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Patent Searching and Data


Title:
REAR PANEL STRUCTURE OF AUTOMOBILE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/152763
Kind Code:
A1
Abstract:
Degree of freedom in tail light design is enhanced while highly ensuring that the surface of the lens member of the tail light is designed to be continuous to the rear profile of the chassis. A tail light fixing opening (15) is formed in the rear panel outer (11), a coupling piece (19) having an L-shaped transverse section for coupling the upper edge (15A) and the lower edge (15B) of the tail light fixing opening (15) is formed integrally with the rear panel outer (11), and the fixing reference hole (21) of the tail light is formed in the rear panel outer (11).

Inventors:
HORIGUCHI JUN (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/000974
Publication Date:
December 18, 2008
Filing Date:
April 14, 2008
Export Citation:
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Assignee:
HONDA MOTOR CO LTD (JP)
HORIGUCHI JUN (JP)
International Classes:
B62D25/08; B60Q1/26
Foreign References:
JPH0632141U1994-04-26
JPH0272144U1990-06-01
JPH10226360A1998-08-25
JPH11105739A1999-04-20
Other References:
See also references of EP 2108569A4
Attorney, Agent or Firm:
OSHIMA, Yoichi (2-20 Kanda-Jimbocho Chiyoda-k, Tokyo 51, JP)
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Claims:
 自動車のリアパネル構造であって、
 テールライト取付開口が形成されたリアパネルアウタと、
 前記テールライト取付開口を横切るように設けられた連結片部とを有し、
 前記連結片部にテールライト取付基準孔が形成されていることを特徴とする自動車のリアパネル構造。
 前記連結片部が、所定の断面型形状を有することを特徴とする請求項1に記載の自動車のリアパネル構造。
 前記連結片部が、前記リアパネルアウタの周辺の表面に対して凹設された面を有することを特徴とする請求項1に記載の自動車のリアパネル構造。
 前記テールライト取付開口が、開かれた後端及び該開口の前端にて互いに交わる上下端を有するV字形ノッチをなし、前記連結片部が、前記上下端間を概ね上下に延在することを特徴とする請求項1に記載の自動車のリアパネル構造。
 前記連結片部が、前記リアパネルアウタと一体にプレス加工されていることを特徴とする請求項4に記載の自動車のリアパネル構造。
 前記連結片部の前縁及び前記テールライト取付開口の前記上下端により画定される三角形開口を少なくとも部分的に閉じるように、三角形のパネルインナが、前記リアパネルアウタの内側に取り付けられ、前記三角形パネルインナが、前記連結片部及び前記三角形開口の前記上下端の近傍の前記リアパネルアウタの部分に溶接されていることを特徴とする請求項5に記載の自動車のリアパネル構造。
 追加のテールライト取付基準孔が、前記三角形パネルインナに設けられていることを特徴とする請求項6に記載の自動車のリアパネル構造。
 前記リアパネルアウタから前記三角形開口内に延出する少なくとも1つの舌片を有し、前記三角形パネルインナが前記舌片に溶接されていることを特徴とする請求項6に記載の自動車のリアパネル構造。
Description:
自動車のリアパネル構造

 本発明は、自動車のリアパネル構造に関 、特に、改良されたテールライト取付部を するリアパネル構造に関するものである。

 一般に、自動車のテールライト(リアコン ビネーションランプ)取付部は、リアパネル ウタやリヤフェンダパネルに、テールライ のレンズ外郭形状に合致する形状にプレス 形された開口(テールライト取付開口)を有し 、テールライトのレンズ部材が、その開口部 分に、ぴったりと嵌め込み装着され、レンズ 部材の表面が車体の後部形状に連続する意匠 になっている(例えば、特許文献1)。

 このようなテールライト取付構造の場合、 ールライトのレンズ部材の位置決めは、リ パネルアウタやリヤフェンダパネルに形成 れたフランジ片に取付基準孔を穿設し、レ ズ部材に設けられている位置決め突起を取 基準孔に嵌め込むことにより行われ、この 置決めによって、レンズ部材の表面が車体 後部形状に連続する意匠になることを保証 ている。

