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Title:
FUEL FILLING HOSE STOWAGE DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/104755
Kind Code:
A1
Abstract:
A fuel filling hose stowage device which allows even a fuel filling hose having a reinforcing material mixed therein to be stowed in a stowage compartment without causing expansion and protrusion of a wound section of the hose. The fuel filling hose stowage device has the stowage compartment (13) for stowing a sucking hose (11) and a supplying hose (12) which are used to fill a fuel tank (8), and also has a hose holding structure provided in the stowage compartment (13) and holding the sucking hose (11) with the hose having the wound section (11A). The hose holding structure includes a second bracket (18) mounted in the stowage compartment (13) and having an upper restraining section (18B) for restraining the upper part of the wound section (11A) of the sucking hose (11) and also having a lower restraining section (18C) for restraining the lower part of the wound section (11A). The upper restraining section (18B) and the lower restraining section (18C) of the second bracket (18) each have a first restraining means for restraining the wound section (11A) of the sucking hose (11) in the thickness direction thereof and a second restraining means for restraining the wound section (11A) in the winding diameter direction thereof.

Inventors:
KUMAGAI HIROSHI (JP)
MATSUSHITA MAKOTO (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/053073
Publication Date:
August 27, 2009
Filing Date:
February 20, 2009
Export Citation:
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Assignee:
HITACHI CONSTRUCTION MACHINERY (JP)
KUMAGAI HIROSHI (JP)
MATSUSHITA MAKOTO (JP)
International Classes:
B60K15/04; E02F9/00
Foreign References:
JP2002089391A2002-03-27
JP2000070398A2000-03-07
JP2007224568A2007-09-06
JPS5724122U1982-02-08
JP2003328887A2003-11-19
Other References:
See also references of EP 2253498A4
Attorney, Agent or Firm:
The Patent Body Corporate TAKEWA INTERNATIONAL PATENT OFFICE (JP)
Patent business corporation Takekazu international patent firm (JP)
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Claims:
 燃料タンクが設けられた建設機械に備えられ、上記燃料タンクへの給油に際して活用される燃料給油ホースが格納される格納室と、この格納室内に設けられ、上記燃料給油ホースを、巻回部を形成させた状態で保持するホース保持構造とを有する燃料給油ホースの格納装置において、
 上記ホース保持構造が、上記格納室に配置され、上記燃料給油ホースの上記巻回部の上側部分を拘束する上側拘束部と、上記巻回部の下側部分を拘束する下側拘束部とを有するブラケットを含むことを特徴とする燃料給油ホースの格納装置。
 上記請求項1記載の燃料給油ホースの格納装置において、
 上記ブラケットの上記上側拘束部、及び上記下側拘束部のそれぞれは、上記格納室に格納された上記燃料給油ホースの上記巻回部を、厚さ方向に膨張しないように拘束する第1拘束手段と、巻き径方向に膨張しないように拘束する第2拘束手段とを含むことを特徴とする燃料給油ホースの格納装置。
 上記請求項2記載の燃料給油ホースの格納装置において、
 上記格納室を上記燃料タンクに隣接して設け、この格納室の側部に上記燃料給油ホースの上記格納室への搬入及び上記格納室からの搬出を可能にする開口部を有し、
 上記格納室の上記開口部を開閉するカバーを備え、
 上記ブラケットを、上記燃料給油ホースの上記巻回部が上記カバーによって形成される面部に対して斜め方向に巻回された形態を保つように、上記格納室内に固定したことを特徴とする燃料給油ホースの格納装置。
 上記請求項3記載の燃料給油ホースの格納装置において、
 上記格納室内の上記燃料タンク側である後側位置に設けられ、補強部材を成す後側サポートと、上記格納室内の前側位置に設けられ補強部材を成す前側サポートと、上記後側サポートに固定される別のブラケットとを設け、
 上記ブラケットが、上記別のブラケットに固定される傾斜板部を有する板部材を含み、
 上記燃料給油ホースが、燃料の吸い込み部を形成するストレーナを有し、
 上記ホース保持構造が、上記前側サポートに固定され、上記燃料給油ホースの上記ストレーナを保持するストレーナ保持部を含むことを特徴とする燃料給油ホースの格納装置。
 上記請求項4記載の燃料給油ホースの格納装置において、
 上記ブラケットの上記上側拘束部及び上記下側拘束部を、上記ブラケットの上記板部材の上記傾斜板部を除いた部分に設け、
 上記上側拘束部の上記第1拘束手段及び上記第2拘束手段によって、下方が開放され、
上記燃料給油ホースの上記巻回部の上記上側部分を収容可能なコ字形状部を形成させ、
 上記下側拘束部の上記第1拘束手段及び上記第2拘束手段によって、上記燃料給油ホースの上記巻回部の上記下側部分を収容可能な、平面視が略四角形の環状部を形成させたことを特徴とする燃料給油ホースの格納装置。
Description:
燃料給油ホースの格納装置

