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Title:
VEHICLE SEAT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/004905
Kind Code:
A1
Abstract:
A vehicle seat has a stopper (2) for stopping a forward tilt of a backrest (11) at a forward tilted state and a stopper operation mechanism (3). The stopper operation mechanism (3) has a master tiltable body (4) tilting by operation of forward tilt operation levers (15, 16), a slave tiltable body (5) tilting relative to the master tiltable body (4), and a connection spring (6) for connecting the tiltable bodies to each other. When the forward tilt operation levers (15, 16) are operated, the slave tiltable body (5) receives force from the connection spring (6) to tilt together with the master tiltable body (4), moving the stopper (2) to an acting position. When the stopper (2) is pushed from the acting position toward a non-acting position with the forward tilt operation levers (15, 16) kept operated, the slave tiltable body (5) receives force from the stopper (2) to elastically deform the connection spring (6), tilting together with the stopper (2) relative to the master tiltable body (4).

Inventors:
HAYAKAWA HIROMASA (JP)
SUZUSHIKA SHINGO (JP)
NAKAMURA MASAHARU (JP)
ISHIKAWA KO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/060753
Publication Date:
January 08, 2009
Filing Date:
June 12, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TOYOTA BOSHOKU KK (JP)
AISIN SEIKI (JP)
TOYOTA MOTOR CO LTD (JP)
HAYAKAWA HIROMASA (JP)
SUZUSHIKA SHINGO (JP)
NAKAMURA MASAHARU (JP)
ISHIKAWA KO (JP)
International Classes:
B60N2/20; B60N2/30; B60N2/36
Domestic Patent References:
WO2006132127A12006-12-14
Foreign References:
JP2003341392A2003-12-03
JP2003182416A2003-07-03
JP2004058928A2004-02-26
JP2002501852A2002-01-22
JP2002501852A2002-01-22
Other References:
See also references of EP 2172362A4
Attorney, Agent or Firm:
OKADA PATENT & TRADEMARK OFFICE, P.C. (10-19 Sakae 2-chome, Naka-ku,Nagoya-sh, Aichi 08, JP)
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Claims:
 シートクッションに傾動可能に取付けられたシートバックを後傾させた後傾状態と、前傾させた前傾状態と、前傾状態よりも前方に倒した大倒し状態に切換えて使用する車両用シートであって、
 前記シートバックの前倒れを前記前傾状態の位置で止めるストッパと、前記シートバックを前傾状態にする際に操作される前倒用操作レバーと、前記前倒用操作レバーの操作に連動して前記ストッパを作用位置に移動させるストッパ操作機構とを有し、
 前記ストッパ操作機構は、前記前倒用操作レバーによって操作されて傾動する主傾動体と、前記主傾動体に対して傾動する従傾動体と、これらを連結させる連結ばねを有し、
 前記従傾動体は、前記前倒用操作レバーを操作した際に、前記連結ばねから力を受けて前記主傾動体とともに傾動して、前記ストッパを作用位置に移動させ、前記前倒用操作レバーを操作したまま前記ストッパが作用位置から非作用位置に向けて押された際には、前記従傾動体が前記ストッパから力を受けて前記連結ばねを弾性変形させ、前記ストッパとともに前記主傾動体に対して傾動する車両用シート。
 請求項1に記載の車両用シートであって、
 前傾用操作レバーを操作しつつ、シートバックを大倒し状態から後傾状態に向けて移動させた際に、ストッパが前記シートバックとともに傾動する障害物に当たり、前記ストッパが従傾動体とともに連結ばねを弾性変形しつつ前記主傾動体に対して傾動し、前記シートバックが前記大倒し状態から前記後傾状態まで傾動許容される構成になっている車両用シート。

                                                                                
Description:
車両用シート

 本発明は、車両用シートに関する。とり けシートクッションに傾動可能に取付けら たシートバックを後傾させた後傾状態と、 傾させた前傾状態と、前傾状態よりも前方 倒した大倒し状態に切換えて使用する車両 シートに関する。

