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Title:
IMAGE RECORDING/CUTTING APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/096715
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is an image recording/cutting apparatus which can efficiently print an image on a medium and cut the medium by suppressing a standby time and a time required for transfer at minimum. The image recording/cutting apparatus (1) is provided with a supporting base (2) whereupon a medium (M) is placed; a first transfer means (5) arranged on one side (X1) for transferring the medium (M) in a feeding direction (X) on the supporting base (2); a second transfer means (6) arranged on the other side (X2) for transferring the medium (M) in the feeding direction (X) on the supporting base (2); a printing means (3) for printing an image on the medium (M) at a position which corresponds to the first transfer means (5); a cutting means (4) for cutting the medium (M) at a position which corresponds to the second transfer means (6); a buffer (30), which is formed on the supporting base (2) between the first transfer means (5) and the second transfer means (6), and is provided with an opening (31) into which a part of the medium (M) in the feeding direction (X) can be dropped; and a control section (40) for controlling drive of the first transfer means (5), the second transfer means (6), the printing means (3) and the cutting means (4).

Inventors:
IOKA TSUNEJIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/051785
Publication Date:
August 14, 2008
Filing Date:
February 04, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SEIKO I INFOTECH INC (JP)
IOKA TSUNEJIRO (JP)
International Classes:
B41J11/66
Foreign References:
JP2006310849A2006-11-09
JP2001027062A2001-01-30
JPS4832546A1973-04-28
JPS58140793U1983-09-21
JP2000327197A2000-11-28
Attorney, Agent or Firm:
MATSUSHITA, Yoshiharu (11-2 Hiroo 1-chome Shibuya-ku Tokyo, 12, JP)
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Claims:
シート状の媒体に所望の画像を印刷可能であるとともに、前記媒体を所望の形状に切り抜くことが可能な画像記録・カッティング装置であって、
 前記媒体が載置される支持台と、
 所定の送り方向の一方側に設けられ、前記支持台上で前記送り方向に前記媒体を搬送する第一の搬送手段と、
 該第一の搬送手段よりも前記送り方向の他方側に設けられ、前記支持台上で前記送り方向に前記媒体を搬送する第二の搬送手段と、
 前記第一の搬送手段と対応する位置で、少なくとも前記送り方向と略直交する幅方向に移動可能に設けられ、前記支持台上の前記媒体に画像を印刷する印刷手段と、
 前記第二の搬送手段と対応する位置で、少なくとも前記幅方向に移動可能に設けられ、前記支持台上の前記媒体を切り抜くカット手段と、
 前記第一の搬送手段と前記第二の搬送手段との間で前記支持台に形成され、前記媒体の前記送り方向の一部を落とし込み可能な開口部を有するバッファと、
 前記第一の搬送手段、前記第二の搬送手段、前記印刷手段、及び、前記カット手段の駆動を制御する制御部と、を備えることを特徴とする画像記録・カッティング装置。
請求項1に記載の画像記録・カッティング装置において、
 前記バッファは、前記開口部から落とし込まれた前記媒体を強制的に乾燥させる乾燥手段を有することを特徴とする画像記録・カッティング装置。
請求項2に記載の画像記録・カッティング装置において、
 前記バッファは、前記開口部を開閉可能な開閉手段を有することを特徴とする画像記録・カッティング装置。
請求項3に記載の画像記録・カッティング装置において、
 前記バッファは、前記支持台上の前記媒体に送風し、または、前記媒体を吸引して、該媒体を前記開口部に落とし込む媒体案内手段を有することを特徴とする画像記録・カッティング装置。
請求項1に記載の画像記録・カッティング装置において、
 前記印刷手段による印刷及び前記カット手段による切り抜きは、前記媒体の前記送り方向に設定されたブロック毎に行われるように設定されていて、
 前記バッファは、少なくとも前記ブロック二つ分の長さの前記媒体を収容可能に、前記開口部から形成された収容凹部を有することを特徴とする画像記録・カッティング装置。
請求項4に記載の画像記録・カッティング装置において、
 前記印刷手段による印刷及び前記カット手段による切り抜きは、前記媒体の前記送り方向に設定されたブロック毎に行われるように設定されていて、
 前記バッファは、少なくとも前記ブロック二つ分の長さの前記媒体を収容可能に、前記開口部から形成された収容凹部を有することを特徴とする画像記録・カッティング装置。
請求項1に記載の画像記録・カッティング装置において、
 前記制御部は、前記印刷手段によって印刷した前記媒体の前記送り方向の長さである印刷完了長さ、及び、前記カット手段によって切り抜いた前記媒体の前記送り方向の長さである切抜完了長さの監視を行うことを特徴とする画像記録・カッティング装置。
請求項6に記載の画像記録・カッティング装置において、
 前記制御部は、前記印刷手段によって印刷した前記媒体の前記送り方向の長さである印刷完了長さ、及び、前記カット手段によって切り抜いた前記媒体の前記送り方向の長さである切抜完了長さの監視を行うことを特徴とする画像記録・カッティング装置。
請求項7に記載の画像記録・カッティング装置において、
 前記制御部は、前記印刷完了長さから前記切抜完了長さを差し引いた差分量が予め設定された上限値より大きい場合には、前記第一の搬送手段による前記送り方向の前記一方側から前記他方側への搬送を停止させることを特徴とする画像記録・カッティング装置。
請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の画像記録・カッティング装置において、
 前記制御部は、前記印刷完了長さから前記切抜完了長さを差し引いた差分量が予め設定された下限値より小さい場合には、前記第二の搬送手段による前記送り方向の前記一方側から前記他方側への搬送を停止させることを特徴とする画像記録・カッティング装置。
Description:
画像記録・カッティング装置

