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Title:
SCREW FASTENER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/022419
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a screw fastener (100) comprising a driver (120) having a bit which is engagable with a recess of a screw, a fitting stand (170) to which the driver (120) is fitted, and a positioning mechanism (160) for positioning the driver (120) relative to the fitting stand (170). This screw fastener (100) is characterized in that the positioning mechanism (160) has a first engaging section (161) provided on the driver (120) and having a first cylindrical surface having a central axis coincident with the central axis of the bit, and a second engaging section (165) provided on the fitting stand (170) and having a second cylindrical surface (166) having a diameter equal to that of the first cylindrical surface.

Inventors:
KUBOYAMA MAKOTO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/065931
Publication Date:
February 19, 2009
Filing Date:
August 16, 2007
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
KUBOYAMA MAKOTO (JP)
International Classes:
B23P19/06
Foreign References:
JPH02131886A1990-05-21
JPH068075A1994-01-18
Attorney, Agent or Firm:
FUJIMOTO, Ryosuke (Yaesu Nagoya Building 6th Floor2-10, Yaesu 2-chom, Chuo-ku Tokyo 28, JP)
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Claims:
 ネジのリセスに係合可能なビットを有するドライバと、
 前記ドライバが取り付けられる取付台と、
 前記ドライバを前記取付台に位置合わせする位置合わせ機構と、を有するネジ締め装置において、
 前記位置合わせ機構は、
 前記ドライバに設けられ、前記ビットの前記中心軸を中心軸とする第1の円筒面を有する第1の係合部と、
 前記取付台に設けられ、前記第1の円筒面と同一の径の第2の円筒面を有する第2の係合部と、を有することを特徴とするネジ締め装置。
 前記第2の係合部は、前記取付台において前記ビットが貫通する貫通孔であることを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。
 前記第1の円筒面の中心角は180°よりも小さく、前記第1の円筒面の中心角よりも前記第2の円筒面の中心角の方が大きいことを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。
 前記ドライバは、前記ビットを駆動するモータと、当該モータの駆動力を前記ビットに伝達するギアボックスとを更に有し、
 前記第1の係合部は、前記ギアボックスの筐体に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。
 前記第1の係合部と前記第2の係合部は2箇所で接触することを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。
 
 
 
Description:
ネジ締め装置

 本発明は、一般に、ネジを自動で締め付 るネジ締め装置に関する。

技術背景

 スリーブの吸着孔にネジを吸着してネジ め箇所まで搬送し、スリーブに収納されて るビットでネジを締め付ける自動ネジ締め 置は知られている。ネジ締め装置の制御部 、スリーブを搭載したドライバを取付台に 載して三次元方向に移動するが、この時、 ットの中心軸の位置を正確に把握する必要 ある。制御部が把握するビットの中心軸の 置が実際の位置とずれた状態でドライバを 動すると、ビットの中心軸とネジやネジ穴 中心軸とがずれるためにビットがネジと係 する際に発塵が生じたり、ネジがネジ穴に 入できなくなったりする。

 このため、制御部が把握するビットの中 軸の位置と実際の位置との位置合わせが必 となり、ビットを収納するスリーブの代わ に位置合わせピンを取り付けて位置合わせ 行う方法が提案されている。図11は、かか 位置合わせ方法の要部斜視図である。かか 位置合わせ方法においては、ドライバ50Aに 載された位置合わせピン52Aが位置合わせ台70 の位置合わせ穴72Aに挿入可能なようにドライ バ50Aの取付台60上の位置を調節する。そして その状態でボルト56でドライバ50Aの取付部54 を取付台60に固定する。次に、他方のドライ 50Bについても同様の作業を行う。次に、取 台60を移動機構によって上昇及び移動して ドライバ50A及び50Bの位置合わせピン52A及び52 Bをスリーブに交換する。

 従来技術としては特許文献1及び2がある。

特開昭59-215032号公報

特開平11-254716号公報

 しかし、上述の位置合わせは煩雑で、調 、保守、修理等でドライバを取り外す度に 要であり、より簡単な位置合わせが望まれ いた。更に、各位置合わせピンとドライバ 取付部(ビットホルダ)との間にはクリアラ スがあり、位置合わせピンの先端が約0.2mmも 移動可能になるので位置合わせ精度も低かっ た。

