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Patent Searching and Data


Title:
SEMICONDUCTOR INTEGRATED CIRCUIT DEVICE AND ITS TEST METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/066764
Kind Code:
A1
Abstract:
When the operation frequency of a tester or an input/output circuit of a semiconductor integrated circuit device is lower than the frequency of a test input signal, an amount of disturbance allowance of a circuit under test can be measured without stopping the operation of the circuit under test included in the semiconductor integrated circuit device. The semiconductor integrated circuit device has a normal output signal counter for counting, when the circuit under test repeats, a plurality of times in sequence, a process for each input signal of an input signal group including one or two or more input signals, the number of how many times the circuit under test has outputted a normal output signal in response to a predetermined input signal among the input signal group.

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Inventors:
NOSE KOICHI (JP)
MIZUNO MASAYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/071230
Publication Date:
May 28, 2009
Filing Date:
November 21, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NEC CORP (JP)
NOSE KOICHI (JP)
MIZUNO MASAYUKI (JP)
International Classes:
G01R31/30; G01R31/28; H01L21/822; H01L27/04
Foreign References:
JP2001229699A2001-08-24
JP2006073081A2006-03-16
JP2002214300A2002-07-31
JPS5246871A1977-04-14
Attorney, Agent or Firm:
KATO, Asamichi (20-12 Shin-Yokohama 3-chomeKohoku-ku, Yokohama-shi, Kanagawa 33, JP)
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Claims:
 1又は2以上の入力信号から成る入力信号群の各入力信号に対する処理を順に被測定回路によって複数回にわたって繰り返した場合において、該入力信号群のうちの所定の入力信号に対して該被測定回路により正常な出力信号が出力された回数をカウントする正常出力信号カウンタを備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
 前記被測定回路を備えることを特徴とする、請求項1に記載の半導体集積回路装置。
 前記入力信号群に対するクロック信号に同期して増加し、又は減少するカウントを入力信号カウントとして求めて出力する入力信号カウンタと、
 前記入力信号カウントに応じて前記入力信号群のうちのいずれかの入力信号を選択して前記被測定回路に出力する入力信号記憶部と、を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の半導体集積回路装置。
 前記所定入力信号を処理する期間に限り、前記被測定回路に擾乱を加えるとともに、該擾乱を加える度にその強度を増加又は減少させる入力信号擾乱部を備えることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
 前記入力信号擾乱部は、前記入力信号カウントを参照することにより、前記所定入力信号を処理する期間に限り前記被測定回路に擾乱を加え、
 前記正常出力信号カウンタは、前記入力信号カウントを参照することにより、前記所定入力信号に対して正常な出力信号が出力された回数をカウントすることを特徴とする、請求項4に記載の半導体集積回路装置。
 前記入力信号記憶部は、
 前記入力信号群を記録する1又は2以上の入力信号レジスタと、
 前記入力信号群のうちのいずれかの入力信号を選択して前記被測定回路に出力する入力信号選択回路と、
 前記所定入力信号に対する理想出力信号を記録する理想出力信号レジスタと、を備えることを特徴とする、請求項3乃至5のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
 前記入力信号選択回路は、前記入力信号カウントを参照することにより、前記入力信号群のうちのいずれかの入力信号を選択して前記被測定回路に出力することを特徴とする、請求項6に記載の半導体集積回路装置。
 1又は2以上の入力信号から成る入力信号群の各入力信号に対する処理を順に被測定回路によって複数回にわたって繰り返す工程と、
 前記入力信号群のうちの所定の入力信号に対して前記被測定回路により正常な出力信号が出力された回数をカウントする工程と、を含むことを特徴とする半導体集積回路装置のテスト方法。
 前記入力信号群のクロック信号に同期して増加し、又は減少するカウントを入力信号カウントとして求める工程と、
 前記入力信号カウントに応じて、前記入力信号群のうちのいずれかの入力信号を前記被測定回路に入力する工程と、を含むことを特徴とする、請求項8に記載の半導体集積回路装置のテスト方法。
 前記所定入力信号を処理する期間に限り、前記被測定回路に擾乱を印加する工程と、
 前記擾乱を加える度にその強度を増加又は減少させる工程と、を含むことを特徴とする、請求項8又は9に記載の半導体集積回路装置のテスト方法。
 前記擾乱印加工程において、前記入力信号カウントに基づいて、前記所定入力信号を処理する期間に限り、前記被測定回路へ擾乱を加え、
 前記回数計測工程において、前記入力信号カウントに基づいて、前記所定入力信号に対して正常な出力信号が出力された回数をカウントすることを特徴とする、請求項10に記載の半導体集積回路装置のテスト方法。
Description:
半導体集積回路装置及びそのテ ト方法