特開平11-105739号公報

 テールライトの取付基準孔を設定された ランジは、片持ち板片からなるものである め、剛性が低く、リアパネルアウタ等のプ ス成形や溶接工程において容易に変形する このため、テールライト取付基準孔の位置 度の保証が難しく、テールライトのレンズ 材の位置決め精度を高精度に保つことが難 い。

 テールライトのレンズ外郭形状が、車体 面で見て、その後端から切り込まれたV字形 ノッチからなるような場合には、フランジ片 はノッチ状の開口の上下端から延出すること になるが、リアパネルアウタ等のプレス成形 や溶接によって、ノッチの上下端がなす角度 が広がったり狭まったりすることがあり、そ の結果、テールライト取付基準孔の位置が、 意図した位置から外方向或いは内方向に移動 する原因となる。

 このようなテールライト取付基準孔を基 としたテールライトのレンズ部材の位置決 では、レンズ部材が正規の位置決め位置よ 浮き上がり、レンズ部材がリアパネルアウ の外表面より浮き出た取り付けになったり 沈み込んだ取り付けになったりすることが り、レンズ部材の表面が車体の後部形状に 続する意図した意匠にならなくなる。

 つまり、パネル剛性不足に伴うテールラ ト取付基準孔付きフランジ片の変形により ールライト合わせ建付けが悪くなる。

 このような従来技術の問題点に鑑み、本 明の主な目的は、パネル剛性不足に伴うテ ルライト取付基準孔付きフランジ片の変形 よってテールライト合わせ建付けが悪くな ことを回避し得るような自動車のリアパネ 構造を提供することにある。

 本発明の第2の目的は、テールライトのレ ンズ部材の表面が車体の後部形状に連続する 意匠になることを高度に保証し得るような自 動車のリアパネル構造を提供することにある 。

 本発明の第3の目的は、テールライトデザ インの自由度を高めることできる自動車のリ アパネル構造を提供することにある。

 本発明によれば、このような目的は、自 車のリアパネル構造であって、テールライ 取付開口が形成されたリアパネルアウタと 前記テールライト取付開口を横切るように けられた連結片部とを有し、前記連結片部 テールライト取付基準孔が形成されている とを特徴とする自動車のリアパネル構造を 供することにより達成される。

 この場合、連結片部によってテールライ 取付開口の上縁と下縁とが繋がれることに り、テールライト取付開口が変形しにくく り、連結片部に空けられている取付基準孔 位置精度を保証できる。特に、前記連結片 が、L字形横断面形状等のような所定の断面 型形状を有するものとすることにより、位置 精度を一層向上することができる。好ましく は、前記連結片部が、前記リアパネルアウタ と一体にプレス加工される。

 通常は、前記連結片部が、前記リアパネ アウタの周辺の表面に対して凹設された面 有するものとすることにより、テールライ ライトアセンブリを、周囲のリアサイドパ ル或いはリアパネルアウタの輪郭形状から 度に突出することなく、テールライト取付 口の全体に渡って取り付けることができる

 本発明の或る好適実施例に於いては、前 テールライト取付開口が、開かれた後端及 該開口の前端にて互いに交わる上下端を有 るV字形ノッチをなし、前記連結片部が、前 記上下端間を概ね上下に延在するものとされ ている。この場合、連結片部は、テールライ ト取付開口の上下端間の角度が、リアパネル アウタの取り扱いに際して変化することを、 効果的に防止することができる。

 前記連結片部の前縁及び前記テールライ 取付開口の前記上下端により画定される三 形開口を少なくとも部分的に閉じるように 三角形のパネルインナが、前記リアパネル ウタの内側に取り付けられ、前記三角形パ ルインナが、前記連結片部及び前記三角形 口の前記上下端の近傍の前記リアパネルア タの部分に溶接されているものとすれば、 ールライトライトアセンブリを受容する凹 を画定するパネルインナを別体の部品とし 構成することができ、リアパネルアウタの レス加工に際して、絞り成形により凹部を 成する必要がなく、リアパネルアウタのプ ス加工を単純化することができる。角形パ ルインナに追加のテールライト取付基準孔 設けるようにすれば、テールライトの取付 置精度を一層向上させることができる。