 従来、シートバックを後傾状態と前傾状 と大倒し状態に切換えて使用することがで る構造を備える車両用シートが知られてい (特表2002-501852号公報参照)。この種のシート は、前傾状態にすることで後列シートに乗員 が乗り込みやすくなり(ウォークイン状態)、 倒し状態にすることで荷物スペースが拡大 る(ダウン状態)。

 従来の車両用シートは、シートバックを 傾状態にする際に、シートクッションの側 に設けられた前傾用操作レバーを操作する これにより図9を参照するようにストッパ操 作レバー33が傾動し、ストッパ32を時計回り 傾動させる。そしてストッパ操作レバー33の 傾動に連動してリクライニング機構12がフリ 状態になる。この状態でシートバック11を 方に倒すと、シートバック11に設けられたス トッパ爪11bがストッパ32を押し、ストッパ32 シートバック11側に固定されたストッパ受部 36に当たる。これによりストッパ32によって ートバック11が前傾状態の位置よりも前側に 倒れることが防止される。

 ところが図10に示すようにシートバック11 を大倒し状態のまま前傾用操作レバーを引い た場合でも、ストッパ操作レバー33が傾動し ストッパ32を作用位置まで移動させてしま 。そのためその状態で、シートバック11を後 傾状態まで引き起こすと、シートバック11と もに傾動する部材の一部、例えばストッパ 11bがストッパ32に当たって、ストッパ32に連 動する部品が破損するなどの問題があった。

 そこで本発明は、前傾用操作レバーを操 しつつ、シートバックを大倒し状態から後 状態に傾動させた際のシート部品の破損を 止する構造を備える車両用シートを提供す ことを課題とする。

 本発明の車両用シートは、シートバック 前倒れを前傾状態の位置で止めるストッパ 、前倒用操作レバーと、ストッパ操作機構 有している。ストッパ操作機構は、前倒用 作レバーによって操作されて傾動する主傾 体と、主傾動体に対して傾動する従傾動体 、これらを連結させる連結ばねを有してい 。そして従傾動体は、前倒用操作レバーを 作した際に、連結ばねから力を受けて主傾 体とともに傾動して、ストッパを作用位置 移動させる。前倒用操作レバーを操作した まストッパが作用位置から非作用位置に向 て押された際には、従傾動体がストッパか 力を受けて連結ばねを弾性変形させ、スト パとともに主傾動体に対して傾動する。

 したがって前傾用操作レバーを操作しつ 、シートバックを大倒し状態から後傾状態 傾動させた場合に、シートバックとともに 動したストッパ爪等がストッパに当たると ストッパが従傾動体を押し、従傾動体が連 ばねを弾性変形させつつ主傾動体に対して 動する。そのためストッパが非作用位置に 動することで、シート部品が破損してしま ことを防止することができる。

 また本発明によると、前傾用操作レバー 操作しつつ、シートバックを大倒し状態か 後傾状態に向けて移動させた際に、ストッ がシートバックとともに傾動する障害物に たり、ストッパが従傾動体とともに連結ば を弾性変形しつつ主傾動体に対して傾動し シートバックが大倒し状態から後傾状態ま 傾動許容される構成になっていても良い。 の構成により前傾用操作レバーを操作した においても、シートバックを大倒し状態か 後傾状態まで傾動させることができる。こ により車両用シートの操作性が向上する。

シートバックを後傾状態にした際の車 用シートの側面図である。 シートバックを前傾状態にした際の車 用シートの側面図である。 シートバックを大倒し状態にした際の 両用シートの側面図である。 シートバックを後傾状態にした際のス ッパおよびリクラインニング装置近傍にお る車両用シートの側面拡大図である。 シートバックを前傾状態にする過程に けるストッパおよびリクラインニング装置 傍における車両用シートの側面拡大図であ 。 シートバックを前傾状態にした際のス ッパおよびリクラインニング装置近傍にお る車両用シートの側面拡大図である。 シートバックを大倒し状態にしたまま トッパを作用位置にした際のストッパおよ リクラインニング装置近傍における車両用 ートの側面拡大図である。 シートバックを前傾状態にした際の保 機構の詳細を示す側面拡大図である。 ストッパおよびリクラインニング装置 傍における従来の車両用シートの側面拡大 である。 シートバックを大倒し状態にしたまま ストッパを作用位置にした際の従来の車両用 シートの一部側面拡大図である。