[関連出願の記載]
 本発明は、日本国特許出願:特願2007-301127号( 2007年11月21日出願)の優先権主張に基づくもの であり、同出願の全記載内容は引用をもって 本書に組み込み記載されているものとする。
 本発明は半導体集積回路装置及びそのテス 方法に関する。

 半導体集積回路装置は、出荷される前に 内部の論理回路やメモリ回路が正常に動作 るか否かがテストされる。図4は、従来の半 導体集積回路装置160のブロック図である。図 4を参照すると、従来のテスト方法において 、外部のテスタ200から半導体集積回路装置16 0の内部にテスト用の入力信号を入力し、ク ック信号を発生させた後、比較回路120は被 定回路150の出力信号と理想出力信号とが一 するか否か判定する。このとき、テスタ200 よって発生させることができ、かつ、半導 集積回路装置160の外部から内部に取り込む とができるクロック周波数は、一般に100MHz 下である。したがって、半導体集積回路装 160の通常の使用時よりも遅いクロック信号 テストを行う必要がある。このようなテス 方式によって検出することができる動作異 は、動作速度に依存しないようなオープン 障やショート故障等に限られる。

 近年、クロック信号及びテスト用の入力 号を半導体集積回路装置160の内部で発生さ 、実際に使用する定格周波数で動作させて その挙動を観測するアットスピードテスト 式も用いられ始めている。例えば、特許文 1において、クロック信号を半導体集積回路 装置160の内部のクロック信号発生器(非図示) 発生させ、テスト用の入力信号は半導体集 回路装置160の内部に搭載されたBIST(Built-in S elf Test)回路(非図示)によって発生させる方式 が記載されている。この場合、クロックサイ クルごとにBIST回路が入力信号を発生させ、 れを被測定回路150に入力し、比較回路120は 測定回路150の出力信号と理想出力信号とを 較し、出力信号が正常か異常かを判定する この方式により、動作速度に依存するよう 異常、例えば、動作速度が定格の速度より 遅くなるような異常を検知することができ 。

特開2006-073081号

特開2001-318730号

 特許文献1及び2の開示事項は、本書に引用 もって繰り込み記載されているものとする
 以下の分析は、本発明者によってなされた のである。

 特許文献1のように、半導体集積回路装置 160の内部に備えたBIST回路を用いた場合には 多くの種類のデータをBIST回路の内部におい 生成させることから、BIST回路の面積が大き くなるという問題がある。さらに、テスト用 の入力信号に応じた理想出力信号を予測する ことが困難となるという問題もある。したが って、入力信号及び理想出力信号の生成は外 部のテスタ200で行い、半導体集積回路装置160 の外部から入力信号及び理想出力信号を低速 に入力し、半導体集積回路装置160の外部にテ スト結果を低速に出力する方式が望まれる。

 さらに最近では、潜在的微小欠陥の検出 重要視されている。潜在的微小欠陥とは、 格条件では動作するものの、微小欠陥を含 ない半導体集積回路装置と比較して、動作 度の高速化や電源電圧の低下に対する耐性 低下させる微小欠陥をいう。すなわち潜在 微小欠陥は、出荷先の環境に応じて、動作 度が低下し、電力を異常増加させる等の不 を引き起こす原因となり、経年劣化を引き こす原因ともなる。

 潜在的微小欠陥を検出するためには、半 体集積回路装置が定格条件において動作す か否かをテストするのみならず、その動作 裕(マージン)も定量的に計測し、定格条件 は動作するものの、微小欠陥を含まないも と比較して動作速度の高速化や電源電圧の 下に対する耐性が劣っていないかをテスト る必要がある。

 例えば、半導体集積回路装置における最 の動作周波数を検出する方法として、クロ ク周波数を定格以上に高めて動作可能な周 数を測定する遅延マージン観測方法がある このようなマージンの観測が可能であれば 従来のように、定格動作を保証するのみな ず、潜在的微小欠陥の有無に係る情報も取 することができる。特許文献2に記載された 方法においては、BISTなど、チップ内部の装 が用いられる。

