Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
TEST DEVICE, DEMODULATION DEVICE, TEST METHOD, DEMODULATION METHOD, AND ELECTRONIC DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/116238
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a test device for testing a DUT (device under test) which outputs an amplitude phase modulation signal having a level and a change point phase selected from a plurality of levels and phases in accordance with transfer data. The test device includes a comparison unit and a judgment unit. The comparison unit compares a first comparison level smaller than an expected level to an output signal before the expected phase and compares a second comparison level greater than the expected level and a third comparison level smaller than the expected level to an output signal after the expected phase. The judgment unit judges that the output signal coincides with the expected value if the output signal is not greater than the first comparison level before the expected phase and not greater than the second comparison level and not smaller than the third comparison level after the expected phase.

Inventors:
YAMAMOTO KAZUHIRO (JP)
OKAYASU TOSHIYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/000989
Publication Date:
September 24, 2009
Filing Date:
March 04, 2009
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
ADVANTEST CORP (JP)
YAMAMOTO KAZUHIRO (JP)
OKAYASU TOSHIYUKI (JP)
International Classes:
G01R31/319; H04L27/00
Domestic Patent References:
WO2002103379A12002-12-27
WO2008123470A12008-10-16
Foreign References:
JPH08274823A1996-10-18
JP2003315369A2003-11-06
JPH05292135A1993-11-05
JP2002139556A2002-05-17
Attorney, Agent or Firm:
RYUKA, AKIHIRO (JP)
Akihiro Ryuka (JP)
Download PDF:
Claims:
 伝送データに応じて複数レベル及び複数位相から選択されたレベルおよび変化点の位相を有する振幅位相変調信号を、出力信号として出力する被試験デバイスを試験する試験装置であって、
 試験信号を前記被試験デバイスに出力する試験信号出力部と、
 前記試験信号に応じて前記被試験デバイスから出力されるべき前記出力信号のレベルの期待値である期待レベルおよび前記出力信号の変化点の位相の期待値である期待位相を発生するパターン発生部と、
 前記期待位相より前において前記期待レベルより小さい第1比較レベルと前記出力信号とを比較し、前記期待位相より後において前記期待レベルより大きい第2比較レベルおよび前記期待レベルより小さい第3比較レベルと前記出力信号とを比較する比較部と、
 前記出力信号が、前記期待位相より前において前記第1比較レベル以下であり、前記期待位相より後において前記第2比較レベル以下かつ前記第3比較レベル以上であることを条件として、当該出力信号が期待値と一致していると判定する判定部と
 を備える試験装置。
 前記比較部は、前記期待位相より後において、前記第1比較レベルと略同一である前記第3比較レベルと、前記出力信号とを比較する
 請求項1に記載の試験装置。
 前記比較部は、前記期待位相より後の略同一タイミングにおいて、前記第2比較レベルおよび前記第3比較レベルと前記出力信号とを比較する
 請求項2に記載の試験装置。
 前記比較部は、前記期待位相より後において、前記第1比較レベルより大きい前記第3比較レベルと前記出力信号とを比較する
 請求項1に記載の試験装置。
 前記比較部は、前記第3比較レベルと前記出力信号とを比較した後において、前記第2比較レベルと前記出力信号とを比較する
 請求項4に記載の試験装置。
 試験サイクルに応じた周期の基準信号を発生する基準信号発生部を更に備え、
 前記比較部は、
 設定された遅延量に応じて前記基準信号を遅延した信号を、前記第1比較レベルと前記出力信号とを比較するタイミングを指定する第1タイミング信号として出力する第1可変遅延部と、
 設定された遅延量に応じて前記基準信号を遅延した信号を、前記第2比較レベルと前記出力信号とを比較するタイミングを指定する第2タイミング信号として出力する第2可変遅延部と、
 設定された遅延量に応じて前記基準信号を遅延した信号を、前記第3比較レベルと前記出力信号とを比較するタイミングを指定する第3タイミング信号として出力する第3可変遅延部と、
 前記第1可変遅延部、前記第2可変遅延部および前記第3可変遅延部の遅延量を、前記期待位相に応じて設定する遅延量制御部と
 を有する
 請求項1から5の何れかに記載の試験装置。
 前記比較部は、
 試験サイクル毎に、前記基準信号発生部の基準信号の発生タイミングから基準位相までの遅延量を表す基準遅延量を出力する基準遅延量発生部と、
 前記基準遅延量に応じて前記基準信号発生部から出力された前記基準信号を遅延する基準遅延部と
 を更に有し、
 前記第1可変遅延部、前記第2可変遅延部および前記第3可変遅延部は、前記基準遅延部により遅延された前記基準信号を遅延し、
 前記遅延量制御部は、前記基準位相から第1比較レベルの比較タイミングまでの遅延量を前記第1可変遅延部に設定し、前記基準位相から第2比較レベルの比較タイミングまでの遅延量を前記第2可変遅延部に設定し、前記基準位相から第3比較レベルの比較タイミングまでの遅延量を前記第3可変遅延部に設定する
 請求項6に記載の試験装置。
 前記比較部は、
 前記出力信号が取り得る複数のレベルのそれぞれに対応して設けられ、それぞれが対応する第1比較レベルと出力信号とを比較する複数の第1のコンパレータと、
 前記複数の第1のコンパレータのそれぞれに対応して設けられ、対応する前記第1のコンパレータによる比較結果を、前記第1タイミング信号により指定されたタイミングにおいて取り込む複数の第1のラッチと、
 前記出力信号が取り得る複数のレベルのそれぞれに対応して設けられ、それぞれが対応する第2比較レベルと出力信号とを比較する複数の第2のコンパレータと、
 前記複数の第2のコンパレータのそれぞれに対応して設けられ、対応する前記第2のコンパレータによる比較結果を、前記第2タイミング信号により指定されたタイミングにおいて取り込む複数の第2のラッチと、
 前記出力信号が取り得る複数のレベルのそれぞれに対応して設けられ、それぞれが対応する第3比較レベルと出力信号とを比較する複数の第3のコンパレータと、
 前記複数の第3のコンパレータのそれぞれに対応して設けられ、対応する前記第3のコンパレータによる比較結果を、前記第3タイミング信号により指定されたタイミングにおいて取り込む複数の第3のラッチと
 を更に有する
 請求項7に記載の試験装置。
 前記基準位相から第1比較レベルの比較タイミングまでの遅延量、前記基準位相から第2比較レベルの比較タイミングまでの遅延量、および、前記基準位相から第3比較レベルの比較タイミングまでの遅延量を出力する遅延量出力部と、
 前記基準位相から第1比較レベルの比較タイミングまでの遅延量と前記基準遅延量とを加算した遅延量を前記第1可変遅延部に設定する第1加算部と、
 前記基準位相から第2比較レベルの比較タイミングまでの遅延量と前記基準遅延量とを加算した遅延量を前記第2可変遅延部に設定する第2加算部と、
 前記基準位相から第3比較レベルの比較タイミングまでの遅延量と前記基準遅延量とを加算した遅延量を前記第3可変遅延部に設定する第3加算部と
を含む
 請求項7に記載の試験装置。
 前記比較部は、
 前記出力信号が取り得る複数のレベルのそれぞれに対応して設けられ、それぞれが対応する第1比較レベルと出力信号とを比較する複数の第1のコンパレータと、
 前記複数の第1のコンパレータのそれぞれに対応して設けられ、対応する前記第1のコンパレータによる比較結果を、前記第1タイミング信号により指定されたタイミングにおいて取り込む複数の第1のラッチと、
 前記出力信号が取り得る複数のレベルのそれぞれに対応して設けられ、それぞれが対応する第2比較レベルと出力信号とを比較する複数の第2のコンパレータと、
 前記複数の第2のコンパレータのそれぞれに対応して設けられ、対応する前記第2のコンパレータによる比較結果を、前記第2タイミング信号により指定されたタイミングにおいて取り込む複数の第2のラッチと、
 前記出力信号が取り得る複数のレベルのそれぞれに対応して設けられ、それぞれが対応する第3比較レベルと出力信号とを比較する複数の第3のコンパレータと、
 前記複数の第3のコンパレータのそれぞれに対応して設けられ、対応する前記第3のコンパレータによる比較結果を、前記第3タイミング信号により指定されたタイミングにおいて取り込む複数の第3のラッチと
 を更に有する
 請求項9に記載の試験装置。
 試験サイクルに応じた周期の基準信号を発生する基準信号発生部を更に備え、
 前記比較部は、
 前記基準信号を遅延素子により遅延して、前記出力信号が取り得る複数の位相のそれぞれを期待位相とした場合における、前記第1比較レベルと前記出力信号とを比較するタイミングを指定する複数の第1タイミング信号を出力する第1のタイミング信号出力部と、
 前記基準信号を遅延素子により遅延して、前記出力信号が取り得る複数の位相のそれぞれを期待位相とした場合における、前記第2比較レベルと前記出力信号とを比較するタイミングを指定する複数の第2タイミング信号を出力する第2タイミング信号出力部と、
 前記基準信号を遅延素子により遅延して、前記出力信号が取り得る複数の位相のそれぞれを期待位相とした場合における、前記第3比較レベルと前記出力信号とを比較するタイミングを指定する複数の第3タイミング信号を出力する第3タイミング信号出力部と、
 第1比較タイミングにおいて前記出力信号が前記第1比較レベル以下となり、第2比較タイミングにおいて前記出力信号が前記第2比較レベル以下かつ前記第3比較レベル以上となるレベルおよび前記変化点の位相を検出する検出部と
 を更に有し、
 前記判定部は、前記検出部により検出された前記レベルおよび前記変化点の位相が、前記期待レベルおよび前記期待位相と一致しているか否かを判定する
 請求項1に記載の試験装置。
 前記比較部は、
 前記出力信号が取り得る複数のレベルのそれぞれに対応して設けられ、それぞれが対応する第1比較レベルと出力信号とを比較する複数の第1のコンパレータと、
 前記複数の第1のコンパレータのそれぞれに対応して設けられ、対応する前記第1のコンパレータによる比較結果を前記複数の第1タイミング信号により指定された複数のタイミングのそれぞれにおいて取り込む複数のラッチ群を含む第1の取込回路と、
