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Patent Searching and Data


Title:
VIDEO APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/126368
Kind Code:
A1
Abstract:
A video apparatus for generating the meta data corresponding to video contents operated by the user while suppressing the input load of the user is provided. In the video apparatus, a video content reproducing means (201) generates the video contents in response to the instruction of the user. A meta data generating means (206) generates the meta data corresponding to the video contents. A community identification means (205) identifies the community to which the user belongs. The meta data generating means (206) associates the video contents reproduced by the video content reproducing means (201) with the community to which the user belongsidentified by the community identification means (205) to generate the meta data.

Inventors:
NAKAMURA TOMONORI
KANAMARU TOMOKAZU
Application Number:
PCT/JP2008/000773
Publication Date:
October 23, 2008
Filing Date:
March 27, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
NAKAMURA TOMONORI
KANAMARU TOMOKAZU
International Classes:
G06F17/30; H04N7/173
Foreign References:
JP2005267171A2005-09-29
JP2007036830A2007-02-08
Other References:
OKAMOTO N. ET AL.: "Hoso Bangumi ni Taishite Public Opinion Metadata o Seisei suru Shicho Shien Agent no Kaihatsu -Net Community kara no Fun'iki Seibun no Chushutsu to User Kan deno Ryutsu ni yoru Senrenka-", THE TRANSACTIONS OF THE INSTITUTE OF ELECTRONICS, INFORMATION AND COMMUNICATION ENGINEERS, vol. J88-D-I, no. 9, 1 September 2005 (2005-09-01), pages 1477 - 1486
Attorney, Agent or Firm:
OGASAWARA, Shiro (13th Floor 1-23-101, Esakacho, Suita-sh, Osaka 63, JP)
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Claims:
 映像コンテンツを扱う映像装置であって、
 利用者の指示に応じた操作を映像コンテンツに施す映像コンテンツ操作手段と、
 前記映像コンテンツに対応したメタデータを生成するメタデータ生成手段と、
 前記利用者が属するコミュニティを識別するコミュニティ識別手段とを備え、
 前記メタデータ生成手段は、前記映像コンテンツ操作手段によって操作が施された映像コンテンツと、前記コミュニティ識別手段によって識別された利用者が属するコミュニティとを関連づけて、前記メタデータを生成することを特徴とする、映像装置。
 前記コミュニティ識別手段は、前記利用者が参加しているソーシャルネットワークサービスで形成されたコミュニティに基づいて、前記利用者が属するコミュニティを識別することを特徴とする、請求項1に記載の映像装置。
 前記コミュニティ識別手段は、前記利用者が所持している携帯電話の電話帳に登録されたグループに基づいて、前記利用者が属するコミュニティを識別することを特徴とする、請求項1に記載の映像装置。
 前記映像コンテンツ操作手段は、前記利用者の指示に応じて、前記映像コンテンツの再生に関する操作を行い、
 前記メタデータ生成手段は、前記映像コンテンツの再生開始時に前記メタデータを生成することを特徴とする、請求項1に記載の映像装置。
 前記映像コンテンツ操作手段は、前記利用者の指示に応じて、前記映像コンテンツの再生に関する操作を行い、
 前記メタデータ生成手段は、前記映像コンテンツの再生停止時に前記メタデータを生成することを特徴とする、請求項1に記載の映像装置。
 前記映像コンテンツ操作手段は、前記利用者の指示に応じて、前記映像コンテンツの録画に関する操作を行い、
 前記メタデータ生成手段は、前記映像コンテンツの録画予約時に前記メタデータを生成することを特徴とする、請求項1に記載の映像装置。
 前記映像コンテンツ操作手段は、前記利用者の指示に応じて、前記映像コンテンツの録画に関する操作を行い、
 前記メタデータ生成手段は、前記映像コンテンツの録画予約の解除時に前記メタデータを生成することを特徴とする、請求項1に記載の映像装置。
 前記メタデータ生成手段によって生成されたメタデータに対して統計処理されたメタデータを受信すると共に、当該統計処理されたメタデータを前記利用者に提供するメタデータ提供手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の映像装置。
 前記メタデータ提供手段は、前記統計処理されたメタデータに基づいて、前記利用者が属するコミニュティに関連する特定の映像コンテンツに、所定の操作を施すことで、当該特定の映像コンテンツに関する情報を利用者に提示することを特徴とする、請求項8に記載の映像装置。
 前記メタデータ提供手段は、前記統計処理されたメタデータに基づいて、前記利用者が属するコミニュティに関連しない特定の映像コンテンツに、所定の操作を施すことで、当該特定の映像コンテンツに関する情報を利用者に提示しないことを特徴とする、請求項8に記載の映像装置。
 映像装置とサーバとから構成されるシステムであって、
 前記映像装置は、
  利用者の指示に応じた操作を映像コンテンツに施す映像コンテンツ操作手段と、
  前記映像コンテンツに対応したメタデータを生成するメタデータ生成手段と、
  前記利用者が属するコミュニティを識別するコミュニティ識別手段とを備え、
  前記メタデータ生成手段は、前記映像コンテンツ操作手段によって操作が施された映像コンテンツと、前記コミュニティ識別手段によって識別された利用者が属するコミュニティとを関連づけて、前記メタデータを生成し、
 前記サーバは、
  前記メタデータ生成手段によって生成されたメタデータが配信され、当該配信されたメタデータを統計処理する、システム。
 映像装置が扱う映像コンテンツに対応したメタデータを生成するメタデータ生成方法であって、
 利用者の指示に応じた操作を映像コンテンツに施す映像コンテンツ操作ステップと、
 前記利用者が属するコミュニティを識別するコミュニティ識別ステップと、
 前記映像コンテンツ操作ステップによって操作が施された映像コンテンツと、前記コミュニティ識別ステップによって識別された利用者が属するコミュニティとを関連づけて、前記映像コンテンツに対応したメタデータを生成するメタデータ生成ステップとを備える、メタデータ生成方法。
Description:
映像装置

