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Title:
RESIN-SEALED LIGHT EMITTING ELEMENT, PLANAR LIGHT SOURCE, METHODS FOR MANUFACTURING THE RESIN-SEALED LIGHT EMITTING ELEMENT AND THE PLANAR LIGHT SOURCE, AND LIQUID CRYSTAL DISPLAY DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/096714
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a method for manufacturing a resin-sealed light emitting element. In the method, a light emitting element and a luminous flux control member, which is formed in a shape capable of controlling a luminous flux emitted from the light emitting element and is composed of a thermoplastic resin, are bonded by curing the thermoplastic resin, in a status where the thermoplastic resin is arranged between the light outgoing surface of the light emitting element and the light incoming surface of the luminous flux control member.

Inventors:
WATANABE SHUNJI (JP)
SHIJO MASAYUKI (JP)
EZURA KAORI (JP)
EZURA YOSHINOBU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/051781
Publication Date:
August 14, 2008
Filing Date:
February 04, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NIKON CORP (JP)
WATANABE SHUNJI (JP)
SHIJO MASAYUKI (JP)
EZURA KAORI (JP)
EZURA YOSHINOBU (JP)
International Classes:
H01L21/56; H01L33/58; H01L33/52
Domestic Patent References:
WO2005025831A12005-03-24
Foreign References:
JPH098357A1997-01-10
JP2006525682A2006-11-09
JPH0653554A1994-02-25
JPH05291627A1993-11-05
JPS5092665U1975-08-05
JP3101037U2004-06-03
JP2006310710A2006-11-09
JP2006319149A2006-11-24
JP2001279585A2001-10-10
Attorney, Agent or Firm:
HASEGAWA, Yoshiki et al. (Ginza First Bldg. 10-6Ginza 1-chome, Chuo-k, Tokyo 61, JP)
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Claims:
 発光素子と、該発光素子から発される光束を制御可能な形状に成形された、熱可塑性樹脂からなる光束制御部材とを、
 前記発光素子の光出射面と前記光束制御部材の光入射面の間に硬化性樹脂を介在させた状態で、前記硬化性樹脂を硬化させて接合する、樹脂封止発光素子の製造方法。
 前記硬化性樹脂を硬化させて接合する温度Tc(℃)と、前記熱可塑性樹脂の熱変形温度Td(℃)とは、以下の式(1)
 Tc≦Td-20 …(1)
を満たす、請求項1記載の製造方法。
 前記硬化性樹脂の硬化後の屈折率は、前記発光素子の光出射面を構成する素材の屈折率よりも低く、且つ前記熱可塑性樹脂の屈折率よりも高い、請求項1又は2に記載の製造方法。
 前記硬化性樹脂は熱硬化性樹脂である、請求項1~3のいずれか一項に記載の製造方法。
 前記硬化性樹脂は、エピスルフィド樹脂又はチオウレタン樹脂である、請求項1~4のいずれか一項に記載の製造方法。
 前記光束制御部材の光入射面には、前記発光素子を収容するための凹部が設けられており、該凹部は曲面を有し該凹部の表面は平滑である、請求項1~5のいずれか一項に記載の製造方法。
 前記凹部は球面形状を有しており、前記発光素子の発光点は該球面形状の曲率中心に位置している、請求項6記載の製造方法。
 前記発光素子は、基板上に配列した複数の発光素子であり、該発光素子のそれぞれと前記光束制御部材とを接合する、請求項1~7のいずれか一項に記載の製造方法。
 前記発光素子は発光ダイオードである、請求項1~8のいずれか一項に記載の製造方法。
 請求項1~9のいずれか一項に記載の製造方法により得ることのできる樹脂封止発光素子。
 請求項1~9のいずれか一項に記載の製造方法により樹脂封止発光素子を製造する工程と、該樹脂封止発光素子を光源として平面状に配置する工程とを含む、平面状光源の製造方法。
 発光素子と、該発光素子から発される光束を制御可能な形状に成形された熱可塑性樹脂からなる光束制御部材とを有する樹脂封止発光素子であって、
 前記発光素子の光出射面と前記光束制御部材の光入射面とが、硬化性樹脂の硬化物で接合されている、樹脂封止発光素子。
 前記硬化性樹脂の硬化後の屈折率は、前記発光素子の光出射面を構成する素材の屈折率よりも低く、且つ前記熱可塑性樹脂の屈折率よりも高い、請求項12記載の樹脂封止発光素子。
 前記硬化性樹脂は熱硬化性樹脂である、請求項12又は13に記載の樹脂封止発光素子。
 前記硬化性樹脂は、エピスルフィド樹脂又はチオウレタン樹脂である、請求項12~14のいずれか一項に記載の樹脂封止発光素子。
 前記光束制御部材の光入射面に設けられた凹部に前記発光素子が収容されている、請求項12~15のいずれか一項に記載の樹脂封止発光素子。
 前記凹部は曲面を有し該凹部の表面は平滑である、請求項16記載の樹脂封止発光素子。
 前記凹部は球面形状を有しており、前記発光素子の発光点が該球面形状の曲率中心に位置している、請求項16又は17に記載の樹脂封止発光素子。
 前記発光素子は、基板上に配列した複数の発光素子であり、該発光素子のそれぞれが前記光束制御部材と接合されている、請求項12~18のいずれか一項に記載の樹脂封止発光素子。
 前記発光素子が発光ダイオードである、請求項12~19のいずれか一項に記載の樹脂封止発光素子。
 請求項12~20のいずれか一項に記載の樹脂封止発光素子を平面状に配置させてなる平面状光源。
 請求項21記載の平面状光源を透過型液晶パネルのバックライト面に配置した液晶表示装置。
Description:
樹脂封止発光素子、平面状光源 びそれらの製造方法、並びに液晶表示装置

