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Title:
SOLAR CELL MODULE, WIRING MEMBER FOR SOLAR CELL, AND METHOD FOR MANUFACTURING SOLAR CELL MODULE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/093563
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a solar cell module comprising a solar battery cell (2) wherein a first electrode (21) and a second electrode (22) are formed on a non-light-receiving surface, a wiring member (1) for solar cell comprising a first conductor line (11) connected to the first electrode (21), a second conductor line (12) connected to the second electrode (22), and a wiring sheet (10) on which the first conductor line (11) and the second conductor line (12) are formed, and a sealing resin sheet (33) arranged on the solar battery cell (2) and the wiring member (1) for resin-sealing the solar battery cell (2).

Inventors:
INOUE TETSUYOSHI
Application Number:
PCT/JP2008/050767
Publication Date:
August 07, 2008
Filing Date:
January 22, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
INOUE TETSUYOSHI
International Classes:
H01L31/042
Foreign References:
JPH07297432A1995-11-10
JPH04218980A1992-08-10
JPH01176957U1989-12-18
JPH06275858A1994-09-30
JPH09283785A1997-10-31
JP2001144312A2001-05-25
JP2003101057A2003-04-04
JPH0883922C
JP2007022023A2007-02-01
Other References:
See also references of EP 2109150A4
Attorney, Agent or Firm:
KURAUCHI, Giro (Nishitemma 4-chome Kita-k, Osaka-shi Osaka 47, JP)
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Claims:
 非受光面に第1極性の第1電極および第2極性の第2電極が形成された太陽電池セルと、前記非受光面に対向して配置され外部へ電力を取り出す太陽電池用配線部材と、前記太陽電池セルおよび前記太陽電池用配線部材に積層され前記太陽電池セルを樹脂封止する封止樹脂シートとを備える太陽電池モジュールであって、
 前記太陽電池用配線部材は、前記第1電極に接続された第1導体線と、前記第2電極に接続された第2導体線と、前記第1導体線および前記第2導体線が形成された配線シートとを備え、
 前記第1導体線は、前記第1電極に接続された第1電極接続部と、前記配線シートを貫通して形成された第1貫通部を介して外部へ接続される第1導出部とを有し、
 前記第2導体線は、前記第2電極に接続された第2電極接続部と、前記配線シートを貫通して形成された第2貫通部を介して外部へ接続される第2導出部とを有し、
 前記第1導体線および前記第2導体線を被覆して絶縁する絶縁シートが前記非受光面と前記配線シートとの間に配置されていること
 を特徴とする太陽電池モジュール。
 請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
 前記第1電極と前記第1電極接続部および前記第2電極と前記第2電極接続部は、それぞれ導電性接着剤で接続されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
 請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュールにおいて、
 前記絶縁シートは、前記第1電極接続部を前記第1電極に対応させ、前記第2電極接続部を前記第2電極に対応させるように成形され、前記配線シートに被着されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
 請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の太陽電池モジュールにおいて、
 前記太陽電池セルは、薄膜太陽電池であることを特徴とする太陽電池モジュール。
 太陽電池セルの非受光面に形成された第1極性の第1電極に接続される第1導体線と、前記太陽電池セルの前記非受光面に形成された第2極性の第2電極に接続される第2導体線と、前記第1導体線および前記第2導体線が形成された配線シートとを備え、前記太陽電池セルの前記非受光面に対向して配置され外部へ電力を取り出す太陽電池用配線部材であって、
 前記第1導体線は、前記第1電極に接続される第1電極接続部と、前記配線シートを貫通して形成された第1貫通部を介して外部へ接続される第1導出部とを有し、
 前記第2導体線は、前記第2電極に接続される第2電極接続部と、前記配線シートを貫通して形成された第2貫通部を介して外部へ接続される第2導出部とを有すること
 を特徴とする太陽電池用配線部材。
 請求項5に記載の太陽電池用配線部材において、
 前記第1電極接続部を前記第1電極に対応させ、前記第2電極接続部を前記第2電極に対応させるように成形され、前記第1導体線および前記第2導体線を被覆して絶縁する絶縁シートが、前記配線シートに被着されていることを特徴とする太陽電池用配線部材。
 請求項5または請求項6に記載の太陽電池用配線部材において、
 前記第1導体線および前記第2導体線は、薄板状金属導体で形成されていることを特徴とする太陽電池用配線部材。
 請求項5または請求項6に記載の太陽電池用配線部材において、
 前記第1導体線および前記第2導体線は、導電体粒子の集合体で形成されていることを特徴とする太陽電池用配線部材。
 非受光面に第1極性の第1電極および第2極性の第2電極が形成された太陽電池セルと、前記第1電極に接続された第1導体線、前記第2電極に接続された第2導体線、前記第1導体線および前記第2導体線が形成された配線シートを備え前記非受光面に対向して配置され外部へ電力を取り出す太陽電池用配線部材と、前記太陽電池セルおよび前記太陽電池用配線部材に積層され前記太陽電池セルを樹脂封止する封止樹脂シートとを備える太陽電池モジュールの製造方法であって、
 前記太陽電池セルを準備するセル準備工程と、
 前記太陽電池用配線部材を前記第1電極および前記第2電極に位置合わせして配置し、前記第1導体線が有する第1電極接続部を前記第1電極に、前記第2導体線が有する第2電極接続部を前記第2電極にそれぞれ導電性接着剤で接続する配線部材接続工程と、
 前記封止樹脂シートを前記非受光面および前記太陽電池用配線部材に重ねて配置する封止樹脂シート配置工程と、
 前記封止樹脂シートを加熱加圧して前記太陽電池セルを樹脂封止する樹脂封止工程と
 を備えることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
 請求項9に記載の太陽電池モジュールの製造方法において、
 前記導電性接着剤の融点は前記封止樹脂シートの融点より低いことを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
 請求項9または請求項10に記載の太陽電池モジュールの製造方法において、
 前記第1導体線および前記第2導体線を被覆して絶縁する絶縁シートが、配線シートに予め被着されていることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
 非受光面に第1極性の第1電極および第2極性の第2電極が形成された太陽電池セルと、前記非受光面に対向して配置され外部へ電力を取り出す太陽電池用配線部材と、前記太陽電池セルおよび前記太陽電池用配線部材に積層され前記太陽電池セルを樹脂封止する封止樹脂シートとを備える太陽電池モジュールであって、
 前記太陽電池用配線部材は、前記第1電極に接続された第1導体線と、前記第2電極に接続された第2導体線と、前記第1導体線および前記第2導体線が固定された絶縁シートとを備え、前記第1導体線および前記第2導体線により外部へ電力を取り出すように構成されたことを特徴とする太陽電池モジュール。
 太陽電池セルの非受光面に形成された第1極性の第1電極に接続される第1導体線と、前記太陽電池セルの前記非受光面に形成された第2極性の第2電極に接続される第2導体線と、前記第1導体線および前記第2導体線が固定された絶縁シートとを備え、前記太陽電池セルの前記非受光面に対向して配置され前記第1導体線および前記第2導体線により外部へ電力を取り出すように構成された太陽電池用配線部材。
 非受光面に第1極性の第1電極および第2極性の第2電極が形成された太陽電池セルと、前記第1電極に接続された第1導体線、前記第2電極に接続された第2導体線、前記第1導体線および前記第2導体線が固定された絶縁シートを備え前記非受光面に対向して配置され外部へ電力を取り出す太陽電池用配線部材と、前記太陽電池セルおよび前記太陽電池用配線部材に積層され前記太陽電池セルを樹脂封止する封止樹脂シートとを備える太陽電池モジュールの製造方法であって、
 前記太陽電池セルを準備するセル準備工程と、
 前記太陽電池用配線部材を前記第1電極および前記第2電極に位置合わせして配置し、前記第1導体線が有する第1電極接続部を前記第1電極に、前記第2導体線が有する第2電極接続部を前記第2電極にそれぞれ接続する配線部材接続工程と、
 前記封止樹脂シートを前記非受光面および前記太陽電池用配線部材に重ねて配置する封止樹脂シート配置工程と、
 前記封止樹脂シートを加熱加圧して前記太陽電池セルを樹脂封止する樹脂封止工程と
 を備えることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
Description:
太陽電池モジュール、太陽電池 配線部材、および太陽電池モジュールの製 方法

