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Title:
VALVE OPENING DEGREE DETECTION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/117344
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] A valve opening degree detection device using a reduced number of parts, occupying less space, allowing multiple switches to be adjusted by a single adjustment, performing ON/OFF control of a switch at a desired angle, and enhancing work efficiency. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] The valve opening degree detection device has a detection shaft rotating in synchronism with a valve rod corotating with a valve body of a valve device. A worm gear is connected to the detection shaft so as to corotate with it, a tubular member is rotatably fitted over the detection shaft, and a cam having a worm wheel meshing with the worm gear is corotatably connected to the tubular member. The limit switches are operated by the above construction.

Inventors:
KAMEZAWA JIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/053553
Publication Date:
October 02, 2008
Filing Date:
February 26, 2007
Export Citation:
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Assignee:
TOMOE TECHNICAL RES COMPANY LT (JP)
KAMEZAWA JIRO (JP)
International Classes:
F16K37/00; F16K31/04; H01H19/62
Foreign References:
JPS4836677A1973-05-30
JPH09304109A1997-11-28
JPH11224567A1999-08-17
JPS4530427B1
JPS57190976U1982-12-03
JPH0617969A1994-01-25
JP2004019937A2004-01-22
EP0414970A11991-03-06
Attorney, Agent or Firm:
TAKEUCHI, Hiroshi (1 Kojimachi 4-Chom, Chiyoda-kuTokyo 83, JP)
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Claims:
 バルブ装置の弁体と一体に回動する弁棒と同期して回動する検出軸を有し、該検出軸に筒状部材を回動自在に挿着し、該筒状部材に少なくとも弁体の全閉と全開位置に整合してリミットスイッチを作動するカムを回転方向を一体にして取り付けると共に、前記検出軸と筒状部材とを連結位置の変更を自在にして相互に連結したことを特徴とする弁の開度検出装置。
検出軸にウォームギアを固定し、該ウォームギアと噛合するウォームホイールを筒状部材に取り付け、ウォームギアとウォームホイールの相対的回動を筒状部材に伝達して検出軸と筒状部材の連結位置を変更自在となし、筒状部材の回動によりカムとリミットスイッチとの当接位置を変更可能としたことを特徴とする請求項1記載の弁の開度検出装置。
  筒状部材に、その一端から筒方向に所定の幅のスリットを形成し、該スリットに係入する突部を備えたカムを筒状部材に外挿して、カムと筒状部材を回転方向に一体化したことを特徴とする請求項1又は2記載の弁の開度検出装置。
 カムと突部の位置を適宜に設定することにより、カムによるリミットスイッチの作動位置をカム毎に設定し得るように構成し、作動位置の異なる複数のカムを筒状部材に外挿することにより、カム毎に異なった作動位置でリミットスイッチを動作させるようにしたことを特徴とする請求項3記載の弁の開度検出装置。
 ウォームギアと噛合するウォームホイールは、好ましくは筒状部材に外挿される一つのカム若しくは筒状部材に一体的に設けられ、該ウォームホイールを備えたカムを介して筒状部材並びに筒状部材に外挿された他のカムが一体に回動して、カムとリミットスイッチの当接位置の変更、調整を可能としたことを特徴とする請求項2記載の弁の開度検出装置。
 カムの平面形状が、該カムに形成された穴と、該穴の直径方向における中心からの半径が比較的大きくなって半径方向外向きに突出した大径部とを有し、この大径部がリミットスイッチを押圧してON/OFF作動させるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の弁の開度検出装置。
 筒状部材に対して回転を一体とするように連結される各々のカムが、それぞれ該カムの穴部に形成された突起の位置に対する大径部の形成位置がそれぞれ異なるように構成され、カムそれぞれのリミットスイッチをON/OFF作動させるタイミングが相異するように構成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の弁の開度検出装置。
  筒状部材の軸方向に挿着された複数のカムの間に、カムを所定の間隔で保持するスペーサーを配置したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の弁の開度検出装置。
 スペーサーは、カムに一体に立設された板状の立上部であることを特徴とする請求項8記載の弁の開度検出装置。 
Description:
弁開度検出装置