 本発明は、油圧ショベル等の建設機械に えられ、燃料タンクに燃料を供給する際に 用される燃料給油ホースを格納する格納室 有する燃料給油ホースの格納装置に関する

 この種の従来技術として、特許文献1に示さ れるものがある。この従来技術は、建設機械 である油圧ショベルの旋回体に、燃料タンク を設け、この燃料タンクに隣接させて、燃料 タンクへの給油に際して活用される燃料給油 ホースが格納される格納室を設け、この格納 室内に燃料給油ホースを、巻回部を形成させ た状態で保持するホース保持構造を備えた構 成となっている。ホース保持構造は、格納室 内に設けられた部材と、この部材に固定され 、上方が開放されたコ字形状のフックを含ん でいる。このフックに燃料供給ホースの巻回 部が係止されるようになっている。

特開2003-328887公報

 従来活用されている燃料給油ホースは、 体がゴムから成り、比較的柔軟であること ら、例えば燃料タンクへの給油作業が終了 た後に、複数回にわたって燃料給油ホース 一部を巻き回して巻回部を形成させ、この 回部を上述した従来技術のホース保持構造 構成するフックに係止させても、支障を生 ることなく安定した巻回部の形態を保つよ に、燃料給油ホースを格納室に格納させる とができる。

 ところで、昨今開発されて来ている補強 が混入された燃料給油ホースを、格納室に 納させようとする場合には問題がある。す わち、このような補強材の混入された燃料 油ホースは、単にゴムを素材とするものに べて腰が強く、弾発力が大きいので、燃料 油ホースの一部を巻き回して巻回部を形成 せ、その巻回部を上述した従来技術のホー 保持構造を構成するフックに係止させよう した際に、巻回部の弾発力によってこの巻 部が膨張して不安定となったり、あるいは 納室から飛び出す虞がある。このようなこ から、補強材が混入されている燃料給油ホ スであっても、安定した巻回部の形態を維 させて格納室に格納させることができる格 装置の開発が従来から要望されていた。

 本発明は、上述した従来技術における実 からなされたもので、その目的は、補強材 混入されている燃料給油ホースであっても 巻回部の膨張や飛び出しを生じることなく 納室に格納させることができる燃料給油ホ スの格納装置を提供することにある。

 この目的を達成するために、本発明に係 燃料給油ホースの格納装置は、燃料タンク 設けられた建設機械に備えられ、上記燃料 ンクへの給油に際して活用される燃料給油 ースが格納される格納室と、この格納室内 設けられ、上記燃料給油ホースを、巻回部 形成させた状態で保持するホース保持構造 を有する燃料給油ホースの格納装置におい 、上記ホース保持構造が、上記格納室に配 され、上記燃料給油ホースの上記巻回部の 側部分を拘束する上側拘束部と、上記巻回 の下側部分を拘束する下側拘束部とを有す ブラケットを含むことを特徴としている。

 このように構成した本発明は、例えば、 料タンクへの燃料の給油が終了した後に、 料給油ホースを格納室へ格納する際には、 料給油ホースの一部を巻き回して巻回部を 成し、この状態で巻回部の上側部分をブラ ットの上側拘束部によって拘束させ、下側 分をブラケットの下側拘束部によって拘束 せることにより、補強材が混入されている 料給油ホースであっても、その巻回部を膨 や飛び出しを生じることなく安定した形態 保って格納室に格納させることができる。 たがって、格納室への燃料給油ホースの格 作業が容易となる。なお、燃料タンクへ燃 を給油するに際し、格納室に格納されてい 燃料給油ホースを取り出す際には、ブラケ トの上側拘束部による燃料給油ホースの巻 部の上側部分に対する拘束を解き、また、 ラケットの下側拘束部の下側部分に対する 束を解くことにより、燃料給油ホースを格 室から容易に取り出すことができる。

