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Patent Searching and Data


Title:
REGENERATION APPARATUS AND METHOD OF REGENERATION
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/081508
Kind Code:
A1
Abstract:
In washing and other treatments, not only is a liquid, such as washing liquid, used but also the once used liquid is regenerated and reused as a regenerated liquid. There is provided a regeneration apparatus comprising recovery means for recovering of a liquid having been used by a liquid-using treatment apparatus; regeneration means for regeneration of the recovered used liquid into a regenerated liquid; supply means for supply of the regenerated liquid to the treatment apparatus; and control means for controlling of the recovery means, regeneration means and supply means. For permitting simultaneous operation of the treatment apparatus and the regeneration means, there may be provided connection means for feeding the used liquid and regenerated liquid therebetween.

Inventors:
TAKAMOTO TOKUO (JP)
Application Number:
PCT/JP2006/326079
Publication Date:
July 10, 2008
Filing Date:
December 27, 2006
Export Citation:
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Assignee:
HIRATA SPINNING (JP)
THREE DYNE CORP (JP)
TAKAMOTO TOKUO (JP)
International Classes:
B01D3/42; B05C11/10
Foreign References:
JP2006223917A2006-08-31
JP2002180278A2002-06-26
JPH10158874A1998-06-16
JPH083774A1996-01-09
JP2002532628A2002-10-02
JP2002320824A2002-11-05
JP2000334400A2000-12-05
Attorney, Agent or Firm:
AIKAWA, Toshihiko (12-5 Minami Ikebukuro 2-chom, Toshima-ku Tokyo 22, JP)
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Claims:
 液体を使用する処理装置の使用済み液体を回収する回収手段と、
 回収した使用済み液体を再生して再生液体とする再生手段と、
 前記再生液体を前記処理装置に供給する供給手段と、
 前記回収手段、前記再生手段、及び前記供給手段を制御する制御手段と、
 前記処理装置及び前記再生手段の間で使用済み液体及び前記再生液体を供給する連結手段と、を備える液体再生装置。
 前記再生手段は蒸留工程を可能とする蒸留手段を含み、
 該蒸留手段は、回収する使用済み液体の特性に応じ、最高温度を含む温度調整ができることを特徴とする請求項1に記載の液体再生装置。
 前記回収手段、前記再生手段、及び前記供給手段において、前記使用済み液体若しくは前記再生液体の量を検出可能な検出手段を備ることを特徴とする請求項1に記載の液体再生装置。
 前記制御手段は、前記検出手段によって検出された前記使用済み液体若しくは前記再生液体の量に基づいて、前記回収手段、前記再生手段、及び前記供給手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の液体再生装置。
 前記連結手段は、前記処理装置及び前記再生装置の間を前記使用済み液体及び前記再生液体が移動可能に直接若しくは間接的に接続し、さらに、前記処理装置及び前記再生装置の間の通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の液体再生装置。
 液体を使用する処理装置の使用済み液体を回収する回収手段と、回収した使用済み液体を再生して再生液体とする再生手段と、前記再生液体を前記処理装置に供給する供給手段と、前記回収手段、前記再生手段、及び前記供給手段を制御する制御手段と、前記処理装置及び前記再生手段の間で使用済み液体及び前記再生液体を相互に供給する連結手段と、を備える液体再生装置を用いる液体再生方法において、
 前記回収手段により使用済み液体を前記再生手段に供給する工程と、
 前記再生手段により使用済み液体を再生する工程と、
 前記供給手段により前記再生液体を前記処理装置に供給する工程と、を含み、
 これらの工程が、同時に行われるように制御することを特徴とする液体再生方法。
Description:
再生装置及び再生方法

 本発明は液晶や半導体などにおいて使用 る洗浄液及びその他の液体の再生装置及び 生方法に関する。

 従来、洗浄液等は、一旦使用された後そ まま廃棄されるか、廃棄タンクに貯められ 途再生処理されて、同じ洗浄液等として若 くは別の用途に使用されてきた。例えば、 リットノズルで塗布を行う方法では、塗布 程においては基板の塗布不要部分や装置の 浄などで、今でも大量の洗浄液が使用され いるが、この使用済み洗浄液は所定のタン に貯めておき、別途処理が施されていた。 の処理の結果、再生洗浄液として次のよう 場合に使用することが可能であった。

 即ち、常に表面を清浄にしておく必要が るプライミングローラーは、多量の洗浄液 より洗浄されていたが、未使用の洗浄液だ で洗浄すると、多量の洗浄液の使用と多量 使用済み洗浄液の廃棄が必要となっていた で、省資源に反するものであった。そこで 例えば、特許文献1ではプライミングローラ ーの洗浄に一旦使用した洗浄液(上述の別途 生処理した洗浄液)を予備洗いに使用し、仕 げにきれいな洗浄液(未使用の洗浄液)を使 するなどで、出来るだけ使用する洗浄液の 減が図られていた。

 しかしながら、予備洗い及び仕上げ洗いに れぞれ異なる洗浄液を用いたとしても、い れの洗浄液も廃棄されるのであれば、結局 量の洗浄液が必要となる。従来は使用済み 浄液を廃棄していたが、環境に配慮したり 洗浄液のコスト削減を目的として自社で大 の再生装置を備えたり(特許文献2)、最近で リサイクル業者に委託して再生利用するこ も行われている。仮に、使用済みの洗浄液 溜めておいて、別途の精製装置等により再 用する場合であっても、溜めておく分、や り多量の洗浄液が必要となるのである。  た、数リットルの使用済み洗浄液を入れて ットしておけば、数時間後に再生洗浄液が られる単体の洗浄液リサイクルユニットも 販されている。しかしながら、これは少量 洗浄液をバッチ的に処理することができる 度のもので、塗装現場等で使用できるかも れないが、連続的に大量に洗浄液を使用す 工場等の使用には不向きである。

特開2005-329340号公報

特開平9-49093号公報

 自社内に大型の洗浄液再生装置を備えた 、リサイクル業者が再生を行う場合、あら る工程から出る洗浄液を回収し、再生を行 。そのため、洗浄液のほかに数種類の処理 が混入しているため、特許文献2のように、 低沸点汚れ成分及び高沸点汚れ成分を分離で きるように蒸発部及び精留部を備える複雑な 構成を用いる必要がある。自社に大型の洗浄 液再生装置を備えていない工場においては使 用した洗浄液をストックし、定期的にリサイ クル業者に引き取ってもらわなければならな いが、ストックのためのスペースを確保し、 再生までにある程度の時間を要するため、相 当量の洗浄液を用意しなければならない。