 本発明は、太陽電池セルの電極へ配線シ トに形成した導体線を接続して電力を取り す太陽電池モジュール、このような太陽電 モジュールに適用される太陽電池用配線部 、およびこのような太陽電池モジュールの 造方法に関する。

 太陽電池を使って太陽光線から直接電気 ネルギーを発生する太陽光発電システムは 近年その技術開発が急速に進み、実用に耐 る発電方法としても技術的な見通しがつき つある。その結果、太陽光発電システムは 21世紀の地球環境を化石エネルギーの燃焼 よる環境汚染から守る本格的なクリーンエ ルギー技術としてその将来が期待されてい 。

 太陽電池の形態はさまざまなものが開発 れているが、低コストの製造が可能である めに現在最も実用化が進んでいるのが、光 変換活性層にIV族半導体を用いた太陽電池 あり、また、半導体材料の消費量が最も少 いのが、薄膜の半導体を絶縁基板上に成膜 て形成される薄膜太陽電池である。

 一般に薄膜太陽電池は、ガラスなどの透光 絶縁基板上にSnO 2 (酸化第2スズ)やITO(Indium Tin Oxide)などの透明 電膜が形成され、その上に非晶質半導体のp 層、i層、n層がこの順に積層されて光電変換 性層が形成され、その上に金属薄膜電極が 層されてなる構造と、金属基板電極の上に 晶質半導体のn層、i層、p層がこの順に積層 れて光電変換活性層が形成され、その上に 明導電膜が積層されてなる構造とがある。

 これらのうち、前者のp層、i層、n層を順に 層する方法は、透光性絶縁基板が太陽電池 面カバーガラスを兼ねることができること また、SnO 2 などの耐プラズマ性透明導電膜が開発されて 、この上に非晶質半導体光電変換活性層をプ ラズマCVD法で積層することが可能となったこ と、などから多用されるようになり、現在の 主流となっている。なお、これらに用いられ る非晶質半導体層の形成は、原料ガスのグロ ー放電分解によるプラズマCVD法や、光CVD法に よる気相成長により形成され、これらの方法 は大面積の薄膜形成が可能という利点を有す る。

 また、大面積化を行なうためには、レー を用いて集積化を行ない、直列接続するの 一般的な方法である。この構造は、ガラス 板などの透光性絶縁基板上に透明導電膜を 冊状に形成し、その上に非晶質半導体層、 いで裏面電極を順に積層する。そして、1つ の透明導電膜、非晶質半導体層、裏面電極か らなる単位太陽電池の透明導電膜が、隣接す る単位太陽電池の裏面電極と接触する構造と なるように、両電極および非晶質半導体層の パターンを形成する。このように構成される 平板型のp-i-n層型の薄膜太陽電池は、従来か よく知られている(例えば、特許文献1参照 )。

 従来、大面積の基板上に作成した太陽電池( 太陽電池セル)の電極からの電力取り出し配 としては、銅線に絶縁用被覆を施したもの 数本の配線(電力線)を用い、配線と電極の接 続には、はんだ付けを適用していた。

特開平8-83922号公報

 上述したとおり、従来は、太陽電池セル ら電力を取り出す電力線として個別の配線 用い、それぞれを個別に位置合わせして太 電池セルの電極にはんだ付けで接続してい 。したがって、位置合わせ精度がなく、ま 、作業工数が大きく生産性が低いという問 があった。

 本発明はこのような状況に鑑みてなされ ものであり、非受光面に第1電極および第2 極を有する太陽電池セルに対する電力線と て、第1電極に接続された第1導体線と、第2 極に接続された第2導体線と、第1導体線およ び第2導体線が形成された配線シートとを備 る太陽電池用配線部材を適用した太陽電池 ジュールとすることによって、外部へ電力 取り出す電力線としての太陽電池用配線部 と太陽電池セルの電極との接続での位置合 せ精度と生産性を向上させ、高い信頼性を する太陽電池モジュールを提供することを 的とする。

 また、本発明は、第1電極に接続される第 1電極接続部および配線シートを貫通して形 された第1貫通部を介して外部へ接続される 1導出部を有する第1導体線と、第2電極に接 される第2電極接続部および配線シートを貫 通して形成された第2貫通部を介して外部へ 続される第2導出部を有する第2導体線と、第 1導体線および第2導体線が形成された配線シ トとを備えることから、第1電極と第1電極 続部の位置合わせ、第2電極と第2電極接続部 の位置合わせを容易かつ高精度に規定して生 産性良く接続することが可能で、生産性に優 れ、高い信頼性を有する太陽電池モジュール を製造することができる太陽電池用配線部材 を提供することを他の目的とする。

 また、本発明は、非受光面に第1電極およ び第2電極を備える太陽電池セルを準備する 備工程と、太陽電池用配線部材を第1電極お び第2電極に位置合わせして配置し、第1導 線が有する第1電極接続部を第1電極に、第2 体線が有する第2電極接続部を第2電極にそれ ぞれ導電性接着剤で接続する配線部材接続工 程と、封止樹脂シートを非受光面および太陽 電池用配線部材に重ねて配置する封止樹脂シ ート配置工程と、封止樹脂シートを加熱、加 圧して太陽電池セルを樹脂封止する樹脂封止 工程とを備えることにより、第1電極に対す 第1導体線、第2電極に対する第2導体線の位 合わせを容易かつ高精度に行なうことが可 となり、また、第1電極と第1導体線との接続 、第2電極と第2導体線との接続に導電性接着 を適用して、生産性を向上させた太陽電池 ジュールの製造方法を提供することを他の 的とする。

 また、本発明は、非受光面に第1電極およ び第2電極を有する太陽電池セルに対する電 線として、第1電極に接続された第1導体線と 、第2電極に接続された第2導体線と、第1導体 線および第2導体線が固定された絶縁シート を備える太陽電池用配線部材を適用した太 電池モジュールとすることによって、外部 電力を取り出す電力線としての太陽電池用 線部材と太陽電池セルの電極との接続での 置合わせ精度と生産性を向上させ、高い信 性を有する太陽電池モジュールを提供する とを目的とする。

