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Title:
OPTICAL ELEMENT AND OPTICAL HEAD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/044625
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a thin optical element by which a linear light guide body can be accurately and easily fixed. An optical head using such optical element is also provided. The optical element is mounted on a slider which moves relatively to a recording medium above and along a surface of the recording medium. The optical element is provided with a groove and a polarization surface. The groove is formed of a material which passes through light guided from a light source by the linear light guide body, with one end whereupon the linear light guide body is arranged opened and the other end closed, and is opened to a bottom surface facing the slider whereupon the optical element is to be mounted. The polarization surface polarizes light which is inputted from the other end of the groove and guided by the linear light guide body. The other end of the groove is composed of an inclined surface. The inclined surface forms the bottom of the groove which becomes shallower toward the other end from the one end.

Inventors:
NISHIDA NAOKI (JP)
OSHITANI HIROSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/066643
Publication Date:
April 09, 2009
Filing Date:
September 16, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KONICA MINOLTA OPTO INC (JP)
NISHIDA NAOKI (JP)
OSHITANI HIROSHI (JP)
International Classes:
G11B5/60; G11B5/02; G11B5/31; G11B7/135
Domestic Patent References:
WO2000028536A12000-05-18
Foreign References:
JP2007109269A2007-04-26
JP2002298302A2002-10-11
JP2002319174A2002-10-31
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Claims:
記録媒体の面の上で、前記面に沿って前記記録媒体と相対的に移動するスライダに搭載される光学素子において、
光源から線状導光体が導いた光を透過する材料で形成され、
前記線状導光体が配設される一方の端は開放され他方の端は閉じられ、搭載される前記スライダに対向する底面に開口している溝と、
前記溝の前記他方の端から入射する前記線状導光体が導いた光を偏向する偏向面と、を備え、
前記溝の他方の端は、斜面で構成され、前記斜面は、前記一方の端から前記他方の端の方向に進むに従って浅くなる前記溝の底を成していることを特徴とする光学素子。
前記斜面は、前記底面と交差する一つの平面内にあり、
前記底面と前記平面とが交差して成す辺が、前記溝が延伸する方向に対して垂直であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の光学素子。
前記斜面は、前記溝の幅方向の断面がV字形状を成す、互いに交差した2つの平面であり、
前記2つの平面が互いに交差して成す辺は、前記一方の端から前記他方の端の方向に進むに従って浅くなる前記溝の底であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の光学素子。
前記斜面の先端部は、前記溝に配設される前記線状導光体の射出端の光軸に対して垂直な平面であることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第3項の何れか一項に記載の光学素子。
前記溝の一方の端から他方の端までの断面は、V字形状であることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第4項の何れか一項に記載の光学素子。
請求の範囲第1項乃至第5項の何れか一項に記載の光学素子と前記スライダが結合され、
前記光学素子の前記溝の開口が前記スライダとの結合により被われて成す穴に、前記線状導光体が挿入されて固定されていることを特徴とする光ヘッド。
前記線状導光体は、先端に前記光源からの光を集光する集光素子が結合されている光ファイバであることを特徴とする請求の範囲第6項に記載の光ヘッド。
前記集光素子は、屈折率分布型レンズであることを特徴とする請求の範囲第7項に記載の光ヘッド。
前記光学素子の前記スライダが結合されている面の反対の面に前記光学素子を支持するサスペンションが固定されていることを特徴とする請求の範囲第6項乃至第8項の何れか一項に記載の光ヘッド。
Description:
光学素子及び光ヘッド

 本発明は、光学素子及び光ヘッドに関す 。

 磁気記録方式では、記録密度が高くなる 磁気ビットが外部温度等の影響を顕著に受 るようになる。このため高い保磁力を有す 記録媒体が必要になるが、そのような記録 体を使用すると記録時に必要な磁界も大き なる。記録ヘッドによって発生する磁界は 和磁束密度によって上限が決まるが、その は材料限界に近づいており飛躍的な増大は めない。そこで、記録時に局所的に加熱し 磁気軟化を生じさせ、保磁力が小さくなっ 状態で記録し、その後に加熱を止めて自然 却することにより、記録した磁気ビットの 定性を保証する方式が提案されている。こ 方式は熱アシスト磁気記録方式と呼ばれて る。

 熱アシスト磁気記録方式では、記録媒体 加熱を瞬間的に行うことが望ましい。また 加熱する機構と記録媒体とが接触すること 許されない。このため、加熱は光の吸収を 用して行われるのが一般的であり、加熱に を用いる方式は光アシスト式と呼ばれてい 。

