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Title:
THERMAL LABELER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/132805
Kind Code:
A1
Abstract:
A thermal labeler which can eliminate the need for changing a die requiring a long time and a large cost while controlling the running cost. The thermal labeler comprises a unit (10) for delivering a label forming material (M), a unit (20) performing sequential laser cutting of the label forming material (M) thus delivered to form lines for cutting a thermal label of predetermined shape in a substrate, a unit (30) for separating the thermal label from the label forming material (M) where cut lines are formed in the substrate, a unit (40) for sticking the thermal label separated from the label forming material (M) to the outer circumferential surface at the body portion of a PET bottle (B), a unit (50) for receiving the thermal label separated from the label forming material (M) by the label separation unit (30) and delivering it to the label sticking unit (40), a unit (60) for conveying the PET bottle (B), and a unit (70) for collecting the label forming material (M) from which the thermal label is separated.

Inventors:
FUJIO MASAAKI (JP)
ARIMA KOJI (JP)
SAWAMURA TAKUJI (JP)
KAKURA YOSHIKAZU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/000972
Publication Date:
November 06, 2008
Filing Date:
April 14, 2008
Export Citation:
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Assignee:
FUJI SEAL INT INC (JP)
FUJIO MASAAKI (JP)
ARIMA KOJI (JP)
SAWAMURA TAKUJI (JP)
KAKURA YOSHIKAZU (JP)
International Classes:
B65C9/18; B65C3/12; B65C9/25
Foreign References:
JP2000153819A2000-06-06
JP2002531341A2002-09-24
JP2001063714A2001-03-13
JP2002068153A2002-03-08
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Claims:
 基材の裏面側に感熱接着剤層が形成された長尺帯状のラベル形成材を送出するラベル形成材送出ユニットと、
 前記ラベル形成材送出ユニットによって送出された前記ラベル形成材を順次レーザー切断することで、前記感熱接着剤層が繋がった状態で、所定形状の感熱ラベルを切り離すための切目を前記基材に所定ピッチで形成するレーザー切断ユニットと、
 前記レーザー切断ユニットによって、前記基材に前記切目が形成された前記ラベル形成材から前記感熱ラベルを切り離すラベル切離ユニットと、
 前記ラベル切離ユニットによって、前記ラベル形成材から切り離された前記感熱ラベルを被貼着体に貼着するラベル貼着ユニットと、
 前記ラベル切離ユニットによって、前記感熱ラベルが切り離された前記ラベル形成材を回収する回収ユニットとを備えた感熱ラベラー。
 基材の裏面側に感熱接着剤層が形成された長尺帯状のラベル形成材を送出するラベル形成材送出ユニットと、
 前記ラベル形成材送出ユニットによって送出された前記ラベル形成材を順次レーザー切断することで、所定形状の感熱ラベルを切り取るレーザー切断ユニットと、
 前記レーザー切断ユニットによって、前記ラベル形成材から切り取られた前記感熱ラベルを被貼着体に貼着するラベル貼着ユニットと、
 前記レーザー切断ユニットによって、前記感熱ラベルが切り取られた前記ラベル形成材を回収する回収ユニットとを備えた感熱ラベラー。
Description:
感熱ラベラー

 この発明は、ボトル等の被貼着体に感熱 ベルを貼着する感熱ラベラーに関する。

 この種の感熱ラベラーとしては、例えば 図8に示すようなものが一般的に知られてい る。この感熱ラベラー80は、同図に示すよう 、合成樹脂フィルムの裏面側に感熱接着剤 が形成された長尺帯状のラベル形成基材Mを 、ロータリカッタ81及び切断搬送ロール82に って所定長に切断することで感熱ラベルLを 成すると共にこの感熱ラベルLを切断搬送ロ ール82の外周面に吸引保持した状態で受渡位 αまで搬送し、受渡位置αにおいて、貼付ド ラム83が感熱ラベルLを外周面に吸引保持する ことによって受け取ってラベル貼付位置βま 搬送し、ラベル貼付位置βに供給される被 付体Cの胴部外周面に貼り付けるようになっ いる。