 しかし、特許文献2に開示された方法のよ うにBISTを用いた場合には、多くの種類のデ タをBIST内部で生成させるため、BISTの生成部 の面積が大きくなり、BISTの入力信号に対応 た理想出力信号を予測する手段を実現する とが困難であるという問題がある。

 図4のように、すべての周期にわたる正常 /異常判定信号を半導体集積回路装置160の外 のテスタ200に送信し、そのマージンを検査 るという方法においては、次のようにテス が行われる。すなわち、テスタ200が受信す ことのできる信号の周波数限界や半導体集 回路装置160の入出力回路の動作周波数限界(1 00MHz以下)を考慮して、この帯域にあわせてク ロック速度を低下させてテストが行われる。 また、連続的に測定を行わずに帯域にあわせ て適宜停止させながらテストが行われる。

 しかし、前者の場合にはテスト可能なマ ジンの範囲が限定されてしまうという問題 ある。また、後者の場合には測定時間が増 してしまうという問題がある。

 一方、テスタ200から半導体集積回路装置1 60への入力信号が、図6のように同一の入力信 号(例えばI0)の繰り返しであり、被測定信号 擾乱のみを徐々に高めていって擾乱耐性量 検出する場合には、入力信号は最大動作周 数を検出する期間にわたって同一である。 たがって、LSIの動作速度で命令を切り替え ことができない低速のテスタ200であっても 応することができる。

 しかし、メモリ回路に対して行われる図7 のようなマーチテストにおいては、あるサイ クルにおける回路の擾乱耐性量がそれ以前の サイクルにおいてどのような命令を実行した かによって変化する現象を検出する必要があ る。この場合、いくつかの入力信号から成る 入力信号群を繰り返し入力する際、特定の入 力信号にのみ擾乱(例えば、遅延)を与え、ど 程度の擾乱に耐えられるかを観測する必要 ある。このとき、サイクルごとに異なる入 信号を発生させて被測定回路150に入力する 要がある。すなわち、出力信号の処理と同 に入力信号に対してもテスタ200が出力する とのできる信号速度を考慮しなければなら 、半導体集積回路装置160の入出力回路の動 周波数限界(100MHz以下)も考慮しなければな ない。したがって、この帯域にあわせてク ック速度を低下させるか、又は測定を連続 に行わずに帯域にあわせて被測定回路150を 宜停止させつつテストを行う必要がある。 かし、前者の場合には調査可能な遅延マー ンの範囲が限定されてしまい、後者の場合 は測定時間が増加するという問題がある。

 テスタ200を用いた擾乱耐性量テストでは 毎サイクル判定結果を半導体集積回路装置1 60の外部に出力する必要がある。したがって テスタ200が受信可能な信号周波数や半導体 積回路装置160の入出力回路の動作周波数限 によってテスト時間が増加してしまうとい 問題がある。また、幾つかの命令セットを り返し、ある命令にのみ擾乱を与えて、ど 程度の擾乱に耐えられるかを観測する場合 は、サイクルごとに異なる入力信号を発生 せて、被測定回路150に入力する必要がある しかしながれ、外部のテスタ200の動作周波 が被測定回路150の動作周波数よりも遅い場 には、テスト時間が増加してしまうという 題があった。

 すなわち、テスタ200を用いた擾乱耐性量 ストでは、毎サイクル判定信号を外部に出 する必要がある。したがって、テスタ200が 信可能な信号周波数や半導体集積回路装置1 60の入出力回路の動作周波数限界によってテ ト時間が増加してしまうという問題がある

 そこで、半導体集積回路装置の入出力回 やテスタの動作周波数がテスト用の入力信 の周波数よりも低い場合において、半導体 積回路装置に備えた被測定回路の動作を停 させることなく、被測定回路の擾乱耐性量 測定を可能とすることが課題となる。

 本発明の第1の視点に係る半導体集積回路 装置は、1又は2以上の入力信号から成る入力 号群の各入力信号に対する処理を順に被測 回路によって複数回にわたって繰り返した 合において、該入力信号群のうちの所定の 力信号に対して該被測定回路により正常な 力信号が出力された回数をカウントする正 出力信号カウンタを備える。

 本発明の第2の視点に係る半導体集積回路 装置のテスト方法は、1又は2以上の入力信号 ら成る入力信号群の各入力信号に対する処 を順に前記被測定回路よって複数回にわた て繰り返す工程と、前記入力信号群のうち 所定の入力信号に対して前記被測定回路に り正常な出力信号が出力された回数をカウ トする工程と、を含む。

