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Patent Searching and Data


Title:
REFUSE COLLECTION BAG
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/075009
Kind Code:
A1
Abstract:
A refuse collection bag (10) having a flexible main bag (12) and having a surface member (13) provided with first to fourth refuse insertion passage holes (13a-13d). First subbag (16) to fourth subbag (22) are each flexible, and have respective openings respectively joined with the first to fourth refuse insertion passage holes (13a-13d), and are disposed within the main bag (12). The first subbag (16) to fourth subbag (22) are each in flat form and are disposed so as to be superimposed one upon another within the main bag (12). A special bag (24) is flexible and in tubular form, and has one of its openings joined with a refuse discharge hole, and is disposed within the main bag (12).

Inventors:
NOGUCHI MAKOTO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/001388
Publication Date:
June 18, 2009
Filing Date:
December 12, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MAKOTO ORISAKI INTER WORKS LAB (JP)
NOGUCHI MAKOTO (JP)
International Classes:
B65F1/06
Foreign References:
JP2007314340A2007-12-06
JP2007210753A2007-08-23
JPH0316861U1991-02-20
Attorney, Agent or Firm:
MORISHITA, Sakaki (Ebisu-NishiShibuya-ku, Tokyo, JP)
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Claims:
 平面状に広がる1つの外面に各々の孔の輪郭が含まれるよう複数のゴミ挿入孔が設けられた柔軟性を有するメインバッグと、
 各々が柔軟性を有し、前記複数のゴミ挿入孔の各々にそれぞれの開口部が結合されて前記メインバッグの内部に配置される複数のサブバッグと、
 を備えることを特徴とするゴミ回収バッグ。
 前記複数のサブバッグの少なくとも一対は、各々が平坦に形成されると共に前記メインバッグの内部において相互に重なるよう配置されることを特徴とする請求項1に記載のゴミ回収バッグ。
 前記複数のサブバッグの少なくとも1つは、当該サブバッグの内部に配置され当該サブバッグの底部に繋げられると共に当該サブバッグの開口部に向けて延びた引張り部材を有することを特徴とする請求項1または2に記載のゴミ回収バッグ。
 前記複数のサブバッグの少なくとも1つは、前記メインバッグに対し着脱可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のゴミ回収バッグ。
 柔軟性を有すると共に一対の開口部を有する特殊バッグをさらに備え、
 前記メインバッグは、前記特殊バッグに収容されたゴミを排出するゴミ排出孔を有し、
 前記特殊バッグは、前記メインバッグの内部に配置されると共に前記一対の開口部の一方が前記ゴミ排出孔に連通するよう連結され、ねじられることにより、内部に収容したゴミの前記ゴミ排出孔からの排出が阻止され、ねじれが解消されることにより、内部に収容したゴミの前記ゴミ排出孔からの排出阻止が解除されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のゴミ回収バッグ。 
Description:
ゴミ回収バッグ

 本発明は、ゴミ回収バッグに関し、特に 地面に落ちたゴミを拾って入れるときに使 するゴミ回収バッグに関する。

 近年、ゴミのリサイクルに対する人々の関 はますます高まってきている。ゴミの効率 なリサイクルを実現するためにはゴミの分 が必要となる。このため、例えば複数の袋 保持可能に構成し、各々の袋にゴミを分別 て入れることが可能な袋内蔵型容器が提案 れている(例えば、特許文献1参照)。

特開2007-314340号公報

 現在、ビーチクリーン活動が活発に行わ ている。ビーチクリーン活動では、砂浜に ちている缶やペットボトル、タバコの吸い 、紙くずなどのゴミを拾うことにより砂浜 美観を維持する。しかし、このようなビー クリーン活動では、砂浜に落ちているゴミ 拾って一旦一つの袋に回収し、袋からゴミ 出すときに分別しているのが実情である。 のため、拾ったゴミを効率良く分別する方 が求められている。