 本発明は、このような事情に鑑みてなさ たものであり、処理装置から排出される使 済み洗浄液を即時に自動で再生処理を行い 再生した洗浄液を再び自動で処理装置へ供 することができる装置や方法を提供するこ を目的とする。

 上記課題を解決するため、使用済み液体( 洗浄液を含む)を回収する回収手段と、該使 済み液体を再生して再生液体とする再生手 と、前記再生液体を前記処理装置に供給す 供給手段と、を含む再生装置を提供する。 に、前記処理装置及び前記再生手段の間で 用済み液体及び前記再生液体を供給する連 手段を備えることもできる。具体的な適用 として、洗浄機能を備える処理装置におい 、他の溶剤を含む混合洗浄液を回収する手 と、混合液から再生洗浄液を再生する手段 、該再生洗浄液を前記処理装置に供給する 段とを含む再生装置を提供できる。そして 前記回収手段、供給手段を前記処理装置に 結する手段を提供できる。通常、1つの処理 置から排出される洗浄液はあまり多くの異 る成分を含んでいない。そのため、複雑な 能は必要なく、各処理装置の専用再生機と て連結し、使用できる。

 この再生装置は、前記混合液を回収する 収手段と、前記回収手段が回収した混合液 蒸留分離し、再生洗浄液を集める分離手段 、前記分離手段が集めた再生洗浄液を、洗 等のために再度処理装置へと供給する供給 段と、を備える。

 また、この回収した使用済み液を蒸留分 して再生洗浄液を生成する工程と、洗浄等 ために処理装置へ供給する工程と、を含む 生方法を実施の一態様とすることもできる

 より具体的には、以下のようなものを提 することができる。

(1)液体を使用する処理装置の使用済み液体 を回収する回収手段と、回収した使用済み液 体を再生して再生液体とする再生手段と、前 記再生液体を前記処理装置に供給する供給手 段と、前記回収手段、前記再生手段、及び前 記供給手段を制御する制御手段と、前記処理 装置及び前記再生手段の間で使用済み液体及 び前記再生液体を供給する連結手段と、を備 える液体再生装置を提供することができる。

 ここで、液体は、後述する分離手段で再 液体を分離して再利用(リサイクル)できる のであればよい。例えば、洗浄液や、固体 分散する分散媒等を含んでよい。また、洗 の結果混入する被洗浄物質(または成分)を含 んでもよい。液体を使用する処理装置は、例 えば洗浄手段を含んでよく、洗浄液を該プラ イミングローラーに噴射することができる装 置を含んでよい。該装置は噴射のためのノズ ルを含んでよい。また、回収手段は、以下の 説明で用いる回収部を含んでよい。また、こ の回収部は容器(例えば、タンク等)を含んで く、配管等をも含んでよい。また、再生手 は、洗浄液等を含む混合液(若しくは液体) ら、再生洗浄液(若しくは再生液体)を分離で きる分離手段を含んでよい。この分離手段は 、以下の説明で用いる分離部を含んでよい。 この分離部は、ヒーター等の熱源による加熱 装置を含んでよい加熱手段、及び/又は、真 ポンプ等を含んでよい減圧手段を含んでよ 。更に、蒸留を利用するため、蒸気を冷却 る水冷若しくは空冷式のコンデンサや凝縮 のような冷却手段を含んでよい。前記供給 段は、貯留手段を含んでよく、該貯留手段 、以下の説明で用いる供給部を含んでよい この供給部は、容器、管、その他の部材で って、液体を保持できるいかなるものをも んでよい。また、ポンプのような圧縮手段 含んでよい。

 また、前記洗浄手段と、前記回収手段と 前記再生手段と、前記供給手段とは、それ れ、独立して稼働することが可能である。 って、前記回収手段による回収、前記再生 段による再生、そして、前記洗浄手段によ プライミング洗浄処理を同時に行うことが きる。

 より具体的には、前記回収手段、前記再 手段、前記供給手段にはそれぞれ収容した の量を確認できる検出手段を備えてよい。 記検出手段により回収→再生→供給が自動 に稼動するように制御する制御手段を備え ことで、全ての作業が人手を必要とせず、 動で行うことができる。

(2)前記再生手段は蒸留工程を可能とする蒸 留手段を含み、該蒸留手段は、回収する使用 済み液体の特性に応じ、最高温度を含む温度 調整ができることを特徴とする上記(1)に記載 の液体再生装置を提供することができる。

(3)前記回収手段、前記再生手段、及び前記 供給手段において、前記使用済み液体若しく は前記再生液体の量を検出可能な検出手段を 備ることを特徴とする上記(1)に記載の液体再 生装置を提供することができる。

(4)前記制御手段は、前記検出手段によって 検出された前記使用済み液体若しくは前記再 生液体の量に基づいて、前記回収手段、前記 再生手段、及び前記供給手段を制御すること を特徴とする上記(3)に記載の液体再生装置を 提供することができる。

(5)前記連結手段は、前記処理装置及び前記 再生装置の間を前記使用済み液体及び前記再 生液体が移動可能に直接若しくは間接的に接 続し、さらに、前記処理装置及び前記再生装 置の間の通信を行うことを特徴とする上記(1) に記載の液体再生装置を提供することができ る。

(6)液体を使用する処理装置の使用済み液体 を回収する回収手段と、回収した使用済み液 体を再生して再生液体とする再生手段と、前 記再生液体を前記処理装置に供給する供給手 段と、前記回収手段、前記再生手段、及び前 記供給手段を制御する制御手段と、前記処理 装置及び前記再生手段の間で使用済み液体及 び前記再生液体を相互に供給する連結手段と 、を備える液体再生装置を用いる液体再生方 法において、前記回収手段により使用済み液 体を前記再生手段に供給する工程と、前記再 生手段により使用済み液体を再生する工程と 、前記供給手段により前記再生液体を前記処 理装置に供給する工程と、を含み、これらの 工程が、同時に行われるように制御すること を特徴とする液体再生方法を提供することが できる。

 ここで、前記回収手段は前記第1のタンク を備えてよく、前記再生手段は前記第1のタ クを備えてよい。或いは、この第1のタンク 、前記回収手段及び前記再生手段によって 用されてもよい。同様に、前記回収手段は 記第2のタンクを備えてよく、前記再生手段 は前記第2のタンクを備えてよい。或いは、 の第2のタンクは、前記回収する手段及び前 再生する手段によって共用されてもよい。 こで、共用するとは、回収工程若しくは再 工程において、第1若しくは第2のタンクを それぞれ回収する手段の要素若しくは再生 る手段の要素として用いることを含んでよ 。同一構成要素を異なる機能要素として用 るために、それぞれの場面で、好ましい機 を発揮できるように切替える切替え手段を むようにしてもよい。この切替え手段は、 御装置を含んでよい。

