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Patent Searching and Data


Title:
STRUCTURE FOR INCREASING PIPE CONNECTION STRENGTH OF SPLIT JOINT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/125559
Kind Code:
A1
Abstract:
A structure in which a split joint has a set of split segments joined together by a bolt and a nut and is joined to a pipe by fastening force of the bolt and the nut. The structure increases the strength of the connection between the joint and the pipe. In a split joint which has a set of split segments joined together by a bolt and a nut and is joined to a pipe by fastening force of the bolt and the nut, a ring member is mounted to the outer peripheral surface of a tubular section of the joint joined to the pipe. The ring member has a diameter less than the outer diameter of at least the tubular section, so that when the ring member is mounted in position, the outer diameter of the tubular section is reduced.

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Inventors:
MINOWA ISAMU (JP)
ONODA KIYOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/001547
Publication Date:
October 15, 2009
Filing Date:
April 02, 2009
Export Citation:
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Assignee:
YAZAKI KAKO CORP (JP)
MINOWA ISAMU (JP)
ONODA KIYOSHI (JP)
International Classes:
F16B7/04; E04B1/58; F16B7/18
Foreign References:
JPH02119510U1990-09-26
JPS6230007U1987-02-23
JP2000046019A2000-02-15
JPH02240406A1990-09-25
JP2006300003A2006-11-02
Attorney, Agent or Firm:
YAMANA, Masahiko (JP)
Masahiko Yamana (JP)
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Claims:
 複数に分割された一組のセグメントをボルト及びナットで結合し、前記ボルト・ナットの締め付け力によってパイプを接続する分割型継手において、
 前記パイプと接合された継手の筒状部の外周面に、少なくとも同筒状部の外径よりも小径のリング部材が筒状部の外径を縮径して取り付けられていることを特徴とする、分割型継手のパイプ接続強度増強構造。
 リング部材は、円周の一部を切断された半割形状とされ、継手の筒状部の外周面へ嵌めてから、前記切断端部を接合して同筒状部へ取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載した分割型継手のパイプ接続強度増強構造。
Description:
分割型継手のパイプ接続強度増 構造

 この発明は、合成樹脂被覆接着鋼管など パイプ材を接続して組み立て、棚等のパイ 構造物を構築するために用いられる継手で り、特に複数に分割された一組のセグメン をボルト及びナットで結合し、その締め付 力によってパイプ材と接続する分割型継手 パイプ接続強度(引き抜き耐力)を増強させ 構造に関する。

 従来、複数のセグメントで構成された分割 の継手とパイプとの接続は、図6に例示する ように、継手60のセグメント61、62において、 パイプ63、63を挟み持つ貫通側の筒状部64と非 貫通側の筒状部65のうち、非貫通側の筒状部6 5の中央部をボルト66とナット67で締め付ける 成で実現しており、下記の特許文献1及び2 記載されて公知である。
 つまり、前記締め付け力が継手のパイプ材 の接続強度であり、同パイプ材の引き抜き 止効果を奏する。

特開2004-169775号公報

特許第3016200号公報

 しかし、上記継手60によるパイプ63の接続 強度は、ボルト66及びナット67の締め付け力 みであるため当然限界がある。接続強度を めるにはボルト66、ナット67を強力に締め付 ること以外にない。しかし、過大に締め付 ると、図7に誇張して示すように、非貫通側 の筒状部65が、挟み付けたパイプ63の端部を 点として先端側が浮き上がる変形(矢印)をし てかえって緩み、パイプ63に対する接続強度 低下する現象を確認した。そうすると、パ プ構造物を必要な強度で組み立てることに らつきを生じ、一定の品質を確保すること 難しいという問題点がある。因みに、貫通 の筒状部64は、セグメント61、62の分割縁に 差し型の連結部64a、64aが設けられて両セグ ントを堅固に連結するので、上記浮き上が 変形は殆どなく、非貫通側の筒状部65のセ メント61、62に変形が集中してしまう。近年 高荷重に対応するパイプ構造物の需要から パイプの強度を高めるために、外径の大き パイプ材が必要とされているが、そのため は継手に高い接続強度が求められることに り、筒状部を構成するセグメントの変形を 止しつつパイプの接続強度を増強させる技 が早急に要望されている。

 したがって、本発明の目的は、継手のパ プ接続強度を、筒状部を構成するセグメン の変形を抑止又は防止することで増強させ 、精度及び強度の高いパイプ構造物の組立 一定の品質で実現可能な継手の挟持力増強 造を提供することにある。