 光アシスト式で超高密度記録を行う場合 必要なスポット径は20nm程度になるが、通常 の光学系では回折限界があるため、光をそこ まで集光することはできない。

 そのため、入射光波長以下のサイズの光 的開口から発生する近接場光(近視野光とも 称する。)を利用する近接場光ヘッドが利用 れている。

 近接場光ヘッドの例として、ミラー基板、 口基板と、光ファイバから成る近接場光ヘ ドがある。ミラー基板はSi基板上に異方性 ッチングによって形成された斜面にAlを蒸着 したミラー面を持つ。ミラー基板にはV溝が ッチングによって形成されており、そこに ファイバが固定接着されている。開口基板 SiO 2 から成り、上面に直径0.2mmのマイクロレンズ 形成されている。開口基板の底面には空気 上のためのスライダと、その間に略直方体 近視野光発生微小構造が形成されている。 ファイバからの射出光はミラー面で反射さ 、マイクロレンズで集光されて、近視野光 生微小構造に照射される(特許文献1参照)。

 また、上記の例のマイクロレンズに代わり 導波路と光ファイバとが光学的及び機械的 接続する例として、以下の光ファイバ整列 品がある。光ファイバ整列部品は、光導波 と光学的に結合すべき光ファイバの位置を める為のV字状の溝を設けた、透明な熱硬化 性又は熱可塑性のプラスチックから成るV溝 材であって、金型に設けたV字状の溝を転写 ることにより成形したものと、転写したV字 状の溝に接着し固定した光ファイバと、その 上に接着固定した透明な板状部材とから成り 、かつ光導波路を有する光導波路基板と接続 する為の突合端面とを有している(特許文献2 照)。

特開2003-6913号公報

特開平9-152522号公報

 特許文献1によれば、ミラー基板はSi基板 に異方性エッチングにより斜面が形成されA lを蒸着することでミラー面とし、また、光 ァイバを固定接着するV溝がやはりエッチン により形成されている。しかし、光ファイ をV溝に固定接着する際に十分にV溝に沿わ た状態を維持して精度良く固定することは 易ではなく、固定接着に関しては記載され いない。

 また、特許文献2によれば、多芯の光ファ イバを一括して光導波路基板と接続する光フ ァイバ整列部品としてV字状の溝を、微細なV 状の溝を有する金型をプラスチックに転写 る方法で、形状が単純で、本質的には平板 表面に微細なV字状の溝が形成されたもので あり、熱収縮も比較的均一で且つ残留歪みも 少ないので、成形精度が高いV溝部材を得る とができると記載されている。また、光フ イバの被覆を残しておき、V溝に嵌め込むこ により、光軸方向に位置決め出来る構造が 示されている。しかし、この構造では板状 材によってV溝に十分に沿うように光ファイ バを押さえ込まないと、光ファイバがV溝か 浮いてしまい、位置ずれを生じてしまうこ が十分予測できる。

 従って、特許文献1及び2の何れにおいて 、光ファイバから射出した光を後段に伝達 る効率が低下してしまうことが十分推測で る。

 また、近年、例えばHDD(Hard Disk Drive)の様 な記録装置の高密度情報記録が進むに伴い、 再生記録を行うヘッドの小型化、ヘッドを構 成するスライダの小型化が望まれている。ス ライダのサイズは、国際ディスクドライブ協 会(IDEMA、International Disk Drive Equipment and Mate rials Association)スタンダードとして標準化さ ている。サイズの大きい順からミニ・スラ ダ、マイクロ・スライダ、ナノ・スライダ ピコ・スライダ、フェムト・スライダと命 されている。これらのスライダの中で、大 さの観点から現在注目されているスライダ 、ナノ・スライダ、ピコ・スライダ、フェ ト・スライダである。これらのスライダの きさ(サイズ)と質量を表1に示す。

 高密度情報記録においては、上記のスラ ダの大きさから分かるように1枚のディスク 上の情報の高密度化は勿論であり、更にディ スクを多層配置する、又はできるだけ小型の 筐体に収納することで空間的に高密度化する ことも必要である。例えば、多層のディスク 配置を想定した場合、ディスク同士の間隔は できるだけ小さいことが要望され、表1で示 たスライダの厚みを含めた光ヘッドの厚み 、1.5mm程度以下とすることが望まれている。

 このような微小な光ヘッドにおいて、光 からの導光手段である光ファイバ等の線状 光体を、光効率を低下させないように精度 くまた容易に固定することが必要である。

 本発明は、上記の課題を鑑みてなされた のであって、その目的とするところは、線 導光体を精度良く容易に固定することが出 る薄い光学素子及びこの光学素子を用いた ヘッドを提供することである。