  本発明は、バルブ装置の弁体の全閉、 開位置の検出や、弁体駆動用モータのON/OFF 御信号を発信するための装置に関し、特に 体の全開・全閉位置の検出やモータのON/OFF 御信号を発信するためのリミットスイッチ 作動位置の確定若しくはその変更を容易、 つ確実に行い得るようにした弁開度検出装 に関する。

 バタフライバルブやボールバルブ等のバ ブ装置における弁体の駆動に用いるアクチ エータは、電動モータを駆動源とするもの 多い。この種のアクチュエータは、バルブ 置の弁体を回動する弁棒に連結される出力 を有し、この出力軸若しくは弁棒に同期す 検出軸に取り付けられたカムと、このカム 作動するリミットスイッチとにより、弁体 全閉、全開位置を検出して、電動モータをO N/OFFし、弁体を全閉若しくは全開位置にして る。このような弁開度検出装置は、例えば 実公平7-10147号公報(特許文献1)や特開平8-2155 5号公報(特許文献2)等に開示されている。

  特許文献1に開示されているものは、弁 を駆動する出力軸に取り付けられたリミッ カムが所定角度回転すると、該リミットカ の下方位置に取り付けられたリミットドッ が、リミットスイッチのストライカと当接 て、該リミットスイッチをON/OFF制御するこ が出来るように構成されている。しかしな ら、この公知の装置は、リミットスイッチ ッグとリミットストライカが、それぞれ位 の微調整が可能なようにネジで固定されて り、弁開度全閉位置の調整には、それらの ジを個々に緩めてずらしたり、締めて固定 たりして微調整しながら調整作業を行なう 要がある上、リミットドッグ固定のために ジを締める際に位置がずれてしまう可能性 ある。更に、このような調整は、構成部品 々のバラツキや嵌合部の微妙なガタツキの 積もあって、リミットスイッチの数だけ個 に行なう必要があり、作業が困難な上、大 時間が掛かるもので、調整不備による品質 低下を招く畏れがあった。

 特許文献2に開示されているものは、全閉位 置の調整等を実施し得るようにするために個 々のリミットスイッチを並進移動し得るよう にして、微調整可能に構成されている。しか しながら、このような弁の開度検出装置は、 部品点数が多く、構造上リミットスイッチの 数が増えると広いスペースが必要となる上、 全閉位置の微調整にはリミットスイッチの数 だけ調整が必要で調整作業が煩わしくなると いう問題があった。

実公平7-10147号公報

特開平8-21555号公報

  本発明は、上記問題点に鑑みてなされ ものであり、部品点数が少なく、省スペー でありながら、1回の調整で複数のリミット イッチの調整が可能であって、所望の角度 スイッチのON/OFF制御を行い得、作業効率の 上を図ることが出来る弁の開度検出装置を 供せんとするものである。

 上記課題を解決するために本発明が採っ 手段は、バルブ装置の弁体と一体に回動す 弁棒と同期して回動する検出軸を有し、該 出軸に筒状部材を回動自在に挿着し、該筒 部材に少なくとも弁体の全閉と全開位置に 合してリミットスイッチを作動するカムを 転方向を一体にして取り付けると共に、前 検出軸と筒状部材とを連結位置の変更を自 にして相互に連結したことを特徴とし、検 軸と筒状部材との連結は、例えば検出軸に ォームギアを固定し、該ウォームギアと噛 するウォームホイールを筒状部材に取り付 、ウォームギアとウォームホイールの相対 回動を筒状部材に伝達して検出軸と筒状部 の連結位置を変更自在となし、筒状部材の 動によりカムとリミットスイッチとの当接 置を変更可能としたことを特徴とする。