 本発明は、シート状の媒体に所望の画像 印刷するとともに、所望の形状に切り抜く 画像記録・カッティング装置に関する。

 紙などのシート状の媒体に印刷、切り抜 を行うことで、所望の形状に形成された印 物を作製する場合がある。このような場合 従来、画像記録装置において、媒体に所望 画像を印刷する。次に、カッティング装置 印刷された媒体をセットして、所望の形状 切り抜くことで行われる。このような一連 作業は、途中で画像記録装置からカッティ グ装置に媒体を再セットしなければならな ため、作業性の向上が望まれていた。

 このため、近年、媒体に印刷を行うととも 、印刷した画像の切り抜きを行うことが可 な画像記録・カッティング装置が提案され いる。より詳しくは、一本のガイドレール に沿う走査方向に移動可能なインクジェッ ヘッド及びカッティングヘッドと、走査方 と直交する副走査方向に媒体を搬送させる リッドローラ及びピンチローラとを備える のが提案されている(例えば、特許文献1参 )。この画像記録・カッティング装置によれ 、グリッドローラ及びピンチローラによっ 媒体を副走査方向に進退させるとともに、 ンクジェットヘッドを走査方向に進退させ ことによって、媒体上に所望の画像を印刷 ることができる。次に、媒体をそのままの 態にして、グリッドローラ及びピンチロー によって媒体を副走査方向に進退させると もに、カッティングヘッドを走査方向に進 させることによって、媒体を所望の形状に り抜くことができるとされている。

特開2005-297248号公報

 しかしながら、特許文献1による画像記録 ・カッティング装置では、グリッドローラ及 びピンチローラ、並びに、インクジェットヘ ッドとの協働作業により媒体に画像を印刷し た後に、一度媒体を巻戻し、グリッドローラ 及びピンチローラ、並びに、カッティングヘ ッドとの協働作業により媒体を切り抜く必要 があった。すなわち、インクジェットヘッド による印刷作業、または、カッティングヘッ ドによる切り抜き作業のいずれか一方を実施 する際は、他方が常に停止した状態とする必 要があり、また、巻戻しのための時間が必要 なため、印刷から切り抜きまでの時間が非常 に掛かってしまい、非効率である問題があっ た。

 この発明は、上述した事情に鑑みてなさ たものであって、媒体への画像の印刷と、 体の切り抜きとを、待機時間、搬送に要す 時間を最小限に抑えて効率的に行うことが 能な画像記録・カッティング装置を提供す ものである。

 上記課題を解決するために、この発明は 下の手段を提案している。

 本発明は、シート状の媒体に所望の画像 印刷可能であるとともに、前記媒体を所望 形状に切り抜くことが可能な画像記録・カ ティング装置であって、前記媒体が載置さ る支持台と、所定の送り方向の一方側に設 られ、前記支持台上で前記送り方向に前記 体を搬送する第一の搬送手段と、該第一の 送手段よりも前記送り方向の他方側に設け れ、前記支持台上で前記送り方向に前記媒 を搬送する第二の搬送手段と、前記第一の 送手段と対応する位置で、少なくとも前記 り方向と略直交する幅方向に移動可能に設 られ、前記支持台上の前記媒体に画像を印 する印刷手段と、前記第二の搬送手段と対 する位置で、少なくとも前記幅方向に移動 能に設けられ、前記支持台上の前記媒体を り抜くカット手段と、前記第一の搬送手段 前記第二の搬送手段との間で前記支持台に 成され、前記媒体の前記送り方向の一部を とし込み可能な開口部を有するバッファと 前記第一の搬送手段、前記第二の搬送手段 前記印刷手段、及び、前記カット手段の駆 を制御する制御部とを備えることを特徴と ている。

 この発明に係る画像記録・カッティング 置によれば、制御部による制御のもと送り 向の一方側に設けられた第一の搬送手段及 印刷手段によって、送り方向及び幅方向に 体に画像を印刷することができる。また、 御部による制御のもと送り方向の他方側に けられた第二の搬送手段及びカット手段に って、送り方向及び幅方向に媒体を切り抜 ことができる。この際、第一の搬送手段と 二の搬送手段との間に設けられたバッファ 開口部に媒体が落とし込まれ、弛んだ状態 なっている。このため、第一の搬送手段と 二の搬送手段とは、互いに影響を受けるこ が無く独立して媒体を送り方向に搬送する とができ、すなわち、印刷手段による画像 印刷とカット手段による媒体の切り抜きと 同時に行うことができる。

