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Title:
TABLE, AND LEG SUPPORTING STRUCTURE FOR TABLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/110489
Kind Code:
A1
Abstract:
A safe leg supporting structure in which foldable legs mounted to the lower surface of a table are totally fixed both in an erected position and in a folded position and in which, particularly in the folded state, a user's hand is not pinched between the table and a leg because the distance between the table and the legs does not change. A first cam surface and a second cam surface, with which cam surfaces a stopper makes contact, are formed on a cam plate integral with a leg. When the leg is erected on the lower surface of a table, a contact member makes contact with a first contact section and the stopper makes contact with the first cam surface, causing the leg to be fixed erected on the lower surface of the table. Also, when the leg is folded along the lower surface of the table, the contact member makes contact with a second contact section and the stopper makes contact with the second cam surface, causing the leg to be fixed folded along the lower surface of the table.

Inventors:
MIWA OSAMU (JP)
KATO HISAAKI (JP)
KURITA MASAHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/054025
Publication Date:
September 11, 2009
Filing Date:
March 04, 2009
Export Citation:
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Assignee:
YAMADA KOGYO KABUSHIKI KAISHA (JP)
MIWA OSAMU (JP)
KATO HISAAKI (JP)
KURITA MASAHIRO (JP)
International Classes:
A47B3/08
Foreign References:
JP2006305219A2006-11-09
JPH11276256A1999-10-12
Attorney, Agent or Firm:
HONJO, Takeo (JP)
Takeo Honjo (JP)
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Claims:
 脚をテーブル下面に立てた状態と,テーブル下面に沿った折り畳み状態との間で回動自在に支持するためのテーブルの脚支持構造であって,
 上記脚の回動端部に取り付けられたカム板と,
 上記カム板をテーブル下面に垂直な面内で回動自在に支持するテーブル下面に平行な脚支持軸と,
 上記脚支持軸を支持する脚支持台とを備えた脚支持構造において,
 上記テーブル下面に平行で上記脚支持台に回動自在に取り付けられるストッパ支持軸と,
 上記ストッパ支持軸に固定されたアームに固定され,上記ストッパ支持軸と一体として回動するストッパと,
 上記カム板に固定された当り部材とを備え,
 前記脚支持台に,上記脚のテーブル下面に立てた状態とテーブル下面に沿った折り畳み状態とにおいて,上記当り部材が当接する第1の当り部と第2の当り部とが形成され,且つ,上記カム板に,上記脚のテーブル下面に立てた状態とテーブル下面に沿った折り畳み状態とにおいて,上記ストッパが当接する第1のカム面と第2のカム面とが形成され,上記脚がテーブル下面に立てた状態となった時に上記当り部材が上記第1の当り部に当接し且つストッパが第1のカム面に当接することで脚がテーブル下面に立てた状態で固定され,且つ,上記脚がテーブル下面に沿った折り畳み状態となった時に上記当り部材が上記第2の当り部に当接し且つストッパが第2のカム面に当接することで脚がテーブル下面に沿った折り畳み状態で固定されてなるテーブルの脚支持構造。