 ここで、前記供給手段は、一般的なノズ 、噴射される液体を保持する容器に開けら た単なる開口部を含んでよい。例えば、プ イミングローラーの洗浄において未使用の 浄液を供給する供給手段も同様に、ノズル 開口部を含んでよい。また、上述のように 第1及び第2の供給タンクはそれぞれ独立し 稼働することが可能であり、また、一方が る工程を行っているときに、他方がそれと 異なる工程を行うような、補完的な稼働を せることも可能である。

 本発明によれば、処理装置から排出され 使用済み洗浄液を自動的にその場で回収・ 生・再利用ができるため、作業者の定期的 入替え作業が不要になる。また、全ての再 工程を自動で行う他、例えば、プライミン 洗浄においては未使用の洗浄液も自動で追 するため、常時監視しておく必要が無い。 た、リサイクル業者に委託する場合のよう 大量の洗浄液を用意しておく必要もない。 発明は1つの処理装置に対し、専用機として 使用できるため、多種工程から回収してきた 洗浄液の再生装置のように複雑な分離機能を 必要としない。(通常、1つの処理装置から発 する使用済み洗浄液は2種の混合液である。 )そのため、加熱温度や加熱時間、廃棄量な の設定を変えるとあらゆる処理装置に使用 きる。工場内に大型の洗浄液リサイクル装 を設置する必要もなく、必要に応じ各処理 置に接続できるため、事業規模の変更やレ アウト変更などにも柔軟に対応できる。プ イミング洗浄に使用した場合、プライミン 洗浄処理を行いながら、自動的に塗布液が じった洗浄液を再利用できるように再生す 再生装置を提供することが可能となる。こ により、洗浄液の費用を削減し、作業者の を煩わせることもなく新しい洗浄液の追加 再生後の洗浄液の供給、廃液の処理を行う とができる。プライミングローラーの洗浄 は高価であるため、再利用すれば資源の有 利用や経費の削減という好ましい効果が得 れるだけでなく、環境に対しても好ましい

 本発明の好適な実施例をレジスト塗布装 を用いて、以下、図面に基づきより詳しく 明するが、これは、本発明を説明するため あって、本発明の内容を以下の実施の形態 限定するものでないことはいうまでもない

 まず、本発明に使用されるプライミング ーラー洗浄装置について図1を用いて説明す る。図1は、プライミングローラー洗浄装置 一例を示す構成図である。図1に示すプライ ングローラー洗浄装置(90)は、スリットノズ ル(91)、プライミングローラー(92)、洗浄槽(93) 、ノズル(94、95、96)、並びに排出管(97)を備え る。スリットノズル(91)から基板へ塗布を行 前に、プライミングローラー洗浄装置(90)で 、スリットノズル(91)からプライミングロー ラー(92)に向け、塗布液(98)が吐出される。プ イミングローラー(92)は1回転する間に表面 きれいにして、次のダミーディスペンスに える必要があるため、プライミングローラ (92)の塗布領域以下は洗浄槽(93)に覆われてい る。

 洗浄槽(93)の中では、プライミングローラー (92)の洗浄と乾燥が行われる。まず、ノズル(9 4)からリサイクルされた洗浄液をプライミン ローラー(92)表面に向け吹きつける。このと き洗浄液にエアを混入させ強い圧力で洗浄液 を吹きつけてもよいし、また、洗浄液のノズ ル(94)を揺動させることも効果的である。さ にプライミングローラー(92)の回転方向にお て下流側となる位置に配置したノズル(95)か ら未使用洗浄液(使用していない洗浄液)を吹 つける。このときにもジェット式、あるい 揺動式が効果的である。最後に洗浄液を乾 す目的でノズル(96)から窒素(N 2 )ガスの吹き付けを行う。以上の動作でプラ ミングローラー(92)の洗浄、乾燥が終了する この時に使用された洗浄液(塗布液と洗浄液 の混合液)は洗浄槽の下に設けられた排出管(9 7)を通じ、再生装置(洗浄液再生ユニット)へ られる。

 次に、再生装置について説明する。図2は 、洗浄液の再生装置の構成の一例を示す図で ある。図2に示す洗浄液の再生装置は、回収 、分離部、供給部、廃棄部、並びに冷却水 給部を備える。回収部は、プライミングロ ラー洗浄装置から排出される塗布液と洗浄 とが混じった混合液を回収する。分離部は 回収部が回収した混合液から洗浄液を分離 、再生洗浄液を再生する。混合液から再生 浄液を分離する工程では、洗浄液と塗布液 の混合液中の各成分の沸点の違いを利用し 混合液を加熱して蒸留することによって実 する。また、加熱時に容器内を減圧すると 点が下がり蒸発が促進されて効果的である 蒸留・分離された洗浄液は、冷却してリサ クルされた再生洗浄液として溜められる。 給部は、分離部が分離・再生した再生洗浄 を一時貯留し、ブロアー(70)等による加圧で ライミングローラー洗浄装置へ供給する。 棄部は、混合液から多くの揮発性成分が蒸 し分離された残存混合液(一部に洗浄液等の 揮発性成分が残存する)を廃棄する。冷却水 給部は、分離部並びに廃棄部において冷却 必要となる工程へ冷却水を供給する。

 以上が再生装置の概略であり、以下図2を 用いて具体的な構成例について説明する。回 収部は、配管(11)、バルブAV1A及びAV1B(12a、12b) 加熱・再生タンクA及びB(13a、13b)を備える。 分離部は、ヒーター(21a、21b)、ダクト(22a、22b )、バルブAV3A及びAV3B(23a、23b)、第一冷却部で る冷却塔(24)、バルブAV2A及びAV2B(25a、25b)、 浄液タンクA及びB(26a、26b)、真空ポンプ(27)、 バルブAV5A及びAV5B(28a、28b)を備える。供給部 、配管(31、31a、31b)、フィルタ(32)、バルブAV6 A、AV6B、AV7A、及びAV7B(33a、33b、34a、34b)、供給 管(35、35a、35b)、並びにフィルタ(36)を備える 廃棄部は、バルブAV4A及びAV4B(41a、41b)、第二 冷却部である冷却タンク又は排液タンク(42) 配管(43)を備える。冷却水供給部は、VSPバル (51)、バルブBV2及びBV3(52a、52b)、配管(53a、53b 、54a、54b)を備える。なお、図2は、再生装置 一例を示すものであり、回収部、分離部、 給部、廃棄部、並びに冷却水供給部の各機 を実現する構成であれば他の構成であって よい。