 これに対し、複数の袋を持ちながらゴミ 拾うと同時に分別する試みもなされている 、一つの袋を使用する場合と比べてゴミを に非常に入れにくくなることが実証されて る。上述の特許文献に記載されるような容 を持ち歩くことも考えられるが、その形状 どからこのような容器を実際に持ち歩くこ は困難である。

 そこで、本発明は上述した課題を解決す ためになされたものであり、その目的は、 ったゴミを効率良く分別することにある。

 上記課題を解決するために、本発明のあ 態様のゴミ回収バッグは、平面状に広がる1 つの外面に各々の孔の輪郭が含まれるよう複 数のゴミ挿入孔が設けられた柔軟性を有する メインバッグと、各々が柔軟性を有し、複数 のゴミ挿入孔の各々にそれぞれの開口部が結 合されてメインバッグの内部に配置される複 数のサブバッグと、を備える。

 この態様によれば、ゴミを拾いながら同 に分別することができる。このため、拾っ ゴミを効率よく分別することができ、ゴミ 拾う者のゴミの分別のための工数を低減さ ることができる。さらに、ゴミ回収バッグ 折りたたむなどして簡単に持ち歩くことが きる。

 複数のサブバッグの少なくとも一対は、 々が平坦に形成されると共にメインバッグ 内部において相互に重なるよう配置されて よい。

 回収するゴミの各種類の量は、ゴミを回 する時期や場所などによって大きく変化す 。この態様によれば、複数のサブバッグが なっている部分において、収容可能なゴミ 量が自然に調整される。このため、あるサ バッグはまだゴミを収容する余地があるに かかわらず、他のサブバッグがいっぱいに ってしまうという、サブバッグ間の収容率 不均衡を低減させることができる。

 複数のサブバッグの少なくとも1つは、当 該サブバッグの内部に配置され当該サブバッ グの底部に繋げられると共に当該サブバッグ の開口部に向けて延びた引張り部材を有して もよい。この態様によれば、この引張り部材 を引っ張ることにより、サブバッグの底部を 引き出すことが可能となる。このため、メイ ンバッグ全体を逆さにすることなく、サブバ ッグに回収したゴミを排出することができる 。

 複数のサブバッグの少なくとも1つは、メ インバッグに対し着脱可能であってもよい。 この態様によれば、ゴミを回収後にサブバッ グをメインバッグから取り出して、サブバッ グの収容されたゴミ専用のゴミ箱などに捨て ることが可能となる。このため、メインバッ グ全体を持ち歩いて各々のサブバックからゴ ミを排出する場合に比べ、ゴミを分別する者 の労力を軽減させることができる。

 本発明のある態様のゴミ回収バッグは、 軟性を有すると共に一対の開口部を有する 殊バッグをさらに備えてもよい。メインバ グは、特殊バッグに収容されたゴミを排出 るゴミ排出孔を有し、特殊バッグは、メイ バッグの内部に配置されると共に一対の開 部の一方がゴミ排出孔に連通するようメイ バッグに取り付けられ、ねじられることに り、内部に収容したゴミのゴミ排出孔から 排出が阻止され、ねじれが解消されること より、内部に収容したゴミのゴミ排出孔か の排出阻止が解除されてもよい。

 この態様によれば、例えばゴミの回収時 特殊バッグをねじることにより、ゴミ排出 からのゴミの落下を抑制した状態でゴミを 殊バッグ内に収容することができる。回収 たゴミを捨てるときには、特殊バッグのね りを解消させることにより、ゴミ排出孔か ゴミを取り出すことができる。このため、 インバッグを逆さにすることなく、特殊バ グに回収したゴミを排出することができる