 また、上記の画像記録・カッティング装 において、前記バッファは、前記開口部か 落とし込まれた前記媒体を強制的に乾燥さ る乾燥手段を有することがより好ましいと れている。

 この発明に係る画像記録・カッティング 置によれば、印刷手段によって印刷された に、バッファの開口部に落とし込まれた状 で乾燥手段によって媒体を強制的に乾燥さ ることで、印刷された媒体を効果的に乾燥 せて、カット手段に引渡し、切り抜くこと できる。

 また、上記の画像記録・カッティング装 において、前記バッファは、前記開口部を 閉可能な開閉手段を有することがより好ま いとされている。

 この発明に係る画像記録・カッティング 置によれば、開閉手段よって開口部を閉じ ことで、媒体を最初に第一の搬送手段から 二の搬送手段へ搬送する際に、媒体がバッ ァの開口部に落とし込まれてしまうのを防 ことができる。一方、媒体が第一の搬送手 から第二の搬送手段まで到達した後に開閉 段によって開口部を開くことで、バッファ 開口部に媒体を落とし込ませることができ 。

 また、上記の画像記録・カッティング装 において、前記バッファは、前記支持台上 前記媒体に送風し、または、前記媒体を吸 して、該媒体を前記開口部に落とし込む媒 案内手段を有することがより好ましいとさ ている。

 この発明に係る画像記録・カッティング 置によれば、媒体案内手段によって媒体に 風し、あるいは媒体を吸引することで、媒 を確実にバッファの開口部に落とし込むこ ができる。また、媒体には落とし込まれる 向に張力が作用し、すなわち第一の搬送手 及び第二の搬送手段のそれぞれとバッファ の間で媒体をより緊張した状態に保つこと できる。このため、媒体を、より安定して 送し、印刷及び切り抜きを行うことができ 。

 また、上記の画像記録・カッティング装 において、前記印刷手段による印刷及び前 カット手段による切り抜きは、前記媒体の 記送り方向に設定されたブロック毎に行わ るように設定されていて、前記バッファは 少なくとも前記ブロック二つ分の長さの前 媒体を収容可能に、前記開口部から形成さ た収容凹部を有することがより好ましいと れている。

 この発明に係る画像記録・カッティング 置によれば、印刷手段による印刷と、カッ 手段による切り抜きは、それぞれブロック に独立して行うことができる。この際、印 手段とカット手段との間において、少なく もブロック二つ分の長さだけ、バッファの 容凹部に媒体を収容することができる。こ ため、印刷及び切り抜きにおいて、媒体が 一の搬送手段及び第二の搬送手段によって り方向に独立して進退したとしても、互い 干渉してしまうことを防ぐことができる。

 また、上記の画像記録・カッティング装 において、前記制御部は、前記印刷手段に って印刷した前記媒体の前記送り方向の長 である印刷完了長さ、及び、前記カット手 によって切り抜いた前記媒体の前記送り方 の長さである切抜完了長さの監視を行うこ がより好ましいとされている。

 この発明に係る画像記録・カッティング 置によれば、印刷完了長さと、切り抜き完 長さとを監視することで、第一の搬送手段 たは第二の搬送手段のいずれかが偏って媒 を搬送してしまい、第一の搬送手段と第二 搬送手段との間で、媒体が弛み過ぎ、ある は、引っ張られてしまうことを防ぐことが きる。

 また、上記の画像記録・カッティング装 において、前記制御部は、前記印刷完了長 から前記切抜完了長さを差し引いた差分量 予め設定された上限値より大きい場合には 前記第一の搬送手段による前記送り方向の 記一方側から前記他方側への搬送を停止さ ることがより好ましいとされている。

 この発明に係る画像記録・カッティング 置によれば、制御部は、印刷完了長さから 抜完了長さを差し引いた差分量が上限値よ 大きいかどうか、すなわち印刷を完了して ッファに送り込まれた長さが相対的に大き ぎて、バッファに収容可能な長さ以上にな てしまうかどうか判断することができる。 して、この状態の時は、第一の搬送手段に る送り方向の一方側から他方側への搬送を 止させることで、再び、印刷手段によって 刷し、第一の搬送手段によって搬送しても 媒体をバッファに収容可能な状態に戻すこ ができる。

 また、上記の画像記録・カッティング装 において、前記制御部は、前記印刷完了長 から前記切抜完了長さを差し引いた差分量 予め設定された下限値より小さい場合には 前記第二の搬送手段による前記送り方向の 記一方側から前記他方側への搬送を停止さ ることがより好ましいとされている。

 この発明に係る画像記録・カッティング 置によれば、制御部は、印刷完了長さから 抜完了長さを差し引いた差分量が下限値よ 小さいかどうか、すなわち切り抜きを完了 た長さが相対的に大きすぎて、バッファに 容される長さが不足、あるいは、バッファ 開口部に落とし込まれずに媒体が引っ張ら た状態になってしまうかどうか判断するこ ができる。そして、この状態の時は、第二 搬送手段による送り方向の一方側から他方 への搬送を停止させることで、再び、媒体 バッファの開口部に落とし込まれて弛んだ 態に戻すことができる。

