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Title:
SEMICONDUCTOR SUBMODULE, METHOD FOR CONNECTING CONNECTOR AND SEMICONDUCTOR SUBMODULE, AND OPTICAL MODULE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/096716
Kind Code:
A1
Abstract:
A semiconductor submodule comprises a first substrate (10) having at least one hole and at least one optical semiconductor element (16) arranged such that light passes through the hole, a second substrate (11) having a semiconductor element (26) for driving the semiconductor element (16) and amplifying a signal and an electrical connector (28) for input/output of an electrical signal from/to the outside, and a flexible cable (12) for electrically connecting the end of the substrate (10) with the end of the substrate (11), which cable can be folded to the side opposite to the mounting surface of the optical semiconductor element of the first substrate.

Inventors:
TANOBE HIROMASA (JP)
SAKAI YOSHIHISA (JP)
KOBAYASHI MASARU (JP)
NAGASE RYO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/051791
Publication Date:
August 14, 2008
Filing Date:
February 04, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NIPPON TELEGRAPH & TELEPHONE (JP)
TANOBE HIROMASA (JP)
SAKAI YOSHIHISA (JP)
KOBAYASHI MASARU (JP)
NAGASE RYO (JP)
International Classes:
H01S5/022; G02B6/42; H01L31/0232
Domestic Patent References:
WO2005121855A12005-12-22
Foreign References:
JPH08136767A1996-05-31
JPH09159860A1997-06-20
JP2000304966A2000-11-02
JP2002189137A2002-07-05
Attorney, Agent or Firm:
TANI, Yoshikazu et al. (Akasaka 2-chome Minato-k, Tokyo 52, JP)
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Claims:
 少なくとも一つの穴と、該穴を光が貫通するように配置された少なくとも一つの光半導体素子と、該光半導体素子と電気的に接続されている少なくとも一つの高速電気信号伝送路とを備える第1の基板と、
 前記光半導体素子を駆動するための半導体素子と、該半導体素子と電気的に接続されている少なくとも一つの高速電気信号伝送路と、外部との高速電気信号の入力あるいは出力の機能を行う電気コネクタとを該高速電気信号伝送路と接続した形態で備える第2の基板と、を備え、
 前記第1の基板の端面1と前記第2の基板の端面2とが、接続され、互いに前記端面を対向接続する形態で前記光半導体素子と前記半導体素子とが共通の表面側に配置されるように、それぞれの前記高速電気信号伝送路の終端を接続し、
 前記第1の基板が前記光半導体素子の搭載面の反対側に折り曲げ可能な機構を前記互いに対向する端面のうちの一方を支点として備えることを特徴とする半導体サブモジュール。
 前記光半導体素子が搭載される前記第1の基板上に、該光半導体素子を気密封止するためのキャップ構造体が備えられ、かつ、前記穴の中心軸に沿って光軸を備える該第1の基板の面積よりも小さな面積を備える少なくとも一つのマイクロレンズ、あるいは、透明薄板が、該光半導体素子が搭載される該第1の基板の裏面側に備えられることを特徴とする請求項1記載の半導体サブモジュール。
 前記第1の基板の穴に対向して設けられるマイクロホールの光ファイバ挿入側は、漏斗状の内径形状を備え、光ファイバの素線長が前記マイクロホールの長さよりも長く設定され、光ファイバの被覆が除去された素線に所望の押圧力が作用した状態で、マイクロホールに光ファイバの素線を貫通させることによって、前記マイクロレンズの表面あるいは透明薄板の表面と該光ファイバの素線の先端とを密着させ、
 前記折り曲げ可能な機構により、前記第1の基板を前記第2の基板に対し90度で折りたたんで前記光ファイバの飛び出しを防ぎ、前記第2の基板の上方で該光ファイバの整列方向が該第2の基板の表面に対し平行となるようにしたことを特徴とする請求項1記載の半導体サブモジュール。
 前記第1の基板の端面1および前記第2の基板の端面2に、それぞれ、備えられる前記高速電気信号伝送路の終端は互いに、バネ性を備える所望の太さの金属線によって電気的に接続され、前記金属線の中央を支点として折り曲げ可能な機構を備えていることを特徴とする請求項1記載の半導体サブモジュール。
 光ファイバが接続されるコネクタを基板の接続部に取り付け時、基板の接続部を所定の方向に向けて前記コネクタの取り付けを容易にし、
 使用する際、光半導体素子を備える基板の一部を他の部分に対して90度の角度で折りたたんで前記光ファイバの飛び出しを防ぎ、該他の部分の上方で該光ファイバの整列方向が他の部分に対し水平となるようにしたことを特徴とするコネクタと半導体サブモジュールとの接続方法。
 請求項4において、前記第1の基板は、シリコン基板あるいはガラス基板あるいは樹脂をベースとした基板からなり、前記第2の基板は、樹脂をベースとした基板からなることを特徴とする半導体サブモジュール。
 少なくとも一つの穴と、該穴を光が貫通するように配置された少なくとも一つの光半導体素子と、該光半導体素子を駆動するための半導体素子と、外部との高速電気信号の入力あるいは出力の機能を行う電気コネクタと、該光半導体素子および該半導体素子相互間を電気的に接続する第1の高速電気信号伝送路と、該半導体素子および該電気コネクタ相互間を電気的に接続する第2の高速電気信号伝送路と、を共通の搭載面上に有する屈曲性の基板を備え、
 前記基板における前記光半導体素子が搭載される部分が、前記搭載面における該光半導体素子と前記半導体素子との間の部分を屈曲部として、前記第1の高速電気信号伝送路を伴って該光半導体素子の搭載面の反対側に向けて折り曲げ可能であることを特徴とする半導体サブモジュール。
 光半導体素子、半導体素子、および、前記電気コネクタが同一基板の表面における共通の表面に配置され、該光半導体素子と該半導体素子を接続する高速電気伝送路の中間領域を支点とし、該光半導体素子を備える同一基板の一部を折り曲げ、かつ、該半導体素子を備える該同一基板の他の部分を水平保持する機能を備え、
 光ファイバが接続されるコネクタを該基板の接続部に取り付け時、基板の接続部を所定方向に向け、コネクタの取り付けを容易にし、
 使用する際、該光半導体素子を備える該基板の一部を他の部分に対して90度の角度で折りたたんで前記光ファイバの飛び出しを防ぎ、該基板の上方で該光ファイバの整列方向が該他の部分に対し水平になるようにしたことを特徴とするコネクタと半導体サブモジュールとの接続方法。
 請求項8において、前記同一基板に備えられた前記光半導体素子の光信号入出力窓として備えられた少なくとも一つ以上の前記穴の内径が光ファイバ素線の外径に対して所望の値を備え、かつ、該穴は、該穴の光ファイバの挿入を容易にするために、漏斗状に穴形状が加工されており、該穴に前記光ファイバの素線を通した際、該光ファイバの素線のコネクタ先端からの飛び出し長さによって生ずる該光ファイバの素線の座屈状態によって該光ファイバの素線の終端面を、前記基板に備えられたマイクロレンズの表面あるいは透明薄板の表面に対して常に一定の押し当て力で当接させることを特徴とするコネクタと半導体サブモジュールとの接続方法。
 請求項8において、前記同一の基板の接続部に接続されるコネクタは、断面形状がコの字型、かつ内側のザグリ量の大きさが前記マイクロホールよりも大きな大きさを備えたコネクタハウジングを備えており、さらに、コネクタハウジング開口部端面からの光ファイバの素線のコネクタ先端からの飛び出し長さが所望の長さとなるように調整された状態で少なくとも一本以上の光ファイバが横一列に整列されており、
 前記コネクタハウジングを収容可能なレセプタクルを前記同一基板におけるマイクロレンズあるいは透明薄板上にさらに備え、該コネクタハウジング開口部端面が該マイクロレンズの表面あるいは該透明薄板の表面、あるいは該レセプタクルと密着した際、該光ファイバの素線のコネクタ先端からの飛び出し長さによって生ずる該光ファイバ素線の座屈状態によって該光ファイバ素線の終端面を、前記マイクロレンズあるいは薄板ガラス表面に対して常に一定の押し当て力で当接させることを特徴とするコネクタと半導体サブモジュールとの接続方法。
 請求項1乃至3において、前記第1の基板に備えられた少なくとも一つ以上の前記穴の内径が光ファイバ素線の外径に対して所望の値を備え、かつ、該穴は,該穴の光ファイバの挿入を容易にするために、漏斗状に穴形状が加工されており、該穴に前記光ファイバの素線を通した際、該光ファイバの素線のコネクタ先端からの飛び出し長さによって生ずる該光ファイバの素線の座屈状態によって該光ファイバの素線の終端面を、該第1の基板に備えられたマイクロレンズの表面あるいは透明薄板の表面に対して常に一定の押し当て力で当接させることを特徴とする半導体サブモジュール。
 請求項1乃至3において、前記第1の基板の接続部に接続されるコネクタは、断面形状がコの字型、かつ内側のザグリ量の大きさが前記マイクロホールよりも大きな大きさを備えたコネクタハウジングを備えており、さらに、コネクタハウジング開口部端面からの光ファイバの素線のコネクタ先端からの飛び出し長さが所望の長さとなるように調整された状態で少なくとも一本以上の光ファイバが横一列に整列されており、
 前記コネクタハウジングを収容可能なレセプタクルを前記第1の基板におけるマイクロレンズあるいは透明薄板上にさらに備え、該コネクタハウジング開口部端面が該マイクロレンズの表面あるいは該透明薄板の表面、あるいは該レセプタクルと密着した際、該光ファイバの素線のコネクタ先端からの飛び出し長さによって生ずる該光ファイバ素線の座屈状態によって該光ファイバ素線の終端面を、前記マイクロレンズあるいは薄板ガラス表面に対して常に一定の押し当て力で当接させることを特徴とする半導体サブモジュール。
 光半導体素子が搭載される第1の基板と、
 前記光半導体素子を駆動するドライバが搭載される第2の基板とを備え、
 前記第1の基板が、水平に配される前記第2の基板に対して垂直に配され、前記光半導体素子に関連して設けられる光入出力用コネクタが前記第2の基板の上方に配置されることを特徴とする光モジュール。
 光半導体素子、および、該光半導体素子を駆動するドライバが搭載される基板と、
 前記光半導体素子に関連して設けられる光入出力用コネクタとを備え、
 前記基板における光半導体素子が搭載される第1の部分が、前記ドライバが搭載される第2の部分との間が90度に折り曲げられることにより、前記第1の部分が、水平に配される前記第2の部分に対して垂直に配され、前記光入出力用コネクタが前記第2の部分の上方に配置されることを特徴とする光モジュール。
 前記光入出力用コネクタがファイバPCコネクタプラグであり、該ファイバPCコネクタプラグ用マイクロホールが、前記第1の基板に設けられることを特徴とする請求項13記載の光モジュール。
 前記光入出力用コネクタがファイバPCコネクタプラグであり、該ファイバPCコネクタプラグ用マイクロホールが、前記第1の部分に設けられることを特徴とする請求項14記載の光モジュール。
 前記光入出力用コネクタがファイバPCコネクタプラグであり、接続される光ファイバの先端が、前記第1の基板の貫通孔に挿入されることを特徴とする請求項13記載の光モジュール。
前記光入出力用コネクタに接続される光ファイバが前記第2の基板の上方に延在することを特徴とする請求項13記載の光モジュール。
 前記光入出力用コネクタに接続される光ファイバが、前記第2の部分の上方に延在することを特徴とする請求項14記載の光モジュール。
 少なくとも一つの穴と、該穴を光が貫通するように配置された少なくとも一つの光半導体素子と、前記光半導体素子を駆動するための半導体素子と、該光半導体素子および該半導体素子相互間に電気的に接続されている少なくとも一つの高速電気信号伝送路とを備える第1の基板と、
 外部との高速電気信号の入力あるいは出力の機能を行う電気コネクタと、該電気コネクタと一端が電気的に接続されている少なくとも一つの高速電気信号伝送路と、を備える第2の基板と、を備え、
 前記第1の基板および前記第2の基板における対向する端面が対向接続する形態で、前記光半導体素子および前記半導体素子と前記電気コネクタとが共通の表面側に配置されるように、それぞれの前記高速電気信号伝送路の終端を接続し、
 前記第1の基板が、前記光半導体素子の搭載面の反対側に折り曲げ可能な機構を前記互いに対向する端面のうちの一方を支点として備えることを特徴とする半導体サブモジュール。
 前記光半導体素子が搭載される前記第1の基板上に、該光半導体素子を気密封止するためのキャップ構造体が備えられ、かつ、前記穴の中心軸に沿って光軸を備える該第1の基板の面積よりも小さな面積を備える少なくとも一つのマイクロレンズ、あるいは、透明薄板が、該光半導体素子が搭載される該第1の基板の裏面側に備えられることを特徴とする請求項20記載の半導体サブモジュール。
 前記第1の基板の穴に対向して設けられるマイクロホールの光ファイバ挿入側は、漏斗状の内径形状を備え、光ファイバの素線長が前記マイクロホールの長さよりも長く設定され、光ファイバの被覆が除去された素線に所望の押圧力が作用した状態で、マイクロホールに光ファイバの素線を貫通させることによって、前記マイクロレンズの表面あるいは透明薄板の表面と該光ファイバの素線の先端とを密着させ、
 前記折り曲げ可能な機構により、前記第1の基板を前記第2の基板に対し90度で折りたたんで前記光ファイバの飛び出しを防ぎ、前記第2の基板の上方で該光ファイバの整列方向が該第2の基板の表面に対し平行となるようにしたことを特徴とする請求項20記載の半導体サブモジュール。
 前記第1の基板および前記第2の基板のそれぞれの端面に備えられる前記高速電気信号伝送路の終端は互いに、バネ性を備える所望の太さの金属線によって電気的に接続され、前記金属線の中央を支点として折り曲げ可能な機構を備えていることを特徴とする請求項20記載の半導体サブモジュール。
 少なくとも一つの穴と、該穴を光が貫通するように配置された少なくとも一つの光半導体素子と、該光半導体素子を駆動するための半導体素子と、外部との高速電気信号の入力あるいは出力の機能を行う電気コネクタと、該光半導体素子および該半導体素子相互間を電気的に接続する第1の高速電気信号伝送路と、該半導体素子および該電気コネクタ相互間を電気的に接続する第2の高速電気信号伝送路と、を共通の搭載面上に有する屈曲性の基板を備え、
 前記基板における前記光半導体素子および前記半導体素子が搭載される部分が、前記搭載面における該半導体素子と前記電気コネクタとの間の部分を屈曲部として、前記第2の高速電気信号伝送路を伴って該光半導体素子の搭載面の反対側に向けて折り曲げ可能であることを特徴とする半導体サブモジュール。
Description:
半導体サブモジュール、コネク と半導体サブモジュールとの接続方法、お び、光モジュール