 また、本発明に係る燃料給油ホースの格 装置は、上記発明において、上記ブラケッ の上記上側拘束部、及び上記下側拘束部の れぞれは、上記格納室に格納された上記燃 給油ホースの上記巻回部を、厚さ方向に膨 しないように拘束する第1拘束手段と、巻き 径方向に膨張しないように拘束する第2拘束 段とを含むことを特徴としている。

 このように構成した本発明は、ブラケッ の上側拘束部の第1拘束手段と下側拘束部の 第1拘束手段とによって、燃料給油ホースの 回部を厚さ方向に膨張しないように拘束で 、上側拘束部の第2拘束手段と下側拘束部の 2拘束手段とによって、燃料給油ホースの巻 回部を巻き径方向に膨張しないように拘束す ることができ、これらによって燃料給油ホー スが補強材が混入された弾発力の大きいホー スであっても、その巻回部を膨張や飛び出し を生じることなく、確実に安定した形態を保 って格納室に格納させることができる。

 また、本発明に係る燃料給油ホースの格 装置は、上記発明において、上記格納室を 記燃料タンクに隣接して設け、この格納室 側部に上記燃料給油ホースの上記格納室へ 搬入及び上記格納室からの搬出を可能にす 開口部を有し、上記格納室の上記開口部を 閉するカバーを備え、上記ブラケットを、 記燃料給油ホースの上記巻回部が上記カバ によって形成される面部に対して斜め方向 巻回された形態を保つように、上記格納室 に固定したことを特徴としている。

 このように構成した本発明は、燃料給油 ースを格納室へ格納する際には、カバーを いて格納室の開口部から燃料給油ホースの 回部が斜め方向に向くように、燃料給油ホ スを搬入させればよいので、燃料給油ホー の格納室への搬入作業を容易に行なうこと できる。また、例えば格納室を平面視が略 角形となるように形成した場合には、その 角形の対角線に沿うように燃料給油ホース 巻回部を配置することができる。これによ て、格納室の形状寸法を比較的小さく設定 ることができる。

 また、本発明に係る燃料給油ホースの格 装置は、上記発明において、上記格納室内 上記燃料タンク側である後側位置に設けら 、補強部材を成す後側サポートと、上記格 室内の前側位置に設けられ補強部材を成す 側サポートと、上記後側サポートに固定さ る別のブラケットとを設け、上記ブラケッ が、上記別のブラケットに固定される傾斜 部を有する板部材を含み、上記燃料給油ホ スが、燃料の吸い込み部を形成するストレ ナを有し、上記ホース保持構造が、上記前 サポートに固定され、上記燃料給油ホース 上記ストレーナを保持するストレーナ保持 を含むことを特徴としている。

 このように構成した本発明は、上側拘束 及び下側拘束部を有するブラケットを、こ ブラケットの板部材の傾斜板部、及び別の ラケットを介して補強部材を成す後側サポ トに強固に固定することができる。これに って、ブラケットの上側拘束部及び下側拘 部をカバーによって形成される面部に対し 斜め方向に、安定して保つことができる。 た、格納室内に、燃料給油ホースを格納し 際に、この燃料給油ホースのストレーナを 側サポートに固定されたストレーナ保持部 保持させることができる。これによって、 料給油ホースをさらに安定した状態で格納 内に格納させることができる。

 また、本発明に係る燃料給油ホースの格 装置は、上記発明において、上記ブラケッ の上記上側拘束部及び上記下側拘束部を、 記ブラケットの上記板部材の上記傾斜板部 除いた部分に設け、上記上側拘束部の上記 1拘束手段及び上記第2拘束手段によって、 方が開放され、上記燃料給油ホースの上記 回部の上記上側部分を収容可能なコ字形状 を形成させ、上記下側拘束部の上記第1拘束 段及び上記第2拘束手段によって、上記燃料 給油ホースの上記巻回部の上記下側部分を収 容可能な、平面視が略四角形の環状部を形成 させたことを特徴としている。