 上述した従来技術の課題を解決するための 段として、請求項1に記載した発明に係る分 割型継手のパイプ接続強度増強構造は、
 複数に分割された一組のセグメント2、3を ルト5及びナット6で結合し、前記ボルト5・ ット6の締め付け力によってパイプ7を接続す る分割型継手1において、
 前記パイプ7と接合された継手1の筒状部1Bの 外周面に、少なくとも筒状部1Bの外径よりも 径のリング部材9が同筒状部1Bの外径を縮径 て取り付けられていることを特徴とする。

  請求項2記載の発明は、請求項1に記載した 分割型継手のパイプ接続強度増強構造におい て、
 リング部材11、14は、円周の一部を切断され た半割形状とされ、継手1の筒状部1Bの外周面 へ嵌めてから、前記切断端部を接合して同筒 状部1Bへ取り付けられていることを特徴とす 。

 請求項1の発明に係る分割型継手のパイプ接 続強度増強構造によれば、ボルト5・ナット6 締め付け力によってパイプ7を接続した分割 型継手1は、特に非貫通側の筒状部1Bの外周面 に、同筒状部1Bの外径よりも小径のリング部 9を同筒状部1Bの外径を縮径して取り付けて るので、従来の継手とパイプの接続方式を えることなく、且つ、ボルト5・ナット6を 要十分に締め付けても筒状部1Bが浮き上がる 変形を確実に抑止して、誰でも容易にパイプ の接続強度を一定の品質で高められる。
 本発明の継手によるパイプ接続強度は、筒 部1Bとパイプ7とが高い密着力を維持して、 えば引き抜き耐力が600kgf以上という高い数 を実現し得るので、外径の大きいパイプ材 使用した高荷重パイプ構造物を高い強度と 度及び品質で構築できる。

 また、請求項2に係る発明は、円周の一部 を切断された半割形状のリング部材11、14を 継手1の筒状部1Bの外周面へ嵌めてから、前 切断端部を接合して同筒状部1Bへ取り付ける 構造としたので、新設の他既存のパイプ構造 物におけるパイプ接続力の増強を解体するこ となく容易に行える。

 本発明は、複数に分割された一組のセグメ ト2、3をボルト5及びナット6で結合し、前記 ボルト5・ナット6の締め付け力によってパイ 7と接続する分割型継手1である。
 前記パイプ7と接合された継手1の非貫通型 筒状部1Bの外周面に、少なくとも筒状部1Bの 径よりも小径のリング部材9が筒状部1Bの外 を縮径して取り付けられている。

 この分割型継手のパイプ接続強度増強構 は、特に、特許文献1及び本出願人が先に出 願した特願2007-331528号公報に記載した、パイ を挟み持つ筒状部の内周面に設けられた突 と、パイプの端部に設けた凹部とを嵌め合 せて引き抜き耐力を発揮させる構造に実施 れる。すると、前記突起がリング部材9の押 圧力によりパイプの凹部へ密実に食い込んで 高い引き抜き耐力を発揮できる。

 以下に、本発明を図1~3に示した実施例に基 いて説明する。
 図1Aは、分割型継手1でパイプ7、7を仮に接 した状態(リング部材9を嵌める前)を示し、 1Bは、図1AのI-I矢視断面図を示した。
 分割型継手1の基本的な構成は、分割型とし て既に公知、周知のもの(例えば図6に示すも )と大差なく、図示例の場合は鋼製の二つの セグメント2、3で成る二分割型で、パイプ7、 7を挟み接続する貫通側の筒状部1Aと非貫通側 の筒状部1Bとが図示例のものは直角なT字形に 交わる所謂Tジョイントの継手(以下、単に継 1と云う、)の実施例である。また、パイプ7 の接続法も従来の方式と変わらず、前記二 のセグメント2、3の筒状部1A、1Bで2本のパイ プ7を直交状態に支持し、非貫通側の筒状部1B の中央部に設けられた貫通孔4へボルト5を通 、ナット6を締め付けて接続する構成である 。

 上記分割型継手1の各セグメント2、3は、 1Bに示すように、両セグメント2、3を接合し たとき、その接合部分に隙間8が形成される うにパイプ7の表面外周を押さえる構成とさ ている。そして、ボルト5とナット6で締め むことにより隙間8が隙間8’へせばまり、両 セグメント2、3はパイプ7の外周を押さえ込む ので、パイプ7の反発力、所謂スプリングバ クにより、筒状部1Bとパイプ7の外周とは密 する。隙間8は、セグメント2、3がパイプ7を さえる締めしろとして機能している。