 上記の課題は、以下の構成により解決さ る。

 1. 記録媒体の面の上で、前記面に沿って前 記記録媒体と相対的に移動するスライダに搭 載される光学素子において、
光源から線状導光体が導いた光を透過する材 料で形成され、
前記線状導光体が配設される一方の端は開放 され他方の端は閉じられ、搭載される前記ス ライダに対向する底面に開口している溝と、
前記溝の前記他方の端から入射する前記線状 導光体が導いた光を偏向する偏向面と、を備 え、
前記溝の他方の端は、斜面で構成され、前記 斜面は、前記一方の端から前記他方の端の方 向に進むに従って浅くなる前記溝の底を成し ていることを特徴とする光学素子。

 2. 前記斜面は、前記底面と交差する一つの 平面内にあり、
前記底面と前記平面とが交差して成す辺が、 前記溝が延伸する方向に対して垂直であるこ とを特徴とする1に記載の光学素子。

 3. 前記斜面は、前記溝の幅方向の断面がV 形状を成す、互いに交差した2つの平面であ 、
前記2つの平面が互いに交差して成す辺は、 記一方の端から前記他方の端の方向に進む 従って浅くなる前記溝の底であることを特 とする1に記載の光学素子。

 4. 前記斜面の先端部は、前記溝に配設さ れる前記線状導光体の射出端の光軸に対して 垂直な平面であることを特徴とする1乃至3の れか一つに記載の光学素子。

 5. 前記溝の一方の端から他方の端までの 断面は、V字形状であることを特徴とする1乃 4の何れか一つに記載の光学素子。

 6. 1乃至5の何れか一つに記載の光学素子と 記スライダが結合され、
前記光学素子の前記溝の開口が前記スライダ との結合により被われて成す穴に、前記線状 導光体が挿入されて固定されていることを特 徴とする光ヘッド。

 7. 前記線状導光体は、先端に前記光源か らの光を集光する集光素子が結合されている 光ファイバであることを特徴とする6に記載 光ヘッド。

 8. 前記集光素子は、屈折率分布型レンズ であることを特徴とする7に記載の光ヘッド

 9. 前記光学素子の前記スライダが結合さ れている面の反対の面に前記光学素子を支持 するサスペンションが固定されていることを 特徴とする6乃至8の何れか一つに記載の光ヘ ド。

 本発明による光学素子は、線状導光体が 設される一方の端は開放され他方の端は閉 られている溝を有し、その溝の閉じられて る他方の端に、溝の深さが一方の端から他 の端の方向に進むに従って浅くなる斜面が る。光学素子は、その底面に、スライダを 合して溝の開口を被うことで溝を閉じた穴 することができ、また、穴の閉じた端には 穴の奥に進むに従ってスライダ側に向かっ 、穴の断面を小さくする斜面がある。この め、線状導光体をこの穴に押し込むと、そ 先端部は斜面に当接することで、スライダ に押し付けられる。よって、線状導光体の 端部を光学素子の厚み方向に押さえる板等 新たな部材を必要とすることなく線状導光 を精度良く位置決めすることが出来る。こ ため、光学素子は薄く、位置決めする線状 光体から射出する光を精度良く偏向面に導 ことができ、偏向面にて光を的確に偏向す ことが出来る。

 従って、線状導光体を精度良く容易に固 することが出来る薄い光学素子及びこの光 素子を用いた光ヘッドを提供することがで る。

光記録装置の例を示す図である。 光ヘッドに磁気記録素子を有する光ア スト式磁気記録ヘッドの一例を示す断面図 ある。 光記録ヘッドが有する光学素子の例を す斜視図である。 (a)は、結合集光素子と斜面の周辺を光 素子の上面から透視した様子を示している (b)は、偏向面側から、結合集光素子の周辺 透視した様子を示している。 光記録ヘッドの一例を示す断面図であ 。 光記録ヘッドが有する光学素子の例を す斜視図である。 (a)は、結合集光素子と斜面の周辺を光 素子の上面から透視した様子を示している (b)は、偏向面側から、結合集光素子の周辺 透視した様子を示している。 光記録ヘッドの一例を示す断面図であ 。 光記録ヘッドが有する光学素子の例を す斜視図である。 (a)は、結合集光素子と斜面の周辺を光 学素子の上面から透視した様子を示している 。(b)は、偏向面側から、結合集光素子の周辺 を透視した様子を示している。

符号の説明

 1 筐体
 2 ディスク
 3 光ヘッド
 4 サスペンション
 11 光ファイバ(線状導光体)
 12、13 屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)
 14、34、54 光学素子
 14a、34a、54a 偏向面
 14b、34b、54b V溝
 14c、34c、34c-1、34c-2、54c、54c-154c-2 斜面
 14d 底面
 14g、34f 辺
 20 結合集光素子
 15 スライダ
 16 光導波路
 17 磁気記録部
 18 磁気再生部
 34e 中央断面
 54m 平面

 以下、本発明を図示の実施の形態である ヘッドに磁気記録素子を有する光アシスト 磁気記録ヘッドとそれを備えた光記録装置 基づいて説明するが、本発明は該実施の形 に限られない。尚、各実施の形態の相互で 一の部分や相当する部分には同一の符号を して重複の説明を適宜省略する。