 本発明は、互いに接続される複数の基板 おいて光半導体素子または半導体素子が備 られる一方の基板の相対的な移動によって コネクタ接続時に光モジュール本体の大き を小型にすることを可能にした半導体サブ ジュール、コネクタと半導体サブモジュー との接続方法、および、光モジュールに関 る。

 光インターフェース付モジュールと電子 品とが混載される基板において、光インタ フェースを構成する光半導体素子が基板の 面にフリップチップ実装される場合、面発 レーザやフォトディテクタに代表される表 発光素子、あるいは、表面受光素子などの 半導体素子の光入力、光出力の方向は、そ 基板面に対して垂直となる。また、光信号 導波する光ファイバは、その軸線がその基 の表面に対して水平となるように敷設する とが装置仕様等からの要求によって求めら ている。従って、光半導体素子における光 出力方向と光ファイバに要求される敷設方 との間に、不一致が生じることとなる。

 このような場合の解決方法の第1の方法と して、例えば、特許文献1にも示されるよう 、その基板に配される光インターフェース 構成する光半導体素子の受光部および発光 と光ファイバの接続端とが、例えば、レセ タクルおよびプラグからなるコネクタを介 て接続される方法が提案されている。

 このような方法の場合、図23に示される うに、基板1上に配される光半導体素子2にお ける受光部2Rおよび発光部2Pには、それぞれ 光信号が矢印の示す基板1の表面に対して垂 となる方向に沿って入出力される。受光部2 Rおよび発光部2Pにそれぞれ接続される光ファ イバ3の接続端、光ファイバ4の接続端は、基 の表面に対し垂直となるように接続端より その上流側、あるいは、その下流側部分が 約90度に折り曲げられて接続されている。

 また、第2の方法としては、特許文献2お び3にも示されるように、光半導体素子の受 部および発光部にそれぞれ対向する光ファ バの端面が45度反射鏡(反射面)を備えるよう に加工された方法が提案されている。この場 合、図24に示されるように、光ファイバ5およ び6は、その軸線が上述のような光半導体素 2が配される基板1の表面に対して平行となる ように配されている。また、光半導体素子2 受光部2Rおよび発光部2Pにそれぞれ対向する ファイバ5および6の端面には、45度反射鏡5a, 6aが備えられている。これにより、矢印の示 方向に沿って光ファイバ5により導かれた光 ビームは、45度反射鏡5aで90度をなして屈折さ れ受光部2Rに入力されることとなる。

 さらに、第3の方法としては、非特許文献 1にも示されるように、光ファイバの接続端 対して対向する位置に、光ファイバの軸線 交差するように垂直に固定された基板に光 導体素子が設けられることにより、その基 水平面に光ファイバが敷設可能とされる方 がデファクトスタンダードとして規格され いる。

特許第3511479号公報

特許第3532456号公報

特許第3150070号公報 「Appendix to SNAP12 Multi-Source Agreement」:Re v. 1.1、May 15、2002

 上述の第1の方法においては、多数の光半 導体素子が並設され、多数の光ファイバが敷 設される場合、各光ファイバの接続端に近い 部分を一方向だけに折り曲げて接続するので 取り扱いが、困難となる虞がある。また、基 板上において各光ファイバの接続端に近い部 分の折り曲げ可能な空間が必要とされるので 多数の光ファイバを敷設することにも限界が ある。

