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Patent Searching and Data


Title:
SEMICONDUCTOR DEVICE AND ITS MANUFACTURING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/022373
Kind Code:
A1
Abstract:
In a phase change memory having a memory cell array including a memory cell using a storage element (RE) and a selection transistor (CT) by variable resistance, there is provided a technology of manufacturing a semiconductor device without causing the contamination of a manufacturing device. There are arranged buffer cells between a sense amplifier (SA) and a memory cell array (MCA) and between a word driver (WDB) and the memory cell array. The buffer cell includes a resistive storage element (RE) and the selection transistor (CT) same as the memory cell. The resistive storage element in the memory cell is connected to a bit line through a contact formed at the upper part thereof. On the other hand, the contact is not formed at the upper part of the resistive storage element in the buffer cell. When the contact in the memory cell is processed, it is kept covered with an insulator. By such a processing method, exposure and sublimation of a chalcogenide film used for the resistive storage element can be avoided.

Inventors:
HANZAWA SATORU (JP)
NITTA FUMIHIKO (JP)
MATSUZAKI NOZOMU (JP)
TANAKA TOSHIHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/065686
Publication Date:
February 19, 2009
Filing Date:
August 10, 2007
Export Citation:
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Assignee:
RENESAS TECH CORP (JP)
HANZAWA SATORU (JP)
NITTA FUMIHIKO (JP)
MATSUZAKI NOZOMU (JP)
TANAKA TOSHIHIRO (JP)
International Classes:
G11C13/00; H01L27/105; H01L27/10
Foreign References:
JP2004349504A2004-12-09
JP2006295177A2006-10-26
JP2006294206A2006-10-26
Attorney, Agent or Firm:
TSUTSUI, Yamato (6th Floor Kokusai Chusei Kaikan, 14, Gobancho, Chiyoda-k, Tokyo 76, JP)
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Claims:
 複数のワード線と、
 前記複数のワード線に交差する複数のビット線と、
 前記複数のワード線と前記複数のビット線との交点に配置された複数のメモリセルと、
 前記複数のワード線を制御するためのワードドライバ群と、
 前記複数のビット線に発生した読出し信号を分別するためのセンスアンプと、
 前記複数のビット線に平行に配置された第1の電圧給電線と、
 前記複数のワード線と前記第1の電圧給電線との交点に配置され、前記第1の電圧給電線に接続されていない第1の複数のバッファセルと、
 前記複数のワード線に平行に配置された第2の電圧給電線と、
 前記複数のビット線と前記第2の電圧給電線との交点に配置され、前記複数のビット線に接続されていない第2の複数のバッファセルとを具備し、
 前記第1の複数のバッファセルは、前記ワードドライバ群と前記複数のメモリセルとの間に配置され、
 前記第2の複数のバッファセルは、前記センスアンプと前記複数のメモリセルとの間に配置され、
 前記複数のメモリセルは、第1の抵抗性記憶素子と第1の選択トランジスタとで夫々構成されていることを特徴とする半導体装置。
 請求項1記載の半導体装置において、
 前記第2の電圧給電線は第1の金属層で形成され、
 前記複数のビット線と前記第1の電圧給電線は、第2の金属層で夫々形成され、
 前記第1の金属層の下層に第1のコンタクト層が形成され、
 前記第1の抵抗性記憶素子は、前記第1のコンタクト層の下層に、前記第1のコンタクト層に接して形成され、
 前記第1および第2の複数のバッファセルは、前記第1の選択トランジスタと同じ形状の第2の選択トランジスタを有することを特徴とする半導体装置。
 請求項1記載の半導体装置において、
 前記第1および第2の複数のバッファセルは、さらに、前記第1の抵抗性記憶素子と同じ形状の第2の抵抗性記憶素子を有し、
 前記第2の抵抗性記憶素子は、第1の絶縁体で覆われ、前記第1のコンタクト層に接していないことを特徴とする半導体装置。
 請求項1記載の半導体装置において、
 前記第1の抵抗性記憶素子は、カルコゲナイド膜を有することを特徴とする半導体装置。
 請求項3記載の半導体装置において、
 前記第1および第2の抵抗性記憶素子は、カルコゲナイド膜を有することを特徴とする半導体装置。
 請求項1記載の半導体装置において、
 前記複数のメモリセルは、さらに、第3の選択トランジスタを夫々有し、
 前記第1および第2の複数のバッファセルは、さらに、前記第3の選択トランジスタと同じ形状の第4の選択トランジスタを夫々有することを特徴とする半導体装置。
 請求項5記載の半導体装置において、
 前記第1の抵抗性記憶素子は、カルコゲナイド膜を有することを特徴とする半導体装置。
 請求項6記載の半導体装置において、
 リセット/セット動作時に、前記第1および第3の選択トランジスタが独立して駆動し、前記第1の抵抗性記憶素子を流れる電流が制御されることを特徴とする半導体装置。
 請求項1記載の半導体装置において、
 前記第1の複数のバッファセルと前記ワードドライバ群との間に、前記第1のコンタクト層と同じ形状の第2の複数のコンタクト層が形成され、
 前記第2の複数のバッファセルと前記センスアンプとの間に、前記第1のコンタクト層と同じ形状の第3の複数のコンタクト層が形成されていることを特徴とする半導体装置。
 請求項3記載の半導体装置において、
 前記第1の複数のバッファセルと前記ワードドライバ群との間に、前記第1のコンタクト層と同じ形状の第2の複数のコンタクト層が形成され、
 前記第2の複数のバッファセルと前記センスアンプとの間に、前記第1のコンタクト層と同じ形状の第3の複数のコンタクト層が形成されていることを特徴とする半導体装置。
 請求項10記載の半導体装置において、
 前記第1および第2の抵抗性記憶素子は、カルコゲナイド膜を有することを特徴とする半導体装置。
 選択トランジスタおよび抵抗性記憶素子を含むメモリセルを有する半導体装置の製造方法であって、
 前記メモリセルを構成する前記選択トランジスタを半導体基板上に形成する工程と、
 前記メモリセルを構成する第1の抵抗性記憶素子、および前記メモリセルの周辺に配置されるバッファセルを構成する第2の抵抗性記憶素子を形成する工程と、
 前記第1および第2の抵抗性記憶素子を覆う第1の絶縁体を形成する工程と、
 前記第1の絶縁体内において、前記第1の抵抗性記憶素子に接し、かつ、前記第2の抵抗性記憶素子に接しない第1のコンタクト層を形成する工程と、
 ワード線に平行に配置される第2の電圧給電線を構成する第1の金属層を形成する工程と、
 ビット線、および前記ビット線に平行に配置される第1の電圧給電線を構成する第2の金属層を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
 