 図1に光アシスト式磁気記録ヘッドを搭載し た光記録装置(例えばハードディスク装置)の 略構成例を示す。この光記録装置100は、以 (1)~(6)を筐体1の中に備えている。
(1)記録用のディスク(記録媒体)2
(2)支軸5を支点として矢印Aの方向(トラッキン グ方向)に回転可能に設けられたサスペンシ ン4
(3)サスペンション4に取り付けられたトラッ ング用アクチュエータ6
(4)サスペンション4の先端に取り付けられた アシスト式磁気記録ヘッド(以下、光記録ヘ ドと称する。)3
(5)ディスク2を矢印Bの方向に回転させるモー (図示しない)
(6)トラッキング用アクチュエータ6、モータ び記録等の制御を行う制御部7
 こうした光記録装置100は、光記録ヘッド3が ディスク2の上で浮上しながら相対的に移動 うるように構成されている。

 図2は、光記録ヘッド3の一例を断面図で している。光記録ヘッド3は、ディスク2に対 する情報記録に光を利用する光ヘッドであっ て、光学素子14とスライダ15を備えている。 学素子14は、光源(図示しない)から光を導光 る光ファイバ11と、光ファイバ11から射出す る光を光アシスト部である光導波路16の上端 に光スポットとして導く集光素子である屈 率分布型レンズ12、13及び光を偏向する偏向 面14aを備えている。線状導光体として、光フ ァイバ11の先端には、集光素子である屈折率 布型レンズ12、13が結合されている。

 光学素子14には、光ファイバ11及び集光素 子である屈折率分布型レンズ12、13を配設す ための断面形状がV字状のV溝14bが設けられて いる。このV溝14bは、光学素子14とスライダ15 が結合することにより、V溝14bの開口が閉じ られて、三角柱状の穴14b-1となる。また、穴1 4b-1の奥の閉じられている端に本発明に係わ 斜面14cがあり、屈折率分布レンズ13の光軸に 対し略垂直な面の先端部が斜面14cに突き当て られた状態で固定されている。この斜面14cに 関しては以降で説明する。

 スライダ15は、上端面に形成された光ス ットをディスク2に射出する光導波路16、デ スク2の被記録部分に対して磁気情報の書き みを行う磁気記録部17及びディスク2に記録 れている磁気情報の読み取りを行う磁気再 部18を備えている。

 なお、図2ではディスク2の記録領域の進 側から退出側(図の→方向)にかけて、磁気再 生部18、光導波路16、磁気記録部17の順に配置 されているが、配置順はこれに限らない。光 導波路16の退出側直後に磁気記録部17が位置 ればよいので、例えば、導波路16、磁気記録 部17、磁気再生部18の順に配置してもよい。

 光ファイバ11により導光される光は、例 ば、半導体レーザーより射出される光であ 。光ファイバ11の端面から射出したレーザー 光は、集光素子である屈折率分布型レンズ12 13、偏向面14aを有する光学素子14によって、 スライダ15に設けられた光導波路16の上端面 集光され、この光アシスト部を成す光導波 16を導波して光記録ヘッド3からディスク2に けて射出する。

 スライダ15は浮上しながら磁気記録媒体で るディスク2に対して相対的に移動するが、 体に付着したごみや、媒体に欠陥がある場 には接触する可能性がある。その場合に発 する摩耗を低減するため、スライダの材質 は耐摩耗性の高い硬質の材料を用いること 望ましい。例えば、Al 2 O 3 を含むセラミック材料、例えばAlTiCやジルコ ア、TiNなどを用いれば良い。また、摩耗防 処理として、スライダ15のディスク2側の面 耐摩耗性を増すために表面処理を行っても い。例えば、DLC(Diamond Like Carbon)被膜を用 ると、光の透過率も高く、ダイヤモンドに ぐHv=3000以上の硬度が得られる。

 また、スライダ15のディスク2と対向する には、浮上特性向上のための空気ベアリン 面(ABS(Air Bearing Surface)面とも称する。)を有 している。スライダ15の浮上は、ディスク2に 近接した状態で安定させる必要があり、スラ イダ15に浮上力を抑える圧力を適宜加える必 がある。このため、光学素子14の上に固定 れるサスペンション4は、光記録ヘッド3のト ラッキングを行う機能の他、スライダ15の浮 力を抑える圧力を適宜加える機能を有して る。

 光記録ヘッド3から射出したレーザー光が 微小な光スポットとしてディスク2に照射さ ると、ディスク2の照射された部分の温度が 時的に上昇してディスク2の保磁力が低下す る。その保磁力の低下した状態の照射された 部分に対して、磁気記録部17により磁気情報 書き込まれる。この光記録ヘッド3に関して 以下に説明する。