 ところで、こういった感熱ラベラー80は 長尺帯状のラベル形成基材を所定長に切断 るだけなので、コーナ部がR状に形成された 長方形や略正方形、円形、楕円形、三角形 いった、長尺のラベル形成基材Mを単に分断 するだけでは得られない種々の形状の感熱ラ ベルを貼着することができない。

 従って、こういった種々の形状の感熱ラ ルに対応するためには、ロータリカッタ82 のような単なる切断機構に替えてダイカッ ロール等の打抜機構を搭載し、ラベル形成 材Mを所定のラベル形状に打ち抜きながら貼 することが考えられる。

特開2002-104349号公報

 しかしながら、感熱ラベルはタックラベ とは異なり、離型紙が存在しないので、ラ ル形成基材から感熱ラベルを打ち抜く際、 イカットロールの刃がアンビルロールに直 当接することになるので、ダイカットロー の刃の劣化が著しく、高価なダイカットロ ルを頻繁に交換しなければならないといっ 問題があると共に、ダイカットロールの刃 劣化を最小限に抑えるための調整が難しい いった問題もある。

 また、感熱ラベルの形状等が変更される 、高価なダイカットロールを交換しなけれ ならず、感熱ラベルの品種が多くなると、 熱ラベラーの型替えに時間とコストがかか といった問題もある。

 そこで、この発明の課題は、ランニング ストを抑えることができると共に従来のよ な時間とコストがかかる型替えを行う必要 ない感熱ラベラーを提供することにある。

 上記の課題を解決するため、請求項1に係 る発明は、基材の裏面側に感熱接着剤層が形 成された長尺帯状のラベル形成材を送出する ラベル形成材送出ユニットと、前記ラベル形 成材送出ユニットによって送出された前記ラ ベル形成材を順次レーザー切断することで、 前記感熱接着剤層が繋がった状態で、所定形 状の感熱ラベルを切り離すための切目を前記 基材に所定ピッチで形成するレーザー切断ユ ニットと、前記レーザー切断ユニットによっ て、前記基材に前記切目が形成された前記ラ ベル形成材から前記感熱ラベルを切り離すラ ベル切離ユニットと、前記ラベル切離ユニッ トによって、前記ラベル形成材から切り離さ れた前記感熱ラベルを被貼着体に貼着するラ ベル貼着ユニットと、前記ラベル切離ユニッ トによって、前記感熱ラベルが切り離された 前記ラベル形成材を回収する回収ユニットと を備えた感熱ラベラーを提供するものである 。

 また、上記の課題を解決するため、請求 2に係る発明は、基材の裏面側に感熱接着剤 層が形成された長尺帯状のラベル形成材を送 出するラベル形成材送出ユニットと、前記ラ ベル形成材送出ユニットによって送出された 前記ラベル形成材を順次レーザー切断するこ とで、所定形状の感熱ラベルを切り取るレー ザー切断ユニットと、前記レーザー切断ユニ ットによって、前記ラベル形成材から切り取 られた前記感熱ラベルを被貼着体に貼着する ラベル貼着ユニットと、前記レーザー切断ユ ニットによって、前記感熱ラベルが切り取ら れた前記ラベル形成材を回収する回収ユニッ トとを備えた感熱ラベラーを提供するもので ある。