 前記出力信号が取り得る複数のレベルのそれぞれに対応して設けられ、それぞれが対応する第2比較レベルと出力信号とを比較する複数の第2のコンパレータと、
 前記複数の第2のコンパレータのそれぞれに対応して設けられ、対応する前記第2のコンパレータによる比較結果を前記複数の第2タイミング信号により指定された複数のタイミングのそれぞれにおいて取り込む複数のラッチ群を含む第2の取込回路と、
 前記出力信号が取り得る複数のレベルのそれぞれに対応して設けられ、それぞれが対応する第3比較レベルと出力信号とを比較する複数の第3のコンパレータと、
 前記複数の第3のコンパレータのそれぞれに対応して設けられ、対応する前記第3のコンパレータによる比較結果を前記複数の第3タイミング信号により指定された複数のタイミングのそれぞれにおいて取り込む複数のラッチ群を含む第3の取込回路と
 を更に有する
 請求項11に記載の試験装置。
 前記比較部は、
 前記出力信号が取り得る複数のレベルのそれぞれにおける対応するレベルより小さい前記第1比較レベルおよび対応するレベルより大きい前記第2比較レベルのそれぞれと、前記試験信号に応じて前記被試験デバイスから出力された前記出力信号とを比較した複数のレベル比較結果を出力するレベル比較回路と、
 前記出力信号が取り得る複数の位相のそれぞれにおける対応する位相より前の第1比較タイミングおよび対応する位相より後の第2比較タイミングのそれぞれにおいて、前記レベル比較回路により比較された前記複数のレベル比較結果を取り込む取込部と、
 前記第1比較タイミングにおいて前記出力信号が前記第1比較レベル以下となり、前記第2比較タイミングにおいて前記出力信号が前記第2比較レベル以下かつ前記第1比較レベル以上となるレベルおよび前記変化点の位相を、前記取込部により取り込まれた前記複数のレベル比較結果に基づき検出する検出部と
を有し、
 前記判定部は、前記検出部により検出された前記レベルおよび前記変化点の位相が、前記期待レベルおよび前記期待位相と一致しているか否かを判定する
 請求項1から5の何れかに記載の試験装置。
 試験サイクルに応じた周期の基準信号を発生する基準信号発生部を更に備え、
 前記レベル比較回路は、前記出力信号が取り得る複数のレベルのそれぞれにおける前記第1比較レベルおよび前記第2比較レベルのそれぞれに対応して設けられ、それぞれが対応する前記第1比較レベルまたは前記第2比較レベルと前記出力信号とを比較する複数のコンパレータを含み、
 前記取込部は、
 前記複数のコンパレータと一対一に対応して設けられ、それぞれが対応する前記コンパレータによるレベル比較結果を取り込む複数のラッチを含む複数の取込回路と、
 前記複数の取込回路と一対一に対応して設けられ、それぞれが前記基準信号を順次に遅延する複数の遅延素子を含む複数のタイミング信号出力部と
を含み、
 各前記タイミング信号出力部の前記複数の遅延素子は、前記出力信号が取り得る複数の位相のそれぞれにおける前記第1比較タイミングおよび前記第2比較タイミングのそれぞれを指定する複数のタイミング信号を出力し、
 各前記取込回路に含まれる前記複数のラッチのそれぞれは、対応するタイミング信号により指定されたタイミングにおいて、対応する前記コンパレータによるレベル比較結果を取り込む
 請求項13に記載の試験装置。
 前記複数のタイミング信号出力部のうちの第1タイミング信号出力部および第2タイミング信号出力部は、前記複数の遅延素子の少なくとも初段の遅延量が互いに異なる
 請求項14に記載の試験装置。
 前記検出部は、
 前記出力信号が取り得る複数の位相のそれぞれにおける前記第1比較タイミングおよび前記第2比較タイミングのそれぞれにおいて、前記被試験デバイスから出力された前記出力信号が、当該出力信号が取り得る複数のレベルのそれぞれにおける前記第2比較レベル以下かつ前記第1比較レベル以上の範囲に含まれないことを条件として、前記出力信号のレベルおよび変化点の位相が不定値であると検出する
 請求項13に記載の試験装置。
 伝送データに応じて複数レベル及び複数位相から選択されたレベルおよび変化点の位相を有する振幅位相変調信号を、出力信号として出力する被試験デバイスを試験する試験装置であって、
 試験信号を前記被試験デバイスに出力する試験信号出力部と、
 前記試験信号に応じて前記被試験デバイスから出力されるべき前記出力信号のレベルの期待値である期待レベルおよび前記出力信号の変化点の位相の期待値である期待位相を発生するパターン発生部と、
 前記期待位相より前において前記期待レベルより大きい第5比較レベルおよび前記期待レベルより小さい第6比較レベルと前記出力信号とを比較し、前記期待位相より後において前記期待レベルより小さい第4比較レベルと前記出力信号とを比較する比較部と、
 前記出力信号が、前記期待位相より前において前記第5比較レベル以下かつ前記第6比較レベル以上であり、前記期待位相より後において前記第4比較レベル以下であることを条件として、当該出力信号が期待値と一致していると判定する判定部と
 を備える試験装置。
 伝送データに応じて複数レベル及び複数位相から選択されたレベルおよび変化点の位相を有する振幅位相変調信号を復調する復調装置であって、
 前記振幅位相変調信号が取り得る複数のレベルのそれぞれにおける対応するレベルより小さい第1比較レベルおよび対応するレベルより大きい第2比較レベルのそれぞれと、入力された前記振幅位相変調信号とを比較した複数のレベル比較結果を出力するレベル比較回路と、
 前記振幅位相変調信号が取り得る複数の位相のそれぞれにおける対応する位相より前の第1比較タイミングおよび対応する位相より後の第2比較タイミングのそれぞれにおいて、前記レベル比較回路により比較された前記複数のレベル比較結果を取り込む取込部と、
 前記第1比較タイミングにおいて前記振幅位相変調信号が前記第1比較レベル以下となり、前記第2比較タイミングにおいて前記振幅位相変調信号が前記第2比較レベル以下かつ前記第1比較レベル以上となるレベルおよび変化点の位相を、前記取込部により取り込まれた前記複数のレベル比較結果に基づき検出する検出部と、
 前記検出部により検出された前記レベルおよび変化点の位相に応じたデータを出力するデータ出力部と
 を備える復調装置。
 伝送データに応じて複数レベル及び複数位相から選択されたレベルおよび変化点の位相を有する振幅位相変調信号を復調する復調装置であって、
 前記振幅位相変調信号が取り得る複数のレベルのそれぞれにおける対応するレベルより小さい第4比較レベルおよび対応するレベルより大きい第5比較レベルのそれぞれと、入力された前記振幅位相変調信号とを比較した複数のレベル比較結果を出力するレベル比較回路と、
 前記振幅位相変調信号が取り得る複数の位相のそれぞれにおける対応する位相より後の第4比較タイミングおよび対応する位相より前の第5比較タイミングのそれぞれにおいて、前記レベル比較回路により比較された前記複数のレベル比較結果を取り込む取込部と、
 前記第4比較タイミングにおいて前記振幅位相変調信号が前記第4比較レベル以下となり、前記第5比較タイミングにおいて前記振幅位相変調信号が前記第5比較レベル以下かつ前記第4比較レベル以上となるレベルおよび変化点の位相を、前記取込部により取り込まれた前記複数のレベル比較結果に基づき検出する検出部と、
 前記検出部により検出された前記レベルおよび変化点の位相に応じたデータを出力するデータ出力部と
 を備える復調装置。
 伝送データに応じて複数レベル及び複数位相から選択されたレベルおよび変化点の位相を有する振幅位相変調信号を、出力信号として出力する被試験デバイスを試験する試験方法であって、
 試験信号を前記被試験デバイスに出力し、
 前記試験信号に応じて前記被試験デバイスから出力されるべき前記出力信号のレベルの期待値である期待レベルおよび前記出力信号の変化点の位相の期待値である期待位相を発生し、
 前記期待位相より前において前記期待レベルより小さい第1比較レベルと前記出力信号とを比較し、前記期待位相より後において前記期待レベルより大きい第2比較レベルおよび前記期待レベルより小さい第3比較レベルと前記出力信号とを比較し、
 前記出力信号が、前記期待位相より前において前記第1比較レベル以下であり、前記期待位相より後において前記第2比較レベル以下かつ前記第3比較レベル以上であることを条件として、当該出力信号が期待値と一致していると判定する
試験方法。
 伝送データに応じて複数レベル及び複数位相から選択されたレベルおよび変化点の位相を有する振幅位相変調信号を、出力信号として出力する被試験デバイスを試験する試験方法であって、
 試験信号を前記被試験デバイスに出力し、
 前記試験信号に応じて前記被試験デバイスから出力されるべき前記出力信号のレベルの期待値である期待レベルおよび前記出力信号の変化点の位相の期待値である期待位相を発生し、
 前記期待位相より後において前記期待レベルより小さい第4比較レベルと前記出力信号とを比較し、前記期待位相より前において前記期待レベルより大きい第5比較レベルおよび前記期待レベルより小さい第6比較レベルと前記出力信号とを比較し、
 前記出力信号が、前記期待位相より後において前記第4比較レベル以下であり、前記期待位相より前において前記第5比較レベル以下かつ前記第6比較レベル以上であることを条件として、当該出力信号が期待値と一致していると判定する
試験方法。
 伝送データに応じて複数レベル及び複数位相から選択されたレベルおよび変化点の位相を有する振幅位相変調信号を復調する復調方法であって、
 前記振幅位相変調信号が取り得る複数のレベルのそれぞれにおける対応するレベルより小さい第1比較レベルおよび対応するレベルより大きい第2比較レベルのそれぞれと、入力された前記振幅位相変調信号とを比較した複数のレベル比較結果を出力し、
 前記振幅位相変調信号が取り得る複数の位相のそれぞれにおける対応する位相より前の第1比較タイミングおよび対応する位相より後の第2比較タイミングのそれぞれにおいて、前記複数のレベル比較結果を取り込み、
 前記第1比較タイミングにおいて前記振幅位相変調信号が前記第1比較レベル以下となり、前記第2比較タイミングにおいて前記振幅位相変調信号が前記第2比較レベル以下かつ前記第1比較レベル以上となるレベルおよび変化点の位相を、取り込まれた前記複数のレベル比較結果に基づき検出し、
 検出された前記レベルおよび変化点の位相に応じたデータを出力する
復調方法。
 伝送データに応じて複数レベル及び複数位相から選択されたレベルおよび変化点の位相を有する振幅位相変調信号を復調する復調方法であって、
 前記振幅位相変調信号が取り得る複数のレベルのそれぞれにおける対応するレベルより小さい第4比較レベルおよび対応するレベルより大きい第5比較レベルのそれぞれと、入力された前記振幅位相変調信号とを比較した複数のレベル比較結果を出力し、
 前記振幅位相変調信号が取り得る複数の位相のそれぞれにおける対応する位相より後の第4比較タイミングおよび対応する位相より前の第5比較タイミングのそれぞれにおいて、前記複数のレベル比較結果を取り込み、
 前記第4比較タイミングにおいて前記振幅位相変調信号が前記第4比較レベル以下となり、前記第5比較タイミングにおいて前記振幅位相変調信号が前記第5比較レベル以下かつ前記第4比較レベル以上となるレベルおよび変化点の位相を、取り込まれた前記複数のレベル比較結果に基づき検出し、
 検出された前記レベルおよび変化点の位相に応じたデータを出力する
復調方法。
 電子デバイスであって、
 伝送データに応じて複数レベル及び複数位相から選択されたレベルおよび変化点の位相を有する振幅位相変調信号を、出力信号として出力する被試験回路と、
 前記被試験回路を試験する試験回路とを備え、
 前記試験回路は、
 試験信号を前記被試験回路に出力する試験信号出力部と、
 前記試験信号に応じて前記被試験回路から出力されるべき前記出力信号のレベルの期待値である期待レベルおよび前記出力信号の変化点の位相の期待値である期待位相を発生するパターン発生部と、
 前記期待位相より前において前記期待レベルより小さい第1比較レベルと前記出力信号とを比較し、前記期待位相より後において前記期待レベルより大きい第2比較レベルおよび前記期待レベルより小さい第3比較レベルと前記出力信号とを比較する比較部と、
 前記出力信号が、前記期待位相より前において前記第1比較レベル以下であり、前記期待位相より後において前記第2比較レベル以下かつ前記第3比較レベル以上であることを条件として、当該出力信号が期待値と一致していると判定する判定部と
 を有する電子デバイス。
Description:
試験装置、復調装置、試験方法 復調方法および電子デバイス