 また、上述の第2の方法においては、45度 射鏡を備える光ファイバを得るために光フ イバおよびコネクタに対し特殊な加工を施 なければならないので製造コストの低減の 害となる。

 さらに、上述の第3の方法においては、多 数の光モジュールの端部から突出したコネク タのプラグの飛び出し部分の占有面積(飛び し実装面積)が増大するにつれて一つの基板 たりの光モジュールの高密度実装が図れな 虞がある。

 以上の問題点を考慮し、本発明は、半導 サブモジュール、コネクタと半導体サブモ ュールとの接続方法、および、光モジュー であって、半導体サブモジュールに対する ファイバの着脱を簡単に行なうことができ しかも、光ファイバに特殊な加工を施すこ なく光ファイバを半導体サブモジュールを 成する基板の表面に対しその軸線が平行と るように配列できる安価な半導体サブモジ ール、コネクタと半導体サブモジュールと 接続方法、および、光モジュールを提供す ことを目的とする。

 上述の目的を達成するために、本発明に る半導体サブモジュールは、少なくとも一 の穴と、穴を光が貫通するように配置され 少なくとも一つの光半導体素子と、光半導 素子と電気的に接続されている少なくとも つの高速電気信号伝送路とを備える第1の基 板と、光半導体素子を駆動するための半導体 素子と、半導体素子と電気的に接続されてい る少なくとも一つの高速電気信号伝送路と、 外部との高速電気信号の入力あるいは出力の 機能を行う電気コネクタとを該高速電気信号 伝送路と接続した形態で備える第2の基板と 備え、第1の基板の端面1と第2の基板の端面2 が、接続され、互いに端面を対向接続する 態で光半導体素子と半導体素子とが共通の 面側に配置されるように、それぞれの高速 気信号伝送路の終端を接続し、第1の基板が 光半導体素子の搭載面の反対側に折り曲げ可 能な機構を互いに対向する端面のうちの一方 を支点として備えることを特徴とする。

 また、本発明に係るコネクタと半導体サ モジュールとの接続方法は、光ファイバが 続されるコネクタを基板の接続部に取り付 時、基板の接続部を所定の方向に向けてコ クタの取り付けを容易にし、使用する際、 半導体素子を備える基板の一部を他の部分 対して90度の角度で折りたたんで光ファイ の飛び出しを防ぎ、他の部分の上方で光フ イバの整列方向が他の部分に対し水平とな ようにしたことを特徴とする。

 さらに、本発明に係る光モジュールは、 半導体素子が搭載される第1の基板と、光半 導体素子を駆動するドライバが搭載される第 2の基板とを備え、第1の基板が、水平に配さ る第2の基板に対して垂直に配され、光半導 体素子に関連して設けられる光入出力用コネ クタが第2の基板の上方に配置されることを 徴とする。

 以上の説明から明らかなように、本発明 係る半導体サブモジュール、コネクタと半 体サブモジュールとの接続方法、および、 モジュールによれば、第1の基板の端面1と 2の端面2とが、接続され、互いに端面を対向 接続する形態で光半導体素子と半導体素子と が共通の表面側に配置されるように、それぞ れの高速電気信号伝送路の終端を接続し、第 1の基板が光半導体素子の搭載面の反対側に り曲げ可能な機構を互いに対向する端面の ちの一方を支点として備えるので半導体サ モジュールに対する光ファイバの着脱を簡 に行なうことができ、しかも、光ファイバ 特殊な加工を施すことなく光ファイバを半 体サブモジュールを構成する基板の表面に しその軸線が平行となるように配列できる

図1は、本発明に係る半導体サブモジュ ールの第1実施例の全体構成を概略的に示す 面図である。 図2は、図1に示される例における動作 明に供される断面図である。 図3は、本発明に係る半導体サブモジュ ールの第2実施例の全体構成を概略的に示す 面図である。 図4は、本発明に係る半導体サブモジュ ールの第3実施例の全体構成を概略的に示す 面図である。 図5Aは、本発明に係るコネクタと半導 サブモジュールとの接続方法の第1実施例が 適用されたコネクタおよび基板を示す部分断 面図である。 図5Bは、本発明に係るコネクタと半導 サブモジュールとの接続方法の第1実施例が 適用されたコネクタおよび基板を示す部分断 面図である。 図6Aは、本発明に係るコネクタと半導 サブモジュールとの接続方法の第2実施例が 適用されたコネクタおよび基板を示す部分断 面図である。 図6Bは、本発明に係るコネクタと半導 サブモジュールとの接続方法の第2実施例が 適用されたコネクタおよび基板を示す部分断 面図である。 図7Aは、本発明に係るコネクタと半導 サブモジュールとの接続方法の第3実施例が 適用されたコネクタおよび基板を示す部分断 面図である。 図7Bは、本発明に係るコネクタと半導 サブモジュールとの接続方法の第3実施例が 適用されたコネクタおよび基板を示す部分断 面図である。 図8は、光ファイバの素線の先端の光半 導体素子の発光部および受光部に対する位置 出しを行なう構成の説明に供される部分断面 図である。 図9は、光ファイバの素線の先端の光半 導体素子の発光部および受光部に対する位置 出しを行なう構成の説明に供される部分断面 図である。 図10は、光ファイバの素線の先端の光 導体素子の発光部および受光部に対する位 出しを行なう構成の説明に供される部分断 図である。 図11は、光ファイバの素線の先端の光 導体素子の発光部および受光部に対する位 出しを行なう構成の説明に供される部分断 図である。 図12Aは、本発明に係る光モジュール 第1実施例の全体構成を概略的に示す図であ 。 図12Bは、参考例の構成を示す図であ 。 図13Aは、本発明に係る光モジュール 第2実施例の全体構成を概略的に示す図であ 。 図13Bは、参考例の構成を示す図であ 。 図14は、本発明に係る光モジュールの 3実施例の全体構成を概略的に示す図である 。 図15は、本発明に係る光モジュールの 4実施例の全体構成を概略的に示す図である 。 図16Aは、本発明に係る光モジュール 第5実施例の全体構成を概略的に示す図であ 。 図16Bは、本発明に係る光モジュール 第5実施例の全体構成を概略的に示す図であ 。 図17Aは、本発明に係る光モジュール 第6実施例の全体構成を概略的に示す図であ 。 図17Bは、本発明に係る光モジュール 第6実施例の全体構成を概略的に示す図であ 。 図18は、本発明に係る光モジュールの 1実施例乃至第6実施例にそれぞれ用いられ MTコネクタの構成を示す斜視図である。 図19は、上述の本発明に係る光モジュ ルの第1実施例乃至第6実施例にそれぞれ用 られるファイバPCコネクタの構成を示す斜視 図である。 図20は、図19に示される例においてハ ジングにおけるプラグ接続部を構成する各 成要素を示す斜視図である。 図21Aは、図19に示される例における動 作説明に供される断面図である。 図21Bは、図19に示される例における動 作説明に供される断面図である。 図22Aは、本発明に係る光モジュール 第5実施例または第6実施例においてロック機 構を備える構成を概略的に示す図である。 図22Bは、本発明に係る光モジュール 第5実施例または第6実施例においてロック機 構を備える構成を概略的に示す図である。 図23は、従来装置における光ファイバ 配置を示す図である。 図24は、従来装置における光ファイバ 配置を示す図である。 図25は、本発明に係る半導体サブモジ ールの第4実施例の全体構成を概略的に示す 断面図である。 図26は、図25に示される例における動 説明に供される断面図である。 図27は、本発明に係る半導体サブモジ ールの第5実施例の全体構成を概略的に示す 断面図である。 図28は、本発明に係る半導体サブモジ ールの第6実施例の全体構成を概略的に示す 断面図である。

(A)半導体サブモジュール
 図1は、本発明に係る半導体サブモジュール の第1実施例の全体構成を概略的に示す。

 図1において、半導体サブモジュールは、 光半導体素子16を一方の表面部分に備える第1 の基板としての基板10と、光半導体素子16を 動、信号増幅するための半導体素子26および 外部との電気信号の入出力のために電気コネ クタ28を備える第2の基板としての基板11と、 板10の端部と基板11の端部とを電気的に接続 する可撓性接続手段としてのフレキシブルケ ーブル12とを含んで構成されている。

 基板10は、例えば、ポリイミド系または クリル系樹脂、シリコン、ガラスあるいは 液晶ポリマーで所定の厚さに作られている 基板10における光半導体素子16が配される表 部には、一端がフレキシブルケーブル12に 気的に接続され、他端が光半導体素子16に接 続される高速電気伝送路10waが形成されてい 。高速電気伝送路10waにおいては、例えば、5 Gbps以上100Gbps以下の通信速度(データ転送量) 高速電気信号が、伝送される。