 また、本発明は、第1電極に接続される第 1導体線と、第2電極に接続される第2導体線と 、前記第1導体線および前記第2導体線が固定 れた絶縁シートとを備えることから、第1電 極と第1導体線の位置合わせ、第2電極と第2導 体線の位置合わせを容易かつ高精度に規定し て生産性良く接続することが可能で、生産性 に優れ、高い信頼性を有する太陽電池モジュ ールを製造することができる太陽電池用配線 部材を提供することを他の目的とする。

 本発明に係る太陽電池モジュールは、非 光面に第1極性の第1電極および第2極性の第2 電極が形成された太陽電池セルと、前記非受 光面に対向して配置され外部へ電力を取り出 す太陽電池用配線部材と、前記太陽電池セル および前記太陽電池用配線部材に積層され前 記太陽電池セルを樹脂封止する封止樹脂シー トとを備える太陽電池モジュールであって、 前記太陽電池用配線部材は、前記第1電極に 続された第1導体線と、前記第2電極に接続さ れた第2導体線と、前記第1導体線および前記 2導体線が形成された配線シートとを備え、 前記第1導体線は、前記第1電極に接続された 1電極接続部と、前記配線シートを貫通して 形成された第1貫通部を介して外部へ接続さ る第1導出部とを有し、前記第2導体線は、前 記第2電極に接続された第2電極接続部と、前 配線シートを貫通して形成された第2貫通部 を介して外部へ接続される第2導出部とを有 、前記第1導体線および前記第2導体線を被覆 して絶縁する絶縁シートが前記非受光面と前 記配線シートとの間に配置されていることを 特徴とする。

 この構成により、第1電極接続部、第1導 部、第2電極接続部、および第2導出部の位置 を配線シートにより一体化して固定すること ができるので、第1電極と第1電極接続部の位 合わせ、第2電極と第2電極接続部の位置合 せを容易かつ高精度に規定して生産性良く 続することが可能となり、生産性に優れ、 い信頼性を有する太陽電池モジュールとす ことができる。また、第1導出部および第2導 出部と外部との位置合わせを容易かつ高精度 に規定することが可能となる。つまり、太陽 電池用配線部材の組み込みが容易で、かつ位 置精度の高い配線を施すことが可能となる。

 また、本発明に係る太陽電池モジュール は、前記第1電極と前記第1電極接続部およ 前記第2電極と前記第2電極接続部は、それぞ れ導電性接着剤で接続されていることを特徴 とする。

 この構成により、第1電極と第1電極接続 との接続、第2電極と第2電極接続部との接続 に適用する導電性接着剤は、封止樹脂シート を加熱加圧して圧着するときに併せて硬化す ることができることから、容易にかつ低温で 製造することが可能となり、接続時間を短縮 して生産性の良い太陽電池モジュールとする ことができる。

 また、本発明に係る太陽電池モジュール は、前記絶縁シートは、前記第1電極接続部 を前記第1電極に対応させ、前記第2電極接続 を前記第2電極に対応させるように成形され 、前記配線シートに被着されていることを特 徴とする。

 この構成により、第1導体線および第2導 線を予め絶縁することから、太陽電池セル 対向して配線シートを配置する場合に、第1 体線および第2導体線と太陽電池セルとの間 に必要となる絶縁シートを別途挿入する作業 の必要が無くなり、製造工程を簡略化して生 産性を向上させることが可能となる。

 また、本発明に係る太陽電池モジュール は、前記太陽電池セルは、薄膜太陽電池で ることを特徴とする。

 この構成により、生産性が良く安価な太 電池モジュールとすることが可能となる。

 また、本発明に係る太陽電池用配線部材 、太陽電池セルの非受光面に形成された第1 極性の第1電極に接続される第1導体線と、前 太陽電池セルの前記非受光面に形成された 2極性の第2電極に接続される第2導体線と、 記第1導体線および前記第2導体線が形成さ た配線シートとを備え、前記太陽電池セル 前記非受光面に対向して配置され外部へ電 を取り出す太陽電池用配線部材であって、 記第1導体線は、前記第1電極に接続される第 1電極接続部と、前記配線シートを貫通して 成された第1貫通部を介して外部へ接続され 第1導出部とを有し、前記第2導体線は、前 第2電極に接続される第2電極接続部と、前記 配線シートを貫通して形成された第2貫通部 介して外部へ接続される第2導出部とを有す ことを特徴とする。

 この構成により、第1電極接続部、第1導 部、第2電極接続部、および第2導出部の位置 を配線シートにより固定することができるの で、第1電極に対する第1電極接続部の位置合 せ、第2電極に対する第2電極接続部の位置 わせを容易かつ高精度に規定して生産性良 接続することが可能となり、生産性に優れ 高い信頼性を有する太陽電池モジュールを 造することができる。また、第1導出部およ 第2導出部と外部との位置合わせを容易かつ 高精度に行なうことが可能となることから、 太陽電池モジュールの生産性を向上させるこ とができる。

 また、本発明に係る太陽電池用配線部材 は、前記第1電極接続部を前記第1電極に対 させ、前記第2電極接続部を前記第2電極に対 応させるように成形され、前記第1導体線お び前記第2導体線を被覆して絶縁する絶縁シ トが、前記配線シートに被着されているこ を特徴とする。

 この構成により、第1導体線および第2導 線を予め絶縁することから、太陽電池セル 対向して配置する場合に、第1導体線および 2導体線と太陽電池セルとの間に必要となる 絶縁シートを別途挿入する工程の必要が無く なり、製造工程を簡略化して生産性を向上さ せることが可能となる。

 また、本発明に係る太陽電池用配線部材 は、前記第1導体線および前記第2導体線は 薄板状金属導体で形成されていることを特 とする。

 この構成により、第1導体線および第2導 線を容易に形成することが可能となり、生 性の良い太陽電池用配線部材とすることが きる。

 また、本発明に係る太陽電池用配線部材 は、前記第1導体線および前記第2導体線は 導電体粒子の集合体で形成されていること 特徴とする。

 この構成により、第1導体線および第2導 線を容易に形成することが可能となり、生 性の良い太陽電池用配線部材とすることが きる。

 また、本発明に係る太陽電池モジュール 製造方法は、非受光面に第1極性の第1電極 よび第2極性の第2電極が形成された太陽電池 セルと、前記第1電極に接続された第1導体線 前記第2電極に接続された第2導体線、前記 1導体線および前記第2導体線が形成された配 線シートを備え前記非受光面に対向して配置 され外部へ電力を取り出す太陽電池用配線部 材と、前記太陽電池セルおよび前記太陽電池 用配線部材に積層され前記太陽電池セルを樹 脂封止する封止樹脂シートとを備える太陽電 池モジュールの製造方法であって、前記太陽 電池セルを準備するセル準備工程と、前記太 陽電池用配線部材を前記第1電極および前記 2電極に位置合わせして配置し、前記第1導体 線が有する第1電極接続部を前記第1電極に、 記第2導体線が有する第2電極接続部を前記 2電極にそれぞれ導電性接着剤で接続する配 部材接続工程と、前記封止樹脂シートを前 非受光面および前記太陽電池用配線部材に ねて配置する封止樹脂シート配置工程と、 記封止樹脂シートを加熱加圧して前記太陽 池セルを樹脂封止する樹脂封止工程とを備 ることを特徴とする。

