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Patent Searching and Data


Title:
TEMPERATURE SENSOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/111256
Kind Code:
A1
Abstract:
A cover part (24c) is formed on the mounting/fixing part (24) of a temperature sensor (20) fitted to a purifier (16) disposed under the floor of a vehicle. The cover part (24c) is hollow and so formed as to surround the periphery of an insulation part (26) for insulating a terminal from a thermistor (22a) and the periphery of a caulking part (28) for sealing the interior of the temperature sensor (20). With such a constitution, the insulation part (26) and the caulking part (28) can be protected against the stones or the like scattered when the vehicle travels, whereby the temperature sensor (20) can be enhanced its reliability.

Inventors:
NAGAKURA KEISUKE (JP)
ICHIMOTO KAZUHIRO (JP)
TAKAHASHI SOTOO (JP)
MURATA SHIGERU (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/070934
Publication Date:
September 18, 2008
Filing Date:
October 26, 2007
Export Citation:
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Assignee:
TOYOTA MOTOR CO LTD (JP)
DENSO CORP (JP)
NAGAKURA KEISUKE (JP)
ICHIMOTO KAZUHIRO (JP)
TAKAHASHI SOTOO (JP)
MURATA SHIGERU (JP)
International Classes:
G01K7/22
Foreign References:
JPS62226026A1987-10-05
JPS5055888U1975-05-27
JPS53103777U1978-08-21
JP2002350237A2002-12-04
Attorney, Agent or Firm:
ITEC INTERNATIONAL PATENT FIRM (3-3 Uchisaiwai-cho 1-chom, Chiyoda-ku Tokyo 11, JP)
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Claims:
 排気系が車両の床下に配設された内燃機関における該排気系の内部温度の検出に用いられる温度センサであって、
 前記温度センサを前記排気系に取り付けた際に該排気系から露出する露出部における所定部位をカバーするカバー部材
 を備える温度センサ。
 前記カバー部材は、前記温度センサを前記排気系に取り付け固定するための取付部材と一体的に形成されてなる請求項1記載の温度センサ。
 請求項1記載の温度センサであって、
 前記温度センサは、該温度センサの内部を密閉するためのカシメ部が形成され、
 前記所定部位は、前記カシメ部である
 温度センサ。
 請求項1記載の温度センサであって、
 前記温度センサは、該温度センサの出力端子部を絶縁する絶縁部を有し、
 前記所定部位は、前記絶縁部である
 温度センサ。
 請求項1記載の温度センサであって、
 前記温度センサは、該温度センサの内部を密閉するためのカシメ部が形成されると共に該温度センサの出力端子部を絶縁する絶縁部が形成され、
 前記所定部位は、前記カシメ部および前記絶縁部である
 温度センサ。
Description:
温度センサ

 本発明は、排気系が車両の床下に配設さ た内燃機関における該排気系の内部温度の 出に用いられる温度センサに関する。

 従来、この種の温度センサとしては、自動 の触媒コンバータの内部や排気管内の排気 温度検出に用いられるものが提案されてい (例えば、特許文献1参照)。この温度センサ は、触媒コンバータの内部や排気管内の温 変化や振動が大きいことから、これに対し 十分な耐久性を有し、信頼性を高いものに ようとしている。

特開2002-350237号公報

 しかしながら、排気管や触媒コンバータ 床下に配置する自動車では、温度センサが 度変化や振動に対して十分な耐性を有する のとしても走行に伴う飛び石や路面上の水 跳ね返りなどの要因によってセンサに破損 腐食などの不具合が生じる場合があり、こ に対する適切な対策が望まれる。

 本発明の温度センサは、排気系が車両の 下に配置された内燃機関における排気系の 部の温度検出に用いられる温度センサの信 性をより向上させることを目的とする。

 本発明の温度センサは、上述の目的を達 するために以下の手段を採った。

 本発明の温度センサは、
 排気系が車両の床下に配設された内燃機関 おける該排気系の内部温度の検出に用いら る温度センサであって、
 前記温度センサを前記排気系に取り付けた に該排気系から露出する露出部における所 部位をカバーするカバー部材
 を備えることを要旨とする。

 この本発明の温度センサでは、温度セン を車両の床下に配置された排気系に取り付 た際に排気系から露出する露出部における 定部位をカバーするカバー部を備えるから 飛び石や路面上の水の跳ね返りなどから温 センサを保護することができ、その信頼性 より向上させることができる。ここで、「 気系」には、排気管や排気管に取り付けら た触媒を有する浄化装置などが含まれる。

 こうした本発明の温度センサにおいて、 記カバー部材は、前記温度センサを前記排 系に取り付け固定するための取付部材と一 的に形成されてなるものとすることもでき 。こうすれば、より簡易な構成でカバー部 を形成することができる。

 また、本発明の温度センサにおいて、前 温度センサは、該温度センサの内部を密閉 るためのカシメ部が形成され、前記所定部 は、前記カシメ部であるものとすることも きる。こうすれば、飛び石や路面上の水の ね返り等からカシメ部を保護することがで るから、カシメ部から浸水してセンサに腐 などの不具合が発生するのを抑制すること できる。

 さらに、本発明の温度センサにおいて、 記温度センサは、該温度センサの出力端子 を絶縁する絶縁部を有し、前記所定部位は 前記絶縁部であるものとすることもできる こうすれば、飛び石や路面上の水の跳ね返 等から絶縁部を保護することができるから 絶縁部の破損などの不具合が発生するのを 制することができる。

