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Title:
REPRODUCTION LOG ANALYSIS PROGRAM, TERMINAL DEVICE, AND AUTONOMOUSLY MOVING TYPE ROBOT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/093841
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a technique for selecting and reproducing a musical composition file appropriate for user's need according to "TPO". A reproduction log analysis program analyzes the reproduction log reproduced by an autonomously moving type robot capable of reproducing a musical composition file and generates a recommendation list based on the user's preference according to the analysis result. The program acquires reproduction log reproduced by the autonomously moving type robot and stores it in a reproduction log database. According to the reproduction log, the user preference is analyzed to create a unique recommendation list for the user.Moreover, when the terminal device is connected to the musical composition file providing site, musical composition file information is acquired in accordance with the recommendation list. Here, the acquired musical composition file information is displayed. When the user selects a desired musical composition file, the selected musical composition file is downloaded.

Inventors:
TANIGUCHI HISASHI (JP)
NISHIMURA AKIHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/051665
Publication Date:
August 07, 2008
Filing Date:
February 01, 2008
Export Citation:
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Assignee:
ZMP INC (JP)
TANIGUCHI HISASHI (JP)
NISHIMURA AKIHIRO (JP)
International Classes:
G06F17/30
Foreign References:
JP2006294212A2006-10-26
JP2003150632A2003-05-23
JPH11288420A1999-10-19
JP2006228098A2006-08-31
JP2005342862A2005-12-15
JP2005231012A2005-09-02
JP2002205291A2002-07-23
Other References:
ROBOT X KADEN: "Robo Gijutsu ga Tonyu Sareta AV Kaden 'miuro'", ITMEDIA+D LIFESTYLE, ITMEDIA INC., 31 March 2006 (2006-03-31), Retrieved from the Internet
Attorney, Agent or Firm:
MUGISHIMA, Takashi (3rd floor 1-5-4, Nihonbashi Kakigara-cho, Chuo-k, Tokyo 14, JP)
Download PDF:
Claims:
 楽曲ファイルを再生可能な自律移動型ロボットが再生した再生ログを解析し、解析結果に基づいてユーザ嗜好に応じたリコメンデーションリストを端末装置内に生成する再生ログ解析プログラムであって、
 そのプログラムは、前記自律移動型ロボットが再生した再生ログを取得する再生ログ取得手順と、
 その再生ログ取得手順が取得した再生ログを再生ログデータベースに記憶する再生ログ記憶手順と、
 前記再生ログデータベースに記憶された再生ログに基づいて、ユーザの嗜好を解析する再生ログ解析手順と、
 その再生ログ解析手順によって、当該ユーザ独自のリコメンデーションリストを生成するリコメンデーションリスト生成手順と、
 前記端末装置の通信手段が楽曲ファイル提供サイトにネットワーク接続されているか否かを判別するネットワーク接続判別手順と、
 前記楽曲ファイル提供サイトに接続されている場合には、その楽曲ファイル提供サイトにて提供されている楽曲ファイル情報を前記リコメンデーションリストに応じて最適化して取得する楽曲ファイル情報取得手順と、
 その取得した楽曲ファイル情報を前記端末装置の表示手段に表示させる楽曲ファイル表示手順と、
 前記表示手段に表示された楽曲ファイル情報がユーザに選択された場合に、前記楽曲ファイル提供サイトに接続してダウンロードリクエストを送信し、選択された楽曲ファイルをダウンロードする楽曲ファイルダウンロード手順と、
 そのダウンロードした楽曲ファイルを前記端末装置の記憶手段に記憶する楽曲ファイル記憶手順と、
 をコンピュータに実行させることとした再生ログ解析プログラム。
 前記自律移動型ロボットに無線ネットワークを介して接続する無線ネットワーク接続手順と、
 その無線ネットワーク接続が確立された場合に、前記端末装置の記憶手段に記憶した楽曲ファイルを、前記自律移動型ロボットの再生手段で再生させるための再生命令を送信する楽曲ファイル再生命令送信手順と、
 をコンピュータに実行させることとした請求項1記載の再生ログ解析プログラム。
 前記再生ログには、前記自律移動型ロボットが楽曲ファイルを再生した曲名を特定して記録した曲名データ再生ログを含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の再生ログ解析プログラム。
 前記再生ログには、前記自律移動型ロボットが楽曲ファイルを再生した曜日および時刻を記録した曜日・日時データ再生ログを含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の再生ログ解析プログラム。
 前記再生ログには、前記自律移動型ロボットが楽曲ファイルを再生した場所を記録した場所データ再生ログを含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の再生ログ解析プログラム。
 前記再生ログは、前記自律移動型ロボットが楽曲ファイルを再生した音量および音響効果等の環境設定データ再生ログを含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の再生ログ解析プログラム。
 前記再生ログは、ユーザが独自に作成した楽曲ファイル群からなるお気に入りプレイリストと、そのお気に入りプレイリストが再生された曜日及び時間データを関連付けたプレイリスト再生ログを含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の再生ログ解析プログラム。
 前記再生ログは、自律移動型ロボットが再生した楽曲ファイルと、その楽曲ファイルに関連付けられたダンスとが記録されたダンスカテゴリ再生ログを含み、前記ダンスカテゴリは、楽曲ファイルのジャンルに応じて最適なダンスが選択されるように最適化されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の再生ログ解析プログラム。
 楽曲ファイル提供サイトにアクセス可能な通信手段と、その通信手段を介してダウンロードした楽曲ファイルを記憶する記憶手段と、その記憶手段に記憶された複数の楽曲ファイル情報を表示する表示手段と、前記記憶手段に記憶された楽曲ファイルを再生する楽曲ファイル再生手段とを備えるとともに、再生ログ解析プログラムがインストールされた端末装置であって、
 その再生ログ解析プログラムは、 前記楽曲ファイル再生手段によって再生された楽曲ファイルの再生ログを取得する再生ログ取得手順と、
 その再生ログ取得手順が取得した再生ログを再生ログデータベースに記憶する再生ログ記憶手順と、
 前記再生ログデータベースに記憶された再生ログに基づいて、ユーザの嗜好を解析する再生ログ解析手順と、
 その再生ログ解析手順によって、前記ユーザ独自のリコメンデーションリストを生成するリコメンデーションリスト生成手順と、
 前記通信手段が楽曲ファイル提供サイトにネットワーク接続されているか否かを判別するネットワーク接続判別手順と、
 そのネットワーク接続判別手順によって前記端末装置の通信手段が楽曲ファイル提供サイトに接続されている場合には、その楽曲ファイル提供サイトにて提供されている楽曲ファイル情報を前記リコメンデーションリストに応じて最適化して取得する楽曲ファイル情報取得手順と、
 その取得した楽曲ファイル情報を前記表示手段に表示させる楽曲ファイル表示手順と、
 前記表示手段に表示された楽曲ファイル情報がユーザに選択された場合に、前記楽曲ファイル提供サイトに接続してダウンロードリクエストを送信し、選択された楽曲ファイルをダウンロードする楽曲ファイルダウンロード手順と、
 そのダウンロードした楽曲ファイルを前記記憶手段に記憶する楽曲ファイル記憶手順と、
 を備えた再生ログ解析プログラムとしたことを特徴とする端末装置。
 前記自律移動型ロボットに無線ネットワークを介して接続する無線ネットワーク接続手順と、
 その無線ネットワーク接続が確立された場合に、前記端末装置の記憶手段に記憶した楽曲ファイルを、前記自律移動型ロボットの再生手段で再生させるための再生命令を送信する楽曲ファイル再生命令送信手順と、
を備えた再生ログ解析プログラムがインストールされた請求項9記載の端末装置。
 前記再生ログには、前記自律移動型ロボットが楽曲ファイルを再生した曲名を特定して記録した曲名データ再生ログを含むことを特徴とする請求項9または請求項10記載の端末装置。
 前記再生ログには、前記自律移動型ロボットが楽曲ファイルを再生した曜日および時刻を記録した曜日・日時データ再生ログを含むことを特徴とする請求項9または請求項10記載の端末装置。
 前記再生ログには、前記自律移動型ロボットが楽曲ファイルを再生した場所を記録した場所データ再生ログを含むことを特徴とする請求項9または請求項10記載の端末装置。
 前記再生ログは、前記自律移動型ロボットが楽曲ファイルを再生した音量および音響効果等の環境設定データ再生ログを含むことを特徴とする請求項9または請求項10記載の端末装置。
 前記再生ログは、ユーザが独自に作成した楽曲ファイル群からなるお気に入りプレイリストと、そのお気に入りプレイリストが再生された曜日及び時間データを関連付けたプレイリスト再生ログを含むことを特徴とする請求項9または請求項10記載の端末装置。
 楽曲ファイル提供サイトにアクセス可能な通信手段と、その通信手段を介してダウンロードした楽曲ファイルを記憶する記憶手段と、その記憶手段に記憶された複数の楽曲ファイル情報を表示する表示手段と、前記記憶手段に記憶された楽曲ファイルを再生する楽曲ファイル再生手段と、を備えるとともに、再生ログ解析プログラムがインストールされた自律移動型ロボットであって、
 その再生ログ解析プログラムは、前記楽曲ファイル再生手段によって再生された楽曲ファイルの再生ログを取得する再生ログ取得手順と、
 その再生ログ取得手順が取得した再生ログを再生ログデータベースに記憶する再生ログ記憶手順と、
 前記再生ログデータベースに記憶された再生ログに基づいて、ユーザの嗜好を解析する再生ログ解析手順と、
 その再生ログ解析手順によって、前記ユーザ独自のリコメンデーションリストを生成するリコメンデーションリスト生成手順と、
 前記通信手段が楽曲ファイル提供サイトにネットワーク接続されているか否かを判別するネットワーク接続判別手順と、
 そのネットワーク接続判別手順によって前記自律移動型ロボットの通信手段が楽曲ファイル提供サイトに接続されている場合には、その楽曲ファイル提供サイトにて提供されている楽曲ファイル情報を前記リコメンデーションリストに応じて最適化して取得する楽曲ファイル情報取得手順と、
 その取得した楽曲ファイル情報を前記表示手段に表示させる楽曲ファイル表示手順と、
 前記表示手段に表示された楽曲ファイル情報がユーザに選択された場合に、前記楽曲ファイル提供サイトに接続してダウンロードリクエストを送信し、選択された楽曲ファイルをダウンロードする楽曲ファイルダウンロード手順と、
 そのダウンロードした楽曲ファイルを前記記憶手段に記憶する楽曲ファイル記憶手順と、
を実行させることとしたことを特徴とする自律移動型ロボット。
 前記自律移動型ロボットは、移動空間内の障害物位置情報をマップデータとして記憶する記憶部と、
 撮影部からの画像データを処理する画像データ処理部と、
 移動機構を制御すると共に該移動機構内のセンサから出力されたセンサ情報に基いて走行情報を生成する移動機構制御部と、
 該移動機構制御部で生成した走行情報と上記画像データ処理部での処理結果とから位置を推定する位置推定部と、
 上記位置推定部で推定した位置と上記記憶部に記憶されているマップデータとから移動経路を求める移動経路計画部と、を備え、
 上記移動機構制御部が、上記移動経路計画部で求めた移動経路に基いて上記移動機構を制御することで移動する、自律移動型ロボットであって、
 ユーザからの位置情報および移動先情報の入力を受ける情報入力部と、該情報入力部から入力された位置情報と上記位置推定部で推定した位置とを関連付けて記憶する位置情報記憶部と、を備え、
 上記情報入力部に対して移動先情報の入力があると、上記移動経路計画部が、入力された移動先情報に対応する位置データを上記記憶部から得て、上記記憶部に記憶されているマップデータを参照し、上記位置推定部で推定された位置から移動経路を求めることを特徴とする請求項16記載の自律移動型ロボット。
 前記自律移動型ロボットには、赤外線または超音波のいずれかによって測定対象を測定可能な測距センサを備えていることを特徴とする請求項16および請求項17記載の自律移動型ロボット。
 前記再生ログには、前記楽曲ファイル再生手段が楽曲ファイルを再生した曲名を特定して記録した曲名データ再生ログを含むことを特徴とする請求項16から請求項18記載の自律移動型ロボット。
 前記再生ログには、前記楽曲ファイル再生手段が楽曲ファイルを再生した曜日および時刻を記録した曜日・日時データ再生ログを含むことを特徴とする請求項16から請求項18記載の自律移動型ロボット。
 前記再生ログには、前記楽曲ファイル再生手段が楽曲ファイルを再生した場所を記録した場所データ再生ログを含むことを特徴とする請求項16から請求項18の自律移動型ロボット。
 前記再生ログは、前記楽曲ファイル再生手段が楽曲ファイルを再生した音量および音響効果等の環境設定データ再生ログを含むことを特徴とする請求項16から請求項18記載の自律移動型ロボット。
 前記再生ログは、ユーザが独自に作成した楽曲ファイル群からなるお気に入りプレイリストと、そのお気に入りプレイリストが再生された曜日及び時間データを関連付けたプレイリスト再生ログを含むことを特徴とする請求項16から請求項18記載の自律移動型ロボット。
Description:
再生ログ解析プログラム、端末 置および自律移動型ロボット