 本発明は、映像コンテンツの視聴再生に って実施されるメタデータを生成する技術 関する。

 近年、TV放送の多チャンネル化や、DVDやBl u-Ray Discなどのパッケージ型映像コンテンツ 販売量の増加、インターネット上でのスト ーミング型の映像配信の普及などにより、 用者は非常に多くの映像コンテンツにアク スできる状態にある。

 また、DVDレコーダやハードディスクレコ ダ等の普及により、視聴するかどうか未定 番組もとりあえず録画しておいて、後から いた時間で視聴するという視聴スタイルが 般化してきている。さらに、携帯電話等の 帯可能な機器での映像再生機能の強化によ 、録画した映像コンテンツを通勤時等にも 聴できるようになっており、映像コンテン を視聴する上での時間的制約は小さくなっ きている。

 しかしながら、利用者がコンテンツ視聴 割ける時間は限られており、録画したもの 視聴されることなく消されてしまうコンテ ツも多い。そのため、今後、利用者の好み 合わせ、利用者にとって興味があると考え れるコンテンツのみを選択的に視聴できる うな方法が必要になってくるものと考えら る。

 このような方法を提供する手段として、例 ば、特許文献1には、利用者の嗜好にあった TV番組に関する情報(すなわち、メタデータ) 配信するメタデータ提供システムが開示さ ている。特許文献1に開示されたメタデータ 供システムでは、サービス利用者があらか め指定したメタデータと、サービスを実施 るプロバイダが提供するメタデータとが一 する場合に、そのTV番組がいつ放送される を示すメタデータを利用者の装置へ配信す 。利用者の装置は、受け取ったメタデータ 元に、利用者が所持するTVやビデオなどの機 器に選局、録画予約などの処理要求を行う。 ここでメタデータとは、メタデータ提供プロ バイダが用意する「興味分野」を表す文字列 である。興味分野には、例えば、プロ野球、 映画、演劇、グルメ、ファッションなどが含 まれ、それぞれが必要に応じてサブグループ に分類された階層構造をしている。

特許第3538420号公報

 しかしながら、特許文献1に開示されたメ タデータ提供システムにおいて、上述したよ うな階層構造に基づく分類が、必ずしもうま く機能するとは限らなかった。例えば、上記 の興味分野の例では、映画にも演劇にも出演 し、料理にもうるさいタレントのファンにと っては、映画や演劇、料理のグループを興味 分野として指定する必要があり、作業が繁雑 であった。また、実際には他にも多くのグル ープがあるため、その全てをチェックして興 味分野をもれなく登録することは利用者にと って負担が大きかった。

 また、興味分野は利用者が任意に作成す のではなく、プロバイダが提供するものを 用する。そのため、例えばマイナーな俳優 ファンは、映画グループのサブグループと て、その役者のサブグループがない場合に 、興味のない俳優のメタデータも受け取る とになり、メタデータ配信サービスの使い 手が悪くなってしまう可能性があった。

 また、メタデータの登録際に携帯電話、P DA、パーソナルコンピュータなどのインター ット接続機能を有した機器を使うことを想 しているが、近年はTVなどの映像コンテン を扱う家電機器もインターネットへ接続す 機能を持つため、家電機器からメタデータ 登録することも考えられる。しかし、メタ ータの登録を家電機器等で実現することを えた場合には、従来の家電機器のユーザイ タフェースはそれに適したものであるとは いがたかった。とりわけ、メタデータとし 任意のキーワードを入力するのに、従来の モコンなどは利便性が低く、適したもので るとはいえなかった。

 それ故に、本発明の目的は、上記の課題 解決するものであり、利用者の入力負荷を えつつ、利用者の嗜好に適した映像コンテ ツに関するメタデータを生成する映像装置 提供することである。

 本発明は、映像コンテンツを扱う映像装 に向けられている。そして、上記目的を達 するために、本発明の映像装置は、利用者 指示に応じた操作を映像コンテンツに施す 像コンテンツ操作手段と、映像コンテンツ 対応したメタデータを生成するメタデータ 成手段と、利用者が属するコミュニティを 別するコミュニティ識別手段とを備える。 タデータ生成手段は、映像コンテンツ操作 段によって操作が施された映像コンテンツ 、コミュニティ識別手段によって識別され 利用者が属するコミュニティとを関連づけ 、メタデータを生成する。

 好ましくは、コミュニティ識別手段は、 用者が参加しているソーシャルネットワー サービスで形成されたコミュニティに基づ て、利用者が属するコミュニティを識別す 。

 また、コミュニティ識別手段は、利用者 所持している携帯電話の電話帳に登録され グループに基づいて、利用者が属するコミ ニティを識別してもよい。

 好ましくは、映像コンテンツ操作手段は 利用者の指示に応じて、映像コンテンツの 生に関する操作を行う。この場合、メタデ タ生成手段は、映像コンテンツの再生開始 にメタデータを生成する。また、メタデー 生成手段は、映像コンテンツの再生停止時 メタデータを生成してもよい。

 また、映像コンテンツ操作手段は、利用 の指示に応じて、映像コンテンツの録画に する操作を行ってもよい。この場合、メタ ータ生成手段は、映像コンテンツの録画予 時にメタデータを生成する。また、メタデ タ生成手段は、映像コンテンツの録画予約 解除時にメタデータを生成してもよい。

 また、映像装置は、メタデータ生成手段 よって生成されたメタデータに対して統計 理されたメタデータを受信すると共に、当 統計処理されたメタデータを利用者に提供 るメタデータ提供手段をさらに備える構成 あってもよい。

 好ましくは、メタデータ提供手段は、統 処理されたメタデータに基づいて、利用者 属するコミニュティに関連する特定の映像 ンテンツに、所定の操作を施すことで、当 特定の映像コンテンツに関する情報を利用 に提示する。

 また、メタデータ提供手段は、統計処理 れたメタデータに基づいて、利用者が属す コミニュティに関連しない特定の映像コン ンツに、所定の操作を施すことで、当該特 の映像コンテンツに関する情報を利用者に 示しないでもよい。

