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Patent Searching and Data


Title:
VEHICLE AXLE BEARING DEVICE WITH ROTATIONAL SPEED DETECTING APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/139179
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a vehicle axle bearing apparatus with a rotational speed detecting device attached that prevents adverse effects on internal wiring of a harness, improves ease of assembly by simplifying securing of the harness, and improves reliability by ensuring desired detection precision over long periods of time. A cover (17) is provided with a fitting portion (17a) that is press-fit into an outer member (5), a circular guard plate (17b) affixed to an end face (5c) of the outer member (5), a bottom portion (17c) extending inward in the diameter direction, and an inner diameter portion (17d) extending in the axial direction, a securing portion (22) being formed to one location in a circumferential direction outside the diameter direction of the bottom portion (17c), a notch (22a) being formed therein and linking with a holding portion (20), a contact seal (24) being mounted between the cover (17) and an inner wheel (2), the contact seal (24) comprising a core (25) that is press-fit into the inner diameter portion (17d) and a sealing member (26) having a pair of radial lips (26a, 26b) fitting thereinto, the contact seal (24) being in slidable contact with a small diameter portion (27) of the inner wheel (2) with a predetermined amount of play.

Inventors:
TORII AKIRA (JP)
YAMAMOTO KAZUNARI (JP)
ONO YUJIRO (JP)
TAKUBO TAKAYASU (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/002133
Publication Date:
November 19, 2009
Filing Date:
May 15, 2009
Export Citation:
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Assignee:
NTN TOYO BEARING CO LTD (JP)
TORII AKIRA (JP)
YAMAMOTO KAZUNARI (JP)
ONO YUJIRO (JP)
TAKUBO TAKAYASU (JP)
International Classes:
F16C41/00; F16C33/78; G01P1/02; G01P3/487
Foreign References:
JP2003307229A2003-10-31
JP2004263716A2004-09-24
JPH0383873U1991-08-26
JP2001301590A2001-10-31
JP3044312B22000-05-22
JP2002206547A2002-07-26
JP2003254985A2003-09-10
JPH07269084A1995-10-17
JPH01105797U1989-07-17
Attorney, Agent or Firm:
KOSHIKAWA, TAKAO (JP)
Takao Koshikawa (JP)
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Claims:
 外周に懸架装置に取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、
 一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に嵌合された内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
 この内方部材および前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、
 前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールと、
 前記外方部材のインナー側の端部外周に圧入された円環状のカバーと、
 このカバーに結合され、回転速度センサが包埋された合成樹脂製の保持部を有するセンサホルダとを備え、
 前記シールのうちインナー側のシールが、前記外方部材のインナー側の端部に内嵌され、鋼板からプレス加工により断面略L字状に形成された芯金、およびこの芯金に一体に接合されたシール部材からなる環状のシール板と、
 このシール板に対向して前記内輪の外径に圧入され、鋼板からプレス加工により断面略L字状に形成されたスリンガとからなると共に、
 このスリンガのインナー側の側面に、周方向に関する特性が交互にかつ等間隔に変化するエンコーダが接合され、このエンコーダが前記回転速度センサに所定の軸方向すきまを介して対峙された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、
 前記カバーが、前記外方部材のインナー側の端部に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向内方に延び、前記外方部材の端面に密着される鍔部と、この鍔部から径方向内方に延びる底部と、この底部から軸方向に延びる円筒状の内径部とを備え、前記底部の径方向外方の周方向一箇所に固定部が形成され、この固定部に切欠き部が形成されて前記保持部が一体に結合されると共に、前記カバーの内径部と前記内輪との間に接触シールが装着されていることを特徴とする回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
 前記内輪の外径に小径部が形成され、この小径部と前記カバーの内径部との間に前記接触シールが装着されている請求項1に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
 前記接触シールが、前記カバーの内径部に圧入される芯金と、この芯金に一体に接合されるラジアルリップを一体に有するシール部材からなり、前記ラジアルリップが前記内輪の外径に所定のシメシロを介して摺接されている請求項1または2に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
 前記接触シールが、前記内輪の外径に圧入される芯金と、この芯金に一体に接合されるラジアルリップを一体に有するシール部材からなり、前記ラジアルリップが前記カバーの内径部に所定のシメシロを介して摺接されている請求項1または2に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
 前記接触シールの芯金が鋼鈑からプレス加工によって断面略L字状に形成され、前記内輪の外径に圧入される円筒部と、この円筒部から径方向外方に延びる立板部とを有し、この立板部に前記シール部材が加硫接着によって接合されると共に、前記立板部またはシール部材のインナー側の側面に所定幅のフラット面が形成されている請求項4に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
 前記接触シールのラジアルリップが、径方向外方のインナー側に傾斜して延び、前記カバーの内径部に所定の径方向シメシロを介して摺接されている請求項4または5に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
 前記接触シールが径方向内方に傾斜して延びる小リップを一体に有し、前記内輪の小径部の角部に密着されている請求項4乃至6いずれかに記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
 前記接触シールの芯金が、前記円筒部から拡径部を介して径方向外方に延びる立板部を有し、前記拡径部に端縁シールが一体に接合され、前記内輪の小径部の外径に弾性接触されている請求項4乃至6いずれかに記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
 前記カバーの底部の路面から最も近い側の周方向一箇所にドレーン孔が穿設されている請求項1乃至8いずれかに記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
 前記ドレーンが、前記カバーの底部の周方向一箇所をコの字状に切欠き、この切り欠き部をインナー側に切り起すことによって形成されている請求項9に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
 前記ドレーンが、前記カバーの底部の周方向一箇所に一対のスリットが形成され、この部分をインナー側に切り起すことによって形成されている請求項9に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
 前記カバーがステンレス鋼鈑から形成されている請求項1乃至11いずれかに記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
 前記保持部が非磁性のポリフェニレンサルファイドで形成されている請求項1乃至12いずれかに記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
 前記接触シールの芯金がステンレス鋼鈑から形成されている請求項1乃至13いずれかに記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
 前記保持部からハーネスが径方向外方に垂直方向に延びている請求項1乃至14いずれかに記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
Description:
回転速度検出装置付き車輪用軸 装置

 本発明は、自動車等の車輪を回転自在に 承すると共に、この車輪の回転速度を検出 る回転速度検出装置が内蔵された回転速度 出装置付き車輪用軸受装置に関するもので る。

 自動車の車輪を懸架装置に対して回転自 に支承すると共に、アンチロックブレーキ ステム(ABS)を制御し、車輪の回転速度を検 する回転速度検出装置が内蔵された回転速 検出装置付き車輪用軸受装置が一般的に知 れている。従来、このような車輪用軸受装 は、転動体を介して転接する内方部材およ 外方部材の間にシール装置が設けられ、円 方向に磁極を交互に並べてなる磁気エンコ ダを前記シール装置に一体化させると共に 磁気エンコーダと、この磁気エンコーダに 面配置され、車輪の回転に伴う磁気エンコ ダの磁極変化を検出する回転速度センサと 回転速度検出装置が構成されている。