 脚をテーブル下面に立てた状態と,テーブル下面に沿った折り畳み状態との間で回動自在に支持するためのテーブルの脚支持構造であって,
 上記脚の回動端部に取り付けられたカム板と,
 上記カム板をテーブル下面に垂直な面内で回動自在に支持するテーブル下面に平行な脚支持軸と,
 上記脚支持軸を支持する脚支持台とを備えた脚支持構造において,
 上記テーブル下面に平行で上記脚支持台に回動自在に取り付けられるストッパ支持軸と,
 上記ストッパ支持軸に固定されたアームに固定され,上記ストッパ支持軸と一体として回動するストッパと,
 上記脚支持台に固定された当り部材とを備え,
 前記カム板に,上記脚のテーブル下面に立てた状態とテーブル下面に沿った折り畳み状態とにおいて,上記当り部材が当接する第1の当り部と第2の当り部とが形成され,且つ,上記脚支持台に,上記脚のテーブル下面に立てた状態とテーブル下面に沿った折り畳み状態とにおいて,上記ストッパが当接する第1のカム面と第2のカム面とが形成され,上記脚がテーブル下面に立てた状態となった時に上記当り部材が上記第1の当り部に当接し且つストッパが第1のカム面に当接することで脚がテーブル下面に立てた状態で固定され,且つ,上記脚がテーブル下面に沿った折り畳み状態となった時に上記当り部材が上記第2の当り部に当接し且つストッパが第2のカム面に当接することで脚がテーブル下面に沿った折り畳み状態で固定されてなるテーブルの脚支持構造。
 上記カム板が,上記脚の回動端部に取り付けられ,テーブル下面に垂直の2枚の平行なカム板からなり,且つ,上記脚支持台が,上記2枚のカム板と平行で,上記2枚のカム板を内側に挟む2枚の支持板によって構成されてなる請求項1に記載のテーブルの脚支持構造。
 上記カム板が,上記脚の回動端部に取り付けられ,テーブル下面に垂直の2枚の平行なカム板からなり,且つ,上記脚支持台が,上記2枚のカム板と平行で,上記2枚のカム板を内側に挟む2枚の支持板によって構成されてなる請求項2に記載のテーブルの脚支持構造。
 上記脚の回動端部に両端が固定され,上記2枚の支持板の間隔と略等しい幅の湾曲した帯材から構成された保護カバーを更に備えてなり,上記保護カバーが,少なくとも上記脚支持軸と,カム板と,ストッパとを上記湾曲した空間内に包含してなる請求項3に記載のテーブルの脚支持構造。
 上記脚の回動端部に両端が固定され,上記2枚の支持板の間隔と略等しい幅の湾曲した帯材から構成された保護カバーを更に備えてなり,上記保護カバーが,少なくとも上記脚支持軸と,カム板と,ストッパとを上記湾曲した空間内に包含してなる請求項4に記載のテーブルの脚支持構造。
 上記保護カバーが,更に上記ストッパ支持軸を上記湾曲した空間内に包含してなる請求項5に記載のテーブルの脚支持構造。
 上記保護カバーが,更に上記ストッパ支持軸を上記湾曲した空間内に包含してなる請求項6に記載のテーブルの脚支持構造。
 上記脚支持台が,それぞれ独立に上記テーブル下面に固定されてなる板状の部材から構成されてなる請求項1に記載のテーブルの脚支持構造。
 上記脚支持台が,それぞれ独立に上記テーブル下面に固定されてなる板状の部材から構成されてなる請求項3に記載のテーブルの脚支持構造。
 上記脚支持台が,それぞれ独立に上記テーブル下面に固定されてなる板状の部材から構成されてなる請求項5に記載のテーブルの脚支持構造。
 上記脚支持台が,それぞれ独立に上記テーブル下面に固定されてなる板状の部材から構成されてなる請求項7に記載のテーブルの脚支持構造。
 上記ストッパを常時上記第1及び第2のカム面と係合する方向に弾性付勢する弾性部材と,
 上記ストッパを上記弾性部材による付勢力に反して上記第1あるいは第2のカム面から離脱させる方向に回動させる上記ストッパ支持軸に固定されたレバーとを更に備えてなり,そのレバーの操作端部が2枚の脚支持台の間に位置する請求項1に記載のテーブルの脚支持構造。
 上記ストッパを常時上記第1及び第2のカム面と係合する方向に弾性付勢する弾性部材と,
 上記ストッパを上記弾性部材による付勢力に反して上記第1あるいは第2のカム面から離脱させる方向に回動させる上記ストッパ支持軸に固定されたレバーとを更に備えてなり,そのレバーの操作端部が2枚の脚支持台の間に位置する請求項3に記載のテーブルの脚支持構造。
 上記ストッパを常時上記第1及び第2のカム面と係合する方向に弾性付勢する弾性部材と,
 上記ストッパを上記弾性部材による付勢力に反して上記第1あるいは第2のカム面から離脱させる方向に回動させる上記ストッパ支持軸に固定されたレバーとを更に備えてなり,そのレバーの操作端部が2枚の脚支持台の間に位置する請求項5に記載のテーブルの脚支持構造。
 上記ストッパを常時上記第1及び第2のカム面と係合する方向に弾性付勢する弾性部材と,
 上記ストッパを上記弾性部材による付勢力に反して上記第1あるいは第2のカム面から離脱させる方向に回動させる上記ストッパ支持軸に固定されたレバーとを更に備えてなり,そのレバーの操作端部が2枚の脚支持台の間に位置する請求項7に記載のテーブルの脚支持構造。
 上記ストッパを常時上記第1及び第2のカム面と係合する方向に弾性付勢する弾性部材と,
 上記ストッパを上記弾性部材による付勢力に反して上記第1あるいは第2のカム面から離脱させる方向に回動させる上記ストッパ支持軸に固定されたレバーとを更に備えてなり,そのレバーの操作端部が2枚の脚支持台の間に位置する請求項9に記載のテーブルの脚支持構造。
 請求項1に記載のテーブルの脚支持構造を備えたテーブル。
Description:
テーブル及びテーブルの脚支持 造