 本発明の画像記録・カッティング装置に れば、第一の搬送手段と第二の搬送手段と 間にバッファを設けることで、媒体への画 の印刷と、媒体の切り抜きとを、待機時間 搬送に要する時間を最小限に抑えて効率的 行うことが可能となる。

この発明の第実施形態の画像記録・カ ティング装置の平面図である。 この発明の第実施形態の画像記録・カ ティング装置の断面図である。 この発明の第実施形態の画像記録・カ ティング装置のブロック図である。 この発明の第実施形態の画像記録・カ ティング装置で媒体Mに印刷及び切り抜きを 行う場合において、媒体Mのブロック分けの 例を示した説明図である。 この発明の第実施形態の画像記録・カ ティング装置で媒体Mに印刷及び切り抜きを 行う場合において、印刷、バッファ収容、切 り抜きの経時変化を示す説明図である。 この発明の第実施形態の第1の変形例の 画像記録・カッティング装置において、バッ ファの詳細図である。 この発明の第実施形態の第2の変形例の 画像記録・カッティング装置において、バッ ファの詳細図である。

符号の説明

1 画像記録・カッティング装置
2 支持台
3 インクジェットヘッド
4 カッティングヘッド
5 第一の搬送手段
6 第二の搬送手段
30 バッファ
50 バッファ
55 バッファ
31 開口部
33 開閉手段
34 ヒータ
40 制御部
51 吸引機
56 送風機

 図1から図5は、この発明に係る実施形態 示している。図1から図3に示すように、本実 施形態の画像記録・カッティング装置1は、 ート状の媒体Mに所望の画像を印刷可能であ とともに、媒体Mを所望の形状に切り抜くこ とが可能なものであり、媒体Mが載置される 持台2と、支持台2上で媒体Mに画像を印刷す 印刷手段であるインクジェットヘッド3と、 持台2上で媒体Mを切り抜くカット手段であ カッティングヘッド4とを備える。また、画 記録・カッティング装置1は、支持台2上で 定の送り方向Xに媒体Mをそれぞれ独立して搬 送する第一の搬送手段5及び第二の搬送手段6 二つの搬送手段と、各構成を制御する制御 40と、画像データを記憶し制御部40に出力可 能な画像データ記憶部41とを備える。なお、 像データは、インクジェットヘッド3によっ て印刷するための印刷用データと、カッティ ングヘッド4によって切り抜くための切抜用 ータとを備えている。そして、図4に示すよ に、本実施形態では、印刷用データ及び切 用データのそれぞれは、媒体Mを送り方向X 一定間隔で分割したブロックA、B、C・・・I ・・と、送り方向Xに一定の長さを有するブ ロック単位で構成されている。

 図1から図3に示すように、支持台2は、イ クジェットヘッド3及びカッティングヘッド 4と対応する位置でプラテン2a、2bが幅方向Yに 配設されていて、プラテン2a、2b上で、それ れ印刷及び切り抜きを可能としている。ま 、第一の搬送手段5は、送り方向Xの搬入側X1 設けられていて、送り方向Xと直交する幅方 向Yに沿って配設された第一のグリッドロー 7及び第一のピンチローラ8と、第一のグリッ ドローラ7を回転駆動する第一のローラ駆動 ータ9とを備える。第一のグリッドローラ7は 、支持台2上の媒体Mの裏面M1に当接するよう 設けられている。また、第一のピンチロー 8は、第一のグリッドローラ7と対向し、媒体 Mの表面M2に当接して第一のグリッドローラ7 で媒体Mを挟み込むように設けられている。 して、制御部40による制御のもと、第一の ーラ駆動モータ9を駆動させることで、第一 グリッドローラ7と第一のピンチローラ8と 挟み込んだ媒体Mを送り方向Xの搬入側X1また 搬出側X2に搬送することが可能である。

 第二の搬送手段6は、送り方向Xの搬出側X2 に設けられていて、幅方向Yに沿って配設さ た第二のグリッドローラ10及び第二のピンチ ローラ11と、第二のグリッドローラ10を回転 動する第二のローラ駆動モータ12とを備える 。第二のグリッドローラ10は、支持台2上の媒 体Mの裏面M1に当接するように設けられている 。また、第二のピンチローラ11は、第二のグ ッドローラ10と対向し、媒体Mの表面M2に当 して第一のグリッドローラ10とで媒体Mを挟 込むように設けられている。そして、制御 40による制御のもと、第二のローラ駆動モー タ12を駆動させることで、第二のグリッドロ ラ10と第二のピンチローラ11とで挟み込んだ 媒体Mを送り方向Xの搬入側X1または搬出側X2に 搬送することが可能である。ここで、後述す るように、第二の搬送手段6ではインクジェ トヘッド3によって印刷された媒体Mを搬送す るため、第二のピンチローラ11は、印刷範囲 外を挟み込むように、媒体Mの幅方向Yの両 部と対応する位置のみに設けられている。

