Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
REINFORCING-BAR BINDER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/142210
Kind Code:
A1
Abstract:
A reinforcing-bar binder (1) is provided with a pair of feeding gears (9, 10) for paying out a wire (5) from a wire reel (4) mounted to a binder body (2), an electric motor (8) for driving the feeding gears (9, 10), a partition plate (16) mounted between the electric motor (8) and the feeding gears (9, 10) and separating the electric motor (8) and the feeding gears (9, 10) from each other, and first and second discharge sections (28, 29) for discharging wire debris.  The partition plate (16) is surrounded by walls (18, 19) except those portions of the partition plate (16) which are adjacent to the first and second discharge sections (28, 29).  The first and second discharge sections (28, 29) are arranged such that the partition plate (16) is located between the first and second discharge sections (28, 29).

Inventors:
NAGAOKA TAKAHIRO
Application Number:
PCT/JP2009/059214
Publication Date:
November 26, 2009
Filing Date:
May 19, 2009
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
MAX CO LTD (JP)
NAGAOKA TAKAHIRO
International Classes:
E04G21/12; B65B13/18; B65B27/10
Foreign References:
JP2001038647A2001-02-13
JPH053494U1993-01-19
Attorney, Agent or Firm:
OGURI Shohei et al. (JP)
Shohei Oguri (JP)
Download PDF:
Claims:
 結束機本体(2)に装着したワイヤリール(4)からワイヤ(5)を送り出す一対の送りギア(9,10)と、
 上記送りギア(9,10)を駆動する電動モータ(8)と、
 上記送りギア(9,10)と上記電動モータ(8)との間に設けられ、上記送りギア(9,10)と上記電動モータ(8)とを仕切る、仕切り板(16)と、
 ワイヤかすを排出する第1と第2の排出部(28,29)と、
 を具備し、
 上記第1と第2排出部(28,29)に隣接する部分を除いて上記仕切り板(16)は壁(18,19)によって囲まれ、
 上記第1と第2の排出部(28,29)は、第1と第2の排出部(28,29)の間に上記仕切り板(16)が位置するように、配置される、
 鉄筋結束機。
 上記第1と第2の排出部(28,29)は、上記仕切り板(16)の上記送りギア(9,10)側の面と面一に配置される、請求項1に記載の鉄筋結束機。
 上記第1と第2の排出部(28,29)は、上記仕切り板(16)の上記送りギア(9,10)側の面よりも上記電動モータ(8)側に配置される、請求項1に記載の鉄筋結束機。
 上記仕切り板(16)と上記壁(18,19)とをスポンジ製のシール材(27)を介して当接させた、請求項1~3のいずれかに記載の鉄筋結束機。
 上記第1と第2の排出部(28,29)は、上記仕切り板の上部に配置された窓カバー(20)によって開閉可能に設けられた、請求項1~4のいずれかに記載の鉄筋結束機。
Description:
鉄筋結束機

 本発明は、結束機本体に設けた収納室に 筋を結束するワイヤを巻装したワイヤリー からワイヤを引き出して結束機本体の先端 ら鉄筋のまわりに送り出してその周囲に巻 回した後に捩って鉄筋を結束する鉄筋結束 において、ワイヤを引き出して送るワイヤ り機構のまわりに溜まったワイヤかすを容 に除去することができる鉄筋結束機に関す 。

 この種の鉄筋結束機においては、鉄筋結 用のワイヤはワイヤリールに巻装され、結 機本体に設けられたワイヤ通路を通って先 に送り出されるように構成されている。ワ ヤ通路にはワイヤ送り装置が設けられてい 。この送り装置はワイヤ通路の両側に1対の 送りギアを配置してなるもので、これらの送 りギアの間にワイヤを通し、送りギアを回転 させることにより、ワイヤを結束機本体の前 方に送り出すようになっている(日本国特許 3582411号公報、日本国実用新案登録第2574259号 公報 参照)。

 ところで、送りギアの回転からワイヤの り量を算出しているので、送りギアの回転 ワイヤ送り量が比例の関係になっていなけ ばならない。そのためには、送りギアの周 とワイヤとの接触摩擦を大きくして送って た。これにより、送りギアが空回りするこ なく、ワイヤを確実に送り出すことができ 。