 次に、各構成要素について、塗布液(レジ スト液)と洗浄液(シンナー)が混じった混合液 の分離工程の流れに沿って説明する。加熱・ 再生タンクA及びB(13a、13b)は、配管(11)によっ 図1に示した排出管(97)と連結されており、 ライミングローラー洗浄装置の洗浄槽(93)か 排出される混合液が排出管(97)並びに配管(11 )を通って加熱・再生タンクA又はB(13a、13b)に められる。ここでは、加熱・再生タンクA及 びB(13a、13b)のうち、まず加熱・再生タンクA(1 3a)に混合液が回収される場合を説明する。ま た、混合液は60秒に1回100ccの割合で加熱・再 タンクA及びB(13a、13b)に回収され、加熱・再 生タンクA及びB(13a、13b)には6Lの混合液を溜め ることができることを前提として説明する。

 加熱・再生タンクA(13a)が所定量の混合液 溜めるとバルブAV1A(12a)が閉じられ、バルブA V1B(12b)が開けられ、混合液は加熱・再生タン B(13b)への回収に切替られる。バルブAV1A(12a) 閉じられると加熱・再生タンクA(13a)ではヒ ター(21a)により加熱が開始される。ヒータ (21a)によって120度~140度まで加熱を行い、混 液が設定温度に達したことが検出されると ルブAV2A及びAV5A(25a、28a)が自動的に開けられ( この時点でバルブAV2B及びAV5B(25b、28b)は閉じ れている)、真空ポンプ(27)により洗浄液タン クA(26a)の気体領域と冷却塔(24)を経由して加 ・再生タンクA(13a)内の減圧が開始される。 空ポンプ(27)の作動により加熱・再生タンクA (13a)や配管(22a)内は、既存の空気等が排出さ 、混合液中の揮発性成分の蒸気で満たされ 。このように、加熱と減圧を同時に行うこ で、混合液の揮発を促進する。混合液の中 は洗浄液(シンナー)の方の沸点が低いため、 洗浄液の揮発性成分が先に蒸発し始める。

 このとき、塗布液の全ての成分が揮発性 あってもよいが、一部に不揮発性若しくは 沸点の成分を含んでいてもよい。この場合 そのような成分は蒸発せず、加熱・再生タ クA(13a)内にとどまる。一般には、洗浄液の ての成分は揮発性であり、ここで蒸発し多 の部分が加熱・再生タンクA(13a)の外に出て く。しかしながら、洗浄液の一部に不揮発 若しくは高沸点の成分を含んでいてもよい このような成分は、上述のように加熱・再 タンクA(13a)内にとどまる。

 ダクト(22a)の途中には冷却塔(24)があり、 却水による冷却が行われるため、液化した 生された洗浄液が冷却塔(24)から洗浄液タン クA(26a)に落下し、収容される。なお、加熱・ 再生タンクB(13b)に溜められた混合液について も同様の処理を行い、洗浄液タンクB(26b)にリ サイクルされた洗浄液を収容する。

 加熱・再生タンクA(13a)による再生処理が 了すると、バルブAV2A及びAV5A(25a、28a)は閉じ られ、バルブAV3A(23a)が開かれ加熱・再生タン クA(13a)内の残圧開放とバルブAV4A(41a)を開け、 残渣混合液の廃棄を行う。それと同時に、バ ルブAV6A、AV7A(33a、34a)が自動的に開けられ、 アブロアー(70)からバルブFV(72)を介して送ら るエアによって、配管(31)からフィルタ(32) 経由し配管(31a)を通り、バルブAV7A(34a)が開け られた供給管(35a)を通じてリサイクルされた 浄液が圧送される。尚、加熱・再生タンクA (13a)で再生処理中は洗浄液タンクA(26a)からの 給ができないので、その場合、洗浄液タン B(26b)からの供給に自動的に切替られる。こ とき、送られるエアは、洗浄液タンクA及び B(26a、26b)の再生洗浄液の液面より高い位置に 開口されたダクトのその開口部から排出され ることが好ましい。また配管(35a、35b)の洗浄 タンクA及びB(26a、26b)内の開口部は、洗浄液 タンクA及びB(26a、26b)の再生洗浄液の液面よ 低い位置に配置されることが好ましい。供 管(35a、35b)は、リサイクルされた洗浄液を供 給する配管であり、図1に示したノズル(94)へ 圧装置を介して連結されている。このよう して、供給管(35)により圧送されるリサイク ルされた洗浄液は、プライミングローラー洗 浄装置において再びプライミングローラー(92 )の洗浄に使用される。尚、供給管(35)にフィ タ(36)を設けておくと塵が混入していた場合 でも不都合が生じ難く、好ましい。

 ここで、再生洗浄液の成分につき述べる 、再生洗浄液の主成分は、洗浄液の成分中 本装置によって蒸発・凝縮される成分であ 。このような再生を繰り返し行っても、成 の変化は殆ど無く、洗浄力に変化が生じる とは殆ど無い。尚、念のため、未使用の洗 液を再生洗浄液に加え、成分の変化を抑制 るように構成することもできる。

 加熱・再生タンクA及びB(13a、13b)では混合 液中の全ての揮発成分が蒸発する前に加熱を 停止させる。これは、塗布液が加熱・再生タ ンクA及びB(13a、13b)内で固化してしまうと再 タンクA及びB(13a、13b)の壁面にこびりついて れなくなってしまうため、液体の状態で廃 することが望ましいからである。例えば、 収した混合液が約20%の量になったら、加熱 止め、バルブAV3A(AV3B)を開け大気開放した後 、バルブAV4A若しくはAV4B(41a若しくは41b)を開 て混合液から洗浄液を分離した塗布液を廃 する。廃棄の際は高温のままでは危険なの 冷却水による冷却が施されている排液タン (42)で冷却をし、配管(43)を通して混合液から 洗浄液を分離した塗布液等を廃棄する。

 冷却水は、VSPバルブ(51)を開け、バルブBV2 及びBV3(52a、52b)の開閉を調整することにより 配管(53a、53b)を通じて冷却塔(24)及び排液タ ク(42)へ供給される。また、配管(54a、54b)を じて使用済みの冷却水を回収する。

 以上のような装置には、一番底にドレイ パン(74)が配置され、不用意に漏れた洗浄液 などを受けて、必要に応じて集めた上、レベ ルセンサ(76)に応じてドレインバルブ(78)を開 て、系外へと廃棄する。