 インクジェットヘッド3は、第一の走査手 段13に搭載されていて、送り方向Xの搬入側X1 おいて、第一の搬送手段5と対応する位置で 支持台2の上方に配置されている。第一の走 手段13は、インクジェットヘッド3が装着さ たキャリッジ14と、ガイドレール15と、駆動 ルト16と、一対のプーリ17、18と、インクジ ット駆動モータ19とを備える。ガイドレー 15は、支持台2の上方において幅方向Yに配設 れていて、キャリッジ14を幅方向Yに移動可 に支持している。駆動ベルト16は、ガイド ール15に沿って幅方向Yに配設されていて、 の一部にキャリッジ14が固定されている。一 対のプーリ17、18は、ガイドレール15の両端に 設けられていて駆動ベルト16が巻回されてい 。また、インクジェットヘッド駆動モータ1 9は、制御部40の制御のもと、プーリ17を回転 せることが可能であり、これにより、プー 17の回転方向に従って駆動ベルト16を走行さ せ、キャリッジ14に装着されたインクジェッ ヘッド3をガイドレール15に沿って幅方向Yに 走査することが可能である。また、インクジ ェットヘッド3には、複数のインクジェット ズル3aが設けられていて、制御部40による制 のもと、種類の異なるインクを下方に吐出 、媒体Mの表面M2に印刷することが可能であ 。すなわち、制御部40は、画像データ記憶 41から出力された印刷用データに応じて、第 一の搬送手段5及び第一の走査手段13によって インクジェットヘッド3を媒体M上で相対移動 せ、媒体Mの表面M2に画像を記録することが きる。

 また、カッティングヘッド4は、第二の走 査手段20に搭載されていて、送り方向Xの搬出 側X2において、第二の搬送手段6と対応する位 置で支持台2の上方に配置されている。第二 走査手段20は、カッティングヘッド4が装着 れたキャリッジ21と、ガイドレール22と、駆 ベルト23と、一対のプーリ24、25と、カッテ ングヘッド駆動モータ26とを備える。ガイ レール22は、支持台2の上方において幅方向Y 配設されていて、キャリッジ21を幅方向Yに 動可能に支持している。駆動ベルト23は、 イドレール22に沿って幅方向Yに配設されて て、その一部にキャリッジ21が固定されてい る。一対のプーリ24、25は、ガイドレール22の 両端に設けられていて駆動ベルト23が巻回さ ている。また、カッティングヘッド駆動モ タ26は、制御部40による制御のもと、プーリ 24を回転させることが可能であり、これによ 、プーリ24の回転方向に従って駆動ベルト23 を走行させ、キャリッジ21に装着されたカッ ィングヘッド4をガイドレール22に沿って幅 向Yに走査することが可能である。また、カ ッティングヘッド4には、一方向に刃先4aを有 するカッター4bが回転可能に設けられていて 刃先4aの向きを媒体M上で自在に切り替える とができ、刃先4aの向きに応じて媒体Mを切 することが可能である。すなわち、制御部4 0は、画像データ記憶部41から出力された切抜 用データに応じて、第二の搬送手段6及び第 の走査手段20によってカッティングヘッド4 媒体M上で相対移動させ、媒体Mを切り抜くこ とができる。

 また、画像記録・カッティング装置1にお いて、第一の搬送手段5と第二の搬送手段6と 間には、バッファ30が設けられている。バ ファ30は、第一の搬送手段5と第二の搬送手 6との間で支持台2に形成された開口部31と、 口部31から支持台2の下方に設けられた収容 部32とを有する。開口部31は、媒体Mの送り 向Xの一部を支持台2の下方に落とし込むこと が可能に、送り方向Xに所定の幅を有すると もに、幅方向Yに媒体Mよりも大きい幅を有し て形成されている。収容凹部32は、開口部31 連通する箱状に形成されている。本実施形 において収容凹部32の深さは、開口部31から とし込まれ折り返された媒体Mの一部を、最 大で画像データで5ブロック分に相当する長 だけ収容可能に設定されている。また、バ ファ30は、開口部31を開閉可能な開閉手段33 、収容凹部32に収容された媒体Mを強制的に 燥させる乾燥手段であるヒータ34とを有する 。開閉手段33は、収容凹部32の搬入側X1におい て幅方向Yに配設された軸体33aと、軸体33aを 転させる開閉用モータ33bと、軸体33aから櫛 状に突出した案内部材33cとを有する。また 収容凹部32の搬入側X1の壁面には、案内部材3 3cと対応する複数の隙間32aが形成されている このため、制御部40による制御のもと、開 用モータ33bによって軸体33aを回転させるこ によって、案内部材33cを隙間32aから収容凹 32の内部に突出させて、開口部31を閉塞させ ことができる。また、ヒータ34は、制御部40 による制御のもと、収容凹部32の壁面を加熱 ることが可能であり、これにより収容凹部3 2の内部を所定の温度に設定して媒体Mに画像 印刷することによって付着したインクを強 的に乾燥させることができる。