 その半面、ワイヤは結束機本体の先端の イド部で巻き癖を付けられ、その先でルー して鉄筋の回りに巻きつけられた後、捩ら るようになっているので、ワイヤにはやわ かい鉄線が用いられる。また、ワイヤには 錆用にプラスチックのコーティングが施さ ている。したがって、このようなワイヤに して送りギアを強く押圧して回転すると、 りギアのエッジでワイヤが擦れてかすが落 る。ワイヤかすは、ワイヤ送りギアとこれ 駆動する電動モータとを上下に仕切る仕切 板上に溜まる。このため、送りギアを終日 うとかなりのワイヤかすが溜まる。その結 、多量のワイヤかすが付着すると作動不良 起すおそれがある。また、ワイヤかすがワ ヤの送りを案内する案内管に入りこんで詰 る可能性も考えられる。

 そのため、従来はときどきエアブローで まったワイヤかすを吹いて除去している。

 しかしながら、エアブローを使用すると かえってエアの圧力でワイヤかすを結束機 体の内部に押し込んでしまう。このため、 イヤかすを吹き飛ばす際、仕切り板とその 周に設けられた壁との間の隙間から、ワイ かすが結束機本体内に進入することがある

 本発明の一以上の実施例は、ワイヤの送 装置部分に溜まったワイヤかすをエアブロ や刷毛で容易かつ確実に除去することがで る鉄筋結束機を提供する。

 本発明の一以上の実施例によれば、鉄筋 束機は、結束機本体2に装着したワイヤリー ル4からワイヤ5を送り出す一対の送りギア9,10 と、上記送りギア9,10を駆動する電動モータ8 、上記送りギア9,10と上記電動モータ8との に設けられ、上記送りギア9,10と上記電動モ タ8とを仕切る、仕切り板16と、ワイヤかす 排出する第1と第2の排出部28,29と、を備える 。上記第1と第2排出部28,29に隣接する部分を いて上記仕切り板16は壁18,19によって囲まれ 上記第1と第2の排出部28,29は、第1と第2の排 部28,29の間に上記仕切り板16が位置するよう に、配置される。

 上記の構成によれば、送りギアの回転に るワイヤの送りが繰り返し行なわれた結果 送りギア収納部の内部にはワイヤの表面か 剥げ落ちたワイヤかすが散乱した状態で溜 る。このワイヤかすを除去するときは、窓 バーを外した後、エアブロアでエアを送り ア収納部の内側に吹き付ければよい。この 合、一方の排出部から他方の排出部に向け エアを吹く。両排出部は仕切り板の互いに 対側に設けられているので、エアの通りが く、ワイヤかすは吹き飛ばされて上記他方 排出部から外に排出される。排出部以外の 分も同様にして排出部に集めて除去すれば い。もちろん、刷毛等で除去してもよい。 ずれの場合も、容易かつ確実にワイヤかす 除去することができる。

 上記第1と第2の排出部28,29は、上記仕切り 板16の上記送りギア9,10側の面と面一に配置さ れてもよい。また、上記第1と第2の排出部28,2 9は、上記仕切り板16の上記送りギア9,10側の よりも上記電動モータ8側に配置されてもよ 。

 上記の構成によれば、排出部は上記仕切 板の上面以下に配されているから、ワイヤ すは抵抗なく仕切り板の外方に排出させる とができる。

 上記仕切り板16と上記壁18,19とをスポンジ 製のシール材27を介して当接させてもよい。

 上記の構成によれば、切り板と壁とをス ンジ製のシール材を介して当接させたから ワイヤかすを排出部から勢いよく飛ばして 、仕切り板と隔壁との間はシールされてい から、ワイヤかすが結束機本体の内部に進 することはない。したがって、鉄筋結束機 故障等のリスクも小さくなる。

 上記第1と第2の排出部28,29は、上記仕切り 板の上部に配置された窓カバー20によって開 可能に設けられてもよい。

 上記の構成によれば、通常は窓カバーに り排出部が閉じているから、外部から排出 の内側にごみが進入するのを防ぐことがで る。

 その他の特徴および効果は、実施例の記 および添付のクレームより明白である。

本発明の典型的実施例に係る鉄筋結束 の要部の斜視図 ワイヤ送り装置とワイヤの案内通路を した斜視図 ワイヤ送り装置の要部の側面図 ワイヤ送り装置の平面図 窓カバーを開けた状態の鉄筋結束機の 部の斜視図 上記鉄筋結束機の要部を後ろから見た 面図 上記鉄筋結束機の要部を前から見た正 図