Description:
半導体装置及びその製造方法

 本発明は、半導体装置及びその製造方法 関し、記憶情報に対応して抵抗値に差がで る素子から成るメモリセルを含む記憶装置 特に、カルコゲナイド材料の状態変化を利 して情報を記憶し、その情報による抵抗値 を検出して情報を弁別するメモリセルを用 た相変化メモリを含む記憶装置に適用して 効な技術に関する。

 本発明者が検討した技術として、例えば 相変化メモリを含む半導体装置においては 以下の技術が考えられる。

 記憶素子は、少なくともアンチモン(Sb)と テルル(Te)を含むGe-Sb-Te系、Ag-In-Sb-Te系などの ルコゲナイド材料(または、相変化材料)を 録層の材料として用いている。カルコゲナ ド材料を用いた相変化メモリの特性は、例 ば、非特許文献1で述べられている。

 図2は、相変化材料を用いた抵抗性記憶素 子の相変化に必要なパルス幅と温度との関係 を示す図である。この記憶素子に記憶情報‘ 0’を書き込む場合、図2に示すように、素子 カルコゲナイド材料の融点Ta以上に熱して ら急冷するようなリセットパルスを印加す 。冷却時間t1を短く、例えば約1nsに設定する ことにより、カルコゲナイド材料は高抵抗の アモルファス(非晶質)状態となる。

 逆に、記憶情報‘1’を書き込む場合、記 憶素子を融点Taよりも低く、ガラス転移点と じかそれよりも高い結晶化温度Txより高い 度領域に保つようなセットパルスを印加す ことにより、カルコゲナイド材料は低抵抗 多結晶状態となる。結晶化に要する時間t2は カルコゲナイド材料の組成によって異なる。 図2に示した素子の温度は、記憶素子自身が するジュール熱、および周囲への熱拡散に 存する。

 典型的な相変化メモリは、例えば図3に示 すようにメモリセル・アレイMCA、ワードドラ イバ群WDB、マルチプレクサMUX、書換え回路PRG M、センスアンプSAとで構成される。メモリセ ル・アレイMCAは、ワード線WL0、WL1、…とビッ ト線BL0、BL1、…との交点に行列状に配置され たメモリセルMC00、MC10、…、で構成される。 モリセルは、例えばMC00に示すように、上述 した抵抗性記憶素子REと選択トランジスタCT がビット線BL0と接地電圧端子との間に挿入 れた構成である。選択トランジスタCTのゲー ト電極は、ワード線WL0に接続される。ワード ドライバ群WDBは、図では省略されているアド レス信号に応じて、ワード線WL0、WL1、…から 一本を選択する。マルチプレクサMUXは、図で は省略されているアドレス信号に応じて、ビ ット線BL0、BL1、…から一本を選択して、書換 え回路PRGMまたはセンスアンプSAに接続する。

 特許文献1には、階層構造を有する半導体メ モリ装置のレイアウト構造及びそのレイアウ ト方法が記載されている。具体的には、グロ ーバルビット線の配線領域に、メモリセルと 同じ構造体を形成して、メモリセル・アレイ における構造体のレイアウト・パターンの規 則性を維持している。特許文献2には、メモ セル・アレイの周囲にメモリセルと同様の 造体を配置する旨が記載されている。

特開2006-295117号公報

特開2004-349504号公報

特開2004-154752号公報 「アイ・イー・イー・イー、インターナ ショナル・エレクトロン・デバイシズ・ミー ティング、テクニカル・ダイジェスト(IEEE In ternational Electron Devices meeting,TECHNICAL DIGEST) 、(米国)、2001年、p.803-806 「アイ・イー・イー・イー、インターナ ショナル・ソリッド・ステート・サーキット ・カンファレンス、ダイジェスト・オブ・テ クニカル・ペーパーズ(IEEE International Solid-St ate Circuits Conference,Digest of Technical Papers)」 (米国)、2007年、p.472-473 「アイ・イー・イー・イー、インターナ ショナル・ソリッド・ステート・サーキット ・カンファレンス、ダイジェスト・オブ・テ クニカル・ペーパーズ(IEEE International Solid-St ate Circuits Conference,Digest of Technical Papers)」 (米国)、2007年、p.474-475

 ところで、前記のような相変化メモリの 術について、本発明者が検討した結果、抵 性記憶素子の形成時にカルコゲナイド材料 昇華による製造装置の汚染を防ぐ工夫が必 であることが明らかとなった。

 第一に、相変化メモリのレイアウトにつ て検討した。図4(a)は、図3に示したメモリ ル・アレイにおけるビット線BL0上のメモリ ルの回路構成、図4(b)はレイアウト、図4(c)は 断面構造を示している。図4(b)のレイアウト において、AA0、AA1、AA2、…は、選択トラン スタのドレイン電極及びソース電極、チャ ルとなる活性化領域パターンである。活性 領域パターンは、二つのメモリセル毎に分 されている。例えば活性化領域パターンAA0 、メモリセルMC00とMC10の形成に用いられる。 FGは、ワード線WL0、WL1、…となるポリシリコ ・パターンである。RLA、RLは、抵抗性記憶 子パターンである。特に、パターンRLAは、 ット線BL0端に配置されるメモリセルMC00にお る記憶素子である。BCは、活性化領域と抵 性記憶素子とを接続するための下部コンタ ト・パターンである。TC、TCAは、抵抗性記憶 素子と図では省略されている上部配線層とを 接続するための上部コンタクト・パターンで ある。特に、パターンTCAは、ビット線BL0端に 配置されるメモリセルMC00において、抵抗性 憶素子上に形成される上部コンタクトであ 。

 図4(c)の断面図は、説明を簡単にするため に、要部構造を示している。100は、P型シリ ン基板である。101は、選択トランジスタの ート電極が接続されるワード線である。102 、選択トランジスタのドレイン電極及びソ ス電極となるn+拡散層である。104はPウェル 106は素子分離のための絶縁体である。120、12 0Aは、抵抗性記憶素子である。特に120Aは、メ モリセルMC00における抵抗性記憶素子である 131は、下部コンタクトである。132、132Aは、 部コンタクトである。特に、132Aは、ビット 線BL0端に配置されるメモリセルMC00において 抵抗性記憶素子120A上に形成される上部コン クトである。

 このような構造において、ビット線BL0端 なわちメモリセル・アレイの外周付近に配 されるメモリセルMC00では、抵抗性記憶素子 のパターン密度が低下するため、フォトリソ グラフィ工程では、当初の設計寸法より小さ な面積にパターニングされる虞がある。また 、その後のドライエッチング工程においては 、パターン密度の低下によるローディング効 果のために横方向へのエッチングが余分に進 み、最終的な抵抗性記憶素子の面積が小さく なる虞がある。このように記憶素子の面積が 相対的に小さくなると、上部コンタクト・パ ターンTCA(132A)が記憶素子パターンRLA(120)をは 出してしまう恐れがあることがわかった。 の問題を考えるために、抵抗性記憶素子に する断面構造を図5に詳述する。