 前記回転速度センサは、懸架装置を構成 るナックルに車輪用軸受装置が装着された 、当該ナックルに装着されているものが一 的である。しかし、この回転速度センサと 気エンコーダとのエアギャップの調整作業 煩雑さを解消すると共に、よりコンパクト を狙って、最近では回転速度センサをも軸 に内蔵した回転速度検出装置付き車輪用軸 装置が提案されている。

 このような回転速度検出装置付き車輪用 受装置の一例として図17に示すような構造 知られている。この回転速度検出装置は、 輪50に外嵌されたエンコーダ51と、このエン ーダ51に対向して外方部材52の端部に装着さ れたセンサホルダ53と、このセンサホルダ53 装着され、エンコーダ51に軸方向のエアギャ ップを介して対峙する回転速度センサ54とを えている。エンコーダ51はシール56を構成す るスリンガ57の側面に接合されている。

 シール56は、断面略L字状に形成されたス ンガ57と、このスリンガ57に対向して外方部 材52装着され、断面略L字状に形成された環状 のシール板58とからなる。スリンガ57は、内 50に外嵌された円筒部57aと、この円筒部57aか ら径方向外方に延びる立板部57bとからなる。 一方、シール板58は、外方部材52の端部に内 される芯金59と、この芯金59に加硫接着され シール部材60とからなる。このシール部材60 はゴム等のエラストマからなり、スリンガ57 立板部57bに摺接するサイドリップ60aと、円 部57aに摺接するグリースリップ60bおよび中 リップ60cとからなる。

 センサホルダ53は、外方部材52に外嵌され た鋼板製のカバー55と、このカバー55に結合 れた合成樹脂製の保持部61とからなり、この 保持部61に回転速度センサ54が包埋されてい 。カバー55は、外方部材52の外嵌された円筒 の嵌合部55aと、この嵌合部55aから径方向内 に延びる鍔部55bと、この鍔部55bから軸方向 延びる底部55cとからなり、この底部55cに保 部61が結合されている。

 回転速度センサ54の出力はハーネス62によ って取り出され、図示しないABSの制御器に送 られる。ハーネス62は、保持部61に設けられ 取出し口63を介して結線されると共に、取出 し口63は、外側継手部材64の外周面の傾斜角β よりも大きく設定された傾斜角αに形成され いる。

 これにより、ハーネス62が垂れ下がって 側継手部材64と干渉するのを防止することが できるので、ハーネス62の垂れ下がりを止め ためのクリップが最小限で済むと共に、ハ ネス62自体も過度に曲げる必要がなくなり 内部配線への悪影響を防止して信頼性を一 と向上させることができる。したがって、 単な構成でハーネス62の固定作業を簡便化で き、組立の作業性を向上させてコスト低減を 図ることができる(例えば、特許文献1参照。) 。

 また、図18に示すような構造も提案され いる。この回転速度検出装置は、外方部材67 の端部に装着されたセンサホルダ68と、この ンサホルダ68に対向して内輪69に外嵌された エンコーダ70とを備えている。センサホルダ6 8は、外方部材67に外嵌される円筒状の嵌合部 71a、およびこの嵌合部71aの内端縁から内方に 向け直角に折れ曲がった鍔部71cからなる鋼板 製のカバー71と、この鍔部71cから突出した状 で設けられた鍔部71bの内側に収納された合 樹脂製の保持部72とからなり、この保持部72 に回転速度センサ(図示せず)が包埋されてい 。また、エンコーダ70はシール73に接合され ている。

 保持部72を収納する鍔部71bは、図19に示す ように、カバー71の径方向外側の幅が広く、 側の幅が狭い扇形に形成され、鍔部71bの円 方向端面を仕切る端壁74およびカバー71の鍔 部71cの一部には、互いに連続する透孔75が設 られている。そして、ハーネス76がこの透 75の内側を通過する状態で端壁74から突出し いる。なお、回転速度センサを保持部72に 置して鍔部71b内に合成樹脂を充填固化した 態で、この透孔75は塞がれる。

 ここで、ハーネス76は、カバー71の円周方 向に取り出されている。これにより、このハ ーネス76が、図示しない等速自在継手と干渉 ることがなく、内部配線作業が簡便化でき と共に、信頼性が向上する(例えば、特許文 献2参照。)。

特開2006-145418号公報

特許第3231185号公報

 然しながら、この従来の回転速度検出装 付き車輪用軸受装置のうち前者では、取出 口63を傾斜させて外側継手部材64との干渉を 避けているが、ナックル66への組立時には、 ーネス62を一旦ナックル66の内径を通さなけ ればならないため、取出し口63がこのナック 66に干渉しないようにしなければならない これでは組立作業が煩雑となり工数が嵩む いう問題が内在していた。

 また、外側継手部材64の肩部65の外周面と 、カバー55における底部55cの内縁とを対峙さ て構成されたラビリンスシールであるため ラビリンス効果を発揮する対峙範囲が短く 充分なシール性能を得ることが難しかった また、このラビリンスシールは、外方部材5 2に装着されたカバー55と外側継手部材64の肩 65との間に構成されているため、径方向の きまを精度良く規定することが難しく、高 シール性能を得るには限界があった。

 一方、後者の回転速度検出装置では、ハ ネス76がカバー71の円周方向に取り出されて いるので、組立時に等速自在継手と干渉する のを避けることができるが、円周方向に取り 出されたハーネス76は、一般的にナックル(図 示せず)の上方側へ取り出して、車体側のハ ネスとコネクタで結線される。したがって こうした従来の構造では、組立時に取り出 たハーネス76を折り曲げて結線する必要があ り、煩雑な作業となるだけでなく、過度の曲 げによるハーネス76の内部配線への悪影響が 題となると共に、カバー71と内輪69との隙間 から泥水や小石等の異物が検出部に侵入する 恐れがあった。

 本発明は、このような事情に鑑みてなさ たもので、ハーネスの内部配線への悪影響 防止し、ハーネスの固定作業を簡便化して 立の作業性を向上させると共に、長期間に って所望の検出精度を確保して信頼性を向 させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装 を提供することを目的としている。

 また、本発明の他の目的は、軽量・コン クト化を図ると共に、直接検出部に異物が 入するのを防止して信頼性を向上させた回 速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供す ことである。