 本発明によれば、拾ったゴミを効率良く 別することできる。

第1の実施形態に係るゴミ回収バッグの 全体構成図である。 メインバッグの構成を示す図である。 第1サブバッグの構成を示す図である。 第2サブバッグの構成を示す図である。 第3サブバッグの構成を示す図である。 第4サブバッグの構成を示す図である。 特殊バッグの構成を示す図である。 特殊バッグの使用方法を示す図である 第2の実施形態に係るゴミ回収バッグの 構成を示す図である。

符号の説明

 10 ゴミ回収バッグ、 12 メインバッグ、  13 表面部材、 13a 第1ゴミ挿通孔、 13b 第 2ゴミ挿通孔、 13c 第3ゴミ挿通孔、 13d 第4 ミ挿通孔、 13e 開口部、 14 裏面部材、 1 6 第1サブバッグ、 18 第2サブバッグ、 20  3サブバッグ、 22 第4サブバッグ、 24 特 バッグ。

 以下、図面を参照して本発明の実施の形 (以下、実施形態という)について詳細に説 する。

(第1の実施形態)
 図1は、第1の実施形態に係るゴミ回収バッ 10の全体構成図である。ゴミ回収バッグ10は メインバッグ12、第1サブバッグ16、第2サブ ッグ18、第3サブバッグ20、第4サブバッグ22 および特殊バッグ24を有する。以下、まずメ インバッグ12~第4サブバッグ22、および特殊バ ッグ24の各々の構成について、図2~図8に関連 て説明する。

 図2は、メインバッグ12の構成を示す図で る。第1の実施形態では、メインバッグ12は 燃物を回収するために設けられている。メ ンバッグ12は、別体として形成された平坦 表面部材13と平坦な裏面部材14とが、一部を いた縁部において縫合などにより互いに結 されて構成されている。なお、表面部材13 裏面部材14とが一体的に作成されてもよい。

 表面部材13は、例えばポリアミド系繊維 どの化学繊維を網目状に縫い込んだ、メッ ュ状の柔軟性を有する布によって作られて る。なお第1の実施形態では、表面部材13は 色の布が採用されている。このように化学 維を使用することにより、水や海水でメイ バッグ12を洗浄したときに簡単に汚れを落と すことができ、また、迅速に乾かすことが可 能となる。また、表面部材13を網目状にする とにより、回収したゴミを外部から視認す ことが可能となる。なお、表面部材13の材 はこのようなものに限られないことは勿論 あり、たとえば水を通す孔が表面部材13の下 方または全体に設けられたシートを用いて表 面部材13が作られていてもよい。

 裏面部材14は、ビニールなどの化学繊維 よって形成された水を透過しない柔軟性を するシートによって形成される。このゴミ 収バッグ10を使用するユーザは、裏面部材14 自身の体に接触するようにゴミ回収バッグ1 0を肩に掛けて持ち歩く。このように裏面部 14を水が透過しないシートによって作ること で、メインバッグ12内のゴミの汚れが、ゴミ 回収する者の衣服に付着すること回避する とができる。なお、裏面部材14の材質がこ ようなものに限られないことは勿論である

 表面部材13および裏面部材14は、互いに結 合される縁部が概ね円形に形成される。裏面 部材14のうち表面部材13と結合されていない 部は外方向に突出する矩形に形成される。 面部材13のうち裏面部材14と結合されていな 縁部は、下方に凹むよう湾曲した円弧状に 成されている。これにより、この円弧状の 部と裏面部材14の表面とによって囲われる 域にメインバッグ12の開口部13eが形成される 。