 図4に記載の抵抗性記憶素子120、120A(RL、RL A)は、実際は、図5に示すように界面層300、カ ルコゲナイド材料301、タングステン電極302で 構成される。また、記憶素子は、シリコン・ ナイトライド303、304とで保護される。400は、 層間絶縁膜である。上部コンタクト孔132H、13 2AHは、上部コンタクト132、132Aとなるタング テンを埋め込むためのコンタクト孔である これらのコンタクト孔は、下部コンタクト13 1上ではシリコン・ナイトライド304、抵抗性 憶素子上ではシリコン・ナイトライド303を 々エッチング・ストッパーに用いて形成さ る。ところが、メモリセルMC00においては、 部コンタクト孔132AHが記憶素子からはみ出 てしまい、記憶素子の側壁に形成されたシ コン・ナイトライド304が削り取られる。こ ため、カルコゲナイド材料301が露出された 態で、真空CVD(Chemical Vapor Deposition)装置を用 いて上部コンタクトとなるタングステンの埋 め込みが行われる。この工程では、ターゲッ ト・ウェハがカルコゲナイド材料の昇華温度 (200℃前後)以上に加熱されるため、カルコゲ イド材料の昇華によってCVD製造装置が汚染 れる恐れがある。この問題を回避するため 、上部コンタクト・パターンTCA(132A)がはみ さないように記憶素子パターンRLおよびRLA 面積を大きくすると、メモリセル・アレイ 面積が増大してしまう問題が新たに生じる

 第二に、前述の上部コンタクト孔のドラ エッチング深さについて検討した。図6は、 メモリセルMC00における抵抗性記憶素子(120、R L)のパターンが、所望の大きさに加工されて る場合の断面構造を示している。同図で注 している点は、化学機械研磨CMP(Chemical Mecha nical Polishing)によって、ビット線BL0端すなわ メモリセル・アレイの外周に配置されるメ リセルMC00では、層間絶縁膜400が薄くなって しまうことである。この結果、上部コンタク ト孔132HBが、シリコン・ナイトライド304、303 びタングステン層302を突き破って、カルコ ナイド301にまで到達する虞がある。このよ な状況においても先に図5で説明したように 、露出されたカルコゲナイド材料301の上に、 上部コンタクトとなるタングステンが堆積さ れる。よって、この工程でターゲット・ウェ ハが加熱された際に、カルコゲナイド材料の 昇華によりCVD製造装置内部が汚染される可能 性がある。

 本発明の課題は、これらの問題を解決す ことである。すなわち、本発明の目的は、 モリアレイ加工の不均一性によって、カル ゲナイド材料が暴露されることなく、小面 の相変化メモリを実現することにある。

 本発明の前記並びにその他の目的と新規 特徴は、本明細書の記述及び添付図面から らかになるであろう。

 本願において開示される発明のうち、代 的なものの概要を簡単に説明すれば、次の おりである。

 すなわち、相変化メモリを有する半導体 置において、センスアンプとメモリセル・ レイとの間、並びにワードドライバとメモ セル・アレイとの間に、バッファセルを配 する。バッファセルは、メモリセルと同じ 抗性記憶素子と選択トランジスタとで構成 れる。メモリセルにおける抵抗性記憶素子 、その上部に形成されたコンタクトを介し ビット線に接続される。一方、バッファセ では、抵抗性記憶素子の上部にコンタクト 形成されず、メモリセル内のコンタクトが 工される時は、絶縁物に覆われたままの状 に保たれる。このような加工方法により、 抗性記憶素子に用いられるカルコゲナイド の暴露や昇華を回避することができる。

 本発明によれば、製造装置の汚染を招く となく、相変化メモリを製造することがで る。

(a),(b)は本発明の実施の形態1の半導体 置において、それに含まれる相変化メモリ レイアウトと断面構造の例を示す図である 相変化材料を用いた抵抗素子の相変化 必要なパルス幅と温度との関係を示す図で る。 相変化メモリの構成例を示す図である (a),(b),(c)は図3に記載の相変化メモリの イアウトと断面構造の例を示す図である。 図4に記載の相変化メモリの断面構造の 例を詳細に示す図である。 図4に記載の相変化メモリの断面構造の 別の例を詳細に示す図である。 図1の相変化メモリの回路構成の例を示 す図である。 図1に記載の相変化メモリのフォトリソ グラフィ工程の例を詳細に示す図である。 図1に記載の相変化メモリの断面構造の 例を詳細に示す図である。 (a),(b)は本発明の実施の形態2の半導体 置において、それに含まれる相変化メモリ レイアウトと断面構造の例を示す図である 本発明の実施の形態3の半導体装置に いて、それに含まれる相変化メモリの回路 成の例を示す図である。 (a),(b)は図11に記載の相変化メモリのレ イアウトと断面構造の例を示す図である。 図12に記載の相変化メモリの断面構造 例を詳細に示す図である。 (a),(b)は本発明の実施の形態4の半導体 置において、それに含まれる相変化メモリ レイアウトと断面構造の例を示す図である 本発明の実施の形態5の半導体装置に いて、それに含まれる相変化メモリの回路 成の例を示す図である。 (a),(b)は図15に記載の相変化メモリのレ イアウトと断面構造の例を示す図である。 本発明の実施の形態6の半導体装置に いて、それに含まれる相変化メモリの回路 成の例を示す図である。 (a),(b)は図17に記載の相変化メモリのレ イアウトと断面構造の例を示す図である。 本発明の実施の形態7の半導体装置に いて、それに含まれる相変化メモリの回路 成の例を示す図である。 (a),(b)は図19に記載の相変化メモリのレ イアウトと断面構造の例を示す図である。 (a),(b)は図19に記載の相変化メモリのレ イアウトと断面構造の別の例を示す図である 。 本発明の実施の形態8の半導体装置に いて、それに含まれる相変化メモリの回路 成の例を示す図である。 図22に記載の相変化メモリのセット動 におけるタイミング・ダイアグラムの例を す図である。 本発明の実施の形態9の半導体装置に いて、それに含まれる相変化メモリの回路 成の例を示す図である。 (a),(b),(c)は図24に記載の相変化メモリ レイアウトと断面構造の例を示す図である 本発明の実施の形態10の半導体装置に いて、それに含まれる相変化メモリの回路 成の例を示す図である。 (a),(b),(c)は図26に記載の相変化メモリ レイアウトと断面構造の例を示す図である