 本発明は、楽曲ファイルの再生ログ解析 術に関する。特に、再生された楽曲ファイ をユーザ嗜好に応じてカスタマイズ可能な 報処理技術を用いた再生ログ解析プログラ 、端末装置および自律移動型ロボットに関 る。

 近年、ライフスタイルの変化からいわゆ 「癒し」へのニーズが高まってきている。 の「癒し」に何を求めるかは人それぞれで あるが、音楽を聴くことで「癒し」を得る とができる人が多いとされている。音楽を くためのアイテムとしては、例えば、MP3プ イヤーと呼ばれているフラッシュメモリま はHDD内蔵型のミュージックプレイヤーが知 れている。このミュージックプレイヤーは 軽量かつ小型でありながらも大容量の記憶 量を搭載可能になったことから、多くのお に入り曲を持ち運べるため広く普及してい 。

 このミュージックプレイヤーで楽曲ファ ルを聴くには、インターネットブラウザや ュージックプレイヤーに付属された専用ソ トウェアを用いて楽曲ファイル提供サイト アクセスし、その楽曲ファイル提供サイト らユーザが所望する楽曲ファイルをパーソ ルコンピュータ(以下、PCと表記する)のハー ドディスク等にダウンロードする。そして、 ダウンロードした楽曲ファイルをPCに接続し ミュージックプレイヤーに転送させること 、ミュージックプレイヤー本体において楽 ファイルを再生して聴くことが可能となっ いる。

 このような音楽配信システムに関する技 として、特開2005-149141号公報を抽出した。 の技術は、音楽配信システムから配信され 音楽コンテンツを携帯端末にダウンロード 、そのダウンロードした音楽コンテンツを 望する対象物(電子レンジや冷蔵庫などの家 用電気製品)に転送して再生することが可能 なシステムとなっている。これにより、キッ チンやリビングルームなど、生活の中の様々 な場面においてユーザが好みの音楽を聴いて 楽しむことができる発明である。

特開2005-149141号公報

 前述のように、楽曲ファイル提供サイト ら楽曲ファイルを選択すれば、容易に音楽 聴くことができる。しかし、楽曲ファイル 供サイトには楽曲ファイルの種類が膨大に 在するため、この膨大な楽曲ファイルの中 らユーザは目的の楽曲ファイルを検索する 要があった。すなわち、ユーザは「癒し」 求めて音楽を聴きたいのだが、その音楽を くために目的の楽曲ファイルを検索すると う操作は面倒である。このような操作を行 ことにより、本来の目的である「癒し」が なわれてしまうことにもなっていた。

 また、「癒し」を求めるユーザは、本質 に自身が好きな時に、好きな場所で、好み 音楽を聴きたいということを潜在的に望ん いる。つまり、Time(時間)、Place(場所、空間) 、Occasion(場合)という「TPO」に応じて楽曲フ イルをコンシェルジュ(ナビゲートして実行 適切な選曲および再生)してくれる機能が望 まれていることになる。

 前述した特許文献1の技術では、キッチン にある電子レンジや冷蔵庫の側などの好きな 場所で音楽再生が可能ではあるものの、時間 的な条件と空間的な条件との関係性を加味し ていないなど、コンシェルジュとしての機能 が十分満たされているとはいえない。

 また一方で、近年の「新たな癒し」として 、AI(人工知能)機能を備えた家庭用ロボット が知られている。この家庭用ロボットは、『 可愛い』、『面白い』とユーザに思わせる動 きが多く、視覚的なリラクゼーション効果が あると期待されている。
 つまり、音楽が聴覚の癒しであるとすれば 家庭用ロボットは視覚の癒しとして機能し いることになる。したがって、今後より深 レベルの癒しを求めるユーザには、これら 有機的にコラボレートすることでより一層 満足度を提供することができる。

 第一の発明として、楽曲ファイルを再生可 な自律移動型ロボットが再生した再生ログ 解析し、解析結果に基づいてユーザ嗜好に じたリコメンデーションリストを端末装置 に生成する再生ログ解析プログラムを提供 る。
 そのプログラムは、前記自律移動型ロボッ が再生した再生ログを取得する再生ログ取 手順と、 その再生ログ取得手順が取得し 再生ログを再生ログデータベースに記憶す 再生ログ記憶手順と、 前記再生ログデータ ベースに記憶された再生ログに基づいて、ユ ーザの嗜好を解析する再生ログ解析手順と、  その再生ログ解析手順によって、当該ユー 独自のリコメンデーションリストを生成す リコメンデーションリスト生成手順と、  記端末装置の通信手段が楽曲ファイル提供 イトにネットワーク接続されているか否か 判別するネットワーク接続判別手順と、 前 記楽曲ファイル提供サイトに接続されている 場合には、その楽曲ファイル提供サイトにて 提供されている楽曲ファイル情報を前記リコ メンデーションリストに応じて最適化して取 得する楽曲ファイル情報取得手順と、 その 得した楽曲ファイル情報を前記端末装置の 示手段に表示させる楽曲ファイル表示手順 、 前記表示手段に表示された楽曲ファイ 情報がユーザに選択された場合に、前記楽 ファイル提供サイトに接続してダウンロー リクエストを送信し、選択された楽曲ファ ルをダウンロードする楽曲ファイルダウン ード手順と、 そのダウンロードした楽曲フ ァイルを前記端末装置の記憶手段に記憶する 楽曲ファイル記憶手順と、をコンピュータに 実行させることとした再生ログ解析プログラ ムである。