 筒状部材に、その一端から筒方向に所定 幅のスリットを形成し、該スリットに係入 る突部を備えたカムを筒状部材に外挿して カムと筒状部材を回転方向に一体化したこ を特徴とする。カムと突部の位置を設定す ことにより、カムによるリミットスイッチ 作動位置をカム毎に設定することが可能で り、作動位置の異なる複数のカムを筒状部 に外挿することにより、カム毎に異なった 動位置でリミットスイッチを動作させるこ が可能となる。

  ウォームギアと噛合するウォームホイ ルは、好ましくは筒状部材に外挿される一 のカム若しくは筒状部材に一体的に設けら 、該ウォームホイールを備えたカムを介し 筒状部材並びに筒状部材に外挿された他の ムが一体に回動して、カムとリミットスイ チの当接位置の変更、調整を可能としたこ を特徴とする。

 カムの平面形状が、該カムに形成された 記穴の直径方向における中心からの半径が 較的大きくなって半径方向外向きに突出し 大径部を有し、この大径部がリミットスイ チを押圧してON/OFF作動させるように形成さ ていることを特徴とする。

 筒状部材に対して回転を一体とするよう 連結される各々のカムが、それぞれ該カム 穴部に形成された突起の位置に対する大径 の形成位置がそれぞれ異なるように構成さ 、カムそれぞれのリミットスイッチをON/OFF 動させるタイミングが相異するように構成 れることを特徴とする。

  筒状部材の軸方向に挿着された複数の ムの間に、カムを所定の間隔で保持するス ーサーを配置したことを特徴とし、好まし は、該スペーサーは、カムに一体に立設さ た板状の立上部とするが、カムとは別体の 材であっても良いことは勿論である。

  本発明は、ウォームギアを有する検出 と、この検出軸と同軸上を該検出軸と独立 て回動し得る筒状部材に対し、着脱自在な 数のカムを一体に回動するように装着して 一体的に回動する筒状部材と複数のカムと らなるカムユニットを構成している。そし 、このカムユニットをなす複数のカムのう 少なくとも1つのカムに、上記ウォームギア 噛合し得るウォームホイールを一体的に形 して、検出軸と一体的に回動するウォーム アに噛合するようになっている。これによ て、ウォームギアを適当に回動させること 、検出軸に対して、その同軸上をカムユニ トが一体的且つ相対的に適宜の角度回転さ ることを可能とした。従って、1度の回転位 置調整によって、複数のリミットスイッチの 調整が可能であり、ウォームギアとウォーム ホイールの各歯やピッチを適当に細かくすれ ば、簡単に微調整が出来る上、調整には工具 を必要としないという効果がある。

 本発明によれば、バルブ装置の弁体の全 、全開位置の検出や、弁体駆動用モータのO N/OFF制御位置の検出或いは、リミットスイッ の作動位置の確定を的確に行なうことが可 であり、且つ確実に行なうことが出来る。

 また、弁の開度検出装置を上記の如くの 成にしたことによって、部品点数を少なく ることが出来、省スペース化を図ることが 能となる上、所望の角度でスイッチのON/OFF 御を行うことが可能となる。更に、リミッ スイッチを増設する場合でも、部品点数や 有スペースは殆ど変わらずに、増設分のリ ットスイッチもON/OFF制御を行うことが可能 ある。逆に、リミットスイッチの数を減ら 場合にあっては、カムの代わりにパイプ状 スペーサーを筒状部材に装着するだけで済 という利点があって、作業効率の向上を図 ことが出来るという効果がある。

 本発明の実施の形態を、以下に添付図面 参照しながら詳細に説明する。図1において 、(1)はカムユニットであり、(2)はリミットス イッチユニットである。図1は、本発明を適 した、カムユニット(1)と、リミットスイッ ユニット(2)とを備えてなるバルブ装置(図示 ず)における弁の開度検出装置(3)全体の斜視 図である。図1に示すように、本実施態様の の開度検出装置(3)は、該装置(3)を構成する 部品を収納しつつ所定の配置に配設するた の上部が開口した有底の略箱状のケーシン (4)と、この上部の開口を閉塞する略板状の 体(5)とを有する。ケーシング(4)内のほぼ中 部には、該ケーシング(4)の底面から垂直に ち上がった検出軸(6)を含んで構成されるカ ユニット(1)が配設される。このカムユニッ (1)の直ぐ隣には、該カムユニット(1)に近接 せてリミットスイッチユニット(2)が配設さ 、該カムユニット(1)の所定の動作に連動し ON/OFF操作がなされるようになっている。