 本発明の特徴は、上記のようにパイプ7を接 続した継手1の非貫通側の筒状部1Bの先端外周 に、筒状部1Bの外径よりも小径のリング部材9 を同筒状部1Bの外径を縮径して取り付け固定 ることである。図示例のリング部材9は、具 体的には、切断されていない環状タイプであ り、筒状部1Bより0.5mm程度小さい外径とされ いる。
 リング部材9の取り付け方法としては、図1A び図2A~Cに示すように、予めパイプ7側にリ グ部材9を通した上で、継手1とパイプ7を上 のようにボルト5及びナット6により仮接合し (図2A)、非貫通側の筒状部1Bの外周面へU字形 の治具10を装着し、そのボルト10aのねじ込み により同筒状部1Bを加圧して、継手1の上記隙 間8’、8’を更に窄まらせてその外径を縮径 、そのうえで、小径のリング部材9を同筒状 部1Bの先端外周へ移動させて嵌めることで、 り付け固定する(図2B)。

 その後、前記治具10を筒状部1Bから取り外 し、同筒状部1Bの前記ボルト5とナット6とで 切に本締めして継手1とパイプ7とを強固に接 続する(図2C)。このようにして取り付けられ 小径のリング部材9は、図3の完成状態に示す ように、非貫通側の筒状部1Bのセグメント2、 3及びパイプ7をしっかりと締め付けて固定す ので同筒状部1Bの先端外周が浮き上がる変 を確実に抑止及び防止すると共に、高い接 強度を発揮する。

 図4には、継手1の筒状部1Bへ着脱可能な構 成とされたリング部材11を取り付けた状態を した。このリング部材11は、円周の一部を 断された半割形状とされ、両切断端部が略 直に立ち上げられて連結部11aが形成されて る。この連結部11a、11aを広げて継手1の筒状 1Bの外周面へ嵌めた後、同連結部11a、11a同 を、その中央部に設けた貫通孔11b、11bへボ ト12を通しナット13で締め付けて接続するこ で同筒状部1Bへ取り付ける。このリング部 11は、着脱可能であるので取り付け作業が容 易であり、特に既存のパイプ構造物の各継手 の筒状部へ解体することなく容易に取り付け ることができる。本実施例においても、リン グ部材11の取り付け作業は、治具10を使用し 筒状部1Bの外径を縮径させたうえで実施する ことが好ましい。

 着脱可能なリング部材はこの限りではな 。例えば、図5に示すリング部材14は、やは 円周の一部を切断された半割形状とされて るが、切断端部の一方に突起14aが形成され 他方に前記突起14aを嵌め掛ける孔14bが形成 れており、両者を嵌合することで上記筒状 1Bに取り付ける点が相違する。このリング 材14は、ワンタッチで取り付けられるので作 業効率が良く、実施例2のリング部材11に比し て出っ張りが少ないので意匠性に優れるなど の利点がある。

 以上に本発明を図示した実施例と共に説 したが、もとより本発明は実施例に限定さ るものではない。本発明の目的と要旨を逸 しない範囲で、当業者が必要に応じて行う 計変更や応用変形を包含するものであるこ を念のため申し添える。例えば、図示例で T型ジョイントに実施した例を示したが十字 型ジョイントにも同様に実施できるし、貫通 型の筒状部1Aの上下両端部にリング部材9、11 14を取り付けて実施することも実施できる

Aは分割型継手とパイプとを接合した状 態(リング部材を嵌める前)を示した斜視図で る。Bは継手のセグメントにおける接合端部 の隙間を示すI-I矢視断面図である。 A~Cは継手の筒状部へリング部材を取り ける手順を示す図である。 継手へリング部材を取り付けた完成状 を示す斜視図である。 リング部材の異なる実施例を示した図 ある。 リング部材の異なる実施例を示した図 ある。 従来の分割型継手とパイプとの接続構 を示す斜視図である。 従来技術の課題点を示す参考図である

符号の説明

  1       継手
  1A、1B   筒状部
  2、3     セグメント
  5       ボルト
  6       ナット
  7       パイプ
  8、8’    隙間
  9       リング部材




 
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