 光半導体素子16の周囲は、その表層部に けられるキャップ14により覆われ、封止され ている。光半導体素子16は、面発光レーザ、 るいは面発光レーザアレイ、あるいはフォ ディテクタ、あるいはフォトディテクタア イのいずれか、あるいは、それぞれの組み わせで構成される。なお、第1実施例および 後述する他の実施例において、光半導体素子 16を代表的な事例として図示しているが、決 てこれに限ることなくあらゆる表面入出力 の光半導体素子など、例えば光増幅器など も適用可能であることは言うまでもない。 半導体素子16が照射する光ビームの波長帯 としては、780、850、1310、1550nmなどがある。

 基板10における光半導体素子16の受光窓お よび光出射窓に対向する部分には、光ビーム が通過する貫通孔10aが形成されている。光ビ ーム出力あるいは光ビーム入力のために用い られる貫通孔10aの直径は、例えば、受光窓お よび光出射窓の直径よりも大となるように100 μm程度に設定されている。

 基板10における他方の表面には、マイク レンズ18Lを中央に有するガラス製、あるい 、高分子ポリマー、あるいはアクリル系の 明薄板18が当接し固定されている。マイクロ レンズ18Lは、貫通孔10aの一方の開口端部に挿 入されている。透明薄板18の上面には、コネ タの一部を構成するコネクタハウジング20 開口端部が係合される円筒状、あるいは直 体に穴を備えた支持部22が形成されている。 支持部22の中央部には、コネクタハウジング2 0の孔を通じて導入される直径125μmの光ファ バ24の素線の先端が挿入されるマイクロホー ル22aが形成されている。その際、コネクタハ ウジング20内に配される光ファイバ24の素線 おけるマイクロホール22aから離隔した部分 、座屈による湾曲部24aが形成されている。 れにより、光半導体素子16および光ファイバ 24相互間における光ビームの授受が、貫通孔1 0a、マイクロレンズ18Lを介して行なわれるこ となる。

 基板11は、基板10の材質と同様に、例えば 、ポリイミド系またはアクリル系樹脂、シリ コン、ガラスあるいは、液晶ポリマーで所定 の厚さに作られている。基板11における半導 素子26および電気コネクタ28が配される表層 部には、一端がフレキシブルケーブル12に電 的に接続され、他端が半導体素子26に接続 れる高速電気伝送路11wbが形成されている。 速電気伝送路11wbにおいては、上述の高速電 気伝送路10waの通信速度と同様な通信速度、 えば、5Gbps以上100Gbps以下の通信速度(データ 送量)の高速電気信号が、伝送される。半導 体素子26および電気コネクタ28相互間は、高 電気伝送路11waにより接続されている。これ より、基板10と基板11とは、その相互間に配 されるフレキシブルケーブル12によって電気 に接続され、従って、光半導体素子16およ 半導体素子26相互間の電気的接続が得られる 。

 斯かる構成において、光ファイバ24に接 されるコネクタハウジング20が支持部22に係 される場合、図1に示されるように、基板10 基板11とが共通の平面上にあるように配置 れる。即ち、光半導体素子16および半導体素 子26が共通の平面上に実装されることとなる これにより、コネクタハウジング20の接続 業における取り扱いが容易となる。

 一方、光ファイバ24を所定の位置に配置 る半導体サブモジュールの使用時において 、コネクタハウジング20が支持部22に係合さ 、光ファイバ24と基板10とが接続された後、 図2に示されるように、フレキシブルケーブ 12が、基板10の表面の延長面が、基板11の表 の延長面と交差し、かつ、光ファイバ24が基 板11の上方を通過するように折り曲げられる その際、光ファイバ24の軸線は、基板11の表 面に対し略平行となる。

 従って、基板10が、光半導体素子16の実装 面に対し裏面となる方向に折り曲げられるこ とにより、光ファイバ24が基板11の裏面上に 置される。これによって、コネクタおよび ファイバ24を同時に基板11の上に配置するこ が可能となり、少ない空間スペースで使用 ることが可能となる。

 なお、上述の例においては、基板10およ 基板11上にそれぞれ、1個の光半導体素子16、 半導体素子26、電気コネクタ28が代表して示 れているが、斯かる例に限られることなく 複数個の光半導体素子16、半導体素子26、電 コネクタ28がそれぞれ、基板10および基板11 に配置されてもよい。

 図3は、本発明に係る半導体サブモジュー ルの第2実施例の全体構成を概略的に示す。

 なお、図3および後述する各実施例におい ては、図1および図2に示される実施例におけ 構成要素と同一の構成要素については同一 符号を付して示し、その重複説明を省略す 。

 図3において、半導体サブモジュールは、 光半導体素子16を一方の表面部分に備える第1 の基板としての基板40と、光半導体素子16を 動、信号増幅するための半導体素子26および 外部との電気信号の入出力のために電気コネ クタ28を備える第2の基板としての基板42と、 板40の端部と基板42の端部とを電気的に接続 する可撓性接続手段としての金属線44とを含 で構成されている。

 基板40は、例えば、ポリイミド系または クリル系樹脂、シリコン、ガラスあるいは 液晶ポリマーで所定の厚さに作られている 基板40における光半導体素子16が配される表 部には、一端が金属線44に電気的に接続さ 、他端が光半導体素子16に接続される高速電 気伝送路40waが形成されている。高速電気伝 路40waにおいては、例えば、5Gbps以上100Gbps以 の通信速度(データ転送量)の高速電気信号 、伝送される。

 基板40における光半導体素子16の受光窓お よび光出射窓に対向する部分には、光ビーム が通過する貫通孔40aが形成されている。光ビ ーム出力あるいは光ビーム入力のために用い られる貫通孔40aの直径は、例えば、受光窓お よび光出射窓の直径よりも大となるように100 μm程度に設定されている。

 金属線44は、バネ性を備え、かつ電気的 続が可能な所望の太さ、例えば、線径10~150μ mまでの範囲の金属線で作られている。

 基板42は、基板40の材質と同様に、例えば 、ポリイミド系またはアクリル系樹脂、シリ コン、ガラスあるいは、液晶ポリマーで所定 の厚さに作られている。基板42における半導 素子26および電気コネクタ28が配される表層 部には、一端が金属線44に電気的に接続され 他端が半導体素子26に接続される高速電気 送路42wbが形成されている。高速電気伝送路4 2wbにおいては、上述の高速電気伝送路40waの 信速度と同様な通信速度、例えば、5Gbps以上 100Gbps以下の通信速度(データ転送量)の高速電 気信号が、伝送される。半導体素子26および 気コネクタ28相互間は、高速電気伝送路42wa より接続されている。これにより、基板40 基板42とは、その相互間に配される金属線44 よって電気的に接続され、従って、光半導 素子16および半導体素子26相互間の電気的接 続が得られる。

 斯かる構成において、光ファイバ24に接 されるコネクタハウジング20が支持部22に係 される場合、図3に二点鎖線で示されるよう に、基板40と基板42とが共通の平面上にある うに配置されるか、あるいは、実線で示さ るように、基板40の表面が基板42の表面に対 斜めとなる状態で配置されることとなる。 れにより、コネクタハウジング20の接続作 における取り扱いが容易となる。

 一方、光ファイバ24を所定の位置に配置 る半導体サブモジュールの使用時において 、コネクタハウジング20が支持部22に係合さ 、光ファイバ24と基板40とが接続された後、 基板40の表面を基板42の表面に対して垂直と るように起こすことによって、コネクタお び光ファイバ24を同時に基板42の表面上また 上方に配置することが可能となり、少ない 間スペースで半導体サブモジュールを使用 ることが可能となる。

 図4は、本発明に係る半導体サブモジュー ルの第3実施例の全体構成を概略的に示す。

 図4に示される実施例においては、上述の 実施例のように第1の基板と第2の基板とを分 することなく、一つの基板30を含んで構成 れる。

 屈曲可能な柔軟な特性を備えている基板3 0は、例えば、ポリイミド系またはアクリル 樹脂、あるいは、液晶ポリマーで所定の厚 に作られている。基板30における光半導体素 子16が配される表層部および後述する可動部 は、一端が光半導体素子16に電気的に接続 れ、他端が半導体素子26に接続される高速電 気伝送路30wbが形成されている。高速電気伝 路30wbにおいては、例えば、5Gbps以上100Gbps以 の通信速度(データ転送量)の高速電気信号 、伝送される。基板30における光半導体素子 16に対向する部分には、貫通孔30aが形成され いる。隣接する半導体素子26および電気コ クタ28相互間は、高速電気伝送路30waにより 続されている。

 基板30における光半導体素子16と半導体素 子26との間の部分は、可動部(屈曲部)とされ 高速電気伝送路30wbを伴って図4に二点鎖線お よび実線で示されるように、変位可能とされ る。

 斯かる実施例においても、上述の実施例 同様に、同一の基板30の屈曲性によって、 に、光ファイバ24およびコネクタの挿抜時の 取り扱いが、基板30における半導体素子26お び電気コネクタ28が配置される水平面に対し て斜め方向で可能となる。また、半導体サブ モジュールの使用時においては、光半導体素 子16が設けられる基板30における一部分の表 を、光半導体素子16と半導体素子26との間の 分を屈曲部として基板30における上述の水 面に対して略垂直となるように基板30の一部 を起こすことにより、コネクタおよび光ファ イバ24を同時に、基板30の水平面の上方に配 することが可能となる。従って、少ない空 スペースで半導体サブモジュールを使用す ことが可能となる。