 本発明は,脚をテーブル下面に垂直或いは 傾斜させて立てた状態と,テーブル下面に沿 た折り畳み状態との間で回動自在に支持す ためのテーブルの脚支持構造及びその脚支 構造を備えたテーブルに関するものである

 上記のようなテーブルの脚支持構造におい は構造部分を小さくし,下肢空間を大きくし て使い勝手の良いものにしたいという要望が ある。また,脚を揺動させようとした時や,テ ブル下面に沿った状態に折り畳んだ時に,脚 支持構造の可動部や,脚とテーブルとの間に が挟まれて操作者が痛い思いをすることの い様にする必要がある。
 この点,特許文献1では,脚を立てた状態では を固定することが出来るが,脚を畳んだ時に は,畳まれた脚とテーブルとの間に手が挟ま る可能性がある。
 また特許文献2においても,同様に,脚を立て 状態では,脚が固定されて安全であるが,脚 畳んだ状態では,単に脚の一部に円形の係合 材が入り込んで脚を簡単に止める溝が形成 れているのみである。従って,この場合には ,脚に力がかかると上記係合部材が上記溝か 簡単に外れてしまうので,やはり脚を畳んだ 態で,完全に固定することが出来ず,脚が不 に動いたりして,危険である。
 また,脚を畳む動作を行なったときに,可動 に指が触る危険性がある。

特許第2734970号公報

特許第2846864号公報

 従って,本発明は上記事情に鑑みてなされた ものであり,その第1の目的とするところは,構 造部分を小さくすると共にテーブル下面に取 り付けられる折り畳み自在の脚が,その立て 状態でも,畳んだ状態でも,完全に強固に固定 され,ガタが生じないと共に,特に,畳んだ状態 において,テーブルとの間の間隔がまったく 化しないようにして,脚とテーブルとの間に が挟まれないようにした安全な脚支持構造 提供することである。
 また,また上記のような折り畳み自在の脚の 場合,折り畳み動作時に,動きのある可動部に が挟まれたりする危険性がある。そのため, 本発明の第2の目的は,脚を立てたり畳んだり る動作時に,支持構造の中の可動部に手が挟 まれないように,上記可動部を完全に囲うこ で,そこに手が近づかないようにして,可動部 に手が挟まれないようにした安全な脚支持構 造を提供することである。
 さらに,上記のような支持構造においては, 常,脚を回動自在に支持する支持台をテーブ 下面に設ける必要があるが,そのような支持 台について,種々の寸法変化にも対応できる うな支持台を備えていることが,コストダウ に好都合である。
 従って,本発明の第3の目的は,種々の寸法の ーブルに適用することが出来ることで,コス トダウンを図ることが出来る脚支持構造を提 供することである。