 本発明は、簡単で精度の高い位置合わせ 可能なネジ締め装置に関する。

 本発明の一側面としてのネジ締め装置は ネジのリセスに係合可能なビットを有する ライバと、前記ドライバが取り付けられる 付台と、前記ドライバを前記取付台に位置 わせする位置合わせ機構と、を有するネジ め装置において、前記位置合わせ機構は、 記ドライバに設けられ、前記ビットの前記 心軸を中心軸とする第1の円筒面を有する第 1の係合部と、前記取付台に設けられ、前記 1の円筒面と同一の径の第2の円筒面を有する 第2の係合部と、を有することを特徴とする かかるネジ締め装置によれば、位置合わせ 構は第1の係合部を第2の係合部に突き当てる だけなので位置合わせが容易である。また、 従来の位置合わせピンがビットホルダに取り 付けられた状態で移動可能であるのに対して ビットと同軸の円筒面は同心円の状態からず れることはないので位置合わせ精度も向上す る。

 前記第2の係合部は、前記取付台において 前記ビットが貫通する貫通孔であってもよい 。ビットが貫通するために従来から形成され る貫通孔を利用し、新たな部材を必要としな いので、部品点数の削減につながる。

 前記第1の円筒面の中心角は180°よりも小 く、前記第1の円筒面の中心角よりも前記第 2の円筒面の中心角の方が大きくてもよい。 一径であるために、例えば、第1の係合部が ランジで第2の係合部が貫通孔であり、両者 の中心角が360°であると両者が係合しにくく るからである。

 前記ドライバは、前記ビットを駆動する ータと、当該モータの駆動力を前記ビット 伝達するギアボックスとを更に有し、前記 1の係合部は、例えば、前記ギアボックスの 筐体に固定される。ギアボックスはビットの 周りに形成されるので第1の係合部を形成し いからである。

 前記第1の係合部と前記第2の係合部は2箇 で接触してもよい。即ち、面接触しなくて よい。

 本発明の更なる目的又はその他の特徴は 以下、添付図面を参照して説明される好ま い実施例によって明らかにされるであろう

図1(a)は、本発明の一実施例としてのネ ジ締め装置の斜視図であり、図1(b)は、ネジ 給部の部分拡大断面図である。 図1に示すネジ締め装置のドライバの断 面図である。 図2に示すドライバの下方から見た斜視 図である。 図1に示すネジ締め装置のドライバと取 付台の分解斜視図である。 図1に示すドライバと取付台の拡大斜視 図である。 図6(a)は図4に示す取付台の変形例の斜 図であり、図6(b)は図6(a)に示す第2の係合部 平面図である。 図1に示すドライバの位置合わせ機構の 変形例を示す概略平面図である。 図1に示すドライバの位置合わせ機構の 別の変形例を示す概略平面図である。 図1に示すドライバの位置合わせ機構の 更に別の変形例を示す概略平面図である。 図1に示すドライバの位置合わせ機構 更に別の変形例を示す概略平面図及び断面 である。 従来の位置合わせ方法を説明するため の斜視図である。

 以下、添付図面を参照して、ネジ締め装 100について説明する。ここで、図1(a)は、ネ ジ締め装置100の斜視図であり、図1(b)は、ネ 供給部110の部分拡大断面図である。ネジ締 装置100は、ネジをピックアップして被締結 としてのワークに部品を自動的に締結する 能を有し、ネジ供給部110と、一対のドライ 120と、センサ150と、位置合わせ機構160と、 付台170と、移動機構180と、制御部190と、を する。

 ネジ供給部110は図示しない作業台に載置 れ、ネジ10を収納する。ネジ10はドライバの ビットが係合されるリセス13を有する。リセ 13の形状は、マイナス、十字、星型の凹部 ど限定されない。ネジ供給部110は、図1(b)に すように、ネジ10のネジ部15をガイドする溝 112を有する。ネジ10は溝112に沿って順次供給 れ溝終端よりドライバ120でピックアップす 。ネジ10は、溝112終端で回転可能である。

 ワークWは、例えば、HDDのスピンドルハブ で、ネジ締め装置100はスピンドルハブに部品 としてのクランプリングをネジ止めする。但 し、図1は、ワークWを簡略的に示している。 ランプリングは、複数のネジ穴(例えば、6 )を有して一定の押圧力でスピンドルハブの りに取り付けられたディスクを固定する。 ジ締めは、ネジ穴に対応した数のドライバ 同時に行うが、図1では便宜上2つのドライ のみを示している。

 ドライバ120は、ビット123を回転して自動 ネジ10を締め付け、図3に示すように、スリ ブ121及び122と、ビット123と、シャフト124と ビットホルダ125と、係止部126と、吸引プラ 130と、サーボモータ135と、ギアボックス140 、を有する。ここで、図2は、ドライバ120の 断面図である。

