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Patent Searching and Data


Title:
REFLECTIVE OPTICAL SENSOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/117800
Kind Code:
A1
Abstract:
A reflective optical sensor (10) includes a cover case (20), which has a window section on the upper surface side for passing light and a storing space (21) at a lower section, and a shield cover (24) for covering an opening of the storing space (21) at the lower section of the cover case (20). In the storing space (21), a circuit board (50), a light receiving element (60), a light blocking plate (62), an electronic circuit (70), a light transmitting substrate (80), a light emitting element (82) and the like are stored and arranged. On the light transmitting substrate (80), the light emitting element (82) is attached at the center portion by using a bump terminal, and the light transmitting substrate is attached to the circuit board (50) at the peripheral section. The light transmitting substrate (80) is arranged on an upper surface side of the light receiving element (60) so that the light emitting element (82) is substantially at the center of the light receiving element (60).

Inventors:
NISHINA RINTARO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/055589
Publication Date:
October 02, 2008
Filing Date:
March 25, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NISHINA RINTARO (JP)
International Classes:
H01L31/12
Foreign References:
JPH09116187A1997-05-02
JPH01223414A1989-09-06
JPH1082626A1998-03-31
JPS62252178A1987-11-02
JPH01171052U1989-12-04
JPH0661524A1994-03-04
JPH09148620A1997-06-06
JPH10307237A1998-11-17
JPH11150292A1999-06-02
JP2004014913A2004-01-15
JP2005010435A2005-01-13
JPS58201381A1983-11-24
JPS60126873A1985-07-06
Attorney, Agent or Firm:
YOSHIDA, Kenji et al. (Kichijoji-honcho 1-chomeMusashino-shi, Tokyo 04, JP)
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Claims:
 上面に受光領域を有する受光素子と、
 受光素子の上面側に配置される透光性基板と、
 透光性基板の上面に配置され、平面寸法が受光素子よりも小さい発光素子と、
 を含むことを特徴とする反射型光センサ。
 請求項1に記載の反射型光センサにおいて、
 発光素子は、バンプ形状の端子を有し、発光面を透光性基板側に向けてバンプ端子によって透光性基板に実装されることを特徴とする反射型光センサ。
 請求項2に記載の反射型光センサにおいて、
 発光素子と受光素子との間に遮光部材または反射部材が設けられることを特徴とする反射型光センサ。
 請求項1に記載の反射型光センサにおいて、
 透光性基板に設けられる複数の配線であって、一端側が透光性基板の中央部に配置されて発光素子の各端子とそれぞれ接続され、他端側が透光性基板の周辺部にそれぞれ配置される発光素子用配線を有することを特徴とする反射型光センサ。
 請求項4に記載の反射型光センサにおいて、
 複数の配線は、透光性基板を挟んで相互に重なって配置される部分を有することを特徴とする反射型光センサ。
 請求項4に記載の反射型光センサにおいて、
 受光素子を搭載する基板であって、透光性基板の周辺部を取り付ける取付部を有する受光素子基板を含み、透光性基板は、その周辺部において位置決めされて受光素子基板に取り付けられることを特徴とする反射型光センサ。
 請求項6に記載の反射型光センサにおいて、
 受光素子基板には、発光素子用の複数の引出配線が取付部を通って設けられ、透光性基板の周辺部が取付部に電気的に接続されて取り付けられることで、発光素子の各端子が複数の引出線と接続されることを特徴とする反射型光センサ。
 請求項6に記載の反射型光センサにおいて、
 受光素子基板は、受光素子が搭載される反対側の裏面側に、発光素子または受光素子の少なくとも一方のための電子回路が実装されることを特徴とする反射型光センサ。
 請求項1に記載の反射型光センサにおいて、
 受光素子と発光素子とを覆う光学的カバー素子であって、発光素子からの光を外部に導き、外部からの反射光を受光素子に導く光学的カバー素子を含むことを特徴とする反射型光センサ。
 請求項9に記載の反射型光センサにおいて、
 光学的カバー素子は、窓部を除いて光の出入りを制限する遮光部を有することを特徴とする反射型光センサ。
Description:
反射型光センサ

 本発明は反射型光センサに係り、特に、 光素子と受光素子とを含む反射型光センサ 関する。

 反射型光センサは、対象物に発光素子か 光を当て、対象物からの反射光を受光素子 受けて、対象物の位置、変位、物性等を検 するために広く用いられる。この場合に、 光素子から放射される光の軸と、受光素子 検出する反射光の光の軸とが一致している 、発光素子からの光が受光素子に効率よく めることができ、例えば、位置、変位等の 出精度が向上する。しかし一般的には、発 素子と受光素子とは別々の素子であるので これらの光軸を同軸に配置することが困難 ある。そのために、発光素子の光軸と受光 子の光軸とが所定の角度関係になるように 予め、発光素子と受光素子との配置関係を 確に設定することが行われる。

 一方で、反射型光センサにおいて、発光 子の光軸と受光素子の光軸をできるだけ同 とし、発光素子の光を効率よく受光素子に める工夫もなされている。

 例えば、特許文献1には、反射型光センサ として、発光素子と発光素子の光を上方に導 く導光体とを下基板に配置し、下基板の上方 に一対の受光素子を導光体の周囲に配置する 上基板を配置する構成が開示されている。こ こでは、発光素子の光軸は、導光体の中心軸 となり、受光素子は導光体の周囲に配置され てその光軸も導光軸を中心とすることになり 、これにより、発光素子の光からの反射光を 効率よく受光素子に集めることができると述 べられている。

