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Title:
LIQUID CRYSTAL DISPLAY DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/119798
Kind Code:
A1
Abstract:
A branch section (62ae) of a pixel electrode (62a) and a diagonal section (S1k) of a data line (S1) are extended in a direction, which is different from an x direction and a y direction and diagonal to the y direction, in a pixel area (PA). A liquid crystal layer (203) is aligned in a direction, which is different from the x direction and the y direction and diagonal to the y direction, in the pixel area (PA).

Inventors:
OGURA KENJI (JP)
TANAKA HIRONAO (JP)
YAMAGUCHI HIDEMASA (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/056274
Publication Date:
October 01, 2009
Filing Date:
March 27, 2009
Export Citation:
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Assignee:
SONY CORP (JP)
OGURA KENJI (JP)
TANAKA HIRONAO (JP)
YAMAGUCHI HIDEMASA (JP)
International Classes:
G02F1/1343; G02F1/1368
Foreign References:
JP2005338264A2005-12-08
JP2000292782A2000-10-20
JP2009115841A2009-05-28
JP2009115834A2009-05-28
Attorney, Agent or Firm:
IWASAKI, Sachikuni et al. (JP)
Yukikuni Iwasaki (JP)
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Claims:
 液晶パネルにて複数の画素が第1の方向と当該第1の方向に直交する第2の方向とのそれぞれにマトリクス状に設けられた画素領域において、画素電極と共通電極とが液晶層に横電界を印加し、当該液晶層と偏光板とを介して出射される光によって、前記画素領域において画像が表示される液晶表示装置であって、
 前記液晶パネルは、
 前記複数の画素にて前記第2の方向に並ぶ複数の画素を区画するように複数が第2の方向に間隔を隔てて設けられている第1の配線と、
 前記複数の画素にて前記第1の方向に並ぶ複数の画素を区画するように複数が第1の方向に間隔を隔てて設けられている第2の配線と
 を有し、
 前記第2の配線は、
 前記画素領域において前記第1の方向および前記第2の方向と異なる方向であって、前記第2の方向に対して傾斜する方向に延在している傾斜部
 を含み、
 前記画素電極は、
 前記第1の方向に延在する基幹部と、
 前記基幹部に接続されており、前記画素領域において前記第1の方向および前記第2の方向と異なる方向であって、前記第2の方向に対して傾斜する方向に延在している枝部と
 を含み、当該枝部が前記第1の方向において間隔を隔てて複数設けられており、
 前記液晶層は、前記画素領域において前記第1の方向または前記第2の方向に対して傾斜する方向に液晶分子が配向されている
 液晶表示装置。
 前記画素領域において前記液晶層と前記偏光板とを介して出射される光により表示される画像は、透過軸が前記第1の方向または前記第2の方向にある偏光素子を介して、視認される、
 請求項1に記載の液晶表示装置。
 前記枝部は、前記第2の配線の傾斜部が延在する方向に沿って延在している、
 請求項2に記載の液晶表示装置。
 前記第2の配線の傾斜部と前記枝部とのそれぞれは、前記画素領域において前記第2の方向に対して、2°以上であって45°以下の角度範囲にて傾斜した方向に延在している、
 請求項3に記載の液晶表示装置。
 前記第2の配線の傾斜部と前記枝部とのそれぞれは、前記画素領域において前記第2の方向に対して、45°の角度で傾斜した方向に延在している、
 請求項4に記載の液晶表示装置。
 前記第2の配線は、前記画素領域において隣接する他の画素に対応するように設けられた他の第2の配線から間隔を隔てるように、前記第1の方向と前記第2の方向とに階段状に屈折した屈折部を含む、
 請求項5に記載の液晶表示装置。
 前記第2の配線の傾斜部は、
 前記第1の方向および前記第2の方向と異なる第3の方向に延在する第1傾斜部と、
 前記第1の方向,前記第2の方向および前記第3の方向のそれぞれに対して異なる第4の方向に延在する第2傾斜部と
 を含み、
 当該第1傾斜部と当該第2傾斜部とのそれぞれが、前記画素領域の一画素に対応するように形成されている、
 請求項3に記載の液晶表示装置。
 前記第2の配線の傾斜部は、
 前記第1の方向および前記第2の方向と異なる第3の方向に延在する第1傾斜部と、
 前記第1の方向,前記第2の方向および前記第3の方向のそれぞれに対して異なる第4の方向に延在する第2傾斜部と
 を含み、
 当該第1傾斜部と当該第2傾斜部とのそれぞれは、前記画素領域において前記第2の方向に並ぶ複数の画素にて交互に配置されている、
 請求項3に記載の液晶表示装置。
Description:
液晶表示装置

 本発明は、液晶パネルにて複数の画素が トリクス状に設けられた画素領域において 晶層に横電界を印加し、当該液晶層と偏光 とを介して出射される光によって、画素領 において画像が表示される液晶表示装置に する。

 液晶表示装置は、一対の基板の間に液晶 が封入された液晶パネルを、表示パネルと て有している。液晶パネルは、たとえば、 過型であり、液晶パネルの背面に設けられ バックライトなどの照明装置により出射さ た照明光を変調して透過させる。そして、 の変調した照明光によって画像の表示が、 晶パネルの正面において実施される。

 液晶表示装置に内蔵される液晶パネルは たとえば、アクティブマトリクス方式であ 、画素スイッチング素子として機能する薄 トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)が画素領 域に複数形成されているTFTアレイ基板と、そ のTFTアレイ基板に対面するように対向する対 向基板と、TFTアレイ基板および対向基板の間 に設けられた液晶層とを有する。

 このアクティブマトリクス方式の液晶パ ルにおいては、画素スイッチング素子が画 電極に電位を入力することによって、画素 極と共通電極との間にて生ずる電界を液晶 に印加し、液晶層の液晶分子の配向を変化 せる。そして、これにより、その画素を透 する光の透過率を制御し、その透過する光 変調させ、画像の表示を実施する。

 このような液晶パネルにおいては、TN(Twis ted Nematic)モード,ECB(Electrically Controlled Birefri ngence)モード,垂直配向モードなどの他、横電 を液晶層に印加するモードとして、IPS(In-Pla ne-Swiching)方式、FFS(Fringe Field Switching)方式な 、さまざまな表示モードが知られている(た とえば、特許文献1,特許文献2参照)。この横 界を印加するモードにおいては、デュアル メイン化をすることが提案されている(たと ば、特許文献3参照)。

特開平10-170924号公報

特開2007-226200号公報

特開2007-264231号公報

 液晶表示装置は、たとえば、携帯可能な バイル機器に搭載される。このような場合 画像表示が実施される矩形形状の画素領域 x方向に長いランドスケープ(横長)の状態、 よび、y方向に長いポートレート(縦長)の状 のいずれにおいても、その表示された画像 ユーザーが視認可能なように構成すること 必要とされる。