 このように構成した本発明は、燃料給油 ースを格納室へ格納する際には、例えば、 料給油ホースの巻回部の下側部分を、下側 束部の第1拘束手段及び第2拘束手段によっ 形成される平面視が略四角形の環状部に収 させ、この状態で巻回部を上下方向に押圧 、巻回部を押し潰すようにしてこの巻回部 上側部分を、上側拘束部の第1拘束手段及び 2拘束手段によって形成されるコ字形状部に 収容させることにより、燃料給油ホースの巻 回部を、これらのブラケットの上側拘束部及 び下側拘束部に容易に保持させることができ 、燃料給油ホースの格納作業を能率良く行な うことができる。また、燃料タンクへの燃料 の給油に際し、格納室に格納されている燃料 給油ホースを取り出す場合には、例えば上述 とは逆に燃料給油ホースの巻回部を上下方向 に押圧して、ブラケットの上側拘束部から外 し、さらに巻回部を下側拘束部から取り出せ ばよく、この燃料給油ホースの取り出し作業 を容易に行なうことができる。

 本発明は、燃料給油ホースを、巻回部を 成させた状態で保持するホース保持構造が 格納室に配置され、燃料給油ホースの巻回 の上側部分を拘束する上側拘束部と、上記 回部の下側部分を拘束する下側拘束部とを するブラケットを含むことから、ブラケッ の上側拘束部と下側拘束部とによって、燃 給油ホースが、補強材が混入された弾発力 大きいホースであっても、燃料タンクへの 料の給油が終了した際などに、この燃料給 ホースの巻回部を膨張や飛び出しを生じる となく、安定した形態を保って格納室に格 させることができる。したがって、格納室 の燃料給油ホースの格納作業が容易となる これによって、燃料タンクへの燃料の給油 業の能率を向上させることができる。また 各種作業に伴って衝撃力や大きな振動を受 やすい建設機械において、各種作業中に、 納室に格納される燃料給油ホースが補強材 混入された弾発力が大きいホースであって 、この燃料給油ホースを安定した状態に保 ことができ、信頼性の高い燃料給油ホース 格納装置を実現させることができる。

 以下,本発明に係る燃料給油ホースの格納 装置を実施するための最良の形態を図に基づ いて説明する。

 図1は本発明に係る燃料給油ホースの格納 装置の一実施形態が備えられる建設機械の一 例として挙げた小旋回型油圧ショベルを示す 図で、(a)図は側面図、(b)図は正面図である。

 本実施形態に係る燃料給油ホースの格納 置は、図1に示すように、建設機械例えば小 旋回型油圧ショベルに備えられるものであり 、走行体1と、この走行体1上に配置される旋 体2と、この旋回体2に上下方向の回動可能 取り付けられるフロント作業機3とを備えて る。フロント作業機3は、ブーム4とアーム5 バケット6とを含んでいる。また、旋回体2 には、同図1の(b)図に示すように、フロント 業機3を挟んで一方の側に運転室7が設けら ている。他方の側には、同図1の(a)図に示す うに、燃料タンク8と、本実施形態に係る燃 料給油ホースの格納装置9とが設けられてい 。

 図2は本実施形態に係る燃料給油ホースの 格納装置が配置される図1に示す小旋回型油 ショベルの旋回体の要部を示す斜視図、図3 図2に示す要部においてカバーを外した状態 を示す斜視図である。図4は本実施形態に係 燃料給油ホースの格納装置に備えられるホ ス保持構造を示す図で、図3のA方向から見た 図、図5は本実施形態に係る燃料給油ホース 格納装置に備えられるホース保持構造を示 図で、図3のB方向から見た図である。図6は 実施形態に係る燃料給油ホースの格納装置 備えられる補強部材を成す後側サポートを す図で、(a)図は正面図、(b)図は平面図、(c) は側面図、図7は本実施形態に係る燃料給油 ースの格納装置に備えられる補強部材を成 前側サポートを示す図で、(a)図は正面図、( b)図は平面図、(c)図は側面図である。図8は本 実施形態に係る燃料給油ホースの格納装置に 備えられるホース保持構造を構成する第1ブ ケットを示す図で、(a)図は正面図、(b)図は 面図、(c)図は側面図、図9は本実施形態に係 燃料給油ホースの格納装置に備えられるホ ス保持構造を構成する第2ブラケットを示す 図で、(a)図は正面図、(b)図は平面図、(c)図は 側面図、(d)図は裏面図、図10は本実施形態に る燃料給油ホースの格納装置に備えられる ース保持構造を構成するストレーナを示す で、(a)図は正面図、(b)図は平面図である。