 この構成により、第1電極に対する第1導 線、第2電極に対する第2導体線の位置合わせ を容易かつ高精度に行なうことが可能となり 、また、接続に導電性接着剤を適用すること から、太陽電池モジュールの生産性を向上さ せることが可能となる。

 また、本発明に係る太陽電池モジュール 製造方法では、前記導電性接着剤の融点は 記封止樹脂シートの融点より低いことを特 とする。

 この構成により、樹脂封止工程で封止樹 シートの樹脂封止に併せて導電性接着剤の 化を施すことが可能となり、工程を簡略化 て生産性の良い太陽電池モジュールの製造 法とすることができる。

 また、本発明に係る太陽電池モジュール 製造方法では、前記第1導体線および前記第 2導体線を被覆して絶縁する絶縁シートが、 線シートに予め被着されていることを特徴 する。

 この構成により、作業工程を簡略化して 太陽電池用配線部材の位置合わせを容易に なうことが可能となる。

 また、本願発明に係る太陽電池モジュー は、非受光面に第1極性の第1電極および第2 性の第2電極が形成された太陽電池セルと、 前記非受光面に対向して配置され外部へ電力 を取り出す太陽電池用配線部材と、前記太陽 電池セルおよび前記太陽電池用配線部材に積 層され前記太陽電池セルを樹脂封止する封止 樹脂シートとを備える太陽電池モジュールで あって、前記太陽電池用配線部材は、前記第 1電極に接続された第1導体線と、前記第2電極 に接続された第2導体線と、前記第1導体線お び前記第2導体線が固定された絶縁シートと を備え、前記第1導体線および前記第2導体線 より外部へ電力を取り出すように構成され ことを特徴とする。

 この構成により、第1導体線および第2導 線の位置を絶縁シートにより一体化して固 するので、第1電極と第1導体線の位置合わせ 、第2電極と第2導体線の位置合わせを容易か 高精度に規定して生産性良く接続すること 可能となり、生産性に優れ、高い信頼性を する太陽電池モジュールとすることができ 。つまり、太陽電池用配線部材の組み込み 容易で、かつ位置精度の高い配線を施すこ が可能となる。

 また、絶縁シートに第1導体線および第2 体線が固定されているので、第1導体線およ 第2導体線を予め絶縁することができ、第1 体線および第2導体線と太陽電池セルとの間 絶縁シートを別途挿入する作業の必要が無 なり、製造工程を簡略化して生産性を向上 せることが可能となる。

 また、本発明に係る太陽電池用配線部材 、太陽電池セルの非受光面に形成された第1 極性の第1電極に接続される第1導体線と、前 太陽電池セルの前記非受光面に形成された 2極性の第2電極に接続される第2導体線と、 記第1導体線および前記第2導体線が固定さ た絶縁シートとを備え、前記太陽電池セル 前記非受光面に対向して配置され前記第1導 線および前記第2導体線により外部へ電力を 取り出すように構成されたことを特徴とする 。

 この構成により、第1導体線および第2導 線の位置を絶縁シートにより固定すること できるので、第1電極に対する第1導体線の位 置合わせ、第2電極に対する第2導体線の位置 わせを容易かつ高精度に規定して生産性良 接続することが可能となり、生産性に優れ 高い信頼性を有する太陽電池モジュールを 造することができる。また、第1導体線およ び第2導体線と外部との位置合わせを容易か 高精度に行なうことが可能となることから 太陽電池モジュールの生産性を向上させる とができる。

 また、絶縁シートに第1導体線および第2 体線が固定されているので、第1導体線およ 第2導体線を予め絶縁することができ、第1 体線および第2導体線と太陽電池セルとの間 絶縁シートを別途挿入する作業の必要が無 なり、製造工程を簡略化して生産性を向上 せることが可能となる。

 また、本発明に係る太陽電池モジュール 製造方法は、非受光面に第1極性の第1電極 よび第2極性の第2電極が形成された太陽電池 セルと、前記第1電極に接続された第1導体線 前記第2電極に接続された第2導体線、前記 1導体線および前記第2導体線が固定された絶 縁シートを備え前記非受光面に対向して配置 され外部へ電力を取り出す太陽電池用配線部 材と、前記太陽電池セルおよび前記太陽電池 用配線部材に積層され前記太陽電池セルを樹 脂封止する封止樹脂シートとを備える太陽電 池モジュールの製造方法であって、前記太陽 電池セルを準備するセル準備工程と、前記太 陽電池用配線部材を前記第1電極および前記 2電極に位置合わせして配置し、前記第1導体 線が有する第1電極接続部を前記第1電極に、 記第2導体線が有する第2電極接続部を前記 2電極にそれぞれ接続する配線部材接続工程 、前記封止樹脂シートを前記非受光面およ 前記太陽電池用配線部材に重ねて配置する 止樹脂シート配置工程と、前記封止樹脂シ トを加熱加圧して前記太陽電池セルを樹脂 止する樹脂封止工程とを備えることを特徴 する。

 この構成により、第1電極に対する第1導 線、第2電極に対する第2導体線の位置合わせ を容易かつ高精度に行なうことが可能となる 。また、第1電極接続部と第1電極及び第2電極 接続部と第2電極の接続に導電性接着剤を適 すると、太陽電池モジュールの生産性を向 させることが可能となる。

 また、作業工程を簡略化して、太陽電池 配線部材の位置合わせを容易に行なうこと 可能となる。

 本発明に係る太陽電池モジュールによれ 、第1電極および第2電極が形成された太陽 池セルの非受光面に対向して配置され外部 電力を取り出す太陽電池用配線部材は、第1 極に接続された第1電極接続部と配線シート を貫通して形成された第1貫通部を介して外 へ接続される第1導出部とを有する第1導体線 と、第2電極に接続された第2電極接続部と配 シートを貫通して形成された第2貫通部を介 して外部へ接続される第2導出部とを有する 2導体線と、第1導体線および第2導体線が形 された配線シートとを備えることから、第1 極接続部、第1導出部、第2電極接続部、お び第2導出部の位置を配線シートにより固定 ることができるので、第1電極と第1電極接 部の位置合わせ、第2電極と第2電極接続部の 位置合わせを容易かつ高精度に規定して生産 性良く接続することが可能で、生産性に優れ 、高い信頼性を有する太陽電池モジュールを 提供することができるという効果を奏する。

 また、本発明に係る太陽電池用配線部材 よれば、第1電極に接続された第1電極接続 と配線シートを貫通して形成された第1貫通 を介して外部へ接続される第1導出部とを有 する第1導体線と、第2電極に接続された第2電 極接続部と配線シートを貫通して形成された 第2貫通部を介して外部へ接続される第2導出 とを有する第2導体線と、第1導体線および 2導体線が形成された配線シートとを備える とから、第1電極接続部、第1導出部、第2電 接続部、および第2導出部の位置を配線シー トにより固定することができるので、第1電 に対する第1電極接続部の位置合わせ、第2電 極に対する第2電極接続部の位置合わせを容 かつ高精度に規定して生産性良く接続する とが可能となるという効果を奏する。つま 、生産性に優れ、高い信頼性を有する太陽 池モジュールを製造することができるとい 効果を奏する。