 まず、集光素子を構成する屈折率分布型レ ズ12、13に関して説明する。屈折率分布型レ ンズ(Graded Index Lens、以下、「GRINレンズ」と 略す。)は、屈折率が一様でない(中心に近い ど屈折率が大きい)媒質を用いたレンズで、 屈折率が連続的に変化することでレンズ作用 をする円柱形状のレンズである。具体的なGRI Nレンズは、例えば、SiGRIN(登録商標)(シリカ リン、東洋ガラス(株))がある。GRINレンズの 径方向の屈折率分布n(r)は、次式(1)で表され る。
n(r)=N0+NR2×r 2         (1)
但し、
n(r):中心からの距離rの位置の屈折率
N0:中心部の屈折率
NR2:GRINレンズの集光能力を表す定数
 GRINレンズ12、13を具体的に式(1)で表す例と て以下があり、直径としては例えば、85μm、 125μmである。
GRINレンズ12(NA:0.166)
 N0=1.479606
 NR2=-2.380952
GRINレンズ13(NA:0.395)
 N0=1.540737
 NR2=-12.47619
 GRINレンズは、半径方向に屈折率分布を持っ ていることから光軸を合わせることが容易で あるという特徴を持っている。このため、光 ファイバ11とGRINレンズ12とGRINレンズ13との光 を容易に合わせることができる。また、光 ァイバ11が石英からなる場合、GRINレンズ12 GRINレンズ13を成す材料も光ファイバ11と同様 であることから、これらを溶融処理により接 合して一体化することができる。この接合に より、取り扱いが容易となると同時に、光フ ァイバ11、GRINレンズ12、GRINレンズ13それぞれ 接する面での光損失が抑えられ光ファイバ より導光された光を効率良くGRINレンズ13よ 射出することができる。

 GRINレンズ12及びGRINレンズ13で構成する集 素子は、光ファイバ11により導光された光 GRINレンズ13の光射出面より離れた位置に収 して光スポットを形成する構成としている GRINレンズ12及びGRINレンズ13それぞれのNA(Numer ical Aperture)は異なっており、GRINレンズ12及び GRINレンズ13を選択し、また、組み合わせ、そ れぞれの長さを適宜決めることで、集光素子 が占める長さ、集光素子の光射出面から光ス ポット位置までの距離を決めることができる 。

 GRINレンズ12及びGRINレンズ13の直径と光フ イバ11の直径とが±10%程度にほぼ同じことが 好ましく、同じであることがより好ましい。 上記の通り光ファイバ11とGRINレンズ12とGRINレ ンズ13は、溶融処理により接合することがで るため、それぞれがほぼ同じ直径とすると 径の中心を合わせて接合する作業を容易と ることができる。

 光ファイバ11とGRINレンズ12とGRINレンズ13 接合して一体化(以下、結合したGRINレンズ12 GRINレンズ13を結合集光素子20と称する。)す と、光ファイバ11により光源から導かれて をGRINレンズ13の射出端面から離れた位置に スポットを効率良く形成することができる

 この結合集光素子20は、図2に示すように 光学素子14とスライダ15とが接着等により結 合され、光学素子14が備えているV溝14bがスラ イダ15で被われることでなる三角柱状の穴14b- 1に押し込まれた状態で固定されている。

 光学素子14の斜視図を図3に示す。光学素 14は、結合集光素子20を配設するための一方 の端が開放され他方の端が閉じられているV 14bが設けてある。V溝14bの閉じられている端 は、斜面14cがある。この斜面14cは、溝14bの をなしており、この底は、溝14bが開放され いる一方の端から閉じられている他方の端 方向に進むに従って浅くなっている。

 斜面14cにおいて、斜面14cとスライダ15と 合する側の底面14dとは交差し、この交差に り成す辺14gが、V溝14bが延伸する方向(図3中 矢印14h方向)に垂直な関係となっているのが ましい。また、斜面14cと底面14dとが成す溝 の角度θ(図2参照)は、90°未満で、後述の様 適宜決めればよい。

 光学素子14とスライダ15とが結合されてな る穴14b-1に結合集光素子20が挿入されて固定 れている様子を図4(a)、(b)に示す。図4(a)は、 結合集光素子20と斜面14cの周辺を光学素子14 上面から透視した様子を示している。図4(b) 、偏向面14a側から、結合集光素子20の周辺 透視した様子を示している。

 穴14b-1に押し込まれた結合集光素子20の先 端部は、図4(a)に示すように、V溝14bの閉じら ている端の斜面14cに押し当てられ、斜面14c 結合集光素子20の外周端部P10が当接する。 面14cに押し当てられた結合集光素子20の外周 端部P10は、図4(b)に示すように、斜面14cに沿 てスライダ15の方向(図4(b)中の矢印)に押さえ られる力を受ける。この力により、結合集光 素子20の先端部は、浮くことなく、スライダ1 5の上面15aに押し付けられて、この上面15aに して垂直な方向の位置決めができる。