 実施の形態を図1~8にしたがって説明する 車両用シート1は、図1に示すようにシート ッション10とシートバック11を有している。 ートクッション10は、車室床面にレール14を 介して前後にスライド可能に取付けられる。 レール14は、床面側に取付けられるアンダー ール部14aと、シートクッション10側に取付 られてアンダーレール部14aに対して前後動 るアッパーレール部14bと、これらを解除可 に位置保持するロック機構14cとを備えてい 。

 シートバック11は、リクライニング機構12 によってシートクッション10に傾動可能に取 けられており、図1に示す後傾状態と、図2 示す前傾状態と、図3に示す大倒し状態とに 換えられて使用される。シートクッション1 0とシートバック11の側面には、シートバック 11を前傾状態にする際に操作される前傾用操 レバー15,16が設けられている。なお前傾用 作レバー15,16は、シートバック11を後傾状態 おいて角度調整する際にも使用される。シ トバック11の上部には、シートバック11を大 倒し状態にする際に操作される大倒し用操作 レバー17が設けられている。

 シートクッション10には、図2に示すよう ストッパ2とストッパ操作機構3が設けられ いる。ストッパ2は、シートバック11の前倒 を図2に示す前傾状態の位置で止める部材で って、図4に示すようにシートクッション10 フレーム10aに傾動可能に取付けられる一対 板材2aを有している。一対の板材2aの先端部 間には、これらの間に跨って延出するストッ パ軸2bが形成されており、後端部には、スト パ操作機構3から力を受ける力伝達部2dが形 されている。ストッパ2とフレーム10aの間に は、ストッパ2を非作用位置(反時計回り)に付 勢する付勢部材24が取付けられている。

 ストッパ操作機構3は、前傾用操作レバー 15,16の操作に連動してストッパ2を移動させる 機構であって、図4に示すようにストッパ2よ も紙面手前側にてシートクッション10に取 けられる。ストッパ操作機構3は、シートク ション10のフレーム10aに取付けられるベー 8と、ベース8に傾動可能に取付けられる主傾 動体4と従傾動体5と、これらを連結する連結 ね6を有している。

 図4に示すように主傾動体4の中央には、 ース8に傾動可能に取付けられる軸部4cが設 られている。主傾動体4の下側部には、ケー ル20が係止される係止部4dが形成されており 、ケーブル20は、前傾用操作レバー15,16の操 によって引っ張られる。主傾動体4の上側部 は、連結ばね6の一端部が連結される連結部 4aが形成されている。

 連結ばね6の他端部は、図4に示すように 傾動体5の前側部に形成された連結部5aに連 される。したがって従傾動体5は、連結ばね6 によって主傾動体4に対して時計回りに付勢 れる。一方、従傾動体5の前側部には、主傾 体4に当接して主傾動体4に対する時計回り 傾動を規制する位置決め部5cが形成されてい る。前傾用操作レバー15,16を操作してケーブ 20を介して主傾動体4を時計回りに傾動させ と、従傾動体5は、連結ばね6に引っ張られ 主傾動体4とともに時計回りに傾動する。そ て従傾動体5は、後端部に形成された力伝達 部5bによってストッパ2の後端部に形成された 力伝達部2dを押す。

 これによりストッパ2は、中心部2cを中心 、図4に示す非作用位置から図5に示す作用 置に傾動する。作用位置においてストッパ 2bは、シートバック11に形成されたストッパ 11bの傾動軌跡上に張出す。そのためシート ック11を反時計回りに傾動させると、スト パ爪11bがストッパ軸2bを押し、ストッパ2が 動し、ストッパ軸2bがシートバック11側に固 されたストッパ受部9に当たる。これにより シートバック11は、ストッパ2によって傾動規 制され、図2に示す前傾状態になる。

 シートクッション10とシートバック11の間 には、図4に示すようにリクライニング機構12 が設けられている。リクライニング機構12は シートバック11とシートクッション10を傾動 可能なフリー状態と、傾動不能なロック状態 に切換え可能に連結し、リクライニング機構 12の中央部に形成されたリクライニングレバ 23を下方に傾動させることでフリー状態に る。そして図示省略の付勢部材の付勢力に ってリクライニングレバー23を上方に傾動さ せると、リクライニング機構12がロック状態 なる。またリクライニング機構12には、シ トバック11が使用範囲角度よりも前方位置に 傾動された際に、ロック状態にならないフリ ーゾーンも設けられている。