 本発明は、試験装置、復調装置、試験方法 復調方法および電子デバイスに関する。特 本発明は、振幅位相変調信号を出力信号と て出力する被試験デバイスを試験する試験 置、試験方法および電子デバイス、並びに 振幅位相変調信号を復調する復調装置およ 復調方法に関する。下記の日本出願に関連 、下記の日本出願からの優先権を主張する 願である。文献の参照による組み込みが認 られる指定国については、下記の出願に記 された内容を参照により本出願に組み込み 本出願の一部とする。
 1.特願2008-073170  出願日 2008年3月21日

 半導体の回路密度および動作速度の増加 伴い、半導体内部におけるデータ伝送量は 飛躍的に増加している。これに対し、半導 外部におけるデータ伝送量は、ピン数、形 、配線等の制約により、半導体内部におけ データ伝送量の増加量ほど、増加していな 。このため、半導体内部および半導体外部 データ伝送量のギャップが大きくなり、問 となっていた。

 このような問題を解決することを目的と て、伝送データに応じて複数レベル及び複 位相から選択されたレベルおよび変化点の 相を有する振幅位相変調信号を用いて、半 体間におけるデータ伝送を行うことが提案 れている(例えば非特許文献1参照。)。この うな振幅位相変調信号によれば、1周期に多 数ビットのデータを伝送することができるの で、半導体内部および半導体外部のデータ伝 送量のギャップを小さくすることができる。

Sunil Jain、"GHz Interconnects - Electrical Aspe cts"、International Test Conference NOTES Tutorial 3 (米国)、 2006年10月22日、p27

 ところで、試験装置は、伝送データに応 てHまたはL論理レベルに変化する2値信号を 試験デバイスから取り込み、当該2値信号の 論理値と期待値と比較する。すなわち、試験 装置は、所定周期毎に、指定された1タイミ グにおいてH論理の閾値レベルより高いかま はL論理の閾値レベルより低いかを検出し、 検出結果を期待値と比較する。しかしながら 、このような試験装置は、周期毎に位相およ びレベルが変化する振幅位相変調信号を検出 することができないので、振幅位相変調信号 を出力する被試験デバイスを試験することが できなかった。

 そこで本発明は、上記の課題を解決する とのできる試験装置、復調装置、試験方法 復調方法および電子デバイスを提供するこ を目的とする。この目的は請求の範囲にお る独立項に記載の特徴の組み合わせにより 成される。また従属項は本発明の更なる有 な具体例を規定する。

 本発明の第1の態様においては、伝送デー タに応じて複数レベル及び複数位相から選択 されたレベルおよび変化点の位相を有する振 幅位相変調信号を、出力信号として出力する 被試験デバイスを試験する試験装置であって 、試験信号を被試験デバイスに出力する試験 信号出力部と、試験信号に応じて被試験デバ イスから出力されるべき出力信号のレベルの 期待値である期待レベルおよび出力信号の変 化点の位相の期待値である期待位相を発生す るパターン発生部と、期待位相より前におい て期待レベルより小さい第1比較レベルと出 信号とを比較し、期待位相より後において 待レベルより大きい第2比較レベルおよび期 レベルより小さい第3比較レベルと出力信号 とを比較する比較部と、出力信号が、期待位 相より前において第1比較レベル以下であり 期待位相より後において第2比較レベル以下 つ第3比較レベル以上であることを条件とし て、当該出力信号が期待値と一致していると 判定する判定部とを備える試験装置を提供す る。

 本発明の第2の態様においては、伝送デー タに応じて複数レベル及び複数位相から選択 されたレベルおよび変化点の位相を有する振 幅位相変調信号を、出力信号として出力する 被試験デバイスを試験する試験装置であって 、試験信号を被試験デバイスに出力する試験 信号出力部と、試験信号に応じて被試験デバ イスから出力されるべき出力信号のレベルの 期待値である期待レベルおよび出力信号の変 化点の位相の期待値である期待位相を発生す るパターン発生部と、期待位相より前におい て期待レベルより大きい第5比較レベルおよ 期待レベルより小さい第6比較レベルと出力 号とを比較し、期待位相より後において期 レベルより小さい第4比較レベルと出力信号 とを比較する比較部と、出力信号が、期待位 相より前において第5比較レベル以下かつ第6 較レベル以上であり、期待位相より後にお て第4比較レベル以下であることを条件とし て、当該出力信号が期待値と一致していると 判定する判定部とを備える試験装置を提供す る。

 本発明の第3の態様においては、伝送デー タに応じて複数レベル及び複数位相から選択 されたレベルおよび変化点の位相を有する振 幅位相変調信号を復調する復調装置であって 、振幅位相変調信号が取り得る複数のレベル のそれぞれにおける対応するレベルより小さ い第1比較レベルおよび対応するレベルより きい第2比較レベルのそれぞれと、入力され 振幅位相変調信号とを比較した複数のレベ 比較結果を出力するレベル比較回路と、振 位相変調信号が取り得る複数の位相のそれ れにおける対応する位相より前の第1比較タ イミングおよび対応する位相より後の第2比 タイミングのそれぞれにおいて、レベル比 回路により比較された複数のレベル比較結 を取り込む取込部と、第1比較タイミングに いて振幅位相変調信号が第1比較レベル以下 となり、第2比較タイミングにおいて振幅位 変調信号が第2比較レベル以下かつ第1比較レ ベル以上となるレベルおよび変化点の位相を 、取込部により取り込まれた複数のレベル比 較結果に基づき検出する検出部と、検出部に より検出されたレベルおよび変化点の位相に 応じたデータを出力するデータ出力部とを備 える復調装置を提供する。

 本発明の第4の態様においては、伝送デー タに応じて複数レベル及び複数位相から選択 されたレベルおよび変化点の位相を有する振 幅位相変調信号を復調する復調装置であって 、振幅位相変調信号が取り得る複数のレベル のそれぞれにおける対応するレベルより小さ い第4比較レベルおよび対応するレベルより きい第5比較レベルのそれぞれと、入力され 振幅位相変調信号とを比較した複数のレベ 比較結果を出力するレベル比較回路と、振 位相変調信号が取り得る複数の位相のそれ れにおける対応する位相より後の第4比較タ イミングおよび対応する位相より前の第5比 タイミングのそれぞれにおいて、レベル比 回路により比較された複数のレベル比較結 を取り込む取込部と、第4比較タイミングに いて振幅位相変調信号が第4比較レベル以下 となり、第5比較タイミングにおいて振幅位 変調信号が第5比較レベル以下かつ第4比較レ ベル以上となるレベルおよび変化点の位相を 、取込部により取り込まれた複数のレベル比 較結果に基づき検出する検出部と、検出部に より検出されたレベルおよび変化点の位相に 応じたデータを出力するデータ出力部とを備 える復調装置を提供する。

 本発明の第5の態様においては、伝送デー タに応じて複数レベル及び複数位相から選択 されたレベルおよび変化点の位相を有する振 幅位相変調信号を、出力信号として出力する 被試験デバイスを試験する試験方法であって 、試験信号を被試験デバイスに出力し、試験 信号に応じて被試験デバイスから出力される べき出力信号のレベルの期待値である期待レ ベルおよび出力信号の変化点の位相の期待値 である期待位相を発生し、期待位相より前に おいて期待レベルより小さい第1比較レベル 出力信号とを比較し、期待位相より後にお て期待レベルより大きい第2比較レベルおよ 期待レベルより小さい第3比較レベルと出力 信号とを比較し、出力信号が、期待位相より 前において第1比較レベル以下であり、期待 相より後において第2比較レベル以下かつ第3 比較レベル以上であることを条件として、当 該出力信号が期待値と一致していると判定す る試験方法を提供する。