 スリーブ121は、中空の薄肉円筒部材であ 、Z軸方向に延びる中央貫通孔と、径方向に 側面を貫通する側面貫通孔121aと、を有する Z軸方向はビット123の長手方向に一致する方 である。スリーブ121は、シャフト124の係合 124aとビット123の係合部123aを収納する。ス ーブ121の下部に形成された側面貫通孔121aに 吸引プラグ130が装着される。

 スリーブ122は、断面凸形状を有し、Z軸方 向に延びる中央貫通孔としての吸着孔122aと 径方向に側面を貫通する側面貫通ネジ122bと を有する。ビット123はスリーブに対してZ軸 移動とZ軸周りに回転移動する。

 吸着孔122aは、ネジ10のネジ頭12を真空吸 すると共にビット123を収納する。吸着孔122a 、吸引プラグ130に接続している。

 吸引プラグ130は側面貫通ネジ122bと側面貫 通孔121aを通しネジ止めされる。

 ビット123は、Z軸方向に延びる棒状部材で あり、係合部123aと、作用部123cとを有する。

 係合部123aは、ビット123の上端に半円筒形 状に形成され、シャフト124の半円筒形状の係 合部124aと係合する係合部123aと124aにより、シ ャフト124にギアボックス140を介して伝達され たサーボモータ135の駆動力がZ軸周りの回転 動力としてビット123に伝達される。

 作用部123cは、ビット123の下端に形成され 、ネジ10のリセス13に係合する係合部123dを先 に有する。係合部123dの形状はリセス13の形 に対応する。係合部123dがネジ10のリセス13 係合して回転することにより、モータ135か 加えられた回転駆動力でビット123はネジ10を ワークWに締結することができる。

 シャフト124は、係合部124a及び124bと、上端 124cとを有する円筒部材である。係合部124aは 、ビット123の係合部123aと係合する半円筒形 を有する。係合部124bの周りにはギアボック 140のギア145が固定される。この結果、シャ ト124はギア145と一体に回転する。 ビット ルダ125は、シャフト124の周りに設けられ、 ット123の着脱を行うもので、シャフト124の 合部124aとビット123の係合部123aを保持すると 共に、ビット123の括れ部に鋼球を出し入れす ることでビット123をZ軸方向に拘束する。
また、図11に示す従来例では、位置合わせピ 52Aを保持する。

 吸引プラグ130は、スリーブ122の吸着孔122a 内を真空引きする。吸引プラグ130は、ネジ部 131と、接続部132とを有する。ネジ部131は、側 面貫通孔121aを通し122bにネジ止めされる。接 部132には図示しないホースや配管が接続さ 、かかるホースや配管は図示しない真空ポ プが接続される。配管に接続されたバルブ 開閉動作は制御部190によって制御される。 の結果、真空ポンプは吸引プラグ130を通じ 吸着孔122a内を減圧環境にすることができる 。

 サーボモータ135はモータ軸136を有し、図 しないケーブルを介して電源が供給される 本実施例では、モータ軸136とビット123の中 軸123eとは同一直線上には配置されておらず 偏心している(平行である)が、本発明は両者 同一直線状に配置されることを妨げるもの はない。

 ギアボックス140は、モータ135の動力をシ フト124に伝達するトルク伝達機構でギア列( ギア141乃至145)と、筐体146と、を有する。

 ギア141はモータ135のモータ軸136に固定さ てモータ軸136と共に回転する。ギア142は、 147の周りに固定されてギア141に噛み合って る。軸147は筐体146に回転自在に保持されてZ 軸方向に延びている。軸147は更にギア143が固 定されてギア144に噛み合っている。ギア144は 軸148に回転自在に保持されギア145に噛み合っ ている。この結果、モータ135の回転力はシャ フト124に伝達される。

 筐体146は、略五角形形状を有し、ギア列 収納する。筐体146は、モータ135が取り付け れる上面146aと、固定部として機能する張り 出し部146bと、底面としての取付面146dとを有 る。

 一対の張り出し部146bは筐体146の底部にお いて外側に張り出している。各張り出し部146 bには、一対の貫通孔146cが設けられ、取付台1 70の底板171の貫通孔(ネジ穴)171cにボルト149で めることで、ギアボックス140の筐体146は取 台170の底板171に固定される。取付面146dは、 取付台170の底板171の上面171aに接触して固定 れる面である。

 なお、本実施例は、一対のドライバ120の ャフト124を向かい合わせに配置している。 ち、X軸方向においてモータ135、シャフト124 、シャフト124、モータ135と整列するように配 置している。しかし、かかる配置は例示であ る。