 また、特許文献2には、反射型光センサとし て、基板に大型の受光素子を実装し、小型の 発光素子を受光素子の上面中央部に積み重ね て実装し、受光素子の上面を介して基板にワ イヤボンディングすることが開示されている 。ここでは、発光素子を透光性の樹脂で封止 しその底面と側面を遮光し、この樹脂の周り をさらに透明性の樹脂を充填して受光素子を 封止している。これにより、発光素子を受光 領域が取り囲む構造となり、発光素子からの 出る光の大部分が受光領域で受光され光の利 用効率が大幅に向上すると述べられている。

特開2005-123311号公報

特開2001-326382号公報

 上記特許文献によれば、発光素子から放 する光の軸の中心と受光素子が受け取る光 軸の中心とがほぼ一致するので、発光素子 ら放射されて対象物から反射されてくる光 効率よく受光素子に集めることができる。 かし、特許文献1においては、導光体を要す る。また、特許文献2においては、受光素子 上に発光素子を樹脂封止し、その側壁等を 光する処理を行い、さらに全体を樹脂封止 ることを要する。

 本願の目的は、比較的簡単な構成で、受 素子から放射されて対象物から反射されて る光を効率よく受光素子に集めることがで る反射型光センサを提供することである。

 本発明に係る反射型光センサは、上面に 光領域を有する受光素子と、受光素子の上 側に配置される透光性基板と、透光性基板 上面に配置され、平面寸法が受光素子より 小さい発光素子と、を含むことを特徴とす 。

 また、本発明に係る反射型光センサにお て、発光素子は、バンプ形状の端子を有し 発光面を透光性基板側に向けてバンプ端子 よって透光性基板に実装されることが好ま い。

 また、本発明に係る反射型光センサにお て、発光素子と受光素子との間に遮光部材 たは反射部材が設けられることが好ましい

 また、本発明に係る反射型光センサにお て、透光性基板に設けられる複数の配線で って、一端側が透光性基板の中央部に配置 れて発光素子の各端子とそれぞれ接続され 他端側が透光性基板の周辺部にそれぞれ配 される発光素子用配線を有することが好ま い。

 また、本発明に係る反射型光センサにお て、複数の配線は、透光性基板を挟んで相 に重なって配置される部分を有することが ましい。

 また、本発明に係る反射型光センサにお て、受光素子を搭載する基板であって、透 性基板の周辺部を取り付ける取付部を有す 受光素子基板を含み、透光性基板は、その 辺部において位置決めされて受光素子基板 取り付けられることが好ましい。

 また、本発明に係る反射型光センサにお て、受光素子基板には、発光素子用の複数 引出配線が取付部を通って設けられ、透光 基板の周辺部が取付部に電気的に接続され 取り付けられることで、発光素子の各端子 複数の引出線と接続されることが好ましい

 また、本発明に係る反射型光センサにお て、受光素子基板は、受光素子が搭載され 反対側の裏面側に、発光素子または受光素 の少なくとも一方のための電子回路が実装 れることが好ましい。

 また、本発明に係る反射型光センサにお て、受光素子と発光素子とを覆う光学的カ ー素子であって、発光素子からの光を外部 導き、外部からの反射光を受光素子に導く 学的カバー素子を含むことが好ましい。

 また、本発明に係る反射型光センサにお て、光学的カバー素子は、窓部を除いて光 出入りを制限する遮光部を有することが好 しい。

 上記構成により、反射型光センサは、上 に受光領域を有する受光素子の上面側に透 性基板が配置され、その透光性基板の上面 、平面寸法が受光素子よりも小さい発光素 が配置される。近年の半導体素子の小型化 術の進展によって、例えば小型の発光素子 用いることが容易となってきている。一例 上げると、1つの発光素子の平面寸法が0.2mm のものを用いることができる。このように 型の発光素子を透光性基板の上に配置し、 光素子よりも大きい平面寸法の受光素子の にこの透光性基板を配置すれば、比較的簡 な構成で、受光素子から放射されて対象物 ら反射されてくる光を効率よく受光素子に めることができる。

 また、発光素子はバンプ形状の端子を有 、バンプ端子によって透光性基板に実装さ る。これにより、ワイヤボンディングによ 接続される場合に比べ、光の経路を妨げる とが少なくなり、受光素子から放射されて 象物から反射されてくる光を効率よく受光 子に集めることができる。

 また、発光素子と受光素子との間に遮光 材または反射部材が設けられるので、発光 子から直接受光素子に光が入射することを 止できる。

 また、透光性基板に発光素子用配線が設 られ、その一端側は透光性基板の中央部に 置されて発光素子の各端子とそれぞれ接続 れ、その他端側は透光性基板の周辺部にそ ぞれ配置される。これによって、受光素子 ほぼ中央部に発光素子を配置することにし も、その配線を周辺部に引き出すことがで る。

 また、発光素子用の複数の配線は、透光 基板を挟んで相互に重なって配置される部 を有する。つまり、その部分では、多層基 の構造になる。これにより、透光性基板に いて配線によって光の経路が妨げられる部 が抑制でき、より効率的に光を受光素子に めることができる。

 また、受光素子を搭載する受光素子基板 、取付部を有し、この取付部によって透光 基板の周辺部が位置決めされて受光素子基 に取り付けられる。これにより、樹脂封止 を用いることに比較して簡単な構造で、受 素子の上面に発光素子を位置決めして配置 ることができる。

 また、受光素子基板には、発光素子用の 数の引出配線が取付部を通って設けられ、 光性基板の周辺部が取付部に電気的に接続 れて取り付けられる。したがって、受光素 基板に透光性基板を取り付けることで、容 に発光素子の各端子を受光素子基板の引出 に接続することができる。