本発明の一実施例としての温度センサ2 0が浄化装置16に取り付けられたエンジン12を える車両10の構成の概略を示す構成図であ 。 実施例の温度センサ20の構成の概略を す構成図である。 取付固定部24の構成の概略を示す外観 である。 従来例の温度センサ20Bの構成の概略を す構成図である。

 次に、本発明を実施するための最良の形 を実施例を用いて説明する。図1は、本発明 の一実施例としての温度センサ20が浄化装置1 6に取り付けられたエンジン12を備える車両10 構成の概略を示す構成図であり、図2は、実 施例の温度センサ20の構成の概略を示す構成 である。実施例の車両10は、図1に示すよう 、炭化水素系の燃料を用いて動力を出力す 内燃機関としてのエンジン12を備えており エンジン12からの排気は床下に配設された排 気管14に取り付けられた浄化装置(触媒)16を介 して外気へ排出される。

 実施例の温度センサ20は、図2に示すよう 、車両10の床下に配設された浄化装置16の内 部温度を検出するものとして構成されており 、先端にサーミスタ22aが封止された感熱部22 、感熱部22を浄化装置16の内部に挿入した状 態で浄化装置16に取り付け固定される取付固 部24とを備える。また、温度センサ20は、そ の後方(図2中の右寄りの部位)にはサーミスタ 22aからの端子22bを碍子によって本体から絶縁 する絶縁部26が設けられており、温度センサ2 0の後端部(図2中の右端)には温度センサ20の内 部を密閉するためにカシメされたカシメ部28 形成されている。なお、こうした温度セン 20は、その検出結果がエンジン12の運転制御 やエンジン12に関する所定の異常検出に用い れる。

 図3に取付固定部24の外観を示す外観図を す。取付固定部24は、図2および図3に示すよ うに、温度センサ20を螺合により浄化装置16 取り付けるためのネジ部24aと、温度センサ20 が取り付けられたときに浄化装置16に当接し シールするテーパー部24bと、中空で六角形 外形を有しネジ頭として機能すると共に後 部(図2中の右端部)が絶縁部26およびカシメ 28の周りを囲む位置にまで延伸されて絶縁部 26とカシメ部28とを保護するカバー部24cとに り形成されている。

 いま、温度センサが取り付けられた浄化 置16が床下に配設された車両10が走行してい るときを考える。このとき、温度センサは車 両10の走行による飛び石や路面の水の跳ね返 を受ける。図4に従来例の温度センサ20Bの構 成の概略を示す構成図を示す。図示するよう に、従来例の温度センサ20Bでは、飛び石等に より絶縁部26やカシメ部28が直接ダメージを ける場合が生じ、この場合、絶縁不良を起 したり路面上の水の跳ね返り等によりダメ ジを受けたカシメ部28から浸水し内部が腐食 したりする場合がある。実施例の温度センサ 20では、絶縁部26やカシメ部28の周りを囲むよ うにカバー部24cを形成しているから、飛び石 等によって絶縁部26やカシメ部28がダメージ 受けるのを抑制することができる。したが て、飛び石や路面上の水の跳ね返り等に起 して温度センサ20が破損したり腐食したりす る等の不具合が生じることはない。

 以上説明した実施例の温度センサ20によ ば、絶縁部26とカシメ部28の周りを囲むカバ 部24cを備えるから、温度センサ20を車両10の 床下に配設された浄化装置16に取り付けて使 するものとしても車両10の走行に伴う飛び による破損や路面の水の跳ね返り等の浸水 よる腐食などの不具合の発生を防止するこ ができる。この結果、温度センサ20をより信 頼性のあるものとすることができる。

 実施例の温度センサ20では、取付固定部24 とカバー部24cとを一体形成するものとしたが 、必ずしも一体形成する必要はなく、別々に 形成するものとしてもよい。例えば、絶縁部 26やカシメ部28の周りを囲む円筒状のカバー 材を取付固定部24とは別に溶接等により取り 付けるものとしても構わない。

 実施例の温度センサ20では、車両10の床下 に配置された浄化装置16に取り付けて使用す ものとしたが、床下付近の排気管14に取り けて使用するものとしてもよい。

 実施例の温度センサ20では、絶縁部26とカ シメ部28の全体を覆うようカバー部24cを形成 るものとしたが、一部だけを覆うように形 するものとしてもよい。

 ここで、実施例の主要な要素と課題を解 するための手段の欄に記載した発明の主要 要素との対応関係について説明する。実施 では、エンジン12が「内燃機関」に相当し 排気管14や浄化装置16が「排気系」相当し、 縁部26やカシメ部28が「所定部位」に相当し 、カバー部24cが「カバー部材」に相当する。 なお、実施例の主要な要素と課題を解決する ための手段の欄に記載した発明の主要な要素 との対応関係は、実施例が課題を解決するた めの手段の欄に記載した発明を実施するため の最良の形態を具体的に説明するための一例 であることから、課題を解決するための手段 の欄に記載した発明の要素を限定するもので はない。即ち、課題を解決するための手段の 欄に記載した発明についての解釈はその欄の 記載に基づいて行なわれるべきものであり、 実施例は課題を解決するための手段の欄に記 載した発明の具体的な一例に過ぎないもので ある。

 以上、本発明を実施するための最良の形 について実施例を用いて説明したが、本発 はこうした実施例に何等限定されるもので なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に いて、種々なる形態で実施し得ることは勿 である。

 本出願は、2007年3月12日に出願された日本 国特許出願第2007-061940号を優先権主張の基礎 しており、引用によりその内容の全てが本 細書に含まれる。

 本発明は、自動車産業に利用可能である