 以下、本発明の実施の形態を図面に基づ て詳細に説明する。なお、実施の形態を説 するための全図において、同一部材には原 として同一の符号を付し、その繰り返しの 明は省略する。また、実施例の各ブロック 構成する回路素子は、特に制限されないが 典型的には公知のCMOS(相補型MOSトランジス )等の半導体集積回路技術によって、単結晶 リコンのような1個の半導体基板上に形成さ れる。さらに、相変化を示すカルコゲナイド 材料等が集積回路の作成技術にハイブリッド して作成される。

 (実施の形態1)
 図7は、本発明の実施の形態1による相変化 モリの要部ブロックの構成例を示している 即ち、当該相変化メモリは、メモリセル・ レイMCAとマルチプレクサMUX、ワードドライ 群WDB、書換え回路PRGM、センスアンプSAに加 、メモリセル・アレイMCAの周囲に配置され 8つのバッファセル・アレイYLBCA、YRBCA、XUBCA XBBCA、ULBCA、URBCA、BLBCA、BRBCAとで構成される 。8つのバッファセル・アレイを除いた構成 、図3に示したものと同じである。当該相変 メモリの特徴は、メモリセル・アレイMCAの 囲に、例えばバッファセル・アレイYLBCA内 バッファセルYBC00のようにビット線BL0との接 続を断った抵抗性記憶素子REと選択トランジ タCTからなるセルを配置することにある。 下では、バッファセル・アレイの構成につ て、詳しく説明する。

 バッファセル・アレイYLBCA(第2の複数のバ ッファセル)は、二本の接地電圧給電線(第2の 電圧給電線)とビット線BL0、BL1、…との各交 に配置されたバッファセルYBC00、YBC10、…で 成され、マルチプレクサMUXとメモリセル・ レイMCAとの間に配置される。バッファセル 各々を構成する抵抗性記憶素子REと選択ト ンジスタCTは、メモリセル・アレイMCA内のメ モリセルと同じ構造である。バッファセル・ アレイYRBCAは、バッファセル・アレイYLBCAと じ構成であり、バッファセル・アレイYLBCAと 対を成すように各ビット線の他端に配置され る。

 バッファセル・アレイXUBCA(第1の複数のバ ッファセル)は、二本の接地電圧給電線(第1の 電圧給電線)とワード線WL0、WL1、…との各交 に配置されたバッファセルXBC00、XBC10、…で 成され、ワードドライバ群WDBとメモリセル アレイMCAとの間に配置される。二本の接地 圧給電線は、メモリセル・アレイMCAにおけ ビット線に対応するものであり、各バッフ セル内の抵抗性記憶素子は、この接地電圧 電線から切り離されている。バッファセル アレイXBBCAは、バッファセル・アレイXUBCAと 同じ構成であり、バッファセル・アレイXUBCA 対を成すように各ワード線の他端に配置さ る。

 バッファセル・アレイULBCA、URBCA、BLBCA、B RBCAの夫々は、ワード線に平行な2本の接地電 給電線とビット線に平行な2本の接地電圧給 電線との交点に配置されたバッファセルCBC00 CBC10、CBC01、CBC11とで構成される。他のバッ ァセル・アレイYLBCA、YRBCA、XUBCA、XBBCAと共 、メモリセル・アレイMCAの周囲に配置する

 図1(a)は、図7に示した相変化メモリのビ ト線BL0におけるバッファセル・アレイYLBCAと メモリセル・アレイMCAのレイアウトを示し、 図1(b)は断面構造を示している。図4と比べる 、第一金属層110のパターンFM、第二金属層11 1のパターンSM、第一ビア130のパターンFVが新 に追加されている。第一金属層110は、接地 圧給電線に用いられる。第二金属層111は、 ット線BL0に用いられる。第一ビア130は、上 コンタクト(TC)と同じ軸上に配置され、前述 の第一金属層110と第二金属層111とを接続する ために用いられる。バッファセルYBC00、YBC10 おいて、抵抗性記憶素子(RL、120)上の上部コ タクト(TC、132)を取り除くことにより、図7 回路図に示したように、抵抗性記憶素子(RL 120)とビット線(SM、111)との接続を断つ。

 図8は、上部コンタクトを形成するための 加工方法として、フォトリソグラフィ工程の 例を示したものである。層間絶縁膜400の上部 に塗布したレジスト500を、ガラス乾板601上の 遮光膜602が上部コンタクトと同じパターンに 除去されたフォトマスク600を用いて露光する 。次に、現像液を用いて、露光光700によって 感光したレジスト領域501を除去する。さらに 、感光せずに残留した部分のレジストをマス クとしてエッジング処理を行うと、図9に示 ように、所望の位置に上部コンタクト孔132H 形成される。

 以上のこのような構造にすることにより 相変化メモリの加工におけるカルコゲナイ の昇華及び製造装置の汚染問題を回避する とができる。すなわち、バッファセルYBC00 YBC10における抵抗性記憶素子120は、図8に示 ように上部コンタクト孔132Hを形成時に、層 絶縁膜400に保護された状態に保たれる。し がって、抵抗性記憶素子のパターンが小さ なったり、バッファセル・アレイYLBCA上の 間絶縁膜が薄くなったりした場合において カルコゲナイド膜301が暴露、昇華する恐れ ない。よって、製造装置の汚染を防ぐこと 可能となり、生産スループットが改善され 。また、メモリセル・アレイMCAにおいては 抵抗性記憶素子パターンRLの面積を抑制する ことができるので、小面積の相変化メモリを 形成することができる。さらに、抵抗性記憶 素子REと選択トランジスタCTが規則正しく配 されるので、メモリセル・アレイMCAにおけ 形状ばらつきが抑制されて、均一な電気特 の相変化メモリ実現することができる。

 (実施の形態2)
 図10は、本発明の実施の形態2による相変化 モリのレイアウトと断面構造の別の例を示 ている。実施の形態1の図1のレイアウトと 差異は、ビット線BL0端すなわちバッファセ ・アレイYLBCAの外側に、上部コンタクトTCを らに配置した点に特徴がある。これらの上 コンタクトは、この領域にメモリセルが配 された場合と同じ位置に形成される。

 このような構成により、メモリアレイMCA の最外周に位置するメモリセル(ここでは、 メモリセルMC00)の上部コンタクトは、行列状 配置された上部コンタクトの内側に位置す ことになる。よって、メモリセルMC00の上部 コンタクトは、上部コンタクトの密度がほぼ 一定となった領域に形成される。したがって 、メモリセル・アレイMCAにおける形状ばらつ きがより抑制されて、さらに均一な電気特性 の相変化メモリ実現することができる。

 (実施の形態3)
 本発明の実施の形態3では、先の発明とは異 なる相変化メモリの要部ブロックの構成例を 示す。本発明の特徴は、バッファセルから、 抵抗性記憶素子を取り除いた構成とすること である。本特徴を図11から図13を用いて、以 に説明する。