 第1の展開形態の半導体集積回路装置は、 前記入力信号群に対するクロック信号に同期 して増加し、又は減少するカウントを入力信 号カウントとして求めて出力する入力信号カ ウンタと、前記入力信号カウントに応じて前 記入力信号群のうちのいずれかの入力信号を 選択して前記被測定回路に出力する入力信号 記憶部と、を備えるものであってもよい。

 第2の展開形態の半導体集積回路装置は、前 記被測定回路を備えることが好ましい。
 第3の展開形態の半導体集積回路装置は、前 記所定入力信号を処理する期間に限り前記被 測定回路に擾乱を加えるとともに、該擾乱を 加える度にその強度を増加又は減少させる入 力信号擾乱部を備えるものであってもよい。

 第4の展開形態の半導体集積回路装置は、 前記入力信号擾乱部が、前記入力信号カウン トを参照することにより、前記所定入力信号 を処理する期間に限り前記被測定回路に擾乱 を加え、前記正常出力信号カウンタが、前記 入力信号カウントを参照することにより、前 記所定入力信号に対して正常な出力信号が出 力された回数をカウントするものであっても よい。

 第5の展開形態の半導体集積回路装置は、 前記入力信号記憶部が、前記入力信号群を記 録する1又は2以上の入力信号レジスタと、前 入力信号群のうちのいずれかの入力信号を 択して前記被測定回路に出力する入力信号 択回路と、前記所定入力信号に対する理想 力信号を記録する理想出力信号レジスタと を備えるものであってもよい。

 第6の展開形態の半導体集積回路装置は、 前記入力信号選択回路が、前記入力信号カウ ントを参照することにより、前記入力信号群 のうちのいずれかの入力信号を選択して前記 被測定回路に出力するものであってもよい。

 第7の展開形態の半導体集積回路装置のテ スト方法は、前記入力信号群のクロック信号 に同期して増加し、又は減少するカウントを 入力信号カウントとして求める工程と、前記 入力信号カウントに応じて、前記入力信号群 のうちのいずれかの入力信号を前記被測定回 路に入力する工程と、を含むことが好ましい 。

 第8の展開形態の半導体集積回路装置のテ スト方法は、前記所定入力信号を処理する期 間に限り、前記被測定回路に擾乱を印加する 工程と、前記擾乱を加える度にその強度を増 加又は減少させる工程と、を含むことが好ま しい。

 第9の展開形態の半導体集積回路装置のテ スト方法は、前記擾乱印加工程において、前 記入力信号カウントに基づいて、前記所定入 力信号を処理する期間に限り、前記被測定回 路へ擾乱を加え、前記回数計測工程において 、前記入力信号カウントに基づいて、前記所 定入力信号に対して正常な出力信号が出力さ れた回数をカウントすることが好ましい。

 本発明の半導体集積回路装置によって、 導体集積回路装置の入出力回路やテスタの 作周波数がテスト用の入力信号の周波数よ 低い場合において、半導体集積回路装置に えた被測定回路の動作を停止させることな 、被測定回路の擾乱耐性量を測定すること できる。

本発明の実施例に係る半導体集積回路 置のブロック図である。 本発明の実施例に係る半導体集積回路 置におけるタイミング図である。 本発明の実施例に係る半導体集積回路 置の回路図である。 従来の半導体集計回路装置のブロック である。 従来の半導体集積回路装置におけるタ ミング図である。 単一の入力信号を処理するとともに擾 の強度を変化させたときのタイミング図で る。 複数の入力信号からなる入力信号群を り返し処理するとともに特定の入力信号に する擾乱の強度を変化させたときのタイミ グ図である。

符号の説明

10、110 入力信号記憶部
11 1 ~11 N  入力信号レジスタ
12 入力信号選択回路
13 理想出力信号レジスタ
14 テスト対象入力信号番号レジスタ
20 正常出力信号カウンタ
21、22 比較回路
23 AND回路
24 同期式カウンタ
25 レジスタ
30 入力信号擾乱部
40 入力信号カウンタ
50、150 被測定回路
60、160 半導体集積回路装置
120 比較回路
200 テスタ