 また、本発明に係る太陽電池モジュール 製造方法によれば、非受光面に第1電極およ び第2電極が形成された太陽電池セルを準備 るセル準備工程と、太陽電池用配線部材を 1電極および第2電極に位置合わせして配置し 、第1導体線が有する第1電極接続部を第1電極 に、第2導体線が有する第2電極接続部を第2電 極にそれぞれ導電性接着剤で接続する配線部 材接続工程と、封止樹脂シートを非受光面お よび太陽電池用配線部材に重ねて配置する封 止樹脂シート配置工程と、封止樹脂シートを 加熱、加圧して太陽電池セルを樹脂封止する 樹脂封止工程とを備えることから、第1電極 対する第1導体線、第2電極に対する第2導体 の位置合わせを容易かつ高精度に行なうこ が可能となり、また、接続に導電性接着剤 適用することから、太陽電池モジュールの 産性を向上させることが可能となるという 果を奏する。

 また、本発明に係る太陽電池モジュール よれば、第1電極および第2電極が形成され 太陽電池セルの非受光面に対向して配置さ 外部へ電力を取り出す太陽電池用配線部材 、第1電極に接続された第1導体線と、第2電 に接続された第2導体線と、第1導体線および 第2導体線が固定された絶縁シートとを備え ことから、第1導体線および第2導体線の位置 を絶縁シートにより固定することができるの で、第1電極と第1導体線の位置合わせ、第2電 極と第2導体線の位置合わせを容易かつ高精 に規定して生産性良く接続することが可能 、生産性に優れ、高い信頼性を有する太陽 池モジュールを提供することができるとい 効果を奏する。

 また、本発明に係る太陽電池用配線部材 よれば、太陽電池セルの非受光面に形成さ た第1極性の第1電極に接続される第1導体線 、前記太陽電池セルの前記非受光面に形成 れた第2極性の第2電極に接続される第2導体 と、前記第1導体線および前記第2導体線が 定された絶縁シートとを備えることから、 1導体線および第2導体線の位置を絶縁シート により固定するので、第1電極に対する第1導 線の位置合わせ、第2電極に対する第2導体 の位置合わせを容易かつ高精度に規定して 産性良く接続することが可能となるという 果を奏する。つまり、生産性に優れ、高い 頼性を有する太陽電池モジュールを製造す ことができるという効果を奏する。

図1は、本発明の実施の形態1に係る太 電池用配線部材の概略構成を分解して示す 解斜視図である。 図2は、図1に示した太陽電池用配線部 の完成状態での外観を示す斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態2に係る太 電池モジュールおよび太陽電池モジュール 製造方法を説明するために太陽電池モジュ ルの概略構成を分解して示す分解斜視図で る。 図4は、本発明の実施の形態3に係る太 電池モジュールに適用する太陽電池セルと 陽電池用配線部材との関係を示す分解斜視 である。 図5は、図4に示した太陽電池セルと太 電池用配線部材とを積層して接続した状態 示す斜視図である。 図6は、本発明の実施の形態4に係る太 電池用配線部材の完成状態での外観を示す 視図である。 図7は、本発明の実施の形態4に係る太 電池モジュールおよび太陽電池モジュール 製造方法を説明するために太陽電池モジュ ルの概略構成を分解して示す分解斜視図で る。

符号の説明

 1,1a 太陽電池用配線部材
 2 太陽電池セル
 3 太陽電池モジュール
 10 配線シート
 10h,13h 固定用穴(アンカーホール)
 11 第1導体線
 11c 第1電極接続部
 11h 第1貫通部
 11t 第1導出部
 12 第2導体線
 12c 第2電極接続部
 12h 第2貫通部
 12t 第2導出部
 13 絶縁シート
 13k 切り欠き部
 14 固定用補助テープ
 20 光電変換部
 21 第1電極
 22 第2電極
 31 透光性保護板
 32 封止樹脂シート
 33 封止樹脂シート
 33h 端子穴
 34 外装シート
 34h 端子穴
 35 端子ボックス
 36 出力リード線
 37 枠部材

 以下、本発明の実施の形態を図面に基づ て説明する。

 <実施の形態1>
 図1および図2に基づいて、本発明の実施の 態1に係る太陽電池用配線部材について説明 る。

 図1は、本発明の実施の形態1に係る太陽 池用配線部材の概略構成を分解して示す分 斜視図である。図2は、図1に示した太陽電池 用配線部材の完成状態での外観を示す斜視図 である。

 本実施の形態に係る太陽電池用配線部材1 は、太陽電池セル2(図3参照。)の非受光面に 成された第1極性(例えばp極)の第1電極21に接 される第1導体線11と、太陽電池セル2の非受 光面に形成された第2極性(例えばn極)の第2電 22に接続される第2導体線12と、第1導体線11 よび第2導体線12が形成された配線シート10と を備え、太陽電池セル2の非受光面に第1導体 11および第2導体線12を対向して配置され外 へ電力を取り出す構成とされている。なお 第1導体線11および第2導体線12は、太陽電池 ル2の個数に応じて複数本並置される。

 第1導体線11は、第1電極21に接続される第1 電極接続部11cと、配線シート10を貫通して形 された第1貫通部11hを介して外部へ接続され る第1導出部11tとを有する。また、第2導体線1 2は、第2電極22に接続される第2電極接続部12c 、配線シート10を貫通して形成された第2貫 部12hを介して外部へ接続される第2導出部12t とを有する。つまり、第1導体線11および第2 体線12は、太陽電池セル2の非受光面に対向 せて配線シート10の片面に配置、形成されて いる。

 また、第1導出部11tと第2導出部12tは、適 のリード線を適用して導出端子を構成して くことも可能である。第1貫通部11hおよび第2 貫通部12hは、適宜整列しておくことが望まし い。整列しておくことにより、第1導出部11t よび第2導出部12tの外部への接続を集約して 率的に行なうことが可能となる。

 第1電極接続部11cと第1電極21との接続、第 2電極接続部12cと第2電極22との接続は、それ れを対応させて配置し、導電性接着剤を介 て接着することにより行なう。導電性接着 を適用することにより、従来のはんだ付け 異なり、作業時間を短縮することが可能と る。また、封止樹脂シート33を加熱、加圧し て太陽電池セル2を樹脂封止する樹脂封止工 (図3参照。)で併せて導電性接着剤の硬化を すことが可能となり、太陽電池モジュール3( 図3参照。)の生産性を向上させることが可能 なる。つまり、導電性接着剤は太陽電池モ ュール3の製造工程で加えられる温度よりも 融点が低いものを適用し、太陽電池モジュー ル3の製造工程に加えられる例えば、100℃程 の熱履歴によって確実に接合が実施できる 成とする。

 また、第1貫通部11hおよび第2貫通部12hは 貫通孔または切り欠きなどで構成すること 可能である。第1貫通部11hおよび第2貫通部12h により、第1導出部11tおよび第2導出部12tをそ ぞれ外部へ接続することが可能となる。

 配線シート10は、第1導体線11および第2導 線12を一体化して形成する1枚のシート部材 されている。配線部材としてまとめること ら、第1導体線11および第2導体線12の第1電極 21および第2電極22に対する位置決めを容易か 高精度に行なうことが可能となり、製造工 を抑制することが可能となる。