 以上のように、請求項1に係る発明の感熱ラ ベラーは、ラベル形成材をレーザー切断ユニ ットによって順次レーザー切断することで、 感熱接着剤層が繋がった状態で、所定形状の 感熱ラベルを切り離すための切目を基材に所 定ピッチで形成し、このラベル形成材からラ ベル切離ユニットによって感熱ラベルを切り 離すようにしたので、ダイカットロールによ ってラベル形成材を打ち抜くことで感熱ラベ ルを形成する場合のように、ダイカットロー ルの刃の劣化や型替えに伴って、高価なダイ カットロールを頻繁に交換する必要がなく、 ダイカットロールの刃の劣化を最小限に抑え るための難しい調整を行う必要もないので、 ランニングコストを抑えることができると共 に従来のような型替えが不要になるという効 果が得られる。
 特に、この感熱ラベラーでは、ラベル形成 をレーザー切断することによって感熱ラベ を切り離すための切目を基材に形成しても 切目によって区画される基材の内側領域に 応する部分と外側領域に対応する部分とが 熱接着剤層部分で繋がっているので、感熱 ベルとなる部分が脱落することがない。従 て、レーザー切断ユニットの制御が難しい 湾曲した吸引ドラムの外周面上にラベル形 材を吸引保持した状態でレーザー切断する 要がなく、ラベル形成材の走行ラインにお る直線部分でレーザー切断することができ ので、ラベル形成材に所定形状の切目を精 良く形成することができる。
 また、請求項2に係る発明の感熱ラベラーは 、ラベル形成材をレーザー切断ユニットによ って順次レーザー切断することで、所定形状 の感熱ラベルを切り取るようにしたので、請 求項1に係る発明の感熱ラベラーと同様に、 イカットロールによってラベル形成材を打 抜くことで感熱ラベルを形成する場合に比 て、ランニングコストを抑えることができ と共に従来のような型替えが不要になると う効果が得られる。

この発明に係る感熱ラベラーの一実施 態を示す概略図である。 同上の感熱ラベラーに搭載されたレー ー切断ユニットを説明するための説明図で る。 同上の感熱ラベラーに使用されるラベ 形成材を示す断面図である。 (a)は切目が形成されたラベル形成材の 面側を示す平面図、(b)は切目が形成された ベル形成材の裏面側を示す平面図である。 切目が形成されたラベル形成材を示す 面図である。 同上の感熱ラベラーに搭載されたラベ 切離ユニットを示す斜視図である。 他の実施形態である感熱ラベラーを示 概略図である。 従来の感熱ラベラーを説明するための 明図である。

符号の説明

 1、1a 感熱ラベラー
 10 ラベル形成材送出ユニット
 11 繰出リール
 12 繰出ローラ
 13 テンション抑制機構
 13a ダンサーローラ
 20 レーザー切断ユニット
 21、22 伝送ミラー
 23 集光レンズ
 30 ラベル切離ユニット
 31 切離ドラム
 31a 切断搬送ドラム
 40 ラベル貼着ユニット
 41 貼着ドラム
 42 赤外線ヒータ
 50 ラベル受渡ユニット
 51 受渡ドラム
 60 ボトル搬送ユニット
 61 ボトル供給部
 62 スクリューコンベア
 63 スターホイール
 64 ボトルガイド
 65 ボトル排出部
 70 回収ユニット
 71 巻取リール
 72 送出ローラ
 GP ガイドプレート
 L 感熱ラベル
 M ラベル形成材
 MA 感熱接着剤層
 MC 切目
 MM 基材
 MP 印刷層
 R ラベル形成材ロール

 以下、実施の形態について図面を参照し 説明する。図1は、図3に示すように、基材MM の裏面側に印刷層MP及び感熱接着剤層MAが順 積層された長尺帯状のラベル形成材Mから所 形状の感熱ラベルを切り抜いてPETボトルBの 胴部外周面に順次貼着する感熱ラベラー1を している。この感熱ラベラー1は、図1に示す ように、長尺帯状のラベル形成材Mをロール に巻回してなるラベル形成材ロールRからラ ル形成材Mを繰り出して送出するラベル形成 材送出ユニット10と、このラベル形成材送出 ニット10によって送出されたラベル形成材M 、切断位置αにおいて、基材MM側からレーザ ービームを照射して順次レーザー切断するこ とで、図4(a)、(b)に示すように、所定形状の 熱ラベルを切り離すための切目MCを基材MMに 定ピッチで形成するレーザー切断ユニット2 0と、このレーザー切断ユニット20によって、 基材MMに切目MCが形成されたラベル形成材Mか 感熱ラベルを切り離すラベル切離ユニット3 0と、このラベル切離ユニット30によって、ラ ベル形成材Mから切り離された感熱ラベルを ラベル貼着位置δに搬送されてくるPETボトル Bの胴部外周面に貼着するラベル貼着ユニッ 40と、ラベル切離ユニット30によってラベル 成材Mから切り離された感熱ラベルを、ラベ ル受渡位置βにおいて受け取って、ラベル受 位置γにおいてラベル貼着ユニット40に引き 渡すラベル受渡ユニット50と、PETボトルBをラ ベル貼着位置δに搬送するボトル搬送ユニッ 60と、ラベル切離ユニット30によって、感熱 ラベルが切り離されたラベル形成材Mを回収 る回収ユニット70とを備えており、切断位置 αには、ラベル形成材Mに沿うように、ラベル 形成材Mの撓みを抑えるガイドプレートGPが設 置されている。