 係る目的を達成すべく、本発明は、外周 懸架装置に取り付けられるための車体取付 ランジを一体に有し、内周に複列の外側転 面が一体に形成された外方部材と、一端部 車輪を取り付けるための車輪取付フランジ 一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段 が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の 径段部に嵌合された内輪からなり、外周に 記複列の外側転走面に対向する複列の内側 走面が形成された内方部材と、この内方部 および前記外方部材の両転走面間に転動自 に収容された複列の転動体と、前記外方部 と内方部材との間に形成される環状空間の 口部に装着されたシールと、前記外方部材 インナー側の端部外周に圧入された円環状 カバーと、このカバーに結合され、回転速 センサが包埋された合成樹脂製の保持部を するセンサホルダとを備え、前記シールの ちインナー側のシールが、前記外方部材の ンナー側の端部に内嵌され、鋼板からプレ 加工により断面略L字状に形成された芯金、 およびこの芯金に一体に接合されたシール部 材からなる環状のシール板と、このシール板 に対向して前記内輪の外径に圧入され、鋼板 からプレス加工により断面略L字状に形成さ たスリンガとからなると共に、このスリン のインナー側の側面に、周方向に関する特 が交互にかつ等間隔に変化するエンコーダ 接合され、このエンコーダが前記回転速度 ンサに所定の軸方向すきまを介して対峙さ た回転速度検出装置付き車輪用軸受装置に いて、前記カバーが、前記外方部材のイン ー側の端部に圧入される円筒状の嵌合部と この嵌合部から径方向内方に延び、前記外 部材の端面に密着される鍔部と、この鍔部 ら径方向内方に延びる底部と、この底部か 軸方向に延びる円筒状の内径部とを備え、 記底部の径方向外方の周方向一箇所に固定 が形成され、この固定部に切欠き部が形成 れて前記保持部が一体に結合されると共に 前記カバーの内径部と前記内輪との間に接 シールが装着されている。・・請求項1

 このように、外方部材のインナー側の端 外周に圧入された円環状のカバーと、この バーに結合され、回転速度センサが包埋さ た合成樹脂製の保持部を有するセンサホル とを備え、インナー側のシールが、外方部 のインナー側の端部に内嵌され、鋼板から レス加工により断面略L字状に形成された芯 金、およびこの芯金に一体に接合されたシー ル部材からなる環状のシール板と、このシー ル板に対向して内輪の外径に圧入され、鋼板 からプレス加工により断面略L字状に形成さ たスリンガとからなると共に、このスリン のインナー側の側面に、周方向に関する特 が交互にかつ等間隔に変化するエンコーダ 接合され、このエンコーダが回転速度セン に所定の軸方向すきまを介して対峙された 転速度検出装置付き車輪用軸受装置におい 、カバーが、外方部材のインナー側の端部 圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部 ら径方向内方に延び、外方部材の端面に密 される鍔部と、この鍔部から径方向内方に びる底部と、この底部から軸方向に延びる 筒状の内径部とを備え、底部の径方向外方 周方向一箇所に固定部が形成され、この固 部に切欠き部が形成されて保持部が一体に 合されると共に、カバーの内径部と内輪と 間に接触シールが装着されているので、検 部に泥水や小石等の異物が侵入するのを防 し、長期間に亘って所望の検出精度を確保 て信頼性を向上させることができる。

 好ましくは、本発明のように、前記内輪 外径に小径部が形成され、この小径部と前 カバーの内径部との間に前記接触シールが 着されていれば、シールの装着スペースを 保することができ、シールの設計自由度を めて密封性を向上させることができる。・ 請求項2

 また、本発明のように、前記接触シール 、前記カバーの内径部に圧入される芯金と この芯金に一体に接合されるラジアルリッ を一体に有するシール部材からなり、前記 ジアルリップが前記内輪の外径に所定のシ シロを介して摺接されていても良い。・・ 求項3

 また、本発明のように、前記接触シール 、前記内輪の外径に圧入される芯金と、こ 芯金に一体に接合されるラジアルリップを 体に有するシール部材からなり、前記ラジ ルリップが前記カバーの内径部に所定のシ シロを介して摺接されていても良い。・・ 求項4

 また、本発明のように、前記接触シール 芯金が鋼鈑からプレス加工によって断面略L 字状に形成され、前記内輪の外径に圧入され る円筒部と、この円筒部から径方向外方に延 びる立板部とを有し、この立板部に前記シー ル部材が加硫接着によって接合されると共に 、前記立板部またはシール部材のインナー側 の側面に所定幅のフラット面が形成されてい れば、圧入治具によってスムーズにセンサシ ールを押圧することができる。・・請求項5

 また、本発明のように、前記接触シール ラジアルリップが、径方向外方のインナー に傾斜して延び、前記カバーの内径部に所 の径方向シメシロを介して摺接されていれ 、接触シールの組立時にラジアルリップが 転するのを防止することができ、信頼性を 上させることができる。・・請求項6

 また、本発明のように、前記接触シール 径方向内方に傾斜して延びる小リップを一 に有し、前記内輪の小径部の角部に密着さ ていても良いし(請求項7)、また、本発明の うに、前記接触シールの芯金が、前記円筒 から拡径部を介して径方向外方に延びる立 部を有し、前記拡径部に端縁シールが一体 接合され、前記内輪の小径部の外径に弾性 触されていても良い(請求項8)。このような 成を採用することにより、芯金と小径部と 嵌合部が外部に露出するのを防止すると共 、この嵌合部から雨水やダスト等の異物が 入するのを防止することができ、長期間に って嵌合部の発錆を防止し、気密性を高め ことができる。

 また、本発明のように、前記カバーの底 の路面から最も近い側の周方向一箇所にド ーン孔が穿設されていれば、車両走行中に 部内に泥水や小石等の異物が入り込んだと ても容易に排出され、長時間に亘って滞留 ることはない。したがって、異物が車両停 時に固着して周辺部品に悪影響を及ぼすの 防止することができる。・・請求項9

 また、本発明のように、前記ドレーンが 前記カバーの底部の周方向一箇所をコの字 に切欠き、この切り欠き部をインナー側に り起すことによって形成されていれば、ド ーンは内径部側および周方向に開口するこ になり、車両走行中にカバー内に泥水や小 等の異物が入り込むのを一層防止すること できる。・・請求項10

 また、本発明のように、前記ドレーンが 前記カバーの底部の周方向一箇所に一対の リットが形成され、この部分をインナー側 切り起すことによって形成されていれば、 レーンは周方向にのみ開口することになり 車両走行中にカバー内に泥水や小石等の異 が入り込むのを確実に防止することができ 。・・請求項11

 また、本発明のように、前記カバーがス ンレス鋼鈑から形成されていれば、長期間 亘って発錆を防止して信頼性を向上させる とができる。・・請求項12

 また、本発明のように、前記保持部が非 性のポリフェニレンサルファイドで形成さ ていれば、回転速度センサの感知性能に悪 響を及ぼさず、また、耐食性に優れ、長期 に亘って強度・耐久性を向上させることが きる。・・請求項13