 本発明の実施形態に係る半導体集積回路 置について、図面を参照して詳細に説明す 。

 図1は、本発明の実施形態に係る半導体集 積回路装置の構成を示すブロック図である。

 半導体集積回路装置60は、図1を参照する 、被測定回路50上でN個(Nは自然数)の命令を に実行し、第K番目(K=0、1、…、N-1)の命令を 正しく実行できた回数を計測する。半導体集 積回路装置60は、被測定回路50と、N個の命令 被測定回路50において順次実行することをJ (Jは自然数)繰り返した際に、第K番目の命令 実行後にその出力が正しいか否かを判定し、 出力が正しい回数を計測し、J回の繰り返し 後に正しい出力が得られた回数の計測値を 力する正常出力信号カウンタ20とを備える。

 また、半導体集積回路装置60は、被測定 路50上でN個(Nは自然数)の命令を順に実行し 第K番目(K=0、1、…、N-1)の命令実行時に擾乱 与えたときに命令を正しく実行できる最大 乱量を観測する。半導体集積回路装置60は 被測定回路50と、N個の命令を被測定回路50に おいて順次実行し、第K番目の実行時に被測 回路50に擾乱量を与えることをJ回(Jは自然数 )繰り返した際に、与える擾乱量を毎回変化 せる入力信号擾乱部30と、第K番目の命令実 後にその出力が正しいか否かを判定し、正 い出力が得られた回数を計測し、J回の繰り しの後に正しい出力が得られた回数の計測 を出力する正常出力信号カウンタ20と、を えるようにしてもよい。

 さらに、半導体集積回路装置60は、被測 信号に与えるクロック信号に同期して、0か N-1まで1ずつ増加又は減少するカウンタの値 に応じて、N個の命令のうち1つを被測定回路5 0に入力することが好ましい。

 また、前記被測定信号に与えるクロック 号に同期して、0からN-1まで1ずつ増加又は 少するカウンタの値を入力信号擾乱部30に与 えることにより、入力信号擾乱部30は第K番目 の命令を認識し、被測定回路50に擾乱を与え そのカウンタの値を正常出力信号カウンタ2 0に与えることにより、正常出力信号カウン 20は第K番目の命令の実行結果を判別し、第K 目の命令実行後にその出力が正しいか否か 判定し、正しい回数を計測することが好ま い。

 図3は、本発明の実施形態に係る半導体集 積回路装置の回路図である。

 入力信号記憶部10は、被測定回路50上に前記 N個(Nは自然数)の命令を与える。入力信号記 部10は、図3を参照すると、N個の命令を保存 るN個の入力信号レジスタ11 1 ~11 N と、N個の命令のうち、被測定回路50に入力す るデータを制御信号により選択する入力信号 選択回路12と、第K番目の命令における判定の ために用いられる理想値を保存する理想出力 信号レジスタ13とを備えることが好ましい。

 さらに、入力信号選択回路12の制御信号 、被測定信号に与えるクロック信号に同期 て0からN-1まで1ずつ増加又は減少するカウン トの値であることが好ましい。

 半導体集積回路装置60は、その好ましい 実施形態において、図1を参照すると、入力 号カウンタ40、入力信号記憶部10、入力信号 擾乱部30及び正常出力信号カウンタ20を備え 。

 入力信号カウンタ40は、0~N-1までクロック サイクルごとにカウントする。入力信号記憶 部10は、N個の入力信号を格納し、カウントに 応じていずれか1つを選択して出力する。入 信号擾乱部30は、カウントがK(Kは0~N-1の整数) のときに限り擾乱を発生させ、その擾乱を大 きくしていく。正常出力信号カウンタ20は、K 番目の入力信号に対する出力信号が正常であ るか否かを判定し、正常な出力信号が得られ た回数をカウントする。正常出力信号カウン タ20は、テスト後に最終的なカウントを出力 る。

 正常出力信号カウンタ20は、K番目の入力 号に対してどのくらいの大きさの擾乱を加 ても正常な出力信号が得られるか、を判定 ることができる。

 したがって、半導体集積回路装置60によ と、図4及び図5に示された例のように、周期 ごとに正常又は異常判定信号を半導体集積回 路装置160の外部のテスタ200へ出力し、擾乱耐 性量を測定する必要がなくなる。また、半導 体集積回路装置60によると、繰り返しの測定 終わった段階において、正常出力信号カウ タ20の出力値を1度だけ取り出すのみで擾乱 性量を把握することができる。すなわち、 スタ200によって受信することのできる信号 波数や半導体集積回路装置60の入出力回路 動作周波数限界がテスト用の入力信号の周 数より低い場合であっても、被測定回路50の 動作を停止させることなく、擾乱耐性量を測 定することができる。