 本実施形態に係る燃料給油ホースの格納 置9は、図3に示すように、燃料給油ホース すなわち燃料が収容される図示しないドラ 缶等の容器内の燃料が吸い込まれる吸い込 ホース11と、この吸い込みホース11によって い込まれた燃料を燃料タンク8に供給する供 給ホース12とが格納される格納室13を備えて る。吸い込みホース11及び供給ホース12は、 えばゴム素材に補強材が含まれ、比較的腰 強く、弾発力が大きいものから成っている この格納室13は、例えば燃料タンク8に隣接 て設けてある。この格納室13の側部には、 い込みホース11及び供給ホース12の格納室13 の搬入及び格納室13からの搬出を可能にする 開口部13Aを形成してあり、この開口部13Aには 図2に示すように、開口部13Aを開閉するカバ 10を取り付けてある。

 本実施形態は、図3,4,5に示すように、格 室13内に設けられ、燃料給油ホース、例えば 吸い込みホース11を巻回部11Aを形成させた状 で保持するホース保持構造を備えている。 のホース保持構造は、図5に示すように、吸 い込みホース11の巻回部11Aの上側部分を拘束 る上側拘束部18Bと、巻回部11Aの下側部分を 束する下側拘束部18Cとを有する第2部ラケッ ト18Aを含んでいる。

 この第2部ラケット18Aの上側拘束部18B、及 び下側拘束部18Cのそれぞれは、格納室13に格 された吸い込みホース11の巻回部11Aを、ホ スが重なり合う方向、すなわちホースの厚 方向に膨張しないように拘束する第1拘束手 と、巻き径方向に膨張しないように拘束す 第2拘束手段とを含んでいる。なお、第2ブ ケット18Aは、図3に示すように、吸い込みホ ス11の巻回部11Aが上述したカバー10によって 形成される面部に対して斜め方向に巻回され た形態を保つように、格納室13内に固定され いる。

 また、本実施形態は、図3,6に示すように 格納室13内の燃料タンク8側である後側位置 設けられ、補強部材を成す後側サポート14 、図3,7に示すように、格納室13内の前側位置 に設けられ補強部材を成す前側サポート15と 図3に示すように、後側サポート14に固定さ る別のブラケット、すなわち第1ブラケット 17とを備えている。

 後側サポート14は図6に示すように、立ち がり部と、この立ち上がり部の上部に連設 れる水平部とを有するL字形状に形成され、 立ち上がり部には2つのボルト孔14Aが設けら ている。また、前側サポート15も図7に示す うに、立ち上がり部と、この立ち上がり部 上部に連設される水平部とを有するL字形状 形成され、その立ち上がり部には2つのボル ト孔15Aが設けられている。

 第1ブラケット17は、図8の(b)図に示すよう に、例えば平面視がW字状の第1板部材17Aと、 の第1板部材17Aに固定され、例えば平面視が L字状の第2板部材17Bとから成っている。同図8 の(a)図に示すように、第1板部材17Aには2つの 17A1を形成してある。これらの2つの穴17A1は 上述した後側サポート10のボルト孔14Aに適 され、これらの穴17A1、ボルト孔14Aにボルト 挿入され、螺合されることにより、第1ブラ ケット17が後側サポート14に固定されるよう なっている。また、同図8の(a)(b)図に示すよ に、第2板部材17Bには、2つのナット17B1、及 これらのナット17B1のねじ孔のそれぞれに連 通する穴17B2を形成してある。