 なお、配線シート10は、複数の層を積層 た多層構造とすることも可能である。また 第1導体線11および第2導体線12の配線ピッチ 狭小化することが可能となり、太陽電池用 線部材1として必要な面積を小さくすること できる。したがって、高密度配線、より複 な配線パターンとすることが可能となる。 た、自由な配線パターンを形成することが 能となり、部品コストを低減し、信頼性を 上させることが可能となる。

 配線シート10は、製造工程での熱ストレ による材料の劣化を防ぐため、太陽電池モ ュール3を構成する他の樹脂材料よりも、ガ ス転移点温度及び融点が高いものを適用す ことが望ましい。例えば、PET(ポリテレフタ ル酸エチレン)フィルムなどを適用すること 可能である。

 本実施の形態により、第1電極接続部11c、 第1導出部11t、第2電極接続部12c、および第2導 出部12tの位置を配線シート10により固定する とができるので、第1電極21と第1電極接続部 11cの位置合わせ、第2電極22と第2電極接続部12 cの位置合わせを容易かつ高精度に規定して 産性良く接続することが可能となり、生産 に優れ、高い信頼性を有する太陽電池モジ ール3(図3参照。)を製造することができる。

 また、第1導出部11tおよび第2導出部12tと 部との位置合わせを容易かつ高精度に行な ことが可能となることから、太陽電池モジ ール3の生産性を向上させることができる。

 第1導体線11および第2導体線12は、例えば 薄板状金属導体で形成されていることが望 しい。この構成により、第1導体線11および 2導体線12を容易に形成することが可能とな 、生産性の良い太陽電池用配線部材1とする ことができる。例えば、銅薄板を接着剤で配 線シート10に積層した後、パターンエッチン (印刷技術)して形成することが可能である つまり、一般的なプリント配線基板の技術 応用して形成することが可能となる。

 また、第1導体線11および第2導体線12は、 板状金属導体の代わりに、例えば、導電体 子の集合体で形成することも可能である。 の構成により、第1導体線11および第2導体線 12を容易に形成することが可能となり、生産 の良い太陽電池用配線部材1とすることがで きる。例えば、導電体粒子の集合体(導電性 ーストを塗布して形成する、または、金属 着源を適用して蒸着膜を形成するなど、種 の技術を適用することが可能である。)を形 した後、パターンエッチング(印刷技術)し 形成することが可能である。第1導体線11お び第2導体線12を導電体粒子の集合体で形成 た場合は、第1電極接続部11c、第1導出部11t、 第2電極接続部12c、第2導出部12tを薄板状金属 体で適宜補強することが好ましい。

 なお、太陽電池用配線部材1を太陽電池セ ル2の非受光面に第1導体線11および第2導体線1 2を対向して配置するときは、太陽電池セル2 第1導体線11および第2導体線12との間での絶 を確保するために、絶縁シート13を介して 畳(配置)する。

 絶縁シート13は、配線シート10に予め被着 しておくことが望ましい。つまり、第1電極 続部11cを第1電極21に対応させ、第2電極接続 12cを第2電極22に対応させるように成形され 第1導体線11および第2導体線12を被覆して絶 する絶縁シートを配線シート10に被着(接着 積層)しておく。なお、絶縁シート13の成形 、例えば、第2電極接続部12cに対応する位置 に形成された切り欠き部13kにより行なうこと ができる。

 この構成により、第1導体線11および第2導 体線12を予め絶縁することから、太陽電池セ 2に対向して配置する場合に、第1導体線11お よび第2導体線12と太陽電池セル2との間に必 となる絶縁シート13を別途挿入する工程の必 要が無くなり、製造工程を簡略化して生産性 を向上させることが可能となる。

 なお、絶縁シート13は、配線シート10と同 様に、製造工程での熱ストレスによる材料の 劣化を防ぐため、太陽電池モジュール3を構 する他の樹脂材料よりも、ガラス転移点温 及び融点が高いものを適用することが望ま い。例えば、配線シート10と同様に、PETフィ ルムなどを適用することが可能である。

 配線シート10の太陽電池モジュール3での 置決めと固定(太陽電池セル2に対する位置 めと固定)は、固定用穴(アンカーホール)10h 配線シート10に設け、封止樹脂シート33を加 、加圧して太陽電池セル2を樹脂封止する樹 脂封止工程で、封止樹脂シート33から供給さ る封止樹脂により固定用穴10hを充填するこ により行なうことができる。

 また、配線シート10を太陽電池セル2に対 て固定するために、固定用補助テープ14を 用して配線シート10を太陽電池セル2にテー 止めすることも可能である。この構成によ 、第1電極接続部11cと第1電極21との接続位置 第2電極接続部12cと第2電極22との接続位置を 確実に固定することが可能となり、高精度に 位置決めした接続が可能となる。

 <実施の形態2>
 図3は、本発明の実施の形態2に係る太陽電 モジュールおよび太陽電池モジュールの製 方法を説明するために太陽電池モジュール 概略構成を分解して示す分解斜視図である

 なお、太陽電池用配線部材1については実 施の形態1(図1、図2)で詳細を説明してあるの 適宜図示を省略している。また、太陽電池 配線部材1と太陽電池セル2との関係につい は、実施の形態3でさらに説明する。

 本実施の形態に係る太陽電池モジュール3 は、非受光面に第1極性の第1電極21および第2 性の第2電極22が形成された太陽電池セル2と 、非受光面に対向して配置され外部へ電力を 取り出す太陽電池用配線部材1と、太陽電池 ル2および太陽電池用配線部材1に積層され太 陽電池セル2を樹脂封止する封止樹脂シート33 とを備える。

 太陽電池用配線部材1は、実施の形態1で 明したとおりのものである。つまり、第1電 21に接続された第1導体線11と、第2電極22に 続された第2導体線12と、第1導体線11および 2導体線12が形成された配線シート10とを備え 、第1導体線11は、第1電極21に接続された第1 極接続部11cと、配線シート10を貫通して形成 された第1貫通部11hを介して外部へ接続され 第1導出部11tとを有し、第2導体線12は、第2電 極22に接続された第2電極接続部12cと、配線シ ート10を貫通して形成された第2貫通部12hを介 して外部へ接続される第2導出部12tとを有す 。また、第1導体線11および第2導体線12を被 して絶縁する絶縁シート13が非受光面と配線 シート10との間に配置されている。

 したがって、本実施の形態に係る太陽電 モジュール3では、第1電極接続部11c、第1導 部11t、第2電極接続部12c、および第2導出部12 tの位置を配線シート10により固定することが できるので、第1電極21と第1電極接続部11cの 置合わせ、第2電極22と第2電極接続部12cの位 合わせを容易かつ高精度に規定して生産性 く接続することが可能となり、生産性に優 、高い信頼性を有する太陽電池モジュール3 とすることができる。また、第1導出部11tお び第2導出部12tと外部との位置合わせを容易 つ高精度に規定することが可能となる。

 第1電極21と第1電極接続部11cおよび第2電 22と第2電極接続部12cは、それぞれ導電性接 剤で接続されている。導電性接着剤は、封 樹脂シート33を加熱、加圧して太陽電池セル 2に圧着するときに併せて硬化することがで ることから、容易にかつ低温で製造するこ が可能となり、短時間で接続することが可 で生産性の良い太陽電池モジュールとする とができる。つまり、導電性接着剤を適用 て接続することにより、はんだ付けによる 続のように長い時間を必要とすることを回 できる。