 「端末装置」とは、パーソナルコンピュー 、ワークステーション、PDA、携帯電話など ユーザに係る端末装置のことである。
 「自律移動型ロボット」とは、楽曲ファイ を再生出力可能なロボットである。後述す 実施形態における自律移動型ロボットは、 生された楽曲ファイルに応じて所定の動作 行う。ここで、当該ロボットには、楽曲再 に関する命令をユーザが触って操作するた の操作センサを備えているもの、遠隔操作 のリモートコントロール装置(以下、「リモ コン」と略記する場合あり)のみで操作が可 なもの、両方で行えるものがあり、両方が えるものが標準的である。標準的な当該ロ ットは、操作センサによる操作と、遠隔操 用のリモートコントロール装置(以下、「リ コン」と略記する場合あり)を用いた操作と が可能である。
 ここで、「操作センサ」とは、いわゆるス ッチ、ボタンのようなタッチセンサ、当該 ボットを傾けた場合にそれを感知するジャ ロセンサや加速度センサなどを含む。
 さらに、ユーザが発する音声(声や拍手の音 や口笛など)による操作が可能な「自律移動 ロボット」であってもよい。この場合のロ ットには、ユーザが発する音声を入力する イク、そのマイクに入力された音声を記憶 る記憶手段、マイクに入力された音声を解 するアルゴリズムを含む解析手段、その解 手段の解析結果を動きや楽曲再生として出 したり再生を停止したりする操作命令とす 出力手段、などを備える。
 「再生ログ」とは、ユーザが自律移動型ロ ットに対して再生命令を行った結果、再生 れた楽曲ファイルが記録されたデータのこ である。
 「リコメンデーションリスト」とは、顧客 ロフィール、取引データ、購買行動データ を元にしたリストのことである。例えば、 ョパンが作曲した楽曲ファイルの再生ログ あるとする。このユーザは「クラシックが み」と判断し、ショパンやショパンに関連 るクラシック系統の楽曲ファイルなどをユ ザに提示する。好みのアーティストやジャ ルが提示されれば購買に繋がる可能性が高 なる。

 「楽曲ファイル提供サイト」とは、インタ ネットブラウザや専用ソフトウェアを用い WEBサイトにアクセスすると、多数の楽曲フ イルを表示し、視聴から購入を可能として るサイトのことである。通常、楽曲ファイ 提供サイトからクレジットカード・ギフト ード・WEBマネーなどを用いて楽曲ファイル 購入可能なサイトなどがある。
 「再生ログデータベース」とは、楽曲ファ ル提供サイトからダウンロードした楽曲フ イル、私的に作成した楽曲ファイルなどを 生した際に出力されるログデータを記憶し 記憶媒体である。このデータベースは、端 装置の外部記憶装置としているが、端末装 に内蔵されている場合もある。
 なお、ダウンロードに関しては、楽曲ファ ル提供サイトが従量制課金、定額制課金、 料などのいずれかは問わない。

 たとえば、端末装置の通信手段が楽曲ファ ル提供サイトにインターネット接続し、ユ ザの選択に応じて好みの楽曲ファイルを端 装置にダウンロードする。
 まず、自律移動型ロボットによって再生さ た再生ログを取得し、その取得した再生ロ を再生ログデータベースに記憶する。
 この再生ログデータベースに記憶された再 ログに基づいて、再生ログ解析手順がユー の嗜好を解析する。この解析は、楽曲ファ ルが再生された曲名やアーティスト名のほ 、場所や時間などのTPO情報に基づいて実行 る。
 再生ログの解析後、ユーザ嗜好に適したリ メンデーションリストを生成する。
 ここで、端末装置が楽曲ファイル提供サイ にネットワーク接続されているか否かを判 する。
 端末装置が楽曲ファイル提供サイトに接続 れていれば、その楽曲ファイル提供サイト て提供されている楽曲ファイル情報を、生 済みのリコメンデーションリストに応じて 適化し取得する。

 ここで取得した楽曲ファイル情報を端末装 の表示手段に表示させ、ユーザが選択する とによって、楽曲ファイル提供サイトに接 しダウンロードリクエストを送信する。そ て、選択された楽曲ファイルをダウンロー する。
 ダウンロードした楽曲ファイルは、端末装 の記憶手段に記憶する。
 端末装置の記憶手段に記憶された楽曲ファ ルは、ユーザの楽曲ファイル再生命令によ て端末装置から自律移動型ロボットに転送 れ、自律移動型ロボットの楽曲ファイル再 手段によって楽曲ファイルが再生される。
 すなわち、楽曲ファイル提供サイトに提示 れた楽曲ファイルは、ユーザが意図的に検 して探すのではなく、生成されたリコメン ーションリストに応じて表示されることに る。このため、ユーザにとっては楽曲ファ ル提供サイトにある膨大な楽曲ファイルリ トから所望する楽曲ファイルを検索すると う作業を行わずに、ユーザ嗜好に応じた楽 ファイルを聴くことができる。
 そして、楽曲ファイル提供者側にとっても イトにアクセスしてきたユーザに対してミ ージックコンシェルジュとしてのサービス 提供できるので、購入率の向上に期待でき 。

 第一の発明は、さらに、前記自律移動型ロ ットに無線ネットワークを介して接続する 線ネットワーク接続手順と、その無線ネッ ワーク接続が確立された場合に、前記端末 置の記憶手段に記憶した楽曲ファイルを、 記自律移動型ロボットの再生手段で再生さ るための再生命令を送信する楽曲ファイル 生命令送信手順と、当該コンピュータに実 させることとしてもよい。
 「無線ネットワーク」とは、無線LANのこと ある。すなわち、自律移動型ロボットと音 再生装置がIEEE802.11(11b/11a/11g)などのいずれ の規格を用いてネットワーク接続されてい 。

 上記のような構成とすれば、楽曲ファイ 再生命令送信手順によって、端末装置の記 手段に記憶された楽曲ファイルを、無線ネ トワークを介して自律移動型ロボットに送 して再生できる。すなわち、ケーブルレス よる無線ネットワークを用いて楽曲ファイ を送信することができるので、音楽を聴く の利便性が向上する。

 第一の発明は、さらに前記再生ログには、 記自律移動型ロボットが楽曲ファイルを再 した曲名を特定して記録した曲名データ再 ログを含むこととしてもよい。
 ここで、「曲名データ再生ログ」は、楽曲 ァイルの曲名のほか、アーティスト名、作 者名・作曲者名、歌詞データが含まれる場 もある。
 このような構成とすれば、曲名データをも にユーザの嗜好を再生ログとして記憶して き、次回の再生に用いることができるので 「TPO」に応じた楽曲ファイルを提供でき、 ーザの満足度を高めることに寄与する。

 第一の発明における「再生ログ」は、前記 律移動型ロボットが楽曲ファイルを再生し 曜日および時刻を記録した曜日・日時デー 再生ログを含むこととしてもよい。
 日時データには、年月日のほか、何時、何 、何秒という時刻に関するデータも含まれ 。
 また、『家族の誕生日』や『記念日』を入 しておくことができる。これにより、『家 の誕生日』や『記念日』には、誕生日や記 日に関連する楽曲ファイルが演奏されるこ になる。

 このような構成とすれば、以下のような作 効果をなす。
 日時データ再生ログには、例えば、楽曲フ イルが水曜日の22時に再生された場合、日 日の13時に再生された場合などがある。この 再生ログから平日の水曜日の夜に再生された 楽曲ファイル(例えば、ジャンル:ロック 楽 名:ボンジョビの**)と、休日の昼間に再生さ た楽曲ファイル(例えば、ジャンル:クラシ ク 楽曲名:ショパンの**)のジャンルの違い どを把握することが可能となる。このデー を利用してリコメンデーションリストを生 する。そして、例えば、ユーザが休日に楽 ファイル提供サイトにアクセスした場合に 、休日昼間に再生されていたショパンの楽 ファイルやクラシック系統の楽曲ファイル リストを画面に表示する。
 このようにすれば、「TPO」に応じた楽曲フ イルを選曲および再生する機能を高めるこ となり、ユーザの満足度を高めることに寄 する。