 図面を参照して、本発明の典型的実施例を 明する。
 図1~図3において符号1は鉄筋結束機を示す。 鉄筋結束機1は、結束機本体2に設けられた収 室3に、鉄筋結束用のワイヤ5を巻き付けた イヤリール4を装着し、上記ワイヤリール4を 回転させながらワイヤ5を所定の長さだけ結 機本体2の先端に設けられたガイド部6に送り 、該ガイド部6でワイヤ5に巻き癖を付けてガ ド部6の内側に配置された鉄筋aのまわりに り出してその周囲に巻き回した後にワイヤ5 元側を切断するとともに、巻き回した部分 捩って上記鉄筋aを結束するものである。

 収納室3とガイド部6との間には図2に示す うにワイヤ5を通す案内管7が設けられ、案 管7の途中には電動モータ8によって駆動され るワイヤ送り装置(後述)が配置されている。 た、ガイド部6には、図示しないが、ワイヤ 切断装置とワイヤ捩り装置が配置されている 。トリガによってスイッチがONすると、ワイ 送り装置が作動し、収納室3内に収納された ワイヤリール4に巻かれているワイヤ5が結束 本体2の前方のガイド部6に送られる。

 ガイド部6は、結束機本体2に送り込まれ ワイヤ5がカールしながら出て行くように巻 癖を付けるもので、巻き癖を付けて下部ガ ド9との間で鉄筋aのまわりを周回させるよ になっている。そして、ワイヤ5は鉄筋aに巻 き回された後、別の電動モータによって駆動 される切断装置によって切断され、捩り装置 によって捩られて鉄筋を結束する。

 なお、ワイヤ送りギア、ワイヤ切断装置 ワイヤ捩り装置の作動等は図示しない制御 路によってシーケンス制御されている。ま 、制御回路はワイヤ5の送り量も測定してい る。

 ところで、ワイヤをワイヤリールから引 出してガイド部6に送るワイヤ送り装置は、 図2に示されるように、ワイヤ通路を構成す 案内管7と案内管7の中途部に対向配置された 1対の送りギア9、10と送りギア9、10を駆動す 電動モータ8とから構成されている。

 案内管7は、ワイヤリールから引き出され たワイヤ5を導入する円錐状の導入管7aと、送 りギア9、10によって送り出されたワイヤ5を イド部6に案内する主案内管7bとから構成さ ている。

 また、一方の送りギア9は駆動ギアで電動 モータ8と連結しているが、他方の送りギア10 はフリーギアで軸12を中心に回動するアーム1 3の一端に設けられている。アーム13は送りギ ア9、10間の間隔を開けてワイヤ5を通すとと に、アーム13の他端をバネ(図示せず)で押圧 ることによってワイヤ5に対して一定の押圧 力を与えられるようにするものである。また 、各送りギア9、10の外周には送り溝14が形成 れ、2つの送りギア9、10の送り溝14にワイヤ5 を挟み、送りギア9、10が回転すると送り溝14 ワイヤ5との摩擦力によってワイヤ5が送り されるようになっている。

 図2及び図3に示されるように、送りギア9 10と電動モータ8及びその減速ギア15とは仕 り板16によって仕切られている。そして、仕 切り板16の上部には上記ワイヤ5の案内管7と1 の送りギア9、10が配設されている。これら 案内管7と送りギア9、10は仕切り板16の一側 片寄り位置に配置され、他側の部分17は空 スペースとなっている。

 次に、仕切り板16の周囲の大部分は隔壁18 、19によって覆われ、上部は窓カバー20で覆 れており、仕切り板16と隔壁18、19と窓カバ 20との間には送りギア収納部が形成されてい る。すなわち、仕切り板16のフリーギア10側 辺21と、導入管7aよりもフリーギア10側の辺22 と、主案内管7b側の辺のうち主案内管7b側の 分23とは、結束機本体2に設けられた隔壁18に 当接している。また、空きスペース17の、フ ーギア10と反対側の辺24は電動モータ8の収 部を覆っているドアカバー25の内壁に当接し ている。なお、ドアカバー25は回動により開 可能であるが、通常はネジ26(図5参照)によ て結束機本体に固定され、メンテナンス等 必要時にはネジ26を外して開放できるように なっている。