 以上説明したように、加熱・再生タンクA 及びB(13a、13b)を切り替えて使用することで連 続的に混合液の回収と洗浄液の再生が可能と なり、洗浄液タンクA及びB(26a、26b)を切り替 て使用することでプライミング洗浄装置へ 連続的な供給が可能となる。ここでは、説 の都合上、2つの再生タンクの例をしめした 、3つの再生タンク、或いはそれ以上の再生 タンクがある場合であってもよい。洗浄液タ ンクは最低2つあれば連続的な供給が可能と るが、同様に3つ以上あってもよい。尚、加 ・再生タンクA及びB(13a、13b)と洗浄液タンク A及びB(26a、26b)にはそれぞれ、液面高さを検 するレベルセンサLV1A~LV4A、LV1B~LV4B(61、62、63 64、66a、65a、66a、65b)を設けておき、上限値 下限値を検出することでバルブAV1A~AV7A、AV1B ~AV7B(12a、25a、23a、41a、28a、33a、34a、12b、25b、 23b、41b、28b、33b、34b)の開閉が自動的に行わ るように制御しておくことによって、再生 ンクA及びB(13a、13b)並びに洗浄液タンクA及び B(26a、26b)の切り替え等の作業を自動化するこ とが可能になり、全ての処理工程が平行で実 施できる。

 例えば、センサLV2A(62)が再生タンクA(13a) 液面高さが上限値に到達したことを検出す と、バルブAV1A(12a)を閉じ、バルブAV1B(12b)を けて再生タンクB(13b)へ混合液の回収が開始 れ、再生タンクA及びB(13a、13b)の切り替えの 動化が可能になる。また、再生タンクA(13a) おいて、ヒーター(21a)が加熱を開始した後 センサLV1A(61)が再生タンクA(13a)の液面高さが 下限値に到達したことを検出すると、ヒータ ー(21a)の加熱を停止するとともにバルブAV2A及 びAV5A(25a、28a)を閉じ、バルブAV3A及びAV4A(24a、 41a)が開けられ、再生タンクA(13a)に残ってい 、再生洗浄液を分離した残渣混合液が排液 ンク(42)へ送られることにより、再生タンクA 及びB(13a、13b)から塗布液を廃棄する工程の自 動化が可能になる。再生タンクBも前述と同 に設定しておく。

 図3は、回収及び分離システムの構成を示 すブロック図である。上述のような操作は、 制御部(10c)によって制御される。具体的には 再生タンクA系(10a)において、レベルセンサL V1A及びLV2A(61、62)からの信号を受けた制御部(1 0c)は、後述するようなプログラムに従って、 バルブAV1A(12a)を閉じる。バルブAV2A及びAV5A(25a 、28a)は、真空ポンプ(27)の動作に対応して、 御部(10c)からの指令により開放される。分 工程が始まると、ヒーター(21a)及びバルブAV4 A(41a)が制御部(10c)からの指令により適宜制御 れる。尚、非常制御部(10e)は、安全装置と て機能し、レベルセンサLV1A(61)が反応しない 場合には、ヒーター(21a)のスイッチが入らな ようにされ、空炊き防止ができるようにさ ている。同様に、レベルセンサLV2A(62)でタ クが満杯であるとき、バルブAV1A(12a)が開放 れないようにされ、タンクのオーバーフロ を防止している。

 再生タンクB系(10b)においても、同様にバ ブAV1B、AV2B、及びAV5B(12b、25b、28b)、及びヒ ター(21b)が制御され、また、非常制御部(10f) 安全装置としてレベルセンサLV1B及びLV2B(63 64)により機能する。このような制御内容等 、表示部(10d)により表示され、オペレータが 観察できる。

 図4から6は、図2の再生装置を制御するプ グラムの一例を示すものである。再生プロ ラムが開始されると、まず、図5に示すタン クモニタ工程(ステップ(以下「S」)11)が行わ る。このタンクモニタ工程では、まず、変 の初期値化が行われる(S111)。次に、再生タ クA(13a)に混合液が満杯になっているかを調 (S112)、満杯であれば(S112、Yes)、タンクA再生 号が発せられる(S113)。次に、再生タンクB(13 b)が混合液で満杯かどうかがチェックされ(S11 4)、満杯であれば(S114、Yes)、再生タンクA及び B(13a、13b)が共に満杯となるので、タンク異常 警報が発せられ(S115)、適切な処置を施すよう にオペレータを促す。ここで、再生タンクB(1 3b)が満杯で無ければ(S114、No)、再生タンクB(13 b)が使用可能として、B信号が発せられ(S124)、 メインプログラムに戻る。

 上述の再生タンクA(13a)の状態をチェック る工程で再生タンクA(13a)が満杯でないとさ た場合(S112、No)、再生タンクA(13a)を使用で るとして、A信号が発せられる(S121)。そして 再生タンクB(13b)が混合液で満杯になってい かを調べ(S122)、満杯であれば(S122、Yes)、タ クB再生信号が発せられ(S123)、メインプログ ラムに戻る。また、満杯で無ければ(S122、No) そのままメインプログラムに戻る。

 図4のメインプログラムでは、次に再生信 号が発生しているかどうかをチェックする(S1 2)。そして再生信号が発生していない場合は( S12、No)、次に、再生タンクA又はBのいずれを うかを決定するA/B信号判定ステップが行わ る(S14)。一方、再生信号が発生している場 は(S12、Yes)、再生処理が開始され(S13)、処理 再度メインストリームに戻り、A/B信号判定 テップに移行する(S14)。

 A/B信号判定ステップにおいて、A信号が発 せられたと判断した場合(S14、A信号)、バルブ AV1A(12a)を開く(S15)。レベルセンサLV2A(62)の信 に基づき、随時加熱・再生タンクA(13a)が満 になっているかをモニタする(S16)。このモニ タで、満杯でないと判断されると(S16、No)、 度モニタするルーチンを構成する。再生タ クAが満杯になっていると判断されれば(S16、 Yes)、再生タンクBが、再生モードでないかど かを判断する(S17)。再生タンクBが再生モー である場合、即ち、タンクBの再生信号がOFF でない場合(S17、No)、回収するためのタンクA びBの両方が使えないので、異常警報を発す る(S18)。再生タンクBが再生モードでない場合 、即ち、タンクBの再生信号がOFFである場合(S 17、Yes)、バルブAV1A(12a)を閉じる(S19)。次に、 動入力装置(例えば、停止ボタン)から、終 信号が入力されているかを判断し(S20)、入力 されている場合は(S20、Yes)、洗浄液の再生装 を停止する一連の処理が行われる(S21)。終 信号が入力されていない場合(S20、No)、洗浄 の回収・再生サイクルを回すべく、処理を ンクモニタ(S11)に戻す。