 図11は、本実施の形態3による相変化メモ の要部ブロックの構成例を示している。図7 と同様に、8つのバッファセル・アレイYLBCA、 YRBCA、XUBCA、XBBCA、ULBCA、URBCA、BLBCA、BRBCAが、 モリセル・アレイMCAの周囲に配置される。 れらのバッファセル・アレイは選択トラン スタCTからなるバッファセルで構成される 選択トランジスタCTのソース電極とゲート電 極は、接地電圧給電線に夫々接続される。

 図12(a)は、図11に示した相変化メモリのビ ット線BL0におけるバッファセル・アレイYLBCA メモリセル・アレイMCAのレイアウトを示し 図12(b)は断面構造を示している。図1と比べ と、バッファセルYBC00、YBC10において、抵抗 性記憶素子(RL、120)が取り除かれている点が なる。その代わりに、抵抗性記憶素子(RL、12 0)上の上部コンタクト(TC、132)がメモリセルMC0 0などと同様に形成される。これらの上部コ タクトは、実施の形態1の図8で示したような フォトリソグラフィを用いて形成される。

 このような構造にすることにより、先の 施例と同様に、相変化メモリの加工におけ カルコゲナイドの昇華及び製造装置の汚染 題を回避するなどの効果を得ることができ 。すなわち、図13に示すようにバッファセ YBC00、YBC10では、抵抗性記憶素子120のない位 に上部コンタクト孔132Hが形成される。した がって、抵抗性記憶素子120と上部コンタクト 孔132Hとの合わせずれが生じた場合や、バッ ァセル・アレイYLBCA上の層間絶縁膜が薄くな った場合においても、カルコゲナイド膜301が 暴露、昇華の心配がない。よって、製造装置 の汚染を防ぐことが可能となり、生産スルー プットが改善される。また、上部コンタクト を規則正しく配置されるので、メモリセル・ アレイMCAにおける形状ばらつきが抑制されて 、均一な電気特性の相変化メモリ実現するこ とができる。

 (実施の形態4)
 図14は、本発明の実施の形態4による相変化 モリのレイアウトと断面構造の別の例を示 ている。実施の形態3の図12のレイアウトと 差異は、ビット線BL0端すなわちバッファセ ・アレイYLBCAの外側に、抵抗性記憶素子RLを さらに配置した点に特徴がある。これらの抵 抗性記憶素子は、この領域にメモリセルが配 置された場合と同じ位置に形成される。

 このような構成により、メモリアレイMCA の最外周に位置するメモリセル(ここでは、 メモリセルMC00)の抵抗性記憶素子RLは、行列 に配置された抵抗性記憶素子RLの内側に位置 することになる。よって、メモリセルMC00の 抗性記憶素子RLは、抵抗性記憶素子RLの密度 ほぼ一定となった領域に形成される。した って、メモリセル・アレイMCAにおける形状 らつきがより抑制されて、さらに均一な電 特性の相変化メモリ実現することができる

 (実施の形態5)
 相変化メモリでは、抵抗性記憶素子に発生 るジュール熱で記憶情報の書換え動作が行 れるので、配線抵抗をできる限り抑制して 線抵抗における電圧降下を低減し、大電流 メモリセルに流すことが重要である。本発 の実施の形態5では、メモリセルのソース側 の配線抵抗を抑制するために、接地電圧給電 線を格子状に配線するための手段を提供する 。すなわち、ソース・シャントセルの構成例 を説明する。

 図15は、本発明による相変化メモリの要 ブロック図を示している。同図では、説明 簡単にするため、図3に示したメモリセル・ レイMCAを二つのメモリセル・アレイMCAU、MCA Bに分割し、これらの間にソース・シャント ル・アレイSSAを配置した構成例が示されて る。メモリセル・アレイMCAUは、ワード線WL0~ WL7とビット線BL0~BL3との各交点に、8行×4列に 置されたメモリセルMC00、MC10、…、MC70で構 される。同様に、メモリセル・アレイMCABは 、ワード線WL0~WL7とビット線BL4~BL7との各交点 、8行×4列に配置されたメモリセルMC00、MC10 …、MC70で構成される。ソース・シャントセ ル・アレイSSAは、ワード線WL0~WL7と接地電圧 電線との各交点に配置された8個のソース・ ャントセルSC0~SC7で構成される。ソース・シ ャントセルの各々は、メモリセルと同じ選択 トランジスタCTからなる。なお、ビット線や ード線の本数は、説明を簡単にするために8 本としているが、この限りではない。

 図16(a)は、図15に示した相変化メモリのソ ース・シャントセル・アレイSSAのレイアウト を示し、図16(b)は断面構造を示している。図1 と比べると、メモリセルから、抵抗性記憶素 子(RL、120)が取り除かれている点が異なる。 た、二つの選択トランジスタで共有するよ にn+拡散層(102)上に形成された下部コンタク (BC、131)と上部コンタクト(TC、132)とビット に平行に配置される第二金属層(SM、VSS)との には、第一金属層(FM)及び第一ビア(FV,130)が らに形成される。

 このような構造にすることにより、メモ アレイ内に接地電圧給電線を第一金属層FM 第二金属層SMを用いて格子状に配線すること が可能となり、ソース側の配線抵抗を低減す ることができる。また、ソース・シャントセ ルをメモリセルと同じ選択トランジスタを有 する構成とすることにより、選択トランジス タの配置が規則的なものとなり、メモリセル における形状ばらつきを抑制することが可能 となる。よって、メモリアレイ内にソース・ シャントセルを配置した場合においても、メ モリセルの電気特性ばらつきを抑制すること ができて、安定動作の相変化メモリを実現す ることができる。

 (実施の形態6)
 大容量の相変化メモリにおいて高速動作を 現するには、ワード線を低抵抗化して、ワ ド線活性化時における立上げ時間を短縮す ことが重要である。本発明の実施の形態6で は、メモリセルのワード線の配線抵抗を低減 するために、ポリシリコンのゲート電極に平 行に配置した金属配線層を一定間隔で短絡す るための手段を提供する。すなわち、ワード 線シャントセルの構成例を示す。

 図17は、本発明の実施の形態6による相変 メモリの要部ブロック図を示している。同 では、説明を簡単にするため、二つのメモ セル・アレイMCAU、MCABとの間にワード線シ ントセル・アレイWSAが配置された構成例が されている。メモリセル・アレイMCAUは、ワ ド線WL0~WL7とビット線BL0~BL3との各交点に、8 ×4列に配置されたメモリセルMC00、MC10、… MC73で構成される。同様に、メモリセル・ア イMCABは、ワード線WL0~WL7とビット線BL4~BL7と 各交点に、8行×4列に配置されたメモリセル MC00、MC10、…、MC73で構成される。ワード線シ ャントセル・アレイWSAは、ワード線WL0~WL7と その各々に平行に配置されたグローバル・ ード線GWL0~GWL7とを接続する8個のワード線シ ントセルWC0~WC7で構成される。