 本発明の第6の態様においては、伝送デー タに応じて複数レベル及び複数位相から選択 されたレベルおよび変化点の位相を有する振 幅位相変調信号を、出力信号として出力する 被試験デバイスを試験する試験方法であって 、試験信号を被試験デバイスに出力し、試験 信号に応じて被試験デバイスから出力される べき出力信号のレベルの期待値である期待レ ベルおよび出力信号の変化点の位相の期待値 である期待位相を発生し、期待位相より後に おいて期待レベルより小さい第4比較レベル 出力信号とを比較し、期待位相より前にお て期待レベルより大きい第5比較レベルおよ 期待レベルより小さい第6比較レベルと出力 信号とを比較し、出力信号が、期待位相より 後において第4比較レベル以下であり、期待 相より前において第5比較レベル以下かつ第6 比較レベル以上であることを条件として、当 該出力信号が期待値と一致していると判定す る試験方法を提供する。

 本発明の第7の態様においては、伝送デー タに応じて複数レベル及び複数位相から選択 されたレベルおよび変化点の位相を有する振 幅位相変調信号を復調する復調方法であって 、振幅位相変調信号が取り得る複数のレベル のそれぞれにおける対応するレベルより小さ い第1比較レベルおよび対応するレベルより きい第2比較レベルのそれぞれと、入力され 振幅位相変調信号とを比較した複数のレベ 比較結果を出力し、振幅位相変調信号が取 得る複数の位相のそれぞれにおける対応す 位相より前の第1比較タイミングおよび対応 する位相より後の第2比較タイミングのそれ れにおいて、複数のレベル比較結果を取り み、第1比較タイミングにおいて振幅位相変 信号が第1比較レベル以下となり、第2比較 イミングにおいて振幅位相変調信号が第2比 レベル以下かつ第1比較レベル以上となるレ ベルおよび変化点の位相を、取り込まれた複 数のレベル比較結果に基づき検出し、検出さ れたレベルおよび変化点の位相に応じたデー タを出力する復調方法を提供する。

 本発明の第8の態様においては、伝送デー タに応じて複数レベル及び複数位相から選択 されたレベルおよび変化点の位相を有する振 幅位相変調信号を復調する復調方法であって 、振幅位相変調信号が取り得る複数のレベル のそれぞれにおける対応するレベルより小さ い第4比較レベルおよび対応するレベルより きい第5比較レベルのそれぞれと、入力され 振幅位相変調信号とを比較した複数のレベ 比較結果を出力し、振幅位相変調信号が取 得る複数の位相のそれぞれにおける対応す 位相より後の第4比較タイミングおよび対応 する位相より前の第5比較タイミングのそれ れにおいて、複数のレベル比較結果を取り み、第4比較タイミングにおいて振幅位相変 信号が第4比較レベル以下となり、第5比較 イミングにおいて振幅位相変調信号が第5比 レベル以下かつ第4比較レベル以上となるレ ベルおよび変化点の位相を、取り込まれた複 数のレベル比較結果に基づき検出し、検出さ れたレベルおよび変化点の位相に応じたデー タを出力する復調方法を提供する。

 本発明の第9の態様においては、電子デバ イスであって、伝送データに応じて複数レベ ル及び複数位相から選択されたレベルおよび 変化点の位相を有する振幅位相変調信号を、 出力信号として出力する被試験回路と、被試 験回路を試験する試験回路とを備え、試験回 路は、試験信号を被試験回路に出力する試験 信号出力部と、試験信号に応じて被試験回路 から出力されるべき出力信号のレベルの期待 値である期待レベルおよび出力信号の変化点 の位相の期待値である期待位相を発生するパ ターン発生部と、期待位相より前において期 待レベルより小さい第1比較レベルと出力信 とを比較し、期待位相より後において期待 ベルより大きい第2比較レベルおよび期待レ ルより小さい第3比較レベルと出力信号とを 比較する比較部と、出力信号が、期待位相よ り前において第1比較レベル以下であり、期 位相より後において第2比較レベル以下かつ 3比較レベル以上であることを条件として、 当該出力信号が期待値と一致していると判定 する判定部とを有する電子デバイスを提供す る。

 なお、上記の発明の概要は、本発明の必 な特徴の全てを列挙したものではなく、こ らの特徴群のサブコンビネーションもまた 発明となりうる。

本発明の実施形態に係る試験装置10の 成を被試験デバイス100とともに示す。 本発明の実施形態に係る振幅位相変調 号の一例を示す。 期待される出力信号のリーディングエ ジ波形の一例、および、出力信号(リーディ ングエッジ)と期待値とを比較するための比 タイミングおよび比較レベルの一例を示す 期待される出力信号のトレーディング ッジ波形の一例、および、出力信号(トレー ディングエッジ)と期待値とを比較するため 比較タイミングおよび比較レベルの一例を す。期待されるトレーディングエッジ波形 および、出力信号(トレーディングエッジ)と 期待値とを比較するための比較タイミングお よび比較レベルの一例を示す。 振幅位相変調信号が取り得るレベルお び変化点の位相の組み合わせのそれぞれに 応する、比較レベルおよび比較タイミング 一例を示す。 隣接するレベルおよび変化点の位相同 で共通化された比較レベルおよび比較タイ ングの一例を示す。 期待されるリーディングエッジの遅延 含む波形、および、出力信号(リーディング エッジ)と期待値とを比較するための比較タ ミングおよび比較レベルの一例を示す。 期待されるトレーディングエッジの遅 を含む波形、および、出力信号(トレーディ ングエッジ)と期待値とを比較するための比 タイミングおよび比較レベルの一例を示す 本発明の実施形態に係る比較部18の構 の第1例を示す。 第1例に係るタイミング信号出力部32の 構成の一例を示す。 第1例に係るタイミング信号出力部32の 構成の他の一例を示す。 本発明の実施形態に係る比較部18の構 の第2例を判定部20とともに示す。 第2例に係る第1のタイミング信号出力 32-1の構成の一例およびラッチ群70の構成の 例を示す。 本発明の実施形態に係る比較部18の構 の第3例を判定部20とともに示す。 図14におけるタイミング信号出力部32 よび取込回路36の詳細な構成を示す。 本発明の実施形態に係る復調装置200の 構成を示す。

符号の説明

10 試験装置、12 基準信号発生部、14 パタ ーン発生部、16 試験信号出力部、18 比較部 20 判定部、32 タイミング信号出力部、34  ベル比較回路、36 取込回路、38 検出部、42  コンパレータ、45 基準遅延部、46 第1可変 延部、48 第2可変遅延部、50 第3可変遅延部 、51 基準遅延量発生部、52 遅延量制御部、5 4 遅延量出力部、56 第1加算部、57 第2加算 、58 第3加算部、60 取込部、70 ラッチ群、1 00 被試験デバイス、200 復調装置、210 デー 出力部

 以下、発明の実施の形態を通じて本発明 説明するが、以下の実施形態は請求の範囲 かかる発明を限定するものではなく、また 施形態の中で説明されている特徴の組み合 せの全てが発明の解決手段に必須であると 限らない。

 図1は、本実施形態に係る試験装置10の構 を被試験デバイス100とともに示す。試験装 10は、被試験デバイス100を試験する。

 試験装置10は、基準信号発生部12と、パタ ーン発生部14と、試験信号出力部16と、比較 18と、判定部20とを備える。基準信号発生部1 2は、試験サイクルに応じた周期の基準信号 発生する。

 パターン発生部14は、被試験デバイス100 対して出力する試験信号のパターンを指定 る試験パターンを発生する。さらに、パタ ン発生部14は、試験信号に応じて被試験デバ イス100から出力されるべき出力信号の期待値 を発生する。

 試験信号出力部16は、試験パターンおよ 基準信号に応じて試験信号を生成し、生成 た試験信号を被試験デバイス100に出力する 比較部18は、試験信号に応じて被試験デバイ ス100から出力された出力信号を入力し、入力 した出力信号を期待値と比較する。判定部20 、比較部18による比較結果に基づき、出力 号が期待値と一致しているか否かを判定す 。そして、判定部20は、判定結果を出力する 。

 図2は、本実施形態に係る振幅位相変調信 号の一例を示す。被試験デバイス100は、伝送 データに応じて複数レベル及び複数位相から 選択されたレベルおよび変化点の位相を有す る振幅位相変調信号を、出力信号として出力 する。

 被試験デバイス100は、一例として、所定 期に同期したパルス信号であって、パルス ベルおよびパルスエッジの位相が伝送デー に応じて変化する振幅位相変調信号を出力 てよい。すなわち、被試験デバイス100は、 例として、各周期において、パルスレベル 、予め定められた複数のレベルのうち伝送 ータに応じて選択されたレベルとした振幅 相変調信号を出力してよい。さらに、被試 デバイス100は、一例として、各周期におい 、パルス前縁の変化点(リーディングエッジ )およびパルス後縁の変化点(トレーディング ッジ)のうちの少なくとも一方の変化点の位 相を、当該周期中における予め定められた複 数の位相のうち伝送データに応じて選択され た位相とした振幅位相変調信号を出力してよ い。

 被試験デバイス100は、一例として、各周期 おいて、パルスのレベルとしてn 1 個(n 1 は2以上の整数)のレベル(V 1 、V 2 、V 3 、…、V n1 )を取り得ることができる振幅位相変調信号 出力してよい。また、被試験デバイス100は 一例として、各周期において、パルスのリ ディングエッジの位相として、n 2 個(n 2 は2以上の整数)の位相(F L1 、F L2 、F L3 、…、F Ln2 )を取り得ることができる振幅位相変調信号 出力してよい。また、被試験デバイス100は 一例として、各周期において、パルスのト ーディングエッジの位相として、n 3 個(n 3 は2以上の整数)の位相(F T1 、F T2 、F T3 、…、F Tn3 )を取り得ることができる振幅位相変調信号 出力してよい。

 以上のような振幅位相変調信号によれば、 定周期毎に多値のデータを伝送することが きる。例えば、n 1 個のレベル、n 2 個のリーディングエッジの位相、n 3 個のトレーディングエッジの位相を取り得る 振幅位相変調信号によれば、1周期中に(n 1 ×n 2 ×n 3 )値のデータを伝送することができる。