 また、受光素子基板の一方側の面に受光 子が搭載され、反対側の裏面側に電子回路 実装されるので、反射型光センサの小型化 図ることができる。

 また、受光素子と発光素子とを覆って、 光素子からの光を外部に導き、外部からの 射光を受光素子に導く光学的カバー素子を むので、これにより効率的に受光素子から 射されて対象物から反射されてくる光を効 よく受光素子に集めることができる。

 また、光学的カバー素子は、窓部を除い 光の出入りを制限する遮光部を有するので 不要なノイズ光等が受光素子に入ることを 制することができる。

本発明に係る実施の形態における反射 光センサの平面図である。 本発明に係る実施の形態における反射 光センサの正面断面図である。 本発明に係る実施の形態における反射 光センサの側面断面図である。 本発明に係る実施の形態における反射 光センサの回路構成図である。 本発明に係る実施の形態において、受 素子が搭載された状態の回路基板の平面図 ある。 本発明に係る実施の形態において、発 素子が搭載された透光性基板の平面展開図 ある。 本発明に係る実施の形態において、発 光素子と、発光素子用配線との接続部の断面 拡大図である。 本発明に係る実施の形態において、発 光素子と、発光素子用配線との接続部の平面 拡大図である。 本発明に係る実施の形態において、遮 板の部分の拡大図である。 本発明に係る実施の形態において、遮 のために、光反射材を透光性基板と受光素 との間に配置する例を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、遮 光のために、凹面を有する透光性基板を用い る例を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、透 光性基板の変形例を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、透 光性基板の他の変形例を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、透 光性基板の別の変形例を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、カ バー筐体の変形例を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、カ バー筐体の他の変形例を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において、カ バー筐体の別の変形例を説明する図である。 他の実施の形態に係る反射型光センサ の平面図である。 他の実施の形態に係る反射型光センサ の正面断面図である。 他の実施の形態に係る反射型光センサ の側面断面図である。 他の実施の形態において、透光性基板 の展開詳細図である。 他の実施の形態において、発光素子、 透光性基板、リフレクタの関係を示す模式的 斜視図である。 他の実施の形態において、リフレクタ 近傍の拡大図である。 別の実施の形態に係る反射型光センサ の構成を示す図である。 別の実施の形態において、透光性基板 の例を示す図である。 別の実施の形態において、透光性基板 の他の例を示す図である。

符号の説明

 8 対象物、10,160,200 反射型光センサ、20,1 30,162,202 カバー筐体、21 収納空間、22,124,204 遮光膜、24 シールド蓋、50,210 回路基板、52 ,53 取付部、54,55,56,57 接続部、60 受光素子 61 受光領域、62 遮光板、70 電子回路、79,81 ,110,111 折曲線、80,100,102,120,106,170,220,230 透光 性基板、82 発光素子、84,85 バンプ端子、90,9 1,121,122,172,173 発光素子用配線、92 スルーホ ル、94,95,96,97,174,175 接続用パターン、104  定位置、108,109 抜穴部、118 光反射材、132,13 6 くぼみ、134,138 凸部、164 裏蓋、180 リフ クタ。

 以下に図面を用いて本発明に係る実施の 態に付き詳細に説明する。なお、以下で説 する寸法、材質等は説明のための一例であ て、反射型光センサの仕様、目的等に応じ 適宜変更することができる。

[実施例1]
 図1は反射型光センサ10の平面図、図2はその 正面断面図、図3は側面断面図である。図4は 反射型光センサ10を電子部品として把握す ときの回路構成図である。なお、図3、図4に は、反射型光センサ10の構成要素ではないが センシングの対象である対象物8が破線で示 されている。また、図1においては、一部破 図として、内部構成が図示されている。

 図4に示されるように、反射型光センサ10 、対象物8に発光素子82から光を当て、対象 8からの反射光を受光素子60で受けて、対象 の位置、変位、物性等を検出するために用 られる電子部品である。そのために、反射 光センサ10は、受光素子60によって検出され る信号を増幅し、外部に出力するための適当 な電子回路70を内蔵する。ここで、電子回路7 0とは、図4に示される電子部品のうち発光素 82と受光素子60を除いた増幅回路、抵抗素子 、容量素子等を接続して構成される回路であ る。電子回路70は、1つのパッケージでまとめ られたICとして構成することもでき、増幅器 分をICとし、抵抗素子、容量素子を外付部 としてこれらを回路基板上に配置接続した のとすることもできる。

 発光素子82は、電気信号によって光を放 するデバイスで、半導体素子としての発光 イオード(Light Emission Device:LED)を用いること ができる。また、受光素子60は、光を受けて 気信号を出力するデバイスで、例えばフォ ダイオード、あるいはフォトトランジスタ 用いることができる。図4では、2端子素子 あるフォトダイオードが用いられている。

 図4に示されるように、反射型光センサ10 、端子として、接地端子であるGND、電源端 であるVdd、発光素子82に駆動信号を入力す LED1,LED2、増幅器のゲイン等を調整する調整 子であるVR1,VR2、出力端子であるOUTを有する 子部品である。かかる反射型光センサ10は 図示されていない適当な制御部にこれらの 端子が接続され、制御部の制御の下で発光 子82が駆動されて発光し、その光が対象物8 当てられて反射してきた光を受光素子60で受 け、適当に増幅されて出力信号として出力端 子OUTから制御部に入力される。制御部では、 取得した出力信号を処理して、例えば、対象 物8の変位量等を算出する。このようにして 反射型光センサ10は作動する。