 図18(a)は、図17に示した相変化メモリのワ ード線シャントセル・アレイWCAのレイアウト を示し、図18(b)は断面構造を示している。図1 と比べると、メモリセルから、抵抗性記憶素 子(RL、120)と活性化領域(AA0、AA1、…)とn+拡散 (102)が取り除かれており、素子分離用の絶 体106上にワード線シャントセルWC0、WC1、… WC7が形成される。また、ポリシリコンで形 されたワード線は、下部コンタクトを形成 る領域にて、凸型のレイアウト・パターン なす。そして、下部コンタクト(BC、131)と同 軸上に形成された上部コンタクト(TC、132)、 第一金属層(FM、110)、第一ビア(FV、130)、第二 属層(SM、111)、第二ビア(SV、133)を介して、 三金属層(TM、112)で形成されたグローバル・ ード線と接続される。

 このような構造にすることにより、メモ アレイ内において、ポリシリコンで形成さ たワード線と第三金属層で形成されたグロ バル・ワード線とを接続することが可能と り、ワード線の配線抵抗を低減することが きる。また、メモリセルと同じ面積で形成 ることができるので、メモリセル・アレイ 面積オーバーヘッドを抑制することが可能 なると共に、メモリセルのレイアウト・パ ーンが不連続となる領域を抑制することに り、メモリセルの形状ばらつきを抑制する とが可能となる。よって、小面積かつ電気 性のばらつきの小さな、高速相変化メモリ 実現することができる。

 (実施の形態7)
 本発明の実施の形態7では、相変化メモリの 読出し動作における参照信号の発生に用いる 参照セルの実現方法を説明する。図19は、本 明の実施の形態7による相変化メモリの要部 ブロック図を示している。本実施の形態7の 徴は、メモリセル・アレイMCAL、MCARの各々に おいて、各ビット線上に参照セルが配置され る点にある。この点に注目して、以下に本実 施の形態7による相変化メモリの構成を詳し 説明する。

 図19における相変化メモリは、書換え回 PRGM、センスアンプSA、読み書き回路選択回 RWSEL、メモリセル・アレイMCAL、MCAR、マルチ レクサMUXL、MUXRとで構成される。読み書き 路選択回路RWSELは、書換え回路PRGM又はセン アンプSAの何れか一方を、共通データ線CDLL はCDLRとマルチプレクサMUXL又はMUXRを介して 選択したビット線に接続する回路ブロック ある。マルチプレクサMUXLは、メモリセル・ レイMCALのビット線BL0L~BL7Lから一本を選択し て、共通データ船CDLLに接続する回路ブロッ である。同様に、マルチプレクサMUXRは、メ リセル・アレイMCARのビット線BL0R~BL7Rから一 本を選択して、共通データ船CDLRに接続する 路ブロックである。

 メモリセル・アレイMCAL、MCARは、図15に示 したメモリセル・アレイMCAU、MCAB、ソース・ ャントセル・アレイSSAに加えて、ワードド イバ群WDB、参照セル・アレイRCAU、RCAB、参 セル・ソース・シャントセルRSCとで構成さ る。このうち、参照セル・アレイRCAUは、ビ ト線BL0R~BL3Rと参照ワード線RWLとの交点に配 された参照セルRC0~RC3で構成される。同様に 、参照セル・アレイRCABは、ビット線BL4R~BL7R 参照ワード線RWLとの交点に配置された参照 ルRC0~RC3で構成される。参照セルRC0~RC3の各々 は、例えば参照セルRC0のように、ビット線BL0 Rと接地電圧給電線との間に縦続接続されたNM OSトランジスタRTおよびCTとで構成される。ト ランジスタCTは、メモリセル内の選択トラン スタと同じ構成である。参照ワード線は、 択されるメモリセルに応じて選択的に活性 される。トランジスタRTは、そのゲート長LR Tが選択トランジスタCTのゲート長LCTよりも長 くなるように設計されている。また、ゲート 電極に入力されるバイアス電圧VBIASは、図で 省略されている電源回路によって制御され 。バイアス電圧VBIAS給電線は、参照ワード RWLに平行に配置される。このような構成に り、所望の参照信号を発生するように、参 セルの駆動電流を最適化することができる

 参照セル・ソース・シャントセルRSCは、 地電圧給電線と参照ワード線RWLとの交点に 置され、参照セルと同様にトランジスタRT CTとで構成される。参照セルとの違いは、ソ ース端子が参照ワード線RWLに平行な接地電圧 給電線と、ビット線に平行な接地電圧給電線 の双方に接続される点にある。このような接 続は、後述するレイアウトと断面図により容 易に理解することができる。

 図20(a)は、ビット線BL0Rにおけるメモリセ MC00~MC70と参照セルRC0とのレイアウトを示し 図20(b)は断面構造を示している。参照セルRC 0は、メモリセルMC00~MC70を形成する活性化領 AA0~AA3と同じ面積の活性化領域AA4上に形成さ る。トランジスタCTのソース電極におけるn+ 拡散層102を、下部コンタクト(BC、131)と上部 ンタクト(TC、132)を介して、凸型パターンの 一金属層(FM、110)に接続することにより、ト ランジスタCTのソース電極と参照ワード線に 行な接地電圧給電線とを接続する。トラン スタRTのドレイン電極におけるn+拡散層102を 、同軸上に形成した下部コンタクト(BC、131) よび上部コンタクト(TC、132)と、第一金属層( FM、110)及び第一ビア(FV、130)を介して第二金 層(SM、111)に接続することにより、トランジ タRTのドレイン電極とビット線BLR0とを接続 る。

 図21(a)は、ソース・シャントセル・アレ SSAと参照セル・ソース・シャントセルRSCの イアウトを示し、図21(b)は断面構造を示して いる。参照セル・ソース・シャントセルRSCは 、前述の参照セルRC0~RC3の構造を基にしてい 。さらに、第一ビア(FV、130)を介して、第一 属層と第二金属層とを接続することにより トランジスタCTのソース電極とビット線に 行に配置した接地電圧給電線とを接続する

 このような参照セル構造にすることによ 、メモリセル・アレイ内にメモリセルと同 ピッチで参照セルを形成することが可能と り、メモリセルと参照セルの形状ばらつき 抑制することができる。よって、小面積か 電気特性のばらつきの小さな、メモリセル アレイを形成することができる。また、参 セル・ソース・シャントセルRSCを用いるこ により、参照セルにおけるソース線の配線 抗を低減することができる。さらに、書換 回路PRGMとセンスアンプSAを二つのメモリセ ・アレイMCAL、MCARで共有して、一方のメモ セル・アレイを読み出し用、他方のメモリ ル・アレイを参照信号発生用に使うことに り、所謂、開放型ビット線構成の読出し動 を行うことができる。