 表面部材13は、第1ゴミ挿通孔13a、第2ゴミ 挿通孔13b、第3ゴミ挿通孔13c、および第4ゴミ 通孔13dを有する。第1ゴミ挿通孔13a~第4ゴミ 通孔13dは、各々の輪郭が表面部材13の表面 含まれる。第1ゴミ挿通孔13aは、4つのゴミ挿 通孔の中では最も小さい面積を有する楕円形 に形成される。第1ゴミ挿通孔13aは、表面部 13を正面に見たときに表面部材13の上下方向 央且つ最も左側に設けられている。第2ゴミ 挿通孔13bは、右斜め上方に延在するひょうた ん型に形成される。第2ゴミ挿通孔13bは、最 幅が第1ゴミ挿通孔13aと概ね同一となる一方 長さが第1ゴミ挿通孔13aの約2倍になるよう 成されている。第2ゴミ挿通孔13bは、第1ゴミ 挿通孔13aの下方近傍に配置されている。第3 ミ挿通孔13cは、右斜め上方に延在する楕円 に形成されている。第3ゴミ挿通孔13cは、4つ のゴミ挿通孔の中で最大面積を有する。第3 ミ挿通孔13cは、表面部材13の上方且つ左右方 向中央に配置されている。第4ゴミ挿通孔13d 、右斜め上方に延在する楕円形に形成され いる。第4ゴミ挿通孔13dは、第1ゴミ挿通孔13a より大きく、第3ゴミ挿通孔13cより小さい面 を有する。第4ゴミ挿通孔13dは、表面部材13 上方且つ右側に配置されている。

 裏面部材14のうち表面部材13と重ならない 部分には、把手孔14aが設けられている。把手 孔14aは、孔の上側を人が手で持つことができ るよう充分な大きさに形成されている。なお 、第1の実施形態では、把手孔14aは、人の腕 挿入して孔の上側でメインバッグ12を肩に掛 けることができるよう充分な大きさに形成さ れている。裏面部材14の上方には左右2箇所に 逃げ孔14bが設けられている。

 図3は、第1サブバッグ16の構成を示す図で ある。第1の実施形態では、第1サブバッグ16 、例えばタバコの吸い殻などを回収するた に設けられている。第1サブバッグ16は、2枚 ひょうたん型の平坦な布における開口部16a なる部分を除いた縁部を相互に縫合などに り結合して形成される。これらの布は、例 ばポリアミド系繊維などの化学繊維を網目 に縫い込んだメッシュ状の柔軟性を有する 料で構成されている。このように平坦な布 重ね合わせて形成されているため、ゴミを 容していない初期状態では第1サブバッグ16 平坦な形状となる。なお、2枚の布を結合す る代わりに、一体的に第1サブバッグ16を成形 してもよい。第1の実施形態では、第1サブバ グ16は青色の布が採用されている。

 このように、第1サブバッグ16もメッシュ の布によって作ることで、第1サブバッグ16 収容したゴミから排出される液体や砂など 、第1サブバッグ16のメッシュの隙間から排 することができる。こうして排出された液 や砂などは、メインバッグ12のメッシュの 間から排出されてゴミ回収バッグ10の外部に 排出される。開口部16aは、第1サブバッグ16が 平坦なままの状態において第1ゴミ挿通孔13a 同一形状となるよう形成されている。

 第1サブバッグ16の内部には、第1引張り部 材32が設けられている。第1引張り部材32はメ シュ状の布がひょうたん型に切り取られた 状に形成されている。第1引張り部材32の材 および色は第1サブバッグ16を構成する材料 同様である。第1引張り部材32の下端は、第1 サブバッグ16の底部に縫合などにより繋げら ており、上端は開口を塞がないよう開口部1 6aに縫合などにより結合されている。このよ に第1引張り部材32を設けることで、第1引張 り部材32を引っ張ることにより、第1サブバッ グ16内に収容されたゴミを第1サブバッグ16を さにすることなく排出できる。

 図4は、第2サブバッグ18の構成を示す図で ある。第1の実施形態では、第2サブバッグ18 、例えば危険物などを回収するために設け れている。第2サブバッグ18は、2枚の略楕円 の平坦な布における、開口部18aとなる部分 除いた縁部を相互に縫合などにより結合し 形成される。これらの布を構成する材料は 1サブバッグ16を構成する材料と同様である 第2サブバッグ18もまた、ゴミを収容してい い初期状態では平坦な形状となる。第1の実 施形態では、第2サブバッグ18はピンク色の布 が採用されている。開口部18aは、第2サブバ グ18が平坦なままの状態において、第2ゴミ 通孔13bと同一形状となるよう形成されてい 。