 位置合わせ機構160は、ドライバ120を取付 170に取り付ける時、ビット123の中心軸123eが 所定の位置になるよう位置合わせするもので ある。位置合わせ機構160は、第1の係合部161 、第2の係合部165と、を有する。図3は、ドラ イバ120を下方から見た斜視図である。図4は ドライバ120と取付台170を下方から見た分解 視図である。図5は、ドライバ120と取付台170 上方から見た分解斜視図である。

 第1の係合部161は、ドライバ120のギアボッ クス140の取付面146dに固定される扇形状のフ ンジを有する。本実施例では、第1の係合部1 61はギアボックス140にボルト164を介してネジ めされている。但し、第1の係合部161はギア ボックス140と一体であってもよいし、シャフ ト124を収納する中空円筒形状のスリーブと一 体であってもよい。

 第1の係合部161は、ビット123の中心軸123e 中心軸とする(第1の)円筒面162を含む。ギア ックス140はビット123の周りに形成されるの ビット123の中心軸123eと同軸の円筒面162を形 し易い。Z軸に直交する平面において、円筒 面162はビット123の中心軸123eを中心とする円 を形成する。円筒面162は、機械加工により 成することができる。本実施例の円弧の中 角は60°であるが、本発明は円筒面の中心角 限定しない。但し、円弧の中心角が大きい が第1の係合部161を第2の係合部165に突き当 る動作が安定する。但し、大きすぎると後 するように第2の係合部165との係合が困難に る。円筒面162は、機械加工により形成する とができる。

 第2の係合部165は取付台170に設けられる。 図1、図4及び図5においては、第2の係合部165 、取付台170の底板171の上面171aと底面171bを貫 通する貫通孔として構成される。かかる貫通 孔にはビット123が貫通するために従来から形 成される。このため、この貫通孔を利用すれ ば、新たな部材を必要とせず、部品点数の削 減につながる。第2の係合部165としての貫通 は、(第2の)円筒面166を構成する。円筒面166 径は円筒面162の径に等しい。

 位置合わせ機構160は、ビット123の中心軸1 23eが第2の係合部165を構成する貫通孔の中心 167に一致するように、ドライバ120を取付台17 0に対して位置合わせする。かかる位置合わ は、第1の係合部161の円筒面162を第2の係合部 165の円筒面166に突き当てることによって行わ れる。単に突き当てるだけであるため位置合 わせ作業は従来よりも容易となる。  従来 ドライバ120の取り付け位置合わせはピンが ットホルダに取り付けられた状態で移動可 であるのに対して円筒面162と円筒面166とを 触した状態ではビット123の中心軸123eの位置 めは固定されるので、位置合わせ精度は従 よりも向上している。即ち、ボルト149を固 しなければ円筒面162と円筒面166とを接触し 状態ではドライバ120が取付台170に対して回 可能となるが、ビット123の中心軸123eの位置 は移動せずに固定される。位置合わせ精度は 円筒面162及び166の機械加工精度に依存して高 精度となる。

 取付台170は、一対のドライバ120を搭載し 移動機構180に接続する機能を有し、矩形板 部材としての底板171と、一対のL字形状の側 板172と、背板173とを有する。

 底板171は、ドライバ120を支持する機能を し、8個の貫通孔171c及び一対の貫通孔(第2の 係合部165)を有する。4つの貫通孔171cは一のド ライバ120を固定するボルト149が挿入されるネ ジ穴である。第2の係合部165の各貫通孔には ャフト124が貫通し、その中心軸167はビット12 3の中心軸123eと一致する。

 各側板172は底板171の上面171aの縁部に固定 される。固定方法は、接着、溶接、ネジ止め など制限されない。背板173は、移動機構180の Z軸ロボット184に固定される4つの取付穴173aを 有する。図1は、便宜上、一の取付穴173aのみ 示している。これにより、一対のドライバ1 20は移動機構180により移動可能となる。

 移動機構180は、ネジ供給部110とワークWと の間でドライバ120又はワークWを移動する機 を有し、X軸ロボット182と、Z軸ロボット186と 、ワークWのY軸ロボット188と、を有する。

 X軸ロボット182は、図1に示すX軸方向にド イバ120を移動させる。Z軸ロボット186は、図 1に示すZ軸方向にドライバ120を移動させる。Y 軸ロボット188は、図1に示すY軸方向にワークW を移動させる。これらのロボットには当業界 で周知の構成を適用することができ、ここで は詳しい説明を省略する。