 また、本発明のように、前記接触シール 芯金がステンレス鋼鈑から形成されていれ 、長期間に亘って発錆を抑え、信頼性を向 させることができる。・・請求項14

 また、本発明のように、前記保持部から ーネスが径方向外方に垂直方向に延びてい ば、ハーネスがナックルの外径側へ取り出 易くなって組立の作業性が向上すると共に 組立時に取り出したハーネスを折り曲げて 線する必要がなくなり、過度の曲げによる ーネスの内部配線への悪影響を防止するこ ができ、信頼性を向上させることができる ・・請求項15

 本発明に係る回転速度検出装置付き車輪 軸受装置は、外周に懸架装置に取り付けら るための車体取付フランジを一体に有し、 周に複列の外側転走面が一体に形成された 方部材と、一端部に車輪を取り付けるため 車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸 向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、 よびこのハブ輪の小径段部に嵌合された内 からなり、外周に前記複列の外側転走面に 向する複列の内側転走面が形成された内方 材と、この内方部材および前記外方部材の 転走面間に転動自在に収容された複列の転 体と、前記外方部材と内方部材との間に形 される環状空間の開口部に装着されたシー と、前記外方部材のインナー側の端部外周 圧入された円環状のカバーと、このカバー 結合され、回転速度センサが包埋された合 樹脂製の保持部を有するセンサホルダとを え、前記シールのうちインナー側のシール 、前記外方部材のインナー側の端部に内嵌 れ、鋼板からプレス加工により断面略L字状 に形成された芯金、およびこの芯金に一体に 接合されたシール部材からなる環状のシール 板と、このシール板に対向して前記内輪の外 径に圧入され、鋼板からプレス加工により断 面略L字状に形成されたスリンガとからなる 共に、このスリンガのインナー側の側面に 周方向に関する特性が交互にかつ等間隔に 化するエンコーダが接合され、このエンコ ダが前記回転速度センサに所定の軸方向す まを介して対峙された回転速度検出装置付 車輪用軸受装置において、前記カバーが、 記外方部材のインナー側の端部に圧入され 円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向 方に延び、前記外方部材の端面に密着され 鍔部と、この鍔部から径方向内方に延びる 部と、この底部から軸方向に延びる円筒状 内径部とを備え、前記底部の径方向外方の 方向一箇所に固定部が形成され、この固定 に切欠き部が形成されて前記保持部が一体 結合されると共に、前記カバーの内径部と 記内輪との間に接触シールが装着されてい ので、検出部に泥水や小石等の異物が侵入 るのを防止し、長期間に亘って所望の検出 度を確保して信頼性を向上させることがで る。

本発明に係る回転速度検出装置付き車 用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図 である。 図1の検出部を示す要部拡大図である。 本発明に係るカバー単体を示す側面図 ある。 図1の軸受部の側面図である。 本発明に係る回転速度検出装置付き車 用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図 である。 図5の検出部を示す要部拡大図である。 本発明に係る回転速度検出装置付き車 用軸受装置の第3の実施形態を示す縦断面図 である。 図7の検出部を示す要部拡大図である。 (a)は、図8の接触シールを示す拡大断面 図、(b)~(e)は、他の接触シールを示す拡大断 図である。 図8の変形例を示す要部拡大図である 図8の他の変形例を示す要部拡大図で る。 図8の他の変形例を示す要部拡大図で る。 (a)は、本発明に係るカバーを示す要部 拡大図、(b)は、(a)のXIII-XIII線に沿った断面図 である。 (a)は、図13の変形例を示す要部拡大図 (b)は、(a)のXIV-XIV線に沿った断面図である。 (a)は、図13の他の変形例を示す要部拡 図、(b)は、(a)のXV-XV線に沿った断面図であ 。 本発明に係る回転速度検出装置の組立 方法を示す説明図である。 従来の回転速度検出装置付き車輪用軸 受装置を示す要部拡大図である。 他の従来の回転速度検出装置付き車輪 用軸受装置を示す要部拡大図である。 図18のセンサホルダを示す斜視図であ 。

 外周にナックルに取り付けられるための 体取付フランジを一体に有し、内周に複列 外側転走面が一体に形成された外方部材と 一端部に車輪を取り付けるための車輪取付 ランジを一体に有し、外周に前記複列の外 転走面の一方に対向する内側転走面と、こ 内側転走面から軸方向に延びる円筒状の小 段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ の小径段部に圧入され、外周に前記複列の 側転走面の他方に対向する内側転走面が形 された内輪からなる内方部材と、この内方 材および前記外方部材の両転走面間に転動 在に収容された複列の転動体と、前記外方 材と内方部材との間に形成される環状空間 開口部に装着されたシールと、前記外方部 のインナー側の端部外周に圧入された円環 のカバーと、このカバーに結合され、回転 度センサが包埋された合成樹脂製の保持部 有するセンサホルダとを備え、前記シール うちインナー側のシールが、前記外方部材 インナー側の端部に内嵌され、鋼板からプ ス加工により断面略L字状に形成された芯金 、およびこの芯金に一体に接合されたシール 部材からなる環状のシール板と、このシール 板に対向して前記内輪の外径に圧入され、鋼 板からプレス加工により断面略L字状に形成 れたスリンガとからなると共に、このスリ ガのインナー側の側面に、エラストマに磁 体粉が混入されて周方向に交互に磁極N、Sが 着磁された磁気エンコーダが接合され、この 磁気エンコーダが前記回転速度センサに所定 の軸方向すきまを介して対峙された回転速度 検出装置付き車輪用軸受装置において、前記 カバーが、前記外方部材のインナー側の端部 に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部 から径方向内方に延び、前記外方部材の端面 に密着される鍔部と、この鍔部から径方向内 方に延びる底部と、この底部から軸方向に延 びる円筒状の内径部とを備え、前記底部の径 方向外方の周方向一箇所に固定部が形成され 、この固定部に切欠き部が形成されて前記保 持部が一体に結合されると共に、前記カバー の内径部と前記内輪との間に接触シールが装 着され、この接触シールが、前記カバーの内 径部に圧入される芯金と、この芯金に一体に 接合される一対のラジアルリップを一体に有 するシール部材とからなり、前記ラジアルリ ップが前記内輪の小径部に所定のシメシロを 介して摺接されていている。

 以下、本発明の実施の形態を図面に基づい 詳細に説明する。
 図1は、本発明に係る回転速度検出装置付き 車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断 図、図2は、図1の検出部を示す要部拡大図、 図3は、本発明に係るカバーを示す側面図、 4は、図1の軸受部の側面図である。なお、以 下の説明では、車両に組み付けた状態で車両 の外側寄りとなる側をアウター側(図1の左側) 、中央寄り側をインナー側(図1の右側)という 。

