期間であり、 t」は送信状態と受信状態の切り替えに要す 期間(ターンアラウンド期間)であり、「w」 ノードが休止状態から送受信状態に遷移す のに要する起動時間である。

 データの送信予定がある子ノードが複数 在する場合、1対多通信であるビーコン信号 の受信を契機に各子ノードから予定通知信号 を送信すると、それらの予定通知信号が衝突 し、親ノードでは送信された予定通知信号の 内容を判別することができない。そのため、 第2の実施の形態では、親ノードは受信電力 度を測定することで子ノードからの予定通 信号の有無のみを判別する。そして、予定 知信号が有ると判断した場合は、受信した ータフレームのフレームペンディングの値 より子ノードで送信すべきデータが無くな たことを検知しても、休止状態に遷移する となく次のビーコン信号の送信時刻まで受 状態を維持する。一方、予定通知信号が確 できない場合は、予定通知信号が送信され べき所定の期間が経過した時点で休止状態 遷移する。本実施形態は、データの送信予 が有る場合にのみ子ノードから親ノードへ 定通知信号を送信する場合にのみ適用でき 。

 ノードの構成及びノードの状態遷移は、 1の実施の形態と同様であるため、その説明 は省略する。

 図10に示すように、子ノードCM1及びCM2か 親ノードCH1に対するデータの送信予定があ 場合、子ノードCM1及びCM2は、受信状態にお て親ノードCH1からビーコン信号を受信する 、送信状態に遷移してデータの送信予定を 知するための予定通知信号を送信する。

 親ノードCH1は、ビーコン信号の送信が終 すると、受信状態に遷移して予め設定され 所定の期間だけ子ノードから送信される予 通知信号を待ち受ける。ここでは、子ノー CM1及び子ノードCM2からの予定通知信号が衝 するため、親ノードCH1は予定通知信号の内 を判別できない。

 親ノードCH1は、ビーコン信号の送信が終 すると、予め設定された所定の期間の受信 波強度を測定し、該受信電波強度の値によ て子ノードからの予定通知信号の有無を判 する。

 親ノードCH1は、受信電波強度の値によっ 予定通知信号が有ることを検知すると、受 状態を維持して子ノードCM1及びCM2から送信 れるデータを待ち受ける。

 子ノードCM1は、予定通知信号を送信する バックオフ状態に遷移し、バックオフ期間 経過するとCCAを実行し、空きチャネルがあ 場合は送信状態に遷移してデータを送信す 。

 親ノードCH1は、受信したデータフレーム ACKの返送要求が含まれているか否かを検知 、ACKの返送要求が含まれている場合は送信 態に遷移して該データフレームを送信した ノードCM1にACKを返送する。

 子ノードCM1は、送信すべきデータが無く った時点で受信状態に遷移し、ACKを受信し 親ノードCH1によるデータフレームの受信成 を確認した後、休止状態に遷移する。この き子ノードCM1は休止状態を次のビーコン信 の受信時刻まで継続する。

 子ノードCM2は、予定通知信号を送信する バックオフ状態に遷移し、バックオフ期間 経過するとCCAを実行し、空きチャネルがあ 場合は送信状態に遷移してデータを送信す 。

 親ノードCH1は、受信したデータフレーム ACKの返送要求が含まれているか否かを検知 、ACKの返送要求が含まれている場合は送信 態に遷移して該データフレームを送信した ノードCM2にACKを返送する。

 子ノードCM2は、送信すべきデータが無く った時点で受信状態に遷移し、ACKを受信し 親ノードCH1によるデータフレームの受信成 を確認した後、休止状態に遷移する。この き子ノードCM2は休止状態を次のビーコン信 の受信時刻まで継続する。

 親ノードCH1は、子ノードCM1及びCM2から送 されたデータフレームのフレームペンディ グの値により子ノードCM1及びCM2で送信すべ データが無くなったことを検知できる。し しながら、ここでは子ノードCM1及びCM2から 信された予定通知信号の内容を判別できて ないため、休止状態に遷移することなく次 ビーコン信号の送信時刻まで受信状態を維 する。

 子ノードCM1、子ノードCM2及び親ノードCH1 にデータの送信予定がない場合、子ノードC M1及びCM2は、親ノードCH1から受信したビーコ 信号のペンディングアドレスフィールド(Pen ding Address Field)に自ノードの識別符号が有る か否かを検知する。そして、ペンディングア ドレスフィールドに自ノードの識別符号が無 く、自ノードへの送信予定が無いと判断した とき、休止状態に遷移する。このとき子ノー ドCM1及びCM2は休止状態を次のビーコン信号の 受信時刻まで継続する。

 親ノードCH1は、ビーコン信号の送信が終 すると、受信状態に遷移して予め設定され 所定の期間だけ子ノードから送信される予 通知信号を待ち受ける。ここでは、子ノー CM1及びCM2からの予定通知信号が無いため、 記所定の期間が経過した時点で親ノードは 止状態に遷移する。このとき親ノードCH1は 止状態を次のビーコン信号の送信時刻まで 続する。