 カムユニット(1)の主要な構成部品である 出軸(6)は、ケーシング(4)のほぼ中央に貫穿 れた検出軸(6)を取り付けるための固定穴(7) 装着され、ケーシング(4)底部の裏面側にお て固定具(7a)(7b)(7c)(7d)(7e)によって回動自在 立設される。検出軸(6)の上部には、該検出 (6)の傾倒を防止する、上部に円孔(8)が穿孔 れた略π字形の支持具(9)が取り付けられ、そ の基端部(10)(10)がボルト(11)(11)でケーシング(4 )に固定される。この検出軸(6)の上端部には 該検出軸(6)と一体に回動する開度指示針(12) 取り付けられ、該開度指示針(12)の直下には 、上記支持具(9)に対して固定された開度表示 板(13)があって、これら開度指示針(12)と開度 示板(13)との相対的な回転位置関係によって 、バルブ装置の弁の開度を視覚的に認識する ことが出来るようになっている。勿論、蓋体 (5)は、開度表示板(13)や開度指示針(12)を外部 ら視認することが出来るように一部乃至全 が透明になっていることは言うまでもない

 ケーシング(4)内には、大小1つずつの端子 ユニット(14)(15)が配設され、上記リミットス ッチユニット(2)を構成する各リミットスイ チ(16a)(16b)(16c)(16d)と、外部の電源やアクチ エータに搭載される弁駆動用の電動モータ (図示せず)と、簡単に電気的に接続できるよ うに構成される。その際のリード線を出し入 れするため、ケーシング(4)の側壁の所定箇所 には、内外に連通したリード線用穴(17)が形 される。

  図2は、弁の開度検出装置(3)の分解斜視 である。図2を参照して、カムユニット(1)は 、検出軸(6)と、ウォームギア(18)と、このウ ームギア(18)が検出軸(6)と一体に回転するよ に該検出軸(6)に対してウォームギア(18)を固 設するためのウォームギア取付具(19)とから る、互いに常時一体的に回動する第1の一体 転部(20)を有する。また、カムユニット(1)は 、検出軸(6)に対して回転自在に挿着される横 断面略C字形の筒状部材(21)と、この筒状部材( 21)に対して着脱自在に挿着され且つ該筒状部 材(21)と一体に回転する複数のカム(22a)(22b)(22c )(22d)とからなる第2の一体回転部(23)を有する 第2の一体回転部(23)は、その構成要素であ 筒状部材(21)と複数のカム(22a)(22b)(22c)(22d)と 、互いに常時一体に回動するが、上記検出 (6)に対しては相対的に回動し得るものであ 。筒状部材(21)に装着されるカム(22a)(22b)(22c)( 22d)の内、少なくとも1つのカム(22a)は、上記 出軸(6)に固設されたウォームギア(18)と噛合 るウォームホイール部(24)が一体的に形成さ れ、第1の一体回転部(20)に対して第2の一体回 転部(23)を装着する際に、該カム(22a)に形成さ れたウォームホイール部(24)を、該ウォーム ア(18)に噛合させる。この状態を示したのが 3である。

 図3に示すように、ウォームギア(18)は、 の回転軸が、検出軸(6)の回転軸に対して垂 に配設され、ウォームホイール部(24)は、該 出軸(6)の回転軸と同軸上を回転するように 設される。ウォームギア(18)には、その回転 軸を中心として回転する円板状のハンドル(25 )が固設され、該ハンドル(25)を回転させるこ によって、その同軸上をウォームギア(18)が 回転するようになっている。このウォームギ ア(18)の回転は、検出軸(6)と同軸上を回転す ウォームホイール部(24)に伝達される。従っ 、上記ハンドル(25)を適当に回転させること で、その回転量に応じて、第1の一体回転部(2 0)に対して第2の一体回転部(23)を相対的に回 させることが出来るように構成される。勿 検出軸(6)は、バルブ装置における弁体の開 時の回転軸をなす弁棒と同期して回動する のであり、該弁棒を回動させると、これに 期しつつその回転量に応じて検出軸(6)も回 するようになっている。