 図3は、期待される出力信号のリーディン グエッジ波形の一例、および、出力信号(リ ディングエッジ)と期待値とを比較するため 比較タイミングおよび比較レベルの一例を す。パターン発生部14は、出力信号(振幅位 変調信号)の期待値を発生する。より詳しく は、パターン発生部14は、試験信号に応じて 試験デバイス100から出力されるべき出力信 のレベルの期待値である期待レベルおよび 力信号の変化点の位相の期待値である期待 相を発生する。パターン発生部14は、一例 して、所定周期毎に発生される各パルスに いての、期待レベル、リーディングエッジ 期待位相およびトレーディングエッジの期 位相を発生する。

 比較部18は、パターン発生部14から発生さ れた期待値と、被試験デバイス100から試験信 号に応じて出力された出力信号とを、周期毎 に比較する。より詳しくは、比較部18は、図3 に示すように出力信号のリーディングエッジ の位相にデータが変調されている場合、各周 期において、期待位相より前において期待レ ベルより小さい第1比較レベルと出力信号と 比較し、期待位相より後において期待レベ より大きい第2比較レベルおよび期待レベル り小さい第3比較レベルと出力信号とを比較 する。

 ここで、比較部18は、期待位相より前に いて第1比較レベルと出力信号とを比較する で、出力信号が期待位相より前において期 レベルより小さいことを検出することがで る。さらに、比較部18は、期待位相より後 おいて第3比較レベルと出力信号とを比較す ので、出力信号が期待位相より後において 待レベル以上であることを検出することが きる。従って、比較部18は、出力信号のリ ディングエッジの位相が、第1比較レベルの 較タイミング以後且つ第3比較レベルの比較 タイミング以前の位相である期待位相に略一 致していることを検出することができる。

 また、比較部18は、期待位相より後にお て第2比較レベルと出力信号とを比較すると もに、期待位相より後において第3比較レベ ルと出力信号とを比較するので、出力信号の レベルが、第2比較レベル以下且つ第3比較レ ル以上のレベルである期待レベルに略一致 ていることを検出することができる。そし 、判定部20は、比較部18による比較結果に基 づき、出力信号が期待値(期待レベルおよび 待位相)と一致しているか否かを判定する。 り詳しくは、判定部20は、各周期において 比較部18による比較結果に基づき、出力信号 のリーディングエッジが、期待位相より前に おいて第1比較レベル以下であり、期待位相 り後において第2比較レベル以下且つ第3比較 レベル以上であることを条件として、当該出 力信号が期待値と一致していると判定する。

 なお、第1比較レベルおよび第3比較レベ は、期待レベルより小さく、且つ、出力信 が取り得る複数のレベルのうちの期待レベ より1つ下のレベルより、大きいことが好ま い。また、第1比較レベルの比較タイミング は、リーディングエッジの期待位相より前、 且つ、リーディングエッジが取り得る複数の 位相のうちの期待位相の直前の位相より、後 であることが好ましい。比較部18は、一例と て、期待位相より後において、第1比較レベ ルと略同一である第3比較レベルと、出力信 とを比較してよい。これにより、比較部18は 、比較回路を共通化することができる。

 また、第2比較レベルは、期待レベルより 大きく、且つ、出力信号が取り得る複数のレ ベルのうちの期待レベルより1つ上のレベル り、小さいことが好ましい。また、第2比較 ベルおよび第3比較レベルの比較タイミング は、リーディングエッジの期待位相より後、 且つ、リーディングエッジが取り得る複数の 位相のうちの期待位相の直後の位相より、前 であることが好ましい。比較部18は、一例と て、期待位相より後の略同一タイミングに いて、第2比較レベルおよび第3比較レベル 出力信号とを比較してよい。これにより、 較部18は、比較タイミング回路を共通化する ことができる。

 なお、本実施形態において、第1レベルが 第2レベル以上(またはより大きい)と表した場 合、基準レベル(例えばグランド)と第1レベル との差の絶対値が、基準レベルと第2レベル の差の絶対値以上(またはより大きい)である ことを意味する。従って、出力信号が比較レ ベル以上であると表した場合、基準レベルと 出力信号との差の絶対値が、基準レベルと比 較レベルとの差の絶対値以上であることを意 味する。同様に、第1レベルが第2レベル以下( またはより小さい)と表した場合、基準レベ と第1レベルとの差の絶対値が、基準レベル 第2レベルとの差の絶対値以下(またはより さい)であることを意味する。

 図4は、期待される出力信号のトレーディ ングエッジ波形の一例、および、出力信号( レーディングエッジ)と期待値とを比較する めの比較タイミングおよび比較レベルの一 を示す。図4に示すように出力信号のトレー ディングエッジの位相にデータが変調されて いる場合、比較部18は、各周期において、期 位相より後において期待レベルより小さい 4比較レベルと出力信号とを比較し、期待位 相より前において期待レベルより大きい第5 較レベルおよび期待レベルより小さい第6比 レベルと出力信号とを比較する。

 ここで、比較部18は、期待位相より後に いて第4比較レベルと出力信号とを比較する で、出力信号が期待位相より後において期 レベルより小さいことを検出することがで る。さらに、比較部18は、期待位相より前 おいて第6比較レベルと出力信号とを比較す ので、出力信号が期待位相より前において 待レベル以上であることを検出することが きる。従って、比較部18は、出力信号のト ーディングエッジの位相が、第6比較レベル 比較タイミング以前且つ第4比較レベルの比 較タイミング以後の位相である期待位相に略 一致していることを検出することができる。

 また、比較部18は、期待位相より前にお て第5比較レベルと出力信号とを比較すると もに、期待位相より前において第6比較レベ ルと出力信号とを比較するので、出力信号の レベルが、第5比較レベル以下且つ第6比較レ ル以上のレベルである期待レベルに略一致 ていることを検出することができる。そし 、判定部20は、各周期において、比較部18に よる比較結果に基づき、出力信号のトレーデ ィングエッジが、期待位相より後において第 4比較レベル以下であり、期待位相より前に いて第5比較レベル以下且つ第6比較レベル以 上であることを条件として、当該出力信号が 期待値と一致していると判定する。

 なお、比較部18は、リーディングエッジ おいて出力信号と第2比較レベルと比較する 合、トレーディングエッジにおいて第5比較 レベルと出力信号とを比較しなくてもよい。 また、比較部18は、トレーディングエッジに いて第5比較レベルと出力信号とを比較する 場合、リーディングエッジにおいて出力信号 と第2比較レベルと比較しなくてもよい。

 また、第4比較レベルおよび第6比較レベ は、期待レベルより小さく、且つ、出力信 が取り得る複数のレベルのうちの期待レベ より1つ下のレベルより、大きいことが好ま い。また、第4比較レベルの比較タイミング は、トレーディングエッジの期待位相より後 、且つ、トレーディングエッジが取り得る複 数の位相のうちの期待位相の直後の位相より 、前であることが好ましい。比較部18は、一 として、期待位相より前において、第4比較 レベルと略同一である第6比較レベルと、出 信号とを比較してよい。これにより、比較 18は、比較回路を共通化することができる。

 また、第5比較レベルは、期待レベルより 大きく、且つ、出力信号が取り得る複数のレ ベルのうちの期待レベルより1つ上のレベル り、小さいことが好ましい。また、第5比較 ベルおよび第6比較レベルの比較タイミング は、トレーディングエッジの期待位相より前 、且つ、トレーディングエッジが取り得る複 数の位相のうちの期待位相の直前の位相より 、後であることが好ましい。比較部18は、一 として、期待位相より前の略同一タイミン において、第5比較レベルおよび第6比較レ ルと出力信号とを比較してよい。これによ 、比較部18は、比較タイミング回路を共通化 することができる。

 以上のような構成の試験装置10によれば 振幅位相変調信号を出力する被試験デバイ 100を精度良く試験することができる。試験 置10によれば、一例として、パルスのレベル 、パルスのリーディングエッジの位相、およ び、パルスのトレーディングエッジの位相が 所定周期毎に変化する振幅位相変調信号を出 力する被試験デバイス100を、試験することが できる。

 図5は、振幅位相変調信号が取り得るレベ ルおよび変化点の位相のそれぞれの組み合わ せ毎に対応する、比較レベルおよび比較タイ ミングの一例を示す。比較部18は、一例とし 、出力信号が取り得るレベルおよび変化点( リーディングエッジおよびトレーディングエ ッジ)の位相のそれぞれの組み合わせ毎に、 1~第3比較レベル(第4~第6比較レベル)および比 較タイミングが予め設定されていてよい。

 比較部18は、一例として、変化点の位相 同一であって異なるレベルに対応する複数 第1比較レベル(または第4比較レベル)の比較 イミングが、略同一の位相に設定されてい よい。比較部18は、一例として、変化点の 相が同一であって異なるレベルに対応する 数の第2比較レベル(または第5比較レベル)の 較タイミングが、略同一の位相に設定され いてよい。比較部18は、一例として、変化 の位相が同一であって異なるレベルに対応 る複数の第3比較レベル(または第6比較レベ )の比較タイミングが、略同一の位相に設定 れていてよい。

 また、比較部18は、一例として、レベル 同一であって異なる位相に対応する複数の 1比較レベル(または第4比較レベル)が、略同 のレベルに設定されていてよい。比較部18 、一例として、レベルが同一であって異な 位相に対応する複数の第2比較レベル(または 第5比較レベル)が、略同一のレベルに設定さ ていてよい。比較部18は、一例として、レ ルが同一であって異なる位相に対応する複 の第3比較レベル(または第6比較レベル)が、 同一のレベルに設定されていてよい。この うな比較部18によれば、レベルの比較回路 よび比較タイミングの制御回路を共通化す ことができる。

 図6は、隣接するレベルおよび隣接する変 化点の位相同士で共通化した場合における、 比較レベルおよび比較タイミングの一例を示 す。比較部18は、一例として、変化点の位相 同一であって上下に隣接する2つのレベルの うちの、上側のレベルに対応する第2比較レ ル(または第5比較レベル)と、下側のレベル 対応する第3比較レベル(または第6比較レベ )とが、略同一のレベルに設定されていてよ 。