 上記目的を達成するために本発明は,
 脚をテーブル下面に立てた状態と,テーブル 下面に沿った折り畳み状態との間で回動自在 に支持するためのテーブルの脚支持構造であ って,
 上記脚の回動端部に取り付けられたカム板 ,
 上記カム板をテーブル下面に垂直な面内で 動自在に支持するテーブル下面に平行な脚 持軸と,
 上記脚支持軸を支持する脚支持台とを備え 脚支持構造において,
 上記テーブル下面に平行で上記脚支持台に 動自在に取り付けられるストッパ支持軸と,
 上記ストッパ支持軸に固定されたアームに 定され,上記ストッパ支持軸と一体として回 動するストッパと,
 上記カム板に固定された当り部材とを備え,
 前記脚支持台に,上記脚のテーブル下面に立 てた状態とテーブル下面に沿った折り畳み状 態とにおいて,上記当り部材が当接する第1の り部と第2の当り部とが形成され,且つ,上記 ム板に,上記脚のテーブル下面に立てた状態 とテーブル下面に沿った折り畳み状態とにお いて,上記ストッパが当接する第1のカム面と 2のカム面とが形成され,上記脚がテーブル 面に立てた状態となった時に上記当り部材 上記第1の当り部に当接し且つストッパが第1 のカム面に当接することで脚がテーブル下面 に立てた状態で固定され,且つ,上記脚がテー ル下面に沿った折り畳み状態となった時に 記当り部材が上記第2の当り部に当接し且つ ストッパが第2のカム面に当接することで脚 テーブル下面に沿った折り畳み状態で固定 れてなるテーブルの脚支持構造として構成 れている。
 上の発明においては,当り部材が,カム板に 付けられ,脚支持台側に上記当り部材が当接 る第1及び第2の当り部が形成されているが, えば,当り部材が,脚支持台に取付けられ,カ 板側に上記当り部材が当接する第1及び第2 当り部が形成されていてもよい。

 本発明は,上記のように構成されているので ,上記脚がテーブル下面に立てられた状態と った時に,上記当り部材が上記第1の当り部に 当接し,且つストッパが第1のカム面に当接す ことで,脚がテーブル下面に立てられた状態 で強固に固定されることになる。
 このように,上記カム板が,当り部材を介し 脚支持台に形成された第1の当り部に当接す ので,脚は,回動できず,またその状態で,カム 板の第1のカム面が,ストッパ支持軸に対して 間できないストッパに当接するので,脚は, 動できないので,脚は,立てられた状態で,完 に固定され,ガタが生じることがない。
 また,上記脚が,テーブル下面に沿った折り み状態となった時には,上記当り部材が,上記 第2の当り部に当接し,且つストッパが,第2の ム面に当接することで,脚は,テーブル下面に 沿った折り畳み状態で固定される。
 このように,上記脚が,テーブル下面に沿っ 折り畳み状態となった時には,上記カム板が, 当り部材を介して脚支持台に形成された第2 当り部に当接するので,脚は,回動できず,ま その状態で,カム板の第2のカム面が,ストッ 支持軸に対して離間できないストッパに当 するので,脚は,畳まれた状態で,完全に強固 固定され,ガタが生じない。従って,脚がテー ブル下面に沿う状態に畳まれた時に,脚とテ ブル下面との距離が変動しないので,テーブ 下面と脚との間に手が挟まれるような危険 が皆無となる。