 しかしながら、たとえば、屋外において 、ユーザーが偏光サングラスを介して、そ 画面の画像を視認する場合があるため、上 のIPS方式やFFS方式のような横電界方式の液 表示装置の場合においては、ユーザーが画 を視認する際の角度に応じて、その視認性 低下する場合がある。

 図11は、FFS方式の液晶表示装置において 画素領域に設けられた画素の要部を模式的 示す平面図である。図11においては、TFTアレ イ基板における画素の要部を示している。

 図11に示すように、TFTアレイ基板におい は、画素スイッチング素子31と画素電極62aと データ線S1とゲート線G1とが形成されている この他に、図示を省略しているが、TFTアレ 基板において、画素電極62aに対面するよう 共通電極が設けられている。

 ここで、画素スイッチング素子31は、図11 に示すように、たとえば、ボトムゲート型TFT である。

 また、画素電極62aは、図11に示すように 画素領域を区画するx方向とy方向とによって 規定されるxy面において、櫛歯形状に形成さ ている。具体的には、図11に示すように、 素電極62aは、基幹部62akと、枝部62aeとを有し 、基幹部62akがx方向に延在しており、複数の 部62aeがy方向に延在している。そして、画 電極62aは、画素スイッチング素子31のドレイ ン電極に電気的に接続されている。

 また、データ線S1は、図11に示すように、 y方向に延在しており、画素スイッチング素 31のソース電極に電気的に接続されている。

 また、ゲート線G1は、図11に示すように、 x方向に延在しており、画素スイッチング素 31のゲート電極に電気的に接続されている。

 そして、図11に示すように、画素電極62a 枝部62aeおよびデータ線S1が画素領域PAにおい て延在する方向に対して、所定角度θ(たとえ ば、5°)で傾斜する方向をラビング方向RHとし てラビング処理を実施することで、液晶層が 配向処理されている。

 上記したように、FFS方式のような横電界 式の場合においては、画素電極62aが櫛歯形 であり、その複数の枝部62aeがy方向に延在 ている。このため、液晶パネルにおいて光 透過される透過軸は、枝部62aeが延在する方 に依存して決定されるので、矩形形状の画 領域がランドスケープの状態にされた際に 、たとえば、その画素領域の長尺方向に、 の透過軸が沿うことになり、一方で、この 素領域がポートレートの状態にされた際に 、たとえば、矩形形状の画面の短尺方向に その透過軸が沿うことになる。

 偏光サングラスは、x方向またはy方向に 過軸が沿った偏光要素を含み、ユーザーは その偏光要素を介して、画像を視認する。

 このため、ランドスケープとポートレー とのいずれかの状態にした際には、液晶パ ルの透過軸と偏光サングラスの透過軸とが きく相違する場合があるので、その表示さ る画像を、ユーザーが視認することが困難 なる場合がある。

 したがって、上記したように、ユーザー 画面を視認する際の角度に応じて、その視 性が低下する場合がある。

 この不具合を解消するために、位相差板 液晶パネルの面に配置する方法がある。し し、この場合、製造コストが上昇すると共 、その位相差板によって光が吸収され、光 過率が全体で低下するために、画像品質が 下する場合がある。

 また、液晶パネルの透過軸を矩形形状の 面の辺に対して傾斜させることで、偏光サ グラスにおける視認性を向上させることが きる。たとえば、上述の櫛歯電極にて枝部 延在する方向の角度を、画面の辺に対して4 5°の角度で傾斜させる。しかし、櫛歯電極の 枝部を傾斜させた際には、光が透過しないド メインが増加し、光透過率が減少する場合が あり、画像品質が低下する場合がある。

 また、x方向とy方向とのそれぞれに画素 配置されている画素領域において、たとえ 、液晶パネルの透過軸をy方向に対して傾斜 せるために、そのy方向に対して傾斜する方 向に並ぶ画素に接続するように、データ配線 を接続した場合には、線順次方式にて表示さ せるように生成された走査信号およびデータ 信号を、そのまま、使用できず、別途、変換 する信号処理を実施することが必要となる。 このため、製造コストアップや、その信号処 理による遅延などによって、画像品質が低下 するなどの不具合が生ずる場合があり、視認 性が低下する。

 このように、上記のような不具合の発生 ため、視認性を向上させることが困難な場 があった。

 したがって、本発明は、視認性を向上可 な液晶表示装置を提供する。

 本発明は、液晶パネルにて複数の画素が 1の方向と当該第1の方向に直交する第2の方 とのそれぞれにマトリクス状に設けられた 素領域において、画素電極と共通電極とが 晶層に横電界を印加し、当該液晶層と偏光 とを介して出射される光によって、前記画 領域において画像が表示される液晶表示装 であって、前記液晶パネルは、前記複数の 素にて前記第2の方向に並ぶ複数の画素を区 画するように複数が第2の方向に間隔を隔て 設けられている第1の配線と、前記複数の画 にて前記第1の方向に並ぶ複数の画素を区画 するように複数が第1の方向に間隔を隔てて けられている第2の配線とを有し、前記第2の 配線は、前記画素領域において前記第1の方 および前記第2の方向と異なる方向であって 前記第2の方向に対して傾斜する方向に延在 している傾斜部を含み、前記画素電極は、前 記第1の方向に延在する基幹部と、前記基幹 に接続されており、前記画素領域において 記第1の方向および前記第2の方向と異なる方 向であって、前記第2の方向に対して傾斜す 方向に延在している枝部とを含み、当該枝 が前記第1の方向において間隔を隔てて複数 けられており、前記液晶層は、前記画素領 において前記第1の方向または前記第2の方 に対して傾斜する方向に液晶分子が配向さ ている。

 好適には、前記画素領域において前記液 層と前記偏光板とを介して出射される光に り表示される画像は、透過軸が前記第1の方 向または前記第2の方向にある偏光素子を介 て、視認される。

 好適には、前記枝部は、前記第2の配線の 傾斜部が延在する方向に沿って延在している 。

 好適には、前記第2の配線の傾斜部と前記 枝部とのそれぞれは、前記画素領域において 前記第2の方向に対して、2°以上であって45° 下の角度範囲にて傾斜した方向に延在して る。

 好適には、前記第2の配線の傾斜部と前記 枝部とのそれぞれは、前記画素領域において 前記第2の方向に対して、45°の角度で傾斜し 方向に延在している。

 好適には、前記第2の配線は、前記画素領 域において隣接する他の画素に対応するよう に設けられた他の第2の配線から間隔を隔て ように、前記第1の方向と前記第2の方向とに 階段状に屈折した屈折部を含む。

 好適には、前記第2の配線の傾斜部は、前 記第1の方向および前記第2の方向と異なる第3 の方向に延在する第1傾斜部と、前記第1の方 ,前記第2の方向および前記第3の方向のそれ れに対して異なる第4の方向に延在する第2 斜部とを含み、当該第1傾斜部と当該第2傾斜 部とのそれぞれが、前記画素領域の一画素に 対応するように形成されている。