 また、絶縁シート13は、第1電極接続部11c 第1電極21に対応させ、第2電極接続部12cを第 2電極22に対応させるように成形され、配線シ ート10に予め被着されている。この構成によ 、第1導体線11および第2導体線12を予め絶縁 ることから、太陽電池セル2に対向して配線 シート10を配置する場合に、第1導体線11およ 第2導体線12と太陽電池セル2との間に必要と なる絶縁シート13を別途挿入する作業の必要 無くなり、製造工程を簡略化して太陽電池 配線部材1の位置合わせを容易に行なうこと が可能となり、生産性を向上させることが可 能となる。

 次に、太陽電池モジュール3の製造方法に ついて説明する。なお、完成前の状態を含め て太陽電池モジュール3とする。

 まず、透光性保護板31を準備(透光性保護 準備工程)し、透光性保護板31の上に封止樹 シート32を配置する(表面封止樹脂準備工程) 。透光性保護板31は、例えばガラスで構成さ 、封止樹脂シート32は、例えばEVA(エチレン/ 酢酸ビニール共重合体)樹脂シートで構成さ る。

 封止樹脂シート32の上に太陽電池セル2を 置する。つまり、太陽電池セル2を準備する (セル準備工程)。透光性保護板31と太陽電池 ル2とが一体化された構造の場合には、封止 脂シート32は当然省略することができる(こ 場合は、透光性保護板準備工程およびセル 備工程は、一体としてセル準備工程とする とができる)。

 太陽電池セル2の上に、第1電極接続部11c 第1電極21に対応させ、第2電極接続部12cを第2 電極22に対応させるように成形された絶縁シ ト13を非受光面に位置合わせして配置(載置) する(絶縁シート配置工程)。なお、絶縁シー 13を予め配線シート10に被着して配線シート 10を構成した場合には、絶縁シート配置工程 省略することができ、製造工程を簡略化し 生産性を向上させることが可能となる。

 太陽電池用配線部材1を第1電極21および第 2電極22に位置合わせして配置(載置)し、第1導 体線11が有する第1電極接続部11cを第1電極21に 、第2導体線12が有する第2電極接続部12cを第2 極22にそれぞれ導電性接着剤で接続する(配 部材接続工程)。

 配線シート10には、第1貫通部11h、第2貫通 部12hが形成してあり、対応する第1導出部11t 第2導出部12tが裏面(外部)側へ露出する形態 してある。なお、露出した第1導出部11t、第2 導出部12tを外部へ容易に接続するために適宜 の導出端子を予め設けておくことが望ましい (導出端子形成工程)。

 封止樹脂シート33を非受光面および太陽 池用配線部材1に位置決めし、重ねて配置(載 置)する(封止樹脂シート配置工程)。封止樹脂 シート33は、封止樹脂シート32と同様に、例 ばEVA(エチレン/酢酸ビニール共重合体)樹脂 ートで構成される。

 なお、封止樹脂シート33には、導出端子( 1導出部11t、第2導出部12t)を導出するための 子穴33hを予め位置決めして形成しておく。 お、封止樹脂シート33を太陽電池セル2に圧 する前に、太陽電池用配線部材1の位置を固 定するために固定用補助テープ14で固定して くことが望ましい。

 封止樹脂シート33に外装シート34を位置決 めし、重ねて配置(載置)する(外装シート配置 工程)。外装シート34は、例えば、PETフィルム および付随する防湿性材料(例えばアルミニ ム箔)をラミネートしたもので構成すること 可能である。なお、外装シート34には、封 樹脂シート33と同様に導出端子(第1導出部11t 第2導出部12t)を導出するための端子穴34hを め位置決めして形成しておく。

 太陽電池セル2に配線シート10、封止樹脂 ート33、外装シート34を重ねた状態で、封止 樹脂シート33を真空状態で加熱、加圧して太 電池セル2に封止樹脂シート33を圧着するこ により太陽電池セル2を樹脂封止する(樹脂 止工程)。真空状態での加熱、加圧とするこ により、太陽電池セル2、配線シート10、封 樹脂シート33、外装シート34相互間での隙間 の発生を防止し、信頼性の高い太陽電池モジ ュール3とすることができる。樹脂封止工程 、太陽電池セル2、配線シート10、封止樹脂 ート33、外装シート34を積層して圧着するこ ができる。

 なお、樹脂封止工程では、封止樹脂シー 33は、仮硬化状態としておく。また、導電 接着剤の融点を封止樹脂シート33の融点より 低いものとすることにより、樹脂封止工程で 、封止樹脂シート33の樹脂封止に併せて導電 接着剤の硬化を施すことが可能となり、工 を簡略化して生産性の良い太陽電池モジュ ル3の製造方法とすることができる。つまり 、樹脂封止工程は、封止樹脂シート33に対し は仮硬化状態となり、導電性接着剤に対し は硬化状態となるように、例えば加熱温度 、100℃程度で行なうことが望ましい。

 また、配線シート10に形成されている固 用穴10hは、樹脂封止工程で封止樹脂シート33 が充填されることから、配線シート10の位置 固定して第1電極接続部11cと第1電極21の接続 および第2電極接続部12cと第2電極22の接続を 強して安定化することができる。

 樹脂封止工程で、第1導出部11t、第2導出 12tは、端子穴33h、34hを介して外装シート34の 外部から導出端子への接続により接続される 構成としておく。

 封止樹脂シート33の仮硬化、導電性接着 の硬化を行なった後、太陽電池モジュール3 オーブンで加熱することにより、封止樹脂 ート33を本硬化する(封止樹脂乾燥工程)。そ の後、太陽電池モジュール3の周辺端部の絶 処理(端面封止)を施し、端子ボックス35を外 シート34に取り付け、出力リード線36を端子 穴33h、34hを介して第1導出部11t、第2導出部12t 対応する導出端子に接続する。

 次いで、太陽電池モジュール3に、枠部材 37を取り付けて完成する。なお、枠部材37は 一般的にアルミニウムで構成される。

 上述したとおり、本実施の形態に係る太 電池モジュール3の製造方法は、太陽電池セ ル2を準備するセル準備工程と、太陽電池用 線部材1を第1電極21および第2電極22に位置合 せして配置し、第1導体線11が有する第1電極 接続部11cを第1電極21に、第2導体線12が有する 第2電極接続部12cを第2電極22にそれぞれ導電 接着剤で接続する配線部材接続工程と、封 樹脂シート33を非受光面および太陽電池用配 線部材1に重ねて配置する封止樹脂シート配 工程と、封止樹脂シート33を加熱、加圧して 太陽電池セル2を樹脂封止する樹脂封止工程 を備える。

 この構成により、第1電極21に対する第1導 体線11、第2電極22に対する第2導体線12の位置 わせを容易かつ高精度に行なうことが可能 なり、また、接続に導電性接着剤を適用す ことから、接続時間を短縮して太陽電池モ ュール3の生産性を向上させることが可能と なる。

 <実施の形態3>
 図4および図5に基づいて、実施の形態1、実 の形態2で示した太陽電池セルおよび太陽電 池用配線部材の関係について実施の形態3と て説明する。

 図4は、本発明の実施の形態3に係る太陽 池モジュールに適用する太陽電池セルと太 電池用配線部材との関係を示す分解斜視図 ある。図5は、図4に示した太陽電池セルと太 陽電池用配線部材とを積層して接続した状態 を示す斜視図である。基本構成は、実施の形 態1、実施の形態2と同様であるので、主に異 る点について説明する。