 また、本発明は、映像装置とサーバとか 構成されるシステムに向けられている。そ て、上記目的を達成するために、本発明の ステムは、利用者の指示に応じた操作を映 コンテンツに施す映像コンテンツ操作手段 、映像コンテンツに対応したメタデータを 成するメタデータ生成手段と、利用者が属 るコミュニティを識別するコミュニティ識 手段とを備える。メタデータ生成手段は、 像コンテンツ操作手段によって操作が施さ た映像コンテンツと、コミュニティ識別手 によって識別された利用者が属するコミュ ティとを関連づけて、メタデータを生成す 。サーバは、メタデータ生成手段によって 成されたメタデータが配信され、当該配信 れたメタデータを統計処理する。

 また、本発明は、映像装置が扱う映像コ テンツに対応したメタデータを生成するメ データ生成方法にも向けられている。そし 、上記目的を達成するために、メタデータ 成方法は、利用者の指示に応じた操作を映 コンテンツに施す映像コンテンツ操作ステ プと、利用者が属するコミュニティを識別 るコミュニティ識別ステップと、映像コン ンツ操作ステップによって操作が施された 像コンテンツと、コミュニティ識別ステッ によって識別された利用者が属するコミュ ティとを関連づけて、映像コンテンツに対 したメタデータを生成するメタデータ生成 テップとを備える。

 以上のように、本発明の映像装置によれ 、SNSや携帯電話の電話帳などの映像コンテ ツの視聴とは本来関係のない既存のコミュ ティを、映像コンテンツの視聴において趣 、嗜好が近いグループであると判断して、 タデータの生成に利用する。すなわち、利 者が属するコミュニティにおいて、利用者 再生・録画等している映像コンテンツを利 者が興味を持つ映像コンテンツであると判 することにより、利用者に煩雑な操作を要 することなしに、利用者が好むと思われる 像コンテンツに関するメタデータを生成す 。これによって、映像装置は、利用者の入 負荷を抑えつつ、利用者が操作する映像コ テンツと、利用者が属するコミュニティと 関連づけたメタデータを生成することがで る。

 また、映像装置によれば、メタデータ提 手段が、サーバ等の装置で統計処理された タデータに基づいて、利用者が属するコミ ニティに関連する特定の映像コンテンツに して、所定の操作を施すことで、特定の映 コンテンツに関する情報を利用者に提示す ことが可能となる。

図1は、本発明を実現する装置の代表的 な使用例を示す図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る 像装置101aの機能構成の一例を示すブロック である。 図3は、XML形式を用いたメタデータの具 体例を示す図であるである。 図4は、コミュニティ識別手段205が実行 する第1の識別処理の動作を示すフローチャ トである。 図5は、SNS接続情報の一例を示す図であ る。 図6は、コミュニティ識別手段205が実行 する第2の識別処理の動作を示すフローチャ トである。 図7は、映像装置101aがメタデータを生 する際の動作の一例を示すフローチャート ある。 図8は、本発明の第2の実施形態に係る 像装置101bの構成の一例を示すブロック図で る。 図9は、本発明の第3の実施形態に係る 像装置101cの構成の一例を示すブロック図で る。 図10は、本発明の第4の実施形態に係る 映像システムの構成の一例を示すブロック図 である。

符号の説明

 101、101a~101c  映像装置
 102  リモコン
 103  テレビ
 110  サーバ
 201  映像コンテンツ再生手段
 202  映像コンテンツ記憶手段
 203  映像コンテンツ受信手段
 204  映像コンテンツ蓄積手段
 205  コミュニティ識別手段
 206  メタデータ生成手段
 207  映像コンテンツ録画手段
 208  メタデータ提供手段

 以下、本発明の各実施形態について、図 を参照しながら説明する。

 まず、本発明の各実施形態に係る発明を 現する装置の代表的な使用例について説明 る。図1は、本発明を実現する装置の代表的 な使用例を示す図である。図1において、映 装置101は、例えば、リモコン102、テレビ103 より形成されるホームシアターシステムに 映画作品を供給するという用途に供される 映像装置101は、典型的には、ビデオプレイ 等への適用を想定している。ユーザは、リ コン102、あるいは映像装置101を直接操作す ことによって、本発明に関するオペレーシ ンを実施する。

 (第1の実施形態)
 図2は、本発明の第1の実施形態に係る映像 置101aの機能構成の一例を示すブロック図で る。図2において、映像装置101aは、映像コ テンツ再生手段201、映像コンテンツ受信手 203、映像コンテンツ蓄積手段204、コミュニ ィ識別手段205、及びメタデータ生成手段206 備える。

 映像コンテンツ再生手段201は、利用者の 示に応じて、映像コンテンツの再生に関す 操作を行なう。この時、再生の対象となる 像コンテンツは、映像コンテンツ記憶媒体2 02、映像コンテンツ受信手段203、及び映像コ テンツ蓄積手段204等を介して、複数の形態 提供される。ここでは、代表的な映像コン ンツの提供形態として、第1~第3の提供形態 ついて説明するが、これら以外の形態で映 コンテンツが提供されてもよい。

 なお、映像コンテンツ再生手段201は、利 者の指示に応じて映像コンテンツの再生に するする操作を行う構成であるので、映像 ンテンツ操作部と記すことができる。また 映像装置101aは、以下に示す映像コンテンツ の提供形態によっては、映像コンテンツ受信 手段203、及び映像コンテンツ蓄積手段204を必 ずしも備える必要はない。

 第1の映像コンテンツの提供形態は、外部 の映像コンテンツ記憶媒体202に記録された映 像コンテンツを映像コンテンツ再生手段201に よって再生する場合である。例えば、映像コ ンテンツ記憶媒体202が、DVD、HDDVD、Blu-ray Disc 等の光ディスクメディアであり、映像コンテ ンツ再生手段201が、これらの記憶媒体に記憶 された映像コンテンツのデータを再生する場 合が本形態に相当する。

 図2において、映像コンテンツ記憶媒体202 は、ディスクの形状を有しているが、例えば SDカードやメモリースティックなどの不揮発 メモリを使用した挿入・抜き出し可能な他 記録媒体であってもよい。また、映像コン ンツ記憶媒体202は、外付け方式のHDD、ネッ ワーク越しに接続された外部データを蓄積 能な機器・PC類など、接続・切断可能な他 記録媒体であってもよい。