 リクライニングレバー23には、図4に示す うに円弧状に形成された長穴23aが形成され いる。長穴23aには、連結レバー21の一端部21 bが移動可能に取付けられており、連結レバ 21の他端部21aは、主傾動体4に傾動可能に連 されている。したがって図5に示すように主 動体4を時計回りに傾動させると、連結レバ ー21を介してリクライニングレバー23が下方 傾動し、リクライニング機構12がフリー状態 になる。

 主傾動体4とリクライニングレバー23の間 は、図4に示すように連結レバー21の一端部2 1bが長穴23aに沿って移動することを規制する 制構造を有する保持機構13が設けられてい 。規制構造は、長穴23aから径方向外方に連 して形成された待機穴23bと、連結レバー21を 付勢する付勢部材22と、連結レバー21の傾動 規制する傾動規制部4eを有している。付勢部 材22は、連結レバー21の下端部に形成された 結部21cと、主傾動体4の後端部に形成された 側連結部4bとの間に張設されており、連結 バー21を付勢することで一端部21bを待機穴23b に向けて付勢する。

 傾動規制部4eは、図4に示すように主傾動 4の後端部に形成されており、連結レバー21 後端縁に張出している。したがって傾動規 部4eによって連結レバー21の時計回りの傾動 が規制され、連結レバー21の一端部21bが長穴2 3a内に保持される。主傾動体4が時計回りに傾 動した場合は、傾動規制部4eが解除位置に移 し、これにより連結レバー21の一端部21bが 機穴23bに移動する。

 シートバック11は、図1に示すように後傾 態において、後傾所定範囲内で角度調整を ることができる。具体的には、操作レバー1 5を引くことでリクライニング機構12をフリー 状態にし、その状態でシートバック11を所望 後傾角度にし、その状態で操作レバー15の 作を解除してリクライニング機構12をロック 状態にする。

 シートバック11を図1に示す後傾状態から 2に示す前傾状態にする場合は、先ず、前傾 用操作レバー15,16を操作する。これにより図4 ,5に示すようにストッパ操作機構3が時計回り に傾動し、ストッパ2が作用位置に傾動する 同時に連結レバー21を介してリクライニング レバー23が時計回りに傾動し、リクライニン 機構12がフリー状態になる。続いて図5に示 ように連結レバー21が付勢部材22によって傾 動して、連結レバー21の一端部21bが待機穴23b 移動し、一端部21bがリクライニングレバー2 3に対して移動できなくなる。

 この状態でシートバック11を前方に倒す 、リクライニング機構12のフリーゾーンが働 く。リクライニング機構12のフリーゾーンが くと、リクライニングレバー23は、上方へ 傾動が規制される。そのため連結レバー21と ストッパ操作機構3を介してストッパ2が保持 れる。そのため前傾用操作レバー15,16を操 解除しても、ストッパ2は、作用位置に保持 れ続ける。

 すなわちリクライニング機構12のフリー ーンが働いてリクライニングレバー23の上方 への傾動が規制されている状態(図5で示す状 )で、前傾用操作レバー15,16を操作解除する 、主傾動体4が図4に示される位置に戻ろう する。この際、連結レバー21もまた図4に示 れる位置に戻ろうとするが、図8に示すよう リクライニングレバー23の上方への傾動が 制されていることで、待機穴23bの上壁23cが 結レバー21の一端部21bの移動軌跡上を横切る ことになり、連結レバー21の一端部21bが待機 23bの上壁23cと当接する。そのため連結レバ 21の一端部21bの移動が規制され、これによ 主傾動体4と連結レバー21の図4に示される位 への戻りが規制される。したがって前傾用 作レバー15,16を操作解除してもストッパ2は 作用位置に保持され続ける。

 シートバック11を図5の状態からさらに前 に倒すと、シートバック11側に設けられた トッパ爪11bによってストッパ2が押され、ス ッパ軸2bがストッパ受部9に当たる。これに りシートバック11は、ストッパ2によって図6 に示す前傾状態の位置よりも前側に倒れるこ とが防止される。