 また,このようなテーブル用支持脚では,脚 持構造部分をコンパクトにし,下肢空間が広 ほど使用者には便利である。そのためには, カム板の形状を小さくし,脚支持軸の中心と ム,ストッパが当接する点との距離を小さく る必要がある。しかし,テーブル使用時に加 わる力(脚を折畳み方向に回転させる力,図5に 矢印Y1で示す力)を受け止めるカム,ストッパ 当接面の負荷はこの距離に反比例して大き なる。そこで,コンパクトにするには,カム板 を2枚にし,ストッパが当接する点も2ヶ所にし て,負荷を分散させることが有利である。更 は,特許文献2に見られるような,脚が2本連結 れている構造ではなく,単独脚の場合は特に ,脚支持軸の軸長方向に対して回転させる力( 4にY2で示す)が大きく動く為,この負荷を受 止めるには2枚のカム板を脚支持軸の軸長方 に可能な限り広い間隔で配置して,2枚のカ 板,ストッパの当接面の間隔を大きく設定す ことが有利である。
 その点,本発明では,上記カム板が,上記のよ にテーブル下面に垂直の2枚の平行なカム板 からなっており,上記脚支持台は,上記2枚のカ ム板と平行で,上記2枚のカム板を内側に挟む 造となっており,上記のような負荷に対して 有利である。
 加えて,上記脚の回動端部には,湾曲した帯 から構成された保護カバーが固定され,保護 バーは,その両端が上記脚の回動端部に固定 され,上記2枚の脚支持台の内側の間隔と略等 い幅に形成されており,少なくとも上記脚支 持軸と,カム板と,ストッパとを上記湾曲した 間内に包含している場合には,脚の折り畳み 動作に伴って,レバーによってストッパを回 させる動作と,カム板を回動させる動作が生 ても,これらの部材が保護カバーに囲まれ, 部に露出することがなく,人の手がその部分 近づくことが出来ないので,人手がこのよう な可動部分に巻き込まれたり,挟まれたりす 危険性が完全に回避される。

 更に十分な安全性を考慮するならば,スト ッパ支持軸も上記保護カバーの湾曲する内部 空間内に包含するようにしても良い。

 脚は,立てた状態,或いは畳んだ状態で完全 固定されなければならない。そのためには, 用意にストッパが第1あるいは第2のカム面 ら外れないようにする必要がある。ストッ を付勢する弾性部材はこのためのもので,ス ッパが勝手に外れるような不都合が回避さ る。
 立てた状態の脚,あるいは畳んだ状態の脚を 畳む,あるいは立てる場合には,上記ストッパ 持軸を回動させて,ストッパと第1あるいは 2のカム面との干渉を解除する必要がある。 トッパの解除のためにストッパ支持軸を回 させるためのレバーが設けられることが望 しい。この場合,上記レバーを,操作するこ で,ストッパを第1あるいは第2のカム面から し,固定された脚を自由に回動させることが きる。また,レバーの操作部は2枚の脚支持 の間に位置すると,構造部がコンパクトにま まり,下肢空間が広くなり,使い勝手が良い

 上記構成に係る脚支持構造を用いたテー ルでは,本発明の課題であるテーブル下面に 取り付けられる折り畳み自在の脚が,その立 た状態でも,畳んだ状態でも,完全に固定され ると共に,特に,畳んだ状態において,テーブル との間の間隔がまったく変化しないようにし て,脚とテーブルとの間に手が挟まれないよ にした安全な脚支持構造を提供することが 能である。

 本発明によれば,テーブル下面に取り付けら れる折り畳み自在の脚が,その立てた状態で ,畳んだ状態でも,完全に固定されると共に, に,畳んだ状態において,テーブルとの間の間 隔がまったく変化しないようにして,脚とテ ブルとの間に手が挟まれないようにした安 な脚支持構造を提供することが出来る。
 また,上記のような折り畳み自在の脚の場合 ,折り畳み動作時に,動きのある可動部に手が まれたりする危険性があるが,本発明におい ては,脚を立てたり畳んだりする動作時に,支 機構の中の可動部に手が触ったり挟まれた しないように,支持機構の動きのある部材を 保護カバーで完全に囲うことで,可動部に手 近づかないようにして,安全な脚支持構造を 供している。
 さらに,上記のような支持機構においては, 常脚を回動自在に支持する支持台をテーブ 下面に設ける必要があるが,そのような支持 について,種々の寸法変化にも対応できるよ うな支持台を備えていることが,コストダウ に好都合である。
 本発明においては,種々の寸法のテーブルに 適用することが出来ることで,コストダウン 図ることが出来る脚支持構造を提供するこ ができる。