 この回転速度検出装置付き車輪用軸受装 は駆動輪用の第3世代と称され、ハブ輪1と 輪2からなる内方部材3と、この内方部材3に 列の転動体(ボール)4、4を介して外挿された 方部材5とを備え、図示しない等速自在継手 が連結されている。

 ハブ輪1は、アウター側の端部に車輪(図 せず)を取り付けるための車輪取付フランジ6 を一体に有し、この車輪取付フランジ6の円 等配位置にハブボルト6aが植設されている。 また、外周にはアウター側(一方)の内側転走 1aと、この内側転走面1aから軸方向に延びる 円筒状の小径段部1bが形成され、内周にはト ク伝達用のセレーション(またはスプライン )1cが形成されている。ハブ輪1の小径段部1bに は外周に内輪2が所定のシメシロを介して圧 固定され、この内輪2の外周にはインナー側( 他方)の内側転走面2aが形成されている。

 ハブ輪1はS53C等の炭素0.40~0.80wt%を含む中 炭素鋼からなり、内側転走面1aをはじめ、後 述するシール8のシールランド部となる車輪 付フランジ6のインナー側の基部6bから小径 部1bに亙って高周波焼入れによって表面硬さ を58~64HRCの範囲に硬化処理が施されている。 れにより、基部6bの耐摩耗性が向上するだ でなく、内輪2の嵌合面となる小径段部1bの レッティングが抑制されると共に、車輪取 フランジ6に負荷される回転曲げ荷重に対し 充分な機械的強度を有し、ハブ輪1の耐久性 が向上する。なお、内輪2および転動体4は、S UJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼 入れによって芯部まで58~64HRCの範囲に硬化処 が施されている。

 外方部材5はS53C等の炭素0.40~0.80wt%を含む 高炭素鋼からなり、外周にナックル(図示せ )に取り付けるための車体取付フランジ5bを 体に有し、内周に前記内方部材3の複列の内 側転走面1a、2aに対向する複列の外側転走面5a 、5aが一体に形成されている。これら複列の 側転走面5a、5aは高周波焼入れによって表面 硬さを58~64HRCの範囲に硬化処理が施されてい 。この外方部材5の複列の外側転走面5a、5a 、これらに対向する内方部材3の複列の内側 走面1a、2a間には複列の転動体4、4がそれぞ 収容され、保持器7、7によって転動自在に 持されている。また、外方部材5と内方部材3 との間に形成される環状空間の開口部にはシ ール8、9が装着され、軸受内部に封入された 滑グリースの漏洩と、外部から軸受内部に 水やダスト等が侵入するのを防止している

 なお、ここでは、転動体4をボールとした 複列アンギュラ玉軸受で構成された車輪用軸 受装置を例示したが、これに限らず転動体4 円すいころを使用した複列円すいころ軸受 あっても良い。また、ハブ輪1の外周に直接 側転走面1aが形成された第3世代構造を例示 たが、これに限らず、ハブ輪の小径段部に 対の内輪が圧入固定された第2世代構造であ っても良い。

 アウター側のシール8は、芯金10と、この 金10に加硫接着により一体に接合されたシ ル部材11とからなる一体型のシールで構成さ れている。芯金10は、冷間圧延鋼鈑(JIS規格の SPCC系等)をプレス加工にて形成されている。 ール部材11は、ニトリルゴム等の合成ゴム らなり、加硫接着によって芯金10に一体に接 合されている。このシール部材11は、径方向 方に傾斜して形成されたサイドリップ11aと 二股状に形成されたダストリップ11bとグリ スリップ11cとを有している。車輪取付フラ ジ6の基部6bは断面が円弧状の曲面に形成さ 、この基部6bにサイドリップ11aが所定の軸 向シメシロをもって摺接すると共に、ダス リップ11bとグリースリップ11cが所定の径方 シメシロをもって摺接している。

 インナー側のシール9は、図2に拡大して すように、互いに対向配置され、外方部材5 内輪2に装着された環状のシール板12とスリ ガ13とからなる、所謂パックシールで構成 れている。シール板12は、外方部材5のイン ー側の端部に内嵌される芯金14と、この芯金 14に加硫接着により一体に接合されたシール 材15とからなる。芯金14は、オーステナイト 系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)やフェ イト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS430系等) あるいは冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)か プレス加工にて断面略L字状に形成されてい 。一方、シール部材15はニトリルゴム等の 成ゴムからなり、サイドリップ15aと、グリ スリップ15bおよび中間リップ15cからなる。

 また、スリンガ13は、内輪2に圧入される 筒部13aと、この円筒部13aから径方向外方に びる立板部13bとからなり、強磁性体の鋼鈑 例えば、フェライト系のステンレス鋼鈑(JIS 規格のSUS430系等)やオーステナイト系ステン ス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)、あるいは防錆処 理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)から プレス加工によって断面略L字状に形成され いる。そして、シール部材15のサイドリップ 15aが立板部13bに摺接されると共に、グリース リップ15bおよび中間リップ15cが円筒部13aに摺 接されている。なお、スリンガ13における立 部13bの外縁は、シール板12と僅かな径方向 きまを介して対峙してラビリンスシールが 成されている。

 また、スリンガ13における立板部13bのイ ナー側の側面には、合成ゴム等のエラスト にフェライト等の磁性体粉が混入された磁 エンコーダ16が加硫接着等によって一体に接 合されている。この磁気エンコーダ16は、周 向に交互に、かつ等間隔に磁極N、Sが着磁 れ、車輪の回転速度検出用のロータリエン ーダを構成している。

 本実施形態では、外方部材5のインナー側 の端部にカバー17が外嵌され、このカバー17 センサホルダ18が固定されている。センサホ ルダ18は回転速度センサ19が包埋された保持 20と、この保持部20から径方向外方に延びる り出し口20aとからなる。カバー17は、外方 材5のインナー側の端部外周に圧入される円 状の嵌合部17aと、この嵌合部17aから径方向 方に延び、外方部材5の端面5cに密着する鍔 17bと、この鍔部17bから径方向内方に延びる 部17cと、この底部17cから軸方向に延びる円 状の内径部17dとからなり、全体として円環 に形成されている。

 このように、鍔部17bを外方部材5の端面5c 密着させた状態で、嵌合部17aが外方部材5の インナー側の端部に外嵌されているので、外 方部材5に対してセンサホルダ18を容易に、か つ正確に位置決め固定することができ、車輪 の回転速度を精度良く検出することができる 。このカバー17は、耐食性を有する非磁性体 鋼鈑、例えば、オーステナイト系ステンレ 鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)等のステンレス鋼 をプレス加工にて形成されている。これに り、回転速度センサ19の感知性能に悪影響を 及ぼさず、また、カバー17の発錆を抑えて長 間に亘って信頼性を維持させた回転速度検 装置付き車輪用軸受装置を提供することが きる。