 制御部190は、ネジ10のピックアップ時、 ジ10の搭載時、ネジ10の締結時などに、ドラ バ120のモータ135の回転と移動機構180による ライバ120の移動を制御する。制御部190は、M PUなどの処理部と共にRAMやROMなどのメモリを する。

 図6(a)は、取付台170の変形例としての取付 台170Aを下方から見た斜視図である。取付台17 0は、底板171Aを使用する点で取付台170と異な 。底板171Aは、一対の貫通孔を有する第2の 合部165の代わりに、一の貫通孔を有する第2 係合部166Aを使用する点で底板171と異なる。

 第2の係合部166Aの貫通孔は、図6(b)に示す うに、長方形168aの両端に一対の半円168bを 合した形状を有する。図6(b)は貫通孔の概略 面図である。この一対の半円168bのみが図4 おいても、第1の係合部161との突き当てに使 されるので、突き当てに使用される部分は 4も図6(b)も同じ形状をしている。このよう 、第1の係合部161の円筒面162と第2の係合部165 の円筒面166は完全な円筒面でなくてもよい。

 以下、図5に示す構造の組み立て方法につ いて説明する。各ドライバ120のビット123が第 2の係合部165の各貫通孔を貫通するようにド イバ120を取付台170上に載置する。次に、第1 係合部161の円筒面162を第2の係合部165の円筒 面166に突き当てる。これにより、ビット123の 中心軸123eと第2の係合部165の円筒面166の中心 167が一致する。この同軸状態は、たとえド イバ120が中心軸123eを中心として回転しても 崩れることはない。この状態で、ボルト149で 張り出し部146bと取付台170の底板171を固定す 。この結果、ドライバ120を交換しても一対 ビット123の距離Pを簡単かつ迅速に再現する とができる。ドライバ120の交換を迅速に行 ことによって、ネジ締め装置100の非稼動時 を短縮してスループットを向上することが きる。

 図4に示す実施例では、第1の係合部161と 2の係合部165は円筒面162及び166を介して面接 をしているが、少なくとも2箇所で接触すれ ば足りる。

 図7は、径方向に延びる一対のバーで構成 される第1の係合部161Aの概略平面図である。 線は図4に示す円筒面162を規定する線Rであ 。バーは、スリーブや筐体146と一体であっ もよいし接着などで固定されていてもよい

 各バーの先端は図4に示す円筒面162上にあ るため、各バーの先端を第2の係合部165の円 面166に突き当てることによって円筒面162を 筒面166に突き当てた場合と同様の効果を得 ことができる。即ち、円筒面166に一対のバ が接触するように移動しても、ビット123の 心軸123eと円筒面166の中心軸167の同軸性は維 される。

 バーの方向は径方向になくてもよい。例 ば、図8に示すように、両端部で線Rに接触 る一のバーから構成される第1の係合部161Bを 使用してもよい。図8は、第1の係合部161Bの概 略平面図である。

 第1の係合部161は棒状部材でなくてもよい 。例えば、図9に示すように、線Rに接触する 対の突起から構成される第1の係合部161Cを 用してもよい。図9は、第1の係合部161Cの概 部分平面図である。少なくとも2箇所で線Rに 接触することによって、かかる2箇所の中心 結ぶ線分の垂直二等分線上にビット123の中 軸123eを配置することができる。また、線Rと 円筒面162及び円筒面166の輪郭線と一致させれ ば、同軸性を確保することができる。

 もちろん、図7乃至図9と異なり、図4に示 第1の係合部161に二点で接触する第2の係合 を使用してもよい。

 第1及び第2の係合部161及び165の位置も取 面146dの下側と底板171の貫通孔に限定されな 。

 図10は、第1及び第2の係合部161及び165の変 形例の概略断面図及び底面図である。ギアボ ックス140の筐体146の側板172に対向する面にビ ット123の中心軸123eと同心円となる円筒面162D 有する第1の係合部161Dとして形成する。ま 、底板171の上面171aからZ軸方向に突出する第 2の係合部165Aを設ける。第2の係合部165Aは第1 係合部161Dの円筒面162Dと同一の曲率の円筒 166Aを有する。第1の係合部161Dと第2の係合部1 65Aによっても位置合わせの効果を得ることが できる。

 以上、本発明の好ましい実施例について 明したが、本発明はこれらの実施例に限定 れるものではなく、様々な変形及び変更が 能である。

産業上の利用の可能性

 本発明によれば、簡単で精度の高い位置 わせが可能なネジ締め装置を提供すること できる。