 第2サブバッグ18の内部には、第2引張り部 材34が設けられている。第2引張り部材34はメ シュ状の布がひょうたん型に切り取られた 状に形成されている。第2引張り部材34の材 および色は第2サブバッグ18を構成する材料 同様である。第2引張り部材34の下端は、第2 サブバッグ18の底部に縫合などにより繋げら ており、上端は開口を塞がないよう開口部1 8aに縫合などにより結合されている。このよ に第2引張り部材34を設けることで、ユーザ 第2引張り部材34を引っ張ることにより、第2 サブバッグ18内に収容されたゴミを第2サブバ ッグ18を逆さにすることなく排出できる。

 図5は、第3サブバッグ20の構成を示す図で ある。第1の実施形態では、第3サブバッグ20 、例えば紙くずなどの可燃物を回収するた に設けられている。第3サブバッグ20は、ひ うたんの下の部分のような形状の2枚の平坦 布における、開口部20aとなる部分を除いた 部を相互に縫合などにより結合して形成さ る。これらの布を構成する材料は、第1サブ バッグ16を構成する材料と同様である。第3サ ブバッグ20もまた、ゴミを収容していない初 状態では平坦な形状となる。第1の実施形態 では、第3サブバッグ20は緑色の布が採用され ている。開口部20aは、第3サブバッグ20が平坦 なままの状態において第3ゴミ挿通孔13cと同 形状となるよう形成されている。

 第3サブバッグ20の内部には、第3引張り部 材36が設けられている。第3引張り部材36はメ シュ状の布がひょうたん型に切り取られた 状に形成されている。第3引張り部材36の材 および色は、第3サブバッグ20を構成する材 と同様である。第3引張り部材36の下端は、 3サブバッグ20の底部に縫合などにより繋げ れており、上端は開口を塞がないよう開口 20aに縫合などにより結合されている。この うに第3引張り部材36を設けることで、ユー は第3引張り部材36を引っ張ることにより、 3サブバッグ20内に収容されたゴミを第3サブ バッグ20を逆さにすることなく排出できる。

 図6は、第4サブバッグ22の構成を示す図で ある。第1の実施形態では、第4サブバッグ22 、例えば花火など長いゴミを回収するため 設けられている。第4サブバッグ22は、なす の2枚の平坦な布における、開口部22aとなる 分を除いた縁部を相互に縫合などにより結 して形成される。これらの布を構成する材 は、第1サブバッグ16を構成する材料と同様 ある。第4サブバッグ22もまた、ゴミを収容 ていない初期状態では平坦な形状となる。 1の実施形態では、第4サブバッグ22はオレン ジ色の布が採用されている。開口部22aは、第 4サブバッグ22が平坦なままの状態において第 4ゴミ挿通孔13dと同一形状となるよう形成さ ている。

 第4サブバッグ22の内部には、第4引張り部 材38が設けられている。第4引張り部材38はメ シュ状の布がひょうたん型に切り取られた 状に形成されている。第4引張り部材38の材 および色は、第4サブバッグ22を構成する材 と同様である。第4引張り部材38の下端は、 4サブバッグ22の底部に縫合などにより繋げ れており、上端は開口を塞がないよう開口 22aに縫合などにより結合されている。この うに第4引張り部材38を設けることで、第4引 張り部材38を引っ張ることにより、第4サブバ ッグ22内に収容されたゴミを第4サブバッグ22 逆さにすることなく排出できる。