 図9に示すように、第2ブラケット18は、傾 斜板部18A1を有する板部材18Aを有し、この板 材18Aの傾斜板部18A1を除いた部分の上方位置 上側拘束部18Bを固定してあり、下方位置に 側拘束部18Cを固定してある。傾斜板部18A1に は、上述した図8に示す第1ブラケット17の第2 部材17Bに設けたナット17B1及び穴17B2のそれ れに適合する位置に形成された穴18A1aを設け てある。これらの第1ブラケット17のナット17B 1及び穴17B2と、第2ブラケット18の傾斜板部18A1 とが適合され、これらの穴18A1a及びナット17B1 、穴17B2にボルトが挿入され螺合されること よって、図3に示すように、第2ブラケット18B の傾斜板部18A1が第1ブラケット17に固定され ようになっている。

 図9に示すように、第2ブラケット18の上側 拘束部18Bは、板部材18Aに固定される一対のパ イプ状体から成る固定部18B1と、この固定部18 B1の上部に連設される一対のパイプ状体から る水平部18B2と、この水平部18B2の先端から 下されるU字状の垂下部18B3とを有し、下方が 開放され、吸い込みホース11の巻回部11Aの上 部分を収容可能なコ字形状部に形成されて る。この上側拘束部18Bの固定部18B1と、この 固定部18B1に対向する垂下部18B3とによって、 い込みホース11の巻回部11Aの上側部分を厚 方向に膨張しないように拘束する第1拘束手 が構成され、水平部18B2によって、吸い込み ホース11の巻回部11Aの上側部分を巻き径方向 膨張しないように拘束する第2拘束手段が構 成されている。

 また、図9に示すように、第2ブラケット18 の下側拘束部18Cは、板部材18Aに固定される固 定部18C1と、この固定部18C1に対向するように 置される前側部18C2と、これらの固定部18C1 び前側部18C2に連設される側部18C3,18C4とを有 、吸い込みホース11の巻回部11Aの下側部分 収容可能な平面視が略四角形の環状部に形 されている。固定部18C1と前側部18C2とによっ て、吸い込みホース11の巻回部11Aの下側部分 厚さ方向に膨張しないように拘束する第1拘 束手段が構成され、側部18C3,18C4によって吸い 込みホース11の巻回部11Aの下側部分を巻き径 向に膨張しないように拘束する第2拘束手段 が構成されている。

 また、上述した図4に示すように、吸い込 みホース11の一端は燃料給油ポンプ21に連結 れ、この吸い込みホース11の他端には燃料が 収容されたドラム缶等から燃料を吸い込む際 の吸い込み口を形成するストレーナ19が取り けられている。これらのストレーナ19内に 、ドラム缶等の容器方向への逆流を防止す 逆止弁が内蔵されている。供給ホース12の一 端は上述した燃料給油ポンプ21に連結されて る。この供給ホース12の他端は燃料タンク8 の供給口となっている。燃料給油ポンプ21 、例えば図3に示す燃料タンク8の下方に位置 する旋回フレーム2A内に形成された空間部に 置可能になっている。

 図3,4に示すように、前側サポート15には 吸い込みホース11のストレーナ19を保持する トレーナ保持部20を固定してある。このス レーナ保持部20も、上述した第2ブラケット18 とともに、吸い込みホース11を保持するホー 保持構造に含まれている。このストレーナ 持部20は、図10に示すように、吸い込みホー ス11のストレーナ19が挿入される筒状部23と、 この筒状部23を支持するとともに、前側サポ ト15に固定される受け部23とを備えている。 受け部23は、この受け部23を前側サポート15に 固定するボルトが挿入される穴22A1を有する ち上がり部22Aと、この立ち上がり部22Aの上 に連設され、筒状部23が固定される水平部22A とから成っている。受け部23の立ち上がり部2 2Aの穴22A1は、図7に示す前側サポート15のボル ト孔15Aに適合され、これらの穴22A1、ボルト 15Aにボルトが挿入され螺合されることによ て、受け部23が前側サポート15に固定される うになっている。