 好適には、前記第2の配線の傾斜部は、前 記第1の方向および前記第2の方向と異なる第3 の方向に延在する第1傾斜部と、前記第1の方 ,前記第2の方向および前記第3の方向のそれ れに対して異なる第4の方向に延在する第2 斜部とを含み、当該第1傾斜部と当該第2傾斜 部とのそれぞれは、前記画素領域において前 記第2の方向に並ぶ複数の画素にて交互に配 されている。

 本発明においては、画素電極の枝部と第2 の配線の傾斜部とのそれぞれを、画素領域に おいて第1の方向および第2の方向と異なる方 であって、第2の方向に対して傾斜する方向 に延在させる。また、液晶層を、画素領域に おいて第1の方向および第2の方向と異なる方 であって、第2の方向に対して傾斜する方向 に配向させる。

 本発明によれば、視認性を向上可能な液 表示装置を提供することができる。

図1は、本発明にかかる実施形態1にお て、液晶表示装置100の構成を示す断面図で る。 図2は、本発明にかかる実施形態1にお て、液晶パネル200を示す平面図である。 図3は、本発明にかかる実施形態1にお て、液晶パネル200における画素領域PAに設け られた画素Pの要部を模式的に示す断面図で る。 図4は、本発明にかかる実施形態1にお て、画素領域PAに設けられた画素Pにおける ブ画素の平面図である。 図5は、本発明にかかる実施形態1にお て、画素スイッチング素子31を示す断面図で ある。 図6は、本発明にかかる実施形態1にお て、対向基板202の要部を示す平面図である 図7は、本発明にかかる実施形態2にお て、画素領域PAに設けられた画素PにおけるTF Tアレイ基板201の要部を模式的に示す平面図 ある。 図8は、本発明にかかる実施形態2にお て、屈折部S1pを設けずに、データ線S1を形成 した場合にて、画素領域PAに設けられた画素P におけるTFTアレイ基板201の要部を模式的に示 す平面図である。 図9は、本発明にかかる実施形態3にお て、画素領域PAに設けられた画素PにおけるTF Tアレイ基板201の要部を模式的に示す平面図 ある。 図10は、本発明にかかる実施形態4にお いて、画素領域PAに設けられた画素Pにおける TFTアレイ基板201の要部を模式的に示す平面図 である。 図11は、FFS方式の液晶表示装置におい 、画素領域に設けられた画素の要部を模式 に示す平面図である。

 本発明にかかる実施形態の一例について 明する。

<実施形態1>
(液晶表示装置の構成)
 図1は、本発明にかかる実施形態1において 液晶表示装置100の構成を示す断面図である

 本実施形態の液晶表示装置100は、図1に示 すように、液晶パネル200と、バックライト300 とを有する。各部について順次説明する。

 液晶パネル200は、アクティブマトリクス 式であり、図1に示すように、TFTアレイ基板 201と対向基板202とが、互いに間隔を隔てるよ う対面している。そして、そのTFTアレイ基板 201と対向基板202との間に挟まれるように、液 晶層203が設けられている。

 そして、液晶パネル200は、図1に示すよう に、TFTアレイ基板201の側に位置するようにバ ックライト300が配置されており、TFTアレイ基 板201において対向基板202に対面している面と は反対側の面に、バックライト300から出射さ れた照明光Rが照射される。そして、詳細に いては後述するが、液晶パネル200は、複数 画素(図示無し)が配置され、画像を表示する 画素領域PAを含み、その液晶パネル200の背面 に設置されたバックライト300が出射した照 光Rを、第1の偏光板206を介して背面から受 、その背面から受けた照明光Rを、その画素 域PAにおいて変調する。ここでは、TFTアレ 基板201において画素に対応するように、TFT( 示無し)が画素スイッチング素子として設け られており、その画素スイッチング素子(図 無し)が画素をスイッチング制御することに って、背面から受けた照明光Rを変調する。 そして、その変調された照明光Rが、第2の偏 板207を介して、正面側に出射し、画素領域P Aにおいて画像が表示される。つまり、本実 形態の液晶パネル200は、透過型であって、 とえば、液晶パネル200の正面の側において ラー画像を表示する。

 本実施形態においては、液晶表示装置100 、たとえば、ノーマリ・ブラック方式であ 、液晶パネル200において液晶層203に電圧を えない時に光透過率が低下して黒表示が実 され、一方で、液晶層203に電圧を加えた時 光透過率が上がるように、第1の偏光板206や 第2の偏光板207などの各部が配置されている 具体的には、液晶層203に電圧を加えない時 第2の偏光板207にて光が遮光されて黒表示が 施され、一方で、液晶層203に電圧を加えた に第2の偏光板207から光が透過するように、 各部の透過軸が配置されている。

 また、本実施形態においては、液晶表示 置100は、携帯可能なモバイル機器に搭載さ 、上記のように、画素領域PAにおいて液晶 203と第2の偏光板207とを介して出射される光 より表示される画像は、ランドスケープ(横 長)またはポートレート(縦長)にされた状態に おいて、透過軸がx方向またはy方向にある偏 素子を含む偏光サングラスを装着したユー ーによって、その偏光素子を介して、視認 れる。

 バックライト300は、図1に示すように、液 晶パネル200の背面に対面しており、その液晶 パネル200の画素領域PAに照明光Rを出射する。

 具体的には、バックライト300は、液晶パ ル200を構成するTFTアレイ基板201と対向基板2 02とにおいて、TFTアレイ基板201の側に位置す ように配置されている。そして、TFTアレイ 板201において対向基板202に対面している面 対して反対側の面に、照明光Rを照射する。 ここでは、たとえば、白色光を照明光Rとし 照明する。つまり、バックライト300は、TFT レイ基板201の側から対向基板202の側へ向か ように照明光Rを照明する。

(液晶パネルの構成)
 液晶パネル200の全体構成について説明する

 図2は、本発明にかかる実施形態1におい 、液晶パネル200を示す平面図である。

 液晶パネル200は、図2に示すように、画素 領域PAと、周辺領域CAとを有する。

 液晶パネル200において画素領域PAには、 2に示すように、複数の画素Pが面に沿って配 置されている。具体的には、画素領域PAにお ては、複数の画素Pが、x方向と、このx方向 対して垂直なy方向とのそれぞれに、マトリ クス状に並ぶように配置されており、たとえ ば、線順次方式にて、画素Pが駆動され、画 が表示される。

 液晶パネル200において周辺領域CAは、図2 示すように、画素領域PAの周辺を囲うよう 位置している。この周辺領域CAにおいては、 図2に示すように、垂直駆動回路11と、水平駆 動回路12とが形成されている。たとえば、垂 駆動回路11と水平駆動回路12とのそれぞれは 、上記の画素スイッチング素子と同様にして 形成された半導体素子によって、この各回路 が構成されている。この垂直駆動回路11と水 駆動回路12とのそれぞれは、画素領域PAに設 けられた複数の画素Pを、たとえば、線順次 式にて駆動し、画像表示を実行する。