 図7は、特殊バッグ24の構成を示す図であ 。第1の実施形態では、特殊バッグ24は、缶 ビン、ペットボトルなどの資源ゴミを回収 るために設けられている。特殊バッグ24は 各々が2つのくびれた部分を有して延在する である表面部材および裏面部材の側縁部を 互に縫合などにより結合して形成される。 れらの布を構成する材料は、第1サブバッグ 16を構成する材料と同様である。特殊バッグ2 4の表面部材は裏面部材よりも短く形成され いる。このため、表面部材の上縁部と裏面 材との間で上開口部24aが形成される。また 特殊バッグ24の下方には下開口部24bが形成さ れる。このように側縁部が結合されることに より、特殊バッグ24は内部を広げたときに円 状となる。下開口部24bは、メインバッグ12 下方に設けられたゴミ排出孔(図示せず)に固 定される。

 特殊バッグ24の裏面部材には、把手孔24c 設けられる。把手孔24cは、メインバッグ12の 把手孔14aと同一形状に形成される。特殊バッ グ24には、取付用シート24dが設けられている 取付用シート24dは、裏面部材のうち表面部 と重複しない部分と同一の形状に形成され おり、把手孔24cにおいて特殊バッグ24の裏 部材と結合されている。取付用シート24dを 成する材料は、第1サブバッグ16を構成する 料と同様である。第1の実施形態では、特殊 ッグ24は黄色の布が採用されている。

 特殊バッグ24の裏面部材における把手孔24 c上方には、面ファスナー24eが左右に2箇所設 られている。取付用シート24dの把手孔24cの 方にも、面ファスナー24eが左右に2箇所設け られている。

 図8は、特殊バッグ24の使用方法を示す図 ある。下開口部24bはメインバッグ12のゴミ 出孔に固定されているため、このままの状 では上開口部24aからゴミを入れても下開口 24bからゴミが落下する。このためユーザは 特殊バッグ24を、図8の左図に示すように鉛 方向を軸として一回転させる。特殊バッグ24 の2つのくびれ部分のうち、下方のくびれ部 は、上方のくびれ部分よりも幅が細くなっ いる。このため、このように特殊バッグ24を 一回転させることにより、下方のくびれ部分 がねじれる。このように下方にねじれた部分 を作ることで、ねじれた部分の上方にゴミ収 容領域を形成することができる。くびれ部分 を作り出した後、ユーザは、取付用シート24d を把手孔14aから通して、裏面部材14の把手孔1 4aと特殊バッグ24の把手孔24cとを合わせる。 の状態で、裏面部材14の逃げ孔14bを介して面 ファスナー24eを止めることにより、特殊バッ グ24がメインバッグ12の裏面部材14に固定され る。

 ユーザは、こうして固定された特殊バッ 24の上開口部24aからゴミを入れる。ゴミ収 領域と下開口部24bとの連通は阻止されるた 、上開口部24aから入れた缶やビンなどのゴ はこのねじれた部分で係止され、ゴミ収容 域に収容される。逆に特殊バッグ24に収容さ れたゴミを捨てるときは、面ファスナー24eを 外して取付用シート24dを裏面部材14の把手孔1 4aから抜き取り、特殊バッグ24を逆方向に一 転させる。これによりねじれた部分がなく り、特殊バッグ24のゴミ収容領域と下開口部 24bとが連通し、特殊バッグ24内部に収容され いたゴミが下開口部24bから排出される。ゴ 回収バッグ10では、このような特殊バッグ24 を採用することで、メインバッグ12全体を逆 にすることなく、特殊バッグ24に収容され ゴミを捨てることを可能としている。

 図1に戻る。第1サブバッグ16の開口部16aは 第1ゴミ挿通孔13aに固定され、第1サブバッグ1 6はメインバッグ12内部に配置される。第2サ バッグ18の開口部18aは第2ゴミ挿通孔13bに固 され、第2サブバッグ18はメインバッグ12内部 に配置される。第3サブバッグ20の開口部20aは 第3ゴミ挿通孔13cに固定され、第3サブバッグ2 0はメインバッグ12内部に配置される。第4サ バッグ22の開口部22aは第4ゴミ挿通孔13dに固 され、第4サブバッグ22はメインバッグ12内部 に配置される。