 ここで再び図1から図3に戻り、反射型光 ンサ10は、上面側に光が通る窓部を有し下部 に収納空間21を有するカバー筐体20と、カバ 筐体20の下部の収納空間21の開口を覆うシー ド蓋24とを含み、収納空間21に、回路基板50 受光素子60、遮光板62、電子回路70、透光性 板80、発光素子82等が収納配置される。なお 、回路基板50は、収納空間21からカバー筐体20 の外部に引き出され、図示されていない制御 部に接続される。

 カバー筐体20は、シールド蓋24と協働して 各種要素を収納する収納空間21を形成する筐 としての機能と、収納空間21に収納された 光素子82からの光を外部の対象物8に向けて き、外部の対象物8からの反射光を受光素子6 0に導く光学的カバー素子の機能を併せ持つ 品である。カバー筐体20は、図1の例では、 矩形の上面板部と、略矩形環状の下部脚部 から構成される。上面板部と下部脚部とは 2、図3に示されるように一体として構成する こともでき、場合によっては別個の部品とし て構成してこれらを組み立て、あるいは接合 等によって、一体化されたカバー筐体20とす こともできる。

 かかるカバー筐体20は、透光性材料を用 て加工、あるいは成形によって得ることが きる。透光性材料としては、光を通すプラ チック材料、ガラス等を用いることができ 。例えば、透明のアクリル材料を用いて成 したものを用いることができる。透明でな ても、センシングに用いる光の波長を通す 料であればよい。例えば、黄色、橙色、赤 、青色、緑色等の指定波長に対する透光性 有するガラス、プラスチック等を用いるこ ができる。

 カバー筐体20の上面板部は、その中央部 おいて底面側が発光素子82の上面に接し、基 本的に厚みが一様な平行平板である。発光素 子82から離れた周辺部において、上面板部の 面側には、遮光膜22が配置される。遮光膜22 は、窓部を除いて光の出入りを制限する遮光 部であって、図1では、カバー筐体20の上面の 中央部に、遮光膜22が配置されない矩形の窓 が設けられ、この窓部のみが光の出入りが 能である。この窓部を除き、図1において、 窓部の周囲の斜線を付した部分には遮光膜22 設けられ、遮光性を有する。すなわち、窓 を除いて、カバー筐体20の内部の光は外に れることが抑制され、外部からの光は、窓 を除いて、カバー筐体20の内部に入り込むこ とが制限される。かかる遮光膜22としては適 な金属膜、例えばアルミニウム膜を用いる とができ、また、黒色塗料等を用いること できる。前者の場合には、遮光膜22は光反 膜として働き、後者の場合には光吸収膜と て機能する。

 カバー筐体20の下面は、上記のように矩 環状の下部脚部で、その環状の内側が、各 要素が収納配置される収納空間21として用い られる。シールド蓋24は、カバー筐体20の下 脚部と組み合わされて収納空間21を形成する 蓋機能と、金属材料を用いることで収納空間 21に配置される電子回路等を電磁ノイズから 護するノイズ遮蔽板としての機能を有する かかるシールド蓋24は、適当な厚さの磁性 料で構成される板材を加工して得ることが きる。

 収納空間21に配置され、カバー筐体20の外 側に引き出される回路基板50は、反射型光セ サ10を構成する電子部品等が搭載される電 回路基板である。回路基板50の上面には、受 光素子60が配置され、下面には電子回路70が 置される。この意味から、回路基板50は、受 光素子基板と呼ぶこともできる。実際には、 回路基板50には発光素子82が搭載される透光 基板80も取り付けられるので、反射型光セン サ10の主回路基板としての性格を有している

 回路基板50は、一方端側がカバー筐体20の 下部脚部の矩形環状の縁に沿って取り付けら れ、接着等の適当な固定手段によって固定さ れる。回路基板50は、カバー筐体20の下部脚 に設けられた適当な引出隙間から外部に引 出され、他方端部において、図示されてい い外部制御部等と接続するための接続端子 が設けられる。かかる回路基板50としては、 両面フレキシブル回路基板を用いることがで きる。もちろん、ガラスエポキシ回路基板等 を用いることもできる。

 図5は、受光素子60が搭載された状態の回 基板50の平面図である。なお、以下では図1 ら図4の符号を用いて説明する。ここでは、 図1で説明したカバー筐体20に取り付けられる 部分を主体に示されている。なお、回路基板 は、図4で説明したような回路構成図に対応 る配線パターンが設けられているが、図5で 接続部54,55,56,57を除いて配線パターンの図 を省略してある。

 回路基板50には、切り込みである取付部52 ,53が設けられる。取付部52,53は、透光性基板8 0の端部を挿入するための切り込みである。 た、取付部52,53のところに、接続部54,55,56,57 設けられる。接続部54,55,56,57は、回路基板50 において図5では図示されていない配線パタ ンと同じ材料で構成されている導電パター で、半田付けが可能なパターンである。そ て、接続部54,55は、発光素子82の2端子に接続 されるもので、ここから配線パターンが回路 基板50の他方端、すなわち外部の制御部への 続端まで延長される。すなわち、接続部54,5 5は、図4におけるLED1,LED2に接続される端子で る。なお、接続部56,57は、他の要素に接続 れることもなく、孤立した導電パターンで る。

 後述するように、挿入された透光性基板8 0の端部には接続用パターン94,95,96,97が設けら れているので、これらの接続用パターンと、 回路基板50の接続部54,55,56,57との間を半田付 によって接続固定することで、回路基板50に 透光性基板80が位置決めされて配置され固定 れる。