 保持部20は、ポリフェニレンサルファイ (PPS)等の非磁性の特殊エーテル系合成樹脂材 から射出成形によって形成され、さらにGF(ガ ラスファイバー)等の強化材が添加されてい 。そして、この保持部20に包埋された回転速 度センサ19が磁気エンコーダ16に所定の軸方 すきま(エアギャップ)を介して対峙されてい る。これにより、回転速度センサ19の感知性 に悪影響を及ぼさず、また、耐食性に優れ 長期間に亘って強度・耐久性を向上させる とができる。

 回転速度センサ19は、ホール素子、磁気 抗素子(MR素子)等、磁束の流れ方向に応じて 性を変化させる磁気検出素子、およびこの 気検出素子の出力波形を整える波形成形回 が組み込まれたIC素子とからなる。これに り、低コストで信頼性の高い回転速度検出 できる。なお、保持部20は前述した材質以外 にPA(ポリアミド)66、PPA(ポリフタルアミド)、P BT(ポリブチレンテレフタレート)等の射出成 可能な合成樹脂を例示することができる。

 ここで、図3に示すように、カバー17にお る底部17cの径方向外方(路面から遠い側)の 方向一箇所に固定部22が形成されている。そ して、この固定部22に矩形状の切欠き部(取付 孔)22aと、この切欠き部22aの両側に固定孔22b 形成され、保持部20が一体に結合される。こ こで、カバーが磁性体の鋼鈑、例えばフェラ イト系ステンレス鋼(JIS規格SUS430系等)を用い も、このように矩形状の切欠き部22aを設け この切欠き部22aの中央付近に回転速度セン 19を配置していれば磁気の流れに影響が無 回転速度検出は可能である。なお、固定部22 は、底部17cからインナー側に僅かに突出して 形成されていても良い。これにより、カバー 17と保持部20との接合部から泥水や小石等の 物が侵入するのを抑制することができる。

 また、カバー17の底部17cにおける路面か 最も近い側の周方向の一箇所にまゆ型形状 ドレーン孔23が穿設されている。このドレー ン孔23により、車両走行中に底部17c内に泥水 小石等の異物が入り込んだとしても容易に 出され、長時間に亘って滞留することはな 。したがって、異物が車両停止時に固着し 周辺部品に悪影響を及ぼすのを防止するこ ができる。なお、ドレーン孔23は、カバー17 の底部17cに限らず、底部17cと鍔部17bとの間に 穿設されていても良く、また、その形状もま ゆ型に限らず円形や矩形であっても良い。

 また、図4に示すように、保持部20からハ ネス21が径方向外方に垂直方向に延びてい 。これにより、ハーネス21がナックルの外径 側へ取り出し易くなって組立の作業性が向上 すると共に、組立時に取り出したハーネス21 折り曲げて結線する必要がなくなり、過度 曲げによるハーネス21の内部配線への悪影 を防止することができ、信頼性を向上させ ことができる。

 ここで、カバー17の内径部17dにさらに接 シール24が装着されている。この接触シール 24は、内径部17dに圧入される芯金25と、この 金25に加硫接着によって一体に接合されるシ ール部材26とからなる。芯金25は、オーステ イト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)や フェライト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS430 等)、あるいは冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系 )からプレス加工にて断面略L字状に形成され ている。このように、芯金25が防錆能を有す 鋼板で形成されているので、長期間に亘っ 発錆を抑え、信頼性を向上させることがで る。

 一方、シール部材26はニトリルゴム等の 成ゴムからなり、二股状に形成され、内輪2 外径に所定のシメシロを介して摺接する一 のラジアルリップ26a、26bを一体に有してい 。これにより、検出部に泥水や小石等の異 が侵入するのを防止し、長期間に亘って所 の検出精度を確保して信頼性を向上させる とができる。ここでは、内輪2の端部外径に 小径部27が形成され、この小径部27に一対の ジアルリップ26a、26bが摺接されているので 接触シール24の装着スペースを確保すること ができ、接触シール24の設計自由度を高めて 封性を向上させることができる。

 なお、ここでは回転速度検出装置として 磁気エンコーダ16と、ホール素子等の磁気 出素子からなる回転速度センサ19とからなる アクティブタイプの回転速度検出装置を例示 したが、本発明に係る回転速度検出装置はこ れに限らず、例えば、歯車と、磁石と巻回さ れた環状のコイル等からなるパッシブタイプ であっても良い。

 図5は、本発明に係る回転速度検出装置付 き車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦 面図、図6は、図5の検出部を示す要部拡大図 である。なお、この実施形態は、前述した実 施形態とカバーと内輪間に装着された接触シ ールの構成が異なるだけで、その他同一部品 同一部位あるいは同様の機能を有する部品や 部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略 する。

 この回転速度検出装置付き車輪用軸受装 は駆動輪用の第3世代と称され、ハブ輪1と 輪2からなる内方部材3と、この内方部材3に 列の転動体4、4を介して外挿された外方部材 5とを備えている。

 ハブ輪1は、アウター側の端部に車輪取付 フランジ6を一体に有し、外周にアウター側 内側転走面1aと、この内側転走面1aから軸方 に延びる円筒状の小径段部1bが形成されて る。ハブ輪1の小径段部1bには外周に内輪2が 定のシメシロを介して圧入固定され、この 輪2の外周にはインナー側の内側転走面2aが 成されている。

 外方部材5は、外周に車体取付フランジ5b 一体に有し、内周に複列の外側転走面5a、5a が一体に形成されている。複列の外側転走面 5a、5aと、これらに対向する内方部材3の複列 内側転走面1a、2a間には複列の転動体4、4が れぞれ収容されている。また、外方部材5と 内方部材3との間に形成される環状空間の開 部にはシール8、9が装着され、軸受内部に封 入された潤滑グリースの漏洩と、外部から軸 受内部に雨水やダスト等が侵入するのを防止 している。

 ここで、本実施形態では、カバー17と内 2との間に接触シール28が装着されている。 の接触シール28は、内輪2の小径部27に圧入さ れる芯金29と、この芯金29に加硫接着によっ 一体に接合されるシール部材30とからなる( 6)。芯金29は、オーステナイト系ステンレス 鈑(JIS規格のSUS304系等)やフェライト系ステ レス鋼鈑(JIS規格のSUS430系等)、あるいは冷間 圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工に て断面略L字状に形成されている。

 一方、シール部材30はニトリルゴム等の 成ゴムからなり、二股状に形成され、カバ 17の内径部17dに所定のシメシロを介して摺接 する一対のラジアルリップ30a、30bを一体に有 している。これにより、検出部に泥水や小石 等の異物が侵入するのを防止し、長期間に亘 って所望の検出精度を確保して信頼性を向上 させることができる。