 第一の発明における「再生ログ」は、前記 律移動型ロボットが楽曲ファイルを再生し 再生した場所に関する位置データを含むこ としてもよい。
 「場所データ再生ログ」は、例えば、自宅 リビングルームで再生された場合、キッチ で再生された場合、寝室で再生された場合 ベランダで再生された場合などがある。位 データの取得には、自律移動型ロボットに め内蔵したGPS機能などを用いる。

 第一の発明は、前記自律移動型ロボットが 曲ファイルを再生した音量および音響効果 の環境設定データ再生ログを含むこととし もよい。
 「環境設定データ」とは、音量、音響効果 どである。音響効果は、さらに、 ルーム サラウンド、ラウンドネス、エンハンス、 コライザ、バス、トレブルなどに細分化さ る。
 『ルーム』は、畳やカーペットがある部屋 どの残響の少ない環境と、堅い床や壁のあ 部屋などの残響の多い環境とで音の聞こえ の差を調節する機能のことである。
 『サラウンド』は、屋内においてリスニン ポジションの違いによる音響の差を調整し 音の立体感や臨場感を出す機能のことであ 。
 『ラウンドネス』は、音量を絞った状態で バランスの良い音を再生させることができ 機能のことである。
 『エンハン』は、再生する音源にあわせて 音質を最適化する機能である。
 『イコライザ』は、音楽のジャンルにあわ 、OFF、クラシック、ジャズ、ヒップホップ ロック、スピーチから好みの音響効果を選 可能な機能のことである。
 『バス』は、低音を、所定範囲で調整する とができる機能である(例えば、-6から+6の 囲)。
 『トレブル』は、高音を、所定範囲で調整 ることができる機能である(例えば、-6から+ 6の範囲)。

 環境設定データ再生ログは、スピーカの音 、音階レベル、調律、音響効果などの音楽 生装置の設定データのことである。
 ユーザが日常的に使用している音量、音階 ベルおよび音響効果などを再生ログとして 憶しておき、次回の再生に用いることで、 曲ファイル再生時の細かな設定が不要とな 。
 このため、聴覚レベルが普遍化されている 合のニーズを満たすことができ、ユーザの 足度を高めることに寄与する。

 第一の発明の「再生ログ」として、ユーザ 独自に作成した楽曲ファイル群からなるお に入りプレイリストと、そのお気に入りプ イリストが再生された曜日及び時間データ 関連付けたプレイリスト再生ログを含むこ もできる。
 「プレイリスト再生ログ」は、ユーザが作 したプレイリストの再生ログのことである
 例えば、ユーザは『ハワイアンTOP40』とい ハワイアン音楽の曲で編成したプレイリス を作成していたとする。そして、この『ハ イアンTOP40』というプレイリストは、日曜の 昼間(11時~16時)に良く聴いていたとする。ま 、平日の夜(20時~23時)には、『ビジネス英語 というプレイリストを作成していたとする このような場合には、月曜から金曜の夜間 自律移動型ロボットを操作して音楽を再生 ると、『ビジネス英語』が自動的に再生さ る。一方、日曜などの休日の昼間の時間帯 自律移動型ロボットを操作して音楽を再生 ると、『ハワイアンTOP40』が自動的に選択 れて再生される。
 好みのプレイリストを作成しておけば、日 データおよび時間データを加味して、その 時や時刻に聴いている確率の高い楽曲ファ ルが演奏される。

 第一の発明の「再生ログ」として、自律 動型ロボットが再生した楽曲ファイルと、 の楽曲ファイルに関連付けられたダンスと 記録されたダンスカテゴリ再生ログを含む ともできる。ここで、「ダンスカテゴリ」 、楽曲ファイルのジャンルに応じて最適な ンスが選択されるように、予め最適化され いるものとする。

 前述の「ダンスカテゴリ」とは、ロック系 ポップス系、ジャズ系、ヒップホップ系、 ラシック系などの楽曲ファイルのジャンル 対して設定されたダンスの種類のことであ 。例えば、ヒップホップ系の楽曲ファイル 再生されたとすると、そのヒップホップ系 適した種類のダンス(ヒップホップカテゴリ )を自律移動型ロボット10が実行する。ヒップ ホップ系の場合には、ホップで動きが機敏な ダンスなどとなる。また、クラシック系の楽 曲ファイルが再生された場合には、スローモ ーな感じのダンス(クラシックカテゴリ)が再 されることになる。再生した楽曲ファイル ジャンルに対応させてどのような種類のダ スを実行したかを記録しておく。
 なお、ダンスカテゴリ再生ログは、コンピ ータプログラムとして機能するが、端末装 や自律移動型ロボットにインストールして 用することも可能である。

 第一の発明は、以下のように構成すること 可能である。
 すなわち、前記の「自律移動型ロボット」 、楽曲再生に関する命令を実行するために ーザが触って操作するための操作センサを えるとともに、遠隔操作用のリモートコン ロール装置でも操作可能であり、「再生ロ 」として、操作センサまたはリモートコン ロール装置による再生操作の種別のデータ ある再生手段ログを備え、その再生手段ロ を用いての楽曲再生を可能とするような構 とする。そして更に、「自律移動型ロボッ 」がユーザの発する音声による操作が可能 ある場合には、前記「再生手段ログ」には 更に、音声による再生である旨の種別デー を含むこととする。
 このような発明の構成によれば、再生操作 状況を再現するかのような楽曲再生が可能 なる。すなわち、リモコンで再生させたの 、触って再生させたのか、ユーザが手を叩 たのか、などによって、再生すべき楽曲を 律移動型ロボットが選択するのである。

 前述してきたような第一の発明に係るコ ピュータプログラムを、記録媒体へ記憶さ て提供することもできる。ここで、「記録 体」とは、それ自身では空間を占有し得な プログラムを担持することができる媒体で る。例えば、フレキシブルディスク、ハー ディスク、CD-R、CD-RW、MO(光磁気ディスク)、 DVD±R、DVD-RW、フラッシュメモリなどである。 また、この発明に係るプログラムを格納した コンピュータから、通信回線を通じて他の端 末装置へ伝送することも可能である。

 前述した課題を解決するための第二の発明 、楽曲ファイル提供サイトにアクセス可能 通信手段と、その通信手段を介してダウン ードした楽曲ファイルを記憶する記憶手段 、その記憶手段に記憶された複数の楽曲フ イル情報を表示する表示手段と、前記記憶 段に記憶された楽曲ファイルを再生する楽 ファイル再生手段とを備えるとともに、再 ログ解析プログラムがインストールされた 末装置に係る。
 その再生ログ解析プログラムは、前記楽曲 ァイル再生手段によって再生された楽曲フ イルの再生ログを取得する再生ログ取得手 と、 その再生ログ取得手順が取得した再 ログを再生ログデータベースに記憶する再 ログ記憶手順と、 前記再生ログデータベー スに記憶された再生ログに基づいて、ユーザ の嗜好を解析する再生ログ解析手順と、 そ 再生ログ解析手順によって、前記ユーザ独 のリコメンデーションリストを生成するリ メンデーションリスト生成手順と、 前記 信手段が楽曲ファイル提供サイトにネット ーク接続されているか否かを判別するネッ ワーク接続判別手順と、 そのネットワーク 接続判別手順によって前記端末装置の通信手 段が楽曲ファイル提供サイトに接続されてい る場合には、その楽曲ファイル提供サイトに て提供されている楽曲ファイル情報を前記リ コメンデーションリストに応じて最適化して 取得する楽曲ファイル情報取得手順と、 そ 取得した楽曲ファイル情報を前記表示手段 表示させる楽曲ファイル表示手順と、前記 示手段に表示された楽曲ファイル情報がユ ザに選択された場合に、前記楽曲ファイル 供サイトに接続してダウンロードリクエス を送信し、選択された楽曲ファイルをダウ ロードする楽曲ファイルダウンロード手順 、 そのダウンロードした楽曲ファイルを 記記憶手段に記憶する楽曲ファイル記憶手 と、を備えた再生ログ解析プログラムがイ ストールされた端末装置である。
 「端末装置」とは、前述したように、パー ナルコンピュータ、ワークステーション、P DA、携帯電話など、ユーザに係る端末装置の とである。

 第二の発明は、更に、前記自律移動型ロ ットに無線ネットワークを介して接続する 線ネットワーク接続手順と、その無線ネッ ワーク接続が確立された場合に、前記端末 置の記憶手段に記憶した楽曲ファイルを、 記自律移動型ロボットの再生手段で再生さ るための再生命令を送信する楽曲ファイル 生命令送信手順と、を備えた再生ログ解析 ログラムがインストールされた端末装置、 することもできる。

 第二の発明は、第一の発明と同様に、前 の「再生ログ」には、前記自律移動型ロボ トが楽曲ファイルを再生した曲名を特定し 記録した曲名データ再生ログを含むことと ることもできる。