 図2乃至図5に示すように、検出軸(6)は、 定の長さ及び外径を有する円柱状をなすも であり、筒状部材(21)は該検出軸(6)の外径と ぼ同等の内径を有する略円筒状をなし、検 軸(6)の長さよりも若干短く設定されるもの ある。筒状部材(21)には、その下端から上端 にかけて一定の幅のスリット(26)が形成され 。この筒状部材(21)に着脱自在に外挿され且 該筒状部材(21)と一体に回動する各カム(22a)( 22b)(22c)(22d)は、所定の平面形状に形成された 属製の平板をプレス成形することによって 体的形状に形成されるものであり、筒状部 (21)の軸方向に対して垂直な平面部と、この 平面部から垂直に立ち上がった垂直部とから なる。各々のカム(22a)(22b)(22c)(22d)の平面部の ぼ中央部には、上記筒状部材(21)の外径とほ ぼ同等の直径の略円形の挿通穴(27a)(27b)(27c)(27 d)が貫穿される。この挿通穴(27a)(27b)(27c)(27d) 所定の部位には、上記筒状部材(21)に形成さ るスリット(26)の幅と同程度の幅で、該挿通 穴(27a)(27b)(27c)(27d)の中心に向かって若干突出 て凸設される凸部(28a)(28b)(28c)(28d)を有する

 カム(22a)(22b)(22c)(22d)を筒状部材(21)に外挿 る際には、上記凸部(28a)(28b)(28c)(28d)の位置 該筒状部材(21)のスリット(26)に嵌め合わせつ つ該筒状部材(21)を該カム(22a)(22b)(22c)(22d)の挿 通穴(27a)(27b)(27c)(27d)に挿通するようにして外 する。このように構成することで、筒状部 (21)に対してカム(22a)(22b)(22c)(22d)を着脱自在 外挿可能にすると共に、該筒状部材(21)の回 転と一体にカム(22a)(22b)(22c)(22d)を回転させる とを可能とするようになっている。そして カム(22a)(22b)(22c)(22d)の挿通穴(27a)(27b)(27c)(27d) の周縁部には、平面部から垂直に立ち上がっ た傾倒防止部(29a)(29b)(29c)(29d)が形成され、カ (22a)(22b)(22c)(22d)を筒状部材(21)に装着した状 で、該筒状部材(21)に対して該カム(22a)(22b)(2 2c)(22d)が傾倒することを防止するようになっ いる。カム(22a)(22b)(22c)(22d)の平面外形は、 円形をなしているが、挿通穴(27a)(27b)(27c)(27d) の中心からの半径が小さい小径部(30a)(30b)(30c) (30d)と、大きい半径の大径部(31a)(31b)(31c)(31d) を有する。小径部(30a)(30b)(30c)(30d)から大径部 (31a)(31b)(31c)(31d)に至る周縁部には、平面部か 垂直に所定の高さ立ち上がった立上部(32a)(3 2b)(32c)(32d)を有し、且つその直径位置に相当 る部位にも所定の高さ立ち上がった比較的 身の立上部(33b)(33c)(33d)を有し、スペーサー 役割を果たすようになっている。