 (実施の形態8)
 本発明の実施の形態8では、相変化メモリの 別のメモリセル及びメモリセル・アレイの書 換え動作を説明する。本発明の実施の形態8 特徴は、特許文献3に記載されているように モリセルを2T1R構成(2トランジスタ・1抵抗性 記憶素子)としたメモリアレイにおいて、動 に応じてワード線の活性化時間を変える点 ある。

 図22は、本発明による相変化メモリにお るメモリセル・アレイTMCAを示している。同 では、簡単のために8行8列に配置されたメ リセルTMC00~TMC77で構成される例が示されてい る。メモリセルは、例えばTMC00に示すようにN MOSトランジスタCT0、CT1と抵抗性記憶素子REと 構成される。抵抗性記憶素子REは、ビット BL0と二つのトランジスタCT0、CT1との間に挿 される。二つのトランジスタCT0、CT1は、ワ ド線WL00、WL01で夫々制御される。また、トラ ンジスタCT0、CT1のソース電極は、隣接するメ モリセルにおけるトランジスタのソース電極 と夫々接続される。

 図23は、本実施の形態8によるメモリセル 動作を示している。同図では、メモリセルM C00に注目して、ワード線WL00、WL01とビット線B L0の動作電圧波形が示されている。図23(a)は 二本のワード線を同時に活性化して、メモ セルに書換え電流ICELLを印加する動作を示し ている。ここで、書換え電流ICELLは、書換え 報に応じて印加されたビット線電圧BL0で制 される。抵抗性記憶素子を高抵抗にするリ ット動作の場合は、大振幅かつ短時間のパ スをビット線に印加する。一方、記憶素子 低抵抗にするセット動作の場合は、小振幅 つ比較的長時間のパルスをビット線に印加 る。このような、動作により、図2で述べた 動作を実現する。なお、相変化メモリは、フ ラッシュメモリで行われているような所謂消 去動作を必要としないので、同図に示すよう にリセットパルスやセットパルスを記憶情報 に応じて選択的に印加する動作が可能である 。このような動作により、書換え時間を短縮 することができる。

 図23(b)は、図23(a)の変形例である。セット 動作時に、非特許文献2に記載されているよ なビット線に徐冷パルスを印加する点に特 がある。立ち下がり時間を長くすることに り、セル毎に最適な結晶化温度を実現する とが可能となり、セット後の抵抗のばらつ を抑制することができる。

 図23(c)は、別のワード線駆動方法の例で る。本動作の特徴は、ワード線WL00、WL01を二 段階に駆動してセット動作を行う点にある。 すなわち、第一の期間は、振幅の大きいパル スを印加して、一旦抵抗性記憶素子を融解す る。続く第二の期間は、振幅を抑制して、記 憶素子を結晶化に適した温度に保つ。このよ うな動作を行うことで、非特許文献3で述べ れているようなセット動作の高速化を実現 ることができる。

 図23(d)は、さらに別のワード線駆動方法 例である。本動作の特徴は、異なるタイミ グでワード線WL00、WL01を立ち下げる点にある 。すなわち、第一の期間は、二本のワード線 WL00、WL01を活性化することにより、如何なる 憶情報を書き込む場合においても、一旦、 憶素子を融解する。続く第二の期間は、一 のワード線WL00を立ち下げて、他方のワード 線WL01を活性化状態に保持する。このような 制御により、セット動作におけるセル駆動 流ICELLを抑制して、記憶素子を結晶化に適し た温度に保つことが可能となる。このように 、二値の電圧駆動でセル電流を制御すること により、簡単な回路構成で図23(c)と同様の効 を得ることができる。

 図23(e)は、さらに別のワード線駆動方法 例である。本動作の特徴は、図23(d)に示した ワード線の制御と、第二の期間に図23(b)に示 たビット線への徐冷パルス印加を行う動作 組み合わせた点にある。このような制御に り、セット動作の高速化と、セット後の抵 ばらつきの抑制の双方を実現することがで る。

 図23(f)は、徐冷パルスに代えて、非特許 献3に記載されているような二段のパルスを ット線BL0に印加する動作の例である。この 合は、斜めパルスと同様にセル駆動電流ICEL Lを最適化できると共に、ビット線をアナロ 的な駆動方法から3値駆動とすることによっ 、駆動回路の構成を簡単にできる。

 以上の構成と動作により、次の効果が得 れる。すなわち、図22に示すように素子分 領域を排して2T1Rセルを形成することにより 選択トランジスタのゲート幅が大きなメモ セルを小さな面積で実現することが可能と る。また、図23に示したように、二本のワ ド線を個別に制御することにより、ワード の2値駆動によるセル電流の制御を実現する とが可能となる。よって、簡単な回路構成 、高速かつ抵抗ばらつきの小さなセット動 を実現することができる。なお、これまで 説明では、一旦、記憶素子を融解してから 晶化を行うようなワード線やビット線の電 を制御する動作の例を述べてきた。しかし 書換え動作の原理は、これに限らず、種種 変形例がありうる。例えば、記憶素子の組 や形状によっては、融解せずに、一旦、結 核生成に最適な温度に上げてから、結晶成 が最速となるような温度に下げる書換え動 もあり得る。この場合も、本実施例の書換 方式を用いて書換え電流を制御することに り、所望の書換え動作を簡便に実現するこ が可能となる。

 (実施の形態9)
 本発明の実施の形態9では、実施の形態8で べた2T1R構成の相変化メモリセルにおけるバ ファセル構造を説明する。本バッファセル 特徴は、実施の形態1で述べたように、メモ リアレイの周囲に配置した構造体から、抵抗 性記憶素子上のコンタクトが取り除かれてお り、抵抗性記憶素子とビット線との接続が断 たれている点にある。

 図24は、本発明による相変化メモリにお るメモリセル・アレイTMCAとバッファセル・ レイYLTBCA、YRTBCAを示している。メモリセル アレイTMCAは、図22に示したものと同一であ 、簡単のために8行8列に配置されたメモリ ルTMC00~TMC77で構成される例が示されている。 バッファセル・アレイYLTBCA、YRTBCAは、1行8列 配置されたバッファセルTBC0~TBC7で構成され 。バッファセルTBC0~TBC7の各々は、メモリセ と同様に、二つのトランジスタCT0、CT1と抵 性記憶素子REとで構成される。また、先に べたように、記憶素子REとビット線との接続 が断たれている。