 本発明は、光束制御部材を備えた樹脂封 発光素子、平面状光源及びそれらの製造方 、並びに液晶表示装置に関する。

 代表的な発光素子である発光ダイオード( Light Emitting Diode、LED)素子は、p型半導体とn 半導体を接合させ、それぞれを正極と負極 接合し順方向に電圧印加して、p型半導体の 孔(ホール)とn型半導体の電子(エレクトロン )をpn接合近辺で結合させることにより発光さ せる素子である。

 このようなLED素子は、プロジェクタの光 や、液晶表示装置等のフラットパネルディ プレイ用バックライトに応用されている。 えば、特許文献1には、青、緑、赤の三原色 のLEDを配列させて光学素子とし、液晶パネル に投射して白色光をつくり、これをディスプ レイ用バックライトに利用する技術が開示さ れている。

 LED素子を用いたバックライトは、従来の冷 極管を用いたものと比べて長寿命であり、 たディスプレイの広色域化に有利であると う特徴を有するが、複数のLED素子を配列さ て一定の面積を均一に照明するためには、 LED素子の放射光束の指向性を適切に制御す 必要がある。放射光束の指向性を制御する めの構造を有するLED素子は、例えば特許文 2に開示されている。バックライト装置の光 源に適したLED素子及びそのLED素子を用いたバ ックライト装置の例については、特許文献3 び特許文献4に開示されている。

国際公開第WO03/107319号パンフレット

米国特許第5013144号明細書

特開2006-286906号公報

特開2006-92983号公報

 特許文献2に記載されているように、放射 光束の指向性を制御するための構造を形成さ せるためには、LED素子を液状のエポキシ樹脂 中に浸漬した状態で、このエポキシ樹脂を硬 化させる方法が一般的であるが、このような 成型方法ではエポキシ樹脂の硬化収縮や反応 熱の発生などにより、高精度の素子を製造す ることが困難であり、製造効率も低下する。

 そこで本発明の目的は、光量損失が十分 レベルまで低減された発光素子を効率よく 造する方法を提供することにある。本発明 目的はまた、そのような発光素子を光源と る平面状光源及びその製造方法、並びにこ 平面上光源を用いた液晶表示装置を提供す ことにある。

 本発明の樹脂封止発光素子の製造方法は 発光素子と、発光素子から発される光束を 御可能な形状に成形された、熱可塑性樹脂 らなる光束制御部材とを、発光素子の光出 面と光束制御部材の光入射面の間に硬化性 脂を介在させた状態で、硬化性樹脂を硬化 せて接合することを特徴とする。

 ここで、硬化性樹脂は熱硬化性樹脂であ ことが好ましく、このような樹脂を用いた 合は、樹脂封止発光素子は以下の方法によ 得ることができる。すなわち、発光素子と 予め所定形状に成形された熱可塑性樹脂か なる光束制御部材とを用意し、発光素子の 出射面と光束制御部材の光入射面とを熱硬 性樹脂のモノマー組成物により貼着した後 モノマー組成物を所定の硬化温度で加熱硬 させて発光素子と前記光束制御部材とを所 の相対位置に固結することを特徴とする製 方法により樹脂封止発光素子が提供できる

 本発明においては、硬化性樹脂を硬化させ 接合する温度Tc(℃)と、前記熱可塑性樹脂の 熱変形温度Td(℃)とは、以下の式(1)を満たす とが好ましい。
Tc≦Td-20 …(1)

 また、硬化性樹脂の硬化後の屈折率は、 光素子の光出射面を構成する素材の屈折率 りも低く、且つ熱可塑性樹脂の屈折率より 高くすることが好適であり、硬化性樹脂と ては、エピスルフィド樹脂又はチオウレタ 樹脂を用いることができる。