 また、前記の「再生ログ」には、前記自 移動型ロボットが楽曲ファイルを再生した 日および時刻を記録した曜日・日時データ 含むこととすることもできる。

 また、前記の「再生ログ」には、前記自 移動型ロボットが楽曲ファイルを再生した 生した場所に関する位置データを含むこと することもできる。

 第二の発明は、更に、第一の発明と同様 、前記自律移動型ロボットが楽曲ファイル 再生した音量および音響効果等の環境設定 ータ再生ログを含むこととすることもでき 。

 また、前記の「再生ログ」は、ユーザが 自に作成した楽曲ファイル群からなるお気 入りプレイリストと、そのお気に入りプレ リストが再生された曜日及び時間データを 連付けたプレイリスト再生ログを含むこと することもできる。

 前述した課題を解決するための第三の発明 、楽曲ファイル提供サイトにアクセス可能 通信手段と、その通信手段を介してダウン ードした楽曲ファイルを記憶する記憶手段 、その記憶手段に記憶された複数の楽曲フ イル情報を表示する表示手段と、前記記憶 段に記憶された楽曲ファイルを再生する楽 ファイル再生手段と、を備えるとともに、 生ログ解析プログラムがインストールされ 自律移動型ロボットに係る。
 その再生ログ解析プログラムは、前記楽曲 ァイル再生手段によって再生された楽曲フ イルの再生ログを取得する再生ログ取得手 と、 その再生ログ取得手順が取得した再 ログを再生ログデータベースに記憶する再 ログ記憶手順と、 前記再生ログデータベー スに記憶された再生ログに基づいて、ユーザ の嗜好を解析する再生ログ解析手順と、 そ 再生ログ解析手順によって、前記ユーザ独 のリコメンデーションリストを生成するリ メンデーションリスト生成手順と、 前記 信手段が楽曲ファイル提供サイトにネット ーク接続されているか否かを判別するネッ ワーク接続判別手順と、 そのネットワーク 接続判別手順によって前記自律移動型ロボッ トの通信手段が楽曲ファイル提供サイトに接 続されている場合には、その楽曲ファイル提 供サイトにて提供されている楽曲ファイル情 報を前記リコメンデーションリストに応じて 最適化して取得する楽曲ファイル情報取得手 順と、 その取得した楽曲ファイル情報を前 表示手段に表示させる楽曲ファイル表示手 と、前記表示手段に表示された楽曲ファイ 情報がユーザに選択された場合に、前記楽 ファイル提供サイトに接続してダウンロー リクエストを送信し、選択された楽曲ファ ルをダウンロードする楽曲ファイルダウン ード手順と、 そのダウンロードした楽曲 ァイルを前記記憶手段に記憶する楽曲ファ ル記憶手順と、を自律移動型ロボットの制 用コンピュータにて実行する。

 第三の発明は、更に、以下のような構成を えることができる。すなわち、移動空間内 障害物位置情報をマップデータとして記憶 る記憶部と、撮影部からの画像データを処 する画像データ処理部と、移動機構を制御 ると共に該移動機構内のセンサから出力さ たセンサ情報に基いて走行情報を生成する 動機構制御部と、該移動機構制御部で生成 た走行情報と上記画像データ処理部での処 結果とから位置を推定する位置推定部と、 記位置推定部で推定した位置と上記記憶部 記憶されているマップデータとから移動経 を求める移動経路計画部と、を備える。  れによって、上記移動機構制御部が、上記 動経路計画部で求めた移動経路に基いて上 移動機構を制御することで移動する、自律 動型ロボットとなる。
 この場合の自律移動型ロボットは、ユーザ らの位置情報および移動先情報の入力を受 る情報入力部と、該情報入力部から入力さ た位置情報と上記位置推定部で推定した位 とを関連付けて記憶する位置情報記憶部と を備え、 上記情報入力部に対して移動先 報の入力があると、上記移動経路計画部が 入力された移動先情報に対応する位置デー を上記記憶部から得て、上記記憶部に記憶 れているマップデータを参照し、上記位置 定部で推定された位置から移動経路を求め ことができることを特徴とする。

 第三の発明は、更に、赤外線または超音波 いずれかによって測定対象を測定可能な測 センサと、その測距センサが測定した測定 象に関する位置情報を記憶する地図データ 憶手段とを備えることもできる。
 「赤外線」とは、可視光の赤色の外側に分 する電磁波の一種であり、波長によって、 赤外線、中赤外線、遠赤外線に分けられる 測定対象の物質に赤外線を照射し、透過(あ るいは反射)光を分光することでスペクトル 得て、対象物の特性を知ることができる。

 自律移動型ロボットは、赤外線または超 波のいずれかの測距センサが障害物を検知 ると、障害物を避けて目的地まで移動する また、地図データ記憶手段には、当該障害 に関する位置情報を記憶し、自らの地図デ タとして後に用いる。

 第三の発明は、第一の発明と同様、前記 「再生ログ」には、前記楽曲ファイル再生 段が楽曲ファイルを再生した曲名を特定し 記録した曲名データ再生ログを含むことと ることができる。

 第三の発明は、また、前記の「再生ログ には、前記楽曲ファイル再生手段が楽曲フ イルを再生した曜日および時刻を記録した 日・日時データ再生ログを含むこととする とができる。

 第三の発明は、また、前記の「再生ログ に、前記楽曲ファイル再生手段が楽曲ファ ルを再生した場所に関する位置データを記 した場所データ再生ログを含むこととする とができる。

 第三の発明は、また、前記の「再生ログ に、前記楽曲ファイル再生手段が楽曲ファ ルを再生した音量および音響効果等の環境 定データ再生ログを含むこととすることが きる。

 第三の発明は、また、前記の「再生ログ に、ユーザが独自に作成した楽曲ファイル からなるお気に入りプレイリストと、その 気に入りプレイリストが再生された曜日及 時間データを関連付けたプレイリスト再生 グを含むこととすることができる。

 第三の発明は、以下のように構成すること 可能である。
 すなわち、前記の「自律移動型ロボット」 、楽曲再生に関する命令を実行するために ーザが触って操作するための操作センサを えるとともに、遠隔操作用のリモートコン ロール装置でも操作可能であり、「再生ロ 」として、操作センサまたはリモートコン ロール装置による再生操作の種別のデータ ある再生手段ログを備え、その再生手段ロ を用いての楽曲再生を可能とするような構 とする。また、「自律移動型ロボット」が ーザの発する音声による操作が可能である 合には、前記「再生手段ログ」には、更に 音声による再生である旨の種別データを含 こととする。
 このような発明によれば、再生操作の状況 再現するかのような楽曲再生が可能となる すなわち、リモコンで再生させたのか、触 て再生させたのか、ユーザが手を叩いたの 、などによって、再生すべき楽曲を自律移 型ロボットが選択するのである。

 請求項1から請求項8に記載の発明によれば 「TPO」に応じてユーザニーズに適した楽曲 ァイルを選曲および再生可能な再生ログ解 プログラムを提供することができた。
 請求項9から請求項15に記載の発明によれば 「TPO」に応じてユーザニーズに適した楽曲 ァイルを選曲および再生可能な端末装置を 供することができた。
 請求項16から請求項23に記載の発明によれば 、「TPO」に応じてユーザニーズに適した楽曲 ファイルを選曲および再生可能な自律移動型 ロボットを提供することができた。

システムの全体構成を示す概略図であ 。 自律移動型ロボットの外観形状を示し 概略図である。 自律移動型ロボットのブロック構成図 ある。 図2中の記憶部に記憶されるマップデー タの一例を示す図である。 図2中の位置情報記憶部が記憶するテー ブルを模式的に示す図である。 端末装置のハードウェア構成を示した ロック図である。 楽曲ファイルの再生ログの種類を示し 図である。 再生ログ解析プログラムの処理を示し フローチャートである。 再生ログ解析プログラムの処理を示し フローチャートである。

符号の説明

 10 自律移動型ロボット
 11 移動機構          12 移動機構制御 部
 13 記憶部           14 位置推定部
 15 移動経路計画部       16 障害物検知 部
 17 マップデータ生成更新部   18 撮影部
 19 画像データ処理部      20 情報入力
 20a 音声認識部        20b 入力情報処 部
 20c 通信接続部        21 位置情報記憶 部
 22 到着判定部         23 出力部
 30 端末装置          31 CPU
 32 RAM           33 記憶部
 34 入力部           35 表示部
 36 通信部           37 出力部
 38 入出力ポート        
 40 再生ログデータベース

 以下、本発明を実施の形態および図面に づいて、更に詳しく説明する。ここで使用 る図面は、図1から図8である。図1は、音楽 生を可能な自律移動型ロボットと再生ログ 析プログラムがインストールされた端末装 からなる全体構成を示す概念図であり、図2 は、自律移動型ロボットの外観形状を示した 概略図であり、図3は、自律移動型ロボット 構成を示したブロック構成図であり、図4は 図2中の記憶部に記憶されるマップデータの 一例を示す図であり、図5は、図2中の位置情 記憶部が記憶するテーブルを模式的に示す であり、図6は、端末装置のハードウェア構 成を示したブロック図であり、図7は、楽曲 ァイルの再生ログの種類を示した図であり 図8および図9は、再生ログ解析プログラムの 処理を示したフローチャートである。

