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Patent Searching and Data


Title:
CRISPR/Cpf1媒介性遺伝子編集による筋ジストロフィーの予防
Document Type and Number:
Japanese Patent JP2019536782
Kind Code:
A
Abstract:
デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)は、筋線維の完全性に必要なタンパク質であるジストロフィンをコードする遺伝子の変異によって引き起こされる遺伝性のX連鎖疾患である。本開示は、CRISPR/Cpf1による遺伝子編集(筋編集)が、DMDのモデルであるmdxマウスにおけるジストロフィン遺伝子変異の修正に有効であることを報告する。さらに、本開示は、変異体エクソンの永続的スキッピングを設計することによってmdxマウスの生殖系列の編集を最適化すること、およびアデノ随伴ウイルス(AAV)の出生後送達によってエクソンスキッピングを延長することにより疾患を修正することも報告する。AAVを介した筋編集は、インビボでmdxマウスにおけるジストロフィンのリーディングフレームを効率的に回復させることができる。本開示は、筋編集によるエクソンスキッピング手段を、マウスにおける体細胞組織からヒトDMD患者由来のiPSC(人工多能性幹細胞)まで進展させることに成功したことを報告する。異なる変異を有する患者に由来するiPSCでカスタム筋編集を実施し、iPSC由来心筋細胞における全ての変異についてジストロフィンタンパク質発現を回復させることに成功した。

Inventors:
Chan Yu
Ron Cents
Basel-Duby Ronda
Olson Eric
Application Number:
JP2019528478A
Publication Date:
December 19, 2019
Filing Date:
November 28, 2017
Export Citation:
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Assignee:
The Board of Regents of the University of Texas System
International Classes:
A61K31/7088; A61K31/7105; A61K31/7115; A61K35/34; A61K35/545; A61K35/76; A61K48/00; A61P21/04; A61P25/02; A61P43/00; C12N1/15; C12N1/19; C12N1/21; C12N5/10; C12N15/09; C12N15/12; C12N15/31; C12N15/52; C12N15/63; C12N15/864
Foreign References:
WO2014197748A22014-12-11
WO2016025468A22016-02-18
US20160208243A12016-07-21
WO2017072590A12017-05-04
Other References:
CELL, 2015, VOL.163, PP.759-771, JPN6021045045, ISSN: 0004817832
MOLECULAR THERAPY, 2015, VOL.23, SUPPL.1, PP.S157-S158, JPN6021045047, ISSN: 0004817833
Attorney, Agent or Firm:
Hatsushi Shimizu
Masao Haruna
Hirotaka Yamaguchi
Toshi Gobe
Ryuichi Inoue
Toshimitsu Sato
Koichi Niimi
Tomohiko Kobayashi
Hideki Kodera
Masato Ozeki
Yoshihiro Igarashi
Kazuya Kawamoto