 光束制御部材として特に好ましいのは、 入射面に発光素子を収容するための凹部が けられており、この凹部が曲面を有してお その表面が平滑である光束制御部材である すなわち、光束制御部材の光入射面に前記 光素子を収容するための凹部が設けられ、 つこの凹部の表面が平滑曲面により構成さ ていることが好ましい。

 この場合において、凹部が球面形状を有 ており、発光素子の発光点がこの球面形状 曲率中心に位置していることが特に好適で る。

 本発明における発光素子は単一の発光素 のみに限定されず、予め基板上に所定の配 をなして固定された複数の発光素子であっ もよい。すなわち、発光素子を、基板上に 列した複数の発光素子とし、発光素子のそ ぞれと光束制御部材とを接合することで、 数の樹脂封止発光素子を配列させてアレイ することができる。

 なお、発光素子としては発光ダイオード( LED)を用いることができ、特にベアチップLED 子を用いることが好ましい。

 上述の製造方法により樹脂封止発光素子 製造が可能となる。すなわち、発光素子と 発光素子から発される光束を制御可能な形 に成形された熱可塑性樹脂からなる光束制 部材とを有する樹脂封止発光素子であって 発光素子の光出射面と光束制御部材の光入 面とが、硬化性樹脂の硬化物で接合されて る樹脂封止発光素子が提供される。

 また、本発明の製造方法を適用して平面 光源の製造が可能となる。すなわち、上述 樹脂封止発光素子の製造方法により樹脂封 発光素子を製造する工程と、樹脂封止発光 子を光源として平面状に配置する工程とを む、平面状光源の製造方法が提供される。 のようにして得られた平面状光源は、透過 液晶パネルのバックライト面に配置させて 晶表示装置とすることができる。

 本発明が提供する樹脂封止発光素子及び 面状光源の製造方法によれば、光束制御部 を備えた樹脂封止発光素子、及び該樹脂封 発光素子を光源とする平面状光源装置を効 よく製造することができる。

樹脂封止発光素子の一例を示す断面図 ある 光束制御部材の例を示す断面図である 基板及び発光素子の例を示す断面図で る 樹脂封止発光素子の斜視図である 基板及び発光素子の例を示す断面図で る 平面状光源の一例を示す断面図である

符号の説明

 1…光束制御部材、2…発光素子、3…基板 4…硬化性樹脂の硬化物、5…拡散板、10,11… 樹脂封止発光素子。

 以下、場合により図面を参照しつつ、本 明の好適な実施形態について詳細に説明す が、本発明は下記実施形態に限定されるも ではない。なお、図面中、同一要素には同 符号を付すこととし、重複する説明は省略 る。また、上下左右等の位置関係は、特に らない限り、図面に示す位置関係に基づく のとする。更に、図面の寸法比率は図示の 率に限られるものではない。

 図1は本発明の製造方法により得ることの できる樹脂封止発光素子の一実施形態を示す 断面図である。図1に示す樹脂封止発光素子10 は、基板3上に形成された発光素子2と、発光 子2から発される光束を制御可能な形状に成 形された熱可塑性樹脂からなる光束制御部材 1とを有するものである。光束制御部材1には 光素子2を収容するための凹部が設けられて おり、その凹部表面が光入射面に相当する。 図1の樹脂封止発光素子10においては、発光素 子2の光出射面と光束制御部材1の光入射面と 、硬化性樹脂の硬化物4で接合されている。

 図1に示す樹脂封止発光素子10は、以下に べる工程により製造され得る。まず始めに 熱可塑性樹脂を所定形状に成形してなる光 制御部材1を用意する。ここで所定形状とは 、発光素子から発される光束を制御可能な形 状を意味する。また、本発明における光束制 御部材とは、LED等の発光素子から発する光束 に所望の指向性を付与するための部材であっ て、具体的には、レンズ機能を有する形状に 成形された透明樹脂部材等である。

 光束制御部材1は図1に示す形状に限られ い。図2(a)~(d)は、本発明に適用可能な光束制 御部材の例を示す断面図である。図2(b)の光 制御部材は図1における光束制御部材1と同一 形状を有しているが、図2(a)、(c)及び(d)は図1 光束制御部材1と形状が異なっている。

 図2(a)~(d)に示す光束制御部材はいずれも 発光素子から発される光束が入射する光入 面1bと、入射した光束が制御されて出射する 光出射面1aとを有しており、光出射面1a及び 入射面1bは、光入射面1bから入射して光束制 部材1の内部を通過し光出射面1aから出射す 光束に対して、後述する所望の指向性を付 するような形状に成形されている。