 また、制御部40は、切替手段40aと、作業時 演算手段40bと、カット終了検出手段40cとを える。切替手段40cは、画像データ記憶部41か ら出力される画像データに基づいて、インク ジェットヘッド3による印刷のみか、カッテ ングヘッド4による切り抜きのみか、若しく 、印刷及び切り抜きの両方を行うのかを判 する。また、切替手段40aは、同様にバッフ 30を使用するかどうかを判断する。作業時 演算手段40bは、画像データ記憶部41から出力 される画像データの印刷用データ及び切抜用 データに基づいてブロック毎に、インクジェ ットヘッド3による媒体Mの印刷に要する時間 また、カッティングヘッド4による媒体Mの り抜きに要する時間を算出するものである そして、制御部40は、作業時間演算手段40bに よる演算結果に基づいて、印刷を終了してバ ッファ30の収容凹部32に収容された印刷完了 さを表わすブロック数を検出している。ま 、カット終了検出手段40cは、ブロック毎の り抜きを開始したタイミングと、作業時間 算手段40bによって算出されたブロック毎の 体Mの切り抜きに要する時間とに基づいて、 り抜き終了時に終了信号を出力するもので り、制御部40は、この終了信号に基づいて り抜きを終了して搬出側X2に搬送された切り 抜き終了長さを表わすブロック数を検出して いる。そして、制御部40は、作業時間演算手 40b及びカット終了検出手段40cによって、ブ ック毎の印刷及び切り抜き各終了時に、印 完了長さを表わすブロック数から、切り抜 完了長さを表わすブロック数を差し引いた 分量δを算出し、予め設定されている上限 δ1以下か、また、下限値δ2以上かを監視し いる。本実施形態では、下限値δ2が3ブロッ に設定されていて、算出された差分量δが 限値δ2より小さい場合には第二の搬送手段6 駆動を停止させる。また、上限値δ1が5ブロ ックに設定されていて、算出された差分量δ 上限値δ1より大きい場合には第一の搬送手 5を停止させる。
以下に、制御部40の制御の詳細及び画像記録 カッティング装置1の作用について、図4及 図5の例に基づいて説明する。

 まず、図1及び図2に示すように、画像記 ・カッティング装置1に媒体Mをセットする。 すなわち、搬入側X1に設けられた図示しない 体Mの供給部から第一の搬送手段5まで媒体M 挿入すると、制御部40は、第一のローラ駆 モータ9を駆動させ、第一のグリッドローラ7 を回転させる。これにより媒体Mは、第一の 送手段5において、第一のグリッドローラ7と 第一のピンチローラ8との間に挟み込まれて 送り方向Xの搬出側X2に搬送されていく。こ 際、制御部40は、バッファ30において、開閉 段33の開閉用モータ33bを駆動させ、案内部 33cによって開口部31を閉塞させた状態にして おく。このため、媒体Mは開口部31から収容凹 部32に落とし込まれること無く、第二の搬送 段6まで搬送されていく。次に、制御部40は 第一の搬送手段5によって媒体Mを搬送して る状態のまま、第二のローラ駆動モータ12を 駆動させ、第二のグリッドローラ10を回転さ る。これにより、第一の搬送手段5によって 搬送された媒体Mは、第二のグリッドローラ10 と第二のピンチローラ11との間に挟み込まれ 、第二の搬送手段6によっても搬送可能な状 態となる。

 次に、制御部40は、画像データ記憶部41か ら画像データを出力させる。上記のように、 画像データは、ブロック毎に印刷用データ及 び切抜用データを備えている。そして、制御 部40は、印刷用データ及び切抜用データのそ ぞれについて、ブロックAから順に読み込ん でいく。そして、制御部40の切替手段40aは、 力される画像データに基づいて、印刷、切 抜きを行うか、バッファ30を使用するかど かの判断を行う。ここでは、画像データが 刷用データと切抜用データとを有し、複数 ブロックによって連続して実施することか 、切替手段40aは、印刷、切り抜きともに実 し、また、バッファ30を使用するものと判断 する。このため、制御部40は、バッファ30に いて、開閉手段33の開閉用モータ33bを駆動さ せ、案内部材33cを収容凹部32の隙間32aから外 へ退避させる。これにより、開口部31が開 し、バッファ30が使用可能な状態となる。な お、媒体Mは、バッファ30の両側で第一の搬送 手段5及び第二の搬送手段6によって挟み込ま た状態なので、開口部31から落とし込まれ こと無く支持台2上に載置されている。