 (全体構成)
 図1は、自律移動型ロボット10が音楽やイン ーネットラジオなどを再生する形態を模式 に示した概念図である。音楽を再生する場 には、端末装置30を用いて楽曲ファイル提 サイトにインターネット接続して楽曲ファ ルをダウンロードし、その楽曲ファイルを 律移動型ロボット10に転送する。そして、そ の自律移動型ロボット10が、端末装置30から 送された楽曲ファイルを再生することがで る。
 自律移動型ロボット10は、音楽再生機能を するミュージックプレイヤーや携帯電話を 載することが可能であるように形成されて る。すなわち、搭載されたミュージックプ イヤーや携帯電話内に記憶された楽曲ファ ルを、自律移動型ロボット10が再生すること もできる。なお、「ミュージックプレイヤー 」とは、フラッシュメモリなどの記憶媒体に 楽曲ファイルを所定の形式にて記録して再生 する機能を有する装置のことである。代表的 にはMP3プレイヤーなどがある。

 図2から図5を参照して自律移動型ロボット10 について説明する。
 図2は、自律移動型ロボット10の外観形状を した図であり、(a)は正面図、(b)は背面図で る。図3は、自律移動型ロボット10のブロッ 構成図である。
 自律移動型ロボット10は、例えば車輪をモ タで移動して移動する移動機構11と、この移 動機構11を制御する移動機構制御部12と、自 (自律移動型ロボット10)の移動空間における 害物の位置情報をマップデータとして記憶 る記憶部13と、自ら(自律移動型ロボット10) 位置を推定する位置推定部14と、前記の記 部13に予め記憶された各種行動パターンや前 記マップデータなどに基づいて現在位置から 移動経路を計画して前記の移動機構制御部12 移動経路情報として出力する移動経路計画 15と、を備える。

 自律移動型ロボット10は、移動経路計画部15 で、行動パターンやマップデータを参照して 、位置推定部14で推定した現在位置から移動 路を求め、移動機構制御部12に移動経路情 として出力し、移動機構制御部12が移動機構 11を制御して移動経路情報に基いて移動経路 沿って移動する。
 ここで、記憶部13には、自律移動型ロボッ 10が人の姿を検知すると検知した人を尾行す るような追跡行動パターンや、後述するよう に障害物検知部16で障害物を検出した場合に 害物を回避するよう移動計画を実行するた の行動パターンなど、各種行動パターンに って移動機構11を制御するための制御情報 、予め格納されている。

 図1から図2における図示は省略しているが 本実施形態に係る自律移動型ロボット10は、 楽曲再生に関する命令をユーザが触って操作 するための操作センサを備えている。ここで 、「操作センサ」とは、いわゆるスイッチ、 ボタンのようなタッチセンサ、当該ロボット を傾けた場合にそれを感知するジャイロセン サや加速度センサなどを含む。
 さらに、ユーザが発する音声(声や拍手の音 や口笛など)による操作が可能である。すな ち、音声による操作を可能とするため、ユ ザが発する音声を入力するマイク、そのマ クに入力された音声を記憶する記憶手段、 イクに入力された音声を解析するアルゴリ ムを含む解析手段、その解析手段の解析結 を動きや楽曲再生として出力したり再生を 止したりする操作命令とする出力手段、な を備えている。

 図4に示す自律移動型ロボット10には、超 波測距センサや赤外線測距センサなどの各 センサからの出力信号を受けて、障害物を 知する障害物検知部16と、この障害物検知 16から障害物の存在およびその方向に関する 情報の入力を受けると、位置推定部14で推定 れた位置を参照して、最終的な障害物の位 情報を生成および更新するマップデータ生 更新部17と、を備える。超音波測距センサ 、ロボットと周囲の物体との接触を超音波 よって検知する。

 赤外線測距センサは、測定対象の物質に赤 線を照射し、透過(あるいは反射)光を分光 ることでスペクトルを得て、対象物の特性 知る方法であり、ロボットの進行方向およ その他の方向の所定距離にある物体を検知 る。
 このような障害物センサからの出力信号を けると、障害物検知部16は、ロボット近傍 おける障害物の有無やロボットからの障害 の方向を判定し、マップデータ生成更新部17 にその結果が出力される。マップデータ生成 更新部17は、障害物検知部16から障害物の存 およびその方向に関する情報の入力を受け と、位置推定部14で推定された位置を参照し て、最終的な障害物の位置情報を作成し、マ ップデータとして作成する。

 図4はマップデータの一例を示す図である。 自律移動型ロボット10の移動空間の任意領域 、例えば、格子状に区分されている。そし 、各区域が、例えば二次元の座標(X,Y)で表 れる。図中、「1」は障害物あり、「0」は障 害物がない旨、「-1」は障害物の有無が不明 ある旨を、それぞれ示している。
 マップデータのデータ構造は図4に示す他、 ロボットの移動領域内の各位置での障害物の 有無につき、付加情報として、撮影部18で生 された画像データおよび各種障害物センサ よるセンサ情報に基づいて推定される障害 の存在確率を、格子点毎に示すようなデー 構造であってもよい。

 図2および図3に示す自律移動型ロボット10は 、カメラおよびそのカメラドライバなどを含 む撮影部18と、撮影部18から出力された画像 ータを処理する画像データ処理部19を備える 。撮影部18内のカメラは、カメラドライバで 影方向や撮影タイミングなどが制御されて 撮影により画像データを生成する。そして 画像データ処理部19は、処理結果に応じて 位置推定部14で推定された位置と共に画像デ ータを、記憶部13に記憶させる。
 また、画像データ処理部19は処理結果に応 て、後述するように障害物を検知した場合 はマップデータ生成更新部17にその処理結果 を出力する。そして、この出力を受けたマッ プデータ生成更新部17は、位置推定部14で推 された位置と処理結果に基いて障害物の位 を算定して、記憶部13に記憶されたマップデ ータを更新する。

 このように、自律移動型ロボット10が自 でロボット移動空間内の障害物位置情報を ップデータとして作成し、既に記憶部13に記 憶されている障害物位置情報が現状と合わな い場合にはマップデータを更新する。これに より、自律移動型ロボット10はロボット移動 間が全く変化しても、その変化に対応して 律移動することができる。

 本発明の自律移動型ロボット10において 、ユーザがロボット移動空間内の任意の位 に対して付した名称などの位置情報、およ 自律移動型ロボット10の移動先の指示情報と しての移動先情報の入力を受ける情報入力部 20と、この情報入力部20で入力された位置情 と位置推定部14で推定された位置とを関連付 けて記憶する位置情報記憶部21と、を備える

 図5は、位置情報記憶部21が位置情報と推定 置とを関連付けて記憶するテーブルを模式 に示す図である。位置情報記憶部21に格納 れるテーブルは、位置推定部14で推定された 位置、即ち、ロボット移動空間内での該当す る位置座標(x,y)と、その位置座標にユーザが 意に付した名称などの位置情報とが一対一 対応するように構成されている。
 例えば、情報入力部から入力された位置情 (図5では、「げんかん」、「きっちん」、 おうせつま」)に対して、それぞれメモリ番 が付された第1テーブルT1と、この第1テーブ ルT1に付された各メモリ番号に対してロボッ 移動空間内での該当する位置座標(x,y)が格 される第2テーブルT2とで構成されているが 一つのテーブルでその対応関係を記憶させ ようにしてもよい。
 ここで、マップデータ中の障害物の位置を す座標(X,Y)と位置推定部14で推定される位置 座標(x,y)とは、同じ区分サイズで説明してい が、必ずしも区分サイズは同一レベルであ 必要はなく、位置推定部14で推定される位 座標(x,y)の区分サイズはより細かくてもよい 。

 この情報入力部20は、音声で入力された 動先情報および位置情報を判断する音声認 部20aと、この音声認識部20aで判断された位 情報と位置情報推定部14で推定された現在の 自律移動型ロボット10の位置とを前述のよう 関連付けて記憶するよう位置情報記憶部21 指示する入力情報処理部20bと、から構成さ てもよい。また、情報入力部20はリモコンや タッチパネルなどと接続され、ユーザからの 操作指示を受けるためのインタフェース機能 を備えている。したがって、ユーザが位置情 報を入力したり、また、ロボットに移動させ るために、直接ロボットに前に進めとか左に 旋回せよといった移動指示が入力することが できるようになっていてもよい。