本実施形態の脚支持構造の全体斜視図 本実施形態の脚支持構造における脚を んだ状態の正断面図。 本実施形態の脚支持構造における脚を んだ状態の側断面図。 本実施形態の脚支持構造における脚を てた状態の正断面図。 本実施形態の脚支持構造における脚を てた状態の側断面図。 本実施形態の脚支持構造の全体斜視図 本実施形態の脚支持構造の全体分解斜 図。

 以下添付図面を参照しながら,本発明の実施 の形態について説明し,本発明の理解に供す 。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化し た一例であって,本発明の技術的範囲を限定 る性格のものではない。
 ここに,図1は,本実施形態の脚支持構造の全 斜視図,図2は,本実施形態の脚支持構造にお る脚を畳んだ状態の正断面図,図3は,本実施 態の脚支持構造における脚を畳んだ状態の 断面図,図4は,本実施形態の脚支持構造にお る脚を立てた状態の正断面図,図5は,本実施 態の脚支持構造における脚を立てた状態の 断面図,図6は,本実施形態の脚支持構造の全 斜視図,図7は,本実施形態の脚支持構造の全 分解斜視図である。

 図4に示すように,この実施形態に係る脚支 構造Xは,脚1をテーブル3の下面3aに立てた状 と,図2に示すようにテーブル3の下面3aに沿っ た折り畳み状態との間で回動自在に支持する ことが出来る。
 上記脚支持構造Xは,上記脚1の回動端部に取 付けられた1対のカム板5,5を備えている。
 上記カム板5は,テーブル下面に平行な脚支 軸7によって,テーブル下面3aに垂直な面内で 動自在に支持されている。
 また,上記脚支持軸7は,テーブル下面に垂直 2枚の脚支持台9,9に支持されている。
 従って,脚1は,カム板5を介して,2枚の脚支持 9,9に,脚支持軸7を中心として回動自在に支 されている。

 上記脚支持構造Xは,更に上記テーブル下 3aに平行で,上記脚支持台9に回動自在に取り けられるストッパ支持軸11と,このストッパ 持軸11に固定されたアーム13に固定され,上 ストッパ支持軸11と一体として回動するスト ッパ15とを備えている。

 更に脚支持構造Xは,上記カム板5に固定さ た丸軸状の当り部材17を備えており,上記脚 持台9には,上記当り部材17が挿入される円弧 状長孔19が形成されている。この円弧状長孔1 9は,上記脚支持軸7を中心とする円弧状に形成 されている。従って,脚1がこの脚支持軸7を中 心として回動する時に,カム板5の回動に伴っ ,カム板5に固定された上記当り部材17が,上 円弧状長孔19に沿って移動する。

 上記円弧状長孔19の端部は,上記脚1をテー ブル下面3aに図1に示すように立てた状態と, 2のようにテーブル下面に沿って折り畳んだ 態とにおいて,上記当り部材17が当接する第1 の当り部19aと,第2の当り部19bとを構成してい 。

 また上記カム板5には,図1に示すように,上 記脚1をテーブル下面3aに立てた状態と,図2に すテーブル下面3aに沿った折り畳み状態と おいて,上記ストッパ15が当接する第1のカム 5aと,第2のカム面5bとが形成されている。

 従って,上記脚1がテーブル下面3aに立てら れた状態(図1,図4,図5)となった時に,上記当り 材17が上記第1の当り部19aに当接し,且つスト ッパ15が第1のカム面5aに当接することで,脚1 テーブル下面3aに立てられた状態で固定され ることになる。このように,上記カム板5が,当 り部材17を介して脚支持台9に形成された第1 当り部19aに当接するので,脚1は,図1における 計方向に回動できず,またその状態で,カム 5の第1のカム面5aが,脚支持軸11に対して離間 きないストッパ15に当接するので,脚1は,図1 おける反時計方向にも回動できないので,脚 1は,立てられた状態で,完全に固定される。