 例えば図2(a)に示した光束制御部材1では 光入射面1bは平滑平面に成形され、光出射面 1aは中心付近に内向きの傾斜面1dを有する平 曲面に成形されている。このような形状を する光束制御部材の光入射面1bに光出射面1a 向に向かう光線を入射させると、傾斜面1d 傾斜角度が適切に設定されていれば、光束 御部材1の内部を透過して傾斜面1dに到達し 光束は全反射を起こして周囲へ拡散する。 のため光束制御部材1の中心を通って光出射 1aから直上に出射する光束の強度が相対的 低下するので、バックライト等の平面状光 装置を構成する発光素子に適用すれば、多 個の発光素子を配列して用いる場合でも、 光素子の直上の輝度が高くなることによっ 生じる平面内の輝度むらを抑制することが きる。なお、本発明において平面が平滑で るとは、JIS B0601(1994)で定義される算術平均 さRaが、0.1μm以下であることをいう。

 光束制御部材1としては、上述のように部 材表面の反射作用又は屈折作用を利用して指 向性を制御するものの他、部材を構成する材 質自体に所定の屈折率分布を持たせ、部材内 部における光線の屈折を利用して指向性を付 与する、いわゆるGRIN(GRaded INdex)レンズ等の 材も光束制御部材として用いることが可能 ある。

 光束制御部材1の光入射面1bは図2(a)のよう に平面であってもよいが、発光素子を収容す るための凹部を設けることが好ましい。図2(b )はこのような凹部を設けた光束制御部材の 例である。図2(b)に示す光束制御部材1には、 光入射面1bに発光素子を収容するための凹部 設けられており、凹部の少なくとも一部が 発光素子からの放射光束が入射する光入射 1bとして作用する。このとき光入射面1bが粗 面であると、光束制御部材1へ入射する光束 光入射面1bで散乱され、入射光量の損失や、 出射光束の指向性の低下を生じることが避け られない。したがって凹部の表面は平滑であ ることが好ましく、凹部は曲面を有していれ ばなお好ましい。

 光入射面1bの凹部が曲面を有しこの凹部 表面が平滑である場合において、凹部を球 形状とし、LED等の点光源ないし微小面光源 近い特性を有する発光素子と組み合わせ、 らに発光素子の発光点を球面形状の曲率中 に位置させれば、光入射面1bへの入射光束の 入射角をほぼ垂直とすることができるので、 反射による損失を著しく低減することが可能 になる。また完全な球面としない場合であっ ても、光入射面1bへの入射角ができるだけ垂 に近くなるような表面形状とすることによ 、反射損失を低減することが可能である。

 図2(c)は光出射面1aを砲弾型、光入射面1b 球面形状にそれぞれ成形した光束制御部材 例であり、図2(d)は光出射面1aをフライアイ ンズ形状、光入射面1bを球面形状にそれぞれ 成形した光束制御部材の例である。

 なお、光出射面1a及び光入射面1bの形状は 、組み合わせて用いる発光素子の放射特性を 考慮して設計されるべきである。

 光束制御部材1は、熱可塑性樹脂により構 成される。光束制御部材1を構成する熱可塑 樹脂は、発光素子の発光波長のうち、少な とも光源として利用する波長の光線に対し 十分高い光透過性(例えば、光透過率95~100%) 有し、かつ成形性が良く、表面形状等によ 指向性の制御精度に優れたものであること 好ましい。このような条件を満たす熱可塑 樹脂としては、ポリエチレン樹脂、ポリカ ボネート樹脂、スチレン樹脂、アクリル樹 、脂環式オレフィン樹脂又は、脂環式オレ ィンと鎖状オレフィンの共重合樹脂等、従 より光学材料として用いられている各種熱 塑性樹脂を用いることができるが、なかで 脂環式オレフィン樹脂及び、脂環式オレフ ンと鎖状オレフィンの共重合樹脂が特に好 である。これらの樹脂の具体的な例として 、例えば日本ゼオン株式会社のZEONEX(登録商 )、JSR株式会社のARTON(登録商標)、三井化学 式会社のAPEL(登録商標)等を挙げることがで る。

 これらの脂環式オレフィン樹脂及び、脂 式オレフィンと鎖状オレフィンの共重合樹 は、光学的な透明性が高いだけでなく、脂 式構造を有するため耐光性や耐湿性等の耐 境性能に優れており、光束制御部材1として 用いれば、耐環境性に優れた樹脂封止発光素 子を実現することが可能となる。また、これ らの樹脂は耐環境性能のうち耐熱性が特に高 いという特徴を有しているため発光素子の発 熱によって変形や着色等の劣化を生じにくく 、それ自身が長寿命であるLEDと組み合わせる ことによって、全体として長寿命な樹脂封止 発光素子を実現することができる。

 なお、耐環境性能に優れ長寿命な樹脂封 発光素子を実現することができるという本 明の効果は、分子中に酸素原子等の極性原 や不飽和結合を含まず、飽和炭化水素のみ らなる熱可塑性樹脂を用いた場合に特に顕 である。