 このように構成される本実施形態は、燃 タンク8への燃料の給油が終了した後に、燃 料給油ホースである吸い込みホース11、及び 給ホース12を格納室13へ格納する際に、例え ば吸い込みホース11の一部を巻き回して巻回 11Aを形成し、これらの吸い込みホース11と 給ホース12と燃料給油ポンプ21とを開口部13A ら格納室13内に搬入し、この状態で吸い込 ホース11の巻回部11Aの例えば下側部分を、固 定部18C1、前側部18C2、側部18C3,18C4によって形 される平面視が四角形の環状部、すなわち 2ブラケット18の下部拘束部18Cに収納させ、 の状態で巻回部11Aを上下方向に押圧し、固 部18B1、水平部18B2、垂下部18B3によって形成 れるコ字形状、すなわち第2部ラケット18の 側拘束部18Bに収容させることにより、吸い みホース11の巻回部11Aを、第2ブラケット18 上側拘束部18B及び下側拘束部18Cに容易に保 させることができる。吸い込みホース11に取 り付けたストレーナ19は、ストレーナ保持部2 0の筒状部23に挿入する。また、燃料給油ポン プ21は、例えば燃料タンク8の下方に収納され る。その後、図2に示すように、格納室13の開 口部13Aをカバー10によって閉じる。このよう して、吸い込みホース11及び供給ホース12の 格納作業を能率良く行なうことができる。

 また、燃料タンク8への燃料を給油する際 には、格納室13のカバー10を開き、吸い込み ース11に設けられたストレーナ19をストレー 保持部20の筒状部23から抜き出し、吸い込み ホース11の巻回部11Aを上下方向に押圧して、 2ブラケット18の上側拘束部18Bから外し、さ に巻回部11Aを下側拘束部18Cから取り外し、 の状態で吸い込みホース11と供給ホース12と 燃料給油ポンプ21とを、例えば格納室13の開 部13Aから搬出させ、吸い込みホース11に設け られたストレーナ19を燃料が収容されたドラ 缶等の容器の内部に挿入し、供給ホース12 他端を燃料タンク8内に挿入し、この状態で 料給油ポンプ21を駆動すればよい。これに り、ドラム缶等の容器内に収容された燃料 、吸い込みホース11及び供給ホース12によっ 導かれて燃料タンク8内へ供給される。燃料 の供給終了後は、上述のようにして、吸い込 みホース11、供給ホース12、及び燃料給油ポ プ21が格納、収納される。

 このように構成した本実施形態によれば 燃料タンク8への燃料の給油が終了した後に 、燃料給油ホースを構成する吸い込みホース 11を格納室13へ格納する際には、上述したよ に吸い込みホース11の巻回部11Aの上側部分を 第2ブラケット18の上側拘束部13Bによって拘束 し、下側部分を第2ブラケット18の下側拘束部 18Cによって拘束することにより、補強材が混 入されている吸い込みホース11であっても、 の巻回部11Aを膨張や飛び出しを生じること く安定した形態を保って格納室13に格納さ ることができる。したがって、格納室13への 吸い込みホース11及び供給ホース12の格納作 が容易となる。これによって、燃料タンク8 の燃料の給油作業の能率を向上させること できる。また、各種作業に伴って衝撃力や きな振動を受けやすい当該建設機械、すな ち小旋回型油圧ショベルにおいても、各種 業中に、格納室13に格納される吸い込みホ ス11及び供給ホース12が補強材が混入された 発力が大きいホースであっても、これらの い込みホース11及び供給ホース12を安定した 状態に保つことができ、信頼性の高い吸い込 みホース11及び供給ホース12の格納装置を実 させることができる。

 また、第2ブラケット18の上側拘束部18Bの 1拘束手段を構成する固定部18B1、垂下部18B3 、下側拘束部13Cの第1拘束手段を構成する固 定部18C1、前側部18C2とによって、吸い込みホ ス11の巻回部11Aを厚さ方向に膨張しないよ に拘束でき、上側拘束部18Bの第2拘束手段を 成する水平部18B2と、下側拘束部13Cの第2拘 手段を構成する側部18C3,18C4とによって、吸 込みホース11の巻回部11Aを巻き径方向に膨張 しないように拘束することができ、これらに よって吸い込みホース11を確実に安定した形 を保って格納室13に格納させることができ 。