 また、複数(N個とする)の入力信号の組み わせに依存する擾乱耐性量を測定する際、 周期ごとに入力信号を半導体集積回路装置6 0に入力しなくても、あらかじめN個の入力信 とK番目の入力信号に対する理想出力信号と を入力信号記憶部10に記録しておけば、入力 号カウンタ40のカウントに応じて順次選択 て、被測定回路50に入力することができる。 したがって、テスタによって送信することが できる信号周波数や半導体集積回路装置60の 出力回路の動作周波数が入力信号の周波数 りも低い場合であっても、半導体集積回路 置60は、テスタからの入力信号の受信中に 測定回路50の動作を停止させてテスト時間の 遅延を招くことなく、被測定回路50の擾乱耐 量を測定することができる。

 本発明の実施例に係る半導体集積回路装 ついて図面を参照して詳細に説明する。

 図1は、本実施例に係る半導体集積回路装 置の構成を示すブロック図である。

 半導体集積回路検査装置60は、図1を参照 ると、0~N-1までクロックサイクルごとにカ ントをする入力信号カウンタ40と、N個の入 信号を格納するとともに入力信号カウンタ40 のカウント(「入力信号カウント」)に応じて ずれか1つを選択して出力する入力信号記憶 部10と、入力信号カウントがK(Kは0~N-1の整数) ときにのみ擾乱を発生させ、その擾乱を大 くしていく入力信号擾乱部30と、K番目の入 信号に対する出力信号が正常か否かを判定 、正常な出力信号が得られた回数をカウン し、測定後に最終的なカウント(「正常出力 信号カウント」)を出力する正常出力信号カ ンタ20と、を備える。

 図2は、本発明の実施例に係る半導体集積 回路装置60におけるタイミング図である。

 ここでは、例として、N=4、K=2の場合につ て説明する。入力信号カウントがi(i=1、… 4)のときには、4個の入力信号からなる入力 号群{I0、I1、I2、I3}のうちの入力信号Iiが処 される。

 いま、K=2である。したがって、入力信号 乱部30は、入力信号カウントが2のとき、す わち、入力信号I2の処理時において被測定 路50に対して擾乱を与える。

 第1回目の処理として入力信号I0~I3が1度ず つ処理される。入力信号I2の実行時に擾乱を えた場合に、正常出力信号カウンタ20は、 力信号I2を被測定回路50によって処理して得 れた出力信号O2aが正常であるか否かを判定 、正常である場合には正常出力信号カウン 20における正常出力信号カウントに1を加算 る。次に、入力信号カウントが3となり、入 力信号I3が処理される。次のサイクルにおい 、入力信号カウントは0に戻り、上記の入力 信号群{I0~I3}の処理が繰り返される。ここで 入力信号擾乱部30は、入力信号I2の処理時に いて、被測定回路50に与える擾乱を1回目と 較して大きくする。

 2回目においても、正常出力信号カウンタ 20は、入力信号I2に対する非測定回路50の出力 信号O2bが正常であるか否かを判定し、正常で ある場合には正常出力信号カウンタ20におけ 正常出力信号カウントに1を加算する。半導 体集積回路装置60は、以上の処理を所定の回 繰り返した後、テストを終了する。図2は、 半導体集積回路装置60が入力信号群I0~I3の処 を4回繰り返した場合を示している。

 正常出力信号カウンタ20における正常出 信号カウントは、被測定回路50が入力信号I2 処理によって正常な出力信号O2a、O2b、O2c、O 2dを出力した回数を表す。すなわち、正常出 信号カウントは、どれくらい大きな擾乱が えられても、非測定回路50は入力信号I2が正 しく処理することができるか、を示している 。

 例えば、1回目の入力信号I2の処理におい 所定の強度αの擾乱を与え、2回目において2 α、3回目において3αのように、擾乱の強度を 一定量ずつ増やしたと場合、入力信号I2に対 る擾乱耐性は(正常出力信号カウント×α)と すことができる。