 V溝14bは、配設される光ファイバ11及び結 集光素子20の直径、偏向面14aへの光の入射 度が考慮されて設けてある。また、斜面14c 位置及び傾きは、結合集光素子20の直径、結 合集光素子20の光の射出端面から偏向面14aを て光導波路16の上端面までの距離が考慮さ て設けられている。光学素子14とスライダ15 所定の位置で結合し、結合集光素子20を結 によりなる三角柱状の穴14b-1に挿入し、斜面 14cへ押し付けて固定することにより、結合集 光素子20の先端部の光軸方向の位置と、光軸 向に垂直な方向の位置とを容易に決めるこ ができる。

 従って、穴14b-1に挿入され、先端部が斜 14cによりスライダ15の上面15aに押し付けられ 、浮き上がることなく安定して固定される結 合集光素子20から射出する収束光は、偏向面1 4aに精度良く導かれ、的確に偏向される。偏 された収束光は、光学素子14の下面に光ス ットを所望の位置に効率よく形成すること 出来る。この光スポットが形成される位置 、スライダ15が備えている光導波路16の上端 を合わせると、光スポットは光導波路16に り導波されディスク2に向けて射出される。

 図2から図4で示した斜面14cは、1つの平面 構成されているが、図5から図7に示す光学 子34の斜面34cとするのも好ましい。図5は、 学素子34を備えた光記録ヘッド3の一例の断 図である。スライダ15が備えている光導波路 等は省略している。

 光学素子34は、図6の斜視図に示すように 結合集光素子20を配設するためのV溝34bが設 られており、V溝34bの閉じられている端に斜 面34cがある。斜面34cは、図7(a)、(b)に示すよ に、交差した2つの平面34c-1、34c-2で構成され 、この2つの平面34c-1、34c-2が成す溝の幅方向 断面はV字形状を成している。また、2つの 面34c-1、34c-2が交差して成す辺34fは、溝34bの 方の開放側の端から他方の閉じられている の方向に進むに従って浅くなる溝の底とな ている。

 光学素子34とスライダ15とが結合されて成 る三角柱状の穴34b-1に結合集光素子20が挿入 れて固定されている様子を図7(a)、(b)に示す 図7(a)は、結合集光素子20と斜面34cの周辺を 学素子34の上面から透視した様子を示して る。また、図7(b)は、偏向面34a側から、結合 光素子20の周辺を透視した様子を示してい 。

 光学素子34が備えているV溝34bがスライダ1 5で被われることで形成される穴34b-1に押し込 まれた結合集光素子20の先端部は、図7(a)に示 すように、V溝34bの閉じられている端の斜面34 cに押し付けられて当接する。

 2つの平面34c-1、34c-2で構成される斜面34c 結合集光素子20を当接させると、結合集光素 子20は、斜面34cに外周端部P20、21の2点で当接 ることになる。図7(b)に示すように、結合集 光素子20の先端部は、斜面34cを構成する2つの 平面34c-1と34c-2から互いに対向する力(図7(b)中 の矢印)を受ける。この力により、結合集光 子20の先端部は、浮かないようにスライダ15 上面15aに押し付けられて、この上面15aに対 て垂直な方向の位置決めがなされ、且つ2つ の平面34c-1、34c-2で成すV字形状の中心に倣う に上面15aに平行な方向の位置決めがなされ 。

 光学素子14の場合と同様に光学素子34にお いては、斜面34cの位置及び傾きは、結合集光 素子20の直径、結合集光素子20の光の射出端 から偏向面34aを経て光導波路16の上端面まで の距離が考慮されて設けられている。光学素 子34とスライダ15を所定の位置で結合し、結 によりなる穴34b-1に結合集光素子20を挿入し 斜面34cに押し付けるようにして固定するこ により結合集光素子20の先端部の光軸方向 位置と、光軸方向に垂直な方向の位置とを 易に決めることができる。

 従って、穴34b-1に挿入され、先端部が斜 34cによりスライダ15の上面15aに押し付けられ 、浮き上がることなく安定して固定される結 合集光素子20から射出する収束光は、偏向面3 4aに精度良く導かれ、的確に偏向される。偏 された収束光は、光学素子34の下面に光ス ットを所望の位置に効率よく形成すること 出来る。この光スポットが形成される位置 、スライダ15が備えている光導波路16の上端 を合わせると、光スポットは光導波路16に り導波されディスク2に向けて射出される。