 本実施態様のカム(22a)(22b)(22c)(22d)は、合 で4つあり、筒状部材(21)を中心軸として4段 ねに配設される。このように構成されるカ (22a)(22b)(22c)(22d)の内、最上段に位置する1つ カム(22a)は、図4に示すように、その平面部 外周部の一部にノコギリ刃状に形成される 上記ウォームギア(18)に噛合させるウォーム イール部(24)を有し、ウォームホイール一体 型のカム(22a)をなしている。勿論、このよう ノコギリ刃状のウォームホイール部(24)は、 最上段以外のカム(22b)(22c)(22d)には形成する必 要はなく、最上段以外のカム(22b)(22c)(22d)は、 凡そ図5に示すような形状に形成される。つ り、これらのように形成されるカム(22b)(22c)( 22d)を、順次筒状部材(21)に外挿し、第2の一体 回転部(23)を構成して、これを第1の一体回転 (20)に対して外挿しつつ最上段に位置するウ ォームホイール状をなすカム(22a)のウォーム イール部(24)を、第1の一体回転部(20)のウォ ムギア(18)に噛合して、これら第1の一体回 部(20)と第2の一体回転部(23)が、相対的に回 位置をずらすことが可能でありながらも、 いに一体に回転することが出来るように外 される。

  本実施態様のリミットスイッチユニッ (2)は、図2、図6に示すように、それぞれ独立 した全く同じリミットスイッチ(16a)(16b)(16c)(16 d)を、全く同じ向きで4段重ねにして、ボルト (34)でケーシング(4)に固設してなる。個々の ミットスイッチ(16a)(16b)(16c)(16d)は、リミット スイッチ本体(35a)(35b)(35c)(35d)と、該リミット イッチ本体(35a)(35b)(35c)(35d)の一側面部にロ ラー(36a)(36b)(36c)(36d)を備えたストライカ(37a)( 37b)(37c)(37d)が配設され、別の一側面部に、該 トライカ(37a)(37b)(37c)(37d)の押し込みによっ 回路が開閉されるスイッチ(38a)(38b)(38c)(38d)に 連結された端子(39a)(39b)(39c)(39d)が設けられて る。

  上述のように構成されるカムユニット(1 )と、リミットスイッチユニット(2)とは、図6 示すように、互いに近接的に配設される。 れぞれ最上部に位置するカム(22a)と最上部 位置するリミットスイッチ(16a)とが対応し、 上から2段目に位置するカム(22b)と上から2段 に位置するリミットスイッチ(16b)とが対応し 、上から3段目に位置するカム(22c)と上から3 目に位置するリミットスイッチ(16c)とが対応 し、最下段に位置するカム(22d)と最下段に位 するリミットスイッチ(16d)とが対応するよ になっている。

  このカムユニット(1)の4段重ねのカム(22a )(22b)(22c)(22d)は、それぞれ平面形状が異なっ いる。特に、小径部(30a)(30b)(30c)(30d)から大径 部(31a)(31b)(31c)(31d)に至る基端部位(40a)(40b)(40c)( 40d)と、挿通穴(27a)(27b)(27c)(27d)の周縁に形成し た凸部(28a)(28b)(28c)(28d)との相対的な位置が、 々のカム(22a)(22b)(22c)(22d)によって異なるよ に予め設定される。このため、図6から分か ように、最下段に位置するカム(22d)が、最 段に位置するリミットスイッチ(16d)のストラ イカ(37d)のローラー(36d)に触れている状態で っても、上から3段目のカム(22c)とそれに対 する上から3段目のリミットスイッチ(16c)と 互いに触れていない、触れる直前状態にあ て、それ以上、上段に位置するカム(22a)(22b) リミットスイッチ(16a)(16b)とは全く触れてい ないという状態になるように構成されている 。この状態を平面視したのが図7である。尚 カム(22a)(22b)(22c)(22d)の小径部にリミットスイ ッチ(16a)(16b)(16c)(16d)のローラー(36a)(36b)(36c)(36d )が位置している状態では、カム(22a)(22b)(22c)(2 2d)とリミットスイッチ(16a)(16b)(16c)(16d)とは互 にドリフト状態にあってON/OFF操作は行なわ ない。