 前記リアパネルアウタから前記三角形開 内に延出する少なくとも1つの舌片を有する ものとすれば、前記三角形パネルインナを前 記舌片に溶接することができるという利点が 得られる。

 以下に、本発明による自動車のリアパネ 構造の一つの実施形態を、添付の図面を参 して説明する。

 図1は、本発明によるリアパネル構造が適 用される自動車の全体構成を示している。図 1において、符号11は車体後部のリアパネルア ウタを、符号13は車体背部のテールゲートを 々示している。リアパネルアウタ11には、 ールライトのレンズ部材101が、リアパネル ウタ11に形成されているテールライト取付開 口15に、ぴったりと嵌め込み装着され、レン 部材101の表面が車体の後部形状に連続する 匠になっている。

 テールライトのレンズ部材101により画定 れるテールライトのレンズ外郭形状が、尖 側を車体前側にして車体側面で見て横転V字 形状ノッチをなしている。このレンズ外郭形 状に倣って、テールライト取付開口15は、尖 側を車体前側にして車体側面で見て横転V字 形状に形成されている。即ち、テールライト 取付開口は、開かれた後端及び該開口の前端 にて互いに交わる上下端を有する。

 図2、図3によく示されているように、リ パネルアウタ11は、テールライト取付開口15 上縁15A及び下縁15Bに沿って略車体幅方向の 曲片部17を有する。リアパネルアウタ11には 、テールライト取付開口15の上縁15Aと下縁15B を互いに繋ぐ連結片部19が、折曲片部17の先 端縁より延出する形態で、一体形成されてい る。図示された実施例では、連結片部19は、 縁15A及び下縁15B間を略上下に延在する。連 片部19は、リアパネルアウタ11の延長部とし て、上縁15Aと下縁15Bとを実際に橋渡し接続す る主片部19Aを有する。主片部19Aの表面は、周 辺のリアパネルアウタ11の部分の表面と平行 、しかし或る距離をもって内方に窪んだ状 で延在する。連結片部19は、更に、主片部19 Aの後縁に沿って略90度折り曲げられて車体幅 方向内方に延在する折曲片部19Bを有する。従 って、連結片部19はL字形横断面形状をなして いる。連結片部19の両端部には折曲片部19Bが けられていない。所望に応じて、主片部19A 表面を、周辺のリアパネルアウタ11の部分 表面と略同じ面をなすものとすることもで る。また、連結片部19の断面形状は、L字形 断面形状以外の断面型形状を有するもので っても良い。例えば、連結片部19の主片部19A は、その両側に、車体幅方向内方に延在する 1対の折曲片部を有するものとすることもで る。

 連結片部19の折曲片部19Bには、テールラ ト取付基準孔21がプレス打ち抜きにより貫通 形成されている。連結片部19の折曲片部19Bに けられたテールライト取付基準孔21は、車 幅方向の面にあって車体前後方向の貫通孔 なる。

 連結片部19はテールライト取付開口15の前 後方向中間部に設けられており、連結片部15 後方はもとより、連結片部15より前側(図3で 見て左側)がテールライト取付開口15の横転V 形状の尖部15Cに至る部位まで三角形状開口15 Dになっている。

 このことは、リアパネルインナ11の当該 分のリアパネルインナ11の成形時に於ける絞 り加工を不要にし、テールライト取付開口15 形状の自由度、ついては、テールライトの ンズ外郭形状の自由度を高めることになる また、成形加工を容易にする。

 テールライト取付開口15の三角形状開口15 Dの部分の上縁15Aと下縁15Bには、各々、折曲 部17の先端縁よりスポット溶接用の接合突片 23、25が一体的に折曲形成されている。