 また、情報入力部20は、外部と携帯電話や ソコン(端末装置30)などの外部コンピュータ 接続する通信接続部20cと、以下のような入 情報処理部20bと、で構成されてもよい。
 その入力情報処理部20bは、外部コンピュー の入出力表示部に対して記憶部13に記憶さ ているマップデータを画面表示した場合、 の画面表示されたマップデータ上でマウス どのポインティングデバイスを用いて位置 報を入力したい位置座標の指定入力および の位置座標に対する位置情報の入力を受け のである。
 撮影部18が生成した画像データと、その生 時の位置推定部14で推定された位置とが組み として、記憶部13に記憶されている場合には 画面表示にポインティングデバイスで指定 れた位置での画像データを参照情報として 部コンピュータに出力表示することで、ユ ザは、正しくマップデータの各位置、即ち 標に対して名称などの位置情報を入力する とができる。

 また、図2および図3に示すように、情報入 部20が音声入力部20aと入力情報処理部20bと通 信接続部20cとから構成されていることにより 、多数の位置情報とその座標との組みを入力 する場合や、適宜数個の位置情報とその座標 との組みを容易に入力する場合など、適宜ユ ーザの好みに応じて入力の仕方を適宜選択す ることができる。
 さらに、情報入力部20は、ユーザから自律 動型ロボット10の移動先情報が音声で入力さ れたり、携帯電話との通信接続により移動先 情報が入力されたり、又は、メール送受信な どで外部コンピュータと接続されて移動先情 報が入力されると、移動経路計画部15に対し 入力された移動先情報を通知して移動経路 計画するように指示する。この指示を受け 移動経路計画部15は、移動先情報と位置推 部14で推定された現在の位置と記憶部13に記 されたマップデータとを用いて移動経路を 画し、移動機構制御部12に対して移動経路 報を出力する。この出力を受けた移動機構 御部12は、入力された移動経路情報に基いて 、自律移動するよう移動機構を制御する。

 自律移動型ロボット10は、移動経路計画部15 からの移動経路情報と、移動機構11内のセン 情報に基いて生成される走行距離や走行方 などの走行情報と、位置推定部14で推定さ た位置とから、移動先に到達したか否かの 断を行う到達判定部22と、この到達判定部22 情報入力部20に入力された移動先情報とが 致する場合に、外部に到達した旨の情報を 力する出力部23とを備える。
 したがって、自律移動型ロボット10が移動 に移動すると、出力部23により、例えば、「 到着しました」旨のメッセージを音声として 出力したり、ユーザの携帯情報端末装置に発 信してそのメッセージを音声出力したり、そ のメッセージをメールで送信する。また、後 述するように、予め記憶部13に記憶されてい 行動パターンにより移動機構制御部12が移 機構11を制御して、所定の動作を行うように することもできる。出力部23は、所定の時間 過しても到達しない場合には、出力部23に り、例えば「到達できない」旨のメッセー を各種形態に沿って出力することもできる

 なお図示は省略するが、自律移動型ロボッ 10は、充電式バッテリにて駆動するが、そ 充電式バッテリの容量が減少して駆動に支 が出るレベルになった場合には、ACアダプタ の位置に戻り、自律的に充電する機能を備え ている。そのACアダプタは、図示は省略する 、自律移動型ロボット10が乗ることのでき 台に充電用の端子を備えている。
 また、後に詳述する「再生ログ」を解析す ことにより、ユーザが音楽を聴かない時間 や曜日などを割り出し、そうした時間帯にA Cアダプタの位置に戻り、充電を自律的に行 せるようにすることもできる。

 (端末装置)
 図6は、端末装置30のハードウェア構成を示 たブロック図である。
 端末装置30は、自律移動型ロボット10に無線 LANで接続されており、ダウンロードした楽曲 ファイルを転送するための再生ログ解析プロ グラムがインストールされた、いわゆる家庭 用のパーソナルコンピュータである。

 ハードウェア構成としては、端末装置30 体の制御および各種演算処理を行うCPU31、各 種データを書き込む際に、それらデータを一 時的に展開して記憶するRAM32、オペレーティ グシステム、アプリケーションソフトおよ 各種データなどが記憶される記憶部33、マ スやキーボード等の入力部34、ディスプレイ 等の表示部35、インターネットやイントラネ トなどの電気通信回線に接続可能な通信部3 6、各種データをプリンタ等に出力可能な出 部37および各種データの入出力部である入出 力ポート38を備えて構成されている。

 また、端末装置30は、再生ログデータベ ス40と接続されている。この再生ログデータ ベース40は、端末装置30の外部記憶装置とし 機能し、自律移動型ロボット10がどのような 楽曲ファイルを再生したかを記録する、再生 ログを記憶しておくことでデータ保全に寄与 している。なお、再生ログデータベース40は 末装置30の格納された内蔵型としても良い

 (再生ログ)
 図7は、楽曲ファイルの再生ログの種類を示 した図である。
 楽曲ファイルの再生ログとしては、自律移 型ロボット10が楽曲ファイルを再生した曲 を特定して記録した曲名データ再生ログ、 曲ファイルを再生した曜日および時刻を記 した曜日・日時データ再生ログ、楽曲ファ ルを再生した場所を記録した場所データ再 ログ、楽曲ファイルを再生した音量および 響効果等の環境設定データ再生ログ、お気 入りプレイリストを再生したプレイリスト 生ログ、音楽ジャンルに対応させてどのよ な種類のダンスをしたかを記録したダンス テゴリ再生ログなどがある。

 曲名データ再生ログとは、楽曲ファイルの 名のほか、アーティスト名、作詞者名・作 者名、歌詞データが含まれる。図示はして ないが、ジャンル、アルバム名、写真デー などを含んでも良い。
 曲名データ再生ログを含むことにより、そ 曲名からアーティスト名、作詞者名・作曲 名などの各種データを取得することができ ユーザニーズに応じてリコメンデーション ストを生成することができる。リコメンデ ションリストとは、顧客プロフィール、取 データ、購買行動データ等を元に生成した ストのことである。例えば、ショパン作曲 楽曲ファイルの再生ログがあるとすると、 のユーザは「クラシックが好みである」と 断し、ショパンやショパンに関連するクラ ック系統の楽曲ファイルをユーザに提示す 。つまり、ユーザが好みのアーティスト等 提示されれば購買に繋がる可能性が高くな 。

 曜日・日時データ再生ログとは、主に、 曜日の何時に再生されたかを把握するため ログである。例えば、楽曲ファイルAが水曜 日の22時には『ジャンル:ロック 楽曲名:ボン ジョビの**』が再生されたとする。また、楽 ファイルBが日曜日の13時には、『ジャンル: クラシック 楽曲名:ショパン』再生されたと する。つまり、このユーザは、平日の夜はロ ックを聴きたい気分であり、休日の昼間はク ラシックを聴きたい気分であることが伺える 。このように、曜日や時間帯、気分によって 聴く音楽のジャンルが異なる場合があり、本 発明では、この違いを把握しておくことで、 ユーザニーズに的確に答える、いわばコンシ ェルジュとして機能させている。

 また、日時データには、年月日データの か、何時、何分、何秒という時刻に関する ータも含まれる。年月日データがあれば、 去(1976年12月24日など)に聞いた曲がどのよう な曲であったかを、後からも閲覧することが できる。

 また、曜日・日時データ再生ログには、『 族の誕生日』や『記念日』などの情報を入 しておくことで、誕生日や記念日に所定の 曲ファイルを演奏させることができる。例 ば、子供の誕生日が6月10日である場合、「B irthday Date:06/10」と入力して設定しておく。 いて、この「Birthday Date01:06/10」にどのよう 楽曲ファイルを再生するかを選択する。こ は、予め「Happy Birthday」に関連した楽曲フ イルが用意されているが、このほか、楽曲 ァイル提供サイトから「Happy Birthday」に関 した楽曲ファイル一覧から所望する曲を選 することもできる。
 なお、「Birthday Date:06/10:21:00」とすれば、6 10日の21時に演奏するようにし、より細かく 設定することが可能とある。

 また、場所を記録した場所データ再生ロ とは、自宅のリビングルームで再生された 合には『リビング』、キッチンで再生され 場合には、『キッチン』、ベランダで再生 れた場合には、『ベランダ』寝室で再生さ た場合には『寝室』と記憶しておく。この 所データの取得にはGPS機能を用いている。

 また、音量および音響効果等の環境設定 ータ再生ログとは、楽曲ファイルを再生し いる時のスピーカの音量レベルや音を高低 順番に並べた音階レベルなど、自律移動型 ボット10で設定可能なデータのことである これら音楽を聴く際の環境設定をしておく とで、ユーザが日常的に使用している音量 ベルや音階レベルなどを把握しておくこと できるので、楽曲ファイル再生時における かな環境設定操作が不要となる。