 図25および図26は、それぞれ、本発明に係る 半導体サブモジュールの第4実施例の全体構 を概略的に示す。
図1に示される上述の第1実施例においては、 半導体素子16が第1の基板としての基板10上 配され、半導体素子26および電気コネクタ28 第2の基板としての基板11上に配される構成 あるのに対し、一方、第4実施例においては 、光半導体素子16および半導体素子26が第1の 板としての基板140上に配され、電気コネク 28が第2の基板としての基板141上に配される 成とされる。

 図25において、半導体サブモジュールは 光半導体素子16および半導体素子26を一方の 面部分に互いに隣接させて備える第1の基板 としての基板140と、電気コネクタ28を備える 2の基板としての基板141と、基板140の端部と 基板141の端部とを電気的に接続する可撓性接 続手段としてのフレキシブルケーブル12とを んで構成されている。

 基板140は、例えば、ポリイミド系または クリル系樹脂、シリコン、ガラスあるいは 液晶ポリマーで所定の厚さに作られている 基板140における光半導体素子16が配される 層部には、一端が半導体素子26における一方 側の半田ボール端子に電気的に接続され、他 端が光半導体素子16の半田ボール端子に接続 れる高速電気伝送路140waが形成されている また、基板140における半導体素子26の他方側 の半田ボール端子とフレキシブルケーブル12 の間には、半導体素子26とフレキシブルケ ブル12とを電気的に接続する高速電気伝送路 140wbが形成されている。高速電気伝送路140wa よび140wbにおいては、例えば、5Gbps以上100Gbps 以下の通信速度(データ転送量)の高速電気信 が、伝送される。

 このように光半導体素子16および半導体 子26相互間において熱設計上必要とされる所 定の間隔(半田ボール端子相互間隔)が、図1に 示される例に比べてより小さく設定されてい るので高速電気伝送路140waにおける表層部に った長さが図1に示される例に比べて短くな り、高速電気伝送路140waでの信号劣化を減ら ことが可能となる。従って、基板140におい 伝送効率がより向上することとなる。

 基板140における光半導体素子16の受光窓 よび光出射窓に対向する部分には、光ビー が通過する貫通孔140aが形成されている。光 ーム出力あるいは光ビーム入力のために用 られる貫通孔140aの直径は、例えば、受光窓 および光出射窓の直径よりも大となるように 100μm程度に設定されている。

 基板141は、基板140の材質と同様に、例え 、ポリイミド系またはアクリル系樹脂、シ コン、ガラスあるいは、液晶ポリマーで所 の厚さに作られている。基板141における電 コネクタ28が配される表層部には、一端が レキシブルケーブル12に電気的に接続され、 他端が電気コネクタ28に接続される高速電気 送路141waが形成されている。高速電気伝送 141waにおいては、上述の高速電気伝送路140wa よび140wbの通信速度と同様な通信速度、例 ば、5Gbps以上100Gbps以下の通信速度(データ転 量)の高速電気信号が、伝送される。これに より、基板140と基板141とは、その相互間に配 されるフレキシブルケーブル12によって電気 に接続され、従って、光半導体素子16およ 半導体素子26と、電気コネクタ28との間の電 的接続が得られる。

 斯かる構成において、光ファイバ24に接 されるコネクタハウジング20が支持部22に係 される場合、図25に示されるように、基板14 0と基板141とが共通の平面上にあるように配 される。即ち、光半導体素子16および半導体 素子26と、電気コネクタ28とが共通の平面上 実装されることとなる。これにより、コネ タハウジング20の接続作業における取り扱い が容易となる。

 一方、光ファイバ24を所定の位置に配置 る半導体サブモジュールの使用時において 、コネクタハウジング20が支持部22に係合さ 、光ファイバ24と基板140とが接続された後 図26に示されるように、フレキシブルケーブ ル12が、基板140の表面の延長面が、基板141の 面の延長面と交差し、かつ、光ファイバ24 基板141の上方を通過するように折り曲げら る。その際、光ファイバ24の軸線は、基板141 の表面に対し略平行となる。

 従って、基板140が、光半導体素子16の実 面に対し裏面となる方向に折り曲げられる とにより、光ファイバ24が基板141の裏面上に 配置される。これによって、コネクタおよび 光ファイバ24を同時に基板141の上に配置する とが可能となり、少ない空間スペースで使 することが可能となる。

 なお、上述の例においては、基板140およ 基板141上にそれぞれ、1個の光半導体素子16 半導体素子26、電気コネクタ28が代表して示 されているが、斯かる例に限られることなく 、複数個の光半導体素子16、半導体素子26、 気コネクタ28がそれぞれ、基板140および基板 141上に配置されてもよい。

 図27は、本発明に係る半導体サブモジュー の第5実施例の全体構成を概略的に示す。
図3に示される上述の第2実施例においては、 半導体素子16が第1の基板としての基板40上 配され、半導体素子26および電気コネクタ28 第2の基板としての基板42上に配される構成 あるのに対し、一方、第5実施例においては 、光半導体素子16および半導体素子26が第1の 板としての基板144上に配され、電気コネク 28が第2の基板としての基板146上に配される 成とされる。

 図27において、半導体サブモジュールは 光半導体素子16および半導体素子26を一方の 面部分に備える第1の基板としての基板144と 、電気コネクタ28を備える第2の基板としての 基板146と、基板144の端部と基板146の端部とを 電気的に接続する可撓性接続手段としての金 属線148とを含んで構成されている。

 基板144は、例えば、ポリイミド系または クリル系樹脂、シリコン、ガラスあるいは 液晶ポリマーで所定の厚さに作られている 基板144における光半導体素子16が配される 層部には、一端が半導体素子26における一方 側の半田ボール端子に電気的に接続され、他 端が光半導体素子16の半田ボール端子に接続 れる高速電気伝送路144waが形成されている また、基板144における半導体素子26の他方側 の半田ボール端子と金属線148との間には、半 導体素子26と金属線148とを電気的に接続する 速電気伝送路144wbが形成されている。高速 気伝送路144waおよび144wbにおいては、例えば 5Gbps以上100Gbps以下の通信速度(データ転送量 )の高速電気信号が、伝送される。

 このように光半導体素子16および半導体 子26相互間において熱設計上必要とされる所 定の間隔(半田ボール端子相互間隔)が、図3に 示される例に比べてより小さく設定されてい るので高速電気伝送路144waにおける表層部に った長さが図3に示される例に比べて短くな り、高速電気伝送路144waでの信号劣化を減ら ことが可能となる。従って、基板144におい 伝送効率がより向上することとなる。

 基板144における光半導体素子16の受光窓 よび光出射窓に対向する部分には、光ビー が通過する貫通孔144aが形成されている。光 ーム出力あるいは光ビーム入力のために用 られる貫通孔144aの直径は、例えば、受光窓 および光出射窓の直径よりも大となるように 100μm程度に設定されている。

 金属線148は、バネ性を備え、かつ電気的 続が可能な所望の太さ、例えば、線径10~150 mまでの範囲の金属線で作られている。

 基板146は、基板144の材質と同様に、例え 、ポリイミド系またはアクリル系樹脂、シ コン、ガラスあるいは、液晶ポリマーで所 の厚さに作られている。基板146における電 コネクタ28が配される表層部には、一端が 属線148に電気的に接続され、他端が電気コ クタ28に接続される高速電気伝送路146waが形 されている。高速電気伝送路146waにおいて 、上述の高速電気伝送路144waおよび144wbの通 速度と同様な通信速度、例えば、5Gbps以上10 0Gbps以下の通信速度(データ転送量)の高速電 信号が、伝送される。これにより、基板144 基板146とは、その相互間に配される金属線14 8によって電気的に接続され、従って、光半 体素子16および半導体素子26と、電気コネク 28との電気的接続が得られる。

 斯かる構成において、光ファイバ24に接 されるコネクタハウジング20が支持部22に係 される場合、図27に二点鎖線で示されるよ に、基板144と基板146とが共通の平面上にあ ように配置されるか、あるいは、実線で示 れるように、基板144の表面が基板146の表面 対し斜めとなる状態で配置されることとな 。これにより、コネクタハウジング20の接続 作業における取り扱いが容易となる。

 一方、光ファイバ24を所定の位置に配置 る半導体サブモジュールの使用時において 、コネクタハウジング20が支持部22に係合さ 、光ファイバ24と基板144とが接続された後 基板144の表面を基板146の表面に対して垂直 なるように起こすことによって、コネクタ よび光ファイバ24を同時に基板146の表面上ま たは上方に配置することが可能となり、少な い空間スペースで半導体サブモジュールを使 用することが可能となる。

 図28は、本発明に係る半導体サブモジュ ルの第6実施例の全体構成を概略的に示す。

 図4に示される第3実施例においては、基 30における光半導体素子16と半導体素子26と 間の部分が、可動部(屈曲部)とされ、高速電 気伝送路30wbを伴って変位可能とされるのに し、一方、第6実施例においては、基板150に ける半導体素子26と電気コネクタ28との間の 部分が、可動部(屈曲部)とされ、高速電気伝 路150waを伴って変位可能とされる構成を備 ている。