 リアパネルアウタ11の内側には、リアパ ルインナをなすリアピラガター31が溶接点a~g 等におけるスポット溶接によって接合されて いる。リアピラガター31は、三角形状開口15D 除く部分にあり、三角形状開口15Dに整合す 部分には、リアピラガター31とは別部材と て構成された三角形状パネルインナ33が、連 結片部19の溶接点e、f、gと接合突片23、25の溶 接点i、hにおけるスポット溶接によって、三 形状開口15Dを内側から塞ぐように接合され いる。

 三角形状パネルインナ33は、比較的小さ 絞り成形品であり、連結片部19の折曲片部19B と略平行な深さ面部35を有している。深さ面 35にもう一つのテールライト取付基準孔37が プレス打ち抜きにより貫通形成されている。 三角形状パネルインナ33の深さ面部35に明け れたテールライト取付基準孔37は、テールラ イト取付基準孔21と同様に、車体幅方向の面 あって車体前後方向の貫通孔になる。

 図4に示されているように、テールライト のレンズ部材101には、位置決め突起103、105が 一体成形されている。位置決め突起103は連結 片部19のテールライト取付基準孔21に、もう つの位置決め突起105は三角形状パネルイン 33のテールライト取付基準孔37に各々嵌合し いる。これにより、テールライトのレンズ 材101のリアパネルアウタ11に対する取付位 の位置決めが二箇所で行われる。この位置 めによって、レンズ部材101の表面が車体の 部形状に連続する意匠になることを保証し いる。

 上述したように、テールライト取付開口1 5の上縁15Aと下縁15Bとが連結片部19によって繋 がれていることにより、テールライト取付開 口15が、プレス成形や溶接に対して変形しに く、しかも、連結片部19が、主片部19Aと折 片部19Bとで、L字形横断面形状であることに り、連結片部19自体の剛性が高く、連結片 19に明けられている取付基準孔21の位置精度 保証できる。このことにより、テールライ のレンズ部材101の位置決め精度を高精度に つことができ、テールライトのレンズ部材1 01がリアパネルアウタ11の外表面より浮き出 り、或いは沈み込んだ取り付けになること 確実に回避することができる。

 また、連結片部19より前側が横転V字形状 尖部15Cに至る部位まで三角形状開口15Dにな ていることにより、リアパネルインナ11の 該三角形状開口の部分の絞り成形が不要に り、テールライト取付開口19の形状の自由度 が高くなる。このことにより、テールライト のレンズ外郭形状の自由度、つまりテールラ イトデザインの自由度を高めることができ、 尖った横転V字形状のテールライトを採用す ことも可能になる。

 さらに、三角形状パネルインナ33を精度 く絞り成形し、三角形状パネルインナ33のリ アパネルインナ11に対する接合位置精度を保 した上で、この三角形状パネルインナ33に けられる取付基準孔37の位置精度を高精度に 保証することができ、取付基準孔21に併せて 付基準孔37を用いてテールライトのレンズ 材101のリアパネルアウタ11に対する取付位置 の位置決めが行われることにより、より一層 、レンズ部材101の表面が車体の後部形状に連 続する意匠になることが保証される。

 以上で具体的実施形態の説明を終えるが 当業者であれば容易に理解できるように、 発明は上記実施形態や変形例に限定される となく幅広く変形実施することができる。

 本出願のパリ条約に基づく優先権主張の 礎出願の全内容及び本出願中で引用された 来技術の全内容は、それに言及したことを って本願明細書の一部とする。

本発明によるリアパネル構造が適用さ る自動車の全体構成を示す斜視図である。 本発明による自動車のリアパネル構造 リアパネルインナの要部の拡大斜視図であ 。 本発明による自動車のリアパネル構造 リアパネルインナ・リアピラガター・三角 状パネルインナ接合状態の要部の拡大斜視 である。 図3の線IV-IVによる断面図である。

符号の説明

 11 リアパネルアウタ
 13 テールゲート
 15 テールライト取付開口
 17 折曲片部
 19 連結片部
 21 テールライト取付基準孔
 23、25 接合突片
 31 リアピラガター
 33 三角形状パネルインナ
 35 深さ面部
 37 テールライト取付基準孔
 101 レンズ部材




 
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