 溝34bの幅方向の中心を通り、且つ溝34の 伸方向の断面である中央断面34eに対して、2 の平面34c-1、34c-2が成す溝の幅方向の断面の V字形状が対称となるようにするのがより好 しい。このようにすると、穴34b-1に挿入した 結合集光素子20の射出端での光軸を、上記の 央断面34eの面内にあるようにすることがで る。よって、結合集光素子20から射出する 束光をより精度よく偏向面34aに導くことが き、光学素子14の下面に光スポットをより位 置精度、また効率よく形成することが出来る 。

 このように、光学素子14、34にスライダ15 結合することで、結合集光素子20からの光 容易に精度良く、例えばスライダ15の光導波 路16の入射面に導くことができる。このため 、光記録ヘッド3を構成する上で必要なスラ イダ15以外に、結合集光素子20を精度良く固 するための、例えば結合集光素子20の先端部 が浮いて不安定とならない様に押さえ込む新 たな部材等を必要としないため、光学素子14 小型で、薄くすることが出来る。

 これまで図2から図7を用いて説明した光 素子14、34に結合光学素子20を固定する際に 結合光学素子20の先端面と光学素子14、34の 射面(斜面14c、34c)との間に間隙が生じる。こ の間隙に、例えばアクリル系やエポキシ系の 屈折率が1.3~1.5程度の公知の光学部品用の接 剤等を充填するのが好ましい。このような 折率の値を有する接着剤等を間隙に充填す ことで、屈折率差による光の伝達効率の低 を抑えることが出来る。

 また、図8から図10に示す光学素子54のよ に、これまで説明した例えば斜面34cの先端 を、挿入されて固定される結合集光素子20の 射出端の光軸に対して垂直な平面54mにするの がより好ましい。図8は、光学素子54を備えた 光記録ヘッド3の一例の断面図である。スラ ダ15が備えている光導波路等は省略している 。

 光学素子54は、図9の斜視図に示すように 結合集光素子20を配設するためのV溝54bが設 られており、V溝54bの閉じられている端に斜 面54cがあり、その先端部に平面54mがある。斜 面54cは、結合集光素子20に対して、上記図5か ら図7を用いて説明した斜面34cと同じように 能する。

 光学素子54とスライダ15とが結合されて成 る三角形柱状の穴54b-1に結合集光素子20が挿 されて固定されている様子を図10(a)、(b)に示 す。図10(a)は、結合集光素子20と斜面54cの周 を光学素子54の上面から透視した様子を示し ている。また、図10(b)は、偏向面54a側から、 合集光素子20の周辺を透視した様子を示し いる。

 光学素子54が備えているV溝54bがスライダ1 5で被われることで形成される穴54b-1に押し込 まれた結合集光素子20の先端部は、図10(a)に すように、V溝54bの閉じられている端の斜面5 4cに押し付けられて当接する。

 2つの平面54c-1、54c-2で構成される斜面54c 結合集光素子20を当接させると、結合集光素 子20は、斜面54cに外周端部P30、31の2点で当接 ることになる。図10(b)に示すように、結合 光素子20の先端部は、斜面54cを構成する2つ 平面54c-1と54c-2から互いに対向する力(図10(b) の矢印)を受ける。この力により、結合集光 素子20の先端部は、スライダ15の上面15aに押 付けられて、この上面15aに対して垂直な方 の位置決めがなされ、且つ2つの平面54c-1、54 c-2で成すV字形状の中心に倣う様に上面15aに 行な方向の位置決めがなされる。

 光学素子34の場合と同様に光学素子54にお いては、斜面54cの位置及び傾きは、結合集光 素子20の直径、結合集光素子20の光の射出端 から偏向面54aを経て光導波路16の上端面まで の距離が考慮されて設けられている。光学素 子54とスライダ15を所定の位置で結合し、結 により形成される穴54b-1に結合集光素子20を 入し、斜面54cに押し付けるようにして固定 ることにより結合集光素子20の先端部の光 方向の位置と、光軸方向に垂直な方向の位 とを容易に決めることができる。

 更に、斜面54cの先端部を結合集光素子20 射出端の光軸に対して垂直な平面54mとする とで、結合集光素子20から射出された光は、 垂直に光学素子54に入射できるため、より効 よく光学素子54に入射することが出来る。 うした斜面の先端部を平面とすることは、 学素子34の斜面34cに対してのみではなく、光 学素子14の斜面14cの場合に対しても同様に可 である。また、上述した屈折率が1.3~1.5程度 の公知の光学部品用の接着剤等で平面54mと結 合集光素子20の先端面との間隙を充填すると 折率差による光の伝達効率の低下を抑える とが出来る。また、間隙が少ないため接着 等の充填量を少なくすることができるので 接着剤の応力による光記録ヘッド3の変形を 生じにくくすることができる。