 図25(a)は、ビット線BL0におけるメモリセ MC00~MC70と、その両端に配置されるバッファ ルTBC0とのレイアウトを示し、図25(b)はAA’切 断面における断面構造、図25(c)はBB’切断面 おける断面構造を示している。これらのセ は、ビット線方向に素子分離用の絶縁体が 成されることなく、一つの活性領域パター AA上に形成される点に特徴がある。抵抗性記 憶素子(RL、120)は、その長手方向がワード線 平行になるように配置される。

 AA’断面において、メモリセル内の抵抗 記憶素子は、上部コンタクト(TC、132)及び第 金属層(FM、110)、第一ビア(FV、130)を介して 第二金属層(SM、111)で形成されたビット線BL0 接続される。一方、バッファセル・アレイY LTBCA、YRTBCAにおけるバッファセルTBC0では、抵 抗性記憶素子上のコンタクトが取り除かれて おり、ビット線との接続が断たれている。

 BB’断面において、メモリセル内の抵抗 記憶素子は、下部コンタクト(BC、131)を介し 、トランジスタCT0、CT1のドレイン電極に相 する活性化領域(AA、102)に接続される。また 、トランジスタCT0、CT1のソース電極に相当す る活性化領域(AA、102)が、下部コンタクト(BC 131)、上部コンタクト(TC、132)を介して、第一 金属層(FM、110)で形成された接地電圧給電線 接続される。バッファセル・アレイYLTBCA、YR TBCAにおけるバッファセルTBC0の構造も、メモ セルに同様である。

 このような構成とすることにより、バッ ァセルから上部コンタクトを排除した構成 することにより、実施の形態1で述べたよう に上部コンタクト形成時における、カルコゲ ナイド膜301が暴露、昇華の心配がない。よっ て、製造装置の汚染を防ぐことが可能となり 、生産スループットが改善される。

 なお、図24では、説明を簡単にするため 、バッファセルをビット線の両端に配置し 構成を示した。しかし、実施の形態1で説明 たように、上部コンタクト孔の合わせずれ 、層間絶縁膜厚の不均一領域は、ワード線 両端にも生じることがある。この場合は、 ット線と同様に、ワード線の両端にもバッ ァセルを配置することにより、カルコゲナ ド膜の暴露、昇華を回避することができる また、実施の形態2の図10で述べたように、 ッファセルのさらに外側に上部コンタクト 配置することにより、メモリセルの形状ば つき起因の電気特性ばらつきを抑制するこ ができる。

 (実施の形態10)
 本発明の実施の形態10では、2T1R構成の相変 メモリセルの別のバッファセル構造及びメ リセル・アレイを説明する。本実施の形態1 0の特徴は、実施の形態3の図11~図13に示した うに、バッファセルから抵抗性記憶素子REを 取り除いた点にある。図26は、本発明の実施 形態10による相変化メモリにおけるバッフ セル・アレイYLTBCA、YRTBCAの別の例を示して る。メモリセル・アレイTMCAは、図24と同様 構成である。バッファセル・アレイYLTBCA、YR TBCAは、選択トランジスタCT0、CT1からなるバ ファセルTBC0~TBC7で構成される。

 図27(a)は、ビット線BL0におけるメモリセ MC00~MC70と、その両端に配置されるバッファ ルTBC0とのレイアウトを示し、図27(b)はAA’切 断面における断面構造、図27(c)はBB’切断面 おける断面構造を示している。これらのセ は、図25に示した構造と同様に、一つの活性 領域パターンAA上に形成される。また、抵抗 記憶素子(RL、120)は、その長手方向がワード 線に平行になるように、メモリセルMC00~MC70の みに配置される。

 AA’断面において、メモリセル内の抵抗 記憶素子は、上部コンタクト(TC、132)及び第 金属層(FM、110)、第一ビア(FV、130)を介して 第二金属層(SM、111)で形成されたビット線BL0 接続される。一方、バッファセル・アレイY LTBCA、YRTBCAにおけるバッファセルTBC0では、抵 抗性記憶素子が取り除かれ、第一金属層(FM、 110)の上下にメモリセルと同様に上部コンタ ト(TC、132)と第一ビア(FV、130)が形成される。

 BB’断面において、メモリセル内の抵抗 記憶素子は、下部コンタクト(BC、131)を介し 、トランジスタCT0、CT1のドレイン電極に相 する活性化領域(AA、102)に接続される。また 、トランジスタCT0、CT1のソース電極に相当す る活性化領域(AA、102)が、下部コンタクト(BC 131)、上部コンタクト(TC、132)を介して、第一 金属層(FM、110)で形成された接地電圧給電線 接続される。バッファセル・アレイYLTBCA、YR TBCAにおけるバッファセルTBC0の構造も、メモ セルに同様である。このような構成とする とにより、実施の形態8と同様の効果を得る ことができる。

 なお、図26では、説明を簡単にするため 、バッファセルをビット線の両端に配置し 構成を示した。しかし、実施の形態3で説明 たように、上部コンタクト孔の合わせずれ 、層間絶縁膜厚の不均一領域は、ワード線 両端にも生じることがある。この場合は、 ット線と同様に、ワード線の両端にもバッ ァセルを配置することにより、カルコゲナ ド膜の暴露、昇華を回避することができる また、実施の形態4の図14で述べたように、 ッファセルのさらに外側に抵抗性記憶素子 配置することにより、メモリセルの形状ば つき起因の電気特性ばらつきを抑制するこ ができる。

 以上、本発明者によってなされた発明を の実施の形態に基づき具体的に説明したが 本発明は前記実施の形態に限定されるもの はなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々 更可能であることはいうまでもない。また 前記実施の形態1~10をそれぞれ適宜組み合わ せてもよい。

 例えば、バッファセルの規模は、製造装 の性能に応じて変更可能である。これまで 、センスアンプ並びにワードドライバ群と 間に2セルずつ配置する構成を示したが、1 ルずつ配置する構成も可能である、この場 は、より小さなメモリセル・アレイを実現 ることができる。一方、上部コンタクト孔 合わせずれが広範囲に渡っていたり、層間 縁膜が広範囲に渡って薄くなっていたりす 場合は、バッファセルの個数を多くするこ により、カルコゲナイド膜の暴露、昇華を 避することができる。

 また、これまでは、抵抗性記憶素子がカ コゲナイド膜を有する相変化メモリを例に 本発明の実施例を説明してきたが、抵抗性 憶素子は、これに限定されない。例えば、 性体材料を用いるMRAMやRRAMにも適用するこ ができて、相変化メモリと同様に抵抗性記 素子の暴露や昇華を回避することができる

 本発明は、メモリセル・アレイとセンス ンプ並びにワードドライバ群との間に、抵 性記憶素子または上部コンタクトを取り除 た構造体を配置する領域を設けることによ 、上部コンタクト孔を形成する時のカルコ ナイド膜の暴露、昇華を回避することが可 となるため、製造装置を汚染することなく 相変化メモリを製造することができる。




 
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