 また、比較部18は、一例として、レベル 同一であって前後に隣接する2つの位相のう の、前側の位相に対応する第3比較レベル( たは第4比較レベル)の比較タイミングと、後 側の位相に対応する第1比較レベル(第6比較レ ベル)の比較タイミングとが、略同一の位相 設定されていてよい。これにより、比較部18 によれば、更に回路を共通化することができ る。

 図7は、期待されるリーディングエッジの 遅延を含む波形、および、出力信号(リーデ ングエッジ)と期待値とを比較するための比 タイミングおよび比較レベルの一例を示す 図8は、期待されるトレーディングエッジの 遅延を含む波形、および、出力信号(トレー ィングエッジ)と期待値とを比較するための 較タイミングおよび比較レベルの一例を示 。

 図7に示すように出力信号のリーディング エッジの位相にデータが変調されている場合 、比較部18は、一例として、期待位相より後 おいて、第1比較レベルより大きい第3比較 ベルと出力信号とを比較してよい。さらに 比較部18は、第3比較レベルと出力信号とを 較した後において、第2比較レベルと出力信 とを比較してよい。これにより、比較部18 よれば、リーディングエッジの立ち上がり( たは立ち下がり)速度が遅いことにより出力 信号波形が鈍る場合であっても、当該出力信 号波形に応じた比較レベルを用いて出力信号 を比較することができるので、精度の良い比 較結果を得ることができる。

 また、図8に示すように出力信号のトレー ディングエッジの位相にデータが変調されて いる場合、比較部18は、一例として、期待位 より前において、第4比較レベルより大きい 第6比較レベルと出力信号とを比較してよい さらに、比較部18は、第6比較レベルと出力 号とを比較する前において、第5比較レベル 出力信号とを比較してよい。これにより、 較部18によれば、トレーディングエッジの ち下がり(または立ち上がり)速度が遅いこと により出力信号波形が鈍る場合であっても、 当該出力信号波形に応じた比較レベルを用い て出力信号を比較することができるので、精 度の良い比較結果を得ることができる。

 図9は、本実施形態に係る比較部18の構成 第1例を示す。第1例に係る比較部18は、タイ ミング信号出力部32と、第1~第3のレベル比較 路34-1~34-3と、第1~第3の取込回路36-1~36-3と、 出部38とを有する。

 タイミング信号出力部32は、試験サイク に応じた周期の基準信号、および、期待位 を入力する。タイミング信号出力部32は、出 力信号に同期したクロック信号を基準信号と して入力してもよい。

 タイミング信号出力部32は、期待位相に 応する第1比較レベルと出力信号とを比較す 第1比較タイミングを指定する第1タイミン 信号を出力する。また、タイミング信号出 部32は、期待位相に対応する第2比較レベル 出力信号とを比較する第2比較タイミングを 定する第2タイミング信号を出力する。更に 、タイミング信号出力部32は、期待位相に対 する第3比較レベルと出力信号とを比較する 第3比較タイミングを指定する第3タイミング 号を出力する。タイミング信号出力部32は 基準位相に基づき、第1~第3タイミング信号 生成する。タイミング信号出力部32は、一例 として、基準信号を遅延素子により遅延して 、第1~第3タイミング信号を生成してよい。

 第1のレベル比較回路34-1は、出力信号が り得る複数のレベルのそれぞれに対応する 数の第1比較レベルのそれぞれと、出力信号 を比較する。第1のレベル比較回路34-1は、 例として、複数のレベルのそれぞれに対応 て設けられ、それぞれが対応する第1比較レ ルと出力信号とを比較する複数の第1のコン パレータ42-1-1~42-1-nを含んでよい(nは2以上の 数。)。

 第2のレベル比較回路34-2は、出力信号が り得る複数のレベルのそれぞれに対応する 数の第2比較レベルのそれぞれと、出力信号 を比較する。第2のレベル比較回路34-2は、 例として、複数のレベルのそれぞれに対応 て設けられ、それぞれが対応する第2比較レ ルと出力信号とを比較する複数の第2のコン パレータ42-2-1~42-2-nを含んでよい。

 第3のレベル比較回路34-3は、出力信号が り得る複数のレベルのそれぞれに対応する 数の第3比較レベルのそれぞれと、出力信号 を比較する。第3のレベル比較回路34-3は、 例として、複数のレベルのそれぞれに対応 て設けられ、それぞれが対応する第3比較レ ルと出力信号とを比較する複数の第3のコン パレータ42-3-1~42-3-nを含んでよい。

 第1の取込回路36-1は、第1のレベル比較回 34-1による複数の比較結果を、第1タイミン 信号により指定された第1比較タイミングに いて取り込む。第1の取込回路36-1は、一例 して、複数の第1のコンパレータ42-1-1~42-1-nの それぞれに対応して設けられた複数の第1の ッチ44-1-1~44-1-nを含んでよい。複数の第1のラ ッチ44-1-1~44-1-nのそれぞれは、対応する第1の ンパレータ42-1-1~42-1-nによる比較結果を、第 1タイミング信号により指定されたタイミン において取り込む。

 第2の取込回路36-2は、第2のレベル比較回 34-2による複数の比較結果を、第2タイミン 信号により指定された第2比較タイミングに いて取り込む。第2の取込回路36-2は、一例 して、複数の第2のコンパレータ42-2-1~42-2-nの それぞれに対応して設けられた複数の第2の ッチ44-2-1~44-2-nを含んでよい。複数の第2のラ ッチ44-2-1~44-2-nのそれぞれは、対応する第2の ンパレータ42-2-1~42-2-nによる比較結果を、第 2タイミング信号により指定されたタイミン において取り込む。

 第3の取込回路36-3は、第3のレベル比較回 34-3による複数の比較結果を、第3タイミン 信号により指定された第3比較タイミングに いて取り込む。第3の取込回路36-3は、一例 して、複数の第3のコンパレータ42-3-1~42-3-nの それぞれに対応して設けられた複数の第3の ッチ44-3-1~44-3-nを含んでよい。複数の第3のラ ッチ44-3-1~44-3-nのそれぞれは、対応する第3の ンパレータ42-3-1~42-3-nによる比較結果を、第 3タイミング信号により指定されたタイミン において取り込む。

 検出部38は、第1~第3の取込回路36-1~36-3に る複数の比較結果と、期待レベルとを入力 、出力信号のレベルおよび変化点の位相と 期待レベルおよび期待レベルとを比較した 果を出力する。検出部38は、一例として、第 1の取込回路36-1により取り込まれた複数の比 結果のうちの期待レベルに対応した第1比較 レベルと出力信号とを比較した比較結果が、 出力信号が第1比較レベルより小さいと示し いることを検出する。更に、検出部38は、第 2の取込回路36-2により取り込まれた複数の比 結果のうちの期待レベルに対応した第2比較 レベルと出力信号との比較結果が、出力信号 が第2比較レベルより小さいと示しているこ を検出する。更に、検出部38は、第3の取込 路36-3により取り込まれた複数の比較結果の ちの期待レベルに対応した第3比較レベルと 出力信号とを比較した全ての比較結果が、出 力信号が第3比較レベルより大きいと示して ることを検出する。

 そして、判定部20は、第1タイミング信号 より指定されたタイミングにおいて出力信 が期待レベルより小さい第1比較レベル以下 、第2タイミング信号により指定されたタイ ングにおいて出力信号が期待レベルより小 い第2比較レベル以上、第3タイミング信号に より指定されたタイミングにおいて出力信号 が期待レベルより大きい第3比較レベル以下 あることを条件として、当該出力信号が期 値と一致していると判定する。以上のよう 構成の第1例に係る比較部18によれば、被試 デバイス100から出力された振幅位相変調信 のレベルおよびリーディングエッジの位相 、期待値と比較することができる。

 以上に代えて、タイミング信号出力部32 、第1タイミング信号に代えて、期待位相に 応する第4比較レベルと出力信号とを比較す る第4比較タイミングを指定する第4タイミン 信号を出力してよい。また、タイミング信 出力部32は、第2タイミング信号に代えて、 待位相に対応する第5比較レベルと出力信号 とを比較する第5比較タイミングを指定する 4タイミング信号を出力してよい。また、タ ミング信号出力部32は、第6タイミング信号 代えて、期待位相に対応する第6比較レベル と出力信号とを比較する第6比較タイミング 指定する第6タイミング信号を出力してよい

 この場合において、第1のレベル比較回路 34-1は、第1比較レベルに代えて、第4比較レベ ルと出力信号とを比較する。第2のレベル比 回路34-2は、第2比較レベルに代えて、第5比 レベルと出力信号とを比較する。第3のレベ 比較回路34-3は、第3比較レベルに代えて、 6比較レベルと出力信号とを比較する。

 さらに、この場合において、第1の取込回 路36-1は、第1のレベル比較回路34-1による複数 の比較結果を、第4タイミング信号により指 された第4比較タイミングにおいて取り込む また、第2の取込回路36-2は、第2のレベル比 回路34-2による複数の比較結果を、第5タイ ング信号により指定された第5比較タイミン において取り込む。また、第3の取込回路36- 3は、第3のレベル比較回路34-3による複数の比 較結果を、第6タイミング信号により指定さ た第6比較タイミングにおいて取り込む。

 そして、この場合において、判定部20は 第4タイミング信号により指定されたタイミ グにおいて出力信号が期待レベルより小さ 第4比較レベル以下、第5タイミング信号に り指定されたタイミングにおいて出力信号 期待レベルより小さい第5比較レベル以上、 6タイミング信号により指定されたタイミン グにおいて出力信号が期待レベルより大きい 第6比較レベル以下であることを条件として 当該出力信号が期待値と一致していると判 する。以上のような構成の第1例に係る比較 18によれば、被試験デバイス100から出力さ た振幅位相変調信号のレベルおよびトレー ィングエッジの位相と、期待値と比較する とができる。

 図10は、第1例に係るタイミング信号出力 32の構成の一例を示す。タイミング信号出 部32は、一例として、基準遅延部45と、第1可 変遅延部46と、第2可変遅延部48と、第3可変遅 延部50と、基準遅延量発生部51と、遅延量制 部52とを含んでよい。