 図5に示すように、前記レーザー切断ユニ ット20によってラベル形成材Mに形成された切 目MCは、基材MM及び印刷層MPを分断しているが 、感熱接着剤層MAは、レーザー切断によって 成された切目部分がレーザー切断後の予熱 よって再溶着されており、切目MCによって 画される基材MM及び印刷層MPの内側領域に対 する部分と外側領域に対応する部分とが相 に繋がっている。従って、基材MM及び印刷 MPにおける切目MCの内側部分、即ち、感熱ラ ルとして切り離される部分が、感熱接着剤 MAによって、その外側部分に保持されてい 。

 前記基材MMは、延伸ポリプロピレンフィ ム、延伸ポリエチレンテレフタレートフィ ム、延伸ポリスチレンフィルム、合成紙(発 ポリプロピレン)、発泡ポリエチレンテレフ タレートシート、紙等によって形成されてお り、レーザー切断を考慮すると、その厚みは 、9~120μm、好ましくは、12~80μmである。なお 延伸フィルムは、一軸延伸、二軸延伸を問 ない。

 前記印刷層MPは、PETボトルBに収容される 体商品の商品名や成分、デザイン等を表示 るものであり、グラビア印刷、フレキソ印 (UV、水性)、シルクスクリーンといった一般 的な印刷手法によって形成されている。

 前記感熱接着剤層MAは、ラミネート機に 塗工する押出しラミネーション型感熱樹脂 ホットメルトコーター機にて塗工するホッ メルト型感熱樹脂、グラビア印刷機で塗工 る溶液型感熱樹脂やエマルジョン型感熱樹 等によって形成されており、加熱温度120℃ 押圧力0.1MPs、押圧時間1sという貼付条件の下 、ポリエチレンテレフタレートフィルムに対 する接着力が3N/15mm以上の接着強度を有して る。

 特に、上述したように、切目MCをレーザ 切断する場合は、JIS K 7206に規定されてい ビカット軟化点が30~60℃の押出ラミネーショ ン型感熱樹脂や、JIS K 6863に規定されている 環球法軟化点が60~90℃のホットメルト型感熱 脂によって形成することが望ましい。

 押出ラミネーション型感熱樹脂のビカッ 軟化点が30℃、ホットメルト型感熱樹脂の 球法軟化点が60℃を下回ると、ラベル形成材 Mをレーザー切断すると同時に感熱接着剤層MA に再溶着が生じ、感熱接着剤層MAが全くカッ されない状態となって、ラベル切離ユニッ 30において感熱ラベルを切り離しにくくな からであり、押出ラミネーション型感熱樹 のビカット軟化点が60℃、ホットメルト型感 熱樹脂の環球法軟化点が90℃を上回ると、レ ザー切断後の再溶着が生じにくくなり、感 ラベルが容易に脱落してしまうからである

 また、感熱樹脂のベース樹脂のタイプも に限定されず、エチレン酢酸ビニル共重合 、エチレン-アクリル酸エステル共重合体、 エチレンーアクリル酸共重合体、エチレン- タアクリル酸エステル共重合体、エチレン- タアクリル酸共重合体、オレフィン系樹脂 天然ゴム系樹脂、スチレン-イソプレン-ス レン共重合体、スチレン-ブタジエン-スチレ ン共重合体等を使用することができる。