  図7に示すように、最上段に位置するカ (22a)の小径部(30a)から大径部(31a)に変化する 端部位(40a)に対する上から2段目に位置する ム(22b)の小径部(30b)から大径部(31b)に変化す 基端部位(40b)の相対的な角度のずれは、1°~3 °程度である。そして、最上段に位置するカ (22a)の小径部(30a)から大径部(31a)に変化する 端部位(40a)に対する上から3段目のカム(22c) 小径部(30c)から大径部(31c)に変化する基端部 (40c)の相対的な角度のずれは90°になってい 。更に、最上段に位置するカム(22a)の小径 (30a)から大径部(31a)に変化する基端部位(40a) 対する最下段に位置するカム(22d)の小径部(30 d)から大径部(31d)に変化する基端部位(40d)の相 対的な角度のずれは87~89°になっている。

 こうして、例えば、4つのリミットスイッ チを使用する場合、最上段を全閉用リミット スイッチ(16a)、上から2番目を閉側予備リミッ トスイッチ(16b)、3番目を全開用リミットスイ ッチ(16c)、最下段を全開予備リミットスイッ (16d)として使用する。全閉用と全開用リミ トスイッチ(16a)(16c)はb接点で使用し、閉側、 開側予備リミットスイッチ(16b)(16d)は、a接点 使用する。弁が全閉の時、最上段に位置す カム(22a)と上から2番目のカム(22b)は、それ 対応するリミットスイッチ(16a)(16b)を作動さ ている。最上段のリミットスイッチ(16a)は モータ用電気回路を「開」とし、モータに 通電せず、全閉表示ランプ表示回路は「閉 となり、全閉表示ランプを点灯させる。2番 のリミットスイッチ(16b)は、他の機器に弁 閉」信号を発信している。

 ここで、モータを開方向に回転させると モータの回転に伴って、弁は開方向に回動 る。全閉から弁が開方向に作動し、最上段 カム(22a)がリミットスイッチ(16a)から離脱す ると、全閉ランプ表示の電気回路は「閉」と なってランプが消灯し、モータの閉側電気回 路は「閉」となってスタンバイ状態となる。 弁が全閉位置から1~3゜回動すると、2番目の ム(22b)が、リミットスイッチ(16b)から離脱し 予備の弁「閉」信号発信を停止する。さら 、弁が弁開度87~89゜近辺まで回動すると、 下端のカム(22d)がリミットスイッチ(16d)を作 させ、予備の「開」信号を発信し、弁が90 まで回動すると、上から3番目のカム(22c)が ミットスイッチ(16c)を作動させて、モータ電 気回路を「開」にして、モータへの通電を停 止し、全開ランプ表示用電気回路を「閉」に して全閉表示ランプを点灯させる。閉側、開 側の予備スイッチは、弁の開度から他の機器 を作動させるための接点信号として取り出さ れ、利用される。

本実施態様の弁の開度検出装置全体の 視図 同装置の分解斜視図 同装置におけるカムユニットの斜視図 ウォームホイール型のカムの斜視図 最上段以外の(上から2段目の)カムの斜 図 カムユニットとリミットスイッチユニ トとの配設関係を示す斜視図 リミットスイッチに対するカムユニッ の回動を示す平面図

符号の説明

 1  カムユニット
 2  リミットスイッチユニット
 3  弁の開度検出装置
 4  ケーシング
 5  蓋体
 6  検出軸
 7 固定穴
 7a~e  固定具
 8  円孔
 9  支持具
 10  基端部
 11  ボルト
 12  開度指示針
 13  開度表示板
 14  端子ユニット
 15  端子ユニット
 16a~d  リミットスイッチ
 17  リード線用穴
 18  ウォームギア
 19  ウォームギア取付具
 20  第1の一体回転部
 21  筒状部材
 22a~d  カム
 23  第2の一体回転部
 24  ウォームホイール部
 25  ハンドル
 26  スリット
 27a~d  挿通穴
 28a~d  凸部
 29a~d  傾倒防止部
 30a~d  小径部
  31a~d 大径部
  32a~d 立上部
  33b~d 立上部
  34 ボルト
  35a~d  リミットスイッチ本体
  36a~d ローラー
  37a~d ストライカ
  38a~d スイッチ
  39a~d 端子
  40a~d 基端部位