 ゴミ回収バッグ10では、ゴミを入れる開 部のすべてを表面部材13側に設けている。こ のため、ユーザは常に表面部材13側を見なが ゴミを入れるべき開口部を選択することが きるため、容易にゴミを分別できる。また ゴミ回収バッグ10では、第1ゴミ挿通孔13a~第 4ゴミ挿通孔13dは、各々の輪郭が表面部材13表 面に含まれる。したがって、第1ゴミ挿通孔13 a~第4ゴミ挿通孔13dは、ゴミ回収バッグ10を持 たときに水平方向に向かって開口する。こ ため、上方に向かって開口する場合に比べ 開口部よりも上方にゴミを持ち上げる必要 なく、迅速にゴミを開口部に入れることが 能となる。

 タバコの吸い殻は他の種類のゴミに比べ が多い。上述の通り、タバコの吸い殻を回 するための第1サブバッグ16の開口部16aは第1 ゴミ挿通孔13aに結合している。第1ゴミ挿通 13aが表面部材13に向かって左側に設けられる ことにより、例えばゴミ回収バッグ10を左肩 かけたときに右手に近い位置に第1ゴミ挿通 孔13aを配置させることができる。このため、 迅速に第1ゴミ挿通孔13aにタバコの吸い殻を れることができ、ゴミを拾う者の労力を軽 させることができる。

 また、紙くずなどの可燃物は体積が大き 。上述の通り、可燃物を回収するための第3 サブバッグ20の開口部20aは第3ゴミ挿通孔13cに 結合している。第3ゴミ挿通孔13cが上方に設 られることにより、多くの体積の可燃物を 3サブバッグ20内に収容させることが可能と る。さらに、上述の通り、長いゴミを回収 るための第4サブバッグ22の開口部22aは第4ゴ 挿通孔13dに結合している。第4ゴミ挿通孔13d が上方に設けられることにより、より長いゴ ミを回収することが可能となる。

 第1の実施形態では、第1ゴミ挿通孔13a~第4 ゴミ挿通孔13dは互いに異なる形状または大き さとされている。このため、ユーザは、どの 孔にどの種類のゴミを入れるかを容易に認識 することができる。また、これらのゴミ挿通 孔から、第1サブバッグ16~第4サブバッグ22の の色を視認することが可能となっている。 のため、ユーザは、どのサブバッグかを容 に認識することができる。

 また、第1サブバッグ16~第4サブバッグ22、 および特殊バッグ24は、ゴミが収容されてい い状態で、各々が他のサブバッグまたは特 バッグ24と相互に重なる部分を有する。こ らのバッグをこのように互いに重ねて配置 ることで、各バッグに収容可能なゴミの量 各バッグの間で自然に調整することが可能 なっている。なお、第1ゴミ挿通孔13a~第4ゴ 挿通孔13dの形状はこれらの形状に限られず 例えば四角形でもよく他の形状でもよい。 えば第1ゴミ挿通孔13a~第4ゴミ挿通孔13dのい れかを四角形に形成することにより、機械 よる縫合が容易となる。

(第2の実施形態)
 図9は、第2の実施形態に係るゴミ回収バッ 50の構成を示す図である。なお、第1の実施 態と同様の箇所については同一の符号を付 て説明を省略する。ゴミ回収バッグ50は、メ インバッグ52、第1サブバッグ56、第2サブバッ グ58、第3サブバッグ60、第4サブバッグ62、お び特殊バッグ24を有する。メインバッグ52は 、表面部材13に代えて表面部材53が設けられ いる以外は、第1の実施形態に係るメインバ グ12と同様に構成される。