 仕切り板16と隔壁18、19とは、スポンジ製 シール材27を介して当接している。仕切り 16が上記隔壁に当接する部位には上記シール 材27が配置されている。シール材27は図3に示 れるように、仕切り板16とその下部に配置 れた支持板30との間に挟持固定されている。 したがって、シール材27は仕切り板16の上面 りも下部に設けられている。しかし、シー 材27は仕切り板16の周面に接着固定し、仕切 板16の上面と面一にしてもよい。

 なお、主案内管7bの周囲にもシール材27が 取り付けられている。

 仕切り板16と隔壁18、19との間にはシール 27が介装されているので、ごみが電動モー 8の収納部や結束機本体2の内部に進入するこ とはない。

 仕切り板16の前側および後側には、排出 28,29(第1と第2の排出部28,29)が設けられている 。仕切り板16の排出部28,29に隣接する部分は 隔壁18、19に囲まれていない。すなわち、隔 18と隔壁19との間の2つの部分に、排出部28,29 が形成される。前部排出部28と後部排出部29 は、前部排出部28と後部排出部29との間に仕 り板16が位置するように配置される。前部 出部28と後部排出部29との間の仕切り板16の 分は空きスペース17の一部となっている。仕 切り板16の上面では、前部排出部28に隣接す 部分から後部排出部29に隣接する部分まで、 ストレートに連続している。また、前記排出 部28と後部排出部29とは、仕切り板16の上面( 切り板16の送りギア9,10側の面)と面一か下方( 電動モータ8側)に設けられている。

 また、仕切り板16の上部は窓カバー20によ って覆われている。窓カバー20は結束機本体2 の上部に上下に回動可能に支持され、これに よって上記送りギア収納部の上部を開いて新 しいワイヤリールのワイヤ5を案内管7に通し り、保守や清掃をするもので、上記隔壁の 部のほか、排出部の開口も開閉するように 成されている。また、窓カバー20は閉じ時 は先端の止め具31によって弾性係合するよう に構成されている。

 上記構成により、ワイヤ5の送りが繰り返 し行なわれた結果、送りギア収納部の内部に はワイヤかすが散乱した状態で溜まる。この ワイヤかすを除去するときは、窓カバー20を いた後、エアブロアでエアを送りギア収納 の内側に吹き付ければよい。この場合、後 排出部29から前部排出部28に向けてエアを吹 く。これにより、エアの通りがよく、ワイヤ かすは吹き飛ばされて前部排出部28から外に 出される。排出部28、29は上記仕切り板16の 面以下に配されているから、ワイヤかすは りギア9、10収納部に留まることなく一気に き飛ばされる。仕切り板16の上面では、前 排出部28に隣接する部分から後部排出部29に 接する部分まで、ストレートに連続してい ので、前部排出部28と後部排出部29と間のエ アの流れが干渉されない。さらに、エアブロ アでエアを仕切り板16の上に吹き付けて隔壁 傍に溜まっていたワイヤかすを排出部から き飛ばせばよい。このとき、仕切り板16と 壁との間にはシール部材が配置されている ら、ワイヤかすは勢いよく飛ばされても、 ータ8収納部や結束機本体の内部に進入する とはない。もちろん、刷毛等で除去しても い。いずれの場合も、容易かつ確実にワイ かすを除去することができる。

 本発明を特定の典型的実施例を参照して 明したが、本発明を逸脱することなく様々 変更や修正を加えることができることは当 者にとって明らかである。このため、本発 の精神と範囲の範疇におけるこのような全 の変更や修正が請求項によってカバーされ ことが意図される。

 本発明は、鉄筋結束機のワイヤ送り機構 利用可能である。

5  ワイヤ
9、10 送りギア
16 仕切り板
18、19 隔壁(壁)
28、29 排出部




 
Previous Patent: WO/2009/142209

Next Patent: WO/2009/142220