 図5において示される受光素子60は、光を けて電気信号を出力するデバイスで、上記 ようにフォトダイオードが用いられる。受 素子60は、回路基板50の上面側に、受光面を 上面側に向けて配置される。ここで上面側と は、図3で示されるように、対象物8に向かう の面の側である。換言すれば、回路基板50 上面側とは、対象物8に向かい合う面の側で り、受光素子60は、受光面を対象物8に向か 合うようにして、回路基板50の上面側に配 される。

 受光素子60は、半導体ウェファから切り されたチップの形態の場合、平面寸法の全 域に渡って光に感じて電気信号を出力する しかし、チップの周辺は、チップの中央部 異なるので、一般的には、チップの周辺部 を除いた領域が受光領域として扱われる。 5では、受光領域61が破線で示されている。

 受光素子60の受光領域61の広さは、その上 に配置される発光素子82の平面寸法に比べ、 段に大きいことが望ましい。ここで格段に きいとは、受光領域61の面積Aに比べ、発光 子82によって受光が制限される面積aが、相 小さく、発光素子82によって受光が制限さ ても、出力信号にあまり影響を及ぼさない 度であることを意味する。具体的には、出 信号の影響で10%以下程度であることが望ま い。出力信号の大きさが受光面積に比例す とすれば、Aは、aの10倍以上あればよいこと なる。A/aの大きさは、反射型光センサ10の 途によって設定することができるが、上記 ように、A/a=10を目安として、A/aを5以上、好 しくは20以上とすることが好ましい。上限 特にないが、実用上は、数100程度が限度で ると考えられる。

 なお、発光素子82によって受光が制限さ る面積aとは、発光素子82の平面寸法、すな ち平面図における投影面積のみならず、発 素子82と受光素子60との間に配置される遮光 62の大きさ、透光性基板80に配線される発光 素子用配線の大きさ等を考慮した面積である 。例えば、受光素子60を4mm角程度とし、発光 子82を1mm角とすれば、素子面積比で16倍であ り、その他の影響を計算に入れても、A/aを5 上10程度とすることは可能である。発光素子 82を0.2mm角とすれば、素子面積比で400倍であ 、その他の影響を計算に入れても、A/aを10以 上とすることは容易である。

 図6は、発光素子82が搭載された透光性基 80の平面展開図である。なお、以下では、 1から図5の符号を用いて説明する。透光性基 板80は、受光素子60の上面に発光素子82を配置 するための回路基板であり、また、できるだ け、受光素子60に入る光の経路を妨げないよ に、透光性材料で構成される基板である。 なわち、透光性基板80は、受光素子60の受光 面積を極力制限しないように発光素子82を支 して発光素子82の上面に配置する機能を有 る支持基板である。また、発光素子82の端子 を受光素子60の外側に引き出すための配線機 を有する配線基板でもある。

 透光性基板80は、図6で示される折曲線79,8 1において、折り曲げられる。折り曲げは、 光性基板80の両面のうち、発光素子82が搭載 れる側の面を上面として、両端部が下面側 向かって略90度の角度となるように行われ 。すなわち、上面を平坦面として、平坦面 両端側が脚状に下側に折り曲げられたブリ ジ形状となる。なお、図2には、透光性基板8 0の折り曲げた後の形状が示されている。

 折り曲げられた両端部は、図5で説明した ように、回路基板50の切り込みである取付部5 2,53にそれぞれ挿入される。なお、図6には、 光性基板80が回路基板50に取り付けられたと きの受光素子60とその受光領域61の配置位置 破線で示されている。これから分かるよう 、透光性基板80が回路基板50に取り付けられ とき、発光素子82は、受光素子60の受光領域 61のほぼ中央に来る。この配置になるように 透光性基板80において、発光素子用配線90,91 、接続用パターン94,95、折曲線79,81の配置関 が設定されることになる。このように、回 基板50の取付部52,53を用いて、透光性基板80 、その両端部である周辺部において回路基 50と位置決めされ、取り付けられる。

 また、透光性基板80は、発光素子82の端子 を引き出すための発光素子用配線90,91を有す 。発光素子82として上記のようにLEDを用い ときは、発光素子82の端子は2つであるので 発光素子用配線90,91は2本で構成される。発 素子用配線90,91は、一端側が透光性基板80の 央部に配置されて発光素子82の2つの端子と れぞれ接続され、他端側が透光性基板80の 辺部にそれぞれ配置される。図6においては 他端側の端子として、接続用パターン94,95 示されている。接続用パターン94,95は、導電 パターンであると共に半田付け可能なパター ンである。接続用パターン94,95は、図5で説明 した接続部54,55に対応するもので、半田付け でこれらが相互に電気的に接続し固定され ことで、発光素子82の2端子が、回路基板50 接続部54,55と固定接続されることになる。

 透光性基板80には、発光素子82の2端子に 続される接続用パターン94,95の他に、透光性 基板80の中央部を対称の中心として、接続用 ターン94,95と対称の位置に、さらに2つの接 用パターン96,97が配置されている。この2つ 接続用パターン96,97は、発光素子82を含んで 他の要素に接続されていない導電パターンで あり、また半田付け可能なパターンである。 この接続用パターン96,97は、図5で説明した接 続部56,57に対応するもので、半田付け等でこ らが相互に接続固定されることで、先ほど 接続用パターン94,95と接続部54,55の半田付け 接続固定とあいまって、透光性基板80が回路 板50に位置決めされて固定される。