 また、巻回部11Aが形成された吸い込みホ ス11を格納室13へ格納する際には、カバー10 開いて、格納室13の開口部13Aから吸い込み ース11の巻回部11Aが斜め方向に向くように吸 い込みホース11を搬入させればよいので、吸 込みホース11及び供給ホース12の格納室13へ 搬入作業を容易に行なうことができる。ま 、例えば格納室13を平面視が略四角形とな ように形成した場合には、その四角形の対 線に沿うように吸い込みホース11の巻回部11A を配置することができる。これによって、格 納室13の形状寸法を比較的小さく設定するこ ができる。

 また、上側拘束部18B及び下側拘束部18Cを する第2ブラケット18を、この第2ブラケット 18の板部材18Aの傾斜板部18A1、及び第1ブラケ ト17を介して補強部材を成す後側サポート14 強固に固定することができる。これによっ 、第2ブラケット18の上側拘束部18B及び下側 束部18Cをカバー10によって形成される面部 対して斜め方向に、安定して保つことがで る。また、格納室13内に、吸い込みホース11 び供給ホース12を格納した際に、吸い込み ース11に取り付けたストレーナ19を前側サポ ト15に固定されたストレーナ保持部20に保持 させることができる。これによって、吸い込 みホース11をさらに安定した状態で格納室13 に格納させることができる。

本発明に係る燃料給油ホースの格納装 の一実施形態が備えられる建設機械の一例 して挙げた小旋回型油圧ショベルを示す図 、(a)図は側面図、(b)図は正面図である。 本実施形態に係る燃料給油ホースの格 装置が配置される図1に示す小旋回型油圧シ ョベルの旋回体の要部を示す斜視図である。 図2に示す要部においてカバーを外した 状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る燃料給油ホースの格 装置に備えられるホース保持構造を示す図 、図3のA方向から見た図である。 本実施形態に係る燃料給油ホースの格 装置に備えられるホース保持構造を示す図 、図3のB方向から見た図である。 本実施形態に係る燃料給油ホースの格 装置に備えられる補強部材を成す後側サポ トを示す図で、(a)図は正面図、(b)図は平面 、(c)図は側面図である。 本実施形態に係る燃料給油ホースの格 装置に備えられる補強部材を成す前側サポ トを示す図で、(a)図は正面図、(b)図は平面 、(c)図は側面図である。 本実施形態に係る燃料給油ホースの格 装置に備えられるホース保持構造を構成す 第1ブラケットを示す図で、(a)図は正面図、 (b)図は平面図、(c)図は側面図である。 本実施形態に係る燃料給油ホースの格 装置に備えられるホース保持構造を構成す 第2ブラケットを示す図で、(a)図は正面図、 (b)図は平面図、(c)図は側面図、(d)図は裏面図 である。 本実施形態に係る燃料給油ホースの格 納装置に備えられるホース保持構造を構成す るストレーナを示す図で、(a)図は正面図、(b) 図は平面図である。

符号の説明

 2  旋回体
 2A 旋回フレーム
 8  燃料タンク
 9  燃料給油ホースの格納装置
 10  カバー
 11  吸い込みホース(燃料給油ホース)
 11A 巻回部
 12  供給ホース(燃料給油ホース)
 13  格納室
 13A 開口部
 14  後側サポート
 15  前側サポート
 16  ホース保持装置
 17  第1ブラケット
 17A 第1板部材
 17B 第2板部材
 18  第2ブラケット(ホース保持構造)
 18A 板部材
 18A1 傾斜板部
 18B 上側拘束部
 18B1 固定部(第1拘束手段)
 18B2 水平部(第2拘束手段)
 18B3 垂下部(第1拘束手段)
 18C 下側拘束部
 18C1 固定部(第1拘束手段)
 18C2 前側部(第1拘束手段)
 18C3 側部(第2拘束手段)
 18C4 側部(第2拘束手段)
 19  ストレーナ
 20  ストレーナ保持部(ホース保持構造)
 21  燃料給油ポンプ
 22  受け部
 22A 立ち上がり部
 22B 水平部
 23  筒状部




 
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