 音響効果には、ルーム、サラウンド、ラウ ドネス、エンハンス、イコライザ、バス、 レブルなどがある。
 『ルーム』は、畳やカーペットがある部屋 どの残響の少ない環境と、堅い床や壁のあ 部屋などの残響の多い環境とで音の聞こえ の差を調節する機能のことである。
 『サラウンド』は、屋内においてリスニン ポジションの違いによる音響の差を調整し 音の立体感や臨場感を出す機能のことであ 。
 『ラウンドネス』は、音量を絞った状態で バランスの良い音を再生させることができ 機能のことである。
 『エンハン』は、再生する音源にあわせて 音質を最適化する機能である。
 『イコライザ』は、音楽のジャンルにあわ 、OFF、クラシック、ジャズ、ヒップホップ ロック、スピーチから好みの音響効果を選 可能な機能のことである。
 『バス』は、低音を、所定範囲で調整する とができる機能である(例えば、-6から+6の 囲)。
 『トレブル』は、高音を、所定範囲で調整 ることができる機能である(例えば、-6から+ 6の範囲)。

 プレイリスト再生ログは、ユーザが独自に 成した楽曲ファイル群からなるお気に入り レイリストと、そのお気に入りプレイリス が再生された曜日及び時間データを関連付 た再生ログである。
 例えば、ユーザは『ハワイアンTOP40』とい ハワイアン音楽の曲で編成したプレイリス を作成していたとする。そして、この『ハ イアンTOP40』というプレイリストは、日曜の 昼間(11時~16時)に良く聴いていたとする。ま 、平日の夜(20時~23時)には、『ビジネス英語 というプレイリストを作成していたとする このような場合には、月曜から金曜の夜間 自律移動型ロボット10を操作して音楽を再 すると、『ビジネス英語』が自動的に再生 れる。一方、日曜などの休日の昼間の時間 に自律移動型ロボット10を操作して音楽を再 生すると、『ハワイアンTOP40』が自動的に選 されて再生される。
 すなわち、好みのプレイリストを作成して けば、日時データ及び時間データを加味し 、普段良く聴いている楽曲ファイルが演奏 れるため、利便性に優れる。

 ダンスカテゴリ再生ログは、自律移動型 ボット10が所定の音楽にあわせてダンスを 行した際に、再生された楽曲ファイルとダ スとを関連付けて記録した再生ログのこと ある。ダンスカテゴリとは、ロック系、ポ プス系、ジャズ系、ヒップホップ系、クラ ック系などの楽曲ファイルのジャンルに対 て設定されたダンスの種類のことである。 なわち、ヒップホップ系の楽曲ファイルが 生されたとすると、そのヒップホップ系に した種類のダンス(ヒップホップカテゴリ)を 自律移動型ロボット10が実行する。ヒップホ プ系の場合には、ホップで動きが機敏なダ スなどとなる。また、クラシック系の楽曲 ァイルが再生された場合には、スローモー 感じのダンス(クラシックカテゴリ)が再生 れることになる。

 そして、再生した楽曲ファイルのジャンル 対応させてどのようなカテゴリのダンスを 行したかを記録しておく。
 自律移動型ロボット10は、購入時にデフォ トで搭載されているダンスのカテゴリをバ ジョンアップすることで、新しい動きをす ダンスカテゴリを反映させることができる
 バージョンアップとしては、インターネッ で自律移動型ロボット10の公式サイトや前 の楽曲ファイル提供サイトなどにアップロ ドされたものを端末装置30にダウンロードし て、無線LANによって自律移動型ロボット10に 送することで反映される。なお、新しいダ スのダウンロードによって課金手段を行う とが可能である。
 ダンスカテゴリ再生ログは、コンピュータ ログラムとして機能するが、端末装置30や 律移動型ロボット10にインストールして利用 することも可能である。

 「再生ログ」として、自律移動型ロボット1 0に備えられた操作センサまたはリモートコ トロール装置による再生操作の種別のデー である再生手段ログを備えることとしても い。自律移動型ロボット10は、その再生手段 ログを用いての楽曲再生を可能とするような 構成を備える。更に、本実施形態に係る自律 移動型ロボット10は、ユーザの発する音声に る操作が可能であるので、前記「再生手段 グ」には、更に、音声による再生である旨 種別データを含むこととする。
 このような「再生ログ」を用いれば、再生 作の状況を再現するかのような楽曲再生が 能となる。すなわち、リモコンで再生させ のか、触って再生させたのか、ユーザが手 叩いたのか、などによって、再生すべき楽 を自律移動型ロボット10が選択することと る。

 図8および図9を参照して、自律移動型ロボ ト10と再生ログ解析プログラムの一連の動作 について説明する。
 自律移動型ロボット10が楽曲ファイルを再 する(S101)。
 まず、自律移動型ロボット10によって再生 れた楽曲ファイルの再生ログを取得し(S102) その取得した再生ログを再生ログデータベ ス40に記憶する(S103)。
 この再生ログデータベース40に記憶された 生ログに基づいて、再生ログ解析手順がユ ザの嗜好を解析していく(S104)。解析につい は、前述したように楽曲ファイルが再生さ た曲名やアーティスト名、再生場所、曜日 日時、などの各種再生ログに基づいて行わ る。
 そして再生ログ解析後、ユーザ嗜好に適し リコメンデーションリストを生成する(S105)

 次に、端末装置30が楽曲ファイル提供サイ にインターネット接続されているか否かを 別し(S106)、端末装置30が楽曲ファイル提供サ イトに接続されていると判別されれば、その 楽曲ファイル提供サイトにて提供されている 楽曲ファイル情報を、生成済みのリコメンデ ーションリストに応じて最適化し取得する(S1 07)。
 ユーザは、『休日にショパンを良く聴いて る』というリコメンデーション(再生ログ) れていれば、例えば、日曜日の昼間にアク スした際には、楽曲ファイル提供サイトか クラシック系の音楽、特にショパンの曲を 集することである。
 一方、インターネット接続がされていない 判別された場合には、接続待ち状態となる( S108)。

 続いて、端末装置30が取得した楽曲ファ ル情報を端末装置30の表示部15に表示させる( S109)。その表示部15に表示された楽曲ファイ リストから、ユーザが所望する楽曲ファイ が選択されたか否かを判別する(S110)。ユー が楽曲ファイルを選択した場合には、再び 曲ファイル提供サイトに接続し(S111)、ダウ ロードリクエストを送信する。そして、選 した楽曲ファイルをダウンロードする(S112) 一方、楽曲ファイルを選択していない状態 判別された場合には、ユーザによる選択待 状態となる(S113)。

 そして、端末装置30にダウンロードされた 曲ファイルは、記憶部13に記憶される(S114)。
 端末装置30の記憶部13に記憶された楽曲ファ イルは、ユーザの楽曲ファイル再生命令によ って端末装置30から自律移動型ロボット10に 送され、自律移動型ロボットの楽曲ファイ 再生手段によって楽曲ファイルが再生され のである。自律移動型ロボット10は、場所デ ータ再生ログやユーザの操作命令をもとに、 移動や曲調にあわせたダンスをしながら楽曲 ファイルを再生する。

 すなわち、楽曲ファイル提供サイトに提 された楽曲ファイルは、ユーザが意図的に 索して探すのではなく、再生ログに基づい 生成されたリコメンデーションリストに応 て表示されることになる。このため、ユー にとっては、楽曲ファイル提供サイトにあ 膨大な楽曲ファイルリストから所望する楽 ファイルを検索するという作業を行わずに 自らの嗜好に応じた楽曲ファイルを聴くこ ができる。これは、各種再生ログに基づい ユーザの嗜好を把握することで、「TPO」に じた楽曲ファイルをコンシェルジュ(ナビゲ ートして実行、適切に選曲して再生)しても うことが可能となる。

 なお、本実施形態における再生ログ解析プ グラムは、端末装置30にインストールされ 形態としているが、これに限定されるもの はない。例えば、自律移動型ロボット10をイ ンターネット接続可能に形成すれば、再生ロ グ解析プログラムを記憶部13にインストール てリコメンデーションリストを生成し、そ リコメンデーションリストからユーザ嗜好 応じた楽曲ファイルをダウンロードするこ ができる。
 また、インターネット接続のみを端末装置3 0に依存し、再生ログ解析プログラムを記憶 13にインストールするようにして良い。

 図示は省略するが、自律移動型ロボット10 は、前述のリモコン(赤外線等による無線通 デバイス)との無線通信機能を備えている。 ユーザは、自律移動型ロボット10を利用する 面ではリモコンを近傍に置いていることが 般的であることから、自律移動型ロボット1 0は、当該リモコンとの無線通信を実行する とによってリモコンの位置を特定すること できる。さらには、リモコンの位置に移動 ることで、ユーザに近づくことができる。
 この機能によれば、自律移動型ロボット10 ユーザのペットのように、後をついて回ら ることができる。ユーザは、自律移動型ロ ット10に愛着を感じる場合もあろう。

 前述のような機能を、再生ログとして追 することも当然可能である。すなわち、再 操作の状況を再現するかのような楽曲再生 可能となる。すなわち、リモコンで再生さ たのか、触って再生させたのか、ユーザが を叩いたのか、などによって、再生すべき 曲を自律移動型ロボット10が選択すること なる。

 本発明は、自律移動型ロボットおよび楽 の再生装置の製造業、前記再生装置を操作 るためのソフトウェア作成業、エンターテ メント業などにおいて、利用可能性がある