 また本発明において用いられる熱可塑性 脂は、当業者が通常用いる紫外線吸収剤や 塑剤、内部離型剤等の添加剤を含んでいて 良く、また透過光束に新たなスペクトル分 を付与するための色素や蛍光物質等を含ん いても良い。

 これらの熱可塑性樹脂を発光素子から発 れる光束を制御可能な形状に成形してなる 束制御部材1は、射出成形(Injection Molding)に り成形されたものであることが好ましい。

 従来、樹脂封止発光素子は、複数の凹部 有する金型を用いて、凹部内に発光素子を 持した後、凹部に樹脂を充填し、樹脂を硬 させることにより製造されていた。しかし このような方法では、高屈折率樹脂を用い 光束制御部材を成形すると、成形性が低く 所望の形状の光束制御部材を効率よく得る とはできなかった。一方、射出成形は成形 の形状制御性と量産性の双方に優れた成形 法であり、特に熱可塑性樹脂を射出成形に り成形すれば、形状精度の高い成形品を短 サイクルタイムで安価に得ることができる いう特徴を有する。本発明では光束制御部 1を発光素子と接合する前に予め成形する( 出成形が好ましい)ので、光束制御部材1を備 えた樹脂封止発光素子を効率よく製造するこ とができる。

 光束制御部材を備える発光素子は、所定 状のパッケージに封入された発光素子を作 し、その形状を嵌合可能な凹部を形成した 束制御部材に嵌め込む方法によっても製造 ることができるが、このような方法では、 め込んだ後に生じる光束制御部材と発光素 との間の隙間により発光特性が損なわれる 具合があり、間隙が生じないようなサイズ 発光素子を無理に嵌め込もうとすると、生 性が大きく損なわれるばかりでなく、発光 子の破損につながる恐れもある。

 これに対し、本発明の製造方法は、後に 述するように、発光素子の光出射面と光束 御部材の光入射面の間に硬化性樹脂を介在 せた状態で、硬化性樹脂を硬化させて接合 る方法であるため、生産性に優れるのみな ず、発光素子や光束制御部材の破損の問題 生じ難く、光束制御に優れた発光素子を得 ことが可能になる。

 光束制御部材1を射出成形により製造する 際のシリンダー温度、射出・保持圧力、射出 速度、金型温度等の製造条件は、射出成形機 の形式、成形金型の形状や構造、熱可塑性樹 脂の特性等に応じて当業者が適宜設定するこ とが可能である。

 本発明の方法においては、樹脂封止発光 子の製造にあたり、以上説明した光束制御 材1とともに、発光素子も準備する。以下、 本発明で用いる発光素子について説明する。

 本発明において用いる発光素子としては 光束制御部材により指向性を制御可能な自 光素子であれば特に制限なく用いることが きる。このような発光素子の一種である発 ダイオード(LED)は、小型でエネルギー効率 高く、点光源ないし微小面光源に近い放射 性を有するため指向性の制御が容易で、本 明で用いる発光素子として好適である。

 LEDとしては、パッケージに封入されてい い、いわゆるベアチップのLEDを用意するこ が望ましい。エポキシ樹脂等により予めパ ケージされた状態のLEDでは、発光光束がパ ケージを透過して出射してくるため、パッ ージの製造ばらつきによって出射光の指向 が影響されることが避けられず、所定の形 に成形された光束制御部材と組み合わせて 、最終的に所望の指向性を実現できない恐 があるからである。これに対してベアチッ LEDは、出射光の指向性に影響するパッケー が存在しないので、ほぼ点光源ないし微小 光源として取り扱うことができ、所定形状 光束制御部材と組み合わせることによって 出射光の指向性を予め設計したとおりに制 することができるため、本発明に用いる発 素子として適当である。

 発光素子2は光束制御部材と接合する前に 、予め基板3上に固定しておくことが好まし (図5)。基板の材質・形状や、発光素子を基 へ固定する方法は任意である。ベアチップ 発光素子2を用いる場合、その実装方法には ベアチップの配線面を基板3に対向させるフ リップチップ実装と、ベアチップのウェハ面 を基板3に対向させるフェイスアップ実装と ある。どちらを選ぶかは任意であるが、後 工程で用いる硬化性樹脂の硬化後の屈折率 、ベアチップの配線面及びウェハ面のそれ れを構成する素材の屈折率とを比較して、 ェハ面の屈折率の方が配線面の屈折率より 硬化性樹脂の硬化後の屈折率に近い場合に フリップチップ実装とし、配線面の屈折率 方がウェハ面の屈折率よりも硬化性樹脂の 化後の屈折率に近い場合にはフェイスアッ 実装とすることが好ましい。硬化性樹脂の 化後の屈折率と、これに直接接する面を構 する素材の屈折率の差が小さいほど、界面 おける反射損失を低減することができる。