 したがって、半導体集積回路装置60によ と、従来のように、出力信号又は正常/異常 定信号を半導体集積回路装置160の外部のテ タ200へ毎サイクル出力しなくてもよい。半 体集積回路装置60は、全測定の終了後に正 出力信号カウンタ20における正常出力信号カ ウントを1度だけ取り出せば擾乱耐性量を把 することを可能とする。すなわち、テスタ20 0によって受信することができる信号周波数 半導体集積回路装置60の入出力回路の動作周 波数限界がテスト用の入力信号の周波数より も低い場合であっても、半導体集積回路装置 60は、被測定回路50の動作を停止させること く、被測定回路50が正常か異常かの判定結果 のみならず、被測定回路50の擾乱耐性量を測 することができる。したがって、半導体集 回路60は、従来のテスト方法と比較してテ ト時間を短縮することができる。

 半導体集積回路装置60は、上記の一連の 作、すなわち、所定の回数にわたって、N個 入力信号から成る入力信号郡の処理を繰り す場合における開始及び終了を、リセット 号の立ち上がりによって認識することがで る。正常出力信号カウンタ20は、リセット 号が立ち上がると、正常出力信号カウント 出力した後、正常出力信号カウントの値を0 リセットする。また、入力信号郡の発生器( 非図示)は、新たな入力信号郡を生成する。 たがって、リセット信号及び正常出力信号 ウンタ20による出力の周期は、(クロック周 )×N×(入力信号群の繰り返し処理の回数)とな る。

 図3は、本発明の実施例に係る半導体集積 回路装置60に設けた入力信号記憶部10及び正 出力信号カウンタ20の回路図である。

 入力信号記憶部10は、図3を参照すると、N個 の入力信号から成る入力信号群のいずれかを 記録する入力信号レジスタ11 1 ~11 N 、入力信号群のうちのいずれかの入力信号を 選択する入力信号選択回路12、理想出力信号 ジスタ13、及びテスト対象入力信号番号レ スタ14を備える。

 入力信号レジスタ11 1 ~11 N には、N個の入力信号からなる入力信号群(上 の例では、{I0、I1、I2、I3})を個別に記録し おき、入力信号選択回路12は、入力信号カウ ントに応じて、N個の入力信号レジスタ11 1 ~11 N から入力信号を1つ選択して被測定回路50に入 力する。テスト対象入力信号番号レジスタ14 Kの値を記憶する。理想出力信号レジスタ13 、K番目の入力信号(上記例ではK=2であるた I 2 )を実行したときに期待される出力信号(「理 出力信号」)をあらかじめ記憶する。K番目 入力信号I K を処理した後、正常出力信号カウンタ20に備 た比較回路21は、理想出力信号と被測定回 50の出力信号とを比較し、両信号が一致する 場合には、測定結果信号として1を出力する 一方、比較回路22は、入力信号カウントとテ スト対象入力信号番号とが一致する場合には 、検査対象特定信号として1を出力する。

 AND回路23は、測定結果信号及び検査対象 定信号を入力して、これらのAND演算の結果 同期式カウンタ24に出力する。以上の回路構 成によって、正常出力信号カウンタ20は、被 定回路50からの出力信号が、K番目の入力信 に対するものであるか否かを判定すること できる。同期式カウンタ24は、K番目の入力 号に対して、正常な出力信号が得られた場 には、正常出力信号カウントに1を加える。

 本実施例に係る半導体集積回路装置60は 同一命令セットを繰り返し測定し、その結 に基づいて擾乱耐性量を求める場合に特に 効である。この場合、あらかじめN個の命令 ットを入力信号記憶部10に格納しておけば 命令カウント値にあわせてN個の命令を順次 行し、第K番目の命令実行時における擾乱を 徐々に変化させ、その結果を正常出力信号カ ウンタ20に保存し、繰り返し測定後の結果を 乱耐性量として出力するまでの一連の作業 、データの再入力を行うことなく実行する とができる。したがって、テスタによって 信することができる信号周波数やLSI入出力 路の動作周波数限界が被測定信号の動作周 数より低い場合であっても、テスタからの ータ送信期間中に被測定回路50の動作停止 行うことによるテスト時間の増加を招くこ なく、擾乱耐性量を測定することができる

 なお、本発明が上記各実施例に限定され 、本発明の技術思想の範囲内において、各 施例は適宜変更され得ることは明らかであ 。また、本発明の請求の範囲の枠内におい 種々の開示要素の多様な組み合わせないし 択が可能である。すなわち、本発明は、請 の範囲を含む全開示、技術的思想にしたが て当業者であればなし得るであろう各種変 、修正を含むことは勿論である。