 そして、媒体Mの印刷及び切抜を開始する 。すなわち、制御部40は、印刷用データにつ てブロックAから順に読み込んで、第一のロ ーラ駆動モータ9及びインクジェットヘッド 動モータ19を駆動させるとともに、インクジ ェットヘッド3からインクを吐出させること 、媒体Mの表面M2にブロックAにおける画像を 録していく。そして、ブロックAの画像が順 次記録されていくことで、媒体Mは、順次第 の搬送手段5によって送り方向Xの搬出側X2へ 搬送されていく。そして、媒体Mは、インク ジェットヘッド3から開口部31までの距離と対 応する時間差Tを有して、開口部31から落とし 込まれて収容凹部32に収容されていく。この 、上記のように制御部40は、印刷を完了し バッファ30の収容凹部32に収容されたブロッ 数と、切り抜きを完了したブロック数との 分量δを監視している。ここでは、切り抜 を完了したブロックは存在していなく、バ ファ30に収容されたブロックもブロックAの なので、差分量δは1ブロックとなり、下限 δ2より小さいので、第二の搬送手段6は駆動 ず印刷のみが行われる。このようにして、 体Mは、ブロックA、B、Cと、順に印刷のみが 先行して行われてバッファ30の収容凹部32に 容され、自然乾燥とともに、ヒータ34の加熱 による強制的な乾燥によって表面M2上のイン が乾燥されていく。ここで、図5のバッファ 収容タイミングにおいて、各ブロックA、B、C ・・・における時間軸の幅は、自然乾燥とヒ ータ34の加熱による強制的な乾燥によって媒 Mのブロック毎に最低限必要な乾燥時間を示 している。そして、制御部40は、ブロック毎 バッファ30の収容凹部32に収容されてから乾 燥が完了するまでの時間を算出し、監視して いる。

 媒体MのブロックCの全範囲について、イ クジェットヘッド3による印刷が完了し、時 差Tを有してバッファ30の収容凹部32に収容 れた時点で、差分量δが3ブロックとなる。 のため、制御部40は、差分量δが下限値δ2以 となったので、第二の搬送手段6及び第二の 走査手段20を駆動させ、また、データ記憶部4 1から切抜用データを出力させ、ブロックAか 切り抜きを開始する。ここで、カッティン ヘッド4によって切断される媒体Mのブロッ Aの搬出側X2は、第二の搬送手段6によって挟 込まれているとともに、ブロックAの搬入側 X1は、バッファ30に収容されている。これに り、ブロックAの範囲には、媒体Mの自重によ ってバッファ30の開口部31に落とし込まれる 向に張力が作用している。このため、切断 るブロックAの範囲を緊張した状態に保つこ ができ、第二の搬送手段6によって安定して 搬送しつつ切り抜きを行うことができる。

 また、ブロックAの範囲について切り抜き を実施している間、媒体Mは、第二の搬送手 6によって送り方向Xに前後することとなる。 しかしながら、差分量δの下限値δ2を3ブロッ クとすることで、バッファ30の収容凹部32に 、媒体Mが最低でも2ブロック分の長さだけ収 容されることとなり、第二の搬送手段6によ 媒体Mの送り方向Xへの移動が第一の搬送手段 5側に伝達してしまうことが無い。このため 互いが影響を受けること無く、第一の搬送 段5と第一の走査手段13とを協働させてイン ジェットヘッド3によって印刷すると同時に 第二の搬送手段6と第二の走査手段20とを協 させてカッティングヘッド4によって切り抜 くことができ、媒体Mの印刷と切り抜きとを 率良く行っていくことができる。また、バ ファ30に収容されている2ブロックについて 、切り抜きを開始するまでの待機時間によ てバッファ30内で自然乾燥させることができ る。さらに、本実施形態では、ヒータ34を使 して加熱によって強制的に乾燥させること 、より効果的に乾燥させることができる。

 そして、制御部40は、順次データ記憶部41 から各ブロックの印刷用データ及び切抜用デ ータを出力させて、印刷し、切り抜きを行っ ていく。そして、制御部40は、作業時間演算 段40bによる演算結果に応じて各ブロックの 刷を終了する毎に、また、カット終了検出 段40cによる終了信号に応じて各ブロックの り抜きを終了する毎に差分量δが下限値以 で上限値以下かどうか判断する。そして、 ロックGについて印刷が終了しバッファ30に 容された時点で、印刷を終了してバッファ30 に収容されたブロック数が7ブロックとなる に対して、切り抜きが終わったのはブロッ Aのみで1ブロックとなる。このため、制御部 40は、差分量δが6ブロックとなり、上限値δ1 ある5ブロックを超えたと判断し、第一の搬 送手段5による搬送を停止させ、インクジェ トヘッド3による次のブロックHの印刷が中止 される。これにより、切り抜きを完了して第 二の搬送手段6によって搬送される媒体Mの長 よりも、印刷を完了して第一の搬送手段5に よってバッファ30へ搬送される長さが大きく りすぎて、バッファ30に収容可能な媒体Mの ロック数である5ブロックを超えてバッファ 30の収容凹部32に媒体Mが搬送されてしまうの 防ぐことができる。

 そして、第一の搬送手段5による搬送が停 止した状態で、ブロックBの切り抜きが完了 ると、カット終了検出手段40cからの終了信 に基づいて、制御部40は、再度差分量δにつ て確認する。ここで、印刷を完了してバッ ァ30の収容凹部32に収容されたブロック数が 7ブロックとなるのに対して切り抜きを完了 たのはブロックA、Bと2ブロックであり、差 量δは5ブロックとなるので、上限値δ1以下 なる。このため、制御部40は、再び第一の搬 送手段5を駆動するとともに、データ記憶部41 から次の印刷用データを出力させて、ブロッ クHの印刷を行う。