 A/B信号判定ステップ(S14)において、B信号 発せられたと判断した場合(S14、B信号)、バ ブAV1B(12b)を開く(S35)。以下は、上述と同様 あるので、簡単に述べる。レベルセンサLV2B( 64)等の信号に基づき、随時加熱・再生タンク B(13b)が満杯になっているかをモニタし(S36)、 杯でないと判断されると(S36、No)、再度モニ タするルーチンを構成する。再生タンクBが 杯になっていると判断されれば(S36、Yes)、再 生タンクAが、再生モードでないかどうかを 断する(S37)。加熱・再生タンクAの再生信号 OFFでない場合(S37、No)、異常警報を発する(S18 )。再生タンクAの再生信号がOFFである場合(S37 、Yes)、バルブAV1B(12b)を閉じる(S39)。次に、手 動入力装置(例えば、停止ボタン)から、終了 号が入力されているかを判断し(S40)、入力 れている場合は(S40、Yes)、洗浄液の再生装置 を停止する一連の処理が行われる(S21)。終了 号が入力されていない場合(S40、No)、洗浄液 の回収・再生サイクルを回すべく、処理をタ ンクモニタ(S11)に戻す。

 図6は、上述の再生処理工程(S13)を図解す フローチャートである。再生処理工程では まず、タンクモニタ工程で発せられた再生 号が、タンクA再生信号なのかタンクB再生 号なのかを判定する(S201)。タンクA再生信号 判断されたら(S201、A再生信号)、バルブAV1A(1 2a)を閉じ(S202)、再生タンクのヒーターをONし 加熱を始め(S203)、混合液が設定温度になる で加熱する(S204)。混合液が設定温度に達し ことを検知したら(S204、Yes)、バルブAV2A及び AV5A(25a、28a)を開く(S205)。そして、真空ポンプ (27)をONして(S206)、加熱・再生タンクA内及び 管内の既存の空気を排出して減圧する。既 の空気等を排出し、発生する蒸気が冷却塔(2 4)のコンデンサで液化されるので、この再生 浄液を、洗浄液タンクA(26a)へと滴下(又は落 下)させる。混合液の残量がLV1A(61)まで下がっ たところで(S207、Yes)再生タンクのヒーターを OFFして(S208)、バルブAV2A及びAV5A(25a、28a)を閉 (S209)、バルブAV3A(23a)を開けて(S210)残圧開放 る。

 EXHから外気を入れて、再生タンクA(13a)内 ほぼ大気圧にして(S211)、真空ポンプの作動 停止し(S212)、バルブAV4A(41a)を開けて(S213)、 生タンクAに残った混合液を排出する。残っ た混合液はバルブAV4Aを所定時間開放するこ で排出され(S214)、洗浄タンクAのレベルセン LV4A(65a)が前記バルブAV4A(41a)の開放時間内に 応したことを確認し(S215、Yes)、再生タンクA の再生信号をOFFし(S216)、バルブAV4A(41a)を閉じ 他の設定を初期に戻す処理を行う(S217)。これ により、再生タンクA(13a)は、回収される洗浄 液等の混合液を再び回収し貯留することがで きるようになる。そして処理を再生信号待ち に戻す。

 また、タンクA再生信号か又はタンクB再 信号かを判定するステップ(S201)で、タンクB 生信号と判断されたら(S201、B再生信号)、バ ルブAV1B(12b)を閉じ(S222)、再生タンクBのヒー ーをONし(S223)、混合液が設定温度に達するま で加熱する(S224)。混合液が設定温度に達した ことを検出したら(S224、Yes)、バルブAV2B及びAV 5B(25b、28b)を開く(S225)。そして、真空ポンプ(2 7)をONして(S226)、再生タンクB内及び配管内の 存の空気を排出して減圧する。既存の空気 を排出し、ほぼ所定の圧力まで下がったと ろで、発生する蒸気が冷却塔(24)のコンデン サで液化されるので、この再生洗浄液を、洗 浄液タンク26bへと滴下(又は落下)させる。

 再生タンクB(13b)の混合洗浄液の残量が所 量にまで減った場合(S227、Yes)、再生タンクB のヒーター(21b)のスイッチを切り、加熱を停 する(S228)。そして、バルブAV2B及びAV5B(25b、2 8b)を閉じて(S229)、バルブAV3B(23b)を開けて(S230) EXHから外気を入れて、再生タンクB(13b)内をほ ぼ大気圧にして(S231)、真空ポンプの作動を停 止する(S232)。その後、バルブAV4B(41b)を開けて (S234)、再生タンクB(13b)に残った混合液を排出 する。残った混合液はバルブAV4B(41b)を所定時 間開放することで排出され、洗浄タンクBの ベルセンサLV4B(65b)が前記バルブAV4B(41b)の開 時間内に反応したことを確認し(S235、Yes)、 生タンクBの再生信号をOFFし(S236)、他の設定 初期に戻す処理を行う(S237)。これにより、 生タンクB(13b)は、回収される洗浄液等の混 液を再び回収し貯留することができるよう なる。そして処理を再生信号待ちに戻す。

 実験の結果、混合液から分離した洗浄液 50回の再生にも問題なく使用できることが 明し、洗浄液の使用削減に大きく貢献でき と考えられる。このように、再生装置を利 することにより、プライミングローラーの 浄に使用した洗浄液の約8割が再生されるこ になる。

 このように、上記で説明した再生装置を 用することにより、ダミーディスペンスで 生した塗布液と洗浄液との混合液から蒸留 分離し、分離した再生洗浄液をプライミン ローラーの洗浄に再利用することができる これにより、洗浄液の使用量を削減するこ ができるため、資源の有効利用と経費の削 を可能にする。

 なお、図2では、再生タンク(13a及び13b)を つ備える場合を説明したが、再生タンクは 三つ以上備え、それぞれのタンクを切り替 て混合液を貯留することも可能である。プ イミングローラー(92)の洗浄回数が多い場合 は混合液の発生が増加するため、混合液の分 離が追いつかない場合に有効である。

 次に、包括的に、洗浄液等の液体の使用 再生システム(100)のブロック図を図7に示す この使用・再生システム(100)は、洗浄液等 液体をリサイクル処理する再生装置(102)と、 再生された該液体を使用する適用装置(104)と 該適用装置(102)に新品(即ち未使用)の液体を 供給すべく新品の液体を貯留するタンク(106) 、そして、再生された液体が該適用装置(104 )において使用できるように再生された液体 貯留するタンク(108)とから構成される。この 使用・再生システム(100)は、上述する再生装 を含む塗布装置を含んでよいが、このよう 塗布装置に限定されず、あらゆる装置に適 できる。また、再生装置(102)は、上述する うな再生装置を含んでよいが、これに限ら るものではない。また、適用装置(104)は、上 述するような洗浄装置を含んでよいが、これ に限られるものではない。尚、新品の液体を 貯留するタンク(106)は、省略することもでき 。