 ここで、屈折率は、発光素子の発光ピーク 長λ 0 についてマルチ分光ゴニオフォトメータ(例 ば、テックワールド社製TPM-2500)を用いて25℃ の環境下で測定して得ることができる。

 樹脂封止発光素子をディスプレイ用バッ ライト等の平面状光源装置の製造に用いる 合には、一枚の基板上に複数の発光素子が 定されたものを用いてもよい。図3は、この ような構成の例であって、基板3上の予め定 られた位置に複数の発光素子2が固定されて る状態を示すものである。この例において 数の発光素子2のそれぞれは、赤色(R)、緑色 (G)、又は青色(B)のいずれかを発光する発光素 子であり、それぞれの発光素子2からの放射 束に所定の指向性を付与することで、混色 より均一な白色面状光源となるように配置 れている。

 発光素子として、基板3上に複数の発光素 子2が所定の配列で固定されたものを用い、 光素子2のそれぞれに光束制御部材を接合す 場合には、予め基板3にアライメントマーク 等の位置決め手段を形成しておけば、発光素 子2や光束制御部材1の固定位置を高い精度で 定することができる。

 以上、本発明に用いる発光素子についてL EDを例にとり説明したが、有機EL(エレクトロ ミネッセンス)素子や半導体レーザー等、他 の発光原理による発光素子も同様に使用する ことができる。また、面光源に近い放射特性 を有する発光素子であっても、発光素子の放 射特性にあわせて光束制御部材の形状等を設 計することが可能であるならば、本発明にお ける発光素子として使用可能である。

 上記の光束制御部材及び発光素子を用意 た後、発光素子の光出射面と光束制御部材 光入射面の間に硬化性樹脂を介在させた状 で、硬化性樹脂を硬化させて、発光素子と 束制御部材を接合する。

 硬化性樹脂としては、熱硬化性樹脂、光 化樹脂(紫外線硬化樹脂等)、湿気硬化樹脂 二液混合型の硬化性樹脂等が挙げられる。 化性樹脂は、硬化剤や架橋剤、硬化促進剤 光増感剤を含有していてもよく、そのよう 成分を含有せず、加熱や光照射などにより れ自身硬化するようなものであってもよい

 硬化性樹脂としては、熱硬化性樹脂のモ マー組成物が好ましい。ここで熱硬化性樹 のモノマー組成物とは、熱硬化性樹脂のモ マーに硬化剤や紫外線吸収剤等の添加剤を 要に応じて添加したものであって、加熱に り所望の特性を有する硬化物を得ることが きる状態に調製されている組成物をいう。

 本発明に用いる熱硬化性樹脂としては、 の硬化後の屈折率が、光束制御部材を構成 る熱可塑性樹脂の屈折率よりも高く、かつ 光素子の光出射面を構成する素材の屈折率 りも低いものを選択して用いることが好ま い。

 熱可塑性樹脂からなる光束制御部材を発 素子の光出射面に直接接合すると、両者の 折率は相当程度異なるため、フレネル反射 起因する光量損失が生じ、また界面におけ 全反射角が小さくなることにより全反射光 の割合が増大して、光束制御部材を通して 終的に利用可能な光量が低下してしまう。 こで光束制御部材と発光素子の光出射面と 間に両者の中間の屈折率(硬化後)を有する 硬化性樹脂層を配置すれば、界面における レネル反射率を低下させる効果があるだけ なく、全反射角の増大により全反射光束の 合も低減されるので、光束制御部材を通し 利用可能な光量を増加させることが可能と る。なお、本発明において屈折率の高低の 較は、光束制御の中心となる波長における 折率を基準として行う。

 熱硬化性樹脂の具体的な例としては、エ キシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂 エピスルフィド樹脂、チオウレタン樹脂等 挙げられるが、一般に発光素子の光出射面 構成する素材の屈折率は2.5~3.5と高い値を有 することから、より高い屈折率が得られる点 で、硫黄原子を有する熱可塑性樹脂を用いる ことが好ましく、エピスルフィド樹脂又はチ オウレタン樹脂を用いることが特に好ましい 。

 ここでエピスルフィド樹脂とは、エピス フィド構造を有する含硫黄化合物を重合硬 して得られる樹脂であり、このような樹脂 具体的な例は、特開平10-298287号公報に開示 れている。また、チオウレタン樹脂とは、 名チオカルバミン酸S-アルキルエステル系 脂であり、このような樹脂の具体的な例は 特開昭60-199016号公報に開示されているとお である。

 発光素子の光出射面と光束制御部材の光 射面の間に硬化性樹脂を介在させた状態で 硬化性樹脂を硬化させて接合するには、光 制御部材と発光素子との少なくとも一方に 硬化の硬化性樹脂(又は硬化が終了していな い硬化性樹脂)の一定量を付着させた後、両 を対向させて固定又は貼着すればよい。こ 場合において、圧力印加や真空脱気等を行 ながら所定位置に固定又は貼着することが ましい。熱硬化性樹脂のモノマー組成物を いる場合は、貼着面(接合面)に気泡や空間を 生じないように、適正量のモノマー組成物を 用いることが重要である。