(液晶パネルの画素領域の構成)
 図3は、本発明にかかる実施形態1において 液晶パネル200における画素領域PAに設けられ た画素Pの要部を模式的に示す断面図である

 図3に示すように、液晶パネル200は、TFTア レイ基板201と、対向基板202と、液晶層203とを 有する。この液晶パネル200においては、図3 示すように、TFTアレイ基板201と対向基板202 が間隔を隔てられて貼り合わされており、 のTFTアレイ基板201と対向基板202との間の間 に、液晶層203が設けられている。たとえば TFTアレイ基板201と対向基板202との間にスペ サ(図示無し)を介在させて、間隔を設けて対 面させ、シール材(図示無し)を用いて貼り合 されている。そして、本実施形態において 、液晶パネル200は、FFS方式の表示モードに 応するように構成されている。

 この液晶パネル200において、TFTアレイ基 201は、光を透過する絶縁体の基板であり、 とえば、ガラスにより形成されている。そ て、TFTアレイ基板201において、対向基板202 対面する側の面には、図3に示すように、画 素電極62aと、共通電極62bと、データ線S1とが 成されている。

 また、液晶パネル200において、対向基板2 02は、TFTアレイ基板201と同様に、光を透過す 絶縁体の基板であり、たとえば、ガラスに り形成されている。そして、対向基板202は 図3に示すように、TFTアレイ基板201に対して 間隔を隔てるよう対面している。そして、対 向基板202において、TFTアレイ基板201に対面す る側の面には、図3に示すように、カラーフ ルタ層21が形成されている。ここでは、カラ ーフィルタ層21は、赤フィルタ層21Rと緑フィ タ層21Gと青フィルタ層21Bとを含み、赤と緑 青との3原色を1組として構成されている。

 上記の液晶パネル200を構成するTFTアレイ 板201の詳細について説明する。

 図4は、本発明にかかる実施形態1におい 、画素領域PAに設けられた画素PにおけるTFT レイ基板201の要部を模式的に示す平面図で る。

 図4においては、凡例に示すように、各部 材を構成する材料に応じて異なったハッチン グを付している。なお、図4においては、図3 示した画素Pにおいて赤フィルタ層21Rに対応 するサブ画素について示しているが、その他 の緑フィルタ層21Gと青フィルタ層21Bとに対応 するサブ画素のそれぞれにおいても、この赤 フィルタ層21Rに対応するサブ画素の場合と同 様に各部材が形成されている。

 図4に示すように、TFTアレイ基板201におい ては、図3に示した画素電極62aと共通電極62b データ線S1との各部材の他に、画素スイッチ ング素子31と、ゲート線G1とが形成されてい 。この画素スイッチング素子31と、ゲート線 G1とのそれぞれは、TFTアレイ基板201において 対向基板202に対面する側の面に形成されて る。

 TFTアレイ基板201に設けられた各部につい 順次説明する。

 TFTアレイ基板201において、画素スイッチ グ素子31は、図3においては示していないが TFTアレイ基板201において対向基板202に対面 る側の面に形成されており、層間絶縁膜60a 被覆されている。

 図5は、本発明にかかる実施形態1におい 、画素スイッチング素子31を示す断面図であ る。

 図5に示すように、画素スイッチング素子 31は、ゲート電極45と、ゲート絶縁膜46gと、 導体層48とを含み、LDD(Lightly Doped Drain)構造 ボトムゲート型TFTとして形成されている。

 具体的には、画素スイッチング素子31に いて、ゲート電極45は、図5に示すように、TF Tアレイ基板201の面において、ゲート絶縁膜46 gを介して、半導体層48のチャネル領域48Cに対 面するように設けられている。ここでは、ゲ ート電極45は、図4に示すように、たとえば、 モリブデンなどの金属材料を用いて形成され ている。

 また、画素スイッチング素子31において ゲート絶縁膜46gは、図5に示すように、ゲー 電極45を被覆するように形成されている。 こでは、ゲート絶縁膜46gは、シリコン酸化 、シリコン窒化膜などの絶縁材料を用いて 成されている。

 また、画素スイッチング素子31において 半導体層48は、図5に示すように、ゲート電 45に対応するようにチャネル領域48Cが形成さ れると共に、そのチャネル領域48Cを挟むよう に一対のソース・ドレイン領域48A,48Bが形成 れている。この一対のソース・ドレイン領 48A,48Bは、チャネル領域48Cを挟むように一対 低濃度不純物領域48AL,48BLが形成され、さら 、その低濃度不純物領域48AL,48BLよりも不純 の濃度が高い一対の高濃度不純物領域48AH,48 BHが、その一対の低濃度不純物領域48AL,48BLを むように形成されている。ここでは、半導 層48は、図4に示すように、たとえば、ポリ リコンなどの半導体材料を用いて形成され おり、ゲート線G1が延在するx方向に対して 直な方向に、チャネル領域48Cを挟んで一対 ソース・ドレイン領域48A,48Bのそれぞれが並 ぶように設けられている。

 そして、画素スイッチング素子31におい 、ソース電極53は、図5に示すように、一方 ソース・ドレイン領域48Aに電気的に接続す ように設けられており、ドレイン電極54は、 他方のソース・ドレイン領域48Aに電気的に接 続するように設けられている。そして、図4 示すように、ソース電極53は、データ線S1に ンタクト(図示なし)を介して接続されてお 、ドレイン電極54は、画素電極62aにコンタク ト(図示なし)を介して接続されている。ここ は、ソース電極53とドレイン電極54とのそれ ぞれは、アルミニウムなどの導電材料を用い て形成されている。

 TFTアレイ基板201において、画素電極62aは 図3に示すように、TFTアレイ基板201において 対向基板202に対面する面の側に形成されてい る。

 ここでは、画素電極62aは、図3に示すよう に、TFTアレイ基板201において共通電極62bを被 覆するように絶縁材料で形成された絶縁膜60c の上に設けられている。たとえば、シリコン 窒化膜として形成された絶縁膜60c上に設けら れている。この画素電極62aは、図3に示すよ に、カラーフィルタ層21を構成する赤フィル タ層21Rと緑フィルタ層21Gと青フィルタ層21Bと のそれぞれに対応するように設けられている 。画素電極62は、いわゆる透明電極であって たとえば、ITOを用いて形成されている。

 また、図4に示すように、画素電極62aは、 画素スイッチング素子31のドレイン電極54に 気的に接続されている。そして、画素電極62 aは、画素スイッチング素子31から映像信号と して供給される電位によって、共通電極62bと の間において、横電界を生じさせ、液晶層203 に電圧を印加する。

 本実施形態においては、液晶パネル200がF FS方式であるので、画素電極62aは、図4に示す ように、TFTアレイ基板201において対向基板202 に対面するxy面の方向においては、櫛歯形状 形成されている。