 以上のように本実施形態の画像記録・カ ティング装置1は、第一の搬送手段5と第二 搬送手段6を備え、その間にバッファ30が設 られていることで、印刷と切り抜きの処理 度の差を吸収し、第一の搬送手段5及び第二 搬送手段6によって、互いに影響を受けるこ と無く独立して媒体Mを送り方向Xに搬送する とができる。このため、インクジェットヘ ド3による媒体Mへの画像の印刷と、カッテ ングヘッド4による媒体Mの切り抜きとを、待 機時間、搬送に要する時間を最小限に抑えて 効率的に行うことが可能となる。また、バッ ファ30にヒータ34を有していることで、バッ ァ30に収容されている間により効果的に媒体 Mを乾燥させることができる。さらに、制御 40によって差分量δが上限値より大きいか、 た、下限値より小さいかを監視することで バッファ30が収容可能な範囲で媒体Mを収容 つつ、より効率的に印刷及び切り抜きを行 ことができる。

 なお、本実施形態では、第一の走査手段1 3によってインクジェットヘッド3を幅方向Yに 進退させるともに、第一の搬送手段5によっ 媒体Mを送り方向Xに進退させることで、媒体 Mの全体にインクジェットヘッド3によって印 可能としているが、これに限るものでは無 。第一の搬送手段5と別に、第一の走査手段 13によってインクジェットヘッド3を送り方向 X及び幅方向Yにそれぞれ進退可能なものとし も良い。同様に、カッティングヘッド4につ いても、第二の走査手段20によって送り方向X 及び幅方向Yにそれぞれ進退可能なものとし も良い。少なくとも、第一の搬送手段5と第 の搬送手段6とが互いに独立して設けられる とともに、その間にバッファ30が設けられ、 た、第一の搬送手段5と対応させて媒体Mの 体を印刷可能にインクジェットヘッド3が、 二の搬送手段6と対応させて媒体Mの全体を り抜き可能にカッティングヘッド4がそれぞ 設けられていれば良い。

 また、バッファ30の収容凹部32は、5ブロ ク分の長さの媒体Mを収容可能なものとした 、これに限るものでは無い。媒体Mを送り方 向Xに設定されたブロック毎に印刷する場合 少なくとも2ブロック分の長さの媒体Mを収容 可能で有れば良い。このようにすることで、 印刷及び切り抜きにおいて、第一の搬送手段 5及び第二の搬送手段6によって媒体Mがブロッ ク毎に送り方向Xに独立して進退したとして 、互いに干渉してしまうことを防ぐことが きる。

 また、本実施形態の制御部40では、印刷 終了してバッファ30に搬送された印刷完了長 さ、及び、切り抜きが終了して搬送された切 抜完了長さのそれぞれを、作業時間演算手段 40bとカット終了検出手段40cによってブロック 数で算出しているが、これに限るものでは無 い。例えば、第一の搬送手段5の第一のロー 駆動モータ9、及び、第二の搬送手段6の第二 のローラ駆動モータ12のそれぞれの回転数に づいて印刷完了長さ及び切抜完了長さを求 ても良い。

 図6は、本実施形態の第1の変形例を示し いる。図6に示すように、この変形例の画像 録・カッティング装置のバッファ50では、 体案内手段として、収容凹部32の底部に吸引 機51が設けられている。そして、バッファ50 収容凹部32に媒体Mが収容された状態におい 、収容凹部32の内部には、吸引機51によって 圧が生じている。このため、第一の搬送手 5及び第二の搬送手段6によって送り方向Xに 送される媒体Mをバッファ50の開口部31に確 に落とし込むことができる。また、媒体Mに 落とし込まれる下方に張力Bが作用し、すな わち第一の搬送手段5及び第二の搬送手段6の れぞれと、バッファ50との間で媒体Mをより 張した状態に保つことができる。このため 媒体Mを、より安定して搬送し、印刷及び切 り抜きを行うことができる。

 図7は、本実施形態の第2の変形例を示し いる。図7に示すように、この変形例の画像 録・カッティング装置のバッファ55では、 体案内手段として、開口部31の上方から開口 部31に向かって送風する送風機56が設けられ いる。送風機56は、ヒータ56aを内蔵し、温風 Aを送風可能である。そして、バッファ55に位 置する媒体Mには、送風機56による温風Aによ て常に下向きに張力Bが作用するので、第1の 変形例同様に、媒体Mを開口部31に確実に落と し込むことができるとともに、媒体Mをより 定して搬送し、印刷及び切り抜きを行うこ ができる。さらに、本変形例では、送風機56 によって媒体Mに向かって温風Aを送風するこ で、乾燥手段として、媒体Mを効果的に乾燥 させることもできる。

 以上、本発明の実施形態について図面を 照して詳述したが、具体的な構成はこの実 形態に限られるものではなく、本発明の要 を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる

 印刷手段とカッターを有し、記録媒体に 像を印刷するとともに、その記録媒体をカ ターによって所望の形状に切り抜く画像記 装置に適用できる。