 なお、複数の子ノードから予定通知信号 同時に送信することで衝突が発生しても、 ノードの電波強度の違いによって親ノード いずれか1つの子ノードの予定通知信号を確 認できてしまうことがある。その場合、第1 実施の形態のように予定通知信号を確認し 子ノードとの通信が終了した時点で親ノー が休止状態に遷移すると、データの送信予 がある他の子ノードでは次のビーコン信号 受信するまで親ノードと通信できない通信 延が発生する。

 本実施形態では、親ノードが受信電波強 の値により予定通知信号の有無のみ判別し 予定通知信号が有る場合は予定通知信号を 認した子ノードとの通信が終了しても休止 態に遷移しない。そのため、データの送信 定があり、かつ親ノードで予定通知信号が 認されなかった子ノードでも通信遅延が発 することなく親ノードにデータを送信でき 。

 本実施形態の無線通信システムによれば、 ータの送信予定がある子ノードが複数存在 、それら複数の子ノードから親ノードに予 通信信号が同時に送信される場合でも、第1 の実施の形態と同様に、親ノードに休止状態 の期間を設けることが可能になるため、親ノ ードの電力消費を低減できる。
(第3の実施の形態)
 図11及び図12は第3の実施の形態の無線通信 ステムの通信動作の一例を示す模式図であ 。

 第3の実施の形態の無線通信システムは、 第1の実施の形態や第2の実施の形態で示した ードと背景技術で示したノードが混在する である。

 ノードの構成及びノードの状態遷移は、 1の実施の形態と同様であるため、その説明 は省略する。

 図11は、親ノードCH1のみが第1の実施の形 や第2の実施の形態で示したノードであり、 子ノードCM1及びCM2が背景技術で示したノード である場合の各ノードの通信動作例を示して いる。

 また、図12は、親ノードCH1及び子ノードCM 2が第1の実施の形態や第2の実施の形態で示し たノードであり、子ノードCM1が背景技術で示 したノードである場合の各ノードの通信動作 例を示している。図12に示す例では、ビーコ 信号の受信終了後、子ノードCM1で最初に発 するバックオフが0スロットに相当する期間 となっている。

 図11で示すように動作するシステム構成 は、子ノードCM1及びCM2から予定通知信号が 信されず、親ノードCH1は予定通知信号を確 することができない。

 また、図12で示すように動作するシステ 構成では、子ノードCM1でデータの送信予定 有り、子ノードCM2でデータの送信予定が無 場合、子ノードCM2からの予定通知信号が無 ために親ノードがビーコン信号を送信した 後に休止状態に遷移すると、子ノードCM1は ノードへデータを送信できなくなってしま 。

 したがって、本実施形態の無線通信システ では、以下に示す3つの対処方法のいずれか を採用する。
(1)親ノードは、子ノードからの予定通知信号 の有無にかかわらず休止状態に遷移しない。 この場合、背景技術で示した無線通信システ ムと同様に動作する。
(2)背景技術で示した子ノードと通信するため の専用のスロットを設け、該子ノードとの通 信はその専用スロットを用いて実行する。親 ノードは、子ノードからの予定通知信号が無 い場合でも該専用スロットの期間では休止状 態に遷移しない。他のスロットの期間では子 ノードからのデータの送信予定が無ければ休 止状態に遷移する。
(3)親ノードCH1は、子ノードからの予定通知信 号が無い場合、ビーコン信号の送信終了後、 予め設定した一定期間が経過した後に休止状 態に遷移する。背景技術で示した子ノードは その一定期間内に親ノードへデータを送信す ることで通信が可能になる。

 図12に示すように動作するシステム構成 は、ビーコン信号の受信直後に子ノードCM2 ら予定通知信号が送信されれば、子ノードCM 1はCCAによりチャネルが使用中であることを 知し、再びバックオフ状態へ戻る。

 したがって、ビーコン信号の送受信が終 してから2スロット以内に予定通知信号の送 信を開始すれば、第1の実施の形態や第2の実 の形態で示したノードと背景技術で示した ードが混在しても不都合が生じることはな 。親ノードの電力消費を低減する観点から 子ノードによるデータの送信予定が無い場 は、親ノードCH1をビーコン信号の送信終了 できるだけ早く休止状態に遷移させること 好ましい。その点からも予定通知信号はビ コン信号の送受信が終了してから2スロット 以内に送信するのが好ましい。

 本実施形態の無線通信システムによれば 本発明のノードと背景技術で示したノード 混在する場合でも、上記(2)または(3)で示し 方法を採用することで、第1の実施の形態と 同様に、親ノードに休止状態の期間を設ける ことが可能になるため、親ノードの電力消費 を低減できる。

 なお、第1の実施の形態~第3の実施の形態 は、IEEE802.15.4を適用した無線通信システム 例にして本発明の無線通信システムの通信 作を説明したが、本発明はIEEE802.11等のIEEE80 2.15.4以外の通信プロトコルを採用する無線通 信システムに適用しても同様の効果を得るこ とができる。

 この出願は、2007年7月24日に出願された特 願2007-192020号を基礎とする優先権を主張し、 の開示の全てをここに取り込む。