 図7A、図7Bは、発光素子82と、発光素子用 線90,91との接続部の拡大図である。図7Aは断 面拡大図、図7Bは平面拡大図である。なお図7 Bは、発光素子82を一部破断し、発光素子用配 線90,91を見やすくして示してある。発光素子 配線90,91は、透光性基板80の上下両面に配線 される。具体的には、図7Bに示されるように 発光素子82が接続される部分においては、 光素子用配線90と、発光素子用配線91は、共 、透光性基板80の上面側に配置される。そ て、一方側の配線が、図7A、図7Bの例では、 光素子用配線91が、スルーホール92を介して 、透光性基板80の裏面側に回って配線される この状態において、発光素子用配線90が透 性基板80の上面側に配置され、発光素子用配 線91が透光性基板80の下面側、すなわち発光 子用配線90が配置される面とは反対側の裏面 側に配置される。

 そして、上面側の発光素子用配線90と、 面側の発光素子用配線91とは、透光性基板80 挟んで相互に重なって配置される。つまり 図7Bの平面図では、この2つの配線は重なっ 示される。このように2つの配線を透光性基 板80を挟んで相互に重なるように配置するこ で、配線によって受光素子60の受光領域61の 受光面積が制限されることを抑制することが できる。

 このようにして透光性基板80を挟んで相 に重なるようにして配置された発光素子用 線90,91は、透光性基板80の周辺部に向かって 伸される。そして、スルーホールを再び用 て、発光素子用配線91を透光性基板80の上面 側に戻し、接続用パターン94,95においては、 方と透光性基板80の上面側の配置となる。

 かかる透光性基板80としては、透光性フ ルムに配線パターンを形成したものを用い ことができる。透光性フィルムとしては、 ちろん、有色フィルムでもよく、反射型光 ンサ10の用途に合わせ特定の波長の光を透過 するプラスチックフィルムを用いることもで きる。しかし、受光素子60に効率よく光を集 るには、理想的には、透過率が100%であるこ とが好ましい。すなわち、透明フィルムを用 いることが好ましい。配線パターンを配置す るのに適した透明フィルムの材料としては、 透過率が約85%の透明ポリイミドフィルム、透 過率が約77%の透明アラミドフィルム、透過率 が約87%の透明ポリエチレンナフタレートフィ ルム等を用いることができる。なお、上記の ように、透明フィルムであっても透過率は100 %とならないので、強度等から見て必要のな 部分は、透明フィルム部分を削除すること よい。

 次に、発光素子82と発光素子用配線90,91と の間の接続について説明する。発光素子82は 電気信号によって光を放射することができ デバイスで、上記のようにLEDが用いられる LEDは2端子素子であるが、ここでは、この2 子を外部に接続するものとしてバンプ端子84 ,85が用いられる。バンプ端子84,85は、発光素 82のチップ表面に配線される端子パターン 上に適当な高さの導電性材料を配置したも で、チップ表面より盛り上がった形状を有 る。バンプ端子84,85の平面図における直径は 、例えば0.1mm程度以下とすることができる。 たがって、発光素子82の大きさは、0.2mm角程 度のものでもバンプ端子84,85を形成すること できる。

 この2つのバンプ端子84,85を、発光素子用 線90,91のそれぞれの上に来るように位置決 し、適当な圧力の下で熱エネルギあるいは 音波エネルギを与えることで、バンプ端子84 ,85を発光素子用配線90,91に電気的に接続し、 定することができる。必要があれば、熱エ ルギと共に超音波エネルギも与えるものと てもよい。このように、バンプ端子を用い チップの端子を外部配線に接続する技術は バンプ接続技術、フリップチップ接続技術 あるいはフェースダウン接続技術等と呼ば る。

 フェースダウン接続技術と呼ばれること ら分かるように、発光素子82は、端子パタ ンが配線されるチップ表面を下側に向けて バンプ端子84,85が発光素子用配線90,91と接続 れる。発光素子82の発光面は一般的に端子 ターンが配線されるチップ表面であるので 発光素子82から放射される光は下向きとなる 。すなわち、透光性基板80の上面に向かって 換言すれば、受光素子60の上面である受光 に向かって、発光素子82から光が放射される ことになる。もちろん、発光素子82の側面か も底面からも一部光が放射されるが、多く 光は、受光素子60に向かって放射されるこ になる。

 図6に戻って、破線で示される遮光板62は 発光素子82から下向きに放射される光が受 素子60に入り込まないようにする機能を有す る部材である。その部分の拡大図を図8に示 。図8に示されるように、遮光板62は、透光 基板80と受光素子60との間であって、発光素 82の真下に配置され、その大きさは、発光 子82から放射する光が受光素子60に回り込ま い程度であることを要する。かかる遮光板6 2としては、黒色を有する適当な光吸収板を いることができる。

 遮光板62の機能は、発光素子82からの下向 きの光を受光素子60に入り込まないようにす ものであるので、光吸収材の代わりに、光 射材を用いてもよい。図9は、光反射材118を 透光性基板80と受光素子60との間に配置する を示す図である。この場合でも光反射材118 、発光素子82の真下に配置され、その大きさ は、発光素子82から放射する光が受光素子60 回り込まない程度であることを要する。か る光反射材118としては、アルミニウム等の 当な金属板を用いることができる。光反射 118は、少なくとも発光素子82側が光反射性を 有することを要するが、受光素子60側は必ず も光反射性を有していなくてもよい。例え 、受光素子60側の面に黒色塗料等の適当な 吸収性膜を配置するものとしてもよい。

 図10は、発光素子82から放射する光が受光 素子60に回り込むことをさらに抑制するため 、凹面を有する透光性基板120を用い、凹面 くぼみの中に発光素子82を配置し、受光素 60側の面に遮光膜124を設ける例を示す図であ る。遮光膜124は、光吸収材であってもよく、 光反射材であってもよい。光反射材の場合は 、少なくとも発光素子82側が光反射性を有し いればよい。また、図10に示されるように 透光性基板120の発光素子82側の面において、 発光素子用配線を広げて、凹面に沿った形状 の発光素子用配線121,122とすることもできる