 光束制御部材の光入射面と発光素子の光 射面とを固定又は貼着したら、両者を所定 相対位置に保持しながら所定の硬化温度(例 えば、80~100℃)に加熱してモノマー組成物を 化させ、光束制御部材と発光素子とが所定 置に接合された樹脂封止発光素子を製造す 。この際、硬化性樹脂を硬化させて接合す 温度Tc(℃)(熱硬化性樹脂を用いる場合には熱 硬化性樹脂の熱硬化温度)は、光束制御部材 構成する熱可塑性樹脂の熱変形温度Td(℃)よ 少なくとも20℃以上低く設定することが望 しい。すなわちTc≦Td-20(すなわち、Td-Tc≧20) 関係を満たすことが望ましい。

 TcをTdより低く設定し、かつ両者の温度差 を20℃以上とすれば、硬化時の加熱による光 制御部材の変形が防止され、予め適切に設 された表面形状を維持しながら光束制御部 と発光素子とを所定の相対位置に接合(固結 )することができる。これに対してTcがTdより 高い場合、又はTcがTdより低くても両者の差 が20℃よりも小さい場合には、モノマー組成 の加熱硬化時に光束制御部材が熱変形を起 し、表面形状の変化等により予定された光 制御性能が得られなくなるという不都合を じる場合がある。Td-Tcの値は30以上がより好 ましく、40以上が更に好ましい。

 なお、硬化性樹脂を硬化させて接合する 度Tc(℃)とは、硬化性樹脂が硬化する際の最 高到達温度を意味する。熱硬化性樹脂のモノ マー組成物を硬化する際には、樹脂のゲル化 と完全硬化とを異なる温度で行うために2段 以上のステップ状の昇温プログラムを用い ことも可能であるが、この場合には昇温プ グラムにおける最高温度が硬化温度Tcとなる 。

 なお、本発明において熱変形温度Tdとは JIS K7191-1,2に記載されている方法により規定 される温度である。

 光束制御部材と発光素子とを所定の相対 置に接合(固結)するためには、両者に光学 アライメントマークや機械的な嵌合構造等 位置決め手段を設けておくことが望ましい 、図3の例のように発光素子2が予め基板3上 固定されている場合には、基板3に位置決め 段を設けておいてもよい。なお、一般的に 硬化性樹脂のモノマー組成物は、加熱硬化 程において一時的に粘度が低下するため、 の際にモノマー組成物が流動して光束制御 材と発光素子の相対位置にずれを生じない う、適当な固定手段により両者の相対位置 維持しながら加熱硬化することが好ましい

 以上の工程により、図1の樹脂封止発光素 子10のような構造を有する樹脂封止発光素子 製造される。

 以下、実施例に基づいて本発明をより具 的に説明するが、本発明は以下の実施例に 定されるものではない。

 本実施例は、基板上の所定位置に固定さ た赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色LED素子か なる樹脂封止発光素子の製造例及び、該樹 封止発光素子を光源とする、フラットパネ ディスプレイ用バックライトとして利用可 な平面状光源(平面状光源装置)の製造例で る。

 始めに、光学用グレードの熱可塑性樹脂 ある日本ゼオン株式会社製ZEONEX-480Rを用い 射出成形により図2(b)の形状を有する光束制 部材を製造する。このときの射出成形によ 形状制御精度は概ね10μm程度を実現するこ が可能であり、またサイクルタイムは概ね10 ~60秒程度である。なお、ZEONEX-480Rの熱変形温 Tdは120℃であり、587nm(D線)における屈折率は 1.53である。

 なお、図2(b)の形状を有する光束制御部材 1の光入射面1aには、発光素子として用いるベ アチップLEDを収容するための凹部が設けられ 、その表面が平滑である球面形状に形成され ている。また、基板上に固定されたベアチッ プLEDと組み合わせた際に、LEDの発光点が該球 面形状の曲率中心に位置するように成形され ている。光束制御部材1の光出射面1aには、光 入射面1bから光束制御部材1の中心軸に沿って 入射した光線を全反射により排除して直上へ 透過させないための傾斜面1dが設けられてお 、またその他の面は出射光に所定の指向性 付与されるような形状に成形されている。

 次に、基板上にRGB各色のベアチップLEDを 定する。赤色LEDには昭和電工株式会社製GOD- 350(AlInGaP/GaP)を、緑色LEDには同社製GU35R525T(InGa N/サファイア)を、また青色LEDには同社製GU35R4 70T(InGaN/サファイア)を用いる。