 基準遅延部45は、与えられた基準遅延量 応じて基準信号発生部から出力された基準 号を遅延する。基準遅延部45は、一例として 、外部から遅延量が設定可能であって、例え ば基準信号発生部12から出力された基準信号 遅延する可変遅延素子であってよい。

 第1可変遅延部46は、設定された遅延量に じて基準信号を遅延した信号を、第1比較レ ベルと出力信号とを比較するタイミングを指 定する第1タイミング信号として出力する。 2可変遅延部48は、設定された遅延量に応じ 基準信号を遅延した信号を、第2比較レベル 出力信号とを比較するタイミングを指定す 第2タイミング信号として出力する。第3可 遅延部50は、設定された遅延量に応じて基準 信号を遅延した信号を、第3比較レベルと出 信号とを比較するタイミングを指定する第3 イミング信号として出力する。これら第1可 変遅延部46、第2可変遅延部48および第3可変遅 延部50のそれぞれは、一例として、外部から 延量が設定可能であって、基準遅延部45に り遅延された基準信号発生部12から出力され た基準信号を、更に遅延する可変遅延素子で あってよい。

 基準遅延量発生部51は、パターン発生部14 により与えられた試験サイクル毎に、基準信 号発生部12により発生された基準信号の発生 イミングから、当該試験サイクルにおける 準位相までの遅延量を表す基準遅延量を出 する。遅延量制御部52は、第1可変遅延部46 第2可変遅延部48および第3可変遅延部50の遅 量を、パターン発生部14から出力された期待 位相に応じて設定する。より具体的には、遅 延量制御部52は、基準位相から第1比較レベル の比較タイミングまでの遅延量を第1可変遅 部46に設定し、基準位相から第2比較レベル 比較タイミングまでの遅延量を第2可変遅延 48に設定し、基準位相から第3比較レベルの 較タイミングまでの遅延量を第3可変遅延部 50に設定する。以上のような構成のタイミン 信号出力部32によれば、出力信号と、第1比 レベル、第2比較レベルおよび第3比較レベ のそれぞれと比較するタイミングを、簡易 回路により発生することができる。

 図11は、第1例に係るタイミング信号出力 32の構成の他の一例を示す。なお、図11に示 すタイミング信号出力部32は、図10に示した イミング信号出力部32と略同一の構成および 機能を採るので、以下相違点を除き説明を省 略する。

 タイミング信号出力部32は、一例として 第1可変遅延部46と、第2可変遅延部48と、第3 変遅延部50と、基準遅延量発生部51と、遅延 量制御部52とを含んでよい。第1可変遅延部46 第2可変遅延部48および第3可変遅延部50は、 準信号発生部12から出力された基準信号を 延する。

 基準遅延量発生部51は、パターン発生部14 により与えられた試験サイクル毎に、基準信 号発生部12により発生された基準信号の発生 イミングから、当該試験サイクルにおける 準位相までの遅延量を表す基準遅延量を出 する。基準遅延量発生部51は、一例として デジタルデータで表された基準遅延量を出 する。

 遅延量制御部52は、遅延量出力部54と、第 1加算部56と、第2加算部57と、第3加算部58とを 含む。遅延量出力部54は、基準位相から第1比 較レベルの比較タイミングまでの遅延量、基 準位相から第2比較レベルの比較タイミング での遅延量、および、基準位相から第3比較 ベルの比較タイミングまでの遅延量を出力 る。遅延量制御部52は、一例として、デジ ルデータで表された遅延量を出力する。

 第1加算部56は、遅延量出力部54から出力さ た基準位相から第1比較レベルの比較タイミ グまでの遅延量と、基準遅延量発生部51に り出力された基準遅延量とを
加算する。そして、第1加算部56は、加算した 結果得られる遅延量を第1可変遅延部46に設定 する。

 第2加算部57は、遅延量出力部54から出力 れた基準位相から第2比較レベルの比較タイ ングまでの遅延量と、基準遅延量発生部51 より出力された基準遅延量とを加算する。 して、第1加算部56は、加算した結果得られ 遅延量を第2可変遅延部48に設定する。

 第3加算部58は、遅延量出力部54から出力 れた基準位相から第3比較レベルの比較タイ ングまでの遅延量と、基準遅延量発生部51 より出力された基準遅延量とを加算する。 して、第1加算部56は、加算した結果得られ 遅延量を第3可変遅延部50に設定する。以上 ような構成のタイミング信号出力部32によれ ば、出力信号と、第1比較レベル、第2比較レ ルおよび第3比較レベルのそれぞれと比較す るタイミングを、更に簡易な回路により発生 することができる。

 図12は、本実施形態に係る比較部18の構成 の第2例を判定部20とともに示す。図13は、第2 例に係る第1のタイミング信号出力部32-1の構 の一例およびラッチ群70の構成の一例を示 。

 本例に係る比較部18は、図9に示した比較 18と略同一の構成および機能を採るので、 9に示した部材と略同一の構成および機能を る部材については同一の符号を付け、以下 違点を除き説明を省略する。また、本例に いては、パターン発生部14は、期待レベル よび期待位相を、比較部18に代えて、判定部 20に供給する。比較部18は、第1~第3のタイミ グ信号出力部32-1~32-3と、第1~第3のレベル比 回路34-1~34-3と、第1~第3の取込回路36-1~36-3と 検出部38とを有する。

 第1のタイミング信号出力部32-1は、出力 号が取り得る複数の位相のそれぞれを期待 相とした場合における、第1比較レベルと出 信号とを比較するタイミングを指定する複 の第1タイミング信号を出力する。第1のタ ミング信号出力部32-1は、一例として、図13 示すように、基準遅延量発生部51と、遅延量 制御部52と、基準遅延部45と、複数の遅延素 72-1~72-mとを含んでよい。

 複数の遅延素子72-1~72-mは、出力信号が取 得る複数の位相に対応して設けられる。複 の遅延素子72-1~72-mは、一例として、基準遅 部45により遅延された基準信号を、設定さ た遅延量に応じて更に遅延する。複数の遅 素子72-1~72-mのそれぞれは、遅延した基準信 を、出力信号の対応する位相における第1比 レベルと出力信号とを比較するタイミング 指定する第1タイミング信号として出力する 。

 遅延量制御部52は、複数の遅延素子72-1~72- mの遅延量を設定する。遅延量制御部52は、パ ターン発生部14から出力された試験サイクル に応じて、遅延量を設定する。より具体的 は、遅延量制御部52は、複数の遅延素子72-1~ 72-mに対して、基準位相から、対応する位相 おける第1比較レベルの比較タイミングまで 遅延量を設定する。

 第2のタイミング信号出力部32-2は、出力 号が取り得る複数の位相のそれぞれを期待 相とした場合における、第2比較レベルと出 信号とを比較するタイミングを指定する複 の第2タイミング信号を出力する。第2のタ ミング信号出力部32-2は、一例として、図13 示す第1のタイミング信号出力部32-1と同様の 構成であってよい。

 第3のタイミング信号出力部32-3は、出力 号が取り得る複数の位相のそれぞれを期待 相とした場合における、第3比較レベルと出 信号とを比較するタイミングを指定する複 の第3タイミング信号を出力する。第3のタ ミング信号出力部32-3は、一例として、図13 示す第1のタイミング信号出力部32-1と同様の 構成であってよい。

 第1の取込回路36-1は、第1のレベル比較回 34-1内の複数のコンパレータ42-1-1~42-1-nに対 して設けられた複数のラッチ群70-1-1~70-1-nを む。複数のラッチ群70-1-1~70-1-nのそれぞれは 、対応するコンパレータ42-1による比較結果 、第1のタイミング信号出力部32-1から出力さ れた複数の第1タイミング信号により指定さ た複数のタイミングのそれぞれにおいて取 込む。

 複数のラッチ群70-1-1~70-1-nのそれぞれは、 図13に示すように、一例として、出力信号が り得る複数の位相に対応して設けられた複 のラッチ74-1~74-mを含んでよい。複数のラッ 74-1~74-mのそれぞれは、対応するコンパレー 42-1による比較結果を、タイミング信号出力 部32から出力された複数の第1タイミング信号 のうち対応する第1タイミング信号により指 されたタイミングにおいて取り込む。そし 、複数のラッチ74-1~74-mのそれぞれは、取り んだ比較結果を検出部38に出力する。

 第2の取込回路36-2は、第2のレベル比較回 34-2内の複数のコンパレータ42-2-1~42-2-nに対 して設けられた複数のラッチ群70-2-1~70-2-nを む。複数のラッチ群70-2-1~70-2-nのそれぞれは 、対応するコンパレータ42-2による比較結果 、第2のタイミング信号出力部32-2から出力さ れた複数の第2タイミング信号により指定さ た複数のタイミングのそれぞれにおいて取 込む。複数のラッチ群70-2-1~70-2-nのそれぞれ 、一例として、図13に示した複数のラッチ 70-1と同様の構成であってよい。

 第3の取込回路36-3は、第3のレベル比較回 34-3内の複数のコンパレータ42-3-1~42-3-nに対 して設けられた複数のラッチ群70-3-1~70-3-nを む。複数のラッチ群70-3-1~70-3-nのそれぞれは 、対応するコンパレータ42-3による比較結果 、第3のタイミング信号出力部32-3から出力さ れた複数の第3タイミング信号により指定さ た複数のタイミングのそれぞれにおいて取 込む。複数のラッチ群70-3-1~70-3-nのそれぞれ 、一例として、図13に示した複数のラッチ 70-1と同様の構成であってよい。

 検出部38は、第1比較タイミングにおいて 力信号が第1比較レベル以下となり、第2比 タイミングにおいて出力信号が第2比較レベ 以下且つ第3比較レベル以上となるレベルお よび変化点の位相を、第1の取込回路36-1、第2 の取込回路36-2および第3の取込回路36-3により 取り込まれた複数のレベル比較結果に基づき 検出する。すなわち、検出部38は、入力され 出力信号が有するレベル、および、入力さ た出力信号の変化点が有する位相を検出す 。