 シートバック11を図1に示す後傾状態から 3に示す大倒し状態にする場合は、先ず、大 倒し用操作レバー17を操作する。これにより クライニング機構12がフリー状態になり、 ートバック11がシートクッション10に折り重 る大倒し位置まで倒れる。そして大倒し状 になることでリクライニング機構12がロッ 状態になる。なお大倒し用操作レバー17また は前傾用操作レバー15,16を操作することで、 ール14のロック機構14cも同時に解除する形 であっても良い。これにより図2に示す前傾 態または図3に示す大倒し状態において、車 両用シート1を前後にスライドさせることが きる。

 シートバック11を大倒し状態にしたまま 図7に示すように前傾用操作レバー15,16を操 した場合は、ストッパ操作機構3が時計回り 傾動し、ストッパ2が非作用位置から作用位 置に移動する。そしてストッパ操作機構3の 動によって連結レバー21とリクライニングレ バー23を介してリクライニング機構12がロッ 状態からフリー状態になる。連結レバー21は 、付勢部材22によって一端部21bが待機穴23bに 動し、一端部21bのリクライニングレバー23 対する移動が規制される。

 この状態においてシートバック11を引き こすと、先ず、リクライニング機構12のフリ ーゾーンが働く。続いてシートバック11とと にストッパ爪11bが時計回りに傾動し(図7参 )、ストッパ爪11bがストッパ軸2bを押す。こ によりストッパ2が反時計回りに傾動し、ス ッパ2の力伝達部2dが従傾動体5の力伝達部5b 当たり、ストッパ2が従傾動体5を反時計回 押す。

 この時、主傾動体4は、図7に示すように 結レバー21によって図7の位置に保持される そのため従傾動体5は、連結ばね6を弾性的に 伸張させつつ反時計回りに傾動する。その結 果、ストッパ2が非作用位置に移動し、シー バック11が図1の後傾状態に変わる。したが て前傾用操作レバー15,16の操作によってシー トバック11を図3の大倒し状態から図1の後傾 態に変えることもできる。なお本来の操作 すなわち大倒し用操作レバー17を操作するこ とによってもシートバック11を図3の大倒し状 態から図1の後傾状態に変えることもできる

 以上のようにして実施の形態が形成され いる。すなわち図4,7に示すようにストッパ 作機構3は、主傾動体4と従傾動体5と連結ば 6を有している。そして従傾動体5は、前倒 操作レバー15,16を操作した際に、連結ばね6 ら力を受けて主傾動体4とともに傾動して、 トッパ2を作用位置に移動させる。前倒用操 作レバー15,16を操作したままストッパ2が作用 位置から非作用位置に向けて押された際には 、従傾動体5がストッパ2から力を受けて連結 ね6を弾性変形させ、ストッパ2とともに主 動体4に対して傾動する。そのためシート部 が破損してしまうことを防止することがで る。

 また図7に示すように前傾用操作レバー15, 16を操作しつつ、シートバック11を大倒し状 から後傾状態に向けて移動させた際に、ス ッパ2がシートバック11とともに傾動する障 物(例えばストッパ爪11b)に当たり、ストッパ 2が従傾動体5とともに連結ばね6を弾性変形し つつ主傾動体4に対して傾動し、シートバッ 11が大倒し状態から後傾状態まで傾動許容さ れる構成になっている。したがって前傾用操 作レバー15,16を操作した際においても、シー バック11を大倒し状態から後傾状態まで傾 させることができる。これにより車両用シ ト1の操作性が向上する。

 本発明は、上記実施の形態に限定されず 以下の形態等であってもよい。

(1)上記実施の形態のストッパ操作機構3は 図4に示すように連結ばね6として引っ張りば ねを有しており、弾性的に伸びる形態であっ た。しかし連結ばねとして圧縮ばねを有して おり、ストッパが障害物に当たった際に弾性 的に縮む形態であっても良い。

(2)上記実施の形態の連結ばね6は、図4に示す うにコイルスプリングであったが、板ばね ゴムなどであっても良い。