 本実施の形態に係る太陽電池セル2は、薄 膜太陽電池としてある。また、光電変換部20 裏面側(非受光面側)に電力取り出し用の第1 極21、第2電極22が形成してある。薄膜太陽 池とすることから、生産性が良く安価な太 電池モジュール3とすることができる。

 太陽電池セル2は、例えば2個の配置で太 電池モジュール3を構成する単位としてある とから、2個の太陽電池セル2が有するそれ れの電極を集束する必要がある。つまり、 陽電池セル2の両端に平行に対称的に配置し ある接続対象としての2個の第1電極21、2個 第2電極22を接続する必要がある。

 なお、本実施の形態に係る太陽電池用配 部材1によれば、配線パターンを適宜設定す ることが可能となることから、本実施の形態 での配置例に限らず、太陽電池セル2をさら 多数並置した場合にも適用することが可能 なる。

 太陽電池用配線部材1は、上述したとおり 、2個の太陽電池セル2の各第1電極21、各第2電 極22を集束して接続することが要求される。 たがって、第1電極21に対応する第1導体線11 2本、第2電極22に対応する第2導体線12が2本( 2電極接続部12cが2ヶ所)平行に配置されてい 。つまり、2個の第1電極21に対して第1電極 続部11cが2ヶ所、2個の第2電極22に対して第2 極接続部12cが2ヶ所となるように第1導体線11 第2導体線12が配置されている。

 また、太陽電池セル2からの電力を取り出 す端子ボックス35に対応させて、2個の第1貫 部11h、2個の第2貫通部12hが整列して配置され ている。つまり、第1導出部11tが2ヶ所、第2導 出部12tが2ヶ所整列して配置されている。

 実施の形態1、実施の形態2で説明したと り、太陽電池用配線部材1(第1電極接続部11c 第2電極接続部12c)を太陽電池セル2(第1電極21 第2電極22)に位置合わせして積層し、導電性 接着剤で相互に接続することにより、太陽電 池用配線部材1を太陽電池セル2に接続して、 陽電池セル2から外部へ電力を取り出す配線 部を構成することが可能となる。

 また、位置合わせは、両端で位置合わせ 行なうことにより決まることから、中間位 での位置合わせは不要となり、位置合わせ 程を簡略化することが可能となる。また、 端での位置合わせ精度が全体の位置合わせ 度となることから、位置合わせ精度を向上 せることが可能となる。

 上述したとおり、本実施の形態によれば、 密度に素子が形成された薄膜太陽電池に対 て本発明に係る太陽電池用配線部材1を適用 することにより、高精度かつ容易に配線を施 すことが可能となる。したがって、信頼性の 高い太陽電池モジュール3とすることが可能 なり、また、太陽電池モジュール3を生産性 く製造することが可能となる。
<実施の形態4>
 図6および図7に基づいて、本発明の実施の 態4に係る太陽電池用配線部材および太陽電 モジュールについて説明する。

 図6は、本発明の実施形態4に係る太陽電 用配線部材1aの完成状態での外観を示す斜視 図である。図7は、本実施の形態に係る太陽 池モジュールおよび太陽電池モジュールの 造方法を説明するために太陽電池モジュー の概略構成を分解して示す分解斜視図であ 。

 本実施の形態に係る太陽電池用配線部材1 aは、太陽電池セル2(図7参照)の非受光面に形 された第1極性(例えばp極)の第1電極21に接続 される第1導体線11と、太陽電池セル2の非受 面に形成された第2極性(例えばn極)の第2電極 22に接続される第2導体線12と、第1導体線11お び第2導体線12が固定された絶縁シート13と 備え、太陽電池セル2の非受光面に絶縁シー 13を対向して配置し、第1導体線11および第2 体線12により外部へ電力を取り出す構成と れている。なお、第1導体線11および第2導体 12は、太陽電池セル2の個数に応じて複数本 置される。

 第1導体線11および第2導体線12を絶縁シー 13上に固定する方法は、各種導電性ペース 、蒸着、エッチング等により絶縁シート13上 に形成する方法と、絶縁シート13上にポリエ テル系、アクリル系またはエポキシ系の接 剤により接着する方法のいずれかを用いる とができる。

 第1導体線11の第1電極接続部11cと第1電極21 との接続、第2導体線12の第2電極接続部12cと 2電極22との接続は、それぞれを対応させて 置し、はんだ付けにより接合するか、ある は実施の形態1と同様に導電性接着剤を介し 接着することにより行なうことができる。 お、実施の形態1と同様に、絶縁シート13を 陽電池セル2に対して固定するために、固定 用補助テープ14を適用して絶縁シート13を太 電池セル2にテープ止めすることも可能であ 。

 本実施の形態に係る太陽電池モジュール 製造工程は、太陽電池用配線部材1aの部分 外は、実施の形態2で説明した太陽電池モジ ール製造工程と同様であり、絶縁シート13 太陽電池モジュール3での位置決めと固定(太 陽電池セル2に対する位置決めと固定)は、固 用穴(アンカーホール)13hを絶縁シート13に設 け、封止樹脂シート33を加熱、加圧して太陽 池セル2を樹脂封止する樹脂封止工程で、封 止樹脂シート33から供給される封止樹脂によ 固定用穴13hを充填することにより行なうこ ができる。

 第1導体線11の第1導出部11tおよび第2導体 12の第2導出部12tは、封止樹脂シート33の端子 穴33hおよび外装シート34の端子穴34hを通って 部へ取出され、端子ボックス35に接続され いる。

 本実施の形態によれば、第1導体線および 第2導体線の位置を絶縁シートにより一体化 て固定するので、第1電極と第1導体線の位置 合わせ、第2電極と第2導体線の位置合わせを 易かつ高精度に規定して生産性良く接続す ことが可能となり、生産性に優れ、高い信 性を有する太陽電池モジュールとすること できる。つまり、太陽電池用配線部材の組 込みが容易で、かつ位置精度の高い配線を すことが可能となる。

 また、絶縁シートに第1導体線および第2 体線が固定されているので、第1導体線およ 第2導体線を予め絶縁することができ、第1 体線および第2導体線と太陽電池セルとの間 絶縁シートを別途挿入する作業の必要が無 なり、製造工程を簡略化して生産性を向上 せることが可能となる。

 本発明は、その精神または主要な特徴か 逸脱することなく、他のいろいろな形で実 することができる。そのため、上述の実施 はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定 に解釈してはならない。本発明の範囲は請 の範囲によって示すものであって、明細書 文には、なんら拘束されない。さらに、請 の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、 て本発明の範囲内のものである。

 なお、この出願は、日本で2007年1月31日に 出願された特願2007-022023号に基づく優先権を 求する。その内容はこれに言及することに り、本出願に組み込まれるものである。ま 、本明細書に引用された文献は、これに言 することにより、その全部が具体的に組み まれるものである。

 本発明は、位置合わせ精度が高く生産性に れ、高い信頼性を有する太陽電池モジュー 、このような太陽電池モジュールに適用さ る太陽電池用配線部材、およびこのような 陽電池モジュールの製造方法に有効に利用 ることができる。