 第2の映像コンテンツの提供形態は、映像 コンテンツ受信手段203によって受信された映 像コンテンツのデータを映像コンテンツ再生 手段201が再生する場合である。例えば、映像 コンテンツ受信手段203が、地上波放送、衛星 放送、ケーブルTVの有線等によって送信され くる放送波、あるいは、インターネット等 外部ネットワークによってストリーミング 信された映像コンテンツデータを受信・デ ードし、映像コンテンツ再生手段201が再生 る場合が本形態に相当する。

 第3の映像コンテンツの提供形態は、映像 コンテンツ蓄積手段204に蓄積された映像コン テンツのデータを映像コンテンツ再生手段201 によって再生する場合である。例えば、映像 コンテンツ記憶媒体202に記録されたデータを 、映像コンテンツ蓄積手段204にコピーあるい は移動して保存した後で、映像コンテンツ再 生手段201が再生する場合が本形態に相当する 。あるいは、映像コンテンツ受信手段203によ って受信された映像コンテンツのデータを映 像コンテンツ蓄積手段204に保存した後で、映 像コンテンツ再生手段201が再生する場合が本 形態に相当する。映像コンテンツ蓄積手段204 は、好適にはHDDなどの記憶媒体によって実現 される。もちろんHDD以外にも、映像コンテン ツを記録し蓄積可能な記憶媒体であれば何で もよい。

 コミュニティ識別手段205は、映像装置101a の利用者がどのようなコミュニティに属する かを識別するための手段である。ここで、コ ミュニティとは、映像コンテンツの視聴に関 する嗜好が近いと考えられる人からなるグル ープである。コミュニティ識別手段205の詳細 については後述する。

 メタデータ生成手段206は、映像コンテン に対応したメタデータを生成する。具体的 は、メタデータ生成手段206は、コミュニテ 識別手段205によって識別されたコミュニテ と、映像コンテンツ再生手段201が再生して る映像コンテンツとを関連づけたメタデー を生成する。

 メタデータの形式は、規格制定団体や特 の業界団体において様々な記述形式が制定 れているが、メタデータの枠組みの一例と て、MPEG-7(正式名称”Multimedia Content Descripti on Interface”「ISO/IEC 15938」)が挙げられる。MP EG-7は、マルチメディア用メタデータに関す 表記方法の国際標準化規格であり、XML記述 ベースとした記述により、マルチメディア ータの高速な内容検索およびフィルタリン を可能にするものである。

 以降、本実施形態では、MPEG-7等で使用さ ているXML形式を用いたメタデータについて 明する。もちろんXML形式はメタデータの記 形式の一例であり、メタデータは、他のど ような記述形式によって実現されても構わ い。またXML形式で記述される場合であって 、各実施形態におけるメタデータの記述例 、その要素名や属性名など全て一例に過ぎ 、何らこの形式に限定されるものではない

 以降、本発明の説明において、メタデー に関して言及する際には、本発明を説明す ために必要な部分のみを記載・説明し、不 要な部分に関しては適宜省略して述べる。X ML形式を用いたメタデータの具体例を図3に示 す。図3に示すメタデータ形式の第1のライン 、XMLメタデータをどのように解釈するかを 定するスキーマを指定する記述の例である

 この例では、第1ラインは、URN(Uniform Resou rce Name)によって示されている。このURNによ て特定される名前空間が指し示すネットワ ク上のリソースから、XMLメタデータを解釈 るための構造及び規則を示すスキーマを獲 することができる。URNのような、ネットワ クに繋がっていることを前提とした指定以 にも、例えばローカルな記憶領域にスキー が存在する場合も、スキーマのロケーショ を指定することによって、XMLメタデータを 釈するための構造及び規則を同様に獲得す ことができる。このスキーマファイルは、 かなる組織または企業の手によって所有さ 、維持管理され、提供されるものであって よい。

 メタデータ生成手段206によって生成され メタデータは、映像コンテンツに対して関 付けられる。映像コンテンツに対する関連 けの方法の一例としては、メタデータの中 コンテンツIDが記録されるという形で実現 れる。コンテンツIDは、映像コンテンツを特 定する情報であればストリング、数値情報な どを含む任意の情報であってよい。コンテン ツIDの例として、インターネット上のファイ に恒久的に与えられる識別子として、デジ ルオブジェクト識別子(DOI : Digital Object Id entifier)というものが定められている。なお、 メタデータは、映像のある再生時間部分、例 えば表示される場所が切り替わったタイミン グであるとか、何かが映像に登場したポイン トなど、映像コンテンツ内の特定のショット に関連付けられるものであってもよい。

 図3に示すメタデータ形式の第3のライン 、コンテンツIDをどのように指定するかの記 述例である。ここでは、コンテンツIDとして 10.1xxx/ct0057298”というストリングを指定し いる。このコンテンツIDの記述例は一例に過 ぎず、何らこの形式に限定されるものではな い。

 次に、コミュニティ識別手段205の詳細に いて説明する。コミュニティ識別手段205は 利用者がどのようなコミュニティに属する かを識別する処理(すなわち、コミュニティ 識別処理)を行う。コミュニティ識別処理の 態に関しては、複数の形態が考えられる。 こでは、代表的な形態として、第1~第3のコ ュニティ識別処理について説明する。なお コミュニティ識別手段205は、これら以外の 態を用いてコミュニィを識別してもよい。

 第1のコミュニティ識別処理は、既存のSNS (ソーシャルネットワークサービス)で形成さ たコミュニティを、映像コンテンツ視聴に するコミュニティとして援用するものであ 。SNSは、人と人とのつながりの構築の推進 サポートを行うサービスである。代表的なS NSの例としては、mixiやモバゲータウン、MySpac eなどがあげられる。これらのSNSでは、参加 間で趣味、嗜好などのつながりを通じて、 れまで面識のなかった別の参加者との新た つながり(コミュニティ)を構築するための場 を提供している。このように形成されたコミ ュニティは、同じような感性の持ち主が集ま る傾向が高いため、映像コンテンツの視聴に おいても、同様の嗜好性を持っている可能性 が高いと考えられる。