 屈曲可能な柔軟な特性を備えている基板1 50は、例えば、ポリイミド系またはアクリル 樹脂、あるいは、液晶ポリマーで所定の厚 に作られている。基板150における光半導体 子16および半導体素子26が配される表層部に は、一端が光半導体素子16の半田ボール端子 接続され、他端が半導体素子26の一方側の 田ボール端子に接続される高速電気伝送路15 0wbが形成されている。また、上述の可動部に おける上述の表層部と共通の表層部上には、 一端が半導体素子26の他方側の半田ボール端 に接続され、他端が電気コネクタ28に電気 に接続される高速電気伝送路150waが形成され ている。高速電気伝送路150waおよび150wbにお ては、例えば、5Gbps以上100Gbps以下の通信速 (データ転送量)の高速電気信号が、伝送され る。

 このように光半導体素子16および半導体素 26相互間において熱設計上必要とされる所定 の間隔(半田ボール端子相互間隔)が、図4に示 される例に比べてより小さく設定されている ので高速電気伝送路150wbにおける表層部に沿 た長さが図4に示される例に比べて短くなり 、高速電気伝送路150wbでの信号劣化を減らす とが可能となる。従って、基板150において 送効率がより向上することとなる。
基板150における光半導体素子16に対向する部 には、貫通孔150aが形成されている。

 基板150における半導体素子26と電気コネ タ28との間の部分は、可動部(屈曲部)とされ 高速電気伝送路150waを伴って図28に二点鎖線 および実線で示されるように、変位可能とさ れる。

 斯かる実施例においても、上述の実施例 同様に、同一の基板150の屈曲性によって、 に、光ファイバ24およびコネクタの挿抜時 取り扱いが、基板150における電気コネクタ28 が配置される水平面に対して斜め方向で可能 となる。また、半導体サブモジュールの使用 時においては、光半導体素子16が設けられる 板150における一部分の表面を、半導体素子2 6と電気コネクタ28との間の部分を屈曲部とし て基板150おける上述の水平面に対して略垂直 となるように基板150の一部を起こすことによ り、コネクタおよび光ファイバ24を同時に、 板150の水平面の上方に配置することが可能 なる。従って、少ない空間スペースで半導 サブモジュールを使用することが可能とな 。

 (B)コネクタと半導体サブモジュ ルとの接続方法
 図5Aおよび5Bは、それぞれ、本発明に係るコ ネクタと半導体サブモジュールとの接続方法 の第1実施例が適用されたコネクタおよび基 を拡大して示す。

 図5Aおよび5Bは、上述の半導体サブモジュ ールの第1実施例から第3実施例に適用可能な ネクタハウジングとマイクロホールを有す 支持部の配置例である。

 コネクタハウジング20の内側には、光フ イバ24の素線の一端が孔20aを通じて挿入され ている。コネクタハウジング20が基板10の支 部22に接続されていないとき、即ち、コネク タハウジング20の内周部が支持部22に係合さ ていない場合、光ファイバ24の素線の一端の たわみ長さLは、例えば、7mm~10mmに設定されて いる。光ファイバ24の素線の先端は、コネク 20の開口端部から突出長さδLだけ突出して る。突出長さδLは、例えば、零を超え100μm 下に設定されている。その際、支持部22のマ イクロホール22aの内径は、光ファイバ24の外 と略同一となる値、例えば、125μmから125.5μ mまでの範囲で設定されている。また、支持 22のマイクロホール22aの一方の開口端部は、 所定の角度の円錐面が形成されている。

 斯かる構成において、コネクタハウジン 20の内周部が支持部22に係合される場合、図 5Bに示されるように、光ファイバ24の素線の 端部は、マイクロホール22aを貫通し、マイ ロレンズ18Lあるいは透明薄板18の表面に接触 することとなる。

 その際、コネクタハウジング20の開口部 面が、透明薄板18の表面に接着、あるいは、 当接された場合、光ファイバ24の素線は、コ クタハウジング20の内部において座屈状態 なる。これにより、マイクロホール22の開口 端部とコネクタハウジング20の孔20aの周縁と 間に湾曲部24aが形成される。

 従って、光ファイバ24の素線の端面は、 に、一定の押圧力でマイクロレンズ18Lに密 固定されることになる。その結果、安定し 光入出力特性を備える光接続部が、簡易に られることとなる。

 図6Aおよび6Bは、本発明に係るコネクタと 半導体サブモジュールとの接続方法の第2実 例が適用されたコネクタおよび基板を示す

 図6Aおよび6Bに示される例は、上述の半導 体サブモジュールの第1実施例から第3実施例 適用可能なコネクタハウジングとマイクロ ールを有する支持部の配置例である。

 図6Aおよび6Bに示される例は、上述の第1 実施例とは異なり、透明薄板18が取り外され ている。

 光ファイバ24’の素線の外径と基板10’に 備えられた穴10’aの内径とを精密に一致させ ることによって、マイクロホール22’aを通過 した光ファイバ24’の素線の先端の基板10’ 対する固定が行なわれる。コネクタハウジ グ20の開口部端面からの光ファイバ24’の素 の飛び出し量δLは、コネクタハウジング20 基板10’の裏面側に密着させた際、光半導体 素子16の表面と衝突しないように所定の長さ λに調整されている。

 なお、光ファイバ24’、基板10’、および 、支持部22’は、それぞれ、上述の光ファイ 24、基板10、支持部22と相似形となるように 光ファイバ24’、基板10’、および、支持部 22’における各寸法が設定されている。

 図7A、7Bは、それぞれ、本発明に係るコネ クタと半導体サブモジュールとの接続方法の 第3実施例が適用されたコネクタおよび基板 示す。

 図7Aに示される例は、上述の半導体サブ ジュールの第1実施例から第3実施例に適用可 能なコネクタハウジングおよび支持部の配置 例である。

 図7Aに示される例は、上述の第1実施例と なり、透明薄板18とマイクロホールを有す 支持部とが取り外されている。

 光ファイバ24の軸線に沿ったコネクタハウ ング20の高さが、所望の高さとすることによ って、光ファイバ24の素線の暴れを抑制して る。コネクタハウジング20が基板13に対して 接続されていないとき、コネクタハウジング 20の開口部端面からの突出した光ファイバ24 素線の飛び出し量δLは、図7Bに示されるよう に、コネクタハウジング20の端面を基板13の 面側に密着(接着)させた際、光半導体素子16 表面と衝突しないように所望の長さに調整 れている。
基板13には、光半導体素子16の発光部および 光部に対向して円錐台状の孔13aが形成され いる。コネクタハウジング20側に形成される テーパ状の孔13aにおける一方の開口端部の直 径φAは、例えば、150μm、また、孔13aにおける 他方の開口端部の直径φBは、100μmに設定され ている。なお、基板13の構成は、孔の形状を き、上述に基板10の構成と同様とされる。

 これにより、外径125μmの光ファイバ24の 線の外径と基板13に備えられた穴13aの内径を 精密に一致させ、光ファイバの素線の光半導 体素子16の発光部および受光部に対する位置 めおよび固定を行っている。

 図8乃至図11は、上述のようなコネクタハ ジングが選択的に係合される支持部が設け れる基板上に、上述の透明薄板18が用いら ない場合において、光ファイバ24の素線の先 端の光半導体素子16の発光部および受光部に する位置出しを行なう構成を示す。なお、 ファイバ24において、マイクロホールへの 入を円滑にするため、光ファイバ先端は、 ーパ加工が施されている。

 図8において、基板54における貫通孔54aは 光ファイバ24の外径に対し若干大なる内径 設定されている。また、支持部52のマイクロ ホール52aの内径は、光ファイバ24の外径と略 一に設定されている。これにより、光ファ バ24の素線の先端の光半導体素子16の発光部 および受光部に対する位置出しが可能となる 。

 図9においては、基板58における貫通孔58a 、光ファイバ24の外径にほぼ等しい内径に 定されている。また、支持部56のマイクロホ ール56aの内径は、光ファイバ24の外径よりも 干大に設定されている。これにより、支持 56のマイクロホール56aが、光ファイバ24にお ける基板58の貫通孔58aへの挿入を手助け補助 る役割を果たし、また、光ファイバ24の素 の先端の光半導体素子16の発光部および受光 部に対する位置出しが、基板58における貫通 58aにより行なわれることとなる。

 従って、図8および図9に示される例にお ては、封止不要な光半導体素子に適用され 場合、その構造を簡略化できるという効果 奏する。また、光ファイバ24の先端を光半導 体素子16の発光部および受光部に対し近接可 なのでより光結合効率を高めることができ 。

 なお、基板58の貫通孔58aは、エッチング より高精度に形成可能なので位置精度を高 ることができる。また、基板58の貫通孔58aに より位置出しを行なう場合、光半導体素子16 基板58との実装精度が高まり、従って、よ 高精度に光ファイバ24の素線と光半導体素子 16との位置出しが実現され、光結合効率を向 できる。ただし、基板に上述したような高 度の孔を形成するには高い技術が必要とさ るので、斯かる技術を採用しない場合、図8 に示される例の構造が適している。