 具体的には、図4に示すように、画素電極 62aは、基幹部62akと、枝部62aeとを有する。

 画素電極62aにおいて、基幹部62akは、図4 示すように、x方向に延在している。ここで 、図4に示すように、x方向に延在するゲー 線G1が、y方向において間隔を隔てて並ぶ複 設けられており、そのy方向に並ぶ複数のゲ ト線G1の間において、2本の基幹部62akが設け られている。

 そして、画素電極62aにおいて、枝部62aeは 、図4に示すように、基幹部62akに接続されて り、x方向およびy方向と異なる方向であっ 、y方向に対して傾斜する方向に延在してい 。この枝部62aeは、図4に示すように、x方向 おいて、複数が間隔を隔てて並ぶように配 されており、その複数のそれぞれは、一端 が基幹部62akに接続され、互いに平行になる ように延在している。本実施形態においては 、図4に示すように、x方向およびy方向と異な る方向であって、y方向に対して傾斜する方 に延在するデータ線S1が、x方向において間 を隔てて並ぶ複数設けられており、そのy方 に並ぶ複数のゲート線G1の間において、た えば、4本の枝部62aeが設けられている。そし て、データ線S1が延在する方向に沿って延在 るように、枝部62aeが形成されている。ここ では、枝部62aeは、y方向に対して、2°以上で って45°以下の角度範囲において傾斜した方 向に延在することが好ましく、本実施形態に おいては、たとえば、20°の角度で傾斜させ いる。

 TFTアレイ基板201において、共通電極62bは 図3に示すように、TFTアレイ基板201において 対向基板202に対面する面の側に形成されてい る。ここでは、共通電極62bは、TFTアレイ基板 201に形成された平坦化膜60bの上に設けられて いる。たとえば、アクリル樹脂などの有機化 合物によって形成された平坦化膜60b上に設け られている。共通電極62bは、いわゆる透明電 極であって、たとえば、ITOを用いて形成され ている。共通電極62bは、複数の画素Pに対応 るように複数設けられた画素電極62aのそれ れに、絶縁膜60cを介して対面している。本 施形態においては、液晶パネル200がFFS方式 あるので、共通電極62bは、TFTアレイ基板201 おいて対向基板202に対面するxy面の方向にお いて、画素領域PAの全面を被覆するように、 タ状に形成されている。

 TFTアレイ基板201において、データ線S1は 図3に示すように、TFTアレイ基板201において 向基板202に対面する面の側に形成されてい 。ここでは、データ線S1は、TFTアレイ基板20 1に形成された層間絶縁膜60aの上に設けられ いる。

 このデータ線S1は、図4に示すように、た えば、アルミニウムなどの金属材料を用い 形成されている。そして、データ線S1は、 素スイッチング素子31のソース電極53に電気 に接続されている。

 また、データ線S1は、図4に示すように、 数がx方向において間隔を隔てて設けられて いる。ここでは、データ線S1は、複数の画素P にてx方向に並ぶ複数の画素Pを区画するよう 複数設けられている。

 本実施形態においては、データ線S1は、 4に示すように、傾斜部S1kと、水平部S1xと、 出し部S1hとを含み、複数の画素Pにおいて、 y方向に並ぶ複数の画素Pに対応するように形 されている。

 データ線S1の傾斜部S1kは、図4に示すよう 、画素領域PAにおいてx方向およびy方向と異 なる方向であって、y方向に対して傾斜する 向に延在している。このデータ線S1の傾斜部 S1kは、画素電極62aの枝部62aeと同様に、画素 域PAにおいてy方向に対して、2°以上であっ 45°以下の角度範囲において傾斜した方向に 在していることが好ましく、本実施形態に いては、たとえば、20°の角度で傾斜してい る。

 そして、データ線S1の水平部S1xは、図4に すように、画素領域PAにおいてx方向に延在 ている。具体的には、水平部S1xは、図4に示 すように、傾斜部S1kの上端部に接続しており 、その上端部からx方向の左側へ延在してい 。そして、水平部S1xは、隣接する他の画素P サブ画素に設けられたデータ線S1の傾斜部S1 kの下端部に接続されている。本実施形態に いては、この水平部S1xは、図4に示すように x方向に延在するように設けられたゲート線 G1に対して、オーバーラップするように設け れている。

 そして、データ線S1の引出し部S1hは、図4 示すように、コの字を描くように形成され いる。具体的には、引出し部S1hは、図4に示 すように、画素領域PAにおいて、傾斜部S1kの 端部からy方向の上側に延在された後に、x 向の右側に延在され、その後、y方向の下側 延在されて、画素スイッチング素子31のソ ス電極53に接続されている。

 TFTアレイ基板201において、ゲート線G1は 図3においては図示していないが、図5に示し たゲート電極45と一体になるように、TFTアレ 基板201の面に形成されている。つまり、ゲ ト線G1は、図4に示すように、画素スイッチ グ素子31のゲート電極45に電気的に接続され ており、TFTアレイ基板201において対向基板202 に対面する側の面に形成されており、図3に した層間絶縁膜60aによって被覆されている ここでは、ゲート線G1は、図4に示すように たとえば、モリブデンなどの金属材料を用 て形成されている。このゲート線G1は、図4 示すように、x方向に延在しており、複数の 素Pにてy方向に並ぶ複数の画素Pを区画する うに複数がy方向に間隔を隔てて設けられて いる。そして、この複数のゲート線G1は、図1 に示した垂直駆動回路11に接続されており、 像表示の実施の際においては、順次、走査 号が供給され、各画素スイッチング素子31 オン状態にする。

 上記の液晶パネル200を構成する対向基板2 02の詳細について説明する。

 対向基板202に設けられているカラーフィ タ層21は、図3に示すように、対向基板202に TFTアレイ基板201に対面する側の面に形成さ ている。カラーフィルタ層21は、赤と緑と との3原色を1組として構成されており、赤フ ィルタ層21Rと緑フィルタ層21Gと青フィルタ層 21Bとを含む。たとえば、赤フィルタ層21Rと緑 フィルタ層21Gと青フィルタ層21Bとのそれぞれ は、その色に対応した着色顔料とフォトレジ スト材料とを含む塗布液を、スピンコート法 などのコーティング方法によって塗布して塗 膜を形成後、リソグラフィ技術によって、そ の塗膜をパターン加工し形成される。ここで は、たとえば、ポリイミド樹脂をフォトレジ スト材料として用いる。赤フィルタ層21Rと緑 フィルタ層21Gと青フィルタ層21Bとのそれぞれ は、バックライト300から出射された照明光R 着色されて、TFTアレイ基板201の側から対向 板202の側へ透過するように構成されている 具体的には、赤フィルタ層21Rは、白色の照 光Rを赤色に着色し、緑フィルタ層21Gは、照 光Rを緑色に着色し、青フィルタ層21Bは、照 明光Rを青色に着色して透過するように構成 れている。