 図6では、受光素子60の受光領域61に影響 与えることを少なくするため、発光素子用 線90,91は両面配線としたのであるが、発光素 子82の近傍では、発光素子82から受光素子60へ 向かう光が問題となるので、この近傍部分に おいては却って発光素子用配線を広げて、発 光素子82からの光を遮光するものとすること できる。したがって、凹面に沿った形状の 光素子用配線121,122の隙間等によって遮光で きない部分のみに、遮光膜124を設けるものと することができる。

 なお、受光素子60の上面と透光性基板80の 下面とは必ずしも固定する必要はないが、必 要に応じ、適当な接着材等を用いて固定する ものとしてもよい。例えば、透光性基板80と 光板62等とを適当な接着材で固定するもの すれば、そのときに、同時に受光素子60の上 面に遮光板62等を接着固定するものとしても い。

 このように、平面寸法が受光素子よりも さい発光素子を用いてこれを透光性基板の に配置し、透光性基板を受光素子の上に配 することで、受光素子から放射されて対象 から反射されてくる光を効率よく受光素子 集めることができる。また、バンプ端子を いて、発光素子を透光性基板上の発光素子 配線に接続することで、ワイヤボンディン を用いる従来技術に比べ、受光素子上にワ ヤによる影が発生しない分、受光素子の受 面積に与える影響を抑制できる。また、複 の発光素子用配線について、透光性基板を んで相互に重なるように配置することで、 別に配置することに比べ、受光素子上に配 による影が減少する分、受光素子の受光面 に与える影響を抑制できる。

 次に、透光性基板のいくつかの変形例を 明する。図11から図13は、透光性基板におい て、強度上で問題のない部分を削除し、受光 素子60の受光領域61について、透光性フィル で覆われる部分を少なくし、露出する部分 多くした例を示す図である。上記のように 透光性フィルムの透過率は、約70%から約80% あるから、透光性フィルムで覆われる部分 少ないほど、受光素子60の受光領域61が効果 に働くことになる。なお、以下では、図1か ら図10の要素と同様の要素には同一の符号を し、詳細な説明を省略する。また、図1から 図10の符号を用いて説明する。

 図11の透光性基板100は、発光素子82から4 向に延びるアーム状の部分を有し、それ以 の透光性フィルムの部分を強度上問題がな ものとして削除した形状を有する。発光素 用配線と、回路基板50との接続固定のための 接続用パターンは、この4方向に延びるアー 状の部分にそれぞれ配置される。

 図12の透光性基板102は、発光素子82から4 向に延びるアーム状の部分を有するが、そ うちの1つのアーム状の部分に発光素子用配 と、回路基板50との接続固定のための接続 パターンを配置するものである。そして、 りの3つは、回路基板50に取り付け固定され のではなく、受光素子60の周辺部に位置決め され、適当な接着材等で固定される。接着等 の固定位置104は、受光素子60の受光領域61の 側であることが好ましい。

 図13の透光性基板106は、図6で説明した透 性基板80の基本的構成を活かし、強度的に 題のない箇所の透光性フィルムを削除した のである。すなわち、発光素子82から4方向 延びるアーム状の部分を有するようにしな ら、両端部で接続されるようにし、各アー の間の透光性フィルムを削除した構成とな ている。例えば、図10に示される抜穴部108,10 9においては透光性フィルムが削除されてい 。折曲線110,111の位置は、図6で説明した折曲 線79,81と同じで、ここで折り曲げられた先端 が、回路基板50の取付部52,53に挿入される。

 次にカバー筐体のいくつかの変形例を説 する。図1から図3で説明したカバー筐体は 発光素子の近傍は厚さが一様の平行平板で るとして説明した。図14から図16は、カバー 体の厚さ方向の形状を工夫して、発光素子 らの光の放射性の改善を図る例を示す図で る。なお、以下では、図1から図13の要素と 様の要素には同一の符号を付し、詳細な説 を省略する。また、図1から図13の符号を用 て説明する。

 図14のカバー筐体130は、その中央部にお て底面側に凸部134を有するものである。凸 の具体的形状は、例えば、球面の一部であ ものとすることができる。そして、この凸 の中に発光素子82を収納するように適当なく ぼみ132を形成し、凸部134の先端が透光性基板 80の上面に接するものとできる。なお、上記 ように、発光素子82の下面側には遮光板62が 配置されている。このようにすることで、こ の凸部134をあたかも凸レンズのように働かせ 、発光素子82から下向きに放射して出る光を 部134の内面に集めて、効率よく、カバー筐 130の上面側に向けて放射させることができ 。

 図15のカバー筐体140は、さらに、発光素 82を収納するくぼみの形状を工夫し、発光素 子82から下向きに放射して出る光を、上面側 向くようにしたものである。図14において 発光素子82を収納するくぼみは適当な形状で あったが、図15においては、半球状のくぼみ1 36としている。このようにすることで、この ぼみ136の内面に入射した光の進路が、より 面側に向かうようにできる。

 図16のカバー筐体142は、その中央部にお る底面側の凸部の形状を球面の一部とせず 、円錐形の一部の形状を有する凸部138とす 例を示す図である。このようにすることで 凸部138の内面で反射する光の指向性を高め ことができる。

[実施例2]
 図1で説明した反射型光センサ10及びその変 例では、遮光板として光吸収材または光反 材を用いて、発光素子82からの下向きの光 受光素子60に回り込まないようにしている。 ここで、リフレクタを用いて、発光素子82か の下向きの光を上向きに反射させ、対象物8 に照射するものとすることもできる。