 図10および図11に示される例は、それぞれ 、基板54および58がシリコンで作られている また、基板54および58における光半導体素子1 6側の表面には、それぞれ、シリコン酸化膜59 および61が形成されている。これにより、光 導体素子16を封止できる構造が得られる。

 図10において、基板54における貫通孔54aは 、光ファイバ24の外径に対し若干大なる内径 設定されている。また、支持部52のマイク ホール52aの内径は、光ファイバ24の外径と略 同一に設定されている。これにより、光ファ イバ24の素線の先端の光半導体素子16の発光 および受光部に対する位置出しが可能とな 。

 図11においては、基板58における貫通孔58a は、光ファイバ24の外径にほぼ等しい内径に 定されている。また、支持部56のマイクロ ール56aの内径は、光ファイバ24の外径よりも 若干大に設定されている。

 図10および図11において、光ファイバ24の 線の先端がシリコン酸化膜59および61に突き 当てられるように、光ファイバ24における支 部52および56よりも上流側部分が所定の軸力 で撓ませられている。これにより、光ファイ バ24における支持部52および56よりも上流側部 分に、湾曲部24aが形成されることとなる。

 (C)光モジュール
 図12Aは、本発明に係る光モジュールの第1実 施例の全体構成を概略的に示す。

 図12Aに示される光モジュールにおいては 上述の図1に示される半導体サブモジュール を構成する光半導体素子16を一方の表面部分 備える第1の基板としての基板10と、光半導 素子16を駆動、信号増幅するための半導体 子26および外部との電気信号の入出力のため に電気コネクタ28を備える第2の基板としての 基板11と、基板10の端部と基板11の端部とを電 気的に接続する可撓性接続手段としてのフレ キシブルケーブル12とを含む。なお、図12Aに いては、代表的に一組の光半導体素子16と 光ファイバ64およびコネクタ62とを示す。

 但し、光モジュールの外郭を形成するケ シング60により、基板10は、その表面の延長 面が基板11の表面の延長面に交差するように 板11に対して略垂直に固定されている。ま 、ケーシング60における基板10の表面に対向 る位置には、光ファイバ64に接続されるコ クタ62が配されるレセプタクルが設けられて いる。コネクタ62は、例えば、図5A乃至図7Aに 示されるコネクタハウジングおよび支持部を 含むコネクタとされる。

 これにより、コネクタ62がケーシング60に おける基板11の上方部分に収納され、かつ、 ファイバ64が、その軸線が基板11の表面に略 平行となるように配置されるので光モジュー ルの小型化が図られる。

 一方、図12Bに示される参考例のように、 ネクタ62が基板11の上方部分に配置されずケ ーシング60’の端部に配置される場合に比べ 本実施例は、ケーシング60’の端部からの ネクタ62の飛び出し量が低減されるので光モ ジュールの小型化が図られる。

 さらに、図12Aにニ点鎖線で示されるよう 、ケーシング60における基板11の上方部分に は、光ファイバ64に作用する外力がコネクタ6 2に加わらないように保持する保持機構66が設 けられてもよい。

 図13Aは、本発明に係る光モジュールの第2 実施例の全体構成を概略的に示す。

 図13Aに示される例においては、図12Aにお る基板10および光半導体素子16に代えて、基 板72PBに配される光半導体素子72が配されてい る。光半導体素子72は、電極に対し裏面出射 の光半導体素子とされるので本実施例にお ては、光ビームが上述のような基板10を貫 する必要がないものとされる。

 図13Aにおいては、代表的に一組の光半導 素子72と、光ファイバ64およびコネクタ62と 示す。

 但し、光モジュールの外郭を形成するケ シング70により、基板72Bは、その表面の延 面が基板11の表面の延長面に交差するように 基板11に対して略垂直に固定されている。ま 、ケーシング70における基板72Bの表面に対 する位置には、光ファイバ64に接続されるコ ネクタ62が配される。コネクタ62は、例えば 図5A乃至図7Aに示されるコネクタハウジング よび支持部を含むコネクタとされる。

 これにより、コネクタ62がケーシング60に おける基板11の上方部分に収納され、かつ、 ファイバ64が、その軸線が基板11の表面に略 平行となるように配置されるので光モジュー ルの小型化が図られる。

 一方、図13Bに示される参考例のように、 ネクタ62が基板11の上方部分に配置されず、 ケーシング70’の端部に配置される場合に比 て本実施例は、ケーシング70’の端部から コネクタ62の飛び出し量が低減されるので光 モジュールの小型化が図られる。

 図14は、本発明に係る光モジュールの第3 施例の全体構成を概略的に示す。

 図14に示される光モジュールにおいては 上述の図4に示される半導体サブモジュール 構成する基板30と類似した屈曲可能な柔軟 特性を備えている基板82を備えている。

 基板82は、例えば、ポリイミド系または クリル系樹脂、あるいは、液晶ポリマーで 定の厚さに作られている。基板82における光 半導体素子16が配される表層部には、一端が 半導体素子16に電気的に接続され、他端が 導体素子26に接続される高速電気伝送路82wb 形成されている。高速電気伝送路82wbにおい は、例えば、5Gbps以上100Gbps以下の通信速度( データ転送量)の高速電気信号が、伝送され 。基板82における光半導体素子16に対向する 分には、貫通孔82aが形成されている。隣接 る半導体素子26および電気コネクタ28相互間 は、高速電気伝送路82waにより接続されてい 。

 但し、光モジュールの外郭を形成するケ シング80により、基板82における光半導体素 子16が設けられる部分は、その表面が半導体 子26の上方となる表面に対し垂直となるよ に固定されている。また、ケーシング80にお ける光半導体素子16が設けられる基板82の一 分に対向する位置には、光ファイバ64に接続 されるコネクタ62が配される。コネクタ62は 例えば、図5A乃至図7Aに示されるコネクタハ ジングおよび支持部を含むコネクタとされ 。

 これにより、コネクタ62が、ケーシング80 において基板82における半導体素子26および 気コネクタ28の上方となる部分に収納され、 かつ、光ファイバ64が、その軸線が基板82の 面に略平行となるように配置されるので光 ジュールの小型化が図られる。また、一枚 基板82上に伝送路が形成されるので高速電気 信号伝送特性を向上させることができる。

 図15は、本発明に係る光モジュールの第4 施例の全体構成を概略的に示す。

 図15に示される例においては、図14におけ る基板82および光半導体素子16に代えて、基 92に配される光半導体素子72が配されている 光半導体素子72は、電極に対し裏面出射型 光半導体素子とされるので本実施例におい は、光ビームが上述のような基板を貫通す 必要がないものとされる。

 基板92は、例えば、ポリイミド系または クリル系樹脂、あるいは、液晶ポリマーで 定の厚さに作られている。基板92における光 半導体素子72が配される表層部には、一端が 半導体素子72に電気的に接続され、他端が 導体素子26に接続される高速電気伝送路92wb 形成されている。高速電気伝送路92wbにおい は、例えば、5Gbps以上100Gbps以下の通信速度( データ転送量)の高速電気信号が、伝送され 。隣接する半導体素子26および電気コネクタ 28相互間は、高速電気伝送路92waにより接続さ れている。

 但し、光モジュールの外郭を形成するケ シング90により、基板92における光半導体素 子72が設けられる部分は、その表面が半導体 子26の上方となる表面に対し垂直となるよ に固定されている。また、ケーシング90にお ける光半導体素子72が設けられる基板92の一 分に対向する位置には、光ファイバ64に接続 されるコネクタ62が配される。コネクタ62は 例えば、図5A乃至図7Aに示されるコネクタハ ジングおよび支持部を含むコネクタとされ 。

 これにより、コネクタ62が、ケーシング90 において基板92における半導体素子26および 気コネクタ28の上方となる部分に収納され、 かつ、光ファイバ64が、その軸線が基板92の 面に略平行となるように配置されるので光 ジュールの小型化が図られる。また、一枚 基板92上に伝送路が形成されるので高速電気 信号伝送特性を向上させることができる。

 図16Aおよび16Bは、本発明に係る光モジュ ルの第5実施例の全体構成を概略的に示す。

 図16Aに示される光モジュールは、上述し 図3に示される半導体サブモジュールを内蔵 している。図3に示される半導体サブモジュ ルの構成についての重複説明は、省略され 。

 光モジュールは、基板40が配されるケー ング96と、基板42が配されるケーシング98と 主な要素として含んで構成されている。

 ケーシング96の一端は、例えば、連結用 持軸により、回動可能にケーシング98の一端 に支持されている。基板42は、その表面がケ シング98の上面に対し略平行となるように 置されている。

 また、ケーシング96における基板40に対向 する部分には、光ファイバ102の一端が接続さ れるコネクタ100が着脱されるコネクタ収容部 が形成されている。コネクタ100は、後述され るようなMTコネクタまたはFPCコネクタであっ もよい。