 図6は、本発明にかかる実施形態1におい 、対向基板202の要部を示す平面図である。

 図6に示すように、カラーフィルタ層21を 成する赤フィルタ層21Rと緑フィルタ層21Gと フィルタ層21Bとのそれぞれは、x方向に並ぶ ように形成されている。ここでは、各部は、 上述した画素電極62aに対応するように形成さ れており、本実施形態においては、図6に示 ように、画素電極62aの枝部62aeと同様に、y方 向に対して傾斜する方向に延在している。

 上記の液晶パネル200を構成する液晶層203 詳細について説明する。

 液晶パネル200において、液晶層203は、図3 に示すように、TFTアレイ基板201と対向基板202 との間にて挟持されている。

 そして、液晶層203は、TFTアレイ基板201お び対向基板202において、互いに対面する面 それぞれに形成された液晶配向膜(図示なし )によって、配向されている。この液晶層203 、TFTアレイ基板201と対向基板202とが対面す xy面の方向に、液晶分子の長手方向が沿うよ うに、配向処理されている。ここでは、液晶 層203は、ポジ型液晶を用いて構成されている 。

 本実施形態においては、液晶層203は、画 領域PAにおいてx方向およびy方向と異なる方 向であって、y方向に対して傾斜する方向に 晶分子が配向されている。具体的には、液 層203は、画素電極62aの枝部62aeおよびデータ S1の傾斜部S1kが、画素領域PAにおいてy方向 対して傾斜した角度に、たとえば、5°の角 θで更に傾斜するように、液晶分子が配向さ れている。つまり、図4に示すように、画素 極62aの枝部62aeおよびデータ線S1の傾斜部S1k 画素領域PAにおいて延在する方向に対して、 たとえば、5°の角度θで傾斜する方向をラビ グ方向RHとして、ラビング処理を実施する とで、液晶層203は、配向処理されている。 お、画素電極62aの枝部62aeおよびデータ線S1 傾斜部S1kが画素領域PAにおいて延在する方向 に対して傾斜させる角度θは、2°以上であっ 、45°以下の範囲が好ましい。そして、この 液晶層203の配向方向に第1の偏光板206の光透 軸が対応するように、液晶パネル200の光入 側に第1の偏光板206が配置される。そして、 2の偏光板207の光透過軸が、この第1の偏光 206の光透過軸に対して直交するように、液 パネル200の光出射側に第2の偏光板207が配置 れる。

 以上のように、本実施形態においては、 素電極62aの枝部62aeは、画素領域PAにおいてx 方向およびy方向と異なる方向であって、y方 に対して傾斜する方向に延在している。ま 、液晶層203は、同様に、画素領域PAにおい x方向およびy方向と異なる方向であって、y 向に対して傾斜する方向に液晶分子が配向 れている。

 このため、本実施形態において、透過軸 画素領域PAにおけるx方向またはy方向にある 偏光素子を含む偏光サングラスをかけたユー ザーが、その画素領域PAにて表示される画像 、その偏光素子を介して観察する際におい は、ランドスケープとポートレートとのい れかの状態においても、その液晶パネル200 第2の偏光板207とを光が透過する透過軸に対 して、この偏光素子を光が透過する透過軸が 、大きく相違しない。したがって、本実施形 態は、画面に表示される画像を、ユーザーが 視認する視認性が向上する。

 そして、本実施形態においては、画素電 62aの枝部62aeと同様に、データ線S1の傾斜部S 1kについても、画素領域PAにおいてx方向およ y方向と異なる方向であって、y方向に対し 傾斜する方向に延在させている。ここでは 画素電極62aの枝部62aeの傾斜角度と、データ S1の傾斜部S1kの傾斜角度とが一致しており 画素電極62aの枝部62aeと、データ線S1の傾斜 S1kとが同じ方向に沿って延在している。

 このため、本実施形態は、画素領域PAに いて、光が透過しないドメインが発生する とを抑制可能であるので、光透過率を向上 せることができ、画像品質を向上させるこ ができる。

 特に、本実施形態においては、データ線S 1の傾斜部S1kと、画素電極62aの枝部62aeとのそ ぞれを、画素領域PAにおいてy方向に対して 2°以上であって45°以下の角度範囲において 傾斜した方向に延在させている。2°未満の場 合には、効果を十分に奏することができない 場合があり、45°を超える場合には、光透過 が低下する場合がある。このため、液晶パ ル200と第2の偏光板207とを光が透過する透過 に対して、この偏光素子にて光が透過する 過軸が、大きく相違しないので、より好適 ある。なお、画素領域PAにおいてy方向に対 て、45°の角度で傾斜した方向に延在させた 場合が、画素領域PAがランドスケープと、ラ ドスケープに対して垂直な方向になるポー レートと中間の位置に透過軸が沿うことに るので、最も好適である。

 また、本実施形態においては、ゲート線G 1は、複数の画素Pにてx方向に並ぶ複数の画素 Pのサブ画素を区画するように複数がx方向に 隔を隔てて設けられている。また、データ S1は、y方向に対して傾斜する方向に並ぶ複 の画素Pに接続するように形成されておらず 、複数の画素Pにてy方向に並ぶ複数の画素Pを 区画するように複数がy方向に間隔を隔てて けられている。

 つまり、画素の重心を保持したまま、画 電極62aの枝部62aeと、データ線S1の傾斜部S1k を、画素領域PAにおいてx方向およびy方向と 異なる方向であって、y方向に対して傾斜さ ている。

 このため、本実施形態は、線順次方式に 表示させるための走査信号およびデータ信 を、別途、変換する信号処理を実施するこ が不要であるので、製造コストのアップを 制し、画像品質の向上を実現できる。

<実施形態2>
 以下より、本発明にかかる実施形態2につい て説明する。

 図7は、本発明にかかる実施形態2におい 、画素領域PAに設けられた画素PにおけるTFT レイ基板201の要部を模式的に示す平面図で る。

 本実施形態は、図7に示すように、実施形 態1に対して、画素電極62aとデータ線S1とが異 なる。この点を除き、本実施形態は、実施形 態1と同様である。このため、重複する個所 ついては、説明を省略する。

 本実施形態の画素電極62aにおいては、図7 に示すように、枝部62aeが、y方向に対して、 施形態1の場合よりも、大きな角度で傾斜す るように形成されている。たとえば、30°の 度で傾斜している。

 また、本実施形態のデータ線S1において 、図7に示すように、傾斜部S1kと、水平部S1x 、引出し部S1hとの他に、屈折部S1pを含む。

 データ線S1の傾斜部S1kは、図7に示すよう 、実施形態1と同様に形成されているが、本 実施形態においては、枝部62aeと同様に、画 領域PAにおいてy方向に対して、30°の角度で 斜している。