 図7は、本発明に係る回転速度検出装置付 き車輪用軸受装置の第3の実施形態を示す縦 面図、図8は、図7の検出部を示す要部拡大図 、図9(a)は、図8の接触シールを示す拡大断面 、(b)~(e)は、(a)の接触シールの変形例を示す 拡大断面図、図10は、図8の変形例を示す要部 拡大図、図11は、図8の他の変形例を示す要部 拡大図、図12は、図8の他の変形例を示す要部 拡大図、図13(a)は、本発明に係るカバーを示 要部拡大図、(b)は、(a)のXIII-XIII線に沿った 面図、図14(a)は、図13の変形例を示す要部拡 大図、(b)は、(a)のXIV-XIV線に沿った断面図、 15(a)は、図13の他の変形例を示す要部拡大図 (b)は、(a)のXV-XV線に沿った断面図、図16は、 本発明に係る回転速度検出装置の組立方法を 示す説明図である。なお、この実施形態は、 前述した第2の実施形態(図5)と基本的にはカ ーと内輪間に装着された接触シールの構成 異なるだけで、その他同一部品同一部位あ いは同様の機能を有する部品や部位には同 符号を付して詳細な説明を省略する。

 この回転速度検出装置付き車輪用軸受装 は駆動輪用の第3世代と称され、ハブ輪1と 輪2からなる内方部材3と、この内方部材3に 列の転動体4、4を介して外挿された外方部材 5とを備え、図示しない等速自在継手が連結 れている。

 本実施形態では、外方部材5のインナー側 の端部にカバー31が外嵌され、このカバー31 センサホルダ18が固定されている。センサホ ルダ18は、図8に示すように、回転速度センサ 19が包埋された保持部20と、この保持部20から 径方向外方に延びる取り出し口20aとからなる 。カバー31は、外方部材5のインナー側の端部 外周に圧入される円筒状の嵌合部17aと、この 嵌合部17aから径方向内方に延び、外方部材5 端面5cに密着する鍔部17bと、この鍔部17bから 径方向内方に延びる底部17cと、この底部17cか ら軸方向に延びる円筒状の内径部31aとからな り、全体として円環状に形成されている。

 このカバー31は、耐食性を有する非磁性 の鋼鈑、例えば、オーステナイト系ステン ス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)等のステンレス鋼 板をプレス加工にて形成されている。これに より、回転速度センサ19の感知性能に悪影響 及ぼさず、また、カバー31の発錆を抑えて 期間に亘って信頼性を維持させた回転速度 出装置付き車輪用軸受装置を提供すること できる。

 ここで、カバー31の内径部31aと内輪2の外 との環状空間に接触シール32が装着されて る。この接触シール32は、内輪2の小径部27の 外径に圧入される円筒部33a、およびこの円筒 部33aから径方向外方に延びる立板部33bからな る芯金33と、この芯金33に加硫接着によって 体に接合されるシール部材34とからなる。芯 金33は、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS 規格のSUS304系等)やフェライト系ステンレス 鈑(JIS規格のSUS430系等)、あるいは冷間圧延鋼 鈑(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工にて断面 略L字状に形成されている。このように、芯 33が防錆能を有する鋼板で形成されているの で、長期間に亘って発錆を抑え、信頼性を向 上させることができる。

 一方、シール部材34はニトリルゴム等の 成ゴムからなり、図9(a)に拡大して示すよう 、芯金33の立板部33bに接合され、径方向外 に延びてカバー31の内径部31aに所定の径方向 シメシロを介して摺接するラジアルリップ34a を一体に有している。この接触シール32を内 2の小径部27に圧入する際は、芯金33におけ 立板部33bのフラット面L1を圧入治具(図示せ )によって押圧することにより行われる。こ した接触シール32を採用することにより、 出部に泥水や小石等の異物が侵入するのを 止し、長期間に亘って所望の検出精度を確 して信頼性を向上させることができる。こ では、内輪2の端部外径に小径部27が形成さ 、この小径部27に接触シール32を装着するよ にしたので、接触シール32の装着スペース 確保することができ、設計自由度を高めて 封性を向上させるシールレイアウトを選択 ることができる。また、シール圧入による バー31の変形もなく、リップシメシロを精度 良く安定して設定することができる。

 接触シール32は前述した形状に限らず、 9(b)~(e)に示すような構成を例示することがで きる。なお、前述した実施形態と同一部品同 一部位あるいは同様の機能を有する部品や部 位には同じ符号を付して重複した説明を省略 する。

 (b)に示す接触シール35は、芯金33と、この 芯金33に加硫接着によって一体に接合される ール部材36とからなる。このシール部材36は 、ニトリルゴム等の合成ゴムからなり、径方 向外方のインナー側に傾斜して延び、カバー 31の内径部31aに所定の径方向シメシロを介し 摺接するラジアルリップ36aを一体に有して る。

 (c)に示す接触シール37は、芯金33と、この 芯金33に加硫接着によって一体に接合される ール部材38とからなる。このシール部材38は 、ニトリルゴム等の合成ゴムからなり、芯金 33の立板部33bに接合されて径方向外方に傾斜 て延び、カバー31の内径部31aに所定の径方 シメシロを介して摺接するラジアルリップ36 aと、立板部33bの基部に接合されて径方向内 に傾斜して延びる小リップ38aを一体に有し いる。この接触シール37を内輪2の小径部27に 圧入する際は、シール部材38のインナー側の 面に形成されたフラット面L2を圧入治具に って押圧することにより行われる。

 この小リップ38aは、図10に示すように、 輪2の小径部27の外径に接触シール37を圧入し た際、小径部27の角部に密着して芯金33と内 2の小径部27との嵌合部が外部に露出するの 防止すると共に、この嵌合部から雨水やダ ト等の異物が侵入するのを防止することが きる。これにより、長期間に亘って嵌合部 発錆を防止し、気密性を高めることができ 。

 (d)に示す接触シール39は、芯金40と、この 芯金40に加硫接着によって一体に接合される ール部材41とからなる。芯金40は、オーステ ナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等) フェライト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS430 系等)、あるいは冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系 等)からプレス加工にて断面略L字状に形成さ ている。この芯金40は、内輪2の小径部27の 径に圧入される円筒部33a、およびこの円筒 33aから拡径部40aを介して径方向外方に延び 立板部33bからなる。

 シール部材41はニトリルゴム等の合成ゴ からなり、立板部33bから拡径部40aに亙って 合されている。このシール部材41は、径方向 外方に傾斜して延び、カバー31の内径部31aに 定の径方向シメシロを介して摺接するラジ ルリップ36aと、内輪2の小径部27の外径に弾 接触する端縁シール41aを一体に有している この端縁シール41aにより、芯金40と内輪2の 径部27との嵌合部が外部に露出するのを防 して嵌合部の発錆を防止すると共に、この 合部から雨水やダスト等の異物が侵入する を防止することができる。