 そして、判定部20は、比較部18により検出 されたレベルおよび変化点の位相が、パター ン発生部14から出力された期待レベルおよび 待位相と一致しているか否かを判定する。 上のような構成の第2例に係る比較部18によ ば、入力された出力信号が有するレベルお びリーディングエッジの位相を検出し、検 したレベルおよびリーディングエッジの位 と期待値とを比較することができる。

 図14は、本実施形態に係る比較部18の構成 の第3例を判定部20とともに示す。図15は、図1 4におけるタイミング信号出力部32および取込 回路36の詳細な構成を示す。

 本例に係る比較部18は、図9に示した比較 18と略同一の構成および機能を採るので、 9に示した部材と略同一の構成および機能を る部材については同一の符号を付け、以下 違点を除き説明を省略する。また、本例に いては、パターン発生部14は、期待レベル よび期待位相を、比較部18に代えて、判定部 20に供給する。

 また、本例に係る比較部18は、レベルが 一であって異なる複数の位相に対応する第1 較レベルおよび第3比較レベルが互いに同一 のレベルに設定されている。さらに、比較部 18は、レベルが同一であって異なる複数の位 に対応する第2比較レベルが、同一のレベル に設定されている。

 比較部18は、レベル比較回路34と、取込部 60と、検出部38とを有する。レベル比較回路34 は、出力信号が取り得る複数のレベルのそれ ぞれにおける対応するレベルより小さい第1 較レベルおよび対応するレベルより大きい 2比較レベルのそれぞれと、試験信号に応じ 被試験デバイス100から出力された出力信号 を比較する。そして、レベル比較回路34は 出力信号が取り得る複数のレベルのそれぞ に対応する第1比較レベルおよび第2比較レベ ルのそれぞれと、出力信号との複数のレベル 比較結果を出力する。

 レベル比較回路34は、一例として、出力 号が取り得る複数のレベルのそれぞれにお る第1比較レベルおよび第2比較レベルのそれ ぞれに対応して設けられた複数のコンパレー タ42-1~42-mを含んでよい(mは、2以上の整数。) 複数のコンパレータ42-1~42-mは、それぞれが 応する第1比較レベルまたは第2比較レベルと 出力信号とを比較する。

 取込部60は、出力信号が取り得る複数の 相のそれぞれにおける対応する位相より前 第1比較タイミングおよび対応する位相より の第2比較タイミングのそれぞれにおいて、 レベル比較回路34により比較された複数のレ ル比較結果を取り込む。取込部60は、一例 して、複数の取込回路36-1~36-mと、複数のタ ミング信号出力部32-1~32-mとを含んでよい。

 複数の取込回路36-1~36-mは、複数のコンパ ータ42-1~42-mと一対一に対応して設けられる 複数の取込回路36-1~36-mは、それぞれが対応 るコンパレータ42-1~42-mによるレベル比較結 を取り込む複数のラッチ44-1~44-xを含む(xは2 上の整数。)。

 複数のタイミング信号出力部32-1~32-mは、 数の取込回路36-1~36-mと一対一に対応して設 られる。複数のタイミング信号出力部32-1~32 -mは、それぞれが基準信号を順次に遅延する 数の遅延素子62-1~62-xを含む。

 各タイミング信号出力部32の複数の遅延 子62-1~62-xは、直列に接続され、予め設定さ た遅延量により基準信号を順次に遅延する そして、各タイミング信号出力部32の複数の 遅延素子62-1~62-xは、出力信号が取り得る複数 の位相のそれぞれにおける第1比較タイミン および第2比較タイミングのそれぞれを指定 る複数のタイミング信号を出力する。

 さらに、各取込回路36に含まれる複数の ッチ44-1~44-xのそれぞれは、対応するタイミ グ信号により指定されたタイミングにおい 、対応するコンパレータ42によるレベル比較 結果を取り込む。そして、各取込回路36は、 ッチ44-1~44-xのそれぞれにより取り込んだレ ル比較結果を、検出部38に出力する。

 検出部38は、第1比較タイミングにおいて 力信号が第1比較レベル以下となり、第2比 タイミングにおいて出力信号が第2比較レベ 以下且つ第1比較レベル以上となるレベルお よび変化点の位相を、取込部60により取り込 れた複数のレベル比較結果に基づき検出す 。すなわち、検出部38は、入力された出力 号が有するレベル、および、入力された出 信号の変化点が有する位相を検出する。

 さらに、検出部38は、一例として、出力 号が取り得る複数の位相のそれぞれにおけ 第1比較タイミングおよび第2比較タイミング のそれぞれにおいて、被試験デバイス100から 出力された出力信号が、当該出力信号が取り 得る複数のレベルのそれぞれにおける第2比 レベル以下且つ第1比較レベル以上の範囲に まれないことを条件として、出力信号のレ ルおよび変化点の位相が不定値であると検 してよい。これにより、検出部38は、複数 ベルのいずれにも出力信号のレベルが対応 ない場合、および、複数位相のいずれにも 力信号の変化点の位相が対応しない場合、 力信号に変調された値が不定値であるとす ことができる。

 そして、判定部20は、比較部18により検出 されたレベルおよび変化点の位相が、パター ン発生部14から出力された期待レベルおよび 待位相と一致しているか否かを判定する。 上のような構成の第3例に係る比較部18によ ば、入力された出力信号が有するレベルお びリーディングエッジの位相を検出し、検 したレベルおよびリーディングエッジの位 と期待値とを比較することができる。

 なお、複数のタイミング信号出力部32-1~32 -mのうちの第1タイミング信号出力部32-1およ 第2タイミング信号出力部32-2は、一例として 、複数の遅延素子62-1~62-xの少なくとも初段の 遅延量が互いに異なっていてよい。複数のタ イミング信号出力部32-1~32-mは、一例として、 対応するコンパレータ42の比較レベルが大き ほど、複数の遅延素子62-1~62-xにおける初段 遅延量が大きく設定されていてよい。これ より、複数のタイミング信号出力部32-1~32-m 、変化点の立ち上がり(または立ち下がり) 度が遅いために波形が鈍る場合であっても 精度良く比較結果を取り込むことができる

 また、取込部60は、複数のタイミング信 出力部32-1~32-mに代えて、複数の取込回路36-1~ 36-mに対して共通化された1つのタイミング信 出力部32を含んでよい。共通化された1つの イミング信号出力部32は、出力信号が取り る複数の位相のそれぞれにおける第1比較タ ミングおよび第2比較タイミングを指定する 複数のタイミング信号のそれぞれを、複数の 取込回路36-1~取込回路36-mに出力する。

 以上に代えて、レベル比較回路34は、出 信号が取り得る複数のレベルのそれぞれに ける対応するレベルより小さい第4比較レベ および対応するレベルより大きい第5比較レ ベルのそれぞれと、試験信号に応じて被試験 デバイス100から出力された出力信号とを比較 した複数のレベル比較結果を出力してよい。 この場合において、取込部60は、第1比較タイ ミングおよび第2比較タイミングに代えて、 力信号が取り得る複数の位相のそれぞれに ける対応する位相より前の第5比較タイミン および対応する位相より後の第4比較タイミ ングのそれぞれにおいて、レベル比較回路34 より比較された複数のレベル比較結果を取 込む。

 また、この場合において、検出部38は、 4比較タイミングにおいて出力信号が第4比較 レベル以下となり、第5比較タイミングにお て出力信号が5比較レベル以下且つ第4比較レ ベル以上となるレベルおよび変化点の位相を 、取込部60により取り込まれた複数のレベル 較結果に基づき検出する。以上のような構 の第3例に係る比較部18によれば、入力され 出力信号が有するレベルおよびトレーディ グエッジの位相を検出し、検出したレベル よびトレーディングエッジの位相と期待値 を比較することができる。

 また、試験装置10は、試験対象となる被 験回路と共に同一の電子デバイスに設けら た試験回路であってもよい。当該試験回路 、電子デバイスのBIST回路等として実現され 被試験回路を試験することにより電子デバ スの診断等を行う。これにより、当該試験 路は、被試験回路となる回路が、電子デバ スが本来目的とする通常動作を行うことが きるかどうかをチェックすることができる

 また、試験装置10は、試験対象となる被 験回路と同一のボード又は同一の装置内に けられた試験回路であってもよい。このよ な試験回路も、上述したように被試験回路 本来目的とする通常動作を行うことができ かどうかをチェックすることができる。

 図16は、本実施形態に係る復調装置200の 成を示す。本実施形態に係る復調装置200に いて、図1~図15に示した部材と略同一の構成 よび機能を採る部材については、同一の符 を付け、相違点を除き説明を省略する。

 復調装置200は、振幅位相変調信号を復調 る装置であって、例えば、電子デバイス、 ジュール、電子デバイス内の回路等である また、復調装置200は、一例として、半導体 バイスに実装されてよい。

 復調装置200は、基準信号発生部12と、レ ル比較回路34と、取込部60と、検出部38と、 ータ出力部210とを備える。基準信号発生部12 は、出力信号のクロック信号を基準信号とし て出力する。基準信号発生部12は、一例とし 、PLL等により振幅位相変調信号からクロッ 信号を再生してもよい。

 レベル比較回路34は、振幅位相変調信号 入力する。レベル比較回路34は、図14に示し レベル比較回路34と略同一の構成および機 を取る。また、取込部60および検出部38は、 れぞれ図14に示した取込部60および検出部38 略同一の構成および機能を取る。

 データ出力部210は、検出部38により検出 れたレベルおよび変化点の位相に応じたデ タを出力する。すなわち、データ出力部210 、振幅位相変調信号から復調された伝送デ タを出力する。以上のような構成の復調装 200によれば、入力された振幅位相変調信号 有するレベルおよび位相を検出し、検出し レベルおよび位相に応じたデータを伝送デ タとして出力することができる。

 以上、本発明を実施の形態を用いて説明 たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形 に記載の範囲には限定されない。上記実施 形態に、多様な変更または改良を加えるこ が可能であることが当業者に明らかである その様な変更または改良を加えた形態も本 明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求 範囲の記載から明らかである。




 
Previous Patent: FREEZING DEVICE

Next Patent: REFRIGERATING APPARATUS