 図4は、コミュニティ識別手段205によって 実行される、既存のSNSから映像コンテンツ視 聴に関するコミュニティを識別する際の主要 な処理(すなわち、第1のコミュニティ識別処 )についての例を示す図である。図4を参照 て、コミュニティ識別手段205は、SNSへ接続 るためのSNS接続情報を利用者に入力させる( テップS101)。図5は利用者が入力するSNS接続 報を示す図である。図5を参照して、SNS501は 、ソーシャルネットサービスの名前またはURL である。ID502及びパスワード503は、SNS501で指 したソーシャルネットサービスへ接続する めに必要なアカウント情報である。なお、 5はSNS接続情報の一例であり、SNS接続情報は これら以外の情報を含んでいてもよい。

 図4を参照して、コミュニティ識別手段205 は、利用者から指定されたSNSへログインする (ステップS102)。ログイン処理の具体的な手続 きは接続するソーシャルネットサービスによ り異なる。ログイン処理は、一般的にはSNSの サービスプロバイダにより提供されたログイ ン用URLへのアクセス処理であり、既存のHTTP 続技術で実施可能なものである。

 コミュニティ識別手段205は、SNSへのログ ンが完了すると、利用者が属するコミュニ ィ一覧を取得する(ステップS103)。コミュニ ィ一覧の具体的な取得の方法は接続するSNS より異なる。コミュニティ一覧の取得は、S NSのサービスプロバイダにより提供された取 用のWEBサービスAPIを使用したり、コミュニ ィ一覧を含むWEBページを解析し、コミュニ ィ一覧に相当する箇所を抽出したり、既存 HTTP接続技術またはテキスト処理技術を組み 合わせることで実施可能である。

 次に、コミュニティ識別手段205は、取得 たコミュニティ一覧を画面に表示し(ステッ プS104)、映像装置101aの利用者が、どのSNSコミ ュニティを映像コンテンツ視聴のメタデータ 生成に使用するのかを選択させる(ステップS1 05)。これにより、例えば、「ある俳優ファン 」のコミュニティと、「学校の同窓会」のコ ミュニティとに属している場合に、映像コン テンツ視聴のメタデータ生成には、前者の「 ある俳優ファン」のコミュニティのみを選択 的に使用することができるようになる。以上 の処理により、コミュニティ識別手段205は、 既存のSNSから、映像装置101aの利用者が属す コミュニティを識別することができる。

 なお、上記では、コミュニティ識別に既 のSNSを利用する例を用いて説明したが、例 ば、特定の電子掲示板(特定のトピックスに ついて複数の利用者がコメントを投稿、閲覧 するインターネット上のサービス)の参加者 、特定のメーリングリスト(複数の人に同時 電子メールを配信する仕組み)等の登録者を 利用してもよい。

 第2のコミュニティ識別処理は、利用者が 所持する携帯電話に登録されたグループを映 像コンテンツ視聴に関するコミュニティとし て援用するものである。携帯電話の電話帳は 、登録された人の属性(例えば、親しい友人 グループや、同じサークルのメンバーなど) 応じてグループ分けをして管理されること 多い。これらは、本来は電話番号の検索効 を向上するために分類されたグループであ が、映像コンテンツの視聴に関する嗜好が い可能性がある。

 図6は、コミュニティ識別手段205によって 実行される、携帯電話の電話帳に登録された グループから、映像コンテンツ視聴に関する コミュニティを識別する際の主要な処理(す わち、第2のコミュニティ識別処理)について の例を示す図である。図6を参照して、コミ ニティ識別手段205は、携帯電話内に記録さ た電話帳へアクセスするための暗証番号を 用者に入力させる(ステップS201)。

 コミュニティ識別手段205は、利用者から 力された暗証番号を使用して携帯電話へ接 する(ステップS202)。接続の際にはステップS 601で入力された暗証番号を使用して認証を行 う。携帯電話との通信方法は、接続する携帯 電話のキャリアやメーカーにより異なるが、 Bluetooth、無線LAN,USBなどの既存の通信技術を って実現可能である。コミュニティ識別手 205は、携帯電話から電話帳情報をダウンロ ドする(ステップS203)。電話帳情報の具体的 ダウンロード方法は、接続する携帯電話の ャリアやメーカーに応じて決められたプロ コルに従う。

 コミュニティ識別手段205は、携帯電話か 取得した電話帳のグループを画面に一覧表 し(ステップS204)、利用者にどのグループを 像コンテンツ視聴のメタデータ生成に用い のかを選択させる(ステップS205)。これによ 、例えば、携帯電話に「友人」というグル プと、「飲み屋」というグループとが登録 れている時に、映像コンテンツ視聴のメタ ータ生成には、前者の「友人」というグル プのみを選択的に使用することができるよ になる。以上の処理により、コミュニティ 別手段205は、携帯電話に登録されたグルー から、映像装置101aの利用者が属するコミュ ニティを識別することができる。

 なお、上記では、コミュニティ識別に携 電話に登録されたグループを用いる例を取 て説明したが、例えば家庭内の据え置き型 電話機や、その他のCE機器、ゲーム機等が 持しているグループ情報を利用してもよい

 第3のコミュニティ識別処理は、映像装置 101aの発売時期やグレードを映像コンテンツ 聴に関するコミュニティとして援用するも である。一般に、これまでにない新機能を 載した機器が発売される場合、すぐに多く 消費者に普及するのではなく、何年かの時 をかけて普及する。この時、まだその機能 十分普及していない時期から機器を購入す 層と、その機能が普及してから購入する層 では、その新機能に関する関心度が異なる 考えられる。そのような新機能に関する関 度の高さと、映像コンテンツの嗜好には相 がある可能性が考えられる。例えば、新機 が高画質再生である場合、利用者は高ビッ レートで記録された映像コンテンツを好む もしれない。また、例えば、新機能がマル チャンネルのオーディオ再生である場合、 用者はマルチチャネルのオーディオが収録 れた映像コンテンツを好むかもしれない。