 この適用装置(104)では、洗浄やその他の 的で、所定の液体(固形物を含まないもので ってもよく、固形物を含むスラリ状のもの あってもよい)が用いられるが、使用後の液 体であっても後述する再生処理により、リサ イクルして再使用が可能となっている。また 、この適用装置(104)は、必要に応じて、未使 の液体をタンク(106)から流量センサ(106b)に り計測される量(Ysup)だけ供給を受ける。こ 未使用液体は、流量センサ(108b)により計測 れる量(Xsup)だけ供給される再生液体と共に しくは単独で、適用装置(104)において使用さ れる。この結果生成する使用済み液体は、適 用装置(104)内に設けられたポンプ(P)により加 され、流量センサ(104a)により計測される量( Xin)だけ、再生装置(102)に供給される。

 この再生装置(102)では、上述のような蒸 による、或いはその他の方法による再生が われる。例えば、フィルタによる篩い分け イオン交換樹脂等の機能性部材による選別 を利用した再生を含んでよい。再生装置(102) において再生された再生液体は、同装置内に 設けられたポンプ(P)により加圧され、流量セ ンサ(102a)により計測される量(Xout)だけ、再生 タンク(108)に供給される。再生装置(102)にお て、再生されなかったものは排出され、そ 排出量は、流量センサ(102b)により計測され 。これ以外に、蒸発等により回収されなか た使用済み液体の一部は、特に計測はされ いが、残りとして計算される(Xcon)。

 再生タンク(108)に供給された再生液体は 同タンク内に備えられるポンプにより加圧 れ、流量センサ(108b)により計測される量(Xsup )だけ、適用装置(104)に供給される。この再生 タンク(108)及び未使用タンク(106)には、それ れレベルセンサ(108a、106a)が備えられ、タン 内の液体の量がモニタされ、あるレベル以 に液体量が減ると、警報を発する。

 次に、これらの装置を機能させる制御装置( 110)による制御について説明する。制御装置(1 10)は、再生装置(102)と通信回線(無線を含む。 以下同じ。)により接続され、XdrainやXout等の 量情報i 01 やi 03 が送られる。また、これらの流量等を制御す る制御信号等i 02 が、制御装置(110)から、再生装置(102)に送ら る。また、同様に、制御装置(110)は、再生タ ンク(108)と通信回線により接続され、レベル ンサ(108a)からの液量情報等i 04 や流量センサ(108b)からの流量情報等i 06 が送られ、逆に、流量等を制御する制御信号 等i 05 が、制御装置(110)から、再生タンク(108)に送 れる。これらの情報を基に、制御装置(110)は 、液体使用制御信号等i 07 を演算し、適用装置(104)へと送信する。一方 未使用タンク(106)の流量センサ(106b)及びレ ルセンサ(106a)からは、流量情報i 08 や液量情報i 10 が、制御装置(110)に通信回線を通して送られ 未使用タンク(106)を制御する制御信号等i 09 が、制御装置(110)から送られる。適用装置(104 )の流量センサ(104a)から、計測された流量情 等i 11 が、制御装置(110)に通信回線を通して送られ 。

 制御装置(110)では、以上のような情報を 信回線を介して取得し、適切な演算を行い それぞれの装置の制御を行う制御信号を発 る。尚、このような制御装置(110)を介する信 号・情報のやりとりだけでなく、若しくは、 に代わって、直接、再生装置(102)と適用装置( 104)との間の通信回線(103)を介して、信号・情 報のやりとりをすることができる。

 図8は、上述の再生装置(102)に相当する薬 回収装置及び適用装置(104)に相当する処理 置の間のインターフェースを図解する。処 装置側からは、排液要求時に出力する排液 令及び回収薬液を取り込める場合に出力す 送出許可命令が、回収装置側に送信される 一方、回収装置側からは、回収が可能な場 に出力する回収可能信号、装置に異常が発 している場合に出力する異常発生中信号、 アードポンプの動作不良時に出力する薬液 込ポンプ異常信号、そして、エアードポン の動作カウントを出力する薬液取込ポンプ 転カウンタ信号が、処理装置側に送信され 。例えば、処理装置において洗浄等により 液の排出が必要になった場合に、回収装置 排液命令を送信し、それに対して、回収装 が回収可能信号を処理装置に送信すれば、 用済みの薬液が回収装置側に送られる。し しながら、回収装置から、異常発生信号が せられた場合には、使用済みの薬液は、回 装置へ送られない。一方、処理装置から送 許可命令が回収装置へ発せられると、再生 れた薬液が処理装置へ送られ、同時に、薬 取込ポンプ運転カウンタ信号も処理装置へ 信される。しかしながら、薬液取込ポンプ 常信号が発せられる場合は、薬液は送信さ ない。

 図7に戻り、液体の使用・再生システム(10 0)の運用例について、説明する。同システム 再生装置(102)における時間tにおける液体の F(t)は、その使用済み液体が入る流量Xinと、 再生液体が送出される流量Xoutと、排出され 量Xdrain等から、次のように表わすことがで る。

 これを単位時間あたりの流量変化にすれ 、F(t)を時間で微分して、d[F(t)]/dtとすれば ることができる。ここで、Xin、Xout、Xdrain等 、それぞれ個別に積分及び微分可能である で、これらの関数が事前に分かっている場 は、所定時間における再生装置(102)内に蓄 される液体の量や、その変化量を把握する とができる。これにより、再生装置(102)内の 液体貯蔵タンク容量を予め決めることができ る。また、個々の流量(Xin、Xout、Xdrain)等を計 算により求め、適用装置(104)への供給量の経 変化を把握することにより、再生タンク(108 )の容量等を決定することができる。

 図9から12を参照しつつ、図7の液体の使用 ・再生システム(100)の実際の運用シミュレー ョンを示す。図9は、液体の使用・再生シス テム(100)の再生装置(102)の中にある、図2にい 加熱・再生タンク(13a、13b)と同等なタンク 2若しくは3つ備えられた例を示す。この図の 横軸は、時間を示すもので、秒や分等の任意 の単位を想定することができる。縦軸は、単 位時間あたりの流量で、ml/secやml/min等の任意 の流量を適用することができる。