 この端縁シール41aは、図11に示すように 内輪2の小径部27の外径に接触シール39を圧入 した際、小径部27の端部に密着して芯金40と 輪2の小径部27との嵌合部が外部に露出する を防止すると共に、この嵌合部から雨水や スト等の異物が侵入するのを防止すること できる。これにより、長期間に亘って嵌合 の発錆を防止し、気密性を高めることがで る。

 (e)に示す接触シール42は、芯金43とシール 部材44とからなり、前述したものと異なり、 バー31の内径部31aに圧入固定されている。 なわち、芯金43は、カバー31の内径部31aに内 される円筒部43aと、この円筒部43aから縮径 43bを介して径方向内方に延びる立板部43cと らなり、シール部材44は、この立板部43cか 縮径部43bに亙って一体に接合されている。 して、シール部材44は、径方向内方のインナ ー側に傾斜して延び、内輪2の小径部27に所定 の径方向シメシロを介して摺接するラジアル リップ44aと、カバー31の内径部31aの内周に弾 接触する端縁シール44bを一体に有している 図12に示すように、この端縁シール44bによ 、芯金43とカバー31の内径部31aとの嵌合部が 部に露出するのを防止して嵌合部の発錆を 止すると共に、この嵌合部から雨水やダス 等の異物が侵入するのを防止して気密性を 上させることができる。さらに、カバー31 おける内径部31aの内周の加工精度、例えば 真円度や円筒度が悪くてもリップ接触圧に 接影響を及ぼさず、所望の密封性を確保す ことができる。

 また、本実施形態では、図13に示すよう 、カバー31の底部17cにおける路面から最も近 い側の周方向の一箇所にまゆ型形状のドレー ン45が穿設されている。このドレーン45によ 、車両走行中に底部17c内に泥水や小石等の 物が入り込んだとしても容易に排出され、 時間に亘って滞留することはないので、異 が車両停止時に固着して周辺部品に悪影響 及ぼすのを防止することができる。なお、 レーン45は、カバー31の底部17cに限らず、底 17cと鍔部17bとの間に穿設されていても良く また、その形状もまゆ型に限らず円形や矩 であっても良い。

 図14は、図13のドレーン45の変形例である このカバー46は、外方部材5のインナー側の 部外周に圧入される円筒状の嵌合部17aと、 の嵌合部17aから径方向内方に延び、外方部 5の端面5cに密着する鍔部17bと、この鍔部17b ら径方向内方に延びる底部46aと、この底部4 6aから軸方向に延びる円筒状の内径部31aとか なり、全体として円環状に形成されている ドレーン47は、カバー46の底部46aを一部切り 起すことによって形成されている。すなわち 、底部46aの周方向一箇所をコの字状に切欠き 、この切欠き部47aをインナー側に塑性変形さ せて形成されている。これにより、ドレーン 47は内径部31a側および周方向に開口すること なり、車両走行中にカバー46内に泥水や小 等の異物が入り込むのを一層防止すること できる。

 図15は、図13のドレーン45の他の変形例で る。このカバー48は、外方部材5のインナー の端部外周に圧入される円筒状の嵌合部17a 、この嵌合部17aから径方向内方に延び、外 部材5の端面5cに密着する鍔部17bと、この鍔 17bから径方向内方に延びる底部48aと、この 部48aから軸方向に延びる円筒状の内径部41a からなり、全体として円環状に形成されて る。ドレーン49は、カバー48の底部48aを一部 切り起すことによって形成されている。すな わち、底部48aの周方向一箇所に一対のスリッ ト49aが形成され、この部分をインナー側に塑 性変形させて形成されている。これにより、 ドレーン49は周方向にのみ開口することにな 、車両走行中にカバー48内に泥水や小石等 異物が入り込むのを確実に防止することが きる。

 次に、図16を用いて本発明に係る回転速 検出装置の組立方法を説明する。軸受部が み立てられた後、外方部材5のインナー側の 部にセンサホルダ18を装着したカバー31が外 嵌される。そして、内輪2の小径部27に接触シ ール32が圧入される。こうした組立方法を採 することにより、接触シール32のラジアル ップ34aがアウター側に反転することなく、 望のシメシロを安定して確保することがで る。なお、外方部材5にカバー31を外嵌した にセンサホルダ18を固定しても良い。

 以上、本発明の実施の形態について説明 行ったが、本発明はこうした実施の形態に 等限定されるものではなく、あくまで例示 あって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内 おいて、さらに種々なる形態で実施し得る とは勿論のことであり、本発明の範囲は、 許請求の範囲の記載によって示され、さら 特許請求の範囲に記載の均等の意味、およ 範囲内のすべての変更を含む。

 本発明に係る回転速度検出装置付き車輪 軸受装置は、内輪回転構造においてあらゆ タイプの回転速度検出装置が内蔵される第2 または第3世代構造の車輪用軸受装置に適用 ることができる。

1 ハブ輪
1a、2a 内側転走面
1b 小径段部
1c セレーション
2 内輪
3 内方部材
4 転動体
5 外方部材
5a 外側転走面
5b 車体取付フランジ
5c 外方部材の端面
6 車輪取付フランジ
6a ハブボルト
6b 基部
7 保持器
8 アウター側のシール
9 インナー側のシール
10、14、25、29、33、40、43 芯金
11、15、26、30、34、36、38、41、44 シール部材
11a、15a サイドリップ
11b ダストリップ
11c、15b グリースリップ
12 シール板
13 スリンガ
13a、33a、43a 円筒部
13b、33b、43c 立板部
15c 中間リップ
16 磁気エンコーダ
17、31、46、48 カバー
17a 嵌合部
17b 鍔部
17c、46a、48a 底部
17d、31a 内径部
18 センサホルダ
19 回転速度センサ
20 保持部
20a 取り出し口
21 ハーネス
22 固定部
22a 切欠き部
22b 固定孔
23 ドレーン孔
24、28、32、35、37、39、42 接触シール
26a、26b、30a、30b、34a、36a、44a ラジアルリッ
38a 小リップ
40a 拡径部
41a、44b 端縁シール
43b 縮径部
45、47、49 ドレーン
49a スリット
50、69 内輪
51、70 エンコーダ
52、67 外方部材
52a 外方部材の端面
53、68 センサホルダ
54 回転速度センサ
55、71 カバー
55a、71a 嵌合部
55b、71b、71c 鍔部
55c 底部
56、73 シール
57 スリンガ
57a 円筒部
57b 立板部
58 シール板
59 芯金
60 シール部材
60a サイドリップ
60b グリースリップ
60c 中間リップ
61、72 保持部
62、76 ハーネス
63 取出し口
64 外側継手部材
65 肩部
66 ナックル
74 端壁
75 透孔
L1、L2 フラット面
α、β 傾斜角




 
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