 また、普及時期以外にも機器のグレード 利用者のコンテンツの嗜好にも相関がある 能性がある。例えば、映像装置101aがAV再生 置の場合、ハイエンド機器を購入する層は エントリー機器を買う層よりも、高画質、 音質で収録されたコンテンツを好む可能性 ある。このような場合、コミュニティ識別 段205は、映像装置101aが発売された時点での 普及度やグレードを利用者が属するコミュニ ティであるとみなすことができる。ここで、 映像装置101aの普及度やグレードは、映像装 101aが備える不揮発性記憶装置へ記憶させて くことができる。あるいは、インターネッ 等を通じて外部サーバから取得してもよい この場合、映像装置101aは、自身を識別する ID(型番など)を不揮発性記憶装置へ記憶して き、これを検索キーにして、外部サーバへ 像装置101aの普及度やグレードを問い合わせ ことができる。

 以上の処理により、コミュニティ識別手 205は、より先進的な機器やより高級な機器 利用するコミュニティと、普及機を利用す コミュニティとを識別することができる。 なわち、コミュニティ識別手段205は、映像 置101aの発売時期やグレードから、映像装置 101aの利用者が属するコミュニティを識別す ことができる。

 次に、コミュニティを利用した映像装置1 01aの動作について説明する。図7は、映像装 101aがコミュニティを利用してメタデータを 成する際の動作の一例を示すフローチャー である。図7を参照して、映像装置101aは、 像コンテンツの再生が、利用者の入力操作 よって可能になっている状態であるものと る。この状態において、映像装置101aは、複 の利用者によって利用される際には、現在 利用者が誰であるのかを特定する(ステップ S201)。利用者の特定方法には複数の形態が考 られる。ここでは、代表的な例として、第1 ~第2の特定形態について説明する。なお、こ ら以外の形態で利用者を特定してもよいも とする。

 第1の利用者の特定形態として、利用者が 予め設定しておいたパスワードを用いて利用 者の特定を行う方法がある。この場合、映像 装置101aは、例えば、登録されている利用者 一覧をテレビ103に表示し、利用者にその中 一つを選択させる。選択する際にパスワー を入力させ、入力されたパスワードと予め 定されたパスワードとが一致する場合に利 者を特定する。

 第2の利用者の特定形態として、指紋認証 などの生体認証技術を応用する方法がある。 この場合は、映像装置101aが利用者の生体情 を直接読み取るか、リモコン102から利用者 生体情報を読み取り、映像装置101aへ送信す 。映像装置101aは、読み取った生体情報と、 予め記憶している生体情報とを比較すること で、利用者を特定する。

 次に、映像装置101aは、特定した利用者が 属するコミュニティを識別する処理(すなわ 、コミュニティ識別処理)を開始する(ステッ プS302)。コミュニティ識別処理処理は、図4~ 6を用いて既に説明済みであるため、ここで 説明を省略する。

 コミュニティ識別処理が完了すると、映 装置101aは、利用者からの映像コンテンツに 対する任意の操作指示を受け付け、当該受け 付けた操作指示を映像コンテンツに対して実 行する(ステップS303)。具体的には、映像コン テンツ再生手段201が、利用者の操作指示に応 じて、映像コンテンツの再生や停止等する処 理が相当する。

 次に、メタデータ生成手段206は、コミュ ティ識別手段205が識別したコミュニティと 映像コンテンツ再生手段201が再生等してい 映像コンテンツとに基づいて、メタデータ 生成する(ステップS304)。具体的には、メタ ータ生成手段206は、利用者が再生等してい 映像コンテンツと、利用者が属するコミュ ティとを関連付けたメタデータを生成する メタデータは、従来のXML生成技術を用いて 成可能である。以上の動作を行うことによ 、映像装置101aは、利用者の入力負荷を最小 限に抑えつつ、利用者が属するコミュニティ において、再生等されている映像コンテンツ を示すメタデータを生成することができる。

 なお、図7に示す処理では、利用者が映像 コンテンツの再生や停止をした際にメタデー タを生成しているが、映像コンテンツの再生 開始後の一定時間の間に、利用者が別の映像 コンテンツの再生操作や停止操作をしなかっ た場合にのみメタデータを生成するようにし てもよい。このようにすることにより、利用 者が連続的に視聴する映像コンテンツを切り 替える(ザッピングする)場合に、無駄なメタ ータを生成することを防ぐことができる。

 また、図7に示す処理では、映像装置101a 、コミュニティを映像コンテンツ視聴のた に取得しているが、一度取得したコミュニ ィは映像装置101a内の記憶領域に記録してお 、2回目以降の視聴の際には、ステップS302 処理の代わりに、記録されたコミュニティ 読み出してもよい。利用者が属するコミュ ティは、頻繁に変更されるものではないた 、このようにすることでコミュニティ識別 理に要する時間を短縮することが可能にな 。

 映像装置101aで生成されたメタデータは、 インターネットや専用線などの通信経路を介 して、メタデータを用いたサービスを実施す るサービス事業者のサーバ等に配信される。 あるいは、家庭内や映像装置101a内に存在す メタデータ蓄積装置の中に集積されて利用 れても良い。メタデータを配信されたサー 等の装置は、配信されたメタデータに統計 理等を施して、利用者の映像コンテンツに する再生操作と、利用者が属するコミュニ ィとを関連づけたメタデータを生成する。 れによって、サーバ等の装置は、利用者の するコミュニティにおいて、再生回数の多 映像コンテンツを示すメタデータ等を生成 ることができる。サーバ等の動作の詳細は に説明する。

 なお、映像装置101aは、利用者のプライバ シー等を配慮して、生成したメタデータを外 部に配信するか否かを利用者に選択させる仕 組みを備えていることが望ましい。また、映 像装置101aは、生成したメタデータをネット ーク経由で外部に配信する場合は、SSL等で 号化することが望ましい。