 また,上記脚1が,図2に示すように,テーブル 面3aに沿った折り畳み状態となった時には, 記当り部材17が,上記第2の当り部19bに当接し, 且つストッパ15が,第2のカム面5bに当接するこ とで,脚1は,テーブル下面3aに沿った折り畳み 態で固定される。
 このように,上記脚1が,図2に示すように,テ ブル下面3aに沿った折り畳み状態となった時 には,上記カム板5が,当り部材17を介して脚支 台9に形成された第2の当り部19bに当接する で,脚1は,図1における反時計方向に回動でき ,またその状態で,カム板5の第2のカム面5bが, ストッパ支持軸11に対して離間できないスト パ15に当接するので,脚1は,図1における時計 向にも回動できない。従って,脚1は,畳まれ 状態で,完全に固定され,ガタも生じない。

 この時,上記ストッパ支持軸11は,その周り に取り付けられた弾性部材の一例である蔓捲 きバネ23によって,図1,図2における反時計方向 に回動するように常時付勢されており,上記 ように脚1を立てた状態,あるいは畳んだ状態 では,上記蔓捲きバネ23に付勢されて,ストッ 15が,第1あるいは第2のカム面5aあるいは5bに 接してカム板5(及びこれと一体の脚1)の回動 阻止している。従って,立てた状態の脚1,あ いは畳んだ状態の脚1を畳む,あるいは立て 場合には,上記ストッパ支持軸11を時計方向 回動させて,第1あるいは第2のカム面5aあるい は5bとの干渉を解除する必要がある。そのた に,上記ストッパ支持軸11には,レバー25が固 されており,このレバー25を,回動操作するこ とで,操作者は,ストッパ15を第1あるいは第2の カム面5aあるいは5bから外し,上記のように固 された脚1を自由に回動させることができる 。

 上記カム板5は,上記のようにテーブル下面3a に垂直の2枚の平行なカム板5,5からなってお ,上記脚支持台9,9は,上記2枚のカム板5,5と平 で,上記2枚のカム板5,5を内側に挟む構造とな っている。加えて,上記脚1の回動端部には,湾 曲した帯材から構成された保護カバー21が固 されている。この保護カバー21は,その両端 設けられた固定用端部21a,21bが上記脚1の回 端部(或いは,カム板5)に固定されることで,脚 1に固定されている。上記保護カバー21は,上 2枚の脚支持板9,9の内側の間隔と略等しい幅 形成されており,少なくとも上記脚支持軸7 ,カム板5と,ストッパ15とを上記湾曲した空間 内に包含している。
 上記保護カバー21は,上述のように,脚支持構 造の可動部分に手が触らないことを目的とし たもので,それ自身は,上記可動部に接触して 構わないので,接触したときに柔軟に湾曲で きるように,柔軟な材質で構成することが望 しい。

 このような脚支持構造Xでは,脚1の折り畳み 作に伴って,前記レバー25によってストッパ1 5を回動させる動作と,カム板5を回動させる動 作が生じるが,このような部材の移動や回動 作に人の手が巻き込まれたり,挟まれたりす 可能性があるが,上記のように保護カバー21 その湾曲した内部空間に上記カム板5,その 動中心の脚支持軸7更にはストッパ15を包含 ているので,これらの部材が外部に露出する とがなく,人の手がその部分に近づくことが 出来ないので,人手がこのような可動部分に き込まれたり,挟まれたりする危険性が完全 回避される。
 また,前記レバー25の操作端部25aは,図1に示 ように,2枚の脚支持台9,9に当たらないように ,2枚の脚支持台9,9の間に設けられ,2枚の脚支 台9,9の間に収納されるような位置にあるこ が望ましい。