 図3は基板3上に固定された複数の発光素 2の例を示す概略図であるが、本実施例にお て発光素子2はそれぞれが赤色、緑色、又は 青色のいずれかに発光するベアチップLEDであ り、混色により白色光源が構成されるよう、 適切な位置に分散して配置されている。

 基板3には予め配線パターンが形成されて おり、またLEDを所定位置に実装するためのア ライメントマークが形成されている。上記の ベアチップLEDは、それぞれウェハ面から発光 光束が射出されるように、基板3上の所定位 にフリップチップ実装により固定する。サ ァイアウェハのベアチップLEDをフリップチ プ実装することにより、LEDの光射出面がサ ァイア(587nmにおける屈折率1.76)により形成さ れることとなるので、熱硬化性樹脂との屈折 率差がより小さくなり、反射損失が低減され て放射光束の取り出し効率が向上する。

 次に、基板3上に固定された各ベアチップ LEDの光出射面に熱硬化性樹脂のモノマー組成 物を所定量滴下し、ベアチップLEDの光出射面 に光束制御部材1の光入射面を対向させて所 位置に貼着する(図4)。このとき光束制御部 1は、自動実装機を用いて、基板3上に設けら れたアライメントマークを基準として適切な 位置に貼着される。モノマー組成物の滴下量 は、光束制御部材1の凹部とベアチップLEDと 間に空隙を生じず、かつ貼着面の外部に必 以上に流出しないよう、メータリングポン 等を用いて精密に制御する。

 熱硬化性樹脂のモノマー組成物としては 特開平10-298287号公報の実施例11に開示され いるエピスルフィド樹脂である、ビス(β― ピチオプロピル)スルフィド:95質量部、ビス( 2-メルカプトエチル)スルフィド:5質量部の混 物を用いる。なお該組成物の硬化物の屈折 は587nmにおいて1.71である。

 所定位置に光束制御部材1が貼着された基 板3は、100℃に設定された熱風循環式加熱炉 送られて、モノマー組成物が完全に硬化す まで保持され、室温まで徐冷される。この きのモノマー組成物の硬化温度Tcは100℃であ る。

 以上の工程により、基板3上に固定された 複数の発光素子2と、光束制御部材1とからな 樹脂封止発光素子が製造される。

 この樹脂封止発光素子を拡散板と組み合 せれば、液晶表示装置のバックライトとし 利用可能な平面状光源を製造することがで る。図6は、このようにして製造される平面 状光源の一例を示す概略断面図である。ここ で、平面状光源を構成する樹脂封止発光素子 11は、基板3上に固定されRGB各色を発光する複 数の発光素子2と、複数の発光素子2のそれぞ に熱硬化性樹脂の硬化物4により接合された 、熱可塑性樹脂からなる光束制御部材1とに り構成されている。そして樹脂封止発光素 11は所定の距離をおいて拡散板5と対向して 置され、光束制御部材1により指向性が制御 れたRGB各色の出射光束は拡散板5において混 合されて、均一な白色光を放射する平面状光 源装置が構成される。

 また、以上の構成を有する平面状光源装 を、公知の方法により製造される透過型液 パネルの背面(バックライト面)に配置すれ 、バックライト付き液晶表示装置を製造す ことができる。

 本実施例の樹脂封止発光素子は、光束制 部材が脂環式オレフィン樹脂で構成されて るため耐熱性及び耐湿性に優れるものであ 。また光束制御部材が射出成形により高精 に成形されているので指向性制御精度が高 、さらに光束制御部材と発光素子とが両者 中間屈折率を有する熱硬化性樹脂により固 されているので界面での反射損失が低減さ 、発光光束の外部取り出し効率が高くなり 低消費電力で高い輝度を得ることができる したがって、本実施例の樹脂封止発光素子 光源として用いる平面状光源装置は、耐久 が高く、輝度むらや色調ずれが少ない上に 低コストで生産することが可能である。ま 平面状光源装置を透過型液晶パネルの背面 配置してなる液晶表示装置は、耐久性が高 、輝度むらや色調ずれが小さいという特徴 有する。

 本実施例の樹脂封止発光素子の製造方法 よれば、熱可塑性樹脂の射出成形により光 制御部材を成形するので、形状精度の高い 束制御部材を短いサイクルタイムで製造す ことができ、光束制御部材を有する樹脂封 発光素子を低コストで製造することができ 。また光束制御部材と発光素子とを熱硬化 樹脂のモノマー組成物により貼着し、熱可 性樹脂の熱変形温度よりも20℃以上低い硬 温度で所定の相対位置に固結することによ て、指向性制御精度に優れた高性能な樹脂 止発光素子を製造することができる。また 脂封止発光素子を光源として組み込むこと より、輝度むらや色調ずれが低減された平 状光源装置及び液晶表示装置を低コストで 造することができる。