 光ファイバ11及び結合集光素子20を光学素 子14に配設する開放されている一方の端から じられている他方の端までの溝の断面形状 、これまでの説明ではV字形状としているが 、V字形状に限定する必要はなく、例えば矩 状の溝としてもよいが、円筒形状の結合集 素子20の座りの良さや高精度に成形する容易 性からV字形状とするのが好ましい。また、 れまで説明した、例えばV溝14bは、その稜線 スライダ15との取り付け面である底面14dと ぼ並行に延伸し、開放されている一方の端 ら閉じられている他方の端の斜面14cに到る での断面形状は一定としているが、必ずし このように平行で断面形状を一定とする必 はない。例えば、偏向面14cへの入射角を大 くするためにV溝14bに傾斜を持たせても良い 、結合集光素子20を挿入し易い様に、V溝14b 開放されている端側の断面を大きくしても い。図2の様に、V溝14bを、その稜線が底面14 dとほぼ並行に延伸し、斜面14cに到るまでのV 14bの断面が、結合集光素子20の断面形状に わせた一定状態とすると、スライダ15と結合 して成る三角柱状の穴14b-1に挿入された結合 光素子20の配設がより規制され、結合集光 子20と溝14bとの位置をより良好に行うことが できるので好ましい。

 図3、図6、図9にそれぞれ示す光学素子14 34、54は、例えば、熱可塑性樹脂を材料とし 射出成形法やプレス成形法により形成する とが出来る。熱可塑性樹脂としては、例え 、ZEONEX(登録商標)480R(屈折率1.525、日本ゼオ (株))、PMMA(ポリメチルメタクリレート、例 ば、スミペックス(登録商標)MGSS、屈折率1.49 住友化学(株))、PC(ポリカーボネート、例え 、パンライト(登録商標)AD5503、屈折率1.585、 帝人化成(株))等が挙げられる。

 これまで説明した光学素子14、34、54を上 の成形法で製造する場合、斜面14c、34c、54c 傾斜方向は、それぞれの光学素子14、34、54 おける偏向面14a、34a、54aと略平行となる様 構成することが好ましい。このようにする とで、成形した光学素子14、34、54を、型か 抜きやすくすることが出来、製造効率を良 とすることが出来る。

 図2で示す光記録ヘッド3のように、光学 子14のV溝14bが開口している面にスライダ15が 固定され、V溝14bが開口している面の反対の に光学素子14を支持するサスペンションが固 定されるのが好ましい。

 光記録ヘッド3はこれをディスク2の上に 持するサスペンション4と結合する必要があ 、サスペンション4と結合する場所を光記録 ヘッド3に確保する必要がある。サスペンシ ン4で光記録ヘッド3を下側から保持する構成 は、ディスク2の上を浮上して相対移動する 上機構を有したスライダ15が必要であるため 困難である。

 また、光学素子14とスライダ15との間に挟 む様にサスペンション4を設ける構成は、結 集光素子20を設けるためのV溝14bがあるため 、このV溝14bの開口を避ける必要がある。ま 、光導波路16に集光する光束も避ける必要 ある。このため、例えば、サスペンション4 記録面の上を浮上走行する方向で且つ光学 子14の中央部で固定しようとする場合、サ ペンション4を固定する個所をV溝14bに沿った 光学素子14の中央とすることが出来ないので バランスの良い保持が困難となる。

 上記より、光学素子14のスライダ15を取り 付ける下面側に開口するV溝14bを設ける構成 するのが好ましく、このようにすると光学 子14の上面側にサスペンション4を容易に設 ることができる。光学素子14の上面は、V溝 の凹凸がない平面状態であり、サスペンシ ン4を取り付ける上での自由度が大きく、光 録ヘッド3をディスク2の上に安定して浮上 せることができるようにサスペンション4を 学素子14にバランス良く固定することがで る。また、上記の平面状態を利用して、例 ば、光学素子14の上面に組み立てを容易とす るサスペンション4との結合用の位置決めマ ク等を設けることもできる。また、サスペ ション4と光源から光を導く光ファイバ11と 近い状態となるため、光ファイバ11をサスペ ンション4に沿わせて固定することが容易に きる。

 また、光学素子14の下面側にスライダ15が 固定されると、スライダ15が備えている光導 路16に光学素子14により導かれる光を効率良 く伝達することができるため、好ましい。

 これまで説明した光ヘッドは、ディスク2 に対する情報記録に光を利用する光アシスト 式磁気記録ヘッドであるが、記録媒体に対す る情報記録に光を利用する光記録ヘッドであ って、磁気再生部17と磁気記録部18を有しな 、例えば、近接場光記録、相変化記録等の 録を行う光ヘッドとすることができる。ま 、光ヘッドは、近接場光を発生する微小な 属構造体(プラズモンプローブとも称する。) を光導波路16の光射出位置又はその近傍に設 てもよい。