 上の例では,ストッパ支持軸11は,上記保護カ バー21の内部に包含されていない。これは,ス トッパ支持軸11の場合,単に軸周りに回動する だけであり,且つレバー25の回動動作範囲も狭 いので,その回動による危険性が極めて少な ことによる。ただし,更に十分な安全性を考 するならば,図6に示すように,ストッパ支持 11も上記保護カバー21の湾曲する内部空間に 包含するようにしても良い。
 上記脚支持台9は,それぞれ独立に上記テー ル下面に固定されてなる2枚の板状の脚支持 9,9によって構成されている。
 この点,例えば,特許文献2に開示された脚支 構造において用いられている脚支持台は,断 面コ字状に形成されており,左右一体の板状 材によって構成されているが,このようなテ ブル用脚を支持する支持台では,テーブルの サイズなどに応じて脚1のサイズが変化した 合,一対の脚支持台の間隔を変化させる必要 あるために,上記一対の脚支持台が左右一体 に構成された上記特許文献2に記載の脚支持 造では,多くのサイズの脚支持台が必要とな ,これがコストを押し上げる原因の1つにな ている。
 また,このような断面コ字状で一体の脚支持 台の場合,コ字状に曲げ加工を行った後に前 脚支持軸7等を取り付ける孔を加工する必要 ある。しかし,コ字状になった脚支持台に精 度よく加工することは至難の業であり,それ よる加工コストの上昇という問題も指摘さ る。
 これに対して,この実施形態に用いられた脚 支持台9のように1対の脚支持台9,9がそれぞれ 立の場合には,その間の間隔を自由に調整で きるので,脚やテーブルの寸法変更に柔軟に 応できる。また,左右の支持台9,9がそれぞれ 立しているので,それぞれ単独で穴あけ加工 が可能で,前記脚支持軸7や,ストッパ支持軸11 支持する軸孔の加工精度が低下することが い。
 また,この実施形態では,脚支持台9,9が左右 分離されている為,(脚支持台9,9をテーブル3 組付ける前は)保護カバー21を取付ける作業 容易であり,組付時間を短縮し,コストダウン を図ることができる。さらに脚支持台9,9が断 面コ字状の場合は,保護カバー21を組付けるに は,保護カバー21をコ字部分と脚支持軸等の隙 間を通す必要がある。そのため組付け作業に 熟練と時間を要すると共に,保護カバー21両端 の形状も規制される。一方脚支持台9,9を左右 に分割すると脚1の取付部付近をカバーする 護カバー両端部の形状も自由に設計するこ ができる。例えば,保護カバー21の固定用端 21a(図2,図6の矢印Aの部分)を柔らかな平面と ることで,図2のように脚を折畳み,テーブル 積み重ねた時に天板面が傷つくことを防ぐ ッション部材とすることが可能であり,部材 削減,コストダウンになる。
 上の実施形態においては,当り部材が,カム に取り付けられ,脚支持台側に上記当り部材 当接する第1及び第2の当り部が形成されて るが,例えば,当り部材が,脚支持台に取付け れ,カム板側に上記当り部材が当接する第1及 び第2の当り部が形成されていてもよい。
 この場合,前記カム板側に,上記当り部材が 記脚のテーブル下面に立てた状態とテーブ 下面に沿った折り畳み状態とにおいて,上記 り部材が当接する第1の当り部と第2の当り とが形成されることになり,且つ,上記脚支持 台側に,上記脚のテーブル下面に立てた状態 テーブル下面に沿った折り畳み状態とにお て,上記ストッパが当接する第1のカム面と第 2のカム面とが形成されることになる。その 果,上記脚がテーブル下面に立てた状態とな た時に上記当り部材が上記第1の当り部に当 接し且つストッパが第1のカム面に当接する とで脚がテーブル下面に立てた状態で固定 れ,且つ,上記脚がテーブル下面に沿った折り 畳み状態となった時に上記当り部材が上記第 2の当り部に当接し且つストッパが第2のカム に当接することで脚がテーブル下面に沿っ 折り畳み状態で固定されることになる。

 本発明は,テーブルの脚支持構造に利用可 能である。

符号の説明

1…脚
3…テーブル
3a…テーブル下面
5…カム板
7…脚支持軸
9…脚支持台
11…ストッパ支持軸
13…アーム
15…ストッパ
17…当り部材
19…円弧状長孔
21…保護カバー
23…蔓捲きバネ(弾性部材)
25…レバー