 そして、データ線S1の水平部S1xおよびデ タ線S1の引出し部S1hは、図7に示すように、 施形態1と同様に、形成されている。

 そして、データ線S1の屈折部S1pは、図7に すように、画素領域PAにおいて隣接する画 Pのサブ画素に対応するように設けられた他 データ線S1から間隔を隔てるように、x方向 y方向とに階段状に屈折している。具体的に は、屈折部S1pは、図7に示すように、画素領 PAにおいて、水平部S1xの左側の端部からy方 の上側に延在され、その点からx方向の左側 延在されており、隣接する他の画素Pに設け られたデータ線S1の傾斜部S1kの下端部に接続 れている。

 図8は、本発明にかかる実施形態2におい 、屈折部S1pを設けずに、データ線S1を形成し た場合にて、画素領域PAに設けられた画素Pに おけるTFTアレイ基板201の要部を模式的に示す 平面図である。

 本実施形態のように、画素電極62aの枝部6 2aeを、y方向に対して大きな角度で傾斜させ 場合において、屈折部S1pを設けずに、デー 線S1を形成した場合には、画素領域PAにおい 隣接する画素Pのサブ画素に対応するように 設けられた他のデータ線S1に接触しやすくな 。この場合には、誤動作などが生じ、画像 質が低下する場合がある。

 このため、本実施形態においては、図7に 示したように、データ線S1について、屈折部S 1pを含むように形成している。

 したがって、本実施形態においては、デ タ線S1の傾斜部S1kと、画素電極62aの枝部62ae のそれぞれを、画素領域PAにおいてy方向に して、45°の角度に近い角度に傾斜させるこ とが可能である。そして、この傾斜角度の制 限が無くなるので、さらに、視認性を向上さ せることができると共に、他のデータ線S1に 触することを容易に防止可能であるので、 像品質が低下する不具合の発生を防止する とができる。

<実施形態3>
 以下より、本発明にかかる実施形態3につい て説明する。

 図9は、本発明にかかる実施形態3におい 、画素領域PAに設けられた画素PにおけるTFT レイ基板201の要部を模式的に示す平面図で る。

 本実施形態は、図9に示すように、実施形 態1に対して、画素電極62aとデータ線S1とが異 なる。この点を除き、本実施形態は、実施形 態1と同様である。このため、重複する個所 ついては、説明を省略する。

 本実施形態のデータ線S1においては、図9 示すように、傾斜部S1kは、第1傾斜部S1kaと 第2傾斜部S1kbとを含む。

 ここでは、第1傾斜部S1kaは、図9に示すよ に、画素領域PAにおいてx方向およびy方向と 異なる方向であって、y方向に対して傾斜す 方向に延在している。この第1傾斜部S1kaは、 画素Pの下端部分から中央部分まで、延在し いる。そして、この第1傾斜部S1kaは、画素領 域PAにおいてy方向に対して、2°以上であって 45°以下の角度範囲において傾斜した方向に 在していることが好ましく、本実施形態に いては、たとえば、25°の角度で傾斜してい 。

 また、第2傾斜部S1kbは、図9に示すように 画素領域PAにおいてx方向およびy方向と異な る方向であると共に、上記の第1傾斜部S1kaが 在する延在方向と異なる方向に延在してい 。この第2傾斜部S1kbは、画素Pの中央部分か 上端部分まで、延在している。この第2傾斜 部S1kaは、画素領域PAにおいてy方向に対して 2°以上であって45°以下の角度範囲において 斜した方向に延在していることが好ましく 本実施形態においては、たとえば、15°の角 度で傾斜している。

 そして、本実施形態の画素電極62aにおい は、枝部62aeは、図9に示すように、傾斜部S1 kの第1傾斜部S1kaと第2傾斜部S1kbとが延在する 向に沿うように形成されている。つまり、 部62aeは、画素Pの下端部分から中央部分ま の間においては、第1傾斜部S1kaと同様に、y 向に対して、たとえば、25°の角度で傾斜し いる。そして、枝部62aeは、画素Pの中央部 から上端部分までの間においては、第2傾斜 S1kbと同様に、y方向に対して、たとえば、15 °の角度で傾斜している。

 また、本実施形態においては、図9に示す ように、第1傾斜部S1kaの延在方向と、第2傾斜 部S1kbの延在方向とに対して、たとえば、絶 値が5°の角度で傾斜する方向をラビング方 としてラビング処理が実施され、液晶層203 配向処理されている。つまり、第1傾斜部S1ka の延在方向とラビング方向との間の角度θ1、 および、第2傾斜部S1kbの延在方向とラビング 向との間の角度θ2のそれぞれが、互いに同 角度になるように(つまり、θ1=θ2)、ラビン 処理を実施することによって、液晶層203に いて配向処理している。

 このように各部を設けることによって、 実施形態においては、液晶パネル200がデュ ルドメイン構造になるように形成されてい 。

 以上のように、本実施形態の液晶パネル2 00は、画素P内に2つのドメインを含むデュア ドメイン構造であって、データ線S1において 傾斜部S1kは、互いにy方向に対して傾斜する 度が異なる第1傾斜部S1kaと第2傾斜部S1kbとを み、第1傾斜部S1kaと第2傾斜部S1kbとのそれぞ れが、画素領域PAの一の画素Pに対応するよう に設けられている。そして、画素電極62aの枝 部62aeは、この第1傾斜部S1kaと第2傾斜部S1kbと 延在する方向に沿うように、形成されてい 。

 このため、本実施形態は、実施形態1と同 様に、画素領域PAにおいて、光が透過しない メインが発生することを抑制可能であるの 、光透過率を向上させることができ、画像 質を向上させることができる。

<実施形態4>
 以下より、本発明にかかる実施形態4につい て説明する。

 図10は、本発明にかかる実施形態4におい 、画素領域PAに設けられた画素PにおけるTFT レイ基板201の要部を模式的に示す平面図で る。図10においては、y方向に並ぶ画素Pにお いて、偶数行と奇数行とに設けられた2つの 素Pについて示している。

 本実施形態は、図10に示すように、実施 態1に対して、画素電極62aとデータ線S1とが なる。この点を除き、本実施形態は、実施 態1と同様である。このため、重複する個所 ついては、説明を省略する。

 本実施形態のデータ線S1においては、図10 に示すように、データ線S1の傾斜部S1kは、第1 傾斜部S1kaと、第2傾斜部S1kbとを含む。

 ここでは、第1傾斜部S1kaは、図10に示すよ うに、y方向に並ぶ画素Pにおいて、偶数行と 数行との一方に設けられている。たとえば 奇数行に対応するように設けられている。 して、第1傾斜部S1kaは、画素領域PAにおいて x方向およびy方向と異なる方向であって、y方 向に対して傾斜する方向に延在している。こ の第1傾斜部S1kaは、たとえば、奇数行の画素P の下端部分から上端部分まで延在している。 そして、この第1傾斜部S1kaは、画素領域PAに いて、y方向に対して、2°以上であって45°以 下の角度範囲において傾斜した方向に延在し ていることが好ましく、本実施形態において は、たとえば、25°の角度で傾斜している。