 前記ラベル形成材送出ユニット10は、図1 示すように、ラベル形成材ロールRを回転可 能に支持する繰出リール11と、この繰出リー 11にセットされたラベル形成材ロールRから ベル形成材Mを繰り出す繰出ローラ12と、こ 繰出ローラ12の下流側でラベル形成材Mを交 に掛け渡す複数のダンサーローラ13aを有す テンション抑制機構13とを備えており、ラ ル形成材ロールRから繰り出されたラベル形 材Mが、適度なテンションを保持しながら、 一定速度で切断位置αに送出されるようにな ている。

 前記レーザー切断ユニット20は、図1及び 2に示すように、炭酸ガスレーザー発信器に よって生成されたレーザービームを順次反射 させる、Z軸を中心に回転する伝送ミラー21及 びX軸を中心に回転する伝送ミラー22によって 、X軸とY軸とによって定まる任意の方向にレ ザービームを向けることができるようにな ており、図示しない制御装置が、ラベル形 材Mの移動速度を考慮して、各伝送ミラー21 22の角度を制御することにより、移動して るラベル形成材Mに所定形状の切目MCを形成 ることができるようになっている。なお、 2における符号23は集光レンズを示している

 また、一旦切断された感熱接着剤層MAが 溶着されるためには、レーザー切断ユニッ 20のレーザー出力〔W〕をレーザー走査速度 mm/sec〕で除した係数〔W・sec/mm〕を0.005~0.05に 設定しておくことが望ましい。係数が0.005を 回ると、全く切断されない状態となって感 ラベルを抜き取りにくくなるからであり、 数が0.05を上回ると、レーザー切断後におけ る感熱接着剤層MAの再溶着が生じにくく、感 ラベルが容易に脱落してしまうからである 従って、上記係数が0.005~0.05の範囲内におい て、使用する基材MMや感熱接着剤層MAを形成 ている感熱樹脂及びそれらの厚みに応じて レーザー切断ユニット20のレーザー出力及び レーザー走査速度を適宜設定すればよい。

 前記ラベル切離ユニット30は、図1に示す うに、レーザー切断ユニット20によって、 材MMに切目MCが形成されたラベル形成材Mが、 その感熱接着剤層MA側が外側を向くように掛 渡された状態で自転する切離ドラム31を備 ており、この切離ドラム31は、掛け渡された ラベル形成材Mを、その外周面に吸引保持す ようになっている。従って、基材MMに切目MC 形成されたラベル形成材Mを切離ドラム31の 周面に接触させることによって一旦吸引保 させた後、切離ドラム31の外周面から強制 に離反させると、感熱接着剤層MAにおける基 材MMに形成された切目MCに対応する部分が破 し、図6に示すように、切目MCで囲われた感 ラベルLとなる部分だけが切離ドラム31の外 面に吸引保持されたまま、その外側の不要 分だけが切離ドラム31の外周面から離反する ことになり、これによって、ラベル形成材M ら所定形状の感熱ラベルLが切り離され、ラ ル受渡位置βまで搬送されるようになって る。

 前記ラベル貼着ユニット40は、図1に示す うに、ラベル受渡位置γにおいて、ラベル 渡手段50から引き渡される感熱ラベルを、そ の貼着面(感熱接着剤層MAの外面)が外側を向 ように、外周面に吸引保持する貼着ドラム41 と、この貼着ドラム41に吸引保持された感熱 ベルLを加熱することによって感熱接着剤層 MAを活性化させる赤外線ヒータ42とを備えて り、貼着ドラム41の外周面に吸引保持された 感熱ラベルを、貼着ドラム41が自転すること よってラベル貼着位置δまで搬送し、ラベ 貼着位置δにおいて、前記ボトル搬送ユニッ ト60によって搬送されてくるPETボトルBの胴部 外周面に感熱ラベルの貼着面を接触させるこ とにより、PETボトルBの胴部外周面に感熱ラ ルを貼着するようになっている。

 前記ラベル受渡ユニット50は、同図に示 ように、外周面が、ラベル受渡位置β、γに いて切離ドラム31の外周面及び貼着ドラム41 の外周面にそれぞれ近接するように設置され た受渡ドラム51を備えており、この受渡ドラ 51は、切離ドラム31から引き渡される感熱ラ ベルを、その基材MM側が外側を向くように、 周面に吸引保持することによって受け取り 自転することによってラベル受渡位置γま 搬送するようになっている。