 図17から図22は、リフレクタ180を用いる反 射型光センサ160の構成を説明する図である。 ここで図17は反射型光センサ160の平面図、図1 8はその正面断面図、図19は側面断面図である 。なお、図19には、反射型光センサ10の構成 素ではないが、センシングの対象である対 物8が破線で示されている。また、図17にお ては、一部破断図として、内部構成が図示 れている。なお、以下では、図1から図16の 素と同様の要素には同一の符号を付し、詳 な説明を省略する。また、図1から図16の符 を用いて説明する。

 反射型光センサ160は、図1で説明した反射 型光センサ10と同じ外形を有する。カバー筐 162は、発光素子82を一部収納するくぼみを 面側に有するところが相違するほかは図1の バー筐体20と同じである。また、ここでは 蓋164が図1のシールド蓋24に代えて用いられ いる。もちろん、図1のシールド蓋24をその ま用いることもできる。

 リフレクタ180は、受光素子60と発光素子82 との間に、上方に行くほど開口の大きさが広 がる形状のくぼみを有する集光部材である。 くぼみの深さは、少なくとも発光素子82の発 面がくぼみの内部となるように十分深く設 される。例えば、発光素子82の高さの少な とも1/2以上の深さを有することが好ましい リフレクタ180は、少なくともくぼみの内面 高い反射率の表面に仕上げられていること 好ましい。このくぼみの中に発光素子82が配 置されることで、発光素子82から下向きに出 光は、リフレクタ180の内面において反射し 、場合によってはそのまま上方に向けて放 され、あるいは、再びリフレクタ180の内面 別の箇所において反射し、そこで上方に向 て放射され、あるいは場合によってはこれ 数回繰り返して上方に向けて放射される。 たがって、発光素子82から下向きに出た光 、最終的にはことごとく上方に向けて放射 れる。この意味で、図1の反射型光センサ10 比べ、対象物8に対する光の強度を格段に高 ることができる。

 かかるリフレクタ180は、適当な金属材料 絞り加工によって成形したものを用いるこ ができる。例えば、アルミニウム板材を用 、四角錘形状において頭部を平坦に切断し 外形に成形したものをリフレクタ180とする とができる。必要に応じ、リフレクタ180の ぼみの内面を光沢仕上げをするものとして よい。

 透光性基板170は、発光素子82を搭載する 板であるが、発光素子82がリフレクタ180のく ぼみの内部に配置されることから、図18に示 れるように、リフレクタ180の底面に配置さ た後、リフレクタ180のくぼみの斜面に沿っ 上方に延び、カバー筐体162の上面板部の底 側に密着するようにして配置される。そし 、両端部は、図1の反射型光センサ10と同様 、取付部52において、挿入され、半田付け で接続固定が行われる。

 図20は、透光性基板170の展開詳細図であ 。また、図21は、発光素子82、透光性基板170 リフレクタ180の関係を示す模式的斜視図、 22は、リフレクタ180近傍の拡大図である。

 図21、図22に示されるように、透光性基板 170および発光素子82は、受光素子60上のリフ クタ180と、くぼみを有するカバー筐体162に って挟まれてしっかりと保持される。した って、透光性基板170は、図1の反射型光セン 10に用いられる透光性基板80に比べ、取り付 けと保持等のための強度をあまり心配しなく てもよく、図20に示されるように、細い形状 し、発光素子82の2端子に対応する発光素子 配線172,173を両側に引きだすものとすること ができる。透光性基板170の両端に引き出され た発光素子用配線172,173は、それぞれ接続用 ターン174,175となる。これらの接続用パター 174,175は、図6で説明した接続用パターン94,95 と同様に、回路基板50との接続固定に用いら る。

[実施例3]
 上記では、カバー筐体の平面外形を略矩形 して説明した。図23は、カバー筐体の平面 形を円形とする反射型光センサ200の構成を す図である。なお、以下では、図1から図16 要素と同様の要素には同一の符号を付し、 細な説明を省略する。また、図1から図16の 号を用いて説明する。

 反射型光センサ200は、上記のように、平 外形が円形のカバー筐体202を有するこれに 応して、遮光膜204も外形が円形の中に矩形 窓部を有する形状となる。また、回路基板2 10も、カバー筐体202の内部に収納配置される 分の形状が円形となる。それ以外の各要素 内容は、図1の反射型光センサ10について説 したものと同様である。

 回路基板210について、カバー筐体202の内 に収納配置される部分の形状が円形となる め、透光性基板の形状の選択に自由度が増 する。図24、図25は、円形のカバー筐体202を 有する反射型光センサ200に適した透光性基板 の例を示す図である。

 図24の透光性基板220は、発光素子用配線90 ,91の保持に必要な部分を残し、できるだけ透 光性フィルムを削除し、受光素子60の受光領 61を露出するようにした例である。

 図25の透光性基板230は、発光素子82から4 向に延びるアーム状の部分を有し、それ以 の透光性フィルムの部分を削除した形状を する。この形状は、図11から図13で説明した のと類似するが、回路基板50が円形部分を する場合は、アームの延びる方向を比較的 由に選択できる。図25の場合では、アームの 延びる方向が受光素子60の辺に平行な方向と れている。

 なお、カバー筐体の平面外形を円形とす 反射型光センサ200においても、図11から図13 と同様の形状の透光性基板を用いるものとし てもよい。また、図1で説明した反射型光セ サ10、図17で説明した反射型光センサ160に、 24、図25と同様の形状の透光性基板を用いる ものとしてもよい。

 本発明に係る反射型光センサは、対象物 発光素子から光を当て、対象物からの反射 を受光素子で受けて、対象物の位置、変位 物性等を検出するために用いられる。