 斯かる構成において、図16Aに実線および 点鎖線で示されるように、コネクタ100がケ シング96におけるコネクタ収容部に対し上 から着脱される場合、例えば、ケーシング96 がケーシング98に対し回動され、傾斜した状 で着脱作業が行なわれる。これにより、そ 着脱作業が容易となる。一方、光ファイバ1 02が敷設される場合、図16Bに示されるように ケーシング96およびコネクタ100がケーシン 98に近接するようにケーシング96が、矢印の す方向に向けて回動される。これにより、 ネクタ100がケーシング98の端部から突出す ことなく配置され、しかも、光ファイバ102 、その軸線が基板42の表面に対し略平行とな るように配置されることとなる。

 図17Aおよび17Bは、本発明に係る光モジュ ルの第6実施例の全体構成を概略的に示す。

 図17Aに示される光モジュールは、上述し 図4に示される半導体サブモジュールを内蔵 している。図4に示される半導体サブモジュ ルの構成についての重複説明は、省略され 。

 光モジュールは、基板30における半導体 子26および電気コネクタ28が配されるケーシ グ108と、基板30における光半導体素子16が配 されるケーシング106とを主な要素として含ん で構成されている。

 ケーシング106の一端は、例えば、連結用 持軸により、回動可能にケーシング108の一 に支持されている。基板30における光半導 素子16が配される部分は、その表面がケーシ ング108の上面に対し略平行となるように配置 されている。

 また、ケーシング106における基板30に対 する部分には、光ファイバ102の一端が接続 れるコネクタ100が着脱されるコネクタ収容 が形成されている。コネクタ100は、後述さ るようなMTコネクタまたはFPCコネクタであっ てもよい。

 斯かる構成において、図17Aに実線または 点鎖線で示されるように、コネクタ100がケ シング106におけるコネクタ収容部に対し上 から着脱される場合、例えば、ケーシング1 06がケーシング108に対し回動され、傾斜した 態で着脱作業が行なわれる。これにより、 の着脱作業が容易となる。一方、光ファイ 102が敷設される場合、図17Bに示されるよう 、ケーシング106およびコネクタ100がケーシ グ108に近接するようにケーシング106が、矢 の示す方向に向けて回動される。これによ 、コネクタ100がケーシング108の端部から突 することなく配置され、しかも、光ファイ 102が、その軸線が基板30における半導体素 26が配される部分の表面に対し略平行となる ように配置されることとなる。

 なお、第5実施例および第6実施例におい は、それぞれ、図22Aおよび22Bに示されるよ に、ケーシング98またはケーシング108におけ る上部に、ケーシング96または106をそれぞれ ケーシング98またはケーシング108に対し固 する嵌合ロック機構が設けられてもよい。 合ロック機構は、例えば、コネクタ100の端 を上述の支持軸の方向に向けて付勢し保持 るばね部材138であってもよい。

 さらに、第5実施例および第6実施例にお て、光半導体素子16の代わりに、上述したよ うな光半導体素子72が装備されたものであっ もよいことは勿論である。

 図18は、上述の本発明に係る光モジュー の第1実施例乃至第6実施例にそれぞれ用いら れるMTコネクタの構成を、光モジュールの一 を構成するハウジングとともに概略的に示 。

 図18において、MTコネクタは、光ファイバ リボン110の一端に接続されるフェルール112か らなる。直方体のフェルール112における一方 の接続端面には、光ファイバリボン110の各光 ファイバの素線が露出する孔112ai(i=1~n,n=12)が 成されている。各孔112aiは、所定の間隔で ファイバリボン110の幅方向に沿って一列に 成されている。その接続端面は、研磨され いる。その孔112aiの配列の両脇には、MTコネ タが図18において矢印の向きに挿入される き、ハウジング114内に設けられるガイドピ 116Aおよび116Bがそれぞれ嵌合される孔112gaお び112gbが形成されている。

 MTコネクタが着脱されるハウジング114は フェルール112を収容するフェルール収容部 に一対のガイドピン116Aおよび116Bが設けられ ている。ガイドピン116Aおよび116Bは、その軸 がハウジング114の端部に設けられる垂直基 114Bの表面に垂直となるように所定の間隔を もって相対向して配置されている。

 シリコンまたはガラスで作られる垂直基 114Bにおけるガイドピン116Aおよび116B相互間 なる部分には、図示が省略される光半導体 子からの光ビームが通過する貫通孔114ai(i=1~ n,n=12)が上述の孔112aiに対応させて一列に形成 されている。

 なお、MTコネクタがフェルール収容部内 装着されるとき、バネの弾性力によりフェ ール112の接続端面が垂直基板114Bの表面に押 付けられ保持される。また、垂直基板114Bの 表面には、上述の例のように、ガラス板、レ ンズ付ガラス板が設けられてもよい。

 図19は、上述の本発明に係る光モジュー の第1実施例乃至第6実施例にそれぞれ用いら れるファイバPCコネクタの構成を、光モジュ ルの一部を構成するハウジングとともに概 的に示す。

 図19において、ファイバPCコネクタは、光 ファイバリボン120の一端に固定部を介して接 続されるコネクタプラグ122からなる。コネク タプラグ122の接続端面には、光ファイバリボ ン120の各光ファイバの素線が露出する複数の 孔が形成されている。各孔は、所定の間隔で 光ファイバリボン120の幅方向に沿って一列に 形成されている。光ファイバの先端は、その 被覆が除去され片持ち梁状に把持され、後述 するマイクロホールへの挿入を円滑にするた めにテーパ加工されている。コネクタプラグ 122の両側面部には、溝122Gが形成されている

 ここで、ファイバPCコネクタ(1996年電子情 報通信学会エレクトロソサイエティ大会C-3-13 3参照)は、MTコネクタのようなフェルールを いず、裸光ファイバを後述するマイクロホ ル内で位置合わせし、光ファイバを撓ませ ことにより、弾性復元力である座屈力によ 光ファイバの先端を密着させるものである

 コネクタプラグ122が着脱されるハウジン 124は、コネクタプラグ122を収容するプラグ 容部を有している。プラグ収容部内には、 ネクタプラグ122の溝122Gに係合されてコネク タプラグ122を案内するガイドレール124GLが収 部の両側壁に相対向して形成されている。 ウジング124の端部には、垂直基板132が設け れている。垂直基板132は、図20に拡大され 示されるように、その裏面側に配される各 半導体素子130の発光部(受光部)130aに対応し 光ビームを通過させる貫通孔132aを一列に所 の間隔で有している。

 垂直基板132の表面には、ガラス板134が配さ る。あるいは、図21Bに示されるように、マ クロレンズ134’L付ガラス板134’でもよい。 この場合、光半導体素子と光ファイバとの光 結合効率をさらに高めることができる。
図20に拡大されて示されるように、ガラス板1 34上には、各光半導体素子130の発光部(受光部 )130aおよび各光ファイバの素線に対応したマ クロホール136aを有するマイクロホールアレ イ136が載置される。

 垂直基板132およびマイクロホールアレイ1 36等をハウジング124の端部に組み付けるにあ っては、先ず、垂直基板132に光半導体素子1 30が半田ボールを介して基板配線と光半導体 子との配線が位置合わせ実装される。次に 光半導体素子130、ガラス板134およびマイク ホールアレイ136が、垂直基板132の貫通孔132a を利用してその各アライメントマーカ136M、13 4M、130Mが互いに一致するように実装される。 これにより、高精度で光半導体素子130の受光 部とマイクロホール136aとが位置合わせされ 。

 コネクタプラグ122がハウジング124のプラ 収容部に装着される場合、コネクタプラグ1 22がガイドレール124GLによって案内されるこ により、光ファイバリボン120の各光ファイ の素線の先端がマイクロホールに挿入され ガラス板134の表面に当接する。これにより 図21Aに示されるように、光ファイバにおけ マイクロホールアレイ136とコネクタプラグ12 2における光ファイバリボン120の把持部との は、撓むこととなる。従って、複数の光フ イバの先端の位置ずれが吸収され、その座 力により、低反射な接続状態が得られるよ に光ファイバの先端とガラス板134とが密着 れる。反射の影響が少ないので光半導体素 の受発光性が良好となり、また、反射で損 する分が少ないので低損失な光結合が実現 れる。

 なお、上述のMTコネクタによっては、こ ように密着させることは困難であるので反 が大である。また、MTコネクタでは、ガイド ピンの取り付け位置精度が光半導体素子と光 ファイバとの光結合を左右する。そのため、 基板にガイドピンを高精度で実装する必要が あるので基板には硬さが必要であり、シリコ ンやガラス板に限定される。

 一方、ファイバPCコネクタは、光半導体 子とマイクロホールとが垂直基板を介して 度よく固定され、ガイドレールは、光ファ バがマイクロホールに挿入するまでの位置 度を出せばよいので基板が樹脂、液晶であ ても十分に位置精度が出せることとなる。

 なお、図21Aおよび21Bに示されるように、 半導体素子130が封止部材ECで封止された場 、基板の両面から封止できるので通信光が 板を貫通しない構造よりも容易に封止でき 。