 前記ボトル搬送ユニット60は、同図に示 ように、図示しないベルトコンベア等によ て搬送されてくる複数のPETボトルBを、所定 間隔を開けてラベル貼着位置δに順次供給 るスクリューコンベア62及びスターホイール 63からなるボトル供給部61と、ラベル貼着位 δに供給されたPETボトルBを貼着ドラム41の外 周面に接触させ、貼着ドラム41の回転力によ て自転させながら送り出すように、PETボト Bを貼着ドラム41の外周面に沿って案内する トルガイド64と、ラベル貼着位置δから送り 出されたPETボトルBを搬出するベルトコンベ 等からなるボトル排出部65とから構成されて おり、PETボトルBがラベル貼着位置δにおいて 貼着ドラム41に接触しながら自転することで 貼着ドラム41の外周面に吸引保持された感 ラベルがPETボトルBの胴部外周面に巻き付き がら貼着されるようになっている。

 前記回収ユニット70は、同図に示すよう 、ラベル切離ユニット30によって感熱ラベル が切り離されたラベル形成材Mの不要部分を ール状に巻き取る、モータ駆動される巻取 ール71と、ラベル切離ユニット30の切離ドラ 31との間にラベル形成材Mを挟み込んで巻取 ール71側に送出する送出ローラ72とを備えて おり、送出ローラ72によって送出されたラベ 形成材M(不要部分)が巻取リール71に巻き取 れるようになっている。

 前記巻取リール71を定速で回転させると 巻取リール71に巻き取られたラベル形成材M( 要部分)の巻取径が大きくなるに従って、ラ ベル形成材M(不要部分)の巻取速度も大きくな るので、この回収ユニット70では、巻取初期 階で、送出ローラ72によるラベル形成材M(不 要部分)の送出速度と巻取リール71によるラベ ル形成材M(不要部分)の巻取速度とがバランス するように、巻取リール71及び送出ローラ72 回転速度が設定されており、巻取リール71に 巻き取られたラベル形成材M(不要部分)の巻取 径が大きくなると、巻取リール71がスリップ て送出ローラ72によるラベル形成材M(不要部 分)の送出速度に追従するようになっている

 以上のように、この感熱ラベラー1は、ラ ベル形成材Mをレーザー切断ユニット20によっ て順次レーザー切断することで、感熱接着剤 層MAが繋がった状態で、所定形状の感熱ラベ Lを切り離すための切目MCを基材MMに所定ピ チで形成し、このラベル形成材Mからラベル 離ユニット30によって感熱ラベルLを切り離 ようにしたので、ダイカットロールによっ ラベル形成材を打ち抜くことで感熱ラベル 形成する場合のように、ダイカットロール 刃の劣化や型替えに伴って、高価なダイカ トロールを頻繁に交換する必要がないと共 ダイカットロールの刃の劣化を最小限に抑 るための難しい調整を行う必要もなく、型 えや切断量の調整については、レーザー切 ユニット20の制御プログラムを変更するだ で対応することができる。従って、ダイカ トロールによってラベル形成材を打ち抜く とで感熱ラベルを形成する感熱ラベラーに べてランニングコストを抑えることができ と共に、そういった感熱ラベラーで行わな ればならない時間とコストのかかる型替え 不要になる。

 特に、この感熱ラベラー1では、ラベル形 成材Mをレーザー切断することによって感熱 ベルLを切り離すための切目MCを基材MMに形成 しても、切目MCによって区画される基材MMの 側領域に対応する部分と外側領域に対応す 部分とが感熱接着剤層MA部分で繋がっている ので、感熱ラベルLとなる部分が脱落するこ がない。従って、レーザー切断ユニット20の 制御が複雑になる、湾曲した吸引ドラムの外 周面上にラベル形成材Mを吸引保持した状態 レーザー切断する必要がなく、ラベル形成 Mの走行ラインにおける直線部分でレーザー 断することができるので、ラベル形成材Mに 所定形状の切目MCを精度良く形成することが きる。