 最初に、図7の液体の使用・再生システム(10 0)が連結手段となる使用済み液体や再生液体( Xin、Xout)を送るポンプや流路を、再生装置(102 )及び適用装置(104)の間に接続する。次に、時 間t 0 で、適用装置(104)を駆動し、使用済み液体をX in流し始め、時間t 1 で、流量100の定常状態にする。この適用装置 (104)は、以後時間t 11 までこの流量を維持する。一方、時間t 2 で、再生装置(102)の加熱・再生タンク(13a又は 13b)相当の一方のタンクが一杯になり、真空 きや加熱などにより、再生が開始される。 のため、徐々に再生液体の流量Xoutが増えて き、時間t 3 で、ほぼ110の定常状態になる。その後、時間 t 4 で、ヒーター等のスイッチが切られ、徐々に 再生液体の流量Xoutが減っていき、時間t 5 で、ほぼ0となる。そして、加熱・再生タン (13a又は13b)相当のタンク中の液体の量が所定 以下となるので、この内容物が所定の速度Xdr ainで時間t 6 から時間t 7 の間に廃棄される。そして、時間t 8 では、加熱・再生タンク(13a又は13b)相当の他 のタンクが一杯になり、時間t 8 から時間t 16 において、上述と同様に他方のタンクにおい て再生及び廃棄が行われる。更に、時間t 16 から時間t 22 において、上述と同様に再び一方のタンクに おいて再生及び廃棄が行われる。このような 再生処理中に、液体の蒸発等による消費Xcon 少ないながらも時間t 2 から時間t 22 まで生じている。

 このようにして、加熱・再生タンク(13a又 は13b)相当の2つのタンクを用いることにより 適用装置(104)の連続的な処理と、再生装置(1 02)による断続的ではあるが、適用装置(104)の 理と同時並行的な使用済み液体の再生が可 であることがわかる。

 図10は、図9の液体の使用・再生システム( 100)とは異なる例における運用例を示してい 。このとき、再生装置(102)には、図2にいう 熱・再生タンク(13a、13b)と同等なタンクが多 く備えられているため、再生される再生液体 をほぼ一定の流量でコンスタントに供給する ことができるものである。

 図10において、時間t 0 で、適用装置(104)を駆動し、使用済み液体をX in流し始め、時間t 1 で、流量100の定常状態にする。この適用装置 (104)は、以後時間t 12 までこの流量を維持するとする。一方、時間 t 2 で、再生装置(102)の加熱・再生タンク(13a又は 13b)相当の第1のタンクが一杯になり、真空引 や加熱などにより、再生が開始される。そ ため、徐々に再生液体の流量Xoutが増えてい き、時間t 3 で、ほぼ70の定常状態になる。この間、第2の タンクが一杯になり、同じく再生が開始され ると共に、第1のタンクの再生量が加熱量等 調整により減少する。そのため、全体の再 液体の流量Xoutは、一定の定常値を示してい 。そして、第1のタンクから、時間t 2 から時間t 7 で、再生液体が取り出された残りが排出され る。第2のタンクから再生液体が供給されて る間に、第3のタンクが一杯になり、同じく 生が開始され、上述と同様に、第2のタンク の再生量が加熱量等の調整により減少する。 そのため、全体の再生液体の流量Xoutは、一 の定常値を示す。同様に、第4のタンクも順 再生を開始し、第3のタンクの再生液体の流 量と合わせた全体の流量Xoutは、一定の定常 を示す。時間t 12 から次第に減少し時間t 14 で、適用装置(104)からの使用済み液体の供給 止まるので、次のタンクに新たな使用済み 体が溜まらない。従って、それ以降のタン からは再生が行われず、再生液体の全体の 量Xoutは、時間t 19 から次第に減少し時間t 20 で、再生装置(102)からの再生液体の供給が止 る。また、再生処理中に、液体の蒸発等に る消費Xconが少ないながらも時間t 2 から時間t 20 まで生じている。

 このように再生装置(102)内に多くの再生 のタンクを備えることにより、再生液体の 給量を一定にすることができ、適用装置(104) の安定的な再生液体の使用が可能となり、再 生タンク(108)の容量をコンパクトにすること 可能となる。

 図11及び12に、図9及び10に示す液体の使用 ・再生システム(100)の運用を行ったときの使 済み液体の流量Xinから再生液体の流量Xoutを 引いた、適用装置(104)から実質的に排出され 流されない液体の量の経時変化を示す。従 て、横軸は時間を示し、縦軸は液体の量で る。図11では、再生液体の供給量が変動す ため、時間40から100の間に、ピークが3つあ 変動を示す。一方、図12では、再生液体の供 給量が一定であるため、同じ時間の間の液量 は一定の割合で増加する。そのため、最終的 に再生液体が全て環流された後の液量(約2500) に比べ、ピークとなる最大液量(約3700)の割合 は、図11のそれ(約2500に対する約4300)よりも小 さい。

 上述するように、洗浄装置のような適用 置の仕様と、再生装置の仕様をうまくマッ ングすれば、最適な液体の使用・再生シス ムを組合わせることができるのである。例 ば、洗浄装置の洗浄液の全体の使用量、使 量の時間変化、再生洗浄液の再使用量、及 再生洗浄液の再使用量の時間変化を、予め 測しておき、スペックとしてその適用装置 関連してデータベースに記憶しておく。そ て、再生装置として、単位時間あたりの再 液体の通常及び最大生産量等の再生処理能 や、そのための再生タンクの容量や数、再 タンクの切替え時間等のスペックをその再 装置と関連してデータベースに記憶してお ば、これらの適用装置及び再生装置の好ま い選択が可能となる。

プライミングローラー洗浄装置の一例 示す構成図である。 洗浄液の再生装置の一例を示す構成図 ある。 洗浄液の再生装置のブロック図である 洗浄液の再生プログラムの例を示すフ ーチャートである。 タンクモニタのプログラムの例を示す ローチャートである。 再生処理プログラムの例を示すフロー ャートである。 洗浄液等の適用装置及び再生装置にお る洗浄液等の流れを示すブロック図である 図7の再生装置における洗浄液等の単位 時間あたりの流量の経時変化を示す 薬液回収装置及び処理装置間のインタ フェースを示す模式図である。 図7の別のタイプの再生装置における 浄液等の単位時間あたりの流量の経時変化 示すグラフである。 図8の再生装置において回収されない 浄液等の量の経時変化を示すグラフである 図9の再生装置において回収されない 浄液等の量の経時変化を示すグラフである

符号の説明

11、22a、22b、31、35 配管
12a、12b、23a、23b、25a、25b、28a、28b、33a、33b、 34a、34b、41a、41b バルブ
13a、13b 加熱・再生タンク
21a、21b ヒーター
22a、22b ダクト
24 冷却塔
26a、26b 洗浄液タンク
27 真空ポンプ
32、36 フィルタ
42 廃液タンク
90 プライミングローラー洗浄装置
91 スリットノズル
92 プライミングローラー
93 洗浄槽
94、95、96 ノズル
97 排出管
100 液体の使用・再生システム
102 再生装置
103 通信回線
104 適用装置
106、108 タンク