 以上のように、本発明の第1の実施形態に 係る映像装置101aによれば、SNSや携帯電話の 話帳などの映像コンテンツの視聴とは本来 係のない既存のコミュニティを、映像コン ンツの視聴において趣味、嗜好が近いグル プであると判断して、メタデータの生成に 用する。すなわち、利用者が属するコミュ ティにおいて、利用者が再生等している映 コンテンツを利用者が興味を持つ映像コン ンツであると判断することにより、利用者 煩雑な操作を要求することなしに、利用者 好むと思われる映像コンテンツに関するメ データを生成する。これによって、映像装 101aは、利用者の入力負荷を抑えつつ、利用 が操作する映像コンテンツと、利用者が属 るコミュニティとを関連づけたメタデータ 生成することができる。

 (第2の実施形態)
 図8は、本発明の第2の実施形態に係る映像 置101bの構成の一例を示すブロック図である 図8において、本発明の第2の実施形態に係 映像装置101bは、第1の実施形態と比較して、 映像コンテンツ再生手段201の代わりに、映像 コンテンツ録画手段207を備える。その他の構 成(参照符号202~206)については、第1の実施形 で示したものと同様であるので、説明を省 する。


 映像コンテンツ録画手段207は、利用者の指 に応じて、映像コンテンツの録画に関する 作を行なう。映像コンテンツの録画元の媒 と、録画先の媒体との組み合わせには、複 の形態が考えられる。ここでは、代表的な として、第1~第4の組み合わせ形態について 明するが、これら以外の形態であってもよ 。

 なお、映像コンテンツ録画手段207は、利 者の指示に応じて映像コンテンツの録画に する操作を行う構成であるので、映像コン ンツ操作部と記すことができる。また、映 コンテンツの録画媒体の組み合わせ形態に っては、映像装置101bは、映像コンテンツ受 信手段203、及び映像コンテンツ蓄積手段204を 必ずしも備える必要はない。

 第1の組み合わせ形態は、外部の映像コン テンツ記憶媒体202に記録された映像コンテン ツのデータを、映像コンテンツ蓄積手段204に 対して録画する場合である。第2の組み合わ 形態は、映像コンテンツ蓄積手段204に蓄積 れた映像コンテンツを、外部の映像コンテ ツ記憶媒体202に対して録画する場合である 第3の組み合わせ形態は、映像コンテンツ受 手段203によって受信された映像コンテンツ データを外部の映像コンテンツ記憶媒体202 対して録画する場合である。第4の組み合わ せ形態は、映像コンテンツ受信手段203によっ て受信された映像コンテンツのデータを映像 コンテンツ蓄積手段204に対して録画する場合 である。

 上述したように、映像コンテンツ記憶媒 202は、DVD、HDDVD、Blu-ray Disc等の光ディスク ディアである。また、映像コンテンツ記憶 体202は、SDカードやメモリースティックな の不揮発性メモリを使用した挿入・抜き出 可能な他の記録媒体であってもよい。ある は、外付け方式のHDD、ネットワーク越しに 続された外部データを蓄積可能な機器・PC類 など、接続・切断可能な他の記録媒体であっ てもよい。映像コンテンツ蓄積手段204は、好 適にはHDDなどの記憶媒体によって実現される 。もちろんHDD以外にも、映像コンテンツを記 録し蓄積可能な記憶媒体であれば何でもよい 。

 次に、コミュニティを利用した映像装置1 01bの動作について説明する。映像装置101bの 作は、図7に示す映像装置101aとステップS303 S304以外の動作は同じである。そのため、映 装置101bの動作の説明では図7を援用し、ス ップS303、S304以外の動作については説明を省 略する。ステップS303において、コミュニテ 識別処理が完了すると、映像装置101bは、利 者からの映像コンテンツに対する任意の操 を受け付け、当該受け付けた操作を映像コ テンツに対して実行する。具体的には、映 コンテンツ録画手段207が、利用者の操作に じて、映像コンテンツの録画を開始、停止 たは録画予約の設定、解除等する処理が相 する。

 ステップS304において、メタデータ生成手 段206は、コミュニティ識別手段205が識別した コミュニティと、映像コンテンツ録画手段207 が録画等している映像コンテンツの情報とに 基づいて、メタデータを生成する。具体的に は、メタデータ生成手段206は、利用者が操作 している映像コンテンツと、利用者が属する コミュニティとを関連付けたメタデータを生 成する。メタデータは、従来のXML生成技術を 用いて生成可能である。以上の動作を行うこ とにより、映像装置101bは、利用者の入力負 を最小限に抑えながら、どのコミュニティ おいて、どの映像コンテンツが録画されて るかを表すメタデータを生成することがで る。

 映像装置101bで生成されたメタデータは、 インターネットや専用線などの通信経路を介 して、メタデータを用いたサービスを実施す るサービス事業者のサーバ等に配信される。 あるいは、家庭内や映像装置101b内に存在す メタデータ蓄積装置の中に集積されて利用 れても良い。メタデータを配信されたサー 等の装置は、配信されたメタデータに統計 理等を施して、利用者の映像コンテンツに する録画操作と、利用者が属するコミュニ ィとを関連づけたメタデータを生成する。 れによって、サーバ等の装置は、利用者の するコミュニティにおいて、録画回数の多 映像コンテンツを示すメタデータ等を生成 ることができる。サーバ等の動作の詳細は に説明する。

 なお、映像装置101bは、利用者のプライバ シー等を配慮して、生成したメタデータを外 部に配信するか否かを利用者に選択させる仕 組みを備えていることが望ましい。また、映 像装置101bは、生成したメタデータをネット ーク経由で外部に配信する場合は、SSL等で 号化することが望ましい。

 以上のように、本発明の第2の実施形態に 係る映像装置101bによれば、SNSや携帯電話の 話帳などの映像コンテンツの視聴とは本来 係のない既存のコミュニティを、映像コン ンツの録画において趣味、嗜好が近いグル プであると判断して、メタデータの生成に 用する。すなわち、利用者が属するコミュ ティにおいて、利用者が録画等している映 コンテンツを利用者が興味を持つ映像コン ンツであると判断することにより、利用者 煩雑な操作を要求することなしに、利用者 好むと思われる映像コンテンツに関するメ データを生成する。これによって、映像装 101bは、利用者の入力負荷を抑えつつ、利用 が録画等する映像コンテンツと、利用者が するコミュニティとを関連づけたメタデー を生成することができる。