 図7は他の実施形態を示している。この感 熱ラベラー1aは、基本的に上述した感熱ラベ ー1と同様の構成を有しているが、レーザー 切断ユニット20が、上述したラベル切離ユニ ト30の切離ドラム31と同一構成の切断搬送ド ラム(吸引ドラム)31aの外周面上において、ラ ル形成材Mを感熱接着剤層MA側からレーザー ームを照射してレーザー切断することで、 定形状の感熱ラベルを切り抜くようになっ おり、レーザー切断ユニット20が、ラベル 成材Mの基材MM及び印刷層MPだけでなく、感熱 接着剤層MAについても完全に切断する点で、 述した感熱ラベラー1とはその構成を異にし ている。

 従って、この感熱ラベラー1aでは、上述 た感熱ラベラー1のように、レーザー出力〔W 〕をレーザー走査速度〔mm/sec〕で除した係数 〔W・sec/mm〕が0.005~0.05の範囲内に収まるよう 、レーザー切断ユニット20のレーザー出力 レーザー走査速度を微妙に調整する必要が い。

 また、この感熱ラベラー1aも、上述した 熱ラベラー1と同様に、型替えや切断量の調 については、レーザー切断ユニット20の制 プログラムを変更するだけで対応すること できるので、ダイカットロールによってラ ル形成材を打ち抜くことで感熱ラベルを形 する感熱ラベラーに比べてランニングコス を抑えることができると共に、そういった 熱ラベラーで行わなければならない時間と ストのかかる型替えが不要になる。

 なお、上述した各実施形態では、感熱ラ ルLを、受渡ドラム51を介して、切離ドラム3 1や吸引ドラム31aから貼着ドラム41に引き渡す ようにしているが、これに限定されるもので はなく、ラベル形成材Mを、その基材MM側が外 側を向くように、切離ドラム31や吸引ドラム3 1aの外周面に吸引保持することができるので れば、受渡ドラム51を設けることなく、感 ラベルLを切離ドラム31や吸引ドラム31aから 着ドラム41に直接引き渡せばよい。

 また、上述した各実施形態では、基材MM 裏面側に印刷層MPが形成されたラベル形成材 Mから感熱ラベルLを形成する場合について説 したが、これに限定されるものではなく、 刷層は基材の表面側に形成されていてもよ 、印刷層が存在しないものであってもよい

 以上のように、本発明に係る感熱ラベラー 、ラベル形成材をレーザー切断ユニットに って順次レーザー切断することで、感熱接 剤層が繋がった状態で、所定形状の感熱ラ ルを切り離すための切目を基材に所定ピッ で形成し、このラベル形成材からラベル切 ユニットによって感熱ラベルを切り離すよ にしたので、ダイカットロールによってラ ル形成材を打ち抜くことで感熱ラベルを形 する場合のように、ダイカットロールの刃 劣化や型替えに伴って、高価なダイカット ールを頻繁に交換する必要がなく、ダイカ トロールの刃の劣化を最小限に抑えるため 難しい調整を行う必要もないので、ランニ グコストを抑えるのに有用であり、従来の うな型替えも不要になる。
 特に、この感熱ラベラーでは、ラベル形成 をレーザー切断することによって感熱ラベ を切り離すための切目を基材に形成しても 切目によって区画される基材の内側領域に 応する部分と外側領域に対応する部分とが 熱接着剤層部分で繋がっているので、感熱 ベルとなる部分が脱落することがない。従 て、レーザー切断ユニットの制御が難しい 湾曲した吸引ドラムの外周面上にラベル形 材を吸引保持した状態でレーザー切断する 要がなく、ラベル形成材の走行ラインにお る直線部分でレーザー切断することが可能 、ラベル形成材に所定形状の切目を精度良 形成するのに適している。
 また、本発明に係る他の感熱ラベラーは、 ベル形成材をレーザー切断ユニットによっ 順次レーザー切断することで、所定形状の 熱ラベルを切り取るようにしたので、上記 熱ラベラーと同様に、ダイカットロールに ってラベル形成材を打ち抜くことで感熱ラ ルを形成する場合に比べて、ランニングコ トを抑えるのに有用であり、従来のような 替えも不要になる。