 表面部材53の外形および材質は表面部材13 と同様である。表面部材53のうち裏面部材14 結合されていない円弧状の縁部と裏面部材14 の表面とによって囲われる領域にメインバッ グ52の開口部53eが形成される。

 表面部材53には、第1ゴミ挿通孔53a、第2ゴ ミ挿通孔53b、第3ゴミ挿通孔53c、および第4ゴ 挿通孔53dが設けられている。第1ゴミ挿通孔 53aは、第1ゴミ挿通孔13aの下半分のラインと 一のラインで表面部材53に切込みを入れた形 状に形成される。第2ゴミ挿通孔53bは、第2ゴ 挿通孔13bの下半分のラインと同一のライン 表面部材53に切込みを入れた形状に形成さ る。第3ゴミ挿通孔53cは、第3ゴミ挿通孔13cの 下半分のラインと同一のラインで表面部材53 切込みを入れた形状に形成される。第4ゴミ 挿通孔53dは、第4ゴミ挿通孔13dの下半分のラ ンと同一のラインで表面部材53に切込みを入 れた形状に形成される。第1ゴミ挿通孔53a~第4 ゴミ挿通孔53dの各々は、伸びなどの孔の損傷 を抑制するため、孔の内周に添って糸を縫い 込むなどの補強加工が施されている。

 第1サブバッグ56は、例えば樹脂部材や金 のワイヤなどが開口部56aの内周に添って取 付けられることにより開口部56aがその形状 保持するよう補強されている点を除いて、 1サブバッグ16と同様に構成されている。第2 サブバッグ58は、開口部56aと同様に開口部58a その形状を保持するよう補強されている点 除いて、第2サブバッグ18と同様に構成され いる。第3サブバッグ60は、開口部56aと同様 開口部60aがその形状を保持するよう補強さ ている点を除いて、第3サブバッグ20と同様 構成されている。第4サブバッグ62は、開口 56aと同様に開口部62aがその形状を保持する う補強されている点を除いて、第4サブバッ グ22と同様に構成されている。

 第1サブバッグ56の開口部56aから下の部分 、第1ゴミ挿通孔53aからゴミ回収バッグ50内 に挿入される。このとき開口部56aは第1ゴミ 挿通孔53aに係止され、第1サブバッグ56がゴミ 回収バッグ50に固定される。第2サブバッグ58 開口部58aから下の部分は、第2ゴミ挿通孔53b からゴミ回収バッグ50内部に挿入される。こ とき開口部58aは第2ゴミ挿通孔53bに係止され 、第2サブバッグ58がゴミ回収バッグ50に固定 れる。第3サブバッグ60の開口部60aから下の 分は、第3ゴミ挿通孔53cからゴミ回収バッグ 50内部に挿入される。このとき開口部60aは第3 ゴミ挿通孔53cに係止され、第3サブバッグ60が ゴミ回収バッグ50に固定される。第4サブバッ グ62の開口部62aから下の部分は、第4ゴミ挿通 孔53dからゴミ回収バッグ50内部に挿入される このとき開口部62aは第4ゴミ挿通孔53dに係止 され、第4サブバッグ62がゴミ回収バッグ50に 定される。

 このように、第1サブバッグ56~第4サブバ グ62は、ゴミ回収バッグ50に対して着脱可能 構成される。これにより、各サブバックか より容易にゴミを排出することが可能とな 。また、例えば第1サブバッグ56~第4サブバ グ62のいずれかが破れるなどにより破損した 場合においても、そのサブバッグのみ交換す ることができ、ゴミ回収バッグの保守も容易 となる。

 本発明は上述の実施形態に限定されるも ではなく、本実施形態の各要素を適宜組み わせたものも、本発明の実施形態として有 である。また、当業者の知識に基づいて各 の設計変更等の変形を上述の実施形態に対 て加えることも可能であり、そのような変 が加えられた実施形態も本発明の範囲に含 れうる。

 本発明によれば、拾ったゴミを効率良く 別することできる。




 
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