 また、第2傾斜部S2kbは、図10に示すように 、y方向に並ぶ画素Pにおいて、偶数行と奇数 との一方に設けられている。たとえば、第1 傾斜部S1kaが奇数行に対応するように設けら ている場合には、第2傾斜部S2kbは、偶数行の 画素Pに対応するように設けられている。そ て、第2傾斜部S1kbは、画素領域PAにおいてx方 向およびy方向と異なる方向であると共に、 記の第1傾斜部S1kaが延在する延在方向と異な る方向に延在している。この第2傾斜部S1kbは たとえば、偶数行の画素Pの下端部分から上 端部分まで延在している。そして、この第2 斜部S1kbは、画素領域PAにおいて、y方向に対 て、2°以上であって45°以下の角度範囲にお いて傾斜した方向に延在していることが好ま しく、本実施形態においては、たとえば、15 の角度で傾斜している。

 そして、本実施形態の画素電極62aにおい は、枝部62aeは、図10に示すように、傾斜部S 1kの第1傾斜部S1kaと第2傾斜部S1kbとのそれぞれ が延在する方向に沿うように形成されている 。つまり、枝部62aeは、y方向に並ぶ複数の画 Pにて奇数行に対応する画素Pにおいては、 1傾斜部S1kaと同様に、y方向に対して、たと ば、25°の角度で傾斜している。また、枝部6 2aeは、y方向に並ぶ複数の画素Pにて偶数行に 応する画素Pにおいては、第2傾斜部S1kbと同 に、y方向に対して、たとえば、15°の角度 傾斜している。

 また、本実施形態においては、図10に示 ように、第1傾斜部S1kaの延在方向と、第2傾 部S1kbの延在方向とに対して、たとえば、絶 値が5°の角度で傾斜する方向にラビング処 が実施され、液晶層203が配向処理されてい 。つまり、第1傾斜部S1kaの延在方向とラビ グ方向との間の角度θ1、および、第2傾斜部S 1kbの延在方向とラビング方向との間の角度θ2 のそれぞれが、互いに同じ角度になるように (つまり、θ1=θ2)、ラビング処理を実施するこ とによって、液晶層203について配向処理して いる。

 このように各部を設けることによって、 実施形態においては、液晶パネル200が擬似 ュアルドメイン構造になるように形成され いる。

 以上のように、本実施形態の液晶パネル2 00は、隣接する2つの画素Pの間においてドメ ンが異なるように形成された擬似デュアル メイン構造であって、データ線S1において傾 斜部S1kは、互いにy方向に対して傾斜する角 が異なる第1傾斜部S1kaと第2傾斜部S1kbとを含 。そして、第1傾斜部S1kaと第2傾斜部S1kbとの それぞれが、画素領域PAにてy方向に並ぶ複数 の画素Pにおいて、交互に並ぶように配置さ ている。そして、画素電極62aの枝部62aeは、 の第1傾斜部S1kaと第2傾斜部S1kbとが延在する 方向に沿うように、形成されている。

 このため、本実施形態は、実施形態1と同 様に、画素領域PAにおいて、光が透過しない メインが発生することを抑制可能であるの 、光透過率を向上させることができ、画像 質を向上させることができる。

 本発明の実施に際しては、上記した実施 形態に限定されるものではなく、種々の変 形態を採用することができる。

 たとえば、上記の実施形態においては、 ート線G1をx方向に沿うように形成し、デー 線S1をy方向に沿うように形成せずに、傾斜 せて形成する場合について説明したが、こ に限定されない。たとえば、ゲート線G1をx 向に沿うように形成せずに、傾斜させて形 し、データ線S1をy方向に沿うように形成す 場合においても、同様な効果を得ることが きる。また、たとえば、ゲート線G1をx方向 対して傾斜させて形成すると共に、データ S1をy方向に対して傾斜するように形成する 合においても、同様な効果を得ることがで る。

 また、たとえば、上記の実施形態におい は、データ線S1の傾斜部S1kが延在する方向 沿うように、画素電極62aの枝部62aeを延在さ て形成する場合について説明した。つまり データ線S1の傾斜部S1kの傾斜角度と、画素 極62aの枝部62aeの傾斜角度とを一致させる場 について説明したが、これに限定されず、 ータ線S1の傾斜角度と、画素電極62aの枝部62 aeの傾斜角度とを一致させなくてもよい。た し、光が透過しないドメインが発生するこ を抑制するため、データ線S1の傾斜部S1kの 斜角度と、画素電極62aの枝部62aeの傾斜角度 を一致させた方が、好適である。さらに、 記の実施形態においては、ポジ型液晶を液 層203に用いた場合にてついて説明したが、 れに限定されず、ネガ型液晶を用いて構成 ても良い。この場合においては、配向軸を9 0°反転させることで適用可能である。たとえ ば、図4においては、x方向に対して、たとえ 、5°の角度が下方へ傾斜した方向を、配向 向(ラビング方向)にする。

 また、たとえば、本実施形態においては 画素スイッチング素子31を、ボトムゲート の薄膜トランジスタとして構成する場合に いて説明したが、これに限定されない。た えば、トップゲート型の薄膜トランジスタ 用いて構成しても良い。

 また、上記の実施形態においては、FFS方 に適用する場合について説明したが、これ 限定されない。たとえば、IPS(In-Plane-Swiching) 方式などに適用可能である。

 また、本実施形態の液晶表示装置100は、 まざまな電子機器の部品として適用するこ ができる。たとえば、デジタルスチルカメ 、ビデオカメラなどの電子機器において適 可能である。

 なお、上記の実施形態において、液晶表 装置100は、本発明の表示装置に相当する。 た、上記の実施形態において、液晶パネル2 00は、本発明の表示パネルに相当する。また 上記の実施形態において、液晶層203は、本 明の液晶層に相当する。また、上記の実施 態において、画素電極62aは、本発明の画素 極に相当する。また、上記の実施形態にお て、基幹部62akは、本発明の基幹部に相当す る。また、上記の実施形態において、枝部62a eは、本発明の枝部に相当する。また、上記 実施形態において、共通電極62bは、本発明 共通電極に相当する。また、上記の実施形 において、ゲート線G1は、本発明の第1の配 に相当する。また、上記の実施形態におい 、データ線S1は、本発明の第2の配線に相当 る。また、上記の実施形態において、傾斜 S1kは、本発明の傾斜部に相当する。また、 記の実施形態において、第1傾斜部S1kaは、本 発明の第1傾斜部に相当する。また、上記の 施形態において、第2傾斜部S1kbは、本発明の 第2傾斜部に相当する。また、上記の実施形 において、x方向は、本発明の第1の方向に相 当する。また、上記の実施形態において、y 向は、本発明の第2の方向に相当する。また 上記の実施形態において、画素領域PAは、 発明の画素領域に相当する。また、上記の 施形態において、画素Pは、本発明の画素に 当する。




 
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