 (第3の実施形態)
 図9は、本発明の第3の実施形態に係る映像 置101cの構成の一例を示すブロック図である 図9を参照して、第3の実施形態に係る映像 置101cは、第1及び第2の実施形態に係る映像 置と比較して、メタデータ提供手段208をさ に備える。メタデータ提供手段208は、サー 等の装置で統計処理されたメタデータを受 し、当該受信したメタデータを映像装置101c 利用者に提供する。

 メタデータ提供手段208は、統計処理され メタデータに基づいて、利用者が属するコ ュニティに関連する特定の映像コンテンツ 対して、所定の操作を施すことで、特定の 像コンテンツに関する情報を利用者に提示 ることが可能である。具体的としては、メ データ提供手段208は、利用者が属するコミ ニティで再生回数や録画回数が多い映像コ テンツを人気の映像コンテンツとして、EPG( 電子番組表)で強調表示したり、自動選局し り、PinPで子画面表示したり、自動録画予約 たりすることが可能である。また、メタデ タ提供手段208は、映像コンテンツに関して どのコミュニティでお勧めかを表示したり DVD等の販売サイトへ誘導したりすることも きる。

 また、逆に、メタデータ提供手段208は、 計処理されたメタデータに基づいて、利用 が属するコミュニティに関連しない特定の 像コンテンツに対して、所定の操作を施す とで、特定の映像コンテンツに関する情報 利用者に提示しないことも可能である。。 体例としては、メタデータ提供手段208は、 用者が属するコミュニティに相応しくない 像コンテンツに対して、表示、再生、録画 の操作をさせないようにすることも可能で る。

 なお、メタデータ提供手段208は、映像コ テンツ受信手段203等の受信手段や、外部コ テンツ記憶媒体202等を介して、統計処理さ たメタデータを受信してもよいものとする また、メタデータ提供手段208は、統計処理 れたメタデータを受信するとき、SSL等で暗 化されていることが望ましい。

 以上のように、本発明の第3の実施形態に 係る映像装置101cによれば、メタデータ提供 段208が、サーバ等の装置で統計処理された タデータに基づいて、利用者が属するコミ ニティに関連する特定の映像コンテンツに して、所定の操作を施すことで、特定の映 コンテンツに関する情報を利用者に提示す ことが可能となる。

 (第4の実施形態)
 図10は、本発明の第4の実施形態に係る映像 ステムの構成の一例を示すブロック図であ 。図10において、本発明の映像システムは 映像装置101とサーバ110とを備える。映像装 101とサーバ110とは、インターネットや専用 などの通信経路を介して互いに接続されて る。あるいは、映像装置101とサーバ110とは 外部記憶媒体を用いた流通経路等を介して 互いに接続されていてもよい。映像装置101 、上述した第1~3の実施形態に係る映像装置10 1a,101b,101cであり、生成したメタデータをサー バ110に配信する。

 サーバ110は、映像装置101から配信された タデータを受信する。サーバ110は、例えば メタデータを用いたサービスを実施するサ ビス事業者のサーバであり、映像装置110か 配信されたメタデータに統計処理等を施し 、利用者が操作する映像コンテンツと、利 者が属するコミュニティとを関連づけたメ データを生成する。例えば、サーバ110は、 用者が属するコミュニティにおいて、再生 数や録画回数の多い映像コンテンツを示す タデータを生成することができる。なお、 ーバ110は、複数の映像装置101から配信され メタデータを受信することが好ましい。こ によって、統計処理の精度を高めることが きるからである。

 サーバ110は、統計処理されたメタデータ 映像装置101に配信することが可能である。 計処理されたメタデータを受信した映像装 101の動作については、第3の実施形態で説明 したとおりであるので、説明を省略する。た だし、サーバ110は、利用者のプライバシー等 を配慮して、統計処理されたメタデータをネ ットワーク経由で映像装置101に配信する場合 は、SSL等で暗号化することが望ましい。

 以上、本発明の各実施形態について説明 たが、本発明は上記の実施形態に限られる のではない。例えば、本発明の各実施形態 係る映像装置101は、図1に示すように、ビデ オプレイヤ等へ適用されることを前提として 説明を行ってきたが、PCのような多目的型の 子機器に適用されてもよいし、携帯電話、 帯コンテンツ再生プレイヤーのような機器 適用されてもよい。

 なお、本発明の各実施形態において、映 コンテンツ再生手段201、コンテンツ受信手 203、コミュニティ識別手段205、メタデータ 成手段206、映像コンテンツ録画手段207、及 メタデータ提供手段208等の各機能ブロック 、プログラムとして動作するものであって よい。このプログラムは、1つのCPU上で動作 するものであっても良いし、各機能ブロック 毎に複数のCPU上で動作するものであってもよ い。また、これらのプログラムは記憶媒体に 記憶された上で、提供されてもよい。

 また、映像コンテンツ再生手段201、映像 ンテンツ録画手段207、コミュニティ識別手 205、及びメタデータ生成手段206等の各機能 ロックは、典型的には集積回路であるLSIと て実現される。これらは個別に1チップ化さ れても良いし、一部又は全てを含むように1 ップ化されても良い。ここでは、LSIとした 、集積度の違いにより、IC、システムLSI、ス ーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもあ る。また、集積回路化の手法はLSIに限るもの ではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実 現しても良い。LSI製造後に、プログラムする ことが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可 なリコンフィギャラブル・プロセッサを利 しても良い。さらには、半導体技術の進歩 は派生する別技術によりLSIに置き換わる集 回路化の技術が登場すれば、当然、その技 を用いて機能ブロックの集積化を行っても い。例えば、バイオ技術の適応などが可能 としてありえる。

 本発明に係る映像装置は、映像コンテン を取り扱い、再生・録画等を行う民政機器 において利用することができる。